特許第6109413号(P6109413)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6109413画像表示方法、画像表示装置、端末、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6109413
(24)【登録日】2017年3月17日
(45)【発行日】2017年4月5日
(54)【発明の名称】画像表示方法、画像表示装置、端末、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/36 20060101AFI20170327BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20170327BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20170327BHJP
【FI】
   G09G5/36 520P
   G09G5/00 550C
   G09G5/00 530H
   G09G5/36 520D
   G06F3/0481
【請求項の数】11
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-510934(P2016-510934)
(86)(22)【出願日】2014年7月24日
(65)【公表番号】特表2016-522437(P2016-522437A)
(43)【公表日】2016年7月28日
(86)【国際出願番号】CN2014082921
(87)【国際公開番号】WO2015149457
(87)【国際公開日】20151008
【審査請求日】2014年9月18日
(31)【優先権主張番号】201410125658.5
(32)【優先日】2014年3月31日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲業▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲偉▼良
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 国明
【審査官】 波多江 進
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−155554(JP,A)
【文献】 特開2010−092086(JP,A)
【文献】 特表2003−501762(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第02408181(EP,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0030360(US,A1)
【文献】 特開2012−058900(JP,A)
【文献】 特開平9−259301(JP,A)
【文献】 特開2007−128158(JP,A)
【文献】 特開2011−108028(JP,A)
【文献】 特開平9−62861(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 5/00 − 5/42
G06F 3/048 − 3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の現在の姿勢情報を取得するステップと、
前記端末に搭載のセンサーの座標系の方向と一致する前記端末に対応する三次元座標系を確立し、前記姿勢情報及び球心が前記端末に対応する三次元座標系における原点であり前記端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径に基づいて、前記端末に対応する三次元座標系における前記端末の仮想画面領域を決定し、ここで、前記端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径が壁紙画像の最適な表示効果を奏するように、人為的に設定され、又はシステムのディフォルト値に設定されるステップと、
前記端末に対応する三次元座標系における原点から、前記端末の仮想画面領域を介して湾曲処理後の所定画像に対して投影することで、前記端末の仮想画面領域が前記湾曲処理後の所定画像上に投影されてなる目標領域を決定するステップと、
前記湾曲処理後の所定画像における目標領域に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、前記湾曲処理前の所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択するステップと、
前記壁紙画像を前記端末の画面表示領域に表示するステップと
を含むことを特徴とする画像表示方法。
【請求項2】
前記端末に対応する三次元座標系における原点から、前記端末の仮想画面領域を介して湾曲処理後の所定画像に対して投影することで、前記端末の仮想画面領域が前記湾曲処理後の所定画像上に投影されてなる目標領域を決定するステップは、
前記端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径と湾曲処理後の所定画像が位置する球体の半径との比率、および前記端末の仮想画面領域の球座標に基づいて、前記端末の仮想画面領域が前記湾曲処理後の所定画像に投影されてなる目標領域を決定するステップを含むことを特徴とする請求項に記載の画像表示方法。
【請求項3】
前記湾曲処理後の所定画像における目標領域に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、前記湾曲処理前の所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択するステップは、
前記湾曲処理後の所定画像における目標領域の球座標に基づいて、前記湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標を計算するステップと、
前記所定画像の画素点の二次元直交座標と三次元直交座標の対応関係から、前記湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標に対応する湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標を決定するステップと、
