(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6098899
(24)【登録日】2017年3月3日
(45)【発行日】2017年3月22日
(54)【発明の名称】QRコードに基づく抽選式の現金補償型商品販売システム及びそのシステムを利用した商品販売サービス方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20170313BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20170313BHJP
G06Q 50/34 20120101ALI20170313BHJP
【FI】
G06Q30/02 328
G06F13/00 510C
G06Q50/34
【請求項の数】10
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-510242(P2014-510242)
(86)(22)【出願日】2012年4月23日
(65)【公表番号】特表2014-522515(P2014-522515A)
(43)【公表日】2014年9月4日
(86)【国際出願番号】KR2012003122
(87)【国際公開番号】WO2012153924
(87)【国際公開日】20121115
【審査請求日】2015年4月23日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0043824
(32)【優先日】2011年5月11日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513283693
【氏名又は名称】リ,チャン クン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】リ,チャン クン
【審査官】
松野 広一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−233692(JP,A)
【文献】
特開2003−173346(JP,A)
【文献】
特開2011−065398(JP,A)
【文献】
特開2007−233448(JP,A)
【文献】
特開2008−003813(JP,A)
【文献】
特開2001−291005(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2008/0177625(US,A1)
【文献】
川嶋 敦,韓国インターネット事情最新報告 Vol.1,EC−MAGAZINE,株式会社翔泳社,2000年12月 1日,第10巻 第12号,pp.110−114
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動情報処理部(11)を含んで、共同プロモーションコード発給申込み部(12)、コード発給制御部(12)、応募受付処理部(13)、運営現況管理部(14)を揃えたキューポットサービス運営者サーバー(1);
自動情報処理部(11)を通じてキューポットサービス運営者サーバー(1)とオンライン連結関係を構成、販売商品に添付するキューポットコード(4)発行申込みを行う個別販売者サーバー(2);
販売商品に添付されたキューポットコード(4)をスキャンして、個別販売者サーバー(2)の広告情報を受けて、ロト方式のイベントにオンライン応募できる資格を受けるユーザーのスマートフォン(3)で構成され、
前記共同プロモーションコード発給申込み部(12)は、発行数量設定モード(121)と、補償積立額選択モード(122)、そして、販売者情報データベース(123)のウェブプログラム構成であり、
前記キューポットサービス運営者サーバー(1)は前記イベントに応募するユーザー数が増えると前記個別販売者サーバーから統合積立される当せん金の規模も大きくすることを特徴とするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品販売システム。
【請求項2】
請求項1において;
コード発給制御部(13)は、キューポットコード生成モード(131)、機器統制モード(132)のウェブプログラム構成;
機器統制モード(132)によって作動、制御されるキューポットコード発給機(133)を含んで構成されるのを特徴とするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品販売システム。
【請求項3】
請求項1において;
応募受付処理部(14)は、応募情報提供モード(141)、応募番号入力モード(142)、そして、設定広告露出モード(143)、応募者情報データベース(144)で構成されているウェブプログラム構成を特徴とするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品販売システム。
【請求項4】
請求項1において;
運営現況管理部(15)は、累積当選額算出モード(151)、応募率分析処理モード(152)、進行情報露出モード(153)、抽選管理モード(154)、当選精算モード(155)で構成されたウェブプログラムを特徴とするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品販売システム。
【請求項5】
個別販売者サーバー(2)を、キューポットサービス運営者サーバー(1)にリンクさせた後、そのリンクされた個別販売者サーバー(2)に、共同プロモーションコード発給申込み部(12)の発行数量設定モード(121)を通じて、販売商品に添付を希望するキューポットコード(4)の発行数量を申込みようにして、発行申込みした 1 キューポットコード当たり希望積立額を補償積立額選択モード(122)を通じて選択するようにするキューポットコード発給申込み段階(S1);
キューポットサービス運営者サーバー(1)は、個別販売者サーバー(2)のキューポットコード発給申込み情報によって、コード発給制御部(13)にある、キューポットコード生成モード(131)を通じてキューポットコード(4)を生成、その生成されるキューポットコード(4)に個別販売者サーバー(2)に関する広告情報と応募制限コード情報を入力して、イベント関連識別情報(41)、応募識別マーク(42)を添付生成するキューポットコード生成段階(S2);
キューポットサービス運営者サーバー(1)は、キューポットコード生成段階(S2)を通じて生成されたキューポットコード(4)を、個別販売者サーバー(2)の販売商品に添付されるために、機器統制モード(132)による設定制御、キューポットコード発給機(133)を駆動させて、個別販売者サーバー(2)が発行申し込んだ数量でキューポットコード(4)を出力するキューポットコード出力段階(S3);
