【実施例】
【0039】
[38]実施例1:
[39]効率的なランキンサイクルを達成するそれらの能力に関して有機作動流体をランク
付けすると、臨界温度がより高いと、導き出すことができるサイクルの効率がより高くな
る。これは、蒸発器の温度をより高い温度の熱源により近接して近づけることができるか
らである。熱源の温度が熱の質において中程度乃至低である場合には、ランキンサイクル
(時には動力サイクルと呼ぶ)のために有機作動流体を用いる。高い温度においては、水
が非常に効率的な作動流体である。しかしながら、中程度乃至低い温度においては、水の
熱力学的性質はもはや好ましいものではない。
【0040】
[40]
図1は、HFC−245fa(比較例)、本発明によるC
5F
9Cl化合物の異性
体混合物、及びトルエン(比較例)に関する温度−エントロピー図のプロットを示す。H
FC−245fa及びトルエンは両方とも有機ランキンサイクル作動流体として商業的に
用いられている。半円によって掃引される領域に基づくと、本発明のC
5F
9Cl化合物
を用いて得ることができるランキンサイクル効率は、HFC−245faのものに匹敵す
るが、この効率はトルエンを用いて達成することができるものよりも低いと結論づけるこ
とができる。しかしながら、トルエンは、種々の有機ランキンサイクル用途におけるその
使用を制限する可能性がある毒性及び可燃性の懸念を有している。したがって、本発明の
不燃性のハロゲン化作動流体は好適な代替物を提供する。
【0041】
[41]高い臨界温度を有する作動流体を確認することに加えて、作動流体の貯蔵、輸送、
及び使用からの漏出を排除することは不可能であるので、環境に対する影響の可能性が最
小である流体を見出すことが望ましい。本発明のC
5F
9Cl異性体の化学構造は大気中
で短寿命であると予測することができ、したがって20〜50のオーダーである低い地球
温暖化係数を与える。
【0042】
[42]以下の実施例において、かかる化合物を製造する能力、及び熱エネルギー変換にお
けるそれらの有用性を示す。
[43]実施例2:
[44]5フッ化アンチモンの存在下でヘキサフルオロプロペンとクロロトリフルオロエチ
レンを反応させることによってCF
3CF=CFCF
2CF
2Cl及びCF
3CCl=C
FCF
2CF
3を製造した。これらの異性体は52〜53℃の沸点範囲で共留出する。
【0043】
[45]1.反応式:
【0044】
【化3】
【0045】
[46]2.手順:
[47]清浄で乾燥したParr反応器/オートクレーブにSbF
5(40g、0.16モル)
を加え、部分的に排気し、密封した。Parr反応器を−30〜−35℃に冷却し、排気して
、CF
3CF=CF
2(128g、0.85モル)及びCF
2=CFCl(92g、0.
