特許第6103325号(P6103325)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6103325ユーザ行動を取得するための方法、装置及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6103325
(24)【登録日】2017年3月10日
(45)【発行日】2017年3月29日
(54)【発明の名称】ユーザ行動を取得するための方法、装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20170316BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20170316BHJP
【FI】
   G06Q50/10
   G06F13/00 540R
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-518768(P2015-518768)
(86)(22)【出願日】2012年6月30日
(65)【公表番号】特表2015-528158(P2015-528158A)
(43)【公表日】2015年9月24日
(86)【国際出願番号】CN2012077984
(87)【国際公開番号】WO2014000293
(87)【国際公開日】20140103
【審査請求日】2015年1月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】504277388
【氏名又は名称】▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】胡 玉▲勝▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 晶
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 晋▲興▼
【審査官】 松田 直也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−003652(JP,A)
【文献】 特開2009−048380(JP,A)
【文献】 特開2001−290741(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0042718(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0010920(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0022704(US,A1)
【文献】 特開2007−128119(JP,A)
【文献】 特開2005−157965(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0177746(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 〜 99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク転送装置又はサーバによって実行される、ユーザ行動を取得するための方法であって、
ユーザ機器によって送信されるURL要求を取得するステップ(101)と
ェブクローラ技術を採用することによってターゲットウェブページを分析するステップであって、前記ターゲットウェブページのURLはユーザの手動操作によって呼び出されるURLとして認識され、前記ターゲットウェブページから開始して各ウェブページに埋め込まれたURLを連続的に抽出することによって得られる1つまたは複数のURLは、ユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に呼び出されるURLとして認識される、ステップと、
前記ユーザの手動操作によって呼び出される前記認識されたURLと、前記ユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に呼び出される前記認識されたURLとをデータベース内に格納するステップと、
前記URL要求内に含まれるURLが、前記データベース内の前記ユーザの手動操作によって呼び出される対応するURLに一致する場合、前記URL要求が前記ユーザによって能動的に開始されことを決定し、前記URL要求内に含まれる前記URLが、前記データベース内のユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に呼び出される対応するURLに一致する場合、前記URL要求が前記ユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に開始されたことを決定するステップ(102)と
を有する方法。
【請求項2】
ユーザの手動操作によって呼び出される前記認識されたURLとユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に呼び出される前記URLとの間のマッピングを前記データベース内に格納するステップ
をさらに有する請求項に記載の方法。
【請求項3】
ユーザ機器によって送信されるURL要求を取得する前記ステップは、
ブラウザのアドレスバーにURLを入力することによって前記ユーザによって能動的に開始されるとともに前記ユーザ機器によって送信されるURLを取得するステップか、
