(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記表示部に表示された前記オブジェクトリストから特定のオブジェクト又は特定のプロパティに関する詳細情報を要求するボタン又はメニューが選択されると、前記特定のオブジェクト又は前記特定のプロパティに関する詳細情報を前記表示部に表示するように構成される、請求項9に記載のプロトコル変換装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
このようなエコーネットライト方式のサービスでは、端末ユーザの要求がある度に、コントローラにより少なくとも1つのデバイスの全ての特性(又はプロパティ)に関する情報を要求し、当該要求に対する応答としてそれぞれのデバイスから送信される特性に関する情報を当該端末により出力するので、端末と少なくとも1つのデバイスとの間の負荷が増加し、応答時間が長くなる。
【0013】
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、モドバスプロトコルとエコーネットライトプロトコル間のプロトコル変更により、モドバスプロトコル方式を用いる機器とエコーネットライトプロトコル方式を用いる機器との通信を可能にするプロトコル変換装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、データベースに予め保存された、エコーネットライト方式をサポートするシステムに含まれる少なくとも1つのデバイスに関する情報に基づいて、ユーザ要求に対応する情報を提供(又は出力)するエコーネットライト方式の端末及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0015】
さらに、本発明は、端末とデバイスとの間で通信障害が発生しても、当該端末が最新情報を維持して当該端末のユーザの必要とする情報を提供するエコーネットライト方式の端末及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0016】
さらに、本発明は、デバイス間で障害が発生すると障害発生情報を当該端末により提供するエコーネットライト方式の端末及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明の上記目的は、第1プロトコル方式で通信を行う第1機器に接続される第1通信部と、第2プロトコル方式で通信を行う第2機器に接続される第2通信部と、前記第1プロトコルと前記第2プロトコルとを相互変換し、前記第1機器と前記第2機器との間の通信を制御する制御部とを含む、本発明によるプロトコル変換装置を提供することにより達成することができる。
【0018】
本発明の好ましい一態様によれば、前記第1プロトコルはモドバス(Modbus)プロトコルであり、前記第2プロトコルはエコーネットライト(ECHONET Lite)プロトコルである。
【0019】
本発明の好ましい他の態様によれば、前記第1機器は、産業用デバイスであってもよい。
【0020】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記第2機器は、前記第2プロトコル方式で通信を行う少なくとも1つのデバイスに接続され、前記少なくとも1つのデバイスを制御する制御装置であってもよい。
【0021】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記第1通信部は、RS−485インタフェースモジュールを含み、前記第2通信部は、Ethernet、Wi−Fi、ZigBee、RF920及びRS−232の少なくとも1つのインタフェースモジュールを含むようにしてもよい。
【0022】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記第2通信部の少なくとも1つのインタフェースモジュールは、着脱式であってもよい。
【0023】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記制御部は、前記第1機器から前記第2機器に信号が送信される場合、前記第1プロトコルで送信される信号を前記第2プロトコルに変換し、前記第2機器から前記第1機器に信号が送信される場合、前記第2プロトコルで送信される信号を前記第1プロトコルに変換するようにしてもよい。
【0024】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記制御部は、前記第1機器と前記第2機器との間の通信を行うアプリケーション部と、前記アプリケーション部の通信実行のためのドライバが保存されたファームウェア部とを含んでもよい。
【0025】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記アプリケーション部は、前記第1機器と通信を行うマスタ部と、前記第2機器と通信を行うミドルウェア部とを含み、前記マスタ部及び前記ミドルウェア部により前記第1機器及び前記第2機器のそれぞれと通信を行い、前記第1プロトコルと前記第2プロトコルとを相互変換する変換部をさらに含み、前記変換部のプロトコル変換により前記第1機器と前記第2機器との間の通信を行うようにしてもよい。
【0026】
本発明による端末は、第1プロトコル方式で通信を行う第1機器に接続される第1通信部と、第2プロトコル方式で通信を行う第2機器に接続される第2通信部と、前記第1プロトコルと前記第2プロトコルとを相互変換し、前記第1機器と前記第2機器との間の通信を制御する制御部と、前記少なくとも1つのデバイスから送信されたデバイス毎のプロパティを保存するデータベースとを含み、前記制御部は、予め設定されたプログラムが実行されると、前記データベースに予め保存された前記少なくとも1つのデバイスのプロパティから状態が変更されたプロパティを検索し、前記検索された状態が変更されたプロパティに対してデータベースクエリによるデータアクセス機能を実行することにより、前記状態が変更されたプロパティにおける変更されたプロパティの値を確認するように構成される。
