(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記モードナンバーは、前記アプリケーションの第2モードを示し、前記特定キーセットは、カラーキー、ナビゲーションキー、エンターキー、バックキー及びプレイコントロールキーを含む、請求項1に記載のデジタルサービス信号処理方法。
前記モードナンバーは、前記アプリケーションの第2モードを示し、前記特定キーセットは、カラーキー、ナビゲーションキー、エンターキー、バックキー及びプレイコントロールキーを含む、請求項6に記載のデジタルサービス信号処理装置。
前記モードナンバーは、前記アプリケーションの第2モードを示し、前記特定キーセットは、カラーキー、ナビゲーションキー、エンターキー、バックキー及びプレイコントロールキーを含む、請求項11に記載のデジタルサービス信号処理方法。
前記アプリケーションの状態が変更されると、前記APIは、前記アプリケーションの変更された状態によるモード情報を設定する、請求項13又は14に記載のデジタルサービス信号処理方法。
前記モードナンバーは、前記アプリケーションの第2モードを示し、前記特定キーセットは、カラーキー、ナビゲーションキー、エンターキー、バックキー及びプレイコントロールキーを含む、請求項16に記載のデジタルサービス信号処理装置。
前記アプリケーションの状態が変更されると、前記APIは、前記アプリケーションの変更された状態によるモード情報を設定する、請求項18又は19に記載のデジタルサービス信号処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、前述した目的を具体的に実現できる本発明の好適な実施例を、添付の図面を参照して説明する。ここで、図面に図示され、且つこれによって説明される本発明の構成及び作用は、一実施例として説明されるものであり、これによって本発明の技術的思想、その核心構成及び作用が制限されることはない。
【0020】
本発明で使われる用語は、本発明における機能を考慮すると共に、可能な限り、現在広く使われている一般的な用語を選択したが、これは、当該分野に従事する技術者の意図、慣例又は新しい技術の出現などによって変更されてもよい。また、特定の場合には出願人が任意に選定した用語もあり、その詳細な意味は、該当する発明の説明箇所で記載するものとする。したがって、本発明で使われる用語は、単純な用語の名称ではなくその用語が持つ意味と本発明の内容全般に基づいて定義しなければならないことに留意されたい。
【0021】
図1は、ハイブリッドTVシステムの一実施例を示す図である。
【0022】
図1に示すハイブリッドTVシステムは、地上波放送網とインターネット網を用いて放送データとエンハンスメントデータを送/受信するハイブリッドTVシステムである。
図1に示すように、ハイブリッドTVシステムは、ブロードキャスタ1000、コンテンツサーバー1100及びDTV受信機1200を備えることができる。本発明の一実施例に係るコンテンツサーバー1100は、設計者の意図によって、アプリケーションサーバーと呼ぶこともできる。以下、各ブロックの動作を中心にハイブリッドTVシステムを説明する。
【0023】
ブロードキャスタ1000は、放送番組を送信する放送局を意味し、放送網を介して、実時間放送サービスのA/Vデータ及びシグナリング情報を、DTV受信機1200に送信することができる。シグナリング情報は、実時間放送サービスのA/Vデータと関連したチャネル情報などを含むサービスシグナリングテーブル、アプリケーションを取得するためのシグナリング情報などを含むことができる。本発明の一実施例に係るサービスシグナリングテーブルは、VCT(Virtual Channel Table)、EIT(Event Information Table)などを含むことができる。また、本発明は、アプリケーションを取得するためのシグナリング情報をアプリケーションシグナリング情報と呼び、これは設計者の意図によって変更可能である。
【0024】
DTV受信機1200は、放送網を介して受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、インターネット網を介してコンテンツサーバー1100にアプリケーションの送信を要請することができる。
【0025】
また、コンテンツサーバー1100は、インターネット網を介して、アプリケーションのような現在放送サービスのエンハンスメントデータをDTV受信機1200に送信することができる。
【0026】
図2は、ハイブリッドTVシステムの他の実施例を示す図である。
【0027】
図2に示すハイブリッドTVシステムは、
図1で説明したハイブリッドTVシステムとほぼ同一であり、ただし、アプリケーションを取得するためのシグナリング情報が放送網を介して送/受信されない。
【0028】
図2に示すハイブリッドTVシステムは、
図1に示すハイブリッドTVシステムと同一であり、ただし、DNSサーバー2000が備えられている点が異なる。以下、各ブロックの動作を中心にハイブリッドTVシステムを説明する。
【0029】
ブロードキャスタ2000は、放送網を介して、実時間放送サービスのA/Vデータ及びシグナリング情報をDTV受信機2100に送信することができる。この場合、シグナリング情報は、実時間放送サービスのA/Vデータと関連したチャネル情報などを有するサービスシグナリングテーブルなどを含むことができるが、アプリケーションシグナリング情報は含んでいない。
【0030】
このため、DTV受信機2100は放送網を介してアプリケーションシグナリング情報を受信することができない。この場合、DTV受信機2100は、放送網を介して受信したシグナリング情報、例えば、チャネル情報などを用いてリクエスト(request)文又はリクエスト信号を生成し、DNSサーバー2200にリクエスト信号を伝送してアプリケーションシグナリング情報を要請することができる。アプリケーションシグナリング情報は、アプリケーションのURL情報などを含むことができる。
【0031】
上述したとおり、DNSサーバー2200は、現在放送番組のチャネル別に、放送番組と関連したアプリケーションシグナリング情報をデータベースに記憶、管理することができる。また、DNSサーバー2200は、DTV受信機2100のリクエスト信号に応じてアプリケーションシグナリング情報をDTV受信機2100に送信することができる。DNSサーバー2200のデータベースに記憶、管理されるアプリケーションシグナリング情報の具体的な内容については後述する。
【0032】
その後、DTV受信機2100は、DNSサーバー2200から受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、インターネット網を介してコンテンツサーバー2300にアプリケーションの送信を要請することができる。また、コンテンツサーバー2300は、インターネット網を介してアプリケーションのような現在放送サービスのエンハンスメントデータをDTV受信機2100に送信することができる。
【0033】
しかしながら、
図1及び
図2で説明したハイブリッドTVシステムでは、放送網を介して又はインターネットを介してアプリケーションシグナリング情報を受信し、これを用いてアプリケーションを取得することができるが、当該アプリケーションのライフサイクルを制御することはできない。
【0034】
例えば、一つのチャネルで特定番組を視聴しているユーザが、リモコンなどを用いて、特定番組と関連したアプリケーションを終了した場合について説明する。
【0035】
特定番組と関連したアプリケーションの大部分は、ウェブブラウザ上で動作するHTMLなどの形態で提供されているため、ユーザがアプリケーションを終了するとウェブブラウザも共に終了可能である。しかし、同一チャネル内で放送番組が変更された場合には、DTV受信機が変更された放送番組と関連したアプリケーション情報を取得できないと、変更された放送番組と関連したアプリケーションをユーザに提供することができない。
【0036】
そこで、本発明では、ハイブリッドTVシステムで放送番組が変更される場合、変更された放送番組と関連したアプリケーションのライフサイクルを制御するための方法及び装置を提案する。
【0037】
具体的に、本発明では、放送番組と関連したアプリケーションのライフサイクルを制御するためにDTV受信機がDNSサーバーから放送番組の変更情報を受信する場合とブロードキャスタから放送番組の変更情報を受信する場合とに区別してアプリケーションを実行するための動作を提案する。
【0038】
以下では、DTV受信機がDNSサーバーから放送番組の変更情報を受信する場合の動作を中心に説明する。
【0039】
図3は、本発明の一実施例に係るDNSサーバーにおけるアプリケーションデータベースのインスタンスを示す図である。
【0040】
上述したように、本発明の一実施例に係るハイブリッドTVシステムのDNSサーバーとDTV受信機は、放送番組の変更情報を用いて、当該アプリケーションに対するライフサイクルを制御することができる。具体的に、本発明の一実施例に係るDNSサーバーは、現在チャネル及び放送番組と関連したアプリケーションシグナリング情報を管理し、変更事項があると、関連情報をDTV受信機に伝送することができる。また、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、DNSサーバーからチャネル又は放送番組変更情報を取得し、関連アプリケーションシグナリング情報を受信し、変更された放送番組と関連したアプリケーションを取得、実行することができる。
【0041】
図3は、上述した技術的内容を実行するためのDNSサーバーにおけるアプリケーションデータベースに含まれたアプリケーションシグナリング情報を示す図である。
【0042】
本発明の一実施例に係るDNSサーバーは、
図3に示すように、放送チャネル別に、放送番組と関連したアプリケーションシグナリング情報を、放送番組の時間などを基準に維持及び管理するアプリケーションデータベースを有することができる。
【0043】
図3に示すDNSサーバーにおけるアプリケーションデータベースは、放送番組のチャネル番号、当該放送番組の開始時間情報(start time)、終了時間情報(end time)、放送番組のタイトル情報、及び関連アプリケーションのURL情報などを含むアプリケーションシグナリング情報を有することができる。アプリケーションシグナリング情報の内容は設計者の意図によって変更可能である。
【0044】
このため、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、周期的に、放送チャネル情報、現在時間情報などに基づいてアプリケーションシグナリング情報を要請することができる。本発明の一実施例に係るDNSサーバーは、DTV受信機の要請に応じて、放送番組に関する情報、アプリケーションURL情報などを含むアプリケーションシグナリング情報を、
図3に示すアプリケーションデータベースから抽出し、それをDTV受信機に送信することができる。また、本発明の一実施例に係るDNSサーバーは、放送番組が変更される時点又はアプリケーションシグナリング情報が変更される時点によって、変更されたアプリケーションシグナリング情報をDTV受信機に送信することができる。変更されたアプリケーションシグナリング情報は、変更された放送番組情報を含むことができる。このため、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、DNSサーバーから取得したアプリケーションシグナリング情報を用いて放送番組変更の有無を確認し、放送番組の変更によって、現在実行中のアプリケーションの実行を終了したり新しいアプリケーションを実行したりし、アプリケーションのライフサイクルを制御することができる。
【0045】
図4は、本発明の一実施例に係るDTV受信機の動作を示すフローチャートである。
【0046】
具体的に、
図4は、本発明の一実施例に係るDTV受信機がDNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信した後の、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いてアプリケーションを実行するための動作を示すフローチャートである。
【0047】
上述したように、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションシグナリング情報を受信することができる(S4000)。