前記湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標に基づいて、前記湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、前記湾曲処理前の所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択するステップと
を含むことを特徴とする請求項に記載の画像表示方法。
【請求項4】
前記端末の現在の姿勢情報を取得するステップは、
前記端末の画面がウェイクアップした後、所定時間間隔にて周期的に前記端末の現在の姿勢情報を取得するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像表示方法。
【請求項5】
端末の現在の姿勢情報を取得する取得モジュールと、
前記姿勢情報に基づいて、所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択する選択モジュールと、
前記壁紙画像を前記端末の画面表示領域に表示する表示モジュールと、
を備え
前記選択モジュールは、
前記端末に搭載のセンサーの座標系の方向と一致する前記端末に対応する三次元座標系を確立し、前記姿勢情報及び球心が前記端末に対応する三次元座標系における原点であり前記端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径に基づいて、前記端末に対応する三次元座標系における前記端末の仮想画面領域を決定し、ここで、前記端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径が壁紙画像の最適な表示効果を奏するように、人為的に設定され、又はシステムのディフォルト値に設定される第1決定ユニットと、
前記端末に対応する三次元座標系における原点から、前記端末の仮想画面領域を介して湾曲処理後の所定画像に対して投影することで、前記端末の仮想画面領域が前記湾曲処理後の所定画像上に投影されてなる目標領域を決定する第2決定ユニットと、
前記湾曲処理後の所定画像における目標領域に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、前記湾曲処理前の所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択する選択ユニットと、
を備える、ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項6】
前記第2決定ユニットは、
前記端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径と湾曲処理後の所定画像が位置する球体の半径との比率、および前記端末の仮想画面領域の球座標に基づいて、前記端末の仮想画面領域が前記湾曲処理後の所定画像に投影されてなる目標領域を決定することを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記選択ユニットは、
前記湾曲処理後の所定画像における目標領域の球座標に基づいて、前記湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標を計算する計算サブユニットと、
前記所定画像の画素点の二次元直交座標と三次元直交座標の対応関係から、前記湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標に対応する湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標を決定する決定サブユニットと、
前記湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標に基づいて、前記湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、前記湾曲処理前の所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択する選択サブユニットと
を備えることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記取得モジュールは、
前記端末の画面がウェイクアップした後、所定時間間隔にて周期的に前記端末の現在の姿勢情報を取得することを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
【請求項9】
プロセッサと、
前記プロセッサが実施可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
端末の現在の姿勢情報を取得し、
前記端末に搭載のセンサーの座標系の方向と一致する前記端末に対応する三次元座標系を確立し、前記姿勢情報及び球心が前記端末に対応する三次元座標系における原点であり前記端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径に基づいて、前記端末に対応する三次元座標系における前記端末の仮想画面領域を決定し、ここで、前記端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径が壁紙画像の最適な表示効果を奏するように、人為的に設定され、又はシステムのディフォルト値に設定し、
前記端末に対応する三次元座標系における原点から、前記端末の仮想画面領域を介して湾曲処理後の所定画像に対して投影することで、前記端末の仮想画面領域が前記湾曲処理後の所定画像上に投影されてなる目標領域を決定し、
前記湾曲処理後の所定画像における目標領域に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、前記湾曲処理前の所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択し、
前記壁紙画像を前記端末の画面表示領域に表示する
ように構成されることを特徴とする端末。
【請求項10】