【0027】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記端末は、前記少なくとも1つのデバイスのプロパティを含むオブジェクトリストを表示する表示部をさらに含んでもよい。
【0028】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記オブジェクトリストは、デバイス毎に、状態が変更されたプロパティと状態が変更されていないプロパティとを含むようにしてもよい。
【0029】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記制御部は、前記表示部に表示された前記オブジェクトリストから特定のオブジェクト又は特定のプロパティに関する詳細情報を要求するボタン又はメニューが選択されると、前記特定のオブジェクト又は前記特定のプロパティに関する詳細情報を前記表示部に表示するようにしてもよい。
【0030】
本発明の好ましいさらに他の態様によれば、前記制御部は、バックグラウンド状態で、前記通信部により、前記少なくとも1つのデバイスと通信を行い、前記少なくとも1つのデバイスにそれぞれ含まれる複数のプロパティに関する情報をデバイス毎にそれぞれ要求し、前記要求に対する応答として前記各デバイスからそれぞれ送信される前記デバイス毎の複数のプロパティに関する情報に基づいて前記データベースに予め保存された前記デバイス毎のプロパティを更新するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0031】
本発明によるプロトコル変換装置は、モドバスプロトコル方式で通信を行う機器とエコーネットライトプロトコル方式で通信を行う機器との通信を可能にすることにより、モドバスプロトコルを用いる既存の機器とエコーネットライトプロトコルを用いる機器との互換を可能にするという効果がある。
【0032】
また、本発明によるプロトコル変換装置は、モドバスプロトコル方式で通信を行う機器とエコーネットライトプロトコル方式で通信を行う機器との通信を可能にすることにより、モドバスプロトコルを用いる既存の機器とエコーネットライトプロトコルを用いる機器との統合制御を可能にするという効果がある。
【0033】
さらに、本発明によるプロトコル変換装置は、モドバスプロトコル方式で通信を行う機器とエコーネットライトプロトコル方式で通信を行う機器との通信を可能にすることにより、産業用機器と家電用機器間の様々な活用及び適切な運用を可能にするという効果がある。
【0034】
さらに、本発明によるプロトコル変換装置は、モドバスプロトコル方式で通信を行う機器とエコーネットライトプロトコル方式で通信を行う機器との通信を可能にすることにより、エコーネットライトプロトコルを用いる機器の活用度を向上させるという効果がある。
【0035】
さらに、本発明によるプロトコル変換装置は、モドバスプロトコル方式で通信を行う機器とエコーネットライトプロトコル方式で通信を行う機器との通信を可能にし、エコーネットライトプロトコルを用いる機器の活用度を向上させることにより、エコーネットライトプロトコル及びそれを用いる機器の開発を促進させるという効果がある。
【0036】
本発明によるエコーネットライト方式の端末及びその制御方法は、データベースに予め保存された、エコーネットライト方式をサポートするシステムに含まれる少なくとも1つのデバイスに関する情報に基づいて、ユーザ要求に対応する情報を提供(又は出力)することにより、保存部に保存された情報を当該端末のユーザに提供するので、デバイスコアまでアクセスして情報を収集する場合に比べて応答速度が向上するという効果がある。
【0037】
また、本発明によるエコーネットライト方式の端末及びその制御方法は、端末とデバイスとの間で通信障害が発生しても、当該端末が最新情報を維持して当該端末のユーザの必要とする情報を提供することにより、ユーザの利便性を向上させるという効果がある。
【0038】
さらに、本発明によるエコーネットライト方式の端末及びその制御方法は、デバイス間で障害が発生すると障害発生情報を当該端末により提供することにより、ユーザに障害状況を迅速に通知できるという効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明は、プロトコル変換装置に適用することができる。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の技術思想を適用できる全ての通信装置及びシステムをはじめとする通信モジュール、通信インタフェース、通信ドライバ、監視及び制御装置、監視及び制御システム、プラント制御システム、ホームネットワークシステムなどにも適用することができる。本発明は、特に、産業用通信に多く用いられるRS−485/422インタフェースベースのモドバスプロトコル方式を用いたシリアル通信モジュール及びシステムに有効に適用して実施することができる。
【0041】
本明細書で使用される技術用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されるものであり、本発明を限定するものではない。また、本明細書で使用される技術用語は、本明細書において特に断らない限り、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に一般的に理解される意味で解釈されるべきであり、非常に包括的な意味で解釈されたり、非常に狭い意味で解釈されるべきではない。さらに、本明細書で使用される技術用語が本発明の思想を正確に表現できない間違った技術用語である場合は、当業者が正しく理解できる技術用語で代替して理解すべきである。さらに、本明細書で使用される一般的な用語は、辞書の定義に従って、又は前後の文脈によって解釈されるべきであり、非常に狭い意味で解釈されるべきではない。
