特許第6112832号(P6112832)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6112832
(24)【登録日】2017年3月24日
(45)【発行日】2017年4月12日
(54)【発明の名称】角度補正装置及び回転角センサ
(51)【国際特許分類】
   G01D 5/244 20060101AFI20170403BHJP
【FI】
   G01D5/244 J
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-250857(P2012-250857)
(22)【出願日】2012年11月15日
(65)【公開番号】特開2014-98642(P2014-98642A)
(43)【公開日】2014年5月29日
【審査請求日】2015年9月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】000114215
【氏名又は名称】ミネベアミツミ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110788
【弁理士】
【氏名又は名称】椿 豊
(74)【代理人】
【識別番号】100143557
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 美保
(74)【代理人】
【識別番号】100124589
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 竜郎
(74)【代理人】
【識別番号】100166811
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 剛
(72)【発明者】
【氏名】小松 孝彦
【審査官】 吉田 久
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2009/125506(WO,A1)
【文献】 特開2002−325493(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 5/00−5/252
H02K 11/00−11/40、
24/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータに取り付けられて、前記モータが有するロータの回転位置を検出する回転角センサの角度補正装置であって、
前記ロータの回転軸の位置に対応する回転軸位置角度信号と、前記回転角センサの検出信号に対応する回転角センサ検出角度信号との比較結果に応じた回転角センサ信号補正値を生成し、
前記回転角センサ信号補正値に基づいて、前記回転角センサ検出角度信号の基準点が予め定めた前記モータの回転軸の基準点になるように、前記回転角センサ検出角度信号の角度を補正した角度信号を出力し、
前記回転軸位置角度信号は、前記モータのステータ巻線に発生する誘起電圧信号に対応する、前記モータのロータの回転軸の位置を示す信号である、角度補正装置。
【請求項2】
前記ロータの回転位置を検出し、前記回転軸位置角度信号を出力する回転軸位置検出部と、
前記回転角センサの検出信号に基づいて、前記回転角センサ検出角度信号を出力する回転角センサ信号解析部と、
前記回転軸位置検出部から出力された回転軸位置角度信号と、前記回転角センサ信号解析部から出力された回転角センサ検出角度信号とを比較して、前記回転角センサ信号補正値を出力する検出信号比較部と、
前記回転角センサ信号解析部から出力された回転角センサ検出角度信号と前記検出信号比較部から出力された回転角センサ信号補正値とに基づいて、前記角度信号を出力する角度補正部とを備える、請求項1に記載の角度補正装置。
【請求項3】
前記回転角センサは、レゾルバ又はエンコーダである、請求項1又は2に記載の角度補正装置。
【請求項4】
モータに取り付けられて、前記モータが有するロータの回転位置を検出する回転角センサであって、
請求項1からのいずれか1項に記載の角度補正装置を備え、
前記角度補正装置は、前記回転角センサの検出信号に対応する回転角センサ検出角度信号の角度を補正した角度信号を出力する、回転角センサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、角度補正装置及び回転角センサに関し、特に、モータが有するロータの回転位置を検出する回転角センサに用いられる角度補正装置及び回転角センサに関する。
【背景技術】
【0002】
モータの発生トルクを制御するためには、ステータに通電する電流位相を、ロータの磁極位置に同期して制御する必要がある。このような制御を行うためには、ロータの位置(回転角度)を正確に検出することが求められる。
【0003】