プロセッサに実行されることにより、請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像表示方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、出願番号がCN201410125658.5であって、出願日が2014年3月31日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
【技術分野】
【0002】
本発明は、端末技術分野に関し、特に、画像表示方法画像表示装置、端末、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
端末技術の発展に伴い、端末の最先端機能として、端末の壁紙機能は、ユーザの体験に大きく影響するため、壁紙機能開発がますます重視されている。
【0004】
現在の壁紙機能は、基本的に、スタティックの壁紙画像を基にし、時間である変数を導入することにより実現された。端末に対して予め時間帯と壁紙画像とを対応付けるため、端末は、ある時間帯に対応付けられた壁紙画像を表示し、壁紙画像を時間の遷移に伴って変化させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術における問題を解決するために、本発明の実施例は、画像表示方法画像表示装置、端末、プログラム及び記録媒体を提供する。以下では、本発明の方法について説明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例の第1方面によると、画像表示方法は、端末の現在の姿勢情報を取得するステップと、前記姿勢情報に基づいて、所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択するステップと、前記壁紙画像を前記端末の画面表示領域に表示するステップとを含む。
【0007】
本発明の実施例の第2方面によると、画像表示装置は、端末の現在の姿勢情報を取得する取得モジュールと、前記姿勢情報に基づいて、所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択する選択モジュールと、前記壁紙画像を前記端末の画面表示領域に表示する表示モジュールと、を備える。
【0008】
本発明の実施例の第3方面によると、端末は、プロセッサと、前記プロセッサが実施可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、前記プロセッサは、端末の現在の姿勢情報を取得し、前記姿勢情報に基づいて、所定画像における目標領域を前記端末の現在壁紙画像として選択し、前記壁紙画像を前記端末の画面表示領域に表示するように構成される。
本発明の実施例の第4局面によると、プログラムは、プロセッサに実行されることにより、前記画像表示方法を実現する。
本発明の実施例の第5局面によると、前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施例の技術方案によると、下記効果を得ることができる。端末の姿勢情報を取得し、姿勢情報に基づいて、所定画像において対応する目標領域を壁紙画像として表示することで、ユーザが壁紙機能を使用する時の端末との相互性を高める。
【0010】
以上の一般的な記述及び以下の詳細な記述は、例示のものに過ぎず、本発明を限定するものではないと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
ここでの図面は、明細書の一部分として明細書全体を構成することにより、本発明に合致する実施例を例示するとともに、本発明の原理を解釈するためのものである。
【0012】
図1】本発明の例示的な実施例に係る画像表示方法を例示的に示すフローチャートである。
図2】本発明の例示的な実施例に係る画像表示方法を例示的に示すフローチャートである。
図3】本発明の例示的な実施例に係る画像表示方法における端末の三次元座標系において、所定画像の目標領域を選択する模式的な図である。
図4】本発明の例示的な実施例に係る画像表示装置を模式的に示すブロック図である。
図5】本発明の例示的な実施例に係る端末を模式的に示すブロック図である。
【0013】
本発明について、上記図面で明確な実施例を示し、後述でより詳細に説明する。これらの図面及び記述は、何らかの方法で本発明の思想の範囲を制限するのではなく、特定な実施例を参照することで当業者に本発明のコンセプトを説明するためのものである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の目的、技術方案及び利点をより明瞭にするために、実施形態と図面を参照し、本発明を更に詳細に説明する。
【0015】
<第1実施例>
本発明の実施例は、画像表示方法を提供する。図1を参照し、当該方法の流れは、以下のステップを含む。
【0016】
ステップ101において、端末の現在の姿勢情報を取得する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0017】
ステップ102において、姿勢情報に基づいて、所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0018】
ステップ103において、壁紙画像を端末の画面表示領域に表示する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0019】
説明すべきなのは、本発明の実施例を実行する前、所定画像に対して、湾曲アルゴリズムに応じて湾曲処理を行う必要があり、結果、湾曲処理された後の所定画像を取得する。
【0020】
なお、所定画像の分解能は、少なくとも所定分解能以上であり、当該所定画像は、端末内に設定されたシステム画像であってもよく、ユーザが自ら撮影した画像であってもよく、ユーザがネットワークなどの第3者を介して取得した画像であってもよい。その中、所定分解能を満たす所定画像であれば、当該所定画像に対して湾曲アルゴリズムに応じて湾曲処理を行い、当該所定画像に対応する球形画像を得られる。ユーザの姿勢情報により選択された当該球形画像における目標領域は、任意の方向においても繋がる。
【0021】
