特許第6113438号(P6113438)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6113438データ管理装置及び方法及びテレビジョン受信装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6113438
(24)【登録日】2017年3月24日
(45)【発行日】2017年4月12日
(54)【発明の名称】データ管理装置及び方法及びテレビジョン受信装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/91 20060101AFI20170403BHJP
   H04N 21/433 20110101ALI20170403BHJP
   H04N 21/435 20110101ALI20170403BHJP
   G11B 27/00 20060101ALI20170403BHJP
   H04N 5/765 20060101ALI20170403BHJP
【FI】
   H04N5/91 Z
   H04N21/433
   H04N21/435
   G11B27/00 D
   H04N5/91 L
【請求項の数】10
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2012-187878(P2012-187878)
(22)【出願日】2012年8月28日
(65)【公開番号】特開2014-45448(P2014-45448A)
(43)【公開日】2014年3月13日
【審査請求日】2015年7月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】000214984
【氏名又は名称】東芝映像ソリューション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】千葉 俊一
【審査官】 梅本 達雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−142786(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/76 − 5/956
H04N 21/00 − 21/858
G11B 27/00 − 27/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の番組を記録可能な第1の記録装置と複数の番組を記録可能な第2の記録装置とをそれぞれ接続・離脱可能な第1と第2の端子と、
前記第1と第2の端子を識別する識別部と、
前記第1の端子に接続される前記第1の記録装置に対して、前記第1の記録装置に記録される複数のストリームを管理するためのメタデータ、及び前記第2の端子に接続される前記第2の記録装置に記録される複数のストリームを管理するためのメタデータを一括して記録する記録制御部と、を備え、
さらに前記識別部は、前記第1の端子にハブが接続された場合、メッセージにより、前記第1の端子にタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続することを促し、
また、前記タイムシフト録画の設定を実行した後、前記第1の端子にタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続することを促すメッセージを出力する、
データ管理装置。
【請求項2】
前記識別部は、前記第1の端子に記録装置が接続されていない場合、前記第2の端子を無効に制御する端子動作制御部を含む請求項1記載のデータ管理装置。
【請求項3】
前記メタデータは、録画リスト及び又は過去の番組の番組属性情報を含む請求項1記載のデータ管理装置。
【請求項4】
前記識別部は、前記第1の端子にハブが接続された場合、前記第1の端子を無効に制御する端子動作制御部を含む請求項1記載のデータ管理装置。
【請求項5】
前記第1及び又は第2の端子に記録装置を接続する動作モード設定部は、前記識別部が前記第1の端子に記録装置が接続されていることを認識していない場合、表示制御部を制御し、これに応答した前記表示制御部はユーザ向けのメッセージを出力する請求項1記載のデータ管理装置。
【請求項6】
前記第1及び第2の端子は、USB端子であり、前記第1及び第2の記録装置は、USB接続型のハードディスクドライブである請求項1記載のデータ管理装置。
【請求項7】
複数の番組を記録可能な第1の記録装置と複数の番組を記録可能な第2の記録装置とをそれぞれ接続・離脱可能な第1と第2の端子を有し、制御部の制御が行われるデータ管理方法であって、
前記制御部が、
前記第1と第2の端子を識別し、前記第1の端子に前記第1の記録装置が接続されていない場合、前記第2の端子を無効に制御し、
前記第1の端子に接続される前記第1の記録装置に対して、前記第1の記録装置に記録される複数のストリームを管理するためのメタデータ、及び前記第2の端子に接続される前記第2の記録装置に記録される複数のストリームを管理するためのメタデータを一括して記録し、
