(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記追加の最外領域の組成物が、前記第1、第2、又は第3の風味プロファイルと異なるか、同一である風味プロファイルを提供する、請求項4に記載の硬い多領域菓子。
前記追加の最内領域の組成物が、前記第1、第2、又は第3の風味プロファイルと異なるか、同一である風味プロファイルを提供する、請求項4に記載の硬い多領域菓子。
前記外側領域の少なくとも一部が隣接する前記内側領域に接触していて、前記外側領域と前記内側領域との境界面を形成する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の硬い多領域菓子。
前記内側領域のすべての外表面が前記外側領域と接触していて、前記外側領域と前記内側領域との境界面を形成する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の硬い多領域菓子。
50重量%〜85重量%の、硬い菓子組成物を含む追加の最外領域を更に含み、該追加の最外領域が前記外側領域を囲み、透明である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の硬い多領域菓子。
4重量%〜25重量%の、硬い菓子組成物を含む追加の最内領域を更に含み、該追加の最内領域が前記内側領域内に配置され、前記内側領域によって囲まれている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の硬い多領域菓子。
前記第1の風味プロファイルが、前記第3の風味プロファイルの味及び感覚経験とは異なる味及び感覚経験をもたらす、請求項1〜18のいずれか一項に記載の硬い多領域菓子。
前記第1の風味プロファイルが穏やかなフルーツ味及び冷感経験をもたらし、前記第3の風味プロファイルがより強力なフルーツ味をもたらし、追加の冷感経験をもたらさない、請求項1〜19のいずれか一項に記載の硬い多領域菓子。
前記食品酸が、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、アスパラギン酸、安息香酸、カフェオタンニン酸、イソ−クエン酸、シトラマル酸、ガラクツロン酸、グルクロン酸、グリセリン酸、グリコール酸、ケトグルタル酸、a−ケトグルタル酸、ラクトイソクエン酸、オキサル酢酸、ピルビン酸、キナ酸、シキミ酸、コハク酸、タンニン酸、ヒドロキシ酢酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ピメリン酸、カプリン酸、又は前述の食品酸のいずれかを含む組み合わせである、請求項26〜29のいずれか一項に記載の硬い多領域菓子。
前記生理的冷感剤が、メンチルカルボキサミド、N−エチル−p−メンタンカルボキサミド、モノメンチルスクシネート、モノメンチルメチルスクシネート、モノメンチルグルタレート、メンチル2−ピロリドン−5−カルボキシレート、モノメンチル3−メチルマレエート、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルサリチレート、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンタン、メントン、メントンケタール、メントングリセロールケタール、メンチルグルタレートエステル、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシルカルボン酸、α−ジメチルスクシネート、メンチルラクテート、N−2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミド、1−tert−ブチルシクロヘキサンカルボキサミド、又は前述の生理的冷感剤のいずれかを含む組み合わせである、請求項31に記載の硬い多領域菓子。
前記生理的冷感剤が、メンチルカルボキサミド、N−エチル−p−メンタンカルボキサミド、モノメンチルスクシネート、モノメンチルメチルスクシネート、モノメンチルグルタレート、メンチル2−ピロリドン−5−カルボキシレート、モノメンチル3−メチルマレエート、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルサリチレート、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンタン、メントン、メントンケタール、メントングリセロールケタール、メンチルグルタレートエステル、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(WS−3)、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシルカルボン酸、α−ジメチルスクシネート、メンチルラクテート、N−2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミド、1−tert−ブチルシクロヘキサンカルボキサミド、及び前述の生理的冷感剤のいずれかを含む組み合わせからなる群から選択される、請求項39に記載の硬い多領域菓子。
前記食品酸が、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、アスパラギン酸、安息香酸、カフェオタンニン酸、イソ−クエン酸、シトラマル酸、ガラクツロン酸、グルクロン酸、グリセリン酸、グリコール酸、ケトグルタル酸、a−ケトグルタル酸、ラクトイソクエン酸、オキサル酢酸、ピルビン酸、キナ酸、シキミ酸、コハク酸、タンニン酸、ヒドロキシ酢酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ピメリン酸、カプリン酸、又は前述の食品酸のいずれかを含む組み合わせである、請求項34〜43のいずれか一項に記載の硬い多領域菓子。
【発明を実施するための形態】
【0009】
硬い菓子の領域を複数有する硬い多領域菓子類について記載され、少なくとも2つの領域は、消費者に異なる風味プロファイルをもたらす。具体的には、硬い多領域菓子は、外側領域と、内側領域と、を有する。外側領域は、内側領域が溶解する前に、消費者の口内で少なくとも部分的に溶解する。硬い菓子の各領域が溶解すると、新たな風味が放出される。したがって、消費者は、多領域菓子の消費中に風味の変化を経験し、独特かつ楽しい多感覚経験がもたらされる。
【0010】
具体的には、硬い多領域菓子は、ある風味プロファイルを提供する組成物を有する、有色又は実質的に無色の外側領域と、外側領域の風味プロファイルとは異なる風味プロファイルを提供する異なる組成物を有する有色の内側領域と、を含む。外側領域が実質的に無色である場合、外側領域及び内側領域は、したがって視覚的に分離しており、異なる硬い菓子組成物はまた、異なる風味プロファイルを有する。各領域に存在する異なる風味剤のために、硬い多領域菓子は、硬い多領域菓子が消費されるときに(外側領域からの)第1の風味プロファイルから(外側領域及び内側領域の組み合わせからの)第2の風味プロファイルへ、そして(内側領域からの)第3の風味プロファイルへの変化を提供し、これによって多感覚経験をもたらす。具体的には、硬い多領域菓子の風味が変化するとき、より興味深い、爽快な風味が消費者に提供される。例えば、硬い多領域菓子は、第1の風味から別の風味へ、強力な風味から穏やかな風味へ(又は反対に、穏やかな風味から強力な風味へ)、第1の感覚から別の感覚へ、強力な感覚から穏やかな感覚へ(又は反対に、穏やかな感覚から強力な感覚へ)と変化できる。異なる組み合わせの感覚及び風味を使用することができる。例えば、強力な冷感を有するフルーツ風味から冷感のないフルーツ風味へであり、各フルーツ風味は同一であっても、異なっていてもよい。ある風味プロファイルと別の風味プロファイルとの間で生じ得る様々な種類の変化は、前述の変化に限定されない。
【0011】
硬い多領域菓子の実施形態が
図1に示される。硬い多領域菓子110は、有色又は実質的に無色の外側領域120と、有色の内側領域130と、を含み、両領域は、以下に詳述するように異なる風味プロファイルを提供する硬い菓子組成物である。本明細書で使用される用語「外側領域」は、内側領域を実質的に囲み、内側領域の外部にある菓子の領域を指し、用語「内側領域」は、外側領域の内部にあり、外側領域によって実質的に囲まれる菓子の領域を指す。本明細書で使用される用語「囲む」、「囲むこと」などは、取り囲むことに限定されない。これらの用語は、すべての面を部分的に若しくは完全に包囲する若しくは閉じ込める、取り囲む、又は包み込むことを指してよく、菓子製品内の領域について対称的又は同一の厚さであることに限定されない。更に、本明細書で使用される用語「実質的に囲む」などは、外側領域が、内側領域の外表面積の90%超、具体的には95%超、より具体的には98%、更により具体的には99%超、内側領域の外表面積の最大100%を被覆することを意味する。いくつかの実施形態において、外側領域は、内側領域の外表面積の100%が囲まれるように内側領域を完全に囲む。したがって、本明細書で使用される用語「完全に囲む」は、硬い菓子の別個かつ異なる領域の表面積の100%を被覆する硬い菓子の領域を指す。
【0012】
外側領域130は実質的に無色であってよく、内側領域130は、消費者が外側領域と内側領域とを容易に区別できるようにするために有効な程度に有色であってよい。本明細書で使用される「実質的に無色」は、若干色付いているか、完全に無色である組成物を含む。外側領域は、標準的な昼光条件下で少なくとも半透明であり、ある実施形態において、標準的な昼光条件下で消費者に対して実質的に透明である。ある実施形態において、外側領域は無色かつ実質的に透明である。内側領域は十分に有色であり、消費者は、標準的な昼光条件下で視覚的に外側領域から内側領域を区別できる。内側領域は、半透明又は不透明であってよい。ある実施形態において、外側領域は無色かつ実質的に透明であり、内側領域は有色かつ不透明である。
【0013】