選択的に、所定画像は、その分解能が湾曲アルゴリズムに規定された、球形画像に湾曲できる分解能を満たさないため、湾曲処理された後、完全なる球形を得ることができない可能性がある。そのため、湾曲アルゴリズムによる処理を行う前、所定画像の分解能が湾曲アルゴリズムに規定された球形画像に湾曲できる分解能を満たすかどうかを判定し、満たすと判定すると、湾曲アルゴリズムを実行し、満たさないと判定すると、湾曲アルゴリズムにおけるパラメーターを変更し、所定画像に対して湾曲処理を行い円柱形画像を取得する。当該円柱形画像について、ユーザの姿勢情報により選択された、当該円柱形画像における目標領域は、水平方向のみにおいて移動でき、垂直方向において移動することができない。
【0022】
湾曲アルゴリズムに応じて、所定画像に対して湾曲処理を行う場合には、一定の曲率に応じて所定画像を完全なる球形にし、その球心を三次元座標系の原点Oとし、半径をRとし、当該所定画像が球形に湾曲された後の球体をφ(O)とする。なお、三次元座標系は、端末に搭載のセンサの座標系の方向と一致する。
【0023】
その時、当該半径Rの値に基づいて、Eとされる端末の仮想画面領域の中心点と当該三次元座標系の原点との間の距離を設定する必要がある。仮に原点Oを球心とし、E点がある球体の球面に位置し、この球体の半径、即ちOEの距離をrとし、当該E点の位置する球体をψ(O)とする。本発明の実施例において、Rは、所定画像の分解能と半径との対応関係に基づいて設定されることができ、rは、壁紙画像の最適な表示効果を奏するように、人為的に設定され、又はシステムのディフォルト値に設定される。ここで、R/rは、一定の比例関係を有するとともに、Rがrより大きいことを満たし、端末の仮想画面領域が湾曲処理された後の所定画像に対応する球形画像の内部に存在すると理解してもよい。選択的に、R/r=1.618で、即ち黄金比である。
【0024】
湾曲アルゴリズムにより処理される前の所定画像が平面画像であるため、所定画像における各画素点の座標は、1つの二次元座標系における二次元直交座標である。湾曲アルゴリズムによる処理された後に得られた球形画像又は円柱形画像は、三次元立体のものになるため、処理後の球形画像又は円柱形画像における各画素点の座標は、1つの三次元座標系における三次元直交座標である。湾曲アルゴリズムによる処理を行う場合、湾曲処理前の所定画像における各画素点の二次元直交座標と湾曲処理後の所定画像における各画素点の三次元直交座標との対応関係を記録する。
【0025】
選択的に、端末は、所定画像が湾曲処理された後の球形画像の効果図をユーザに表示し、また、美化、ぼかしなどのツールを提供することで、当該球形画像の効果を調整し、これにより、当該球形画像において、元の所定画像のエッジが接する時に生じた異様な効果をできるだけ減少した。
【0026】
本発明の実施例は、端末の姿勢情報を取得し、姿勢情報に基づいて、所定画像の中、該当する目標領域を壁紙画像として選択して表示し、ユーザが壁紙機能を使用するときに端末との相互性を高める。
【0027】
<第2実施例>
本発明の実施例は、画像表示方法を提供する。図2を参照し、当該方法の流れは、以下のステップを含む。
【0028】
ステップ201において、端末の現在姿勢情報を取得する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0029】
選択的に、ステップ201の実行条件は、例えば、端末の画面をウェイクアップした後、所定時間間隔に従って、端末の現在姿勢情報を取得するステップを周期的に実行する。
【0030】
ここで、端末画面がウェイクアップされた後、例えば、ロック解除状態から正常使用状態へ切り替わる時、ステップ201を周期的に実行し始める。端末は、センサにより常時に測定された姿勢情報に基づいて、所定画像において、選択された目標領域を常に更新する。
【0031】
端末に内蔵されたセンサは、端末現在の姿勢情報を取得するためのものであり、例えば、重力センサ,ジャイロスコープ等であるが、これらに限定されるものではない。
【0032】
なお、姿勢情報は、本発明の実施例において、端末が三次元座標系におけるオイラー角情報を含むが、これに限定されるものではない。オイラー角は、端末の位置する三次元座標系における左右傾斜角度、前後傾斜角度、及び左右揺れ角度の3つの角度を含み、(α,β,γ)で表される。
【0033】
ステップ202において、姿勢情報に基づいて,所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0034】
ここで、ステップ202において、所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択するプロセスは、さらに、以下のステップを含む。
【0035】
ステップ2021において、姿勢情報及び端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径に基づいて、端末の該当する三次元座標系において、端末の仮想画面領域を決定する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0036】
ここで、ステップ2021において、まず、姿勢情報に基づいて、端末の仮想画面領域の中心点の座標を決定し、これにより、当該座標に基づいて、端末の仮想画面領域が端末の三次元座標系における位置を決定する。
【0037】
姿勢情報における(α,β,γ)及びrに基づいて、E点が三次元座標系における球座標を得ることができる。E点が球体ψ(O)上に位置し、かつOEが端末の仮想画面領域に垂直し、また、端末の姿勢情報において、E点が左右揺れ角度γの影響を受けないため、E点の位置座標を(α’,β’,r)と決定する。その中、α’=α+π/2,β’=β−π/2であり、即ち、E点の位置座標を(α+π/2,β−π/2,r)とする。端末の仮想画面領域の姿勢は、E点の位置及び端末の左右揺れ角度で表され、即ち、(α’,β’,r,γ)である。
【0038】
端末の仮想画面領域の長さ及び幅を、それぞれa及びbに設定するため、端末の仮想画面領域の球座標は、E点の球座標により決定され、(α’,β’,r,γ,a,b)で表される。図3に示されるように、当該図面は、端末の三次元座標系において所定画像の目標領域を選択する模式的な図を示し、端末の仮想画面の位置を含む。ABCDに対応する平面領域は、端末の仮想画面領域そのものである。