マウスを使用してウェブページ上のURLリンクをクリックすることによって前記ユーザによって能動的に開始されるとともに前記ユーザ機器によって送信されるURLを取得するステップか、
前記ユーザ機器が計算を介してURLを取得すると自動的に開始されるとともに前記ユーザ機器によって送信されるURLを取得するステップか、
前記ユーザ機器が直接URLを取得すると自動的に開始されるとともに前記ユーザ機器によって送信される前記URL要求を取得するステップか
を有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
ユーザ行動を取得するための装置であって、
ユーザ機器によって送信されるURL要求を取得するように構成される取得部(21)と
ェブクローラ技術を採用することによってターゲットウェブページを分析するとともにユーザの手動操作によって呼び出される認識されたURLと、ユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に呼び出される認識されたURLとをデータベース内に格納するように構成される認識部であって、前記ターゲットウェブページのURLは前記ユーザの手動操作によって呼び出されるURLとして認識され、前記ターゲットウェブページから開始して各ウェブページに埋め込まれたURLを連続的に抽出することによって得られる1つまたは複数のURLは、前記ユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に呼び出されるURLとして認識される、認識部と、
前記URL要求内に含まれるURLが、前記データベース内の前記ユーザの手動操作によって呼び出される対応するURLに一致する場合、前記URL要求が前記ユーザによって能動的に開始されことを決定し、前記URL要求内に含まれる前記URLが、前記データベース内のユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に呼び出される対応するURLに一致する場合、前記URL要求が前記ユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に開始されたことを決定するように構成される決定部(22)と
を有する装置。
【請求項5】
前記認識部はさらに、ユーザの手動操作によって呼び出される前記認識されたURLとユーザ機器によってユーザの手動操作なしに自動的に呼び出される前記URLとの間のマッピングを前記データベース内に格納するように構成される、請求項に記載の装置。
【請求項6】
前記取得部は具体的には、
ブラウザのアドレスバーにURLを入力することによって前記ユーザによって能動的に開始されるとともに前記ユーザ機器によって送信されるURLを取得するか、
マウスを使用してウェブページ上のURLリンクをクリックすることによって前記ユーザによって能動的に開始されるとともに前記ユーザ機器によって送信されるURLを取得するか、
前記ユーザ機器が計算を介してURLを取得すると自動的に開始されるとともに前記ユーザ機器によって送信されるURLを取得するか、
前記ユーザ機器が直接URLを取得すると自動的に開始されるとともに前記ユーザ機器によって送信される前記URL要求を取得する
ように構成される、請求項4または5に記載の装置。
【請求項7】
ユーザ行動を取得するためのシステムであって、ユーザ機器及び請求項乃至のいずれか1項に記載のユーザ行動を取得するための前記装置を有する、ユーザ行動を取得するためのシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術に関するとともに、特に、ユーザ行動を取得するための方法、装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユニフォームリソースロケータ(Uniform Resource Locator:URL)はまた、ウェブページアドレスとも呼ばれるとともに、インターネット(Internet)上の標準リソースアドレスである。ユーザ機器は通常、インターネットにアクセスするために、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル(Hyper Text Transfer Protocol:HTTP)を介してURLにアクセスする。ユーザ機器によって開始されたURLは、ユーザによって能動的に開始されたURLと、ユーザ機器によって自動的に開始されたURLとを有する。例えば、フレームベースのウェブページモードにおいては、ユーザがウェブページにアクセスするとき、ユーザ機器はURL要求を開始し、サーバは通常、ユーザ機器へのURLリンクを含むウェブページを提供し、ユーザ機器は、ウェブページを解析するとともに前記サーバ又は他のサーバへのURLリンクに対応するURL要求を自動的に開始する。ユーザの観点では、ウェブページのコンテンツを取得するために、ユーザは、ユーザ機器を介してURL要求を1つだけ開始する。しかしながら、ゲートウェイ及びルータのようなネットワーク転送装置及びサーバの観点では、ユーザ機器によって開始されるURL要求が複数受信されるとともに、これらのURL要求は、ユーザによって能動的に開始されるURLとユーザ機器によって自動的に開始されるURLとを有する。
【0003】
一般に、ネットワーク転送装置やサーバは、ユーザがURL要求を能動的に開始するという行動を取得するとともに、さらにユーザ行動を分析するために、ウェブページを解析することによって、ユーザ機器によって開始されたURLが、ユーザ機器によって自動的に開始されたURLかどうかを判断する。
