(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1駒体配置部材層に設けられる前記駒体配置部材の数は、前記第2駒体配置部材層に設けられる前記駒体配置部材よりも多いことを特徴とする請求項3に記載の動揺玩具。
前記駒体配置部材は、支点を前記タワー部材に支持されて、前記ボール体打当部を前記タワー部材の内部に配置され、前記駒体配置部を前記タワー部材の外部に配置されるとともに、
前記駒体配置部は、側面視において水平面から下方に傾斜して形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか記載の動揺玩具。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図1及び
図2に示す動揺玩具10は、略皿状に形成されて下面を球面状とするベース部材20と、このベース部材20から立設する略円筒状のタワー部材30と、ボール体50が配置されるボール体配置部40と、を備える。タワー部材30の外周には、人型を模した人形状の本体81と円板状の底面プレート82を備える駒体80が配置可能な複数の駒体配置部材60,70が搖動自在に設けられる。
【0011】
この動揺玩具10による遊び方は、例えば、複数人の使用者が順に駒体80を駒体配置部材60,70に乗せる。すると、駒体80の配置のバランスに応じて動揺玩具10が動揺する。そして、動揺玩具10が大きく傾斜すると、ボール体配置部40に載置されているボール体50がタワー部材30の内部に落下する。ボール体50がタワー部材30の内部に落下すると、駒体配置部材60,70の後述のボール体打当部にボール体50が打ち当たり、駒体配置部材60,70が跳ね上がり、駒体80が飛ばされる。このようにして、駒体配置部材60,70に載置された駒体80を飛ばした使用者が負けとなる。
【0012】
次に、動揺玩具10の各部の構成を詳細に説明する。ベース部材20は、
図2に示すように、下面に凸球面状の遷移接地部21が形成されている。この遷移接地部21は、動揺玩具10が揺れ動くに従って、机上等の設置面と接地する部位が遷移接地部21の面上で遷移する。
図1に示すように、遷移接地部21に対応する上面は凹部とされており、その凹部の外周縁にはC環状に駒体載置面22が形成されている。駒体80は、駒体載置面22に載置しておくことができる。さらに、C環状の駒体載置面22の切れ目には、ボール体排出部23が形成されている。ボール体排出部23は、ベース部材20の中央側に下る傾斜面23aが形成されている。従って、後述のタワー部材30のボール体排出口31から排出されたボール体50がスムーズに排出される。
【0013】
ベース部材20の上面の中央には、ボール体排出部材90が固定されている。ボール体排出部材90は、筒状のタワー部材30の内部に位置され、上方から落下するボール体50を受けることができる。ボール体排出部材90の上面には、2本のリブ状のボール体排出ガイド91が形成される。ボール体排出ガイド91は、外方向側が下になるよう傾斜し、この傾斜方向がボール体排出部23に向かうよう形成される。従って、ボール体排出ガイド91に受けられたボール体50は、ボール体排出口31を介してボール体排出部23に向けて誘導される。また、ボール体排出ガイド91の内部には、図示しないが錘が設けられており、動揺玩具10が容易に倒れてしまうことが防止される。
【0014】
ベース部材20の略中央には、略円筒状のタワー部材30が立設している。タワー部材30は、複数の筒体である円筒状の部材(下部円筒32、第1中間円筒34、第2中間円筒35、上部円筒36、導入部材37)や中間リング(接続リング33a,33b,33c)が固定的に接続して組み合わされて形成される。ベース部材20には、ボール体排出部材90の外周にベース部材20の上面からC環状にタワー基部24が立設されている。最下段の下部円筒32は、タワー基部24と接続して固定されている。タワー基部24のC環状の切れ目と、下部円筒32の側面の開口部と、により、ボール体排出口31が形成される。
【0015】
