(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術のように、アクセス履歴に基づいてページ情報(すなわちリンク)を配置すると、不要なページ情報が多く表示されてしまうおそれがあり、ユーザにとって次にアクセスを行いたいページ情報が表示されない可能性がある。
そこで、本発明は、ユーザの意図した情報が表示対象として登録されるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、コンピュータを、ユーザの操作に応じて、特定のデータにアクセスするためのリンクを登録する第1の登録手段と、前記第1の登録手段により登録されたリンク又は当該リンクが示す前記データの使用状況を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された使用状況に応じて、前記第1の登録手段により登録されたリンクのうち少なくとも1つのリンクを登録する第2の登録手段と、
前記ユーザの操作に応じて、前記第1の登録手段により登録されたリンクのうち前記第2のリストへ登録されることを禁止するリンクを設定する設定手段として機能させるための情報処理プログラムを提供する。
【0006】
また、前記表示制御手段は、前記第1のリストを前記第2のリストとは別に表示させるものであってもよい。
【0007】
また、前記第1のリストは、ユーザの操作に応じて前記リンクが編集可能であり、前記第2のリストは、ユーザの操作の有無にかかわらず、前記第2の登録手段によって前記リンクが決められるものであってもよい。
【0008】
また、前記コンピュータを、前記第1の登録手段又は前記第2の登録手段により登録されたリンクに対するユーザの操作に応じて、当該リンクに対応するデータにアクセスするアクセス手段としてさらに機能させるものであってもよい。
【0009】
また、前記特定手段は、前記第1の登録手段により登録されたリンク又は当該リンクが示す前記データが使用された時期及び回数の少なくともいずれかを示す履歴を特定し、前記第2の登録手段は、前記履歴に基づいて前記リンクを登録するものであってもよい。
【0010】
また、前記特定手段は、前記回数に対して前記リンク又は前記データの使用時期に応じた重み付けを行った評価値を算出し、前記第2の登録手段は、前記評価値に基づいて前記リンクを登録するものであってもよい。
【0011】
また、前記第2の登録手段は、前記時期、前記回数又は前記評価値の降順で表示されるように前記リンクを登録するものであってもよい。
【0013】
また、前記リンクがハイパーリンクであってもよいし、ソフトリンクであってもよい。
【0014】
また、本発明は、ユーザの操作に応じて、特定のデータにアクセスするためのリンクを登録する第1の登録手段と、前記第1の登録手段により登録されたリンク又は当該リンクが示す前記データの使用状況を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された使用状況に応じて、前記第1の登録手段により登録されたリンクのうち少なくとも1つのリンクを登録する第2の登録手段と、
前記ユーザの操作に応じて、前記第1の登録手段により登録されたリンクのうち前記第2のリストへ登録されることを禁止するリンクを設定する設定手段とを備えるリンク管理装置を提供する。
【0015】
また、本発明は、ユーザの操作に応じて、特定のデータにアクセスするためのリンクを登録する第1の登録手段と、前記第1の登録手段により登録されたリンク又は当該リンクが示す前記データの使用状況を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された使用状況に応じて、前記第1の登録手段により登録されたリンクのうち少なくとも1つのリンクを登録する第2の登録手段と、
前記ユーザの操作に応じて、前記第1の登録手段により登録されたリンクのうち前記第2のリストへ登録されることを禁止するリンクを設定する設定手段と、前記第1の登録手段により登録されたリンクを表示する第1の表示手段と、前記第2の登録手段により登録されたリンクを表示する第2の表示手段と、前記第1の表示手段又は前記第2の表示手段により表示され、ユーザの操作によって選択されたリンクに応じた処理を実行する処理実行手段とを備える表示システムを提供する。
【0016】
また、本発明は、第1の登録手段が、ユーザの操作に応じて、特定のデータにアクセスするためのリンクを登録する第1のステップと、特定手段が、前記第1のステップにより登録されたリンク又は当該リンクが示す前記データの使用状況を特定する第2のステップと、第2の登録手段が、前記第2のステップにより特定された使用状況に応じて、前記第1のステップにより登録されたリンクのうち少なくとも1つのリンクを登録する第3のステップと、設定手段が、リンクのうち前記第2のリストへ登録されることを禁止するリンクを設定する第4のステップと、表示手段が、