図3で上述したように、本発明の一実施例に係るDNSサーバーは、放送チャネル別に、放送番組と関連したアプリケーションシグナリング情報を、時間などを基準に維持及び管理するアプリケーションデータベースを有することができる。また、DTV受信機は、周期的に、放送チャネル情報、現在時間情報などに基づいてDNSサーバーにアプリケーションシグナリング情報を要請し、DNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信することができる。また、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、当該アプリケーションをダウンロードすることもできる。
【0048】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが、既存に記憶されている又は実行中のアプリケーションと同一であるか否かを判断することができる(S4100)。このため、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが既に記憶されているか否かを確認することができる。
【0049】
判断の結果、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが既存に記憶されたり実行されているアプリケーションと同一であると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いてアプリケーションを実行するための動作を終了することができる。この場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、記憶されているアプリケーションを実行しなくても実行してもよく、既に実行中のアプリケーションの実行状態を維持してもよい。
【0050】
判断の結果、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが、既存に記憶されているアプリケーションと同一でないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルに有効か否かを判断することができる(S4200)。すなわち、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが、現在チャネルの放送番組と関連したアプリケーションであるか否かを判断することができる。
【0051】
判断の結果、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルに有効なアプリケーションでないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いてアプリケーションを実行するための動作を終了することができる。この場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、記憶したアプリケーションを実行しなくても実行してもよく、既に実行中のアプリケーションの実行状態を維持してもよい。
【0052】
判断の結果、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルに有効なアプリケーションであると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、現在実行中のアプリケーションがあるか否かを判断することができる(S4300)。
【0053】
判断の結果、現在実行中のアプリケーションがあると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、当該アプリケーションの実行を中止することができる(S4400)。
【0054】
判断の結果、現在実行中のアプリケーションがないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションを実行するためのアプリケーションインジケータをディスプレイ部にディスプレイすることができる(S4500)。
【0055】
また、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、現在実行中のアプリケーションの実行を中止した場合にもアプリケーションインジケータをディスプレイすることができる(S4500)。
【0056】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ユーザから上述のアプリケーションインジケータ(application indicator)を実行させるためのユーザインプットシグナル(user input signal)が入力されたか否かを判断することができる(S4600)。本発明の一実施例に係るアプリケーションインジケータは、ユーザに、関連アプリケーションを実行する準備ができており、リモコンのレッド−ボタン(Red−Button)を用いて進入可能である旨を知らせるためのものである。本発明の一実施例に係るアプリケーションインジケータは、現在ディスプレイされている放送番組のコンテンツと一緒にディスプレイすることができる。アプリケーションインジケータの形態、ディスプレイ位置、面積などは、設計者の意図によって変更可能である。また、本発明の一実施例に係るユーザインプットシグナルは、ユーザがリモコンのレッド−ボタンを用いてDTV受信機に入力することができる。
【0057】
判断の結果、ユーザインプットシグナル(user input signal)が入力されていないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションインジケータのディスプレイを終了することができる(S4700)。
【0058】
判断の結果、ユーザインプットシグナルが入力されていると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションサーバーからアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションを実行することができる(S4800)。アプリケーションのダウンロードは、上述したように、アプリケーションシグナリング情報を受信すると直ぐに行うこともでき、ユーザインプットシグナルが入力された後に行うこともできる。これは設計者の意図によって可能である。
【0059】
その後、DTV受信機は、アプリケーションの実行のための動作を終了することができる(S4900)。
【0060】
図5は、本発明の一実施例に係るハイブリッドTVシステムの動作を示す図である。
【0061】
具体的に、
図5は、本発明の一実施例に係るハイブリッドTVシステムの動作を、
図1乃至
図2で説明したハイブリッドTVシステムを構成するDTV受信機5000、DNSサーバー5100及びアプリケーションサーバー5200の動作を中心に示している。
【0062】
以下、各構成ブロックを中心にハイブリッドTVシステムの動作を説明する。
【0063】
図5に示すように、DTV受信機5000は、ブロードキャスタから受信したシグナリング情報から、チャネル情報及び現在放送番組の時間情報などを取得することができる。ブロードキャスタから受信したシグナリング情報は、VCT、EITのようなサービスシグナリングテーブルなどを含むことができ、DTV受信機5000は、サービスシグナリングテーブルからチャネル情報及び現在放送番組の時間情報などを取得することができる。
【0064】
その後、DTV受信機5000は、チャネル情報及び現在放送番組時間情報などを用いてHTTPリクエスト文を生成することができる。HTTPリクエスト文は、http://www.ohtv.org?ch=9−1&time=2012−11−10−13:10&...のように、親ドメインネーム(parent domain name)と特定メディア(specific media)、メジャーチャネル番号(major channel number)、マイナーチャネル番号(minor channel number)などの組合せで構成することができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0065】
その後、DTV受信機5000は、HTTPリクエスト文を伝達するためのリクエスト信号をDNSサーバー5100に伝送することができる。DNSサーバー5100は、上述したように、DTV受信機5000から受信したリクエスト信号に応じてアプリケーションシグナリング情報を伝送することができる。
図5に示すように、アプリケーションシグナリング情報は、アプリケーションURL情報などを含むことができる。
【0066】
その後、DTV受信機5000は、受信したアプリケーションシグナリング情報に含まれたアプリケーションURL情報などを用いて、アプリケーションサーバー5200にアプリケーションを要請することができる。すると、アプリケーションサーバー5200はDTV受信機5000に該当のアプリケーションを送信することができる。DTV受信機5000は、受信したアプリケーションを実行することができる。
【0067】
DNSサーバー5100は、
図3で説明したように、アプリケーションシグナリング情報を管理、維持することができる。また、DNSサーバー5100は、放送番組が変更される時点又はアプリケーションシグナリング情報が変更される時点によって、変更されたアプリケーションシグナリング情報をDTV受信機に送信することができる。変更されたアプリケーションシグナリング情報は、変更された放送番組情報又は変更された放送番組情報に基づくアプリケーションURL情報などを含むことができる。
【0068】
このため、DTV受信機5000は、DNSサーバー5100から受信した変更されたアプリケーションシグナリング情報を用いて、実行中のアプリケーションの実行を終了し、新しいアプリケーションを実行することができる。
【0069】
図5に示すように、DTV受信機5000は、実行中のアプリケーションが番組の終了とともに終了すると、再びブロードキャスタから受信したシグナリング情報からチャネル情報及び現在時間情報などを取得し、取得したチャネル情報及び現在時間情報などを用いてリクエスト文を生成してDNSサーバー5100に伝送し、アプリケーションシグナリング情報を受信し、受信したシグナリング情報を用いてアプリケーションサーバー5200から、要請したアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを実行することができる。
【0070】
すなわち、
図5に示すように、DTV受信機5000は、アプリケーションの終了又はアプリケーションシグナリング情報の変更によって、同一の動作を繰り返し行うことができる。
【0071】
図6は、本発明の他の実施例に係るDTV受信機の動作を示すフローチャートである。
【0072】
上述したように、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、周期的に、DNSサーバーに、現在チャネル及び放送番組と関連したアプリケーションシグナリング情報を要請することができる。
図6は、周期ごとに反復される本発明の一実施例に係るDTV受信機の動作を示す図である。
図6に示すDTV受信機の動作は、
図4で説明したDTV受信機の動作に類似しており、同一の動作については簡略に説明する。
【0073】
図5で説明したように、DTV受信機は、ブロードキャスタから受信したシグナリング情報からチャネル情報及び現在時間情報などを取得することができる(S6000)。ブロードキャスタから受信したシグナリング情報は、VCTのようなサービスシグナリングテーブルなどを含むことができる。
【0074】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、DNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信することができる(S6100)。上述したように、DTV受信機は、ブロードキャスタから受信したシグナリング情報を用いてリクエスト文を生成し、リクエスト信号をDNSサーバーに伝送することができる。DNSサーバーは、受信したリクエスト信号に応じてDTV受信機にアプリケーションシグナリング情報を伝送することができる。
【0075】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが、既存に記憶されている又は実行中のアプリケーションと同一であるか否かを判断することができる(S6200)。このため、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが既に記憶されているか否かを確認することができる。
【0076】