下部円筒32は、下部円筒32の上方に位置する第1中間円筒34と接続リング33aを介して接続される。第1中間円筒34は、第1中間円筒34の上方に位置する第2中間円筒35と接続リング33bを介して接続される。更に、第2中間円筒35は、第2中間円筒の上方に位置する上部円筒36と接続リング33cを介して接続される。上部円筒36は、上部円筒36の上方に位置して、すり鉢状に拡径される導入部材37が接続される。この導入部材37により、ボール体配置部40を離脱するボール体50をタワー部材30の中心に誘導することができる。
【0016】
図3に示すように、上部円筒36の筒本体36aの下端には、筒本体36aよりも縮径した縮径部36bが形成されている。縮径部36bには、上部円筒36と下側で接続される接続リング33cの後述の支点支持部33c3に対応した切欠き部36b1が形成される。切欠き部36b1の上方の筒本体36aには、切欠き部36b1と連続した切欠き溝部36a1が形成される。縮径部36bは、接続リング33cの内側に嵌め込まれて、筒本体36aと縮径部36bの境界に形成される段部36a2と接続リング33cの上端が当接する。そして、これにより上部円筒36は接続リング33cに固定して接続される。また、接続リング33cの下端には拡径された拡径部33c1と、段部33c2が形成される。この拡径部33c1の内側に第2中間円筒35の上部が嵌め込まれて、段部33c2に第2中間円筒35の上端が当接する。そして、これにより第2中間円筒35は接続リング33cに対して固定して接続される。上記のようにして、接続リング33cに対して上部円筒36及び第2中間円筒35が接続する接続構造が形成される。
【0017】
また、接続リング33cには、4箇所に支点支持部33c3が形成されている。4箇所の支点支持部33c3は、上面視において放射状に設けられる。従って、支点支持部33c3に対応して、切欠き部36b1及び切欠き溝部36a1も4箇所に形成される。
【0018】
下部円筒32及び第1中間円筒34と接続リング33aとの接続構造、第1中間円筒34及び第2中間円筒35と接続リング33bとの接続構造は、前述の上部円筒36及び第2中間円筒35と接続リング33cとの接続構造と同様に形成される。そして、接続リング33a,33bには、支点支持部33a3,33b3がそれぞれ3箇所ずつ形成されている。そして、接続リング33cの支点支持部33c3と同様に、各3箇所の支点支持部33a3,33b3は、上面視において放射状に設けられている。
【0019】
また、上部円筒36の上部には、円筒内面から外側に突出する係止凹部36cが放射状に4箇所に形成されている。一方、導入部材37の下端には、円筒状に挿入部37aが形成され、挿入部37aの外周面には、外側に突出するように係止凸部37bが係止凹部36cに対応して4箇所に形成される。導入部材37は、係止凹部36cに係止凸部37bを挿入して、上部円筒36に固定される。そして、ボール体配置部40が取り付けられた状態の導入部材37は、上部円筒36に対する周方向の位置を90°毎に変更できる。従って、位置を変更することにより、ゲーム開始前の動揺玩具10が略垂直に立っている状態となるよう調整することができる。
【0020】
また、下部円筒32、第1中間円筒34、第2中間円筒35及び上部円筒36には、それぞれ係止凸部(例えば、
図3における符号36b2や35b2)が形成される。さらに、接続リング33a,33b,33cには、各係止凸部(符号36b2等)に対応して係止凹部(例えば、
図3における符号33c4)が形成される。これらの各係止凸部(符号36b2等)は、各係止凹部(符号33c4)と係止して、周方向の回り止めがなされている。
【0021】
次に、タワー部材30に搖動自在に設けられる駒体配置部材60,70の構造について説明する。ここで、駒体配置部材60と駒体配置部材70は、駒体配置部61,71の形状が異なるのみで、他の構成は同一であるため、
図3に示す駒体配置部材70に基づいて説明する。
【0022】