前記第1のステップにより登録されたリンクおよび前記第3のステップにより登録されたリンクを表示する第5のステップと、処理実行手段が、前記第
5のステップにより表示され、ユーザの操作によって選択されたリンクに応じた処理を実行する第6のステップとを有する表示方法を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ユーザの意図した情報が表示対象として登録されるようにすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[1:発明の要旨]
本発明は、データにアクセスするためのリンクを2段階で登録することを特徴の一つとするものである。ここにおいて、登録とは、表示の用に供するように所定のリストに含めることをいう。ここでいうリストは、例えば、いわゆるブックマーク(「お気に入り」ともいう。)である。また、リンクとは、ネットワーク上のデータにアクセスするためのものであってもよいし、ローカルのデータにアクセスするためのものであってもよい。
【0020】
本発明において、第1の登録は、ユーザの操作に応じて行われる。ユーザは、複数あるデータのうち、素早いアクセスを可能にしたいものを、第1のリストに登録する。一方、第2の登録は、ユーザの操作の有無にかかわらず、ユーザによるデータ又はリンクの実際の使用状況に基づいて行われるものであるが、表示対象となるリンクに一定の制限が課されている。すなわち、第2の登録は、ユーザによるデータ又はリンクの実際の使用状況と、第1の登録による登録の結果とに応じて行われる。例えば、第2の登録によって第2のリストに登録されるリンクは、第1のリストに登録されたリンクのうち、ユーザが実際によく使っているリンクである。
【0021】
図1は、本発明におけるデータとリストの関係を示す図である。いま、ユーザが利用可能なデータの総数がL個、第1のリストに登録されるリンクの数がM個、第2のリストに登録されるリンクの数がN個であるとすると、これらはL≧M≧Nを満たし、典型的にはL>M>Nを満たす。また、第2のリストに登録されるリンクは、第1のリストに登録されているリンクの中から選ばれるようになっている。すなわち、第2のリストに含まれるリンクは、第1のリストに含まれているリンクと重複する。また、第2のリストには、第1のリストにリンクが登録されていないデータのリンクが含まれない。
【0022】
このようにすることで、ユーザは、自らが意図しないデータへのリンクがいずれのリストにも含まれないようにすることが可能である。例えば、単にユーザの使用状況に応じてリンクがリストに登録される場合、当該リストには、ユーザがよく使用するけれどもリストには登録したくないリンクが含まれてしまう可能性がある。このようなデータは、例えば、ユーザのプライバシーに関わるデータや、(他人には知られたくない)趣味・嗜好に関するデータなど、その使用が他人に知得ないし推測されることをユーザが望まないデータが代表的である。したがって、本発明は、ユーザのプライバシーを保護することが可能であるともいえる。
【0023】
図2は、本発明を実現する機能的構成を示すブロック図である。
図2に示す構成は、入力装置10と、リンク管理装置20と、記憶装置30と、表示装置40と、処理実行装置50とを含む構成である。なお、これらの各装置は、便宜的に機能毎に区別しているが、これらが一体の装置であるか別体の装置であるかを問わない。
【0024】
入力装置10は、ユーザの操作を表示制御装置10に入力する手段を備える。リンク管理装置20は、リンクを管理するための装置であり、第1の登録手段21と、特定手段22と、第2の登録手段23とを備える。記憶装置30は、第1のリスト31と第2のリスト32とを記憶する手段を備える。表示装置40は、表示制御手段41と、表示手段42とを備える。処理実行装置50は、入力装置10によって入力された操作(例えば、リンクを選択する操作)に応じた処理を実行する装置であり、アクセス手段51を備える。
【0025】
第1の登録手段21は、リンクを登録する第1の手段である。第1の登録手段21は、利用可能な複数のデータのうち、ユーザの操作に応じた特定のデータについてリンクを登録する。ユーザによるリンクを登録する操作のことを、以下においては「登録操作」という。第1の登録手段21は、リンクを第1のリスト31に登録する。
【0026】