【0039】
ステップ2022において、端末に対応する三次元座標系における原点から、端末の仮想画面領域を通過しながら湾曲処理後の所定画像に向けて投影することで、端末の仮想画面領域が湾曲処理後の所定画像に投影された時の所定画像における目標領域を決定する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0040】
R>rであるため、原点から端末の仮想画面を通過しながら湾曲処理後の所定画像における目標領域の面積は、端末の仮想画面領域の面積より大きい。図3に示すように、当該図において、A’B’C’D’領域が投影後の目標領域に該当し、E’は、A’B’C’D’領域の中心点であり、OE’=Rである。
【0041】
類似な原理により、A’B’C’D’に対応する目標領域の球座標は、下記方法により得ることができる。
(α’,β’,r,γ,a,b)*R/r=(α’,β’,R,γ,a*R/r,b*R/r)
ただし、点E’の球座標は、(α’,β’,R)となる。
【0042】
従って、ステップ2022において、さらに、端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径と湾曲処理後の所定画像が位置する球体の半径との比率、および端末の仮想画面領域の球座標に基づいて、端末の仮想画面領域が湾曲処理後の所定画像に投影された時の所定画像における目標領域を決定する。
【0043】
ステップ2023において、湾曲処理後の所定画像における目標領域に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、湾曲処理後の所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0044】
ステップ2023において、湾曲処理後の所定画像における目標領域により湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するプロセスは、下記ステップを含む。
【0045】
ステップ20231において、湾曲処理後の所定画像における目標領域の球座標に基づいて、湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標を計算する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0046】
そのうち、球座標と三次元直交座標との間の変換関係は、
x=r*cosα*cosβ
y=r*sinα*cosβ
z=r*sinβ
である。
【0047】
E’の球座標を三次元直交座標に変換した結果、(R*cosα’*cosβ’,R*sinα’*cosβ’,R*sinβ’),(x,y,z)と記す。
【0048】
点A’の三次元直交座標を(x’,y’,z’)と設定し、下記の方程式によりx’,y’,z’の値を得ることができる。
(x’−x)*x+(y’−y)*y+(z’−z)*z=0
y’+z’=x+y+z+(a+b
【0049】
この方法により、当該方程式により4つの解を解いて、A’、B’、C’、D’それぞれに対応する三次元直交座標を得ることができる。
【0050】
ステップ20232において、所定画像の画素点の二次元直交座標と三次元直交座標の対応関係から、湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標に対応する湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標を決定する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0051】
ステップ20233において、湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、湾曲処理前の所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0052】
ステップ203において、壁紙画像を端末の画面表示領域に表示する。本実施例の方法は、端末に適用される。
【0053】
本ステップでは、壁紙機能により、当該壁紙画像を端末の画面表示領域に表示する。
【0054】
本発明の実施例によれば、端末の姿勢情報を取得し、姿勢情報に基づいて、所定画像において対応する目標領域を壁紙画像として表示することで、ユーザが壁紙機能を使用する時の端末との相互性を高める。
【0055】
<第3実施例>
本発明の実施例は、画像表示装置を提供する。図4に示すように、当該装置は、端末の現在の姿勢情報を取得する取得モジュール401と、姿勢情報に基づいて、所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択する選択モジュール402と、壁紙画像を端末の画面表示領域に表示する表示モジュール403とを備える。
【0056】
選択モジュール402は、姿勢情報、及び端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径に基づいて、端末に対応する三次元座標系における端末の仮想画面領域を決定する第1決定ユニット4021と、端末に対応する三次元座標系における原点から、端末の仮想画面領域を通過しながら湾曲処理後の所定画像に向けて投影することで、端末の仮想画面領域が湾曲処理後の所定画像に投影された時の所定画像における目標領域を決定する第2決定ユニット4022と、湾曲処理後の所定画像における目標領域に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、湾曲処理前の所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択する選択ユニット4023とを備える。
【0057】
第2決定ユニット4022は、端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径と湾曲処理後の所定画像が位置する球体の半径との比率、および端末の仮想画面領域の球座標に基づいて、端末の仮想画面領域が湾曲処理後の所定画像に投影された時の所定画像における目標領域を決定する。
【0058】
