(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る生成装置、生成方法、生成プログラム、端末装置、及び表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る生成装置、生成方法、生成プログラム、端末装置、及び表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.配信処理〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。
図1に示す配信装置100は、例えば所定のコンテンツを配信する配信サービスを提供する。なお、配信装置100が配信するコンテンツには、記事の見出し等の文字情報とその文字情報に対応する画像とを含むコンテンツが含まれる。また、
図1では、配信装置100が配信するコンテンツは、端末装置10において上下方向に並べて一覧表示される。以下では、各記事に対応するコンテンツと区別するため、各記事に対応するコンテンツが上下方向に並べて一覧表示されるコンテンツ全体を表示コンテンツとする場合がある。なお、配信装置100が配信するコンテンツは、いわゆる広告コンテンツであってもよい。例えば、端末装置10が、所定のブラウザによりコンテンツを閲覧する場合、表示コンテンツはウェブページであってもよい。
【0011】
図1に示すように、配信システム1には、端末装置10と、配信装置100とが含まれる。端末装置10と、配信装置100とは図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図1に示した配信システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の配信装置100が含まれてもよい。
【0012】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
図1に示す例においては、端末装置10がタッチパネル機能を有するスマートフォンである場合を示す。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。
【0013】
また、端末装置10は、ユーザによる操作を受け付ける。
図1に示す例において端末装置10は、ユーザの操作により所定のアプリケーション(以下、単に「アプリ」とする場合がある)に表示するコンテンツを配信装置100へ要求する。以下では、端末装置10が配信装置100へスポーツに関連する記事(コンテンツ)の配信を要求した場合を例に示す。
【0014】
配信装置100は、端末装置10にコンテンツを配信するサービスを提供する情報処理装置である。また、配信装置100は、文字情報に基づいて画像情報(以下、単に「画像」とする場合がある)を加工することにより、画像情報から加工画像情報を生成する生成装置である。なお、ここでいう、加工画像情報は、文字情報に関連し加工された画像であり、端末装置10において文字情報とともに表示される画像である。以下では、加工画像情報を「加工画像」とする場合がある。
図1に示す例において、配信装置100は、端末装置10から配信要求を受け付け、端末装置10にコンテンツを配信する。
【0015】
図1に示すように、ユーザU1は端末装置10においてコンテンツを表示するアプリを操作し、配信装置100にコンテンツの配信要求を送信する(ステップS11)。
【0016】
端末装置10から配信要求を受け付けた配信装置100は、端末装置10に配信する記事(コンテンツ)を選択する(ステップS12)。
図1では、配信装置100は、端末装置10に配信するコンテンツとして、コンテンツCT11、コンテンツCT12等を選択する。具体的には、配信装置100は、コンテンツ情報記憶部121からコンテンツCT11、コンテンツCT12等を取得する。
【0017】
ステップS12において、配信装置100が選択したコンテンツCT12には、文字情報「サッカー選手×× 海外クラブへ移籍」とともに表示される画像G21が含まれる。一方、配信装置100が選択したコンテンツCT11には、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」のみが含まれ、文字情報に対応する画像は含まれない。
【0018】
そのため、配信装置100は、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」とともにコンテンツCT11として表示する画像を選択する(ステップS13)。
図1では、配信装置100は、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」とともに表示する画像として馬が含まれる画像を選択する。具体的には、配信装置100は、画像情報記憶部122から馬と山と太陽とが含まれる画像G12を取得する。
【0019】
図1では、表示コンテンツCT10中において、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」とともにコンテンツCT11として表示する画像は表示領域AR11に表示される。また、画像G12は表示領域AR11よりも大きい。そこで、配信装置100は、表示領域AR11の大きさに合わせて画像G12を加工する。具体的には、配信装置100は、表示領域AR11の大きさに合わせて画像G12をトリミングする(ステップS14)。例えば、配信装置100は、画像G12における馬の位置Dが中心となるように、表示領域AR11の大きさに合わせて画像G12をトリミングする。これにより、配信装置100は、画像G12から表示領域AR11の大きさに合わせた加工画像G121を生成する。
【0020】
また、
図1では、文字情報「サッカー選手×× 海外クラブへ移籍」とともに表示される画像G21も画像の表示領域の大きさに合わせてトリミングされる。例えば、配信装置100は、画像G21における人(サッカー選手)が中心となるように、画像G21から表示領域の大きさに合わせた加工画像G211を生成する。このように、配信装置100は、文字情報とともに入稿された画像であっても、例えば提供元等が加工を許可する場合、画像から表示領域の大きさに合わせた加工画像を生成する。
