【0021】
本発明による医薬組成物において、前記化学式1の化合物は、下記の化合物からなる群から選択することができる:
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-トリフルオロメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-ブロモフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(2,4-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(2-イソプロピルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(2,3-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(2,3-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-ブロモフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-フルオロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(2-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(2-イソプロピルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(2-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(3-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(3-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-シアノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-トリフルオロメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(2,3-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-ブロモフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(2,3-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(2-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(2,4-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(2-イソプロピルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-ブロモフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン;及び
(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-フルオロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン。
【実施例】
【0037】
製造例及び実施例を参照しながら、本発明をさらに詳細に説明する。しかし、これらの製造例および実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0038】
製造例1:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S,3S,4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(437mg、1.55mmol)及び(4-クロロフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(323mg、1.55mmol)をアセトニトリル(2mL)に溶解した。得られた溶液に無水塩化コバルト(CoCl
2)(202mg、1.55mmol)を加えた。反応混合物を60℃で10時間攪拌した後、NaHCO
3の飽和水溶液(5mL)を加え、酢酸エチル(30mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製して、標題化合物を得た(304mg、40%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.49(s、3H)、3.60(s、3H)、3.63(s、3H)、4.32(m、1H)、4.57(s、1H)、5.14(brs、1H)、6.75(brs、2H)、6.97(m、4H)、7.27(m、2H)、7.93(s、1H)、8.08(d、1H).
【0039】
製造例2:(2S,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(129mg、0.46mmol)及び(4-クロロフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(95mg、0.46mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(76mg、34%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.66(s、3H)、3.60(s、3H)、3.69(s、3H)、3.87(brs、1H)、4.13(m、1H)、4.29(d、1H)、4.43(d、1H)、4.64(s、1H)、5.64(d、1H)、6.83(d、2H)、6.95(m、4H)、7.15(d、2H)、7.86(s、1H)、8.06(m、2H)、8.41(s、1H).
【0040】
製造例3:(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(1.038g、3.7mmol)及び(4-クロロフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(766mg、3.7mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(2.13g、64%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.49(s、3H)、3.60(s、3H)、4.32(m、1H)、4.57(s、1H)、5.14(brs、1H)、6.75(brs、2H)、6.97(m、4H)、7.27(m、2H)、7.93(s、1H)、8.08(d、1H).
【0041】
製造例4:(2R,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(250mg、0.88mmol)及び(4-クロロフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(183mg、0.88mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(269mg、63%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.66(s、3H)、3.60(s、3H)、3.69(s、3H)、3.87(brs、1H)、4.13(m、1H)、4.29(d、1H)、4.43(d、1H)、4.64(s、1H)、5.64(d、1H)、6.83(d、2H)、6.95(m、4H)、7.15(d、2H)、7.86(s、1H)、8.06(m、2H)、8.41(s、1H).
【0042】
製造例5:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-トリフルオロメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(356mg、1.26mmol)及び(4-トリフルオロメチルフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(305mg、1.26mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(146mg、22%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.51(s、3H)、3.60(s、3H)、3.61(s、3H)、4.32(m、3H)、4.57(s、1H)、5.14(brs、1H)、6.85(m、2H)、6.95(m、4H)、7.38(d、2H)、7.91(s、1H)、8.05(dd、2H)、8.42(m、1H).
【0043】
製造例6:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(591mg、2.10mmol)及び(4-メトキシフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(427mg、2.10mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(280mg、28%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.47(s、3H)、3.59(d、6H)、3.68(s、3H)、4.30(m、2H)、4.54(m、2H)、5.02(d、1H)、6.67-6.78(m、4H)、6.89-7.26(m、3H)、8.04(m、2H).
【0044】
製造例7:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(200mg、0.71mmol)及び(4-トリフルオロメトキシフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(183mg、0.71mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(181mg、47%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.50(s、3H)、3.60(d、6H)、4.2-4.50(m、2H)、4.58-5.65(m、2H)、5.18(s、1H)、6.91-6.95(m、7H)、8.00(s、1H)、8.05(dd、1H).
