【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明の熱源システムは、有機廃棄物と、有機廃棄物が乾燥されてなる乾燥廃棄物とが投入され、前記有機廃棄物と乾燥廃棄物を混合して前記有機廃棄物よりも含水率の低い混合廃棄物を形成する混合装置と、
縦長の流動室と、当該流動室の下部に設置され、前記混合装置からの混合廃棄物が投入されて当該混合廃棄物を解砕する解砕機と、前記流動室の下部に乾燥空気を供給する乾燥空気供給部と、前記流動室の上部に配置され、当該流動室内を下部から上部に流れた混合廃棄物を排出する排出口とを有する流動乾燥装置と、
前記流動乾燥装置で混合廃棄物が乾燥されてなる乾燥廃棄物が搬送空気によって投入される筒状部と、当該筒状部に連なると共に下方に向かうにつれて縮径する円錐台部とを有し、接線方向に燃焼空気が供給されて前記乾燥廃棄物を旋回状に流しながら燃焼させる旋回燃焼室と、当該旋回燃焼室の筒状部の上端から下方に向かって突出し、前記乾燥廃棄物の燃焼ガスを排出する排気筒と、前記旋回燃焼室の下端に設けられ、当該旋回燃焼室内で燃焼ガスから分離された固形物を排出する排出部とを有する旋回燃焼装置と、
前記旋回燃焼装置から排出された燃焼ガスと熱交換を行う第1熱交換器とを備え、
前記流動乾燥装置の乾燥空気供給部で供給される乾燥空気は、前記旋回燃焼装置の排気筒から排出された燃焼ガス、又は、当該燃焼ガスで空気を加熱してなる加熱ガスであることを特徴としている。
【0009】
前記構成によれば、有機廃棄物と、有機廃棄物が乾燥されてなる乾燥廃棄物とが混合装置に投入され、前記有機廃棄物と乾燥廃棄物が混合されて前記有機廃棄物よりも含水率の低い混合廃棄物が形成される。有機廃棄物は、例えば下水汚泥、パルプスラッジ、食品残渣、浄化槽汚泥、生汚泥、活性汚泥及び余剰汚泥等のように、有機質で形成され、含水率が80wt%を超える廃棄物をいう。このような高含水率の有機廃棄物を、乾燥廃棄物と混合して含水率の比較的低い混合廃棄物とすることにより、後続の流動乾燥装置における乾燥の効率化を図ることができる。前記混合装置で混合された混合廃棄物は流動乾燥装置に投入され、流動乾燥装置の解砕機で解砕され、乾燥空気供給部から供給されて流動室の下部から上部に向かって流れる乾燥空気により、流動室内を上方に流れる。粒子が小さく乾燥した廃棄物は、乾燥空気の流れによって流動室の上部の排出口から排出される。粒子が大きい廃棄物は、流動室内を落下して解砕機に達し、当該解砕機で解砕されて小さい粒子になる。含水率が比較的大きい廃棄物は、流動室内を概ね上下方向に流れて乾燥空気に接触し、含水率が低下すると、乾燥空気の流れによって流動室の上部の排出口から排出される。流動乾燥装置で乾燥された乾燥廃棄物は、搬送空気によって旋回燃焼装置に搬送され、当該旋回燃焼装置の旋回燃焼室の筒状部に投入され、当該旋回燃焼室に接線方向に供給される燃焼空気によって旋回燃焼室内を旋回状に流れながら燃焼する。当該旋回燃焼室内で乾燥廃棄物が燃焼して燃焼ガスが生成され、排気筒から当該燃焼ガスが排出される。前記旋回燃焼室内で燃焼しないで残留した未燃成分や不燃成分を含む固形物は、旋回燃焼室の円錐台部を流れる際に作用する遠心力によって燃焼ガスから分離され、当該旋回燃焼室の下端に設けられた排出部から排出される。前記旋回燃焼装置から排出された燃焼ガスは、第1熱交換器により、加熱対象を加熱する。ここで、前記流動乾燥装置の乾燥空気供給部で供給される乾燥空気は、前記旋回燃焼装置の排気筒から排出された燃焼ガス、又は、当該燃焼ガスで空気を加熱してなる加熱ガスである。したがって、混合廃棄物を、実質的に化石燃料を用いることなく乾燥させることができるので、燃料費を低廉にすることができる。
【0010】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記流動乾燥装置で混合廃棄物を乾燥した乾燥空気の少なくとも一部が、前記旋回燃焼装置の旋回燃焼室に燃焼空気として供給される。
【0011】
前記実施形態によれば、前記流動乾燥装置で混合廃棄物を乾燥した乾燥空気の少なくとも一部が、前記旋回燃焼装置の旋回燃焼室に燃焼空気として供給される。したがって、流動乾燥装置で混合廃棄物から生成された臭気を含む乾燥空気を旋回燃焼装置に導いて、当該旋回燃焼装置の旋回燃焼室で燃焼空気として燃焼させるので、臭気が外部に拡散する不都合を効果的に防止できる。また、臭気を含む乾燥空気を、旋回燃焼装置の燃焼空気として燃焼させて脱臭を行うので、従来よりも少ない装置構成で臭気を削減できる。
