【実施例】
【0053】
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、配合量は全量に対する質量%を表す。また、下記の実施例及び比較例で使用した疎水変性ポリエーテルウレタンは「アデカノールGT−700(株式会社ADEKA製)である。
【0054】
下記の表1〜6に示す処方の組成物(実施例及び比較例)について、「外観」、「ぷるぷる感」、「乳化粒子径」、「粘度」、及び「50℃増粘性」の評価を行った。各評価項目の評価方法及び評価基準は以下の通りである。
【0055】
<外観>
各例の組成物を目視で観察し、「透明」「半透明」、「わずかに白濁」及び「白濁」に分類した。
【0056】
<ぷるぷる感>
専門パネル(女性10名)に各例の組成物を使用してもらい、ぷるぷるとした独特の感触について、下記の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
A:9名以上が「ぷるぷるとした独特の触感がある」と回答した。
B:7〜8名が「ぷるぷるとした独特の触感がある」と回答した。
C:5〜6名が「ぷるぷるとした独特の触感がある」と回答した。
D:3〜4名が「ぷるぷるとした独特の触感がある」と回答した。
E:2名以下が「ぷるぷるとした独特の触感がある」と回答した。
【0057】
<乳化粒子径>
乳化粒子径測定は、Zeta sizer nano(Malvern社製)を用いて行った。測定は25℃で行った。
<粘度測定>
粘度測定は、レオメーターMCR300(Anton Paar社製)を用い、せん断速度1s
−1および10s
−1の条件で1分間測定したデータを用いた。測定は25℃で行った。
50℃増粘性は、各例の組成物の1%ひずみ下における動的粘弾性挙動の温度依存性を測定し(10℃〜60℃、1℃/min)、50℃におけるtanδ値より以下のように評価した。
A: tanδ<0.4
B:0.4≦tanδ<0.6
C:0.6≦tanδ<0.8
D:0.8≦tanδ<1
E:1≦tanδ
【0058】
【表1】
【0059】
製造方法:
5)〜7)を80℃で撹拌混合加熱溶解した混合物を、1)〜4)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った(高圧乳化装置としては、Nanomizer markII(吉田機械興業株式会社製)及びホモゲナイザーH−20型(三和エンジニアリング株式会社製)を用いた)。
比較例1は高圧乳化物を14)〜16)の混合物で希釈した。
比較例2は、疎水変性ポリエーテルウレタンを水に溶解して水溶液とした。
実施例1および比較例3、比較例5〜7は、高圧乳化物を一定量の15)〜17)の混合物で希釈した後、疎水変性ポルエーテルウレタン又は各増粘剤の水溶液にて増粘させた。
比較例4は、高圧乳化物を一定量の15)〜17)の混合物で希釈した後、9)を13)にて中和した混合物にて増粘させた。
【0060】
表1から明らかなように、平均粒子径150nm以下の水中油型乳化物であって疎水変性ポリエーテルウレタン及び他の増粘剤を含まない比較例1は非常に低粘度でありぷるぷるとした触感は与えない。また、1質量%の疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液である比較例2は、或る程度の粘性を持ち、不十分ではあるがぷるぷるとした触感を与えるが、50℃での粘度低下が著しい。これらに対して、平均粒子径150nm以下の水中油型乳化物を1質量%の疎水変性ポリエーテルウレタンで増粘した実施例1の組成物は、比較例1及び2に比較して粘度が相乗的に上昇しており、ぷるぷるとした触感を与えるのみならず、50℃における粘度低下が見られなかった。しかし、実施例1の疎水変性ポリエーテルウレタンの一部又は全部を他の増粘剤に置換した比較例3〜7では、外観透明度が低下し、さらに十分な粘度が得られずにぷるぷる感が失われ、さらに50℃における粘度低下が確認される例も多かった。
【0061】
【表2】
【0062】
表2に示した結果では、疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液における配合量を2質量%に増加することによりぷるぷる感が得られるが、50℃における粘度低下が見られる(比較例8)。特許文献1〜3で示唆されているように、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子や増粘剤ミクロゲルを配合することによって50℃における粘度低下は防止できるが、単に水溶性高分子を添加したのみではぷるぷる感は得られず(比較例9〜10、13〜14)、増粘剤ミクロゲルの添加によってぷるぷる感は得られるものの、乳化粒子が共存する系ではぷるぷる感が損なわれる(比較例11、12及び3)。
【0063】
【表3】
【0064】
製造方法:
実施例2〜4は実施例1と同様にして調製した。ただし、高圧乳化を実施する回数を変えて粒子径を変化させた。
