特許第6114317号(P6114317)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6114317TORキナーゼ阻害剤の組合せ療法を用いて、非小細胞肺がんを処置する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6114317
(24)【登録日】2017年3月24日
(45)【発行日】2017年4月12日
(54)【発明の名称】TORキナーゼ阻害剤の組合せ療法を用いて、非小細胞肺がんを処置する方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/4985 20060101AFI20170403BHJP
   A61K 31/517 20060101ALI20170403BHJP
   A61K 31/53 20060101ALI20170403BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20170403BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20170403BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20170403BHJP
【FI】
   A61K31/4985ZMD
   A61K31/517
   A61K31/53
   A61P43/00 121
   A61P35/00
   A61P11/00
【請求項の数】9
【全頁数】117
(21)【出願番号】特願2014-558843(P2014-558843)
(86)(22)【出願日】2013年2月22日
(65)【公表番号】特表2015-508103(P2015-508103A)
(43)【公表日】2015年3月16日
(86)【国際出願番号】US2013027235
(87)【国際公開番号】WO2013126636
(87)【国際公開日】20130829
【審査請求日】2016年1月22日
(31)【優先権主張番号】61/716,424
(32)【優先日】2012年10月19日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/603,012
(32)【優先日】2012年2月24日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/725,805
(32)【優先日】2012年11月13日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514235008
【氏名又は名称】シグナル ファーマシューティカルズ,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】シュ,スイチャン
(72)【発明者】
【氏名】ヘイゲ,クリステン,マエ
(72)【発明者】
【氏名】トラン,タム,ミン
【審査官】 菊池 美香
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2011/097333(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/093435(WO,A1)
【文献】 Mol Cancer Ther, 2006, 5(11), p.2676-2684
【文献】 V PAPADIMITRAKOPOULOU,A PHASE 1/2 STUDY INVESTIGATING THE COMBINATION OF RAD001 R (EVEROLIMUS) 以下省略,JOURNAL OF CLINICAL ONCOLOGY [ONLINE],2008年 5月 1日,V26 N15S 8051,URL,http://meeting.ascopubs.org/cgi/content/abstract/26/15_suppl/8051?sid=cc154dcb-de92-4731-96f4-b811b44eb4a5
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 31/4985
A61K 31/517
A61K 31/53
A61P 11/00
A61P 35/00
A61P 43/00
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
進行性の非小細胞肺がんを処置するための薬学的組成物の製造における、7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体の使用であって、
上記薬学的組成物は、進行性の非小細胞肺がんにかかっている患者に、有効量の7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体を、有効量のエルロチニブまたはアザシチジンと組み合わせて投与するために用いられる、使用。
【請求項2】
上記薬学的組成物は、進行性の非小細胞肺がんにかかっている患者に、有効量の7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体を、有効量のエルロチニブと組み合わせて投与するために用いられる、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
上記アザシチジンは経口のアザシチジンである、請求項1に記載の使用。
【請求項4】
Response Evaluation Criteria in Solid Tumors(RECIST 1.1)の完全奏効、部分奏効または安定を、進行性の非小細胞がんにかかっている患者において達成するための薬学的組成物の製造における、7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体の使用であって、
上記薬学的組成物は、有効量の7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体を、有効量のエルロチニブまたはアザシチジンと組み合わせて、上記患者に投与するために用いられる、使用。
【請求項5】
上記薬学的組成物は、進行性の非小細胞肺がんにかかっている患者に、有効量の7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体を、有効量のエルロチニブと組み合わせて投与するために用いられる、請求項4に記載の使用。
【請求項6】
上記アザシチジンは経口のアザシチジンである、請求項4に記載の使用。
【請求項7】
非小細胞肺がんにかかっている患者の腫瘍の増悪なしに、生存期間を延長させるための薬学的組成物の製造における、7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体の使用であって、
上記薬学的組成物は、有効量の7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体を、有効量のエルロチニブまたはアザシチジンと組み合わせて、上記患者に投与するために用いられる、使用。
【請求項8】
上記薬学的組成物は、進行性の非小細胞肺がんにかかっている患者に、有効量の7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、またはその薬学的に受容可能な塩、立体異性体もしくは互変異性体を、有効量のエルロチニブと組み合わせて投与するために用いられる、請求項7に記載の使用。
【請求項9】
上記アザシチジンは経口のアザシチジンである、請求項7に記載の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、米国仮出願第61/603,012号(出願日:2012年2月24日)の利益を主張し、米国仮出願第61/716,424号(出願日:2012年10月19日)の利益を主張し、米国仮出願第61/725,805号(出願日:2012年11月13日)の利益を主張する。参照によってそれらの全体の内容は、本明細書に援用される。
【0002】
本明細書に示されているのは、進行性の非小細胞肺がんを、処置する方法または予防する方法である。当該方法は、進行性の非小細胞肺がんにかかっている患者に、有効量のTORキナーゼ阻害剤、ならびに有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物を投与することを包含している。
【背景技術】
【0003】
タンパク質の異常なリン酸化と疾患の原因または予後との関連性は、20年以上にわたって知られている。したがって、プロテインキナーゼは、薬剤標的の非常に重要な一群になっている(Cohen, Nature, 1:309-315 (2002)参照)。種々のプロテインキナーゼ阻害剤は、広範な疾患(例えば、がんおよび慢性の炎症性疾患)(糖尿病および卒中が挙げられる)の処置において臨床的に使用されている(Cohen, Eur. J. Biochem., 268:5001-5010 (2001), Protein Kinase Inhibitors for the Treatment of Disease: The Promise and the Problems, Handbook of Experimental Pharmacology, Springer Berlin Heidelberg, 167 (2005)参照)。
【0004】
プロテインキナーゼは、タンパク質のリン酸化を触媒し、細胞性のシグナル伝達において重要な役割を果たす酵素の、多様性のある大きなファミリーである。プロテインキナーゼは、それらの標的タンパク質に応じて、正または負の制御作用を及ぼし得る。プロテインキナーゼは、細胞機能(例えば、これらに限定されないが、代謝、細胞周期の進行、細胞接着、脈管機能、アポトーシスおよび血管形成)を制御する特定のシグナル経路に関与している。細胞性シグナル伝達の多機能性は、多くの疾患と関連付けられている。最も特徴づけられている疾患としては、がんおよび糖尿病が挙げられる。サイトカインによるシグナル伝達の制御、ならびにプロトオンコジーンおよび腫瘍抑制遺伝子とシグナル分子との関連性は、十分に証明されている。同じく、糖尿病および関連する障害とプロテインキナーゼの脱制御下におけるレベルとの間の関連性が証明されている(例えば、Sridhar etal. Pharmaceutical Research, 17(11):1345-1353 (2000)参照)。また、ウイルス感染およびそれらと関連する障害は、プロテインキナーゼの制御と関連付けられている(Parket al. Cell 101 (7): 777-787 (2000))。
【0005】
プロテインキナーゼは、ほとんどすべての細胞過程(代謝、細胞増殖、細胞分化および細胞生存が挙げられる)を制御するので、それらは、種々の疾患状態のための治療処置にとっての興味深い標的である。例えば、プロテインキナーゼが中心的な役割を果たしている細胞周期の制御および血管形成は、種々の疾患状態(例えば、これらに限定されないが、炎症性疾患、異常な血管形成およびそれと関連する疾患、アテローム性動脈硬化症、黄斑変性症、糖尿病、肥満症ならびに疼痛)と関連付けられる細胞過程である。
【0006】
プロテインキナーゼは、がんの処置にとっての興味深い標的になっている(Fabbro et al., Pharmacology & Therapeutics 93:79-98 (2002))。ヒトの悪性腫瘍の進行におけるプロテインキナーゼの関与は、(1)ゲノムの再編成(例えば、慢性の骨髄性白血病におけるBCR−ABL)、(2)構成的に活性なキナーゼ活性をもたらす変異(例えば、急性の骨髄性白血病および胃腸管系の腫瘍)、(3)例えば腫瘍形成性RASをともなう腫瘍における、オンコジーンの活性化または腫瘍抑制機能の低下によるキナーゼ活性の脱制御、(4)EGFRの場合のような過剰発現によるキナーゼ活性の脱制御、ならびに(5)腫瘍性の表現型の発生および維持の原因になり得る成長因子の異所的な発現によって生じ得ると提唱されている(Fabbro et al., Pharmacology & Therapeutics 93:79-98 (2002))。
【0007】
複雑なプロテインキナーゼ経路、ならびに種々のプロテインキナーゼとキナーゼ経路との間の複雑な関連性および相互作用の解明は、複数のキナーゼまたは複数のキナーゼ経路に対する有益な活性を有している、プロテインキナーゼの修飾物質、制御物質または阻害剤として作用し得る医薬品の開発の重要性を示している。したがって、新たなキナーゼ修飾物質に対する必要性が残っている。
【0008】
mTORと命名されたタンパク質(ラパマイシンの哺乳類の標的、FRAP、RAFT1またはRAPT1とも呼ばれる)は、2549アミノ酸のSer/Thrプロテインキナーゼであり、細胞の成長および増殖を制御するmTOR/PI3K/Akt経路における最も重要なタンパク質の1つと示されている(Georgakis and Younes Expert Rev. Anticancer Ther. 6(1):131-140 (2006))。mTORは、2つの複合体、mTORC1およびmTORC2のなかに存在している。mTORC1はラパマイシン類似物(例えば、テムシロリムスまたはエベロリムス)に感受性であり、mTORC2はラパマイシンに感受性をほとんど示さない。特に、ラパマイシンはTORキナーゼ阻害剤ではない。種々のmTOR阻害剤は、がんの処置のための臨床試験において試験されているか、または試験中である。テムシロリムスは、腎細胞がんにおける使用について2007年に認可され、シロリムスは、腎移植の拒絶反応の予防のために1999年に認可された。エベロリムスは、血管内皮細胞成長因子受容体阻害剤に対して悪化している腎細胞がん患者用に2009年に認可され、外科的切除を希望しない治療を要する患者における結節硬化症と関連する表皮下巨細胞星状腫(SEGA)について2010年に認可され、切除不可能な疾患、局所的に悪化した疾患または転移性の疾患を有している患者における膵臓原発性の進行性神経内分泌腫瘍(PNET)について2011年に認可された。mTORC1複合体およびmTORC2複合体の両方を阻害するTORキナーゼ阻害剤に対する必要性が、依然として存在する。
【0009】
本明細書の背景技術の項目における任意の参考文献の引用または特定は、当該参考文献が本願に対する先行技術であるという自認とみなされるべきではない。
【発明の概要】
【0010】
本明細書に示されているのは、進行性の非小細胞肺がんを、処置する方法または予防する方法である。当該方法は、進行性の非小細胞肺がんにかかっている患者に、有効量のTORキナーゼ阻害剤、ならびに有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物を投与することを包含している。
【0011】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、Response Evaluation Criteria in Solid Tumors(例えば、RECIST 1.1)の完全奏効、部分奏効または安定を、進行性の非小細胞がんにかかっている患者において達成する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、上記患者に投与することを包含している。
【0012】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、非小細胞肺がんにかかっている患者の腫瘍の増悪なしに、生存期間を延長させる方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、上記患者に投与することを包含している。
【0013】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、上記TORキナーゼ阻害剤は、本明細書に示されているような化合物である。
【0014】
本実施形態は、非限定的な実施形態を例示することを目的としている詳細な説明および実施例への参照によって、より十分に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、化合物1および5−アザシチジンについてのH1755細胞に関する生存度の用量反応曲線およびアイソボログラム、ならびに2つの組合せ比率の組合せ処置に見られる相乗効果を示している。
図2図1は、化合物1およびエルロチニブについてのH1755細胞に関する生存度の用量反応曲線およびアイソボログラム、ならびに2つの組合せ比率の組合せ処置に見られる相乗効果を示している。
図3図3は、添加の順序および比率の、CI値に対する影響(A)、アザシチジンおよび化合物1の異なる比率がSeqM2添加におけるCI値に大きく影響しないこと(B)を示している。添加の3つの順序のそれぞれに基づくすべての組合せのCI値は、t検定によって比較された。Sim:両方の化合物の同時添加;SeqM1:1番目の化合物1の後におけるアザシチジンの添加;SeqM2:1番目のアザシチジンの後における化合物1の添加。
図4図4は、添加の順序が、化合物1およびエルロチニブの組合せについてのCI値に影響しないこと(A)、化合物1およびエルロチニブの異なる比率がCI値に大きく影響すること(B)を示している。添加の3つの順序のそれぞれに基づくすべての組合せのCI値は、t検定によって比較された。Sim:両方の化合物の同時添加;SeqM1:1番目の化合物1の後におけるアザシチジンの添加;SeqM2:1番目のアザシチジンの後における化合物1の添加。
図5図5A〜Dは、種々の細胞株における化合物1と組み合わせたエルロチニブ処理の、種々の濃度における組合せの指標を示している。図1Aは、A549細胞株における組合せの指標を示している。図1Bは、H1975細胞株における組合せの指標を示している。図1Cは、HCC95細胞株における組合せの指標を示している。図1Dは、H1650細胞株における組合せの指標を示している。
図6図6は、エルロチニブ、化合物1またはこれらの組合せを用いて処理されたA549細胞株における組合せの指標を示している。
図7図7AおよびBは、ウェスタンブロッティングを用いたバイオマーカーの分析を示している。細胞を、エルロチニブ、化合物1またはそれらの組合せを用いて、1日または3日にわたって処理した。細胞溶解物を作製し、30μgのタンパク質をSDS−PAGEおよびウェスタンブロッティングに供した。細胞株A549およびH1975についてのデータは、図7Aに示されている。細胞株H1650およびHCC95についてのデータは、図7Bに示されている。
図8図8は、単剤としてか、または組み合わせて経口投与されたときの、化合物1またはエルロチニブの、A549異種移植片における抗腫瘍活性を示している。
図9図9は、単剤としてか、または組み合わせて経口投与されたときの、化合物1およびエルロチニブの、H1975異種移植片における抗腫瘍活性を示している。
【発明を実施するための形態】
【0016】
〔1 定義〕
「アルキル」基は、1〜10の炭素原子(典型的に1〜8の炭素、またはいくつかの実施形態において、1〜6、1〜4もしくは2〜6の炭素原子)を有しており、飽和、部分的に飽和または不飽和の直鎖状または分枝鎖状の、環状ではない炭化水素である。代表的なアルキル基としては、−メチル、−エチル、−n−プロピル、−n−ブチル、−n−ペンチルおよび−n−ヘキシルが挙げられる。飽和した分枝鎖状のアルキルとしては、−イソプロピル、−sec−ブチル、−イソブチル、−tert−ブチル、−イソペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチルおよび2,3−ジメチルブチルなどが挙げられる。不飽和のアルキル基の例としては、なかでも、ビニル、アリル、−CH=CH(CH)、−CH=C(CH、−C(CH)=CH、−C(CH)=CH(CH)、−C(CHCH)=CH、−C≡CH、−C≡C(CH)、−C≡C(CHCH)、−CHC≡CH、−CHC≡C(CH)および−CHC≡C(CHCH)が挙げられるが、これらに限定されない。アルキル基は、置換され得るか、または非置換であり得る。一部の実施形態において、本明細書に記載のアルキル基が「置換されている」とき、それらは、本明細書に開示されている例示的な化合物および実施形態に見られるような1つ以上の任意の置換基、ならびにハロゲン(クロロ、ヨード、ブロモまたはフルオロ);ヒドロキシル;アルコキシ;アルコキシアルキル;アミノ;アルキルアミノ;カルボキシ;ニトロ;シアノ;チオール;チオエーテル;イミン;イミド;アミジン;グアニジン;エナミン;アミノカルボニル;アシルアミノ;ホスホネート;ホスフィン;チオカルボニル;スルホニル;スルホン;スルホンアミド;ケトン;アルデヒド;エステル;尿素;ウレタン;オキシム;ヒドロキシルアミン;アルコキシアミン;アラルコキシアミン;N−オキシド;ヒドラジン;ヒドラジド;ヒドラゾン;アジド;イソシアネート;イソチオシアネート;シアネート;チオシアネート;B(OH)またはO(アルキル)アミノカルボニルを用いて、置換され得る。
【0017】
「アルケニル」基は、2〜10の炭素原子(典型的に2〜8の炭素原子)を有しており、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含んでいる、直鎖状または分枝鎖状の環状ではない炭化水素である。直鎖状および分枝鎖状の代表的な(C−C)アルケニルとしては、−ビニル、−アリル、−1−ブテニル、−2−ブテニル、−イソブチレニル、−1−ペンテニル、−2−ペンテニル、−3−メチル−1−ブテニル、−2−メチル−2−ブテニル、−2,3−ジメチル−2−ブテニル、−1−ヘキセニル、−2−ヘキセニル、−3−ヘキセニル、−1−ヘプテニル、−2−ヘプテニル、−3−ヘプテニル、−1−オクテニル、−2−オクテニルおよび−3−オクテニルなどが挙げられる。アルケニル基の二重結合は、非共役であり得るか、または他の不飽和基と共役され得る。アルケニル基は、非置換であり得るか、または置換され得る。
【0018】
「シクロアルキル」基は、1〜3のアルキル基を用いて必要に応じて置換され得る単環または多環(縮合環または架橋環)を有している、飽和、部分的に飽和または不飽和の、3〜10の炭素原子の環状アルキル基である。いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は、3〜8員環を有しており、他の実施形態において環の炭素原子の数は3〜5、3〜6または3〜7の範囲である。そのようなシクロアルキル基の例としては、単環構造(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、1−メチルシクロプロピル、2−メチルシクロペンチルおよび2−メチルシクロオクチルなど)、または多環構造もしくは架橋環構造(例えばアダマンチルなど)が挙げられる。不飽和シクロアルキル基の例としては、なかでも、シクロヘキセニル、シクロペンテニル、シクロヘキサジエニル、ブタジエニル、ペンタジエニル、ヘキサジエニルが挙げられる。シクロアルキル基は、置換され得るか、または非置換であり得る。置換されているそのようなシクロアルキル基の例としては、シクロヘキサノンなどが挙げられる。
【0019】
「アリール」基は、単環(例えば、フェニル)または縮合多環(例えば、ナフチルまたはアントリル)を有している6〜14の炭素原子の芳香族炭素環式基である。いくつかの実施形態において、アリール基は、6〜14、および他の場合に6〜12もしくは6〜10の炭素原子を、当該基の環状部分に含んでいる。特定のアリールとしては、フェニル、ビフェニルおよびナフチルなどが挙げられる。アリール基は、置換され得るか、または非置換であり得る。また、「アリール基」という表現は、縮合環(例えば、芳香族−脂肪族の環系(例えば、インダニルおよびテトラヒドロナフチルなど))を含んでいる基を包含している。
【0020】
「ヘテロアリール」基は、環原子としての1〜4の異種原子をヘテロ芳香族環の系に有しており、環原子の残りが炭素原子であるアリール環の系である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は、5〜6の環原子、および他の場合に6〜9もしくは6〜10の原子を、当該基の環状部分に含んでいる。好適な異種原子としては、酸素、硫黄および窒素が挙げられる。一部の実施形態において、ヘテロアリール環の系は単環式または二環式である。非限定的な例としては、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、ピロリル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、チオフェニル基、ベンゾチオフェニル基、フラニル基、ベンゾフラニル基(例えば、イソベンゾフラン−1,3−ジイミン基)、インドリル基、アザインドリル基(例えば、ピロロピリジル基または1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル基)、インダゾリル基、ベンズイミダゾリル基(例えば1H−ベンゾ[d]イミダゾリル基)、イミダゾピリジル基(例えば、アザベンズイミダゾリル基、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル基、または1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル基)、ピラゾロピリジル基、トリアゾロピリジル基、ベンゾトリアゾリル基、ベンズオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、イソキサゾロピリジル基、チアナフタレニル基、プリニル基、キサンチニル基、アデニニル基、グアニニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、テトラヒドロキノリニル基、キノキサリニル基、およびキナゾリニル基といった基が挙げられるが、これらに限定されない。
【0021】
「ヘテロシクリル」は、環上にある1〜4の炭素原子が独立して、O、SおよびNからなる群から選択される異種原子を用いて置き換えられている芳香族シクロアルキル(ヘテロアリールとも呼ばれる)または芳香族ではないシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、ヘテロシクリル基は3〜10員環を含んでいる。そのような他のヘテロシクリル基は、3〜5員環、3〜6員環または3〜8員環を有している。また、ヘテロシクリルは、任意の環原子(すなわちヘテロ環における任意の炭素原子または異種原子)において他の基と結合され得る。ヘテロシクリルアルキル基は、置換され得るか、または非置換であり得る。ヘテロシクリル基は、不飽和、部分的に飽和および飽和の環系(例えば、イミダゾリル基、イミダゾリニル基およびイミダゾリジニル基)を包含している。ヘテロシクリルという表現は、縮合環の種(縮合されている芳香族基および芳香族ではない基(例えば、ベンゾトリアゾリル、2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシニル、およびベンゾ[1,3]ジオキソリル)を包含している種が挙げられる)を包含している。また、当該表現は、異種原子を含んでいる、架橋されている多環式の系(例えば、キヌクリジルが挙げられるが、これに限定されない)を包含している。ヘテロシクリル基の代表的な例としては、アジリジニル基、アゼチジニル基、ピロリジル基、イミダゾリジニル基、ピラゾリジニル基、チアゾリジニル基、テトラヒドロチオフェニル基、テトラヒドロフラニル基、ジオキソリル基、フラニル基、チオフェニル基、ピロリル基、ピロロリニル基、イミダゾリル基、イミダゾリニル基、ピラゾリル基、ピラゾリニル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、チアゾリニル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、オキサジアゾリル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロピラニル(例えば、テトラヒドロ−2H−ピラニル基)、テトラヒドロチオピラニル基、オキサチアン基、ジオキシル基、ジチアニル基、ピラニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラジニル基、トリアジニル基、ジヒドロピリジル基、ジヒドロジチイニル基、ジヒドロジチオニル基、ホモピペラジニル基、キヌクリジル基、インドリル基、インドリニル基、イソインドリル基、アザインドリル基(ピロロピリジル基)、インダゾリル基、インドリジニル基、ベンゾトリアゾリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチオフェニル基、ベンズチアゾリル基、ベンズオキサジアゾリル基、ベンズオキサジニル基、ベンゾジチイニル基、ベンズオキサチイニル基、ベンゾチアジニル基、ベンズオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、ベンゾ[1,3]ジオキソリル基、ピラゾロピリジル基、イミダゾピリジル基(アザベンズイミダゾリル基;例えば、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル基、または1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オニル基)、トリアゾロピリジル基、イソキサゾロピリジル基、プリニル基、キサンチニル基、アデニニル基、グアニニル基、キノリニル基、イソキノリニル基、キノリジニル基、キノキサリニル基、キナゾリニル基、シノリニル基、ナフタジニル基、ナフチリジニル基、プテリジニル基、チアナフタレニル基、ジヒドロベンゾチアジニル基、ジヒドロベンゾフラニル基、ジヒドロインドリル基、ジヒドロベンゾジオキシニル基、テトラヒドロインドリル基、テトラヒドロインダゾリル基、テトラヒドロベンズイミダゾリル基、テトラヒドロベンゾトリアゾリル基、テトラヒドロピロロピリジル基、テトラヒドロピラゾロピリジル基、テトラヒドロイミダゾピリジル基、テトラヒドロトリアゾロピリジル基、およびテトラヒドロキノリニル基が挙げられるが、これらに限定されない。置換されている代表的なヘテロシクリル基は、1置換され得るか、または2以上置換され得る(例えば、種々の置換基(例えば、後述される置換基)を用いて、2、3、4、5または6置換されているか、または2置換されているピリジル基またはモルホリニル基が挙げられるが、これらに限定されない)。
【0022】
「シクロアルキルアルキル」基は、式:−アルキル−シクロアルキルのラジカルである。ここで、アルキルおよびシクロアルキルは上に規定されている。置換されているシクロアルキルアルキル基は、当該基のアルキル部分、シクロアルキル部分、またはその両方(アルキル部分およびシクロアルキル部分)において置換され得る。代表的なシクロアルキルアルキル基としては、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、およびシクロヘキシルプロピルが挙げられるが、これらに限定されない。置換されている代表的なシクロアルキルアルキル基は、1置換され得るか、または2以上置換され得る。
【0023】
「アラルキル」基は、式:−アルキル−アリールのラジカルである。ここで、アルキルおよびアリールは上に規定されている。置換されているアラルキル基は、当該基のアルキル部分、アリール部分、または両方(アルキル部分およびアリール部分)において置換され得る。代表的なアラルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、および縮合されているアルキル基(シクロアルキルアリール)(例えば4−エチル−インダニル)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0024】
「ヘテロシクリルアルキル」基は、式:−アルキル−ヘテロシクリルのラジカルである。ここで、アルキルおよびヘテロシクリルは上に規定されている。置換されているヘテロシクリルアルキル基は、当該基のアルキル部分、ヘテロシクリル部分または両方(アルキル部分およびヘテロシクリル部分)において置換され得る。代表的なヘテロシクリルアルキル基としては、4−エチル−モルホリニル、4−プロピルモルホリニル、フラン−2−イルメチル、フラン−3−イルメチル、ピリジン−3−イルメチル、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル、テトラヒドロフラン−2−イルメチル、テトラヒドロフラン−2−イルエチル、およびインドール−2−イルプロピルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0025】
「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素である。
【0026】
「ヒドロキシアルキル」基は、1つ以上のヒドロキシ基を用いて置換されている上述のようなアルキル基である。
【0027】
「アルコキシ」基は−O−(アルキル)である。ここで、アルキルはこれまでに規定されている。
【0028】
「アルコキシアルキル」基は−(アルキル)−O−(アルキル)である。ここで、アルキルはこれまでに規定されている。
【0029】
「アミノ」基は式:−NHのラジカルである。
【0030】
「アルキルアミノ」基は、式:−NH−アルキルまたは−N(アルキル)のラジカルである。ここで、アルキルは独立してこれまでに規定されている。
【0031】
「カルボキシ」基は、式:−C(O)OHのラジカルである。
【0032】
「アミノカルボニル」基は、式:−C(O)N(R、−C(O)NH(R)または−C(O)NHのラジカルである。ここで、Rのそれぞれは独立して、本明細書に規定されているような、置換されているか、または非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロシクリル基またはヘテロシクリル基である。
【0033】
「アシルアミノ」基は、式:−NHC(O)(R)または−N(アルキル)C(O)(R)のラジカルである。ここで、アルキルおよびRのそれぞれは独立して、これまでに規定されている。
【0034】
「アルキルスルホニルアミノ」基は、式:−NHSO(R)または−N(アルキル)SO(R)のラジカルである。ここで、アルキルおよびRのそれぞれは、これまでに規定されている。
【0035】
「尿素」基は、式:−N(アルキル)C(O)N(R、−N(アルキル)C(O)NH(R)、−N(アルキル)C(O)NH、−NHC(O)N(R、−NHC(O)NH(R)、または−NH(CO)NHRのラジカルである。ここで、アルキルおよびRのそれぞれは独立して、これまでに規定されている。
【0036】
本明細書に記載の上述の基(アルキル基を除く)が「置換されている」と述べられている場合に、それらは、1つ以上の任意の適当な置換基を用いて置換され得る。置換基の具体例は、本明細書に開示されている実施形態および例示的な上述の化合物に見られる置換基、ならびにハロゲン(クロロ、ヨード、ブロモまたはフルオロ);アルキル;ヒドロキシル;アルコキシ;アルコキシアルキル;アミノ;アルキルアミノ;カルボキシ;ニトロ;シアノ;チオール;チオエーテル;イミン;イミド;アミジン;グアニジン;エナミン;アミノカルボニル;アシルアミノ;ホスホネート;ホスフィン;チオカルボニル;スルホニル;スルホン;スルホンアミド;ケトン;アルデヒド;エステル;尿素;ウレタン;オキシム;ヒドロキシルアミン;アルコキシアミン;アラルコキシアミン;N−オキシド;ヒドラジン;ヒドラジド;ヒドラゾン;アジド;イソシアネート;イソチオシアネート;シアネート;チオシアネート;酸素(=O);B(OH)、O(アルキル)アミノカルボニル;単環状であり得るか、または縮合されているか、もしくは縮合されていない多環状であり得るシクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)、または単環状であり得るか、または縮合されているか、もしくは縮合されていない多環状であり得るヘテロシクリル(例えば、ピロリジル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、またはチアジニル);単環状、または縮合されているか、もしくは縮合されていない多環状のアリールまたはヘテロアリール(例えば、フェニル、ナフチル、ピロリル、インドリル、フラニル、チオフェニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、アクリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチオフェニル、またはベンゾフラニル);アリールオキシ;アラルキルオキシ;ヘテロシクリルオキシ;およびヘテロシクリルアルコキシである。
【0037】
本明細書に使用されるとき、「薬学的に受容可能な(複数の)塩」という用語は、薬学的に受容可能な無毒の酸または塩基(無機酸および無機塩基ならびに有機酸および有機塩基が挙げられる)から調製される塩を指す。TORキナーゼ阻害剤の好適な薬学的に受容可能な塩基付加塩としては、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛から形成されている金属塩、またはリジン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)およびプロカインから形成されている有機塩が挙げられるが、これらに限定されない。好適な無毒の酸としては、無機酸および有機酸(例えば、酢酸、アルギニン酸、アントラニル酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンファースルホン酸、クエン酸、エテンスルホン酸、蟻酸、フマル酸、フロン酸、ガラクツロン酸、グルコン酸、グルクロン酸、グルタミン酸、グリコール酸、臭化水素酸、塩化水素酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデリン酸、メタンスルホン酸、ムチン酸、硝酸、パモ酸、パントテン酸、フェニル酢酸、リン酸、プロピオン酸、サリチル酸、ステアリン酸、コハク酸、スルファニル酸、硫酸、酒石酸、およびp−トルエンスルホン酸)が挙げられるが、これらに限定されない。特定の無毒の酸としては、塩化水素酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸およびメタンスルホン酸が挙げられる。したがって、特定の塩の例としては、塩酸塩およびメシレート塩が挙げられる。他の塩は、当該分野に公知であり、例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences、18th eds.、Mack Publishing、Easton PA (1990)、またはRemington: The Science and Practice of Pharmacy、19theds.、Mack Publishing、Easton PA (1995)を参照すればよい。
