特許第6100108号(P6100108)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6100108
(24)【登録日】2017年3月3日
(45)【発行日】2017年3月22日
(54)【発明の名称】コンソール
(51)【国際特許分類】
   B60R 7/04 20060101AFI20170313BHJP
   B60N 3/10 20060101ALI20170313BHJP
   B60N 3/12 20060101ALI20170313BHJP
【FI】
   B60R7/04 C
   B60N3/10 A
   B60N3/12
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-136247(P2013-136247)
(22)【出願日】2013年6月28日
(65)【公開番号】特開2015-9665(P2015-9665A)
(43)【公開日】2015年1月19日
【審査請求日】2015年12月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】308013436
【氏名又は名称】小島プレス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】特許業務法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 崇裕
【審査官】 森本 康正
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−047089(JP,A)
【文献】 特開2005−112221(JP,A)
【文献】 特開2001−063439(JP,A)
【文献】 特開平05−050875(JP,A)
【文献】 特開平04−133950(JP,A)
【文献】 特開2003−267141(JP,A)
【文献】 米国特許第5087008(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 7/00−7/14
B60N 3/00−3/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の胴部を外側から支持するための開口部が上面に設けられた容器ホルダーと、上面を開放した物入れ部とが互いに隣接して配置されているコンソールであって、
容器ホルダーの上面側あるいは物入れ部の上面側に交互にスライド操作することが可能な第1スライドプレート及び第2スライドプレートを備え、スライドプレートが容器ホルダーの開口部と同形状の開口部を有し、
第1スライドプレートは、第2スライドプレートの上方に位置し、
スライドプレートを容器ホルダーの上面側にスライドさせた格納状態では、両スライドプレートが互いに重なり合い、かつ、両スライドプレートの開口部と容器ホルダーの開口部とが相互に重合して一致しており、
スライドプレートを格納状態から物入れ部の上面側にスライドさせた使用状態では、スライドプレートの開口部が物入れ部に入れる容器の胴部を外側から支持可能な位置となるように構成されており、
物入れ部は、その開放された上面側において両スライドプレートを個々に受入れることが可能な複数のスペースを有し、
両スライドプレートの使用状態では、両スライドプレートを重なり合ったまま物入れ部の一つのスペースにスライドさせる態様と、この態様から第1スライドプレートを残し、第2スライドプレートを物入れ部の別のスペースにスライドさせる態様とが設定されており、
両スライドプレートは、物入れ部側の端部において、互いに隣り合い、かつ、上方に突出した取手部を備え、
第2スライドプレートの取手部に、第1スライドプレートにおける物入れ部側の端部が干渉するように設定されており、
第1スライドプレートの取手部の上端は、容器ホルダーの上面の上方に位置しており、
第2スライドプレートの取手部の上端は、容器ホルダーの上面と同一の高さに位置しているコンソール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンソールに関する。詳しくは、飲料容器を入れる容器ホルダーと、比較的大きな物を入れる物入れ部とが互いに隣接して配置されているコンソールに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のコンソールにおいては、その一例が特許文献1に開示されている。このコンソールでは、容器ホルダーと物入れ部とが互いに隣接して配置されている。容器ホルダーは、容器の胴部を支持するための円形に開口部を備え、物入れ部はその上面が大きく開放されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−267141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のコンソールにおいて、物入れ部を本来の用途以外の目的で使用するのは不向きである。例えば、物入れ部をドリンクホルダー用として使用する場合は、容器が倒れないように支持することができる機能部材を物入れ部に設置する必要がある。一方で、物入れ部を本来の物入れ用へと戻すときには当然、その機能部材を物入れ部から取り外すこととなり、その機能部材の格納スペースが必要となる。この格納スペースをコンソール内に確保すると、その分コンソールが大型になる。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであって、その目的は、容器ホルダーと物入れ部とが併設されているコンソールにおいて、コンソールの大型化を避けつつ、物入れ部を本来の物入れ用またはドリンクホルダー用へと変更してコンソールの使用における多様化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