ユーザーのスマートフォン(3)によって、販売商品に添付されたキューポットコード(4)をスキャンして、そのスキャンしたユーザーのスマートフォン(3)をキューポットサービス運営者サーバー(1)にリンクさせて、リンクされたユーザーのスマートフォン(3)を対象に、応募受付処理部(14)の応募情報提供モード(141)を通じて、応募方法、応募期間、抽選日時に関する情報を提供し、その応募情報によってユーザーのスマートフォン(3)に、応募番号入力モードを通じて当選予想番号を選択、入力するようにし、その入力された応募情報を応募者情報データベースに保存する応募申込み受付段階(S4);
キューポットサービス運営者サーバー(1)は、応募申込みしたユーザーのスマートフォン(3)を対象に、運営現況管理部(15)の応募率分析処理モード(152)と、累積当選額算出モード(151)を通じてユーザーのスマートフォン(3)が応募したイベントに対して、現在応募率現況と、その応募による累積当選金額を算出し、進行情報露出モード(153)を通じてユーザーのスマートフォン(3)にリアルタイム情報でディスプレーされる進行現況提供段階(S5);
キューポットサービス運営者サーバー(1)は、運営現況管理部(15)の抽選管理モード(154)を通じて設定された抽選日時及び時間に合わせて当選番号をリアルタイムで抽出し、その抽出された当選番号情報をユーザーのスマートフォン(3)に送って、当選可否を確認するオンライン抽選段階(S6);
キューポットサービス運営者サーバー(1)は、当たったユーザーのスマートフォン(3)に対する情報を、応募者情報データベース(144)から抽出し、運営現況管理部(15)にある当選精算モード(155)を通じて確定当選金額と、その当せん金の受領方法及び支払い期間、そして、税抜き額、サービス手数料差引額に対する情報を演算処理して、当たったユーザーのスマートフォン(3)に送る当選情報提供段階(S7)を通じて行われること、前記キューポットサービス運営者サーバー(1)は前記イベントに応募するユーザー数が増えると前記個別販売者サーバーから統合積立される当せん金の規模も大きくすることを特徴とするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法。
【請求項6】
請求項5において;
キューポットサービス運営者サーバー(1)は、個別販売者サーバー(2)に、補償積立額選択モード(122)を通じて 1 キューポットコード当たり希望積立額を選択することで、色相別リストに区分された設定単価別積立金選択画面(12−1)と、キューポットコード一つ当り購入手数料案内画面(12−2)、そして、発行数量入力画面(12−3)と、積立対象になる販売商品情報入力画面(12−4)をキューポットサービス運営者サーバー(1)のウェブ画面を通じてディスプレー情報で提供し、1キューポットコード当たり希望積立額と、希望するキューポットコードの購買数量、そして、キューポットコード(4)を添付しようとする販売商品情報を設定、入力することを特徴とするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法。
【請求項7】
請求項5において;
応募申込み受付段階(S4)にあって、ユーザーのスマートフォン(3)の読み取りを通じて、イベントに応募する資格を付与するキューポットコード(4)は、そのキューポットコード(4)に入力された応募制限したコード情報により、その応募資格が1回に限定されることを特徴にするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法。
【請求項8】
請求項5において;
キューポットサービス運営者サーバー(1)は、応募申込み受付段階(S4)において、ユーザーのスマートフォン(3)が応募番号入力モード(142)を通じて当選予想番号を入力、申込みにおいて、その申込み情報が送信受付される待機時間の間に、設定広告露出モード(143)を通じて、キューポットコード(4)が添付されたまた他の商品情報をユーザーのスマートフォン(3)に、追加広告で露出することを特徴とするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法。
【請求項9】
請求項5において;
キューポットコード生成段階(S2)を通じて生成されたキューポットコード(4)は、オンライン通販を通じて販売される、個別販売者サーバー(2)の商品にオンライン送信データに添付されて;
ユーザーのスマートフォン(3)による、オンライン販売商品購入の時、その購入商品に添付されたキューポットコード(4)をユーザーのスマートフォン(3)に露出、スキャンされ、イベント応募申込みを行うことができることを特徴とするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法。
【請求項10】
請求項5において;
イベント抽選による当せん金の提供は、オンライン現金ポイントで支払われることを特徴にするQRコード(登録商標)に基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、QRコード(Quick Response Code)を利用した商品販売システム及びそのサービス方法に関することであり、より詳しく説明すると、各種商業的なマーケティング方法又は広告手段として広く活用されているQRコードに、固有の応募関連識別情報を追加に入力、提供する。これに各種商品及びサービスを有料で購入したユーザーがスマートフォンのQRコード認識プログラムを通じて、そのQRコードを読み取りした時、そのQRコードと連動のURL(Uniform Resource Locator)にリンクさせる前、後に、共同プロモーションに参加した多数の個別販売者のサーバーから積立された当せん金に応募できるロト方式の機会を提供する。抽選結果により、当選が確定される時、積立当せん金に対して応募したユーザーのスマートフォンから獲得できることで、QRコードを利用した共同プロモーションに参加した多数の個別商品及びサービス販売者たちは高い当せん金を通じて消費者の購買意欲を刺激、販売率を増加させ、消費者のユーザー達には商品及びサービス購入を通じる購買意欲の充足は勿論、イベント応募を通じて追加収益が期待できるQRコードに基く抽選式の現金補償型商品販売システム及びそのシステムを利用した商品の販売サービス方法に関することである。
【背景技術】
【0002】
QRコード(QR: Quick Response Code)とは、格子柄のパターンで情報を持つマトリックス型のバーコードの意味である。この型のQRコードは、情報量が20文字に過ぎない一次元のバーコードに比べて、記録できる情報量 7、089文字位に飛躍的に増加された2次元バーコードで、増加された情報量を元に単純な商品情報はもちろん、特定サイトへのアクセスでき、動画や画像及び音楽などの情報も追加で提供できることで、このQRコードを通じて、各分野別の企業又は業種別販売会社は特定しない多数の潜在的消費者(お客様)を対象にQRコードを露出させる。詳しい商品説明及びサービス情報はもちろん、企業関連情報及び各種広告用の動画やサイトへのリンクを誘導するなどとともに、潜在的な消費者をターゲットにする多様な方法の一つとして活用されているのが現状である。