他の実施形態において、外側領域は、消費者が外側領域から内側領域を容易には区別できない様式で有色であってよい。例えば、外側領域の色は、内側領域内の色と実質的に同一であってよい。あるいは、外側領域は不透明であってよい。消費者が外側領域から内側領域を視覚的に区別できない場合、ある風味プロファイルと別の風味プロファイルとの間の変化を視覚化できない。したがって、変化は予期せぬことであり、驚くべき風味経験をもたらす。
【0014】
外側領域120が実質的に内側領域130を囲む場合、外側領域及び内側領域は任意の形状であってよい。例えば、内側領域、外側領域、又は両領域は、球形、立方体、矩形、菱形、台形、円錐形、円錐台形など、又は不整形であってよい。特定の実施形態において、外側領域120及び内側領域130は、類似の形状、例えば、
図1に示されるように立方体を有する。
【0015】
外側領域及び内側領域の相対量並びに外側領域の厚さは、実質的に無色の外側領域に対する視認性と、硬い多領域菓子が消費されるときの連続的な多感覚経験、すなわち、(外側領域からの)第1の風味プロファイルから(外側領域及び内側領域の組み合わせからの)第2の風味プロファイルへ、そして(内側領域からの)第3の風味プロファイルへの変化と、を提供するように調整される。20重量%以上、具体的には50重量%以上、60重量%以上、70重量%以上、又は80重量%以上の外側領域120と、80重量%以下、具体的には50重量%以下、40重量%以下、30重量%以下、又は20%重量%以下の内側領域130と、を含む多領域菓子が所望の連続的な多風味プロファイルを提供することが予想外にも見出された(前述の各量は、外側領域及び内側領域の総重量に基づく)。いくつかの実施形態において、多領域菓子は、外側領域及び内側領域の総重量に基づいて、70重量%以上の外側領域と、30重量%以下の内側領域と、を含む。
【0016】
換言すれば、外側領域120対内側領域130の重量比は、90:10〜20:80であってよい。様々な実施形態において、外側領域対内側領域の比は、80:20〜40:60、又は80:20〜50:50、又は80:20〜60:40であってよい。いくつかの実施形態において、外側領域120対内側領域130の重量比は70:30である。これらの重量比を維持することにより、所望の外観及び味覚プロファイルの両方が実現し得る。外側領域120の量を低減すると、外側領域が実質的に無色の場合、内側領域を容易に視認できない。加えて、内側領域の量を低減すると、異なる第3の味覚プロファイルが提供されない。
【0017】
例えば、菓子が外側領域及び内側領域のみを含有する場合、外側領域120は、約20重量%〜約90重量%、約40重量%〜約80重量%、又は約60重量%〜約80重量%の量で硬い多領域菓子に存在し、内側領域は、それに応じて約10重量%〜約80重量%、約20重量%〜約60重量%、又は約20重量%〜約40重量%の量で存在する(前述の各量は、菓子の総重量に基づく)。一実施形態において、外側領域は、多領域菓子の総重量に基づいて約70重量%の量で存在し、内側領域は、約30重量%の量で存在する。
【0018】
内層130の縁部から測定するとき、外側領域120の厚さは、
図1に示されるように均一の厚さであるか、
図2に示されるように可変の厚さであってよい。
図2において、硬い多領域菓子210は、矩形の外側領域220と、球形の内側領域230と、を含む。したがって、外側領域220は、内層230の縁部から測定したとき、外側領域の別の領域224と比較して、厚さの減少した領域222を含む。しかし、外層は、外側領域が実質的に透明であるときに、視覚的に内側領域から外側領域を区別するために十分であり、消費者が第2の風味プロファイルから第1の風味プロファイルを区別するために十分な厚さを提供するように構成され得る。外側領域230は、結果的に、少なくとも0.05mm、具体的には少なくとも1.0mm、又はより具体的に少なくとも2.0mmの最小厚さを有する。
【0019】
同時に、外層は、第3の風味プロファイルを提供できる、すなわち、内側領域が完全に溶解する前に外側領域を完全に溶解できるように構成されている。内側領域は、少なくとも1.0mm、より具体的には少なくとも2.5mm(最小厚さ)、及び更に具体的には少なくとも5mmの平均最小厚さを有するように設計される。
【0020】
いくつかの実施形態において、外側領域は、内側領域上に配置され、内側領域の少なくとも一部と直接接触しており、内側領域と外側領域との境界面を形成する。いくつかの実施形態において、この境界面は、拡大しなければ、通常の昼光条件下で消費者が見ることはできない。これらの実施形態において、内側領域と外側領域との境界面で、外側領域の硬い菓子組成物及び内側領域の硬い菓子組成物が混合することは実質的にない。内側領域のすべての外表面は、外側領域と接触していて、外側領域と内側領域との境界面を形成してよく、境界面は、拡大せずに、通常の昼光条件下で消費者が見ることができる。
【0021】
いくつかの実施形態において、硬い多領域菓子は、1つ以上の追加の別個の硬い菓子領域を含む(かかる追加領域が菓子の視覚的又は連続的な味覚プロファイル特性に著しい悪影響を及ぼさない場合)。追加領域の組成物は、第1、第2、若しくは第3の風味プロファイルと異なる、又はこれらと同一である風味プロファイルを提供できる。例えば、
図3に示されるように、硬い多領域菓子310は、外側領域320上に配置され、この領域と接触している、硬い菓子の追加最外領域340を含む。追加の最外領域340は、実質的に無色かつ半透明、具体的には透明であってよい。追加の最外領域340は、示されるように連続的であるか、非連続的(図示なし)であってよく、追加の風味プロファイルを提供するか、第1の風味プロファイルを変更するように機能してよい。追加の最外領域340が追加の連続的な風味プロファイルを提供するとき、追加領域は、菓子の総重量に基づいて、少なくとも10重量%、具体的には少なくとも20重量%、より具体的には少なくとも30重量%、更により具体的には少なくとも50重量%の量で存在する。追加の最外領域は、菓子の総重量に基づいて、約50重量%〜約85重量%の量で存在してよい。追加領域340は、少なくとも0.05mm、少なくとも0.5mm、少なくとも1.0mm、又は少なくとも2mmの厚さを有し、外側領域320の平均厚さよりも厚くならないように更に構成されている。
【0022】
あるいは、
図4に示されるように、追加領域は内側領域内に配置されてよい。例えば、硬い多領域菓子410は、内側領域430内に配置され、この領域と接触している追加の最内領域450と共に、上記のような外側領域420及び内側領域430を含んでよい。追加の最内領域450は、実質的に無色若しくは有色、又は不透明若しくは透明であってよい。追加の最内領域は、追加の風味プロファイルを提供するか、第3の風味プロファイルを変更するように機能してよい。追加の最内領域450が追加の風味プロファイルを提供するとき、追加領域は、菓子の総重量に基づいて、少なくとも4重量%、具体的には少なくとも10重量%の量で存在する。追加の最内領域は、菓子の総重量に基づいて、約4〜約25重量%の量で存在してよい。内側領域430は、少なくとも1mm、少なくとも2.5mm、又は少なくとも5mmの厚さを有し、最内領域450の平均厚さよりも厚くならないように更に構成されている。
【0023】
いくつかの実施形態において、硬い多領域菓子組成物は、約50〜80重量%の外側領域と、16〜25重量%の内側領域と、約4〜25重量%の最内領域と、を含む。あるいは、他の実施形態において、硬い多領域菓子組成物は、約50〜80重量%の追加の最外領域と、16〜25重量%の外側領域と、約4〜25重量%の内側領域と、を含む。
【0024】
上記のように、菓子の消費中、外側領域の組成物及び内側領域の組成物は、それぞれ2種類の異なる風味プロファイルを提供する。外側領域及び内側領域の組み合わせは、更に異なる風味プロファイルを提供する。本明細書で使用される「風味プロファイル」は、消費者によって認知されるときの総合的に特徴的な味覚、芳香、又は感覚経験を指す。本明細書で使用される「感覚経験」は、冷感、熱感、刺感、口内でよだれを出す、口内に清涼感をもたらす、又は口内を湿潤化する経験を含む。したがって、風味プロファイルは、味、芳香、若しくは感覚経験、又はこれらの任意の組み合わせを提供することができる。製造業者は、各領域の風味プロファイルを操作することにより、新たな味覚を有する硬い菓子類を製造して、消費者に楽しんでもらうことができる。特に有利な特徴では、第3の風味プロファイルは、極めて望ましい後味を提供するように選択することができて、消費者が更に菓子を楽しむようになり得る。あるいは、又は加えて、第3の風味プロファイルは、第1の風味プロファイルに存在する、任意の望ましくない後味(例えば苦味)を隠す、又は置き換えるように選択されてよい。
【0025】
風味プロファイルは、種類又は程度が異なってよい。例えば、第1の風味プロファイルは、第3の風味プロファイルの味とは異なる味を提供してよい。味は、それぞれフルーツ味であってよく、各フルーツ味は、異なるフルーツである。あるいは、各味は同一フルーツであるが、異なる強度又は異なる風味プロファイル(例えば、同一フルーツだが、味、芳香、又は感覚経験が異なる)である。第1の風味プロファイルは、第3の風味プロファイルよりも強力であってよい、又は第3の風味プロファイルは第1の風味プロファイルよりも強力であってよい。
【0026】
別の実施形態において、第1の風味プロファイルは第3の風味プロファイルの感覚経験とは異なる感覚経験をもたらしてよく、感覚経験は種類又は程度が異なってよい。例えば、ある感覚経験は刺感経験であってよく、他の感覚経験は冷感経験であってよい。あるいは、例えば、ある感覚経験は冷感経験であってよく、他の感覚経験はより強力な冷感経験、穏やかな冷感経験であるか、又は冷感経験が欠如していてよい。したがって、第1の風味プロファイルは、第3の風味プロファイルよりも強力な冷感経験をもたらしてよく、例えば、第1の風味プロファイルは強力な冷感経験をもたらしてよく、第3の風味プロファイルは低減された冷感経験をもたらすか、追加の冷感経験をもたらさなくてよい。
【0027】