78モル)を逐次凝縮させた。次に、反応器を密封し、攪拌しながら徐々に室温(約25
℃)にし、この温度に16時間維持した。この時間の間に反応器内の圧力は80psiか
ら40psiに低下した。反応器内の全ての未反応出発化合物を含むより揮発性の物質を
、冷却トラップ(氷+塩)を通して排気した(20gの生成物がトラップ内に凝縮した)
。Parr反応器をRTから約50℃の反応器に加熱することによって、Parr反応器内の残り
の生成物を冷却した(ドライアイス)金属シリンダー中に回収した。合計で125gの生
成物が回収された(収率=CTFEを基準として60%)。52〜53℃/大気圧におい
て蒸留することによって更なる精製を行って、異性体混合物:CF
3CF=CFCF
2C
F
2Cl及びCF
3CCl=CFCF
2CF
3(1:1)を無色の液体として得た(10
0g)。
【0046】
[48]分析データは構造と一致している。GC/MS (m/e, イオン); 226 、M+に関する, (M=
C
5ClF
9)。
19F-NMR (CDC1
3) δ=-69.1 (3F, dd, J = 21 & 8 Hz), -72.1 (2F, dq, 重なり
, J=6 & 5.7 Hz), -117.7 (2F, m), -155.4(1F, dm), 及び-157.5(dm)ppm:CF
3CF=CFCF
2C
F
2Clに関する; -64.3 (3F, d, J=24 Hz), -111.5 (1F, m), -118.9 (2F, m), 及び-83.9
(3F, dq, 重なり, J=3 Hz)ppm:CF
3CCl=CFCF
2CF
3に関する。
19F-NMRにおいてCF
3基を
積分することによって異性体の比(50:50)を求めた。
【0047】
[49]実施例3:
[50]本実施例は、本発明のクロロ−フルオロオレフィン、C
5F
9Cl異性体、及びH
CFO−1233zd異性体が有機ランキンサイクル作動流体として有用であることを示
す。
【0048】
[51]Smith, J.M.ら, Introduction to Chemical Engineering Thermodynamics; McGraw
-Hill (1996)に概説されている手順にしたがうことによって、有機ランキンサイクルにお
ける種々の作動流体の有効性を比較した。次の条件:75%のポンプ効率、80%の膨張
器効率、130℃のボイラー温度、45℃の凝縮器温度、及び1000Wのボイラーへ供
給される熱量;を用いて有機ランキンサイクルの計算を行った。種々の冷却剤の性能を表
1に与える。HFC−245fa(Honeywellから入手できる)、HFC−365mfc
(Solvayから入手できる)、HFC−4310mee(Dupontから入手できる)のような
ヒドロフルオロカーボン、及びヒドロフルオロエーテルHFE−7100(3Mから入手で
きる)を含む商業的に入手できる流体を比較に含ませた。評価した全ての化合物の中でH
CFO−1233zd(E)の熱効率が最も高かった。C
5F
9Cl、HCFO−123
3zd(Z)、及びHCFO−1233zd(E)は、不燃性及び低い地球温暖化係数の
追加の利益も有していた。本実施例は、有機ランキンサイクルによる発電においてクロロ
−フルオロオレフィンを用いることができることを示す。
【0049】
【表1】
【0050】
[52]実施例4:
[53]上記に記載のクロロフルオロオレフィンに加えて、表2のもののようなブロモフル
オロオレフィンは、水の沸点よりも低い沸点範囲をカバーし、したがって熱エネルギー変
換用途の範囲、即ち熱源温度の範囲において有用である。高い沸点(>50℃)を有する
化合物はより高い廃熱源のために用いられる可能性が最も高く、例えばトルエンに匹敵す
る。
【0051】
【表2】
【0052】
[54]実施例5:
[55]本実施例は、本発明のブロモ−フルオロオレフィンが有機ランキンサイクル作動流
体として有用であることを示す。特に、CF
3CBr=CF
2を用いて有機ランキンサイ
クルにおけるブロモ−フルオロオレフィンの有用性を示した。また、完全にハロゲン化さ
れたブロモフルオロプロペンの効率を、不完全にハロゲン化されたブロモフルオロプロペ