選択ユニット4023は、湾曲処理後の所定画像における目標領域の球座標に基づいて、湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標を計算する計算サブユニットと、所定画像の画素点の二次元直交座標と三次元直交座標の対応関係から、湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標に対応する湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標を決定する決定サブユニットと、湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、湾曲処理前の所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択する選択サブユニットとを備える。
【0059】
取得モジュール401は、端末の画面がウェイクアップされた後、所定時間間隔に基づいて周期的に端末の現在の姿勢情報を取得する。
【0060】
本発明の実施例によれば、端末の姿勢情報を取得し、姿勢情報に基づいて、所定画像において該当する目標領域を壁紙画像として表示することで、ユーザが壁紙機能を使用する時の端末との相互性を高める。
【0061】
<第4実施例>
本発明の実施例は、端末を提供する。図5は、例示的な実施例による端末のブロック図である。例えば、端末500は、携帯電話、コンピューター、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
【0062】
図5を参照して、端末500は、プロセスアセンブリ502、メモリ504、電源アセンブリ506、マルチメディアアセンブリ508、オーディオアセンブリ510、入出力(I/O)インターフェイス512、センサアセンブリ514、及び通信アセンブリ516のような一つ以上のアセンブリを含んでよい。
【0063】
プロセスアセンブリ502は、一般的には端末500の全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ502は、一つ以上のプロセッサ520を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ502は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ502と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ502は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ508とプロセスアセンブリ502の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0064】
メモリ504は、各種類のデータを記憶することにより端末500の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、端末500において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ504は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0065】
電源アセンブリ506は、端末500の多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ506は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び端末500のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0066】
マルチメディアアセンブリ508は、前記端末500とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスライドの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或はスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ508は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。端末500が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0067】
オーディオアセンブリ510は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ510は、一つのマイク(MIC)を含み、端末500が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ504に記憶されたり、通信アセンブリ516を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ510は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0068】
I/Oインターフェイス512は、プロセスアセンブリ502と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0069】
センサアセンブリ514は、端末500に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ514は、端末500のON/OFF状態、端末500のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサアセンブリ514は、端末500、或いは端末500の一つのアセンブリの位置変更、ユーザと端末500とが接触しているか否か、端末500の方位、又は加速/減速、端末500の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ514は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ514は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ514は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0070】
