(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の転換部の自由端には、前記第1の軸が前記第1の軸収容部に挿入される方向に向かって傾斜して備えられた転換部傾斜面が備えられる、請求項1に記載の衣類処理装置。
前記ドアが前記第1の回転軸を通じて回転できるように前記第1の転換部及び前記第2の転換部のうち少なくともいずれか一つに備えられ、前記第1の転換部を前記第1の軸収容部方向に加圧する弾性支持部をさらに含む、請求項1に記載の衣類処理装置。
前記第1の転換部は、前記ドアの幅方向に沿って移動可能に備えられ、前記第1の軸収容部を開閉する第1の自由端と、前記第2の転換部に接触する第2の自由端と、を含み、
前記第2の転換部は、前記ドアの高さ方向に沿って移動可能に備えられ、前記第4の軸収容部を開閉する第3の自由端と、前記第2の自由端に接触する第4の自由端と、を含み、
前記弾性支持部は、前記第2の転換部に備えられ、前記第3の自由端を前記第4の軸収容部から遠ざかる方向に加圧する、請求項4に記載の衣類処理装置。
前記第1の転換部は、前記ドアの幅方向に沿って移動可能に備えられ、前記第1の軸収容部を開閉する第1の自由端と、前記第2の転換部に接触する第2の自由端と、を含み、
前記第2の転換部は、前記ドアの高さ方向に沿って移動可能に備えられ、前記第4の軸収容部を開閉する第3の自由端と、前記第2の自由端に接触する第4の自由端と、を含み、
前記弾性支持部は、前記第1の転換部に備えられ、前記第1の自由端を前記第1の軸収容部方向に加圧する第1の支持部と、前記第2の転換部に備えられ、前記第3の自由端を前記第4の軸収容部から遠ざかる方向に加圧する第2の支持部と、を含む、請求項4に記載の衣類処理装置。
前記ドアが開放されると、前記ハンドル、前記第1の転換部及び前記第2の転換部のうち少なくともいずれか一つの位置を固定させるロックをさらに含む、請求項7に記載の衣類処理装置。
前記第1の転換部は、前記ドアの幅方向に沿って互いに所定距離だけ離隔して備えられ、前記ロックが選択的に着脱可能な第1の締結部及び第2の締結部と、をさらに含み、
前記第1の転換部の一端から前記第1の締結部までの距離は、前記第1の転換部の一端から前記第2の締結部までの距離より短く、
前記第1の転換部は、前記ロックが前記第2の締結部に結合されると、前記第1の軸収容部を閉鎖するように備えられ、
前記第1の転換部の一端の一部は、前記ロックが前記第1の締結部に結合されると、前記第1の軸収容部に残留するように備えられる、請求項8に記載の衣類処理装置。
前記第1の締結部の幅から前記固定部の幅を引いた長さは、前記第1の軸収容部に残留する前記第1の転換部の一端の長さ以上である、請求項10に記載の衣類処理装置。
前記ロックは、前記ドアの幅方向に沿って移動可能に備えられるロックボディーと、前記ロックボディーを弾性支持し、前記ロックボディーを前記ハンドルが位置した方向に向かって加圧するボディー支持部と、前記ロックボディーに備えられ、前記ロックボディーの移動方向に向かって傾斜して備えられるボディー傾斜面と、前記フロントパネルや前記ドアに備えられ、前記ドアが閉鎖されると、前記ボディー傾斜面に接触して前記ボディー傾斜面を加圧するボディー加圧部と、を含み、
前記ハンドルは、前記ロックボディーが着脱可能に結合されるボディー締結部をさらに含む、請求項8に記載の衣類処理装置。
前記ドアロックは、第1の軸収容部を通過し、前記第2の回転軸と並んだ水平線と、前記第1の回転軸に対して平行で、前記第4の軸を通過する垂直線との交点に備えられる、請求項15に記載の衣類処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下では、添付の図面を参考にして本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。一方、以下で記述する装置の構成や制御方法は、本発明の実施例を説明するためのものに過ぎなく、本発明の権利範囲を限定するためのものではない。明細書全般にわたって同一の参照番号は、同一の構成要素を示す。
【0037】
図1に示したように、本発明の衣類処理装置100は、外観を形成するキャビネット1と、キャビネットの内部に備えられ、衣類が収容される空間を提供する衣類収容部2と、キャビネット1に備えられ、衣類収容部2を開閉するドア3とを含む。
【0038】
キャビネット1は、投入口111が備えられたフロントパネル11を含むが、ドア3は、投入口111を開閉できるようにフロントパネル11に備えられる。したがって、使用者は、ドア3を通じて投入口111を開放することによって、衣類(洗濯対象物または乾燥対象物)を衣類収容部2に投入したり、衣類収容部2から引き出すことができる。
【0039】
本発明の衣類処理装置100が衣類の洗濯を行う装置として備えられる場合、衣類収容部2は、キャビネットの内部に備えられ、洗濯水を貯蔵するタブと、タブの内部に回転可能に備えられ、衣類が収容される空間を提供するドラムとを含んで備えられ得る。
【0040】
この場合、タブは、投入口111と連通するタブ投入口を含むように備えられ、ドラムは、投入口と連通するドラム投入口を含むように備えられなければならない。
【0041】
また、衣類処理装置100には、タブに洗濯水を供給する洗濯水供給部(図示せず)と、タブに貯蔵された洗濯水をキャビネット1の外部に排出させる洗濯水排出部(図示せず)とがさらに備えられなければならない。
【0042】
しかし、本発明の衣類処理装置100が衣類の乾燥のみを行う装置として備えられる場合、衣類収容部2は、キャビネット1の内部に回転可能に備えられるドラムのみを含んで備えられ得る。この場合、キャビネットの内部には、ドラムに熱風を供給するだけでなく、ドラムに供給された空気をドラムの外部に排出させる空気供給部(図示せず)がさらに備えられなければならない。
【0043】
一方、本発明の衣類処理装置100は、衣類の洗濯及び乾燥を全て行える装置として備えられる場合もあるが、この場合、衣類収容部2は、タブ及びドラムを含んで備えられなければならなく、キャビネットの内部には、タブに熱風を供給するだけでなく、タブ内部の空気をタブの外部に排出させる空気供給部(図示せず)を含むようになる。
【0044】
投入口111の開閉のためにフロントパネル11に備えられるドア3は、互いに異なる二つの回転軸X、Yによって回転可能であることを特徴とし、ドア3は、ヒンジ部51、53、55を介してフロントパネル11に結合され、使用者は、ハンドル4を通じてドア3の回転軸X、Yを変更することができる。
【0045】
ドア3は、投入口111を開閉するドアボディー31と、ドアボディー31をフロントパネル11に固定させるドアロック(door lock)33とを含んで備えられ得る。
【0046】
ドアボディー31は、衣類処理装置100の外周面を形成するアウターフレーム311と、アウターフレーム311に結合され、フロントパネル11に向かう面に位置したインナーフレーム312とを含んで備えられ得る。
【0047】
ドアロック33は、インナーフレーム312から突出して備えられ得る。この場合、フロントパネル11には、ドアロック33が収容されるドアロック締結部113がさらに備えられ得る。ドアボディー31をフロントパネル11に着脱可能に固定させ得る限り、ドアロック33とドアロック締結部113の構造は如何なる構造に備えられても構わない。
【0048】
図1においては、ドアロック33が、インナーフレーム312から突出したバーと、バーの自由端に備えられた突起とを含んで備えられ、ドアロック締結部113が、フロントパネル11に備えられ、突起が収容される溝として備えられた場合を一例として示した。
【0049】
ドアボディー31にはハンドル収容部314が備えられるが、