【0038】
特に断りなく本明細書に使用されるとき、「包接体」という用語は、内部に捕捉されているゲスト分子(例えば溶媒または水)を有している空間(例えばチャネル)を含んでいる結晶格子、またはゲスト分子がTORキナーゼ阻害剤である結晶格子の形態におけるTORキナーゼ阻害剤またはその塩を意味する。
【0039】
特に断りなく本明細書に使用されるとき、「溶媒和物」という用語は、非共有的な分子間力によって結合されている溶媒を化学量論な量または非化学量論な量においてさらに含んでいる、TORキナーゼ阻害剤またはその塩を意味する。一実施形態において、上記溶媒和物は水和物である。
【0040】
特に断りなく本明細書に使用されるとき、「水和物」という用語は、非共有的な分子間力によって結合されている水を化学量論な量または非化学量論な量においてさらに含んでいる、TORキナーゼ阻害剤またはその塩を意味する。
【0041】
特に断りなく本明細書に使用されるとき、「プロドラッグ」という用語は、加水分解、酸化、そうでなければ、生物学的な条件(インビボまたはインビトロ)において反応して、活性な化合物(特にTORキナーゼ阻害剤)をもたらし得る、TORキナーゼ阻害剤の誘導体を意味する。プロドラッグの例としては、生体において加水分解可能な部分(例えば、生体において加水分解可能なアミド、生体において加水分解可能なエステル、生体において加水分解可能なカルバミン酸塩、生体において加水分解可能な炭酸塩、生体において加水分解可能なウレイド、および生体において加水分解可能なリン酸塩の類似物)を含んでいるTORキナーゼ阻害剤の誘導体および代謝物が挙げられるが、これらに限定されない。一部の実施形態において、カルボキシル官能基を有している化合物のプロドラッグは、カルボン酸の低級アルキルエステルである。カルボン酸エステルは、分子上に存在する任意のカルボン酸部分をエステル化することによって簡便に形成される。プロドラッグは、公知の方法(例えば、Burger's Medicinal Chemistry and Drug Discovery 6th ed. (Donald J. Abraham ed.、2001、Wiley)、およびDesign and Application of Prodrugs (H. Bundgaard ed.、1985、Harwood Academic Publishers Gmfh)に記載の方法)を用いて、典型的に調製され得る。
【0042】
特に断りなく本明細書に使用されるとき、「立体異性体」または「立体異性的に純粋な」という用語は、その化合物の他の立体異性体を実質的に含んでいないTORキナーゼ阻害剤の1つの立体異性体を意味する。例えば、1つのキラル中心を有している立体異性的に純粋な化合物は、当該化合物の逆の光学異性体を実質的に含んでいない。2つのキラル中心を有している立体異性的に純粋な化合物は、当該化合物の他のジアステレオマーを実質的に含んでいない。典型的な立体異性的に純粋な化合物は、約80重量%を超える化合物の1つの立体異性体および約20重量%未満の化合物の他の立体異性体、約90重量%を超える化合物の1つの立体異性体および約10重量%未満の化合物の他の立体異性体、約95重量%を超える化合物の1つの立体異性体および約5重量%未満の化合物の他の立体異性体、または約97重量%を超える化合物の1つの立体異性体および約3重量%未満の化合物の他の立体異性体を含んでいる。TORキナーゼ阻害剤は、キラル中心を有し得、ラセミ体、個々のエナンチオマーまたはジアステレオマー、ならびにこれらの混合物として存在し得る。このような異性体の形態のすべては、これらの混合物を含めて、本明細書に開示されている実施形態の範囲に包含される。そのようなTORキナーゼ阻害剤の立体異性的に純粋な形態の使用およびそれらの形態の混合物の使用は、本明細書に開示されている実施形態によって包含される。例えば、特定のTORキナーゼ阻害剤のエナンチオマーの等量、または等しくない量を含んでいる混合物は、本明細書に開示されている方法および組成物に使用され得る。これらの異性体は、非対称的に合成され得るか、標準的な手法(例えば、キラルカラムまたはキラル分離剤)を用いて分離され得る。例えば、Jacques、J.、et al.、Enantiomers、Racemates and Resolutions (Wiley-Interscience、NewYork、1981); Wilen、S. H.、et al.、Tetrahedron 33:2725 (1977); Eliel、E. L.、Stereochemistry of Carbon Compounds (McGraw-Hill、NY、1962);およびWilen、S. H.、Tables of Resolving Agents and Optical Resolutions p. 268 (E.L. Eliel、Ed.、Univ. of Notre Dame Press、Notre Dame、IN、1972)を参照すればよい。
【0043】
また、TORキナーゼ阻害剤は、E異性体、Z異性体またはこれらの混合物、ならびにシス異性体、トランス異性体またはこれらの混合物を包含していることが意図されている。一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、シス異性体またはトランス異性体のいずれかとして単離されている。他の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、シス異性体およびトランス異性体の混合物である。
【0044】
「互変異性体」は、化合物の異性体の互いに平衡な形態を指す。異性体の形態の濃度は、化合物が見られる環境に依存し、例えば、当該化合物が、固体であるか、または有機溶液もしくは水性溶液にあるか否かによって異なり得る。例えば、水性溶液におけるピラゾールは、互いの互変異性体と呼ばれる以下の異性体の形態:
【0045】
【化1】
【0046】
を示し得る。
【0047】
当業者によって容易に理解されるように、広範な官能基および他の構造は、互変異性を示し得、TORキナーゼ阻害剤のすべての互変異性体は本発明の範囲内にある。
【0048】
また、TORキナーゼ阻害剤は、1つ以上の原子において天然に存在しない割合の同位体原子を含有し得ることが意図されている。例えば、上記化合物は、放射性同位体(例えば、トリウム(H)、ヨウ素125(125I)、硫黄35(35S)、炭素14(14C)など)を用いて放射線標識され得るか、または例えば重水素(H)、炭素13(13C)、もしくは窒素15(15N)を用いて、同位体について濃縮され得る。本明細書に使用されるとき、「同位体置換体」は、同位体について濃縮されている化合物である。「同位体について濃縮されている」という用語は、原子の天然の同位体組成と異なる同位体組成を有している原子を指す。また、「同位体について濃縮されている」は、原子の天然の同位体組成と異なる同位体組成を有している少なくとも1つ原子を含んでいる化合物を指し得る。「同位体組成」という用語は、所定の原子について存在する各同位体の量を指す。放射線標識された化合物および同位体について濃縮されている化合物は、処置薬(例えば、がんの処置薬および炎症の処置薬)、研究試薬(例えば結合アッセイの試薬)、および診断薬(例えばインビボの造影剤)として有用である。本明細書に記載されているTORキナーゼ阻害剤の種々の同位体はすべて、放射性であるか否かにかかわらず、本明細書に示されている実施形態の範囲内に包含されることが意図されている。いくつかの実施形態において、TORキナーゼ阻害剤の同位体置換体が提供され、例えば当該同位体置換体は、重水素、炭素13、または窒素15が濃縮されているTORキナーゼ阻害剤である。
【0049】
本明細書に使用されるとき、「処置」は、進行性の非小細胞肺がんもしくは進行性の非小細胞肺がんと関連する症状の全体的もしくは部分的な緩和、またはこれらの症状のさらなる進行もしくは悪化の抑制もしくは中断を意味する。
【0050】
本明細書に使用されるとき、「予防」は、進行性の非小細胞肺がんまたはその症状の全体的または部分的な発生、再発または展開の防止を意味する。
【0051】
TORキナーゼ阻害剤、エルロチニブまたはシチジン類似物との関連において「有効量」という用語は、(1)進行性の非小細胞肺がんと関連する症状を全体的もしくは部分的に軽減可能な、単独もしくは組合せの量、(2)それらの症状のさらなる進行もしくは悪化を抑制可能もしくは中断可能な、単独もしくは組合せの量、または(3)進行性の非小細胞肺がんを有している対象もしくは進行性の非小細胞肺がんを有しているリスクのある対象における進行性の非小細胞肺がんを処置可能もしくは予防可能な、単独もしくは組合せの量を意味する。例えば薬学的組成物における、TORキナーゼ阻害剤、エルロチニブまたはシチジン類似物の有効量は、所望の作用を発揮するレベル(例えば、経口投与および非経口投与の両方にとっての単回用量において、対象の体重1kgにつき約0.005mg〜患者の体重1kgにつき約100mg)にあり得る。
【0052】
一実施形態において、エルロチニブはTARCEVA(登録商標)である。
【0053】
一部の実施形態において、シチジン類似物は、5−アザシチジン(4−アミノ1−β−D−リボフラノシル−1,3,5−トリアジン−2−(1H)−オン;National Service Center名 NSC-102816;CAS Registry Number 320-67-2;アザシチジン;AzaおよびAZAとしても知られており;VIDAZA(登録商標)として現在、市販されている)である。一部の実施形態において、シチジン類似物は、2’−デオキシ−5−アザシチジン(5−アザ−2’−デオキシシチジン、デシタビン、5−アザ−CdR、DacおよびCACとしても知られており、DACOGEN(登録商標)として現在、市販されている)である。一部の実施形態において、シチジン類似物は、例えば、l−β−D−アラビノフラノシルシトシン(シタラビンまたはara-C);シュードイソ−シチジン(psi ICR);5−フルオロ−2’−デオキシシチジン (FCdR);2’−デオキシ−2’,2’−ジフルオロシチジン(ゲムシタビン);5−アザ−2’−デオキシ−2’,2’−ジフルオロシチジン;5−アザ−2’−デオキシ−2’−フルオロシチジン;l−β−D−リボフラノシル−2(1H)−ピリミジノン(ゼブラリン);2’,3’−ジデオキシ−5−フルオロ−3’−チアシチジン(エムトリバ);2’シクロシチジン(アンシタビン);l−β−D−アラビノフラノシル−5−アザシトシン(ファザラビンまたはara−AC);6−アザシチジン(6-aza-CR);5,6−ジヒドロ−5−アザシチジン(dH-aza-CR);Nペンチロキシ−カルボニル−5’−デオキシ−5−フルオロシチジン(カペシタビン);Nオクタデシル−シタラビン;エライジン酸シタラビン;またはシチジン類似物および脂肪酸を含んでいる抱合化合物(例えば、アザシチジン−脂肪酸抱合物)(CP-4200(Clavis Pharma ASA)または国際公開第2009/042767号に開示されている化合物(例えば、アザ−C−5’−ペトロセリン酸エステルまたはアザ−C−5’−ペトロセライジン酸エステル)が挙げられるが、これらに限定されない)である。
【0054】
一部の実施形態において、本明細書に規定されているシチジン類似物としては、シチジン類似物のエステル化誘導体(例えば、5−アザシチジンのエステル化誘導体)が挙げられる。特定の実施形態において、エステル化誘導体は、シチジン類似物分子上の1つ以上の位置にエステル部分(例えば、アセチル基)を含んでいるシチジン類似物である。エステル化誘導体は、当該技術において公知の方法によって調製され得る。一部の実施形態において、シチジン類似物のエステル化誘導体は、例えばエステル化誘導体の投与の後に、当該誘導体がインビボにおいて脱アセチル化されてシチジン類似物を生じるような、シチジン類似物のプロドラッグとして働く。本明細書における特定の実施形態は、好ましい物理−化学的および治療的な性質を有している2’,3’,5’−トリアセチル−5−アザシチジン(TAC)を提供する。例えば、国際公開第2008/092127号;Ziemba, A.J., et al., “Development of Oral Demethylating Agents for the Treatment of Myelodysplastic Syndrome” (Abstract No. 3369), In: Proceedings of the 100th Annual Meeting of the American Association for Cancer Research; 2009 Apr. 18-22; Denver, Co. Philadelphia (PA): AACR; 2009(いずれも参照によってそれらの全体が本明細書に援用される)を参照すればよい。
【0055】
一部の実施形態において、本明細書に規定されているシチジン類似物としては、シチジンまたはデオキシシチジンの作用を機能的に模倣するか、および/または当該作用と拮抗し、かつシチジンまたはデオキシシチジンと構造的に関連している任意の化合物が挙げられる。本明細書における一部の実施形態は、本明細書に規定されているシチジン誘導体の塩、共結晶、溶媒和物(例えば、水和物)、複合体、プロドラッグ、前駆体、代謝物、および/または他の誘導体を提供する。例えば、特定の実施形態は、5−アザシチジンの塩、共結晶、溶媒和物(例えば、水和物)、複合体、プロドラッグ、前駆体、代謝物、および/または他の誘導体を提供する。一部の実施形態は、本明細書に規定されているシチジンの塩、共結晶、溶媒和物(例えば、水和物)または複合体ではないシチジン類似物を提供する。例えば、特定の実施形態は、非電離型、非溶媒和(例えば、無水物)、非複合体の形態における5−アザシチジンを提供する。本明細書における一部の実施形態は、本明細書に規定されている1つ以上のシチジン類似物の混合物を提供する。
【0056】
本明細書に言及されているシチジン類似物は、本明細書に言及されているか、文献から利用可能な、合成方法および手法を用いて調製され得る。例えば、5−アザシチジンを合成する特定の方法は、例えばいずれも参照によってそれらの全体が本明細書に援用される米国特許第7,038,038号明細書およびそれにおいて論じられている参考文献に、教示されている。また、5−アザシチジンは、Celgene Corporation, Warren, NJから入手可能である。本明細書に規定されている他のアザシチジン類似物は、当業者に利用可能な、これまでに開示されている合成手法を用いて調製され得る。
【0057】
特に断りなく本明細書に使用されるとき、「と組み合わせて」という用語は、特に示されているいない限り、特に制限のない期間の範囲において、同時、並行または順次の2つ以上の治療剤の投与を包含している。一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて投与される。一実施形態において、複数の上記薬剤は、同じときに細胞もしくは対象の体内に存在するか、または同じときに生物学的作用もしくは治療効果を発揮する。一実施形態において、複数の治療剤は、同じ組成物または単回投与形態に存在する。他の実施形態において、複数の治療剤は、別々の組成物または単回投与形態に存在する。一部の実施形態において、第1の薬剤は、第2の治療剤の投与の前(5分、15分、30分、45分、1時間、2時間、4時間、6時間、12時間、24時間、48時間、72時間、96時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、8週間または12週間前)、当該投与とほぼ同時もしくは当該投与の後(5分、15分、30分、45分、1時間、2時間、4時間、6時間、12時間、24時間、48時間、72時間、96時間、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、8週間または12週間後)にか、またはそれらの任意の組合せにおいて、投与され得る。例えば、一実施形態において、第1の薬剤は、第1の薬剤は、第2の薬剤の前(例えば、1週間前)に投与され得る。他の実施形態において、第1の薬剤は、先(例えば、1日前)に、それから第2の薬剤と同時に投与され得る。
【0058】
本明細書に使用されるとき、「患者」および「対象」という用語は、動物(ウシ、サル、ウマ、ヒツジ、ブタ、ニワトリ、シチメンチョウ、ウズラ、ネコ、イヌ、ウサギまたはテンジクネズミ、一実施形態において哺乳類、他の実施形態においてヒトなどの動物が挙げられるが、これらに限定されない)を包含している。一実施形態において、「患者」または「対象」は、非小細胞肺がんを有しているヒトである。一実施形態において、「患者」または「対象」は、ステージIIIB/IVの非小細胞肺がんを有しているヒトである。一実施形態において、「患者」または「対象」は、進行性の非小細胞肺がんを有しているヒトである。一実施形態において、患者は、少なくとも1つの方針の標準的な療法において失敗に終わっているヒト。一実施形態において、患者は、組織学的または細胞学的に確認された進行性の非小細胞肺がんを有しているヒト(標準的な抗がん療法によって悪化している(または標準的な抗がん療法に耐えられない)対象、または標準的な抗がん療法が存在しない対象が挙げられる)である。一実施形態において、標準的な抗がん療法は、化学療法またはEGFR阻害剤療法である。
【0059】
進行性の非小細胞肺がんに関連して、阻害は、なかでも、疾患の進行の阻害、腫瘍成長の阻害、原発性腫瘍の縮小、腫瘍に関連する症状の軽減、腫瘍分泌因子(腫瘍分泌ホルモン(例えば、カルチノイド症候群をもたらすホルモン)が挙げられる)の阻害、原発性腫瘍または娘腫瘍の遅延した出現、原発性腫瘍または娘腫瘍の抑制された成長、原発性腫瘍または娘腫瘍の低下した発生率、停止した腫瘍成長または腫瘍の退行、無増悪期間(TTP)の延長、無増悪生存期間(PFS)の延長、全生存期間(OS)の延長によって評価され得る。本明細書に使用されるとき、OSは、無作為化から、任意の原因による死亡までの期間を意味し、治療意図集団において測定される。本明細書に使用されるとき、TTPは、無作為化から対象腫瘍の増悪までの期間を意味し、TTPは死亡を包含していない。本明細書に使用されるとき、PFSは、無作為化から対象腫瘍の増悪または死亡までの期間を意味する。一実施形態において、PFSの評価は、Kaplan-Meier推定を用いて計算される。極端な場合に、完全な阻害は、予防または化学防御と本明細書に言及される。これに関連して、「予防」という用語は、臨床的に明らかな進行性の非小細胞肺がんの発生を予防すること、または進行性の非小細胞肺がんの前臨床的に明らかな段階の発生を予防することを包含している。また、この定義付けによって包含されると意図されているのは、悪性細胞へのトランスフォーメーションの予防、または前悪性細胞の悪性細胞への悪化を停止させることもしくは逆行させることである。これは、非小細胞肺がんを生じる危険性のあるものの予防処置を包含している。一部の実施形態において、進行性の非小細胞肺がんは、ステージIIIBまたはIVの非小細胞肺がんであり得る。
【0060】
一部の実施形態において、進行性の非小細胞肺がんの処置は、Response Evaluation Criteria in Solid Tumors(RECIST 1.1)によって評価され得る(Thereasse P., et al. New Guidelines to Evaluate the Response to Treatment in Solid Tumors. J. of the National CancerInstitute; 2000; (92) 205-216およびEisenhauer E.A., Therasse P., Bogaerts J., et al. New response evaluation criteria in solid tumours: Revised RECIST guideline (version 1.1). European J. Cancer; 2009; (45) 228-247参照)。新たな病変の出現ありまたはなしの標的病変および非標的病変における腫瘍応答の考えられる組合せのすべてについての全応答は、以下の通りである。
【0061】
【表1】
【0062】
標的病変の評価について、完全奏効(CR)は、標的病変のすべての消失であり、部分奏効(PR)は、基準線の合計最長直径を基準にする、標的病変の最長直径の合計における少なくとも30%の低下であり、増悪(PD)は、1つ以上の新たな病変の出現または処置の開始から記録された最小の合計最長直径を基準にする、標的病変の最長直径の合計における少なくとも20%の増大であり、安定(SD)は、処置の開始からの最小の合計最長直径を基準にする、部分奏効にするには不十分な縮小または増悪にするには不十分な拡大である。
【0063】
非標的病変の評価について、完全奏効(CR)は、非標的病変のすべての消失であり、腫瘍マーカーレベルの正常化であり;不完全奏効/安定(SD)は、1つ以上の非標的病変の持続および/または正常レベルを超える腫瘍マーカーレベルの維持であり、増悪(PD)は、1つ以上の新たな病変の出現および/または既存の非標的病変の明らかな悪化である。
【0064】
一部の実施形態において、小細胞肺がんの処置は、TORキナーゼ阻害剤を用いた処置の前、間および/または後の循環血および/または腫瘍細胞、または腫瘍生検/腫瘍吸引物におけるS6RP、4E−BP1および/またはAKTのリン酸化の阻害によって評価され得る。例えば、S6RP、4E−BP1および/またはAKTのリン酸化の阻害は、B細胞、T細胞および/または単球において評価される。
【0065】
〔2 TORキナーゼ阻害剤〕
本明細書に示されている化合物は、「TORキナーゼ阻害剤」と一般的に呼ばれている。特定の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、ラパマイシンまたはラパマイシン類似物(ラパログ)を包含していない。
【0066】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(I):
【0067】
【化2】
【0068】
を有している化合物、ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
それぞれ表されているX、YおよびZは独立して、NまたはCRであり(ここで、X、YおよびZの少なくとも1つはNであり、X、YおよびZの少なくとも1つはCRである);
−A−B−Q−はともに、−CHRC(O)NH−、−C(O)CHRNH−、−C(O)NH−、−CHC(O)O−、−C(O)CHO−、−C(O)O−またはC(O)NRを形成しており;
Lは、直接結合、NHまたはOであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、−NHR、または−N(Rであり;
はそれぞれの存在において独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである。
【0069】
一実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−CHC(O)NH−を形成している阻害剤である。
【0070】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)CHNH−を形成している阻害剤である。
【0071】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)NH−を形成している阻害剤である。
【0072】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−CHC(O)O−を形成している阻害剤である。
【0073】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−はともに、−C(O)CHO−を形成している阻害剤である。
【0074】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)O−を形成している阻害剤である。
【0075】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)NR−を形成している阻害剤である。
【0076】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、YがCRである場合の阻害剤である。
【0077】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびZがNであり、YがCRである場合の阻害剤である。
【0078】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびZがNであり、YがCHである場合の阻害剤である。
【0079】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびZがCHであり、YがNである場合の阻害剤である。
【0080】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、YおよびZがCHであり、XがNである場合の阻害剤である。
【0081】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびYがCHであり、ZがNである場合の阻害剤である。
【0082】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0083】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のフェニルまたは置換されているか、もしくは非置換のナフチル)である場合の阻害剤である。
【0084】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のキノリン、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のピリミジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のチオフェン)である場合の阻害剤である。
【0085】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0086】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0087】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルを用いて置換されているメチルまたはエチルである場合の阻害剤である。
【0088】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0089】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0090】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0091】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0092】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)NH−を形成しており、XおよびZがNであり、YがCHであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールであり、Lが、直接結合であり、Rが置換されているか、または非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0093】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)NH−を形成しており、XおよびZがNであり、YがCHであり、Rが置換されているか、または非置換のアリールであり、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、または非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0094】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)NH−を形成しており、XおよびZがNであり、YがCHであり、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シクロアルキル、またはヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0095】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)NH−を形成しており、XおよびZがNであり、YがCHであり、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0096】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、−A−B−Q−がともに、−C(O)NH−を形成しており、XおよびZがNであり、YがCHであり、Rが置換されているフェニルであり、Lが直接結合であり、Rが置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0097】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびZの両方がNであり、YがCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NH−である、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールを用いて置換されているC1−8アルキルである化合物を包含していない。
【0098】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は独立して、XおよびZの両方がNであり、YがCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NH−であり、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いてそれぞれ必要に応じて置換されているフェニル、ナフチル、インダニルまたはビフェニルである化合物を包含していない。
【0099】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤はそれぞれ独立して、XおよびZの両方がNであり、YがCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NH−であり、Lが直接結合であり、Rが、C1−4アルキル、アミノ、アミノC1−12アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシC1−4アルキル、C1−4アルキルオキシC1−4アルキル、−CF、C1−12アルコキシ、アリールオキシ、アリールC1−12アルコキシ、−CN、−OCF、−COR、−COOR、−CONR、−NRCOR、−SO、−SOまたは−SONRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いてそれぞれ必要に応じて置換されているフェニル、ナフチルまたはビフェニルである(ここで、RおよびRのそれぞれは独立して、水素、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC1−6アルキルからなる群から選択される)か;Aがそれぞれ独立して、N、OおよびSからなる群から選択される1〜4つの異種原子を有している5〜6員環の単環式のヘテロ芳香族環であるか(ここで、単環式のヘテロ芳香族環はそれぞれ独立して、C1−6アルキル、アミノ、アミノC1−12アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシC1−4アルキル、C1−4アルキルオキシC1−4アルキル、C1−12アルコキシ、アリールオキシ、アリールC1−12アルコキシ、−CN、−CF、−OCF、−COR、−COOR、−CONR、−NRCOR、−NRSO、−SO、−SOまたは−SONRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて必要に応じて置換され得、ここで、RおよびRのそれぞれが独立して、水素、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロアリールC1−6アルキルからなる群から選択される);またはAが、N、OおよびSからなる群から選択される1〜4つの異種原子を有している8〜10員環の二環式のヘテロ芳香族環であり(ここで、二環式のヘテロ芳香族環はそれぞれ独立して、C1−6アルキル、アミノ、アミノC1−12アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシC1−4アルキル、C1−4アルキルオキシC1−4アルキル、C1−12アルコキシ、アリールオキシ、アリールC1−12アルコキシ、−CN、−CF、−OCF、−COR、−COOR、−CONR、−NRCOR、−NRSO、−SO、−SOまたは−SONRからなる群から選択される1〜4つの置換基を用いて必要に応じて置換され得、ここで、RおよびRのそれぞれは独立して、水素、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、アリール、アリールC1−6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC1−6アルキルからなる群から選択される)、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールを用いて置換されているC1−8アルキルである化合物を包含していない。
【0100】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびYの両方がNであり、ZがCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NH−であり、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のメチル、非置換のエチル、非置換のプロピル、またはアセトアミドである化合物を包含していない。
【0101】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびYの両方がNであり、ZがCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NH−であり、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールであり、Rがアセトアミドである化合物を包含していない。
【0102】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XがNであり、YおよびZの両方がCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NH−であり、Lが直接結合であり、Rが、(2,5’−ビ−1H−ベンズイミダゾール)−5−カルボキサミドであり、RがHである化合物を包含していない。
【0103】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびZの一方がCHであり、他方がNであり、YがCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NH−であり、Lが直接結合であり、Rが非置換のピリジンであり、Rが、H、メチルまたは置換されているエチルである化合物を包含していない。
【0104】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびZの両方がNであり、YがCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NH−であり、Rが、H、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、アリールまたはシクロアルキルであり、LがNHである化合物を包含していない。
【0105】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、XおよびZの両方がNであり、YがCHであり、−A−B−Q−が−C(O)NR−であり、Rが、H、置換されているか、もしくは置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり、LがNHである化合物を包含していない。
【0106】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のオキサゾリジノンである化合物を包含していない。
【0107】
