(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記常駐エリア取得モジュールは、前記ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの前記複数のエリアに対する関係強度情報を取得するとともに、前記関係強度情報に基づいて、前記複数のエリアから前記ユーザーの常駐エリアを選択することを特徴とする請求項5に記載のサーバー。
前記ユーザーの検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種及び前記常駐エリアにおけるPOI情報を結合して前記ユーザーに前記新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするように、前記検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種を取得する収集モジュールを更に含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載のサーバー。
前記サーバーは、前記ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの前記複数のエリアに対する関係強度情報を取得するとともに、前記関係強度情報に基づいて、前記複数のエリアから前記ユーザーの常駐エリアを選択することを特徴とする請求項9に記載の位置情報によるプッシュシステム。
前記サーバーは、更に、前記ユーザーの検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種を取得し、前記検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種及び前記常駐エリアにおけるPOI情報を結合して前記ユーザーに前記新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュすることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の位置情報によるプッシュシステム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、先行技術における少なくとも一つの技術的課題を解決するものである。そのため、本発明は位置情報によるプッシュ方法を提出することを1つの目的とする。当該方法は、ユーザーの興味を十分に掘り起こし、個人向けにカスタマイズし、ユーザーニーズをより好適に満たしかつそれをそそり、適用範囲が広く、拡張性に優れる。
【0006】
本発明は位置情報によるプッシュシステムを提出することをもう1つの目的とする。
【0007】
本発明はサーバーを提出することをもう1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達するために、本発明の第1方面の実施例は、ユーザーが通る複数のエリアを記録するステップと、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの常駐エリアを取得するステップと、前記ユーザーが常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合には、前記ユーザーの前記常駐エリアにおけるPOI(興味の点、Point of Interest)情報に基づいて、前記ユーザーに前記新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするステップとを含む位置情報によるプッシュ方法を提出する。
【0009】
本発明実施例の位置情報によるプッシュ方法は、ユーザーが通る複数のエリアの記録によってユーザーの常駐エリアを判断し、ユーザーが新たなエリアに入る場合には、インテリジェントに判断するとともに、ユーザーにPOI情報をプッシュする。当該方法は地図などの製品に応用されることができ、ユーザーニーズを中心に、個人向けにカスタマイズし、ユーザーの興味を十分に掘り起こし、ユーザーニーズをより好適に満たしかつそれをそそり、伝統サーバーの受動応答モードを変更し、強い対話があり、適用範囲が広く、拡張性に優れる。
【0010】
本発明の一実施例において、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの常駐エリアを取得するステップは、具体的には、前記ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの前記複数のエリアに対する関係強度情報を取得するステップと、前記関係強度情報に基づいて、前記複数のエリアから前記ユーザーの常駐エリアを選択するステップとを含む。
【0011】
本発明の一実施例において、前記関係強度情報であるKは以下の公式で算出される。
【0012】
K=SEQ*Sn+Sum(TYPE*Tx)*Tn/Count(TYPE)
式中、SEQは、参照頻度、Snは、前記参照頻度に対応する第一重み系数、TYPEは、前記ユーザーが電子地図を利用する時の操作タイプ、Txは、前記操作タイプに対応する第二重み系数、Sum(TYPE*Tx)は、各操作タイプTYPEと対応の第二重み系数Txとの積の和、Tnは、第三重み系数、Count(TYPE)は、前記操作タイプTYPEの総数を表す。
【0013】
本発明の一実施例において、位置情報によるプッシュ方法は、前記ユーザーの検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種を取得するステップと、前記検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種及び前記常駐エリアにおけるPOI情報を結合して前記ユーザーに前記新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするステップとを更に含む。
【0014】