【0042】
そして、本明細書で使用される単数の表現は、特に断らない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「構成される」や「含む」などの用語は、明細書に記載された様々な構成要素又は段階の全てを必ず含むものと解釈されるべきではなく、そのうち一部の構成要素又は段階を含まないこともあり、追加の構成要素又は段階をさらに含むこともあるものと解釈されるべきである。
【0043】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明するが、図面番号に関係なく同一又は類似の構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0044】
また、本発明を説明するにあたって、関連する公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。なお、添付図面は本発明の思想を容易に理解できるようにするためのものにすぎず、添付図面により本発明の思想が制限されるように解釈されるべきではない。
【0045】
以下、
図1〜
図4を参照して、本発明の好ましい実施形態によるプロトコル変換装置について説明する。
【0046】
図1に示すように、プロトコル変換装置(以下、変換装置という)50は、第1プロトコル方式で通信を行う第1機器100に接続される第1通信部10と、第2プロトコル方式で通信を行う第2機器200に接続される第2通信部20と、第1プロトコルと第2プロトコルとを相互変換し、第1機器100と第2機器200との間の通信を制御する制御部30とを含む。
【0047】
変換装置50は、2つ以上の異種又は同種の機器間の通信を可能にする通信装置であってもよい。
【0048】
変換装置50は、1つ以上の通信プロトコルを変換するようにしてもよい。
【0049】
変換装置50は、受信した信号のプロトコルを送信対象機器のプロトコルに変換し、2つ以上の異種又は同種の機器間の通信を可能にする通信装置であってもよい。
【0050】
変換装置50は、1つのモジュールの形態で構成される通信モジュール又は通信カードであってもよい。
【0051】
変換装置50は、第1機器100又は第2機器200の内部に含まれるモジュールであってもよい。
【0052】
変換装置50は、第1機器100又は第2機器200の外部に取り付けられるモジュールであってもよい。
【0053】
変換装置50に接続される第1機器100は、第1プロトコル方式で通信を行い、変換装置50に接続される第2機器200は、第2プロトコル方式で通信を行い、変換装置50は、第1プロトコルと第2プロトコルとを相互変換するようにしてもよい。
【0054】
第1プロトコルは、モドバス(Modbus)プロトコルである。
【0055】
第2プロトコルは、エコーネットライト(ECHONET Lite)プロトコルである。
【0056】
モドバスとは、マスタとスレーブとの間のシリアル通信プロトコルを意味する。
【0057】
エコーネットライトとは、スマートハウス向けセンサ及び制御ネットワーク用通信プロトコルを意味する。
【0058】
モドバスプロトコルである第1プロトコルは、産業用機器間の通信に用いることができる。
【0059】
エコーネットライトプロトコルである第2プロトコルは、家電用機器間の通信に用いることができる。
【0060】
第1機器100は、産業用デバイスであってもよい。
【0061】
第1機器100は、モドバスプロトコル方式で通信を行う産業用デバイスであってもよい。
【0062】
第1機器100は、例えば、発電機、電動機、変電所をはじめとする大型プラント設備、産業用メーター、電力量計などであってもよい。
【0063】
第1機器100は、第1通信部10に接続されて変換装置50と通信を行うが、第1プロトコル方式で信号を送受信するようにしてもよい。
【0064】
第2機器200は、第2プロトコル方式で通信を行う少なくとも1つのデバイスに接続され、少なくとも1つのデバイスを制御する制御装置であってもよい。
【0065】
少なくとも1つのデバイスは、エコーネットライトプロトコル方式で通信を行う家電用デバイスであってもよい。
【0066】
少なくとも1つのデバイスは、例えば、スマート家電であるテレビ、オーディオ、冷蔵庫、洗濯機、電話機や、照明設備、非常電源システム、家庭用メーター、電力量計などであってもよい。
【0067】
第2機器200は、少なくとも1つのデバイスに接続されて少なくとも1つのデバイスと通信を行うが、第2プロトコル方式で信号を送受信するようにしてもよい。
【0068】
第2機器200は、少なくとも1つのデバイスに接続されて少なくとも1つのデバイスを統合制御するようにしてもよい。
【0069】
第2機器200は、第2通信部20に接続されて変換装置50と通信を行うが、第2プロトコル方式で信号を送受信するようにしてもよい。
【0070】
第1機器100は、変換装置50の第1通信部10に接続されて第1通信部10により信号を送受信するようにし、第2機器200は、変換装置50の第2通信部20に接続されて第2通信部20により信号を送受信するようにしてもよい。
【0071】
変換装置50の第1通信部10及び第2通信部20は、
図2に示すように構成されてもよい。
【0072】