また、第1の登録手段21は、ユーザの操作に応じて、第1のリスト31に登録されるリンク(又は第1のリスト31に既に登録されたリンク)を編集する機能をさらに有してもよい。ここでいう編集とは、リンクに関する情報を変更したり、あるいはリンクそのものをリストから削除したりすることをいう。あるいは、第1の登録手段21は、第1のリスト31が表示されたときの表示態様(例えば、表示順)を変更してもよい。第1の登録手段21による編集は、リンクの編集であるともいえるし、第1のリスト31の編集であるともいえる。
【0027】
特定手段22は、第1のリスト31に登録されたリンク又は当該リンクが示すデータの使用状況を特定する手段である。ここにおいて、使用状況とは、ユーザがリンク又はデータをどのように使用したかを示すものである。使用状況は、リンク又はデータの使用回数に基づいて特定される。特定手段22は、リンク又はデータの使用回数だけでなく、他の条件(例えば、リンク又はデータの使用時期など)を組み合わせて用いて使用状況を特定してもよい。
【0028】
第2の登録手段23は、リンクを登録する第2の手段である。第2の登録手段23は、第1の登録手段21により第1のリスト31に登録されたリンクのうち、所定数のリンクを第2のリスト32に登録する。第2の登録手段23は、特定手段22により特定された使用状況に応じてリンクを登録する。例えば、第2の登録手段23は、ユーザの使用回数がより多いリンクを第2のリスト32に登録する。第2の登録手段23は、特定手段22により特定された使用状況に応じてリンクの順位付けを行い、表示対象とするリンクやその表示態様(表示順など)をこの順位によって決定できるようにする。
【0029】
表示制御手段41は、表示手段42による表示を制御する手段である。表示制御手段41は、少なくとも第1のリスト31と第2のリスト32の表示を制御するが、他の画像の表示制御をあわせて行ってもよい。表示手段42は、第1のリスト31又は第2のリスト32を含む画像を表示する手段である。
【0030】
アクセス手段51は、リンクに対応するデータにアクセスする手段である。アクセス手段51は、ユーザの操作に応じて、第1の登録手段21又は第2の登録手段23により第1のリスト31又は第2のリスト32に登録されたリンクが示すデータを参照する。なお、アクセス手段51は、ネットワーク上のデータとローカルのデータのいずれにアクセスしてもよい。
【0031】
[2:実施形態]
[2−1:第1実施形態]
図3は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。本実施形態において、情報処理装置100は、手持ち型のゲーム機、すなわち、ユーザが手で持って操作できる程度のサイズのゲーム機であるとする。情報処理装置100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、表示部140と、操作入力部150とを備える。
【0032】
制御部110は、情報処理装置100の各部の動作を制御する手段である。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置とメモリとを備え、所定のプログラムを実行することによって制御を行う。記憶部120は、データを記憶する手段である。記憶部120は、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記録媒体を備え、制御部110が用いるデータを記憶する。記憶部120は、いわゆるウェブブラウザに相当する機能を実現するためのプログラム(アプリケーションプログラム)を記憶するとともに、リンクを使用した時期及び回数の少なくともいずれかを示すアクセス履歴や、後述するブックマーク、評価値などを記憶している。通信部130は、データを送受信する手段である。通信部130は、インターネット、LAN(Local Area Network)などのネットワークや他の情報処理装置と接続し、接続先との間でデータをやりとりする。
【0033】
表示部140は、画像を表示する手段である。表示部140は、液晶素子や有機EL(electroluminescence)素子により構成される表示領域(表示パネル)とその駆動回路を備え、制御部110から供給される表示データに応じた画像を表示する。操作入力部150は、ユーザの操作を受け付ける手段である。操作入力部150は、方向キー(十字キー)などのキー(ボタンともいう。)を備え、ユーザの操作に応じた操作データを制御部110に供給する。操作データは、例えば、キーの押下状態(押下しているか否か)を示すデータである。
【0034】
なお、操作入力部150は、上述したようないわゆる物理キーに限定されず、例えば、表示部140の表示領域に設けられたタッチスクリーン(タッチセンサ)であってもよい。また、操作入力部150は、リモートコントローラのように遠隔から操作するものであってもよいし、赤外線センサやモーションセンサ(ジャイロセンサ、加速度センサなど)によって操作を行うように構成されたものであってもよい。