【0045】
製造例8:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-ブロモフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(400mg、1.42mmol)及び(4-ブロモフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(359mg、1.42mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(310mg、41%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.48(s、3H)、3.61(d、6H)、4.10-4.19(m、2H)、4.20-4.40(m、2H)、5.13(s、1H)、6.70-7.01(m、6H)、7.21(s、1H)、7.94(s、1H)、8.06(dd、1H).
【0046】
製造例9:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(2,4-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(400mg、1.42mmol)及び(2,4-ジメチルフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(287mg、1.42mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(231mg、33%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.39(s、3H)、2.19(s、3H)、2.47(s、3H)、3.59(d、6H)、4.15-4.82(m、5H)、6.80-6.89(m、5H)、7.58(d、1H)、7.94-7.99(dd、1H)、8.62(m、1H).
【0047】
製造例10:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(2-イソプロピルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(400mg、1.42mmol)及び(2-イソプロピルフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(306mg、1.42mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(140mg、20%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.22-1.29(m、10H)、3.60(d、6H)、4.07-4.63(m、5H)、6.79-7.35(m、6H)、7.78(m、1H)、7.99(dd、1H)、8.61(m、1H)
【0048】
製造例11:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(2,3-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(400mg、1.42mmol)及び(2,3-ジメチルフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(287mg、1.42mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(253mg、37%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.39(s、3H)、2.17(s、3H)、2.41(s、3H)、3.61(d、6H)、4.26-4.74(m、5H)、6.76-6.95(m、4H)、6.98(m、1H)、7.58(d、1H)、7.95(dd、1H)、8.63(d、1H).
【0049】
製造例12:(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(2,3-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(500mg、1.77mmol)及び(2,3-ジメチルフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(358mg、1.77mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(416mg、49%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.39(s、3H)、2.17(s、3H)、2.41(s、3H)、3.61(d、6H)、4.26-4.74(m、5H)、6.76-6.95(m、4H)、6.98(m、1H)、7.58(d、1H)、7.95(dd、1H)、8.63(d、1H).
【0050】
製造例13:(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-ブロモフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(500mg、1.78mmol)及び(4-ブロモフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(450mg、1.78mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(570mg、60%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.48(s、3H)、3.61(d、6H)、4.10-4.19(m、2H)、4.20-4.40(m、2H)、5.13(s、1H)、6.70-7.01(m、6H)、7.21(s、1H)、7.94(s、1H)、8.06(dd、1H).
【0051】
製造例14:(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(300mg、1.06mmol)及び(4-メトキシフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(216mg、1.06mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(446mg、86%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.47(s、3H)、3.59(d、6H)、3.68(s、3H)、4.30(m、2H)、4.54(m、2H)、5.02(d、1H)、6.67-6.78(m、4H)、6.89-7.26(m、3H)、8.04(m、2H).
【0052】
製造例15:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(4-フルオロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(800mg、2.84mmol)及び(4-フルオロフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(380mg、1.8mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(650mg、48%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.49(s、3H)、3.60(d、6H)、4.30(m、2H)、4.60(m、2H)、5.05(m、1H)、6.76-6.97(m、7H)、7.95(s、1H)、8.03(dd、1H)
【0053】
製造例16:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(2-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(500mg、1.78mmol)及び(2-メトキシフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(253mg、1.25mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(500mg、58%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.38(s、3H)、3.60(d、6H)、3.91(s、3H)、3.97(m、1H)、4.74(d、1H)、4.60-4.84(m、3H)、6.80-7.03(m、6H)、7.58(m、1H)、7.99(dd、1H)、8.86(m、1H)
【0054】
製造例17:(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(2-イソプロピルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(100mg、0.35mmol)及び(2-イソプロピルフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(75mg、0.35mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(72mg、42%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.22-1.29(m、10H)、3.60(d、6H)、4.07-4.63(m、5H)、6.79-7.35(m、6H)、7.78(m、1H)、7.99(dd、1H)、8.61(m、1H).