容器の胴部を外側から支持するための開口部が上面に設けられた容器ホルダーと、上面を開放した物入れ部とが互いに隣接して配置されているコンソールであって、容器ホルダーの上面側あるいは物入れ部の上面側に交互にスライド操作することが可能な第1スライドプレート及び第2スライドプレートを備えている。スライドプレートは容器ホルダーの開口部と同形状の開口部を有している。第1スライドプレートは、第2スライドプレートの上方に位置している。
スライドプレートを容器ホルダーの上面側にスライドさせた格納状態では、両スライドプレートが互いに重なり合い、かつ、両スライドプレートの開口部と容器ホルダーの開口部とが相互に重合して一致しており、スライドプレートを格納状態から物入れ部の上面側にスライドさせた使用状態では、スライドプレートの開口部が物入れ部に入れる容器の胴部を外側から支持可能な位置となるように構成されている。
物入れ部は、その開放された上面側において両スライドプレートを個々に受入れることが可能な複数のスペースを有する。両スライドプレートの使用状態では、両スライドプレートを重なり合ったまま物入れ部の一つのスペースにスライドさせる態様と、この態様から第1スライドプレートを残し、第2スライドプレートを物入れ部の別のスペースにスライドさせる態様とが設定されている。両スライドプレートは、物入れ部側の端部において、互いに隣り合い、かつ、上方に突出した取手部を備えている。第2スライドプレートの取手部に、第1スライドプレートにおける物入れ部側の端部が干渉するように設定されている。第1スライドプレートの取手部の上端は、容器ホルダーの上面の上方に位置している。第2スライドプレートの取手部の上端は、容器ホルダーの上面と同一の高さに位置している。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、スライドプレートを容器ホルダーの上面側にスライドさせた格納状態においても、この容器ホルダーの機能を維持し得る構成としたことにより、スライドプレートを格納するための専用スペースを確保する必要がなく、コンソールの大型化を回避することができる。そして、スライドプレートを物入れ部の上面側にスライドさせた使用状態では、この物入れ部に容器ホルダーと同様の機能をもたせることにより、該物入れ部を本来の物入れ用またはドリンクホルダー用へと自在に変更でき、コンソールの使用における多様化を図ることができる。
【0009】
また、スライドプレートの使用状態において二つの態様が設定されていることにより、物入れ部の上面側にある複数のスペースを選択的にドリンクホルダー用に変更でき、物入れ部を使用するときのバリエーションがさらに拡がる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】コンソールの外観斜視図である。
図2】各スライドプレートの外観斜視図である。
図3図1のIII−III矢視方向の断面図である。
図4図1のIV−IV矢視方向の断面図である。
図5】各スライドプレートの格納状態を表した上面図である。
図6】回転プレートを回転操作する様子を表した上面図である。
図7】回転プレートの回転操作後の状態を表した上面図である。
図8】各スライドプレートの第1使用状態を表した上面図である。
図9】各スライドプレートの第1使用状態を図3との対応によって表した断面図である。
図10】各スライドプレートの第2使用状態を表した上面図である。
図11】各スライドプレートの第2使用状態を図3との対応によって表した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
コンソール1は、主として自動車の車室内に設置して使用される。図1に示すように、コンソール1は、容器ホルダー10と物入れ部20とを備えている。容器ホルダー10と物入れ部20とは互いに隣接して配置され、共に、上に開放されている。
コンソール1は、第1スライドプレート40と第2スライドプレート50(図2参照)とを備えている。
【0012】
図3に示すように、容器ホルダー10は、上方から容れられる飲料容器を受け入れることができる孔形状に構成されている。容器ホルダー10の上面は、容器の胴部を外側から支持するための開口部10bを備えた上面プレート10aによって構成されている。開口部10bは円形状に構成されている(図5参照)。
図3に示すように、容器ホルダー10における上面プレート10aの下部は、内側を空間とされた格納部10cとなっている。格納部10cは、各スライドプレート40,50を重ね合わせた状態で格納することができる寸法に設定されている。格納部10cは物入れ部20側に開口され、物入れ部20と通じている。
【0013】
物入れ部20は、直方体状に構成され、図3および5の左右方向に延びている。物入れ部20は、その上面側において各スライドプレート40,50を個々に受け入れることができる寸法に設定されている(図10参照)。