更に別の実施形態において、第1の風味プロファイルは、第3の風味プロファイルの味及び感覚経験とは異なる味及び感覚経験をもたらす。例えば、第1の風味プロファイルは穏やかなフルーツ味及び冷感経験をもたらしてよく、第3の風味プロファイルは同一のフルーツ味又はより強力なフルーツ味を提供し、冷感経験をもたらさなくてよい。この組み合わせは、冷感剤の任意の認知される後味(例えば苦味)が第3の風味プロファイルによって置き換えられる、又は隠される、硬い菓子の製造を可能にするという点で、特に有利である。
【0028】
風味プロファイルの様々な成分の他の組み合わせが想到され、これらは本開示の範囲内である。風味プロファイルの様々な組み合わせを提供するために有効な組成物は、以下の追加の詳細に記載される。
【0029】
組成物に関しては、概して、硬い菓子組成物は、糖、糖アルコール、又はこれらの組み合わせからなる硬い菓子ベースと、所望により、非晶質状態、つまりガラス状態の他の炭水化物充填剤と、を有する。これらのベース組成物は、糖又は糖アルコールの固体シロップであり、概して約0.5%〜約4.0%の水分を有する。例えば、硬い菓子ベースは、最大約90%のスクロース及び最大約70%のグルコースシロップの量でスクロース及びグルコースを含有してよい。シロップ成分は、フルクトースを多く含むコーンシロップを使用して調製してよいが、他の物質を含んでもよい。菓子ベースには、追加成分も含まれてよい。
【0030】
硬い菓子組成物ベースに含まれ得る糖としては、スクロース(砂糖)、デキストロース、マルトース、デキストリン、キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース(果糖)、ラクトース、転化糖、フルクトオリゴ糖シロップ、部分的に加水分解されたデンプン、高フルクトースコーンシロップなど固形コーンシロップ、及びこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない、単糖類、二糖類、及び多糖類からなる群から選択されるものが挙げられる。
【0031】
硬い菓子組成物ベースに含まれ得る糖アルコールとしては、ソルビトール、マニトール、キシリトール、マルチトール、イソマルト、エリスリトール、水素化デンプン加水分解物など、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるものが挙げられる。
【0032】
好適な水素化デンプン加水分解物としては、米国特許第4,279,931号に開示されるもの、並びにソルビトール、水素添加ジサッカライド、水素添加高級ポリサッカライド、又はこれらの混合物を含有する、様々な水素添加グルコースシロップ及び/又は粉末が挙げられる。水素化デンプン加水分解物は主に、コーンシロップの制御された触媒水素添加によって調製される。得られた水素化デンプン加水分解物は、単量体、二量体、及び高分子サッカリドの混合物である。これらの異なるサッカリドの比は、異なる水素化デンプン加水分解物に異なる特性をもたらす。Roquette Freres(France)によって製造される一連の市販製品であるLYCASIN(商標)、Lonza,Inc.(Fairlawn,N.J.)によって製造される一連の市販製品であるHYSTAR(商標)など水酸化デンプン加水分解物の混合物はまた、有用であり得る。
【0033】
糖又は糖アルコールは、複数の目的を果たすことができる。例えば、甘味料(例えば、スクロース、ソルビトール、若しくは他の糖アルコール、又はこれらの組み合わせ)は、充填剤としても機能し得る。炭水化物充填剤の例としては、単糖類、二糖類、多糖類、糖アルコール、ポリデキストロース、マルトデキストリン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0034】
硬い菓子組成物には、例えば、風味剤、高甘味度甘味料、酸味料、冷感剤、温感剤、及び刺感剤(tingling agent)などの感覚剤、着色剤、喉鎮静成分、薬剤、並びにこれらの組み合わせなど様々な追加成分が概して含まれる。
【0035】
風味剤(着香料、風味、又は着香剤としても知られる)としては、風味芳香族、香味油、含油樹脂、及び植物、葉、花、フルーツなどから得られる抽出物、並びにこれらの組み合わせなどの天然及び合成風味剤を含む、当事者に既知の風味が挙げられる。代表的な香味油の非限定例としては、スペアミント油、桂皮油、冬緑油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、丁子油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ナツメグ油、オールスパイス、セージ油、ニクズク花、苦扁桃油、カッシア油、レモン、オレンジ、ライム、及びグレープフルーツなどの柑橘油が挙げられる。リンゴ、ナシ、桃、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤ、蜂蜜レモン、及びこれらの組み合わせなどのフルーツエッセンス剤が使用されてよい。
【0036】
他の種類の風味剤としては、様々なアルデヒド及びエステル、例えば、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソール、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス)、桂皮アルデヒド(桂皮)、シトラール、すなわち、α−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、すなわち、β−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわち、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーなフルーツ様風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(変性、多くの型)、デカナール(柑橘類)、アルデヒドC−8(柑橘類)、アルデヒドC−9(柑橘類)、アルデヒドC−12(柑橘類)、2−エチルブチルアルデヒド(液果)、ヘキセナール、すなわち、トランス−2(液果)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、すなわち、メロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール(青玉果)、2−ドデセナール(柑橘類、マンダリン)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0037】
有用な香料は、ココナッツ、コーヒー、チョコレート、バニラ、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、ユズ(yazu)、スダチ、メントール、甘草、キャラメル、蜂蜜、ピーナッツ、クルミ、カシュー、ヘーゼルナッツ、アーモンド、パイナップル、イチゴ、ラズベリー、クロイチゴ、トロピカルフルーツ、サクランボ、桂皮、ペパーミント、冬緑油、スペアミント、ユーカリ、及びミントなど天然及び合成フルーツ香料、並びにリンゴ、ナシ、桃、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、アプリコット、梅、サクランボ、ラズベリー、クロイチゴ、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤ、及びこれらの組み合わせなどの天然及び合成フルーツ香料である。具体的な香料として、ペパーミント、メントール、スペアミントなどのミント、人工バニラ、桂皮誘導体、及び様々なフルーツ香料が挙げられ、単独で又は混合物として用いられる。
【0038】
香料、特にミント香料は、冷感剤と組み合わせて使用されるとき、呼気清涼化特性ももたらし得る。
【0039】
風味剤は、液体及び/又は乾燥形態で菓子ベースに添加できる。固体(乾燥)形で使用する場合、油の噴霧乾燥などの好適な乾燥手段を使用することができる。あるいは、風味剤は、当該技術分野において既知の方法により、例えば、セルロース、デンプン、糖、マルトデキストリン、アラビアガムなどの水溶性物質にカプセル封入され、吸収されてよい。風味剤は、風味の初期バースト又は風味の遅延性感覚を提供するために有効な物理的形態で使用することができる。
【0040】
高甘味度甘味料は、硬い菓子組成物中に存在してよい。高甘味度甘味料は、水溶性甘味料、水溶性人工甘味料、天然水溶性甘味料由来の水溶性甘味料、ジペプチド系甘味料、タンパク質系甘味料、及びこれらの組み合わせなど広範囲の物質であってよい。特定の甘味料に限定されるものではないが、代表的なカテゴリ及び例としては、ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、グリチルリチン、ジヒドロフラボノール(dihydroflavenol)、及び糖アルコール(ソルビトール、マンニトール、マルチトール、モナチン、及びL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミド(米国特許第4,619,834号に開示されるものなど)など)の水溶性甘味料、又は可溶性サッカリン塩、すなわち、サッカリンナトリウム塩、サッカリンカルシウム塩、チクロ塩、アセスルファム塩(3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム、アンモニウム、若しくはカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(Acesulfame−K)など)、サッカリンの遊離酸型、又は前述の物質を含む組み合わせなど前述の水溶性人工甘味料を含む組み合わせ;例えば、L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)及び米国特許第3,492,131号に記載の物質、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリセリン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン;L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニン、ネオテーム、前述の物質を含む組み合わせなどのL−アスパラギン酸由来甘味料などのジペプチド系甘味料;ステビオシド、普通の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体、例えば、Sucraloseの品名で知られている、例えばクロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体などといったクロロデオキシ糖誘導体などの天然由来の水溶性甘味料から誘導される水溶性甘味料;クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例として、限定しないが、以下のものが挙げられる:1−クロロ−1’−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、又は4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース;1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース;6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1’,6’−テトラクロロ−4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクト−スクロース;4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース、又は前述の物質の少なくとも1つを含む組み合わせ;タウマッコスダニエリ(thaumaoccous danielli)、タリン、又はこれらの組み合わせなどのタンパク質系甘味料が挙げられる。
【0041】
酸(酸味料としても知られる)はまた、所望により硬い菓子組成物に含まれてよく、例えば、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、アスパラギン酸、安息香酸、カフェオタンニン酸、イソ−クエン酸、シトラマル酸、ガラクツロン酸、グルクロン酸、グリセリン酸、グリコール酸、ケトグルタル酸、a−ケトグルタル酸、ラクトイソクエン酸、オキサル酢酸、ピルビン酸、キナ酸、シキミ酸、コハク酸、タンニン酸、ヒドロキシ酢酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ピメリン酸、カプリン酸、及びこれらの組み合わせなどの食品酸であってよい。
【0042】
冷感剤は冷却剤としても知られ、口内、鼻腔内、又は皮膚上に冷感又は爽快効果をもたらす添加剤である。冷感剤は、従来の香料由来の冷感剤又は生理的冷感剤であってよい。従来の香料由来の冷感剤の例としては、メントール又はメントンが挙げられる。メントール(2−(2−プロピル)−5−メチル−1−シクロヘキサノールとしても知られる)は、消費者に口腔内の爽快感を知覚させる冷感特性を有するペパーミント油の成分である。メントールは、人工形態で入手可能であるか、ペパーミント油など天然由来である。
【0043】
生理的冷感剤は、それ自体に知覚可能な香料を有さないが、冷感効果のみを提供する。生理的冷感剤の例としては、例えば、メンチルカルボキサミド、N−エチル−p−メンタンカルボキサミド、モノメンチルスクシネート、モノメンチルメチルスクシネート、モノメンチルグルタレート、メンチル2−ピロリドン−5−カルボキシレート、モノメンチル3−メチルマレエート、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルサリチレート、2−イロプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンタン、メントン、メントンケタール、メントングリセロールケタール、メンチルグルタレートエステル、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(WS−3)、又はこれらの組み合わせなどのメンチルエステル系及びメンチルカルボキサミド系冷感化合物などのメントール誘導体が挙げられる。更なるメンチル系冷却剤、具体的にはメンチルカルボキサミドは、米国特許第7,923,577号(Bardsleyら)に記載されている。メンチル系冷却剤と組み合わせて、又はその不在下で使用できる他の生理的冷感剤としては、例えば、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシルカルボン酸、α−ジメチルスクシネート、メンチルラクテート、N−2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミドなどの非環式カルボキサミド、及びこれらの組み合わせが挙げられる。更なる冷感剤としては、米国特許出願公開第2011/0070171 A1号及び同2011/0070329 A1(Kazimierskiら)に記載の1−tert−ブチルシクロヘキサンカルボキサミドが挙げられる。
【0044】
温感剤は、消費者に温感の感覚信号をもたらすことが知られている多種多様な化合物から選択してよい。これらの化合物は、特に口腔内で暖かみを認知する感覚を与え、香料、甘味料、及びその他の感覚受容性成分の知覚を増強することが多い。有用な温感化合物としては、Takasago Perfumary Company Limited(Tokyo,Japan)から供給されるバニリルアルコールn−ブチルエーテル(TK−1000)、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−アミノエーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテル、バニリルアルコールメチルエーテル、バニリルアルコールエチルエーテル、ジンゲロール、ショウガオール、パラドール、ジンゲロン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、エタノール、イソプロピルアルコール、iso−アミルアルコール、ベンジルアルコール、グリセリン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
【0045】
いくつかの実施形態において、刺感感覚は、刺感剤を含めることにより硬い菓子組成物に提供されてよい。刺感剤としては、ジャンブ(jambu)又はサンショオールなどの物質から抽出されるジャンブ及びアルキルアミドが挙げられる。
【0046】
硬い菓子組成物で使用される着色剤は、所望の色を生み出すために効果的な量で存在する。これらの着色剤としては顔料が挙げられ、硬い菓子組成物の最大約6重量%の量で組み込むことができる。代表的な顔料である二酸化チタンは、硬い菓子組成物の最大約2重量%、具体的には約1重量%未満の量で組み込むことができる。着色剤はまた、食品、薬剤、及び化粧品の用途に好適な自然食品着色料及び染料を含んでよい。これらの着色剤は、FD&C色素及びレーキとして既知である。前述の用途に好ましい材料は、具体的には水溶性である。すべてのFD&C着色剤及びそれらの対応する化学構造の完全な詳細説明は、Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,3rd Edition(第5巻、857〜885頁)に見出すことができる。
【0047】
喉ケア又は喉鎮静成分としては、鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、麻酔薬、粘滑薬、粘液溶解剤、去痰薬、鎮咳性、及び防腐薬が挙げられる。いくつかの実施形態において、喉鎮静剤としては、蜂蜜、プロポリス、アロエベラ、グリセリン、メントール、又はこれらの組み合わせから選択される物質が挙げられる。
【0048】
せき、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の治療薬としては、一般にせき、風邪、若しくはインフルエンザに関連した症状の改善に使用されている、又は有用であることが示されている、成分、化合物、又は物質(単独又は組み合わせ)が挙げられる。当然のことながら、「せき、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の治療薬」は、例えば、アレルギー又は不利な環境条件など他の原因から生じた風邪様又はインフルエンザ様症状の治療にも有用である薬剤を含む。本明細書で使用される風邪、風邪様、インフルエンザ、及びインフルエンザ様症状としては、例えば、せき、鼻感冒、鼻詰まり、上気道感染、アレルギー鼻炎、耳炎、副鼻腔炎、くしゃみ、並びに風邪、インフルエンザ、アレルギー、及び不利な環境条件に関連する不快感、痛み、発熱、及び全身倦怠が挙げられる。
【0049】
せき、又は風邪若しくはインフルエンザ症状の治療薬の一般的なカテゴリの例としては、抗ヒスタミン薬、充血除去剤(交感神経作用)、鬱血除去薬(咳止め薬)、抗炎症薬、ホメオパシー剤、去痰薬、麻酔薬、粘滑薬、鎮痛薬、抗コリン作用薬、喉鎮静剤、抗菌剤、及び抗ウイルス薬が挙げられる。これらの薬剤の一部は、複数の目的を果たすことができる。特に指定がない限り、薬剤として許容される塩及び薬剤のプロドラックも含まれる。風邪又は咳の同一又は異なる症状に対する活性を有する2種類以上の薬剤を組み合わせて使用することができる。
【0050】
