特許第6097891号(P6097891)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6097891軽量モップ、及びそれと併用するモップバケツ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6097891
(24)【登録日】2017年2月24日
(45)【発行日】2017年3月15日
(54)【発明の名称】軽量モップ、及びそれと併用するモップバケツ
(51)【国際特許分類】
   A47L 13/256 20060101AFI20170306BHJP
   A47L 13/22 20060101ALI20170306BHJP
   A47L 13/08 20060101ALI20170306BHJP
   A47L 13/60 20060101ALI20170306BHJP
【FI】
   A47L13/256
   A47L13/22
   A47L13/08
   A47L13/60
【請求項の数】10
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-547164(P2016-547164)
(86)(22)【出願日】2015年1月20日
(65)【公表番号】特表2017-503594(P2017-503594A)
(43)【公表日】2017年2月2日
(86)【国際出願番号】CN2015071085
(87)【国際公開番号】WO2015109990
(87)【国際公開日】20150730
【審査請求日】2016年8月1日
(31)【優先権主張番号】201410028151.8
(32)【優先日】2014年1月22日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201420038398.3
(32)【優先日】2014年1月22日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516212773
【氏名又は名称】李 軍
【氏名又は名称原語表記】LI,Jun
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】李 軍
(72)【発明者】
【氏名】李 楠
【審査官】 根本 徳子
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第201675888(CN,U)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0169052(US,A1)
【文献】 実開昭59−55960(JP,U)
【文献】 実開平3−95863(JP,U)
【文献】 実開昭55−111424(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0084531(US,A1)
【文献】 特表2013−528431(JP,A)
【文献】 特開平3−133417(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 13/00−13/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モップハンドル、モッププレート及び袋状モップカバーを含み、弾性の片状の前記モッププレートの上端は挟持構造によりモップハンドルに接続し、前記挟持構造は挟持本体と挟持板で構成される軽量モップであって、前記モップハンドルには方向転換機構が設けられ、前記方向転換機構はスリーブナット、ロックナット及びヒンジ段付き回転軸を含み、前記ロックナットは雄ねじを有し、その上端が円錐台状であり、かついくつかの開口が開設され、その中心には円形孔が設けられ、前記挟持構造の上部の中央にはねじ穴が設けられ、前記ヒンジ段付き回転軸は挟持構造のねじ穴に差し込んで接続し、前記ロックナットはヒンジ段付き回転軸を貫通してから挟持構造のねじ穴に螺合し、前記スリーブナットとロックナットとは螺合し、前記ヒンジ段付き回転軸の上端にはヒンジ平面が設けられ、前記モップハンドルの下端にはヒンジ接続ラグが設けられ、前記ヒンジ段付き回転軸のヒンジ平面はピン軸によりモップハンドル下端のヒンジ接続ラグに差し込んで接続されてモップハンドルのヒンジ機構を構成することを特徴とする軽量モップ。
【請求項2】
前記挟持構造は、主挟持構造と2つのサブ挟持構造を含み、前記主挟持構造の上部の軸方向にはキャビティが設けられ、前記2つのサブ挟持構造をそれぞれ主挟持構造の両側に差し込んで接続しかつ主挟持構造のキャビティに摺動接続し、前記主挟持構造とサブ挟持構造とを差し込んで接続して弾性ロックキャッチや、ピン、ボルトにより固定されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量モップ。
【請求項3】
前記挟持構造の挟持本体の中部には貫通孔が設けられ、挟持構造の前記挟持板の中部には締め付けボルトが設けられ、前記モッププレートは上部が狭くて下部が広い構造であり、その中心には貫通孔が設けられ、前記締め付けボルトはモッププレートと挟持本体との貫通孔を貫通してから、ナットにより締め付けられ、前記挟持板の中部の両側には対称に位置決めボスが設けられ、前記挟持本体の両側には挟持板の位置決めボスに対応する凹溝が設けられ、前記モッププレートにおける、上部が狭くて下部が広い結合部の両側辺には挟持板の位置決めボスに合わせるほぞ接合溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軽量モップ。