【0003】
その上に、最近、スマートフォン普及が飛躍的に広がり、このスマートフォンにQRコードが認識できる専用アプリケーションをダウンロードして、より多い情報にアクセスするユーザー達が増えることによって、このQRコードが広告界においては、新しい広報手段又はマーケティングとして非常に注目されている。
【0004】
特に、QRコードは、スマートフォンの普及により、その活用度がもっと高くなり、ユーザー(お客様)個人のスマートフォンにQRコード専用スキャンアプリケーションをダウンロードして設置し、これに、専用スキャンアプリケーションが設置されたスマートフォンのカメラをQRコードに写真を撮るように当てれば、QRコードに記録された多様な情報がスマートフォン画面を認識、QRコードにリンクされたURLに移動させて、追加の情報が得られる。
【0005】
例えば、野菜、果物、魚などの販売商品に付いているQRコードを読み取りする場合、その商品の生産及び流通履歴などに関する追加情報をスマートフォンを通じて分かる。また、デパートのチラシなどの印刷QRコードを読み取りする場合、QRコードに記録されているURL情報によって該当デパートのウェブサイトにリンクされ、紙面では伝えなかった商品のイメージや動画、ブランド別セール品目、各種景品イベント、主要イベント情報などの詳細情報が分かる。また、美術展示会のような文化イベントを観覧するにおいては、展示される作品の横に付いてあるQRコードを読み取りする場合、該当の作家とその作品に対する詳細情報がユーザーのスマートフォンを通じて分かることなどがその例だと言える。
【0006】
すなわち、野菜、果物、魚の販売会社やデパートのような流通会社、展示会の主催者たちにおいては、QRコードは一般大衆に広く知らせたい内容に対する伝達経路になっており、ユーザーにおいては、関心分野に対する追加的な情報習得の通路として役目を遂行している。 したがって、最近、多数の商品供給者又は流通、販売者たちがこのQRコードを潜在的消費者を探す媒介体としての動きと努力している実情である。
【0007】
QRコードを利用した各種商業的マーケティング及び広報方法は、多様な情報を不特定多数に提供しようとする企業又は販売者、又、自分の関心分野に対する追加情報を得ようとする人々には非常に有用な連結手段になっているが、このQRコードも、ユーザー(お客様)たちが関心を持って追加の情報を確保しようとする積極的な行動、言えば、販売者たちがオン/オフラインに配布したQRコードを、ユーザー達が自発的にスマートフォンでスキャンして、そのQRコードに入力された情報を取得しようとするなどの行為を積極的にしない限り、QRコードが持っている多様な情報をうまく伝えない限界点を持っている。
【0008】
最近、QRコードを媒介として広報・マーケティング効果を上げようとする販売者または情報提供者の数が飛躍的に増大されるによって、露出するQRコードの頻度も非常に高くなり、もうオン/オフラインで氾濫する広告に包まれて生活しているユーザーの立場では、回りのあちこちで見られるQRコードが消費活動に必要な情報習得の経路になるが、一方、広告洪水の中で会うまた広告の一つとして扱われている実情である。
【0009】
既存QRコードは、商品及びサービス、その他企業情報などに関する商業的情報を大衆に知らせるために、無作為に配布する単純広報手段に過ぎなく、QRコードを通じて伝える情報又は広告内容がどの対象にいくら露出されたことに対する体系的な分析システム又は方法などはまだ準備されていない現状であった。特に、QRコードを通じてより多い情報を接するようになったユーザー(お客様)たちの期待心理をどう刺激して、実質的な購入行為につなげるかに対する具体的な方法は提示されていない限界を持っている実情である。
【0010】
これに、最近、前述の限界点、すなわち、ユーザーの期待心理を刺激して実質的な購入まで連結させようとする努力の一環として、QRコードを認識して特定URLにアクセスしたユーザー(お客様)たちにモバイルクーポンを提供して、商品購入の時、所定の割引を提供するか、あるいは、各種景品イベントに応募できる機会を提供して抽選を通じて順位別景品を提供する方法などが提示されている。
【0011】
しかし、このような、QRコードを利用したモバイルクーポンや景品応募券の提供方法は、ユーザー達の再アクセスや繰り返し購入を誘導する目的に実施されるにもかかわらず、現実的にはユーザーの期待心理を積極的に刺激するとか購入意欲を高める効果に対しては懐疑的な部分がある。
【0012】
例えば、ユーザーが商品を購入する時、所定の割引を受けるためには、販売者がオン/オフラインに配布したQRコードを捜してスマートフォンのQRコードスキャンアプリケーションを駆動、該当QRコードを読み取りして、連動のURLの画面で、モバイルクーポンを発行して、商品売り場へ行って、該当モバイルクーポンを提示し、割引価格で決済するなどのような一連のプロセスが、一部ユーザーには合理的な消費のために充分に実践できることであるが、多くのユーザーにはかかった手間に比べて得られる効用価値が少ないという認識を持っていて、QRコードを利用したモバイルクーポンの提供は最初の意図とは違い、多数のユーザーから大きい反応を示してはいない。
【0013】
販売者またはサービス供給者たちの中では、QRコードを通じてアクセスしてくれたユーザーに景品を提供し、これに応募するイベントを実施する場合もある。 すなわち、特定販売者またはサービス供給者がオン/オフラインに配布したQRコードをユーザーがスマートフォンで読み取りして、景品イベントの主催者が設定したURLにアクセスする場合、スマートフォンを通じて景品に応募できる機会を提供することで、これは商品の購入可否とは関係なく誰でも応募できるプロモーションという点で、すぐれた接近性を保有している。ユーザーの立場でも、QRコードを読み取りすることだけで景品獲得の期待感を持つことができるという側面で、非常に有用な効果をあらわしている。
【0014】
但し、QRコードと連動された景品イベントなどは、個別販売者またはサービス提供者たちが自分の判断と必要により、散発的に実施されることで、ユーザーの期待心理を効果的に刺激するには失敗している。
【0015】
すなわち、QRコードを利用した景品イベントがピザ店別に、レストラン別に、バイク便会社、スーパー、八百屋等々が別別に実施することで、各種諸経費の支払い、ユーザーに提供する景品の準備に必要となる基本的な費用以外にも、QRコードをリードして参加可能な景品イベントがあるのを知らせる費用と、オン/オフラインにQRコードを配布する費用は勿論、スマートフォンを通じて入手した応募データを処理する電算インフラ費用及び当選者を選定する抽選関連費用、当選者に景品を提供する過程に必要な経費等が、ピザ店やレストランまで、景品イベントを実施するには誰でも例外なしに負担しなければならない重複投資の非效率性が存在しているのである。
