特許第6112690号(P6112690)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6112690
(24)【登録日】2017年3月24日
(45)【発行日】2017年4月12日
(54)【発明の名称】布体留め具
(51)【国際特許分類】
   A44B 6/00 20060101AFI20170403BHJP
【FI】
   A44B6/00 K
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-36491(P2016-36491)
(22)【出願日】2016年2月27日
【審査請求日】2016年3月11日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515102415
【氏名又は名称】杉山 璃花子
(74)【代理人】
【識別番号】100160657
【弁理士】
【氏名又は名称】上吉原 宏
(72)【発明者】
【氏名】杉山 璃花子
【審査官】 米村 耕一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭51−056103(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3018784(JP,U)
【文献】 実開平03−007708(JP,U)
【文献】 実開昭52−115307(JP,U)
【文献】 特開2000−014414(JP,A)
【文献】 仏国特許発明第02656508(FR,B1)
【文献】 登録実用新案第3028689(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44B 6/00
A44B 99/00
A41D 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
身飾具として用いられる布体Cを留める留め具であって、
該留め具の本体10には前記布体Cと面接触し該布体Cを一方向又は異なる方向へ案内して挿通する略半円、略三角、若しくは略コの字形状に一部が通して開口した挿通部20と、
該挿通部20に挿通された布体Cの挿通方向を変えて前記布体Cを引き抜くために穿設された穴である引抜部30を少なくとも1以上有することを特徴とする布体留め具1。
【請求項2】
前記引抜部30が前記本体10の前面に設けられ、前記挿通部20に挿通された前記布体Cを前方へ引き抜けることを特徴とする請求項1に記載の布体留め具1。
【請求項3】
前記引抜部30が前記本体10の左右に設けられ、前記挿通部20に挿通された前記布体Cを左右方向へ引き抜けることを特徴とする請求項1に記載の布体留め具1。
【請求項4】
前記引抜部30が前記本体10の左右並びに前面を含む複数個所に設けられ、前記挿通部20に挿通された前記布体Cを前記複数の引抜部30から前記布体Cを引き抜けることを特徴とする前記請求項1に記載の布体留め具1。
【請求項5】
前記本体10の一部又は全部が板状部材で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の布体留め具1。
【請求項6】
前記本体10の一部が線状部材で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の布体留め具1。
【請求項7】
前記挿通部20には絞り部40を有し、該絞り部40の最狭部41から離隔距離42をおいて前記引抜部30を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の布体留め具1。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、スカーフやストール及び肩掛けといった布体の留め具であって、身飾具である布体を着衣に装着しても痛ませること無く固定が容易で、多種多様な美的演出形状を創出することが可能な布体留め具の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、身飾品の分野では、このようなスカーフ等を留める留め具には、環状のゴム材やクリップなどがあり、これらに装飾性を持たせた物が一般的である。しかし、これらの留め具では、多くの物が環状部材で構成されている。しかしながら、係る環状形状の場合、穴部に布体を通して引抜くため、折り返しや、結び目等の強い屈曲により、生地を痛めることが少なくない。
【0003】
また、これらの留め具には、その機能として、留め具と布体の位置を保持する緩み止め効果が発揮されることが必要である。
【0004】
そこで、このような問題点を解決すべく、従来からも種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、「身体からずれ落ちることなく、きわめて容易 に身体に美しい形状保持状態で装着し得るスカーフを提供することを目的とする。」と、その目的が記載され、「環状に織成された、或は帯状織物の長手方向両端縁を縫合して環状に形成されたスカーフ本体1と、弾性を有する環状留め具2との組み合わせとにより構成されている」とする発明が公知技術となっている。
