特許第6103105号(P6103105)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6103105
(24)【登録日】2017年3月10日
(45)【発行日】2017年3月29日
(54)【発明の名称】蒸着フィルムの製造方法
(51)【国際特許分類】
   C23C 14/24 20060101AFI20170316BHJP
【FI】
   C23C14/24 A
   C23C14/24 C
   C23C14/24 J
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-82719(P2016-82719)
(22)【出願日】2016年4月18日
(62)【分割の表示】特願2012-74866(P2012-74866)の分割
【原出願日】2012年3月28日
(65)【公開番号】特開2016-166424(P2016-166424A)
(43)【公開日】2016年9月15日
【審査請求日】2016年4月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003160
【氏名又は名称】東洋紡株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊関 清司
【審査官】 吉野 涼
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−212727(JP,A)
【文献】 特開2006−83427(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C23C 14/00−14/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空槽内に少なくとも2種類以上の異なる蒸着材料を仕分ける仕切り部および該仕切り部を一定の間隔で保持する連結板を有する材料保持手段、ならびに蒸着材料を蒸発させる加熱手段を備え、真空槽内で走行するフィルム上に蒸着膜を形成させる真空蒸着装置において該仕切り部が仕切方向と垂直方向に伸縮可能な機構を有する真空蒸着装置を用いる蒸着フィルムの製造方法。
【請求項2】
前記真空蒸着装置における前記材料保持手段が銅製の外枠を有しその中に仕切り部が収容されている請求項1に記載の蒸着フィルムの製造方法。
【請求項3】
前記真空蒸着装置における前記材料保持手段の仕切り部と垂直方向の少なくとも1方の端部と前記材料保持手段との間にクッション材を有する請求項1あるいは2の蒸着フィルムの製造方法。
【請求項4】
前記真空蒸着装置における前記仕切り部の長尺方向がフィルムの走行方向と平行となるように設置されている請求項1〜3のいずれかに記載の蒸着フィルムの製造方法。
【請求項5】
前記真空蒸着装置における前記材料保持手段がフィルム走行方向に水平移動する機構を有する請求項1〜4のいずれかに記載の蒸着フィルムの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は真空蒸着装置に関し、詳しくは、フィルム上に異なる元素からなる混合膜を形成するための真空蒸着装置を用いた蒸着フィルムの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、真空槽中を走行するフィルムに複数の材料を同時に蒸着させて混合膜を形成する装置として、例えば、特許文献1には、複数の蒸着材料10を収納した複数の坩堝を、図7に示すように、走行するフィルムの走行方向と交差する方向にほぼ同一線上に、混在するように配置された装置が記載されている。この装置は、複数の蒸着材料10(主として金属)から蒸発した各々の材料が走行フィルムに付着するまでに時間差が生じ難いために、蒸着膜の厚み方向に均一な混合膜を形成できる利点がある。
【0003】
しかしながら、この装置では、隣り合う異なる蒸着材料の間にある坩堝の側壁部の幅が未蒸発領域となるため、走行フィルムの幅方向に形成される実際の蒸着膜の総厚みは、上記側壁部の略上方では蒸着速度が低下することにより、不均一になるという問題があった。
【0004】
この問題を改善する装置として、例えば、特許文献2には、真空槽内で走行するフィルムに異なる元素からなる混合膜を形成可能な真空蒸着装置において、異なる種類の蒸着材料を保持するため、これらの蒸着材料を仕分ける複数の仕切り部を備えた装置が記載されている。この装置は、異なる複数の蒸着材料間は厚みが厚い壁ではなく、薄い仕切り部で区分けされるため、異なる蒸着材料間の未蒸発領域を小さくでき、例えば加熱手段として電子銃を用いた場合には、隣接する各蒸着材料の境界近傍部分にまで電子線を照射できるため、仕切り部の上方近傍での蒸着速度が均一になるという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−235061号公報