【0016】
勿論、大手企業や有名ブランド会社においては、この費用は負担にならないと言える。 しかし、ピザ屋や小さいレストランなどのような小規模店鋪や自営業者、バイク便やランドリーのような零細自営業者/会社においては、応募者に提供する景品の調逹費用は論外にしても景品イベント実施による諸費用に対する経済的、技術的負担が少なくないという現実を考慮すると、QRコードを利用した景品プロモーションの望ましい効果にもかかわらず、これに参加できない多数の商品及びサービス提供者が存在するという問題点がある。
【0017】
又、個別で散発的にQRコードを利用した景品イベントを実施することで、提示した景品も景品イベント実行者の資本力やブランドによって大きい差が出る問題がある。
【0018】
大手会社の場合には、高価の家電商品や旅行券、または高額の商品巻等を景品として可能であるが、小さいお店の場合には、所定のサービス利用権や少額の商品だけを提示するしかできないので、ユーザー達の参加を誘導する力量にも資本の論理がそのまま反映された問題がある。
【0019】
ユーザーの立場でも、個別会社が散発的に施行して、当選されても得られるメリットが少ないと判断される景品プロモーションが主な状況では、どうせ当選確率が低いため、たとえ当選になっても、ノート・パソコンや TV、冷蔵庫、旅行券位の付加収益の外には期待できないという点で何とか足りないと思う実情である。
【0020】
したがって、QRコードを利用した景品応募イベントが個別主体(個別販売者及びサービス提供者)らがお互いに連帯、統合しない状況で、散発的に行う状況では、諸費用が重複投資される非效率性が発生するのは勿論、少額景品が主な状況ではユーザー達の期待心理もまともに攻略できず、一番重大な短所は、QRコードを利用した景品イベント実施の目的のプロモーション主催者の商品やサービスの再販売または繰り返し購入が円滑に達成されていないという限界点の実情である。
【発明の概要】
【0021】
したがって、本発明は、QRコードに基づき、既存ではアクセスできなかった新しい型の商品販売システム及びそのシステムを利用したサービス方法を提供しようと作られたことで;
本発明の目的は、QRコードに基づく共同プロモーション(キューポットサービス: Q−POT Service)方式のイベント代行サービスであり、商品及びサービスの販売率を高めようとする不特定多数の個別販売者サーバーたちを、キューポットサービス運営者サーバーにリンクさせて、そのキューポットサービス運営者サーバーと、共同プロモーション代行契約を締結し、1つのイベント応募処理に必要となる費用及び数量を策定した後、その契約締結された個別販売者サーバーに、共同プロモーションイベントの応募に利用されるQRコードである。既存QRコードに別途の応募関連識別情報及びマークなどを追加で入力、作られた新しい形態の共同プロモーション用QRコード(以下、キューポットコードと称する)を提供して、その提供されたキューポットコードを、個別販売者サーバー自分の販売商品に添付して流通することで、購入決定中の潜在消費者がキューポットコードを見た時、”この商品は色んな販売者たちが出した共同プロモーションの大きい景品(当せん金)が受けられる機会がある”ということを認識させ、キューポットコードに添付された商品の購入を誘導する。これにより、ユーザーのスマートフォンが商品のキューポットコードを読み取りすれば、ロト(lotto)方式の共同プロモーションイベントに応募できる機会を持つようにしたQRコードに基づく抽選式現金補償型商品販売システム及びそのシステムを利用した商品の販売サービス方法を提供することである。
【0022】
また、本発明の他の目的は、共同プロモーション方式に統合された多数の個別販売者サーバー(A社、B社、C社....Z社など)の商品、すなわち、キューポットコードが添付された商品が販売され、その商品を購入したユーザーのスマートフォンが添付されたキューポットコードを読み取りして、イベントに応募する場合、該当の個別販売社サーバーがそれぞれ決めたイベント応募処理費用を共同プロモーションの統合当せん金として積立、高い当せん金を作り、ユーザーへ提示するによって、既存の散発的に行われた個別的なイベントを実施する時よりもっと高い補償を提供する同時に、ユーザーのスマートフォンの立場では、共同プロモーションに参加した企業グループ、例えば、個別販売者サーバーのどの商品を使っても、統合積立された当せん金が獲得できる機会を与えて、商品購入をもっと積極的に誘導するようにして、QRコードに基づく抽選式現金補償型商品販売システム及びそのシステムを利用した商品の販売サービス方法を提供することである。
【0023】
一方、本発明のもう一つの目的は、購入商品に添付されたキューポットコードの読み取りを通じて、共同プロモーションイベントに応募するユーザーのスマートフォンの人員数が増えれば、参加会社、例えば、個別販売者サーバーから積立される当せん金の規模も大きくなるようにして、その累積当せん金を元にユーザーの期待心理を刺激して、多額の累積当せん金に応募するユーザーが増えて、共同プロモーションに参加した個別販売者サーバーの商品及びサービスの販売が増大される、”好循環構造”を作ることである。参加個別販売者サーバーには、各々散発的に実施してきた、既存の高費用低効率のイベントプロモーションでは期待できなかった広告効果を得ると同時に、販売率を積極的に増大させる効果を提供し、イベント参加者、ユーザーのスマートフォンには、自分が必要だと判断して購入した商品及びサービスの消費を通じて持たれる効用性とともに、追加的に与えられたキューポットコードを通じる共同プロモーションイベントに参加して多数の販売者サーバーから統合積立された累積当せん金に応募できる機会を得る;
当選者に選定される場合、所定のノート・パソコンや洗濯機ではなく高額の累積当せん金を確保できるような効果を提供し;
キューポットサービス運営者サーバーはキューポットコードの発行及び配分、景品プロモーションの進行及び運営を代行することで、代行手数料などのような付加価値が発生するようにしたQRコードに基づく抽選式現金補償型商品販売システム及びそのシステムを利用した商品の販売サービス方法を提供することにある。
【0024】
したがって、上記の目的を達成するため、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品販売システム及びそのシステムを利用した商品の販売サービス方法の具体的手段としては;
キューポットサービス運営者サーバーと、上記のキューポットサービス運営者サーバーとオンライン連結関係を構成し、取り引き商品に添付するキューポットコード発給申込みを行う個別販売者サーバー、そして、取り引き商品に添付されたキューポットコードを読み取りして、イベントに応募するユーザーのスマートフォンで行われる。
【0025】