【0012】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記旋回燃焼装置の排気筒から排出された燃焼ガスと空気とを熱交換する第2熱交換器と、
前記第2熱交換器で空気と熱交換した燃焼ガスの集塵を行う集塵装置と、
前記第2熱交換器で空気と熱交換した燃焼ガスの脱臭を行う脱臭装置とを備え、
前記第2熱交換器で空気が燃焼ガスと熱交換してなる加熱ガスが、乾燥空気として前記流動乾燥装置に供給される。
【0013】
前記実施形態によれば、第2熱交換器で、燃焼ガスの塵と臭気の混入を防ぎながら高温の乾燥空気を生成できると共に、第2熱交換器で空気と熱交換を行った燃焼ガスの塵と臭気を集塵装置と脱臭装置で除去する。これにより、旋回燃焼装置の燃焼ガスの熱を混合廃棄物の乾燥のために効率的に利用できると共に、旋回燃焼装置からの塵と臭気を効率的に回収して除去できる。なお、第2熱交換器は、第1熱交換器の上流側又は下流側のいずれにも設置可能であり、第1熱交換器で加熱対象を加熱する温度と、乾燥空気の温度とに応じて、第1熱交換器及び第2熱交換器の接続順序を適宜設定すればよい。
【0014】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記第2熱交換器からの燃焼ガスと、前記流動乾燥装置で混合廃棄物を乾燥した乾燥空気とを熱交換する第3熱交換器を備え、
前記第3熱交換器で燃焼ガスと熱交換した乾燥空気を、前記乾燥廃棄物を旋回燃焼装置に搬送する搬送空気、及び/又は、前記旋回燃焼装置の燃焼空気に用いる一方、前記第3熱交換器で乾燥空気と熱交換した燃焼ガスを、前記集塵装置及び脱臭装置に送る。
【0015】
前記実施形態によれば、流動乾燥装置で混合廃棄物を乾燥した乾燥空気を、第3熱交換器で熱交換して加熱することにより、旋回燃焼装置に供給される搬送空気及び/又は燃焼空気の温度を高くできるので、当該旋回燃焼装置の燃焼効率を向上することができる。また、第2熱交換器で空気と熱交換した後においても温度が比較的高い燃焼ガスを、第3熱交換器で乾燥空気の加熱に用いることにより、旋回燃焼装置で生成される熱の利用効率を向上することができる。また、流動乾燥装置で混合廃棄物を乾燥して臭気を含む乾燥空気を、搬送空気及び/又は燃焼空気として旋回燃焼装置に供給することにより、当該旋回燃焼装置で臭気を燃焼させることにより、効果的に脱臭を行うことができる。
【0016】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記混合装置内の空気を、前記第2熱交換器で熱交換して乾燥空気として流動乾燥装置に供給する。
【0017】
前記実施形態によれば、混合装置内で有機廃棄物と乾燥廃棄物が混合される際に生成される臭気を含む空気が、第2熱交換機で旋回燃焼装置からの燃焼ガスと熱交換して加熱され、乾燥空気として流動乾燥装置に供給される。流動乾燥装置で混合廃棄物を乾燥した乾燥空気は、搬送空気及び/又は燃焼空気として旋回燃焼装置に導かれて、臭気と共に燃焼する。したがって、臭気が外部に拡散する不都合を効果的に防止できる。また、臭気を含む空気を、旋回燃焼装置で燃焼させて脱臭を行うので、従来よりも少ない装置構成で臭気を削減できる。
【0018】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記有機廃棄物を貯留すると共に前記混合装置へ定量供給を行う第1定量供給装置を備え、
前記第1定量供給装置内の空気を、前記第2熱交換器で熱交換して乾燥空気として流動乾燥装置に供給する。
【0019】
前記実施形態によれば、第1定量供給装置内に有機廃棄物が貯留される際に生成される臭気を含む空気が、第2熱交換機で旋回燃焼装置からの燃焼ガスと熱交換して加熱され、乾燥空気として流動乾燥装置に供給される。流動乾燥装置で混合廃棄物を乾燥した乾燥空気は、搬送空気及び/又は燃焼空気として旋回燃焼装置に導かれて、臭気と共に燃焼する。したがって、臭気が外部に拡散する不都合を効果的に防止できる。また、臭気を含む空気を、旋回燃焼装置で燃焼させて脱臭を行うので、従来よりも少ない装置構成で臭気を削減できる。
【0020】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記流動乾燥装置で乾燥された乾燥廃棄物を貯留すると共に前記混合装置及び旋回燃焼装置へ定量供給を行う第2定量供給装置を備え、