【0021】
その後、配信装置100は、コンテンツCT11〜CT14を含む表示コンテンツCT10を端末装置10へ配信する(ステップS15)。また、配信装置100は、コンテンツCT11の表示領域AR11に表示する画像として加工画像情報G121を端末装置10へ配信する。なお、
図1では、表示領域AR11の説明のため、加工画像情報G121を表示コンテンツCT10とは別に図示するが、加工画像情報G121は、表示領域AR11に配置されて配信されてもよい。
【0022】
その後、表示コンテンツCT10を受信した端末装置10は、表示コンテンツCT10を表示する(ステップS16)。具体的には、端末装置10は、コンテンツCT11〜CT14を上下方向に並べて一覧表示する。すなわち、端末装置10には、コンテンツCT11として、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」とともに加工画像情報G121が表示される。このように、端末装置10において、コンテンツCT11は、他のコンテンツCT12〜CT14と同じ表示態様で表示される。これにより、端末装置10は、文字情報のみ入稿されたコンテンツCT11であっても、画像とともに入稿された文字情報と同じ表示態様で一覧表示することができる。
【0023】
上述したように、配信装置100は、文字情報とともに表示する画像を表示領域の大きさに合わせてトリミングを行う。また、配信装置100は、トリミングを行う際に、画像において文字情報と関連する位置が含まれるように、画像においてトリミングする位置を決定する。
図1では、配信装置100は、画像G12における馬の位置Dが中心となるように、表示領域AR11の大きさに合わせて画像G12をトリミングする。このように、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0024】
〔2.配信装置の構成〕
次に、
図2を用いて、実施形態に係る配信装置100の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る配信装置100の構成例を示す図である。
図2に示すように、配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、配信装置100は、配信装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0025】
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
【0026】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、
図2に示すように、コンテンツ情報記憶部121と、画像情報記憶部122とを有する。
【0027】
(コンテンツ情報記憶部121)
実施形態に係るコンテンツ情報記憶部121は、コンテンツに関する各種情報を記憶する。
図3に、実施形態に係るコンテンツ情報記憶部121の一例を示す。
図3に示すコンテンツ情報記憶部121は、「コンテンツID」、「文字情報」、「画像情報」、「画像ID」、「提供元ID」といった項目を有する。
【0028】
「コンテンツID」は、コンテンツを識別するための識別情報を示す。「文字情報」は、対応するコンテンツに含まれる文字情報を示す。また、「画像情報」は、対応するコンテンツに含まれる画像情報を示す。
図3では、説明のため画像IDにより識別される画像を図示するが、「画像情報」としては、画像情報の格納場所を示すファイルパス名などが格納されてもよい。「画像ID」は、画像情報を識別するための識別情報を示す。例えば、画像ID「G21」により識別される画像は、
図1の例に示した画像G21に対応する。また、「提供元ID」は、コンテンツの提供元を識別するための識別情報を示す。
【0029】
例えば、
図3に示す例において、コンテンツID「CT11」により識別されるコンテンツCT11は、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」を含み、画像を含まないコンテンツであることを示す。すなわち、コンテンツCT11は、文字情報に対応する画像が入稿されていないコンテンツであることを示す。
【0030】
また、コンテンツID「CT11」により識別されるコンテンツCT11は、提供元ID「CP11」により識別される提供元から取得したコンテンツであることを示す。また、例えば、
図3に示す例において、コンテンツID「CT12」により識別されるコンテンツCT12は、文字情報「サッカー選手×× 海外クラブへ移籍」と画像G21を含むコンテンツであることを示す。また、コンテンツID「CT12」により識別されるコンテンツCT12は、提供元ID「CP12」により識別される提供元から取得したコンテンツであることを示す。
【0031】
なお、コンテンツ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部121は、コンテンツのカテゴリに関する情報を記憶してもよい。また、例えば、コンテンツ情報記憶部121は、コンテンツを取得した日時やコンテンツが作成された日時に関する情報を記憶してもよい。また、コンテンツ情報記憶部121中の画像は、画像の提供元や画像に関する権利(著作権等)を有する第三者から、画像への加工、すなわち二次加工に関する許諾が得られていることが判断(確認)され、管理(記憶)されているものとする。
【0032】
(画像情報記憶部122)
実施形態に係る画像情報記憶部122は、広告に関する各種情報を記憶する。
図4に、実施形態に係る画像情報記憶部122の一例を示す。
図4に示す画像情報記憶部122は、「画像ID」、「画像」、「物体」、「提供元ID」といった項目を有する。
【0033】
「画像ID」は、画像を識別するための識別情報を示す。「画像」は、画像情報を示す。
図4では、説明のため画像IDにより識別される画像を図示するが、「画像」としては、画像の格納場所を示すファイルパス名などが格納されてもよい。また、「物体」は、画像に含まれる物体を示す。また、「提供元ID」は、画像の提供元を識別するための識別情報を示す。
【0034】
例えば、
