(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記動力部と前記選別部との間には搖動生成部がさらに設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置。
前記搖動生成部は、前記動力部の回転運動の伝達を受けて前記選別部の前記デッキ部を左右方向または上下方向に搖動させることを特徴とする、請求項2に記載の重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置。
前記リップル部は、前記鉱物供給部から前記選別鉱物回収部に向けて前記デッキ部の左右方向に多数個が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置。
前記選別部の前記デッキ部は、地面に対し、−5゜〜+10゜の間の傾斜角を有することを特徴とする、請求項5に記載の重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置。
前記リップル部は、前記鉱物供給部から前記選別鉱物回収部に向けて前記デッキ部の左右方向に多数個が形成されることを特徴とする、請求項9に記載の重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置。
左右方向に多数個に分割された前記電磁石は、上下方向に磁力の強さが異なることを特徴とする、請求項9に記載の重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置。
【背景技術】
【0002】
比重選別装置は、鉱物分離分野で広く使われる装置である。
【0003】
一般に、採鉱された鉱物はさまざまな方法により有用鉱物に資源化されている。
【0004】
鉱物の資源化方法には、例えば、採鉱された鉱物を破砕及び/又は粉砕した後、浮遊選別、比重選別、静電選別、磁力選別する方法などの各種の鉱物選別方法が挙げられる。
【0005】
ここで、前記浮遊選別は、該当鉱物の表面特性、即ち疏水性または親水性に基づいて鉱物を選別する方法ということができる。
【0006】
また、前記比重選別は各鉱物同士間の比重の差により鉱物を選別する方法ということができる。
【0007】
また、前記静電選別は各鉱物の電気伝導性などの電気的な性質の差を用いて鉱物を選別する方法ということができる。
【0008】
また、前記磁力選別は各鉱物が示す磁性の差、即ち磁力に対して互いに相異する感応力の差に基づいて鉱物を選別する方法ということができる。
【0009】
これらのさまざまな選別方法のうち、比重選別は相対的に簡単な構成の装置を用いることができるので、広く用いられており、鉱物のうち、特に有用鉱物のうちには前述した磁性の差を示す磁性鉱物成分が相当数あるため、磁力選別も広く用いられている。
【0010】
しかしながら、従来、これらの各種選別方法を適用するために、互いに異なる装置を設備しなければならなかったので、これらが占める相当な空間を必要とし、これらの互いに異なる選別方法を適用するために、各選別装置から他の選別装置に移動させるためにかかる時間の浪費及び/又は中間に流失する鉱物の損失もあった。
【0011】
一方、鉱物のうち、重鉱物成分は密度(比重)2.9以上の鉱物を指称するものであって、金や白金などの有用鉱物が含まれている可能性が高く、密度の差を用いる比重選別により比較的簡単に分離できるという特徴がある。
【0012】
また、鉱物のうち、磁性鉱物成分は、相対的に重鉱物成分に属しながら、フェリ磁性鉱物、例えば、磁鉄石、クロム鉄石、磁硫鉄石などの鉱物、または反強磁性鉱物、例えば、赤鉄石、チタン鉄石などの有用鉱物が含まれている可能性が高く、前述した通り、磁性の差を用いて比較的簡単に分離できることと期待されている。
【0013】
一方、有用鉱物としての軽鉱物成分は、前述した重鉱物成分と磁性鉱物成分とは異なり、例えば、石灰石、長石、シリカ、または粘土鉱物のような相対的に軽い鉱物成分を指称するものであって、前述した重鉱物成分と磁性鉱物成分を予め分離して除去する場合、これらの軽鉱物成分の回収率をより高めることができ、損失率は格段に低めることができることと期待される。前記軽鉱物成分の鉱物は非金属鉱物と呼ばれている。
【0014】
参考までに、鉱物を破砕及び/又は粉砕して微細鉱物を形成する場合、大部分の微細鉱物は単体分離されないことと知られている。
【0015】
ここで、単体分離されないということは、前記微細鉱物をなす各種の鉱物成分が単体に形成されなかったという意味である。
【0016】
例えば、微細鉱物をなす構成鉱物のうちの少なくとも一部は重鉱物成分を含むこともできるが、残りの部分には相対的に軽鉱物成分が含まれていることもできる。
【0017】
同様に、微細鉱物をなす構成鉱物のうちの少なくとも一部は磁性鉱物成分からなっていることがある。
【0018】
同様には、微細鉱物をなす構成鉱物が軽鉱物成分と重鉱物成分及び磁性鉱物成分を全て含んでいることもできる。
【0019】
現在までは、比重選別を通じて重鉱物成分及び/又は磁性鉱物成分を同時に選別して軽鉱物成分の回収率を高めて、これらの軽鉱物成分の損失率を低める方法が提案されていない。
【0020】
先行技術文献には、比重選別と磁力選別を順次に施行する構成に対する特許文献1及び2がある。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0037】
図1は、本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置の概略的な構成図を示すブロックダイアグラムである。
【0038】
図1によれば、本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置は、動力部100、選別部300、及び回収部400からなることができる。
【0039】
ここで、前記動力部100と前記選別部300との間には搖動生成部200がさらに形成されていることが好ましい。
【0040】
前記動力部100は給電部をさらに含んでいることが好ましく、前記給電部は前記動力部100に電源を供給する機能を遂行するが、後述する電磁石390、392、394、...(
図4など参照)にも電源を供給する機能を遂行することができる。
【0041】
前記動力部100は回転運動を発生させる動力源、例えばモータ(motor)を含むことが好ましい。
【0042】
前記動力部100をなす前記動力源からの動力は、前記搖動生成部200を経て前記選別部300に伝達できる。
【0043】
この際、前記搖動生成部200は、前記動力部100からの動力に対して搖動を発生させることができる。
【0044】
前記搖動は前記選別部300の左右方向または上下方向のものが好ましく、前記選別部300を一定の角度を与えながら搖動させることもできる。ここで、前記一定の角度とは、前記選別部の左右方向または上下方向に対してなす一定の角度を意味するものであって、前記選別部が左右方向の0゜または180゜方向、または上下方向の90゜または270゜方向のみに搖動するものでなく、例えば、30゜方向または110゜方向にも搖動できることを意味する。
【0045】
前記搖動は直線運動だけで構成されるものでなく、円形または楕円形の搖動も可能である。この際、円形または楕円形搖動の方向は時計方向または反回り時計方向でありうる。
【0046】
図2は、本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置の一平面構造を示す概略的な平面図である。
【0047】
図2によれば、本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置500(以下、“選別装置”という)は、
図1に示すように、動力部100としての回転運動を発生させる動力源であるモータ120;選別部300としての鉱物供給部320、前記鉱物供給部320に供給される微細鉱物が前記動力部100からの動力伝達により重鉱物成分と磁性鉱物成分に各々選別されるデッキ部(deck)350、及び前記デッキ部350の表面上に形成される1つ以上のリップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380を含む多数のリップル部360、365、370、380、及び前記重鉱物成分と磁性鉱物成分に流体を供給するための流体供給部330;及び回収部400としての前記選別部300の前記デッキ部350の一側に形成される選別鉱物回収部420、440;460、470を含む。
【0048】
前記鉱物供給部320に供給される鉱物は、選別装置500の外部で予め破砕/粉砕過程を経た微細鉱物のものが好ましい。
【0049】
この際、前記微細鉱物は少なくとも50メッシュ(mesh)以下に粉砕されていることが好ましく、特に200メッシュ以下に粉砕されていればより好ましい。
【0050】
前記微細鉱物のサイズが50メッシュ以上であれば、有用鉱物と非有用鉱物、即ち不純物の混入が激しくて選別された鉱物の高品位を期待できない虞がある。
【0051】
また、200メッシュ以下に粉砕されることが好ましいが、これ以上の微細な粉砕は粉砕に消耗されるエネルギーを考慮した時、省力化に不利である。
【0052】
前記鉱物供給部320には、前記微細鉱物が供給される時、他の個所への飛散または流出を防止するための鉱物分離壁315がさらに形成されていることが好ましい。