【0035】
本実施形態の情報処理装置100は、上述した入力装置10、リンク管理装置20、記憶装置30、表示装置40及び処理実行装置50を備える構成を有する。ここにおいて、制御部110は、第1の登録手段21、特定手段22、第2の登録手段23、表示制御手段41及び処理実行装置50に相当する各機能を実現する。また、記憶部120、表示部140、操作入力部150は、それぞれ、記憶装置30、表示手段42、入力装置10の一例に相当する。
【0036】
情報処理装置100の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、情報処理装置100は、ユーザの操作に応じて画像を表示する。本実施形態において、情報処理装置100は、ウェブページを表示する機能、すなわちウェブブラウザの機能を有し、ブックマークを一覧表示することが可能である。
【0037】
情報処理装置100は、第1のブックマークと第2のブックマークを表示することができる。ここにおいて、ブックマークは、本発明に係るリンクの一例に相当する。つまり、ここでいうリンクは、URL(Uniform Resource Locator)、すなわちハイパーリンクを表すものである。したがって、本発明に係るデータは、ここではウェブページを構成するデータであり、より詳細には、情報処理装置100の外部に記憶され、ネットワークを介して取得されるデータである。
【0038】
第1のブックマークは、ユーザが所望のURLをリンクとして登録することができるものである。第1のブックマークは、ユーザの操作に従って更新される。一方、第2のブックマークは、情報処理装置100によって生成されるものである。第2のブックマークは、第1のブックマークに登録されているリンクに基づいて生成され、所定のタイミング(例えば、1日1回、ユーザが第1のブックマークを使用する毎など)で更新される。第1のブックマークは、本発明の第1のリストの一例に相当し、第2のブックマークは、本発明の第2のリストの一例に相当する。
【0039】
図4は、第1のブックマークを例示する図である。第1のブックマークは、リンクL1、L2、L3、L4を少なくとも含んでいる。また、第1のブックマークは、タブT1、T2、T3によってリンクがカテゴリ毎に分類されている。ここでは、リンクL1〜L4は、いずれもタブT1、すなわち「ゲーム」のカテゴリに分類されている。
【0040】
リンクL1〜L4は、それぞれ、所定のウェブページのURLと関連付けられている。情報処理装置100は、ユーザによっていずれかのリンクが選択されると、選択されたリンクに応じたウェブページのデータをダウンロードし、ウェブページを表示する。ウェブページのデータとは、例えば、ウェブページとして表示される文字や画像について記述されたHTML(HyperText Markup Language)データ、画像データ、JavaScriptなどのスクリプトデータなどである。また、リンクL1〜L4には、ウェブページのタイトルが表示される。
【0041】
図5は、第1のブックマークにおけるリンクの登録画面を例示する図である。ユーザは、さまざまなウェブページを閲覧しながら、第1のブックマークに登録したいページを発見したとき、所定の操作を行うことで登録画面を表示させる。この登録画面には、URL、タイトル及びカテゴリの既定値が表示されている。URLの既定値は、登録操作を行ったときに情報処理装置100が表示していたウェブページのURLである。また、タイトルの既定値は、例えば、各ウェブページにあらかじめ付与されたもの(HTMLデータ中のtitle要素の文字列)である。また、カテゴリの既定値は、情報処理装置100においてあらかじめいずれかに決められていればよい。
【0042】
この登録画面において、ユーザは、必要に応じて、URL、タイトル及びカテゴリを編集することが可能である。ユーザは、URLの一部を変更してもよいし、タイトルを自身にわかりやすいように適当に書き換えてもよい。また、カテゴリは、例えばプルダウンメニューによって既存のカテゴリのいずれかが選択できるようになっていてもよいし、新たなカテゴリを作成できるようになっていてもよい。情報処理装置100は、ユーザによって登録ボタンB1が選択されると、そのとき入力されているURL、タイトル及びカテゴリに従ってリンクを生成し、これを第1のブックマークに登録する。本実施形態の登録操作とは、登録画面を表示させてから登録ボタンB1を選択するまでの一連の操作をいう。
【0043】
なお、URL、タイトル、カテゴリといったリンクに関連する情報は、リンクの登録時に限らず、事後に編集可能としてもよい。また、第1のブックマークとして表示されるリンクの表示順も、登録時又は事後にユーザが編集可能であってもよく、また、いったん登録したリンクを事後に削除することも可能である。