また、一連のシステムを利用して、キューポットコード発給申込み段階、キューポットコード生成段階、キューポットコード出力段階、応募申込みの受付段階、進行現況提供段階、オンライン抽選段階、当選情報提供段階で行われる。
【発明の効果】
【0026】
以上、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品販売システム及びそのシステムを利用した商品の販売サービス方法は、個別販売者サーバーで、販売率増進を希望する商品に、既存QRコードに別途の応募関連識別情報及びマークなどを追加入力して作られた ”キューポットコード”を添付し、そのキューポットコードに添付された商品購入者、ユーザーのスマートフォンにイベント応募による当せん金獲得の機会を提供し、当選確定の時、高額の累積積立金を現金で支払い、これに、ユーザー(お客様)には、自分のために消費した商品の購入行為がより大きい価値として戻って来る新しい形態の財テク手段となる。また、店鋪、企業などのような商品の販売者たちの立場では、個別景品プロモーションを行った時、発生する経済的負担を一緒に下げながら応募者に提供する当せん金の規模を一緒に増大させることで、ユーザー達の反応を大きく改善させるのはもちろん、商品及びサービスの販売までも促進することができ、運営者は共同プロモーションに必要なキューポットコードの管理及び応募と係わった各種プロセスを代行することで、新しい付加価値を作ることで、非常に有用な期待効果を提供することである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】
図1は、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品販売システムの概略構成図。
【
図2】
図2は、本発明に適用されるキューポットサービス運営者サーバーの概略構成図。
【
図3】
図3は、本発明に適用されるキューポットコード発給申込みのためのウェブ画面構成図。
【
図4】
図4は、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法の全体概念図。
【
図5】
図5は、本発明に適用されるキューポットコードの生成状態図。
【
図6】
図6は、本発明に適用される応募番号入力モードのディスプレー情報概略図。
【
図7】
図7は、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法の順序図。
【
図8】
図8は、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法のフローチャート図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品販売システム及びそのシステムを利用した商品の販売サービス方法の望ましい実施例
構成を添付図面に基づいて詳しく説明する。
【0029】
先ず、添付図面をご参照にして、本発明の概略的な構成は、キューポットサービス運営者サーバー(1)と、個別販売者サーバー(2)、そして、ユーザーのスマートフォン(3)で構成される。
【0030】
これに、本発明のシステム構成において、一番目、キューポットサービス運営者サーバー(1)は、現金補償型イベントに応募できる資格、
図4のように、キューポットコード(4)発行を通じて、ユーザーのスマートフォン(3)に当せん金獲得の機会を提供し、又、個別販売者サーバー(2)には、商品販売率の増大サービスを提供するために、準備された本発明のメインウェブサイト構成として、キューポットサービス運営者サーバー(1)は、
図2のように、自動情報処理部(11)を含み、共同プロモーションコード発給申込み部(12)、コード発給制御部(13)、応募受付処理部(14)、運営現況管理部(15)を構成するのが望ましい。
【0031】
この時、キューポットサービス運営者サーバー(1)において、自動情報処理部(11)は、後述する個別生産者サーバー(2)とユーザーのスマートフォン(3)をサービス提供形態別に区分して、これらとキューポットサービス運営者サーバー(1)を、ネット上でリアルタイム連携できるための通常のオンライン媒介手段であり、自動情報処理部(11)は、通常のものと同一機能及び構成で、一つのサーバー構成を取り、そのような自動情報処理部(11)を通じて会員加入サービス、メール(Text)情報及びメール送信サービス(Message Service)、ウェブブラウザ(Web Browser)製作によるメニュー運営サービス、その他、音声、動画、画像イメージなど、各種データ送信サービスを提供する。
【0032】
また、キューポットサービス運営者サーバー(1)において、共同プロモーションコード発給申込み部(12)は、販売率拡大を希望する個別販売者サーバー(2)、それは、企業、店鋪及び各種営業店などを運営する不特定多数の個別販売者サーバー(2)から、彼らが扱う販売商品及びサービスなどに添付させるためのキューポットコード(4)、
図4のように、既存QRコードに基づき、本発明に相応できるように、新しい技術的要素(応募関連識別情報及び応募識別マークなど)を追加して新しい名称構成で作られたキューポットコード(4)を選択的に発行申込み手段として、これに、共同プロモーションコード発給申込み部(12)は、
図2のように、発行数量設定モード(121)、補償積立額選択モード(122)、そして、販売者情報データベース(123)、ウェブプログラムで構成するのが望ましい。
【0033】
また、キューポットサービス運営者サーバー(1)において、コード発給制御部(13)は、個別販売者サーバー(2)が発行申し込んだキューポットコード(4)を、その申込み数量によって生成、発行される手段として、このような、コード発給制御部(13)は、
図2のように、キューポットコード生成モード(131)、機器統制モード(132)のウェブプログラムで構成し、ここに加えて、機器統制モード(132)によって作動、制御される一種の出力手段で、キューポットコード発給機(133)をインターフェース連結によって構築するのが望ましい。
【0034】
また、キューポットサービス運営者サーバー(1)において、応募受付処理部(14)は、キューポットコードに添付された商品を購入、取得したユーザーのスマートフォン(3)に、その購入商品に添付されたキューポットコード(4)を読み取りして、ロト方式の抽選イベントに応募できるように、誘導案内する手段として、このような、応募受付処理部(14)は、
図2のように、応募情報提供モード(141)、応募番号入力モード(142)、そして、設定広告露出モード(143)、応募者情報データベース(144)のウェブプログラムで構成するのが望ましい。
【0035】
また、キューポットサービス運営者サーバー(1)において、運営現況管理部(15)は、ユーザーのスマートフォン(3)がキューポットコードスキャンを通じて抽選イベントに応募した場合、その応募による一連のイベント進行過程情報をユーザーのスマートフォン(3)にリアルタイムで提供するための手段で、このような、運営現況管理部(15)は、