比較例15は、5)〜7)を80℃で加熱溶解した混合物を、1)〜4)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、ホモミキサーにて9000rpmで1分間処理した後、急冷し、8)〜12)の混合物を添加した。
【0065】
表3に示した結果から、組成物を構成する水中油型乳化物の油滴の平均粒子径が150nm以下であると、疎水変性ポリエーテルウレタンで増粘することによって相乗的な増粘効果が得られ、ぷるぷるした感触のジェルとなる。このジェルは50℃においても粘度低下を生じない(実施例1〜4)。
一方、乳化油滴の粒子径が150nmを超えている比較例15では、両親媒性物質−界面活性剤−水系からなるゲルの積層構造による増粘、クリーム化は確認されたが、本発明で与えられる相乗効果による増粘効果、およびぷるぷるした独特の触感は得られない。
【0066】
【表4】
【0067】
製造方法:
実施例1と同様に、5)〜7)を80℃で加熱溶解した混合物を、1)〜4)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。その後、高圧乳化物を一定量の10)〜12)の混合物で希釈した後、疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液にて増粘させた。
【0068】
表4に示されるように、実施例5〜10に配合した油分量の範囲(0.67〜8質量%)においてぷるぷるした触感及び高温粘度安定性が達成できた。即ち、実施例5であっても実用上は特に問題は生じないが、例えば、高温での粘度低下をより抑制する場合は、油分配合量を1質量%以上とすればよい。
【0069】
【表5】
【0070】
製造方法:
実施例1と同様に、5)〜7)を80℃で加熱溶解した混合物を、1)〜4)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。その後、高圧乳化物を一定量の10)〜12)の混合物で希釈した後、疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液にて増粘させた。
【0071】
表5に示されるように、実施例11〜15に配合した疎水変性ポリエーテルウレタンの配合量範囲(0.6〜2.0質量%)においてぷるぷるした触感及び高温粘度安定性が達成できた。
【0072】
【表6】
【0073】
製造方法:
5)〜11)のうち該当する成分を80℃で加熱溶解撹拌混合した混合物を、1)〜4)のうち該当する成分を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った(高圧乳化装置は上記の通り)。次いで、高圧乳化物を一定量の14)〜15)の混合物で希釈した後、疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液にて増粘させた。
【0074】
表6に示した結果から、本発明の組成物を構成する水中油型乳化物で使用される界面活性剤及び油分の種類を変更しても本発明が意図するぷるぷるした感触及び高温での粘度安定性が達成されることが示された。
【0075】
図1は、温度を変化させたときの周波数1Hz、ひずみ1%における貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G”)の値を温度に対してプロットしたグラフである。
比較例8は40℃付近でG’とG”の大きさが逆転してゲルからゾルに転移すると解される。比較例15も50℃〜60℃の間にゲルからゾルへの転移点が見られる。これらに対して本発明に係る実施例1では60℃においてもG’がG”より大きく、高温でもゲル状態が維持されていることが裏付けられた。
【0076】
以下に、本発明の弾力ジェル状組成物を基剤とする化粧料の処方例を挙げるが、これらの例示に限定されるものではない。なお、以下の処方例に記載した化粧料は、本発明の増粘ジェル状組成物に基づくぷるぷるとした触感及び高温での粘度安定性を備えていた。
【0077】
(実施例23)美容液
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.6
3) ジプロピレングリコール 4.7
4) グリセリン 8
5) ベヘニルアルコール 0・7
6) ステアリルアルコール 0.6
7) セトステアリルアルコール 0.6
8) 水添ポリデセン 4
9) テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2
10)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 0.2
11)ワセリン 0.5
12)ジメチルポリシロキサン 1
13)香料 適量
14)(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
15)精製水 残量
【0078】
<製法>
5)〜13)を80℃で加熱溶解した混合物を、1)〜4)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。その後、高圧乳化物を疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液にて増粘させた。