【0044】
図6は、第2のブックマークを例示する図である。第2のブックマークは、例えば、ユーザがウェブブラウザを起動したときや新たなページを表示させたときに、いわゆるスタートページとして表示される。このようにすることで、ユーザがスタートページを表示させた後に第2のブックマークを表示するための操作を行う必要がなくなる。
【0045】
第2のブックマークに含まれるリンクは、第1のブックマークに登録されているリンクの中から選ばれる。すなわち、第2のブックマークとして表示されるリンクは、第1のブックマークにも含まれている。また、第2のブックマークとして表示されるリンクは、第1のブックマークに登録されていないリンクを含まない。
【0046】
図7は、第1のブックマークに登録されたリンクを選択するときに実行される処理を示すフローチャートである。まず、情報処理装置100の制御部110は、ユーザの操作に従って第1のブックマークを表示部140に表示させる(ステップSa1)。次いで、制御部110は、第1のブックマークに含まれるいずれかのリンクが選択されたか否かを判断する(ステップSa2)。ここで、いずれのリンクも選択されなければ、制御部110はこの時点で本処理を終了する。
【0047】
リンクが選択されたら、制御部110は、選択されたリンクに対応するウェブページのデータをダウンロードし、当該ウェブページを表示部140に表示させる(ステップSa3)。また、ウェブページを表示させたら、制御部110は、当該ウェブページに対応するリンクの使用回数を表す値を「1」だけ増加させる(ステップSa4)。ステップSa4において記録される値のことを、以下においては「計数値」という。この計数値は、第1のブックマークに登録されたリンク毎に計数され、当該リンクを使用した日時とともにアクセス履歴として記憶部120に記憶される。
【0048】
図8は、第2のブックマークを表示するときに実行される処理を示すフローチャートである。本処理において、制御部110は、第2のブックマークを表示させる要求を受け付ける(ステップSb1)。この要求は、例えば、ユーザの操作に基づいて発生する。次に、制御部110は、第1のブックマークに登録されている各リンクに対応する計数値を、記憶部120からそれぞれ読み出して取得する(ステップSb2)。
【0049】
そして、制御部110は、第1のブックマークに登録されている各リンクについて、計数値に基づいて評価値を算出する(ステップSb3)。評価値は、計数値をn、係数をcとしたとき、以下の(1)式のVによって表される。
V=cn …(1)
【0050】
ここにおいて、係数cは、アクセス履歴として記憶されたリンクの使用時期に応じて変化する値である。例えば、係数cは、ステップSb1の要求を受け付けた日時と、当該リンクが最後に使用された日時とに基づいて、次のように重み付けを与える。
リンクが最後に使用された日が当日〜5日前の場合 :c=1.0
リンクが最後に使用された日が6日〜15日前の場合:c=0.7
リンクが最後に使用された日が16日〜1月前の場合:c=0.5
リンクが最後に使用された日が1月よりも前の場合 :c=0.3
【0051】
つまり、係数cは、リンクが直近に使用されていれば評価値を高くする一方、リンクを最後に使用してからの間隔が空いていれば評価値を低くするものである。このようにすることで、ユーザの直近の使用状況を評価値に反映させることが可能である。
なお、計数値に対する重み付けは、この例に限定されない。また、係数cは、常に「1」、すなわち、計数値に対する重み付けを行わず、評価値が計数値と同値になるようにしてもよい。
【0052】
制御部110は、各リンクについて評価値を算出したら、評価値が高いリンクを所定の件数抽出する(ステップSb4)。リンクの抽出件数は、少なくとも1つ以上であり、情報処理装置100の画面のサイズなどに応じて適宜に定められればよいが、例えば5件程度である。そして、制御部110は、抽出したリンクを第2のブックマークとして表示部140に表示させる(ステップSb5)。ステップSb5において、制御部110は、例えば、抽出したリンクを評価値が高い順(すなわち降順)に表示させる。すなわち、制御部110は、使用時期が近いリンクや使用回数が多いリンクがより上位に表示されるようにリンクを表示する。
【0053】
その後、制御部110は、第2のブックマークに含まれるいずれかのリンクが選択されたか否かを判断し(ステップSb6)、リンクが選択されたら、選択されたリンクに対応するウェブページのデータをダウンロードし、当該ウェブページを表示部140に表示させる(ステップSb7)。一方、いずれのリンクも選択されなければ、制御部110は、第2のブックマークに含まれるリンクに対応するウェブページを表示させることなく処理を終了する。