図2のように、累積当選額算出モード(151)、応募率分析処理モード(152)、そして、進行情報露出モード(153)、抽選管理モード(154)、当選精算モード(155)のウェブプログラムで構成するのが望ましい。
【0036】
また、本発明のシステム構成において、二番目、個別販売者サーバー(2)は、自社の取り扱い商品及び有料提供されるサービスに対して、販売率増大を希望するウェブサイト構成、企業、店鋪、その他各種販売営業店などを運営する、不特定多数の個別ウェブサイト構成を意味し、このような、個別販売者サーバー(2)は、販売率を増大させるのを希望するサーバー構成であれば、業種及び取り扱い商品別区分に制限なく、一つの共同プロモーション形態として、どれでも、参加対象になり、このような、個別販売者サーバー(2)は、通常の情報データ送信部(図省略)で構成する。
【0037】
最後に、本発明のシステム構成において、ユーザーのスマートフォン(3)は、キューポットコード(4)取得を通じて抽選式イベントに応募し、当せん金獲得機会を与えようとする不特定多数のユーザー、時間、空間に関係なく、ネット連結が可能な通常のスマートフォンを意味することで、このような、ユーザーのスマートフォン(3)は、キューポットサービス運営者サーバー(1)から提供される、キューポットコード専用スキャンアプリケーション(図省略)で構成されるのが望ましい。
【0038】
したがって、前述のように一連のシステム構成の本発明は、その構築システムを利用して、また他の差別化された形態のQRコードに基づき、抽選式現金補償型商品の販売サービス方法を実現することで、他の特定的サービス方法の望ましい実試例の構成を添付図面に基づいて詳しく説明する。
【0039】
図4は、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法の全体概念図であり、
図5は、本発明に適用されるキューポットコードの生成状態図、
図6は、本発明に適用される応募番号入力モードのディスプレー情報概路図、
図7は、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法の順序図、
図8は、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法のフローチャート図、その一連の方法的構成は;
キューポットコード発給申込み段階(S1)、キューポットコード生成段階(S2)、キューポットコード出力段階(S3)、応募申込み受付段階(S4)、進行現況提供段階(S5)、オンライン抽選段階(S6)、当選情報提供段階(S7)を通じて行われる。
【0040】
ここで、先ず、キューポットコード発給申込み段階(S1)は、自社の取り扱い商品及び有料提供されるサービスに対して、販売率を増大させるのを希望する不特定多数の個別販売者サーバー(2)を、自動情報処理部(11)によって、キューポットサービス運営者サーバー(1)にリンクさせ、そのリンクされた個別販売者サーバー(2)に、共同プロモーションコード発給申込み部(12)の発行数量設定モード(121)を通じて、自分(個別生産者サーバー)の販売商品に添付するのを希望するキューポットコードの発行数量を入力、申込み、ここに加えて、発行申込みの一つのキューポットコード当たり、希望積立額を補償積立額選択モード(122)を通じて、選択、入力する過程で行われるのが望ましい。
【0041】
この時、個別販売者サーバー(2)がキューポットコード発給申込みを行うにおいて、共同プロモーションコード発給申込み部(12)の発行数量設定モード(121)、補償積立額選択モード(122)は、
図3のように、キューポットサービス運営者サーバー(1)のウェブ画面を通じて、色相別リストに区分された設定単価別積立金選択画面(12−1)、キューポットコード 1個当たり購入手数料案内画面(12−2)、そして、発行数量入力画面(12−3)、積立対象になる販売商品に対する情報入力画面(12−4)をディスプレー情報として提供するようになり、これに、個別販売者サーバー(2)は、ディスプレーされる一連の画面を通じて、一つのキューポットコード当たりの希望積立額と、そのキューポットコード(4)の購入数量を設定し、又、その購入したキューポットコード(4)と連動させようとする追加情報を入力するようになる。
【0042】
例えば、キューポットサービス運営者サーバー(1)のウェブ画面を通じてディスプレー情報として提供される単価別積立金選択画面(12−1)が、
図3のように、緑、黄、赤で、緑: 1応募当たり積立金 20ウォン、黄: 1応募当たり積立金 50ウォン、赤: 1応募当たり積立金 100ウォンで、単価選択情報を提供し、購入手数料案内画面(12−2)を通じて、1キューポットコード発給当たり 20ウォン、30ウォン、40ウォンなどで、選択的な購入情報が提供される場合、個別販売者サーバー(2)は、提供される情報を通じて選択可能な 1 キューポットコード当たり積立額と手数料を合算して、そのキューポットコードの発行費用を確認する。
【0043】
続いて、個別販売者サーバー(2)が販売率増進のために、キューポットコード添付を希望する対象商品が、コーヒーミックスであり、そのコーヒーミックス 1個当たり販売利益金 が100ウォン発生になる場合、個別販売者サーバー(2)は、コーヒーミックス 1個当たり販売 利益金100ウォンを超えない範囲、一つのキューポットコード発給申込みの時、20ウォンのキューポットコード購入費用が追加されることを考えて、上記の1応募当たり積立金 50ウォンに当たる黄色選択画面をクリックすることで、1 キューポットコード当たり希望積立額を設定し、又、上記のような費用情報、キューポットコード 1購入当たり 20ウォン+1応募当たり積立金 50ウォン=1応募当たり処理費用 70ウォンに関する算出情報として、予想必要費用を計算して、個別販売者サーバー(2)自分に必要なキューポットコード数量を、発行数量入力画面(12−3)に5000枚などのようにキーワード情報で入力、決済して、発行申込みを行い、その発行申込みと共に、情報入力画面(12−4)を通じてコーヒーミックスという商品情報名と一緒に、そのキューポットコード発給申込み者の個別販売者サーバー(2)の基礎情報、例えば、会社名、事業者番号、URL住所、電子メールなどに関する情報を入力するのがその一例と言える。
【0044】
この時、前述のように、キューポットコード発給申込みは、どの特定の一つの個別販売者サーバー(2)に限定されるのではなく、発行申込みを行った1キューポットコード当たり設定積立額が色相別に区分、緑: 1応募当たり積立金20ウォン、黄:1応募当たり積立金 50ウォン、赤: 1応募当たり積立金100ウォンなどの区分で、単価選択情報が同じの場合、単価選択情報が同じ多数の個別販売者サーバー(2)を、共同プロモーション参加形態で、