【0055】
製造例18:(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(2-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(500mg、1.78mmol)及び(2-メトキシフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(231mg、1.78mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(580mg、67%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.38(s、3H)、3.60(d、6H)、3.91(s、3H)、3.97(m、1H)、4.74(d、1H)、4.60-4.84(m、3H)、6.80-7.03(m、6H)、7.58(m、1H)、7.99(dd、1H)、8.86(m、1H).
【0056】
製造例19:(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(3-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(500mg、1.77mmol)及び(3-クロロフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(366mg、1.77mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(337mg、39%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.51(s、3H)、3.61(d、6H)、4.20-4.57(m、2H)、4.57-4.59(m、2H)、5.17(s、1H)、6.69-6.73(m、3H)、6.94-7.01(m、4H)、7.89(m、1H)、8.04(dd、1H).
【0057】
製造例20:(2S,3S,4R)-6-ニトロ-4-[N-(3-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(450mg、1.6mmol)及び(3-クロロフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(232mg、1.1mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(280mg、35%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.51(s、3H)、3.61(d、6H)、4.20-4.57(m、2H)、4.57-4.59(m、2H)、5.17(s、1H)、6.69-6.73(m、3H)、6.94-7.01(m、4H)、7.89(m、1H)、8.04(dd、1H).
【0058】
製造例21:(2R,3R,4S)-6-ニトロ-4-[N-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2R、3R、4R)-6-ニトロ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(200mg、0.71mmol)及び(4-トリフルオロメトキシフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(183mg、0.71mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(155mg、40%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.49(s、3H)、3.60(d、6H)、4.20-4.50(m、2H)、4.58-5.65(m、2H)、5.18(s、1H)、6.91-6.95(m、7H)、7.99(s、1H)、8.04(dd、1H).
【0059】
製造例22:(2S,3S,4R)-6-シアノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
エポキシド化合物である(2S、3S、4S)-6-シアノ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-エポキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(210mg、0.8mmol)及び(4-クロロフェニル)(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミン(167mg、0.8mmol)を使用して、製造例1と同様の手順に従って標題化合物を製造した(106mg、28%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.47(s、3H)、3.58(s、3H)、3.62(s、3H)、4.35(m、1H)、4.57(s、1H)、5.16(brs、1H)、6.81-6.93(m、3H)、7.17(d、1H)、7.38(s、1H)、7.51(dd、1H).
【0060】
製造例23:(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例3で得られたニトロ化合物(521mg、1.07mmol)をメタノール(3mL)に溶解した後、10%Pd/C(50mg)を加えた。次いで、3気圧の水素雰囲気下で12時間水素化を行った。反応混合物をセライトパッドで濾過して、固形物を除去し、濾液を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=5:95)で精製して、標題化合物を得た(368mg、75%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.42(s、3H)、3.61(s、6H)、4.27(m、2H)、4.42(s、1H)、4.52(d、1H)、5.24(m、1H)、6.29(s、1H)、6.58(d、2H)、6.70(d、2H)、6.98(m、3H)、7.41(m、2H).
【0061】
製造例24:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例1で得られたニトロ化合物(177mg、0.36mmol)をメタノール(2mL)に溶解した後、Cu(OAc)
2の0.4M水溶液(0.38mL、0.15mmol)を加えた。水素化ホウ素ナトリウム(113mg、3.0mmol)を反応混合物に室温で10分間かけてゆっくり添加した。反応混合物を1時間攪拌した後、酢酸エチル(5mL)を加えた。黒色の沈殿物を濾過して除去した後、飽和NaHCO
3水溶液(5mL)を濾液に加え、酢酸エチル(30mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を除去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で精製して、標題化合物を得た(58mg、35%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.42(s、3H)、3.61(s、6H)、4.27(m、2H)、4.52(d、1H)、4.42(s、1H)、5.24(m、1H)、6.29(s、1H)、6.58(d、2H)、6.70(d、2H)、6.98(m、3H)、7.41(m、2H).
