特許第6103130号(P6103130)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6103130
(24)【登録日】2017年3月10日
(45)【発行日】2017年3月29日
(54)【発明の名称】電気掃除機
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/28 20060101AFI20170316BHJP
   A47L 5/30 20060101ALI20170316BHJP
【FI】
   A47L9/28 A
   A47L5/30 C
   A47L9/28 D
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-505101(P2016-505101)
(86)(22)【出願日】2015年1月21日
(86)【国際出願番号】JP2015051532
(87)【国際公開番号】WO2015129344
(87)【国際公開日】20150903
【審査請求日】2016年2月17日
(31)【優先権主張番号】特願2014-39052(P2014-39052)
(32)【優先日】2014年2月28日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000176866
【氏名又は名称】三菱電機ホーム機器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
(74)【代理人】
【識別番号】100106150
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100142642
【弁理士】
【氏名又は名称】小澤 次郎
(72)【発明者】
【氏名】頼田 昌美
(72)【発明者】
【氏名】岩原 明弘
(72)【発明者】
【氏名】飯塚 政義
(72)【発明者】
【氏名】古山 拓也
【審査官】 伊藤 秀行
(56)【参考文献】
【文献】 特開平06−339444(JP,A)
【文献】 特開2010−051628(JP,A)
【文献】 特開2007−312962(JP,A)
【文献】 特開2006−181079(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 5/00−7/08
9/22−9/32
H02P 7/00
7/03−7/347
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引風を発生させる本体部と、
前記本体部に接続され、使用者による操作に用いられる操作部と、
前記操作部に接続され、回転ブラシと前記回転ブラシを駆動するブラシモータを有する、塵埃を吸い込む吸込み部と、
前記本体部に設けられ、前記操作部との間でデータ通信する第1通信部と、
前記第1通信部を制御する本体制御部と、
前記操作部に設けられ、前記第1通信部との間でデータ通信する第2通信部と、
前記第2通信部に接続され、前記第2通信部にデータを送信する操作制御部と、
前記第1通信部と前記第2通信部の基準電位を与え、かつ前記ブラシモータへの電力供給に用いられる基準電位線と、
前記ブラシモータの通電状態を検知する検知部と、を備え、
前記本体制御部は、前記検知部の検知結果に基づき、前記ブラシモータの通電電流が予め定められた規定値以下の期間に前記第1通信部と前記第2通信部の間でデータ通信させることを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】
前記第1通信部と前記第2通信部の間のデータ通信は、前記ブラシモータに電流が流れていない期間中に完了させることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
【請求項3】
前記検知部は、前記ブラシモータに供給される交流電圧のゼロ地点を検知するゼロクロス回路で形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃除機。
【請求項4】
前記検知部は、カレントトランスを有する回路で形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃除機。
【請求項5】
前記検知部は、前記基準電位線に設けられたシャント抵抗を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃除機。
【請求項6】
前記本体部は、前記吸引風を発生させるブロワモータを有し、
前記操作部は、使用者による操作に用いられるスイッチ部を有し、
前記操作制御部は、前記スイッチ部を制御し、
前記第1通信部と前記第2通信部の間のデータ通信は、前記スイッチ部の操作情報を要求する第1通信信号と、前記要求に応じて前記操作情報を伝送する第2通信信号を含み、
前記第1通信信号は、前記本体制御部から出され、前記第1通信部と前記第2通信部を経由して前記操作制御部に達し、
