【文献】
前橋 覚 他,ビジター向けブロードバンドネットワークサーバの開発,NTT DoCoMoテクニカル・ジャーナル,2006年10月 1日,第14巻,第3号,p.77〜79
【文献】
岡 利幸 他,IP系接続サービス提供におけるユーザ毎の帯域制御ポリシーと制御方法に関する一考察,電子情報通信学会技術研究報告,日本,2000年10月19日,第100巻,第393号,p.31〜36
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記接続パラメータは、前記第1の契約者デバイスに関する位置を示す位置識別子を含み、前記ネットワーク識別子を関連付けるステップは、前記位置識別子と、ユーザ選択されたほかの少なくとも1つの接続パラメータとに基づく、請求項1に記載の方法。
ネットワークシステムに接続された複数の契約者デバイスを有する契約者の帯域幅を管理するよう構成された、前記ネットワークシステムであって、前記ネットワークシステムは、
複数の契約者デバイスを外部ネットワークに接続するよう構成されたゲートウェイデバイスであって、コンピュータプロセッサおよび1つ以上のネットワークポートを含む、前記ゲートウェイデバイスと、
前記複数の契約者デバイスのサブセットに関連するグループ帯域幅ポリシーに関するデータを記憶する認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サーバであって、前記グループ帯域幅ポリシーは、前記複数の契約者デバイスの前記サブセットに利用可能なネットワーク帯域幅の量を特定し、ネットワーク帯域幅の前記量は、ローカルネットワークシステムに利用可能な合計帯域幅から割り当てられる、前記AAAサーバと、
を含み、
前記ゲートウェイデバイスは、前記複数の契約者デバイスの前記サブセットに含まれる第1の契約者デバイスから通信リクエストを受信すると、認証情報のリクエストを前記AAAサーバに伝送するよう構成されており、前記リクエストは、前記第1の契約者デバイスに関連するネットワーク識別子を含み、
前記AAAサーバは、認証情報の前記リクエストに応答して、前記第1の契約者デバイスが前記グループ帯域幅ポリシーに関連することを、前記第1の契約者デバイスに関連する前記ネットワーク識別子に少なくとも一部基づいて判断するよう構成されており、前記AAAサーバは、前記ゲートウェイデバイスに、前記グループ帯域幅ポリシーに関する前記データを含む認証レスポンスを伝送するようさらに構成されており、
前記ゲートウェイデバイスは、前記複数の契約者デバイスの前記サブセットのために外部ネットワークに情報を送信する前に、または、外部ネットワークから情報を受信した後に、前記グループ帯域幅ポリシーに関連する前記複数の契約者デバイスの前記サブセットの何れかに関連するデータのパケットのキューイングまたは遅延またはドロップを行うようさらに構成され、
前記パケットのキューイングまたは遅延またはドロップは、
前記グループ帯域幅ポリシーに関する前記データと、
前記複数の契約者デバイスの前記サブセットに利用可能なネットワーク帯域幅の前記量と、前記グループ帯域幅ポリシーに関連する契約者デバイスによって使用されている全てのネットワーク帯域幅との比較と、
に基づいて行われる、ネットワークシステム。
前記ネットワークシステムは、前記契約者デバイスとの登録手続きを完了するよう構成されたポータルページサーバをさらに含み、前記AAAサーバは、前記契約者デバイスが前記グループ帯域幅ポリシーに関連することを、前記登録手続きに応答して前記ポータルページサーバによって記憶されたデータに少なくとも一部基づいて判断するよう構成されており、前記データは、前記契約者デバイスに関連する位置識別子を含む、請求項3に記載のネットワークシステム。
前記ゲートウェイデバイスは、前記契約者デバイスから受信される1つ以上のパケットをキューイングおよび/またはドロップすることによって、前記契約者デバイスに利用可能な前記帯域幅を制限するようさらに構成されている、請求項3に記載のネットワークシステム。
前記デバイスネットワーク識別子は、MACアドレスを含み、前記方法は、前記複数のネットワークデバイスそれぞれに関する位置を示す位置識別子と、前記単一のネットワークアクセス契約とを関連付けるステップをさらに含み、前記位置識別子は、部屋番号を含む、請求項6に記載の方法。
ユーザデバイスと、前記単一のネットワーク契約とを関連付けることは、ユーザデバイスの位置と、前記単一のネットワーク契約に関連する、ユーザ選択された帯域幅レベルのインジケーションとにさらに基づく、請求項8に記載のネットワークシステム。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、ネットワーク管理システムが、複数のデバイス間で共有可能な帯域幅のセクションを割り当てることができるようして、上記の問題の解決策を提供する。例えば、前述の旅客は、単一のネットワーク契約を購入することができ、この契約は、その契約者に特定量の帯域幅を割り当てる。その後、旅客は、自身のラップトップ用に帯域幅のすべてを使用することを選択するか、または、自身のほかのネットワーク対応デバイスを契約に追加して、割り当てられた帯域幅を共有させることができる。その結果、ネットワークは、含まれるデバイスすべてによって任意の時点で使用される総帯域幅が、旅客の帯域幅の最大量を超過しないように、旅客のデバイスすべてを管理する。デバイス間の帯域幅の割り当ては、ネットワーク管理により動的に実行可能である。または、ネットワークユーザ(例えば旅客)が、割り振られた帯域幅を、自身の契約に入っているデバイス間に割り当てることを選択することができる。ある実施形態では、ユーザは、次にユーザが契約を購入したときに自身のデバイスすべてが認識され、再びそれぞれのデバイスを許可しなくて済むように、いくつかのデバイスと、アカウントとを関連付けることができる。
【0005】
本開示はさらに、ネットワーク運用者が、複数の契約者(例えば、カンファレンスの出席者、シーズンチケット所持者)に供給されるイベント(例えば、カンファレンス、野球の試合)に割り振られる合計帯域幅を制限する方法を記載する。例えば、コンベンションセンターで運用されるネットワーク通信システムについて考える。カンファレンスの主催者は、出席者にネットワークアクセスを提供することを望むかもしれない。ホテルのネットワーク運用者と同様に、コンベンションセンターのネットワーク運用者は、それぞれの出席者に帯域幅を割り当てることができる。一般にこの解決策は、煩雑であり、イベントに割り当てられた帯域幅を契約者のグループのために割り当てるのではなく、同じ帯域幅をそれぞれの出席者に付与することを伴うのが通常である。本開示は、カンファレンスの主催者が、出席者をグループにまとめて、出席者間に帯域幅のブロックを割り当てることができるようにするシステムを提供する。例えば、一般参加者は、プールされて共有される帯域幅のブロックに割り当てられるとよく、その一方で、カンファレンスの発表者またはVIPは、概してユーザ毎により大きな帯域幅を提供する、第2の帯域幅のブロックに割り当てられる。
【0006】
本開示に記載される主題の革新的な一側面は、信号を受信することと、信号とホストとを関連付けることと、ホストのグループポリシーを特定することと、ホストのグループポリシーに従って信号を変換することと、ホストのグループポリシーに従って信号を伝送することとを含む、通信システムネットワークを管理する方法において実装可能である。
【0007】
ある実施形態は、コンピューティングシステムによって実行される、帯域幅を管理する方法である。システムは、契約者デバイスに関連する、ユーザ選択された接続パラメータを受信する。システムは、契約者デバイスのネットワーク識別子と、グループ帯域幅ポリシーとを、ユーザ選択された接続パラメータに基づいて関連付ける。システムは、コンピュータ可読ストレージ媒体に、グループ帯域幅ポリシーに関連するパラメータを、契約者デバイスのネットワーク識別子に関連して記憶する。システムは、ゲートウェイデバイスにて、契約者デバイスからネットワーク通信データを受信する。システムは、ゲートウェイデバイスにて、ネットワーク通信データに利用可能な帯域幅を、グループ帯域幅ポリシーに関連する記憶されたパラメータに基づいて制限する。
【0008】
ある実施形態では、ネットワーク識別子は、契約者デバイスのMACアドレスを含む。
【0009】
ある実施形態では、グループ帯域幅ポリシーに関連するパラメータは、グループ帯域幅ポリシー識別子、アップリンク帯域幅、およびダウンリンク帯域幅を含む。
【0010】
ある実施形態では、システムは、第2の契約者デバイスの第2のネットワーク識別子と、グループ帯域幅ポリシーとを関連付ける。システムは、契約者デバイスおよび第2の契約者デバイスに利用可能な帯域幅を、グループ帯域幅ポリシーに関連する記憶されたパラメータに基づいて制限する。
【0011】
ある実施形態では、ユーザ選択された接続パラメータは、ポータルページサーバにて受信される。
【0012】