図2に示すように、第1通信部10は、第1機器100に接続されるインタフェースモジュールを含むようにし、第2通信部20は、第2機器200に接続されるインタフェースモジュールを含むようにしてもよい。
【0073】
インタフェースモジュールは、変換装置50と第1機器100又は第2機器200との通信接続が行われる接続部であってもよい。
【0074】
インタフェースモジュールは、通信プロトコルの種類によって異なるようにしてもよい。
【0075】
インタフェースモジュールは、有線又は無線通信が行われるインタフェースモジュールであってもよい。
【0076】
インタフェースモジュールは、第1通信部10又は第2通信部20の内部に内蔵されるモジュールであってもよい。
【0077】
インタフェースモジュールは、第1通信部10又は第2通信部20の外部に取り付けられるモジュールであってもよい。
【0078】
第1通信部10は、RS−485インタフェースモジュール11を含んでもよい。
【0079】
つまり、第1機器100は、第1通信部10とRS−485インタフェースモジュール11を介して接続され、RS−485インタフェースモジュール11の信号規格に準拠して変換装置50と通信を行うようにしてもよい。
【0080】
第2通信部20は、Ethernetインタフェースモジュール21、Wi−Fi・ZigBeeインタフェースモジュール22、RF920インタフェースモジュール23及びRS−232インタフェースモジュール24の少なくとも1つのインタフェースモジュールを含んでもよい。
【0081】
つまり、第2機器200は、第2通信部20とEthernetインタフェースモジュール21、Wi−Fi・ZigBeeインタフェースモジュール22、RF920インタフェースモジュール23及びRS−232インタフェースモジュール24の少なくとも1つのインタフェースモジュールを介して接続され、Ethernetインタフェースモジュール21、Wi−Fi・ZigBeeインタフェースモジュール22、RF920インタフェースモジュール23及びRS−232インタフェースモジュール24の少なくとも1つのインタフェースモジュールの信号規格に準拠して変換装置50と通信を行うようにしてもよい。
【0082】
第2通信部20の少なくとも1つのインタフェースモジュールは、着脱式であってもよい。
【0083】
すなわち、第2通信部20の少なくとも1つのインタフェースモジュールは、交換可能にしてもよい。
【0084】
インタフェースモジュールを含む第1通信部10は、第1機器100との通信により受信される信号を制御部30に伝達し、制御部30でプロトコル変換が行われるようにし、インタフェースモジュールを含む第2通信部20は、第2機器200との通信により受信される信号を制御部30に伝達し、制御部30でプロトコル変換が行われるようにしてもよい。
【0085】
第1通信部10は、第1機器100から送信された信号を制御部30に伝達し、また、制御部30から伝達された信号を第1機器100に送信するようにしてもよい。
【0086】
第1通信部10は、第1機器100から送信された第1プロトコル方式の信号を制御部30に伝達し、制御部30が第1プロトコル方式の信号を第2プロトコル方式の信号に変換するようにしてもよい。
【0087】
第2通信部20は、第2機器200から送信された信号を制御部30に伝達し、また、制御部30から伝達された信号を第2機器200に送信するようにしてもよい。
【0088】
第2通信部20は、第2機器200から送信された第2プロトコル方式の信号を制御部30に伝達し、制御部30が第2プロトコル方式の信号を第1プロトコル方式の信号に変換するようにしてもよい。
【0089】
制御部30は、第1機器100に接続される第1通信部10により、第1プロトコル方式で通信を行う第1機器100からの信号を受信し、第2機器200に接続される第2通信部20により、第2プロトコル方式で通信を行う第2機器200からの信号を受信するようにしてもよい。
【0090】
制御部30は、また、第1通信部10により、第1機器100に信号を送信し、第2通信部20により、第2機器200に信号を送信するようにしてもよい。
【0091】
制御部30は、第1プロトコル方式で通信を行う第1機器100から受信した信号を第2プロトコル方式の信号に変換するようにしてもよい。
【0092】
制御部30は、第2プロトコル方式で通信を行う第2機器200から受信した信号を第1プロトコル方式の信号に変換するようにしてもよい。
【0093】
制御部30は、第1プロトコル方式から第2プロトコル方式に変換した信号を第2機器200に送信し、第2プロトコル方式から第1プロトコル方式に変換した信号を第1機器100に送信するようにしてもよい。
【0094】
すなわち、制御部30は、第1プロトコルと第2プロトコルとを相互変換することにより、第1機器100と第2機器200との間での信号送信を行えるようにしてもよい。
【0095】
制御部30は、第1機器100から第2機器200に信号が送信される場合、第1プロトコルで送信される信号を第2プロトコルに変換し、第2機器200から第1機器100に信号が送信される場合、第2プロトコルで送信される信号を第1プロトコルに変換するようにしてもよい。
【0096】
例えば、電力量計である第1機器100が制御装置である第2機器200に検針データを送信する場合、第1機器100が検針データを第1プロトコル方式の信号により第1通信部10に送信すると、制御部30は、第1通信部10に送信された信号を第1通信部10から受信し、それを第2プロトコル方式の信号に変換し、変換された第2プロトコル方式の信号を第2通信部20に伝達することにより、検針データの信号が第2通信部20を介して第2機器200に送信されるようにしてもよい。
【0097】
