(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信装置1の構成例について説明する。通信装置1は、判定部11及び通信制御部12を有している。通信装置1は、例えば、スマートフォンを含む携帯電話端末であってもよく、携帯電話端末とネットワーク等との間の通信を中継するモバイルルータであってもよい。通信装置1は、メモリに格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。
【0014】
判定部11は、現在地が屋内外判定用データベースに登録されているか否かを確認することによって、現在地が屋内に存在するか否かを判定する。屋内外判定用データベースは、屋内であることを示す住所情報、もしくは屋内であることを示す経度緯度情報を有してもよい。現在地は、例えば、現在位置している住所であってもよく経度緯度であってもよい。例えば、判定部11は、現在地が屋内外判定用データベースに登録されている場合、現在地が屋内に存在すると判定してもよい。
【0015】
通信制御部12は、現在地が屋内外判定用データベースに登録されていることによって、現在地が屋内に存在すると判定された場合、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を有効に設定して無線LAN通信を行う。無線LAN通信において、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域は、例えば、5GHz帯の周波数の一部である。5GHz帯の周波数の一部は、具体的には、IEEE802.11aのW52もしくはW53のチャネルであってもよい。屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を有効に設定して無線LAN通信を行うとは、言い換えると、IEEE802.11aのW52もしくはW53のチャネルを用いて通信を行うことである。以下、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯を5GHzとして説明する。
【0016】
さらに、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を有効に設定して無線LAN通信を行うとは、2.4GHz帯の周波数を用いて通信が行われている場合、現在地が屋内に存在すると判定された後に、5GHz帯の周波数を用いるよう、変更することを含む。また、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を有効に設定して無線LAN通信を行うとは、IEEE802.11aのW56のチャネルを用いて通信が行われている場合、現在地が屋内に存在すると判定された後に、IEEE802.11aのW52もしくはW53のチャネルの周波数を用いるよう、変更することを含む。
【0017】
以上説明したように、
図1にかかる通信装置1は、屋内に存在すると判定した場合、自動的に、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を有効に設定することができる。つまり、通信装置1は、屋内に存在すると判定した場合、自動的に、安定性の高い通信を行うことができる。
【0018】
(実施の形態2)
続いて、
図2を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信装置10の構成例について説明する。通信装置10は、判定部11、通信制御部12及び通信部13を有している。通信装置10は、例えば、スマートフォンを含む携帯電話端末であってもよく、携帯電話端末とネットワーク等との間の通信を中継するモバイルルータであってもよい。通信装置10は、メモリに格納されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。また、判定部11及び通信制御部12は、
図1の判定部11及び通信制御部12と同様であるため詳細な説明を省略する。
【0019】
通信部13は、現在地が屋内外判定用データベースに登録されていない場合、ユーザから入力される指示信号に応じて屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を使用してアクセスポイントへの接続を試み、アクセスポイントへ接続することができた場合、現在地に関する情報を屋内外判定用データベースを管理する管理サーバへ送信する。
【0020】
ユーザは、例えば、通信装置10のタッチパネルもしくはボタン等の入力インタフェースを介して指示信号を入力する。もしくは、ユーザは、他の通信装置に指示信号を入力し、ネットワークを介して、指示信号を通信装置10へ送信してもよい。指示信号は、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を使用してアクセスポイントへの接続を試みることを指示する信号である。アクセスポイントは、2.4GHz帯もしくは5GHz帯の周波数帯域を使用して無線LAN通信を行う装置であってもよい。通信装置10は、アクセスポイントを介して、インターネット等のネットワークに接続する。
【0021】