通信アセンブリ516は、端末500と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。端末500は、例えばWiFi、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ516は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ516は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0071】
例示的な実施例において、端末500は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0072】
例示的な実施例において、さらに、命令を含む非一時的なコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、例えば命令を含むメモリ504を提供しており、端末500のプロセッサ520により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記非一時的なコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、ROM、RAM(Random−Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc ROM)、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイス等である。
【0073】
非一時的なコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、前記記憶媒体における指令がモバイル端末のプロセッサで実行されると、モバイル端末に、画像表示方法を実施させる。この画像表示方法は、端末の現在の姿勢情報を取得するステップと、姿勢情報に基づいて、所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択するステップと、壁紙画像を端末の画面表示領域に表示するステップと、を含む。
【0074】
姿勢情報に基づいて、所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択するステップは、姿勢情報、及び端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径に基づいて、端末に対応する三次元座標系における端末の仮想画面領域を決定するステップと、端末に対応する三次元座標系における原点から、端末の仮想画面領域を通過しながら湾曲処理後の所定画像に向けて投影することで、端末の仮想画面領域が湾曲処理後の所定画像に投影された時の所定画像における目標領域を決定するステップと、湾曲処理後の所定画像における目標領域に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、湾曲処理前の所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択するステップとを含む。
【0075】
端末に対応する三次元座標系における原点から、端末の仮想画面領域を通過しながら湾曲処理後の所定画像に向けて投影することで、端末の仮想画面領域が湾曲処理後の所定画像に投影された時の所定画像における目標領域を決定するステップは、端末の仮想画面領域の中心点が位置する球体の半径と湾曲処理後の所定画像が位置する球体の半径との比率、および端末の仮想画面領域の球座標に基づいて、端末の仮想画面領域が湾曲処理後の所定画像に投影された時の所定画像における目標領域を決定するステップを含む。
【0076】
湾曲処理後の所定画像における目標領域に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、湾曲処理前の所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択するステップは、湾曲処理後の所定画像における目標領域の球座標に基づいて、湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標を計算するステップと、所定画像の画素点の二次元直交座標と三次元直交座標の対応関係から、湾曲処理後の所定画像における目標領域の各頂点の三次元直交座標に対応する湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標を決定するステップと、湾曲処理前の所定画像における目標領域の各頂点の二次元直交座標に基づいて、湾曲処理前の所定画像における目標領域を決定するとともに、湾曲処理前の所定画像における目標領域を端末の現在壁紙画像として選択するステップとを含む。
【0077】
端末の現在の姿勢情報を取得するステップは、端末の画面がウェイクアップされた後、所定時間間隔に基づいて、周期的に端末の現在の姿勢情報を取得するステップを備える。
【0078】
本発明の実施例では、端末の姿勢情報を取得し、姿勢情報に基づいて、所定画像において対応する目標領域を壁紙画像として表示することで、ユーザーが壁紙機能を使用する時の端末との相互性を高める。
【0079】
当業者は、明細書を参考し及び公開された発明を実施することで、本発明の他の実施形態を容易に想到する。本出願は、本発明のあらゆる変形、用途或いは相応的な変化を含み、これらの変形、用途或いは相応的な変化は、本発明の一般的な理論に従い、且つ本発明で公開されない本分野における公知常識又は慣用技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものであり、本発明の保護範囲及び主旨は、特許請求の範囲により示される。
【0080】
本発明は、上記説明した、且つ図面に示した具体的な構成に限らず、保護範囲を逸脱しない限り、各修正及び変更を行うことができると理解すべきである。本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲のみに限定される。
図1
図2
図3
図4
図5