【請求項4】
前記挟持構造の挟持本体は、主に、上部挟持本体と下部挟持本体で給水式挟持構造全体を構成し、前記上部挟持本体の内部には貯水キャビティが設けられ、前記上部挟持本体の上部には蓋を有する注水口が設けられ、前記上部挟持本体にはねじスタッド挿入口がさらに設けられ、前記ねじスタッド挿入口には調節スクリューが回し締めされ、前記調節スクリューの下端には円錐状プランジャが設けられ、前記上部挟持本体の底部のねじスタッド挿入口に対応する相対位置には円錐状導流口が設けられ、前記円錐状プランジャと円錐状導流口の接触面とが合わせられ、前記下部挟持本体の中心には立て管が設けられ、立て管の頂部には前記ロックナットにねじ接続する雌ねじが設けられ、前記下部挟持本体の上部には集水溝が設けられ、前記集水溝内の軸方向にいくつかの平行する導流孔路が設けられ、前記導流孔路とモッププレートとは連通していることを特徴とする請求項1に記載の軽量モップ。
【請求項5】
前記モッププレートの前端の中部にはそれに一体になるフラットシャベルが設けられ、前記フラットシャベルの前端には鋸歯、平たい刃または、鋸歯と平たい刃が設けられ、或いは中心にはV形凹溝が設けられ、前記袋状モップカバーの中部のモッププレートの前端のフラットシャベルに対応する位置には、フラットシャベルを露出させることができる開口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軽量モップ。
【請求項6】
バケツ本体と絞りローラー対を含み、絞りローラー対の両端にはU形ペダルとブラシとが接続している請求項1に記載の軽量モップと併用するモップバケツであって、前記絞りローラー対は組合せホルダーによりブラシに接続して水絞り出し・ブラッシング装置全体を構成し、前記組合せホルダー機構は左側バッフル、右側バッフルを含み、前記ブラシと絞りローラー対との軸方向の長さが同じであり、かつ接続スクリューにより一体に固定して接続し、前記組合せホルダーとバケツ本体の両壁とは接続していることを特徴とする請求項1に記載の軽量モップと併用するモップバケツ。
【請求項7】
前記水絞り出し・ブラッシング装置全体はバケツ本体の両壁にピン接続し、水絞り出し・ブラッシング装置全体は上へ90度反転することを特徴とする請求項6に記載の軽量モップと併用するモップバケツ。
【請求項8】
前記水絞り出し・ブラッシング装置全体の左側バッフル、右側バッフルの上部の外側にはバケツ本体の上部の外辺縁の形状にマッチングする逆のU字形凹溝が設けられ、左側バッフル、右側バッフルはバケツ本体の上部に差し込んで接続し、前記左側バッフル、右側バッフルの内側壁にはそれぞれピン収容部が設けられて、前記ブラシの両端にはピン収容部にピン接続する菱形ボスが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の軽量モップと併用するモップバケツ。
【請求項9】
前記ブラシは電気駆動装置に接続し、前記ブラシがローリングブラシ構造を採用し、前記電気駆動装置がモータと伝動機構を含み、前記モータが伝動機構によりローリングブラシに接続し、かつ絞りローラー対と共に電動式水絞り出し・ブラッシング装置全体を構成し、前記電気駆動装置は直流電源を採用して給電し、前記モータがマイクロスイッチにより電池ユニットに接続し、前記電池ユニットが充電器に接続していることを特徴とする請求項6に記載の軽量モップと併用するモップバケツ。
【請求項10】
電動式水絞り出し・ブラッシング装置全体を取り付ける前記バケツ本体には停電予備清水バケツが設けられ、前記停電予備清水バケツは貯水タンクとデッキブラシを含み、前記貯水タンクの上部の形状はバケツ本体の全体形状にマッチングし、貯水タンクはその上開口に沿ってデッキブラシが取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載の軽量モップと併用するモップバケツ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーニングツールに関し、特に、軽量モップ、及びそれと併用するモップバケツに関する。
【背景技術】
【0002】
通常のプレートモップは、片面布締め付け式と両面布被布式のモップという2種に大きく分かれて、それは、床面掃除作業においてワイピング面の作用力が均一であり、あらゆる方向に適用できる等のメリットを有するため幅広く採用されている。それと同時に、該モップは、使用が重く、クリーニング織物の締付けが面倒であり、洗浄しにくいなどの欠点を有する。出願人は、特許番号:ZL201020154630.1において構造が簡単な軽量モップを開示しており、モップハンドルとモッププレートを含み、前記モッププレートは弾性材料から作成する多角形モッププレートであり、前記モッププレートの上端とモップハンドルの下端との間には、差し込み接続機構と、前記モッププレートをある限定角度にモップハンドルに対して前後回動することができる位置制限装置とを設置している。