【0005】
また、係る発明では、スカーフが体よりずれ落ちることなく、かつ、高齢者であっても容易に美しく身体に装着し易くなるという効果を発揮するものであり、本願発明とその効果において共通する点がある。しかしながら係る発明は、本願発明と比較して、装飾効果が記載されておらず、その美しく装着しうるという点については不明である。また、環状の留め具であることから、先端から端部を挿通して引き込まなければならない点において、取り扱いは決して容易ではない。
【0006】
これに対し本願発明では、スリット部があることから、取り付けが容易であり、また、装飾効果を発揮させるための引抜部を設けていることから、多種多様な造形に変形させて高い美的装飾効果を発揮することが可能である点で大きく相違している。
【0007】
また特許文献2には、「首巻き本体とスカーフのような帯状体とが組み合わされるだけでなく、組み合わされることによって斬新なデザインを生み出すようにした首巻きを提供する。」とする留め具が記載され、具体的には、「本首巻きは、芯紐を綴じることによって多数のループ部を直列に配列し、各ループ部に起毛小片を取り付けた首巻き本体Aが備えられている。この首巻き本体Aの各ループ部に、スカーフのような帯状体Bが挿通される。帯状体Bが首巻き本体Aに絡むように一体的に組み合わされることにより、それぞれが単体で使用される場合と全く異なる斬新なデザインが生み出される。」とする考案が記載され公知技術となっている。
【0008】
係る考案は、「斬新なデザインが生み出されることにより、お洒落を楽しむことができる。」という点で本願と共通する点がある。しかしながら、係る考案は、装着される被装着物との関係において、長く大きいため、図4〜8に示された実施例をみても、独自のデザイン性が大きく影響しすぎるという問題点がある。これに対し本願発明は、小型であり、外部からはほとんど目立たないワンポイント的な全体での配置構成でありながら、創作されるデザインの種類の多さや、創作される造形美は、被装着物そのものの質感や、模様などを生かすものである点で大きく相違する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平7−292509号
【特許文献2】実用新案登録第3126281号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本願発明に係る布体留め具は、布体自身から創出される多数のバリエーションによるデザイン的装飾機能が発揮され、特に布体を扱う際に、生地を傷めず容易に操作が可能であって、且つ、長時間使用しても布体の緩み止め効果が高い留め具の提供を計るものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願発明は、身飾具として用いられる布体留める留め具であって、該留め具の本体には前記布体Cと面接触し該布体を一方向又は異なる方向へ案内して挿通する略半円、略三角、若しくは略コの字形状に一部が通して開口した挿通部と、該挿通部に挿通された布体の挿通方向を変えて前記布体を引き抜くために穿設された穴である引抜部を少なくとも1以上有する構成を採用している。
【0012】
また、本願発明は、前記引抜部が前記本体の前面に設けられ、前記挿通部に挿通された前記布体を前方へ引き抜ける構成を採用することもできる。
【0013】
また、本願発明は、前記引抜部が前記本体の左右に設けられ、前記挿通部に挿通された前記布体を左右方向へ引き抜ける構成を採用することもできる。
【0014】
また、本願発明は、前記引抜部が前記本体の左右並びに前面を含む複数個所に設けられ、前記挿通部に挿通された前記布体を前記複数の引抜部から前記布体を引き抜ける構成を採用することもできる。
【0015】
また、本願発明は、前記挿通部の一部又は全部が板状部材で形成されている構成を採用することもできる。
【0016】
また、本願発明は、前記挿通部の一部又は全部が線状部材で形成されている構成を採用することもできる。
【0017】
また、本願発明は、前記引抜部の一部又は全部が板状部材で形成されている構成を採用することもできる。
【0018】
また、本願発明は、前記引抜部の一部又は全部が線状部材で形成されている構成を採用することもできる。
【0019】
また、本願発明は、前記挿通部に絞り部を有し、該絞り部の最狭部から離隔距離をおいて前記引抜部を設けた構成を採用することもできる。
【発明の効果】
【0020】
本願発明に係る布体留め具は、布体自身の形状を自由に操作し、その操作手段から創出される多数のバリエーションによるデザイン的装飾機能を発揮すると共に、長時間使用しても緩みにくいという優れた効果を発揮するものである。また、布体を扱う際に生地を傷めず操作も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本願発明に係る布体留め具の基本構成を示す構成説明図である。
図2】本体形状が略三角形状であり引抜部が両側に設けられている場合の実施例説明図である。
図3】本体形状が略コの字状であり引抜部が前方と両側に設けられている場合の実施例説明図である。