図8のように、グループ別カテゴリー、応募当たり累積当せん金が同じグループ別に統合し、そのカテゴリー別キューポットコード発給進行関係により、後述の一連の抽選イベント及び当せん金支払いサービスを行う。
【0045】
また、上記のキューポットコード生成段階(S2)は、キューポットコード発給申込み段階(S1)を通じて、個別販売者サーバー(2)がキューポットコード発給申込みを行った場合、キューポットサービス運営者サーバー(1)に、個別販売者サーバー(2)の発行申込み情報によって、コード発給制御部(13)のキューポットコード生成モード(131)を通じて、個別販売者サーバー(2)のURL住所と、その他広告データ、そして、応募制限コード情報が入力された、キューポットコード(4)を生成し、ここに、
図4のように、応募関連識別情報(41)、応募識別マーク(42)を添付して作る過程で構成されるのが望ましい。
【0046】
キューポットコード(4)は、一般的なQRコードと同じ形態、すなわち、格子柄のパターンで、文字、数字、イメージ及びその他 3次元情報に至るまで、多様な情報を記録、保存できる通常のマトリックス型のバーコードを意味することで、本発明においては、その通常のQRコードをそのまま応用し、それに追加的な構成要素の一部を適用することで、これに、キューポットコード発給申込みを行った個別販売者サーバー(2)が、コーヒーミックスを生産、販売する企業サーバーとして、5000枚の設定数量で、キューポットコードの購入、発行を要請する場合、キューポットサービス運営者サーバー(1)は、キューポットコード生成モード(131)を通じて、通常のQRコード制作方法と同じ形態でキューポットコード(4)を作り、その作られるキューポットコード(4)に、個別販売者サーバー(2)のウェブサイトへリンクを誘導するURL住所情報と、その個別販売者サーバー(2)の広報のために、追加で製作されたまた他の広告データ情報などの基礎情報とともに、応募制限コード情報、キューポットコード発給枚数 1回〜5000回にのぼるまで、個別的に重複されない固有識別番号を付与して、発行された1 キューポットコード当たり、1回だけイベント応募ができる制限された設定情報を記録、入力し、再び、生成されたキューポットコード(4)のパターンを侵犯しない形態として、
図4のように、イベント応募機会が付与されたキューポットコード(4)であることを示すマスコット形態の応募識別マーク(42)と、そのイベントに関する応募情報として、”2011.5.1〜2011.5.6日”のようなイベント応募期間、該当商品に添付されたキューポットコード(4)のすべて発行数量(5000)×イベント 1回応募による積立額(50ウォン)の表示で、応募関連識別情報(41)を添付して作るのがその一例だと言える。
【0047】
また、キューポットコード出力段階(S3)は、前述のキューポットコード生成段階(S2)を通じて生成されたキューポットコード(4)を設定した数量範囲で、出力、供給されるプロセスで、このようなキューポットコード出力段階(S3)は、先ず、キューポットサービス運営者サーバー(1)において、コード発給制御部(13)にある機器統制モード(132)の設定制御によって、生成されたキューポットコード(4)の出力用紙と、それによる出力枚数を設定、選択し、又、機器統制モード(132)によるインターフェース制御によって、キューポットコード発給機(133)を駆動させて、個別販売者サーバー(2)が発行申込みしたキューポットコード(4)を
図4のように、印刷物形態で出力する過程で構成されるのが望ましい。
【0048】
この時、前述のように、出力されたキューポットコード(4)は、そのキューポットコード発給を申し込んだ個別販売者サーバー(2)に、出力用紙の形態そのままで提供され、キューポットコード(4)出力(印刷)物を提供してもらった個別販売者サーバー(2)は、そのキューポットコード(4)を出力用紙から各1枚ずつ個別構成で裁断して、その裁断されたキューポットコード(4)を販売率増進を希望する個別販売者サーバー(2)の商品に添付する。
【0049】
また、キューポットコード(4)は、その添付される商品の外形的特性、例えば、コーラ、サイダー、焼酒などのように、ボトルまたはカンなどの商品の場合、その商品の外面に、キューポットコード(4)を安定的に付着、添付できるように、そのキューポットコード(4)の出力用紙を接着ステッカー用紙などで選択、出力することであり、また、お菓子、ラーメン、パンなどのように、主な内容物が包装用紙などに入れられた形態に取り扱いされる商品の場合、その包装用紙内部にキューポットコード(4)が安定的に入れられるように、各1枚ずつ個別構成に裁断されたキューポットコード(4)を、ビニールフィルム誌などにコーティングの形態で、商品包装用紙内部に入れ、添付されるようにする。
【0050】
この時、出力物として提供されたキューポットコード(4)を裁断して、販売商品に添付させる一連の過程は、単純に人間の身体活動を通じて行われる行為に過ぎなく、よって、説明しているキューポットコード(4)の添付過程は、本発明の権利対象から除外される。
【0051】
また、応募申込み受付段階(S4)は、先ず、不特定多数のユーザーに、キューポットコード(4)が添付された商品を選択的に購入するようにした後、その購入商品に添付されたキューポットコード(4)を、ユーザー自分所有のスマートフォンで読み取りして、その読み取りしたユーザーのスマートフォン(3)をキューポットサービス運営者サーバー(1)にリンクさせる。
【0052】
このように、リンクされたユーザーのスマートフォン(3)を対象に、キューポット運営者サーバー(1)は、応募受付処理部(14)の応募情報提供モード(141)を通じて、
図6のように、ディスプレー情報で提供される応募方法、例えば、”下記に提示される1〜45までの数字の番号版を通じて 6個の数字を選択後、確認ボタンを押せば、自動応募になります。”などのような、応募案内情報を提供し、
”2011年5月1日〜2011年5月6日12時”などの応募期間情報と、”2011年5月7日午後4時抽選”などの抽選日時に関する情報を、応募関連識別情報(41)と別途で、提供するようになる。
【0053】
したがって、このように、提供される応募情報で、ユーザーのスマートフォン(3)は応募受付処理部(14)の応募番号入力モード(142)、1〜 45までの数字の番号を入力手段で、通常のロト宝くじと同じ方式で、当選が予想される 6つの数字を任意的に、選択入力し、イベントに応募し、このように、イベントに応募したユーザーのスマートフォン(3)に関する応募情報は、キューポットサービス運営者サーバー(1)に、応募受付処理部(14)の応募者情報データベース(144)に保存される過程で構成するのが望ましい。
【0054】