本発明の一実施例において、前記位置情報によるプッシュ方法は、前記新たなエリアと前記常駐エリアとが同じ都市に位置するか否かを判断するステップと、同じ都市に位置しないと判断された場合には、前記ユーザーに前記新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュするステップとを更に含む。
【0015】
本発明の第2方面の実施例は、サーバーとクライアントとを含む位置情報によるプッシュシステムを提出する。そのうち、前記サーバーは、ユーザーが通る複数のエリアを記録するとともに、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの常駐エリアを取得し、前記ユーザーが常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合には、前記ユーザーの前記常駐エリアにおけるPOI情報に基づいて、前記ユーザーが利用するクライアントに前記新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュする。前記クライアントは、前記サーバーによってプッシュされた前記新たなエリアにおけるPOI情報を受信するとともに、前記ユーザーに表示する。
【0016】
本発明実施例の位置情報によるプッシュシステムは、ユーザーが通る複数のエリアの記録によってユーザーの常駐エリアを判断し、ユーザーがら新たなエリアに入る場合には、インテリジェントに判断するとともに、ユーザーにPOI情報をプッシュする。当該位置情報によるプッシュシステムは、地図などの製品に応用されることができ、ユーザーニーズを中心に、個人向けにカスタマイズし、ユーザーの興味を十分に掘り起こし、ユーザーニーズをより好適に満たしかつそれをそそり、伝統サーバーの受動応答モードを変更し、強い対話があり、適用範囲が広く、拡張性に優れる。
【0017】
本発明の一実施例において、前記サーバーは、前記ユーザが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの前記複数のエリアに対する関係強度情報を取得するとともに、前記関係強度情報に基づいて、前記複数のエリアから前記ユーザーの常駐エリアを選択する。
【0018】
本発明の一実施例において、前記サーバーは、以下の公式で前記関係強度情報であるK
を算出する。
【0019】
K=SEQ*Sn+Sum(TYPE*Tx)*Tn/Count(TYPE)
式中、SEQは、参照頻度、Snは、前記参照頻度に対応する第一重み系数、TYPEは前記ユーザーが電子地図を利用する時の操作タイプ、Txは、前記操作タイプに対応する第二重み系数、Sum(TYPE*Tx)は、各操作タイプTYPEと対応の第二重み系数Txとの積の和、Tnは、第三重み系数、Count(TYPE)は、前記操作タイプTYPEの総数を表す。
【0020】
本発明の一実施例において、前記サーバーは、更に、前記ユーザーの検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種を取得し、前記検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種及び前記常駐エリアにおけるPOI情報を結合して前記ユーザーに前記新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュする。
【0021】
本発明の一実施例において、前記新たなエリアと前記常駐エリアとが同じ都市に位置しないと判断された場合には、前記サーバーは、前記ユーザーに前記新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュする。
【0022】
本発明の第3方面の実施例は、サーバーを提出する。当該サーバーは、ユーザーが通る複数のエリアを記録する記録モジュールと、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの常駐エリアを取得する常駐エリア取得モジュールと、前記ユーザーが常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合には、前記ユーザーの前記常駐エリアにおけるPOI情報に基づいて、前記ユーザーに前記新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするプッシュモジュールと、を含むサーバーを提出する。
【0023】
本発明実施例のサーバーは、ユーザーが通る複数のエリアの記録によってユーザーの常駐エリアを判断し、ユーザーがら新たなエリアに入る場合には、インテリジェントに判断するとともに、ユーザーにPOI情報をプッシュする。当該サーバーは、地図などの製品に応用されることができ、ユーザーニーズを中心に、個人向けにカスタマイズし、ユーザーの興味を十分に掘り起こし、ユーザーニーズをより好適に満たしかつそれをそそり、伝統サーバーの受動応答モードを変更し、強い対話があり、適用範囲が広く、拡張性に優れる。
【0024】
本発明の一実施例において、前記常駐エリア取得モジュールは、前記ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、前記ユーザーの前記複数のエリアに対する関係強度情報を取得するとともに、前記関係強度情報に基づいて、前記複数のエリアから前記ユーザーの常駐エリアを選択する。
【0025】
本発明の一実施例において、前記常駐エリア取得モジュールは、以下の公式で前記関係強度情報であるKを算出する
【0026】
K=SEQ*Sn+Sum(TYPE*Tx)*Tn/Count(TYPE)
式中、SEQは、参照頻度、Snは、前記参照頻度に対応する第一重み系数、TYPEは前記ユーザーが電子地図を利用する時の操作タイプ、Txは、前記操作タイプに対応する第二重み系数、Sum(TYPE*Tx)は、各操作タイプTYPEと対応の第二重み系数Txとの積の和、Tnは、第三重み系数、Count(TYPE)は、前記操作タイプTYPEの総数を表す。
【0027】
本発明の一実施例において、前記サーバーは、前記ユーザーの検索情報、サブスクリプ