【0054】
なお、ステップSb2〜Sb4の処理は、第2のブックマークを表示させる要求を受け付けてから実行されるのではなく、あらかじめ実行されてもよい。すなわち、情報処理装置100は、あらかじめ評価値を算出してメモリや記憶部120に記憶しておき、第2のブックマークを表示させる要求を受け付けたらこれを読み出すように動作してもよい。
【0055】
以上のとおり、情報処理装置100によれば、ユーザが作成する第1のブックマークとは別に、ユーザによるリンクの使用状況に応じた第2のブックマークを使用することが可能になる。第2のブックマークは、第1のブックマークのリンクの中からさらに選ばれたリンクによって構成されるものである。
【0056】
例えば、一部のウェブブラウザには、ユーザがよくアクセスするウェブページのリンクを所定のタイミングで所定の件数表示する機能を有するものがある。本実施形態の第2のブックマークは、このような機能によって表示されるリンクに比べ、ユーザが表示されることを望まないリンクを表示対象から除外し、これを表示させないようにすることができるという利点がある。
【0057】
情報処理装置100は、その使い方によっては、他人に画面を見られる可能性がある。また、本実施形態の第2のブックマークのように、スタートページとして表示されるような画面であると、他人に不意に見られる可能性はさらに高まる。このような画面に、例えば、インターネットバンキングのウェブサイトのリンクが表示され、これを他人に見られた場合、その他人に自分が利用している金融機関を知られてしまうおそれがある。また、ほかにも、リンクのタイトル等が個人のプライバシーに関わる情報を含む場合などが考えられる。本実施形態によれば、このような秘匿すべき情報が意図せず他人に露見してしまうおそれを低減させることが可能である。
【0058】
また、情報処理装置100によれば、ユーザがリンクを自由に配置した第1のブックマークと、リンクの使用状況に応じて、ユーザの直接的な操作によらずに(いわば自動的に)表示対象が決められる第2のブックマークとを利用することが可能である。第1のブックマークは、ユーザの使い勝手に応じてリンクを配置できるという利便性を有する一方、第2のブックマークは、ユーザがよく使うリンクがひとりでに配置されるという別の利便性を有している。したがって、ユーザは、これらのブックマークを併用することで、これらが相補的に作用し、互いの利便性を阻害することなく双方の利便性を享受することができるようになる。
【0059】
これに対し、もし、第1のブックマークに相当するものが、ユーザの使用状況に応じて勝手に書き換えられてしまうと、ユーザの利便性をむしろ阻害する可能性がある。なぜならば、ブックマークは、一般に、ユーザが操作しやすいような表示順でリンクを配置しており、ユーザは、その使用を反復的に繰り返すことによって、所望のリンクを習慣的かつ無意識的に選択することができるようになっているからである。このようなブックマークのリンクの配置がユーザの明示的な同意なしに変更されてしまうと、ユーザは、慣れ親しんだブックマークの配置が突然変わってしまうため、誤操作をしたり素早い操作を行えなくなってしまったりするおそれがある。
【0060】
[2−2:第2実施形態]
本実施形態は、上述した第1実施形態と異なり、自装置に記憶されたアプリケーションプログラムやデータへのリンクの表示に特徴を有するものである。ただし、本実施形態を実現するための主たるハードウェア構成は、第1実施形態の情報処理装置100と同様であってよい。よって、本実施形態においては、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と重複する説明を適宜省略するものとする。また、本実施形態の説明は、第1実施形態と同一の符号を用いて行うものとする。
【0061】
本実施形態のリンクは、いわゆるソフトリンクである。ここにおいて、ソフトリンクとは、所定の記憶領域(ここでは、記憶部120)に記憶されたファイルやディレクトリを参照するための手段をいい、ショートカット、エイリアス、シンボリックリンクともいう。また、本実施形態のリンクは、外付けの記憶装置など、情報処理装置100からアクセス可能な外部の記憶装置がある場合、当該記憶装置に記憶されたファイルやディレクトリを参照するものであってもよい。
【0062】