【0004】
ネットワーク転送装置やサーバに対して、ウェブページを解析するために多量の計算リソース及びスループットが占有されなければならないとともに、長い時間がかかる。さらに、いくつかのURLリンクは、スクリプトプログラムが実行されるまで生成されることができないため、いくつかのURLは取得されないということを引き起こすとともに、ユーザがURL要求を能動的に開始するという行動を取得することに不正確な結果をもたらす。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様は、ユーザがURL要求を能動的に開始するという行動を迅速に且つ正確に取得するために、ユーザ行動を取得するための方法、装置及びシステムを提供する。
【0006】
1つの態様によると、ユーザ行動を取得するための方法が提供され、前記方法は、
ユーザ機器によって送信されるURL要求を取得するステップと、
URL要求内に含まれるURLが、データベース内のユーザによって能動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザによって能動的に開始されることを決定するステップであって、データベースは、ウェブクローラ技術を採用することによって認識される、ユーザによって能動的に開始されるURLを格納する、ステップと
を有する。
【0007】
他の態様によると、ユーザ行動を取得するための装置が提供され、前記装置は、
ユーザ機器によって送信されるURL要求を取得するように構成される取得部と、
URL要求内に含まれるURLが、データベース内のユーザによって能動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザによって能動的に開始されることを決定するように構成される決定部であって、データベースは、ウェブクローラ技術を採用することによって認識される、ユーザによって能動的に開始されるURLを格納する、決定部と
を有する。
【0008】
さらに他の態様によると、ユーザ機器及びユーザ行動を取得するための装置を有する、ユーザ行動を取得するためのシステムが提供される。
【0009】
技術的解決手段からわかるように、本発明の態様では、取得されたURL要求はデータベースに一致し、データベースはウェブクローラ技術を採用することによって認識される、ユーザによって能動的に開始されるURLを格納し、URL要求内に含まれるURLがデータベース内のユーザによって能動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザによって能動的に開始されることが決定されることができ、その結果ネットワーク転送装置又はサーバは、ユーザ行動をさらに分析するために、ユーザがURL要求を能動的に開始するという行動を迅速に且つ正確に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態における、又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では、実施形態又は従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡潔に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者はさらに、創造的努力なしにこれらの添付図面から他の図面を導出することができる。
【0011】
図1図1は、本発明の実施形態に係るユーザ行動を取得するための方法の概略的なフローチャートである。
図2図2は、本発明の他の実施形態に係るユーザ行動を取得するための装置の概略構成図である。
図3図3は、本発明のさらに他の実施形態に係るユーザ行動を取得するための装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の目的、技術的解決手段及び利点をより理解し易くするために、以下では、本発明の実施形態に基づく技術的解決手段が添付図面を参照して明確に且つ十分に説明される。明らかに、以下の説明における実施形態は単に、本発明の実施形態の全てではなく一部である。本発明の実施形態に基づいて、当業者によって創造的努力なしに取得される他の実施形態は全て、本発明の保護範囲に包含されるべきである。
【0013】
本発明の実施形態において提供されるユーザ行動を取得するための方法、装置及びシステムは、URLがネットワークリソースアドレスとして使用されるネットワークに適用可能である。本発明の実施形態では、ユーザによって能動的に開始される要求は、ユーザによって手動で開始されるURLを指し、例えば、ブラウザのアドレスバーにURLを入力することによってユーザによって能動的に開始されるURLや、マウスを使用してウェブページ上のURLリンクをクリックすることによってユーザによって能動的に開始されるURLや、同様のURLを指す。ユーザ機器によって自動的に開始されるURLは、サーバによって応答して返されるウェブページに基づいて、ユーザ機器がウェブページ上のURLを直接又は計算を介して取得した後、ユーザの手動操作なしに自動的に開始されるURLを指し、計算は、プログラムの実行を含む。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係るユーザ行動を取得するための方法の概略的なフローチャートである。図1に示されるように、本実施形態におけるユーザ行動を取得するための方法は、以下のステップを有する。
【0015】