【0079】
(実施例24) ジェルクリーム
処方
1) 精製水 適量
2) ジプロピレングリコール 6
3) アルキルカルボキシ変性トリシロキサン 1
4) モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 2.1
5) トリエタノールアミン 0.4
6) ベヘニルアルコール 1.5
7) ジメチルポリシロキサン 0.6
8) 水添ポリデセン 3
9) 香料 適量
10)(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
11)精製水 残量
【0080】
<製法>
3)〜9)を80℃で加熱溶解した混合物を、1)〜2)を75℃に加熱したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。その後、高圧乳化物を疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液にて増粘させた。
【0081】
(実施例25)マッサージジェル
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.6
3) ジプロピレングリコール 4.7
4) グリセリン 8
5) ポリエチレングリコール400 0.2
6) クエン酸 0.01
7) クエン酸ナトリウム 0.04
8) ベヘニルアルコール 0・7
9) ステアリルアルコール 0.6
10)セトステアリルアルコール 0.6
11)水添ポリデセン 4
12)メドウフォーム油 2
13)メトキシケイ皮酸オクチル 3
14)ワセリン 0.5
15)ジメチルポリシロキサン 1
16)香料 0.05
17)(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
18)精製水 残量
【0082】
<製法>
8)〜16)を80℃で加熱溶解した混合物を、1)〜7)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。その後、高圧乳化物を疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液にて増粘させた。
【0083】
(実施例26)ヘアクリーム
処方
1) 精製水 適量
2) 塩化アルキルトリメチルアンモニウムクロライド 0.6
3) ジプロピレングリコール 3
4) グリセリン 1.2
5) ベヘニルアルコール 1
6) ステアリルアルコール 0.5
7) セトステアリルアルコール 0.5
8) 水添ポリデセン 3
9) ジメチルポリシロキサン 3
10)ワセリン 1
11)香料 適量
12)(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
13)カチオン化セルロース 0.5
14)精製水 残量
【0084】
<製法>
5)〜11)を80℃で加熱溶解した混合物を、1)〜4)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。その後、高圧乳化物を一定量の疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液にて増粘させ、さらにカチオン化セルロース水溶液を加えた。
【0085】
(実施例27)ヘアジェル
処方
1) 精製水 適量
2) 塩化アルキルトリメチルアンモニウムクロライド 0.6
3) ジプロピレングリコール 3
4) 1,3−ブチレングリコール 2
5) グリセリン 1.2
6) エタノール 5
7) ステアリルアルコール 0.5
8) ベヘニルアルコール 0.5
9) 水添ポリデセン 3
10)ジメチルポリシロキサン 3
11)香料 適量
12)(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
13)精製水 残量
【0086】
<製法>
7)〜11)を80℃で加熱溶解した混合物を、1)〜6)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。その後、高圧乳化物を疎水変性ポリエーテルウレタン水溶液にて増粘させた
【0087】
(実施例28)マスカラ
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 2.6
3) ベヘニルアルコール 4.3
4) ステアリルアルコール 4.3
5) 軽質イソパラフィン 6
6) ジメチルポリシロキサン 1
7) デカメチルシクロペンタシロキサン 5
8) トリメチルシロキシケイ酸 5
9) 精製水 残量
10)(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
11)メチルポリシロキサンエマルション 適量
12)イソプロパノール 3
13)1,3−ブチレングリコール 6
14)炭酸水素ナトリウム 0.01
15)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