【0053】
ここで、前記微細鉱物の供給流れは図面で矢印310で示した。
【0054】
この際、前記微細鉱物は、乾燥(dry)状態で供給されることもできるが、好ましくは流体と共に供給されて濡れた(wet)状態で供給できる。
【0055】
この時の前記流体は水(water)のものが好ましいが、前記流体には、水に限定されず、オイル(oil)のような流体を使用することもでき、比重選別をより効果的に遂行できるように助けるその他の流体を使用することもできる。
【0056】
前記鉱物供給部320に供給された前記微細鉱物は、前記鉱物供給部320の下部に形成された流出口(図示せず)を通じて前記デッキ部350の上端面に流出する。
【0057】
流出した前記微細鉱物は、前記デッキ部350の最上端左側から前記デッキ部350の下端に向けて流動するようになる。
【0058】
この際、前記選別部300の前記デッキ部350は、地面に対し、−5゜〜+10゜の間の傾斜角を有することが好ましく、前記傾斜角は、+5゜〜+7゜のものが最も好ましい。
【0059】
前記デッキ部350に傾斜角を与える理由は、前記デッキ部350の上部表面上で前記流体と共に流動する前記微細鉱物が前記デッキ部350の搖動によりだけでなく、重力により落下する効果までも考慮したためである。
【0060】
したがって、必要であれば、前記流体の種類によって、地面に対し、−5゜の傾斜角を有することもでき、または+10゜の傾斜角を有することもできる。この時の傾斜角は地面の角度を0゜に基準した値である。
【0061】
次に、前記流体と共に前記デッキ部350の下端部に向けて流動する前記微細鉱物に加えられる搖動について説明する。
【0062】
前述したように、前記微細鉱物は前記鉱物供給部320から前記デッキ部350の下端部に向けて流動するようになる。
【0063】
この際、前記鉱物供給部320から前記デッキ部350の下端部に向けて流動する前記微細鉱物に搖動を加えれば、比重選別が可能になる。
【0064】
このために、前記動力部100としての前記モータ120と前記選別部300としての前記デッキ部350との間には前記搖動生成部200としての搖動伝達部140がさらに形成できる。
【0065】
前記搖動伝達部140は図面では直線で簡単に図示したが、カム(cam)及び/又はスプリング(spring)などの各種の機構を組み合わせて前記選別部300としての前記デッキ部350を、前記デッキ部350の長手方向を基準に左右方向または上下方向に搖動させる構造のものが好ましい。
【0066】
この際、前記左右方向の搖動または上下方向の搖動は分当たり100〜300回位搖動させることが好ましい。
【0067】
最も好ましくは、前記搖動は分当たり200回位でありうる。
【0068】
前記搖動は粉砕された前記微細鉱物が前記デッキ部350の下端部に向けて流動する時、前記微細鉱物の比重または密度の差によって前記微細鉱物を選別できるようにする。
【0069】
したがって、この場合の具体的な選別メカニズムに対する説明は省略する。
【0070】
前記デッキ部(deck)350では前記微細鉱物をなす重鉱物成分と磁性鉱物成分が各々選別される。
【0071】
この際、流体供給ライン335を通じて流体が前記流体供給部330に流入されることができ、前記流体供給部330に流入した流体は前記流体供給部330の下端側に形成された流体供給ノズル部340、340、340、...を通じて前記デッキ部350の上端に噴射できる。
【0072】
この際、前記流体供給ノズル部340、340、340、...から噴射される前記流体は、噴射の形態に供給されることの以外に、重力による自由落下の形態に供給されることもできる。
【0073】
前記流体供給ノズル部340、340、340、...から供給される前記流体は、デッキ部350の表面の最上端に形成された最初のリップル部360;362、364に流動できる。
【0074】
この際、前記鉱物供給部320から流出する前記重鉱物成分と磁性鉱物成分からなる前記微細鉱物が前記流体供給ノズル部340、340、340、...から供給される前記流体と接触するようになり、これと同時に、前記搖動伝達部140からの搖動により比重選別が進行できる。
【0075】
図2から分かるように、前記流体供給ノズル部340、340、340、...が前記デッキ部350の最上端の一側に偏って位置しているので、前記鉱物供給部320から流出する前記微細鉱物に対して前記流体供給ノズル部340、340、340、...から供給される流体が効果的に混合できない虞があるので、前述したように、前記鉱物供給部320から流出する前記微細鉱物に対しても流体と共に流動できるようにすることが好ましい。