上記のいずれかの成分、具体的には、風味剤、高甘味度甘味料、酸味料、冷感剤、温感剤、及び薬剤は、硬い多感覚菓子の様々な領域の風味プロファイルに寄与することができる。結果的に、硬い菓子組成物に含まれる追加成分は、各領域の所望の風味プロファイルに基づいて選択される。いくつかの実施形態において、内側領域、外側領域、及び追加領域の風味プロファイルの態様は、消費中に消費者が見出す程度まで著しくは変化しない。例えば、高甘味度甘味料は、各領域で同じ水準の甘味を有効に提供する量で各領域に存在してよい。他の実施形態において、内側領域、外側領域、及び任意の追加領域の風味プロファイルの態様は、消費中に消費者が容易に見出し、認識する程度に領域間で変化する。便宜上、用語「風味組成物」は、当該領域の風味プロファイル全体に寄与する、各領域内の組成物成分を指す。したがって、外側領域の風味組成物中に存在する各成分の量及び種類は、第1の味覚プロファイルを提供するように選択され、内側領域の風味組成物中に存在する各成分の量及び種類は、第3の味覚プロファイルを提供するように選択され、第1の味覚プロファイル及び第3の味覚プロファイル(したがって、風味組成物)は同一ではない。例えば、外側領域が冷感経験をもたらし、内側領域が刺感経験をもたらす場合、外側領域の風味組成物は冷感剤を含み、内側領域の風味組成物は刺感剤を含む。
【0051】
多種多様な風味組成物が使用されて、第1及び第3の味覚プロファイルを提供してよい。例えば、フルーツ風味の硬い多感覚菓子のある実施形態において、外側領域の風味組成物は、フルーツ風味及び冷感化合物を含み、内側領域の風味組成物はフルーツ風味を含むが、冷感化合物を含まないか、実質的に含まない。このフルーツ風味の硬い多領域菓子の第1の風味プロファイルは、大部分が冷感プロファイルであり、第3の風味プロファイルは、大部分がフルーツプロファイルである。
【0052】
いくつかの実施形態において、外側領域の風味組成物中に存在する冷感化合物はメントールであり、冷感化合物は、内側領域に存在しないか、実質的に存在しない。外側領域に存在するメントールの総量は、外側領域の総重量に基づいて、約0.001重量%〜約3.0重量%、具体的には約0.05重量%〜約1.0重量%、より具体的には約0.08重量%〜約0.5重量%である。あるいは、外側領域の風味組成物は、メントール、ユーカリ油、又はメントール若しくはユーカリ油の組み合わせを含む。いくつかの実施形態において、外側領域の風味組成物は、メントール、ユーカリ油、又はメントール及びユーカリ油の組み合わせを含み、内側領域の風味組成物は冷感化合物を含まないか、実質的に含まない。フルーツ風味の硬い多領域菓子の外側領域内のユーカリ油の総量は、外側領域の総重量に基づいて、約0.001重量%〜約3.0重量%、具体的には約0.005〜約1.0重量%、より具体的には約0.01重量%〜約0.25重量%、更により具体的には約0.05重量%〜約0.1重量%であってよい。いくつかの実施形態において、生理的冷感剤は、単独で、又は上記の冷感剤と組み合わされて、外側領域に存在する。
【0053】
いくつかの実施形態において、外側領域の風味組成物中に存在するフルーツ風味剤は、内側領域の風味組成物中に存在するフルーツ風味と同一である。他の実施形態において、フルーツ風味は各領域において同一である。フルーツ風味剤は、所望の水準の風味を提供するために有効な量で使用される。
【0054】
いくつかの実施形態において、外側領域及び内側領域のいずれも食品酸を含まない。フルーツ風味の硬い多感覚菓子の別の実施形態において、外側領域、内側領域、又は両領域の風味組成物は、食品酸を更に含んでよい。内側領域の風味組成物中の食品酸の存在は任意であるが、フルーツ風味の硬い多領域菓子の内側領域内の成分として食品酸を含めることには利点がある。第1に、酸とフルーツ風味との組み合わせは、内側領域の組成物中に存在するフルーツ風味を増強する。したがって、食品酸を含まない、風味のみの同一の組み合わせと比較して、より強力なフルーツ風味プロファイルを有する内側領域をもたらす。第2に、酸は、フルーツ風味の硬い多領域菓子の外側領域又は内側領域のいずれかにおけるメントールの存在に関連する苦い後味を最小限に抑えるように作用する。
【0055】
食品酸が存在する場合、酸対フルーツ風味の重量比、具体的には内側領域内の重量比は、少なくとも5:1である。具体的には、酸対フルーツ風味の重量比、特に内側領域内の重量比は、約5:1〜20:1、より具体的には約6.5:1〜約15:1、更により具体的には約7.5:1〜約12:1である。内側領域に存在する酸の総量は、内側領域の総重量に基づいて、0重量%、又は約0.01重量%〜約3重量%、具体的には約0.01重量%〜約1.5重量%、より具体的には約0.1重量%〜約1.0重量%であってよい。
【0056】
いくつかの実施形態において、内側領域は食品酸を含み、外側領域は食品酸を含まない。しかし、他の実施形態において、食品酸は、所望により、上記の量でフルーツ風味の硬い多感覚菓子の外側領域に存在してよい。硬い菓子の貯蔵寿命は、低減された量の食品酸を含有する外側領域を有することにより延長され得る。したがって、フルーツ風味の硬い多感覚菓子において、外側領域に存在する酸の量は、内側領域の総重量に基づいて、約0重量%〜約3重量%、より具体的には約0.0001重量%〜約1.5重量%、更により具体的には約0.001重量%〜約1.0重量%であってよい。
【0057】
本明細書では、いずれの領域にもフルーツ風味剤を有さない、又は実質的に有さない、非フルーツの硬い多領域菓子類も開示される。その代わりに、第1及び第3の風味プロファイルは、異なる種類又は量の感覚剤、例えば、冷感剤及び温感剤、2種類の異なる冷感剤、異なる量の同一の冷感剤などによって提供される。
【0058】
例えば、非フルーツの硬い多領域菓子の外側領域は、冷感剤、例えばメントールと、任意の食品酸を含んでよく、食品酸は、外側領域内のメントールの総量の0〜60重量%以上の量で存在する。内側領域の風味組成物は、冷感剤、例えばメントールと、所望により食品酸と、を含み、食品酸の量は、外側領域に存在する任意の食品酸の総量の20重量%未満(0重量%を含む)である。外側領域及び内側領域は、第1の風味プロファイルが冷感を提供し、第2の風味プロファイルが、消費中に消費者にとって第1の風味プロファイルよりも見るからに強力な冷感を提供するように処方される。
【0059】
非フルーツ多領域菓子において、外側領域の風味組成物中及び内側領域の風味組成物中に存在する冷感剤、例えばメントールの量は、各風味組成物の重量にそれぞれ基づいて、約30重量%〜約70重量%、具体的には約35重量%〜約65重量%、より具体的には約40〜約60重量%であってよい。外側領域において比較的より穏やかな冷感を提供するために、より少ない冷感剤及び/又はより多い食品酸が外側領域の風味組成物中に存在する。いくつかの実施形態において、外側領域内の冷感剤、例えばメントール対内側領域内の冷感剤、例えばメントールの重量比は、約1:3〜約1:1、より具体的には約1:2.5〜約1:1である。当然のことながら、各領域の比を逆転させることにより、風味プロファイルの逆の順序をもたらすことも可能である。
【0060】
いくつかの実施形態において、外側領域の風味組成物及び/又は内側領域の風味組成物は、ユーカリ油を更に含む。非フルーツの硬い多領域菓子の外側領域又は内側領域に存在するユーカリ油の総量は、それぞれ外側領域又は内側領域のいずれかの総重量に基づいて、約0重量%〜約3.0重量%、具体的には約0.001重量%〜約2.0重量%、より具体的には約0.005〜約1.0重量%、更により具体的には約0.005重量%〜約0.5重量%である。ここにおいても、外側領域において比較的より穏やかな冷感を提供するために、より少ないユーカリ油及び/又はより多い食品酸が外側領域の風味組成物中に存在する。いくつかの実施形態において、外側領域内のユーカリ油対内側領域内のユーカリ油の重量比は、約1:3〜約1:1、より具体的には約1:2.5〜約1:1である。
【0061】
存在する場合、非フルーツ多領域菓子の外側領域の風味組成物中に存在する食品酸の総量は、酸の量が、外側領域内の冷感剤の量の約0.01重量%〜60重量%であり得るように、外側領域の風味組成物中の冷感剤、例えばメントールに対して計算される。具体的には、酸の量は、外側領域の風味組成物中に存在する冷感剤、例えばメントールの総重量に基づいて、約0.1重量%〜約50重量%、約1重量%〜約40重量%、約1重量%〜約30重量%、約1重量%〜約20重量%、又は約1重量%〜約10重量%であってよい。いくつかの実施形態において、外側領域はいずれの食品酸も含まない。
【0062】
存在する場合、内側領域内の食品酸の総量は、外側領域に存在する食品酸の総量の50重量%未満であるように、外側領域に存在する食品酸の総量に対する。具体的には、酸の量は、外側領域に存在する食品酸の総量に基づいて、約0.01重量%〜約15重量%、約0.01重量%〜約10重量%、約0.01〜約5重量%、約0.01〜約2重量%、又は約0.01重量%〜約1重量%であってよい。いくつかの実施形態において、内側領域はいずれの食品酸も含まない。具体的には、外側領域の風味組成物は食品酸を含み、内側領域の風味組成物は含まない。
【0063】
外側領域に存在する食品酸の総量は、内側領域の総重量に基づいて、約0重量%〜約5重量%、より具体的には約0.0001重量%〜約1.5重量%、更により具体的には約0.001重量%〜約1.0重量%であってよい。いくつかの実施形態において、外側領域の組成物は食品酸を含まない。
【0064】
内側領域に存在する食品酸の量は、内側領域の総重量に基づいて、0重量%〜約30重量%、具体的には約0.0001重量%〜約10重量%、より具体的には約0.05重量%〜約5重量%、更により具体的には約0.1重量%〜約1.5重量%、更により具体的には約0.1重量%〜約1.0重量%であってよい。
【0065】
硬い菓子類の調製は、糖、任意の糖アルコール及び/若しくは任意の他の炭水化物充填剤、並びに/又は水などの希釈剤を混合して加熱し、溶解物を形成する工程と、溶解物を調理する工程と、溶解物から過剰水分を除去する工程と、溶解物がプラスチック様の加工可能な塊になるまで混合して溶解物を冷却する工程と、溶解物がプラスチック様の硬い菓子塊である間に、残りの追加成分を組み込む工程と、所望の寸法及び形状を有する硬い菓子組成物にプラスチック様の混合物を形成する工程と、を含む。風味組成物を構成する成分は、硬い菓子組成物に単独で添加してよいか、菓子塊への添加前に組み合わせてよい。
【0066】