判断の結果、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが、既存に記憶されていたり実行されているアプリケーションと同一であると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いてアプリケーションを実行するための動作を終了することができる。この場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、記憶されているアプリケーションを実行しなくても実行してもよく、既に実行中のアプリケーションの実行状態を維持してもよい。
【0077】
判断の結果、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが、既存に記憶されているアプリケーションと同一でないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルに有効か否かを判断することができる(S6300)。すなわち、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルの放送番組と関連したアプリケーションであるか否かを判断することができる。
【0078】
判断の結果、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルに有効なアプリケーションでないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いてアプリケーションを実行するための動作を終了することができる。この場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、記憶されているアプリケーションを実行しなくても実行してもよく、既に実行中のアプリケーションの実行状態を維持してもよい。
【0079】
判断の結果、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルに有効なアプリケーションであると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、現在実行中のアプリケーションがあるか否かを判断することができる(S6400)。
【0080】
判断の結果、現在実行中のアプリケーションがあると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、当該アプリケーションの実行を中止することができる(S6500)。
【0081】
判断の結果、現在実行中のアプリケーションがないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションを実行するためのアプリケーションインジケータをディスプレイ部にディスプレイすることができる(S6600)。
【0082】
本発明の一実施例に係るDTV受信機は、現在実行中のアプリケーションの実行を中止した場合にもアプリケーションインジケータをディスプレイすることができる(S6600)。
【0083】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ユーザから、上述したアプリケーションインジケータを実行させるためのユーザインプットシグナルが入力されたか否かを判断することができる(S6700)。
【0084】
判断の結果、ユーザインプットシグナルが入力されていないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションインジケータのディスプレイを終了することができる(S6800)。
【0085】
判断の結果、ユーザインプットシグナルが入力されていると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションサーバーからアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションを実行することができる(S6900)。アプリケーションのダウンロードは、上述したように、アプリケーションシグナリング情報を受信すると直ぐに行うこともでき、ユーザインプットシグナルが入力された後に行うこともできる。これは設計者の意図によって可能である。
【0086】
その後、DTV受信機は、アプリケーションの実行のための動作を終了することができる。
【0087】
以下では、DTV受信機がブロードキャスタから受信したPSIP情報から放送番組の変更情報を取得してアプリケーションを制御する動作を中心に説明する。
【0088】
図7は、本発明の一実施例に係るPSIPテーブルの相互関係を示す図である。
【0089】
本発明の一実施例に係るDTV受信機は、PSIPテーブルの情報を用いて、現在チャネルの放送番組に関する番組情報を抽出し、抽出された番組情報を用いて、当該放送番組と関連したアプリケーションのライフサイクルを制御することができる。
【0090】
図7は、本発明の一実施例に係る、ブロードキャスタが送信するPSIPテーブルの相互関係を示す図である。
【0091】
図7に示すように、MGT(Master Guide Table)7000は、PSIPテーブルに関する情報を含む。このため、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、MGTを受信し、MGT内のPSIPテーブル情報を取得することができる。その後、DTV受信機は、トランスポートストリームで伝送されるチャネルに関する情報を含むVCT(Virtual Channel Table)7100と、特定チャネルの、時間によるイベントの詳細情報を含むEIT(Event Information Table)7200などを取得することができる。
【0092】
DTV受信機は、取得したテーブル情報を用いて、現在視聴中の放送チャネルの現在及び将来の放送される番組のイベント情報を取得及び類推することができる。具体的に、
図7に示すように、DTV受信機は、VCT7100からチャネル番号と各チャネルに対応するチャネル供給者を示すsource_id情報を取得することができる。その後、DTV受信機は、source_id情報を用いて当該EITを取得することができる。また、DTV受信機は、取得したチャネル情報及び番組情報などを用いてEPG(Electronic Program Guide)を生成してユーザに提供することができる。
【0093】
上述したように、DTV受信機は、特定チャネルに進入すると、VCTなどから現在チャネルに関する情報を取得し、これを用いて、DNSサーバーに、当該チャネルに関するアプリケーションシグナリング情報を要請することができる。また、DTV受信機は、EITに含まれた情報を用いて、特定チャネルに対するイベント、すなわち、特定放送番組の開始及び終了の時間を抽出することができるので、当該チャネルにおける、時間による放送番組変更の有無を判断することができる。例えば、ユーザが同一チャネルを続けて視聴する場合、DTV受信機は、特定放送番組が終了する時点で、特定放送番組と関連付いているアプリケーションの実行を終了させることができる。
【0094】
また、ユーザが実行中のアプリケーションをリモコンなどを用いて任意に終了した場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、終了したアプリケーションと関連した放送番組が進行されている間であっても、ユーザが終了させたアプリケーションに関するシグナリング情報を取得しても当該アプリケーションを実行しない。しかし、当該番組が終了し、新しい放送番組が始まる場合には、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、新しい放送番組と関連したアプリケーションシグナリング情報をDNSサーバーに要請し、新しい放送番組と関連したアプリケーションシグナリング情報を受信して当該アプリケーションを実行させることができる。
【0095】
図8は、本発明の更に他の実施例に係るDTV受信機の動作を示すフローチャートである。
【0096】
具体的に、
図8は、一つのチャネルで新しい放送番組が始まる場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機が、新しい放送番組と関連したアプリケーションシグナリング情報を取得し、アプリケーションを実行する動作を示すフローチャートである。
図8に示すDTV受信機の動作は、
図4乃至
図6で説明したDTV受信機の動作と類似するため、簡略に説明する。
【0097】
本発明の一実施例に係るDTV受信機は、新しい番組を開始することができる(S8000)。
【0098】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、現在実行中のアプリケーションがあるか否かを判断することができる(S8100)。
【0099】
判断の結果、現在実行中のアプリケーションがあると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、当該アプリケーションの実行を中止することができる(S8200)。
【0100】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ブロードキャスタから受信したシグナリング情報から、チャネル情報及び現在時間情報などを取得することができる(S8300)。ブロードキャスタから受信したシグナリング情報は、VCTのようなサービスシグナリングテーブルなどを含むことができる。
【0101】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、DNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信することができる(S8400)。
【0102】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションシグナリング情報を用いて、現在放送番組と関連したアプリケーションが存在するか否かを判断することができる(S8500)。
【0103】
判断の結果、現在放送番組と関連したアプリケーションが存在しないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションの実行のための動作を終了することができる。
【0104】
判断の結果、現在番組と関連したアプリケーションが存在すると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ディスプレイ部にアプリケーションを実行するためのアプリケーションインジケータをディスプレイすることができる(S8600)。
【0105】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ユーザから、上述したアプリケーションインジケータを実行させるためのユーザインプットシグナルが入力されたか否かを判断することができる(S8700)。
【0106】
判断の結果、ユーザインプットシグナルが入力されていないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションインジケータのディスプレイを終了することができる(S8800)。
【0107】
判断の結果、ユーザインプットシグナルが入力されていると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションサーバーからアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションを実行することができる(S8900)。
【0108】
その後、DTV受信機は、アプリケーションの実行のための動作を終了することができる。
【0109】
図9は、本発明の更に他の実施例に係るDTV受信機の動作を示すフローチャートである。
【0110】
具体的に、
図9は、新しいチャネルに進入した場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機が、新しいチャネルと関連したアプリケーションシグナリング情報を取得する動作を示すフローチャートである。
図9に示すDTV受信機の動作は、
図4乃至
図6及び
図8で説明したDTV受信機の動作に類似するため、簡略に説明する。本発明の一実施例に係るDTV受信機は、新しいチャネルを開始することができる(S90000)。
【0111】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、現在実行中のアプリケーションがあるか否かを判断することができる(S90100)。