他の実施形態において、式(I)のTORキナーゼ阻害剤は、以下の化合物:1,7−ジヒドロ−2−フェニル−8H−プリン−8−オン、1,2−ジヒドロ−3−フェニル−6H−イミダゾ[4,5−e]−1,2,4−トリアジン−6−オン、1,3−ジヒドロ−6−(4−ピリジニル)−2H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−オン、6−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−1,3−ジヒドロ−1−[(1S)−1−フェニルエチル]−2H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2−オン、3−[2,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−(4−ピリジニルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル]−ベンズアミド、1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−1,3−ジヒドロ−6−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2−オン、N−[5−(1,1−ジメチルエチル)−2−メトキシフェニル]−N’−[4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−2−オキソピリド[2,3−b]ピラジン−7−イル)−1−ナフタレニル]−尿素、N−[4−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−1−ナフタレニル]−N’−[5−(1,1−ジメチルエチル)−2−メトキシフェニル]−尿素、1,3−ジヒドロ−5−フェニル−2H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2−オン、1,3−ジヒドロ−5−フェノキシ−2H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−オン、1,3−ジヒドロ−1−メチル−6−フェニル−2H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−オン、1,3−ジヒドロ−5−(1H−イミダゾール−1−イル)2H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−オン、6−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−8−メチル−2(1H)−キノリノン、および7,8−ジヒドロ−8−オキソ−2−フェニル−9H−プリン−9−酢酸の1つ以上を包含していない。
【0108】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(Ia):
【0109】
【化3】
【0110】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
Lは、直接結合、NHまたはOであり;
Yは、NまたはCRであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、−NHRまたは−N(Rであり;
はそれぞれの存在において独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである。
【0111】
一実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0112】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のナフチル)である場合の阻害剤である。
【0113】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のキノリン、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のピリミジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のチオフェン)である場合の阻害剤である。
【0114】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0115】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0116】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルを用いて置換されているメチルまたはエチルである場合の阻害剤である。
【0117】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0118】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0119】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0120】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、YがCHである場合の阻害剤である。
【0121】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0122】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0123】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シクロアルキル、またはヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0124】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0125】
他の実施形態において、式(Ia)のTORキナーゼ阻害剤は、YがCHであり、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールを用いて置換されているC1−8アルキルである化合物を包含していない。
【0126】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(Ib):
【0127】
【化4】
【0128】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
Lが、直接結合、NH、またはOであり;
が、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
が、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである。
【0129】
一実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0130】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のナフチル)である場合の阻害剤である。
【0131】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のキノリン、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のピリミジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のチオフェン)である場合の阻害剤である。
【0132】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0133】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0134】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルを用いて置換されているメチルまたはエチルである場合の阻害剤である。
【0135】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0136】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0137】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0138】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0139】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0140】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シクロアルキル、またはヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0141】
他の実施形態において、式(Ib)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0142】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(Ic):
【0143】
【化5】
【0144】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
Lは、直接結合、NH、またはOであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである。
【0145】
一実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが置換されているアリール(例えば置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0146】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のナフチル)である場合の阻害剤である。
【0147】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のキノリン、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のピリミジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のチオフェン)である場合の阻害剤である。
【0148】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0149】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0150】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルを用いて置換されているメチルまたはエチルである場合の阻害剤である。
【0151】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0152】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0153】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0154】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0155】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0156】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シクロアルキル、またはヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0157】
他の実施形態において、式(Ic)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0158】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(Id):
【0159】
【化6】
【0160】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
Lは、直接結合、NH、またはOであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである。
【0161】
一実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0162】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のナフチル)である場合の阻害剤である。
【0163】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のキノリン、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のピリミジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のチオフェン)である場合の阻害剤である。
【0164】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0165】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0166】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルを用いて置換されているメチルまたはエチルである場合の阻害剤である。
【0167】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0168】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0169】
他の実施形態において、式(Id)のヘテロアリール化合物は、RがHである化合物である。
【0170】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0171】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0172】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シクロアルキル、またはヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0173】
他の実施形態において、式(Id)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0174】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(Ie):
【0175】
【化7】
【0176】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
Lは、直接結合、NHまたはOであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである。
【0177】
一実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0178】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のナフチル)である場合の阻害剤である。
【0179】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のキノリン、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のピリミジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のチオフェン)である場合の阻害剤である。
【0180】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0181】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0182】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルを用いて置換されているメチルまたはエチルである場合の阻害剤である。
【0183】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0184】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0185】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0186】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0187】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0188】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シクロアルキル、またはヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0189】
他の実施形態において、式(Ie)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0190】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(If):
【0191】
【化8】
【0192】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
Lは、直接結合、NH、またはOであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである。
【0193】
一実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0194】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のナフチル)である場合の阻害剤である。
【0195】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のキノリン、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のピリミジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のチオフェン)である場合の阻害剤である。
【0196】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0197】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0198】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルを用いて置換されているメチルまたはエチルである場合の阻害剤である。
【0199】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0200】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0201】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0202】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0203】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0204】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シクロアルキル、またはヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0205】
他の実施形態において、式(If)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0206】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(Ig):
【0207】
【化9】
【0208】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
Lは、直接結合、NH、またはOであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のC2−8アルケニル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである。
【0209】
一実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0210】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のフェニル、または置換されているか、もしくは非置換のナフチル)である場合の阻害剤である。
【0211】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のキノリン、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のピリミジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のチオフェン)である場合の阻害剤である。
【0212】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0213】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0214】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルを用いて置換されているメチルまたはエチルである場合の阻害剤である。
【0215】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0216】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0217】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、RがHである場合の阻害剤である。
【0218】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0219】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、非置換のC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0220】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ、シクロアルキル、またはヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているC1−8アルキルである場合の阻害剤である。
【0221】
他の実施形態において、式(Ig)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルである場合の阻害剤である。
【0222】
式(I)の代表的なTORキナーゼ阻害剤としては、表Aの化合物が挙げられる。
【0223】
(表A)
(S)−1−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−フェニル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−6−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−6−(ナフタレン−1−イル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(3−メトキシベンジル)−6−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−6−(ナフタレン−1−イル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−1−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−フェニル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−1−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−ベンジル−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(4−メトキシベンジル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−イソプロピル−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−シクロヘキシル−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
5−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−イソブチル−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(2−ヒドロキシエチル)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2(3H)−オン;
(S)−1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2(3H)−オン;
3−(1−フェニルエチル)−5−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン;
(R)−3−(1−フェニルエチル)−5−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン;
(R)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1−(3−メチルブタン−2−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1−(3−メチルブタン−2−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−シクロペンチル−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロプロピルメチル)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロペンチルメチル)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1−ネオペンチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−イソプロピル−6−(3−イソプロピルフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−イソプロピル−6−(2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−5−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−ベンズヒドリル−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−1−(1−フェニルプロピル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(1−フェニルプロピル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(3−メトキシベンジル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−メチル−3−(1−フェニルエチル)−5−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−1−メチル−3−(1−フェニルエチル)−5−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロペンチルメチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(2−フルオロフェニル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−シクロペンチル−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(3−メトキシフェニル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(4−メトキシフェニル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(キノリン−5−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(キノリン−5−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−((1s,4s)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−((1r,4r)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(イソキノリン−5−イル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン;
1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン;
1−イソプロピル−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(4−クロロフェニル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(4−(メチルスルホニル)フェニル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(ピリジン−4−イル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
5−メチル−1−((S)−1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
5−メチル−1−((R)−1−フェニルエチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3−フルオロフェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(2−フルオロフェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−フェニルエチル)−6−(キノリン−6−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(ピペリジン−4−イルメチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(ピリジン−2−イル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−(ピリジン−3−イル)エチル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−((1s,4s)−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
N−(4−(2−オキソ−3−(1−フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)フェニル)メタンスルホンアミド;
6−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3−アミノフェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3−(ジメチルアミノ)フェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−フェニル−6−(キノリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(1−フェニルエチル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
N−(3−(2−オキソ−3−(1−フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)フェニル)メタンスルホンアミド;
6−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
3−(1−フェニルエチル)−5−(キノリン−5−イル)オキサゾロ[5,4−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロペンチルメチル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−イソブチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
5−(3−ヒドロキシフェニル)−3−(2−メトキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン;
4−(3−(3−メトキシベンジル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロオキサゾロ[5,4−b]ピラジン−5−イル)−N−メチルベンズアミド;
1−シクロペンチル−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−シクロヘキシル−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンズアミド;
メチル4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンゾエート;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(ピリジン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)−N−メチルベンズアミド;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンゾニトリル;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(1H−インドール−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)−N−イソプロピルベンズアミド;
1−(2−ヒドロキシエチル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(1H−インドール−6−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
3−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンズアミド;
6−(4−(アミノメチル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンゾニトリル;
1−((1s,4s)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(ピリジン−2−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)−N−エチルベンズアミド;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)安息香酸;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(3−メトキシプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(3−メトキシベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェネチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−((1r,4r)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−フェニル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(1−オキソイソインドリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(2−オキソインドリン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(1H−インダゾール−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(ピペリジン−4−イルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)メチル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(2−メトキシピリジン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(3−((1r,4r)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンズアミド;
2−(4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)フェニル)酢酸;
2−(4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)フェニル)アセトアミド;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(2−オキソインドリン−6−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(3−(シクロヘキシルメチル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)−3−メチル安息香酸;
N−メチル−4−(2−オキソ−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンズアミド;
4−(2−オキソ−3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンズアミド;
7−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(3−メトキシベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(1H−インドール−5−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(2−オキソ−3−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−5−イル)ベンズアミド;