前記第2定量供給装置内の空気を、前記第2熱交換器で熱交換して乾燥空気として流動乾燥装置に供給する。
【0021】
前記実施形態によれば、第2定量供給装置内に乾燥廃棄物が貯留される際に生成される臭気を含む空気が、第2熱交換機で旋回燃焼装置からの燃焼ガスと熱交換して加熱され、乾燥空気として流動乾燥装置に供給される。流動乾燥装置で混合廃棄物を乾燥した乾燥空気は、搬送空気及び/又は燃焼空気として旋回燃焼装置に導かれて、臭気と共に燃焼する。したがって、臭気が外部に拡散する不都合を効果的に防止できる。また、臭気を含む空気を、旋回燃焼装置で燃焼させて脱臭を行うので、従来よりも少ない装置構成で臭気を削減できる。
【0022】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記混合装置は、
有機廃棄物及び乾燥廃棄物が投入される投入口と、
処理済みの廃棄物が排出される排出口と、
前記投入口と排出口の間に延在する回転軸と、
前記回転軸に取り付けられた複数の混合羽根を有し、
前記投入口に近い側の混合羽根は、回転軸への取り付け角度が被処理物を送る角度に設定されている一方、前記投入口から遠い混合羽根の一部は、回転軸への取り付け角度が被処理物を戻す角度に設定されている。
【0023】
前記実施形態によれば、混合装置の投入口に投入された有機廃棄物と乾燥廃棄物は、回転軸で回転駆動される複数の混合羽根で撹拌されて混合し、混合廃棄物となって排出口から排出される。ここで、投入口に近い側の混合羽根は、回転軸への取り付け角度が被処理物を送る角度に設定されているので、投入口に投入された有機廃棄物と乾燥廃棄物は、回転軸に沿って速やかに投入口から排出口に向かって送られる。前記投入口から遠い位置に達した有機廃棄物と乾燥廃棄物は、回転軸への取り付け角度が被処理物を戻す角度に設定された一部の混合羽根から、排出口から投入口に向かう力を受ける。これにより、投入口から遠い位置において、有機廃棄物と乾燥廃棄物が、投入口から排出口に向かう力と、排出口から投入口に向かう力とを受けるので、回転軸に沿って正逆方向に移動する。その結果、有機廃棄物と乾燥廃棄物が効果的に混合されて、水分量の均一な混合廃棄物が得られる。ここで、投入口に近い側とは、当該投入口から、回転軸方向において、前記投入口と排出口との間の距離の半分の位置までの間のいずれかの位置をいう。すなわち、前記投入口から、前記投入口と排出口との間の距離の半分の位置までの間に適宜設定される基準位置に関し、この基準位置よりも投入口側が近い側であり、前記基準位置よりも排出口側が遠い側である。
【0024】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記流動乾燥装置の解砕機は、
混合廃棄物の解砕を行うハンマー体と、
前記ハンマー体を揺動自在に支持する支持部材と、
前記支持部材を回転駆動する回転軸と
を有する。
【0025】
前記実施形態によれば、回転軸によって支持部材と共に回転駆動されると共に、支持部材に対して揺動するハンマー体により、混合廃棄物を効果的に解砕することができる。
【0026】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記旋回燃焼装置は、
前記旋回燃焼室の筒状部と円錐台部の少なくとも一方の側面に設けられ、当該旋回燃焼室内の温度を測定する温度計と、
前記旋回燃焼室の筒状部と円錐台部の少なくとも一方の側面に、前記温度計が設けられた軸方向位置と同じ軸方向位置に設けられ、当該旋回燃焼室内に燃焼空気を供給する燃焼空気供給部と、
前記温度計が測定した温度に基づいて、前記燃焼空気供給部が旋回燃焼室内に供給する燃焼空気の量を制御する燃焼空気制御部と
を有する。
【0027】
前記実施形態によれば、旋回燃焼室の筒状部と円錐台部の少なくとも一方の側面に設けられた温度計で、旋回燃焼室内の温度を測定し、温度計で測定された旋回燃焼室内の温度に基づいて、燃焼空気制御部により、前記温度計と同じ軸方向位置に設けられた燃焼空気供給部で供給される燃焼空気の量を制御する。例えば、温度計で測定された温度が所定の基準値よりも高い場合は燃焼空気の量を増大させ、温度計で測定された温度が所定の基準値よりも低いときは燃焼空気の量を減少させる。これにより、旋回燃焼室内の温度が安定して所定の温度に保たれるので、旋回燃焼室に供給される乾燥廃棄物の種類や大きさにばらつきが存在しても、旋回燃焼装置は安定した燃焼熱を生成することができる。