【0112】
判断の結果、現在実行中のアプリケーションがあると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、当該アプリケーションの実行を中止することができる(S90200)。
【0113】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ブロードキャスタから受信したシグナリング情報から、チャネル情報及び現在時間情報などを取得することができる(S90300)。
【0114】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、DNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信することができる(S90400)。
【0115】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションシグナリング情報を用いて、現在放送番組と関連したアプリケーションが存在するか否かを判断することができる(S90500)。
【0116】
判断の結果、現在番組と関連したアプリケーションが存在しないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ブロードキャスタから受信したEITを用いて、現在チャネルの番組が変更されたか否かを確認することができる(S91000)。
【0117】
判断の結果、現在番組と関連したアプリケーションが存在すると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ディスプレイ部にアプリケーションを実行するためのアプリケーションインジケータをディスプレイすることができる(S90600)。
【0118】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ユーザから、上述したアプリケーションインジケータを実行させるためのユーザインプットシグナルが入力されたか否かを判断することができる(S90700)。
【0119】
判断の結果、ユーザインプットシグナルが入力されていないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションインジケータのディスプレイを終了することができる(S90800)。その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ブロードキャスタから受信したEITを用いて、現在チャネルの番組が変更されたか否かを確認することができる(S91000)。
【0120】
また、判断の結果、ユーザインプットシグナルが入力されていると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションサーバーからアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションを実行することができる(S90900)。
【0121】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ブロードキャスタから受信したEITを用いて、現在チャネルの放送番組が変更されたか否かを判断することができる(S91000)。
【0122】
確認の結果、放送番組が変更されていると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、現在実行中のアプリケーションがあるか否かを再び判断することができる(S90100)。その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、S90200段階から各段階による動作を再び行うことができる。
【0123】
判断の結果、放送番組が変更されていないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、現在チャネルが変更されたか否かを判断することができる(S91200)。
【0124】
判断の結果、チャネルが変更されていると、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ブロードキャスタから受信したEITを用いて、現在チャネルの番組が変更されたか否かを確認することができる(S91000)。その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、S91100段階から各段階による動作を再び行うことができる。
【0125】
判断の結果、チャネルが変更されていないと、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションの実行のための動作を終了することができる。
【0126】
図10は、本発明の一実施例に係るDTV受信機の動作を示す図である。
【0127】
図10は、現在番組と関連したアプリケーションが存在する場合、ユーザ入力によるDTV受信機の動作を示す図である。具体的に、
図10は、ニュースと天気(News & weather)放送番組の放送時間において本発明の一実施例に係るDTV受信機の動作を示している。
【0128】
図4乃至
図6、
図8、及び
図9で説明したように、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ニュースと天気(News &weather)放送番組の放送時間(タイムライン)の間にディスプレイすることができる(10000)。その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、上述したように、ブロードキャスタ又はDNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信し、アプリケーションシグナリング情報を用いて、現在ディスプレイされているニュースと天気(News & weather)放送番組と関連したアプリケーションが存在するか否かを判断することができる。
【0129】
上述したように、DNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信する場合には、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ブロードキャスタから受信したシグナリング情報から取得したチャネル情報及び現在時間情報などを用いてリクエスト文を生成し、DNSサーバーにリクエスト信号を送信し、DNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信することができる。具体的な内容は、
図4乃至
図6、
図8、及び
図9で説明したため、省略する。
【0130】
また、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ディスプレイ部に、アプリケーションを実行するためのアプリケーションインジケータをディスプレイすることができる(10100)。上述したように、本発明の一実施例に係るアプリケーションインジケータは、ユーザに、関連アプリケーションを実行する準備ができており、リモコンのレッド−ボタンを用いて進入可能であることを知らせるためのものである。また、
図10に示すように、本発明の一実施例に係るアプリケーションインジケータは、現在ディスプレイされている放送番組のコンテンツと併せてディスプレイすることができ、アプリケーションインジケータの形態、ディスプレイ位置などは設計者の意図によって変更可能である。また、本発明の一実施例に係るユーザインプットシグナルは、ユーザのリモコンのレッド−ボタン入力によってDTV受信機に伝達することができる。このため、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ユーザから、上述したアプリケーションインジケータを実行させるためのユーザインプットシグナルが入力されたか否かを判断することができる。
【0131】
ユーザインプットシグナルが入力されていると判断された場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションサーバーからアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションを実行することができる(10200)。この場合、
図10に示すように、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションインジケータのディスプレイを終了し、DTV受信機のディスプレイ部に現在ニュースと天気の放送番組のコンテンツとアプリケーションを同時にディスプレイすることができる。
【0132】
ユーザインプットシグナルが入力されていないと判断された場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションインジケータのディスプレイを終了し、現在ニュースと天気の番組が終了するまでアプリケーションを実行しない(10300)。
【0133】
図11は、本発明の他の実施例に係るDTV受信機の動作を示す図である。
【0134】
図11は、現在放送中の番組が変更される場合、アプリケーションのライフサイクルを制御するDTV受信機の動作を示す図である。具体的に、
図11は、ニュースと天気の放送番組からスポーツ(Sports)の放送番組に変更されるとき、アプリケーションの実行を終了するDTV受信機の動作を示している。
図11は、
図10で説明したように、現在ニュースと天気の放送番組と関連したアプリケーションが存在する場合を前提とする。
【0135】
図4乃至
図6、
図8、及び
図9で説明したように、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ニュースと天気の放送番組の放送時間(タイムライン)の間に、アプリケーションを実行するためのアプリケーションインジケータをディスプレイすることができる(11000)。
【0136】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、
図10で説明したように、ユーザから、上述したアプリケーションインジケータを実行させるためのユーザインプットシグナルが入力されたか否かを判断することができる。
【0137】
ユーザインプットシグナルが入力されたと判断される場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションサーバーからアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションを実行することができる(11200)。この場合、
図10に示すように、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションインジケータのディスプレイを終了し、DTV受信機のディスプレイ部に、現在ニュースと天気の放送番組のコンテンツとアプリケーションを同時にディスプレイすることができる。
【0138】
ユーザインプットシグナルが入力されていなと判断される場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、アプリケーションインジケータのディスプレイを終了し、現在ニュースと天気の放送番組が終了するまでアプリケーションを実行しない(11300)。
【0139】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、DNSサーバーから、変更されたアプリケーションシグナリング情報を受信したり又はブロードキャスタから受信したVIT、EIT内の情報を用いたりして、現在の番組が変化されたか否かを検知することができる。
【0140】
DNSサーバーからの変更されたアプリケーションシグナリング情報又はVIT、EIT内の情報が、現在のニュースと天気の放送番組が終了し、スポーツの放送番組が始まる旨を示す場合、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、DNSサーバーからの変更されたアプリケーションシグナリング情報又はVIT、EIT内の情報に基づいて、ディスプレイしていたニュースと天気の放送番組及びアプリケーションを終了し、新しいスポーツ(sport)放送番組をディスプレイすることができる(11300)。具体的な内容は、
図3乃至
図9で説明したとおりである。