ある実施形態は、ネットワークシステムに接続された複数の契約者デバイスを有する契約者の帯域幅を管理するよう構成された、ネットワークシステムである。ネットワークシステムは、複数の契約者デバイスを外部ネットワークに接続するよう構成されたゲートウェイデバイスを含む。ゲートウェイデバイスは、コンピュータプロセッサおよび1つ以上のネットワークポートを含む。ネットワークシステムは、契約者デバイスのサブセットに関連するグループ帯域幅ポリシーに関するデータを記憶する認証、許可、およびアカウンティング(AAA:Authentication, Authorization, and Accounting)サーバを含む。ゲートウェイデバイスは、契約者デバイスから通信リクエストを受信すると、認証情報のリクエストをAAAサーバに伝送するよう構成されている。リクエストは、契約者デバイスに関連するネットワーク識別子を含む。AAAサーバは、認証情報のリクエストに応答して、契約者デバイスがグループ帯域幅ポリシーに関連することを、契約者デバイスに関連するネットワーク識別子に少なくとも一部基づいて判断するよう構成されており、AAAサーバは、ゲートウェイデバイスに、グループ帯域幅ポリシーに関するデータを含む認証レスポンスを伝送するようさらに構成されている。ゲートウェイデバイスは、グループ帯域幅ポリシーに関するデータに基づき、かつグループ帯域幅ポリシーに関連するほかの契約者デバイスによって使用されている帯域幅にさらに基づき、契約者デバイスに利用可能な帯域幅を制限するようさらに構成されている。
【0013】
ある実施形態では、ゲートウェイデバイスおよびAAAサーバは、単一のデバイス内に収容されている。
【0014】
ある実施形態では、ゲートウェイデバイスおよびAAAサーバは、別々のデバイスである。
【0015】
ある実施形態では、ネットワークシステムは、契約者デバイスとの登録手続きを完了するよう構成されたポータルページサーバをさらに含む。AAAサーバは、契約者デバイスがグループ帯域幅ポリシーに関連することを、登録手続きに応答してポータルページサーバによって記憶されたデータに少なくとも一部基づいて判断するよう構成されている。
【0016】
ある実施形態では、認証情報のリクエストは、RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service:リモート認証ダイヤルインユーザサービス)またはDiameterプロトコルリクエストを含み、認証レスポンスは、RADIUSまたはDiameterプロトコルレスポンスを含む。
【0017】
ある実施形態では、ゲートウェイデバイスは、契約者デバイスから受信される1つ以上のパケットをキューイングすることによって、契約者デバイスに利用可能な帯域幅を制限するようさらに構成されている。
【0018】
ある実施形態は、ネットワーク対応コンピュータのグループと、ネットワークアクセス契約とを関連付ける方法である。システムは、複数のネットワークデバイスそれぞれのデバイスネットワーク識別子と、単一のネットワークアクセス契約とを関連付ける。システムは、利用可能な帯域幅のサブセットを、単一のネットワークアクセス契約に割り当てる。システムは、複数のネットワークデバイスにネットワークアクセスを提供する。複数のネットワークデバイスは、利用可能な帯域幅の割り当てられたサブセットを共有する。
【0019】
ある実施形態では、デバイスネットワーク識別子は、MACアドレスを含む。
【0020】
ある実施形態では、利用可能な帯域幅のサブセットは、利用可能なアップリンク帯域幅のサブセットおよび利用可能なダウンリンク帯域幅のサブセットを含む。
【0021】
ある実施形態では、本方法は、ゲートウェイデバイスを含むネットワークシステムにて実行される。複数のデバイスは、ネットワークシステムに接続され、複数のネットワークデバイスは、複数のネットワークデバイスから受信されるデータパケットの伝送をゲートウェイデバイスが遅延させることによって、利用可能な帯域幅の割り当てられたサブセットを共有する。
【0022】
ある実施形態では、複数のネットワークデバイスそれぞれのデバイスネットワーク識別子と、単一のネットワークアクセス契約とを関連付けるステップは、コンピュータ可読ストレージに、複数のネットワークデバイスそれぞれのデバイスネットワーク識別子を、単一のネットワークアクセス契約の識別子に関連して記憶するステップを含む。
【0023】
ある実施形態は、複数のデバイスと、単一のネットワーク契約とを関連付けるネットワークシステムである。システムは、複数のユーザデバイスと通信するための1つ以上のデバイス側インターフェースを含む。システムは、広域ネットワークと通信するための1つ以上のネットワーク側インターフェースを含む。システムは、複数のユーザデバイスのうちの少なくとも2つと、単一のネットワーク契約とを関連付けるよう構成された1つ以上のプロセッサを含む。ネットワーク契約は、利用可能な帯域幅のサブセットを提供し、利用可能な帯域幅のサブセットは、複数のユーザデバイスのうちの少なくとも2つによって共有される。
【0024】
ある実施形態では、システムは、複数のユーザデバイスのうちの少なくとも1つから登録データを受信するよう構成されたポータルページサーバをさらに含む。ポータルページサーバは、1つ以上のプロセッサに、複数のユーザデバイスのうちの少なくとも1つと、単一のネットワーク契約との関連付けを、受信された登録データに基づいて行わせるよう構成されている。
【0025】
ある実施形態では、1つ以上のプロセッサは、複数のユーザデバイスのうちの少なくとも2つから1つ以上のデバイス側インターフェースにて伝送または受信されるデータの帯域幅を、単一のネットワーク契約に関連する、ユーザ選択された帯域幅レベルのインジケーションに少なくとも一部基づいて、制限するようさらに構成されている。
【0026】
ある実施形態では、1つ以上のプロセッサは、ユーザデバイスが切断したという判断に応答して、単一のネットワーク契約からユーザデバイスの関連付けを解除するようさらに構成されている。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本明細書に記載される主題の実施形態の詳細を、ここに記載する。本記載、図面、および特許請求の範囲から、ほかの特徴、側面、および利点が明らかになる。
【0029】
実施形態において、「登録」とは、購入されるサービスの実体である。登録の例としては、1)個々の契約者による、選択された期間のネットワークアクセスの購入、および2)契約者のグループにより共有されるイベント(例えばカンファレンス、野球の試合)のためのネットワークアクセスの購入が挙げられる。
【0030】
実施形態において、「セッション」とは、単一の契約者デバイスに対するネットワークアクセスの許可である。例えば、登録は、1)個々の契約者に対し、複数のセッションを作成できるよう許可してもよく、または2)契約者のグループが同じ証明書を使用して認証することを許可してもよい。
【0031】
図1は、本発明のある実施形態において使用されるコンピューティングシステムのブロック図である。システムは、ゲートウェイデバイス101、認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サーバ102、ならびにポータルページサーバ103を含むとよい。システムは、1つ以上のネットワーク108、ならびに1つ以上の契約者デバイス106に接続されるとよい。システムはさらに、グループ帯域幅ポリシーデータ104および登録データ105など、1つ以上のデータソースを含むとよい。様々な実施形態において、ゲートウェイデバイス101、AAAサーバ102、およびポータルページサーバ103などのコンピューティングデバイスは、単一のデバイスに収容されても、または別々のデバイスに収容されても、またはその任意の組み合わせとされてもよい。ユーザアカウント情報を受信および/または提供する資産管理システム(PMS:Property Management System)など、さらなるコンポーネントが含まれてもよい。
【0032】
ある実施形態では、システムの各デバイスは、ゲートウェイデバイス101を介してインターネットなどの外部ネットワーク108に接続されているローカルエリアネットワーク(LAN:local area network)を介して接続される。ほかの実施形態では、システムの1つ以上のコンポーネントが、ローカルエリアネットワークの外部にあってもよい。例えば、ポータルページサーバ103および/またはAAAサーバ102は、インターネットを介して外部接続されてもよい。さらに、様々な実施形態において、システムの各コンポーネントは、広域ネットワーク、仮想プライベートネットワーク、企業イントラネット、または同様のものなど、異なるタイプのネットワーク上で動作し得る。
【0033】
ゲートウェイデバイス101は、例えば外部ネットワーク108への接続性など、様々なネットワークサービスを契約者デバイス106に提供する。様々な実施形態において、ゲートウェイデバイスは、単一のデバイスまたは複数のデバイスを含み得る。ゲートウェイデバイス101により提供され得るサービスの一部は、参照により本願明細書に組み込んだものとする、米国特許第7,194,554号に記載されている。ある実施形態では、そうしたサービスの任意のサブセット、またはその他任意のサービスが提供され得る。
図1の実施形態では、ゲートウェイデバイスは、契約者デバイス106と、外部ネットワーク108との間に位置する。ほかの実施形態では、ゲートウェイデバイスは、異なるネットワークトポロジに配置されてもよく、契約者デバイス106と外部ネットワーク108との間に位置しなくてもよい。例えば、中間ネットワークデバイスが、契約者デバイス106と外部ネットワーク108とを接続するために使用されてもよく、その中間ネットワークデバイスは、一部または全部のネットワーク通信をゲートウェイデバイス101に伝達してもよい。したがって、ゲートウェイデバイスは、必ずしもコンピュータネットワークの技術分野で理解される「ゲートウェイ」に限定されず、必ずしも単一のデバイスに限定されない。一部の実施形態では、本願明細書に記載されるゲートウェイの機能性は、分散したデバイスのグループまたはネットワークシステムにより共有可能である。