前記モッププレートは、展開と曲げという2つの位置を有し、非作業状態では、前記モップハンドルの中軸線と前記モッププレートの縦断面の中線とは同一直線にある。作業状態では、前記モッププレートは、外力を介して変形し、前記モッププレートの下端と作業面とが平行し、前記モッププレートの上端が円弧面を呈して前記モップハンドルとある角度を呈している。クリーニング織物は一面が開口する袋状を呈してモッププレートにカバーし、面ファスナーや、自在クランプ、ゴムひもにより固定される。それと同時に、本考案は、上記軽量モップと併用するモップバケツをさらに公開しており、該モップバケツを使用して、モップを上下運動又は前後運動するだけでモップ布における汚れをクリーンしかつモップを脱水させることができる。該技術案の差し込み接続構造における逆のU形挟持溝は一体型固定構造であり、プラスチックを基材とする部材は、季節の変化により膨張・収縮を引き起こしやすく、溝壁の上端が破壊し、使用過程においてその寿命及び信頼性はいずれも欠陥が存在することが現れた。ZL201020569481.5には、構成が簡単である軽量モップの新規構成を開示しており、それは、モップハンドルとモッププレートを含み、前記モッププレートは、弾性材料から製造する多角形モッププレートであり、前記モッププレートの上端とモップハンドルの下端との間には、1つの水平重ね接続機構、1つの締め付け接続機構及び1つの差し込み接続機構が設けられている。前記モッププレートは、展開と曲げと2つの位置を有し、非作業状態では、前記モップハンドルの中軸線と前記モッププレートの縦断面の中線とは平行している。作業状態では、前記モッププレートは変形し、前記モッププレートの下端と作業面とが平行し、前記モッププレートの上端が円弧面を呈してモップハンドルとある角度をなす。それと同時に、技術的には、さらに、モッププレートに引張り抵抗の薄膜、柔軟性織物を敷設して、弾性プラスチック、繊維中間層を採用して複合ボードを製造する新規改良を行う。モップバケツに設置される絞りローラーとブラシと合わせて行うプレートモップ作業において、使用者が手でモップ布を取り外しせずに洗浄、脱水の連続的作業の問題を解決することができる。上記専利製品は使用過程においてそれがターニング箇所や、隠れたコーナー、幅が狭いコーナーをモップがけすることができない欠点があるとともに、作業の過程においてモップ布の水分が不足する場合、装置自体で水分を補充することができず、連続作業に影響する。モップがけ過程において、例えば、キッチンにおいてセラミックタイルの表面に付着する、乾燥して堅くなったライスや野菜を処理することは、そのほかのツールを借りる必要がある。それと併用するモップバケツにおいて設置されるブラシは、プレートモップの洗浄問題を解決したが、絞りローラーとブラシとのバケツにおける設置レイアウトは合理的ではなく、かつ絞りと洗浄という2つの部分に分かれた仕切り板は有限の作業空間を占め、それにより、操作、節水、バケツ内の洗浄に不利であると共に、生産、積み重ね及び運送に不利である。上記専利製品は、多くの欠点を有するため商品として普及されることに不適合である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は上記技術の不足を克服して、軽量モップ、及びそれと併用するモップバケツを提供して、隠れたコーナーをターニングしてモップがけする機能を実現し、さらに、比較的狭い作業面と比較的広い作業面に対して快速にモップヘッドを交換することができ、絞りローラーとブラシとを再び設置することにより、モップバケツの作業空間を拡大し、洗浄を容易にする場合共に、モップがけしながら水分を補給して、固くて頑丈な物質をこすり落とすことができる機能を実現することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の目的は下記の技術方法により実現される。モップハンドル、モッププレート及び袋状モップカバーを含み、前記弾性の片状のモッププレートの上端は挟持構造によりモップハンドルに接続し、前記挟持構造は挟持本体と挟持板とからなる軽量モップであって、前記モップハンドルには方向転換機構が設けられており、前記方向転換機構はスリーブナット、ロックナット及びヒンジ段付き回転軸を含み、前記ロックナットは雄ねじを有し、その上端が円錐台状であり、かついくつかの開口を開設し、その中心には円形孔が設けられ、前記挟持構造の上部の中央にはねじ穴が設けられており、前記ヒンジ段付き回転軸は挟持構造のねじ穴に差し込んで接続し、前記ロックナットはヒンジ段付き回転軸を貫通してから挟持構造のねじ穴に螺合し、前記スリーブナットとロックナットとは螺合し、前記ヒンジ段付き回転軸の上端にはヒンジ平面が設けられ、前記モップハンドルの下端にはヒンジ接続ラグが設けられており、前記ヒンジ段付き回転軸のヒンジ平面はピン軸によりモップハンドルの下端のヒンジ接続ラグに差し込んで接続することによりモップハンドルのヒンジ機構を構成することを特徴とする。
【0005】
前記挟持構造は主挟持構造と2つのサブ挟持構造を含み、前記主挟持構造の上部が軸方向にキャビティが設けられており、前記2つのサブ挟持構造はそれぞれ主挟持構造の両側に差し込んで接続して主挟持構造のキャビティに摺動接続し、前記主挟持構造とサブ挟持構造とは差し込んで接続してから弾性ロックキャッチや、ピン、ボルトにより固定される。