ンと比較した。これらの結果は、予期しなかったことに、完全にハロゲン化されたブロモ
フルオロプロペンは、不完全にハロゲン化されたブロモフルオロプロペンと比較して有機
ランキンサイクルにおける作動流体としてより効率的であることを示す。
【0053】
[56]Smith, J.M.ら, Introduction to Chemical Engineering Thermodynamics; McGraw
-Hill (1996)に概説されている手順にしたがうことによって、有機ランキンサイクルにお
ける種々の作動流体の有効性を比較した。次の条件:75%のポンプ効率、80%の膨張
器効率、130℃のボイラー温度、45℃の凝縮器温度、及び1000Wのボイラーへ供
給される熱量;を用いて有機ランキンサイクルの計算を行った。種々の冷却剤の性能を表
3に与える。商業的に入手できる流体であるHFC−245fa(Honeywellから入手で
きる)を比較に含ませた。ブロモ−フルオロオレフィンは、不燃性及び低い地球温暖化係
数の追加の利益も有していた。また、ブロモ−フルオロオレフィンは商業的に入手できる
流体よりも高い熱効率も有していた。本実施例は、有機ランキンサイクルによる発電にお
いてブロモ−フルオロオレフィンを用いることができることを示す。
【0054】
【表3】
【0055】
[57]実施例6:
[58]幾つかの場合においては、少なくとも第2の流体成分を作動流体中に含ませること
も有益である。少なくとも2種類の流体成分の混合物を用いると、性能に加えて、健康、
安全性、及び環境的な利益を導き出すことができる。混合物を用いることによって、燃焼
性(不燃性)の改良、潜在的な環境影響の減少、及び/又は減少した毒性による職業被曝
レベルの減少を達成することができる。例えば、望ましい性能を有するがより高い地球温
暖化係数を有する流体に低い地球温暖化係数の流体を加えることによって、低い地球温暖
化性の流体の性能によって改良されたか又は許容できる性能、並びにより高い地球温暖化
性の流体成分単独と比較して改良された地球温暖化係数を有する流体混合物を得ることが
できる。したがって、性能(例えば容量又は効率)、燃焼性、毒性、又は環境影響のよう
な純粋な流体の少なくとも1つの特性を向上させることができる混合物を確認することも
目的である。本発明の化合物は、互いに(他のヒドロクロロフルオロオレフィンと)、或
いはヒドロフルオロカーボン、ブロモフルオロオレフィン、フッ素化ケトン、ヒドロフル
オロエーテル、ヒドロフルオロオレフィン、ヒドロフルオロオレフィンエーテル、ヒドロ
クロロフルオロオレフィンエーテル、炭化水素、又はエーテルのような化合物と混合する
ことができる。
【0056】
[59]実施例3において与えられた条件にしたがって、HCFO−1223zd(Z)を
HFC−245faに加えて50%のHFC−245fa(1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロパン)及び50%のHCFO−1233zd(Z)の混合物を得て、0.1
28の理論サイクル効率を得た。HFC−245faに関する理論サイクル効率は0.1
23である。したがって、混合物の理論サイクル効率がHFC−245fa単独と比較し
て4%増加した。混合物の地球温暖化係数は480であり、一方、HFC−245fa単
独のそれは950であった。混合物に関する地球温暖化係数は、HFC−245fa単独
と比較して49%減少した。これらの条件においては、混合物に関する蒸発圧力(230
psia)は、HFC−245fa単独のもの(339psia)よりも低かった。装置
はより低い蒸発器圧力で運転され、したがって装置の最大許容作動圧とより大きな差を有
していた。これは、同じ装置を用いてより高い熱源温度を利用することができ、したがっ
て装置の最大許容作動圧を必ずしも超える必要なしに全体の熱効率が向上することを意味
する。
【0057】
[60]他の混合物を下表に示す。
【0058】
【表4】
【0059】
[61]ヒドロフルオロエーテル:HFE−7100及びフッ素化ケトン:Novec 1230は、
3Mから商業的に入手できる。ヒドロフルオロカーボン:HFC−43−10meeはDuPo