【0034】
ある実施形態では、ゲートウェイデバイス101は、1つ以上のグループ帯域幅ポリシーに従って、契約者デバイス106に利用可能な帯域幅を制限するよう構成される。「グループ帯域幅ポリシー」は、複数の契約者デバイスのためのユーザ選択された帯域幅またはサービス品質を、契約者が購入すること、またはその他の形で取得することを可能にする。例えば、ラップトップ、携帯電話、タブレットコンピュータ、および同様のものなど、1つ以上のネットワークデバイスを有する契約者は、契約者のデバイスすべてに全体が割り当てられる特定量の帯域幅を購入するとよい。ゲートウェイデバイス101は、参照により本願明細書に組み込んだものとする米国特許第7,739,383号に詳細に記載されている、パケット遅延、キューイング、および/またはドロップ手法を、帯域幅を制限するために採用してもよい。
【0035】
ある実施形態では、グループ帯域幅ポリシーまたはその他帯域幅ポリシーの結果として生じる帯域幅制限は、ユーザ選択に基づき、これは、利用可能な合計帯域幅とは無関係であってもよい。例えば、ゲートウェイデバイス101は、ネットワーク108および契約者デバイス106と、10Mbpsの速度で通信できてもよい。帯域幅制限が存在しなければ、契約者デバイス106は、10Mbpsの最高速度でネットワーク108と通信できるであろう。しかし、契約者デバイスが、2Mbpsの速度に制限されているグループ帯域幅ポリシーに関連付けられている場合、その契約者デバイスは、それ以上の帯域幅が利用可能であっても、2Mbpsに制限されるとよい。
【0036】
ある実施形態では、2Mbpsに制限されたグループ帯域幅ポリシーに2つ以上のデバイスが関連付けられている場合、それら2つのデバイスに利用可能な合計帯域幅は、それ以上の帯域幅が利用可能であっても2Mbpsとなり、したがって、一方のデバイスが1.5Mbpsの帯域幅を使用していれば、もう一方は、最大0.5Mbpsに制限されることになる。ある実施形態では、グループ帯域幅ポリシーに関連付けられている契約者デバイスに利用可能な帯域幅は、システムの容量および制約が原因でさらに制限されてもよい。例えば、2Mbpsの別々の帯域幅ポリシーにそれぞれ関連付けられている契約者デバイスが10あり、ネットワークが合計10Mbpsに制限されている場合、ゲートウェイデバイス101またはその他のネットワークシステムコンポーネントは、それぞれの契約者デバイスに1Mbpsを割り当てることを決定してもよく、または、ネットワーク使用量、サービス品質パラメータ、ユーザにより購入されたサービスレベル、または同様のものに従って、ほかの何らかの割り当てを付与してもよい。
【0037】
本開示は、グループの最小および最大アップストリーム帯域幅を管理するためのグループ帯域幅ポリシーを含む実装を提示するが、当然のことながら、グループ帯域幅ポリシーは、これらの特徴に制限されない。グループ帯域幅ポリシーは、公平性加重値(fairness weights)、優先度、差別化サービスコードポイントなど、ほかのサービス品質関係のパラメータを含み得ると予想される。
【0038】
ある実施形態では、ゲートウェイデバイス101は、認証プロセスの間に、契約者デバイス106に関連付けられるグループ帯域幅ポリシーについての情報を取得する。ゲートウェイデバイス101に接続されたそれぞれの契約者デバイス106は、グループ帯域幅ポリシーに関連付けられてもよい。代わりに、契約者デバイス106は、個別の帯域幅ポリシーまたはその他何らかのポリシーに関連付けられてもよく、または何らのポリシーにも関連付けられないことさえもあり得る。適切な帯域幅ポリシー情報は、ゲートウェイデバイス101によってAAAサーバ102から取得されるとよい。さらに、ゲートウェイデバイスは、グループ帯域幅ポリシーに関する情報をデータリポジトリ104に記憶するとよい。ほかの帯域幅情報ならびにほかの契約者情報が、リポジトリ104に記憶されてもよく、リポジトリ104は、ゲートウェイデバイスの内部にあっても、外部にあってもよい。
【0039】
AAAサーバ102は、認証および契約者情報データを、ゲートウェイデバイス101など、システムのほかのコンポーネントに提供する。AAAサーバ102は、これらのコンポーネントと、任意数の標準および/またはプロプライエタリネットワークプロトコルを介して通信し得る。様々な実施形態において、AAAサーバ102は、リモート認証ダイヤルインユーザサービス(RADIUS)プロトコル、Diameterプロトコル、XMLプロトコル、および/または同様のものを使用して、ゲートウェイデバイス101と通信する。したがって、ゲートウェイデバイス101は、契約者デバイス106に関する認証情報のリクエストをAAAサーバ102に伝送するとよい。それに応答して、AAAサーバ102は、グループ帯域幅ポリシー情報を含む契約者情報をゲートウェイデバイス101に提供するとよい。
【0040】
AAAサーバ102によって提供されるグループ帯域幅ポリシー情報は、登録データリポジトリ105などのデータソースから得られてもよい。このデータリポジトリは、契約者登録についての情報を含むとよい。例えば、ある実施形態では、契約者は、その契約者によって使用される複数のコンピューティングデバイス用に、特定レベルの帯域幅またはサービスを購入し得る。契約者によって購入されたサービスパッケージについての情報が、登録リポジトリ105に記憶されるとよい。こうして、契約者の購入情報が、AAAサーバ102によって取得され、特定の契約者に関連する契約者デバイス106の適切なグループ帯域幅ポリシーを判断するために使用されるとよい。
【0041】
ある実施形態では、データリポジトリ104および/または105が、メモリ、またはそのほかストレージドライブなどの一時的でないコンピュータ可読媒体に維持されるとよい。データは、例えば、リレーショナルデータベースまたはデータファイル(例えばXML)のフォーマットとされるとよい。ある実施形態では、データリポジトリ104および/または105は、グループ帯域幅ポリシーのインデックス付きの集合を特徴としてもよい。同じグループ帯域幅ポリシー識別子を共有するすべての契約者が、同じグループに属する。
【0042】
ある実施形態では、システムは、契約者デバイスが、複数のグループ帯域幅ポリシー、グループ帯域幅ポリシーおよび個別の帯域幅ポリシー、ならびに同様のものなど、1つ以上の帯域幅制限グループに関連付けられることを可能にする。複数のグループ間の競合は、設定可能な形で解決されるとよい。例えば、システムは、契約者デバイスに関連付けられている複数のグループの中から最も低い帯域幅設定を使用するよう設定されてもよく、または、個別の帯域幅ポリシーよりもグループ帯域幅ポリシーを優先するように、もしくはその逆に設定されてもよく、または、ユーザにポリシーを選択するよう促すよう設定されてもよく、または同様に設定されてもよい。
【0043】
ポータルページサーバ103は、契約者に、認証および/または登録サービスを提供するとよい。例えば、ネットワークアクセスを購入したい、またはその他の形で取得したい契約者は、認証情報、支払情報、ホテルの部屋の情報、または同様のものなどの情報をポータルページサーバ103に伝達するとよい。ポータルページサーバ103は、この情報を使用して、契約者に関する、帯域幅レベルなどの適切なサービスレベルを判断し、そのサービスレベルに関する情報を登録リポジトリ105に記憶するとよい。
【0044】
ある実施形態では、契約者デバイス106は、契約者デバイス106が外部ネットワークまたはネットワーク位置に接続しようと試行すると発生するリダイレクト手続き(redirection procedure)に応答して、ポータルページサーバ103にアクセスする。そのようなリダイレクトのプロセスの1つは、参照により本願明細書に組み込んだものとする、米国特許第7,194,554号に詳細に記載されている。
【0045】
ゲートウェイデバイス101、AAAサーバ102、および/またはポータルページサーバ103などのシステムのコンポーネントは、システムの管理者が、システムの使用についての情報を判断できるように、管理インターフェースを提供するよう構成されてもよい。例えば、ゲートウェイデバイス101は、システム管理者に権限を与えるために管理インターフェース107を提示してもよい。管理インターフェースは、例えば、リポジトリ104にインストールされているグループ帯域幅ポリシー、接続されている契約者デバイス106についての情報、リポジトリ105に記憶されている登録についての情報、および同様のものなどの情報を提供してもよい。管理インターフェース107は、HTMLインターフェース、XMLデータフィード、および同様のものなどの様々なフォーマットでデータを提示し得る。
【0046】
図2は、ある実施形態において使用される、グループ帯域幅ポリシーを実装するプロセスのフローチャートである。プロセスは、
図1に示されているシステムなどのシステム上で実行されてもよい。
【0047】
ブロック201にて、契約者デバイス106が、ポータルページサーバ103との認証を行う。認証情報は、識別子情報および/または請求および支払情報を含むとよく、ユーザ選択されたサービスレベルを特定してもよい。このサービスレベルは、例えば、個別の帯域幅ポリシーまたはグループ帯域幅ポリシーに関してもよい。選択されたポリシーは、最大アップリンク帯域幅および/または最大ダウンリンク帯域幅の選択を含んでもよい。したがって、契約者によって伝送されるデータと、契約者によって受信されるデータとの帯域幅は、異なる制限を受けてもよい。ある実施形態では、ユーザは、特定の帯域幅速度を選択してもよく、またはユーザは、所定の帯域幅オプションのリストから選択してもよい。