駒体配置部材70の端側には、支点73を挟んで円板状の駒体配置部71とボール体打当部72が形成される。ボール体打当部72は、タワー部材30の内部を落下するボール体50が打ち当たる。駒体配置部71とボール体打当部72は、板状の接続板74により接続されている。支点73は、この接続板74の下面に、幅方向両側に軸が突き出るように形成される。そして、ボール体打当部72は、接続板74から下方に傾斜して形成される。ボール体打当部72の上面には、縦リブ75aが形成される。縦リブ75aは、側面視円弧状に形成される。接続板74の上面には、駒体配置部材70の長手方向に延設されて縦リブ75aと連続する上面補強リブ75bが形成される。
【0023】
そして、駒体配置部71と接続板74の境界付近の上面には、幅方向に延設される規制リブ75cが形成される。さらに、駒体配置部71から接続板74に亘る下面には、長手方向に形成される回動規制リブ76が幅方向2箇所に形成されている(
図2参照)。また、駒体配置部71の上面には、先端部に突起77aが形成される。同様に、駒体配置部71の幅方向の縁部近傍には、突起77b,77cが形成される。
【0024】
なお、駒体配置部材60においても同様に、駒体配置部材60は、四角板状の駒体配置部61、ボール体打当部62、支点63、接続板64、縦リブ65a、上面補強リブ65b、規制リブ65c、回動規制リブ66、突起67a,67b,67cを備える(
図4参照)。
【0025】
次に、駒体配置部材60,70がタワー部材30に支持される構造を説明する。ここで、各駒体配置部材60,70は、同様の構造にてタワー部材30に支持されるため、
図4に示すように、上部円筒36と接続リング33cにより支持される駒体配置部材60を例に説明する。ここで、
図4は、
図1のIV−IV断面である。
【0026】
図4に示すように、駒体配置部材60は、支点63の軸が支点支持部33c3に搖動自在に軸支される。支点支持部33c3の上方からは、上部円筒36の切欠き部36b1が被さり、駒体配置部材60の上方移動を規制する。なお、縦リブ65aは、切欠き溝部36a1(
図3参照)により筒本体36aとの干渉が回避される。従って、上部円筒36と接続リング33cの接続後に駒体配置部材60を挿入できるようになり、組み立ての利便性が図られている。また、定常状態においては、支点支持部33c3の外側面33c5と、回動規制リブ66の背面が当接し、
図4における支点63を中心とする時計回りの回動(換言すれば、駒体配置部61の下方への回動)が規制される。そして、
図4の定常状態においては、駒体配置部61は、側面視において水平面から下方に角度αで傾斜している。具体的には、αは、2度〜3度程度の角度とされる。従って、駒体配置部61に駒体80を載置した場合には、駒体80がタワー部材30に対して外方向にやや傾斜して配置される。上記のようにして、駒体配置部材60,70は、ボール体打当部62,72をタワー部材30の筒状内部に配置され、駒体配置部61,71をタワー部材30の外部に配置される。
【0027】
なお、駒体配置部61に配置された駒体80は、突起67a,67b,67cに駒体80の底面プレート82が当接可能である。従って、駒体配置部61から駒体80が滑り落ちてしまうことが防止される。また、規制リブ65cに底面プレート82が当接可能であることより、駒体配置部61に配置される駒体80がタワー部材30側に移動してしまうことが規制される。
【0028】
また、
図1、
図2と、主に
図6に示すように、複数の駒体配置部材60,70は、接続リング33cに4個配置されて第1駒体配置部材層100を形成する。さらに、複数の駒体配置部材60,70は、接続リング33bに3個配置されて第2駒体配置部材層110形成し、接続リング33aに3個配置されて第3駒体配置部材層120を形成する。
図6に示すように、各駒体配置部材60,70(駒体配置部61,71(
図1参照))は、上面視において重なっていない。換言すれば、第2駒体配置部材層110は、第1駒体配置部材層100よりもボール体50の移動方向(本実施形態においては上から下)における下流側に形成され、第1駒体配置部材層100における駒体配置部材60,70が配置されない領域に対応する位置に駒体配置部材60,70が配置される。
【0029】
さらに、第2駒体配置部材層110と第3駒体配置部材層120において、同様に、第3駒体配置部材層120の駒体配置部材60,70は、第1駒体配置部材層100及び第2駒体配置部材層110における駒体配置部材60,70が配置されない領域に対応する位置に駒体配置部材60,70が配置される。したがって、各駒体配置部材60,70に配置される駒体80が飛ばされても、上側の駒体配置部材60,70に当たってしまうことが防止される。