ntから商業的に入手できる。HFC−365mfc/HT55は、Solkatherm SES36とし
てSolvaySolexisから商業的に入手できる。Galden HT55は、SolvaySolexisから入手でき
るペルフルオロポリエーテルである。
【0060】
[62]実施例7:
[63]以下にHCFC−1233zdの安全性及び毒性に関する情報を与える。
[64]1233zdの毒性:
[65]HFO−1233zdを用いてAmes分析を行った。実験試料を、S−9代謝活性化
の存在下及び不存在下の両方で、細菌性細胞のTA1535、TA1537、TA98、
TA100、及びWP2 uvrAに曝露した。90.4%以下の曝露レベルを用いた。
日本、EU、及び米国のガイドラインに完全に準拠するように実験を設計した。この実験
の条件下においては、HFO−1233zdは、S−9代謝活性化の存在下又は不存在下
のいずれにおいても、いずれの培養においても変異を誘発させなかった。
【0061】
[66]心臓感作性:
[67]本実験においては、6匹のビーグル犬の群を25,000、35,000、及び5
0,000ppm(2匹の犬だけがこのレベル)のレベルのHCFC−1233zdに曝
露した。曝露の間に少なくとも2日間あけて、合計で3回の曝露を行った。次に、犬を試
験化合物に曝露し、試験物品に曝露しながら、増加する投与量(2μg/kg、4μg/
kg、6μg/kg、及び8μg/kg)のアドレナリンの一連の注射を、それぞれの注
射の間に最小で3分間、合計で12分間以下あけて与えた。25,000ppmにおいて
心臓感作の徴候はなかったと結論づけられた。
【0062】
[68]LC−50(ラット):
[69]ラットのLC−50は11体積%であると求められた。このレベルは、塩素化製品
:HCFC−141b及びCFC−113(約6体積%)よりも良好であり、CFC−1
1のものと同等であった。
【0063】
[70]可燃性:
[71]ASTM−E681によって、1233zdを100℃において可燃性に関して評
価した。燃焼限界はなかった。
【0064】
[72]安定性:
[73]ASHRAE-97密封チューブ試験法によって、流体を結合金属片(銅、アルミニウム、
及び鋼)の存在下で150℃に2週間曝露することにより1233zdの安定性を調べた
。大きな分解は認められなかった。即ち、流体の顕著な変色はなく、金属片上の腐食の徴
候はなかった。
【0065】
[74]実施例8:
[75]本実施例は、冷却剤組成物がHFC−1234を含み、HFO−1234の大きな
割合、好ましくは少なくとも約75重量%、更により好ましくは少なくとも約90重量%
がHFO−1234ye(CHF
2−CF=CHF、シス及びトランス異性体)である本
発明の一態様の性能を示す。より詳しくは、本実施例は、冷却剤システム、高温ヒートポ
ンプ、及び有機ランキンサイクルシステムにおいて作動流体として用いられる化合物の代
表例である。第1のシステムの例は、約35°Fの蒸発温度及び約150°Fの凝縮温度
を有するものである。便宜上の目的のために、かかる熱伝達システム、即ち約35°F〜
約50°Fの蒸発器温度及び約80°F〜約120°FのCTを有するシステムを、ここ
では「チラー」又は「チラーAC」システムと呼ぶ。比較の目的のR−123、及び少な
くとも約90重量%のHFO−1234yeを含む本発明の冷却組成物を用いたかかるシ
ステムのそれぞれの運転を下表12に報告する。
【0066】
【表5】
【0067】
[76]上記の表から明らかなように、重要な冷却システム性能パラメーターの多くはR−
123に関するパラメーターに比較的近接している。多くの既存の冷却システムはR−1
23用か又はR−123と同様の特性を有する他の冷却剤用にデザインされているので、
当業者であれば、システムに加える修正を比較的最小にしてR−123又は同様の高沸点
冷却剤に対する代替物として用いることができる低GWP及び/又は低オゾン層破壊冷却
剤の大きな有利性を認めるであろう。幾つかの態様においては、本発明は、デザインを大
きく修正することなく、既存のシステムにおける冷却剤を、本発明の組成物、好ましくは
少なくとも約90重量%のHFO−1234、更により好ましくはシス−HFO−123