【特許文献2】特開2000−239832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この装置では、仕切り部を固定しているために仕切り部が高温になり仕切り部が熱膨張をした場合、仕切り部がたわんでしまい意図した位置で仕切れなくなったり、装置の運転および停止を長期間繰り返した場合、仕切り部が破損したりするという問題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記従来技術が有する問題点を解消し、走行中のフィルム表面に異なる元素からなり、所定の組成および膜厚を有する混合膜を、高度なレベルで長時間連続的かつ安定的に形成でき、仕切り部の耐久性に優れた真空蒸着装置を提供することにある。なお、本発明において「フィルム」とは、幅および長さに対して厚みの薄い形状の材料を総称するものとし、本来のフィルムのみならずシート状材料を含む概念として用いる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、請求項記載の発明により達成される。すなわち、真空槽内に少なくとも2種類以上の異なる蒸着材料を仕分ける仕切り部および該仕切り部を一定の間隔で保持する連結板を有する材料保持手段、ならびに蒸着材料を蒸発させる加熱手段を備え、真空槽内で走行するフィルム上に蒸着膜を形成させる真空蒸着装置において該仕切り部が仕切方向と垂直方向に伸縮可能な機構を有する真空蒸着装置を使用した蒸着フィルムの製造方法をことを特徴とするものである。
【0009】
前記材料保持手段が銅製の外枠を有しその中に仕切り部が収容されていることが好ましい。
【0010】
前記材料保持手段の仕切り部と垂直方向の少なくとも1方の端部と前記材料保持手段との間にクッション材を有することが好ましい。
【0011】
前記仕切り部の長尺方向がフィルムの走行方向と平行となるように設置されていることが好ましい。
【0012】
前記材料保持手段がフィルム走行方向に水平移動する機構を有することが好ましい。
【0013】
本発明でいう仕切り部とは少なくとも2種類の蒸着材料を保持する手段において、個々の蒸着材料が混ざらないように区分する機能を持つ部分をいう。また、本発明で使用している仕切方向とは、ある蒸着材料から隣り合う材料に向かう方向であり、板で仕切った場合には板の厚み方向となる。また、仕切方向に垂直方向とは、板で仕切った場合は板の面に沿った方向となる。本発明では仕切り部に隣接して蒸着材料が充填されている。材料は上面より蒸発していくが、垂直方向の内蒸着材料の深さ方向に平行な方向を深さ方向、それに直行する方向が長さ方向とする。本発明でいう仕切り部が仕切方向と垂直方向に伸縮可能な機構とは、長さ方向に仕切り部が寸法変化したとき、長さ方向には伸縮が可能で仕切り方向には固定されている機構をいう。
【発明の効果】
【0014】
この構成によれば、異なる複数の蒸着材料間は厚みが厚い壁ではなく、薄い仕切り部で区分けされるため、異なる蒸着材料間の未蒸発領域を小さくでき、例えば加熱手段として電子銃を用いた場合には、隣接する各蒸着材料の境界近傍部分にまで電子線を照射できる。したがって、仕切り部の上方近傍での蒸着速度の低下が抑えられる。また、蒸着材料の加熱蒸発時に仕切り部が熱膨張しても、伸縮可能な機構を有しているために変形しない。
さらに、前記伸縮可能な機構により、装置の運転および停止を長期間繰り返しても、仕切り部が破損しにくい。
【0015】
その結果、少なくとも2種類以上の材料からなり、所定の組成および膜厚を有する混合膜を、今日求められている高度なレベルで連続的、かつ均一に形成でき、蒸着加工を繰り返しても仕切り部が破損しにくい真空蒸着装置を使用した蒸着フィルムの製造方法を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係る真空蒸着装置の概略全体構造を説明する図である。
図2】本発明の真空蒸着装置に用いる材料保持手段の構成を説明する図である。
図3】本発明の一実施形態に係る仕切り部の伸縮可能な機構を説明する図である。
図4】本発明の一実施形態に係る仕切り部の伸縮可能な機構を説明する図である。
図5】本発明の一実施形態に係る仕切り部と連結板との位置関係を説明する図である。
図6】本発明の一実施形態に係る仕切り部、連結板、クッション材および材料保持手段の位置関係を説明する図である。