ション情報及び行動情報の一種または複数種及び前記常駐エリアにおけるPOI情報を結合して前記ユーザーに前記新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするように、前記検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種を取得する収集モジュールを更に含む。
【0028】
本発明の一実施例において、前記新たなエリアと前記常駐エリアとが同じ都市に位置しないと判断された場合には、前記プッシュモジュールは、前記ユーザーに前記新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュする。
【0029】
本発明の付加的方面及びメリットは、以下の説明において部分的に述べられ、この説明から一部は明らかになるか、または、本発明の実施により理解され得る。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。前記実施例の実例が図面において示されるが、一貫して同一または類似する符号は、相同又は類似の部品、或いは、相同又は類似の機能を有する部品を表す。以下に、図面を参照しながら説明される実施例が例示性のものであり、本発明を解釈するためだけに用いられるものであって、本発明を制限するように理解されてはならない。
【0032】
以下の説明及び図面を参照して、本発明の実施例にこれら及び他の方面が明らかになる。これらの説明及び図面において、具体的には、本発明のいくつかの特定の実施形態を開示することで、本発明の実施例の原理のいくつかの形態である。しかし、本発明の実施例の範囲は、これに限定しない。逆に、本発明の実施例は、付加的な請求項の精神及び範囲にあるすべての変化、補正、等価物を含む。
【0033】
図1は本発明の実施例に係る位置情報によるプッシュ方法のフローチャートである。以下に、
図1を参照しながら、本発明実施例の位置情報によるプッシュ方法を説明する。
図1に示すように、上述の位置情報によるプッシュ方法は、以下のステップを含む。
【0034】
ステップS110:ユーザーが通る複数のエリアを記録する。
【0035】
ステップS120:ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの常駐エリアを取得する。
【0036】
そのうち、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの常駐エリアを取得するは、具体的には、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの複数のエリアに対する関係強度情報を取得するステップS121と、関係強度情報に基づいて、複数のエリアからユーザーの常駐エリアを選択するステップS122とを含む。
【0037】
ステップS130:ユーザーが常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合に
は、ユーザーの常駐エリアにおけるPOI情報に基づいて、ユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュする。
【0038】
本発明の一実施例において、関係強度情報であるKは以下の公式で算出される。
【0039】
K=SEQ*Sn+Sum(TYPE*Tx)*Tn/Count(TYPE)
式中、SEQは、参照頻度、Snは、参照頻度に対応する第一重み系数、TYPEはユーザーが電子地図を利用する時の操作タイプ、Txは、操作タイプに対応する第二重み系数、Sum(TYPE*Tx)は、各操作タイプTYPEと対応の第二重み系数Txとの積の和、Tnは、第三重み系数、Count(TYPE)は、操作タイプTYPEの総数を表す。
【0040】
本発明の一実施例において、位置情報によるプッシュ方法は、ユーザーの検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種を取得するステップと、検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種及び常駐エリアにおけるPOI情報を結合してユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするステップとを更に含む。
【0041】
本発明の一実施例において、位置情報によるプッシュ方法は、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置するか否かを判断するステップと、同じ都市に位置しないと判断された場合には、ユーザーに新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュするステップとを更に含む。
【0042】
本発明実施例の方法は、移動端末の地図アプリケーションに応用されることができ、サーバーは、ユーザー属性、設定及び行動特徴に基づいてユーザーに個人向け情報をプッシュする。以下に、移動端末の地図アプリケーションのシーンを例として当該方法を説明する。このアプリケーションのシーンは例示性のものだけであり、本発明の実施例はこれに限らない。
【0043】
ステップS210:サーバーはユーザーが通る複数のエリアを記録する。
【0044】
ユーザーが地図アプリケーションを開いて応用する場合に、または地図アプリケーションを利用して情報を検索する場合には、地図アプリケーションがサーバーに送信する情報には、ユーザーが現在位置する都市やエリアの情報が含まれる。サーバーは、これらの情報を記録する。
【0045】
ステップS220:サーバーはユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの常駐エリアを取得する。具体的には、ステップS220は、ステップS221とステップS222とを含む。
【0046】
ステップS221において、サーバーはユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度(エリアにおける操作回数や操作タイプなどの次元を含む)に基づいて、ユーザーと複数のエリアとの関係強度情報であるKを算出する。具体的な公式は以下の通りである。
【0047】
K=SEQ*Sn+Sum(TYPE*Tx)*Tn/Count(TYPE)