【0048】
ブロック202にて、ポータルページサーバ103は、グループ帯域幅ポリシーパラメータを特定する。これらのパラメータは、ブロック201にて契約者デバイスによって提供された認証情報またはその他の情報に基づいて判断される。ブロック201からの認証情報は、新規登録に関連して新規のグループ帯域幅ポリシーが作成されることを示してもよい。その場合、ポータルページサーバ103は、新規の登録情報をデータリポジトリ105に記憶するか、または、ほかの形で当該ポリシー情報をAAAサーバ102に伝達するとよい。
【0049】
ある実施形態では、契約者は、グループ識別情報(例えば、証明書、グループ名、グループ識別子、グループパスワード)をシステムに提供することによって、グループ帯域幅ポリシーを選択する。ある実施形態では、契約者のデバイスのMACアドレスが、ネットワークアクセスに先立ちグループ帯域幅ポリシーに関連付けられ、それによって、デバイスは、グループ帯域幅ポリシーの一環として容易にネットワークにアクセスできる。
【0050】
ある実施形態では、ブロック201からの認証情報は、契約者デバイスが、既存のグループ帯域幅ポリシーに関連付けられることを示してもよい。その場合、ブロック202にて、適切なポリシーが特定され、契約者デバイスを特定する情報と、そのポリシーとが関連付けられる。したがって、ある実施形態では、AAAサーバ102は、グループ帯域幅ポリシーに関する情報、および契約者デバイスとグループ帯域幅ポリシーとの関連付けに関する情報にアクセスできる。契約者デバイスとの関連付けは、MACアドレス、IPアドレス、回線ID、携帯電話識別子、または同様のものに基づくとよい。
【0051】
ブロック203にて、ブロック202からのグループ帯域幅ポリシーパラメータが、ゲートウェイデバイス101に送信される。様々な実施形態において、パラメータは、それらがブロック202にて判断された直後に送信されてもよく、または、ゲートウェイデバイスによるリクエストに応答して送信されてもよい。後者の実施形態は、例えば、ゲートウェイデバイス101およびAAAサーバ102が、RADIUSまたはDiameterプロトコルを介して通信する場合に使用されるとよい。
【0052】
ブロック204にて、ゲートウェイデバイス101は、グループ帯域幅ポリシーパラメータを、例えばデータリポジトリ104に記憶する。ある実施形態では、ゲートウェイデバイスは、まず、グループ帯域幅ポリシーが既にリポジトリ104に記憶されているかどうかを判断する。これは、例えば、契約者が第2のデバイスをネットワークに接続しようとしており、契約者の第1のデバイスが理由で、適切なグループ帯域幅ポリシーが既にリポジトリ104に記憶されている場合にあり得る。その場合、ある実施形態では、ゲートウェイデバイスは、何らかの変更があったことを検出すれば、リポジトリ104に記憶されているグループ帯域幅ポリシー情報を更新するとよい。さらに、ゲートウェイデバイス101は、例えば特定のグループ帯域幅ポリシーに関連付けられたすべての契約者デバイスがネットワークから切断した場合など、グループ帯域幅ポリシー情報はもはや必要ないとゲートウェイデバイス101が判断した場合に、当該情報をリポジトリ104から削除するよう構成されてもよい。
【0053】
例えば、システムの運用中にグループポリシーが変化した場合など(例えば最大帯域幅の修正)、グループ帯域幅ポリシーの更新が必要なこともある。変化を生じさせるイベントの例は、契約者による、グループの追加の帯域幅の購入である。ネットワーク運用者が、手動で、または設定可能なパラメータに従い動的に、グループに割り当てられる帯域幅を変更することも、例示の実装においてグループポリシーの変化を生じさせるであろうイベントである。ある実施形態では、グループポリシーが変化すると、その変化は、例えばAAAサーバ102またはゲートウェイデバイス101を介して、グループのすべてのセッションに伝達される。
【0054】
次に、ブロック205にて、ゲートウェイデバイス101は、契約者デバイス106に利用可能な帯域幅を、ブロック203にて受信されブロック204にて記憶されたグループ帯域幅ポリシーパラメータに従って制限する。ゲートウェイデバイスは、この帯域幅制限を実行するために、パケットのキューイング、遅延、および/またはドロップなど、様々なアルゴリズムのうちのいずれかを使用するとよい。複数の契約者デバイスが単一のグループ帯域幅ポリシーに関連付けられている場合、ゲートウェイデバイス101は、様々な実施形態において、利用可能な帯域幅をそれらのデバイス間に割り当てるために様々な手法を適用し得る。例えば、ゲートウェイデバイスは、特定のポリシーに関連付けられた各デバイスへ、または各デバイスからのすべてのデータを、当該データが単一のデバイスへ、または単一のデバイスから伝送されているかのように扱って、それに応じて帯域幅を制限する、「ベストエフォート」手法を採用してもよい。ほかの実施形態では、契約者は、利用可能な帯域幅を契約者のデバイス間に割り当てるオプションを与えられてもよい。例えば、契約者は、帯域幅を契約者のデバイス間に均等に割り当てることを選択してもよく、または、1つのデバイスにより大きな帯域幅を、ほかのデバイスにはより小さな帯域幅を割り当てることを選択してもよい。さらなる実施形態では、ゲートウェイデバイス101は、様々な契約者デバイスの見込まれる、または予想される帯域幅使用量を判断して、それに応じて帯域幅を割り当ててもよい。例えば、ゲートウェイデバイス101は、ラップトップは携帯電話よりも大きな帯域幅を必要とする可能性が高いと判断し、それに応じて、携帯電話よりも大きな帯域幅をラップトップに割り当ててもよい。
【0055】
図3は、ある実施形態において使用される、契約者デバイスのためにセッションを作成するプロセスのフローチャートである。プロセスは、例えば、
図1に示されているポータルページサーバ103にて実行されてもよい。
図3のプロセスは、例えば、契約者デバイスが最初にネットワークに接続する時に実行されてもよい。したがって、例えば、
図2のブロック201にて実行されてもよい。
【0056】
ブロック301にて、ポータルページサーバ103は、契約者デバイス106によって伝送された新規セッションのリクエストを受信する。この、新規セッションのリクエストは、契約者デバイスが外部のネットワーク位置に接続しようと試行すると実行されるリダイレクト手続きに応答して、契約者デバイスにより伝送されてもよい。リクエストはさらに、リダイレクト手続きの後、1つ以上のウェブページまたはその他ネットワーク通信を介して契約者デバイス106からポータルページサーバ103へ伝送される情報を含んでもよい。あるいは、リクエストは、契約者デバイスがポータルページサーバと直接コンタクトをとる時に受信されてもよい。様々な実施形態において、リクエストは、HTTPまたはその他のネットワークプロトコルを介して伝送され得る。
【0057】
ブロック302にて、ポータルページサーバ103は、ブロック301からのリクエストに基づいて、新規登録を作成するかどうかを決定する。例えば、リクエストは、契約者デバイスが関連付けを望む既存の登録を特定してもよい。あるいは、契約者がまだ、ほかのいずれのデバイスもネットワークに接続していなければ、リクエストは、新規登録を作成するための情報を含んでもよい。
【0058】
ブロック302にてポータルページサーバが、新規登録が作成されることを決定すれば、ブロック303にてポータルページサーバは、登録に関連付けられるグループ帯域幅パラメータを判断する。パラメータは、ブロック301でのグループ帯域幅ポリシーの選択に基づいて判断されてもよい。ある実施形態では、契約者は、個別の帯域幅ポリシーなど、グループ帯域幅ポリシーとは異なるポリシーを選んでもよく、または何らのポリシーも選ばなくてもよい。その場合、ポータルページサーバは、契約者の選択に基づいて適切なアクションをとることになる。
【0059】
ブロック304にて、ポータルページサーバは、ブロック303にて判断されたパラメータに従って新規グループ帯域幅ポリシーを構築する。この新規グループ帯域幅ポリシーは、例えば、登録データリポジトリ105に記憶されてもよい。続いて、ポータルページサーバ103は、ブロック305での、契約者デバイス106を含む新規セッションと、新規作成されたポリシーとの関連付けに進む。
【0060】
ブロック302にてポータルページサーバ103が、新規登録を作成しないことを決定すれば、ブロック307にてポータルページサーバ103は、契約者デバイスに関連付けられる適切なグループ帯域幅ポリシーを判断する。ポータルページサーバ103は、例えば契約者が個別の帯域幅ポリシーを選択した場合、または何らの帯域幅ポリシーも選択しなかった場合、何らのグループ帯域幅ポリシーも契約者デバイスに関連付けられないと決定してもよい。その場合、ポータルページサーバは、それに応じて動作する。一方、適切なグループ帯域幅ポリシーがブロック307にて判断されれば、ポータルページサーバはブロック305へ進み、新規セッションにおいて、ブロック307からの判断されたグループ帯域幅ポリシーと、契約者デバイス106とを関連付ける。
【0061】
ブロック306にて、ポータルページサーバは、グループ帯域幅ポリシーをゲートウェイデバイス101に伝達する。これは、すぐに行われても、ゲートウェイデバイスからのリクエストに応答して行われてもよい。その結果、ゲートウェイデバイスは、グループ帯域幅ポリシーに関する情報を得て、それに応じて契約者デバイスの帯域幅を制限することができる。