アクセスポイントへの接続を試みるとは、例えば、通信装置10が、アクセスポイントと無線回線を設定する際に用いる接続要求メッセージをアクセスポイントへ送信することであってもよい。現在地に関する情報は、例えば、例えば、住所情報であってもよく経度緯度情報であってもよい。
【0022】
管理サーバは、メモリに格納されたプログラムをCPUが実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。また、管理サーバは、屋内外判定用データベースをメモリに格納してもよい。
【0023】
通信部13は、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を使用してアクセスポイントと接続を行うことができた場合、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を用いた無線LAN通信を行うことによって、現在地に関する情報を管理サーバへ送信してもよい。もしくは、通信部13は、無線LAN通信とは異なる通信を行うことによって、現在地に関する情報を管理サーバへ送信してもよい。無線LAN通信とは異なる通信は、例えば、移動通信事業者が管理する移動通信ネットワークを介した通信であってもよい。
【0024】
以上説明したように、
図2の通信装置10を用いることによって、管理サーバは、通信装置10から送信される通信装置10の現在地に関する情報を取得することができる。そのため、管理サーバは、通信装置10の現在地に関する情報を用いて、屋内外判定用データベースを生成することができる。現在地に関する情報は、例えば緯度経度情報等であって、携帯電話通信事業者のみが知り得る情報ではない。そのため、携帯電話通信事業者以外の事業者であっても、屋内外判定用データベースを生成することができる。
【0025】
さらに、通信装置10は、管理サーバにおいて生成された屋内外判定用データベースを用いることによって、現在地が屋内か否かを判定することができる。屋内においては、5GHz帯の周波数を用いた無線LAN通信を行うことができる。一般的に、5GHz帯の周波数を使用するユーザの数は少ない。そのため、5GHz帯の周波数は、2.4GHz帯の周波数よりも、屋内環境において干渉等が少ない。そのため、5GHz帯の周波数を用いたほうが、2.4GHz帯の周波数を用いる場合よりも安定した通信を行うことができる。
【0026】
また、通信装置10は、屋内に存在すると判定した場合、自動的に、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯域を有効に設定することができる。つまり、通信装置10は、屋内に存在すると判定した場合、自動的に、安定性の高い通信を行うことができる。
【0027】
続いて、
図3を用いて本発明の実施の形態2にかかる管理サーバ20の構成例について説明する。管理サーバ20は、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。
【0028】
管理サーバ20は、データ通信部21、データベース生成部22及び位置情報保存部23を有している。データ通信部21は、インターネット等のネットワークを介して、モバイルルータ30と通信を行う。モバイルルータ30は、
図2の通信装置10に相当する。データ通信部21は、ネットワークと、光通信回線等の有線回線を用いてもよく、無線LAN等の無線回線を用いて通信を行ってもよい。
【0029】
データ通信部21は、複数のモバイルルータ30から、屋内を示す位置情報を収集する。位置情報は、モバイルルータ30の現在地に関する情報であり、例えば、住所情報もしくは緯度経度情報等であってもよい。データ通信部21は、複数のモバイルルータ30から収集した位置情報を位置情報保存部23へ出力する。
【0030】
位置情報保存部23は、データ通信部21から出力された位置情報を保存する。位置情報保存部23は、例えば、管理サーバ20内のメモリ等であってもよい。
【0031】
データベース生成部22は、位置情報保存部23に保存された位置情報を抽出して、屋内外判定用データベースを生成する。屋内外判定用データベースは、例えば、
図4に示すように、屋内を示す位置情報を一覧にして管理するデータベースである。また、屋内外判定用データベースは、住所情報と緯度経度情報とを関連付けて管理してもよい。また、データベース生成部22は、位置情報保存部23に新たな位置情報が保存されるたびに、屋内外判定用データベースに新たに保存された位置情報を登録してもよい。もしくは、データベース生成部22は、所定のタイミングに位置情報保存部23に保存されている位置情報を抽出して、屋内外判定用データベースを更新してもよい。
【0032】
データベース生成部22は、データ通信部21を介して屋内外判定用データベースを複数のモバイルルータ30へ送信する。データベース生成部22は、屋内外判定用データベースを更新するたびに複数のモバイルルータ30へ屋内外判定用データベースを送信してもよく、要求メッセージを送信してきたモバイルルータ30へ屋内外判定用データベースを送信してもよい。
【0033】
続いて、
図5を用いて本発明の実施の形態2にかかるモバイルルータ30の構成例について説明する。モバイルルータ30は、判定部31、通信制御部32、携帯電話網通信部33、無線LAN通信部34、データ保存部35、GPS(Global Positioning System)通信部36及び端末通信部37を有している。判定部31は、
図1の判定部11に相当する。通信制御部32は、