4ye、トランス−HFO−1234yeの任意の1以上、並びにこれらの全ての組合せ
及び割合を含むか、及び/又はこれらから実質的に構成される組成物で置き換えることを
含む改造方法を提供する。
【0068】
[77]実施例9:
[78]本実施例は、冷却剤組成物がHFCO−1233を含み、HFCO−1233zd
の大きな割合、好ましくは少なくとも約75重量%、更により好ましくは少なくとも約9
0重量%がHFCO−1233zd(CF
3−CH=CHCl、シス及びトランス異性体
)である本発明の一態様の性能を示す。より詳しくは、本実施例は、冷却剤システム、高
温ヒートポンプ、又は有機ランキンサイクルシステムにおいて熱伝達流体としてかかる組
成物を用いることを示す。第1のシステムの例は、約35°Fの蒸発温度及び約150°
Fの凝縮温度を有するものである。便宜上の目的のために、かかる熱伝達システム、即ち
約35°F〜約50°Fの蒸発器温度及び約80°F〜約120°FのCTを有するシス
テムを、ここでは「チラー」又は「チラーAC」システムと呼ぶ。R−123、及び少な
くとも約90重量%のHFO−1233zdを含む冷却組成物を用いたかかるシステムの
それぞれの運転を下表13に報告する。
【0069】
【表6】
【0070】
[79]上記の表から明らかなように、重要な冷却システム性能パラメーターの多くはR−
123に関するパラメーターに比較的近接している。多くの既存の冷却システムはR−1
23用か又はR−123と同様の特性を有する他の冷却剤用にデザインされているので、
当業者であれば、システムに加える修正を比較的最小にしてR−123又は同様の高沸点
冷却剤に対する代替物として用いることができる低GWP及び/又は低オゾン層破壊冷却
剤の大きな有利性を認めるであろう。幾つかの態様においては、本発明は、デザインを大
きく修正することなく、既存のシステムにおける冷却剤を、本発明の組成物、好ましくは
少なくとも約90重量%のHFO−1233、更により好ましくはシス−HFO−123
3zd、トランス−HFO−1233zdの任意の1以上、並びに全ての割合のこれらの
組合せを含むか、及び/又はこれらから実質的に構成される組成物で置き換えることを含
む改造方法を提供する。
【0071】
[80]本発明を実施する現時点で好ましい形態を含む特定の例に関して本発明を説明した
が、当業者であれば、特許請求の範囲に示す本発明の精神及び範囲内に含まれる上記記載
のシステム及び技術の数多くの変更及び変形が存在することを認めるであろう。
本発明は以下の態様を含む。
[1]
温熱源を用いて作動流体を気化させ;
得られた蒸気を膨張させ、次に冷熱源を用いて冷却して蒸気を凝縮させ;そして
凝縮した作動流体をポンプ移送する;
ことを含み、作動流体が式(I):
【化4】
(式中、R
1、R
2、R
3、及びR
4は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、並びに、場合によっては少なくとも1つのF、Cl、又はBrによって置換されているC
1〜C
6アルキル、少なくともC
6のアリール、少なくともC
3のシクロアルキル、及びC
6〜C
15アルキルアリールからなる群から選択され、式(I)は少なくとも1つのF及び少なくとも1つのCl又はBrを含み、但し式(I)がBrを含む場合にはそれはまた水素を含まない)
を有する少なくとも1種類の化合物を含む、ランキンサイクルで熱エネルギーを機械エネルギーに変換する方法。
[2]
R
1、R
2、R
3、及びR
4の少なくとも1つが、場合によっては少なくとも1つのF、Cl、又はBrによって置換されているメチル、エチル、又はプロピルである、[1]に記載の方法。
[3]
化合物が式:C
xF
yH
zCl
n(式中、y+z+n=2x)又はC
xF
yBr
n(式中、y+n=2xであり、xは少なくとも3であり、yは少なくとも1であり、zは0又は正の数であり、nは1又は2である)を有する、[1]に記載の方法。
[4]
化合物が、C
3F
3H
2Cl、CF
3CF=CFCF
2CF
2Cl、CF
3CCl=CFCF
2CF
3、及びこれらの混合物からなる群から選択される、[1]に記載の方法。
[5]