【0141】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、上述したように、ブロードキャスタ又はDNSサーバーからアプリケーションシグナリング情報を受信し、アプリケーションシグナリング情報を用いて、現在ディスプレイされているスポーツの番組と関連したアプリケーションが存在するか否かを判断することができる。具体的な内容は、
図4乃至
図6、及び
図8乃至
図10で説明したため、省略する。
【0142】
その後、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、ディスプレイ部に、アプリケーションを実行するためのアプリケーションインジケータをディスプレイすることができる(11400)。
【0143】
上述したように、本発明の一実施例に係るDTV受信機は、インプットデバイス(input device)から入力情報を受信することができる。本発明の一実施例に係る入力情報は、ユーザがリモコン(remote controller)の特定キー(key)を押して入力するユーザインプットシグナルなどを含むことができる。DTV受信機で実行されているアプリケーションは、入力情報を受信し、入力情報に基づく動作を行った後、入力情報に対応するリモコンのキーに対する制御権をDTV受信機にリターンし、DTV受信機で当該キーと関連した動作を行えるようにする。本発明では、キー入力又はキー入力と関連した動作を、キーイベント(key event)と呼ぶことができる。しかし、アプリケーションが当該キーに対するイベントを処理する途中、アプリケーションの実行が中断されると、DTV受信機は当該キーに対する制御権を取得できず、当該キーと関連した動作を行うことができないという問題が生じうる。
【0144】
そこで、本発明では、上述した問題を解決するために、アプリケーションごとに当該アプリケーションで処理するためのインプットデバイスの入力情報をDTV受信機にあらかじめ設定し、DTV受信機が当該入力情報を受信する場合にのみ、当該入力情報をアプリケーションに伝達するための方法を提案する。具体的に、本発明では、リモコンなどのインプットデバイスから入力される入力情報のうち、アプリケーションで必要なキー(Key)に関する情報をDTV受信機に設定するために、API(Application Programming Interface)を使用する方法を提案する。複数のキーは、リモコンなどのインプットデバイスを介して入力し、キーコード(Key code)にマップすることができる。本発明の一実施例に係る複数のキーをキーセット(Keyset)と呼ぶことができる。キーコードは、各キーを識別又は説明するためのコードであり、数字(numeric)形態の整数(integer)などで表現することができる。
【0145】
下記のテーブル1は、上述したアプリケーションで必要なキー情報をDTV受信機に設定するために用いるAPIの一実施例を示す。本発明の一実施例に係るAPIは、SetKeyValues APIと呼ぶことができ、これは設計者の意図によって変更可能である。また、本発明の一実施例に係るAPIは、SetKeyValues(Integer keys[])で表現することができ、括弧中の整数キー(integer key)値は、各アプリケーションが受信しようとするキーのキーコード値に該当する。テーブル1に開示されたデスクリプション(description)は、SetKeyValues APIの機能を定義するためのものであり、デスクリプション内のデバイスは、本発明のDTV受信機又はデジタルサービス信号処理装置を意味することができる。また、デスクリプション内のキーセットは、アプリケーションが受信しようとするキーの集合を意味することができる。アーギュメント(Argument)は、APIの媒介変数を意味する。テーブル1に示すように、SetKeyValues APIのアーギュメント(Argument)はキーであり、アプリケーションで要請するキーの整数セット(integer set)を意味する。
[テーブル1]
void SetKeyValues(Integer keys[])
【0146】
デスクリプション(Description) アプリケーションに伝達されるキーセットの値をデバイス上に設定することができる。各キーは、整数形態のキーコードと関連しており、キーコードを用いて、アプリケーションで受信しようとするキーに対して数字値を設定することができる。デバイスは、キーに対するイベントが発生すると、当該APIを介して設定された値を用いて、アプリケーションにキーに関する情報を伝達するか否かを決定することができる。
【0147】
アーギュメントキー(Arguments Keys) アプリケーションが受信するために要請するキーの整数セット(integer set)。各キーは、整数値(integer value)と関連している。
【0148】
図12は、本発明の一実施例に係るAPIを呼び出すアプリケーションの動作を示す図である。
【0149】
図12は、リモコン12000のカラー(color)ボタン及び左側(left)ボタンのキーコード(key code)が特定整数値に設定された場合、現在実行中のアプリケーションでカラーボタンのキーコード(key code)のみを受信するために上述のAPIを実行する動作を示す。
【0150】
図12に示すように、ユーザは、リモコン12000のカラー(color)ボタン又は左側(left)ボタンを押し、各ボタンに対応するキーをDTV受信機12100に入力することができる。各キーに対するキーコードは、
図12に示すように、次の整数値を有することができる。
const Number VK_RED =0x01;
const Number VK_GREEN =0x02;
const Number VK_YELLOW =0x04;
const Number VK_BLUE =0x08;
const Number VK_LEFT =0x10;
【0151】
本発明の一実施例に係るアプリケーションは、上述したテーブル1のAPIを用いて、当該アプリケーションが受信しようとするキーセットに対する値をDTV受信機12100に設定することができる。この場合、
図12に示すように、現在アプリケーションが受信しようとするキーセットはカラーボタンのみを含むので、テーブル1のAPIは、
図12に示すように、カラーボタンのキーコード(key code)値で表現することができる。
SetKeyValues({0x01, 0x02, 0x04, 0x08});
【0152】
図13は、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理方法を示すフローチャートである。
【0153】
図13は、具体的に、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置でアプリケーションが用いるキーセットによるキー入力に関する処理過程を示している。本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、DTV受信機のみを含んだり、又は
図1及び2で説明したハイブリッドデジタルTVシステムを含む概念で使うことができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0154】
ユーザによってリモコンの特定キーに該当するキーが入力されると、デジタルサービス信号処理装置は、現在アプリケーションが実行中であるか否かを判断することができる(S13000)。
【0155】
判断の結果、現在アプリケーションが実行中であれば、デジタルサービス信号処理装置は、アプリケーションが受信しようとするキーセット、すなわち、複数キーを持っているか否かを判断することができる(S13100)。
図12で上述したように、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、APIを用いて、アプリケーションが受信しようとするキーセットを設定することができ、デジタルサービス信号処理装置は、APIを用いて、設定されたキーセットを確認することができる。
【0156】
判断の結果、現在アプリケーションが実行中でないと、デジタルサービス信号処理装置は、キーイベント(Key event)を独自で処理することができる(S13400)。その後、デジタルサービス信号処理装置は、アプリケーションが有するキーセットに、現在入力されたキーが含まれているか否かを判断することができる(S13200)。
【0157】
判断の結果、アプリケーションの有するキーセットに、現在入力されたキーが含まれていると、デジタルサービス信号処理装置は、キーイベントをアプリケーションに伝達することができる(S13300)。
【0158】
判断の結果、アプリケーションの有するキーセットに、現在入力されたキーが含まれていないと、デジタルサービス信号処理装置はキーイベントを独自で処理することができる(S13400)。
【0159】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、一連の動作を終了することができる。
【0160】
上述したように、本発明は、アプリケーションごとに、当該アプリケーションで処理するためのインプットデバイスの入力情報をDTV受信機にあらかじめ設定し、DTV受信機が当該入力情報を受信した場合にのみ、当該入力情報をアプリケーションに伝達するためにAPIを用いることを一実施例とする。以下では、本発明の一実施例に係るインプットデバイスがポインティングデバイス(pointing device)である場合であり、ディスプレイされているアプリケーションの特定領域にのみポインタ情報を適用するためのAPIを説明する。
【0161】
インプットデバイスがポインティングデバイス(pointing device)である場合、ディスプレイされたアプリケーションの全領域ではなく特定領域に対してのみポインティング情報を適用することが、より効率的である。そこで、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、下記のテーブル2のAPIを呼び出し、アプリケーションでポインタ情報を受信する領域又はポインタ情報が活性化される領域を、DTV受信機に設定又は要請することができる。本発明の一実施例に係るアプリケーションにおける、ポインタ情報を受信する領域又はポインタ情報が活性化される領域を、アクティブ領域と呼ぶことができ、これは、設計者の意図によって変更可能である。また、本発明では、ポインタ情報の入力又はポインタ情報入力に関連した動作を、ポインタイベント(pointer event)と呼ぶことができる。
【0162】
下記のテーブル2は、アクティブ領域をDTV受信機に設定するために用いられるAPIの一実施例である。本発明の一実施例に係るAPIは、SetActiveArea APIと呼ぶことができ、これは設計者の意図によって変更可能である。また、本発明の一実施例に係るAPIは、SetActiveArea(Integer x,Integer y,Integer width,Integer height)と表現することができ、括弧中のInteger x、Integer y、Integer width、Integer height値は、アプリケーションにおけるアクティブ領域を指す座標値であって、整数値を有する。テーブル2に開示されたデスクリプション(Description)は、SetActiveArea APIの機能を定義するためのものであり、デスクリプション内のデバイスは、本発明のDTV受信機又はデジタルサービス信号処理装置を意味することができる。アーギュメント(Argument)は、APIの媒介変数であり、テーブル2に示すように、SetActiveArea APIの媒介変数は、x、y、width、heightを含むことができる。x及びyは、アクティブ領域の左上端コーナーの座標を意味する。また、幅(width)は、アクティブ領域の幅(width)を表すことができ、高さ(height)は、アクティブ領域の高さ(height)を表すことができる。
[テーブル2]
void SetActiveArea(Integer x, Integer y, Integer width, Integer height)
【0163】
デスクリプション(Description) アプリケーションでポインタに関する情報を要請するために当該ポインタ情報が活性化される領域を設定する。
【0164】
アーギュメント(Arguments)X 左上端コーナーのx座標(x coordinate of top left corner)
【0165】
Y 左上端コーナーのy座標(y coordinate of top left corner)
【0166】