前記第2通信信号は、前記操作制御部から出され、前記第2通信部と前記第1通信部を経由して前記本体制御部に達し、
前記本体制御部は、前記操作情報に基づき、前記ブロワモータと前記ブラシモータを制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータを有し吸引風を発生させる本体部と、操作部(リモート部)と、ブラシ部とを備える電気掃除機が開示されている。ブラシ部には、本体部から操作部を介して電力供給されるブラシモータが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】日本特開平4−73033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本体部と操作部に基準電位を与える基準電位線を設けることがある。この基準電位線にブラシモータの通電電流を流すことにより、基準電位線とは別に通電電流用の線を設けた場合と比較して、線の数を減らすことができる。しかしながら、基準電位線にブラシモータの通電電流を流している最中は、基準電位線の内部抵抗により電圧降下が起こり、基準電位が変動する。そのため、本体部と操作部の間の通信精度が低下する問題があった。
【0005】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、基準電位線にブラシモータの通電電流を流すことにより線の数を減らしつつ、通信精度の低下を防止できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の発明に係る電気掃除機は、吸引風を発生させる本体部と、該本体部に接続され、使用者による操作に用いられる操作部と、該操作部に接続され、回転ブラシと該回転ブラシを駆動するブラシモータを有する、塵埃を吸い込む吸込み部と、該本体部に設けられ、該操作部との間でデータ通信する第1通信部と、該第1通信部を制御する本体制御部と、該操作部に設けられ、該第1通信部との間でデータ通信する第2通信部と、該第2通信部に接続され、該第2通信部にデータを送信する操作制御部と、該第1通信部と該第2通信部の基準電位を与え、かつ該ブラシモータへの電力供給に用いられる基準電位線と、該ブラシモータの通電状態を検知する検知部と、を備える。そして、該本体制御部は、該検知部の検知結果に基づき、該ブラシモータの通電電流が予め定められた規定値以下の期間に該第1通信部と該第2通信部の間でデータ通信させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ブラシモータの通電電流が小さいときに本体部と操作部の間で通信するので、基準電位線にブラシモータの通電電流を流すことにより線の数を減らしつつ、通信精度の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の外観図である。
図2】操作部の正面図である。
図3】電気掃除機のシステム構成図である。
図4】検知部の構成例を示す回路図である。
図5】ポーリング処理のシーケンス図である。
図6】通信期間と通電電流の関係を示す図である。
図7図6の一部拡大図である。
図8】検知部の変形例を示す回路図である。
図9】検知部の別の変形例を示す回路図である。
図10】実施の形態2に係る通信期間等を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態に係る電気掃除機について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機10の外観図である。電気掃除機10は本体部12を備えている。本体部12は、ブロワモータにより吸引風を発生させ、その吸引風で塵埃をダストボックスに回収する部分である。本体部12には電源コード14を介して電源プラグ16が接続されている。
【0011】
本体部12にはホース18の後端部が接続されている。ホース18の前端部にはパイプ20の後端部が接続されている。パイプ20の後端部には使用者による操作に用いられる操作部22が設けられている。パイプ20の前端部には吸込み部24が設けられている。吸込み部24は、塵埃を吸い込む部分である。
【0012】
図2は、操作部22の正面図である。操作部22は、吸引風のオンオフを切り替える入/切スイッチ30、及びブロワモータの回転数を変化させるパワースイッチ32を備えている。入/切スイッチ30とパワースイッチ32はスイッチ部34を構成している。スイッチ部34は、使用者による操作に用いられる。
【0013】
操作部22は吸引力表示LED36及びダストセンサ表示LED38を備えている。吸引力表示LED36はブロワモータの動作状態を示すものである。ダストセンサ表示LED38は、ダストボックスがごみで一杯になったときに使用者にダストボックスを空にするように促すために点灯する。吸引力表示LED36とダストセンサ表示LED38は、表示部40を構成している。なお、表示部40は、本体部12に設けても良い。