いくつかの実施形態において、硬い菓子組成物は、直火調理器、真空調理器、又は削り表面調理器(scraped-surface cooker)(高速大気調理器(high speed atmospheric cooker)とも呼ばれる)など従来の方法及び装置を使用して調製する。直火調理器を使用する場合、炭水化物充填剤が溶解するまで、この充填剤をケトルの中で加熱することにより、所望の量の充填剤を水に溶解させる。次いで、追加の充填剤を添加してよく、例えば、約145℃〜約156℃の最終温度が達成されるまで調理を継続する。次いで、このバッチを冷却し、添加剤を単独で、又は1つ以上の濃縮物の形態で組み込むためにプラスチック様の塊として処理する。
【0067】
真空調理器では、炭水化物充填剤を約125℃〜約165℃に煮沸し、真空を適用し、更に加熱することなく追加の水を蒸発させる。調理が完了すると、硬い菓子の塊は半固体であり、プラスチック様の稠度を有する。この時点で、所定の機械的混合操作によって、添加剤を単独で、又は1つ以上の濃縮物の形態で、硬い菓子の塊に混ぜ込む。
【0068】
高速大気調理器は、熱交換表面を使用する。硬い菓子組成物の膜を熱交換表面上に広げ、好適な温度、例えば165℃〜170℃に急速加熱し、次いで例えば100℃〜120℃に急冷する。次いで、添加剤を単独で、又は1つ以上の濃縮物の形態で、プラスチック様の硬い菓子組成物へ組み入れてよい。
【0069】
前述の方法では、材料の均一分布を得るために有効な期間、追加成分、例えば、風味剤、着色剤、及び任意の他の添加剤を硬い菓子の塊中で混合する。例えば、約10秒から約10分の混合時間が効果的であると見出されている。硬い菓子の塊が適正な稠度になると、所望の最終製品の形状及び寸法に応じて、1つ以上の様々な形成技術を使用して所望の形状へと形成されてよい。
【0070】
いくつかの実施形態において、硬い菓子組成物を硬い多領域菓子に形成するプロセスは、回転式成形、チェーン成形、ボール形成、又は前述のプロセスの組み合わせなどの方法を含む。
【0071】
回転式及びチェーン成形方法は、バッチフォーマー、例えばバッチローラーを使用して硬い菓子の連続層を形成する。プロセスの第1の工程において、硬い多領域菓子のコア(例えば内側)領域となるプラスチック様の硬い菓子の塊をバッチローラーに送り込み、長円筒形に形成する。多領域菓子の外側領域を構成するプラスチック様の硬い菓子の塊をバッチローラーに送り込み、ロープ又は矩形シートの形態に形成する。ロープ又は矩形シートの外側領域がバッチローラーに送り込まれると、内側(コア)領域の硬い菓子組成物に付着し、バッチローラー内で回転するときに円筒形状のコア領域を包み込む。
【0072】
硬い菓子組成物を硬い多領域菓子に形成するための代替手段は、内側領域に使用する押出成形機と、外側領域に使用するバッチプロセスとの組み合わせを含んでよい(例えば、製造に使用する代替手段を含む)。あるいは、内側コアは押出しによって形成され、外側領域はバッチプロセスによって形成されてよい。
【0073】
外側領域又は内側領域は、バッチ又は連続調理器のいずれかを使用して製造し得る。
【0074】
多ストリーム連続調理器からコンベヤーを使用して、あるいは、単一又は多ストリーム機能を有する連続調理器の組み合わせを使用して、別の位置にあるバッチローラーに2つの硬い菓子の塊を送り込む。別の実施形態において、一連のバッチ調理器、又はバッチ調理器と連続調理器との組み合わせを使用して2つの硬い菓子の塊を形成し、次いで、個々のシーターを経てバッチローラー上へと連続層を手で送り込む。回転式成形法に関するより詳細な説明は米国特許第4,938,128号に記載されており、この開示は参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。第2の(コア)領域の硬い菓子組成物が第1の(外側)領域の硬い菓子組成物でコーティングされると、生じた菓子ロープがバッチローラーから出る。所望に応じて、このロープは、例えば、ロープの長さに沿って一貫した直径を確保するようにロープの形状を更に精緻化するロープサイザーに入れることができる。
【0075】
生じた製品は、少なくとも2つの領域を有し、各領域が硬い菓子組成物で形成された、硬い多領域菓子である。
【0076】
次いで、菓子ロープを最終的な硬い多領域菓子に形成してよい。例えば、菓子ロープを所望の長さに切断してよく、生じた部分を最終的な所望の形状に形成する。回転式成形、チェーン形成、及びボール形成などのプロセスを使用できる。
【0077】
概して、チェーン又は回転式成形プロセスは、ロープを硬い菓子組成物の部分へと連続的に切断する工程と、一対の平行チェーン及びチェーンに固定され、チェーンにまたがる複数の成形型を含む成形型コンベヤーを有する成形機内の1つ以上の複数の成型型へと硬い菓子組成物の部分を配置する工程と、を含む。
【0078】
ボール形成プロセスは、菓子ロープをボール形成機に送り込む工程と、所望の長さを有する部分にロープを切断する工程と、この部分を「ボール」、つまり「球形」形状に形成する工程と、を含む。
【0079】
押出成形によって多領域を有する菓子を形成する方法は当該技術分野において既知である。例えば、中心が充填されたロープは、押出成形機又は任意の他の好適な装置によって充填組成物をシェル組成物に入れることにより形成されてよい。次いで、充填されたロープは切断され、チェーン打抜き、回転切断など既知の手段によって個々の多領域菓子片が形成されてよい。
【0080】
いくつかの実施形態において、本明細書に開示の硬い多領域菓子は、押出成形プロセスを使用して調製されない。
【0081】
直接堆積法を使用して中心が充填された硬い菓子を形成する方法も当該技術分野において既知である。かかる方法は、外側領域が内側領域を実質的に囲む硬い多領域菓子を製造するために有効な代替方法で、プラスチック様の硬い菓子組成物を成形型内に直接堆積させる工程を含み得る。
【0082】
前述及び他の実施形態を以下の実施例で更に説明するが、特許請求の範囲の有効範囲を限定することを意図するものではない。実施例中並びに本明細書及び特許請求の範囲にわたって、すべての部及び百分率は、特に指定しない限り最終組成物の重量%である。
【0083】
前述の説明の要素の様々な組み合わせも使用され得る。いくつかの実施形態において、10〜60重量%の、ある風味プロファイルを有する硬い菓子組成物を含む有色の内側領域と、40〜90重量%の、菓子の消費中に外側領域の風味プロファイルと区別できる風味プロファイルを有する硬い菓子組成物を含む無色の外側領域と、を含み、外側領域は内側領域を実質的に囲み、内側領域に対する視認性を提供するために十分に透明であり、外側領域の厚さ及び内側領域の体積は、第1の風味プロファイルから第2の風味プロファイルへ、そして第3の風味プロファイルへの変化を連続的に提供するように構成されており、第1の風味プロファイルは外側領域の組成物によって提供され、第2の風味プロファイルは外側領域及び内側領域の組成物の組み合わせによって提供され、第3の風味プロファイルは内側領域の組成物から提供される、多風味経験をもたらす硬い多領域菓子が提供される。
【実施例】
【0084】
以下は、硬い菓子組成物を調製するための一般的なプロセスについて説明する。
【0085】
硬い菓子組成物は、甘味料(例えば、バルク甘味料)及び溶媒(例えば、水)を混合容器で約4〜10分間混合して、スラリーを形成することにより調製され得る。このスラリーを約70℃〜約120℃の温度に加熱して、すべての甘味料結晶又は粒子を溶解させ、水溶液を形成する。溶解したら、約135℃〜約165℃で溶液を加熱し、真空を適用して、約3%未満の残留水分が達成されるまで、バッチを調理し、水を蒸発させる。バッチは結晶質から非晶質相へと変化する。次いで、機械的混合操作によって、任意の他の任意添加剤(例えば、着色剤)と共に風味をバッチに混ぜ込む。
【0086】
本実施例に例示のスクロース/グルコース混合物は、水素化イソマルツロース(イソマルト)、マルチトール、水酸化デンプン加水分解物、又はこれらの混合物で部分的又は完全に置き換えてよい。
【0087】
組成物は、バッチローラーを使用して硬い多領域菓子に形成する。内側領域用組成物をバッチローラーに送り込む(組成物は、ロープ形態の円筒形に形成される)。次いで、外側領域用組成物をバッチローラーに連続的に送り込む(組成物は、内側領域のロープに付着し、包囲する)。次いで、ロープから個々の菓子を切断し、成形する。
【0088】
最終的な硬い多領域菓子は、菓子の総重量に基づいて、約30重量%の内側領域と、約70重量%の外側領域と、を含んだ。
【0089】
実施例1〜2:非フルーツ風味の硬い多領域菓子類
非フルーツ風味の硬い多領域菓子類の外側領域及び内側領域を形成するための組成物を表1及び2に示す。
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】
表1及び2に示すように、内側領域及び外側領域の風味組成物は異なっており、消費者が区別できる、3種類の異なる風味プロファイルを提供するように処方する。
【0093】
消費中、実施例1は、外側領域の風味組成物からの第1のメントール/ユーカリ(メントリプタス)風味プロファイルから、外側領域及び内側領域の風味組成物の組み合わせによって提供される第2の風味プロファイルへ、そして内側領域の風味組成物によって提供される第3のペパーミント風味プロファイルへの変化を呈する。第3の(ペパーミント)風味プロファイルは、第1のメントリプタス風味プロファイルとは異なる、混じり気のない、爽快な風味をもたらす。
【0094】
消費中、表2の組成物から調製した硬い菓子は、第1の、比較的穏やかなメントリプタス風味プロファイル、第2の混合プロファイル、及び内側領域の風味組成物によって提供されるより強力な冷感風味プロファイルを呈する。実施例2の内側領域では食品酸が不在であるため、通常メントールに関連する、苦味が最小限に抑えられる。結果として、多領域菓子の内側領域は、苦い後味を伴わずに、最終的な強力冷感風味を提供する。
【0095】
実施例3〜4:フルーツ風味の硬い多領域菓子類
表3に示す成分を組み合わせて、フルーツ風味の多領域菓子類の外側領域及び内側領域の製造に使用する組成物を調製した。
【0096】
【表3】
【0097】