一般に、ロータの位置を検出するためには、例えばレゾルバなどの回転角センサが用いられる。このような回転角センサは、ロータ軸(回転軸)に取り付けられる。しかしながら、ロータの回転角度の検出装置として回転角センサを用いたとしても、回転角センサがロータ軸に正確に取り付けられていないと正確なモータ制御はできない。そのため、回転角センサの取り付けに際しては、回転角センサの検出位置と実際のロータの磁極位置とのずれが所定範囲内に収まるように、回転角センサの取り付け位置(原点)を調整する必要がある。すなわち、回転角センサの取り付けは、モータのロータ位置の基準点と、回転角センサの検出基準点との相関が保たれるように、正確に取り付けられていなければならない。
【0004】
このような問題に対して、モータのトルクが0となるdq軸電流指令値の位相差とdq軸電流の位相差とのずれ量をセンサの検出誤差とすることで、回転角センサの取り付け位置調整作業を行わずに、モータ側で磁極位置検出誤差を補正する方法が開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−318894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、回転角センサの取り付け位置調整作業を行う場合、次のような問題が生じる。すなわち、モータ側では、取り付け位置調整に特殊な検査器具と技術が必要となる。また、位置合わせに手間がかかり、長時間を要するといった問題がある。また、手作業(物理的な位置合わせ)で位置調整を行う必要があり、位置調整を高い精度で行うことが困難であるという問題がある。
【0007】
これに対して、上記の特許文献1に記載されているように、回転角センサの取り付け位置調整作業を行わずに、モータ側で磁極位置検出誤差を補正する方法では、次のような問題がある。すなわち、この場合、モータ側から見れば、回転センサからは検出誤差が得られるに過ぎず、モータ側で、検出誤差を用いた何らかの補正方法を実施し、対策する必要がある。
【0008】
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、回転角センサの取り付け位置調整作業が不要であって、モータ側で磁極位置検出誤差の補正を考慮する必要がなく、高い検出精度を有する角度補正装置及び回転角センサを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、モータに取り付けられて、モータが有するロータの回転位置を検出する回転角センサの角度補正装置は、ロータの回転軸の位置に対応する回転軸位置角度信号と、回転角センサの検出信号に対応する回転角センサ検出角度信号との比較結果に応じた回転角センサ信号補正値を生成し、回転角センサ信号補正値に基づいて、回転角センサ検出角度信号の基準点が予め定めたモータの回転軸の基準点になるように、回転角センサ検出角度信号の角度を補正した角度信号を出力し、回転軸位置角度信号は、モータのステータ巻線に発生する誘起電圧信号に対応する、モータのロータの回転軸の位置を示す信号である
【0010】
好ましくは、角度補正装置は、ロータの回転位置を検出し、回転軸位置角度信号を出力する回転軸位置検出部と、回転角センサの検出信号に基づいて、回転角センサ検出角度信号を出力する回転角センサ信号解析部と、回転軸位置検出部から出力された回転軸位置角度信号と、回転角センサ信号解析部から出力された回転角センサ検出角度信号とを比較して、回転角センサ信号補正値を出力する検出信号比較部と、回転角センサ信号解析部から出力された回転角センサ検出角度信号と検出信号比較部から出力された回転角センサ信号補正値とに基づいて、角度信号を出力する角度補正部とを備える。
【0012】
好ましくは、回転角センサは、レゾルバ又はエンコーダである。
【0013】
この発明の他の局面に従うと、モータに取り付けられて、モータが有するロータの回転位置を検出する回転角センサは、上述に記載の角度補正装置を備え、角度補正装置は、回転角センサの検出信号に対応する回転角センサ検出角度信号の角度を補正した角度信号を出力する。
【発明の効果】
【0014】
これらの発明に従うと、回転軸位置角度信号と、回転角センサの検出信号に対応する回転角センサ検出角度信号との比較結果に応じて、回転角センサ検出角度信号の角度を補正した角度信号が出力される。したがって、回転角センサの取り付け位置調整作業が不要であって、モータ側で磁極位置検出誤差の補正を考慮する必要がなく、高い検出精度を有する角度補正装置及び回転角センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本実施の形態に係るレゾルバの角度補正装置の回路構成を示すブロック図である。
図2】角度補正装置の動作時における各信号を示すタイミングチャートである。
図3】角度補正装置による角度補正の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態における角度補正装置を用いたモータの回転角センサについて説明する。
【0017】