【0006】
前記挟持構造の挟持本体の中部には貫通孔が設けられ、挟持構造の前記挟持板の中部には締め付けボルトが設けられている。前記モッププレートは上部が狭くて下部が広い構造であり、その中心には貫通孔が設けられ、前記締め付けボルトはモッププレートと挟持本体の貫通孔を貫通してから、ナットにより締め付けられる。前記挟持板の中部の両側には対称に位置決めボスが設けられ、前記挟持本体の両側には挟持板の位置決めボスに対応する凹溝が設けられ、前記モッププレートにおける、上部が狭くて下部が広い結合部の両側辺には挟持板の位置決めボスに合わせるほぞ接合溝が設けられている。
【0007】
前記挟持構造の挟持本体は、主に上部挟持本体と下部挟持本体で給水式挟持構造の全体を構成し、前記上部挟持本体内には貯水キャビティが設けられ、前記上部挟持本体の上部には蓋を有する注水口を有し、前記上部挟持本体には、さらにねじスタッド挿入口が設けられ、前記ねじスタッド挿入口には調節スクリューが回し締めされ、前記調節スクリューの下端には円錐状プランジャが設けられ、前記上部挟持本体の底部のねじスタッド挿入口に対応する相対位置には円錐状導流口が設けられ、前記円錐状プランジャと円錐状導流口の接触面とを合わせている。前記下部挟持本体の中心には立て管が設けられ、立て管の頂部には前記ロックナットにねじ接続する雌ねじが設けられており、前記下部挟持本体の上部には集水溝が設けられ、前記集水溝内の軸方向にいくつかの平行する導流孔路が設けられ、前記導流孔路とモッププレートとは連通している。
【0008】
前記モッププレートの前端の中部には、それと一体に形成するフラットシャベルを有し、前記フラットシャベルの前端には鋸歯や、平たい刃が設けられ、或はその中心にV形凹溝が設けられている。前記袋状モップカバーの中部とモッププレートの前端のフラットシャベルとの対応位置にはフラットシャベルを露出させることができる開口が設けられている。
【0009】
バケツ本体と絞りローラー対を含み、絞りローラー対の両端にはU形ペダルとブラシとが接続するモップバケツであって、前記絞りローラー対は組合せホルダーによりブラシに接続して水絞り出し・ブラッシング装置全体を構成し、前記組合せホルダー機構は左側バッフルと右側バッフルを含み、前記ブラシと絞りローラー対との軸方向の長さは同じであり、かつ接続スクリューにより一体に固定して接続し、前記組合せホルダーはバケツ本体の両壁に接続していることを特徴とする。
【0010】
前記水絞り出し・ブラッシング装置全体はバケツ本体の両壁にピン接続し、水絞り出し・ブラッシング装置全体は上へ90度反転する。
【0011】
前記全体水絞り出し・ブラッシング装置の左側バッフル、右側バッフルの上部の外側には、バケツ本体の上部の外辺縁の形状にマッチングする逆のU形凹溝が設けられ、左側バッフルと右側バッフルはバケツ本体の上部に差し込んで接続し、前記左側バッフルと右側バッフルの内側壁にはピン収容部が設けられ、前記ブラシの両端にはピン収容部にピン接続する菱形ボスが設けられている。
【0012】
前記ブラシと電気駆動装置とは接続しており、前記ブラシはローリングブラシ構造を採用し、前記電気駆動装置はモータと伝動機構を含み、前記モータが伝動機構によりローリングブラシに接続し、かつ絞りローラー対と共に電動式水絞り出し・ブラッシング装置全体を構成している。
【0013】
前記電気駆動装置は直流電源を採用して給電し、前記モータはマイクロスイッチにより電池ユニットに接続し、前記電池ユニットと充電器とは接続している。
【0014】
電動式水絞り出し・ブラッシング装置全体を取り付ける前記バケツ本体には、停電予備清水バケツが設けられ、前記停電予備清水バケツは貯水タンクとデッキブラシを含み、前記貯水タンクの上部形状がバケツ本体の全体形状にマッチングし、貯水タンクがその上開口に沿ってデッキブラシが取り付けられる。
【0015】
従来技術に比べて、本発明は、以下のような有益な効果を有している。本発明は、モップハンドルのヒンジ機構及び方向転換機構の協同作用により、隠れたコーナーをモップがけして作業する時に軽便にターニングすることができる機能を実現する。それと同時に、比較的狭い作業面及び比較的広い作業面をモップがけしてモップヘッドを交換する過程においてより便利であり、快速である。給水式挟持構造は、作業する時に、その過程において水を補給しなくて連続に作業する過程を実現することができる。フラットシャベルを設置することにより、セラミックタイルに付着する、固くて頑丈な物質、葉などの汚れを容易に取り除くことができる。モップと併用するモップバケツは、絞りローラーとブラシがモップバケツにおいてそれぞれの機能を保持して、また、より多くの空間を占用しない要求を満たすことができる。モップバケツは、組合せホルダーとブラシとが接続することにより、水絞り出し・ブラッシング装置全体を構成し、さらに、モップバケツの体積を縮小することができ、ユーザに対して経済的で、実用である製品を提供することができる。電動式水絞り出し・ブラッシング装置全体及び停電予備清水バケツを採用するのは、エネルギーを節約し、製品の品質を向上させる。本発明は、家庭や、公共場所の床面、壁面、屋根、ガラスのクリーニングに広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は軽量モップの構成を模式的に示す図である(袋状モップカバーを含まない)。