【0076】
次に、前記デッキ部350の表面上に形成される1つ以上のリップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380を含む多数のリップル部360、365、370、380について説明する。
【0077】
各々の前記リップル部360、365、370、380は、これをなす各々のリップル362、364;367、369;372、374;380を含むことができる。この際、各々の前記リップル362、364;367、369;372、374;380は2つずつで構成されていることが製作上便利であるが、2つのみに限定されるものではない。
【0078】
前記デッキ部350の表面上に形成される多数のリップル部360、365、370、380は、図面に図示した個数のみに限定されるものでなく、前記デッキ部350の表面上に5個以上の多数個が形成されることもできる。
【0079】
この際、前記リップル部360は相対的に短いリップル362と相対的に長いリップル364で形成できる。
【0080】
同様に、前記リップル部365も相対的に短いリップル367と相対的に長いリップル369で形成できる。
【0081】
また、前記リップル部370も相対的に短いリップル372と相対的に長いリップル374で形成できる。
【0082】
前記リップル部360、365、370は、先行するリップル部360に比べて後行するリップル部365の長さがより長く、同様に、先行するリップル部365に比べて後行するリップル部370の長さがより長いことに注目しなければならない。
【0083】
ただし、最下端のリップル部380は同一な長さを有することもできる。これは、前記微細鉱物の最終比重選別段階で前記微細鉱物に一層効果的に選別できるようにするためのものであって、そのメカニズムに対する説明は本発明の範囲を超えるので、ここでは省略することにする。
【0084】
前記リップル部360、365、370は、前記デッキ部350の横方向と比較した時、前記鉱物供給部320から前記選別鉱物回収部420、440に向けて一定の角度に傾斜して並んで形成されることもでき、図示したように、互いに異なる角度に傾斜して形成されることもできる。
【0085】
参考に、前記リップル部360、365、370の高さは、前記微細鉱物が前記流体と共に、前記リップル部360、365、370を容易に乗り越えることができる程度の高さ、例えば、2〜3mm位が好ましい。
【0086】
前記高さは、前記微細鉱物の粒度によって相異することもあるが、メッシュ数が高い場合には前記高さを5〜10mmまで高めることもでき、またはメッシュ数が低くなれば前記高さは1mm以下に低くなることもある。どの場合でも、前記搖動伝達部140の搖動速度は調整されなければならない。前記高さ及び前記搖動と関連した数値は各々の選別条件によって相異することができることだけを言及し、その具体的な内容に対しては説明を省略する。
【0087】
次に、前記回収部400について説明する。
【0088】
前記回収部400は、前記選別部300の前記デッキ部350の一側に形成される選別鉱物回収部420、440;460、470を含むことができる。
【0089】
この際、一側とは、必要によって前記デッキ部350の下端一側、例えば、選別鉱物回収部420、440が位置する一側を指示するものでありうるが、図面に図示したように、選別鉱物回収部460、470が形成される他の一側にも前記回収部400が形成できることを意味する。
【0090】
ここで、前記選別鉱物回収部420、440には軽鉱物成分が選別されて回収できる。この際、前記選別鉱物回収部420には相対的に重い、即ち不純物が多数含まれた軽鉱物成分が選別されて回収されることができ、前記選別鉱物回収部440には相対的に軽い、かつ純度の高い最終有用鉱物が選別されて回収できる。前記軽鉱物成分に対しては既に説明したことがある。
【0091】
類似するように、前記選別鉱物回収部460、470には、重鉱物成分の微細鉱物及び磁性鉱物成分である微細鉱物が選別されて回収できる。前記選別鉱物回収部420、440と同様に、前記選別鉱物回収部470は相対的に一層重い重鉱物成分及び磁性鉱物成分が選別されて回収されることができ、前記選別鉱物回収部460には最終の有用重鉱物成分及び磁性鉱物成分が選別されて回収できる。
【0092】
この際、最終の有用鉱物でないその他の不純物が混入された微細鉱物は、前述したように、前記選別鉱物回収部420及び前記選別鉱物回収部470に選別されて回収できるところ、これらの微細鉱物はまた前記鉱物供給部320に供給されて比重選別過程を少なくとも2回以上経ることもできる。
【0093】