101:ユーザ機器によって送信されるURL要求を取得する。
【0016】
102:URL要求内に含まれるURLが、データベース内のユーザによって能動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザによって能動的に開始されることを決定し、データベースは、ウェブクローラ技術を採用することによって認識される、ユーザによって能動的に開始されるURLを格納する。
【0017】
101及び102の実行者は、ネットワーク転送装置又はサーバを含むが限定はされないことが留意されるべきである。ネットワーク転送装置は、ユーザ機器及びサーバ間で情報を転送する中間装置を指し、例えば、ゲートウェイやルータ、又は同様の装置を指す。
【0018】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、実行者としての役目をするゲートウェイが例として使用される。ユーザ機器によって送信されるURL要求を受信した後、ゲートウェイは、URL要求内に含まれるURLを取得するために、ディープ・パケット・インスペクション技術に基づいて、URL要求内のパケットを解析する。
【0019】
URLが使用されるネットワーク上では、URL要求は、ユーザによって能動的に開始されるか、又はユーザ機器によって自動的に開始されてよい。
【0020】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、101では、具体的には、ブラウザのアドレスバーにURLを入力することによってユーザによって能動的に開始されるとともにユーザ機器によって送信されるURLが取得されてもよい。
【0021】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、101では、具体的には、マウスを使用してウェブページ上のURLリンクをクリックすることによってユーザによって能動的に開始されるとともにユーザ機器によって送信されるURLが取得されてもよい。
【0022】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、101では、具体的には、ユーザ機器が計算を介してURLを取得するときに自動的に開始されるとともにユーザ機器によって送信されるURLが取得されてもよい。ウェブページ上のURLは、ウェブページ上のプログラムを実行することによる計算を介して取得されてもよい。
【0023】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、101では、具体的には、ユーザ機器が直接URLを取得するときに自動的に開始されるとともにユーザ機器によって送信されるURLが取得されてもよい。URLは、正規表現と一致することによってウェブページから直接取得されてもよい。
【0024】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、102の前に、ターゲットウェブページは、ユーザによって能動的に開始されるURLを認識するために、さらにウェブクローラ技術を採用することによって分析されてもよい。そしてその後、ユーザによって能動的に開始される認識されたURLは、データベース内に格納される。
【0025】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、102の前に、ターゲットウェブページは、ユーザ機器によって自動的に開始されるURLを認識するために、さらにウェブクローラ技術を採用することによって分析されてもよい。そしてその後、ユーザ機器によって自動的に開始される認識されたURLは、データベース内に格納される。それに応じて、101の後さらに、URL要求内に含まれるURLが、データベース内のユーザ機器によって自動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザ機器によって自動的に開始されることを決定するステップを有してもよい。
【0026】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、マッピングに基づくウェブページアクセスのサービス品質に基づいて、評価を実行するために、ユーザによって能動的に開始される認識されたURLとユーザ機器によって自動的に開始されるURLとの間のマッピングはさらに、データベース内に格納されてもよい。
【0027】
本実施形態では、ウェブクローラ技術は、自動的にウェブページを検索するためのプログラムである。指定されたドメイン名を使用することによって、プログラムは、1つ又は複数のターゲットウェブページのURL(すなわち、シードウェブページのURL)から開始して、ターゲットウェブページ上のURLを取得する。ウェブページを取得するプロセスでは、新しいURLは連続的に現在のページから抽出されるとともに、キューに配置される。各URLに対応するウェブページの抽出動作を介して、2つのタイプのURLが認識されてもよい。1つのタイプは、URLに対応するウェブページが、ユーザの能動的なクリックを介してのみ取得されることができるURLである。他のタイプは、URLに対応するウェブページが、フレームベースのウェブページモードで直接ロードされるURLである。具体的には、ウェブクローラの一般的な動作は、以下を有してもよい。
【0028】