さらに前記制御部は、前記第1の端子にハブが接続された場合、メッセージにより、前記第1の端子にタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続することを促し、
また、前記タイムシフト録画の設定を実行した後、前記第1の端子にタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続することを促すメッセージを出力する、
データ管理方法。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1の端子にハブが接続された場合、前記第1の端子を無効に制御する請求項7記載のデータ管理方法。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第1の端子に記録装置が接続されていることを認識していない場合、ユーザ向けのメッセージを出力する請求項7記載のデータ管理方法。
【請求項10】
複数の番組を記録可能な第1のハードディスクドライブと複数の番組を記録可能な第2のハードディスクドライブとをそれぞれ接続・離脱可能な第1と第2のUSB端子を有し、制御部の制御が行われるテレビジョン受信装置であって、
前記制御部が、
前記第1と第2のUSB端子を識別し、前記第1のUSB端子に前記第1のハードディスクドライブが接続されていない場合、前記第2のUSB端子を無効に制御し、
前記第1のUSB端子に接続される前記第1のハードディスクドライブに対して、前記第1のハードディスクドライブに記録される複数のストリームを管理するためのメタデータ、及び前記第2のUSB端子に接続される前記第2のハードディスクドライブに記録される複数のストリームを管理するためのメタデータを一括して記録し、
さらに前記制御部は、前記第1のUSB端子にハブが接続された場合、メッセージにより、前記第1の端子にタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続することを促し、
また、前記タイムシフト録画の設定を実行した後、前記第1の端子にタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続することを促すメッセージを出力する、テレビジョン受信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態はデータ管理装置及び方法及びテレビジョン受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ハードディスクドライブ(HDD)、光ディスク(デジタルバーサタイルディスク:DVD,ブルーレイディスク:BD)等の記録媒体は、記録容量が格段と向上している。これらの記録媒体は、放送番組の番組記録装置に用いられている。放送番組の番組記録装置としては、専用の番組記録装置、テレビジョン受信装置に接続されて使用される番組記録装置がある。さらには、複数のHDDがハブを介して接続可能なテレビジョン受信装置が開発されている。
【0003】
一方、放送方式として、地上デジタル放送、衛星放送など、各種の放送方式が実現化されている。地上デジタル放送では、同時に複数のチャンネルの信号を伝送することができる。放送番組に関する情報として、新聞や雑誌のテレビ番組表の代わりに、電子番組ガイド(EPG)が番組属性情報として放送されている。この番組属性情報は、電話回線などのネットワークを介して取得することも可能である。
【0004】
また、複数のチャンネルで放送される全ての番組を、複数日に渡って記録できる番組記録装置が発売されている。複数のチャンネルで放送される全ての番組が、複数日に渡って記録された場合、ユーザは、視聴希望の番組を、膨大な数の記録番組の中から選択しなければならない。
【0005】
特に、複数のHDDがハブを介して接続されたテレビジョン受信装置においては、複数のHDDにそれぞれ記録した番組の各番組リストは、各HDDに独立して記録されている。このため各HDDの番組リストが、再生制御部及び表示制御部により、個別に読み出されて表示される。ユーザは、膨大な数の番組のリストの中から、所望の番組を探すことは非常にわずらわしい作業となる。
【0006】
複数の記録媒体に個別に複数の番組が記録された場合、前記複数の番組の検索情報或いはライブラリー情報を、統一的化して管理する提案が成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−150754号公報
【特許文献2】特開2006−92711号公報
【特許文献3】特開2006−229824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、テレビジョン受信装置に複数のHDDを並列的に接続・離脱可能とし、いずれのHDDに対しても番組を記録可能な方式とした場合、上記した検索情報或いはライブラリー情報の利便的な管理方法が要望される。
【0009】