図9は、本実施形態の表示画面を例示する図である。情報処理装置100は、第1の領域A1を表示領域に表示するとともに、これとは別に第2の領域A2を表示領域に表示する。第1の領域A1は、情報処理装置100にインストールされているアプリケーションプログラムのうち、ユーザがよく使用するアプリケーションプログラムのリンクを示すアイコンを配置するための領域である。なお、第1の領域A1にはフォルダが配置可能であってもよい。ここにおいて、フォルダとは、複数のリンクを1つのアイコンで示したものである。一方、第2の領域A2は、ユーザによって第1の領域A1に配置されたリンクのうち、ユーザの使用状況に応じた所定の条件を満たすリンクを表示する領域である。第1の領域A1は、本発明の第1のリストの一例に相当し、第2の領域A2は、本発明の第2のリストの一例に相当する。
【0063】
なお、第1の領域A1は、表示領域の1画面分ではなく、複数画面分であってもよい。
図10は、複数画面分の表示領域を有する場合の第1の領域A1を例示する図である。この例において、第1の領域A1は、第1面A11と、第2面A12と、第3面A13からなる。情報処理装置100は、例えば、第1面A11を表示しているときにユーザが画面を左方向にスクロールさせると、第2面A12を表示し、第1面A11を表示しているときにユーザが画面を右方向にスクロールさせると、第3面A13を表示する、というように各画面を表示する。このとき、情報処理装置100は、第2の領域A2についてはスクロールさせずに、表示領域に常に留まり続けるように表示してもよい。
【0064】
本実施形態のこのような表示制御は、OS(Operating System)によって実現されてもよいし、ランチャーと呼ばれるアプリケーションプログラムによって実現されてもよい。また、例えば、第1の領域A1の表示を制御するプログラムと第2の領域A2の表示を制御するプログラムとが別のプログラムになっていてもよい。
【0065】
なお、本実施形態における情報処理装置100の動作は、第1実施形態における動作と多くの点で共通する。ただし、本実施形態において、情報処理装置100は、ユーザによってアイコンが選択されると、ウェブページを表示すること(ステップSa3、Sb7)に代えて、当該アイコンに対応するアプリケーションプログラムを実行したり、当該アイコンに対応するデータを参照したりする。つまり、本実施形態におけるデータの「使用」とは、データを参照したり、当該データに対応するプログラムを起動したりすることをいう。また、情報処理装置100は、ユーザからの要求(ステップSb1)に応じて第2の領域A2を表示するのではなく、表示領域に第2の領域A2を常に表示してもよい。
【0066】
以上のとおり、本実施形態によれば、領域A1と領域A2のいずれにも、ユーザの意図しないアプリケーションプログラムのリンクを表示させないようにすることができる。これにより、ユーザは、使用していることを他人に知られたくないアプリケーションプログラムへのリンクが表示領域に不意に表示されないようにすることが可能である。
【0067】
また、
図10に示すように、第1の領域A1が複数の画面に分かれる場合において、いずれの画面が表示されているときにも第2の領域A2を表示し続けるようにすると、ユーザは、第1面A11〜第3面A13のいずれの画面を表示している場合であっても、自身がよく使用するアプリケーションプログラムへのリンクを素早く選択することが可能である。なぜならば、第2の領域A2に表示されているリンクが第1面A11〜第3面A13に分散して配置されている場合であっても、いずれのリンクも画面のスクロールをせずに選択することが可能だからである。
【0068】
なお、情報処理装置100は、第1実施形態及び第2実施形態の動作のいずれか一方のみを行うものであってもよいし、双方を行うものであってもよい。あるいは、第2実施形態におけるリンクにはハイパーリンクとソフトリンクが混在していてもよい。また、ブックマークやリンクの表示態様も、上述したものに限定されない。さらに、本実施形態のリンクも、第1実施形態のリンクと同様に、アイコンのタイトル(表示名)を編集できたり、配置を編集できたりしてもよい。
【0069】
[3:変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一態様である。本発明は、この実施形態に限定されることなく、以下の変形例に示す態様で実施することも可能である。なお、以下の変形例は、必要に応じて、各々を組み合わせて適用することも可能である。
【0070】
(変形例1)
上述した実施形態において、計数値は、リンクの使用状況を示す値である。しかし、本発明は、リンクの使用状況に代えて、当該リンクが示すデータの使用状況に基づいて計数値や評価値を算出するものであってもよい。例えば、上述した第1実施形態において、リンクが示すデータ(すなわちウェブページ)の使用回数といった場合には、当該リンクの使用回数に加え、当該リンクを使用せずに当該ウェブページにアクセスした回数も含まれる。つまり、この場合には、ウェブページのURLをユーザが直接入力した場合や、他のウェブページに記述されていたハイパーリンクを選択した場合であっても、計数値が増加することとなる。このようにすれば、ユーザがウェブページにアクセスした実際の回数に基づいて第2のリストに含まれるリンクが決まるため、ユーザのウェブページの閲覧の実態により即した第2のリストを得ることができる。