図4】本体形状が略半円形状であり挿通部に絞り部を有し引抜部が両側に設けられている場合の実施例説明図である。
図5】本体形状が略三角形状であり挿通部に絞り部を有し引抜部が両側に設けられている場合の実施例説明図である。
図6】本体形状に略コの字状であり挿通部に絞り部を有し引抜部が両側に設けられている場合の実施例説明図である。
図7】本願発明に係る布体留め具の使用例説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本願発明に係る布体留め具1は、スカーフ等の布体Cを挿通部20によって本体10内に案内し、該案内された前記スカーフ等の布体Cを左右又は前方等に設けられた引抜部30から引き抜くことで、前記スカーフ等の布体Cを自由に操作し多数のバリエーションを自から創出できるというデザイン的装飾機能を発揮する形状を採用したことを最大の特徴とするものである。以下、本願発明の構成を図面に基づいて説明する。但し、図1から図6に記載された内容については実施例の一部を紹介しつつ、これを利用して本願発明を説明するものであり、係る図1から図6に示されていない構成のものも本願発明の技術的思想の創作の範囲に含まれるものである。従って、例えば図面には示していないが、挿通部が略半円形状で両側と正面の何れにも引抜部があるという組み合わせた構成等は自明なものとして説明を省略する。
【0023】
図1は、本願発明に係る布体留め具1の全体構成を示す説明図であり、本体10の平面視においてその形状を略半円形状とする場合の布体留め具1を示したものである。図1(a)は平面図、図1(b)は左側面図、図1(c)は正面図、図1(d)は右側面図、図1(e)は背面図、図1(f)は底面図、図1(g)は断面図である。
【0024】
本体10には、挿通部20と引抜部30を有し、その形状及び大きさは特に限定されるものではなく、挿通部20及び引抜部30との関係において適宜決定する。素材については金属製、樹脂製、ガラス製、又は木製等スカーフ等の布体Cを留めるために必要な剛性を備えればよく、コストや製造工程等の関係において適宜決定する。但し、金属製やガラス製等とする場合、エッジなどによりスカーフ等の布体Cを傷つけない形状とすることが望ましい。
【0025】
前記挿通部20は、前記の通り前記スカーフ等の布体Cと接触して一方向又は異なる方向へと案内し、広い面積を有する布体Cを一部に集合してこれを挟み込む集合部の役目を果たすものである。
【0026】
前記引抜部30は前記挿通部20に挿通された布体Cの挿通方向を変えて前記布体Cを引き抜くための穴部であり、少なくとも一以上有することで前記挿通された布体Cを引き抜くための大きさを有し、前記布体Cを引き抜く際に前記布体Cが傷つかないように前記引抜部30の穴の縁部なだらかな曲状とすることが望ましい。
【0027】
図2は本体形状が略三角形状であり引抜部が両側に設けられている場合を示し、図3は本体形状が略コの字状であり引抜部が前方と両側に設けられている場合を示し、図4は本体形状が略半円形状であり挿通部に絞り部を有し引抜部が両側に設けられている場合を示し、図5は本体形状が略三角形状であり挿通部に絞り部を有し引抜部が両側に設けられている場合を示し、図6は本体形状に略コの字状であり挿通部に絞り部を有し引抜部が両側に設けられている場合を示す実施例説明図である。但し、これらに示した実施例はあくまでも代表的な実施例を選択したものであり、他の組み合わせ等でも本願発明に係る効果を発揮するものであれば技術的思想の範囲内に含まれるものであり、係る実施例に示した構成に限定されるものではない。
【0028】
引抜部30を前方のみに配置する構成における引抜部30について説明する。図1に示すように正面のみに引抜部30を有する構成では。前方へスカーフ等を引き抜いて固定することとなるため、左右への引き出し量を考慮することなく中心が狂いにくいという効果を発揮する構成である。また、正面のみに引抜部30を有する場合では、若干開口穴の面積を大きくとり、左右に分かれて集合した両側のスカーフ等の布体Cを引き抜かなければならないためである。
【0029】
引抜部30を左右のみに配置する構成における引抜部30について説明する。図2図4図5、及び図6に示すように両側のみに引抜部30を有する構成では、左右方向へ引き抜くことで正面からみてリボンのような横方向への創出が可能となる。但し、図2及び図5における略三角形状においては、中心からの角度が広いと係る横方向へ広げることが出来なくなることに考慮する必要がある。
【0030】
引抜部30を前方と左右に配置する構成における引抜部30について説明する。図3に示すように前方及び両側に前記引抜部30を有する構成では、左右並びに前方へスカーフ等の布体Cを引き抜いて固定することとなるため、固定力が高く緩みにくいといった効果を発揮すると共に、左右並びに前方への突出による立体的な装飾効果を得ることが可能となる。但し、引抜部30の穴同士が近づくため強度を考慮した材料の選択や形状を採用するなど注意する。
【0031】