幅(Width) ポインタインプット(pointer input)が用いられてもよいアクティブ領域(active area)の幅
【0167】
高さ(height) ポインタインプット(pointer input)が用いられてもよいアクティブ領域(active area)の高さ
【0168】
図14は、本発明の他の実施例に係るAPIを呼び出すアプリケーションの動作を示す図である。
【0169】
図14は、インプットデバイス14000がポインティングデバイスである場合であり、アクティブ領域14200に対してのみポインタ情報を使用するために、テーブル2のようなAPIを呼び出す動作を示している。
【0170】
ユーザがインプットデバイス14000を用いてポインタ情報を入力すると、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、上述したテーブル2のAPIを用いて、アクティブ領域14200をDTV受信機14100内に設定することができる。
【0171】
図14に示すように、DTV受信機のディスプレイ領域全体座標は、左上端(0,0)、右下端(1280,720)と表現することができる。また、
図14に示すように、アクティブ領域14200の左上端の座標は(1000,400)であり、幅(width)は200、高さ(height)は300に該当する。したがって、テーブル2のAPIは、次のように表現することができる。
SetActiveArea(1000, 400, 200, 300);
【0172】
図15は、本発明の他の実施例に係るデジタルサービス信号処理方法を示すフローチャートである。
【0173】
図15は、具体的に、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置でアクティブ領域によるポインタ入力に関する処理過程を示している。本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、DTV受信機のみを含んだり、
図1及び2で説明したハイブリッドデジタルTVシステムを含む概念で使うことができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0174】
ユーザによってインプットデバイスのポインタが移動すると、デジタルサービス信号処理装置は、現在アプリケーションが実行中であるか否かを判断することができる(S15000)。
【0175】
判断の結果、現在アプリケーションが実行中であると、デジタルサービス信号処理装置は、アプリケーションがアクティブ領域を有するか否かを判断することができる(S15100)。
図14で上述したように、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、APIを用いてアクティブ領域を設定できるので、デジタルサービス信号処理装置は、APIを用いて、設定されたアクティブ領域を確認することができる。
【0176】
判断の結果、現在アプリケーションが実行中でないと、デジタルサービス信号処理装置は、ポインタイベント(pointer event)を独自で処理することができる(S15400)。その後、デジタルサービス信号処理装置は、アプリケーションが有するアクティブ領域内に、現在入力されたポインタの位置座標が含まれているか否かを判断することができる(S15200)。
【0177】
判断の結果、アクティブ領域内に、現在入力されたポインタの位置座標が含まれていると、デジタルサービス信号処理装置は、ポインタイベントをアプリケーションに伝達することができる(S15300)。
【0178】
判断の結果、アクティブ領域内に、現在入力されたポインタの位置座標が含まれていないと、デジタルサービス信号処理装置は、ポインタイベントを独自で処理することができる(S15400)。
【0179】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、一連の動作を終了することができる。
【0180】
上述したように、本発明は、アプリケーションごとに、当該アプリケーションで処理するためのインプットデバイスの入力情報を、DTV受信機にあらかじめ設定し、DTV受信機が該当入力情報を受信する場合にのみ、当該入力情報をアプリケーションに伝達するためにAPIを用いることを一実施例とする。
【0181】
以下では、アプリケーションの状態(status)を区別し、状態別にキーセットなどの特定入力情報のみをデバイス上に要請するためのAPIを説明する。本発明の一実施例に係るアプリケーションは、下記のテーブル3のAPIを用いて、アプリケーションの状態をモード(mode)で示し、各モードによるアプリケーションの入力情報をまず定義した後、アプリケーションのモードの変更に従って、モードごとに定義された入力情報をデバイスに要請したり設定することができる。このため、デバイスは、アプリケーションのモードが変更されても、各モードによる入力情報を効率的に処理することができる。
【0182】
下記のテーブル3は、アプリケーションのモード及びモード別に定義された入力情報をDTV受信機に設定するために用いられるAPIの一実施例である。本発明の一実施例に係るAPIは、SetAppMode APIと呼ぶことができ、これは設計者の意図によって変更可能である。また、本発明の一実施例に係るAPIは、SetAppMode(Integer mode,Integer keys[])と表現することができ、括弧中のInteger mode、Integer keys[]値は、アプリケーションのモードとモード別入力情報を示す値であって、整数値を有する。テーブル3に開示されたデスクリプション(Description)は、SetAppMode APIの機能を定義するためのものであり、デスクリプション内のデバイスは、本発明のDTV受信機又はデジタルサービス信号処理装置を意味することができる。アーギュメント(Argument)は、APIの媒介変数であり、テーブル3に示すように、SetAppMode APIの媒介変数は、モード及びキーを含むことができる。モードは、アプリケーションの状態を示し、各状態に対応する整数値を有することができる。キーは、モードごとに定義されたキー値であり、整数セット(integer set)を含むことができる。上述したように、キーは、キーコードにマップすることができる。本発明では、モードを示す整数値をモードナンバー(mode number)と呼び、モードナンバー及びモードナンバーごとに設定されたキーセットを総称してモード情報(mode information)ということができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0183】
テーブル3に示すように、モードは0、1、2などの値を有することができ、各値が意味するアプリケーションの状態は、次のとおりである。
【0184】
モード値が0の場合、特定されていない状態(Not specified)であることを意味する。
【0185】
モード値が1の場合は、アプリケーションがアイコンである状態を意味し、これをICON_MODE又はトリガーモードと呼ぶことができる。これは設計者の意図によって変更可能な事項である。モード値が1である場合、アプリケーションインジケータなどのように、アプリケーションの含蓄的な形態の表記のみを、画面にディスプレイすることができる。モード値が1である場合、これによるキー値は、リモコン内のカラーキー(Red、Green、Yellow、Blue)を含むことができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0186】
モード値が2である場合は、アプリケーションが全体実行中である状態を意味し、これをAPP_MODEと呼ぶことができる。すなわち、モード値が2の場合、アプリケーションの実際コンテンツを画面にディスプレイすることができる。APP_MODEは、アプリケーションの実際コンテンツが画面の一部領域にディスプレイされる場合と、アプリケーションの実際コンテンツが画面全体にディスプレイされる場合とに区別できる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0187】
モード値が2である場合、これによるキー値は、リモコン内のカラーキー、ナビゲーションキー(Left、Right、Up、Down)、エンターキー、再生制御キー(Stop、Pause、Rewind、Play、Fast FWD)などを含むことができる。アプリケーションの実際コンテンツが画面全体にディスプレイされる場合には、数字キーなどが追加されてもよい。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0188】
モード値が3乃至7である場合は、ユーザ定義値(user−defined value)であり、設計者の意図によって追加のモード設定が可能である。特に、モード値が3乃至7の場合は、モード値が1又は2である場合に対して追加のモードを拡張することができ、各拡張されたモードに使用するキー集合を、デバイス上にあらかじめ定義したり、APIを用いて定義することができる。このため、モード値が2である場合においてアプリケーションの実際コンテンツが画面全体にディスプレイされる場合を、追加のモードとして設定することができる。
[テーブル3]
IntegerSetAppMode(Integer mode, Integer keys[])
【0189】
デスクリプション(Description) アプリケーションのモードを設定し、デバイスに知らせる。この機能に成功すると、リターン値(return value)は、以前のアプリケーションモードを示すことができる。
【0190】
仮に、この機能に失敗すると、リターン値(return value)はゼロである。
【0191】
アーギュメントモード(Arguments Mode) アプリケーションの状態を示すモードの整数値
0:Not specified
1:ICON_MODE(アプリケーションがアイコンモードである場合)
2:APP_MODE(アプリケーションが全体実行中である場合)
3−7:USER_DEFINED
【0192】
キー(Keys) このパラメータは、選択事項(optional)である。仮にこのパラメータが値を有すると、当該値は、モードパラメータ(mode parameter)に従って受信するために、アプリケーションが要請するキーの整数セット(integer set of keys)を示すことができる。
【0193】
図16は、本発明の一実施例に係るモードと関連付いているリモコン入力ボタンを示す図である。
【0194】
上述したように、テーブル3のSetAppMode APIは、アプリケーションの状態を示すモードと、各モードによるキーを含むことができる。
図16に示すように、リモコンの入力ボタンは、モード値が1である場合の入力ボタン16000と、mode値が2である場合の入力ボタン16100とに区別することができる。
【0195】
モード値が1である場合の入力ボタン16000は、カラーキー(Red,Green,Yellow,Blue)を含むことができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0196】
モード値が2である場合の入力ボタン16100は、カラーキー、ナビゲーションキー(Left、Right、Up、Down)、エンターキー、再生制御キー(Stop、Pause、Rewind、Play、Fast FWD)などを含むことができる。モード値が2の場合は、アプリケーションの実際コンテンツが画面の一部領域にディスプレイされる場合と、アプリケーションの実際コンテンツが画面全体にディスプレイされる場合とに区別できる。このため、アプリケーションの実際コンテンツが画面全体にディスプレイされる場合、数字などの入力ボタンを追加することができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0197】
図17は、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置の動作を示す図である。
【0198】
図17は、本発明の一実施例に係るアプリケーションの状態によってモード設定変更された場合においてデジタルサービス信号処理装置の動作を示す図である。
【0199】