【0062】
図3のプロセスは、ポータルページサーバ103に関して記載されたが、複数のデバイスの組み合わせによって実行されてもよい。例えば、AAAサーバ102が、
図3のブロックのうちの1つ以上を実行してもよい。一実施形態では、AAAサーバは、ブロック305および306を実行する。一実施形態では、AAAサーバは、ブロック302〜304および307を実行する。
【0063】
登録は、
図3に記載されたプロセスなどのプロセスを介して、またはほかの手段によって作成され得る。例えば、ネットワークシステムの管理者は、関連するグループ帯域幅ポリシーを伴う登録を作成して、それを直接システムに記憶してもよい。これは、例えばグループ帯域幅ポリシーがカンファレンスまたは大会などの大規模な集会に適用される場合に有用となり得る。これらの場合には、集会に先立ちグループ帯域幅ポリシーをインストールおよびアクティブ化しておくことが望ましい。
【0064】
図4は、ある実施形態において使用される、契約者デバイスによって送信されたデータを認証するプロセスのフローチャートである。プロセスは、例えば、
図1のゲートウェイデバイス101にて実行されてもよい。ある実施形態では、
図4のプロセスは、契約者デバイス106が、
図3のプロセスに従ってセッションを作成した後、外部のネットワーク位置宛てのリクエストを初めて送信したときに、またはそうしたデータがゲートウェイデバイスによって受信される度に実行される。
【0065】
ブロック401にて、ゲートウェイデバイス101は、契約者デバイス106からデータを受信する。ある実施形態では、データは、内部または外部のネットワーク位置宛てのリクエストに関するとよい。データは、ゲートウェイデバイス宛てであっても、または当該データをゲートウェイデバイスへ転送するよう構成されている別のネットワークコンポーネント宛てであってもよい。
【0066】
ブロック402にて、ゲートウェイデバイス101は、契約者デバイス106が認証を必要とするかどうかを判断する。ゲートウェイデバイス101は、この判断を、例えば、データリポジトリ104に記憶され契約者デバイス106に関連付けられたグループ帯域幅ポリシーもしくはその他帯域幅ポリシーがあるかどうか、または契約者デバイス106が前に認証されたかどうかに基づいて下すとよい。ゲートウェイデバイス101が、認証は必要ないと判断すれば、ブロック401にて受信されたデータは、ブロック408にて、契約者デバイス106に関連付けられた任意のグループ帯域幅またはその他のポリシーに従って伝送される。契約者デバイスと、グループ帯域幅ポリシーとの間の関連付けは、例えば、ゲートウェイデバイスに記憶された両者の関連付けに基づいて判断されてもよい。
【0067】
ブロック402にて、ゲートウェイデバイス101が、契約者が認証を必要とすると判断すれば、ブロック403にて、ゲートウェイデバイスは、リクエストをAAAサーバ102へ送信する。ある実施形態では、リクエストは、RADIUSまたはDiameterプロトコルリクエストの形式である。リクエストは、MACアドレス、IPアドレス、回線ID、携帯電話識別子、または同様のものなど、契約者デバイスを特定する情報を含むとよい。
【0068】
ブロック404にて、ゲートウェイデバイス101は、AAAサーバ102からグループ帯域幅ポリシーを含むレスポンスを受信する。ある実施形態では、受信されるポリシーは、ポリシー識別子、最大アップリンク帯域幅、および最大ダウンリンク帯域幅を含む。この情報および/またはその他情報の任意のサブセットが、AAAサーバから受信されるグループ帯域幅ポリシーに含まれているとよい。代わりに、ゲートウェイデバイスは、ブロック404にて、個別の帯域幅ポリシー情報、帯域幅ポリシーなし情報、または契約者デバイスが認証を済ませていないというインジケーションなど、ほかの情報を受信してもよい。そのうち最後の場合において、ゲートウェイデバイスは、ある実施形態では、契約者デバイスが認証プロセスを完了できるように、契約者デバイスをポータルページサーバ103へリダイレクトするよう構成されていてもよい。
【0069】
ブロック405にて、ゲートウェイデバイス101は、ブロック404にて受信されたグループ帯域幅ポリシーが既に、例えばデータリポジトリ104にインストールされているかどうかを判断する。ゲートウェイデバイスは、この判断を、ブロック404にて受信されたグループ帯域幅ポリシー識別子、および/または、メモリ位置へのポインタなどのグループ帯域幅ポリシーのほかの参照形式に基づいて下してもよい。ゲートウェイデバイスが、グループ帯域幅ポリシーは既にインストールされていると判断すれば、ブロック406にてゲートウェイデバイスは、必要に応じてグループ帯域幅ポリシーを更新する。そうでなければ、ブロック407にてゲートウェイデバイスは、グループ帯域幅ポリシーをデータリポジトリ104にインストールする。最後に、ブロック408にてゲートウェイデバイスは、受信されたデータを適切なグループ帯域幅またはその他のポリシーに従って伝送する。
【0070】
図5は、ある実施形態において使用される、契約者デバイスから受信されたデータを処理するプロセスのフローチャートである。プロセスは、
図1に示されているゲートウェイデバイス101によって実行されてもよい。プロセスは、例えば、
図4のブロック408にて、またはそのほか、データがゲートウェイデバイスによって受信されたときに実行されてもよい。
【0071】
ブロック501にて、ゲートウェイデバイス101は、データを契約者デバイス106から受信する。受信されたデータ、およびそのデータ内の契約者デバイスを特定する情報に基づいて、ブロック502にてゲートウェイデバイスは、デバイスのグループ帯域幅ポリシーを判断する。
【0072】
ブロック504にて、ゲートウェイデバイス101は、デバイスのグループ帯域幅ポリシーに基づいて、最大帯域幅を判断する。ある実施形態では、最大帯域幅は、グループ帯域幅ポリシーに関連する最大アップリンク帯域幅である。
【0073】
ゲートウェイデバイスは、ブロック504にて、最大帯域幅が超過されたかどうかを判断する。超過されていれば、ブロック503にてゲートウェイデバイスは、データ伝送のキューイング、遅延、規制、および/またはドロップによって、またはその他の手段によって、帯域幅を制限する。一方、最大帯域幅が超過されていなければ、ブロック505にてゲートウェイデバイスは、受信されたデータを伝送する。
【0074】
図6は、ある実施形態において使用される、外部ネットワークから受信された契約者デバイス宛てのデータを処理するプロセスである。このプロセスは、
図1のゲートウェイデバイス101にて実行されてもよい。
【0075】
ブロック601にて、ゲートウェイデバイスは、データを外部ネットワークから受信する。ゲートウェイデバイスは、受信されたデータの宛先である契約者デバイスを判断し、続いて、ブロック602にてゲートウェイデバイスは、そのデバイスのグループ帯域幅ポリシーを判断する。
【0076】
続いて、ブロック604にてゲートウェイデバイスは、グループ帯域幅ポリシーに基づいて、最大帯域幅を判断する。ある実施形態では、最大帯域幅は、最大ダウンリンク帯域幅である。ブロック604にてゲートウェイデバイスが、最大帯域幅が超過されたと判断すれば、ブロック603にて、データ伝送のキューイングまたは遅延によって、帯域幅が制限される。一方、最大帯域幅が超過されていなければ、ブロック605にて、ブロック601で受信されたデータが適切な契約者デバイスへ伝送される。
【0077】
図7は、ある実施形態において使用される、グループ帯域幅ポリシーのレコードを管理するプロセスのフローチャートである。プロセスは、
図1のゲートウェイデバイス101およびグループ帯域幅ポリシーデータリポジトリ104にて実行されてもよい。
【0078】
ブロック701にて、ゲートウェイデバイス101は、契約者デバイスがネットワークシステムからログアウトしたと判断する。ゲートウェイデバイスは、この判断を、契約者デバイス106によって伝送された明示的なログアウトコマンド、セッションタイムアウト、アイドルタイムアウト、システム管理者による契約者の削除、および同様のものに基づいて下すとよい。
【0079】
ブロック702にて、ゲートウェイデバイス101は、ブロック701の契約者デバイスに関連付けられたグループ帯域幅ポリシーを判断する。デバイスに関連付けられたグループ帯域幅ポリシーがなければ、ゲートウェイデバイスはそれに応じて動作する。一方、グループ帯域幅ポリシーが特定されれば、次にブロック703にてゲートウェイデバイスは、同じグループ帯域幅ポリシーに関連付けられたほかの契約者デバイスがあるかどうかを判断する。この判断は、例えば、同じグループ帯域幅ポリシーに関連付けられた契約者デバイスについてデータリポジトリ104に問い合わせを行うことにより下され得る。
【0080】
ブロック703にてゲートウェイデバイス101が、グループ帯域幅ポリシーに関連付けられたほかのデバイスがあると判断すれば、プロセスは、ブロック705にて終了する。一方、ゲートウェイデバイスが、グループ帯域幅ポリシーに関連付けられたほかの契約者デバイスはないと判断すれば、次にブロック704にてゲートウェイデバイスは、グループ帯域幅ポリシー情報を削除する。例えば、情報は、データリポジトリ104から削除されるとよい。
【0081】
このように、