図4図5、及び図6は、挿通部に絞り部を有する構成の実施例をそれぞれ示しており、図4は挿通部20が略半円形状の場合であり、図5は挿通部20が略三角形状の場合であり、図6は挿通部20が略コの字状であって、何れも挿通部の両端における広さが異なる絞り形状を有していることと、及び、絞りの最狭部41と引抜部30とが離隔距離42をおいて設けられている構成であることを示している。また、図4図5、及び図6にはそれぞれの平面図、左側面図、正面図、右側面図、背面図、及び底面図と、これに加えて更に上方からの平面視並びに下方からの底面視による中心部の断面図を図4から図6の各(g)と各(h)にそれぞれ加えて示した。
【0032】
係る絞り部40を有する構成を採用した場合、絞りの最狭部41においてスカーフ等の布体Cが最もきつく保持されることとなるため、係る最狭部41と引抜部30との間に離隔距離42を設けると、前記最狭部41を上にした場合と下にした場合とでは前記引抜部30から前記布体Cを引き抜く操作によって、本体10が上下に動く場合と、本体は固定され布体Cのみが引き抜かれる状態の場合とを使い分けることが可能となる。
【0033】
また、前記絞り部40の形状は、図6では直線的なテーパ状に絞られた形を示しているが、これに限定されることはなく、絞り率が徐々に変化していく円錐曲線状のような絞り形状とすることも有効である。
【0034】
なお、図面には示していないが、前記絞りの最挟部41を中心として相対する両側に末広がり形状とする絞り形状の構成とすることも有効である。係る構成を作用した場合では、本体10の上下をどちらに向けてもよく、この場合、例えば、最挟部41に対して上方に位置する引抜部30から布体Cを引き抜くと、本体10は上方へ移動し、所望する位置まで引き上げて、該移動のために引き抜いた布体Cの分が最挟部41よりも上側の引抜部30からリボン形状を創出させ、続いて最挟部41から下方に位置する引抜部30から布体Cを引き抜くと、本体10は移動せずに、該移動のために引き抜いた前記最挟部42の下側の布体Cが、下方の余分な布体Cを引き揚げ、該引き揚げた布体Cが最挟部41よりも下側の引抜部30からリボン形状を創出させ、上記の上側リボンと下側リボンが組み合わさり、蝶々の羽根を想起するような四方向への広がりによる装飾機能を発揮することができる。
【0035】
図7は、本願発明に係る布体留め具1を用いて、人Pの両肩から下方略中心へ掛けた状態のスカーフ等の布体Cを、使用者が挿通部20から引抜部30を介して引き抜く作業を行い、自己の身体へ装着した使用状態説明図であり、図7(a)は引抜部30が正面のみに設けられた場合の装着例を示す使用状態説明図であり、図7(b)は引抜部30が両側のみに設けられた場合の装着例を示す使用状態説明図であり、図7(c)は引抜部30が正面と側面に設けられた場合の装着例を示す使用状態説明図である。
【0036】
図7(a)は、引抜部30が正面のみに設けられた場合の引き抜き状態の一例を示し、布体留め具1を通過した布体Cは前方の引抜部30から布体Cを引き抜くことで固定され、他の布体部分は下方へ広がりを見せずに集合し、装飾的効果としては控えめであるものの、留め具としての機能を十分に発揮している状態を示している。
【0037】
図7(b)は、引抜部30が両側のみに設けられた場合の引き抜き状態の一例を示し、布体留め具1を通過した布体Cは両側の引抜部30から布体Cを引き抜くことで固定され、該引き抜かれた布体部分は横方向への広がりを見せ、正面から見るとリボンを形成するような形状の装飾的効果を発揮している状態を示している。
【0038】
図7(c)は、引抜部30が両側と正面とに設けられた場合の引き抜き状態の一例を示し、布体留め具1を通過した布体Cは両側の引抜部30と正面の引抜部30からそれぞれ布体Cを引き抜くことで固定され、該引き抜かれた布体部分は横方向と前方への広がりを見せ、立体的な装飾的形状を創出する効果を発揮している状態を示している。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本願発明に係るスカーフ等の身飾用布体のみならず、カーテンや旗等の布体全般の留め具として用いることができる。また、花束や賞状を入れる筒等の留め具として装飾にも寄与する等、新しい用途にも活用でき、使用者の個性に応じた自由な美的効果を発揮しうる商品の提供に寄与する技術であり、これを利用する産業上の利用分野は極めて広範囲であると考えられる。


【符号の説明】
【0040】
1 布体留め具
10 本体
20 挿通部
30 引抜部
40 絞り部
41 最狭部
42 離隔距離
C 布体
P 人
N 首
F 指
【要約】
【課題】
本願発明に係る布体留め具は、布体自身から創出される多数のバリエーションによるデザイン的装飾機能が発揮され、特にその取扱いにおいて、布体を扱う際に生地を傷めず容易に操作が可能であって、且つ、長時間使用しても布体の緩み止め効果高い留め具の提供。
【解決手段】
身飾具として用いられる布体を留める留め具であって、該留め具の本体には前記布体と接触し該布体を一方向又は異なる方向へ案内して挿通する挿通部と、該挿通部に挿通された布体の挿通方向を変えて前記布体を引き抜く引抜部を少なくとも1以上有する手段を採用した。
【選択図】図7
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7