【0062】
製造例25:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-トリフルオロメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例5で得られたニトロ化合物(65mg、0.12mmol)を使用して、製造例24と同様の手順に従って標題化合物を製造した(34mg、57%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.38(s、3H)、3.60(s、3H)、4.06-4.85(m、3H)、4.41(s、1H)、5.06(brs、2H)、6.31(s、1H)、6.57(d、2H)、6.80-7.18(m、7H)
【0063】
製造例26:(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例21で得られたニトロ化合物(100mg、0.19mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(23mg、24%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.50(s、3H)、3.60(d、6H)、4.20-4.50(m、2H)、4.59(s、2H)、5.18(s、1H)、6.30(s、1H)、6.60(dd、2H)、6.70-6.96(m、6H)
【0064】
製造例27:(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(2,3-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例12で得られたニトロ化合物(135mg、0.28mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(19mg、15%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.29(s、3H)、2.27(s、3H)、2.43(s、3H)、3.60(s、6H)、4.41-4.63(m、5H)、6.57(dd、1H)、6.70-7.19(m、6H)、7.40(d、1H)
【0065】
製造例28:(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例14で得られたニトロ化合物(100mg、0.21mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(21mg、23%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.36(s、3H)、3.60(d、6H)、3.64(s、3H)、4.20-4.60(m、3H)、4.45(s、1H)、4.70-4.90(m、2H)、6.50(m、1H)、6.70(dd、1H)、6.80-7.00(m、6H)、7.40(d、1H).
【0066】
製造例29:(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-ブロモフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例13で得られたニトロ化合物(100mg、0.19mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(50mg、53%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.48(s、3H)、3.61(d、6H)、4.10-4.19(m、2H)、4.22(s、2H)、5.13(s、1H)、6.33-7.15(m、9H).
【0067】
製造例30:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(2,3-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例11で得られたニトロ化合物(70mg、0.14mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(35mg、54%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.29(s、3H)、2.27(s、3H)、2.43(s、3H)、3.60(s、6H)、4.41-4.63(m、5H)、6.57(dd、1H)、6.70-7.19(m、6H)、7.40(d、1H).
【0068】
製造例31:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(2-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例16で得られたニトロ化合物(80mg、0.16mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(74mg、66%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.30(s、3H)、3.60(d、6H)、3.80(s、3H)、4.10-4.30(m、2H)、4.45(s、1H)、4.70-4.90(m、2H)、6.50(dd、1H)、6.70-7.00(m、7H)、7.40(d、1H).
【0069】
製造例32:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-メトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例6で得られたニトロ化合物(103mg、0.21mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(74mg、77%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.36(s、3H)、3.60(d、6H)、3.64(s、3H)、4.20-4.60(m、3H)、4.45(s、1H)、4.70-4.90(m、2H)、6.50(m、1H)、6.70(dd、1H)、6.80-7.00(m、6H)、7.40(d、1H).
【0070】
製造例33:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(2,4-ジメチルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例9で得られたニトロ化合物(86mg、0.18mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(54mg、67%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.26(s、3H)、2.20(s、3H)、2.43(s、3H)、3.58(s、6H)、4.36-4.54(m、3H)、4.60(m、2H)、6.56(dd、1H)、6.70(dd、1H)、6.80-7.15(m、6H)、7.36(d、1H).
【0071】
製造例34:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(2-イソプロピルフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例10で得られたニトロ化合物(45mg、0.09mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(30mg、73%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.22-1.29(m、9H)、3.60(d、6H)、4.10-4.62(m、5H)、6.50-6.77(m、2H)、6.85-7.30(m、6H)、7.60(m、1H).