図7に示されたプロセスは、システムのゲートウェイデバイス101またはその他デバイスが、記憶されたグループ帯域幅ポリシーのレコードを管理できるようにする。例えばデータリポジトリ104を定期的に調べて、接続されているいずれの契約者にも関連付けられていないグループ帯域幅ポリシー情報を削除するなど、ほかの方法が採用されてもよい。
【0082】
図8は、ある実施形態において使用される、グループ帯域幅登録を選択するための見本のユーザインターフェースである。インターフェースは、ポータルページサーバ103によって契約者デバイス106に提示されてもよい。例えば、
図3のブロック301の間に提示されてもよい。
【0083】
ユーザインターフェースは、ユーザが、入力要素801を使用して既存のグループに参加することを可能にする。ユーザは、グループ名および/またはパスワードなど、グループ帯域幅ポリシーに関連する識別情報を提供するとよい。様々な実施形態において、種々のタイプの識別情報が採用されてよい。
【0084】
ユーザはさらに、インターフェース要素802を使用して新規グループを作成してもよい。ある実施形態では、ユーザは、グループ名、パスワード、帯域幅レベルの選択などの情報を提供するとよい。様々な実施形態において、アクセスコード、部屋番号、システム管理者またはその他エンティティから提供された所定のキー、グループシークレットコード、または同様のものなど、種々のタイプの識別情報が採用され得る。ある実施形態では、ユーザはさらに、インターフェース要素803を使用して、支払情報を提供するとよい。様々な実施形態において、追加の情報および/またはこの情報の任意のサブセットがリクエストされ得る。様々な実施形態において、要素802または803のみが含まれ得る。ユーザは、その結果、
図8に示されているフォームの内容をポータルページサーバ103または別の適切なサーバに送信し、それによって、新規セッションおよび/または登録を作成するとよい。
【0085】
図9は、一実施形態による、グループ帯域幅ポリシー機能を有効化するために使用される見本のユーザインターフェースである。インターフェースは、ゲートウェイデバイス101によって、
図1の管理インターフェース107の一部として提示されてもよい。グループ帯域幅ポリシーのインストールは、グループ帯域幅ポリシー識別子と、グループ帯域幅ポリシーに関連付けるほかの通信ネットワークシステム管理プロパティ(例えば、グループの略称、グループの説明、最大アップストリーム帯域幅、最大ダウンストリーム帯域幅、暗号化レベル、グループセッションタイムアウト)とを規定することを伴う。実装では、グループ帯域幅ポリシーは、アプリケーションインターフェース(例えばウェブサービス、RMI)を介して定義される。アプリケーションインターフェースは、例えば、1つ以上のグループ帯域幅ポリシー定義を含む文書(例えばXML)を受け取ってもよい。当然のことながら、インストールされたグループを維持するためにも、同様のインターフェースが使用される。
【0086】
図10は、一実施形態による、グループの契約者についての情報を閲覧するために使用される見本のユーザインターフェースである。インターフェースは、ゲートウェイデバイス101によって、
図1の管理インターフェース107の一部として提示されてもよい。ユーザインターフェースは、デバイスの識別子、IPアドレス、ポート、ユーザ名、グループポリシー、帯域幅、スループット、認証(AAA)状態、有効期限、アイドルタイムアウト、送信バイト、受信バイト、合計バイト、および使用されているプロキシを含む様々なデータを示す。例示の実装では、同様のインターフェースによって、同じ情報であるが、例えば、グループと関連があるすべての契約者を示すようグループレベルで集約された情報が表示される。
【0087】
図11は、ある実施形態において使用される、契約者デバイスをネットワークに接続するネットワークシステムのブロック図である。ネットワークシステム1101は、例えば、
図1のゲートウェイデバイス101とされてもよく、場合によっては、AAAサーバ102、ポータルページサーバ103、データリポジトリ104、データリポジトリ105、および/またはその他コンポーネントと組み合わされる。
【0088】
ある実施形態では、ネットワークシステム1101は、広域ネットワーク(WAN:wide-area network)インターフェース1102、1つ以上のプロセッサ1103、およびローカルエリアネットワーク(LAN:local-area network)インターフェース1104を含む。WANインターフェース1102は、インターネットなどの1つ以上の外部ネットワーク1105に接続されるとよい。LANインターフェース1102は、1つ以上の契約者デバイス1107に、場合によってはハブ、ルータ、および/またはスイッチなどの1つ以上の中間ネットワークデバイスを介して接続されるとよい。LANは、イーサネットネットワーク、トークンリングネットワーク、ダイヤルアップネットワーク、もしくは同様のものなど、任意のタイプのネットワーク、または複数のネットワークの任意の組み合わせとされるとよい。同様に、WANは、任意のタイプまたは組み合わせのネットワークとされるとよい。ある実施形態では、契約者デバイス1107は、ネットワークシステム1101を介して外部ネットワーク1105と通信できる。
【0089】
ネットワークシステム1101は、契約者デバイス1107に利用可能な帯域幅を管理するよう構成されるとよい。ある実施形態では、ネットワークシステム1101は、ネットワークシステムの内部または外部にあるとよいデータリポジトリ1106と通信している。ネットワークシステムは、1つ以上の契約者デバイス1107と契約とを関連付けるよう構成されるとよい。例えば、
図11に示されているように、契約者デバイス#1および#2は、契約Aと関連付けられ、デバイス#3および#4は、契約Bと関連付けられる。データリポジトリ1106内で、契約は、一意の整数などの契約識別子によって特定されるとよく、契約者デバイスは、MACアドレスまたはその他の識別子などのデバイス識別子によって特定されるとよい。
【0090】
プロセッサ1103、またはその他プロセッサもしくはシステムは、データリポジトリ1106内の契約と契約者デバイスとの間の関連付けを、作成、変更、および/または削除するよう構成されるとよい。さらに、または代わりに、プロセッサ1103は、契約者デバイス1107への、または契約者デバイス1107からのネットワーク通信を、データリポジトリ1106内の契約に関連する帯域幅情報に基づいて管理するよう構成されるとよい。
【0091】
図12は、ある実施形態において使用される、1つ以上のコンピュータまたはその他コンピューティングデバイスと、ネットワークアクセス契約とを関連付けるプロセスのフローチャートである。方法は、例えば、
図1および11に記載されたコンピューティングシステムのうちの1つ以上によって、またはその他コンピューティングシステムによって実行されてもよい。
【0092】
ブロック1201にて、複数のコンピューティングデバイスが、単一のネットワークアクセス契約に関連付けられる。ネットワークアクセス契約は、登録、グループ帯域幅ポリシー、または同様のものであればよい。関連付けは、後から読み出すために、コンピュータ可読ストレージ媒体内に記憶されるとよい。
【0093】
ブロック1202にて、利用可能な帯域幅のサブセットが、ネットワークアクセス契約に割り当てられる。割り当てられる帯域幅は、ネットワークアクセス契約に関連するパラメータ、ネットワークシステム内の記憶または符号化されたデータ、現在利用可能な帯域幅、サービス品質インジケータ、または同様のものに基づいて判断されるとよい。
【0094】
ブロック1203にて、複数のコンピューティングデバイスにネットワークアクセスが提供される。続いてブロック1204にて、それらのコンピューティングデバイスに利用可能な帯域幅が制限される。制限は、ブロック1202にて決定された利用可能な帯域幅のサブセットに基づくとよい。割り当てられた帯域幅は、ベストエフォート割り当て、ユーザ定義割り当て、システムにより計算された割り当て、またはその他割り当てスキームに基づいて、コンピューティングデバイス間で共有されるとよい。帯域幅は、ネットワーク通信パケットのキューイング、遅延、および/またはドロップによって、または本願明細書に記載されたほかの手段によって制限されるとよい。
【0095】
<例示のシステムアーキテクチャ>
図13は、本願明細書に記載されたシステムおよび方法を実装する、コンピューティングシステムの一実施形態を示すブロック図である。
図13の実施形態では、コンピューティングデバイス1301は、ネットワーク1304を介して、ユーザ1302、ならびにオプションのサードパーティデータソース1303と通信している。ある実施形態では、コンピューティングデバイス1301は、1つ以上のデータソース1303からデータを受信する。続いてコンピューティングデバイス1301は、分析を実行して、ユーザ1302に提示する情報を準備するとよい。ゲートウェイデバイス101、AAAサーバ102、ポータルページサーバ103、ネットワークシステム1101、および/または本願明細書に記載されたその他任意のコンピューティングシステムが、コンピューティングデバイス1301と同じまたは同様のコンポーネントを含み得る。同様に、コンピューティングデバイス1301は、本願明細書で説明された方法のうち任意のものを実装するために使用され得る。
【0096】
ネットワーク1304は、例えばインターネット、LAN、WAN、MANなどのうちの1つ以上など、任意の通信ネットワークまたは複数の通信ネットワークの組み合わせを含むとよい。