図1においては、ハンドル収容部314が、ドアボディー31の上部面が凹状に折り曲げられた収容溝として備えられた場合を一例として示した。この場合、ハンドル4は、収容溝の内部に位置するようになる。
【0050】
ハンドル4は、ハンドル収容部314の内部に備えられるハンドルボディー41と、ハンドルボディー41をドアボディー31に回転可能に結合させるボディー回転軸43と、ハンドルボディー41の作動有無によって後述する回転軸転換部6を作動させる加圧部45とを含んで備えられ得る。
【0051】
転換部6は、ドアボディー31の内部に備えられ、使用者が回転軸X、Yを転換できるようにする手段であって、これについては後で詳細に説明する。
【0052】
図2(a)は、ボディー回転軸43が、指とハンドルボディー41とが接触する圧点Pの上部に位置した場合を示した図で、
図2(b)は、ボディー回転軸43が圧点Pの下部に位置した場合を示した図である。
【0053】
ボディー回転軸43が圧点の上部に位置する場合(
図2(a))、ハンドルボディー41の一端はボディー回転軸43を介してアウターフレーム311に固定されなければならなく、加圧部45はハンドルボディー41の自由端に備えられなければならない。したがって、
図2(a)のハンドル4には、投入口111を開放するために二つの動作が要求される。
【0054】
すなわち、使用者は、ハンドル収容部314に指を入れた後、ハンドルボディー41をアウターフレーム311方向に回転させる第1の動作(後述する回転軸転換部6を作動させる動作)と、ドア3をフロントパネル11から分離させるためにドアボディー31をフロントパネル11から遠ざかる方向に引っ張る第2の動作を通じて投入口111を開放するようになる。
【0055】
ただし、ハンドル収容部314が提供する空間が広くないので、
図2(a)に示したハンドル4の構造は、使用者が第1の動作を行うとき、ハンドル収容部314の内周面が使用者の指の動きを制限(F)することができ、これによって、使用者はドア3の使用に不便さを感じるようになる。
【0056】
その一方、
図2(b)のハンドル4の構造は、ドア3がフロントパネル11から分離される方向にドアボディー31を引っ張る一つの動作のみで投入口111を開放可能な構造である。
【0057】
すなわち、
図2(b)のハンドル4は、ハンドル収容部314の内部に備えられるハンドルボディー41と、ハンドルボディー41が固定される軸収容部47と、軸収容部47をドアボディー31に回転可能に結合させるボディー回転軸43と、軸収容部47に固定され、ドアボディー31の内部に位置する加圧部45とを含んで備えられる。したがって、
図2(b)のハンドルボディー41は、アウターフレーム311に向かって回転するように備えられ、加圧部45は、インナーフレーム312に向かって回転可能である。
【0058】
図2(b)のハンドル4は、ハンドルボディー41を回転させるために力が供給される方向と、ドアボディー31がフロントパネル11から分離される方向とが同一であるので、使用者は、ハンドル収容部314に指を入れた後、ドア3をフロントパネル11から遠ざかる方向に引っ張るだけで、ハンドルボディー41の回転、ドアボディー31とフロントパネル11との分離を同時に進行することができる。
【0059】
したがって、
図2(b)に備えられたハンドル4は、第2の回転軸Yを通じてドアボディー31を回転させる場合、
図2(a)に備えられたハンドル4に比べて容易にドア3を開放できるだけでなく、使用者の指がハンドル収容部314に干渉される問題も防止することができる。
【0060】
図3に示したように、ドアボディー31をフロントパネル11に結合させるヒンジ部51、53、55は、第1の軸511bが備えられた第1のヒンジ51と、第4の軸551aが備えられた第3のヒンジ55と、第1の軸511bと共に第1の回転軸Xを形成する第2の軸531c、及び第4の軸551aと共に第2の回転軸Y(
図1参照)を形成する第3の軸533cが備えられた第2のヒンジ53とを含んで備えられ得る。
【0061】
第1のヒンジ51は、フロントパネル11及びドアボディー31のうちのいずれか一つに備えられ、第1の軸511bが固定される第1のヒンジボディー511と、フロントパネル11及びドアボディー31のうちの残りの一つに備えられ、第1の軸511bに着脱可能に結合される第1の軸着脱部513とを含んで備えられ得る。
【0062】
図3は、第1のヒンジボディー511がフロントパネル11に固定され、第1の軸着脱部513がドアボディー31に備えられた場合を一例として示した図である。
【0063】
この場合、第1のヒンジボディー511には、第1の軸511bを支持する軸支持部511aが備えられるが、軸支持部511aは、フロントパネル11から突出した後、投入口111から遠ざかる方向に向かって折り曲げられて備えられる場合もあり、フロントパネル11から突出した形状のみで備えられる場合もある。
【0064】
第1の軸着脱部513は、ドアボディー31に備えられるハウジング513aと、ハウジング513aに備えられ、第1の軸511bが収容される空間を提供する第1の軸収容部513b(
図12参照)とを含む。この場合、第1の軸収容部513bは、インナーフレーム312の外部に露出するように備えられなければならない。
【0065】
一方、ハウジング513aには、ドアボディー31の幅方向Wに沿ってハウジング513aを貫通するように備えられ、回転軸転換部6の第1の転換部61が挿入される転換部貫通ホール513c(
図12参照)が備えられる。
【0066】
したがって、ハンドル4によって第1の転換部61がドアボディー31の幅方向Wに沿って往復運動すると、第1の転換部の第1の自由端61eは、第1の軸収容部513bに露出し、第1の軸収容部を閉鎖することもでき、転換部貫通ホール513cに挿入され、第1の軸収容部513bを開放することもできる。
【0067】
第1の軸収容部513bが閉鎖されると、第1の軸511bが第1の軸収容部513bから引き出されたり、第1の軸収容部に挿入されることが防止され、第1の軸収容部513bが開放されると、第1の軸511bが第1の軸収容部513bから引き出されたり、第1の軸収容部に挿入可能な状態になる。
【0068】
第2のヒンジ53は、第2の軸531cが備えられたドア支持部531と、第3の軸533cを介してドア支持部531をフロントパネル11に回転可能に固定させるキャビネット結合部533とを含んで備えられ得る。
【0069】
キャビネット結合部533は、フロントパネル11に固定される結合部ボディー533aと、第3の軸533cを介して結合部ボディー533aに回転可能に結合された回転板533bとを含んで備えられ得る。
【0070】
この場合、ドア支持部531は、回転板533bに固定される支持部ボディー531aと、支持部ボディー531aから突出して備えられ、第2の軸531cが支持される軸支持部531bとを含んで備えられ得る。
【0071】
ドアボディー31は、第2の軸531cに回転可能に結合され、第2の軸531cは、第1のヒンジ51の第1の軸511bと並んで備えられるので、第1の回転軸Xは、第1の軸511bと第2の軸531cによって形成される。
【0072】
第3のヒンジ55は、ドアボディー31及びフロントパネル11のいずれか一つに備えられる第4の軸551aと、ドアボディー31及びフロントパネル11のうち残りの一つに備えられ、第4の軸551aが着脱可能に結合される第4の軸着脱部552とを含んで備えられ得る。
【0073】
図3は、第4の軸551aがドアボディー31に備えられ、第4の軸着脱部552がフロントパネル11に備えられた場合を一例として示した図である。
【0074】