【0071】
(変形例2)
本発明において、第1のリスト及び第2のリストは、ともに表示されてもよいし、互いに別に表示されてもよい。ここにおいて、別に表示されるとは、例えば、互いを区別可能な表示態様で表示することや、互いを別の画面に表示すること(すなわち同じ画面に表示しないこと)を指す。
【0072】
(変形例3)
本発明において、第1のリストは、ユーザの操作に応じて編集可能である。情報処理装置100は、リンクをカテゴリ毎に分類して登録できる場合に、第2のリストへの表示対象から除外する所定のカテゴリを設け、当該カテゴリに分類されたリンク(以下「除外リンク」という。)については、その使用状況の如何によらずに第2のリストに登録しないようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは、リンクを特定のカテゴリに分類することによって、当該リンクを第1のリストに登録しつつ、第2のリストには登録されないようにすることができる。したがって、ユーザは、所定のリンクを第2のリストとして表示させないようにしつつ、これを第1のリストに登録することが可能である。なお、除外リンクを設定する設定手段は、この例に限らず、ユーザの操作に応じて特定のリンクを第2のリストへの表示対象から除外することができるものであればどのような構成であってもよい。
【0073】
(変形例4)
本発明に係る情報処理装置は、上述した情報処理装置100に限定されない。本発明に係る情報処理装置は、手持ち型のゲーム機である必要はなく、例えば、据置型のゲーム機であってもよいし、ゲーム機以外のスマートフォン、タブレット端末、携帯型の音楽プレーヤなどであってもよい。また、本発明に係る情報処理装置は、必ずしも通信手段を要しない。
【0074】
また、本発明に係る情報処理装置は、表示手段を備えていなくてもよい。すなわち、本発明に係る情報処理装置は、表示手段を有する表示装置を別途備える場合において、その表示装置による表示を制御するための表示制御装置として構成されてもよい。例えば、本発明に係る情報処理装置は、テレビ受像機などの表示装置に接続され、このテレビ受像機の表示を制御するものであってもよい。このような構成の場合、表示装置に表示される画面を他人に見られる可能性はより増大するため、本発明の表示制御による効果がより期待できる。
【0075】
(変形例5)
本発明は、リンク管理装置や、これを備えた情報処理装置といった形態だけではなく、リンク管理装置に相当する構成を複数の装置に分散させて備えた表示システムの形態でも実施可能である。例えば、本発明に係る表示システムは、親機に相当する第1の装置と、子機に相当し、当該第1の装置に有線又は無線で接続される第2の装置との協働によって実現されてもよい。ここにおいて、第1の装置は、パーソナルコンピュータや家庭用のゲーム機であり、第2の装置は、第1の装置と通信可能なリモートコントローラやタブレット端末であってもよい。
【0076】
あるいは、本発明に係る表示システムは、表示手段を備える表示装置と、インターネットなどのネットワークを介して当該表示装置にアクセス可能な制御装置とを備え、これらの装置が協働することによって、本発明に係る情報処理装置の機能を実現するように構成されていてもよい。例えば、本発明は、リンクがウェブページのリンクである場合に、特定手段や第2の登録手段に相当する構成を外部の制御装置(サーバ装置など)が備えてもよい。この場合、表示装置は、第1の登録手段を備えるとともに、第1の登録手段による登録結果(すなわち第1のリスト)を制御装置に送信する。制御装置は、特定手段や第2の登録手段に加え、表示装置におけるウェブページのアクセス履歴を記録する機能を有する。このようにすれば、制御装置は、第1のリストとアクセス履歴とに基づいて使用状況を特定し、第2のリストに登録されるべきリンクを特定することが可能である。
【0077】
また、本発明は、このような情報処理装置や表示システムの形態だけでなく、第1のリストに相当するリンクと第2のリストに相当するリンクとを表示し、ユーザによって選択されたリンクに応じた処理を実行する方法や、かかる方法を実現するための情報処理プログラムといった形態での実施も可能である。さらに、本発明に係る情報処理プログラムは、光ディスクや半導体メモリなどの記録媒体に記録された形態での提供や、インターネットなどのネットワークを介して情報処理装置にダウンロードさせる形態での提供も可能である。