図7】従来の真空蒸着装置に用いられている坩堝とその配置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の真空蒸着装置を適用できるフィルム、例えば高分子フィルムは、特に限定するものではないが、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド12、ポリアミド4、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどからなるフィルムが挙げられる。
【0018】
以下に本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1は、本実施形態における真空蒸着装置の概略全体構造を示す。この真空蒸着装置では、真空槽6内の巻き出しロール1にセットされたフィルム11が冷却ロール3上を走行し、テンションロール5を通り、巻き取りロール2で巻き取られる。真空槽6内の真空度は、油拡散ポンプ(図示略)等からなる排気装置9により所定の真空度に維持される。真空槽6の底部に配置された材料保持手段8は、加熱手段の一例である電子銃4の軸方向に向かってフィルム11の蒸着面と平行を保ちながら低速で水平移動する。電子銃4は、材料保持手段8に収納された蒸着材料10に対して電子線12を照射する。電子線12により加熱され蒸発した材料の一部は、冷却ロール3上を走行するフィルム11の表面に蒸着される。なお、符号7はフィルム11上に均一で良好な蒸着膜を形成するための遮蔽板であり、符号15は材料保持手段8の外枠を冷却するために冷水などを流通させる冷却管である。
【0020】
前記材料保持手段8が前記電子銃4から照射される電子線12に対して遠近移動可能になっていると、電子銃4による加熱位置を変化させずに材料保持手段8を水平移動させることにより、蒸発によって減少した蒸着材料10を供給することができる。このため、材料保持手段8内に収納されている蒸着材料10を照射する電子線12の照射条件、例えば電子銃4と蒸着材料10との距離などを可能な限り一定にでき、蒸着材料10を被蒸着材の幅方向に均一かつ長時間安定的に蒸着できる。
【0021】
図2は、材料保持手段8内での仕切り部13と蒸着材料AおよびSとの状態を示したものである。図2に示すように、前記材料保持手段8内には、前記仕切り部13が複数配置されている。このように構成されていると、異なる蒸着材料間の未蒸発領域を小さくできる。なお、蒸着材料10が2種類の場合には、蒸着材料(例えばA)と蒸着材料(例えばS)とを交互に、すなわちA、S、A、S・・・となるように隣り合う仕切り部13で形成されたボックスに装填する。
【0022】
仕切り部13の間隔は、10〜120mmとすることが好ましい。このようになっていると、蒸着膜の組成を幅方向に均一にできるので好ましい。仕切り部13の間隔を10mmより小さくすると、蒸着材料10を装填するボックスの容積に比べて、仕切り部13同士の容積が相対的に大きくなるため、補充頻度が多くなるなどの蒸着効率の低下が発生するので好ましくない。一方、仕切り部13同士の間隔を120mmより大きくすると、異なる蒸着材料をフィルムの幅方向に均一に蒸発させにくくなるので好ましくない。
【0023】
仕切り部としては、主として炭素材よりなるカーボン板が好ましい。特に耐久性がよい、炭素繊維強化複合材料が一層好ましい。炭素材の厚みは、2〜10mmであることが好ましく、5mm前後であることが一層好ましい。仕切り部13の厚みは薄い程好ましいが、2mm未満にまで薄くすると、加熱手段からの加熱による消耗のため使用可能時間が短くなり、かえってコスト高になるので好ましくない。
【0024】
図3は、材料保持手段8の内壁、クッション材14、連結板16および仕切り部13の位置関係を示したものである。図3に示すように、前記仕切り部13が前記連結板16の溝に嵌め合わされて支持され、前記連結板16と前記材料保持手段8の内壁との間にクッション材14が装填されている。クッション材としては炭素繊維でできているカーボンフェルトが耐熱性も優れており好ましい。
【0025】
図3の態様では、連結板16の溝のない部分の厚みは10〜20mmであることが好ましく、溝深さは5〜10mmであることが好ましい。連結板16の溝のない部分の厚みおよび溝深さがこの範囲にあれば、連結板16による仕切り部13の支持を安定化させることができるとともに、蒸着加工時の連結板16の局所的な変形を抑制することができる。仕切り部13と連結板16とのクリアランスは、仕切り部13の長尺方向が合計0.4〜2.0mmであることが好ましく、仕切り部13の厚み方向が合計0.2〜0.5mmであることが好ましい。仕切り部13の長尺方向のクリアランスがこの範囲にあれば、2枚の連結板16の間に仕切り部13を容易に嵌め合わせることができる。一方、仕切り部13の厚み方向のクリアランスがこの範囲にあれば、蒸着加工時の仕切り部13の厚み方向の熱膨張による伸びを吸収できるとともに、2枚の連結板16間に仕切り部13を容易に嵌め合わせることができる。