式中、SEQは、参照頻度、Snは、参照頻度に対応する第一重み系数、TYPEはユーザーが電子地図を利用する時の操作タイプ、Txは、操作タイプに対応する第二重み系数、Sum(TYPE*Tx)は、各操作タイプTYPEと対応の第二重み系数Txとの積の和、Tnは、第三重み系数、Count(TYPE)は、操作タイプTYPEの総数を
表す。そのうち、SEQは、周期内において出現回数/参照頻度指標を特定する。異なる都市またはエリアにおいて、ユーザーの利用習慣が異なるため、当該参照頻度は、異なる都市によって配置されることができる。
【0048】
ステップS222において、サーバーは、関係強度情報であるKに基づいて複数のエリアからユーザーの常駐エリアを選択する。具体的には、サーバーは、関係強度情報であるKに基づいてユーザーが常駐都市または常駐エリアに位置するか否かを自動的に分析し判断する。例えば、以下の形式で表されることができる。
【0049】
UserArea=ユーザーが出現したエリアリスト[Max(K)];
UserCity=Area.city;
式中、UserAreaは、ユーザーの常駐エリアであり、それをユーザーの出現したエリアリストにおいて関係強度情報であるKが最大であるエリアとする。UserCityは、ユーザーの常駐都市であり、それをエリアが属する都市とする。
【0050】
また、地図アプリケーションは、常駐都市や常駐エリアに対する推定をユーザーを送信し、ユーザーが常駐都市や常駐エリアを確認するようにガイドして、ユーザーにより確認された情報に高い関係係数を設定する(例えば、K=1)。
【0051】
ステップS230:ユーザーが常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合には、サーバーは、ユーザーの常駐エリアにおけるPOI情報に基づいて、ユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュする。
【0052】
そのうち、ユーザーの新たなエリアにおけるPOI情報は、ユーザーの常駐エリアの情報と、新たなエリアの特徴とを結合することにより生成され、サーバーにより判断されたユーザーが新たなエリアにおいて興味を持つ可能性がある内容である。例えば、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置しないと判断された場合には、サーバーはユーザーに新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュする。
【0053】
そのうち、サーバーはユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするステップは、具体的には、サーバーはユーザーのリアルタイム位置及び履歴軌跡に基づいてユーザーが新たなエリアに入ったか否かを判断するステップS231と、新たなエリアに入った場合には、サーバーはユーザーによって設定された時間ウィンドウ及び注目エリアに基づいて、興味の重み値を調節するステップS232と、サーバーは新たなエリアの属性、ユーザーの距離、興味の重み値などの要素を総合的に算出し、算出結果を集約するとともに、ユーザーに推奨するステップS233とを含む。
【0054】
例えば、サーバーがユーザーのその常駐都市や常駐エリアから新たなエリアや都市に移ると判断した場合には、サーバーはプッシュ決定を行い、新たなエリアにおけるユーザーPOI情報を当該ユーザーにプッシュするか否かを決定する。具体的な決定は以下の内容を含む。
【0055】
(一)、ユーザーが新たなエリアに入り(即ち、常駐エリアと最近の履歴軌跡において、いずれも当該エリアがない)、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置する場合には、付近の共同購入や特典などを含む消費情報を集約し、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置しない場合には、当該都市の旅行情報や旅ナビゲーション情報などを集約する。
【0056】
(二)、ユーザーが常駐エリアに入る場合には、付近の新たに追加された生活情報を集
約する。
【0057】
(三)、ユーザーが非常駐エリアに入り、且つ当該エリアは、最近の履歴軌跡において出現した場合には、情報妨害の発生を回避するために、プッシュしない。
【0058】
また、ユーザーがプッシュの開かれた時間ウィンドウを設定した場合には、開かれた時間ウィンドウのみにおいて推奨する。ユーザーが常駐エリア及び注目エリアを予め設定した場合には、それらのエリア以外の内容興味の重み値を低減し、プッシュしない。
【0059】
更に、サーバーのプッシュ決定に基づいて、集約する必要がある内容タイプを決定する。そのうち、内容自体は、位置や分類などの属性を有し、興味の重み値及び距離の重み値に基づいて内容を選択する。ユーザー行動に基づいて興味を持つことが可能となる内容を判断することができる。例えば、ユーザー検索語の分類や検索頻度に対してシーケンスを行い、シーケンスにおいて前に位置する分類を取る。例えば以下のように表されることができる。
【0060】
興味の重み値Iu=Seq(query_words_category)
【0061】
興味の重み値Iuをユーザー検索語分類(query_words_category)のシーケンスにおけるn(nは予め設定される数字である)個前の値に設定する。ユーザーのサブスクリプション設定に基づいてユーザーが興味を持つ内容を決定することもできる。例えば、ユーザーにより設定された興味を持つサブスクリプション内容の興味の重み値を1に設定する(例えば、Iu=1)。情報内容自体の属性を結合し、興味の重み値を調整する。ユーザーに了解して欲しい情報をマークするように、情報内容自体は一定の興味値基数を有する。例えば、興味値基数はIで表されることができ、算出公式は、以下の通りである。
【0062】
I=CONTENT*Cn+Iu*In
式中、CONTENTは、内容情報、Cnは、内容属性の重み値の割合、Inは、興味の重み値の割合、Iuは、興味の重み値である。興味決定は、最後に、ユーザーの内容興味の重み値と距離の重み値におけるシーケンスのn個前の値を取る。即ち、