6−(3−(2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((1r,4r)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(2H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(2−ヒドロキシピリジン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−(アミノメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−((1r,4r)−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((1s,4s)−4−メトキシシクロヘキシル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((1r,4r)−4−(メトキシメチル)シクロヘキシル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;1−(((1r,4r)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(((1s,4s)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
6−(4−(5−(モルホリノメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(3−(2−オキソピロロリジン−1−イル)プロピル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(4−(オキサゾール−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
6−(4−(5−(メトキシメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−((1s,4s)−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;6−(1H−ピラゾール−4−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(2−アミノ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの2塩酸塩;
6−(4−(5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−イソプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
4−(2−メトキシ−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−6−イル)ベンズアミドの塩酸塩;
4−(1−((1s,4s)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2−メトキシ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−6−イル)ベンズアミド;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((1s,4s)−4−(メトキシメチル)シクロヘキシル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(2−(2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−6−(4−ヒドロキシフェニル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
6−(4−(5−(ヒドロキシメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((5−オキソピロロリジン−2−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4,5−ジメチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−1−(((1s,4s)−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−1−(((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(2−オキソピロロリジン−1−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(ピロロリジン−2−イルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
6−(2−アミノベンズイミダゾール−5−イル)−1−(シクロヘキシルメチル)−4−イミダゾリノ[4,5−b]ピラジン−2−オンの2塩酸塩;
6−(2−(ジメチルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(ピペリジン−3−イルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(2−(メチルアミノ)ピリミジン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(2−(2−メトキシエチルアミノ)ピリミジン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−((メチルアミノ)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−オキソピロロリジン−2−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−メチル−2−モルホリノプロピル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(1−モルホリノプロパン−2−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(ピロロリジン−2−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−(アミノメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(5−(ヒドロキシメチル)チオフェン−2−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(1r,4r)−4−(6−(4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−1−イル)シクロ−ヘキサンカルボキサミド;
(1s,4s)−4−(6−(4−ヒドロキシフェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−1−イル)シクロヘキサンカルボキサミド;
6−(4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−オキソピロロリジン−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(ピロロリジン−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(3−(ヒドロキシメチル)チオフェン−2−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(5−(2−ヒドロキシエチル)チオフェン−2−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(ピリミジン−5−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(6−アミノピリジン−3−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(2−オキソピロロリジン−1−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−1−(((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((1−メチルピペリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(ヒドロキシメチル)チオフェン−2−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−1−(((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4,5−ジメチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−(2−モルホリノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−モルホリノ−2−オキソエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3−(シクロヘキシルメチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オン;
(R)−6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(1r,4r)−4−(6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−1−イル)シクロヘキサンカルボキサミド;
6−(3−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(5−(アミノメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−ヒドロキシフェニル)−1−((1−メチルピペリジン−2−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オンの塩酸塩;
6−(3−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−B]ピラジン−2(3H)−オン;
1−(シクロヘキシルメチル)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−モルホリノ−2−オキソエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(R)−6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3−(シクロヘキシルメチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(R)−6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−B]ピラジン−2(3H)−オン;
(S)−6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(1−フェニルエチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン;
(1r,4r)−4−(6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−1−イル)シクロヘキサンカルボキサミド;および
6−(4−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2(3H)−オン、ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグ。
【0224】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(II):
【0225】
【化10】
【0226】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
−X−A−B−Y−はともに、−N(R)CHC(O)NH−、−N(R)C(O)CHNH−、−N(R)C(O)NH−、−N(R)C=N−、または−C(R)=CHNH−を形成しており;
Lは、直接結合、NHまたはOであり;
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
およびRは独立して、HまたはC1−8アルキルである。
【0227】
一実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)CHC(O)NH−を形成している阻害剤である。
【0228】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)CHNH−を形成している阻害剤である。
【0229】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成している阻害剤である。
【0230】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C=N−を形成している阻害剤である。
【0231】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−C(R)=CHNH−を形成している阻害剤である。
【0232】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Lが直接結合である場合の阻害剤である。
【0233】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0234】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のキノリン)である場合の阻害剤である。
【0235】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、または非置換のシクロペンチル)である場合の阻害剤である。
【0236】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているアリール(例えばフェニル)である場合の阻害剤である。
【0237】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のキノリン)である場合の阻害剤である。
【0238】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、または非置換のシクロペンチル)である場合の阻害剤である。
【0239】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキル(例えば、−CH)である場合の阻害剤である。
【0240】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、非置換のC1−8アルキル(例えば、非置換のメチル)である場合の阻害剤である。
【0241】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0242】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、ハロ、ハロアルキル、またはアルコキシによって置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0243】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、もしくは非置換のシクロヘキシル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロヘプチル)である場合の阻害剤である。
【0244】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているヘテロシクリルアルキル(例えば、置換されているピペリジン)である場合の阻害剤である。
【0245】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、RおよびRがHである場合の阻害剤である。
【0246】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、非置換のアリール(例えば、非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0247】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、または非置換のピリジン)であり、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0248】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、または非置換のピリジン)であり、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)であり、RおよびRがHである場合の阻害剤である。
【0249】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、または非置換のピリジン)であり、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)であり、RおよびRがHである場合の阻害剤である。
【0250】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)であり、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0251】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)であり、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)であり、RおよびRがHである場合の阻害剤である。
【0252】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)であり、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)であり、RおよびRがHである場合の阻害剤である。
【0253】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリールであり、Lは直接結合であり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキルである場合の阻害剤である。
【0254】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、−X−A−B−Y−がともに、−N(R)C(O)NH−を形成しており、Rが、置換されているか、または非置換のアリールであり、Lが直接結合であり、Rが、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキルである場合の阻害剤である。
【0255】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、8,9−ジヒドロ−8−オキソ−9−フェニル−2−(3−ピリジニル)−7H−プリン−6−カルボキサミド、8,9−ジヒドロ−8−オキソ−9−フェニル−2−(3−ピリジニル)−7H−プリン−6−カルボキサミド、8,9−ジヒドロ−8−オキソ−9−フェニル−2−(3−ピリジニル)−7H−プリン−6−カルボキサミド、2−(4−シアノフェニル)−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド、2−(4−ニトロフェニル)−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド、9−ベンジル−2−(4−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド、2−メチル−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド、9−ベンジル−9H−プリン−2,6−ジカルボキサミド、9−[2,3−ビス[(ベンゾイルオキシ)メチル]シクロブチル]−2−メチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−ベンジル−2−メチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(2−ヒドロキシエチル)−2−(トリフルオロメチル)−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(2−ヒドロキシエチル)−2−(プロプ−1−エニル)−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(2−ヒドロキシエチル)−2−フェニル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(3−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(3−ヒドロキシプロピル)−2−(トリフルオロメチル)−9H−プリン−6−カルボキサミド、2−メチル−9−フェニルメチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、または2−メチル−9−β−D−リボフラノシル−9H−プリン−6−カルボキサミドを包含していない。
【0256】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているフラノシドである化合物を包含していない。
【0257】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のフラノシドである化合物を包含していない。
【0258】
他の実施形態において、式(II)のTORキナーゼ阻害剤は、(2’R)−2’−デオキシ−2’−フルオロ−2’−C−メチルヌクレオシドを包含していない。
【0259】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(IIa):
【0260】
【化11】
【0261】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
およびRは独立して、H、またはC1−8アルキルである。
【0262】
一実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0263】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のキノリン)である場合の阻害剤である。
【0264】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、または非置換のシクロペンチル)である場合の阻害剤である。
【0265】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキル(例えば、−CH)である場合の阻害剤である。
【0266】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、非置換のC1−8アルキル(例えば非置換のメチル)である場合の阻害剤である。
【0267】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0268】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、ハロ、ハロアルキル、またはアルコキシによって置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0269】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、もしくは非置換のシクロヘキシル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロヘプチル)である場合の阻害剤である。
【0270】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているヘテロシクリルアルキル(例えば、置換されているピペリジン)である場合の阻害剤である。
【0271】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、RおよびRがHである場合の阻害剤である。
【0272】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、8,9−ジヒドロ−8−オキソ−9−フェニル−2−(3−ピリジニル)−7H−プリン−6−カルボキサミド、8,9−ジヒドロ−8−オキソ−9−フェニル−2−(3−ピリジニル)−7H−プリン−6−カルボキサミド、8,9−ジヒドロ−8−オキソ−9−フェニル−2−(3−ピリジニル)−7H−プリン−6−カルボキサミド、2−(4−シアノフェニル)−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド、2−(4−ニトロフェニル)−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド、9−ベンジル−2−(4−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド、9−フェニルメチル−9H−プリン−2,6−ジカルボキサミド、または2−メチル−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミドを包含していない。
【0273】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているフラノシドである化合物を包含していない。
【0274】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のフラノシドである化合物を包含していない。
【0275】
他の実施形態において、式(IIa)のTORキナーゼ阻害剤は、(2’R)−2’−デオキシ−2’−フルオロ−2’−C−メチルヌクレオシドを包含していない。
【0276】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(IIb):
【0277】
【化12】
【0278】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
【0279】
【化13】
【0280】
は、−C(R)=CH−NH−、または−N(R)−CH=N−であり;
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
およびRは独立して、HまたはC1−8アルキルである。
【0281】
一実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0282】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のキノリン)である場合の阻害剤である。
【0283】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、または非置換のシクロペンチル)である場合の阻害剤である。
【0284】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキル(例えば−CH)である場合の阻害剤である。
【0285】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、非置換のC1−8アルキル(例えば非置換のメチル)である場合の阻害剤である。
【0286】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0287】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、ハロ、ハロアルキル、またはアルコキシによって置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0288】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、もしくは非置換のシクロヘキシル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロヘプチル)である場合の阻害剤である。
【0289】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているヘテロシクリルアルキル(例えば、置換されているピペリジン)である場合の阻害剤である。
【0290】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、RおよびRがHである場合の阻害剤である。
【0291】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、
【0292】
【化14】
【0293】
が−C(R)=CH−NH−であり、Rが、置換されているアリール(例えば置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0294】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、
【0295】
【化15】
【0296】
が−N(R)−CH=N−であり、Rが、置換されているアリール(例えば置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0297】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えばフェニル)であり、Rが、置換されているアリール(例えば置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0298】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、9−ベンジル−9H−プリン−2,6−ジカルボキサミド、9−[2,3−ビス[(ベンゾイルオキシ)メチル]シクロブチル]−2−メチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−ベンジル−2−メチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(2−ヒドロキシエチル)−2−(トリフルオロメチル)−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(2−ヒドロキシエチル)−2−(プロプ−1−エニル)−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(2−ヒドロキシエチル)−2−フェニル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(3−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−(3−ヒドロキシプロピル)−2−(トリフルオロメチル)−9H−プリン−6−カルボキサミド、9−フェニルメチル−9H−プリン−2,6−ジカルボキサミド、2−メチル−9−フェニルメチル−9H−プリン−6−カルボキサミド、または2−メチル−9−β−D−リボフラノシル−9H−プリン−6−カルボキサミドを包含していない。
【0299】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、
【0300】
【化16】
【0301】
が−N(R)−CH=N−であるときに、Rが、置換されているシクロブチルである場合の化合物を包含していない。
【0302】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、
【0303】
【化17】
【0304】
が−N(R)−CH=N−であるときに、Rが、置換されているフラノシドである場合の化合物を包含していない。
【0305】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、
【0306】
【化18】
【0307】
が−C(R)=CH−NH−であるときに、Rが、置換されているピリミジン場合の化合物を包含していない。
【0308】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、
【0309】
【化19】
【0310】
が−N(R)−CH=N−であるときに、Rが、置換されているオキセタンである場合の化合物を包含していない。
【0311】
他の実施形態において、式(IIb)のTORキナーゼ阻害剤は、
【0312】
【化20】
【0313】
が−N(R)−CH=N−であるときに、Rが、置換されているシクロペンチルまたはヘテロシクロペンチルである場合の化合物を包含していない。
【0314】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(IIc):
【0315】
【化21】
【0316】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
が、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
が、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
およびRが独立して、HまたはC1−8アルキルである。
【0317】
一実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0318】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のキノリン)である場合の阻害剤である。
【0319】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、または非置換のシクロペンチル)である場合の阻害剤である。
【0320】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキル(例えば−CH)である場合の阻害剤である。
【0321】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、非置換のC1−8アルキル(例えば非置換のメチル)である場合の阻害剤である。
【0322】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0323】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、ハロ、ハロアルキル、またはアルコキシによって置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0324】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、もしくは非置換のシクロヘキシル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロヘプチル)である場合の阻害剤である。
【0325】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているヘテロシクリルアルキル(例えば置換されているピペリジン)である場合の阻害剤である。
【0326】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、RおよびRがHである場合の阻害剤である。
【0327】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(IId):
【0328】
【化22】
【0329】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
およびRは独立して、HまたはC1−8アルキルである。
【0330】
一実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0331】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のヘテロアリール(例えば、置換されているか、もしくは非置換のピリジン、置換されているか、もしくは非置換のインドール、または置換されているか、もしくは非置換のキノリン)である場合の阻害剤である。
【0332】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、または非置換のシクロペンチル)である場合の阻害剤である。
【0333】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているC1−8アルキル(例えば−CH)である場合の阻害剤である。
【0334】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、非置換のC1−8アルキル(例えば非置換のメチル)である場合の阻害剤である。
【0335】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のアリール(例えば、置換されているか、または非置換のフェニル)である場合の阻害剤である。
【0336】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているアリール(例えば、ハロ、ハロアルキル、またはアルコキシによって置換されているフェニル)である場合の阻害剤である。
【0337】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているか、または非置換のシクロアルキル(例えば、置換されているか、もしくは非置換のシクロヘキシル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロヘプチル)である場合の阻害剤である。