ただし、比重選別過程をまた経る前に、前記微細鉱物を追加的に粉砕しておくことが好ましい。その理由は、前記不純物が前記微細鉱物の一部を構成する場合、前記微細鉱物内のこれらの不純物と有用鉱物との間の強度の差を用いて粉砕する場合、前記微細鉱物内の前記不純物をより効果的に除去できるためである。
【0094】
次に、前記選別鉱物回収部460、470で重鉱物成分及び磁性鉱物成分が同時に選別されて回収されるメカニズムについて説明する。
【0095】
従来には、磁性鉱物成分を選別して回収するために永久磁石または必要によって電磁石を使用して前記磁性鉱物成分を選別して回収した。
【0096】
前述したように、従来には磁力選別を行うためには別途の磁力選別を遂行する装置が必要であった。また、従来の磁力選別の場合、相対的に重鉱物である磁性鉱物成分のみ分離され、磁力に反応しない重鉱物は分離されなくて、例えば、選別鉱物回収部420、440で選別回収しようとする軽鉱物成分に、これらの磁力に反応しない重鉱物がそのまま混入される問題を避けることができなかった。
【0097】
本発明の発明者らは、このような従来の方法の限界を克服するために、重鉱物成分と磁性鉱物成分を同時に選別することができる比重選別装置500を提案する。
【0098】
本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置のより詳細な構成に対しては
図3を参照して説明する。
【0099】
実施形態
以下、本発明の好ましい実施形態を通じて本発明に従う金属成分と非金属成分鉱物の同時選別が可能な比重選別装置に対して説明する。ただし、以下の実施形態に対する説明は本発明の好ましい実施形態の一例に提示されたものであり、如何なる意味にもこれによって本発明が制限されることと解析できないことに留意しなければならない。
【0100】
ここに記載されない内容は、本技術分野で通常の知識を有する者であれば十分に技術的に類推できる内容であるので、その説明は省略する。
【0101】
図3は、本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置のデッキ部に形成したリップル部の構成を示す図であって、
図2でA−A断面を示す断面図である。
【0102】
図3から分かるように、選別装置500は、前記デッキ部350の上部表面上に形成された多数のリップル部360、365、370、380を含んでいる。
【0103】
前述したように、前記リップル部360、365、370、380は、各々のリップル362、364;367、369;372、374;380を含んでいることが好ましい。また、前述したように、多数の前記リップル362、364;367、369;372、374;380は2つ以上形成できる。
【0104】
前記リップル部360、365、370、380は、最上側のリップル部360から最下側のリップル部380までの各々のリップル362、364;367、369;372、374;380、380の高さは同一であるように図示されているが、必ずこれに限定されるものではなく、先行リップル部360より後行リップル部365の高さがより高く形成されることもできる。必要であれば、前記高さは一定の高さまたは一定に傾斜する構成も可能であるが、中間のリップル部、例えば、リップル部365の高さが最も高いように形成することもできる。この場合、重鉱物成分のより効果的な分別回収を期待することができる。
【0105】
以下、
図4から
図7を参照して、本発明の特徴的な構成である磁力生成部としての電磁石が前記デッキ部350と前記リップル部360、365、370、380に形成された構成について説明する。
【0106】
図4は本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置のデッキ部の下部に形成した電磁石の配置構造の一実施形態を示す側面図であり、
図5は本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置のデッキ部の下部に形成した電磁石の配置構造の他の実施形態を示す側面図であり、
図6は
図4に示す本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置のデッキ部の下部に形成した電磁石の配置構造の一実施形態に対応する平面図であり、
図7は
図5に示す本発明の好ましい実施形態に係る重鉱物成分と磁性鉱物成分の同時選別が可能な比重選別装置のデッキ部の下部に形成した電磁石の配置構造の他の実施形態に対応する平面図である。
【0107】
ここで、
図4は
図6と事実上同一な図面であり、
図5は
図7と事実上同一な図面である。
【0108】