そこで本実施形態では、データ処理が容易であって、記録データの管理が安定し、且つ接続・離脱に関する物理的な管理も利便性が良いデータ管理装置及び方法及びテレビジョン受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本実施形態によれば、複数の番組を記録可能な第1の記録装置と複数の番組を記録可能な第2の記録装置とをそれぞれ接続・離脱可能な第1と第2の端子と、前記第1と第2の端子を識別する識別部と、前記第1の端子に接続される前記第1の記録装置に対して、前記第1の記録装置に記録される複数のストリームを管理するためのメタデータ、及び前記第2の端子に接続される前記第2の記録装置に記録される複数のストリームを管理するためのメタデータを一括して記録する記録制御部と、を備え、
さらに前記識別部は、前記第1の端子にハブが接続された場合、メッセージにより、前記第1の端子にタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続することを促し、
また、前記タイムシフト録画の設定を実行した後、前記第1の端子にタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続することを促すメッセージを出力する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態の構成の一例を示す図である。
図2】テレビジョン受信装置100を背面側から見た場合と、側面から見た場合の外観を示す図である。
図3図1の識別部256の動作例を示すフローチャートである。
図4】本実施形態におけるテレビジョン受信装置の画面の表示例を示す説明図である。
図5】USB端子3Aに接続された第1のHDDのデータ記録領域の状態と、USB端子3Bに接続された第2のHDDのデータ記録領域の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。まず本実施形態では、テレビジョン受信装置が代表して説明される。しかし本発明は、必ずしもテレビジョン受信装置に限定されるものではなく、専用の記録装置、パーソナルコンピュータ、携帯端末などにも適用可能である。
【0013】
図1は、本発明が適用されたテレビジョン受信装置の概略構成を示している。102は、デジタルチューナ装置であり、複数のチューナが内蔵されており、同時に複数のチャンネルを受信し、複数の放送番組を復調することができる。チューナ装置102には、入力端子を介してアンテナで受けられた高周波信号が入力される。チューナ装置102は例えばBS/CSデジタル放送受信用のチューナ(図示せず)を含んでも良い。
【0014】
入力端子BN1は、外部入力端子であり、ケーブル或いはネットワーク或いは他の機器からの信号が入力する。
【0015】
チューナ装置102で受信された放送番組の信号及び外部入力端子BN1からの信号は、TS処理部122に入力される。複数のチャンネル(CH)のTS(Transport Stream)が1つのTSに再多重される。多重TSは各チャンネルの放送番組のパケット列を含む。各チャンネルのパケットには、チャンネル及びパケット識別用の識別情報が付加されている。多重TSは、記録制御部255の制御の元で、記録装置111に入力される。またTS処理部122に入力したTSの中で、制御情報を含むパケットは、制御部200に入力されて処理される。
【0016】
記録装置111は、ここでは一括したブロックで示しており、例えば、複数のハードディスクドライブ(HDD)、光ディスク記録再生装置、USBメモリなどを含む。光ディスクにはデジタルバーサタイルディスク(DVD)、ブルーレイディスク(BD)などが含まれる。
【0017】
記録制御部255は、USB接続形式をとる記録装置に対しては、USB端子3A,3B,3C及び3Dを介して相互にデータをやり取りすることができる。端子41,42は、例えばDVD記録再生装置用と、BD記録再生用の端子である。
【0018】
TS処理部122から制御部200に送られるパケットは、例えば、放送番組の暗号化情報であるECM(Entitlement Control Message)と、番組名、出演者、番組開始時刻などのイベント情報を記述したテーブルであるEIT(Event Information Table)などの情報、EPG(Electric Program Guide:電子番組ガイド)情報を含む。EPG情報はスポンサー情報を含む場合もある。
【0019】
パケットに含まれる映像データは、例えばMPEG(Moving Picture Expert Group)方式、AVC(Advanced Video Coding)方式などでエンコードされている。またオーディオパケット内のオーディオデータは、例えば、PCM(Pulse Code Modulation)方式、Dolby 方式、MPEG方式などでエンコードされている。
【0020】
したがって、TS処理部122で分離されたオーディオパケットは、オーディオデコーダ123に入力される。オーディオデコーダ123で、パケット内のデータは、符号化方式に応じて復号化される。オーディオデコーダ123でデコードされたオーディオデータは、オーディオデータ処理部124で同期処理、音量調整などを施され、オーディオ出力部125に供給される。オーディオ出力部125は、スピーカシステムに応じたステレオ分離処理などを実行し、出力をスピーカシステム126に供給する。
【0021】