16)アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
17)パラオキシ安息香酸エステル 適量
18)フェノキシエタノール 0.3
19)黒酸化鉄 8
20)ポリビニルアルコール 4
21)アクリル酸アルキル共重合体エマルション 12
22)ポリ酢酸ビニルエマルション 12
23)ナイロンファイバー(1−2mm) 6
24)無水ケイ酸 0.5
25)酸化チタン 1
26)香料 適量
【0088】
<製法>
3)〜8)を80℃で撹拌混合した混合物を、1)〜2)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。高圧乳化物を一定量の9)〜10)の混合物で希釈した後、11)〜26)を混合させた。
高圧乳化には、Nanomizer markII(吉田機械興業株式会社製)を用い、攪拌混合には、ホモゲナイザーH−20型(三和エンジニアリング株式会社製)を用いた。
【0089】
(実施例29)マスカラ
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 2.3
3) ベヘニルアルコール 3.8
4) ステアリルアルコール 3.8
5) マイクロクリスタリンワックス 6
6) ショ糖脂肪酸エステル 9
7) 精製水 残量
8) (PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
9) メチルポリシロキサンエマルション 適量
10)イソプロパノール 3
11)バチルアルコール 1
12)ジプロピレングリコール 5
13)N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル) 0.1
14)イソブチレン・マレイン酸ナトリウム共重合体液 0.1
15)雲母チタン 1
16)炭酸水素ナトリウム 0.1
17)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
18)パラオキシ安息香酸エステル 適量
19)デヒドロ酢酸ナトリウム 適量
20)フェノキシエタノール 適量
21)黒酸化鉄 10
22)海藻エキス 0.1
23)ケイ酸アルミニウムマグネシウム 0.1
24)ポリアクリル酸アルキルエマルション 5
25)ポリビニルアルコール 0.5
26)ポリ酢酸ビニルエマルション 7
27)無水ケイ酸 0.5
28)酸化チタン 0.1
【0090】
<製法>
3)〜6)を90℃で撹拌混合した混合物を、1)〜2)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。高圧乳化物を一定量の7)〜8)の混合物で希釈した後、9)〜28)を混合させた。
高圧乳化には、Nanomizer markII(吉田機械興業株式会社製)を用い、攪拌混合には、ホモゲナイザーH−20型(三和エンジニアリング株式会社製)を用いた。
【0091】
(実施例30)マスカラ下地
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 3.3
3) ベヘニルアルコール 5.5
4) ステアリルアルコール 5.5
5) マイクロクリスタリンワックス 10
6) サラシミツロウ 10
7) 重質流動イソパラフィン 2
8) 精製水 残量
9) (PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
10)メチルポリシロキサンエマルション 適量
11)イソプロパノール 3
12)1,3−ブチレングリコール 7
13)イソブチレン・マレイン酸ナトリウム共重合体液 0.1
14)タルク 1
15)パラオキシ安息香酸エステル 適量
16)海藻エキス 0.1
17)アクリル酸アルキル共重合体エマルション 22
18)ポリビニルアルコール 2
19)ナイロンファイバー(1−2mm) 5
【0092】
<製法>
3)〜7)を90℃で撹拌混合した混合物を、1)〜2)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。高圧乳化物を一定量の8)〜9)の混合物で希釈した後、10)〜19)を混合させた。
高圧乳化には、Nanomizer markII(吉田機械興業株式会社製)を用い、攪拌混合には、ホモゲナイザーH−20型(三和エンジニアリング株式会社製)を用いた。
【0093】
(実施例31)アイライナー
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.8
3) ベヘニルアルコール 1.3
4) ステアリルアルコール 1.3
5) 流動パラフィン 5
6) 精製水 残量
7) (PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
8) メチルポリシロキサンエマルション 適量
9) グリセリン 3
10)1,3−ブチレングリコール 5
11)イソブチレン・マレイン酸ナトリウム共重合体液 1