図2図2は主挟持構造、サブ挟持構造を有する挟持構造の構成を模式的に示す図である。
図3図3はモッププレートにおける、上部が狭く下部が広い構造を模式的に示す図である。
図4図4は給水式挟持構造の構成を模式的に示す図である。
図5図5はモッププレートの前端のフラットシャベルの構成を模式的に示す図である。
図6図6はモップバケツの水絞り出し・ブラッシング装置全体の構成を模式的に示す図である。
図7図7は電動式水絞り出し・ブラッシング装置全体を有するモップバケツの構成を模式的に示す図である。
図8図8は停電予備清水バケツの構成を模式的に示す図である。
図9図9はモップバケツとモップとの使用状態の参照図である。
図10図10は、差し込み接続式の水絞り出し・ブラッシング装置全体の構成を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、好ましい実施例を参照しながら、本発明の具体的な実施形態を詳しく説明する。
【0018】
(実施例)
図1に示すように、軽量モップであって、モップハンドル1、モッププレート2及び袋状モップカバー(図示せず)を含む。弾性の片状のモッププレートの上端は挟持構造によりモップハンドルに接続し、前記挟持構造は挟持本体3と挟持板4から構成する。前記モップハンドルには方向転換機構5が設けられ、前記方向転換機構がスリーブナット6、ロックナット7及びヒンジ段付き回転軸8を含む。前記ロックナットは雄ねじを有し、その上端が円錐台状であり、かつ3つの開口が開設し、弾性を有し、その中心には円形孔が設けられ、ロックナットの円形孔とヒンジ段付き回転軸とは摺動配合している。前記挟持構造の上部の中央にはねじ穴9が設けられ、前記ヒンジ段付き回転軸は挟持構造のねじ穴に差し込んで接続し、前記ロックナットはヒンジ段付き回転軸を貫通してから挟持構造のねじ穴に螺合し、前記スリーブナットとロックナットとが螺合している。前記ヒンジ段付き回転軸の上端にはヒンジ平面10が設けられ、前記モップハンドルの下端にはヒンジ接続ラグ11が設けられ、前記ヒンジ段付き回転軸のヒンジ平面はピン軸(図示せず)を介してモップハンドルの下端のヒンジ接続ラグに差し込んで接続することによりモップハンドルのヒンジ機構29を構成する。通常、普通のプレートモップのステアリング装置はヒンジ又はカルダン軸の技術を採用して実現することが多い。軽量モップハンドルとモッププレートの中線とは1本の直線にあり、或いはそれと平行し、正常に操作する場合、モップハンドルと作業面との夾角が30乃至50度の間にあり、モッププレートの前端は作業面に平行し、ヒンジ方式のみを採用してステアリングする場合、モッププレートが作業面に平行にすることができない、その困難点は、モップハンドルが作業面に近寄る場合のみで作業できるが、その場合には操作者は作業することができない。ヒンジによりステアリングした後に、モップハンドルの下端においてヒンジを軸心とする空間内のいずれかの一点で操作しても、モッププレートの前端と作業面とは平行状態にあることが理想的である。本発明はモップハンドルのヒンジ機構と方向転換機構との協同作用により、スリーブナットをしっかり締めると、モッププレートおよび挟持構造は回動することができず、モッププレート、挟持構造及びモップハンドルは同一軸線にあり、正常作業状態になる。ターニングし、或いは狭い箇所に対して作業する必要がある時に、ロックナットを緩め、かつモップハンドルに沿って上へ移動してヒンジを露出させ、モッププレート、挟持構造及びモップハンドルはヒンジ機構によりモップハンドル及び作業面と30乃至50度の間の夾角を構成し、この時にヒンジ段付き回転軸はロックナット内で360度逆方向に回動することができる。この時に、モップハンドルが空間におけるいずれかの位置にあっても、モッププレートと作業面とが平行することを保証することができ、ターニングして隠れたコーナーをモップがけする目的を実現することができる。
【0019】
図2に示すように、本発明の好ましい技術案によれば、前記挟持構造が主挟持構造12と2つのサブ挟持構造13を含み、前記主挟持構造の上部の軸方向にはキャビティ14が設けられ、前記2つのサブ挟持構造はそれぞれ主挟持構造の両側に差し込んで接続しかつ主挟持構造のキャビティに摺動接続し、2つのサブ挟持構造の外形が主挟持構造の外形の延伸であり、その幅が主挟持構造より小さく、前記主挟持構造の中部が中空構造を呈し、中空構造の前後の両表面が辺縁から離れて中線に近接する位置には、少なくとも貫通孔16が設けられている。前記主挟持構造とサブ挟持構造とは差し込んで接続してから弾性ロックキャッチ15及び貫通孔16、又はピン、ボルトにより固定される。主挟持構造の幅は、一般的に、8乃至10cmに設置されて狭い領域をモップがけし、サブ挟持構造は、一般的に5−6cm程度に設置され、嵌め合って接続することによりその総体幅が20cm程度に達する場合に普通の家庭の必要を満足することができる。該構成を採用して狭い作業面をモップがけする必要がある時に、2つのサブ挟持構造を取り外すと作業することができる。挟持構造の外側が開放構造になるように設計する場合、単体の幅を調節し、さらに嵌め合って接続することができ、より広い場所の必要を満足し、モップバケツはより大きく製造する必要がなく、単体を取り外して手持ちして洗浄し、絞り出すとよい。