ウェブページ上のURL、すなわち、ターゲットウェブページはシードとして決定されるとともに、シードウェブページから開始して、シードウェブページのコンテンツが取得される。このとき、シードウェブページ上のURLは、ユーザによって能動的に開始されるURLとして認識される。フレーム内に埋め込まれたURLは、シードウェブページ全体を取得するためにトリガされてもよいとともに、これらのURLは、ユーザ機器によって自動的に開始されるURLとして認識される。ウェブページ上のコンテンツは分析して戻されるとともに、ウェブページ上のURLは、ユーザが能動的にアクセスする新しいURLとして取得され認識される。前述の処理は、アクセス可能なURLがそれ以上存在しなくなるまで繰り返される。
【0029】
前記ウェブクローラ技術は具体的には、幅優先、深さ優先又は無限ループ防止アクセスのような技術を有してもよいとともに、ここではさらに詳細は説明されない。
【0030】
本実施形態では、取得されたURL要求はデータベースに一致し、データベースはウェブクローラ技術を採用することによって認識される、ユーザによって能動的に開始されるURLを格納し、URL要求内に含まれるURLがデータベース内のユーザによって能動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザによって能動的に開始されることが決定されることができ、その結果ネットワーク転送装置又はサーバは、ユーザ行動をさらに分析するために、ユーザがURL要求を能動的に開始するという行動を迅速に且つ正確に取得することができる。例えば、ホットリンクのクリック数は、ユーザによって能動的に開始されるURLに基づいて分析されてもよい。他の例では、ユーザのURLアクセスログの記憶領域を低減するために、ユーザによって能動的に開始されるURLが記録されてもよい。
【0031】
上述の方法の実施形態は、説明の簡潔さのために一連の処理として表現されているが、いくつかのステップは、本発明に基づいて、他の順序で実行されるか、又は同時に実行されてもよいため、本発明が説明される処理の順序に限定されないことは当業者には理解されるべきであることは、留意されるべきである。次に、当業者はまた、明細書内で説明される実施形態は例示的な実施形態であるとともに、繰り返されるアクション及びモジュールは、本発明にとって必須ではないことを理解すべきである。
【0032】
前述の実施形態では、実施形態の説明は、異なる強調を有し、1つの実施形態における詳細で説明されない部分に対して、他の実施形態の関連する説明が参照されてもよい。
【0033】
図2は、本発明の他の実施形態に係るユーザ行動を取得するための装置の概略フローチャートである。図2に示されるように、本実施形態におけるユーザ行動を取得するための装置は、取得部21と決定部22とを有してもよい。取得部21は、ユーザ機器によって送信されるURL要求を取得するように構成され、決定部22は、URL要求内に含まれるURLが、データベース内のユーザによって能動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザによって能動的に開始されることを決定するように構成され、データベースは、ウェブクローラ技術を採用することによって認識される、ユーザによって能動的に開始されるURLを格納する。
【0034】
URLが使用されるネットワーク上では、URL要求は、ユーザによって能動的に開始されるか、又はユーザ機器によって自動的に開始されてよい。
【0035】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、取得部21は、具体的には、ブラウザのアドレスバーにURLを入力することによってユーザによって能動的に開始されるとともにユーザ機器によって送信されるURLを取得してもよい。
【0036】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、取得部21は、具体的には、マウスを使用してウェブページ上のURLリンクをクリックすることによってユーザによって能動的に開始されるとともにユーザ機器によって送信されるURLを取得してもよい。
【0037】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、取得部21は、具体的には、ユーザ機器が計算を介してURLを取得すると自動的に開始されるとともにユーザ機器によって送信されるURLを取得してもよい。ウェブページ上のURLは、ウェブページ上のプログラムを実行することによる計算を介して取得されてもよい。
【0038】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、取得部21は、具体的には、ユーザ機器が直接URLを取得すると自動的に開始されるとともにユーザ機器によって送信されるURL要求を取得してもよい。URLは、正規表現と一致することによってウェブページから直接取得されてもよい。
【0039】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、図3に示されるように、本実施形態において提供されるユーザ行動を取得するための装置はさらに、ウェブクローラ技術を採用することによってターゲットウェブページを分析し、ユーザ機器によって自動的に開始されるURLを認識し、ユーザ機器によって自動的に開始される認識されたURLをデータベース内に格納するように構成される認識部31を有してもよい。