また、制御装置である第2機器200が電動機である第1機器100に動作制御命令信号を送信する場合、第2機器200が動作制御命令信号を第2プロトコル方式の信号により第2通信部20に送信すると、制御部30は、第2通信部20に送信された信号を第2通信部20から受信し、それを第1プロトコル方式の信号に変換し、変換された第1プロトコル方式の信号を第1通信部10に伝達することにより、動作制御命令信号が第1通信部10を介して第1機器100に送信されるようにしてもよい。
【0098】
制御部30は、
図3に示すように構成されてもよい。
【0099】
図3に示すように、制御部30は、第1機器100と第2機器200との間の通信を行うアプリケーション部31と、アプリケーション部31の通信実行のためのドライバが保存されたファームウェア部32とを含んでもよい。
【0100】
アプリケーション部31及びファームウェア部32は、データの保存、演算、処理を行うことができる回路であってもよい。
【0101】
アプリケーション部31及びファームウェア部32は、半導体素子及びメモリ素子からなる回路であって、変換装置50の動作のためのアプリケーション及びファームウェアが保存されるものであってもよい。
【0102】
アプリケーション部31は、第1機器100と第2機器200との間の通信を行う変換装置50のアプリケーションが保存されて実行される部分であってもよい。
【0103】
ファームウェア部32は、第1通信部10及び第2通信部20の駆動ドライバ、第1通信部10及び第2通信部20に含まれるインタフェースモジュールの通信モジュールドライバ、第1プロトコルと第2プロトコルとの相互変換を可能にするドライバなどが保存されるようにしてもよい。
【0104】
アプリケーション部31は、第1機器100及び第2機器200のそれぞれと通信を行うようにしてもよい。
【0105】
アプリケーション部31は、第1機器100と通信を行うマスタ部31aと、第2機器200と通信を行うミドルウェア部31bとを含み、マスタ部31a及びミドルウェア部31bにより第1機器100及び第2機器200のそれぞれと通信を行うようにしてもよい。
【0106】
マスタ部31aは、第1通信部10に含まれるインタフェースモジュールに接続され、第1通信部10により第1機器100との通信を行い、ミドルウェア部31bは、第2通信部20に含まれるインタフェースモジュールに接続され、第2通信部20により第2機器200との通信を行うようにしてもよい。
【0107】
マスタ部31aは、ファームウェア部32に保存された、第1通信部10に含まれるインタフェースモジュールとの信号送受信を可能にするドライバを用いて、第1通信部10との信号送受信を行うようにしてもよい。
【0108】
マスタ部31aは、第1機器100と周期的に通信を行い、第1機器100から受信した信号に基づいて、第1機器100に関する情報を生成するようにしてもよい。
【0109】
制御部30は、マスタ部31aにより生成された情報に基づいて、ファームウェア部32に保存されたドライバを更新するようにしてもよい。
【0110】
すなわち、マスタ部31aが第1機器100と周期的に通信を行って第1機器100との通信に関する情報を生成し、それに基づいてファームウェア部32に保存されたドライバの更新が行われることにより、第1機器100との通信が維持される。
【0111】
ミドルウェア部31bは、ファームウェア部32に保存された、第2通信部20に含まれるインタフェースモジュールとの信号送受信を可能にするドライバを用いて、第2通信部20との信号送受信を行うようにしてもよい。
【0112】
アプリケーション部31は、第1プロトコルと第2プロトコルとを相互変換する変換部31cをさらに含み、変換部31cのプロトコル変換により第1機器100と第2機器200との間の通信を行うようにしてもよい。
【0113】
変換部31cは、ファームウェア部32に保存された、第1プロトコルと第2プロトコルとの相互変換を可能にするドライバを用いて、第1プロトコルと第2プロトコルとを相互変換するようにしてもよい。
【0114】
制御部30は、第2機器200との通信を可能にする通信スタックをさらに含んでもよい。
【0115】
制御部30は、外部から入力された命令信号によって設定を変更できるようにしてもよい。
【0116】
例えば、第2通信部20に含まれる少なくとも1つのインタフェースモジュールのうち特定のモジュールで通信を行わなければならない場合、外部からミドルウェア部31bの環境設定の変更のための設定変更命令信号が入力されると、ミドルウェア部31bの設定及びファームウェア部32に保存されたドライバの設定が変更されるようにしてもよい。
【0117】
前述したような変換装置50は、
図4に示すように実施することができる。
【0118】
図4を参照すると、第1機器100毎に変換装置50が接続され、少なくとも1つの変換装置50が1つの第2機器200に接続される。
【0119】
すなわち、第2機器200が統合制御装置の場合、複数の変換装置50及び複数の第1機器100が1つの第2機器200に接続され、複数の第1機器100が第2機器200により統合制御されるようにすることができる。
【0120】
第2機器200は、第2プロトコル方式で通信を行う少なくとも1つのデバイス200’に接続され、第2プロトコルネットワークが形成されるようにしてもよい。
【0121】
第2プロトコルは、エコーネットライトプロトコルであってもよい。
【0122】
少なくとも1つのデバイス200’は、第2プロトコルネットワークに接続される自己プロトコル変換装置、自己信号増幅装置、信号処理モジュール、又は通信モジュールを含んでもよい。
【0123】
第1機器100は、変換装置50を介して第2機器200と第2プロトコル方式で通信を行い、第2機器200に形成されたエコーネットライトネットワークに含まれるようにしてもよい。
【0124】