【0338】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、Rが、置換されているヘテロシクリルアルキル(例えば置換されているピペリジン)である場合の阻害剤である。
【0339】
他の実施形態において、式(IIc)のTORキナーゼ阻害剤は、RおよびRはHである場合の阻害剤である。
【0340】
式(II)の代表的なTORキナーゼ阻害剤としては、表Bの化合物が挙げられる。
【0341】
(表B)
9−ベンジル−8−オキソ−2−(ピリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
N−メチル−8−オキソ−9−フェニル−2−(ピリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
8−オキソ−9−フェニル−2−(ピリジン−2−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(2−クロロピリジン−3−イル)−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(2−メトキシピリジン−3−イル)−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
N,N−ジメチル−8−オキソ−9−フェニル−2−(ピリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−メチル−8−オキソ−2−(ピリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−ヒドロキシフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−O−トリル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−インドール−4−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−インドール−6−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(4−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシピリジン−4−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−クロロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−フルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2,6−ジフルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−シクロヘプチル−8−オキソ−2−(ピリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(キノリン−5−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−シクロペンチル−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−ベンジル−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−2−(3−ニトロフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−シアノフェニル)−8−オキソ−9−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(3−フルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
ベンジル4−(6−カルバモイル−8−オキソ−2−(ピリジン−3−イル)−7H−プリン−9(8H)−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート;
9−シクロヘキシル−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−フェニル−2−(ピリジン−3−イル)−9H−プリン−6−カルボキサミド;
6−オキソ−8−フェニル−2−(ピリジン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−4−カルボキサミド;
6−オキソ−8−フェニル−2−(ピリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−4−カルボキサミド;
2−(3−アミノフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−9H−プリン−6−カルボキサミド;
9−シクロペンチル−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシ−フェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒド−7H−プリン−6−カルボキサミド;
[2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ(7−ヒドロプリン−6−イル)]−N−メチルカルボキシ−アミド;
2−フェニル−5H−ピロロ[3,2−d]ピリミジン−4−カルボキサミド;
[2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ(7−ヒドロプリン−6−イル)]−N,N−ジメチルカルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−ヒドロキシフェニルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−8−オキソ−2−(ピリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−8−オキソ−2−(ピリジン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−9H−プリン−6−カルボキサミド;
9−イソプロピル−2−(3−ヒドロキシ−フェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
メチル4−(6−カルバモイル−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−2−イル)ベンゾエート;
2−(2−クロロ−3−ヒドロキシフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(3−シアノフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシフェニルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−シアノ−フェニル)−9−(2−メトキシ−フェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
4−[6−カルバモイル−9−(2−メトキシ−フェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−2−イル]−安息香酸;
メチル3−(6−カルバモイル−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−2−イル)ベンゾエート;
3−(6−カルバモイル−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−2−イル)安息香酸;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−インダゾール−6−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(4−カルバモイルフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−エチルフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2,5−ジクロロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(3−カルバモイルフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−インダゾール−5−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2,3−ジクロロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキシ−アミド;
2−[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキシ−アミド;
9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(ピリジン−4−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−フルオロ−3−ヒドロキシフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキシ−アミド;
2−(2−フルオロ−3−ヒドロキシフェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキシ−アミド;
2−[4−(1−ヒドロキシ−イソプロピル)フェニル]−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−[3−(1−ヒドロキシ−イソプロピル)フェニル]−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−2−(2−ニトロフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−2−(4−ニトロフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−2−(2−ニトロフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−2−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2−クロロフェニル)−8−オキソ−2−(3−ピリジル)−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
8−オキソ−2−(3−ピリジル)−9−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−[3−(アセチルアミノ)フェニル]−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−(2−メトキシフェニル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロプテリジン−4−カルボキシ−アミド;
9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−ピラゾール−4−イル−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−ピラゾール−3−イル−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(4−アミノシクロヘキシル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−[3−(ジフルオロメチル)フェニル]−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキシ−アミド;
2−[5−(ジフルオロメチル)−2−フルオロフェニル]−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)−8−オキソ−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−9−(2−フルオロフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−ベンズイミダゾール−6−イル−8−オキソ−9−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(5−クロロピリジン−3−イル)−8−オキソ−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
トランス−4−(6−カルバモイル−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−2−イルアミノ)シクロヘキシルのカルバミン酸塩;
(R)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(ピロロリジン−3−イルアミノ)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
(S)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(ピロロリジン−3−イルアミノ)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
(シス)−4−(6−カルバモイル−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−2−イルアミノ)シクロヘキシルのカルバミン酸塩;
2−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−クロロピリジン−3−イル)−8−オキソ−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−((1H−イミダゾール−1−イル)メチル)フェニルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−ヒドロキシピリジン−3−イル)−8−オキソ−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
(R)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(ピロロリジン−2−イルメチルアミノ)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
(S)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(ピロロリジン−2−イルメチルアミノ)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−2−(2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
9−(ビフェニル−2−イル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−9−(2−フルオロフェニル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−2−(2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−(ヒドロキシメチル)フェニルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(2−(ヒドロキシメチル)フェニルアミノ)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−tert−ブチルフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(2−フェノキシフェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−インダゾール−4−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(2−ヒドロキシピリジン−3−イル)−8−オキソ−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル)−9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−シクロヘキシルフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(1H−イミダゾール−2−イル)フェニル)−9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−8−オキソ−9−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−メトキシフェニル)−2−(2−(メチルチオ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−インドール−5−イル)−9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(シクロヘキシルメチル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2,3−ジヒドロ1H−インデン−1−イル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−イソブチル−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−9−シクロヘキシル−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(1H−インドール−4−イル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−シクロヘキシル−2−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−シクロペンチルフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(ピペリジン−4−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−9−シクロヘキシル−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−ベンズイミダゾール−6−イル−9−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−8−オキソ−7−ヒドロプリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(アミノメチル)フェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(シス−4−(メトキシメチル)シクロヘキシル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
9−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−(2−イソブチルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
(R)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(テトラヒドロフラン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
(S)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−8−オキソ−9−(テトラヒドロフラン−3−イル)−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−(アミノメチル)フェニル)−9−(2−メトキシフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)フェニル)−9−(2−イソプロピルフェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−9−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−9−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−9−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;
2−(3−ヒドロキシフェニル)−9−((1r,4r)−4−(メトキシメチル)シクロヘキシル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド;および
9−(2−イソプロピルフェニル)−2−(4−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−8−オキソ−8,9−ジヒドロ−7H−プリン−6−カルボキサミド、ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグ。
【0342】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(III):
【0343】
【化23】
【0344】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換されているか、もしくは非置換のアラルキル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキルアルキルであり;
およびRは互いに独立して、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換されているか、もしくは非置換のアラルキル、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキルアルキルであるか、またはRおよびRはそれらと結合している原子とともに、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルを形成しているか;
またはRと、RおよびRの一方とは、それらと結合している原子とともに、置換されているか、または非置換のヘテロシクリルを形成している。ここで、一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下に示される化合物:
【0345】
【化24】
【0346】
6−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(3−メトキシベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
【0347】
【化25】
【0348】
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−3−(シクロヘキシルメチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;または
【0349】
【化26】
【0350】
(R)−6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−3−(シクロヘキシルメチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オンを包含していない。
【0351】
式(III)の化合物のいくつかの実施形態において、Rは、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールである。一実施形態において、Rは、それぞれ必要に応じて置換されている、フェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンズイミダゾリル、インドリル、インダゾリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オニル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル、またはピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、置換されているか、または非置換のC1−8アルキル(例えばメチル)、置換されているか、または非置換のヘテロシクリル(例えば、置換されているか、または非置換のトリアゾリルまたはピラゾリル)、ハロゲン(例えばフルオリン)、アミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシアルキル(例えばヒドロキシプロピル)およびヒドロキシからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているフェニルである。他の実施形態において、Rは、置換されているか、または非置換のC1−8アルキル、置換されているか、または非置換のヘテロシクリル(例えば、置換されているか、または非置換のトリアゾリル)、ハロゲン、アミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシアルキル、−ORおよび−NRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているピリジルであり、ここで、Rのそれぞれは独立して、Hまたは置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルである。さらなる他の実施形態において、Rは、置換されているか、または非置換のC1−8アルキルおよび−NRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いてそれぞれ必要に応じて置換されている1H−ピロロ[2,3−b]ピリジルまたはベンズイミダゾリルであり、ここで、Rのそれぞれは独立して、Hまたは置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルである。
【0352】
式(III)の化合物のいくつかの実施形態において、Rは、
【0353】
【化27】
【0354】
である。ここで、Rはそれぞれの存在において独立して、Hまたは置換されているか、または非置換のC1−4アルキル(例えばメチル)であり;R’はそれぞれの存在において独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル、ハロゲン(例えば、フルオリン)、シアノ、−OR、または−NRであり;mは0〜3であり;nは0〜3である。置換基R’のうちのいずれかは、縮合環系における環のいずれかの好適な任意の原子と結合し得ることが当業者によって理解される。また、Rの連結結合(交差する波線によって示されている)は、縮合環系における環のいずれかにある任意の原子と結合し得ることが当業者によって理解される。
【0355】
式(III)の化合物のいくつかの実施形態において、Rは、
【0356】
【化28】
【0357】
である。ここで、Rはそれぞれの存在において独立して、H、または置換されているか、または非置換のC1−4アルキルであり;R’はそれぞれの存在において独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル、ハロゲン、シアノ、−ORまたは−NRであり;mは0〜3であり;nは0〜3である。
【0358】
式(III)の化合物のいくつかの実施形態において、Rは、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル−ヘテロシクリル、置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル−アリール、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル−シクロアルキルである。例えば、Rは、それぞれ必要に応じて置換されている、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、(C1−4アルキル)−フェニル、(C1−4アルキル)−シクロプロピル、(C1−4アルキル)−シクロブチル、(C1−4アルキル)−シクロペンチル、(C1−4アルキル)−シクロヘキシル、(C1−4アルキル)−ピロリジル、(C1−4アルキル)−ピペリジル、(C1−4アルキル)−ピペラジニル、(C1−4アルキル)−モルホリニル、(C1−4アルキル)−テトラヒドロフラニル、または(C1−4アルキル)−テトラヒドロピラニルである。
【0359】
他の実施形態において、Rは、H、C1−4アルキル、(C1−4アルキル)(OR)、
【0360】
【化29】
【0361】
である。ここで、Rはそれぞれの存在において独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル(例えばメチル)であり;それぞれ表されているR’はそれぞれの存在において独立して、H、−OR、シアノ、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル(例えばメチル)であり;pは0〜3である。
【0362】
いくつかの実施形態において、Rは、H、C1−4アルキル、(C1−4アルキル)(OR)、
【0363】
【化30】
【0364】
である。ここで、Rはそれぞれの存在において独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−2アルキルであり;R’はそれぞれの存在において独立して、H、−OR、シアノ、または置換されているか、もしくは非置換のC1−2アルキルであり;pは0〜1である。
【0365】
式(III)の化合物のいくつかの他の実施形態において、RとRおよびRの一方とが、それらと結合している原子とともに、置換されているか、または非置換のヘテロシクリルを形成している。例えば、いくつかの実施形態において、式(III)の化合物は、
【0366】
【化31】
【0367】
である。ここで、Rはそれぞれの存在において独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルであり;R”は、H、OR、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルであり;Rは本明細書における規定の通りである。
【0368】
式(III)の化合物のいくつかの実施形態において、RおよびRの両方はHである。他の場合に、RおよびRの一方はHであり、他方はH以外である。他の場合に、RおよびRの一方はC1−4アルキル(例えばメチル)であり、他方はHである。他の場合に、RおよびRの両方はC1−4アルキル(例えばメチル)である。
【0369】
上述されているそのようないくつかの実施形態において、Rは、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールである。例えば、Rは、それぞれ必要に応じて置換されている、フェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンズイミダゾリル、インドリル、インダゾリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オニル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル、またはピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、ハロゲン、アミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシアルキルおよびヒドロキシからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているフェニルである。他の場合に、Rは独立して、シアノ、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、ヒドロキシアルキル、ハロゲン、アミノカルボニル、−OR、および−NRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているピリジルである。ここで、Rのそれぞれは独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルである。他の場合に、Rは独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキルおよび−NRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて必要に応じて置換されている、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジルまたはベンズイミダゾリルである。ここで、Rは独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルである。
【0370】
一部の実施形態において、式(III)の化合物は、本明細書に示されているR基および本明細書に示されているR基を有している。
【0371】
式(III)の化合物のいくつかの実施形態において、10μMの濃度における上記化合物は、mTOR、DNA−PKもしくはPI3K、またはこれらの組み合わせを少なくとも約50%まで阻害する。式(III)の化合物は、好適な任意のアッセイ系における上述のキナーゼの阻害剤と示され得る。
【0372】
式(III)の代表的なTORキナーゼ阻害剤としては、表Cの化合物が挙げられる。
【0373】
(表C)
6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−((シス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−((トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−((シス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−((トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−((シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−((シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−イソプロピル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−エチル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−イソプロピル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−エチル−6−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(3−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(3−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(3−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(2−メトキシエチル)−6−(4−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(3−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
5−(8−(2−メトキシエチル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)−4−メチルピコリナミド;
3−(6−オキソ−8−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ベンズアミド;
3−(6−オキソ−8−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ベンゾニトリル;
5−(8−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)−4−メチルピコリナミド;6−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(1H−インダゾール−6−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−((1R,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−((1S,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−エチル−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(1H−インドール−6−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(1H−インドール−5−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(((1R,3S)−3−メトキシシクロペンチル)メチル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(((1S,3R)−3−メトキシシクロペンチル)メチル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(3−フルオロ−2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(3−フルオロ−2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3,3−ジメチル−6−(4−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((1R,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((1S,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(((1R,3S)−3−メトキシシクロペンチル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(((1S,3R)−3−メトキシシクロペンチル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(3−フルオロ−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(3−フルオロ−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7’−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1’−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1’H−スピロ[シクロペンタン−1,2’−ピラジノ[2,3−b]ピラジン]−3’(4’H)−オン;