TS処理部122で分離された映像パケットは、映像デコーダ131に入力される。映像デコーダで、パケットのデータは符号化方式に応じて復号化される。映像デコーダ131でデコードされた映像データは、映像データ処理部132で、同期処理、輝度調整、色調整などが実施される。映像データ処理部132の出力は、映像出力部133に供給される。映像出力部133は、制御部200からオンスクリーンディスプレイ(OSD)部240を介して入力されるデータ、図形、番組表などをメイン映像信号に多重することができる。
【0022】
また映像出力部133は、出力映像信号に対して表示器100Aに応じたスケール、解像度、ライン数、アスペクト比などを設定して、表示器100Aに向けて出力する。
【0023】
なお、有料番組のオーディオパケット、映像パケットが暗号化されている場合もある。この場合、鍵情報を用いて暗号化を解くための処理系統もあるがここでは省略している。
【0024】
制御部200は、中央演算処理ユニット(CPU)201、操作コマンド処理部202、通信制御部203、操作デバイス管理部204、EPG(Electric program guide)データ処理部206、メモリ211、表示制御部212を含む。更に又制御部200は、記録制御部255、識別部256、ユーザ嗜好抽出部257も含む。
【0025】
CPU201は、制御部200の全体の動作シーケンスの調整を行っている。
【0026】
操作コマンド処理部202は、外部から入力する操作コマンドを解析し、コマンドに応じた動作をテレビジョン受信装置100に反映させることができる。
【0027】
操作デバイス管理部204は、制御部200に対して操作信号を与える携帯端末500,501、リモートコントローラ115などのデバイス識別データを把握し、入力受付、受付拒否などの管理することができる。
【0028】
通信制御部203は、外部との通信を行い、操作コマンド、データ、コンテンツ、などを取り込むことができる。取り込まれたコンテンツ、及びデータは、例えば記憶装置111、或いはメモリ211に格納されることができる。通信制御部203は、テレビジョン受信装置100から外部に向けて、データ、コンテンツ、などを送信することができる。
【0029】
また通信制御部203は、無線通信送受信部113、有線通信送受信部112と接続されている。有線通信送受信部112は、インターネットを介して、遠隔サーバー、或いはホームサーバーとの間でデータの送受信を行うことができる。無線通信送受信部113は、複数の携帯端末500、501との間でデータ、コンテンツ等の送受信を行うことができ、近距離通信用である。携帯端末500、501は、テレビジョン受信装置100をリモートコントロールすることもできる。また、テレビジョン受信装置100は、リモートコントローラ115からの操作信号を、赤外線受信部114を介して受け取ることもできる。
【0030】
EPG処理部206は、TSに含まれるパケットから番組属性情報を取り出して蓄積することで、例えば過去1ヶ月分、現在、及び未来1か月分の番組の番組属性情報を保持している。この番組属性情報は、例えば1日毎に更新される。
【0031】
メモリ211は、制御部200内で保存する各種のデータ、アプリケーションなどを保存することができる。番組属性情報としては、例えば次のような情報がある。また記録済み番組の番組属性情報は、(1)タイトル情報、(2)放送開始日時、(3)番組長、(4)放送局名、(5)ジャンル情報、(6)放送局ID、その他、製作者、出演者などの情報が含まれることもある。
【0032】
表示制御部212は、映像出力部133を介して表示器100Aに表示される映像信号を全般的に制御することができる。また表示制御部212は、画像信号の解像度、表示サイズ、表示エリアなどの調整処理を行うこともできる。また、EPGデータを用いて作成した番組表の映像信号や、操作信号に応じて制御部200内で作成されたメニュー映像信号を映像出力部133に供給することができる。さらにまた、表示制御部212は、テレビジョン受信装置の動作状況に応じて、警告などの各種メッセージを表示器100Aに向けて出力することもできる。
【0033】
携帯端末500、501は、図示しない基地局、インターネットなどを介してサーバーをアクセスすることができる。サーバーが提供するコンテンツは勿論のこと、各種のアプリケーション、ゲームソフトなどをダウンロードし、無線通信送受信部113を介して、制御部200に転送することが可能である。また携帯端末500、501は、コンテンツを取得するための情報(例えばウェブサーバーのアドレス、メールアドレス、ネットワークアドレスなど)を、無線通信送受信部113を介して、制御部200に転送することが可能である。
【0034】
携帯端末500や501からコンテンツ、アプリケーション、或いはゲームソフトが転送されてくるときは、通信制御部203が動作する。
【0035】
通信制御部203は、受け取ったコンテンツをメモリ211に格納する。コンテンツは、操作コマンドに応じて、或いは自動的に記憶装置111に格納されてもよい。記憶装置111は、受け取ったコンテンツを例えばハードディスクに記録させることができる。ハードディスクにおいては、コンテンツはコンテンツファイルとして管理される。
【0036】