図4から、選別装置500は、デッキ部350の上端側の鉱物供給部320(
図4では鉱物分離壁315として図示される)から供給される重鉱物成分と磁性鉱物成分を含む微細鉱物が選別鉱物回収部460または470に流動する構成について知ることができる。
【0109】
図4で、選別鉱物回収部は、便宜上、460の1つのみ図示したが、420及び440の選別鉱物回収部も存在していることに留意しなければならない。前記選別鉱物回収部460には選別鉱物462が選別されて回収された状態が図示されている。
【0110】
一方、デッキ部350に供給された前記微細鉱物は、上端から下端に流動しながらリップル部360、365、370、380を乗り越えながら選別がなされることができる。
【0111】
この際、重鉱物成分はその特性上、前記選別鉱物回収部470に選別される傾向が高く、これと同時に磁性鉱物成分やはり前記選別鉱物回収部470に選別される可能性が高い。
【0112】
しかしながら、一部の磁性鉱物成分は前記微細鉱物のうち、極めて一部を構成する場合があるが、この場合、重鉱物成分のように容易に選別されて回収されない虞がある。
【0113】
これを克服するために、本発明の発明者らは、前記デッキ部350の下部面に多数の電磁石390、392、394、...を配置した。前記電磁石の設置個数は、図示したように、前記デッキ部350の全長によって、前記リップル362、364;367、369;372、374;380、380の間に設置されていることもあり、前記デッキ部350の上端側の一部のみに設置されていることもある。一部のみに電磁石390、392、394、...を設置しても差し支えない理由は、磁力選別の場合、磁力に感応する磁性鉱物成分が非常に速かに選別分離できるためである。
【0114】
図4では前記電磁石390、392、394、...を前記デッキ部350の表面上に形成された前記多数のリップル部360、365、370、380の後端に対応する前記デッキ部350の底面に配置した構成を示しており、
図5では前記電磁石390、392、394、...を前記デッキ部350の表面上に形成された前記多数のリップル部360、365、370、380をなしているリップル362、364;367、369;372、374;380、380の前端に対応する前記デッキ部350の底面に配置した構成を示している。
【0115】
図面では、前記電磁石390、392、394、...を前記デッキ部350の表面上に形成された前記リップル362、364;367、369;372、374;380、380の後端または前端に密着させて形成した構成について図示しているが、これに限定されず、前記リップル362、364の間を詰める形態に電磁石390を設置することもでき、同様に、前記リップル367、369にもこれと同一に電磁石392を設置することもできる。
【0116】
この際、前記電磁石390、392、394、...は、全て同一な磁力で形成することができる。
【0117】
または、前記電磁石390、392、394、...は、前記デッキ部350の上下方向に沿って先行電磁石390の磁力が最も弱く、その次の電磁石392の磁力が先行前記電磁石390の磁力よりもう少し強く、その次の電磁石394の磁力が先行前記電子石392の磁力より強く設定できる。
【0118】
このように前記電磁石390、392、394、...を配置する場合、最初のリップル部360に到達した重鉱物成分と磁性鉱物成分が含まれた微細鉱物で前記磁性鉱物成分をより効果的に選別回収できることと期待される。
【0119】
前述したように、重鉱物成分は、選別装置500の搖動により前記デッキ部350の一側、即ち前記回収部400の前記選別鉱物回収部460、470に選別されることが容易であるが、磁性鉱物成分は一部の重鉱物成分に近い磁性鉱物成分を除いては比重の差のため、容易に選別回収できない虞があるためである。
【0120】
この場合に、前記電磁石390、392、394、...を配置しておく場合、前記磁性鉱物成分を効果的に選別回収することができ、これに対してより具体的に説明する。
【0121】
前記動力部100と前記搖動生成部200により前記選別部300が搖動しながら前記微細鉱物を選別分離する場合、前述したように、重鉱物成分は効果的に前記選別鉱物回収部470に回収できる。
【0122】
前記電磁石390、392、394、...を用いると、前記デッキ部350が搖動する時、前記磁性鉱物成分を選別して回収することができる。
【0123】
ここでは、前記デッキ部350の搖動に対する理解が容易であるように、左右搖動のみに限定して前記電磁石390、392、394、...の動作について追加説明する。
【0124】