第4の軸551aは、ドアボディー31に固定された第3のヒンジボディー551によって支持され、第3のヒンジボディー551によって支持された第4の軸551aはインナーフレーム312の外部に露出する。
【0075】
第4の軸着脱部552は、フロントパネル11に固定される着脱部ボディー553と、着脱部ボディー553に備えられ、第4の軸551aが収容される空間を提供する第4の軸収容部555と、着脱部ボディー553から突出して備えられ、後述する回転軸転換部6の第2の転換部63が収容される転換部収容部557とを含んで備えられ得る。
【0076】
第4の軸収容部555は、着脱部ボディー553が凹状に折り曲げられて備えられる収容溝555aと、収容溝555aに挿入された第4の軸551aの円周面を支持できるように着脱部ボディー553から収容溝555aに向かって突出した第1のフランジ555bとを含んで備えられ得る。
【0077】
収容溝555aは、第3の軸533cと並んで備えられるので、収容溝555aに挿入された第4の軸551aは、第3の軸533cと共に第2の回転軸Yを形成するようになる。
【0078】
転換部収容部557は、着脱部ボディー553から突出し、収容溝555aの下部に位置する第2のフランジ557aと、第2のフランジ557aを貫通するように備えられ、第1の転換部61によってドアボディー31の高さ方向Hに沿って往復運動する第2の転換部63の第1の自由端63eが挿入されるフランジ貫通ホール557bとを含んで備えられ得る。
【0079】
一方、
図4に示したように、ドアボディー31の内部には、使用者が回転軸X、Yを選択できるようにする回転軸転換部6が備えられる。
【0080】
回転軸転換部6は、ハンドル4によってドアボディー31の幅方向Wに沿って往復運動する第1の転換部61と、第1の転換部61によってドアボディー31の高さ方向Hに沿って往復運動する第2の転換部63とを含んで備えられ得る。
【0081】
第1の転換部61は、ドアボディー31の幅方向Wに沿って備えられ、投入口111の上部に位置するバーとして備えられ得るが、第1の転換部61の第1の自由端61eは、転換部貫通ホール513cに挿入され、第1の軸着脱部513を貫通するように備えられ、第1の転換部61の第2の自由端61fは、第2の転換部63に接触するように備えられる。
【0082】
第1の転換部61は、アウターフレーム311及びインナーフレーム312のうち少なくともいずれか一つに備えられた第1の転換部ガイダー315によって支持されるが、
図4は、第1の転換部ガイダー315がアウターフレーム311に備えられることによって第1の転換部61の動きを案内する場合を一例として示した図である。
【0083】
図4(b)に示したように、第1の転換部61には接触部611が備えられる。接触部611は、ハンドル4の加圧部45がインナーフレーム312に向かって回転すると、第1の転換部61を第2の転換部63が位置した方向(
図4の右側方向)に移動させる手段である。
【0084】
すなわち、接触部611は、第1の転換部61からインナーフレーム312に向かって突出した接触部ボディー6111と、接触部ボディーに備えられ、加圧部45に接触し、第1の自由端61eに向かって傾斜するように備えられた傾斜面6113とを含んで備えられ得る。
【0085】
したがって、使用者がハンドルボディー41を加圧すると、加圧部45はインナーフレーム312に向かって移動し、傾斜面6113は、加圧部45によって第2の転換部63が位置した方向に移動するので、本発明は、ハンドル4を通じて第1の転換部61を第2の転換部63が位置した方向に移動させることができる。
【0086】
一方、接触部611は、制限された厚さを有するドアボディー31の内部に備えられなければならないので、第1の転換部61にはアウターフレーム311に向かって折り曲げられた折曲部613がさらに備えられ、接触部611は折曲部613に備えられることが好ましい。
【0087】
ただし、前記折曲部613は、
図4(c)に示したように、インナーフレーム312に向かって折り曲げられて備えられ得る。この場合、前記折曲部613には、加圧部45に接触する傾斜面6131(折曲部傾斜面)が備えられ得る。
【0088】
折曲部613に加圧部45が接触する傾斜面6131が備えられると、
図4(b)の接触部611は省略可能である。
【0089】
第2の転換部63は、ドアボディー31の高さ方向Hに沿って備えられるバーとして備えられ得るが、第2の転換部63の第1の自由端63e(第3の自由端)は、第4の軸551aとアウターフレーム311との間の空間に位置し、第2の転換部63の第2の自由端63f(第4の自由端)は、第1の転換部61の第2の自由端61fに接触する。
【0090】
ハンドル4を通じて第1の転換部61に入力される外力が第2の転換部63に伝達されることを容易にするために、第1の転換部の第2の自由端61f及び第2の転換部の第2の自由端63fのうち少なくともいずれか一つには転換部傾斜面631がさらに備えられ得る。
図4は、転換部傾斜面631(第2の転換部傾斜面)が第2の転換部63に備えられた場合を一例として示した図である。
【0091】
第2の転換部63は、アウターフレーム311及びインナーフレーム312のうち少なくともいずれか一つに備えられた第2の転換部ガイダー316によって支持されるが、
図4(a)は、第2の転換部ガイダー316がアウターフレーム311に備えられることによって第2の転換部63の動きを案内する場合を一例として示した図である。
【0092】
一方、ドア3が投入口111を閉鎖した場合、ドア3が第1の回転軸Xに結合された状態を維持させるために、回転軸転換部6には第1の転換部61を第1の軸着脱部513方向に加圧する弾性支持部がさらに備えられ得る。
【0093】
回転軸転換部6に備えられる弾性支持部は、第2の転換部63を弾性支持し、第2の転換部63の第1の自由端63eが転換部収容部557から遠ざかる方向に加圧する第2の支持部633のみを含んで備えられ得る。
【0094】
ハンドル4を通じて第1の転換部61が第2の転換部63を加圧する方向に移動しない場合(ハンドルを操作しない場合)、第2の転換部63は、第2の支持部633によって第1の自由端63eが転換部収容部557から引き出された状態に維持される。
【0095】
第2の支持部633によって第2の転換部の第1の自由端63eが転換部収容部557から引き出された状態に維持されると、第1の転換部61の第2の自由端61eは、第2の転換部63の第2の自由端63fによって第1の軸着脱部513に向かって加圧されるので、第1の軸511bは、第1の転換部の第1の自由端61eによって第1の軸収容部513bから引き出されることが防止される。
【0096】
したがって、本発明は、ドア3が投入口111を閉鎖した状態で使用者がハンドル4を操作しないと、ドア3は第1の回転軸Xを通じて回転可能な状態に維持される。
【0097】
ドアが投入口を閉鎖した場合、ドア3が第1の回転軸Xを通じて回転可能な状態に維持されるようにしたことは、ドア3が第1の回転軸Xに結合された状態に維持されると、自重によってドアが投入口を開放することを防止するのに有利であるためである。
【0098】
すなわち、ドアが投入口を閉鎖したとき、ドアが第2の回転軸Yに連結された状態に維持されると、ドアに重力が作用する方向と第2の回転軸Yを中心にドアが回転する方向とが類似し、ドアが第2の回転軸Yを中心に回転する可能性を排除することができない。しかし、ドアが投入口を閉鎖したとき、ドア3が第1の回転軸Xに結合された状態に維持されると、上述した問題を防止することができる。
【0099】
上述した第2の支持部633は、一端が第2の転換部63に固定され、他端がアウターフレーム311及びインナーフレーム312のうちいずれか一つに固定されるスプリングとして備えられ得る。