図13の実施形態では、コンピューティングデバイス1301は、1つ以上のコンピューティングデバイス(例えばコンピュータ)を有するコンピューティングシステムを含む。コンピューティングデバイス1301は、例えば、単一のコンピューティングデバイス、コンピュータサーバ、スマートストレージユニット、または1つ以上のコンピューティングデバイスおよび/またはコンピュータサーバの組み合わせを含み得る。実施形態に応じて、コンピューティングデバイス1301内に示されているコンポーネントは、ローカルエリアまたはその他のネットワーク接続などを介して、複数のデバイス間に分散されてもよい。ほかの実施形態では、コンピューティングデバイス1301は、
図13に示されているものよりも少ないコンポーネントおよび/または追加のコンポーネントを含んでもよい。
【0097】
例示のコンピューティングデバイス1301は、例えば、Intel(登録商標)Pentium(登録商標)プロセッサ、Intel(登録商標)Pentium(登録商標)IIプロセッサ、Intel(登録商標)Pentium(登録商標)Proプロセッサ、Intel(登録商標)Pentium(登録商標)IVプロセッサ、Intel(登録商標)Pentium(登録商標)Dプロセッサ、Intel(登録商標)Core(商標)プロセッサ、xx86プロセッサ、8051プロセッサ、MIPSプロセッサ、Power PCプロセッサ、SPARCプロセッサ、Alphaプロセッサなどのような、1つ以上のマイクロプロセッサを使用する汎用コンピュータとされ得る。コンピュータは、例えば、ファイルを開くこと、読み取ること、書き込むこと、および閉じることなど、標準的なオペレーティングシステム機能を実行する様々なオペレーティングシステムを実行するとよい。当然のことながら、例えば、WindRiver VxWorks、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)3.X、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)98、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)2000、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)NT、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)CE、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)ME、Microsoft(登録商標)Windows(登録商標)XP、Windows(登録商標)7、Palm Pilot OS、Apple(登録商標)MacOS(登録商標)、ディスクオペレーティングシステム(DOS:Disk Operating System)、UNIX(登録商標)、IRIX、Solaris、SunOS、FreeBSD、Linux(登録商標)、またはIBM(登録商標)OS/2(登録商標)オペレーティングシステムなど、ほかのオペレーティングシステムが使用されてもよい。ほかの実施形態では、コンピューティングデバイス1301は、プロプライエタリオペレーティングシステムによって制御されてもよい。従来のオペレーティングシステムは、特に、実行されるコンピュータプロセスを制御およびスケジュールし、メモリ管理を実行し、ファイルシステム、ネットワーキング、I/Oサービスを提供し、グラフィカルユーザインターフェース(「GUI:graphical user interface」)などのユーザインターフェースを提供する。
【0098】
コンピューティングデバイス1301は、1つ以上の中央処理ユニット(「CPU:central processing unit」)1305を含み、これはそれぞれ、1つ以上の従来の、またはプロプライエタリのマイクロプロセッサ(単数または複数)を含むとよい。コンピューティングデバイス1301はさらに、情報の一時ストレージのためのランダムアクセスメモリ(「RAM:random access memory」)などの1つ以上のメモリ1306、情報の永久ストレージのための読み取り専用メモリ(「ROM:read only memory」)、および/またはハードドライブ、ディスケット、もしくは光媒体ストレージデバイスなどの大容量ストレージデバイス1307を含むとよい。メモリ1306は、コンピューティングデバイスに、センサー関係のデータの収集、統計および/または予測モデルを用いたデータの処理、ユーザデバイスまたはその他の提示のためのデータのフォーマット、データの伝送、または本願明細書において記載または使用されるほかの動作など、特定の動作を実行させるために、プロセッサ1305によって実行されるソフトウェアコード、すなわち命令を記憶するとよい。
【0099】
本願明細書に記載され特許請求される方法は、コンピューティングデバイス1301などの任意の適切なコンピューティングデバイスによって実行されてもよい。方法は、そのような適切なコンピューティングデバイス上で、一時的でない有形のコンピュータ可読媒体またはコンピュータストレージデバイスから読み取られたソフトウェア命令または実行可能コードの実行に応答して実行されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータを記憶することができるデータストレージデバイスである。コンピュータ可読媒体の例としては、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、その他揮発性または不揮発性メモリデバイス、CD−ROM、磁気テープ、フラッシュドライブ、および光データストレージデバイスが挙げられる。
【0100】
例示のコンピューティングデバイス1301には、例えば、キーボード、トラックボール、マウス、描画タブレット、ジョイスティック、ゲームコントローラ、タッチスクリーン(例えば静電容量または抵抗膜式タッチスクリーン)、タッチパッド、加速度計、および/またはプリンタなど、1つ以上の入出力(I/O:input/output)デバイスおよびインターフェース1308が含まれ得る。コンピューティングデバイス1301はさらに、例えば、タッチスクリーンの場合はI/Oデバイス1308の1つともなり得る表示デバイス(本願明細書では表示画面とも呼ばれる)など、1つ以上のマルチメディアデバイス1309を含み得る。表示デバイスとしては、LCD、OLED、またはその他の薄型画面表示面、モニタ、テレビ、プロジェクタ、またはそのほか、ユーザインターフェースおよびデータを閲覧者に対して視覚的に表現する任意のデバイスが挙げられる。コンピューティングデバイス1301にはさらに、例えばスピーカ、ビデオカード、グラフィックスアクセラレータ、およびマイクロホンなど、1つ以上のマルチメディアデバイスが含まれてもよい。
【0101】
図13の実施形態では、I/Oデバイスおよびインターフェース1308は、ネットワーク1304を介して様々な外部デバイスへの通信インターフェースを提供する。例えば、コンピューティングデバイス1301は、有線、無線、または有線と無線との組み合わせの通信リンク(単数または複数)を介して、電子的にネットワーク1304に結合されてもよい。ネットワーク1304は、ほかの様々なコンピューティングデバイスおよび/またはほかの電子デバイスとの、有線または無線通信リンクを介した通信を可能にしてもよい。
【0102】
図13の実施形態では、コンピューティングデバイス1301は、下記にさらに詳細に記載する様々なモジュールを含んでもよい。これらモジュールのそれぞれについて、下記でさらに詳細に説明する。概して、本願明細書で使用される「モジュール」という語は、場合により入口点および出口点を有し、例えばJava、Python、Perl、Lua、C、C++、C#、Objective Cなどの任意のプログラミング言語で書かれた、ハードウェアもしくはファームウェアに具現化された論理、またはソフトウェア命令の集合を指す。ソフトウェアモジュールは、コンパイルされて実行可能プログラムへとリンクされても、ダイナミックリンクライブラリに組み込まれても、または例えばBASIC、PerlもしくはPythonなどのインタプリタ型プログラミング言語で書かれてもよい。ソフトウェアモジュールは、ほかのモジュールから、またはそれ自体から呼び出し可能であってもよく、さらに/または検出されたイベントもしくは割り込みに応答して呼び出されてもよい。コンピューティングデバイス上で実行されるよう構成されたソフトウェアモジュールは、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、フラッシュドライブ、またはその他任意の有形の媒体などのコンピュータ可読媒体上で提供されてもよい。そのようなソフトウェアコードは、コンピューティングデバイス1301など、実行するコンピューティングデバイスのメモリデバイス上に、そのコンピューティングデバイスによる実行のために、部分的または完全に記憶され得る。ハードウェアモジュールは、ゲートおよびフリップフロップなど、接続された論理ユニットから成ってもよく、さらに/またはプログラマブルゲートアレイもしくはプロセッサなど、プログラマブルユニットから成ってもよい。本願明細書に記載されたモジュールは、典型的にはソフトウェアモジュールとして実装されるが、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアにおいて実装されてもよい。一般に、本願明細書に記載されたモジュールは、その物理編成またはストレージにかかわらずほかのモジュールと組み合わされること、またはサブモジュールへと分割されることが可能な、論理モジュールを指す。