表3に示すように、内側領域及び外側領域の風味組成物は異なっており、消費者が区別できる、3種類の異なる風味プロファイルを提供するように処方する。
【0098】
実施例3において、外側領域及び内側領域の両領域がサクランボ風味及び冷感剤を含有する。外側領域は、メントール及びユーカリを更に含有する。内側領域は、メントール又はユーカリを含有しないが、食品酸を含有してサクランボフルーツ風味を増強する。消費中、その全期間にわたってサクランボ風味、並びに冷たい、爽快な感覚が維持される。菓子の第1の風味プロファイルは、やや酸っぱいサクランボ風味(第2の風味プロファイル)に変化した甘いサクランボ風味であり、最後に口内に増強されたフルーツ風味を含む自然な爽快さ(第3の風味プロファイル)を残した。
【0099】
実施例4において、外側領域及び内側領域の両領域はサクランボ風味を含有するが、異なる量を含有する。外側領域は、メントール、ユーカリ、及び冷感剤を含有し、食品酸は含有しない。内側領域の風味組成物は、低濃度のメントール、冷感剤、及び食品酸、並びに更に低濃度の追加サクランボ風味を含有する。菓子の第1の風味プロファイルは、やや酸っぱいサクランボ風味(第2の風味プロファイル)に変化した甘いサクランボ風味であり、最後に口内に増強されたフルーツ風味を含む自然な爽快さ(第3の風味プロファイル)を残した。
【0100】
実施例5〜7.フルーツ風味の硬い多領域菓子類
表4に示す成分を組み合わせて、フルーツ風味の多領域菓子類の外側領域及び内側領域の製造に使用する組成物を調製した。
【0101】
【表4】
【0102】
表4に示すように、内側領域及び外側領域の風味組成物は異なっており、消費者が区別できる、3種類の異なる風味プロファイルを提供するように処方する。
【0103】
実施例5〜7のそれぞれにおいて、外側領域は、蜂蜜レモン風味と共に冷感をもたらし、内側領域は、蜂蜜レモン(実施例5)、レモン(実施例6)、又は蜂蜜(実施例7)風味プロファイルと共に追加の冷感をもたらさなかった。実施例5及び6の内側領域内の蜂蜜レモン風味又はレモン風味のフルーツ風味は、食品酸を添加することにより増強される。加えて、冷感剤(又は任意の他成分)によって付与される任意の苦味又は異味は、特に実施例5及び6において存在しなかったか、著しく最小限に抑えられる。
【0104】
本明細書で使用される用語「硬い菓子」は、「ハードボイルド(hard-boiled)菓子」、「ハードキャンディ」、及び「ハードボイルドキャンディ」を含み、これらすべては、最終製品の含水量が5重量%以下である菓子組成物、例えば、糖類成分が大部分の水分を除去するために十分に高い温度に加熱されるか、規定の含水量が糖類成分を煮沸せずに得られる菓子類を含む。硬い菓子類は、口腔内に一定期留まることが意図され、消費中に溶解する。
【0105】
概して、キャンディ及び組成物は、本明細書に開示された任意の適切な成分を別の方法で含み得る、これらからなり得る、又は本質的にこれらからなり得る。本発明は、従来技術の組成物に使用された、又はさもなければ本発明の機能及び/若しくは目的を達成するために不要である、任意の成分(components)、物質、成分(ingredients)、補助剤、又は種を欠くか、実質的に含まないように、加えて、又は別の方法で処方され得る。
【0106】
本明細書に開示されたすべての範囲は端点を含み、端点は、独立して互いに組み合わせることができる。「組み合わせ」は、ブレンド、混合物などを含む。更に、本明細書における用語「第1」、「第2」などは、任意の数量又は重要性を示すのではなく、むしろ、ある要素と別の要素との区別を示す。本明細書における用語「1つの(a)」及び「1つの(an)」及び「その、当該、前記(the)」は数量の限定を示すのではなく、本明細書に別途記載のない限り、又は文脈と明らかに相反しない限り、単数及び複数の両方を包含すると解釈されたい。「又は」は「及び/又は」を意味する。用語「これらの組み合わせ」は、指定された要素と、所望により指定されていない同様の要素と、を含む1つ以上の組み合わせを含む。
【0107】
本明細書全体を通して「いくつかの実施形態」、「他の実施形態」、「ある実施形態」などへの言及は、その実施形態に関連して説明された特定の要素(例えば、特徴、構造、及び/又は特性)が、本明細書に記載の実施形態に含まれ、他の実施形態に存在しても、存在しなくてもよいことを意味する。加えて、当然のことながら、記載された要素を様々な実施形態において任意の好適な様式で組み合わせてよい。
【0108】
すべての参照文献は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0109】
本明細書に開示された、硬い多領域菓子組成物の少なくともいくつかの実施形態を以下に明記する。
【0110】
実施形態1:多風味経験をもたらす硬い多領域菓子は、菓子の総重量に基づいて、10〜60重量%の、ある風味プロファイルを有する硬い菓子組成物を含む内側領域と、40〜90重量%の、菓子の消費中に内側領域の風味プロファイルと区別できる風味プロファイルを有する硬い菓子組成物を含む外側領域と、を含み、外側領域は内側領域を実質的に囲み、外側領域の厚さ及び内側領域の体積は、第1の風味プロファイルから第2の風味プロファイルへ、そして第3の風味プロファイルへの変化を連続的に提供するように構成されており、第1の風味プロファイルは外側領域の組成物によって提供され、第2の風味プロファイルは外側領域及び内側領域の組成物の組み合わせによって提供され、第3の風味プロファイルは内側領域の組成物によって提供される。
【0111】
実施形態2:内側領域が有色又は無色である、実施形態1に記載の硬い多領域菓子。
【0112】
実施形態3:外側領域が有色又は無色である、実施形態1又は2のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0113】
実施形態4:外側領域が内側領域を完全に囲む、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0114】
実施形態5:硬い菓子組成物を含む追加の最外領域又は硬い菓子組成物を含む追加の最内領域を更に含む、実施形態1〜4のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0115】
実施形態6:追加の最外領域の組成物が、第1、第2、又は第3の風味プロファイルと異なるか、同一である風味プロファイルを提供する、実施形態5に記載の硬い多領域菓子。
【0116】
実施形態7:追加の最内領域の組成物が、第1、第2、又は第3の風味プロファイルと異なるか、同一である風味プロファイルを提供する、実施形態5に記載の硬い多領域菓子。
【0117】
実施形態8:外側領域が、内側領域に対する視認性を提供するために十分に透明である、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0118】
実施形態9:外側領域の厚さが変化する、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0119】
実施形態10:外側領域の少なくとも一部が隣接する内側領域に接触していて、外側領域と内側領域との境界面を形成する、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0120】
実施形態11:内側領域のすべての外表面が外側領域と接触していて、外側領域と内側領域との境界面を形成する、実施形態1〜10のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0121】
実施形態12:境界面が視覚的に異なる、外側領域と内側領域との境界である、実施形態11に記載の硬い多領域菓子。
【0122】
実施形態13:境界面において外側領域の組成物と内側領域の組成物との混合を実質的に含まない、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0123】
実施形態14:50重量%〜85重量%の、硬い菓子組成物を含む追加の最外領域を更に含み、追加の最外領域が外側領域を実質的に囲み、実質的に透明である、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0124】
実施形態15:4重量%〜25重量%の、硬い菓子組成物を含む追加の最内領域を更に含み、追加の最内領域が内側領域内に配置され、内側領域によって実質的に囲まれている、実施形態1〜14のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0125】
実施形態16:第1の風味プロファイルが第3の風味プロファイルの味とは異なる味を提供する、実施形態1〜15のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0126】
実施形態17:第1の風味プロファイル及び第3の風味プロファイルがフルーツ味を提供する、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0127】
実施形態18:第1の風味プロファイルが、第3の風味プロファイルの感覚経験とは異なる感覚経験をもたらす、実施形態1〜17のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0128】
実施形態19:第1の感覚経験が冷感経験であり、第3の感覚経験が加えられた冷感経験がないことである、実施形態18に記載の硬い多領域菓子。
【0129】
実施形態20:第1の風味プロファイルが、第3の風味プロファイルの味及び感覚経験とは異なる味及び感覚経験をもたらす、実施形態1〜19のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0130】
実施形態21:第1の風味プロファイルが穏やかなフルーツ味及び冷感経験をもたらし、第3の風味プロファイルがより強力なフルーツ味をもたらし、追加の冷感経験をもたらさない、実施形態1〜20のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0131】