図17に示すように、アプリケーションが存在する場合、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、アプリケーションインジケータを現在の番組のコンテンツと併せてディスプレイすることができる(17000)。この場合、アプリケーションは、上述したテーブル3のAPI(SetAppMode1)を用いて、モード値が1であり、モード値によるキー値をデジタルサービス信号処理装置に要請又は設定することができる。その後、ユーザがリモコンなどのインプットデバイスを用いて入力情報を入力すると、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、ユーザの入力情報がアプリケーションのキー値に対応するか否かを判断し、対応すると判断される場合、当該入力情報によってアプリケーションを処理又は実行することができる。
図17では、ユーザがレッドボタン(red button)を入力したので、デジタルサービス信号処理装置は、アプリケーションを実行し、アプリケーションのコンテンツを現在の番組と共にディスプレイすることができる(17100)。その後、アプリケーションは、上述したテーブル3のAPI(SetAppMode2)を用いて、モード値が2であり、モード値によるキー値をデジタルサービス信号処理装置に要請又は設定することができる。その後、ユーザがリモコンなどのインプットデバイスを用いて入力情報を入力すると、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、ユーザの入力情報がアプリケーションのキー値に対応するか否かを判断し、対応すると判断される場合、当該入力情報によってアプリケーションを処理又は実行することができる。
【0200】
図18は、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置を示す図である。
【0201】
本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、上述したDTV受信機、又は
図1及び
図2で説明したハイブリッドTVシステムを含むことができる。
【0202】
本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、受信部(receiving module)18000、生成部(generating module)18100、伝送部(sending module)18200、ダウンロード部(downloading module)18300、実行部(executing module)18400及び登録部(registering module)18500を備えることができる。以下、各装置の動作を中心に説明する。
【0203】
本発明の一実施例に係る受信部18000は、シグナリング情報を受信することができる。
図1で説明したように、シグナリング情報が放送網を介して伝送される場合、シグナリング情報は、アプリケーションを受信するためのアプリケーションシグナリング情報を含むことができる。また、この場合、シグナリング情報は、VCT、EITなどのようなサービスシグナリングテーブルを含むことができ、サービスシグナリングテーブルは、実時間放送サービスのA/Vデータ及びアプリケーションと関連したチャネル情報を含むことができる。また、
図2で説明したように、シグナリング情報はアプリケーションシグナリング情報を含まなくてもよい。
【0204】
その後、本発明の一実施例に係る生成部18100は、サービスシグナリングテーブルに含まれたチャネル情報を用いてリクエストを生成することができる。具体的に、本発明の一実施例に係る生成部18100は、サービスシグナリングテーブルから、チャネル情報及び現在放送番組の時間情報などを取得することができる。その後、本発明の一実施例に係る生成部18100は、取得したチャネル情報及び現在放送番組時間情報などを用いてHTTPリクエスト文を生成することができる。HTTPリクエスト文は、http://www.ohtv.org?ch=9−1&time=2012−11−10−13:10&...のように、親ドメインネームと特定メディア、メジャーチャネル番号、マイナーチャネル番号などの組合せで構成することができる。これは、設計者の意図によって変更可能である。
【0205】
その後、本発明の一実施例に係る伝送部18200は、生成したリクエストを伝送することができる。上述したように、本発明の一実施例に係る伝送部18200は、生成されたHTTPリクエスト文を伝達するためのリクエスト信号を、DNSサーバーに伝送することができる。この場合、本発明の一実施例に係る受信部18000は、DNSサーバーから、リクエスト信号に対応するアプリケーションシグナリング情報を受信することができる。
図3乃至
図9で説明したように、アプリケーションシグナリング情報は、アプリケーションのURL情報のようなロケーション情報(location information)などを含むことができる。
【0206】
その後、本発明の一実施例に係るダウンロード部18300は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報に対応するアプリケーションをダウンロードすることができる。この場合、本発明の一実施例に係るダウンロード部18300は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報に対応するアプリケーションが現在記憶されているか否かを判断することができる。
図4乃至
図6、
図8、及び
図9で説明したように、ダウンロード部18300は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが、既存に記憶されている又は実行中のアプリケーションと同一であるか否かを判断し、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルに有効か否かを判断することができる。また、ダウンロード部18300は、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが、既存に記憶されている又は実行中のアプリケーションと同一でなく、現在チャネルに有効であると判断すれば、現在実行中のアプリケーションの実行を中止することができる。判断の結果、アプリケーションが記憶されていないと、ダウンロード部18300は、受信したアプリケーションシグナリング情報内のアプリケーションURL情報を用いてアプリケーションをダウンロードすることができる。
【0207】
その後、本発明の一実施例に係る実行部18400は、ダウンロードしたアプリケーションと関連したAPIを実行することができる。上述したように、アプリケーションは、
図12乃至17で説明したAPIと関連している。すなわち、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、インプットデバイスを介して入力情報を受信することができ、本発明の一実施例に係る入力情報は、ユーザがリモコンの特定キーを押して入力するユーザインプットシグナルなどを含むことができる。デジタルサービス信号処理装置で実行されているアプリケーションは、入力情報を受信し、入力情報に基づく動作を行った後、入力情報に対応するリモコンのキーに対する制御権をDTV受信機にリターンし、DTV受信機で当該キーと関連した動作を行えるようにする。本発明の一実施例に係るアプリケーションは、アプリケーションごとに、当該アプリケーションで処理するためのインプットデバイスの入力情報をDTV受信機にあらかじめ設定し、DTV受信機が当該入力情報を受信する場合にのみ、当該入力情報をアプリケーションに伝達するために、
図12乃至17及びテーブル1乃至3で説明したAPIを用いることができる。特に、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、アプリケーションのモード及びモード別に定義された入力情報をDTV受信機に設定するためにSetAppMode APIを用いることができる。上述したように、SetAppMode APIは、アプリケーションの状態をモードで示し、各モードによるアプリケーションの入力情報をまず定義した後、アプリケーションのモードの変更に従って、モードごとに定義された入力情報をデバイスに要請したり設定するために用いることができる。上述したように、本発明では、モードを示す整数値をモードナンバーと呼び、モードナンバーとモードナンバーごとに設定されたキーセットを総称してモード情報と呼ぶことができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0208】
具体的な内容は、
図12乃至
図17で説明したため省略する。
【0209】
その後、本発明の一実施例に係る設定部は、上述したSetAppMode APIのモードナンバーによって設定されたキーセットを記憶することができる。
【0210】
図19は、本発明の他の実施例に係るデジタルサービス信号処理装置を示す図である。
【0211】
図19は、伝送側を中心に本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置を示す図である。上述したように、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、上述したDTV受信機又は
図1及び
図2で説明したハイブリッドTVシステムを含むことができる。
【0212】
本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、伝送部(transmitting module)19000及び受信部19100を備えることができる。以下、各装置の動作を中心に説明する。
【0213】
本発明の一実施例に係る伝送部19000は、シグナリング情報を生成して伝送することができる。
図1及び
図2で説明したように、シグナリング情報は、アプリケーションを受信するためのアプリケーションシグナリング情報を含むことができる。また、この場合、シグナリング情報は、VCT、EITなどのようなサービスシグナリングテーブルを含むことができ、サービスシグナリングテーブルは、実時間放送サービスのA/Vデータ及びアプリケーションと関連したチャネル情報を含むことができる。また、
図2で説明したように、シグナリング情報はアプリケーションシグナリング情報を含まなくてもよい。
【0214】
その後、受信部19100は、チャネル情報と関連したリクエストを受信することができる。具体的に、本発明の一実施例に係るリクエストは、サービスシグナリングテーブルからチャネル情報及び現在放送番組の時間情報などを用いて生成することができる。特に、本発明の一実施例に係るリクエストは、HTTPリクエスト文を含むことができる。HTTPリクエスト文は、http://www.ohtv.org?ch=9−1&time=2012−11−10−13:10&...のように、親ドメインネームと特定メディア、メジャーチャネル番号、マイナーチャネル番号などの組合せで構成することができる。これは、設計者の意図によって変更可能である。
【0215】
その後、伝送部19000は、受信したリクエストに応じて、デジタルサービス信号と関連したアプリケーションシグナリング情報を伝送することができる。
図3乃至
図9で説明したように、アプリケーションシグナリング情報は、アプリケーションのURL情報のようなロケーション情報(location information)などを含むことができる。
【0216】
上述したように、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、
図12乃至17で説明したAPIと関連している。すなわち、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、インプットデバイスから入力情報を受信することができて、本発明の一実施例に係る入力情報は、ユーザがリモコンの特定キーを押して入力するユーザインプットシグナルなどを含むことができる。デジタルサービス信号処理装置で実行されているアプリケーションは、入力情報を受信し、入力情報に基づく動作を行った後、入力情報に対応するリモコンのキーに対する制御権をDTV受信機にリターンし、DTV受信機で当該キーと関連した動作を行えるようにする。本発明の一実施例に係るアプリケーションは、アプリケーションごとに、当該アプリケーションで処理するためのインプットデバイスの入力情報を、DTV受信機にあらかじめ設定し、DTV受信機が当該入力情報を受信する場合にのみ、当該入力情報をアプリケーションに伝達するために、