【0063】
List(content)=Top(Sort(I)*Distance(Content))
式中で、Sort(I)は、内容興味の重み値のシーケンス、Distance(Content)は、距離の重み値、Topは、n個前の値を取ることを表す。
【0064】
ステップS240:情報がクライアントプログラムに達した後に、クライアントは、情報を認識して解析するとともに、相応の表示及びユーザーガイドを行う(例えば、特惠情報や、道路状況を回避するため注意など)。
【0065】
本発明実施例の位置情報によるプッシュ方法によれば、サーバーは、クライアントの位置、軌跡、ユーザー設定、検索などの要因に基づいて、ユーザーの常駐エリア、新たに入るエリア及び興味を持つ可能性がある内容をインテリジェントに判断するとともに、ユーザーに推奨する。本実施例の方法は、ユーザーの位置を中心に、個人向け周辺情報をインテリジェントに推奨し、製品の対話特徴を増強し、クライアントがユーザーの要求を受動的に応答するサービスモードを変更し、ユーザーのシーンを自発的に分析し、ユーザーの行動特徴に基づいて情報をプッシュし、ユーザーニーズをより好適に満たすことができ、ユーザーの潜在ニーズをより好適に満たしかつそれをそそり、適用範囲が広く、拡張性に優れる。
【0066】
上述の実施例を実現するために、本発明の実施例は位置情報によるプッシュシステムを更に提出する。
【0067】
図2は、本発明の実施例に係る位置情報によるプッシュシステムの構造模式図である。以下に、
図2を参照しながら本発明の実施例に係る位置情報によるプッシュシステムを説明する。
図2に示すように、位置情報によるプッシュシステム100は、サーバー110と、クライアント120とを含む。
【0068】
そのうち、サーバー110は、ユーザーが通る複数のエリアを記録するとともに、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの常駐エリアを取得し、ユーザーが常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合には、ユーザーの常駐エリアにおけるPOI情報に基づいて、ユーザーが利用するクライアント120に新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュする。クライアント120はサーバー110によってプッシュされた新たなエリアにおけるPOI情報を受信するとともに、ユーザーに表示する。
【0069】
そのうち、サーバー110は、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの複数のエリアに対する関係強度情報を取得するとともに、関係強度情報に基づいて、複数のエリアからユーザーの常駐エリアを選択する。
【0070】
本発明の一実施例において、サーバー110は、更に、ユーザーの検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種を取得し、検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種及び常駐エリアにおけるPOI情報を結合してユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュする。
【0071】
本発明の一実施例において、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置しないと判断された場合には、サーバー110は、ユーザーに新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュする。
【0072】
本発明実施例のシステムは、移動端末の地図アプリケーションに応用されることができ、サーバー110は、ユーザー属性、設定及び行動特徴に基づいてクライアント120に個人向け情報をプッシュする。以下に、移動端末の地図アプリケーションのシーンを例として当該システムを説明する。このアプリケーションのシーンは例示性のものだけであり、本発明の実施例はこれに限らない。
【0073】
ステップS310:サーバー110はユーザーが通る複数のエリアを記録する。
【0074】
ユーザーがクライアント120を開いて応用する場合に、またはクライアント120を利用して情報を検索する場合には、クライアント120がサーバー110に送信する情報には、ユーザーが現在位置する都市やエリアの情報が含まれる。サーバー110は、これらの情報を記録する。
【0075】
ステップS320:サーバー110はユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの常駐エリアを取得する。具体的には、ステップS320は、ステップS321とステップS322とを含む。
【0076】
ステップS321において、サーバー110はユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度(エリアにおける操作回数や操作タイプなどの次元を含む)に基づいて、ユーザーと複数のエリアとの関係強度情報であるKを算出する。具体的な公式は以下の
通りである。
【0077】
K=SEQ*Sn+Sum(TYPE*Tx)*Tn/Count(TYPE)
式中、SEQは、参照頻度、Snは、参照頻度に対応する第一重み系数、TYPEはユーザーが電子地図を利用する時の操作タイプ、Txは、操作タイプに対応する第二重み系数、Sum(TYPE*Tx)は、各操作タイプTYPEと対応の第二重み系数Txとの積の和、Tnは、第三重み系数、Count(TYPE)は、操作タイプTYPEの総数を表す。そのうち、SEQは、周期内において出現回数/参照頻度指標を特定する。異なる都市またはエリアにおいて、ユーザーの利用習慣が異なるため、当該参照頻度は、異なる都市によって配置されることができる。
【0078】
ステップS322において、サーバー110は、関係強度情報であるKに基づいて複数のエリアからユーザーの常駐エリアを選択する。具体的には、サーバー110は、関係強度情報であるKに基づいてユーザーが常駐都市または常駐エリアに位置するか否かを自動的に分析し判断する。例えば、以下の形式で表されることができる。