【0103】
<例示のモジュール>
図13の実施形態では、コンピューティングデバイス1301は、3つのモジュール、すなわち、接続された契約者デバイスのアップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅を制御する帯域幅管理モジュール1310、接続された契約者デバイスのグループ帯域幅ポリシーを管理するグループ帯域幅ポリシーモジュール1311、および契約者デバイスの認証を提供する認証モジュール1312を含む。一部の実施形態では、モジュールは、複数のデバイスにわたって分散し、複数の異なるエンティティによって制御および/または運用されてもよい。例えば、モジュールは、
図1のゲートウェイデバイス101、AAAサーバ102、およびポータルページサーバ103間に分割されるか、または1つ以上のデバイス内で組み合わされてもよい。別の例として、モジュールはすべて、ネットワークシステム1101の一部であってもよく、またはモジュールのサブセットが、ネットワークシステム1101の一部であってもよい。これらのモジュールは、この明細書の全体にわたって記載された方法を実行するよう構成される。様々な実施形態において、より少ない、または追加のモジュールがコンピューティングシステム内に含まれてもよい。
【0104】
コンピューティングデバイス1301は、ユーザデータ、およびそのほか、サードパーティデータなどの外部データを獲得するよう構成されてもよい。様々なモジュールおよび/またはほかのモジュールは、ソフトウェアのみを含んでも、ハードウェアのみを含んでも、またはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせを含んでもよい。デバイスは、特に、例えばデータリポジトリ、ネットワークサーバ、オンラインサービス、電気通信サービス、分散コンピューティングシステムなどの外部データソースと通信するために、様々なネットワークまたは通信プロトコルを使用して通信するようになっているとよい。これらのプロトコルの一部には、HTTP、FTP、SNMP、または同様のものなどの標準的なネットワークプロトコルが含まれ得る。デバイスはさらに、USB、FireWire、Thunderbolt(Light Peak)、またはシリアル通信ドライバなどのハードウェアドライバを含み、例えばシステムと直接通信するデバイスと通信してもよい。
【0105】
コンピューティングデバイス1301は、システムに関心を登録した外部ユーザ1302など、リクエストしているエンティティへ、ユーザインターフェース、データレポート、アプリケーションプログラミングインターフェースデータ、または同様のものなどのデータを伝送するよう、またはその伝送を開始するよう構成されるとよい。一実施形態では、デバイスは、XML、CSV、TXT、またはその他スプレッドシート、テキスト、またはウェブアクセス可能なデータ構造など、書式なしデータ構造のデータを提供する。ほかの実施形態では、デバイスは、ユーザに表示されるよう、ウェブブラウザ、携帯デバイス、タブレットデバイス、またはその他デバイスもしくはアプリケーションによるレンダリング用に構成されたユーザインターフェースなどのユーザインターフェースにおいて情報を提供する。異なる様々な提示法が提供されてもよい。一部の実施形態では、リクエスト元のエンティティは、提示法の好みまたは設定(例えばデータフォーマットおよび/または情報のタイプ)を指示してもよく、デバイスは、指示された好みまたは設定に基づいてデータを伝送してもよい。さらに、提示フォーマットは、ユーザにより使用されているデバイスのタイプに基づいて判断されてもよい。
【0106】
ある実施形態では、上述のモジュールおよび/またはその他モジュールのいずれかまたはすべてが、リアルタイムで動作するよう構成される。したがって、データがモジュールによって受信されると、モジュールは、そのデータを、可能な限りまたは必要に応じて速やかに処理し、ユーザに情報を適時に提供する。これを実現するべく、専用のハードウェアが効率向上のために使用されてもよく、実行可能コードは、レイテンシまたは計算時間を最小限度に抑えるよう設計されるとよい。ある実施形態では、システムの応答性を向上させるために、モジュールは、場合によりシステムのほかのモジュールとともに、リアルタイムオペレーティングシステム内で実行される。
【0107】
<概要>
フローチャートおよびブロック図を参照して記載されたシステムおよび方法、ならびに本願明細書で説明したその他任意の方法は、実施形態に応じて、より少ない、または追加のブロックを含んでもよく、さらに/または各ブロックは示されたのとは異なる順序で実行または配列されてもよい。方法を実行するために、コンピューティングデバイス上で実行されるよう構成されたソフトウェアコードは、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、フラッシュドライブ、ハードドライブ、メモリデバイス、またはその他任意の有形の媒体などのコンピュータ可読媒体上で提供され得る。そのようなソフトウェアコードは、各方法を実行するために、
図1のコンピューティングシステム101〜103、
図11のネットワークシステム1101、および/または図面に示されたほかのコンピューティングデバイスなどのコンピューティングデバイスのメモリ上に、部分的または完全に記憶されるとよい。説明を容易にするために、方法は、コンピューティングシステム101〜103および/または1101上などで実行され得る、様々なモジュールによって実行されるものとして本願明細書に記載されたが、このコンピューティングシステムは、上記のコンピューティングデバイスの任意の1つ以上、および/またはその他任意の適切なコンピューティングデバイスを含むと解釈されるべきである。
【0108】
特に「できる(can)」、「できるであろう(could)」、「し得るであろう(might)」、または「し得る(may)」などの条件付きの文言は、別途明確に記載されているか、または使用されている文脈内でほかの形に理解される場合を除き、概して、特定の実施形態が特定の特徴、構成要素、および/またはステップを含む一方で、ほかの実施形態はそれらを含まないということを意味するものとする。したがって、そのような条件付きの文言は、概して、特徴、構成要素、および/またはステップが、1つ以上の実施形態に何らかの形で必須であることを示唆するものではなく、1つ以上の実施形態が、これらの特徴、構成要素、および/またはステップが任意の特定の実施形態において含まれるか、もしくは実行されるかどうかを、ユーザ入力もしくはプロンプトの有無を問わず決定するための論理を必ず含むことを示唆するものでもない。
【0109】
本願明細書に記載された、および/または添付の図面に示されたフロー図の、任意のプロセスの記載、構成要素、またはブロックは、プロセスにおける特定の論理機能またはステップを実装するための1つ以上の実行可能命令を含むモジュール、セグメント、またはコード部分を表現する場合もあると理解されるべきである。当業者であれば当然のことながら、関係する機能性に応じて、構成要素または機能が、削除されても、実質的に同時にもしくは逆順でなど、図示もしくは説明されたのとは異なる順序で実行されてもよい別の実装が、本願明細書に記載された実施形態の範囲内に含まれる。
【0110】
上述の方法およびプロセスはすべて、1つ以上の汎用コンピュータによって実行されるソフトウェアコードモジュールにおいて具現化されてもよく、該ソフトウェアコードモジュールを用いて部分的または完全に自動化されてもよい。例えば、本願明細書に記載された方法は、本願明細書に記載されたコンピューティングデバイスおよび/またはその他任意の適切なコンピューティングデバイスによって実行され得る。方法は、有形のコンピュータ可読媒体から読み取られたソフトウェア命令またはその他実行可能コードの実行に応答して、コンピューティングデバイス上で実行されてもよい。有形のコンピュータ可読媒体とは、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータを記憶することができるデータストレージデバイスである。コンピュータ可読媒体の例としては、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、その他揮発性または不揮発性メモリデバイス、CD−ROM、磁気テープ、フラッシュドライブ、および光学式データストレージデバイスが挙げられる。
【0111】
上記の実施形態には、多数の変化および変更を加えることができ、その構成要素は、数ある許容される例のうちの一部であると理解されるべきであるということを強調したい。そのような変更および変化はすべて、この開示の範囲内で、本願明細書に含まれるものとする。前述の記載は、本発明の特定の実施形態を詳述するものである。なお、当然のことながら、前述の事項が文面上いかに詳細に見えようと、本発明は、多数の形で実施可能である。なお、上記でも記載したとおり、本発明の特定の特徴または側面について記載するときの特定の用語の使用は、その用語が、本願明細書において再定義され、当該用語の関連する本発明の特徴または側面の任意の特定の特性を含むように制限されることを示唆するものとみなされてはならない。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲、およびその任意の等価物に基づいて解釈されなければならない。