モータは、モータ本体に取り付けられる回転角センサを用いてロータの回転位置を検出し、制御を行うことができるように構成されている。モータは、回転角センサの角度補正装置を備えている。本実施の形態では、例えば、回転角センサは、可変リラクタンス型レゾルバである。
【0018】
回転角センサの角度補正装置は、ロータの回転軸の位置を示す回転軸位置角度信号と、回転角センサからの検出信号に応じた回転角センサ検出角度信号とを比較し、その比較結果に応じた回転角センサ信号補正値を生成する。そして、回転角センサ信号補正値に基づいて、回転角センサ検出角度信号の基準点が予め定めたモータの回転軸の基準点になるように角度を補正し、角度信号を出力する。
【0019】
[実施の形態]
【0020】
まず、本発明の実施の形態の1つにおけるレゾルバ(回転角センサの一例)に用いられる角度補正装置の回路構成について説明する。
【0021】
図1は、本実施の形態に係るレゾルバの角度補正装置の回路構成を示すブロック図である。
【0022】
図1に示されるように、レゾルバ30(レゾルバ本体31)は、モータ20に取り付けられている。レゾルバ30は、モータ20が有するロータの回転位置を検出する。レゾルバ30は、レゾルバ本体31と、レゾルバ本体31とモータ20とに接続された角度補正装置10とを有している。モータ20と、レゾルバ30(レゾルバ本体31及び角度補正装置10を含む)とで、モータ駆動装置1が構成されている。
【0023】
角度補正装置10は、レゾルバ30において、レゾルバ本体31の角度補正装置として機能する。図1に示されるように、角度補正装置10には、モータ20から出力される誘起電圧信号(回転軸位置信号の一例)Ssと、レゾルバ本体31から出力されるレゾルバ信号(回転角センサの検出信号の一例)Srとが入力される。角度補正装置10は、誘起電圧信号Ssとレゾルバ信号Srとに基づいて、角度補正を行い、角度信号Saを出力する。出力された角度信号Saは、モータ20の駆動制御などに用いられる信号である。
【0024】
より具体的には、角度補正装置10は、後述のように、ロータの回転軸の位置を示す回転軸位置角度信号Ssaと、レゾルバ信号Srに応じたレゾルバ検出角度信号(回転角センサ検出角度信号の一例)Sraとを比較する。そして、角度補正装置10は、その比較結果に応じてレゾルバ信号補正値(回転角センサ信号補正値の一例)Scを生成する。角度補正装置10は、レゾルバ信号補正値Scとレゾルバ検出角度信号Sraとに基づいて、角度信号Saを出力する。角度信号Saは、レゾルバ検出角度信号Sraの基準点が予め定めたモータ20の回転軸の基準点になるように、レゾルバ検出角度信号Sraについて角度を補正した信号である。
【0025】
レゾルバの角度補正装置10は、回転軸位置検出部11と、レゾルバ信号解析部(回転角センサ信号解析部の一例)12と、検出信号比較部13と、角度補正部14とを備える。
【0026】
回転軸位置検出部11には、誘起電圧信号Ssが入力される。誘起電圧信号Ssは、モータ20のステータ巻線に発生する信号である。回転軸位置検出部11は、誘起電圧信号Ssに基づいて、ロータの回転軸位置を検出し、回転軸の位置を示す回転軸位置角度信号Ssaを出力する。
【0027】
レゾルバ信号解析部12には、レゾルバ信号Srが入力される。レゾルバ信号解析部12は、レゾルバ信号Srに応じて、レゾルバ検出角度信号Sraを出力する。
【0028】
検出信号比較部13には、回転軸位置角度信号Ssaと、レゾルバ検出角度信号Sraとが入力される。検出信号比較部13は、回転軸位置角度信号Ssaと、レゾルバ検出角度信号Sraとを比較し、レゾルバ信号補正値Scを決定し、出力する。レゾルバ信号補正値Scは、回転軸位置角度信号Ssaとレゾルバ検出角度信号Sraとの比較結果(演算結果)に対応する信号である。
【0029】
角度補正部14には、レゾルバ検出角度信号Sraと、レゾルバ信号補正値Scとが入力される。角度補正部14は、レゾルバ検出角度信号Sraについて角度を補正し、角度信号Saを出力する。
【0030】
次に、角度補正装置10の動作について説明する。
【0031】
図2は、角度補正装置10の動作時における各信号を示すタイミングチャートである。
【0032】
図2に示されるように、回転軸位置検出部11においては、時刻T1に、誘起電圧信号Ssが入力される。これに応じて、時刻T3に、回転軸位置角度信号Ssaが出力される。
【0033】
レゾルバ信号解析部12においては、時刻T2に、レゾルバ信号Srが入力される。それに基づいて、時刻T4に、レゾルバ検出角度信号Sraが出力される。その後、時刻T7,T9,T11にも、レゾルバ信号解析部12から新たなレゾルバ検出角度信号Sraが出力される。
【0034】
検出信号比較部13では、入力された回転軸位置角度信号Ssa及びレゾルバ検出角度信号Sraを比較して補正値を演算して求め、時刻T5にレゾルバ信号補正値Scを出力する。
【0035】