図4に示す例において、画像ID「G11」により識別される画像は、物体1「海」が位置Aに含まれ、物体2「砂浜」が位置Bに含まれ、物体3「パラソル」が位置Cに含まれることを示す。また、画像ID「G11」により識別される画像は、提供元ID「CP21」により識別される提供元から取得した画像であることを示す。
【0035】
例えば、
図4に示す例において、画像ID「G12」により識別される画像は、物体1「馬」が位置Dに含まれ、物体2「山」が位置Eに含まれ、物体3「太陽」が位置Fに含まれることを示す。また、画像ID「G12」により識別される画像は、提供元ID「CP22」により識別される提供元から取得した画像であることを示す。なお、
図1や
図4に示す例においては、各物体の位置を位置D等として概念的に表記したが、例えば、その物体が含まれる画素の範囲等を物体の位置としてもよい。なお、画像における物体(対象)の認識による情報の抽出は、例えば、R−CNN(Regions with Convolutional Neural Network)等の画像認識技術を用いた画像処理を適宜用いて行われてもよい。画像における物体の認識による情報の抽出は、例えば、配信装置100の生成部133が行ってもよい。また、配信装置100は、所定の外部処理装置が画像における物体の認識により抽出した情報を取得してもよい。
【0036】
なお、画像情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、画像情報記憶部122は、画像を取得した日時や画像が作成された日時に関する情報を記憶してもよい。また、画像情報記憶部122中の画像は、画像の提供元や画像に関する権利(著作権等)を有する第三者から、画像への加工、すなわち二次加工に関する許諾が得られていることが判断(確認)され、管理(記憶)されているものとする。
【0037】
(制御部130)
図2の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0038】
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、取得部132と、生成部133と、配信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、
図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0039】
(受付部131)
受付部131は、端末装置10から配信要求を受け付ける。
図1に示す例において、受付部131は、端末装置10においてアプリが表示するコンテンツの配信要求を受け付ける。また、受付部131は、外部の情報処理装置からコンテンツ情報記憶部121に記憶されるコンテンツを受け付けてもよい。この場合、例えば、受付部131は、コンテンツプロバイダ等が管理する情報処理装置からコンテンツを受け付ける。例えば、受付部131は、外部の情報処理装置から文字情報を含むコンテンツを受け付けてもよい。また、例えば、受付部131は、外部の情報処理装置から文字情報と画像情報とを含むコンテンツを受け付けてもよい。また、受付部131は、画像を提供する提供元から画像の登録を受け付けてもよい。また、例えば、受付部131は、受け付けた画像を画像情報記憶部122に記憶する。
【0040】
(取得部132)
取得部132は、文字情報と、文字情報と関連する画像情報とを取得する。なお、ここでいう文字情報と関連する画像情報とは、文字情報に含まれる単語に関する対象が含まれる画像情報等をいう。例えば、文字情報に単語「こども」が含まれる場合、こどもが含まれる画像情報が、文字情報と関連する画像情報となる。なお、文字情報と関連する画像情報とは、上記に限らず、文字情報と何らかの関連を想起させるものであればどのような画像情報であってもよい。例えば、文字情報に単語「日本」が含まれる場合、日本を想起させるような風景や日本人等、種々の画像情報が、文字情報と関連する画像情報となる。また、例えば、取得部132は、文字情報と、文字情報とともに表示される画像情報とを取得する。例えば、取得部132は、コンテンツ情報記憶部121から文字情報を含むコンテンツを取得する。
図1では、取得部132は、コンテンツ情報記憶部121から文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」を取得する。また、例えば、取得部132は、コンテンツ情報記憶部121から文字情報と画像情報とを含むコンテンツを取得する。
図1では、取得部132は、コンテンツ情報記憶部121から文字情報「サッカー選手×× 海外クラブへ移籍」と画像情報G21とを取得する。
【0041】
また、取得部132は、文字情報と関連する画像情報を画像情報記憶部122から取得する。例えば、取得部132は、コンテンツが文字情報を含み、画像情報を含まない場合、文字情報と関連する画像情報を画像情報記憶部122から取得する。
図1では、取得部132は、画像情報記憶部122から文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」とともに表示される画像G12を取得する。なお、取得部132は、外部の情報処理装置から文字情報や画像情報を取得してもよい。
【0042】
また、取得部132は、画像情報の入稿元から画像情報に対して許可する加工内容に関する情報を取得してもよい。また、取得部132は、文字情報に関する所定のネットワークサービスにおける情報を取得してもよい。例えば、取得部132は、SNS(Social Networking Service)における文字情報に関して投稿された情報を取得してもよい。取得部132は、動画情報から抽出された画像情報を取得してもよい。また、取得部132は、文字情報に基づいて、動画情報から抽出された画像情報を取得してもよい。取得部132は、文字情報と関連する画像情報として複数の画像情報を取得してもよい。
【0043】
(生成部133)