図1の通信制御部12に相当する。携帯電話網通信部33及び無線LAN通信部34は、
図2の通信部13に相当する。
【0034】
携帯電話網通信部33は、携帯電話通信事業者もしくは移動通信事業者が管理するネットワークへ接続する。携帯電話網通信部33は、ネットワークに配置されている基地局との間において予め定められた無線通信方式を用いて通信する。予め定められた無線通信方式は、例えば、3GPPにおいて定められているLTEであってもよく、その他の通信方式であってもよい。携帯電話網通信部33は、移動通信事業者が管理するネットワークを介して、管理サーバ20と通信を行う。
【0035】
無線LAN通信部34は、アクセスポイントと無線LAN通信を行う。無線LAN通信部34は、2.4GHz帯もしくは5GHz帯の周波数を用いて無線LAN通信を行う。無線LAN通信部34は、アクセスポイントを介して、管理サーバ20と通信を行う。
【0036】
判定部31は、携帯電話網通信部33もしくは無線LAN通信部34を介して管理サーバから屋内外判定用データベースを取得する。判定部31は、取得した屋内外判定用データベースをデータ保存部35へ保存する。データ保存部35は、管理サーバ20内のメモリ等であってもよい。例えば、判定部31は、定期的に管理サーバ20から屋内外判定用データベースを取得してもよい。また、判定部31は、屋内外判定用データベースの取得を要求する場合、管理サーバ20へ、屋内外判定用データベースの取得を要求する要求メッセージを送信してもよい。判定部31は、定期的に屋内外判定用データベースを取得することによって、常に最新の屋内外判定用データベースを用いることができる。
【0037】
GPS通信部36は、GPS衛星から送信される電波を受信して、モバイルルータ30の現在位置を算出する。GPS通信部36において算出されたモバイルルータ30の現在位置に関する情報は、緯度経度情報を用いて示されてもよく、住所情報を用いて示されてもよい。GPS通信部36は、算出した現在位置に関する情報を判定部31へ出力する。
【0038】
端末通信部37は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)等を用いて、スマートフォンを含む携帯電話端末等通信を行う。携帯電話端末等は、モバイルルータ30を介してインターネット等のネットワークに接続してもよい。
【0039】
判定部31は、GPS通信部36から出力された現在位置が、携帯電話網通信部33もしくは無線LAN通信部34を介して取得した屋内外判定用データベースに登録されているか否かを判定する。判定部31は、現在位置が屋内外判定用データベースに登録されているか否かに関する判定結果を通信制御部32へ出力する。
【0040】
通信制御部32は、現在位置が屋内外判定用データベースに登録されているとの判定結果を受け取った場合、無線LAN通信部34において5GHz帯の周波数を用いてアクセスポイントと通信を行わせるように制御する。現在位置が屋内外判定用データベースに登録されている場合、モバイルルータ30の現在位置は、屋内であることを示している。このような場合、通信制御部32は、屋内でのみ使用が許可されている5GHz帯の周波数を用いて無線LAN通信を行わせるように制御する。
【0041】
通信制御部32は、現在位置が屋内外判定用データベースに登録されていないとの判定結果を受け取った場合、ユーザから指示信号が入力されるのを待ち受ける状態となる。ユーザから入力される指示信号は、屋内でのみ使用が許可されている5GHz帯の周波数を用いてアクセスポイントへの接続を試みることを指示する信号である。通信制御部32は、所定の期間、指示信号が入力されない場合、入力を待ち受ける状態を解除してもよい。
【0042】
通信制御部32は、ユーザから指示信号が入力されるのを待ち受ける状態において、ユーザから指示信号が入力された場合、無線LAN通信部34から、5GHz帯の周波数を用いてアクセスポイントへ接続要求メッセージを送信させる。
【0043】
判定部31は、アクセスポイントから接続要求メッセージに対する応答メッセージを受信し、アクセスポイントとの間に無線回線を設定することができた場合、現在地に関する情報を管理サーバ20へ送信する。この時、判定部31は、携帯電話網通信部33もしくは無線LAN通信部34を介して現在地に関する情報を管理サーバ20へ送信する。屋内でのみ使用が許可されている5GHz帯の周波数を用いてアクセスポイントとの間に無線回線を設定することができたことは、モバイルルータ30が屋内に存在することを示している。そのため、モバイルルータ30が、管理サーバ20へ現在地に関する情報を送信することによって、管理サーバ20は、屋内外判定用データベースを更新することができる。
【0044】
続いて、
図6及び
図7を用いて本発明の実施の形態2にかかるモバイルルータ30における制御処理の流れを説明する。はじめに、判定部31は、位置情報の送受信を許可する、との設定項目がある場合に、設定が有効か否かを判定する。判定部31は、設定が無効であり、位置情報を送受信することができない場合、処理を終了してもよい。
【0045】