【0014】
図3は、電気掃除機10のシステム構成図である。まず、本体部12について説明する。本体部12は、吸引風を発生させるブロワモータ50を有している。ブロワモータ50は、100V−線である基準電位線52と、100V+線である電力供給線54に接続され、電力供給を受ける。このブロワモータ50は本体制御部56によって制御される。本体制御部56は例えばマイクロコンピュータで形成する。
【0015】
本体部12には、操作部22との間でデータ通信する第1通信部58が設けられている。第1通信部58は、本体制御部56に接続され、本体制御部56により制御される。電源プラグ16がコンセントに接続された際に商用電源を直流低圧電源に変換するために電源回路60が設けられている。電源回路60は、基準電位線52の電位を基準電位として例えば+5Vを生成する。この+5Vは、電源線62を介して本体制御部56と第1通信部58に印加される。
【0016】
本体部12には、基準電位線52と電力供給線54に接続された検知部64が設けられている。検知部64はゼロクロス回路で形成されている。検知部64の出力端子は本体制御部56に接続されている。
【0017】
次に、操作部22について説明する。操作部22には、第1通信部58との間でデータ通信する第2通信部70が設けられている。第1通信部58と第2通信部70は通信線71で接続されている。
【0018】
操作部22には、それぞれ電子回路で構成されたスイッチ部34と表示部40が設けられている。スイッチ部34と表示部40は操作制御部72によって制御される。操作制御部72は、例えばマイクロコンピュータで形成する。操作制御部72は、第2通信部70に接続され、第1通信部58の要求に応じて第2通信部70にデータを送信する。
【0019】
操作部22には、操作制御部72、スイッチ部34、及び表示部40へ安定した電圧を供給するために電圧安定化回路74が設けられている。
【0020】
次に、吸込み部24について説明する。吸込み部24は、回転ブラシ90と、回転ブラシ90を駆動するブラシモータ92を備えている。ブラシモータ92とブロワモータ50の回転数は本体制御部56によって制御される。ブラシモータ92は、基準電位線52と電力供給線54に接続され、これらの線により交流電力の供給を受ける。
【0021】
基準電位線52は、本体制御部56、第1通信部58、第2通信部70、及び操作制御部72の基準電位を与え、かつブラシモータ92への電力供給に用いられる。つまり、基準電位線52には、基準電位を付与する役割と、ブラシモータ92へ電力供給する役割がある。
【0022】
そして、ブラシモータ92の通電状態は検知部64で検知する。図4は、検知部64の構成例を示す回路図である。検知部64はブラシモータ92に供給される交流電圧のゼロ地点を検知するゼロクロス回路で形成されている。
【0023】
次に、電気掃除機10の動作について説明する。図5は、電気掃除機10が行うポーリング処理のシーケンス図である。第1通信部58から第2通信部70へ電力供給する電力供給期間T1と、第1通信部58と第2通信部70との間で通信を行う通信期間T2がある。電力供給期間T1において、第1通信部58には、+5Vが入力される。そして、第1通信部58に定電流回路を設けるなどして、第2通信部70に電流を流す。そして、第2通信部70に設けたキャパシタに電荷を蓄積する。
【0024】
通信期間T2においては、本体制御部56から、シリアルデータ送信ポートTxDへ第1通信信号を伝送する。この第1通信信号は、スイッチ部34の操作情報を要求する内容である。第1通信信号は例えばアドレスデータと制御データを含む8ビットのデータである。第1通信信号は、第1通信部58、通信線71、第2通信部70、及びシリアルデータ受信ポートRxDを経由して操作制御部72に達する。
【0025】
第1通信信号を受けた操作制御部72は、シリアルデータ送信ポートTxDへ、スイッチ部34の操作情報を含む第2通信信号を伝送する。第2通信信号は、第2通信部70、通信線71、第1通信部58、及びシリアルデータ受信ポートRxDを経由して本体制御部56に達する。そして、本体制御部56は、操作情報に応じた制御を行う。なお、通信期間T2には、第1通信部58から第2通信部70へ電力供給は行なわず、第2通信部70のキャパシタを電源として操作部22が動作する。
【0026】
このように、本体制御部56は、第1通信部58に、第2通信部70に対し周期的にスイッチ部34の操作情報を要求させる。操作制御部72は、この要求に応じて、第2通信部70に、第1通信部58に対し操作情報を送信させる。なお、操作制御部72は、自発的に一定の時間間隔で、第2通信部70に、第1通信部58に対し操作情報を送信させるようにしてもよい。
【0027】
本体制御部56が受けた操作情報の内容が、入/切スイッチ30が「入」になったというデータを含む場合は、本体制御部56は、ブロワモータ50とブラシモータ92を駆動させる。このように、本体制御部56は、第1通信部58から操作情報を受け取り、操作情報に基づき、ブロワモータ50とブラシモータ92を制御する。