生成部133は、取得部132により取得された文字情報に基づいて画像情報を加工することにより、画像情報から加工画像情報を生成する。生成部133は、文字情報に基づいて、画像情報の一部を抽出することにより加工画像情報を生成する。生成部133は、画像情報から文字情報に関連する対象が含まれる部分を抽出することにより加工画像情報を生成する。例えば、生成部133は、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」を形態素解析等の自然言語処理技術を適宜用いて解析することにより、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」から重要なキーワードを抽出してもよい。そして、生成部133は、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」の中から抽出されたキーワード「競走馬○○」に関連する対象である馬の位置Dが中心となるように、表示領域AR11の大きさに合わせて画像G12をトリミングする。これにより、生成部133は、画像G12から表示領域AR11の大きさに合わせた加工画像G121を生成する。なお、生成部133は、画像の加工として、トリミングに限らず、目的に応じて種々の加工を行ってもよい。
【0044】
生成部133は、文字情報に基づいて、画像情報の色調を変更することにより加工画像情報を生成してもよい。例えば、生成部133は、文字情報が肯定的な内容の場合、画像情報の色調を明るくすることにより加工画像情報を生成し、文字情報が否定的な内容の場合、画像情報の色調を暗くすることにより加工画像情報を生成してもよい。生成部133は、文字情報に基づく付加情報を、画像情報に重畳させることにより加工画像情報を生成してもよい。例えば、生成部133は、文字情報の提供元に関する情報、または文字情報に関するロゴを、付加情報として画像情報に重畳させることにより加工画像情報を生成してもよい。
【0045】
また、生成部133は、加工画像情報とともに表示される他の文字情報または他の画像情報に基づいて、画像情報から加工画像情報を生成してもよい。例えば、生成部133は、加工画像とともに表示される他の画像が人の顔を多く含む場合、人の顔以外を含む加工画像を生成してもよい。例えば、生成部133は、加工画像とともに表示される他の画像が人の顔を多く含む場合、風景部分を含む加工画像を生成してもよい。また、生成部133は、動画情報から抽出された画像情報から加工画像を生成してもよい。また、生成部133は、動画のサムネイルとともに文字情報に基づいて、動画情報から抽出された画像情報から加工画像を生成してもよい。例えば、生成部133は、動画のサムネイルとともに文字情報が動画のタイトル等である場合、動画情報から抽出された画像情報から動画にタイトルに関連する対象を含む加工画像を生成してもよい。
【0046】
また、生成部133は、取得部132により取得された加工内容に関する情報に基づいて、画像情報から加工画像情報を生成してもよい。生成部133は、取得部132により取得された所定のネットワークサービスにおける情報に基づいて、画像情報から加工画像情報を生成してもよい。生成部133は、文字情報に基づく加工により、複数の画像情報から加工画像情報を生成してもよい。例えば、生成部133は、文字情報に基づく加工により、複数の画像情報を組み合わせて1つの加工画像情報を生成してもよい。例えば、生成部133は、文字情報に基づく加工により、各々に人の顔が含まれる複数の画像を組み合わせて、複数の人の顔を含む1つの加工画像情報を生成してもよい。なお、生成部133によるこれらの加工についての詳細は後述する。
【0047】
(配信部134)
配信部134は、表示コンテンツを端末装置10へ配信する。例えば、配信部134は、文字情報と生成部133により生成された加工画像情報とを端末装置10へ配信する。
図1では、配信部134は、コンテンツCT11〜CT14を含む表示コンテンツCT10を端末装置10へ配信する。また、配信部134は、コンテンツCT11として、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」と加工画像情報G121とを端末装置10へ配信する。
【0048】
〔3.端末装置の構成〕
次に、
図5を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図5は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図5に示すように、端末装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを有する。
【0049】
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定の通信網と有線または無線で接続され、配信装置100との間で情報の送受信を行う。
【0050】
(記憶部12)
記憶部12は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。
【0051】
(入力部13)
入力部13は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部13は、タッチパネル機能により表示面(例えば表示部153)を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部13は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0052】
(出力部14)
出力部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
【0053】
(制御部15)
制御部15は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶部12などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、インストールされているアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部15は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0054】
図5に示すように、制御部15は、送信部151と、受信部152と、表示部153とを有し、以下に説明する配信処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、