変換装置50は、複数の第1機器100に接続されるようにしてもよい。
【0125】
すなわち、1つの変換装置50に複数の第1機器100が接続され、複数の第1機器100が1つの変換装置50を介して第2機器200と通信を行うようにしてもよい。
【0126】
以下、
図5〜
図6を参照して、前述した本発明の好ましい実施形態による変換装置を含む端末の構成及び作用について説明する。
【0127】
図5は本発明の実施形態によるホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)1000の構成を示すブロック図である。
【0128】
図5に示すように、ホームエネルギーマネジメントシステム1000は、端末50−1及び少なくとも1つのデバイス200’から構成される。
図5に示すホームエネルギーマネジメントシステム1000の全ての構成要素が必須構成要素であるわけではなく、ホームエネルギーマネジメントシステム1000は、図示の構成要素よりも多い構成要素で実現してもよく、それより少ない構成要素で実現してもよい。
【0129】
図6に示すように、端末50−1は、通信部10、20、データベース(又は保存部)51、制御部30及び表示部52を含む。
図6に示す端末50−1の全ての構成要素が必須構成要素であるわけではなく、端末50−1は、図示の構成要素よりも多い構成要素で実現してもよく、それより少ない構成要素で実現してもよい。
【0130】
通信部10、20は、第1通信部10及び第2通信部20を含んでもよい。端末50−1は、第2通信部20によりエコーネットライト(ECHONET Lite)プロトコルを用いてデバイス200’と通信を行い、第1通信部10によりモドバス(Modbus)プロトコルを用いて
図1に示すような第1デバイス100と通信を行うようにしてもよい。
【0131】
また、通信部10、20は、有無線通信網を介して内部の任意の構成要素又は外部の任意の少なくとも1つのデバイス200’と通信を行う。ここで、無線インターネット技術としては、無線LAN(Wireless LAN; WLAN)、ワイブロ(Wireless Broadband; WiBro)、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access; WiMAX)、HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)、IEEE802.16、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution; LTE)、ワイヤレスモバイルブロードバンドサービス(Wireless Mobile Broadband Service; WMBS)などを用いることができる。また、近距離通信技術としては、ブルートゥース(Bluetooth)、ワイファイ(Wi-Fi)、RFID(Radio Frequency Identification)、IrDA(Infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee、ワイ・サン(Wi-SUN)、近接場型の無線通信(Near Field Communication; NFC)、超音波通信(Ultra Sound Communication; USC)、可視光通信(Visible Light Communication; VLC)などを用いることができる。さらに、有線通信技術としては、電力線通信(Power Line Communication; PLC)、USB通信、Ethernet、シリアル通信、光/同軸ケーブルなどを用いることができる。
【0132】
さらに、通信部10、20は、少なくとも1つのデバイス200’から送信される少なくとも1つ(又は複数)のプロパティ(又は当該プロパティの値)を受信する。
【0133】
さらに、通信部10、20は、制御部30の制御により、バックグラウンド状態で少なくとも1つのデバイス200’と通信を行う。ここで、バックグラウンド状態とは、例えば、ユーザの選択又は要求に応答して実行される状態ではなく、端末50−1に電源が供給されると自動実行プログラムにより他の実行作業に関係なく自動で実行される状態である。
【0134】
さらに、通信部10、20は、制御部30の制御により、バックグラウンド状態で少なくとも1つのデバイス200’から送信される少なくとも1つ(又は複数)のプロパティ(又は当該プロパティの値)を受信する。
【0135】
データベース51は、様々なユーザインタフェース(User Interface; UI)、グラフィックユーザインタフェース(Graphic User Interface; GUI)などを保存する。
【0136】
また、データベース51は、端末50−1の動作に必要なデータやプログラムなどを保存する。
【0137】
さらに、データベース51は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスク、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)の少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。端末50−1は、インターネット上でデータベース51の保存機能を実行するウェブストレージを運営したり、ウェブストレージに関連して動作することもできる。
【0138】
さらに、データベース51は、エコーネットライトをサポートするホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)に含まれる少なくとも1つのデバイス200’のプロパティ(又は特性、情報もしくはデータ)を保存する。
【0139】