【0100】
一方、回転軸転換部6に備えられた弾性支持部は、上述した第2の支持部633に加えて、第1の転換部61を弾性支持する第1の支持部615をさらに含むこともできる。第1の支持部615は、第1の転換部61の第1の自由端61eを第1の軸収容部513b方向に加圧するスプリングとして備えられ得る。
【0101】
以下では、
図5と
図6を参考にして、ドア3の回転軸X、Yの変更過程について説明する。
【0102】
ドア3が投入口111を閉鎖した場合(ドアボディー31がフロントパネル11に接触した場合、ハンドルボディー41が加圧されていない場合)、第1の転換部61は第1の支持部615によって第1のヒンジ51方向に加圧されるので、第1の転換部の第1の自由端61eは、第1の軸511bが第1の軸収容部513bから引き出されることを防止する。
【0103】
一方、ドア3が投入口111を閉鎖した場合、第4の軸551aは、第4の軸収容部555に挿入された状態に維持されるが、第2の転換部63の第1の自由端63eは、
図5(b)に示したように、フランジ貫通ホール557bに挿入されない。これは、第2の転換部63が、第1の転換部61がハンドル4によって第1のヒンジ51から遠ざかる方向(
図5(a)の右側方向)に移動しない限り、第4の軸着脱部552に向かって動かないためである。
【0104】
したがって、ドア3が投入口111を閉鎖した場合、ドア3は、第1の軸511bと第2の軸531cによって形成される第1の回転軸Xを基準にして回転可能な状態である。
【0105】
このとき、使用者がハンドル収容部314を用いてドアボディー31をフロントパネル11から遠ざかる方向に引っ張ると(ハンドル4を加圧しない)、ドア3は、第1の回転軸Xを基準にして回転しながら投入口111を開放するようになる(
図3参照)。
【0106】
一方、ドア3が投入口111を閉鎖した状態で使用者がハンドル4を加圧すると、第1の転換部61と第2の転換部63は、
図6に示した形態の運動をするようになる。
【0107】
すなわち、使用者がハンドルボディー41を加圧すると、加圧部45は、インナーフレーム312に向かって移動し、接触部611に備えられた傾斜面6113を加圧するので、第1の転換部61は第2の転換部63に向かって移動するようになる。
【0108】
第1の転換部61が第2の転換部63に向かって移動すると、第1の転換部の第1の自由端61eは、ドアボディー31の内部に向かって移動し、第1の転換部の第2の自由端61fは、第2の転換部63の転換部傾斜面631を加圧するようになる。
【0109】
第1の転換部の第1の自由端61eがドアボディー31の内部に向かって移動すると、第1の軸511bは、第1の軸収容部513bから引き出し可能な状態になり、第1の転換部の第2の自由端61fが転換部傾斜面631を加圧すると、第2の転換部の第1の自由端63eは、第3のヒンジ55のフランジ貫通ホール557bに挿入され、第4の軸551aが第4の軸収容部555から引き出されることを防止する(
図6(b))。
【0110】
したがって、ドア3が投入口111を閉鎖した状態で使用者がハンドルボディー41を押すと、ドア3は、第4の軸551aと第3の軸533cによって形成される第2の回転軸Yを基準にして回転可能な状態になる(
図1の状態)。
【0111】
このとき、使用者がハンドルボディー41を押した状態でドアボディー31をフロントパネル11から遠ざかる方向に引っ張ると、ドア3は、第2の回転軸Yを基準にして回転しながら投入口111を開放するようになる(
図6(c))。
【0112】
上述した衣類処理装置100において、第1の回転軸Xは、キャビネットの底面に対して垂直な垂直軸として備えられ、第2の回転軸Yは、キャビネットの底面に対して平行な水平軸として備えられることが好ましいが、これに限定して第1の回転軸Xと第2の回転軸Yを構成する必要はない。
【0113】
一方、上述した構造のみを有する衣類処理装置100は、ドアボディー31が第1の回転軸Xによって回転するとき、使用者がハンドルボディー41を押すと、第1の軸511bが第1の軸着脱部513から分離される危険がある。
【0114】
また、ドアボディー31が第2の回転軸Yによって回転する場合、上述した構造のみを有する衣類処理装置100は、ハンドルボディー41が加圧された状態に継続して維持されたときのみに、第4の軸551aが第4の軸収容部555から分離されることを防止できるという短所を有する。
【0115】
したがって、上述した短所を解決するために、本発明の衣類処理装置100は、ドア3が投入口111を開放すると(ドアボディーがフロントパネルから分離されると)、第1の転換部61及び第2の転換部63のうち少なくともいずれか一つの位置を固定(第1の転換部や第2の転換部を拘束)させるロック7をさらに含むことができる。
【0116】
図7に示したように、ロック7は、ドアボディー31の内部に備えられ、ドアボディー31の厚さ方向Tに沿って移動可能なロックボディー71と、ロックボディー71に備えられ、インナーフレーム312を貫通してドアボディー31の外部に露出するボディー加圧部73と、ロックボディー71の作動有無によって第1の転換部61に着脱可能な固定部77とを含むことができる。
【0117】
上述したロック7がドアボディー31の内部に備えられる場合、アウターフレーム311には、ロックボディー71が収容されるロックボディー収容溝317がさらに備えられ、インナーフレーム312には、ボディー加圧部73が貫通するフレーム貫通ホール313(
図8参照)がさらに備えられ、第1の転換部61には、固定部77が結合される締結部617がさらに備えられる。
【0118】
ロックボディー収容溝317は、ロックボディー71の運動を案内する手段であって、インナーフレーム312に向かう面が開放された中空バー形状に備えられ得る。
【0119】
ロックボディー収容溝317は、ロックボディー71の往復運動が第1の転換部61と干渉されない限り、アウターフレーム311のいずれの位置にも備えられ得る。
【0120】
図8は、ロックボディー収容溝317が第1の転換部61の上部に位置した場合を一例として示した図であって、ロックボディー収容溝317の内部には、ロックボディー71を弾性支持するボディー支持部79が備えられ、ボディー支持部79は、ロックボディー71をインナーフレーム312方向に押す弾性力を提供する。
【0121】
一方、ロックボディー71がドアボディーの高さ方向Hを基準にして第1の転換部61の上部に備えられる場合、固定部77は、ロックボディー71において第1の転換部61とアウターフレーム311との間の空間に向かって延長されるボディーフランジ75に備えられ得る。
【0122】
すなわち、ボディーフランジ75は、ロックボディー71からドアボディー31の下部に向かって延長され、第1の転換部61とアウターフレーム311との間に位置し、固定部77は、ボディーフランジ75から第1の転換部61に備えられた締結部617に向かって突出して備えられ得る。
【0123】
締結部617は、ドアボディーの幅方向Wに沿って備えられる第1の締結部617a及び第2の締結部617bを含んで備えられ得るが、第1の転換部の第1の自由端61eから第2の締結部617bまでの距離は、第1の転換部の第1の自由端61eから第1の締結部617aまでの距離より長くしなければならない。
【0124】
各締結部617a、617bは、第1の転換部61を貫通するように備えられる締結ホールまたは第1の転換部61が凹状に折り曲げられて備えられる締結溝として備えられ得るが、
図7と
図8は、締結部が締結ホールとして備えられた場合を一例として示した図である。
【0125】