図5に示した構成に限られず、後述する配信処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、
図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0055】
送信部151は、各種情報を外部の情報処理装置へ送信する。送信部151は、入力部13により受け付けたユーザ操作に従って、配信装置100へ配信要求を送信する。例えば、送信部151は、アプリからの配信要求を配信装置100へ送信する。
【0056】
受信部152は、各種情報を外部の情報処理装置から受信する。受信部152は、配信装置100から配信された表示コンテンツを受信する。
図1では、受信部152は、コンテンツCT11〜CT14を含む表示コンテンツCT10を受信する。また、受信部152は、文字情報と、文字情報に基づく加工により画像情報から生成された加工画像情報を受信する。
図1では、受信部152は、コンテンツCT11として、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」と加工画像情報G121とを受信する。
【0057】
表示部153は、受信部152により受信された表示コンテンツを受信する。
図1では、表示部153は、コンテンツCT11〜CT14を含む表示コンテンツCT10を表示する。また、表示部153は、コンテンツCT11〜CT14を上下の方向に並べて一覧表示する。また、表示部153は、受信部152により受信された文字情報と加工画像情報とを表示する。
図1では、表示部153は、コンテンツCT11として、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」と加工画像情報G121とを表示する。
【0058】
なお、上述した制御部15による表示処理等の処理は、例えば、JavaScript(登録商標)などにより実現されてもよい。また、上述した表示処理が所定のアプリケーションにより行われる場合や表示処理が専用アプリにより行われる場合、制御部15は、例えば、所定のアプリや専用アプリを制御するアプリ制御部を有してもよい。
【0059】
〔4.配信処理のフロー〕
次に、
図6を用いて、実施形態に係る配信システム1による配信処理の手順について説明する。
図6は、実施形態に係る配信処理の一例を示すフローチャートである。
【0060】
図6に示すように、配信装置100の受付部131は、端末装置10から配信要求を受け付ける(ステップS101)。例えば、受付部131は、端末装置10中のアプリから配信要求を受け付ける。その後、配信装置100の取得部132は、端末装置10へ配信するコンテンツを選択する(ステップS102)。例えば、取得部132は、コンテンツ情報記憶部121から端末装置10へ配信するコンテンツを取得する。
【0061】
その後、配信装置100の生成部133は、コンテンツに画像が含まれる場合(ステップS103:Yes)、コンテンツに含まれる画像を表示領域に合わせて加工する(ステップS104)。
図1では、生成部133は、コンテンツCT12に含まれる画像G21を表示領域の大きさに合わせてトリミングする。なお、生成部133は、コンテンツに含まれる画像の大きさが表示領域の大きさと一致する場合、ステップS104においてトリミングをしなくてもよい。
【0062】
また、取得部132は、コンテンツに画像が含まれない場合(ステップS103:No)、コンテンツの文字情報に基づいて画像を取得する(ステップS105)。
図1では、取得部132は、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」とともに表示する画像として馬が含まれる画像を取得する。具体的には、取得部132は、画像情報記憶部122から馬と山と太陽とが含まれる画像G12を取得する。その後、生成部133は、取得した画像を表示領域に合わせて加工する(ステップS106)。
図1では、生成部133は、画像G11を表示領域の大きさに合わせてトリミングする。なお、生成部133は、コンテンツに含まれる画像の大きさが表示領域の大きさと一致する場合、ステップS106においてトリミングをしなくてもよい。
【0063】
その後、配信装置100の配信部134は、コンテンツを端末装置10へ配信する(ステップS107)。例えば、配信部134は、コンテンツとして、文字情報と画像情報とを端末装置10へ配信する。また、例えば、配信部134は、コンテンツとして、文字情報と加工画像情報とを端末装置10へ配信する。
【0064】
なお、
図1のように、配信装置100は、配信するコンテンツ(表示コンテンツ)に複数のコンテンツが含まれる場合、ステップS102〜S106の処理をコンテンツの数だけ繰り返した後、端末装置10へコンテンツを配信する。例えば、配信装置100は、コンテンツCT11〜CT14の各々に対してステップS102〜S106の処理を行った後、コンテンツCT11〜CT14を含む表示コンテンツCT10を端末装置10へ配信する。
【0065】
〔5.変形例〕
上述した実施形態に係る配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、配信システム1の他の実施形態について説明する。
【0066】
〔5−1.画像の加工について〕
上述した実施形態においては、画像の加工として画像をトリミングする場合を示したが、画像の加工は、トリミングに加えて、目的に応じて種々の加工が行われてもよい。この点について、
図7及び
図8を用いて説明する。
【0067】
まず、
図7を用いて、トリミング以外の画像の加工を説明する。
図7は、変形例に係る画像の加工の一例を示す図である。具体的には、
図7は、画像の色調を変更することにより加工画像を生成する場合を示す。
【0068】
例えば、生成部133は、加工画像とともに表示される他の文字情報と他の画像とに基づいて、画像から加工画像を生成する。