【0079】
UserArea=ユーザーが出現したエリアリスト[Max(K)];
UserCity=Area.city;
式中、UserAreaは、ユーザーの常駐エリアであり、それをユーザーの出現したエリアリストにおいて関係強度情報であるKが最大であるエリアとする。UserCityは、ユーザーの常駐都市であり、それをエリアが属する都市とする。
【0080】
また、地図アプリケーションは、常駐都市や常駐エリアに対する推定をユーザーを送信し、ユーザーが常駐都市や常駐エリアを確認するようにガイドして、ユーザーにより確認された情報に高い関係係数を設定する(例えば、K=1)。
【0081】
ステップS330:ユーザーが常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合には、サーバー110は、ユーザーの常駐エリアにおけるPOI情報に基づいて、ユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュする。
【0082】
そのうち、ユーザーの新たなエリアにおけるPOI情報は、ユーザーの常駐エリアの情報と、新たなエリアの特徴とを結合することにより生成され、サーバー110により判断されたユーザーが新たなエリアにおいて興味を持つ可能性がある内容である。例えば、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置しないと判断された場合には、サーバー110はユーザーに新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュする。
【0083】
そのうち、サーバー110はユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするステップは、具体的には、サーバー110はユーザーのリアルタイム位置及び履歴軌跡に基づいて、ユーザーが新たなエリアに入ったか否かを判断するステップS331と、新たなエリアに入った場合には、サーバー110はユーザーによって設定された時間ウィンドウ及び注目エリアに基づいて、興味の重み値を調節するステップS332と、サーバー110は新たなエリアの属性、ユーザーの距離、興味の重み値などの要素を総合的に算出し、算出結果を集約するとともに、ユーザーに推奨するステップS333と、を含む。
【0084】
例えば、サーバー110がユーザーのその常駐都市や常駐エリアから新たなエリアや都市に移ると判断した場合には、サーバー110はプッシュ決定を行い、新たなエリアにおけるユーザーPOI情報を当該ユーザーにプッシュするか否かを決定する。具体的な決定は以下の内容を含む。
【0085】
(一)、ユーザーが新たなエリアに入り(即ち、常駐エリアと最近の履歴軌跡において、いずれも当該エリアがない)、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置する場合には、付近の共同購入や特典などを含む消費情報を集約し、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置しない場合には、当該都市の旅行情報や旅ナビゲーション情報などを集約する。
【0086】
(二)、ユーザーが常駐エリアに入る場合には、付近の新たに追加された生活情報を集約する。
【0087】
(三)、ユーザーが非常駐エリアに入り、且つ当該エリアは、最近の履歴軌跡において出現した場合には、情報妨害の発生を回避するために、プッシュしない。
【0088】
また、ユーザーがプッシュの開かれた時間ウィンドウを設定した場合には、開かれた時間ウィンドウのみにおいて推奨する。ユーザーが常駐エリア及び注目エリアを予め設定した場合には、それらのエリア以外の内容興味の重み値を低減し、プッシュしない。
【0089】
更に、サーバー110のプッシュ決定に基づいて、集約する必要がある内容タイプを決定する。そのうち、内容自体は、位置や分類などの属性を有し、興味の重み値及び距離の重み値に基づいて内容を選択する。ユーザー行動に基づいて興味を持つことが可能となる内容を判断することができる。例えば、ユーザー検索語の分類や検索頻度に対してシーケンスを行い、シーケンスにおいて前に位置する分類を取る。例えば以下のように表されることができる。
【0090】
興味の重み値Iu=Seq(query_words_category)
【0091】
興味の重み値Iuをユーザー検索語分類(query_words_category)のシーケンスにおけるn(nは予め設定される数字である)個前の値に設定する。ユーザーのサブスクリプション設定に基づいてユーザーが興味を持つ内容を決定することもできる。例えば、ユーザーにより設定された興味を持つサブスクリプション内容の興味の重み値を1に設定する(例えば、Iu=1)。情報内容自体の属性を結合し、興味の重み値を調整する。ユーザーに了解して欲しい情報をマークするように、情報内容自体は一定の興味値基数を有する。例えば、興味値基数はIで表されることができ、算出公式は、以下の通りである。
【0092】
I=CONTENT*Cn+Iu*In
式中、CONTENTは、内容情報、Cnは、内容属性の重み値の割合、Inは、興味の重み値の割合、Iuは、興味の重み値である。興味決定は、最後に、ユーザーの内容興味の重み値と距離の重み値におけるシーケンスのn個前の値を取る。即ち、
【0093】
List(content)=Top(Sort(I)*Distance(Content))
式中で、Sort(I)は、内容興味の重み値のシーケンス、Distance(Content)は、距離の重み値、Topは、n個前の値を取ることを表す。
【0094】
ステップS340:情報がクライアント120に達した後に、クライアント120は、情報を認識して解析するとともに、相応の表示及びユーザーガイドを行う(例えば、特惠情報や、道路状況を回避するため注意など)。
【0095】
本発明実施例の位置情報によるプッシュシステムによれば、サーバーは、クライアント