【0020】
図3に示すように、本発明の好ましい技術案によれば、前記挟持構造の挟持本体3の中部には貫通孔17が設けられ、挟持構造の前記挟持板4の中部には締め付けボルト18が設けられ、前記モッププレートは、上部が狭くて下部が広い構造であり、その中心には貫通孔17が設けられ、前記締め付けボルトはモッププレートと挟持本体との貫通孔を貫通してから、ナットにより締め付けられ、前記挟持板の中部の両側には対称に位置決めボス19が設けられ、前記挟持本体の両側には挟持板の位置決めボスに対応する凹溝19−1が設けられ、前記モッププレートにおける、上部が狭くて下部が広い結合部の両側辺には挟持板の位置決めボスに合わせるほぞ接合溝19−2が設けられている。現在、軽量モップは、その挟持構造におけるモッププレートの幅が固定されるものである。本発明は、モッププレートを、一面が広いが、他面が狭くになるように製造して異なる幅の作業面の作業に適用することができる。締め付けボルトのサイズは、それをモッププレートと本体の貫通孔を貫通させてその雄ねじを本体の貫通孔の外部に暴露させることができ、その挟持板中部の両側には対称に位置決めボスが設けられ、本体両側の凹溝、モッププレートの両側の開口に対応し、ナットをしっかり締める時にその内の一面を選択して操作することができ、ナットを緩めて、モッププレート平面を180度回転した後に、さらにナットをしっかり締めたら、広い面、狭い面の位置交換を実現することができる。
【0021】
図4に示すように、本発明の好ましい技術案によれば、前記挟持構造の挟持本体3は、主に上部挟持本体3−1と下部挟持本体3−2により給水式挟持構造全体を構成し、前記上部挟持本体内には貯水キャビティ3−3が設けられ、前記上部挟持本体の上部には蓋を有する注水口3−4が設けられ、前記上部挟持本体にはねじスタッド挿入口3−5がさらに設けられ、前記ねじスタッド挿入口には調節スクリュー3−6が回し締めされ、前記調節スクリューの下端には円錐状プランジャ3−7が設けられ、前記上部挟持本体の底部のねじスタッド挿入口に対応する相対位置には円錐状導流口3−8が設けられ、前記円錐状プランジャと円錐状導流口の接触面とを合わせている。前記下部挟持本体の中心には立て管3−2−1が設けられ、立て管の頂部には前記ロックナットにねじ接続する雌ねじが設けられ、前記下部挟持本体の上部には集水溝3−2−2が設けられ、前記集水溝内の軸方向にはいくつかの平行する導流孔路3−2−3が設けられ、前記導流孔路とモッププレートとは連通している。
【0022】
通常、家庭用のプレートモップに給水装置を加えることは、モップハンドルの下端に貯水瓶を加えることが多く、ハンドルに1つのトリガーを取付け、モップの前端にノズルを取り付けてパイプにより加圧噴水する。このように設置する場合、モップは軽量ではなく、ハンドルは自在ではく、フロアーに散らされる水は、複合板で組立てられ継ぎ目を有するフロアーにとっては有害である。理想的な給水方式は、制御可能な水を直接的にモップ布に滴下することである。本発明の挟持構造には貯水容器を設置し、該容器の上端の両側には少なくとも1つの注水口が設けられ、美観のために対称に設置することが好ましく、注水口には瓶蓋を有してそれとねじ接続し、蓋の頂部には円形の空気取り入れ孔及び栓を有している。容器の上端の中部には、対称に2つの雌ねじを有するプランジャ口が設けられ、それに対応して、容器の底部には円錐状の出水孔が開設し、円錐状の底部が平面であり、上端が回しハンドルと雄ねじを有し、下端には導流ピンが設けられるプランジの形状が錐状の出水口の内壁に合わせられている。容器の中心には管状の貫通孔が設けられ、挟持構造の下部の中心には立て管が設けられ、管の先端には雌ねじを有し、立て管の両側のモッププレートと挟持板との間には、対称にいくつかの導流孔路が設けられている。該立て管は、容器中心管を貫通してモップハンドルの下端にねじ接続し、モップハンドルの下端の雄ねじの頂部にはそれと一体になる円形パッドが設けられ、容器の底部には逃がし台が設けられ、さらに容器と挟持構造とを一体になるようにしている。モップのそのほかの空間を占めないので、洗浄しても、絞っても、その作業は使用者の操作を影響しない。増加する液体は有限であり、重い感じを生じない。シール性はよく、高い箇所をモップがけするために反転しても滴水することがしなく、重要なことは、空気取り入れ孔が容器内の気圧を有効的に制御し、プランジャはねじ込んで液体の流速を増加することができ、また、液体滴下効果を実現することもでき、かつ、操作する時に、両面のいずれかの一面を使用しても、自然に形成する傾斜角度により、重力原理で液体が作業面のクリーニング織物に流れる。容器は、透明な材料を採用して製造し、液体の貯蔵量を直接的に観察してその美観を増加する。
【0023】