判定部31は、設定が有効であり、位置情報を送信することができる場合、携帯電話網通信部33もしくは無線LAN通信部34を介して屋内外判定用データベースを取得する(S12)。例えば、判定部31は、2.4GHz帯の周波数を用いて、無線LAN通信部34がアクセスポイントと接続している場合、無線LAN通信部34を介して屋内外判定用データベースを取得してもよい。判定部31は、無線LAN通信部34がアクセスポイントと接続していない場合、携帯電話網通信部33を介して屋内外判定用データベースを取得してもよい。
【0046】
次に、GPS通信部36は、GPS衛星から送信される電波を受信して、モバイルルータ30の現在位置を算出する(S13)。次に、判定部31は、ステップS13において算出した現在位置が、屋内外判定用データベースに登録されているか否かを判定する(S14)。通信制御部32は、判定部31において現在位置が屋内外判定用データベースに登録されていると判定された場合、無線LAN通信部34に対して5GHz帯の周波数を用いてアクセスポイントと通信させる(S15)。
【0047】
通信制御部32は、判定部31において現在位置が屋内外判定用データベースに登録されていないと判定された場合、ユーザから指示信号が入力されたか否かを判定する(S16)。通信制御部32は、所定期間、ユーザから指示信号が入力されない場合、処理を終了してもよい。通信制御部32は、ユーザから指示信号が入力された場合、無線LAN通信部34に対して屋内でのみ使用が許可されている5GHz帯の周波数を用いてアクセスポイントと接続させるように制御する(S17)。
【0048】
無線LAN通信部34が、屋内でのみ使用が許可されている5GHz帯の周波数を用いてアクセスポイントと接続できなかった場合、処理を終了してもよい。無線LAN通信部34が、5GHz帯の周波数を用いてアクセスポイントと接続できた場合、判定部31は、現在位置に関する情報を管理サーバ20へ送信する(S18)。
【0049】
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかるモバイルルータ30を用いることによって、屋内外判定用データベースに現在地が登録されているか否かを確認することによって、屋内でのみ使用が許可されている周波数帯を用いて無線LAN通信を行うか否かを判定することができる。
【0050】
また、管理サーバ20は、5GHz帯の周波数を用いた無線LAN通信を行えた場所に関する情報を複数のモバイルルータ30から収集することができる。これによって、1台のモバイルルータ30からのみ収集して屋内外判定用データベースを作成する場合よりも、情報量が多い屋内外判定用データベースを生成することができる。また、モバイルルータ30は、複数のモバイルルータから収集した情報に基づいて生成された屋内外判定用データベースを用いることによって、はじめて訪れる場所においても、他のモバイルルータがその場所の情報を屋内外判定用データベースに登録していた場合、自動的に5GHz帯の通信に切り替えることができる。
【0051】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3においては、屋内外判定用データベースにおける情報の管理形態の違いについて説明する。管理サーバ20が、様々なモバイルルータ30から取得した位置情報をすべて登録して屋内外判定用データベースを作成することによって、広範な地域の位置情報を含むこととなる。例えば、屋内外判定用データベースには、自装置が向かうことのない地域の位置情報が含まれることもある。モバイルルータ30の判定部31が、広範な地域の位置情報を含む屋内外判定用データベースを用いてモバイルルータ30が屋内に存在するか否かを判定すると、判定処理に時間がかかってしまうことが懸念される。
【0052】
この懸念を解決するために、管理サーバ20のデータベース生成部22は、一定領域もしくは地域毎に屋内外判定用データベースを分割して管理してもよい。例えば、データベース生成部22は、市単位、町単位、番地単位等に屋内外判定用データベースを分割して管理してもよい。
【0053】
また、モバイルルータ30は、管理サーバ20から屋内外判定用データベースを取得する際に、現在位置に関する情報を含む要求メッセージを管理サーバ20へ送信してもよい。管理サーバ20は、モバイルルータ30の現在位置に関する情報を含む要求メッセージを受信すると、モバイルルータ30の現在位置を含む地域の屋内外判定用データベースをモバイルルータ30へ送信してもよい。
【0054】
以上説明したように、管理サーバ20が、屋内外判定用データベースを分割して管理し、さらに、モバイルルータ30は、現在地を含む地域の屋内外判定用データベースを取得することができる。モバイルルータ30は、分割された屋内外判定用データベースを用いることによって、屋内外判定処理に用いるデータベースの情報量を減少させることができる。そのため、モバイルルータ30は、屋内外判定処理に要する時間を、全ての地域の屋内外判定用データベースを用いる場合と比較して短くすることができる。
【0055】
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、
図6及び
図7における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。)
【0056】
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0057】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。