12)酸化チタン 適量
13)板状硫酸バリウム 適量
14)カオリン 8
15)黒酸化鉄被覆雲母チタン(パール剤) 3
16)黒酸化鉄 9
17)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
18)パラオキシ安息香酸エステル 適量
19)アクリル酸アルキル共重合体エマルション 7
【0094】
<製法>
3)〜5)を80℃で撹拌混合した混合物を、1)〜2)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。高圧乳化物を一定量の6)〜7)の混合物で希釈した後、8)〜19)を混合させた。
高圧乳化には、Nanomizer markII(吉田機械興業株式会社製)を用い、攪拌混合には、ホモゲナイザーH−20型(三和エンジニアリング株式会社製)を用いた。
【0095】
(実施例32)メーキャップリムーバー
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 3.9
3) ベヘニルアルコール 6.5
4) ステアリルアルコール 6.5
5) デカメチルシクロペンタシロキサン 25
6) ホホバ油 0.1
7) 米胚芽油 0.1
8) ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 10
9) 2−エチルヘキサン酸セチル 3
10)精製水 残量
11)(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
12)1,3−ブチレングリコール 10
13)水酸化カリウム 0.1
14)ローヤルゼリーエキス 0.1
15)パラオキシ安息香酸エステル 適量
16)エデト酸3ナトリウム 0.1
【0096】
<製法>
3)〜9)を80℃で撹拌混合した混合物を、1)〜2)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。高圧乳化物を一定量の10)〜11)の混合物で希釈した後、12)〜16)を混合させた。
高圧乳化には、Nanomizer markII(吉田機械興業株式会社製)を用い、攪拌混合には、ホモゲナイザーH−20型(三和エンジニアリング株式会社製)を用いた。
【0097】
(実施例33)アイシャドー
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 3.2
3) ベヘニルアルコール 5.3
4) ステアリルアルコール 5.3
5) デカメチルシクロペンタシロキサン 16
6) メチルフェニルポリシロキサン 0.5
7) トリメチルシロキシケイ酸 4.5
8) 精製水 残量
9) (PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
10)メチルポリシロキサンエマルション 4.5
11)1,3−ブチレングリコール 5
12)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
13)パラオキシ安息香酸エステル 適量
14)フェノキシエタノール 0.2
15)無水ケイ酸 1.5
16)酸化チタン 1.7
17)ベンガラ 1
18)マイカ 9
19)香料 適量
【0098】
<製法>
3)〜7)を80℃で撹拌混合した混合物を、1)〜2)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。高圧乳化物を一定量の8)〜9)の混合物で希釈した後、10)〜19)を混合させた。
高圧乳化には、Nanomizer markII(吉田機械興業株式会社製)を用い、攪拌混合には、ホモゲナイザーH−20型(三和エンジニアリング株式会社製)を用いた。
【0099】
(実施例34)リキッドルージュ
処方
1) 精製水 適量
2) ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 3.2
3) ベヘニルアルコール 5.3
4) ステアリルアルコール 5.3
5) 水添ポリデセン 21
6) 精製水 残量
7) (PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 1
8) アクリル酸アルキル共重合体エマルション 12
9) 1,3−ブチレングリコール 5
10)酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
11)パラオキシ安息香酸エステル 適量
12)フェノキシエタノール 0.2
13)アシッドフクシン 0.1
14)香料 適量
【0100】
<製法>
3)〜5)を80℃で撹拌混合した混合物を、1)〜2)を75℃で加熱溶解したものに撹拌しながら混合し、100MPa程度の圧力下で高圧乳化を行った。高圧乳化物を一定量の6)〜7)の混合物で希釈した後、8)〜14)を混合させた。
高圧乳化には、Nanomizer markII(吉田機械興業株式会社製)を用い、攪拌混合には、ホモゲナイザーH−20型(三和エンジニアリング株式会社製)を用いた。