【0040】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、認識部31はさらに、ユーザ機器によって自動的に開始されるURLを認識するために、ウェブクローラ技術を採用することによってターゲットウェブページを分析するとともに、ユーザ機器によって自動的に開始される認識されたURLをデータベース内に格納してもよい。これに対応して、決定部22はさらに、URL要求内に含まれるURLが、データベース内のユーザ機器によって自動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザ機器によって自動的に開始されることを決定するように構成されてもよい。
【0041】
あるいは、本実施形態の代替の実施方式では、認識部31はさらに、マッピングに基づいたウェブページアクセスのサービス品質に基づく評価を可能にするために、ユーザによって能動的に開始される認識されたURLとユーザ機器によって自動的に開始されるURLとの間のマッピングをデータベース内に格納してもよい。
【0042】
本実施形態では、決定部は、取得部によって取得されるURL要求とデータベースを一致させ、データベースは、ウェブクローラ技術を採用することによって認識された、ユーザによって能動的に開始されるURLを格納する。URL要求内に含まれるURLがデータベース内のユーザによって能動的に開始される対応するURLに一致する場合、URL要求がユーザによって能動的に開始されることが決定されることができ、その結果ネットワーク転送装置又はサーバは、ユーザ行動をさらに分析するために、ユーザがURL要求を能動的に開始するという行動を迅速に且つ正確に取得することができる。
【0043】
本発明の他の実施形態は、ユーザ機器及び図2に対応する実施形態か、又は図3に対応する実施形態のいずれかにおいて提供されるユーザ行動を取得するための装置を有する、ユーザ行動を取得するためのシステムを提供する。
【0044】
簡便な及び簡潔な説明という目的のために、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスに対して、方法の実施形態における対応するプロセスが参照されてもよいとともに、従って、さらなる詳細はここでは提供されないことは、当業者によって明確に理解されることができる。
【0045】
本願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置及び方法は他の方法で実施されてもよいことは理解されるべきである。例えば、説明される装置の実施形態は、単に例示的なものである。例えば、ユニット分割は単に、論理的機能分割であるとともに、実際の実施においては他の分割がなされてもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素は、組み合わされるか又は他のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されるか又は実行されなくてもよい。さらに、示される又は説明される結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを介して達成されてもよいとともに、装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0046】
別々の構成要素として説明されるユニットは、物理的に分離されていてもされていなくてもよい。ユニットとして示される構成要素は、物理的なユニットであってもなくてもよく、すなわち、構成要素は、統合されるか、又は複数のネットワークユニットに分配されてもよい。一部又は全てのモジュールは、実際の要求に基づく実施形態の解決手段の目的を達成するために選択されてもよい。
【0047】
さらに、本発明の各実施形態に基づく様々な機能ユニットは、1つの処理モジュール内に統合されてもよいし、又は様々な別々の物理的なユニットとして存在してもよく、又は2つ又はそれ以上のユニットもまた、1つのユニット内に統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアを介して実装されてもよいし、又はソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。
【0048】
ソフトウェア機能ユニットの形態で実装された統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体内に格納されてもよい。ソフトウェア機能ユニットは、1つの記憶媒体内に格納されるとともに、本発明の実施形態において説明される方法の一部のステップを実行するために、コンピュータ機器(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク機器)に命令するためのいくつかの命令を有する。記憶媒体は、フラッシュディスク、モバイルハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを格納可能な様々なメディアを有する。
【0049】
最後に、上述の実施形態は単に、本発明の技術的解決手段を説明するために提供されるが、本発明を限定するものではないことは留意されるべきである。本発明は、実施形態を参照して詳細に説明されてきたが、そのような修正又は置換が、対応する技術的解決手段の本質を本発明の範囲から逸脱させない限り、実施形態において説明される技術的解決手段に修正が行われることができ、又は技術的解決手段におけるいくつかの技術的特徴に同等置換が行われることができることが当業者によって理解されるべきである。
【符号の説明】
【0050】
21 取得部
22 決定部
31 認識部
図1
図2
図3