【0072】
製造例35:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例7で得られたニトロ化合物(50mg、0.10mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(34mg、72%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.50(s、3H)、3.60(d、6H)、4.20-4.50(m、2H)、4.59(s、2H)、5.18(s、1H)、6.30(s、1H)、6.60(dd、2H)、6.70-6.96(m、6H).
【0073】
製造例36:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-ブロモフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例8で得られたニトロ化合物(50mg、0.10mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(41mg、88%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.48(s、3H)、3.61(d、6H)、4.10-4.19(m、2H)、4.22(s、2H)、5.13(s、1H)、6.33-7.15(m、9H).
【0074】
製造例37:(2S,3S,4R)-6-アミノ-4-[N-(4-フルオロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの製造
製造例15で得られたニトロ化合物(50mg、0.10mmol)を使用して、製造例23と同様の手順に従って標題化合物を製造した(44mg、95%)。
1H NMR(200MHz、CDCl
3)δ1.49(s、3H)、3.60(d、6H)、4.30(m、4H)、4.98(s、1H)、6.33(s、1H)、6.55(dd、2H)、6.60-6.92(m、6H).
【0075】
実施例1:角膜損傷の動物モデルでの血管新生に対する抑制効果の評価
角膜損傷を有する動物として、スプラーグドーリーラット(8週齢、雄性)を使用して(実験群15匹;および正常群1匹)試験を行った。角膜損傷を誘導するために、硝酸銀でコーティングした綿棒をラット角膜の表面に接触させて、角膜の中心に直径2mmの損傷を誘導した。角膜損傷を誘導した後3日目に、角膜の血管新生誘導モデルが作製されたことを確認した後、製造例23の化合物、すなわち、(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン(KR-31831)を10%PEG400を含有するリン酸緩衝食塩水(PBS)に0.3mg/mlの濃度になるように溶解して調製した溶液(20μL)を結膜下注射した。対照群には、10%PEG400を含有するPBS(20μL)を結膜下注射した。陽性対照として、(血管新生阻害剤として使用される)アバスチンをPBSに10mg/mlの濃度になるように溶解して調製した溶液(20μL)を結膜下注射した。薬物投与後1週間後の、角膜の血管新生の写真を
図1に示した。
図1の写真に関する定量的な評価は、Image J(NIH、USA)プログラムを使用して行い、その結果を
図2に示した。
【0076】
図1に示すように、本発明の化合物を注射した動物モデルでは、PBSを注射した対照群とアバスチンを注射した陽性対照群より角膜の血管新生が抑えられている。また、
図2に示すように、対照群(Cont)の角膜の血管新生(100%)に対する、本発明の化合物を投与した群(KR)とアバスチンを投与した群(Ava)の角膜血管新生の程度は、それぞれ52.6±10%および66.4±10.6%であった。したがって、本発明の化合物は、アバスチンより低い濃度で投与したにもかかわらず、角膜の血管新生に対してより優れた抑制効果を有することがわかる(
図2)。
【0077】
実施例2:角膜損傷の動物モデルでの血管新生に対する抑制効果の評価