固定部77は、ボディーフランジ75から突出して備えられる第1の固定突起771を含んで備えられ得るが、第1の固定突起771は、第1の転換部61の位置に応じて第1の締結部617a及び第2の締結部617bのうちいずれか一つに挿入可能である。
【0126】
すなわち、第1の締結部617aと第2の締結部617bの幅w1が同一である場合、第1の固定突起771の幅w2は締結部の幅w1以下に備えられる。
【0127】
一方、第1の転換部61がドアボディー31の幅方向Wに沿って移動する距離は、使用者がハンドルボディー41を押す程度(加圧部の回転角度)によって変わる。
【0128】
したがって、固定部77が第1の固定突起771のみを含んで備えられる場合、使用者がハンドルボディー41を通じて加圧部45を十分に回転させないと、第1の固定突起771が二つの締結部617a、617bのうちいずれか一つに結合されないという問題が発生し得る。
【0129】
これを防止するために、本発明に備えられたロック7は、第1の固定突起771の幅w2より小さい幅w3を有する第2の固定突起772が第1の固定突起771にさらに備えられ得る。
【0130】
第2の固定突起772が第1の固定突起771の上部面中央または第1の固定突起771の上部面のうち第1の転換部の第1の自由端61eに向かうコーナー(第1のヒンジ51に向かうコーナー)に備えられると、第2の締結部617bの後方に位置した第2の固定突起772の前方に第1の締結部617aが移動するために第1の転換部61が移動しなければならない距離は、第2の締結部617bの後方に位置した第1の固定突起771の前方に第1の締結部617aが移動するために第1の転換部61が移動しなければならない距離に比べて短くなる。
【0131】
したがって、第1の固定突起の幅w2より小さい幅w3を有する第2の固定突起772が第1の固定突起771に備えられると、加圧部45を少しだけ回転させても、固定部77の前方に第1の締結部617aを位置させることができ、固定部77を締結部617に容易に結合できるようになる。
【0132】
ロック7が備えられたドア3が投入口111を開放する過程及び回転軸X、Yの転換過程は、次の通りである。
【0133】
図8(b)に示したように、第2の回転軸Yを通じて回転するドアボディー31が投入口111を閉鎖すると、ボディー加圧部73はフロントパネル11によって加圧されるので、ロックボディー71は、ロックボディー収容溝317の内部でアウターフレーム311に向かって移動する。このとき、ボディー支持部79はロックボディー71によって圧縮される。
【0134】
ロックボディー71がロックボディー収容溝317の内部でアウターフレーム311方向に移動すると、固定部77は第1の締結部617aから引き出され、第1の転換部61は第1の支持部615によって第1のヒンジ51に向かって移動する。
【0135】
第1の転換部61が第1の支持部615によって第1のヒンジ51に向かって移動すると、固定部77の前方には第2の締結部617bが位置し、第1の転換部の第1の自由端61eは、第1の軸511bが第1の軸収容部513bから分離されることを防止する状態になり、第2の転換部の第1の自由端63eはフランジ貫通ホール557bから引き出された状態になる。
【0136】
このような状態で使用者がハンドルボディー41を押さず、ハンドル収容部314に手を入れてドアボディー31を引っ張ると、ドアボディー31は第1の回転軸Xを通じて回転するようになる。
【0137】
ドアボディー31が第1の回転軸Xを通じて回転しはじめると、ボディー加圧部73とフロントパネル11との接触状態が解除されるので、ボディー加圧部73をアウターフレーム311方向に加圧する外力が消える。
【0138】
したがって、ロックボディー71は、ボディー支持部79の復元力によってインナーフレーム312に向かって移動し、ロックボディー71がインナーフレーム312に向かって移動すると、固定部77は第2の締結部617bに挿入される。
【0139】
固定部77が第2の締結部617bに挿入されると、第1の転換部61の位置が固定されるので、ドアボディー31が第1の回転軸Xを通じて回転する間、使用者がハンドルボディー41を押したとしても、第1の軸511bは、第1の軸収容部513bから引き出されることが防止される。
【0140】
一方、第1の回転軸Xを通じて回転するドアボディー31が投入口111を閉鎖すると、ボディー加圧部73はフロントパネル11によって加圧され、ロックボディー71はロックボディー収容溝317の内部でアウターフレーム311に向かって移動する。したがって、固定部77は第2の締結部617bから引き出される(第1の転換部の拘束状態が解消される)ようになる。
【0141】
このような状態で使用者がハンドルボディー41を押すと、第1の転換部61の第2の自由端61fは、第2の転換部63の第2の自由端63fに備えられた転換部傾斜面631を加圧する。したがって、第1の転換部の第1の自由端61eは、第1の軸511bが第1の軸着脱部513から分離されるように第1の軸収容部513bを開放し、第2の転換部の第1の自由端63eはフランジ貫通ホール557bに挿入され、固定部77の前方には第1の締結部617aが位置するようになる。
【0142】
このとき、使用者がハンドルボディー41を押した状態でドアボディー31をフロントパネル11から分離させると、ドアボディー31は第2の回転軸Yを通じて回転しはじめる。
【0143】
ドアボディー31が第2の回転軸Yを通じて回転しはじめると、ボディー加圧部73とフロントパネル11との接触状態が解除される。ボディー加圧部73をアウターフレーム311方向に加圧する外力が消えると、固定部77は第1の締結部617aに挿入され、第1の転換部61が第2の転換部63を加圧した状態に維持される。
【0144】
したがって、本発明は、第2の回転軸Yを通じてドアボディー31が回転するとき、ハンドルボディー41が加圧された状態に維持されなくても、ドアボディー31の回転中に第4の軸551aが第4の軸収容部555から分離されることを防止することができる。
【0145】
上述したロック7は、固定部77が第1の転換部61の後方面からアウターフレーム311に向かって往復運動するように備えられた場合を基準にして説明したものであるが、本発明に備えられたロック7は、固定部77がインナーフレーム312から第1の転換部61の前方面に向かって往復するように備えられ、第1の転換部を固定させるように備えられる場合もある。
【0146】
さらに、上述したロック7は、ボディー加圧部73がロックボディー71から分離されてフロントパネル11に固定される場合もある。この場合、ドアボディー31がフロントパネル11に接触すると、ボディー加圧部73は、インナーフレームのフレーム貫通ホール313に挿入され、ロックボディー71を加圧する構造にならなければならない。
【0147】
一方、上述したロック7は、固定部77が第1の転換部61の位置を固定させるように備えられた場合を基準にして説明したものであるが、本発明に備えられたロック7は、第2の転換部63の位置を固定するように備えられても構わない。
【0148】
この場合、第1の締結部617a及び第2の締結部617bは第2の転換部63に備えられなければならなく、第2の転換部の第1の自由端63eから第1の締結部までの距離は、前記第1の自由端63eから第2の締結部までの距離より短くなる。したがって、固定部77が第1の締結部に結合されると、ドア3は第1の回転軸Xに結合され、固定部77が第2の締結部に結合されると、ドア3は第2の回転軸Yに結合される。
【0149】