【0030】
そして、タワー部材30の上端部(導入部材37の上部)には、ボール体配置部40が設けられる。ボール体配置部40は、
図7に示すように、導入部材37の縁に差し込むための上下各2箇所のスリット部41a,41bが基部41に形成される。スリット部41a,41bは、それぞれ幅方向に広がる3枚の板(板41−1,41−2,41−3)間により形成される。ボール体配置部40は、導入部材37の縁内側の上下方向に延設される差込みガイド37cに基部41の板41−2又は板41−3の両側がガイドされるとともに、スリット部41a,41bの何れかが導入部材37の縁に差し込まれて、導入部材37に取り付けられる。そして、何れかのスリット部41a,41bの選択により、ゲーム開始前の動揺玩具10が略垂直に立っている状態となるよう調整することができる。なお、先にこの調整を行ってから、上述のようにボール体配置部40が取り付けられた状態の導入部材37の位置を変更してさらに調整することが好ましい。また、上下のスリット部41a,41bの境には、3枚の板41−1,41−2,41−3と垂直に幅方向に広がる横板45が形成されている。導入部材37の縁に何れかのスリット部41a又はスリット部41bに差し込まれると、導入部材37の上端と横板45と、が当接する。そして、この基部41からは、断面H形状の梁状部42がタワー部材30の内方向(すなわち、導入部材37の内方向)に向けて延設される。梁状部42における断面H形状で形成される中央の溝部分には、上側及び下側にそれぞれ補強リブ42a,42bが形成される。そして、梁状部42の先端部には、上下方向を長手方向とする略円柱状のボール体支持部43が形成される。
【0031】
ボール体支持部43は、
図7における上側に第1ボール体支持部43aが形成され、下側に第2ボール体支持部43bが形成されている。第1ボール体支持部43aの支持面43a1は、凹面状(本実施形態では凹球面状)に形成される。この支持面43a1にボール体50が載置されることにより、動揺玩具10がある程度傾いてもボール体50が落下しない。一方、第2ボール体支持部43bは、
図7のP方向から見た囲み図に示すように、平面視において外周が環状に形成される支持環43b1が形成される。また、第2ボール体支持部43bは、第1ボール体支持部43aよりも径が大きく形成される。従って、第2ボール体支持部43bは、第1ボール体支持部43aよりも安定的にボール体50を支持することができる。そして、上下何れかのスリット部41a,41bを導入部材37の縁に差し込むことにより、第1ボール体支持部43aにボール体50を載置するか、第2ボール体支持部43bにボール体50を載置するかを選択することができる。従って、使用者は、ゲームの難易度(ボール体の支持の安定度合い)を選択できる。具体的には、第1ボール体支持部43aにボール体50を載置した場合には、ボール体50が落ちやすいので、ゲームが難しくなる。第2ボール体支持部43bにボール体50を載置した場合には、ボール体50が落ちにくくなるので、ゲームが易しくなる。
【0032】
なお、導入部材37に取り付けられた状態における基部41の上側のスリット部41aには、図柄等が記載された紙製等のシート48の下部を差し込むことができる。このとき、各スリット部41aの背面の板41−1から幅方向に広がるシート支持板44の前面に形成される2つの突起44aと、スリット部41aとスリット部41bとの間の板41−2でシート48が挟持される。従って、確実にシート48を支持することができる。
【0033】
以上のように形成される動揺玩具10の動作は、先ず、前述の通り、複数の使用者が順に駒体80を駒体配置部材60,70の駒体配置部61,71に配置する。すると、駒体載置面22に配置される駒体を含めた駒体80の配置の状況に応じて、動揺玩具10が動揺する。そして、動揺玩具10のバランスが崩れて大きく傾くと、ボール体50がボール体配置部40から離脱する。すると、ボール体50は、導入部材37によりタワー部材30の中心に導かれる。
【0034】