(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランとアバスチンについて、それぞれ結膜下注射と点眼投与(eye drop-administration)の両方を同時に実施したことを除いては、実施例1と同様の方法で、血管新生に対する抑制効果を評価した。結膜下注射には、(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランを10%PEG400を含有するPBSに0.3mg/mlの濃度になるように溶解して調製した溶液(20μL)、およびアバスチンをPBSに10mg/mlの濃度になるように溶解して調製した溶液(20μL)を使用した。また、点眼投与には、PEG(ポリエチレングリコール400)30重量%とDMSO(ジメチルスルホキシド)10重量%を含有するPBSにそれぞれの薬剤を先に記載の濃度と同じ濃度になるように溶解し、塩酸を使用してpH7に調整して調製した溶液(50μL、1滴)を使用した。結果を
図3に示す。
【0078】
図3に示すように、対照群(Cont)の血管新生(100%)に対するアバスチン投与群(Ava)の血管新生の程度は29.3±8.6%であり;また、本発明の化合物投与群(KR)の血管新生の程度は25.1±10.8%であった。本発明の化合物はアバスチンより低い濃度で使用したにもかかわらず、血管新生に対してより優れた効果を有しており(
図3)、実施例1と同じ結果であることがわかる。
【0079】
実施例3:VEGF受容体2(FLK-1)発現の測定
角膜の血管新生の有無をマーカーで確認する試験を行った。トリゾール
TM溶液(200μL)に、実施例1のラットから採取した角膜組織を添加した。全RNAを単離した後、逆転写酵素を使用してcDNAを調製した。それぞれのcDNA(5μL)とFLK-1のプライマセットを混合し、サーマルサイクラー(thermocycler)を用いて、次の条件下でPCR増幅を行った:94℃で5分間の変性後、94℃で20秒間の変性、58℃で1分間のアニーリング、および72℃で25秒間の伸長の35サイクル。それぞれのPCR産物を1%アガロースゲルにロードした後、エチジウムブロマイドで蛍光検出されたバンドを確認した。その結果を
図4に示した。
【0080】
図4に示すように、PBS(20μL)を注射した対照群(Non)における角膜のFLK-1発現(100%)と10mg/mlの濃度でアバスチン(20μL)を注射した群(Avastin)における角膜のFLK-1発現(約59%)に比べて、0.3mg/mlの濃度の本発明の化合物、すなわち、(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの溶液(20μL)を結膜下注射した群(KR)における角膜のFLK-1発現が非常に低い(約30%)ことがわかる。
【0081】
実施例4:動物モデルでの角膜上皮細胞の正常な再生に対する影響の評価
ラット(8週齢、200gないし250g)をロンプンとゾレチルの混合液(1ml/kg)で麻酔した後、角膜中心の角膜上皮細胞を2mm径の円形にメスでかき取り、角膜上皮細胞の損傷を有する動物モデルを作製した。角膜上皮細胞の除去は、1%フルオレセイン溶液で確認した。実施例2で使用した点眼剤(50μL)を1日2回、つまり12時間おきに投与した。投与後0時間、18時間、36時間後の角膜を
図5に示した。
図5の写真に関する定量的な評価は、Image J(NIH、USA)プログラムを使用して行い、その結果を
図6に示した。
【0082】
図5及び
図6に示すように、角膜全体に対するそれぞれの角膜上皮損傷の大きさを求めたところ、対照群(Control)は、投与後0時間には51±9%の回復率、投与後18時間後には54±10%の回復率、投与後36時間後には92±6%の回復率をそれぞれ示し、また、本発明の化合物である(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランを含有する点眼剤を投与した群(KR eyedrop)は、投与後0時間には52±9%の回復率、投与後18時間後には55±9%の回復率、投与後36時間後には94±8%の回復率をそれぞれ示した。したがって、角膜上皮細胞の正常な回復率は、本発明の化合物を含有する点眼剤によって阻害されないことがわかる。
【0083】
実施例5:網膜損傷の動物モデルでの黄斑変性に対する治療効果の観察