の位置、軌跡、ユーザー設定、検索などの要因に基づいて、ユーザーの常駐エリア、新たに入るエリア及び興味を持つ可能性がある内容をインテリジェントに判断するとともに、ユーザーに推奨する。本実施例のシステムは、ユーザーの位置を中心に、個人向け周辺情報をインテリジェントに推奨し、製品の対話特徴を増強し、クライアントがユーザーの要求を受動的に応答するサービスモードを変更し、ユーザーのシーンを自発的に分析し、ユーザーの行動特徴に基づいて情報をプッシュし、ユーザーニーズをより好適に満たすことができ、ユーザーの潜在ニーズをより好適に満たしかつそれをそそり、適用範囲が広く、拡張性に優れる。
【0096】
上述の実施例を実現するために、本発明の実施例はサーバーを更に提出する。
【0097】
図3は、本発明の実施例に係るサーバーの構造模式図である。以下に、
図3を参照しながら本発明の実施例にサーバーを説明する。
図3に示すように、サーバー200は、ユーザーが通る複数のエリアを記録する記録モジュール210と、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの常駐エリアを取得する常駐エリア取得モジュール220と、ユーザーが常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合には、ユーザーの常駐エリアにおけるPOI情報に基づいて、ユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするプッシュモジュール230と、ユーザーの検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種及び前記常駐エリアにおけるPOI情報を結合してユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするように、検索情報、サブスクリプション情報及び行動情報の一種または複数種を取得する収集モジュール240とを含む。
【0098】
本発明の一実施例において、常駐エリア取得モジュール220は、ユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの複数のエリアに対する関係強度情報を取得するとともに、関係強度情報に基づいて、複数のエリアからユーザーの常駐エリアを選択する。
【0099】
本発明の一実施例において、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置しないと判断された場合には、プッシュモジュール230は、ユーザーに新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュする。
【0100】
本発明実施例のサーバーは、移動端末の地図アプリケーションに応用されることができ、サーバーは、ユーザー属性、設定及び行動特徴に基づいてクライアントに個人向け情報をプッシュする。以下に、移動端末の地図アプリケーションのシーンを例として当該方法を説明する。このアプリケーションのシーンは例示性のものだけであり、本発明の実施例はこれに限らない。
【0101】
ステップS410:記録モジュール210はユーザーが通る複数のエリアを記録する。
【0102】
ユーザーが地図アプリケーションを開いて応用する場合に、または地図アプリケーションを利用して情報を検索する場合には、地図アプリケーションがサーバーに送信する情報には、ユーザーが現在位置する都市やエリアの情報が含まれる。記録モジュール210は、これらの情報を記録する。
【0103】
ステップS420:常駐エリア取得モジュール220はユーザーが複数のエリアにおける電子地図を利用する頻度に基づいて、ユーザーの常駐エリアを取得する。具体的には、ステップS420は、ステップS421とステップS422とを含む。
【0104】
ステップS421において、常駐エリア取得モジュール220はユーザーが複数のエリ
アにおける電子地図を利用する頻度(エリアにおける操作回数や操作タイプなどの次元を含む)に基づいて、ユーザーと複数のエリアとの関係強度情報であるKを算出する。具体的な公式は以下の通りである。
【0105】
K=SEQ*Sn+Sum(TYPE*Tx)*Tn/Count(TYPE)
式中、SEQは、参照頻度、Snは、参照頻度に対応する第一重み系数、TYPEはユーザーが電子地図を利用する時の操作タイプ、Txは、操作タイプに対応する第二重み系数、Sum(TYPE*Tx)は、各操作タイプTYPEと対応の第二重み系数Txとの積の和、Tnは、第三重み系数、Count(TYPE)は、操作タイプTYPEの総数を表す。そのうち、SEQは、周期内において出現回数/参照頻度指標を特定する。異なる都市またはエリアにおいて、ユーザーの利用習慣が異なるため、当該参照頻度は、異なる都市によって配置されることができる。
【0106】
ステップS422において、常駐エリア取得モジュール220は、関係強度情報であるKに基づいて複数のエリアからユーザーの常駐エリアを選択する。具体的には、常駐エリア取得モジュール220は、関係強度情報であるKに基づいてユーザーが常駐都市または常駐エリアに位置するか否かを自動的に分析し判断する。例えば、以下の形式で表されることができる。
【0107】
UserArea=ユーザーが出現したエリアリスト[Max(K)];
UserCity=Area.city;
式中、UserAreaは、ユーザーの常駐エリアであり、それをユーザーの出現したエリアリストにおいて関係強度情報であるKが最大であるエリアとする。UserCityは、ユーザーの常駐都市であり、それをエリアが属する都市とする。
【0108】
また、アプリケーションソフトウェアAppは、常駐都市や常駐エリアに対する推定をユーザーを送信し、ユーザーが常駐都市や常駐エリアを確認するようにガイドして、ユーザーにより確認された情報に高い関係係数を設定する(例えば、K=1)。
【0109】
ステップS430:プッシュモジュール230がユーザーの常駐エリアから新たなエリアに入ると判断された場合には、プッシュモジュール230は、ユーザーの常駐エリアにおけるPOI情報に基づいて、ユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュする。