図7に示す例において、生成部133は、コンテンツCT11とともに表示される他のコンテンツCT12〜CT14に含まれる文字情報や画像情報とに基づいて、画像G12から加工画像G122を生成する。具体的には、生成部133は、画像G12をトリミングした加工画像G121の色調を変化させることにより加工画像G122を生成する。例えば、他のコンテンツCT12〜CT14の画像の色調が暗いため、画像G12の明度を下げた加工画像G122を生成する。これにより、生成部133は、端末装置10において一覧表示される他のコンテンツの画像と調和した加工画像を生成することができる。また、生成部133は、画像情報に限らず、例えばコンテンツCT12〜CT14の文字情報に肯定的な内容が多く含まれる場合、画像G12の明度を上げた加工画像を生成してもよい。また、生成部133は、他のコンテンツCT12〜CT14の文字情報及び画像情報の両方を総合的に判断して、画像情報の色調を変更することにより加工画像情報を生成してもよい。
【0069】
また、生成部133は、文字情報に基づいて、画像情報の色調を変更することにより加工画像情報を生成してもよい。例えば、生成部133は、コンテンツCT11の文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」が肯定的な内容と判断した場合、画像G12の色調を明るくすることにより加工画像情報を生成してもよい。また、例えば、生成部133は、文字情報が否定的な内容と判断した場合、画像G12の色調を暗くすることにより加工画像情報を生成してもよい。これにより、生成部133は、他のコンテンツと色調が調和した加工画像を生成することができる。
【0070】
次に、
図8を用いて、画像の加工として他の情報を画像に重畳表示する場合を説明する。
図8は、変形例に係る画像の加工の一例を示す図である。具体的には、
図8は、コンテンツの提供元を示す情報を画像に重畳表示させる場合を示す。
【0071】
例えば、生成部133は、文字情報に基づく付加情報を、画像情報に重畳させることにより加工画像情報を生成する。
図8に示す例において、生成部133は、文字情報「競走馬○○ 術後順調に回復」を含むコンテンツCT11の提供元を示す付加情報LG11である「△△新聞」を画像に重畳表示させる。具体的には、生成部133は、画像G12をトリミングした加工画像G121に付加情報LG11を重畳表示させる。これにより、生成部133は、文字情報を含むコンテンツの出所を示す情報を含む加工画像を生成することができる。
【0072】
なお、付加情報は、文字情報を含むコンテンツに関するものであればどのような情報であってもよい。例えば、付加情報は、所定の企業やイベントに関するロゴ等であってもよい。また、付加情報の表示態様は、画像への重畳表示に限らず、目的に応じて種々の表示態様が適宜選択されてもよい。例えば、付加情報は、画像の周囲に配置されて表示されてもよい。
【0073】
〔5−2.トリミングする位置について〕
画像をトリミングする位置は、目的等に応じて適宜変更されてもよい。この点について、
図9を用いて説明する。
図9は、変形例に係る画像のトリミングの一例を示す図である。
【0074】
生成部133は、SNS等の所定のネットワークサービスにおける情報に基づいて、画像から加工画像を生成する。具体的には、生成部133は、コンテンツに対してSNSで投稿された情報等に基づいて、画像をトリミングする範囲を変更してもよい。
図1では、生成部133は、コンテンツCT12に含まれる画像G21における人(サッカー選手)が中心となるように、画像G21から表示領域の大きさに合わせた加工画像G211を生成する。
【0075】
ここで、
図9に示す例においては、SNSにおいてサッカー選手××の移籍後の背番号についての投稿が急増している場合を示す。また、取得部132によりコンテンツCT12に関するSNSでの投稿に関する情報が取得されているものとして、以下説明する。
【0076】
このような場合、生成部133は、画像G21における人(サッカー選手)とユニフォームの背番号の両方が含まれる範囲をトリミングすることにより、加工画像G212を生成する(ステップS21)。これにより、生成部133は、コンテンツCT12についてユーザの関心度が高い対象を含む加工画像G212を生成することができる。また、端末装置10は、コンテンツCT12の画像として加工画像G212を表示することにより、ユーザに適切な画像を提供することができる。なお、生成部133は、ユニフォームの背番号が含まれる範囲をトリミングすることにより、加工画像G213を生成してもよい(ステップS22)。
【0077】
〔5−3.提供元による加工内容指定〕
なお、配信装置100は、コンテンツの提供元からコンテンツに含まれる画像に対して許可する加工の内容の指定を受け付けてもよい。この点について
図10を用いて説明する。
図10は、変形例に係るコンテンツ情報記憶部の一例を示す図である。なお、
図10に示す例においては、配信装置100のコンテンツ情報記憶部121に記憶される情報に加工内容に関する情報が追加されるのみであるため、コンテンツ情報記憶部をコンテンツ情報記憶部221とし、他の部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0078】
(コンテンツ情報記憶部221)
変形例に係るコンテンツ情報記憶部221は、コンテンツに関する各種情報を記憶する。
図10に、実施形態に係るコンテンツ情報記憶部221の一例を示す。
図10に示すコンテンツ情報記憶部221は、「コンテンツID」、「文字情報」、「画像情報」、「画像ID」、「加工内容」、「提供元ID」といった項目を有する。
【0079】
「加工内容」は、画像の入稿元が画像に対して許可する加工内容に関する情報を示す。
図10に示す例において、画像G21の提供元である提供元ID「CP12」により識別される提供元は、画像G21に対する加工として、トリミングまたは付加情報として提供元ロゴの重畳表示を許可することを示す。言い換えると、提供元ID「CP12」により識別される提供元は、画像G21に対する加工として、画像G21の色調を変更する加工は許可しないことを示す。このような情報は、例えば、取得部132がコンテンツの提供元が利用する端末装置から取得する。このように、生成部133は、提供元から取得した画像に対して許可する加工の内容に基づいて加工画像を生成することにより、提供元にとって適切な加工画像を生成することができる。