【0028】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記旋回燃焼装置は、前記温度計が、前記旋回燃焼室の筒状部に複数個設けられていると共に、前記燃焼空気供給部が、前記旋回燃焼室の筒状部に複数個設けられている。
【0029】
前記実施形態によれば、複数個の温度計で旋回燃焼室の筒状部の複数位置の温度が測定され、これらの温度計で測定された温度に基づいて、複数個の燃焼空気供給部により、旋回燃焼室の筒状部の複数位置に供給される燃焼空気の量が制御される。したがって、旋回燃焼室の筒状部の燃焼温度が、安定して所定の温度に保たれる。
【0030】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記旋回燃焼装置は、前記温度計が、前記旋回燃焼室の円錐台部に複数個設けられていると共に、前記燃焼空気供給部が、前記旋回燃焼室の円錐台部に複数個設けられている。
【0031】
前記実施形態によれば、複数個の温度計で旋回燃焼室の円錐台部の複数位置の温度が測定され、これらの温度計で測定された温度に基づいて、複数個の燃焼空気供給部により、旋回燃焼室の円錐台部の複数位置に供給される燃焼空気の量が制御される。したがって、旋回燃焼室の円錐台部の燃焼温度が、安定して所定の温度に保たれる。
【0032】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記旋回燃焼装置は、前記排出部に連なり、前記旋回燃焼室で燃焼ガスから分離された固形物が導かれる第2燃焼室を有する。
【0033】
前記実施形態によれば、旋回燃焼室で燃焼しないで残留した固形物が、旋回燃焼室内の旋回流によって燃焼ガスから分離され、第2燃焼室に導かれる。この固形物のうちの未燃成分が第2燃焼室で燃焼する。したがって、旋回燃焼室で燃焼しないで残留した未燃物を効果的に燃焼させて、旋回燃焼装置の燃焼効率を向上することができる。
【0034】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記旋回燃焼装置は、前記第2燃焼室が、前記排出部に接続されて前記固形物を搬送する搬送装置内に形成されている。
【0035】
前記実施形態によれば、旋回燃焼室から固形物としての灰や不燃物を排出するために必須である搬送装置を、第2燃焼室として兼用する。これにより、旋回燃焼装置の装置構成を増やすことなく、乾燥廃棄物の燃焼効率を高めることができる。したがって、大きさや燃焼物質の分布にばらつきのある乾燥廃棄物を燃焼するにもかかわらず、コンパクトで燃焼効率の高い旋回燃焼装置が得られる。なお、搬送装置としては、スクリューコンベヤや密閉式チェンコンベヤ等を採用することができる。
【0036】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記旋回燃焼装置は、前記乾燥廃棄物に補助燃料を混合してなる廃棄物燃料が供給される。
【0037】
前記実施形態によれば、乾燥廃棄物に補助燃料が混合されてなる廃棄物燃料を旋回燃焼装置で燃焼することにより、高い熱量を安定して得ることができる。したがって、第1熱交換器による媒体の加熱温度を安定にできる。
【0038】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記補助燃料は、木屑、廃プラスチック又はRPFの少なくとも1つである。
【0039】
前記実施形態によれば、木屑、廃プラスチック又はRPF(Refuse Paper
& Plastic Fuel;古紙及び廃プラスチックを主原料とする固形燃料)の少なくとも1つを補助燃料に用いることにより、廃棄物由来の燃料を用いて、化石燃料を実質的に用いることなく安定した熱量が得られる。
【0040】
一実施形態の有機廃棄物を用いた熱源システムは、前記第1熱交換器はボイラである。
【0041】
前記実施形態によれば、ボイラにより、旋回燃焼装置から排出された燃焼ガスと熱交換を行って媒体を加熱することにより、加熱された媒体を種々の熱機器や発動機に供給することができる。
【0042】
本発明の有機廃棄物を用いた発電システムは、前記有機廃棄物を用いた熱源システムと、前記ボイラで加熱された蒸気で駆動される発電機とを備えることを特徴としている。
【0043】
前記実施形態によれば、有機物廃棄物を用いた熱源システムにより、有機廃棄物から安定した熱量の蒸気が生成できるので、当該蒸気で発電機を駆動して安定した電力が得られる。