角度補正部14では、入力されたレゾルバ信号補正値Sc及びレゾルバ検出角度信号Sraをもとに、時刻T6に角度信号Saを出力する。その後、時刻T8,T10,T12にも、新たに入力されるレゾルバ検出角度信号Sraに応じて、新たな角度信号Saを出力する。
【0036】
なお、各信号のタイミングチャートは、図2の具体例に限定されるものではない。例えば、タイミングとして、誘起電圧信号Ssよりも先にレゾルバ信号Srが出力されてもよい。
【0037】
図3は、角度補正装置10による角度補正の処理手順を示すフローチャートである。
【0038】
ステップS1において、回転軸位置検出部11は、モータ20の回転軸位置を検出する。
【0039】
ステップS2において、レゾルバ信号解析部12は、レゾルバ角度を検出する。具体的には、レゾルバ信号Srに応じたレゾルバ検出角度信号Sraを出力する。
【0040】
ステップS3において、検出信号比較部13は、角度の補正値(レゾルバ信号補正値Sc)が決定されているかどうかを判定する。決定されている場合(YES)には、ステップS6の処理に進む。他方、決定されていない場合(NO)には、ステップS4の処理に進む。
【0041】
ステップS4において、検出信号比較部13は、回転軸位置角度と、レゾルバ検出角度とを比較する。具体的には、回転軸位置角度信号Ssaとレゾルバ検出角度信号Sraとを比較する。
【0042】
ステップS5において、検出信号比較部13は、補正値を決定する。具体的には、ステップS4の比較結果に応じて補正値を演算し、レゾルバ信号補正値Scを出力する。
【0043】
ステップS6において、角度補正部14にて、検出されたレゾルバ本体31の信号の角度補正処理を行う。具体的には、入力されたレゾルバ信号補正値Sc及びレゾルバ検出角度信号Sraをもとに、角度信号Saを出力する。その後、ステップS2の処理に戻る。
【0044】
なお、本発明のフローチャートは、図3に限定されるものではない。例えば、誘起電圧信号Ssよりも先にレゾルバ信号Srが出力される場合は、ステップS1とステップS2とが逆の順序で行われるようにしてもよい。
【0045】
[実施の形態における効果]
【0046】
以上説明したように、本実施の形態では、レゾルバ信号補正値に基づいて、検出された角度信号が補正される。具体的には、角度信号は、レゾルバ検出角度信号の基準点が、予め定めたモータの回転軸の基準点になるように、補正される。これにより、レゾルバをモータに取り付けるときに、レゾルバの取り付け位置調整作業を行う必要がなくなる。したがって、特殊な検査器具や技術が不要となり、かつ、取り付け作業工数が軽減され、回転角センサを取り付けたモータの製造コストを低減することができる。
【0047】
また、角度信号は、電気的に補正される。したがって、物理的な位置合わせ(取り付け位置調整作業)を行う場合と比較して、高い精度で補正を行うことができる。これにより、レゾルバで検出される回転角は、高い精度になる。また、角度の補正が行われた角度信号が角度補正装置から出力されるので、モータ側で磁極位置検出誤差の補正を考慮する必要がなくなり、モータの制御回路の回路構成を簡素にすることができる。
【0048】
[その他]
【0049】
回転角センサは、レゾルバに限定されず、例えば、エンコーダなどであってもよい。
【0050】
角度補正装置は、その一部又は全部がIC(集積回路)として集積化されているものであってもよい。
【0051】
レゾルバ信号解析部は、一般的なR/D(レゾルバ−デジタル変換)LSIを利用して構成されていてもよい。
【0052】
回転軸位置信号は、誘起電圧信号に限定されず、例えば、ホールセンサ(ホール素子、ホールIC)による位置検出信号などであってもよい。
【0053】
予め定めるモータの回転軸の基準点は、任意に設定することができるものであり、特定の位置に限定するものではない。具体的には、モータの原点と回転角センサのゼロ点といった関係に限定されないモータのロータ位置の基準点と回転角センサの検出基準点との相関が保たれるようにすればよい。
【0054】
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
【0055】
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
【0056】
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0057】
1 モータ駆動装置
10 角度補正装置(回転角センサの角度補正装置の一例)
11 回転軸位置検出部
12 レゾルバ信号解析部(回転角センサ信号解析部の一例)
13 検出信号比較部
14 角度補正部
20 モータ
30 レゾルバ(回転角センサの一例)
31 レゾルバ本体
Ss 誘起電圧信号(回転軸位置信号の一例)
Sr レゾルバ信号(検出信号の一例)
Ssa 回転軸位置角度信号
Sra レゾルバ検出角度信号(回転角センサ検出角度信号の一例)
Sc レゾルバ信号補正値(回転角センサ信号補正値の一例)
Sa 角度信号
図1
図2
図3