図5に示すように、物入れ部20の両側では、物入れ部20の長手方向の略中央を境として、容器ホルダー10から遠い側の内壁が、容器ホルダー10に近い側の内壁よりも所定寸法だけ内方に張り出している。容器ホルダー10に近い側の内壁には、該内壁に添わせて回転プレート22が設けられている。回転プレート22の一端側は、物入れ部20の幅が広がった位置で物入れ部20の内方側へ回転可能に支持されている(図6参照)。回転プレート22は、物入れ部20における容器ホルダー10に近い側の両側間に相当する寸法に設定されている(図7参照)。そのため、回転プレート22を回転操作した場合、回転プレート22の自由端側は、物入れ部20における回転の支点となる側部と反対側の側部において、内方に張り出した内壁によって受け止められる。
【0014】
図4に示すように、物入れ部20の上面側の両側には、各スライドプレート40,50をスライド可能に支持するためのレール31,32が設けられている。各レール31,32は、異なる所定高さで容器ホルダー10の格納部10cから物入れ部20に直線的に延びている(図3,9,11参照)。各レール31,32は、容器ホルダー10および物入れ部20の内方に開放された凹形状に構成されている。
【0015】
各スライドプレート40,50は略同じ寸法に設定されている(図2参照)。各スライドプレート40,50の両側は、所定の厚み分を前後に切り欠くことによって形成された凸部40a,50aとなっている。各凸部40a,50aは、容器ホルダー10および物入れ部20の両側の各レール31,32に嵌めこまれている(図4参照)。これにより、各スライドプレート40,50は、容器ホルダー10側もしくは物入れ部20側へスライド操作することができる。
各スライドプレート40,50は、容器ホルダー10側へのスライドによって図1,3,5に示す格納状態とすることができる。また、各スライドプレート40,50は、物入れ部20側へのスライドによって図8,9に示す第1使用状態もしくは図10,11に示す第2使用状態とすることができる。
【0016】
各スライドプレート40,50には、容器の胴部を外側から支持するための開口部40b,50bが設けられている(図2参照)。各開口部40b,50bは、容器ホルダー10の開口部10bと同じ寸法の円形状に構成されている。図1,3,5に示すように、格納状態にある各スライドプレート40,50の開口部40b,50bは容器ホルダー10の開口部10bと相互に重合して一致している。そのため、各スライドプレート40,50の格納状態において、容器ホルダー10は断面が円形状の容器に対応したドリンクホルダーとして機能する。
図8乃至11に示すように、各使用状態にある各スライドプレート40,50の開口部40b,50bは、物入れ部20に容器を入れたときに、その容器の胴部を外側から支持可能な位置にある。そのため、各使用状態にある各スライドプレート40,50は、物入れ部20で容器ホルダー10と同様に機能する。なお、第1使用状態では、各スライドプレート40,50が物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースに位置している(図8,9参照)。そして、各スライドプレート40,50の開口部40b,50bは相互に重合して一致している。第2使用状態では、第1スライドプレート40が物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースに、第2スライドプレート50が容器ホルダー10から遠い側のスペースに位置し、各開口部40b,50bが互いに離れている(図10,11参照)。
なお、図8乃至11に示す各使用状態においても、容器ホルダー10はドリンクホルダーとして機能する。
【0017】
各スライドプレート40,50における物入れ部20側の端部には、上方に突出した取手部40c,50cが設けられている(図2参照)。各取手部40c,50cは、各スライドプレート40,50が格納状態とされたときに、容器ホルダー10の上面プレート10aに対して物入れ部20側から同時に接触可能となるように構成されている(図5参照)。
図2に示すように、第1スライドプレート40の取手部40cは、端面40dの外側に形成されている。第2スライドプレート50の取手部50cは、上面の端部に形成されている。そして、各スライドプレート40,50の取手部40c,50cは、互いに相反する側部側に形成されている。これにより、格納状態にある各スライドプレート40,50の取手部40c,50cが互いに隣り合うこととなる(図5参照)。このとき、第2スライドプレート50の取手部50cは第1スライドプレート40の端面40dと接触している(図3参照)。
図3に示すように、第1スライドプレート40の取手部40cの上端は、容器ホルダー10の上面プレート10aよりも上方に位置している。また、第2スライドプレート50の取手部50cの上端は、容器ホルダー10の上面プレート10aと同じ高さに位置している。そのため、格納状態にある各スライドプレート40,50は、容器ホルダー10側にスライド操作することが防止されている。また、格納状態にある第2スライドプレート50は、その取手部50cに対して容器ホルダー10側から触れることが防止されている。
なお、第2スライドプレート50の取手部50cの上端は、第1スライドプレート40の上面よりも上方に位置している(図3,4参照)。そのため、各スライドプレート40,50を容器ホルダー10の上面プレート10aから離すと、第2スライドプレート50の取手部50cに対して容器ホルダー10側から触れることができる。
【0018】
コンソール1の使用方法を説明する。