前記デッキ部350が図面で左右方向に搖動する場合、前記重鉱物成分は相対的に右側に速かに選別回収できるが、前記磁性鉱物成分を含む微細鉱物の場合、前記デッキ部350の搖動のため、図面の右側に選別回収されるものでなく、図面の下端に下がってしまう虞があった。
【0125】
本発明ではこのように図面の下端に下がる虞の高い前記磁性鉱物成分を前記電磁石390、392、394、...を用いて一時的に現在の位置に固定させる方法を創案した。
【0126】
即ち、本発明では図面の下端に前記磁性鉱物成分が下がらないように前記デッキ部350が左右方向に搖動する時、例えば、右側方向に搖動する時は前記電磁石390、392、394、...に電源を連結して磁性を帯びるようにして前記磁性鉱物成分が搖動しないように現在の位置に固定させ、前記デッキ部350が左側方向に搖動する時は前記電磁石390、392、394、...に電源を分離して磁性を無くすようにして前記磁性鉱物成分に搖動力を与えた。
【0127】
このような構成を採択する場合、本発明によれば、軽鉱物成分は選別鉱物回収部420または440に効率良く選別回収することができ、重鉱物成分及び磁性鉱物成分は選別鉱物回収部470または460に効率良く選別回収できるようになる。
【0128】
図6及び
図7は
図4及び
図5に対応する平面図であって、選別装置500のデッキ部350の底面でリップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380の前端または後端に各々対応して形成された電磁石390、392、394、...の構成について知ることができる。
【0129】
図6は、リップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380の後端に前記リップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380の長手に沿って電磁石390、392、394、...を設置した構成を、
図7はリップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380の前端に前記リップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380の長手に沿って電磁石390、392、394、...を設置した構成を各々示している。
【0130】
ここで、前記電磁石390、392、394、...は、前記リップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380の長手に沿って長く形成されることが好ましいが、これに限定されず、前記リップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380の長手の1/2または1/3までだけ延びて設置されることもできる。
【0131】
または、前記電磁石390、392、394、...は前記リップル(riffle)362、364;367、369;372、374;380の長手に沿って、左側の1/2または1/3は飛び越えて、その以後に連続して形成されることもできる。この場合、変形例として、前記電磁石390、392、394、...が前記デッキ部350の搖動方向と一致または反対方向に移動するように構成することもできる。さらに、例えば、電磁石390と電磁石392は互いに移動方向が異なることもある。同様に、電磁石392と電磁石394の移動方向も異なることがある。
【0132】
一方、
図4から
図7における電磁石390、392、394、...は、デッキ部350の左右方向に亘って同一な磁力を発生させるものでなく、一定の間隔をおいて互いに相異する磁力を発生させることもできる。
【0133】
即ち、前記電磁石390、392、394、...は単一電磁石の形態でなく、電磁石の設置長手に沿って幾つかの互いに磁力が異なる多数の電磁石の形態に設置されていることができる。
【0134】
この場合に、磁性鉱物成分が図面の左側から右側に磁力により、さらに確実に選別回収できる。
【0135】
以上のように限定された実施形態と図面により本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、これは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、以上の記載から多様な修正及び変形が可能であることを知っているはずである。したがって、本発明の思想は以上の記載に含まれた実施形態に限定されて定まってはならず、後述する特許請求範囲のみにより把握されなければならず、特許請求範囲と均等または等価的な変形は全て本発明の思想の範疇に属するということができる。