【0028】
ブラシモータ92への電力供給には、基準電位線52と電力供給線54を利用するので、ブラシモータ92の通電電流(交流電流)を流している最中は基準電位線52の電位が変動する。つまり、ブラシモータ92の通電電流(以後単に通電電流ということがある)の値が大きければ基準電位線52の電位変動は大きく、通電電流の値が小さければ基準電位線52の電位変動は小さい。
【0029】
図6は、通信期間T2と通電電流の関係を示す図である。図6には、通信線の信号波形である通信信号波形と、100V電圧波形と、ブラシモータの通電電流波形が示されている。通信期間T2は、通電電流が0となるゼロ期間T3に開始し終了している。周期的に設けられた通信期間T2はすべてゼロ期間T3に開始し終了している。
【0030】
ゼロ期間T3に通信期間T2を設定するために、本体制御部56は検知部64の出力である交流電圧のゼロ地点(通電電流が0となるタイミング)を利用する。つまり、本体制御部56は、通電電流が0となり検知部64の出力を受けたタイミングで第1通信信号を伝送し、ゼロ期間T3中に第2通信信号を受ける。通信期間T2は例えば1[msec]である。ゼロ期間T3は例えば1.5〜2[msec]である。なお、図7には、図6の一部拡大図を示す。
【0031】
このように、ブラシモータの通電電流が0となるゼロ期間T3に、通信期間T2を設けることで、基準電位が通電電流の影響を受けていない期間に第1通信信号と第2通信信号を伝送できる。よって、通信精度を高めることができる。
【0032】
本発明の実施の形態1に係る電気掃除機は、基準電位線にブラシモータの通電電流を流すことにより線の数を減らしつつ、ゼロ期間T3に通信期間T2を設けることで通信精度の低下を防止するものである。電気掃除機10は、この特徴を失わない範囲において様々な変形が可能である。
【0033】
例えば、検知部64は、ブラシモータ92の通電状態を検知できる限り、ゼロクロス回路以外の構成としてもよい。図8は、検知部の変形例を示す回路図である。図8に示す検知部は、カレントトランスを有する回路で形成されている。本体制御部はこの回路の出力を受けて、ゼロ期間T3中に、通信期間T2を完了させる。
【0034】
図9は、検知部の別の変形例を示す回路図である。この回路は図8の検知部と同様に、カレントトランスを有する回路で形成されている。図8の検知部は半波整流型であるが、図9の検知部は全波整流型である。
【0035】
さらに、検知部にシャント抵抗を設けてもよい。つまり、基準電位線に設けられたシャント抵抗によって、ゼロ期間T3を検知する。
【0036】
また、通信期間T2におけるデータ通信の内容は、第1通信信号と第2通信信号に限定されず、電気掃除機の動作に必要な任意の内容とすることができる。なお、これらの変形は、以下の実施の形態に係る電気掃除機にも応用できる。
【0037】
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る電気掃除機は、実施の形態1との共通点が多いので実施の形態1との相違点を中心に説明する。実施の形態1では、ゼロ期間中に通信期間を完了させることとしたが、実施の形態2ではこの要件を緩和して、ゼロ期間以外の期間に通信期間T2を設けてもよいこととする。
【0038】
図10は、実施の形態2に係る通信期間等を示す図である。図10には、通信可能期間T4が示されている。通信可能期間T4は、通信期間T2を設けることを許可する期間である。この通信可能期間T4は、ブラシモータの通電電流が予め定められた規定値以下となる期間である。規定値は、規定値以下の通電電流による基準電位の変化が通信精度を低下させない値に設定する。本体制御部56、第1通信部58、第2通信部70、及び操作制御部72の動作電圧範囲が規定されている場合は、当該動作電圧範囲を逸脱しないように規定値を定めることが好ましい。
【0039】
本体制御部は、検知部の検知結果に基づき、ブラシモータの通電電流が規定値以下の期間(通信可能期間T4)に第1通信部と第2通信部の間でデータ通信させる。このようにすることで、本体部と操作部との間の通信精度を維持しつつ、通信期間T2を設定できる時間を拡張できる。
【符号の説明】
【0040】
10 電気掃除機、 12 本体部、 22 操作部、 24 吸込み部、 34 スイッチ部、 40 表示部、 50 ブロワモータ、 52 基準電位線、 54 電力供給線、 56 本体制御部、 58 第1通信部、 60 電源回路、 62 電源線、 64 検知部、 70 第2通信部、 71 通信線、 72 操作制御部、 74 電圧安定化回路、 90 回転ブラシ、 92 ブラシモータ、 T1 電力供給期間、 T2 通信期間、 T3 ゼロ期間、 T4 通信可能期間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10