さらに、データベース51は、制御部30の制御により、予め保存された少なくとも1つのデバイス200’毎の複数のプロパティを更新する。
【0140】
制御部30は、端末50−1の全般的な制御機能を実行する。
【0141】
また、制御部30は、予め設定されたプログラムが実行されると(又は予め設定されたボタンもしくはメニューが選択もしくはクリックされると)、データベース51に予め保存された、エコーネットライトをサポートするホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)に含まれる少なくとも1つのデバイス200’のプロパティ(又は特性、情報もしくはデータ)から、状態が変更されたプロパティ(又は値が変更されたプロパティ)を検索(又は確認)する。
【0142】
さらに、制御部30は、検索(又は確認)された状態が変更されたプロパティに対してデータベースクエリなどのデータアクセス機能を実行することにより、状態が変更されたプロパティにおける変更されたプロパティ(又は特性)の値を確認する。
【0143】
さらに、制御部30は、オブジェクトリストを表示部52に表示する。ここで、オブジェクトリストは、少なくとも1つのデバイス200’のプロパティを含み、デバイス毎に、状態が変更されたプロパティと状態が変更されていないプロパティを共に含む。
【0144】
さらに、制御部30は、端末50−1のユーザの制御(又は操作、タッチもしくは選択)により、表示部52に表示されたオブジェクトリスト中の特定のオブジェクト(又は特定のデバイスもしくは特定のプロパティ)に関する詳細情報の要求が受信されると、特定のオブジェクトに関する詳細情報を表示部52に表示する。
【0145】
さらに、制御部30は、バックグラウンド状態で、通信部10、20により、少なくとも1つのデバイス200’と通信を行う。
【0146】
さらに、制御部30は、バックグラウンド状態で、通信部10、20により、少なくとも1つのデバイス200’にそれぞれ含まれる複数のプロパティに関する情報をデバイス200’毎にそれぞれ要求する。
【0147】
さらに、制御部30は、バックグラウンド状態で、通信部10、20により、要求に対する応答として各デバイス200’からそれぞれ送信されるデバイス200’毎の複数のプロパティに関する情報を受信する。
【0148】
さらに、制御部30は、受信したデバイス200’毎の複数のプロパティに関する情報に基づいてデータベース51に予め保存された各デバイス200’のプロパティを更新する。
【0149】
表示部52は、制御部30の制御により、データベース51に保存されたユーザインタフェース及び/又はグラフィックユーザインタフェースを用いて様々なメニュー画面などの様々なコンテンツを表示することができる。ここで、表示部52に表示されるコンテンツは、様々なテキスト、画像データ(各種情報データを含む)、アイコン、リストメニュー、コンボボックスなどのデータを含むメニュー画面などを含む。また、表示部52は、タッチスクリーンであってもよい。
【0150】
さらに、表示部52は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display; LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(Thin Film Transistor-Liquid Crystal Display; TFT LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode; OLED)、フレキシブルディスプレイ、3次元ディスプレイ、電子インクディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)の少なくとも1つを含む。
【0151】
さらに、表示部52は、制御部30の制御により、データベース51に保存された複数のデバイス200’に関するオブジェクトリストを表示する。ここで、オブジェクトリストは、少なくとも1つのデバイス200’のプロパティを含み、デバイス毎に、状態が変更されたプロパティと状態が変更されていないプロパティを共に含む。このとき、表示部52は、状態が変更されたプロパティと状態が変更されていないプロパティとに対して、異なるフォント、文字サイズ、文字色、背景色などを適用し、区分して表示することもできる。
【0152】
さらに、表示部52は、制御部30の制御により、特定のオブジェクト、特定のデバイス、特定のプロパティなどに関する詳細情報を表示する。
【0153】
デバイス(又は他の端末)200’は、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)1000に含まれる家電機器であってもよい。
【0154】
また、デバイス200’は、デバイス200’内の複数(又は少なくとも1つ)のプロパティに関する情報(又は値)を端末50−1に送信する。このとき、デバイス200’は、バックグラウンド状態で動作する端末50−1に複数のプロパティ(又は複数のプロパティに関する情報)を送信することもできる。
【0155】
以上のように、本発明においては、データベースに予め保存された、エコーネットライト方式をサポートするシステムに含まれる少なくとも1つのデバイスに関する情報に基づいて、ユーザ要求に対応する情報を提供(又は出力)することができる。
【0156】
また、本発明においては、端末とデバイスとの間で通信障害が発生しても、当該端末が最新情報を維持して当該端末のユーザの必要とする情報を提供することができる。
【0157】
さらに、本発明においては、デバイス間で障害が発生すると障害発生情報を当該端末により提供することができる。
【0158】
以下、
図5〜
図7を参照して、本発明の好ましい実施形態によるエコーネットライト方式の端末の制御方法について詳細に説明する。