【0110】
そのうち、ユーザーの新たなエリアにおけるPOI情報は、ユーザーの常駐エリアの情報と、新たなエリアの特徴とを結合することにより生成され、サーバーにより判断されたユーザーが新たなエリアにおいて興味を持つ可能性がある内容である。例えば、プッシュモジュール230が新たなエリアと常駐エリアとの同じ都市に位置しないと判断された場合には、プッシュモジュール230はユーザーに新たなエリアが属する都市の旅行情報及び旅ナビゲーション情報の少なくとも一種をプッシュする。
【0111】
そのうち、プッシュモジュール230はユーザーに新たなエリアにおけるPOI情報をプッシュするステップは、具体的には、プッシュモジュール230はユーザーのリアルタイム位置及び履歴軌跡に基づいてユーザーが新たなエリアに入ったか否かを判断するステップS431と、新たなエリアに入った場合には、プッシュモジュール230はユーザーによって設定された時間ウィンドウ及び注目エリアに基づいて、興味の重み値を調節するステップS432と、プッシュモジュール230は新たなエリアの属性、ユーザーの距離、興味の重み値などの要素を総合的に算出し、算出結果を集約するとともに、ユーザーに推奨するステップS433とを含む。
【0112】
例えば、プッシュモジュール230がユーザーのその常駐都市や常駐エリアから新たなエリアや都市に移ると判断した場合には、プッシュモジュール230はプッシュ決定を行い、新たなエリアにおけるユーザーPOI情報を当該ユーザーにプッシュするか否かを決定する。具体的な決定は以下の内容を含む。
【0113】
(一)、ユーザーが新たなエリアに入り(即ち、常駐エリアと最近の履歴軌跡において、いずれも当該エリアがない)、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置する場合には、付近の共同購入や特典などを含む消費情報を集約し、新たなエリアと常駐エリアとが同じ都市に位置しない場合には、当該都市の旅行情報や旅ナビゲーション情報などを集約する。
【0114】
(二)、ユーザーが常駐エリアに入る場合には、付近の新たに追加された生活情報を集約する。
【0115】
(三)、ユーザーが非常駐エリアに入り、且つ当該エリアは、最近の履歴軌跡において出現した場合には、情報妨害の発生を回避するために、プッシュしない。
【0116】
また、ユーザーがプッシュの開かれた時間ウィンドウを設定した場合には、開かれた時間ウィンドウのみにおいて推奨する。ユーザーが常駐エリア及び注目エリアを予め設定した場合には、それらのエリア以外の内容興味の重み値を低減し、プッシュしない。
【0117】
更に、プッシュモジュール230のプッシュ決定に基づいて、集約する必要がある内容タイプを決定する。そのうち、内容自体は、位置や分類などの属性を有し、興味の重み値及び距離の重み値に基づいて内容を選択する。ユーザー行動に基づいて興味を持つことが可能となる内容を判断することができる。例えば、ユーザー検索語の分類や検索頻度に対してシーケンスを行い、シーケンスにおいて前に位置する分類を取る。例えば以下のように表されることができる。
【0118】
興味の重み値Iu=Seq(query_words_category)
【0119】
興味の重み値Iuをユーザー検索語分類(query_words_category)におけるシーケンスのn(nは予め設定される数字である)個前の値に設定する。ユーザーのサブスクリプション設定に基づいてユーザーが興味を持つ内容を決定することもできる。例えば、ユーザーにより設定された興味を持つサブスクリプション内容の興味の重み値を1に設定する(例えば、Iu=1)。情報内容自体の属性を結合し、興味の重み値を調整する。ユーザーに了解して欲しい情報をマークするように、情報内容自体は一定の興味値基数を有する。例えば、興味値基数はIで表されることができ、算出公式は、以下の通りである。
【0120】
I=CONTENT*Cn+Iu*In
式中、CONTENTは、内容情報、Cnは、内容属性の重み値の割合、Inは、興味の重み値の割合、Iuは、興味の重み値である。興味決定は、最後に、ユーザーの内容興味の重み値と距離の重み値におけるシーケンスのn個前の値を取る。即ち、
【0121】
List(content)=Top(Sort(I)*Distance(Content))
式中で、Sort(I)は、内容興味の重み値のシーケンス、Distance(Content)は、距離の重み値、Topは、n個前の値を取ることを表す。
【0122】
本発明実施例によるサーバーは、クライアントの位置、軌跡、ユーザー設定、検索など
の要因に基づいて、ユーザーの常駐エリア、新たに入るエリア及び興味を持つ可能性がある内容をインテリジェントに判断するとともに、ユーザーに推奨する。本発明の実施例のサーバーは、ユーザーの位置を中心に、個人向け周辺情報をインテリジェントに推奨し、製品の対話特徴を増強し、クライアントがユーザーの要求を受動的に応答するサービスモードを変更し、ユーザーのシーンを自発的に分析し、ユーザーの行動特徴に基づいて情報をプッシュし、ユーザーニーズをより好適に満たすことができ、ユーザーの潜在ニーズをそそり、適用範囲が広く、拡張性に優れる。
【0123】
本発明の説明において、「一つの実施例」、「一部の実施例」、「示例」、「具体示例」或いは「一部の示例」など用語を参考した説明とは、該実施例或いは示例に結合して説明された具体的特徴、構成、材料或いは特徴が、本発明の少なくとも一つの実施例或いは示例に含まれることである。本明細書において、上記用語に対する例示的な表述は、必ずしも同じ実施例或いは示例を示すことではない。又、説明された具体的特徴、構成、材料或いは特徴は、いずれかの一つ或いは複数の実施例又は示例において適切に結合することができる。
【0124】
本発明の実施例を示して説明したが、当業者は、本発明の原理及び主旨から逸脱しない限りこれらの実施例に対して複種の変化、補正、切り替え及び変形を行うことができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその相当物により限定される。