実施形態22:外側領域の組成物が、フルーツ風味剤と、実質的に冷感経験をもたらすために有効な量の冷感化合物と、を含み、内側領域の組成物が、実質的にフルーツ味をもたらすために有効な量のフルーツ風味剤を含む、実施形態1〜21のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0132】
実施形態23:外側領域の組成物中のフルーツ風味剤が内側領域の組成物中のフルーツ風味剤と同一である、実施形態22に記載の硬い多領域菓子。
【0133】
実施形態24:冷感化合物がメントール、ユーカリ、又はメントール及びユーカリの組み合わせを含む、実施形態22〜23のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0134】
実施形態25:内側領域の組成物がメントールも、ユーカリも、メントール及びユーカリの組み合わせも含まない、実施形態22〜24のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0135】
実施形態26:外側領域が食品酸を含まない、実施形態22〜25のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0136】
実施形態27:内側領域の組成物が食品酸を含み、食品酸対フルーツ風味剤の重量比が少なくとも5:1である、実施形態22〜26のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0137】
実施形態28:内側領域が、内側領域の総重量に基づいて、最大約3重量%の量の食品酸を含む、実施形態22〜27のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0138】
実施形態29:外側領域の組成物が、外側領域の総重量に基づいて、最大約3重量%の量の食品酸を含む、実施形態22〜28のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0139】
実施形態30:外側領域内の食品酸の量が、内側領域内の食品酸の量よりも低い、実施形態27〜29のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0140】
実施形態31:食品酸が、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、アスパラギン酸、安息香酸、カフェオタンニン酸、イソ−クエン酸、シトラマル酸、ガラクツロン酸、グルクロン酸、グリセリン酸、グリコール酸、ケトグルタル酸、a−ケトグルタル酸、ラクトイソクエン酸、オキサル酢酸、ピルビン酸、キナ酸、シキミ酸、コハク酸、タンニン酸、ヒドロキシ酢酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ピメリン酸、カプリン酸、又は前述の食品酸を含む組み合わせである、実施形態27〜30のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0141】
実施形態32:外側領域、内側領域、又は両領域が生理的冷感剤を含む、実施形態1〜31のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0142】
実施形態33:生理的冷感剤が、メンチルカルボキサミド、N−エチル−p−メンタンカルボキサミド、モノメンチルスクシネート、モノメンチルメチルスクシネート、モノメンチルグルタレート、メンチル2−ピロリドン−5−カルボキシレート、モノメンチル3−メチルマレエート、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルサリチレート、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンタン、メントン、メントンケタール、メントングリセロールケタール、メンチルグルタレートエステル、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシルカルボン酸、α−ジメチルスクシネート、メンチルラクテート、N−2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミド、1−tert−ブチルシクロヘキサンカルボキサミド、又は前述の生理的冷感剤のいずれかを含む組み合わせである、実施形態1〜32のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0143】
実施形態34:外側領域の組成物及び内側領域の組成物が、それぞれ冷感化合物を含み、実質的にフルーツ風味剤を含まない、実施形態1〜21のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0144】
実施形態35:外側領域の組成物がメントールと、任意の食品酸と、を含み、食品酸の量が、外側領域内のメントールの総量の60重量%未満であり、外側領域の組成物及び内側領域の組成物中のメントール及び任意の食品酸の量が、第3の風味プロファイルよりも穏やかな冷感を有する第1の風味プロファイルを提供するために有効である、実施形態1〜34のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0145】
実施形態36:内側領域の組成物がペパーミント風味剤を含む、実施形態35に記載の硬い多領域菓子。
【0146】
実施形態37:ペパーミント風味剤が、内側領域の総重量に基づいて、約0.05重量%〜約0.5重量%の量で存在する[実施例では0.21重量%が含まれる]、実施形態36に記載の硬い多領域菓子。
【0147】
実施形態38:内側領域内のメントール対外側領域内のメントールの重量比が約3:1〜約1:1である、実施形態35〜37のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0148】
実施形態39:外側領域の組成物、内側領域の組成物、又は両領域の組成物がユーカリを更に含む、実施形態35〜38のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0149】
実施形態40:外側領域の組成物、内側領域の組成物、又は両領域の組成物が生理的冷感剤を更に含む、実施形態35〜39のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0150】
実施形態41:生理的冷感剤が、メンチルカルボキサミド、N−エチル−p−メンタンカルボキサミド、モノメンチルスクシネート、モノメンチルメチルスクシネート、モノメンチルグルタレート、メンチル2−ピロリドン−5−カルボキシレート、モノメンチル3−メチルマレエート、メンチルアセテート、メンチルラクテート、メンチルサリチレート、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンタン、メントン、メントンケタール、メントングリセロールケタール、メンチルグルタレートエステル、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(WS−3)、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシルカルボン酸、α−ジメチルスクシネート、メンチルラクテート、N−2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミド、1−tert−ブチルシクロヘキサンカルボキサミド、及び前述の生理的冷感剤のいずれかを含む組み合わせからなる群から選択される、実施形態40に記載の硬い多領域菓子。
【0151】
実施形態42:内側領域が食品酸を含まない、実施形態35〜41のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0152】
実施形態43:外側領域が最大約0.5重量%の食品酸を含む、実施形態35〜42のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0153】
実施形態44:内側領域が約0〜約0.5重量%の食品酸を含む、実施形態35〜43のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0154】
実施形態45:食品酸が、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、アスパラギン酸、安息香酸、カフェオタンニン酸、イソ−クエン酸、シトラマル酸、ガラクツロン酸、グルクロン酸、グリセリン酸、グリコール酸、ケトグルタル酸、a−ケトグルタル酸、ラクトイソクエン酸、オキサル酢酸、ピルビン酸、キナ酸、シキミ酸、コハク酸、タンニン酸、ヒドロキシ酢酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ピメリン酸、カプリン酸、又は前述の食品酸のいずれかを含む組み合わせである、実施形態35〜44のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0155】
実施形態46:菓子が回転式成形、チェーン成形、又はボール形成から選択されるプロセスによって調製される、実施形態1〜45のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0156】
実施形態47:菓子が押出成形プロセスによって調製されない、実施形態1〜46のいずれか1つに記載の硬い多領域菓子。
【0157】
特定の実施形態について説明してきたが、出願人ら又は他の当業者は、現在予期されない又は予期できない代替、修正、変更、改善、及び実質的な等価物を思いつくことがあり得る。結果的に、出願された及び修正され得た添付の特許請求の範囲は、かかる代替、修正、変更、改善、及び実質的な等価物を包含することを意図する。