タワー部材30の内側中心に導かれたボール体50は、タワー部材30内を落下(通過)する。そして、
図5に示すように、ボール体50が落下すると、駒体配置部材60(70)のボール体打当部62(72)にボール体50が打ち当たり、駒体配置部材60(70)は支点63(73)を中心に搖動する。具体的には、ボール体打当部62(72)は下方に下がり、駒体配置部61(71)は上方に上がる。すると、駒体配置部61(71)に配置された駒体80は、タワー部材30の外側の上方に向けて飛び跳ねる。
【0035】
また、落下するボール体50は、駒体配置部材60(70)の縦リブ65a(75a)により、タワー部材30の中心で落下するようガイドされる。縦リブ65a(75a)は、ボール体50と共に下方に移動するので、同様の縦リブをタワー部材30内部に固定した場合と比べて、ボール体50の落下の勢いを弱めてしまうことが低減される。そして、駒体配置部材60(70)は、第1駒体配置部材層100に4個配置され、第2駒体配置部材層110に3個配置される。ボール体50は、駒体配置部材60(70)のボール体打当部62(72)に打ち当たるとボール体50における位置エネルギーから変換された運動エネルギーが消費されるので、ボール体50が下方に行くほど運動エネルギーが小さくなるとともに、一度に打ち当たる駒体配置部材60(70)の数が多いほどボール体50の運動エネルギーが消費される。従って、このように下層の駒体配置部材60(70)の数を上層よりも少なくすることにより、上層で運動エネルギーを消費したボール体50であっても、下層に配置された駒体80を飛ばし易くすることができる。
【0036】
以上のような本発明の実施形態によれば、下記の態様の動揺玩具を提供することができる。
【0037】
第1の態様に係る動揺玩具は、接地する部位が遷移可能なベース部材と、前記ベース部材から立設する筒状のタワー部材と、ボール体が配置されるボール体配置部と、駒体が配置される駒体配置部と前記ボール体が打ち当たるボール体打当部を備える駒体配置部材と、を有し、前記駒体配置部材は、前記タワー部材に搖動自在に設け
られ、前記ボール体は、前記ベース部材の接地状態に応じて前記ボール体配置部から離脱して前記タワー部材内部を通過する。
【0038】
この構成によれば、駒体を駒体配置部材に配置して動揺玩具を動揺させてボール体配置部からボール体を離脱させ、この離脱させたボール体により駒体配置部材のボール体打当部にボール体が打ち当たり、駒体配置部材の駒体配置部を跳ね上げるので、駒体を勢いよく飛ばすことができる。従って、動揺玩具の動揺のアクションに更に駒体を飛ばすアクションが追加されて、更に面白みが増した動揺玩具を提供することができる。
【0039】
第2の態様に係る動揺玩具は、前記ボール体配置部は、前記タワー部材の上端部に設けられ、前記タワー部材の下端部には前記ボール体が排出されるボール体排出部が形成される。
【0040】
この構成によれば、上方に配置されるボール体を落下させる構成の動揺玩具とすることができるので、モータ等の動力を用いない動揺玩具を提供することができる。
【0041】
第3の態様に係る動揺玩具は、複数の前記駒体配置部材が放射状に設けられる第1駒体配置部材層と、前記第1駒体配置部材層よりも前記ボール体の移動方向における下流側に設けられ、前記第1駒体配置部材層における前記駒体配置部材が配置されない領域に対応する位置に複数の前記駒体配置部材が配置される第2駒体配置部材層と、を有する。
【0042】
この構成によれば、下層に配置された第2駒体配置部材層から飛ばされた駒体が、上層に配置された第1駒体配置部材層の駒体配置部材に当たってしまうことが低減される。
【0043】
第4の態様に係る動揺玩具は、前記第1駒体配置部材に設けられる前記駒体配置部材の数は、前記第2駒体配置部材層に設けられる駒体配置部材よりも多い。
【0044】
この構成によれば、ボール体は、第1駒体配置部材層の駒体配置部材に打ち当たることによりエネルギーが減少した状態で、次の第2駒体配置部材層の駒体配置部材に打ち当たるが、第1駒体配置部材層よりも第2駒体配置部材層において消費するエネルギーが少ないので、第2駒体配置部材層の駒体を飛ばし易くすることができる。
【0045】