7’−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1’−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−1’H−スピロ[シクロブタン−1,2’−ピラジノ[2,3−b]ピラジン]−3’(4’H)−オン;
4−(シクロプロピルメチル)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7’−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1’H−スピロ[シクロペンタン−1,2’−ピラジノ[2,3−b]ピラジン]−3’(4’H)−オン;
7’−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1’H−スピロ[シクロブタン−1,2’−ピラジノ[2,3−b]ピラジン]−3’(4’H)−オン;
7’−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,2’−ピラジノ[2,3−b]ピラジン]−3’(4’H)−オン;
(R)−6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(S)−6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(1H−インダゾール−5−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(6−オキソ−8−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ベンズアミド;
4−(2−メトキシエチル)−3,3−ジメチル−6−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−エチル−3,3−ジメチル−6−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3,3−ジメチル−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(R)−6−(6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3,3−ジメチル−6−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−メチルピリジン−3−イル)−4−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−4−メチルピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3,3−ジメチル−6−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3,3−ジメチル−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−メチルピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−メチルピリジン−3−イル)−4−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(S)−6−(6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3,3−ジメチル−6−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,3−ジメチル−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(2−メトキシエチル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
9−(6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−3−ピリジル)−6,11,4a−トリヒドロモルホリノ[4,3−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
5−(8−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−6−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)−6−メチルピコリノニトリル;6−(6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
9−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)−3−(2−メトキシアセチル)−6,11,4a−トリヒドロピペラジノ[1,2−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
9−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)−6,11,4a−トリヒドロピペラジノ[1,2−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
9−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)−3−(2−メトキシエチル)−6,11,4a−トリヒドロピペラジノ[1,2−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
4−(シクロペンチルメチル)−6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
9−(6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル−3−ピリジル)−6,11,4a−トリヒドロモルホリノ[4,3−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
4−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(シクロペンチルメチル)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−ネオペンチル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−イソブチル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3−メチル−6−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(ピペリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
8−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)(3aS,2R)−2−メトキシ−5,10,3a−トリヒドロピラジノ[2,3−b]ピロリジノ[1,2−e]ピラジン−4−オン;
8−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)(2R,3aR)−2−メトキシ−5,10,3a−トリヒドロピラジノ[2,3−b]ピロリジノ[1,2−e]ピラジン−4−オン;
8−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)(2S,3aR)−2−メトキシ−5,10,3a−トリヒドロピラジノ[2,3−b]ピロリジノ[1,2−e]ピラジン−4−オン;
8−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)(2S,3aS)−2−メトキシ−5,10,3a−トリヒドロピラジノ[2,3−b]ピロリジノ[1,2−e]ピラジン−4−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(3−メトキシプロピル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(S)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(R)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
9−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)−3−メチル−6,11,4a−トリヒドロピペラジノ[1,2−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
9−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−6,11,4a−トリヒドロモルホリノ[4,3−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
9−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)−6,11,4a−トリヒドロピペリジノ[1,2−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−フェネチル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(シクロヘキシルメチル)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((シス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(R)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(S)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−フェニル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(S)−6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3−メチル−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
9−[6−(1−ヒドロキシ−イソプロピル)−3−ピリジル]−6,11,4a−トリヒドロモルホリノ[4,3−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(2−アミノ−7−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−4−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
9−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)−6,11,4a−トリヒドロモルホリノ[4,3−e]ピラジノ[2,3−b]ピラジン−5−オン;
6−(4−メチル−2−(メチルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
8−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)−5,10,3a−トリヒドロピラジノ[2,3−b]ピロリジノ[1,2−e]ピラジン−4−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−エチル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;6−(4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
6−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;および
6−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグ。
【0374】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下の式(IV):
【0375】
【化32】
【0376】
を有している化合物ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグを包含している。ここで、
は、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のアリール、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキルであり;
は、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換されているか、もしくは非置換のアラルキル、または置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキルアルキルであり;
は、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキルである。ここで、一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、以下に示される7−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(3−メトキシベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン:
【0377】
【化33】
【0378】
を包含していない。
【0379】
式(IV)の化合物のいくつかの実施形態において、Rは、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールである。例えば、Rは、それぞれ必要に応じて置換されているフェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンズイミダゾリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル、インダゾリル、インドリル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オニル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル、またはピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル(例えばメチル)、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル(例えば、置換されているか、または非置換のトリアゾリルまたはピラゾリル)、アミノカルボニル、ハロゲン(例えば、フルオリン)、シアノ、ヒドロキシアルキルおよびヒドロキシからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているフェニルである。他の実施形態において、Rは独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル(例えばメチル)、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル(例えば、置換されているか、または非置換のトリアゾリル)、ハロゲン、アミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシアルキル(例えば、ヒドロキシプロピル)、−ORおよび−NRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているピリジルである。ここで、Rのそれぞれは独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルである。いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキルおよび−NRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて必要に応じて置換されている1H−ピロロ[2,3−b]ピリジルまたはベンズイミダゾリルである。ここで、Rは独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルである。
【0380】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0381】
【化34】
【0382】
である。ここで、Rはそれぞれの存在において独立してH、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル(例えばメチル)であり;R’はそれぞれの存在において独立して置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル(例えばメチル)、ハロゲン(例えば、フルオロ)、シアノ、−ORまたは−NRであり;mが0〜3であり;nが0〜3である。置換基R’のいずれかは、縮合環系における環のいずれかの好適な任意の原子と結合され得ることが当業者によって理解される。
【0383】
式(IV)の化合物のいくつかの実施形態において、Rは、
【0384】
【化35】
【0385】
である。ここで、Rはそれぞれの存在において独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルであり;R’はそれぞれの存在において独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル、ハロゲン、シアノ、−ORまたは−NRであり;mは0〜3であり;nは0〜3である。
【0386】
式(IV)の化合物のいくつかの実施形態において、Rは、H、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のシクロアルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル−ヘテロシクリル、置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル−アリール、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル−シクロアルキルである。例えば、Rは、それぞれ必要に応じて置換されている、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、(C1−4アルキル)−フェニル、(C1−4アルキル)−シクロプロピル、(C1−4アルキル)−シクロブチル、(C1−4アルキル)−シクロペンチル、(C1−4アルキル)−シクロヘキシル、(C1−4アルキル)−ピロリジル、(C1−4アルキル)−ピペリジル、(C1−4アルキル)−ピペラジニル、(C1−4アルキル)−モルホリニル、(C1−4アルキル)−テトラヒドロフラニル、または(C1−4アルキル)−テトラヒドロピラニルである。
【0387】
他の実施形態において、Rは、H、C1−4アルキル、(C1−4アルキル)(OR)、
【0388】
【化36】
【0389】
である。ここで、Rはそれぞれの存在において独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル(例えばメチル)であり;R’はそれぞれの存在において独立して、H、−OR、シアノまたは置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキル(例えばメチル)であり;pは0〜3である。
【0390】
式(IV)の化合物の他の実施形態において、Rは、H、C1−4アルキル、(C1−4アルキル)(OR)、
【0391】
【化37】
【0392】
である。ここで、それぞれ表されているRは独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−2アルキルであり;それぞれ表されているR’は独立して、H、−OR、シアノ、または置換されているか、もしくは非置換のC1−2アルキルであり;pは0〜1である。
【0393】
式(IV)の化合物の他の実施形態において、RはHである。
【0394】
本明細書に記載のいくつかの実施形態において、Rは、置換されているか、もしくは非置換のアリール、または置換されているか、もしくは非置換のヘテロアリールである。例えば、Rは、それぞれ必要に応じて置換されているフェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンズイミダゾリル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル、インダゾリル、インドリル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン、ピリジル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2(3H)−オニル、3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジル、またはピラゾリルである。いくつかの実施形態において、Rは独立して、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、アミノカルボニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシアルキルおよびヒドロキシからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているフェニルである。他の場合に、Rは独立して、C1−8アルキル、置換されているか、もしくは非置換のヘテロシクリル、ハロゲン、アミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシアルキル、−ORおよび−NRからなる群から選択される1つ以上の置換基を用いて置換されているピリジルである。ここで、Rのそれぞれは独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルである。他の場合に、Rは、置換されているか、もしくは非置換のC1−8アルキルおよび−NRからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基を用いて必要に応じて置換されている1H−ピロロ[2,3−b]ピリジルまたはベンズイミダゾリルである。ここで、Rは独立して、H、または置換されているか、もしくは非置換のC1−4アルキルである。
【0395】
一部の実施形態において、式(IV)の化合物は、本明細書に示されているR基および本明細書に示されているR基を有している。
【0396】
式(IV)の化合物のいくつかの実施形態において、10μMの濃度における上記化合物は、mTOR、DNA−PK、PI3Kまたはこれらの組み合わせを少なくとも約50%まで阻害する。式(IV)の化合物は、好適な任意のアッセイ系における上述のキナーゼの阻害剤と示され得る。
【0397】
式(IV)の代表的なTORキナーゼ阻害剤としては、表Dの化合物が挙げられる。
【0398】
(表D)
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(シス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((シス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−エチル−7−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−((シス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−((トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−エチル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−インドール−4−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−((トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−((シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−イソプロピル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−イソプロピル−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−エチル−7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−ヒドロキシピリジン−4−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−イソプロピル−7−(4−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
5−(8−イソプロピル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)−4−メチルピコリナミド;
7−(1H−インダゾール−4−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−アミノピリミジン−5−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−アミノピリジン−4−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(メチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−ヒドロキシピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(4−(1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−インダゾール−4−イル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−インダゾール−6−イル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(ピリミジン−5−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(2−メトキシエチル)−7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−エチル−7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−エチル−7−(1H−インダゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(ピリジン−4−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−アミノピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−メチル−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−5−(8−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ピリジン−1−オキシド;
4−メチル−5−(7−オキソ−8−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ピコリナミド;
5−(8−((シス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)−4−メチルピコリナミド;
7−(1H−ピラゾール−4−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−7−(4−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3−((7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−1(2H)−イル)メチル)ベンゾニトリル;
1−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−7−(4−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
3−(7−オキソ−8−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ベンズアミド;
5−(8−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)−4−メチルピコリナミド;
3−((7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−2−オキソ−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−1(2H)−イル)メチル)ベンゾニトリル;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1S,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1R,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−インダゾール−6−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−モルホリノエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−イソプロピル−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−((シス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−7−(2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
4−(7−オキソ−8−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2−イル)ベンズアミド;
7−(1H−インダゾール−5−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−((1S,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−((1R,3R)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−((1R,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−((1S,3S)−3−メトキシシクロペンチル)−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−インドール−5−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−エチル−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(1H−インドール−6−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−1−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−7−(2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((シス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(2−メトキシエチル)−7−(4−メチル−2−(メチルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(7−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(2−メトキシエチル)−7−(4−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−7−(2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(3−フルオロ−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(3−フルオロ−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(3−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(トランス−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(5−フルオロ−2−メチル−4−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(3−フルオロ−2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(2−メトキシエチル)−7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((トランス−4−メトキシシクロヘキシル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(シクロペンチルメチル)−7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(S)−7−(6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(R)−7−(6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(3−メトキシプロピル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(4−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−メトキシエチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(4−メチル−2−(メチルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−アミノ−4−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(R)−7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
(S)−7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3−メチル−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−3,3−ジメチル−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−アミノ−4−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(2−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
7−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)フェニル)−1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;
1−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−7−(2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン;および
1−(2−ヒドロキシエチル)−7−(2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロピラジノ[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オン、ならびにその薬学的に受容可能な塩、包接体、溶媒和物、立体異性体、互変異性体、およびプロドラッグ。
【0399】
〔3 TORキナーゼ阻害剤の製造方法〕
TORキナーゼ阻害剤は、標準的な周知の合成方法論(例えば、March, J. Advanced Organic Chemistry; Reactions Mechanisms, and Structure, 4th ed., 1992)を介して入手され得る。式(III)の化合物を調製するために有用な出発物質およびそれらの中間体は、市販されているか、または公知の合成方法および試薬を用いて市販の材料から調製され得る。
【0400】
式(I)の化合物を調製する特定の方法は、参照によってその全体が本明細書に援用される米国特許第7,981,893号明細書(2011年7月19日発行)に開示されている。式(II)の化合物を調製する特定の方法は、参照によってその全体が本明細書に援用される米国特許第7,968,556号明細書(2011年6月28日発行)に開示されている。式(III)および(IV)の化合物を調製する特定の方法は、参照によってその全体が本明細書に援用される米国特許第8,110,578号明細書(2012年2月7日発行)、および米国特許出願公開第2011/0137028号明細書(2010年10月25日出願)に開示されている。