各スライドプレート40,50の格納状態(図1,3,5)において、回転プレート22を回転させると、物入れ部20が容器ホルダー10に近い側のスペースと容器ホルダー10から遠い側のスペースとに2分割される(図6,7参照)。各スペースは小型の物入れとしても、断面が四角形状の容器に対応したドリンクホルダーとしても機能する。
つづいて、第1スライドプレート40の取手部40cを摘み、第1スライドプレート40を物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースへスライドさせると、各スライドプレート40,50を第1使用状態とすることができる(図8,9参照)。このスライド操作において、第2スライドプレート50は、その取手部50cが第1スライドプレート40の端面40dによって物入れ部20側へ押される(図9参照)。このため、各スライドプレート40,50は、開口部40b,50bが相互に重合して一致した状態で同期してスライドする。
つづいて、第2スライドプレート50の取手部50cを摘み、第2スライドプレート50を物入れ部20における容器ホルダー10から遠い側のスペースにスライドさせると、各スライドプレート40,50を第2使用状態とすることができる(図10,11参照)。このスライド操作では、第1スライドプレート40が物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースに残り、第2スライドプレート50のみがスライドする。
【0019】
第2使用状態(図10,11参照)にある第2スライドプレート50の取手部50cをつまみ、物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースに第2スライドプレート50をスライドさせることで、各スライドプレート40,50を第1使用状態に戻すことができる(図8,9参照)。この状態から、さらに第2スライドプレート50を容器ホルダー10側にスライドさせることで、各スライドプレート40,50を格納状態とすることができる(図1,3,5参照)。なお、第1スライドプレート40は、その端面40dを第2スライドプレート50の取手部50cによって押されることで、第2スライドプレート50と同期してスライドする。
回転プレート22を、その回転の支点となる内壁側に回転操作することで、物入れ部20を、それ全体を一つとした物入れへと戻すことができる。
なお、各スライドプレート40,50の第2使用状態(図10,11参照)において、第1スライドプレート40の取手部40cを摘んで容器ホルダー10側へ第1スライドプレート40をスライドさせることで、第1スライドプレート40のみを格納状態とすることもできる。
【0020】
本発明では、各スライドプレート40,50の格納状態においても、この容器ホルダー10の機能を維持し得る構成としたことにより、各スライドプレート40,50を格納するための専用スペースを確保する必要がなく、コンソール1の大型化を回避することができる。そして、各スライドプレート40,50の使用状態では、この物入れ部20に容器ホルダー10と同様の機能をもたせることにより、該物入れ部20を本来の物入れ用またはドリンクホルダー用へと自在に変更でき、コンソール1の使用における多様化を図ることができる。
また、各スライドプレート40,50に2つの使用状態が設定されていることにより、物入れ部20における容器ホルダー10に近い側のスペースと容器ホルダー10から遠い側のスペースとを選択的にドリンクホルダー用に変更でき、物入れ部20を使用するときのバリエーションがさらに拡がる。
図9に示すように、回転プレート22によって、第1使用状態にある各スライドプレート40,50の取手部40c,50cの位置で物入れ部20が仕切られる構成としたことにより、物入れ部20を同時に物入れ用およびドリンクホルダー用として使用することもできる。
【0021】
以上は本発明を実施するための最良の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えば、各スライドプレート40,50の開口部40b,50bおよび容器ホルダー10の開口部10bは、保持される容器の形状に合わせた形状(例えば、四角形状)に変更することができる。
また、各スライドプレート40,50の格納状態および各使用状態において、容器ホルダー10および各スライドプレート40,50を、ドリンクホルダーとしてのみならず、小物等を保持する機能部材として使用することもできる。
コンソール1において、スライドプレートを3枚以上備える構成とすることもできる。この場合、物入れ部20は、その上面側ですべてのスライドプレートを個々に受け入れることができる寸法に設定される。
また、コンソール1は、その設計上においては、各スライドプレート40,50のスライドコースが屈曲したものとなるように物入れ部20の形状や向きを変更することもできる。
コンソール1に限らず物入れ部と容器ホルダーとが互いに隣接して配置されている部材であれば、どのような部材であってもそれにスライドプレートを設置することで、物入れ部を本来の物入れ用またはドリンクホルダー用へと自在に変更して使用することができる。
【符号の説明】
【0022】
1 コンソール
10 容器ホルダー
10b 開口部
20 物入れ部
40 第1スライドプレート
40b 開口部
50 第2スライドプレート
50b 開口部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11