【0080】
〔5−4.サムネイル画像の加工〕
配信装置100は、動画情報から抽出されたサムネイル画像を加工してもよい。この点について、
図11を用いて説明する。
図11は、変形例に係るサムネイル画像の加工の一例を示す図である。
【0081】
図11に示すように、動画情報MV11は、複数のシーンを含むサッカーの試合の動画である。以下では、動画情報MV11に含まれる複数のシーンSN11〜SN13等から、シーンSN13に基づいてサムネイル画像を生成する場合を説明する。
【0082】
例えば、生成部133は、領域の指定がされていない場合、シーンSN13からサムネイル画像TN11を生成する(ステップS31)。具体的には、生成部133は、領域の指定がされていない場合、シーンSN13の情報をそのまま含むサムネイル画像TN11を生成する。一方、生成部133は、範囲の指定がされている場合、指定された領域に基づくサムネイルを生成する。例えば、生成部133は、シーンSN13において領域AR21の指定がされている場合、シーンSN13から領域AR21をトリミングすることにより、加工画像G31を生成する(ステップS32)。その後、生成部133は、加工画像G31からサムネイル画像TN12を生成する(ステップS33)。具体的には、シーンSN13からゴールを決めた人以外の人の顔を含む領域AR21の指定に基づいて、加工画像G31からサムネイル画像TN12が生成される。このように、生成部133は、領域の指定に基づいて、適切なサムネイル画像を生成することができる。
【0083】
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、取得部132と、生成部133とを有する。取得部132は、文字情報と、文字情報と関連する画像情報とを取得する。生成部133は、取得部132により取得された文字情報に基づいて画像情報を加工することにより、画像情報から加工画像情報を生成する。
【0084】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、文字情報に基づいて画像情報を加工することにより、文字情報に対応した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0085】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、取得部132は、文字情報と、文字情報とともに表示される画像情報とを取得する。
【0086】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、文字情報に基づいて画像情報を加工することにより、文字情報に対応した加工画像情報を適切に生成することができる。したがって、配信装置100は、文字情報とともに表示される加工画像情報を適切に生成することができる。
【0087】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、生成部133は、文字情報に基づいて、画像情報の一部を抽出することにより加工画像情報を生成する。
【0088】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、例えば、文字情報とともに表示する画像を表示領域の大きさに合わせてトリミングを行う。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0089】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、生成部133は、画像情報から文字情報に関連する対象が含まれる部分を抽出することにより加工画像情報を生成する。
【0090】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、トリミングを行う際に、画像において文字情報と関連する位置が含まれるように、画像においてトリミングする位置を決定する。例えば、配信装置100は、画像G12における馬の位置Dが中心となるように、表示領域AR11の大きさに合わせて画像G12をトリミングする。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0091】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、生成部133は、文字情報に基づいて、画像情報の色調を変更することにより加工画像情報を生成する。
【0092】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、文字情報に基づいて画像情報の色調を変更することにより加工画像を生成することができる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0093】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、生成部133は、文字情報が肯定的な内容の場合、画像情報の色調を明るくすることにより加工画像情報を生成し、文字情報が否定的な内容の場合、画像情報の色調を暗くすることにより加工画像情報を生成する。
【0094】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、文字情報における内容が肯定的か否定的かに基づいて色調を変更させた加工画像を生成することができる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0095】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、生成部133は、文字情報に基づく付加情報を、画像情報に重畳させることにより加工画像情報を生成する。
【0096】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、文字情報に基づく付加情報を重畳させた加工画像を生成することができる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0097】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、生成部133は、付加情報として、文字情報の提供元に関する情報、または文字情報に関するロゴを画像情報に重畳させることにより加工画像情報を生成する。