網膜損傷を有する動物として、褐色ノルウェーラット(8週齢、雄性)を使用して(試験群15匹と正常群1匹)試験を行った。Zeiss 532sのレーザーを使用して、200mV、30msの強度で褐色ノルウェーラットの網膜のブルッフ膜を損傷させた。網膜血管を観察するために、レーザー損傷後3日目に薬物の硝子体液内投与を行った。本発明による化合物、すなわち、(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランは、30%PEG400と10%DMSOを含有するPBSに0.1mg/ml及び0.3mg/mlの二つの濃度になるように溶解して得られた溶液(それぞれ10μL)を投与した。アバスチンは、2.5mg/mlの濃度になるようにPBSに溶解して得られた溶液(10μL)を投与した。対照群には、PBS(10μL)を投与した。また、(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランを30%PEG400と10%DMSOを含有するPBSに溶解して得られた溶液を25mg/kgの投与量で腹腔内投与した。薬物を投与した後2週間後、デキストラン-FITCを25mg/kgの投与量で左心室に注入し、5分後に眼球を摘出して10%ホルマリン溶液で固定した。固定した眼球から角膜と水晶体を除去し、蛍光顕微鏡で観察した。血管新生は、レーザーによって損傷した部位のデキストラン-FITCの強度と漏出により確認し、その結果を
図7に示した。
図7の写真に関する定量的な評価は、Image J(NIH、USA)プログラムを使用して行い、その結果を
図8に示した。
【0084】
図7に示すように、正常な網膜血管(Normal)はデキストラン-FITC染色によって網目状に観察されるが、対照群(Control)では、レーザーによって損傷した部位でデキストラン-FITCの漏出が観察された。しかし、本発明の化合物を投与した群では、レーザーによって損傷した部位のデキストラン-FITCの漏出面積が対照群とアバスチン投与群に比べて小さいことがわかる。
【0085】
図8は、
図7の写真から蛍光強度の定量により得られた結果を示す。周囲の血管の蛍光強度を100としたとき、滅菌生理食塩水を投与した対照群(Control)は67±3の蛍光強度を示し、アバスチンを投与した群(Ava)は46±3の蛍光強度を示した。これに対して、本発明の化合物を投与した群のうち、0.1mgの硝子体液内投与群(0.1mg/ml、VI)は53±2.8の蛍光強度を示し、0.3mgの硝子体液内投与群(0.3mg/ml、VI)は45±3.1の蛍光強度を示し、腹腔内投与群(25mg/kg、IP)は51±5の蛍光強度を示した。したがって、本発明の化合物を投与した群は、非常に低い蛍光強度を示すことがわかる。また、本発明の化合物は、血管新生阻害剤として知られているアバスチンよりも低い濃度で注入したにもかかわらず、同等以上の効果を有することがわかる。また、腹腔内投与でも治療効果を示した結果から、従来の治療薬に比べて投与方法の面からも効率性が高いことがわかる。
【0086】
実施例6:網膜損傷の動物モデルでの黄斑変性に対する治療効果の測定
網膜損傷を有する動物モデルとして、Yutacan マイクロミニピッグ(3kg、雄性)を使用して(試験群15匹)試験を行った。網膜の黄斑変性のモデルは、実施例5の褐色ノルウェーラットと同じ方法で作製した。実施例2と同じ方法によって調製した点眼剤(100μL、0.9mg/ml)を1日4回、2週間投与した。硝子体注射(vitreous injection)では、同じ化合物の溶液(20μL、0.3mg/ml)を硝子体液に1回注射した。投与後2週間後、1%フルオレセインを静脈注射して、レーザーによって損傷した部位と、本発明の化合物、すなわち、(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの効果を観察した。その結果を
図9に示した。
図9の写真に関する定量的な評価は、Image J(NIH、USA)プログラムを使用して行い、その結果を
図10に示した。
【0087】
図9及び
図10に示すように、非薬物投与対照群の強度を1としたとき、点眼剤投与群(1日4回、2週間)(Eye drop)は0.46±0.17の強度を示し、硝子体内投与群(Vitreous Inj.)は0.36±0.14の強度を示した。したがって、本発明の化合物は、黄斑変性の治療に有効である。特に、本発明の化合物は点眼剤の形態で局所投与した時でも黄斑変性に対して優れた治療効果を示すことがわかる。
【0088】
実施例7:動物モデルでの点眼剤の網膜送達の測定