図12乃至17及びテーブル1乃至3で説明したAPIを用いることができる。特に、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、アプリケーションのモード及びモード別に定義された入力情報をDTV受信機に設定するために、SetAppMode APIを用いることができる。上述したように、SetAppMode APIは、アプリケーションの状態をモードで示し、各モードによるアプリケーションの入力情報をまず定義した後、アプリケーションのモードの変更に従って、モードごとに定義された入力情報をデバイスに要請したり設定するために用いることができる。上述したように、本発明では、モードを示す整数値をモードナンバーと呼び、モードナンバーとモードナンバーごとに設定されたキーセットを総称してモード情報と呼ぶことができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0217】
具体的な内容は
図12乃至
図17で説明したため、省略する。
【0218】
図20は、本発明の更に他の実施例に係るデジタルサービス信号処理方法を示すフローチャートである。
【0219】
本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、上述したDTV受信機又は
図1及び
図2で説明したハイブリッドTVシステムを含むことができる。
【0220】
本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、デジタルサービス信号からシグナリング情報を受信することができる(S20000)。
図18で説明したように、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置内の受信部18000は、放送網を介してシグナリング情報を受信することができる。
図1で説明したように、シグナリング情報が放送網を介して伝送される場合、シグナリング情報は、アプリケーションを受信するためのアプリケーションシグナリング情報を含むことができる。また、この場合、シグナリング情報は、VCT、EITなどのようなサービスシグナリングテーブルを含むことができ、サービスシグナリングテーブルは、実時間放送サービスのA/Vデータ及びアプリケーションと関連したチャネル情報を含むことができる。また、
図2で説明したように、シグナリング情報はアプリケーションシグナリング情報を含まなくてもよい。
【0221】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、サービスシグナリングテーブルに含まれたチャネル情報を用いてリクエストを生成することができる(S20100)。具体的に、
図18で説明したように、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置内の生成部は、サービスシグナリングテーブルからチャネル情報及び現在放送番組の時間情報などを取得することができる。その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、取得したチャネル情報及び現在放送番組時間情報などを用いてHTTPリクエスト文を生成することができる。HTTPリクエスト文は、http://www.ohtv.org?ch=9−1&time=2012−11−10−13:10&...のように、親ドメインネームと特定メディア、メジャーチャネル番号、マイナーチャネル番号などの組合せで構成することができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0222】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、生成したリクエストを伝送することができる(S20200)。
図18で説明したように、本発明の一実施例に係る伝送部18200は、生成されたHTTPリクエスト文を伝達するためのリクエスト信号をDNSサーバーに伝送することができる。
【0223】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、DNSサーバーからリクエスト信号に対応するアプリケーションシグナリング情報を受信することができる(S20300)。
図3乃至
図9で説明したように、アプリケーションシグナリング情報は、アプリケーションのURL情報のようなロケーション情報などを含むことができる。
【0224】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報に対応するアプリケーションをダウンロードすることができる(S20400)。この場合、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報に対応するアプリケーションが現在記憶されているか否かを判断することができる。
図4乃至
図6、
図8、及び
図9で説明したように、デジタルサービス信号処理装置は、受信したアプリケーションシグナリング情報を用いて、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが既存に記憶されている又は実行中のアプリケーションと同一であるか否かを判断し、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが現在チャネルに有効か否かを判断することができる。また、デジタルサービス信号処理装置は、受信したアプリケーションシグナリング情報と関連したアプリケーションが既存に記憶されている又は実行中のアプリケーションと同一でなく、現在チャネルに有効と判断すると、現在実行中のアプリケーションの実行を中止することができる。判断の結果、アプリケーションが記憶されていないと、デジタルサービス信号処理装置は、受信したアプリケーションシグナリング情報内のアプリケーションURL情報を用いてアプリケーションをダウンロードすることができる。
【0225】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、ダウンロードしたアプリケーションと関連したAPIを実行することができる(S20500)。上述したように、アプリケーションは、
図12乃至17で説明したAPIと関連している。すなわち、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、インプットデバイスから入力情報を受信することができ、本発明の一実施例に係る入力情報は、ユーザがリモコンの特定キーを押して入力するユーザインプットシグナルなどを含むことができる。デジタルサービス信号処理装置で実行されているアプリケーションは、入力情報を受信し、入力情報に基づく動作を行った後、入力情報に対応するリモコンのキーに対する制御権をDTV受信機にリターンし、DTV受信機で当該キーと関連した動作を行えるようにする。本発明の一実施例に係るアプリケーションは、アプリケーションごとに、当該アプリケーションで処理するためのインプットデバイスの入力情報をDTV受信機にあらかじめ設定し、DTV受信機が当該入力情報を受信する場合にのみ、当該入力情報をアプリケーションに伝達するために
図12乃至17及びテーブル1乃至3で説明したAPIを用いることができる。特に、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、アプリケーションのモード及びモード別に定義された入力情報をDTV受信機に設定するためにSetAppMode APIを用いることができる。上述したように、SetAppMode APIは、アプリケーションの状態をモードで示し、各モードによるアプリケーションの入力情報をまず定義した後、アプリケーションのモードの変更に従って、モードごとに定義された入力情報をデバイスに要請したり設定するために用いることができる。上述したように、本発明では、モードを示す整数値をモードナンバーと呼び、モードナンバーとモードナンバーごとに設定されたキーセットを総称してモード情報と呼ぶことができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0226】
具体的な内容は
図12乃至
図17で説明したため、省略する。
【0227】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、上述したSetAppMode APIのモードナンバーによって設定されたキーセットを記憶することができる(S20600)。
【0228】
図21は、本発明の更に他の実施例に係るデジタルサービス信号処理方法を示すフローチャートである。
【0229】
図21は、伝送側を中心に本発明の更に他の実施例に係るデジタルサービス信号処理方法を示すフローチャートである。
【0230】
本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、シグナリング情報を生成して伝送することができる。
図1及び
図2で説明したように、シグナリング情報は、アプリケーションを受信するためのアプリケーションシグナリング情報を含むことができる。また、この場合、シグナリング情報は、VCT、EITなどのようなサービスシグナリングテーブルを含むことができ、サービスシグナリングテーブルは、実時間放送サービスのA/Vデータ及びアプリケーションと関連したチャネル情報を含むことができる。また、
図2で説明したように、シグナリング情報は、アプリケーションシグナリング情報を含まなくてもよい。
【0231】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、チャネル情報と関連したリクエストを受信することができる。具体的に、本発明の一実施例に係るリクエストは、サービスシグナリングテーブルからチャネル情報及び現在放送番組の時間情報などを用いて生成することができる。特に、本発明の一実施例に係るリクエストは、HTTPリクエスト文を含むことができる。HTTPリクエスト文は、http://www.ohtv.org?ch=9−1&time=2012−11−10−13:10&...のように、親ドメインネームと特定メディア、メジャーチャネル番号、マイナーチャネル番号などの組合せで構成することができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0232】
その後、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、受信したリクエストに応じて、デジタルサービス信号と関連したアプリケーションシグナリング情報を伝送することができる。
図3乃至
図9で説明したように、アプリケーションシグナリング情報は、アプリケーションのURL情報のようなロケーション情報などを含むことができる。
【0233】
上述したように、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、
図12乃至17で説明したAPIと関連している。すなわち、本発明の一実施例に係るデジタルサービス信号処理装置は、インプットデバイスから入力情報を受信することができ、本発明の一実施例に係る入力情報は、ユーザがリモコンの特定キーを押して入力するユーザインプットシグナルなどを含むことができる。デジタルサービス信号処理装置で実行されているアプリケーションは、入力情報を受信し、入力情報に基づく動作を行った後、入力情報に対応するリモコンのキーに対する制御権をDTV受信機にリターンし、DTV受信機で当該キーと関連した動作を行えるようにする。本発明の一実施例に係るアプリケーションは、アプリケーションごとに、当該アプリケーションで処理するためのインプットデバイスの入力情報を、DTV受信機にあらかじめ設定し、DTV受信機が当該入力情報を受信する場合にのみ、当該入力情報をアプリケーションに伝達するために、
図12乃至17及びテーブル1乃至3で説明したAPIを用いることができる。特に、本発明の一実施例に係るアプリケーションは、アプリケーションのモード及びモード別に定義された入力情報をDTV受信機に設定するためにSetAppMode APIを用いることができる。上述したように、SetAppMode APIは、アプリケーションの状態をモードで示し、各モードによるアプリケーションの入力情報をまず定義した後、アプリケーションのモードの変更に従って、モードごとに定義された入力情報をデバイスに要請したり設定するために用いることができる。上述したように、本発明では、モードを示す整数値をモードナンバーと呼び、モードナンバーとモードナンバーごとに設定されたキーセットを総称してモード情報と呼ぶことができる。これは設計者の意図によって変更可能である。
【0234】
具体的な内容は
図12乃至
図17で説明したため、省略する。
【0235】
以上、発明を実施するための形態で、関連した事項を記述した。