図9は、上述したロック7がハンドル4を固定させるように備えられる場合を示した図である。ロック7がハンドル4を固定する構造で備えられる場合、ハンドルボディー41には、ロック7が着脱可能に結合するボディー第1の締結部451と、ボディー第1の締結部451の下部に位置するボディー第2の締結部453とが備えられるが、ボディー第1の締結部451とボディー第2の締結部453は、ボディー回転軸43を中心とする円弧状に位置するように備えられ得る。
【0150】
図10に示したように、本実施例に係るロック7は、ドアボディー31の幅方向Wに沿って往復運動可能に備えられ、ボディー第1の締結部451及びボディー第2の締結部453のそれぞれに挿入可能なロックボディー71と、ロックボディー71を弾性支持し、ロックボディー71をハンドル4が位置した方向に加圧するボディー支持部79と、ロックボディー71に備えられるボディー傾斜面72と、ドア3が投入口111を閉鎖すると、ボディー傾斜面72に接触してロックボディー71を移動させるボディー加圧部73とを含んで備えられ得る。
【0151】
ボディー加圧部73は、ドアボディー31の内部でドアの厚さ方向Tに沿って往復運動可能な形態で備えられる場合もあり、フロントパネル11に備えられ、ドア3が投入口111を閉鎖したとき、ボディー傾斜面72を加圧するように備えられる場合もある。
【0152】
図10は、ボディー加圧部73がドアの厚さ方向Tに沿って往復運動可能な場合を一例として示した図である。
【0153】
ドアボディー31には、ボディー加圧部73の往復運動を案内する加圧部ガイダー318がさらに備えられ得る。加圧部ガイダー318は、回転軸転換部6と干渉されないように備えられなければならなく、
図10は、加圧部ガイダー318が第1の転換部61の上部に位置した場合を一例として示した図である。
【0154】
一方、ボディー加圧部73は、ボディー加圧部73からボディー傾斜面72に向かって突出して備えられるボディー第1の加圧部74と、ボディー加圧部73からフロントパネル11に向かって突出するボディー第2の加圧部78とを含むことができる。
【0155】
この場合、ドアボディー31が投入口111を閉鎖すると、ボディー第2の加圧部78はフロントパネル11によって加圧される。したがって、ボディー第1の加圧部74は、ボディー傾斜面72に接触し、ロックボディー71をハンドル4から遠ざかる方向に移動させることができる(
図10(a))。
【0156】
一方、ドアボディー31が投入口111を開放すると、ボディー第2の加圧部78に供給される外力が消える。したがって、ロックボディー71は、ボディー支持部79によってハンドル4に向かって移動し、ボディー第1の加圧部74はボディー傾斜面72によってインナーフレーム312に向かって移動するので、ボディー第2の加圧部78は、インナーフレーム312の外部に露出した状態(初期位置、
図10(b))に復帰するようになる。
【0157】
ボディー加圧部73が初期位置に復帰することを助けるために、ドアボディー31にはボディー加圧部73を弾性支持する加圧部支持部(図示せず)がさらに備えられる場合もある。
【0158】
本実施例も、ドア3が投入口111を閉鎖した状態とすると、第1の転換部61は、第1の軸511bが第1の軸収容部513bから引き出されることを防止し、ロックボディー71はハンドル4を拘束しない(ロックボディー71はボディー第1の締結部451に挿入されない。
図10(a))。
【0159】
しかし、ドア3が第1の回転軸Xを中心に回転しながら投入口を開放すると、ボディー第2の加圧部78に供給される外力が消えるので、ロックボディー71の自由端は、ボディー支持部79によってボディー第1の締結部451に挿入される。
【0160】
したがって、本実施例も、ドア3が第1の回転軸Xを中心に回転するとき、ハンドル4が作動することによって、第1の軸511bが第1の軸収容部513bから引き出されることを防止することができる。
【0161】
一方、ドア3が第2の回転軸Yを中心に回転する場合、ロックボディー71の自由端は、ボディー第2の締結部453に結合されてハンドル4を拘束する。
【0162】
ドア3が第2の回転軸Yを中心に回転しようとする場合、使用者は、ハンドルボディー41を通じて第2の転換部63が加圧されるように第1の転換部61を移動させなければならない。
【0163】
上述したように、ボディー第1の締結部451の下部には、ボディー回転軸43を中心としてボディー第1の締結部451を通過する円周上にボディー第2の締結部453が備えられるので、使用者がハンドルボディー41を回転させると、ボディー第1の締結部451はロックボディー71の往復運動経路から逸脱し、ボディー第2の締結部453はロックボディー71の往復運動経路上に位置するようになる。
【0164】
このような状態で使用者がドアボディー31をフロントパネル11から分離させると、ロックボディー71の自由端は、ハンドル4に向かって移動してボディー第2の締結部453に挿入される。
【0165】
したがって、本実施例は、ドアボディー31が第2の回転軸Yを中心に回転する間、ハンドル4が作動することによって、第4の軸551aが第4の軸収容部555から引き出されることを防止することができる。
【0166】
図9(b)は、ボディー第1の締結部451とボディー第2の締結部453がハンドルボディー41を貫通するホールまたはハンドルボディー41の表面が凹状に折り曲げられた溝の形態に備えられた場合を一例として示した図である。
【0167】
しかし、ボディー第1の締結部451とボディー第2の締結部453は、上述した機能を具現できる限り、多様な構造に変形することができ、
図9(c)は、ボディー第1の締結部及びボディー第2の締結部のうち少なくともいずれか一つがハンドルボディー41の縁部に溝の形態で備えられた場合を一例として示した図である。
【0168】
さらに、本発明に備えられるロック7は、ボディー加圧部73と、ボディー加圧部73からボディー傾斜面72に向かって突出して備えられるボディー第1の加圧部74と、フロントパネル11に備えられ、ドアボディー31が投入口を閉鎖するとき、ボディー第1の加圧部74をボディー傾斜面72方向に加圧するボディー第2の加圧部78とを含んで備えられる場合もある。
【0169】
この場合、ドアボディーのインナーフレーム312には、ドアボディー31が投入口111を閉鎖するとき、ボディー第2の加圧部78が挿入される挿入ホールがさらに備えられなければならなく、ボディー加圧部73は、前記挿入ホールにボディー第2の加圧部78が挿入されるときに接触可能になるように備えられなければならない。
【0170】
上述した構造を有する衣類処理装置100は、第2の回転軸Yを中心に回転しながら投入口111を開放したドアボディー31が投入口111を閉鎖するとき、ドアロック33は、ドアロック締結部113に結合される一方、第1の軸511bは、第1の軸収容部513bに結合されない可能性がある。
【0171】
図11(a)に示したように、第2の回転軸Yからドアロック33までの距離が第2の回転軸Yから第1の軸収容部513bまでの距離より短いので、ドアボディー31が投入口111を閉鎖するとき、ドアロック33がドアロック締結部113に結合される過程が、第1の軸511bが第1の軸収容部513bに結合される過程より先に進められる。
【0172】
したがって、第1の軸511bが第1の軸収容部513bに結合されていないにもかかわらず、使用者は、ドアロック33とドアロック締結部113とが結合されたとき、ドアボディー31が投入口111を完全に閉鎖したと誤認し得る。
【0173】
ドアボディー31が投入口111を閉鎖していると共に、第1の軸511bと第1の軸収容部513bとが結合されていない状態とすると、使用者は、第1の回転軸Xを基準にしてドアボディー31を回転できないという問題が発生し得る。
【0174】