図5に示すように、本発明の好ましい技術案によれば、前記モッププレート2の前端の中部にはそれと一体になるフラットシャベル2−1が設けられ、前記フラットシャベルの前端には鋸歯や平たい刃が設けられ、或いはその中心にはV形凹溝2−2が設けられる、前記袋状モップカバーの中部のモッププレートの前端のフラットシャベルに対応する位置には、フラットシャベルを露出させる開口(図示せず)が設けられている。通常、家庭のモップがけ作業において、その硬度、表面仕上げが高いので、セラミックタイルは、最もモップがけしやすく、最もモップがけしにくいのもセラミックタイルであり、キッチンのセラミックタイルは、その上に付着した、固くて頑丈な物質、野菜、汁などに対して、湿らしてモップがけしても、汚れを取り除くことができず、フラットシャベルなどのツールを借りて取り除く。モップがけ作業は、モップ布でカバーする状況で行うので、モップがけしながら、かき除くことができない。前記V形凹溝は、モップ布の底辺の中心を分離させず、真正にモップがけしながら、かき除く効果を実現する。操作過程において衝突しても、歯先が容易に損害しないように有効的に保護することができる。
【0024】
図6に示すように、モップバケツ20であって、バケツ本体21と絞りローラー対22を含み、絞りローラー対の両端にはU形ペダル23とブラシ24とが接続し、前記絞りローラー対は、組合せホルダー25によりブラシに接続して水絞り出し・ブラッシング装置全体を構成し、前記組合せホルダー機構は左側バッフルと右側バッフル25−1を含み、前記ブラシと絞りローラー対との軸方向の長さが同じであり、かつ接続スクリュー25−2により左側バッフル、右側バッフル及び絞りローラー対と一体に固定して接続し、前記組合せホルダーとバケツ本体の両壁とは接続している。本発明は、弾性材料から製造するモッププレートを採用してロール、ブラシと結合することにより、プレートモップはモップ布を取り外すことなく、手で操作しなくても、洗浄・絞る問題を解決することができ、モップバケツ空間を縮小するために、一体型水絞り出し・ブラッシング装置を採用する。バケツ本体の後部の上方の両側壁には対称に円形の貫通孔が設けられ、貫通孔内には絞りローラーが取り付けて固定され、絞りローラーの両端はU形ペダル、左側バッフル、及び右側バッフルに接続して直角形をなし、その下端が2つの貫通孔から離れて中心線に近接する位置にはブラシが取り付けられ、ブラシの表面が前に向いている、前記水絞り出し・ブラッシング装置全体はバケツ本体の両壁にピン接続し、水絞り出し・ブラッシング装置全体は上へ90度反転する。水絞り出し・ブラッシング装置全体は、さらにバケツ内の使用空間を拡大することができ、モップバケツの体積を縮小させ、ユーザに対して経済的で、実用である製品を提供する。ホルダーの方式は複数種があり、例えば、独立のホルダーは、ブラシを取り付けて固定するL形の横方向支持体と両サイドのバッフルとを固定して接続され、或いは一回で成型し、横方向支持体の両端は、U形を呈してブラシを締め付け、中部の底面には1つのキーホールが設けられ、それに対応して、ブラシの中部の一側には円柱形ボスが設けられ、ブラシの長さは支持ホルダーの内面の幅により小さく、ブラシをキーホールに沿って入れて一端へ移動すればよい。或いは、絞りローラー軸とサイドバッフルとは、いくつかのナットが固定接続することにより組合せホルダーを実現する。或いは、ブラシの両端は、サイドバッフルに固定接続し、或いは一回成型することで組合せホルダーを実現する。固定の絞りローラーと可動の絞りローラーとの間の距離は、モップカバーをカバーしたモッププレートのみが通過するように狭くし、絞りローラー対とモップバケツ底部との距離は、モッププレートの長さより長い。
【0025】
図10に示すように、本発明の好ましい技術案によれば、前記水絞り出し・ブラッシング装置全体の左側バッフル、右側バッフルの上部の外側にはバケツ本体の上部の外辺縁の形状にマッチングする逆のU形凹溝25−3が設けられ、左側バッフル、右側バッフルはバケツ本体の上部に差し込んで接続され、前記左側バッフル、右側バッフルの内側壁にはそれぞれピン収容部25−4が設けられ、前記ブラシの両端にはピン収容部にピン接続する菱形ボス24−1が設けられている。モップバケツを洗浄する時に水絞り出し・ブラッシング装置全体を容易に着脱するように、バケツ本体の両側壁の可動絞りローラーの可動空間を固定絞りローラーの軸孔の外辺縁に拡大し、両側の左側バッフル、右側バッフルをバケツ本体の両側の上部の外辺縁に取り外し可能に係合する。本実施例の具体的な操作方法は、以下の通りである。左側バッフルと右側バッフル25−1の上部の外側に逆のU形凹溝が設けられ、逆のU型凹溝の上部の形状とバケツ本体の上部の外辺縁の形状はマッチングし、逆のU形凹溝の両端の外縁の下部の内側には直角三角形のロックボス25−5が取り付けられる。取り外す時に、該ボスを外へ引き出し、さらに絞りローラーを上へ持ち上げると取り外すことができ、取り付ける時に水絞り出し・ブラッシング装置全体はバケツ本体内のロックボスを原来の位置を復元すればよい。本技術案は、絞りローラーとブラシとを1つずつ取り外したり、取り付ける必要がなく、特に、組立てる時にバケツ本体の内壁の孔を位置合わせて軸を貫通させる手間と時間を節約し、作業効率を向上させる。ブラシの両端の端面は菱形ボスであり、それに対応するサイドバッフルの下部には菱形ボス形状にマッチングするピン収容部が設けられ、該菱形ボスの厚さはピン収容部内の深度より大きく、ピン収容部に可動に接続して取り外すことができる。ブラシの両端は菱形に設計してサイドバッフルに可動接続することは、下から上へモップカバーを洗浄する過程において、ブラシ表面とモップカバー表面とがモップハンドルの運動方法に従って自動的に位置を調節し、モップカバーをより完全に洗浄させるように作用する。特に、二重ブラシ構造を取り付ける時に明らかな効果を有する。