メニュー映像信号、番組表の映像信号などは、表示処理部212にて格納及びまたは管理されている。メニューの表示、番組表の表示が行われるときは、メニュー画像データ、番組表データが、CPU201の制御に基づき、データ格納部(メモリ或いはハードディスク)から読み出され、表示処理部212に供給される。これにより、メニューや番組表の画像が表示器100Aに表示される。
【0037】
メニュー映像信号、番組表の映像信号などは、携帯端末500或いは501に送信されることもできる。携帯端末501或いは502がメニュー、番組表などを要求した場合、CPU201の制御に基づき表示処理部212は、メニューの映像信号、番組表の映像信号を送信することができる。
【0038】
携帯端末501或いは502は、メニュー、番組表をタッチ式パネルの画面に表示することができ、ユーザは、タッチ(或いはポイント)式パネルの画面に表示された操作ボタンに触れることにより、テレビジョン受信装置に動作指令信号を与えることができる。後述するように、ユーザは、携帯端末501或いは502を利用して、番組表、キーワードに関連するデータ処理を実行させることができる。
【0039】
識別部256は、USB端子USB端子3A,3B,3C及び3D、41及び42の識別を行い、端子機能の設定などを管理している。
【0040】
ユーザ嗜好抽出部367は、記録装置111内の複数のハードディスクドライブに記録されている多数の番組の中から、ユーザの好みの番組のリストを作成することができる。
【0041】
記録制御部255は、USB端子3Aに接続される第1のHDDに対して、前記第1のHDDに記録される複数のストリームを管理するためのメタデータ、及びUSB端子3Bに接続される第2のHDDに記録される複数のストリームを管理するためのメタデータを一括して記録することができる。
【0042】
図2は、テレビジョン受信装置100を背面側から見た図と、側面から見た図を示している。本実施形態における装置は、上記したように複数のUSB端子3A,3B,3C,及び3Dを有する。
【0043】
USB端子3A,3Bは、複数のチャンネル(例えば6チャンネル)で放送される全ての番組を、複数日(例えば7日)に渡って記録できる番組記録装置111A,111Bを接続するために利用される。USB端子3Cは、通常の操作に基づく操作指令、或いは録画予約データに基づいて指定されている番組が記録される番組記録装置を接続するために利用される。USB端子3Cは、ハブ1110を介して番組記録装置1111−1114が接続されることを許している。ハブ1110を介して接続される番組記録装置1111−1114は、例えば、家族内の父親用、母親用、子供用などとして使い分けることができる。
【0044】
USB端子3Dは、汎用USB端子であり、例えばカメラで撮影した画像データを格納しているUSBメモリ1116を接続することができる。USBメモリ116の画像データが表示器でされることができる。
【0045】
上記の番組記録装置111A,111B,1111−1114は、例えばハードディスクドライブ(HDD)であるが、他の記録媒体であっても構わない。
【0046】
このように、複数のチャンネル(例えば6チャンネル)で放送される全ての番組を、複数日(例えば7日)に渡って記録するための構成要素を総合して、タイムシフトマシンと称することができる。またタイムシフトマシンにより、記録された複数の番組は、現時点よりも過去に記録された番組である。タイムシフトマシンにより番組が記録されることを「タイムシフト録画」と称することができる。タイムシフトマシンにより記録される番組数は膨大な数となる。したがって、タイムシフトマシンに用いられるHDDの記憶容量は大きければ大きいほど好ましい。
【0047】
そのために、タイムシフトマシンに用いられるHDDは、上記のようにテレビジョン受信装置100の外部に配置される。従来は、テレビジョン受信装置の内部に配置される固定された内蔵HDDであった。しかし、内蔵HDDであると、記憶容量の大きいHDDが開発された際に、内蔵HDDを交換することが困難である。このための、ユーザが容易にHDDを交換できるシステムが好ましい。そこで上記したように、容量の大きなHDDが開発された際、ユーザが容易に交換できるように、外部接続方式としている。
【0048】
さらにタイムシフトマシンによる記録を行うためのHDDを複数用いることができるように、USB端子3A,3Bを設けているが、さらに増設されてもよい。
【0049】
図3は、識別部256の動作例を示すフローチャートである。識別部256は、USB端子3A,3Bの状態を識別するとともに、端子動作制御部を含む。テレビジョン受信装置100の主電源オン時に、USB端子3AにHDDが接続されているかどうかを判定する(ステップSA1)。USB端子3AにHDDが接続されている場合は、他のUSB端子3Bを使用可能に設定する(ステップSA2)。しかしUSB端子3AにHDDが接続されていない場合は、USB端子3Aにハブが接続されているかどうかを判定する(ステップSA3)。ハブが接続されていた場合、USB端子3A,3Bを使用不可能に設定する(ステップSA4)。USB端子3Aにハブが接続されていない場合、他のUSB端子使用不可能に設定する(ステップSA6)。ステップSA4,SA6の処理を実施した後は、それぞれの状態、つまり現在の状態を表示器100Aにメッセージを出力する。