(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランを含有する点眼剤が角膜を透過して網膜まで送達されるかどうかを評価した。褐色ノルウェーラット(8週齢)を試験に使用し、実施例5と同じ方法で動物モデルを作製した。下記製剤例1ないし3の点眼剤(各製剤100μL)(すなわち、製剤例1および2の溶液形態の点眼剤および製剤例3の懸濁液形態の点眼剤)をそれぞれ1日4回、2週間投与した。投与後2週間後、1%フルオレセインを静脈注射して、レーザーによって損傷した部位と、本発明の化合物、すなわち、(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランの効果を観察した。その結果を
図11に示した。
図11の写真に関する定量的な評価は、Image J(NIH、USA)プログラムを使用して行い、その結果を
図12に示した。
【0089】
図11及び
図12に示すように、非薬物投与対照群の強度を100%としたとき、0.9mg/mlの濃度を有する溶液形態の点眼剤を投与した群(Eydrop 0.9mg/ml)は64.3±9.7%の強度を示し、0.6mg/mlの濃度を有する溶液形態の点眼剤を投与した群(Eydrop 0.6mg/ml)は75.8±11.6%の強度を示し、0.6mg/mlの濃度を有する懸濁液形態の点眼剤を投与した群(Suspension 0.6mg/ml)は71.57±11.58%の強度を示した。したがって、本発明により製造された点眼剤は外用で局所的に投与しても、黄斑変性に対して優れた治療効果を示すことがわかる。
【0090】
実施例8:動物モデルでの点眼剤の網膜送達の測定
(2R,3R,4S)-6-アミノ-4-[N-(4-クロロフェニル)-N-(1H-イミダゾール-2-イルメチル)アミノ]-3-ヒドロキシ-2-メチル-2-ジメトキシメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピランを含有する点眼剤が角膜を透過して網膜まで送達されるかどうかを評価した。ラット(8週齢)を試験に使用し、下記製剤例1で製造した点眼剤(50μL)をラットの目に点眼した。前記化合物の網膜への送達レベルを測定した。結果は次の表1のとおりである。
【0091】
【表1】
N.D.:未検出
【0092】
前記の表1に示すように、投与後30分後に、眼房水(Aqueous humor)では1250ng/ml、硝子体液(Vitreous humor)では195ng/ml、網膜(retina)では846ng/mlのレベルで、前記化合物がそれぞれ検出された。投与後120分に、眼房水では827ng/ml、硝子体液では194ng/ml、網膜では225ng/mlの前記化合物がそれぞれ検出された。血漿では、投与後30分後には検出されず、投与後120分後に0.9ng/mlのレベルで前記化合物が検出された。したがって、点眼した本発明の化合物は網膜まで送達され、血液中に吸収される量はごくわずかであることがわかる。
【0093】
本発明による前記化学式1の化合物またはその塩は、目的に応じて様々な投与形態に製剤化することができるが、好ましくは、点眼剤の形態に製剤化される。前記の点眼剤は、例えば、溶液または懸濁液の形態とすることができる。下記製剤例において、溶液または懸濁液の形態の点眼剤の代表的な例を例示するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0094】
製剤例1および2:溶液形態の点眼剤の製造
表2の成分と含有量に従って、溶液形態の点眼剤を製造した。表2のそれぞれの含有量は、総容積1mlあたりの各成分の含有量を示す。製造例23の化合物、ポリエチレングリコール400、グリセリン、EDTA、およびホウ酸を滅菌水に溶解した。希塩酸を使用してpHを6.5±0.5に調節した後、滅菌水を該溶液に加えて、総容積を調節した。
【0095】
【表2】
【0096】
製剤例3:懸濁液形態の点眼剤の製造
表3の成分と含有量に従って、懸濁液形態の点眼剤を製造した。表3のそれぞれの含有量は、総容積1mlあたりの各成分の含有量を示す。製造例23の化合物、ポビドンK-25、EDTA、ホウ酸、ホウ砂、および塩化ナトリウムを滅菌水に分散した。希塩酸を使用してpHを7.0±0.5に調節した後、滅菌水を該懸濁液に加えて、総容積を調節した。
【0097】
【表3】