まず、単一ブラシを取り付けたサイドバッフルの位置を前へ1つのブラシの長さで延伸し、同様に従来の接続方式を採用し、2つのブラシが対向し、ブラシの重心がブリスルの頂端にあり、ブラシは菱形の一端なので自然に垂下し、2つのブラシのブリスルの上端が衝突する場合、下部が三角状空間を呈し、この時に、汚れたモップカバーを挿入する場合ブリスルは汚れを跳ね返すことを引き起こさず、モップカバーを持ち上げる時に、ブリスルはブラシの移動によりモップカバーの表面にしっかりと付着し、汚れがバケツ本体の水に持ち入れられて、この時に、ブラシは、逆三角形の空間を呈し、モップカバーの前端がより持ち上げやすく、一回だけでモップカバーの両面を洗浄することができ、時間を節約し、手間を省き、作業時間を短縮する。ブラシ両端は菱形の2本の対応する平行辺を採用し、或いは十字状の突出物になるように設置されることは、同じ作用を発揮することができる、と説明すべきである。
【0026】
図7−9に示すように、本発明の好ましい技術案によれば、前記ブラシと電気駆動装置とは接続し、前記ブラシはローリングブラシ構造を採用し、前記電気駆動装置はモータ26と伝動機構27を含み、前記モータは伝動機構によりローリングブラシに接続し、かつ絞りローラー対と共に電動式水絞り出し・ブラッシング装置全体を構成する。前記電気駆動装置は直流電源を採用して給電し、前記モータはマイクロスイッチにより電池ユニットに接続し、前記電池ユニットと充電器(図示せず)とは接続している。電動式水絞り出し・ブラッシング装置全体を取り付ける前記バケツ本体には停電予備清水バケツ28が設けられ、前記停電予備清水バケツは貯水タンク28−1と補助デッキブラシ28−2を含み、前記貯水タンクの上部の形状はバケツ本体全体の形状にマッチングし、貯水タンクのその上開口に沿って1つの補助デッキブラシが設けられている。貯水タンクを設置する目的は、モップ布を数回洗浄し、絞った後に、モップバケツ内の水が汚れており、絞った後に続いて作業しても、フロアーを洗浄することができない。従って、汚水を絞って、さらに清水で洗浄した後に絞るだけで、モップ布の汚水成分を取り除きクリーニングの目的を実現することができる。電動ローリングブラシの駆動装置、伝動ユニット及び絞りローラーを1つのフレームに組合せて、かつ取り外し可能である。フレーム全体はモップバケツの上部の後端に置かれ、それにより、バケツ内の前端に設置される、取り外し可能な貯水タンクに対して十分の放置空間を残すことができる。電池が突然に切れる場合で、補助デッキブラシはローリングブラシに代わってモップがけ作業を続けて行うことができる。マイクロスイッチは、電動ローリングブラシの上端の外部バッフルに設置することができ、モッププレートにカバーするモップ布は下から上へ移動してスイッチに触れる時に、モータがローリングブラシを駆動して作業させることができ、それから離れると停止し、その目的は電気を節約し、便利にすることであり、よく防水密封を行う必要がある。漏電の発生を防止するために、スイッチをU形ペダルの前端の上方のバケツ壁に設置することもでき、漏電の確率を最小値に低下することができる。1つの4.8vの充電蓄電池は連続的に10時間充電する場合、モータがローリングブラシを駆動して連続的に40分間連続作業することができ、月ごとに1度の電力のみを消耗する。モップバケツにおいて電気ローリングブラシを使用して、モッププレートにカバーされた両面のモップ布を洗い流す時に、5、6秒間のみを必要とし、100平方メートルの部屋を掃除するには、30秒間程度をかかり、一回充電する場合に1カ月使用することができ、従って、最も少ないエネルギーで最も大きい効率を実現し、エネルギーを節約し、作業時間を短縮し、また、効率を向上させる。
【0027】
以上の記載は、本発明の好ましい実施例のみであり、本発明の構成に対してなんらかの形式的制限することものでない。本発明の精神に従って上記実施例に対していかなる簡単な修正、均等な手段で変更・修正することは、本願発明の技術範囲内に属する。
【符号の説明】
【0028】
1、モップハンドル、2、モッププレート、2−1、フラットシャベル、2−2、V形凹溝、3、挟持本体、3−1、上部挟持本体、3−2、下部挟持本体、3−2−1、立て管、3−2−2、集水溝、3−2−3導流孔路、3−3、貯水キャビティ、3−4、注水口、3−5、ねじスタッド挿入口、3−6、調節スクリュー、3−7、円錐状プランジャ、3−8、円錐状導流口、4、挟持板、5、方向転換機構、6、スリーブナット、7、ロックナット、8、ヒンジ段付き回転軸、9、ねじ穴、10、ヒンジ平面、11、ヒンジ接続ラグ、12、主挟持構造、13、サブ挟持構造、14、キャビティ、15、弾性ロックキャッチ、16、貫通孔、17、貫通孔、18、締め付けボルト、19、位置決めボス、19−1、凹溝、19−2、ほぞ接合溝、20、モップバケツ、21、バケツ本体、22、絞りローラー対、23、U形ペダル、24、ブラシ、24−1、菱形ボス、25、組合せホルダー、25−1、左側バッフル、右側バッフル、25−2、接続スクリュー、25−3、U形凹溝、25−4、ピン収容部、25−5、ロックボス、26、モータ、27、伝動機構、28、清水バケツ、28−1、貯水タンク、28−2、補助デッキブラシ、29、ヒンジ機構。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10