【0401】
〔4 使用の方法〕
本明細書に示されているのは、進行性の非小細胞肺がんを処置する方法または予防する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤および有効量のエルロチニブもしくはシチジン類似物を、進行性の非小細胞肺がんを有している患者に投与することを包含している。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。一部の実施形態において、進行性の非小細胞肺がんは、悪性の非小細胞肺がん、ステージIIIBの非小細胞肺がんまたはステージIVの非小細胞肺がんである。一部の実施形態において、患者は少なくとも1つの方針の標準的な療法において失敗に終わっている。一実施形態において、標準的な療法は、化学療法(すなわちEGFR阻害剤(例えば、エルロチニブ)を用いた処置)である。一実施形態において、進行性の非小細胞肺がんは、EGFR阻害剤耐性(例えば、エルロチニブ耐性)である。そのような一実施形態において、進行性の非小細胞肺がんは、EGFR阻害剤耐性の変異(例えば、T790MのEGFR変異)によって特徴づけられている。他の実施形態において、進行性の非小細胞肺がんは、EGFRを活性化する変異(例えば、L858RのEGFR変異)を有している。いくつかの実施形態において、上記方法は、EGFR阻害剤変異(例えば、エルロチニブ耐性変異)について患者の非小細胞肺がんをスクリーニングすることをさらに包含している。他の実施形態において、上記方法は、EGFRを活性化する変異について患者の非小細胞肺がんをスクリーニングすることをさらに包含している。
【0402】
また、エルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおいてTORキナーゼ阻害剤を用いた、進行性の非小細胞肺がんを有している患者の処置の治療有効性を予測する方法が、示されている。当該方法は、患者のがんの生物学的なサンプルを入手すること、およびEGFR変異の存在について患者のがんをスクリーニングすることを包含している。ここで、変異の存在は、エルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおけるTORキナーゼ阻害剤を用いた処置の治療有効性を予測させる。そのような一実施形態において、上記変異は活性化変異である。他の実施形態において、上記変異はEGFR阻害剤耐性をもたらす。当該分野において周知の通り、EGFR変異についてのスクリーニングは、例えばEGFR遺伝子の配列決定によって、実施され得る。
【0403】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、Response Evaluation Criteria in Solid Tumors(RECIST 1.1)の完全奏効、部分奏効または安定を達成する方法である。当該方法は、進行性の非小細胞肺がんにかかっている患者に、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて投与することを包含している。一実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0404】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、非小細胞肺がんにかかっている患者の腫瘍の増悪なしに、生存期間を延長させる方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、上記患者に投与することを包含している。一実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0405】
一実施形態において、本明細書に示されているのは、患者における進行性の疾患のResponse Evaluation Criteria in Solid Tumors(例えば、RECIST 1.1)を予防する方法または遅延させる方法である。当該方法は、効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。一実施形態において、進行性の疾患の予防または遅延は、例えば処置前と比べて−30%〜+20%の、標的病変の全体的なサイズの変化によって特徴づけられるか、または達成される。他の実施形態において、標的病変のサイズの変化は、30%を超える全体的なサイズの縮小(例えば、処置前と比べて標的病変のサイズの50%を超える縮小)である。他の実施形態において、予防は、処置前と比べた非標的病変の数の減少または特性の減退によって、達成されるか、または特徴づけられる。一実施形態において、予防は、処置前と比べた標的病変の非存在または消失によって、達成されるか、または特徴づけられる。一実施形態において、予防は、処置前と比べた非標的病変の非存在または消失によって、達成されるか、または特徴づけられる。他の実施形態において、処置前と比べた新たな病変の予防によって、達成されるか、または特徴づけられる。さらなる他の実施形態において、疾患の進行の臨床徴候または臨床症状(例えば、腫瘍に関連する悪液質または痛みの増大)の、処置前と比べた予防によって、達成されるか、または特徴づけられる。
【0406】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、患者における標的病変のサイズを、処置前と比べて縮小させる方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0407】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、患者における非標的病変のサイズを、処置前と比べて縮小させる方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0408】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、患者における標的病変の数を、処置前と比べて減少させることを達成する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0409】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、患者における非標的病変の数を、処置前と比べて減少させることを達成する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0410】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、患者におけるすべての標的病変の非存在を達成する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0411】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、患者におけるすべての非標的病変の非存在を達成する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0412】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、非小細胞肺がんを処置する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。ここで、処置は、Response Evaluation Criteria in Solid Tumors(例えば、RECIST 1.1)によって決定されているような、完全奏効、部分奏効または安定ををもたらす。
【0413】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、非小細胞肺がんを処置する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。ここで、処置は、標的病変のサイズの縮小、非標的病変のサイズの縮小、および/または新たな標的病変および/または非標的病変の非存在を処置前と比べてもたらす。
【0414】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、非小細胞肺がんを処置する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。ここで、処置は、臨床経過(例えば、腫瘍に関連する悪液質または痛み)の予防または遅延をもたらす。
【0415】
いくつかの実施形態において、本明細書に示されているのは、非小細胞肺がんを処置する方法である。当該方法は、有効量のTORキナーゼ阻害剤を、有効量のエルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、進行性の非小細胞肺がんにかかっている上記患者に投与することを包含している。ここで、処置は、なかでも、疾患の進行の阻害、腫瘍成長の阻害、原発性腫瘍の縮小、腫瘍に関連する症状の軽減、腫瘍分泌因子(腫瘍分泌ホルモン(例えば、カルチノイド症候群をもたらすホルモン)が挙げられる)の阻害、原発性腫瘍または娘腫瘍の遅延した出現、原発性腫瘍または娘腫瘍の抑制された成長、原発性腫瘍または娘腫瘍の低下した発生率、停止した腫瘍成長または腫瘍の退行、無増悪期間(TTP)の延長、無増悪生存期間(PFS)の延長、全生存期間(OS)の1つ以上をもたらす。
【0416】
いくつかの実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、本明細書に記載されているような化合物である。一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、化合物1(分子式C2127を有している上述のTORキナーゼ阻害剤)である。一実施形態において、化合物1は、7−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル)−1−((1r,4r)−4−メトキシシクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラジノ−[2,3−b]ピラジン−2(1H)−オンである。
【0417】
エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて投与されるTORキナーゼ阻害剤は、放射線療法または外科手術とさらに組み合わせられ得る。一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、放射線療法を受けている患者、放射線療法を以前に受けていた患者、または放射線療法をこれから受ける患者に対して、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて投与される投与される。一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、外科手術(例えば、腫瘍除去手術)を受けている患者に対して、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて投与される投与される。
【0418】
本明細書にさらに示されているのは、進行性の非小細胞肺がんのために以前に処置されている患者、および以前に処置されていない患者を処置する方法である。本明細書にさらに示されているのは、進行性の非小細胞肺がんを処置するための試みにおいて外科手術を受けている患者、および外科手術を受けていない患者を処置する方法である。進行性の非小細胞肺がんを有している患者は、不均一な臨床症状および変化する臨床結果を有しているので、患者に与えられるべき処置は、彼/彼女の予後に依存して、変化し得る。高度な臨床医は、進行性の非小細胞肺がんを有している個々の患者を処置するために有効に利用され得る特定の第2の薬剤、外科手術の種類、薬剤を用いない標準的な両方の種類を、過度な実験なしに容易に決定し得る。
【0419】
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、患者に繰り返して投与される。繰返し療法は、ある期間の活性薬剤の投与、続く休止期間、およびこの逐次的な投与の繰返しをともなう。繰返し療法は、耐性の発達を低減させ得るか、副作用を回避し得るか、もしくは低減し得るか、または処置の有効性を向上させ得る。
【0420】
一実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、約1日間〜約10週間の休止期間が続く約3日、約5日、約1週、約2週、約3週、約4週(例えば、28日)、約5週、約6週、約7週、約8週、約10週、約15週または約20週にわたって毎日、単回用量または分割用量において、シチジン類似物またはエルロチニブと組み合わせて投与される。一実施形態において、本明細書に示されている上記方法は、約1週間、約2週間、約3週間、約4週間、約5週間、約6週間、約8週間、約10週間、約15週間または約20週間の繰返し処置について意図されている。いくつかの実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、20、24、26、28、29または30日間の休止期間をもとなって約3日、約5日、約1週、約2週、約3週、約4週(例えば28日)、約5週または約6週にわたって、単回用量または分割用量において、シチジン類似物またはエルロチニブと組み合わせて投与される。いくつかの実施形態において、休止期間は1日間である。いくつかの実施形態において、休止期間は3日間である。いくつかの実施形態において、休止期間は7日間である。いくつかの実施形態において、休止期間は14日間である。いくつかの実施形態において、休止期間は28日間である。投与サイクルの頻度、回数および長さは、増大させられ得るか、または減少させられ得る。
【0421】
一実施形態において、本明細書に示されている方法は、i)シチジン類似物またはエルロチニブと組み合わせて、第1の毎日の用量のTORキナーゼ阻害剤を対象に投与すること;ii)シチジン類似物もしくはエルロチニブが患者に投与されない少なくとも1日にわたって、休止すること;iii)シチジン類似物またはエルロチニブと組み合わせて、第2の用量のTORキナーゼ阻害剤を対象に投与すること;およびiv)ステップi)およびii)を複数回にわたって繰り返すことを包含している。
【0422】
一実施形態において、本明細書に示されている方法は、ある用量のシチジン類似物またはエルロチニブを対象に対して1日目に投与すること、続いてTORキナーゼ阻害剤を、シチジン類似物またはエルロチニブと組み合わせて、2日目およびそれ以降に投与することを包含している。
【0423】
一部の実施形態において、シチジン類似物またはエルロチニブとの組合せのTORキナーゼ阻害剤は、約1〜52週にわたって連続的に投与される。一部の実施形態において、シチジン類似物またはエルロチニブとの組合せのTORキナーゼ阻害剤は、約0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12ヶ月にわたって連続的に投与される。一部の実施形態において、シチジン類似物またはエルロチニブとの組合せのTORキナーゼ阻害剤は、約7、約14、約21、約28、約35、約42、約84または、約112日にわたって連続的に投与される。
【0424】
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がシチジン類似物と組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤は、28日にわたって連続的に投与され、シチジン類似物は、21日にわたって連続的に投与され、シチジン類似物なしの7日間に続く。一実施形態において、28日のサイクルにおいて、シチジン類似物は1日目に単独に投与され、シチジン類似物およびTORキナーゼ阻害剤は、2〜21日目に組み合わせて投与され、TORキナーゼ阻害剤は22〜28日目に単独に投与される。そのようないくつかの実施形態において、サイクル2が開始すると、シチジン類似物およびTORキナーゼ阻害剤の両方は、1日目に投与され、シチジン類似物は21日目まで継続され、TORキナーゼ阻害剤は28日目まで継続される。上述のような28日のサイクルは、必要とされる期間(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12ヶ月)にわたって継続され得る。
【0425】
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がシチジン類似物と組み合わせて投与される場合、28日のサイクルにおいて、シチジン類似物は、1〜7日目に単独に投与され、TORキナーゼ阻害剤は、8〜28日目に単独に投与される。そのような28日のサイクルは、必要とされる期間(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12ヶ月)にわたって継続され得る。
【0426】
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がシチジン類似物と組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤は、約5mg〜約50mg(例えば、約10mg、15約mg、30約mgまたは約45mg)の量において投与され、シチジン類似物は、約50mg〜約350mg(例えば、約100mg、約200mgまたは約300mg)の量において投与される。一部の実施形態において、約10mgのTORキナーゼ阻害剤が、約100mg、約200mgまたは約300mgのシチジン類似物と組み合わせて投与される。一部の実施形態において、約15mgのTORキナーゼ阻害剤が、約100mg、約200mgまたは約300mgのシチジン類似物と組み合わせて投与される。一部の実施形態において、約30mgのTORキナーゼ阻害剤が、約100mg、約200mgまたは約300mgのシチジン類似物と組み合わせて投与される。一部の実施形態において、約45mgのTORキナーゼ阻害剤が、約100mg、約200mgまたは約300mgのシチジン類似物と組み合わせて投与される。
【0427】
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がシチジン類似物と組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤:シチジン類似物の割合は、1:1〜1:10である。一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がシチジン類似物と組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤:シチジン類似物の割合は、約1:1未満、約1:3未満、または1:10未満である。TORキナーゼ阻害剤がシチジン類似物と組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤:シチジン類似物の割合は、約1:1、約1:3、または約1:10である。
【0428】
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がエルロチニブと組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤は、約5mg〜約50mg(例えば、約10mg、15約mg、30約mgまたは約45mg)の量において投与され、エルロチニブは、約50mg〜約200mg(例えば、約75mg、約100mgまたは約150mg)の量において投与される。一部の実施形態において、約10mgのTORキナーゼ阻害剤が、約75mg、約100mgまたは約150mgのシチジン類似物と組み合わせて投与される。一部の実施形態において、約15mgのTORキナーゼ阻害剤が、約75mg、約100mgまたは約150mgのシチジン類似物と組み合わせて投与される。一部の実施形態において、約30mgのTORキナーゼ阻害剤が、約75mg、約100mgまたは約150mgのシチジン類似物と組み合わせて投与される。一部の実施形態において、約45mgのTORキナーゼ阻害剤が、約75mg、約100mgまたは約150mgのシチジン類似物と組み合わせて投与される。
【0429】
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がエルロチニブと組み合わせて投与される場合、
TORキナーゼ阻害剤:エルロチニブの割合は、1:1〜1:30である。
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がエルロチニブと組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤:エルロチニブの割合は、約1:1未満、約1:10未満、または1:30未満である。TORキナーゼ阻害剤がエルロチニブと組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤:エルロチニブの割合は、約1:1、約1:10、または1:30である。
【0430】
いくつかの実施形態において、TORキナーゼ阻害剤がエルロチニブと組み合わせて投与される場合、TORキナーゼ阻害剤は、胃が空のとき(例えば、食事の少なくとも1時間前および2時間後)に、摂取される。
【0431】
〔5 薬学的組成物および投与の経路〕
本明細書に示されているのは、有効量のTORキナーゼ阻害剤および有効量のエルロチニブもしくはシチジン類似物を含んでいる薬学的組成物、ならびに有効量のTORキナーゼ阻害剤および有効量のエルロチニブもしくはシチジン類似物および薬学的に許容可能な担体もしくはビヒクルを含んでいる薬学的組成物である。一部の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0432】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている薬学的組成物は、経口投与、非経口投与、粘膜投与、経皮的投与、または局所投与に適している。
【0433】
TORキナーゼ阻害剤は、調製物の従来の形態(例えば、カプセル、マイクロカプセル、錠剤、顆粒、粉末、トローチ、丸薬、坐剤、注入剤、懸濁剤およびシロップ剤)において、経口的または非経口的に患者に対して投与され得る。好適な調合物は、有機または無機の、従来の添加剤(例えば、賦形剤(例えば、スクロース、デンプン、マンニトール、ソルビトール、ラクトース、グルコース、セルロース、タルク、リン酸カルシウムまたは炭酸カルシウム))、結合剤(例えば、セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリプロピルピロピロリドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、スクロース、またはデンプン)、崩壊剤(例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、低置換度のヒドロキシプロピルセルロース、重炭酸ナトリウム、リン酸カルシウム、またはクエン酸カルシウム)、滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、タルク、またはラウリル硫酸ナトリウム)、香料剤(例えば、クエン酸、メントール、グリシン、またはオレンジパウダー)、防腐剤(例えば、安息香酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、メチルパラベン、またはプロピルパラベン)、安定剤(例えば、クエン酸、クエン酸ナトリウム、または酢酸)、懸濁剤(例えば、メチルセルロース、ポリビニルプロピルピロクロン、またはステアリン酸アルミニウム)、分散剤(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、希釈剤(例えば、水)、およびベースワックス(例えば、ココアバター、白色ワセリン、またはポリエチレングリコール)を用いて一般的に使用される方法によって調製され得る。薬学的組成物における有効量のTORキナーゼ阻害剤は、所望の作用を発揮するレベル(例えば、経口投与および非経口投与のための単位投与量における、患者の体重1kgにつき約0.005mg〜患者の体重1kgにつき約10mg)であり得る。
【0434】
患者に投与されるTORキナーゼ阻害剤の用量およびエルロチニブもしくはシチジン類似物の用量は、より幅広く変わり得、医療従事者の判断に委ねられ得る。一般に、TORキナーゼ阻害剤、エルロチニブおよびシチジン類似物は、患者の体重1kgにつき約0.005mg〜約10mgの用量において、一日に1〜4回にわたって投与され得る。しかし、上述の用量は、患者の年齢、体重および病状、ならびに投与の種類に応じて適切に変更され得る。一実施形態において、用量は、患者の体重1kgにつき約0.01mg〜約5mg、患者の体重1kgにつき約0.05mg〜約1mg/kg、患者の体重1kgにつき約0.1mg〜約0.75mg/kg、または患者の体重1kgにつき約0.25mg〜約0.5mg/kgである。一実施形態において、1つの用量は1日ごとに与えられる。所定の任意の場合において、投与されるTORキナーゼ阻害剤の量は、活性成分の溶解度、使用される剤形、および投与の経路といった要因に依存する。
【0435】
他の実施形態において、本明細書に示されているのは、進行性の非小細胞肺がんの処置または予防のための方法である。当該方法は、約0.375mg/日〜約750mg/日、約0.75mg/日〜約375mg/日、約3.75mg/日〜約75mg/日、約7.5mg/日〜約55mg/日または約18mg/日〜約37mg/日のTORキナーゼ阻害剤を、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、それを必要としている患者に投与することを包含している。
【0436】
他の実施形態において、本明細書に示されているのは、進行性の非小細胞肺がんの処置または予防のための方法である。当該方法は、約1mg/日〜約1200mg/日、約10mg/日〜約1200mg/日、約100mg/日〜約1200mg/日、約400mg/日〜約1200mg/日、約600mg/日〜約1200mg/日、約400mg/日〜約800mg/日または約600mg/日〜約800mg/日のTORキナーゼ阻害剤を、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、それを必要としている患者に投与することを包含している。特定の実施形態において、本明細書に示されている方法は、10mg/日、15mg/日、30mg/日、45mg/日、100mg/日、200mg/日、300mg/日、400mg/日、600mg/日または800mg/日のTORキナーゼ阻害剤を、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、それを必要としている患者に投与することを包含している。一実施形態において、本明細書に示されている方法は、10mg/日、15mg/日、30mg/日または45mg/日のTORキナーゼ阻害剤を、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、それを必要としている患者に投与することを包含している。
【0437】
一部の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約100mg〜約400mg、約150mg〜約350mg、または約175mg〜約325mgのシチジン類似物の、単独またはTORキナーゼ阻害剤との組合せの、投与を包含している。他の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約100mg、約200mgまたは約300mgのシチジン類似物の、単独またはTORキナーゼ阻害剤との組合せの、投与を包含している。特定の実施形態において、シチジン類似物は経口のアザシチジンである。
【0438】
他の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約1mg〜約200mg、約10mg〜約175mgまたは約25mg〜約150mgのエルロチニブの、単独またはTORキナーゼ阻害剤との組合せの、投与を包含している。他の実施形態において、本明細書に示されている方法は、、約25mg、約75mg、約100mgまたは約150mgのエルロチニブの、単独またはTORキナーゼ阻害剤との組合せの、投与を包含している。
【0439】
他の実施形態において、本明細書に示されているのは、約1mg〜約2000mg、約1mg〜約200mg、約35mg〜約1400mg、約125mg〜約1000mg、約250mg〜約1000mg、約500mg〜約1000mg、約1mg〜約30mg、約1mg〜約25mg、または約2.5mg〜約20mgのTORキナーゼ阻害剤を、単独にか、またはエルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおいて含んでいる単位投与量製剤である。他の実施形態において、本明細書に示されているのは、1mg、2.5mg、5mg、10mg、15mg、20mg、30mg、35mg、45mg、50mg、70mg、100mg、125mg、140mg、175mg、200mg、250mg、280mg、350mg、500mg、560mg、700mg、750mg、1000mgまたは1400mgのTORキナーゼ阻害剤を、単独にか、またはエルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおいて含んでいる単位投与量製剤である。他の実施形態において、本明細書に示されているのは、約2.5mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mgまたは約45mgのTORキナーゼ阻害剤を、単独にか、またはエルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおいて含んでいる単位投与量製剤である。
【0440】
他の実施形態において、本明細書に示されているのは、約25mg〜約200mg、約50mg〜約150mgまたは約75mg〜約150mgのシチジン類似物を、単独にか、またはTORキナーゼ阻害剤との組合せにおいて含んでいる単位投与量製剤である。他の実施形態において、本明細書に示されているのは、100mgのシチジン類似物を、単独にか、またはTORキナーゼ阻害剤との組合せにおいて含んでいる単位投与量製剤である。
【0441】
他の実施形態において、本明細書に示されているのは、約1mg〜約200mg、約10mg〜約175mgまたは約25mg〜約150mgのエルロチニブを、単独にか、またはTORキナーゼ阻害剤との組合せにおいて含んでいる単位投与量製剤である。
【0442】
特定の実施形態において、本明細書に示されているのは、約10mg、約15mg、約30mg、約45mg、約50mg、約75mg、約100mgまたは約400mgのTORキナーゼ阻害剤を、単独にか、またはエルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおいて含んでいる単位投与量製剤である。
【0443】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、TORキナーゼ阻害剤:シチジン類似物の割合が約1:1〜約1:10である単位投与量製剤である。一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、TORキナーゼ阻害剤:シチジン類似物の割合が、約1:1未満、約1:3未満または約1:10未満である単位投与量製剤である。一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、TORキナーゼ阻害剤:シチジン類似物の割合が、約1:1、約1:3または約1:10である単位投与量製剤である。
【0444】
一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、TORキナーゼ阻害剤:エルロチニブの割合が約1:1〜約1:30である単位投与量製剤である。一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、TORキナーゼ阻害剤:エルロチニブの割合が約1:1未満、約1:10未満または約1:30未満である単位投与量製剤である。一部の実施形態において、本明細書に示されているのは、TORキナーゼ阻害剤:エルロチニブの割合が約1:1、約1:10または約1:30である単位投与量製剤である。
【0445】
TORキナーゼ阻害剤は、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて、1日に1回、2回、3回、4回またはそれ以上にわたって投与される。
【0446】
一部の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約50mg〜約200mg、約75mg〜約175mgまたは約100mg〜約150mgのエルロチニブとの組み合わせにおける、約5mg〜約100mg、約5mg〜約50mg、約10mg〜約50mgまたは約15mg〜約45mgのTORキナーゼ阻害剤の投与を包含している。一部の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約75mg、約100mgまたは約150mgのエルロチニブとの組み合わせにおける、約10mg、約15mg、約30mgまたは約45mgのTORキナーゼ阻害剤の投与を包含している。
【0447】
一部の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約50〜約350mg、約75mg〜約350mg、約100mg〜約350mg、約150mg〜約350mg、約175mg〜約325mgまたは約200mg〜約300mgのシチジン類似物との組み合わせにおける、約5mg〜約100mg、約5mg〜約50mg、約10mg〜約50mgまたは約15mg〜約45mgのTORキナーゼ阻害剤の投与を包含している。一部の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約100mg、約200mgまたは約300mgのシチジン類似物との組み合わせにおける、約10mg、約15mg、約30mgまたは約45mgのTORキナーゼ阻害剤の投与を包含している。
【0448】
一部の実施形態において、一部の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約75mg、約100mgまたは約150mgのエルロチニブとの組み合わせにおける、約10mg、約15mg、約30mgまたは約45mgのTORキナーゼ阻害剤の投与を包含している。
【0449】
一部の実施形態において、一部の実施形態において、本明細書に示されている方法は、約100mg、約200mgまたは約300mgのシチジン類似物との組み合わせにおける、約10mg、約15mg、約30mgまたは約45mgのTORキナーゼ阻害剤の投与を包含している。
【0450】
TORキナーゼ阻害剤は、簡便性の理由から、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて経口的に投与される。一実施形態において、経口投与される場合、エルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおけるTORキナーゼ阻害剤は、食事および水とともに投与される。他の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、水またはジュース(例えば、リンゴジュースまたはオレンジジュース)に分散され、懸濁液として経口投与される。他の実施形態において、経口投与される場合、エルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおけるTORキナーゼ阻害剤は、絶食状態において投与される。
【0451】
また、TORキナーゼ阻害剤は、エルロチニブまたはシチジン類似物との組み合わせて、静脈内(例えば静脈注射)、または皮下(例えば皮下注射)に投与される。投与の様式は、医療従事者の裁量に委ねられ、病状の部位について部分的に依存し得る。
【0452】
一実施形態において、本明細書に示されているのは、さらなる担体、賦形剤またはビヒクルなしで、TORキナーゼ阻害剤を、エルロチニブまたはシチジン類似物と組み合わせて収納しているカプセルである。
【0453】
他の実施形態において、本明細書に示されているのは、有効量のTORキナーゼ阻害剤、有効量のエルロチニブもしくはシチジン類似物、および薬学的に許容可能な担体またはビヒクルを含んでいる組成物であり、薬学的に受容可能な担体またはビヒクルは、賦形剤、希釈剤、またはそれらの混合物を含み得る。一実施形態において、組成物は薬学的組成物である。
【0454】
組成物は、錠剤、咀嚼錠、カプセル剤、液剤、非経口液、トローチ剤、坐剤および懸濁剤、ならびにそれらの類似物の形態であり得る。組成物は、単一の錠剤、単一のカプセル剤または適量の液体であり得る投与量単位における、1日用量または1日用量の適切な部分を含むように調合され得る。一実施形態において、液剤は、水溶性の塩(例えば塩酸塩)から調製される。一般に、すべての組成物は、製薬化学における公知の方法によって調製される。カプセル剤は、TORキナーゼ阻害剤を好適な担体または賦形剤と混合すること、および適量の混合物をカプセルに充填することによって調製される。通常の担体および賦形剤としては、不活性の物質(例えば異なる多種類のデンプン、粉末セルロース(特に結晶性セルロースおよび微結晶性セルロース)、糖(例えばフルクトース、マンニトールおよびスクロース)、穀類の細粉、および同様の食用粉末)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0455】