第5の態様に係る動揺玩具は、前記駒体配置部材は、支点を前記タワー部材に支持されて、前記ボール体打当部を前記タワー部材の内部に配置され、前記駒体配置部を前記タワー部材の外部に配置されるとともに、前記駒体配置部は、側面視において水平面から下方に傾斜して形成される。
【0046】
この構成によれば、駒体配置部材に配置された駒体がタワー部材に対して外方向に傾斜して配置されるので、ボール体がボール体打当部に打ち当たることで駒体が飛ばされる際に、外方向に向けて駒体を飛ばすことができる。従って、飛ばされた駒体がタワー部材に当たってしまうことが低減される。
【0047】
第6の態様に係る動揺玩具は、前記ボール体打当部は、下方に傾斜して形成されるとともに、前記ボール体打当部には、側面視円弧状の縦リブ部が形成される。
【0048】
この構成によれば、放射状に配置される駒体配置部材の中心にボール体を寄せることができる。従って、略均一に駒体配置部材にボール体を打ち当てることができ、配置される駒体をほとんど均一に飛ばすことができる。
【0049】
第7の態様に係る動揺玩具は、前記ボール体配置部は、前記タワー部材の上端縁から内方向に向けて延設される梁状部と、前記梁状部の端部に設けられるボール体支持部と、を有し、前記ボール体支持部は、第1ボール体支持部と、第2ボール体支持部を有し、前記第2ボール体支持部は、前記第1ボール体支持部よりも安定的に前記ボール体を支持する。
【0050】
この構成によれば、ボール体の支持の安定度合いを選択することができるので、ゲームの難易度を選択して、使用者に応じた難易度を調整することができる動揺玩具を提供することができる。
【0051】
第8の態様に係る動揺玩具は、前記ベース部材は、下面が球面状に形成される。
【0052】
この構成によれば、スムーズに動揺する動揺玩具を提供することができる。
【0053】
第9の態様に係る動揺玩具は、前記ベース部材は、皿状に形成されるとともに、前記ベース部材の縁には、前記駒体が載置される駒体載置面が形成される。
【0054】
この構成によれば、駒体配置部材に未だ配置していない駒体を動揺玩具の動揺の動作に影響させることができるので、更にゲーム性を高めた動揺玩具を提供することができる。
【0055】
第10の態様に係る動揺玩具は、前記タワー部材は、複数の筒部材と、前記駒体配置部材の支点を支持する支点支持部を備える中間リングと、を有し、前記中間リングは、前記筒状間に挟持される。
【0056】
この構成によれば、簡単な構造で駒体配置部材を配置し易い動揺玩具を提供することができる。
【0057】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では、タワー部材30を略円筒状に形成したが、これに限られることはなく、種々の筒状とすることができる。
【0058】
また、タワー部材30は、ベース部材20から垂直に立設するよう形成したが、これに限られず、例えば途中にループや螺旋通路を形成することもできる。さらに、ベース部材20の遷移接地部21は、凸球面状に限られず、頂部等に平坦部を設けて、動揺玩具のニュートラル状態における直立性を高めることもできるし、多数の面を組み合わせることもできる。
【0059】
さらに、タワー部材30は、一部品で形成することもできる。また、ボール体50は、本実施形態においては球状としたが、ラクビーボール型や多面体等の種々の形状とすることができる。さらに、駒体80は、本実施形態のように駒体配置部材60,70に載置する形態に限られず、吊るす等の他の配置の形態を採用することもできる。また、ボール体配置部40は、ボール体50が載置により配置される形態に限られず、種々の配置形態を採用することができる。
【解決手段】動揺玩具10は、接地する部位が遷移可能なベース部材20と、ベース部材20から立設する筒状のタワー部材10と、ボール体50が配置されるボール体配置部40と、駒体80が配置される駒体配置部61,71とボール体50が打ち当たるボール体打当部62,72を備える駒体配置部材60,70と、を有し、駒体配置部材60,70はタワー部材10に搖動自在に設けられ、ボール体50は、ベース部材20の接地状態に応じてボール体配置部40から離脱してタワー部材10の内部を通過する。