【0098】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、文字情報を含むコンテンツの出所や内容の信頼性を示す情報を含む加工画像を生成することができる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0099】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、生成部133は、加工画像情報とともに表示される他の文字情報または他の画像情報に基づいて、画像情報から加工画像情報を生成する。
【0100】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、他のコンテンツと色調が調和した加工画像を生成することができる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0101】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、取得部132は、画像情報の入稿元から画像情報に対して許可する加工内容に関する情報を取得する。また、生成部133は、取得部132により取得された加工内容に関する情報に基づいて、画像情報から加工画像情報を生成する。
【0102】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、提供元から取得した画像に対して許可する加工の内容に基づいて加工画像を生成することにより、提供元にとって適切な加工画像を生成することができる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0103】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、取得部132は、文字情報に関する所定のネットワークサービスにおける情報を取得する。また、生成部133は、取得部132により取得された所定のネットワークサービスにおける情報に基づいて、画像情報から加工画像情報を生成する。
【0104】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、文字情報や画像情報について多くのユーザの関心度が高い対象を含む加工画像を生成することができる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0105】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、取得部132は、動画情報から抽出された画像情報を取得する。
【0106】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、動画情報のサムネイルとして、適切なサムネイル画像を生成することができる。つまり、配信装置100は、動画情報のサムネイル画像も適切に生成できる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0107】
また、実施形態及び変形例に係る配信装置100において、取得部132は、画像情報として複数の画像情報を取得する。また、生成部133は、文字情報に基づく加工により、複数の画像情報から加工画像情報を生成する。
【0108】
これにより、実施形態及び変形例に係る配信装置100は、複数の画像を組み合わせた加工画像情報を生成できる。したがって、配信装置100は、画像情報を加工した加工画像情報を適切に生成することができる。
【0109】
また、実施形態及び変形例に係る端末装置10は、受信部152と、表示部153とを有する。受信部152は、文字情報と、文字情報に基づく加工により画像情報から生成された加工画像情報を受信する。表示部153は、受信部152により受信された文字情報と加工画像情報とを表示する。
【0110】
これにより、実施形態及び変形例に係る端末装置10は、文字情報に基づいて画像情報から生成された加工画像情報を文字情報とともに表示することにより、適切なコンテンツを表示することができる。
【0111】
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態及び変形例に係る配信装置100は、例えば
図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図12は、配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0112】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0113】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0114】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0115】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0116】
例えば、コンピュータ1000が実施形態及び変形例に係る配信装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0117】
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0118】
〔8.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0119】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0120】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0121】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。