この時、ユーザーのスマートフォン(3)が、応募番号入力モード(142)を通じて当選予想番号を入力、申込みにおいて、キューポットサービス運営者サーバー(1)は、そのユーザーのスマートフォン(3)の申込み情報が送信、受付される過程に、2〜5秒位の待機時間を設定し、その登録待機時間の間、応募受付処理部(14)の設定広告露出モード(143)を通じて、キューポットコード(4)が添付されたまた他の商品情報、抽選イベント応募を行うことができる、個別販売者サーバー(3)のまた他の商品に関する発売開始予告または広報データ、URLを通じるウェブサイトリンクなどを通じてユーザーのスマートフォン(3)に、メール、イメージ、または動画などの追加広告形態で露出提供するようになる。
【0055】
キューポットサービス運営者サーバー(1)は、キューポットコード(4)スキャンにより、イベントに応募するユーザーのスマートフォン(3)を対象に、ID及びパスワードを付与して、それにより、基礎情報(名前、年齢、性別、電子メール、端末機番号など)をもらってサービス会員資格でイベントに応募できるようにし、これも本発明の範囲か外れることではない。
【0056】
また、進行現況提供段階(S5)は、ユーザーのスマートフォン(3)が応募申込み受付段階(S4)を通じて本発明によるイベントに応募する場合、キューポットサービス運営者サーバー(1)に、応募申込みしたユーザーのスマートフォン(3)を対象に、運営現況管理部(15)の応募率分析処理モード(152)、累積当選額算出モード(151)を通じてユーザーのスマートフォン(3)が応募したイベントに対して、現在応募率現況と、その応募による累積当選金額などを算出して、進行情報露出モード(153)を通じてユーザーのスマートフォン(3)にリアルタイム情報にディスプレーされる過程で構成するのが望ましい。
【0057】
ユーザーのスマートフォン(3)がキューポットコード(4)が添付されたコーヒーミックスを購入した後、そのコーヒーミックスに添付されたキューポットコード(4)スキャンを通じてイベントに応募受付の結果、その応募した1キューポットコード(4)当たり積立額が 50ウォンに当たる場合、キューポットサービス運営者サーバー(1)は、運営現況管理部(15)を通じて、1キューポットコード(4)当たり積立金50ウォンで、同じに設定、発行された全体キューポットコード(4)、共同プロモーションで参加した該当グループ(個別販売者サーバー)全体に対するキューポットコード(4)発行数量情報を提供する。
【0058】
同じ積立額で設定発行されたキューポットコード(4)の統合された全体数量、A社にあたる個別販売者サーバーがコーヒーミックスの販売率増進のために発行したキューポットコード 20、000枚、B社にあたる個別販売者サーバーがピザの販売率増進のために発行したキューポットコード 15、000枚、C社にあたる個別販売者サーバーがビールの販売率増進のために発行したキューポットコード 50、000枚などのように、その集計を通じてキューポットコード(4)の発行数量を算出し、その算出結果、その全体発行されたキューポットコード(4)のすべて合計が 10万枚の場合、キューポットサービス運営者サーバー(1)は、応募率分析処理モード(152)を通じて、”キューポットコード総発行数量 10万個””現在応募進行件数6万3千件”、”現在63% 応募進行中”などのような、一連の応募進行情報をメールまたはグラフなどの表示で、ユーザーのスマートフォン(3)にリアルタイム提供し、累積当選額算出モード(151)を通じて、現在進行応募件数による積立総額情報、”1 キューポットコードによる 1応募の時、積立金 50ウォン×現在応募進行件数 6万3千件=315万ウォン”と一緒に累積当選金額算出情報を提供するのがその一例だと言える。
【0059】
また、オンライン抽選段階(S6)は、キューポットコードスキャンを通じてイベントに応募したユーザーのスマートフォン(3)を対象に、当選者を定める過程であり、このようなオンライン抽選段階(S6)は、キューポットサービス運営者サーバー(1)において、運営現況管理部(15)の抽選管理モード(154)を通じて、設定された抽選日時及びその抽選時間に合わせて当選番号をリアルタイムで抽出するようにし、抽出された当選番号を、イベントに応募したユーザーのスマートフォン(3)に送信、当事者に当選可否を確認する過程で構成するのが望ましい。
【0060】
この時、抽選管理モード(154)を通じて抽出される当選番号は、信頼性と公正性のために、現在オフライン上で行っている抽選式イベント、ロト宝くじのリアルタイム当選番号を、本発明の当選番号でそのまま利用されることになり、その他、独立的なネット抽選放送を製作したり、または、自動当選番号抽出システムなどを作って、当選者を定めることができることで、これも本発明の範囲から外れることではない。
【0061】
一方、追加説明として、オンライン抽選段階(S6)を通じて行われる順位別当選規定は、通常のロト宝くじと同一方式として、6つの数字を全部当てた場合1位、5つの数字を当てた場合2位、4つの数字を当てた場合3位などのように、当選規定を持つのである。
【0062】
最後に、当選情報提供段階(S7)は、オンライン抽選段階(S6)を通じて当選確定されたユーザーのスマートフォン(3)を対象に、リアルタイム当選情報を提供するプロセスであり、このような、当選情報提供段階(S7)は、先ず、当たったユーザーのスマートフォン(3)に対する情報、例えば、スマートフォンの番号情報とイベント応募情報を応募者情報データベース(144)から抽出し、運営現況管理部(15)の当選精算モード(155)を通じて累積当選金額と、その当せん金の受領方法及び支払い期間、そして、税抜き額と、サービス手数料差引額に対する情報を演算処理して、これを、当たったユーザーのスマートフォン(3)に送信する過程で構成することで、本発明によるQRコードに基づく抽選式現金補償型商品の販売サービス方法を実現するようになる。
【0063】
この時、ユーザーのスマートフォン(3)に支払う当せん金は、銀行振込み又は現場訪問などを通じる現金支払い方式に限定されるのではなく、その当せん金を現金のように使える累積積立ポイント、すなわち、オンライン現金ポイントとして支払うことで、これも本発明の範囲から外れることではない。
【0064】
一方、本発明は、他の実施例に応用されることができることで、実施例において、キューポットコード生成段階(S1)を通じて生成されたキューポットコード(4)を、オンライン通販などを通じて販売される個別販売者サーバー(2)の商品にオンライン送信データで添付させて、ユーザーのスマートフォン(3)が、その商品の購入を決めた後、決済を完了する場合、個別販売者サーバー(2)は、販売商品に添付されたキューポットコード(4)を、ユーザーのスマートフォン(3)がスキャンできるように露出、送信して、前述のように、一連のイベント応募及び当選サービスを提供できることで、これも本発明の範囲から外れることではない。
【符号の説明】
【0065】
1:キューポットサービス運営者サーバー
2:個別販売者サーバー
3:ユーザーのスマートフォン
11:自動情報処理部
12:共同プロモーションコード発給申込み部
13:コード発給制御部
14:応募受付処理部
15:運営現況管理部