また、第1の軸511bと第1の軸収容部513bとが結合されていない状態でドアボディー31が投入口111を閉鎖していると、場合に応じて(ロックと回転軸転換部とが分離された場合)、第4の軸551aも第4の軸着脱部552から引き出し可能な状態になり、ドアボディー31が第2の回転軸Yを中心に回転しにくい状態になる場合もある。
【0175】
このような問題を解決するために、本発明の衣類処理装置100は、ドアロック33が第1の軸収容部513bを通過し、第2の回転軸Yと並んだ水平線F1に備えられ得る。
【0176】
これは、
図11(b)に示したように、第1の軸収容部513bとドアロック33が第2の回転軸Yと並んだ一つの水平線F1上に位置すると、上述した問題が発生し得ないためである。
【0177】
一方、本発明に備えられたドアロック33は、ドアロック33を通過し、第2の回転軸Yに対して平行な水平線と第2の回転軸Yとの間の距離が、第1の軸収容部513bを通過し、第2の回転軸Yに対して平行な水平線F1と第2の回転軸Yとの間の距離より遠い直線上に備えられ得る。
【0178】
これは、第2の回転軸Yからドアロック33までの距離が第2の回転軸Yから第1の軸収容部513bまでの距離より長くなると、第1の軸511bと第1の軸収容部513bとの結合がドアロック33とドアロック締結部113との結合より先に進められ、上述した問題を防止できるためである。
【0179】
ただし、ドアロック33の位置が第1の軸収容部513bに近いと、ドア3が第1の回転軸Xを中心に回転しながら投入口111を閉鎖するとき、ドアロック33とドアロック締結部113との結合が難しくなり得る。
【0180】
これを防止するために、本発明に備えられたドアロック33は、第1の軸収容部513bを通過し、第2の回転軸Yと並んだ水平線F1と、第1の回転軸Xに対して平行であり、第4の軸551aを通過する垂直線F2との交点に備えられる場合もある。
【0181】
この場合、前記垂直線F2は、ドアの中心を通過する垂直線を基準にして第1の回転軸Xから遠ざかる方向に位置すれば十分である。
【0182】
一方、ドアロック33によって第1の軸511bが第1の軸収容部513bに結合されないという問題を解決するために、本発明の衣類処理装置100は、
図12に示した形態で備えられる場合もある。
【0183】
すなわち、本発明の衣類処理装置100は、ドアボディー31が第2の回転軸Yを中心に回転可能な状態であるとき、第1の転換部の第1の自由端61eが第1の軸収容部513bに突出するように備えられ得る。
【0184】
第1の転換部の第1の自由端61eが第1の軸収容部513bに突出した状態に維持されると、第2の回転軸Yを中心にドアボディー31を回転させながら投入口111を閉鎖させるとき、第1の転換部の第1の自由端61eが第1の軸511bに提供する反撥力、第1の軸511bが第1の自由端61eを通過するときに発生する音などを通じて、使用者が第1の軸511bと第1の軸収容部513bとの結合の有無を判断することができる。
【0185】
このために、第1の転換部の第1の自由端61eは、第1の軸収容部513bに突出し、第1の軸収容部513bを完全に閉鎖しないように備えられなければならない。
【0186】
これは、ドアボディー31がフロントパネル11に接触し、固定部77が第1の締結部617aと分離されるとき、第1の軸収容部513bの内部に第1の自由端61eが移動可能な空間が残っているときのみに、第2の転換部の第1の自由端63eが第3のヒンジ55の転換部収容部557から引き出され得るためである。
【0187】
図12(b)は、第1の転換部の第1の自由端61eが第1の軸収容部の幅w4の半分以下の長さで突出した場合を一例として示した図である。
【0188】
一方、第1の軸511bが第1の自由端61eを通過するときに音信号を発生させるために、第1の締結部の幅w1から第1の固定突起771の幅w2を引いた長さ(w1−w2)は、第1の転換部の第1の自由端61eが第1の軸収容部513bに突出した長さ以上に備えられることが好ましい。
【0189】
この場合、使用者が第2の回転軸Yを中心にドアボディー31をフロントパネル11に向かって回転させると、第1の軸511bは、第1の軸収容部513bに挿入される過程で第1の転換部の第1の自由端61eを加圧するようになる(使用者は、第1の転換部の第1の自由端が提供する反撥力を認知する)。
【0190】
第1の締結部の幅w1が第1の固定突起771の幅w2より大きく、第1の転換部61は第1の支持部615によって支持されるので、第1の固定突起771が第1の締結部617aに挿入された状態であっても、第1の転換部の第1の自由端61eは転換部貫通ホール513cの内部に移動することができる。
【0191】
第1の軸511bが第1の転換部の第1の自由端61eを容易に加圧できるように、第1の転換部の第1の自由端61eには、第1の軸511bが第1の軸収容部513bに挿入される方向に向かって傾斜して備えられる転換部傾斜面612(第1の転換部傾斜面)がさらに備えられ得る。
【0192】
転換部貫通ホール513cに挿入された第1の転換部61の第1の自由端61eは、第1の軸511bが第1の自由端61eを通過した後、第1の支持部615によって転換部貫通ホール513cから引き出され、この過程で第1の固定突起771や第2の固定突起772が第1の締結部617aに衝突する音が発生し得る。したがって、使用者は、第1の軸511bが第1の軸着脱部513に結合されたか否かを認知することができる。
【0193】
一方、上述した過程とほぼ同時に、ドアボディー31はフロントパネル11に接触するので、固定部77は第1の締結部617aから引き出される。
【0194】
固定部77が第1の締結部617aから引き出されると、第1の転換部の第1の自由端61eは、第1の支持部615によって第1の軸収容部513bを閉鎖するので、第1の軸511bは、第1の軸収容部513bから引き出されることが防止され、第2の転換部の第1の自由端63eは、第3のヒンジ55のフランジ貫通ホール557bから引き出され得る。
【0195】
上述した構造を有する衣類処理装置100は、第2の回転軸Yを中心にドアボディー31が回転する場合、ドアボディー31の回転速度が過度に速いと、ドアボディー31の自重によってヒンジ部51などの破損が発生し得る。
【0196】
本発明は、上述した問題を解決するために、ドアボディー31の落下速度を調節するダンパー8をさらに含むことができる。
【0197】
図13と
図14に示したように、ダンパー8は、フロントパネル11に備えられ、ドア3を支持するように備えられ得る。
【0198】
本発明に備えられるダンパー8は、フロントパネル11の後方面に固定されるダンパーハウジング81と、ダンパーハウジングの内部で往復運動可能に備えられ、自由端がドア3に接触するピストン83と、ダンパーハウジングの内部に備えられ、ピストンを支持するピストン支持部85とを含んで備えられ得る。
【0199】
ダンパーハウジング81は、一面が開放された中空円柱状に備えられ得る。すなわち、ダンパーハウジング81の内部には、一面が開放されたピストン収容溝811が備えられ、ピストン83は、ピストン収容溝811の内部に挿入され、前記フロントパネル11と直交する水平線(horizontal line)に沿って往復運動可能である。
【0200】
ダンパーハウジング81には、外周面から突出して備えられるハウジング第1のフランジ814と、ダンパーハウジング81をフロントパネル11に結合させるためにハウジング第1のフランジ814に備えられるハウジング固定ホール815とが備えられ得る。
【0201】