作動流体が、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(Z)、1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(E)、及びこれらの組合せからなる群から選択される、[1]に記載の方法。
[6]
作動流体が2−ブロモ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロペンである、[1]に記載の方法。
[7]
作動流体を気化させて作動流体の加圧蒸気を形成するのに十分な温度に作動流体を加熱し;そして
作動流体の加圧蒸気によって機械的仕事を行わせる;
ことを含み、
作動流体が式(I):
【化5】
(式中、R
1、R
2、R
3、及びR
4は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、並びに、場合によっては少なくとも1つのF、Cl、又はBrによって置換されているC
1〜C
6アルキル、少なくともC
6のアリール、少なくともC
3のシクロアルキル、及びC
6〜C
15アルキルアリールからなる群から選択され、式(I)は少なくとも1つのF及び少なくとも1つのCl又はBrを含み、但し式(I)がBrを含む場合にはそれはまた水素を含まない)
を有する少なくとも1種類の化合物を含む、熱エネルギーを機械エネルギーに変換する方法。
[8]
第1の動力サイクル及び第2の動力サイクルを含み、第1の動力サイクルにおいては高温の水蒸気又は有機作動流体蒸気を含む第1の作動流体を用い、第2の動力サイクルにおいては第2の作動流体を用いて熱エネルギーを機械エネルギーに変換し、第2の動力サイクルが
第2の作動流体を加熱して加圧蒸気を形成し;そして
第2の作動流体の加圧蒸気によって機械的仕事を行わせる;
ことを含み、
第2の作動流体が式(I):
【化6】
(式中、R
1、R
2、R
3、及びR
4は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、並びに、場合によっては少なくとも1つのF、Cl、又はBrによって置換されているC
1〜C
6アルキル、少なくともC
6のアリール、少なくともC
3のシクロアルキル、及びC
6〜C
15アルキルアリールからなる群から選択され、式(I)は少なくとも1つのF及び少なくとも1つのCl又はBrを含み、但し式(I)がBrを含む場合にはそれはまた水素を含まない)
を有する少なくとも1種類の化合物を含む、2元動力サイクル方法。
[9]
ランキンサイクルシステム及び第2のループを含み;第2のループが、熱源とランキンサイクルシステムとの間に、ランキンサイクルシステム及び熱源と流体連絡して配置されている、有機ランキンサイクルシステムの作動流体を熱源の温度に曝露することなく熱を熱源からランキンサイクルシステムに伝達させるための熱的に安定な顕熱伝達流体を含み;
ランキンサイクルシステム作動流体が、式(I):
【化7】
(式中、R
1、R
2、R
3、及びR
4は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、並びに、場合によっては少なくとも1つのF、Cl、又はBrによって置換されているC
1〜C
6アルキル、少なくともC
6のアリール、少なくともC
3のシクロアルキル、及びC
6〜C
15アルキルアリールからなる群から選択され、式(I)は少なくとも1つのF及び少なくとも1つのCl又はBrを含み、但し式(I)がBrを含む場合にはそれはまた水素を含まない)
を有する少なくとも1種類の化合物を含む、熱エネルギーを機械エネルギーに変換する方法。
[10]
式(I):
【化8】
(式中、R
1、R
2、R
3、及びR
4は、それぞれ独立して、H、F、Cl、Br、並びに、場合によっては少なくとも1つのF、Cl、又はBrによって置換されているC
1〜C
6アルキル、少なくともC
6のアリール、少なくともC
3のシクロアルキル、及びC
6〜C
15アルキルアリールからなる群から選択され、式(I)は少なくとも1つのF及び少なくとも1つのCl又はBrを含み、但し式(I)がBrを含む場合にはそれはまた水素を含まない)
を有する少なくとも1種類の化合物を含む有機ランキンサイクル作動流体。