錠剤は、直接圧縮法、湿式造粒法または乾式造粒法によって調製され得る。それらの調合物は、通常、上記化合物ならびに賦形剤、結合剤、滑剤および崩壊剤を組み込んでいる。典型的な賦形剤としては、例えば、種々の種類のデンプン、ラクトース、マンニトール、カオリン、リン酸カルシウム、または硫酸カルシウム、無機塩(例えば、塩化ナトリウム)、および粉砂糖が挙げられる。また、粉末のセルロース誘導体が有用である。一実施形態において、薬学的組成物はラクトースを含んでいない。典型的な錠剤の結合剤は、デンプン、ゼラチン、および糖(例えばラクトース、フルクトース、グルコース、およびそれらの類似物)といった物質である。また、天然ゴムまたは合成ゴム(アカシア、アルギン酸塩、メチルセルロース、ポリビニルピロリジン、およびそれらの類似物が挙げられる)は、有用である。また、ポリエチレングリコール、エチルセルロースおよび蜜蝋は、結合剤の役割を果たし得る。化合物1を含んでいる例示的な錠剤の製剤は、表2および3に示されている。
【0456】
滑剤は、錠剤および押抜き具が金型に固着することを防ぐために、錠剤の調合物に必要であり得る。滑剤は、滑りやすい固体(例えばタルク、ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、および硬化植物油)から選択され得る。錠剤の崩壊剤は、錠剤を崩壊させ、化合物を遊離させるために、湿らされたときに膨張する物質である。崩壊剤としては、デンプン、粘土、セルロース、アルギン、およびゴムが挙げられる。より詳細には、例えば、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、木材セルロース、粉末化した海綿、陽イオン交換樹脂、アルギン酸、グアールガム、かんきつ類の果肉、カルボキシメチルセルロース、およびラウリル硫酸ナトリウムが使用され得る。錠剤は、フレーバおよびシーリング剤としての糖、または錠剤の溶出特性を変更するフィルムを形成する保護剤を用いて被覆され得る。また、組成物は、例えば調合物においてマンニトールといった物質を用いることによって、咀嚼錠剤として調合され得る。
【0457】
エルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおけるTORキナーゼ阻害剤を坐剤として投与することが所望される場合、典型的な基剤が用いられる。ココアバターは、その融点をわずかに上昇させるために蜜蝋の添加によって改質され得る、従来の坐剤の基剤である。特に、水混和性の坐剤の基剤(種々の分子量のポリエチレングルコールが挙げられる)は、広く使用されている。
【0458】
エルロチニブまたはシチジン類似物との組合せにおけるTORキナーゼ阻害剤の作用は、適切な調合によって、遅延され得るか、または延長され得る。例えば、TORキナーゼ阻害剤の徐溶性ペレットは、調製され、かつ錠剤もしくはカプセルに組み込まれ得るか、または埋め込み可能な徐放性のデバイスとして調製され得る。その手法としては、異なる種々の溶解速度のペレットを作製し、かつ当該ペレットの混合物を用いてカプセルを充填することが挙げられる。錠剤またはカプセル剤は、予想される時間にわたって溶解に抵抗するフィルムを用いて被覆され得る。非経口の調製物でさえ、TORキナーゼ阻害剤を血清において緩やかに分散させることを可能にする油状のビヒクルまたは乳化されたビヒクルに、TORキナーゼ阻害剤を溶解させること、もしくは懸濁することによって、長時間作用型にされ得る。
【0459】
一部の実施形態において、TORキナーゼ阻害剤は、参照によってその全体が本明細書に援用される米国仮出願第61/566,109号(2011年12月2日出願)(特に、22ページの段落[0067]〜38ページの段落[00162]および55ページの段落[00216]〜68ページの段落[00226]を参照すればよい)に示されている製剤において投与される。
【実施例】
【0460】
〔1 生物学的アッセイ〕
(mTOR HTR−FRETアッセイ)
以下は、試験化合物のTORキナーゼ阻害活性を決定するために使用され得るアッセイの例である。TORキナーゼ阻害剤を、DMSOに溶解させ、10mMのストックとして調製し、実験のために適切に希釈した。試薬を以下の通りに調製した。
【0461】
「単純TOR緩衝液」(高グリセロールのTOR画分を希釈するために使用される):10mMのTris(pH7.4)、100mMのNaCl、0.1%のTween-20、1mMのDTT。InvitrogenのmTOR(cat#PV4753)を、0.200μg/mLのアッセイ濃度までこの緩衝液において希釈した。
【0462】
ATP/基質溶液:0.075mMのATP、12.5mMのMnCl、50mMのHepes(pH7.4)、50mMのβ−GOP、250nMのMicrocystin LR、0.25mMのEDTA、および3.5μg/mLのGST−p70S6。
【0463】
検出試薬溶液:50mMのHEPES(pH7.4)、0.01%のTriton X-100、0.01%のBSA、0.1mMのEDTA、12.7μg/mLのCy5-αGST Amersham(Cat#PA92002V)、9ng/mLのαリン酸p70S6(Thr389)(Cell Signaling Mouse Monoclonal #9206L)、627ng/mLのα−マウスLance Eu(Perkin Elmer Cat#AD0077)。
【0464】
20μLの単純mTOR緩衝液に、DMSOにおける0.5μLの試験化合物を加えた。反応を開始させるために、5μLのATP/基質溶液を、20μLの単純mTOR緩衝液に加え(コントロール)、以上において調製した化合物溶液に加えた。60分後に5μLの60mMのEDTA溶液を加えることによってアッセイを停止させ;それから、10μLの検出試薬溶液を加え、混合物を、Perkin-Elmer Envision Microplate Readerセットによって読み取って、LANCE Eu TR-FRET(320nmにおける励起および495/520nmにおける発光)を検出する前に少なくとも2時間にわたって静置した。
【0465】
TORキナーゼ阻害剤を、mTor HTR−FRETアッセイにおいて試験し、当該TORキナーゼ阻害剤が、その試験において活性を有していると分かった(一部の化合物がアッセイにおいて10μM以下のIC50を有しており、いくつかの化合物が0.005nM〜250nMのIC50を有しており、他の化合物が250nM〜500nMのIC50を有しており、他の化合物が1μM〜10μMのIC50を有している)。
【0466】
〔2 細胞に基づくアッセイ〕
(細胞株について細胞生存率アッセイ)
化合物1および第2の薬剤(アザシチジンまたはエルロチニブ)は、アコースティックディスペンサー(EDC Biosystems)を介して、384ウエルの平らで透明な底面で、黒色のポリスチレンの、TC処理されたプレート(Cat#3712, Corning, MA)に添加された。化合物1および第2の薬剤を、化合物の3つの異なる比率において、10の濃度のためにプレート全体について3倍の系列希釈した。また、両方の化合物は、単剤としてのこれらの作用を決定するために、単独でも添加された。DMSO(化合物なし)は、100%の生存率およびバックグラウンド(細胞なし)のコントロールとして使用された。最終的なアッセイのDMSO濃度は、0.2%(v/v)であった。3つの異なる添加の組合せ系列が、試験された。第1の例において、化合物1および第2の薬剤は、空のプレートに同時に(Sim)添加された。それから、細胞増殖が培養3日後に線形検出範囲内にあることを確実にする最適化された濃度で、細胞が化合物の上に直接添加された。第2の例において、化合物1が空のプレートに添加された後、直ちに細胞の添加が行われた。おsれから、培養24時間後に、第2の薬剤が、前のプレートに添加され、さらに48時間インキュベートされた(SeqM1)。したがって、化合物1および第2の薬剤の処理時間は、各々72時間および48時間であった。第3の例において、第2の薬剤が、空のプレートに添加され、続いて細胞の添加が行われた。それから、培養24時間後、化合物1が前のプレートに添加され、さらに48時間インキュベートされた(SeqM2)。故に、化合物1および第2の薬剤の処理時間は、各々48時間、72時間であった。72時間の全インキュベーション後、細胞生存率は、Promega’s CellTiter-Glo Luminescent Cell Viability Assay(Cat#G7573, Promega, WI)を用いて、製造者の標準的な作業手順を用いて決定された。バックグラウンドを差し引いた発光カウントは、DMSO処理されたコントロール細胞に対する細胞生存率のパーセンテージに転換された。
【0467】
投与量応答曲線は、XLFit4(IDBS, UK)を使用し、4 Parameter Logistic Model/Sigmoidal Dose-Response Model[y=(A+((B−A)/(1+((C/x)^D))))]を用いて各々の濃度におけるコントロールデータのパーセンテージをフィッティングすることによって、生成された。細胞株における2つの薬剤の組合せ効果を評価するために、データは、2つの薬剤の理論上の相加応答のみに対しての組合せ応答を比較することによって、分析された。2つの薬剤(AおよびB)の予想される相加効果は、フラクショナルプロダクトメソッド(Webb 1961, Enzyme and Metabolic Inhibitors, New York: Academic Press:(fu)A,B=(fu)Ax(fu)B(ここでfuは処理に影響されない部分)を使用して、計算され得る。併用に影響されない測定された部分が、(fu)A,B未満である場合、配合の相乗効果があると決定される。一方、配合に影響されない測定された部分=(fu)A,Bである場合、相加効果があると決定される。
【0468】
あるいは、Chou-Talalayの数学的モデルに基づく組合せ指標(CI)の計算が、2つの薬剤の組合せ効果を評価するために使用された。50%の阻害が達成される有効な投与量であるIC50値は、組み合わせた薬剤と同じくそれぞれについて、単剤においても計算され、これら各々のCI値を計算するために使用された。CI値は、下の表1に表されているように、相乗効果を示している(Chou and Talalay, 1983, Trends Pharmacol. Sci. (4) 450-454)。
【0469】
【表2】
【0470】
結果(CI値)は、表2〜4および図1〜4に示されている。相乗効果は、化合物1+アザシチジンおよび化合物1+エルロチニブの多くの配合において観察された。
【0471】
【表3】
【0472】
【表4】
【0473】
【表5】
【0474】
表および図において認され得るように、5−アザシチジンおよびエルロチニブは、インビトロの多くのNSCLC株において、化合物1と相乗効果を見せた。添加の順序は、化合物1および5−アザシチジンの配合の組合せ効果に影響を与えた。最良の組合せ効果は、5−アザシチジンが化合物1の処理前に添加された場合に、観察された。化合物1およびエルロチニブの配合に関しては、添加順序の代わりに2つの薬剤の比がCI値に影響を与えた。最良のモル比は、化合物1:エルロチニブにおいて1:30であった。
【0475】
〔3 インビボアッセイ〕
(DM179−非小細胞肺がんの原発性腫瘍移植)
DM179は、NSCLC患者から入手した腫瘍組織由来の原発性腫瘍移植モデルである。モデルにおいて、化合物1および第2の薬剤は、単剤として試験され、また化合物1は、第2の薬剤(エルロチニブまたはアザシチジン)と組み合わせて試験される。ヌードマウスは、DM179の低い継代数の腫瘍小片をわき腹部位の皮下に播種される。動物の播種のあと、腫瘍は、ランダム化の前に約200mmまで成長させられる。約200mmのDM179の腫瘍を有する動物は、一緒にプールされ、種々の処理グループにランダム化される。化合物1は、水における0.5%のCMCおよび0.25%のTween80(懸濁液として)において調合される。動物は、ビヒクル(CMC−Tween)、または単独もしくは第2の薬剤との組合せの化合物1を、例えば21日間以下において1日1回(QD)にわたって、経口投与された。化合物1および第2の薬剤を用いた処理は、同時であるか、または時間をずらされている。化合物1の投与量は、1mg/kg〜10mg/kgの範囲にあり得る。そして、第2の薬剤の投与量または配合されたものの投与量は、単剤の実験結果または文献に基づいて決定される。ポジティブコントロールのパクリタキセル(20mg/kg、Q7Dx4)は、静脈注射(IV)経由で投与される。腫瘍は、1週間に2回、カリパスを使用して測定される。そして、腫瘍の体積は、WxL/2(W=幅,L=長さ)の式を使用して、計算される。
【0476】
(BML5−非小細胞肺がんの原発性腫瘍移植)
BML−5は、NSCLC患者から得られた腫瘍組織由来の原発性腫瘍移植モデルである。モデルにおいて、化合物1および第2の薬剤は、単剤として試験され、そして、化合物1は、第2の薬剤(エルロチニブまたはアザシチジン)と組み合わせて試験される。ヌードマウスは、BML−5の低い継代数の腫瘍小片をわき腹部位の皮下に播種される。動物の播種のあと、腫瘍は、ランダム化の前に約200mmまで成長させられる。約200mmのBML−5の腫瘍を有する動物は、一緒にプールされ、そして種々の処理グループにランダム化される。化合物1は、水における0.5%のCMCおよび0.25%のTween80(懸濁液として)において調合される。動物は、ビヒクル(CMC−Tween)、単独もしくは第2の薬剤との組合せの化合物1を、例えば21日間以下において1日1回(QD)にわたって、経口投与された。化合物1および第2の薬剤を用いた処理は、同時であるか、または時間をずらされる。化合物1の投与量は、1mg/kg〜10mg/kgの範囲にあり得る。そして、第2の薬剤または組合せのための投与量は、単剤の実験結果または文献に基づいて決定される。ポジティブコントロールのドセタキセル(20mg/kg、Q7Dx3)は、静脈注射(IV)経由で投与される。腫瘍は、1週間に2回、カリパスを使用して測定される。そして、腫瘍の体積は、WxL/2の式を使用して、計算される。
【0477】
(ST140−非小細胞肺がんの原発性腫瘍移植)
ST−140は、NSCLC患者から得られた腫瘍組織由来の原発性腫瘍移植モデルである。モデルにおいて、化合物1および第2の薬剤は、単剤として試験され、また化合物1は、第2の薬剤(エルロチニブまたはアザシチジン)と組み合わせて試験される。ヌードマウスは、ST−140の低い継代数の腫瘍小片をわき腹部位の皮下に播種される。動物の播種のあと、腫瘍は、ランダム化の前に約200mmまで成長させられる。約200mmのBML−5の腫瘍を有する動物は、一緒にプールされ、そして種々の処理グループにランダム化される。化合物1は、水における0.5%のCMCおよび0.25%のTween80(懸濁液として)において調合される。動物は、ビヒクル(CMC−Tween)、単独もしくは第2の薬剤との組合せの化合物1を、例えば21日間以下において1日1回(QD)にわたって、経口投与された。化合物1および第2の薬剤を用いた処理は、同時であるか、または時間をずらされる。化合物1の投与量は、1mg/kgから10mg/kgの範囲にあり得る。そして、第2の薬剤または組合せのための投与量は、単剤の実験結果または文献に基づいて決定される。ポジティブコントロールのドセタキセル(20mg/kg、Q7Dx3)は静脈注射(IV)経由で投与される。腫瘍は、1週間に2回、カリパスを使用して測定される。そして、腫瘍の体積は、WxL/2の式を使用して、計算される。
【0478】
選択されたTORキナーゼ阻害剤は、エルロチニブまたはアザシチジンとの組合せが使用された場合、モデルにおける相乗効果を、示すか、または示すことが期待される。
【0479】
〔4 化合物を用いた代替的な組合せ試験〕
(増殖アッセイ)
NSCLC細胞株、ならびにエルロチニブおよびTORキナーゼ阻害剤化合物1についてのIC50値として表されているそれらの細胞株の感受性は、表5に示されている。
【0480】
【表6】
【0481】
化合物1およびエルロチニブは、異なるIC50値に反映されているように種々の感受性の程度において、NSCLC細胞株のパネルにおける抗増殖活性を実証した。
【0482】
(組合せ指標)
この試験は、エルロチニブ耐性細胞株A549、H1975、H1650、およびHCC95を使用して行われた。これらの細胞株は、エルロチニブ耐性の異なる程度を示し、EGFRおよびKRASの突然変異の状態に関して異なる遺伝学的バックグラウンドを有している。エルロチニブとの組合せにおいて、化合物1は、エルロチニブに耐性のあるNSCLC細胞株において、相乗効果的な抗増殖効果を示した。結果は表5A−5Dに示されている。相乗効果は、0.1〜0.2に至る組合せ指標を示すより低濃度において、より顕著であり、強い相乗効果を示した(CI値の説明は、表1を参照すること)。これらの結果は、化合物1がNSCLC細胞におけるエルロチニブに対する薬剤耐性を克服でき、組合せ処理の相乗効果が現れることを示した。
【0483】
表6は、NSCLC野生型細胞株(A549)、EGFR活性突然変異(L858R)細胞株(H3255)において、およびエルロチニブ耐性のある、EGFRの突然変異(T790M)を有する細胞株(H1975)において、エルロチニブおよび化合物1の配合による相乗効果のレベルが示されている。示され得るように、表1によって定義されたような相乗効果は、エルロチニブ耐性細胞株H1975を含め、すべての細胞のタイプで観察された(ND=測定せず)。
【0484】
【表7】
【0485】
(細胞周期分析)
細胞周期分析において、プロピジウムイオダイド染色の使用は、化合物1およびエルロチニブを使用した組合せ処理により、S期の縮小およびG0/G1期の拡大をともなう増強された細胞周期抑制を示した。これらの研究結果は、表6に示されている。これらの結果は、エルロチニブと組み合わせた化合物1がNSCLC細胞において細胞周期抑制を引き起したことを示す。
【0486】
(ウエスタンブロッティングを使用したバイオマーカー分析)
経路阻害分析のデータは、種々の細胞種における図7Aおよび図7Bに示されている。データは、化合物1およびエルロチニブの組合せがmTOR経路におけるシグナル伝達の要素(すなわちp4EBP1)の阻害を実証したことを示す。
【0487】
(ヌードマウスにおけるA549異種移植片およびH1975異種移植片における、単独またはエルロチニブとの組合せの化合物1のインビボ試験)
単細胞浮遊液中のA549腺がんまたはH1975細胞は、無胸腺ヌードマウスの後部わき腹に移植された。コントロールグループは、ビヒクルを用いて処理された。他のグループは、経口強制飼養による週3回の40mg/kgにおけるエルロチニブ、経口強制飼養による5mg/kg/日における化合物1、または40mg/kgにおけるエルロチニブと5mg/kgの化合物1との組合せを用いて処理された。A549異種移植片において、処理は、移植後26日目に開始され、そして53日目に中止した。一方、H1975異種移植片では、処理は、移植後17日目において開始され、30日目に中止した。
【0488】
表8に示され得るように、未処理のコントロールグループと比較した場合、A549異種移植片は、週3回の40mg/kgにおけるエルロチニブを用いた処理に耐性があった。化合物1が、週3回の40mg/kgエルロチニブと組み合わせられたとき、腫瘍の増殖は、効果的に抑制された。腫瘍の増殖は、化合物1およびエルロチニブの組合せを用いた処理が中止された場合、拡大したが、単剤処理のグループに比較してかなり遅い速度だった。
【0489】
図9で示され得るように、コントロールグループと比較した場合、H1975の異種移植片は、週3回の40mg/kgにおけるエルロチニブを用いた処理に中程度の感受性があった。化合物1が、週3回の40mg/kgにおけるエルロチニブと組み合わせられたとき、腫瘍の増殖は抑制された。
【0490】
(結論)
化合物1は、NSCLC細胞株のパネルにおいて、抗増殖活性を実証した。EGFRチロシンキナーゼ阻害剤エルロチニブに耐性のあるNSCLC細胞において、エルロチニブと調合された化合物1は、相乗効果的な抗増殖効果を実証した。また、化合物1およびエルロチニブの相乗効果的な効果は、A549異種移植片における腫瘍増殖の抑制で実証された。また、化合物1およびエルロチニブの相乗効果は、H1975異種移植片の増殖抑制で実証された。相乗効果のメカニズムは、細胞周期抑制における変化を含むことが見出された。薬剤配合を使用したシグナル経路阻害の分析は、mTOR経路におけるシグナル成分の阻害を示した。
【0491】
〔5 臨床試験〕
エルロチニブまたは経口のアザシチジンとの組み合わせたmTORキナーゼ阻害剤である化合物1の、進行性の非小細胞肺がんにおける第1b相多機関非盲検試験。これは、エルロチニブまたは経口のアザシチジンと組み合わせたmTORキナーゼ阻害剤である化合物1の、進行性の非小細胞肺がんにおける第1b相多機関非盲検試験である。
【0492】
上記試験の主要な目的は、エルロチニブまたは経口のアザシチジンと組み合わせて経口投与されるときの化合物1の安全性および許容量を決定すること、ならびに各組合せの非耐用量(NTD)および最大耐用量(MTD)を、NCI CICAE v4を用いて明らかにすることと;単剤としての経口投与後および組合せ処置後における化合物1およびアザシチジンの薬物動態(PK)を特徴づけることとである。上記試験の副次的な目的は、血液および腫瘍におけるmTORC1経路およびmTORC2経路のバイオマーカーに対する試験薬の作用を評価すること;各薬剤組合せの予備的な有効性についての情報をもたらすこと;ならびに単剤としての化合物1、およびエルロチニブもしくは経口のアザシチジンと組み合わせた化合物1の経口投与後における、化合物1のM1代謝生成物のPKを特徴づけることである。
【0493】
これは、標準的な治療方針の少なくとも1つにおいて失敗に終わっている第IIIb/IVステージのNSCLCの対象における、エルロチニブもしくは経口のアザシチジンと組み合わせて経口投与する、化合物1の臨床試験である。当該臨床試験は、化合物1と組み合わせて、2つの用量レベルのエルロチニブ(群A)または2つの用量レベルの経口のアザシチジン(群B)を、化合物1と同時に、または化合物1に次いで投与し、次いで1つ以上の選択された用量において各組合せコホートの拡大が行われる、化合物1の漸増する用量レベルを評価する第IIb相の用量漸増および拡大試験である。
【0494】
群Aにおいて、コホートは、第1サイクルの7日前における化合物1の初回の単回投与、および第1サイクルの第1日目におけるエルロチニブの単回投与の後における、少なくとも2つの投与レベルの毎日のエルロチニブ錠剤(100mgおよび150mg)と同時の、カプセル剤における化合物1の漸増する連続的な毎日の用量(15mg、30mgおよび45mg)を、28日サイクルにおいて受ける。
【0495】
群Bにおいて、コホートは、第1サイクルの7日前における化合物1の初回の単回投与、および第1サイクルの第1日目における経口のアザシチジンの単回投与の後における、各28日サイクルの第1日目から第21日目に投与される、1つ以上の投与レベルの経口のアサシチジン(100mgの錠剤の2錠または3錠としての、200mgまたは300mg)と同時の、化合物1の漸増する連続的な毎日の用量(15mg、30mg、および45mg)を、受ける。
【0496】
群Cにおいて、コホートは、第1サイクルの7日前における化合物1の単回投与の後に、各28日サイクルの第1日目から第7日目に投与される1つ以上の投与レベルの経口のアザシチジン(100mgの錠剤の2錠または3錠としての、200mgまたは300mg)の後における第8日目から第28日目に投与される化合物1の漸増する連続的な毎日の用量(15mg、30mg、および45mg)を、受ける。
【0497】
標準的な“3+3”用量漸増計画は、各組合せの初期の毒性を確認するために使用される。対象は研究者の選択と各群の欠員に基づいて各治療群に割り当てられる。3人の対象のコホートが定められた用量増加に従って試験薬を摂取し、評価可能な3人の対象のうち1人の用量規定毒性(DLT)の事象において、対象の数を6人に増やす。
【0498】
DLTについて評価可能な対象は、群Aにおけるサイクル1の間に、化合物1の予定されている27回の用量のうち、少なくとも20回、およびエルロチニブの予定されている用量の28回のうち21回を受けている対象;群Bにおけるサイクル1の間に、化合物1の予定されている27回の用量のうち、少なくとも20回、およびアザシチジンの予定されている用量の21回のうち14回を受けている対象;群Cにおけるサイクル1の間に、化合物1の予定されている21回の用量のうち、少なくとも14回、および経口のアザシチジンの予定されている用量の7回のうち6回を受けている対象;少なくとも1回の用量を受けた後に試験薬に関するDLTを経験した対象と規定される。
【0499】
DLTに起因しない評価不能の対象は、入れ替えられる。任意の用量コホート内におけるさらなる対象は、安全性評価委員会(SRC)の裁量において登録される。
【0500】
コホートにおける評価可能な対象の6人中2人がサイクル1において試験薬に関するDLTを経験すると、用量はNTDであるとみなされる。MTDは、サイクル1の間にDLTを経験する評価可能な対象の6人中0人または1人をともなう、NTD未満の最も近い用量と規定される。もしいずれかの組合せの最初の用量において6人中2人にDLTが確認された場合、より低い用量がSRCの裁量によって調べられる。化合物1の中間の用量(NTD、およびNTDの前の最後の用量の間)が、その組合せの正確に決定されたMTDと評価され得る。
【0501】
用量漸増の完了に続いて、各組合せの処理群に約10人の評価可能な対象が加えられる。群の拡大は、用量漸増の段階におけるMTD、もしくは安全性の再検討、すなわちPKおよびPDのデータに基づいた代替的な組合せの許容量の確立の際に行われる。
【0502】
遺伝的な変異および処置作用のバイオマーカーの分析のための生検は、用量漸増期において任意であり、用量拡大期に必須である。化合物1、エルロチニブおよび/または経口のアザシチジンの腫瘍のバイオマーカーを評価するための対になる生検が拡大されたコホートに必要である。
【0503】
研究の母集団は、悪化をともなっている第IIIB/IVステージのNSCLにかかっており、少なくとも1つの第一選択治療の計画に従っている18歳以上の男女からなる。第一選択治療は、化学療法もしくはEGFR阻害剤のいずれかであり得る。
【0504】
記録は、約15か月間(漸増に9か月間、拡大に6か月間)を要すると予想される。進行中の処置および処置後の追跡の完了は、さらなる6〜12か月間を要すると予想される。
【0505】
第Ib相の試験において調査されるべき用量レベルは、以下に示されている。
【0506】
【表8】
【0507】
用量レベル1において容認できない毒性が生じた場合、各薬物について1回のみの用量の減少:化合物1について10mg、エルロチニブについて75mgおよび経口のアザシチジンについて100mgが、認められる。
【0508】
用量レベル2aおよび2b、ならびに用量レベル3aおよび3bは、同等の用量強度を有しており、同時に記録され得る。
【0509】
処置は28日サイクルにおいて実施される。群Aにおいて、化合物1およびエルロチニブは毎日投与される;群Bにおいて、経口のアザシチジンは、28日間のうちの開始の21日間において毎日、化合物1と同時に投与される;群Cにおいて、経口のアザシチジンは、化合物1が28日間のうち21日間投与される前の7日間にのみ投与される。用量漸増期および拡大期の両方において、各薬物の単独の、および組合せたときのPKおよびPDの評価を促進するため、投与スケジュールのわずかな調整がサイクル1の前にもしくはサイクル1の間に行われる。薬物の投与は以下に記す通りである。
・群A、BおよびCにおいて:
サイクル1の1週間前(第−7日)に、単一の用量の化合物1が投与され、PKおよびPDのサンプルが採取される。
・群Aにおいて:
サイクル1において、単一の経口用量のエルロチニブが第1日に投与される。化合物1と組み合わせての投与が第2日に始まり第28日まで続く。
サイクル2およびその後は、両方の薬物が第1日から第28日まで投与される。
・群Bについて:
サイクル1において、単一の用量の経口のアザシチジンが第1日に投与される。化合物1と組み合わせた投与が第2日に始まる。経口のアザシチジンの投与は第21日まで継続され、化合物1の投与は第28日まで継続される。
サイクル2以降において、両方の薬物は第1日から投与される。経口のアザシチジンは第21日まで継続され、化合物1は第28日まで継続される。
・群Cにおいて
すべてのサイクルにおいて、経口のアザシチジンは第1日から第7日まで投与され、化合物1は第8日から第28日まで投与される。
【0510】
第1の用量が任意のコホートにおいて第1日に投与された後に、対象は、次のプロトコルに規定されたより多い用量の群が始まる前に、少なくとも28日にわたって観察される。対象間の薬物の用量の漸増は、サイクル1において許可されないが、SRCに承認された場合、サイクル1の後に許可され得る。毒性に起因する一方または両方の薬物の用量の低下および一時的な中断は、許されるが、サイクル1における用量の低下は、DLTを構成する。
【0511】
試験薬剤は、毎朝のおよそ同じ時刻に摂取される。食物とのエルロチニブの顕著な相互作用のため、群Aの対象は、少なくとも食前1時間および食後2時間の空腹時に薬物を摂取する必要がある。群BおよびCにおける化合物1または経口のアザシチジンを取る対象に、このような食物の制限はない。
【0512】
悪化の証拠、容認できない毒性、または対象/医師による取り消しの決定がある場合に、処置は中止され得る。対象は、悪化を超えても、治験担当医師の裁量において、薬物を受けることを継続し得る。
【0513】
用量漸増において記録される対象の総数の推計は54人から108人である。約30人の追加の対象(投薬計画ごとに10人)が、拡大段階において安全性、PK、PD、および予備的な抗腫瘍効果の評価を受ける。
【0514】
対象は、サイクル6までの各2サイクルの後有効性の評価を受け、3サイクルごとに評価を受ける。処置を受けた全ての対象は、有効性分析に組み込まれる。有効性の主要評価項目は、腫瘍奏効率および処置の4サイクルの終了時における無増悪生存率である。腫瘍奏効はResponse Evaluation Criteria in Solid Tumors(RECIST 1.1; Eisenhauer E.A., Therasse P., Bogaerts J., et al. New response evaluation criteria in solid tumours: Revised RECIST guideline (version 1.1). European J. Cancer; 2009; (45) 228-247))に基づいて治験担当医師が決定する。
【0515】
第2および予備のエンドポイントは、血中および/または腫瘍におけるmTOR、EGFRおよび経口のアザシチジンのバイオマーカーの評価、ならびにPK、PD、毒性および活性相関性の調査を含んでいる。
【0516】
本試験における安全性評価項目は、有害事象、臨床研究室安全性評価項目、12誘導心電図、左心駆出率、身体検査、生命徴候、処置を受けること、併用薬の評価、および妊娠の可能性のある女性に対する妊娠検査である。
【0517】
用量漸増において、より高い用量レベルへの評価またはMTDの宣告の決定は、各群の入手可能な全ての臨床的および臨床検査の安全性データに基づいて、SRCによって判断される。
【0518】
SRCは、群の拡大に適切であるように、エルロチニブおよび経口のアザシチジンと組み合わせた化合物1の用量およびスケジュールを選択する。化合物1および経口のアザシチジンの一方または両方のスケジュールが群の拡大のために選択され得る。SRCは試験期間を通じて安全性データを再検討し続け、研究の継続および用量の調整について適切に助言を行う。
【0519】
化合物1、M1エルロチニブ、および経口のアザシチジンの濃度−時間特性は、薬物の単剤としての投与後、および組み合わせての処置後に回収された系列の血液サンプルから決定される。化合物1およびアザシチジンの薬物動態(PK)は、各薬物の単剤での経口投与後、および組合せ処置後(化合物1/経口のアザシチジン)後に:(1)血漿中の最大濃度(Cmax)、(2)濃度時間曲線下面積(AUC)、(3)最大濃度までの時間(tmax)、(4)終末相半減期(T1/2)、(5)見かけの全身クリアランス(CL/F)、(6)見かけの全身分布容積(Vz/F)を用いて決定される。
【0520】
エルロチニブおよび経口のアザシチジンの化合物1およびM1のPKへの影響は、化合物1およびM1のエルロチニブおよび経口のアザシチジンのPKへの影響と同様に評価される。化合物1の単剤での投与およびエルロチニブおよび経口のアザシチジンと組み合わせた投与後の、化合物1の全身への曝露は、安全性、PDおよび活性の結果と関連付けられる。化合物1の主要な代謝物(M1が挙げられる)は、血漿において定量化される。化合物1の単剤での、およびエルロチニブおよび経口のアザシチジンと組み合わせた経口投与後のM1代謝物のPKが特徴づけられる。
【0521】
バイオマーカーの評価には、可能ならば単剤および組み合わせての処置における、血中および腫瘍におけるmTOR経路のバイオマーカーおよび他のシグナル伝達経路のバイオマーカーの分析が含まれる。ある例においては、バイオマーカーの変化は処置前および処置中のサンプルのバイオマーカーのレベルを比較することによって決定され、長期にわたってPKの結果および腫瘍反応とこれらを相関させる。
【0522】
血中および腫瘍(入手可能なとき)における、遺伝子DNAのメチル化および発現の評価は、群BおよびCにおける薬剤処理の間に、基準線においてなされて、化合物1+経口のアザシチジンの組合せに対する感受性の潜在的な予測因子、ならびにDNAのメチル化および発現に対する組合せ処理の作用を調べる。
【0523】
腫瘍遺伝子の配列決定は、多重のゲノム異常について試験するための記録または腫瘍生検スクリーニングによって実施される。
【0524】
この試験のための組み入れ基準は(1)組織学的または細胞学的に証明された進行性の第IIIB/IVステージの非小細胞性肺がんにかかっている、1つ以上の処置計画に従っている(悪化している疾患にとっての化学療法または上皮成長因子受容体阻害剤)18歳以上の男女;(2)ECOGのパフォーマンススコアが0または1;(3)以下の臨床検査値:好中球絶対数(ANC)≧1.0×10/L;ヘモグロビン(Hgb)≧9g/dL;血小板(plt)≧100×10/L;カリウム正常値または補充によって修正可能な範囲内;AST/SGOTおよびALT/SGPT比≦正常値の上限(ULN)×2.5または肝臓に腫瘍が存在する場合にはULN×5.0;リンパ液ビルルビン≦ULN×1.5;コックロフト・ガルト方程式によるリンパ液クレアチンクリアランス推定値≧60mL/min/1.73m;サイクル1を終えた対象は連続するサイクルの最初において以下の血液学的尺度を満たしている必要がある;ANC>1.0×10/L;および血小板>75×10/L;および血液学的程度を満たしていない場合、回復を助けるために、連続するサイクルにおける経口のアザシチジンの開始が7日間まで遅らせられる。7日後に回復していない場合にDLTと判断される、(4)適切な避妊(もしふさわしいものならば)、(5)保存のための腫瘍組織採取の同意、(6)繰り返し行われる生検への同意(用量拡大の段階)である。
【0525】
本研究からの除外のための基準は、(1)4週間または半減期の5倍のうち短い方の期間内における、以前の全身性のがんの処置薬または診断薬、(2)症状の中枢神経転移、(3)急性または慢性膵炎、(4)持続的な下痢または吸収不良の患者、(5)以下のものを含む心臓の機能障害または重大な心臓病:MUGAまたはECHOにより決定されたLVEF<45%;左脚ブロックまたは二相性ブロック;先天性QT延長症候群;持続的なまたは臨床的に意味のある心室性不整脈;心電図スクリーニングにおいて(3通の記録を取るための手段)QTcF>460ミリ秒;試験薬の投与開始前の3か月以内における不安定な狭心症または心筋梗塞;コントロールできない高血圧(血圧≧160/95mmHg);(6)現在処置中の糖尿病で、以下のうちいずれかのもの:空腹時血糖(FGB)>126mg/dL(7.0mmol/L)またはHbAlc≧6.5%、(7)公知の免疫不全ウイルスへの感染、B型またはC型慢性活動性肝炎ウイルスへの感染(8)以前の治験における二重TORC1/TORC2、PI3K、またはAKT阻害剤、(9)薬物の投与開始前2週間以内における大きな外科手術;放射線処置については特別な休薬期間は必要ない。対象は試験薬の安全性評価と混同する可能性のある以前の処置の影響から回復していなければならない、(10)妊娠中または授乳中の女性。2通りの避妊を行っていない生殖能力のある成人、および(11)現在全身性の処置が必要である、同時の娘腫瘍の病歴である。
【0526】
いくつかの実施形態において、本明細書に規定されている臨床プロトコルを受ける患者は、例えば腫瘍の成長の阻害または腫瘍の大きさの縮小等の良好な腫瘍反応を示す。一部の実施形態において、本明細書に規定されている臨床プロトコルを受ける患者は、有効量のエルロチニブおよび経口のアザシチジンと組み合わせて有効量の化合物1を投与した後に、Response Evaluation Criteria in Solid Tumors(例えば、RECIST 1.1)の完全奏効、部分奏効または安定を達成する。一部の実施形態において、本明細書に規定されている臨床プロトコルを受ける患者は、無増悪において生存率の向上を示す。いくつかの実施形態において、本明細書に規定されている臨床プロトコルを受ける患者は、例えば疾患の進行の阻害、腫瘍成長の阻害、原発性腫瘍の縮小、腫瘍に関連する症状の軽減、腫瘍分泌因子(腫瘍分泌ホルモン(例えば、カルチノイド症候群をもたらすホルモン)が挙げられる)の阻害、原発性腫瘍または娘腫瘍の遅延した出現、原発性腫瘍または娘腫瘍の抑制された成長、原発性腫瘍または娘腫瘍の低下した発生率、停止した腫瘍成長または腫瘍の退行、無増悪期間(TTP)の延長、無増悪生存期間(PFS)の延長、全生存期間(OS)の延長を示す。
【0527】
〔6 化合物1の製剤〕
本明細書に規定されている方法に有用な、化合物1の例示的な製剤は、表7および8に示されている。
【0528】
【表9】
【0529】
【表10】
【0530】
参照によってそれらの開示全体が本明細書に援用される多くの参考文献が引用されている。本明細書に開示されている実施形態は、開示されている少数の局面の例示として実施例に開示されている特定の実施形態による範囲に限定されず、機能的に均等な任意の実施形態は、本開示によって包含されている。実際に、本明細書に示されており、かつ説明されている実施形態に加えて、本明細書に開示されている実施形態の種々の変形は、当業者にとって明らかになり、添付の特許請求の範囲の範囲内に包含されていると意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9