【0050】
メッセージとしては、例えば、「USB端子Aにタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続してください」というようなメッセージである。
【0051】
このメッセージは、テレビジョン受信装置100において、タイムシフトマシンを活用するタイムシフト録画を実行するための「設定」が成されているときにも出力される。つまりこの「設定」が行われるとUSB端子3A,3Bの状態をチェックするために識別部256が動作するようになる。つまり上記の動作フローは、タイムシフトマシン録画の設定時にも実施される。
【0052】
図4(A)には、タイムシフト録画を「設定」するときのメニュー画像の様子を示している。全体メニュー画像(図示せず)から、「タイムシフトマシン録画設定」という項目をクリックすると、「タイムシフトマシン録画設定」のために、複数の項目を有するメニュー画像1201が表示される。
【0053】
ユーザが、「タイムシフトマシン録画」1201という項目を選択して、決定ボタンを押すと、識別部256が動作する。メニュー画像1201の中に、「USBハードディスク設定」という項目がある。
【0054】
もし、USB端子3AにHDDが接続されていない場合、「USBハードディスク設定」という項目がハイライトされ、先と同様に、メッセージとして「USB端子Aにタイムシフト録画用のUSBハードディスクを接続してください」というメッセージが表示される。一方、「タイムシフトマシン録画」の項目はグレー表示となり、タイムシフト録画が設定できていないことを表す。
【0055】
続いて図4(B)に示すように、「タイムシフト録画用機器を確認して、しばらく待ってからもう一度操作して下さい。」というメッセージが現れる。ユーザは決定ボタンを押して、HDDをUSB端子3Aに接続し、再度、全体メニュー画像から、「タイムシフトマシン録画設定」という項目をクリックする。この後は、図4(A)のメニュー画像1201の中「タイムシフトマシン録画」と言う項目をクリックし、タイムシフトマシン録画機能を設定することができる。
【0056】
上記のメニュー画像の各項目を選択或いはクリックする場合には、ユーザは例えばリモートコントローラを操作し、画面上のカーソルを所望の項目上に移動させて、決定ボタンを押すことで選択できる。上記したメニュー画像の構成は一例であり、そのほか種々の形態のメニュー画像が考えられることは勿論である。
【0057】
次に、複数の番組が記録媒体に記録された場合、複数の番組を管理するためのメタデータが必要である。メタデータは、番組を提供した放送局ID、放送チャンネル、放送日、放送時間帯(放送開始、終了時間)、番組時間長、番組名、出演者情報、記録位置情報などを含む。
【0058】
メタデータは、番組サーチ、嗜好番組抽出などに利用される。本装置の場合は、特定のUSB端子として設定されたUSB端子3Aに接続されるHDDに、端子3Bに接続されるHDDに記録された番組のメタデータも記録される。つまり本実施形態では、タイムシフトマシン録画される番組のためのメタデータは、すべてUSB端子3A側のHDDに記録される。
【0059】
この結果、メタデータを利用して、番組サーチを行う場合、1箇所のメタデータを読み出して番組全体のために利用できる。よって、メタデータのアクセスが便利である。
【0060】
図5には、USB端子3Aに接続された第1のHDDのデータ記録領域の状態と、USB端子3Bに接続された第2のHDDのデータ記録領域の状態を示している。第2のHDDのデータ記録領域は、コンテンツ(番組或いはストリームと称しても良い)で占められている。第1のHDDのデータ記録領域は、コンテンツ(番組或いはストリームと称しても良い)の領域と、メタデータの領域が確保されている。メタデータには、先にも説明したように、第1と第2のHDDに記録されているコンテンツを管理するためのデータが含まれている。
【0061】
なおタイムシフトマシン録画では、例えば7日分の複数チャンネルの複数番組が、HDDに記録される。しかし、7日を越える番組については、特別な保存指定(消去禁止、殿堂入りなどの指定)が無い限り、古い番組から順次削除される。
【0062】
上記の説明でタイムシフトマシン録画を行うための端子として、2つのUSB端子3A,3Bを示したが、この数は2つに限定されるものではない。さらに第3のUSB端子が増設されてもよい。
【0063】
上記した説明において、検出手段、制御手段、通信手段など用語において「部」は、「装置」、「器」、「ブロック」及び「モジュール」に置き換えても本発明の範疇であることは勿論である。さらにまた、請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また請求項を方法として表現した場合であっても本発明の装置を適用したものである。
【0064】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0065】
3A−3D・・・USB端子,100・・・テレビジョン受信装置、111・・・記録装置、200・・・制御部、212・・・表示制御部、25・・・記録制御部、256・・・識別部、257・・・ユーザ嗜好番組抽出部。
図1
図2
図3
図4
図5