【0026】
材料保持手段8の内壁と連結板16との間には、厚み2〜15mmのクッション材14が少なくとも1枚装填されている。クッション材14を装填するためのクリアランスは、クッション材をやや圧縮して入れる間隔が好ましい。
【0027】
図4は、材料保持手段8の内壁、クッション材14、連結板16および仕切り部13の位置関係を示した別の態様である。図4に示すように、前記仕切り部13が前記連結板16のクッション材が埋め込まれた溝に嵌め合わされて支持された状態で前記材料保持手段8内に収容されている。
【0028】
図4の態様では、連結板16の溝のない部分の厚みは10〜20mmであることが好ましく、溝深さは5〜10mmであることが好ましい。連結板16の溝深さがこの範囲にあれば、蒸着加工時の仕切り部13の長尺方向の熱膨張による伸びを吸収できるとともに、連結板16による仕切り部13の支持を安定化させることができる。連結板16の溝のない部分の厚みがこの範囲にあれば、蒸着加工時の連結板の局所的な変形を抑制することができる。
【0029】
材料保持手段8の内壁と連結板16とのクリアランスは、仕切り部13が連結板16に嵌め合わされた状態で、材料保持手段8から容易に取り出せれば、特に限定するものではない。
【実施例】
【0030】
フィルム11として、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムロール(東洋紡績(株)製の東洋紡エステル(登録商標)フィルム、E5102、厚み12μm、幅1000mm、巻長30000m)を用いた。
【0031】
仕切り部13および連結板16の材料として、市販の厚みが10mmの炭素繊維強化炭素材を用いた。仕切り部としては図5図6に示した形で実施した。
【0032】
蒸着源として、3〜5mm程度の大きさの粒子状の酸化アルミニウム(Al2O3、純度99.5%)と酸化珪素(SiO2、純度99.9%)を用い、図1に示した装置で蒸着を行った。これら蒸着材料10を保持する材料保持手段8の外枠を銅で製作すると共に、仕切り部13、連結板16およびクッション材14を材料保持手段8内に配置した。また、材料保持手段8は電子線12の入射側に近づく方向で移動させた。さらに、底部に外径20mmφの冷却用水冷管15を設けた構造とした。冷却水の流量は略4m3である。
そして、厚みが5mmの仕切り部13で確保された幅が約100mmの各ボックスには、前記2種類の蒸着材料を交互に均一に収容した。なお、図2で,Aは酸化アルミニウム、Sは酸化珪素を示す。また、酸化アルミニウムおよび酸化珪素を蒸着した高分子フィルムは、食品、医療品、電子部品など気密性を要求される包装材料やガス遮断材料として広く利用され得る。
【0033】
電子銃4として、出力250kWのものを、材料保持手段8に対面するように配置した。この電子銃4により、材料保持手段8内に交互配置された酸化珪素、酸化アルミニウムを加熱した。この実施例では1台の電子銃4を使用したが、材料保持手段8に投入する総エネルギー量が1台で確保できない場合や、広幅の高分子フィルムを蒸着する場合などでは、複数の電子銃4を用いて、蒸着領域を分割する方法を採用してもよく、電子銃4の設置台数は特に限定されない。この場合、材料保持手段8の幅を広げて仕切り部の数を増やすことで対応できる。
【0034】
蒸着中の真空槽6内の圧力は、4×10-2Pa以下を常時維持できるような排気系とした。
【0035】
[比較例]
仕切り部13と連結板16との組み方は実施例と同じであるが、クッション材を入れずに材料保持手段8と仕切り部端面を直接接触させた。
【0036】
実施例は、上記の蒸着を30000mに亘って行なうという工程を30回繰り返しても仕切り部13が破損しなかった。一方、比較例は、1回目の蒸着加工で仕切り部13が破損した。
【0037】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、明細書に記載されている技術思想内において種々の改良・改変が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の真空蒸着装置は、クッション材が仕切り部の熱膨張による伸びを吸収するため、蒸着加工を繰り返しても、仕切り部が破損しにくい装置である。
【符号の説明】
【0039】
1 巻き出しロール
2 巻き取りロール
3 冷却ロール
4 電子銃
5 テンションロール
6 真空槽
7 遮蔽板
8 材料保持手段
9 排気装置
10 蒸着材料
11 フィルム
12 電子線
13 仕切り部
14 クッション材
15 冷却管
16 連結板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7