【0159】
図7は本発明の好ましい実施形態によるエコーネットライト方式の端末の制御方法を示すフローチャートである。
【0160】
まず、制御部30は、予め設定されたプログラムが実行されると、データベース(又は保存部)51に予め保存された、エコーネットライトをサポートするホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)に含まれる少なくとも1つのデバイス200’のプロパティ(又は特性、情報もしくはデータ)から、状態が変更されたプロパティ(又は値が変更されたプロパティ)を検索(又は確認)する。
【0161】
一例として、制御部30は、予め設定されたプログラムが実行されると、ホームエネルギーマネジメントシステムに含まれる第1デバイス、第2デバイス及び第3デバイスのそれぞれの複数のプロパティから、状態が変更されたプロパティを検索する(S310)。
【0162】
次に、制御部30は、検索(又は確認)された状態が変更されたプロパティに対してデータベースクエリなどのデータアクセス機能を実行することにより、状態が変更されたプロパティにおける変更されたプロパティ(又は特性)の値を確認する。
【0163】
一例として、制御部30は、第1デバイスにおける第11プロパティ及び第12プロパティと第2デバイスにおける第21プロパティの状態がそれぞれ変更された場合、データベースクエリなどのデータアクセス機能を実行することにより、状態が変更された第1デバイスにおける第11プロパティ及び第12プロパティと第2デバイスにおける第21プロパティの値を確認する(S320)。
【0164】
次に、制御部30は、オブジェクトリストを表示部52に表示する。ここで、オブジェクトリストは、少なくとも1つのデバイス200’のプロパティを含み、デバイス毎に、状態が変更されたプロパティと状態が変更されていないプロパティを共に含む。
【0165】
一例として、制御部30は、第1デバイス、第2デバイス及び第3デバイスのそれぞれの複数のプロパティを含むオブジェクトリストを表示部52に表示する(S330)。ここで、オブジェクトリストは、第1デバイスに関しては、状態が変更された第11プロパティ及び第12プロパティと共に状態が変更されていない第13プロパティ及び第14プロパティを含み、第2デバイスに関しては、状態が変更された第21プロパティと共に状態が変更されていない第22プロパティ及び第23プロパティを含み、第3デバイスに関しては、状態が変更されていない第31プロパティ、第32プロパティ及び第33プロパティを含む。
【0166】
次に、制御部30は、端末50−1のユーザの制御(又は操作、タッチもしくは選択)により、表示部52に表示されたオブジェクトリスト中の特定のオブジェクト(又は特定のデバイスもしくは特定のプロパティ)に関する詳細情報の要求が受信されると、特定のオブジェクトに関する詳細情報を表示部52に表示する。
【0167】
一例として、制御部30は、表示部52に第1デバイス、第2デバイス及び第3デバイスのそれぞれの複数のプロパティを含むオブジェクトリストが表示された状態で、第2デバイスに関する詳細情報を要求するボタン(又はメニュー)が選択されると、第2デバイスに関する詳細情報を表示部52に表示する。
【0168】
他の例として、制御部30は、表示部52に第1デバイス、第2デバイス及び第3デバイスのそれぞれの複数のプロパティを含むオブジェクトリストが表示された状態で、第1デバイスに含まれる第11プロパティに関する詳細情報を要求するボタン(又はメニュー)が選択されると、第11プロパティに関する詳細情報を表示部52に表示する(S340)。
【0169】
次に、制御部30は、前記ステップ(例えば、ステップS310〜S340)が行われているとき、バックグラウンド状態で、少なくとも1つのデバイス200’と通信を行い、少なくとも1つのデバイス200’にそれぞれ含まれる複数のプロパティに関する情報をデバイス200’毎にそれぞれ要求し、要求に対する応答として各デバイス200’からそれぞれ送信されるデバイス200’毎の複数のプロパティに関する情報に基づいてデータベース51に予め保存された各デバイス200’のプロパティ(又はデバイス200’毎のプロパティ)を更新する。
【0170】
一例として、制御部30は、前記ステップ(例えば、ステップS310〜S340)が行われているとき、バックグラウンド状態で、少なくとも1つのデバイス200’と通信を行い、第1デバイスに含まれる第11プロパティ〜第14プロパティに関する情報(又はプロパティ値)を第1デバイスに要求し、要求に対する応答として第1デバイスから送信される第11プロパティ〜第14プロパティに関する情報に基づいてデータベース51に予め保存された第1デバイスのプロパティを更新する(S350)。
【0171】
前述したような本発明によるプロトコル変換装置は、通信装置及びシステムをはじめとする通信モジュール、通信インタフェース、通信ドライバに適用して実施することができる。
【0172】
本発明によるプロトコル変換装置は、監視及び制御装置、監視及び制御システム、プラント制御システム、ホームネットワークシステムにも適用して実施することができる。
【0173】
本発明によるプロトコル変換装置は、産業用通信に多く用いられるRS−485/422インタフェースベースのモドバスプロトコル方式を用いたシリアル通信モジュール及びシステムに有効に適用して実施することができる。
【0174】
前述した本発明の好ましい実施形態は、本発明の技術的課題を解決するためのものであり、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の思想及び範囲内で様々な修正、変更、付加などが可能であり、これらは本発明に含まれるものである。