ハウジング固定ホール815は、フロントパネル11に備えられたダンパー固定ホール117に対応するように備えられる。したがって、ねじなどの締結部材がダンパー固定ホール117を介してハウジング固定ホール815に挿入されると、ダンパーハウジング81はフロントパネル11に固定される。
【0202】
ピストン83は、ダンパーハウジング81のピストン収容溝811に挿入され、ピストン支持部85によって支持されるピストンボディー831のみを含んで備えられ得る。
【0203】
ピストンボディー831の自由端は、フロントパネル11に備えられたピストン貫通ホール115を介してフロントパネル11の外部に露出する。この場合、ピストンボディー831の自由端は、
図14(b)に示したように、ドア3のインナーフレーム312に接触するように備えられることが好ましい。
【0204】
これは、ドア3が投入口11を閉鎖した状態であるとき、ピストンボディー831の自由端がドア3と接触せずに所定距離だけ離隔した状態に維持されると、ドア3が第2の回転軸Yを中心に回転するとき、ドアボディー31がダンパー8から支持されない状態で回転する区間が発生し、ドアボディー31の回転速度が過度に増加し得るためである。
【0205】
一方、フロントパネル11に向かうドアボディー31の一面(インナーフレーム)の下端に、フロントパネル11から遠ざかる方向に傾斜して備えられた接触面35が備えられる場合、
図14(b)の構造は、ドアボディー31が回転するとき、インナーフレーム312がピストンボディー831を加圧できずに滑る可能性がある。
【0206】
接触面35は、ドアボディー31の縁部の回転半径を最小化することによって、ドアボディー31とフロントパネル11との間の間隔を最小化するだけでなく、ドアボディー31が第2の回転軸Yを中心に回転するとき、ドアボディー31の回転角度を制限する手段(最大回転角度設定手段)になり得る。
【0207】
ドアボディー31がピストンボディー831を加圧できずに滑ることを防止するために、ピストンボディー831には、接触面35に接触するピストン傾斜面835をさらに含むことができる(
図14(c))。
【0208】
これは、ピストンボディー831とドアボディー31との接触面積を広げることによって、ドアボディー31が回転するとき、接触面35がピストンボディー831を加圧できずに滑ることを最小化するためである。
【0209】
ピストン傾斜面835の断面は、接触面35の断面に対応する形状に備えられることが好ましい。
【0210】
すなわち、接触面35がフロントパネル11から遠ざかる方向に傾斜した平面(ドア傾斜面)として備えられる場合、前記ピストン傾斜面835は、前記接触面の傾斜角と同一の傾斜角を有する平面として備えられ、接触面35が曲率半径を有する曲面として備えられる場合、ピストン傾斜面835も接触面の曲率半径と同一の曲率半径を有する曲面として備えられることが好ましい。
【0211】
一方、ピストン傾斜面835がピストンボディー831に備えられる場合、ピストン傾斜面835は、ピストンボディー831の中心を通過する水平線の上部に位置したときのみに、ピストン傾斜面835がドアボディーの接触面35を支持することができる。したがって、ダンパー8をフロントパネル11に組み立てるとき、作業者の誤りでダンパー8の上下方向が変わると、
図14(c)のダンパーは、意図した機能を行うことが困難になり得る。
【0212】
ダンパー8とフロントパネル11との誤組立を防止するために、ダンパーハウジング81及びフロントパネル11のうちいずれか一つには第1の位置設定部817がさらに備えられ、ダンパーハウジング81及びフロントパネル11のうち残りの一つには第2の位置設定部119が備えられ得る。
【0213】
図13と
図14は、第1の位置設定部817がダンパーハウジング81に備えられ、第2の位置設定部119がフロントパネル11に備えられた場合を一例として示した図である。
【0214】
この場合、第1の位置設定部817は、ダンパーハウジング81の外周面から突出して備えられるハウジング第2のフランジ816に備えられ、第2の位置設定部119は、第1の位置設定部817が収容される収容溝または収容ホールとして備えられ得る。
【0215】
ただし、第1の位置設定部817は、ハウジング固定ホール815を通過する水平線上に位置しないように備えられることが好ましい。これは、第1の位置設定部817がハウジング固定ホール815を通過する直線上に位置すると、ダンパーハウジング81の方向性が消えるためである。
【0216】
一方、上述した位置設定部817、119の存在にもかかわらず、ピストンボディー831がダンパーハウジング81のピストン収容溝811の内部で回転可能であると、ピストン傾斜面835は意図した機能を発揮しにくくなる。
【0217】
ピストンボディー831がピストン収容溝811の内部で回転することを防止するために、ピストンボディー831の円周面にはガイダー833が備えられ、ピストン収容溝811には、ガイダー833が収容されるガイダー溝813がさらに備えられ得る。
【0218】
ガイダー833は、ピストンボディー831の円周面から突出して備えられ、ガイダー溝813は、ピストン収容溝811が凹状に折り曲げられて備えられ、ダンパーハウジング81の長さ方向に沿って備えられ得る。
【0219】
上述したダンパー8は、ダンパーハウジング81が一つのハウジング固定ホール815を介してフロントパネル11に固定されるので、ドア3の荷重によってダンパーハウジング81がフロントパネル11から遠ざかる方向に押される場合、ダンパー8を通じて意図した効果を期待しにくくなり得る。
【0220】
これを防止するために、本発明は、ダンパーハウジング81をフロントパネル11に固定させるブラケット87をさらに含むことができる。
【0221】
図15に示したように、ブラケット87は、フロントパネル11に固定され、ハウジング第2のフランジ816がフロントパネル11から分離されることを防止する手段であって、フロントパネル11に二つのダンパー8が備えられる場合、ブラケット87も二つ備えられることが好ましい。
【0222】
さらに、ブラケット87は、第2のヒンジ53のキャビネット結合部533や第3のヒンジの第4の軸着脱部552の支持手段として備えられる場合もある。
【0223】
すなわち、フロントパネル11の前方面に位置するキャビネット結合部533は、結合部ボディー533aがフロントパネル11を貫通してフロントパネル11の後方面に位置したブラケッ87に固定され得る。また、第4の軸着脱部552も、フロントパネル11の後方面に位置したブラケット87によって固定され得る。
【0224】
この場合、本発明は、ダンパー8がフロントパネル11の後方に移動することをより効果的に防止することができる。
【0225】
これは、ドア3が第2の回転軸Yを中心に回転するとき、ダンパー8は、フロントパネル11の後方に向かって作用する力を受けるようになるが、ブラケット87がキャビネット結合部533や第4の軸着脱部552を支持するように備えられると、ドア3が回転するとき、ブラケット87にはフロントパネル11の前方に向かう外力が供給され、ダンパーハウジング81がフロントパネル11から分離されることを自然に防止できるためである。
【0226】
上述したダンパー8は、使用者がドアの回転軸X、Yを選択可能な衣類処理装置100に備えられた場合を基準にして説明したが、これは一例に過ぎない。したがって、上述したダンパー8は、ドアボディー31が第2の回転軸Yのみを中心に回転可能な衣類処理装置に備えられる場合もある。
【0227】
本発明は、多様な形態に変形して実施可能であるが、上述した実施例にその権利範囲が限定されることはない。したがって、変形した実施例が本発明の特許請求の範囲の構成要素を含んでいるなら、本発明の権利範囲に属するものと見なすべきであろう。