特許第6114613号(P6114613)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6114613
(24)【登録日】2017年3月24日
(45)【発行日】2017年4月12日
(54)【発明の名称】蓄電池の温度調整装置
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/613 20140101AFI20170403BHJP
   H01M 10/6568 20140101ALI20170403BHJP
   H01M 10/6556 20140101ALI20170403BHJP
【FI】
   H01M10/613
   H01M10/6568
   H01M10/6556
【請求項の数】7
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-76738(P2013-76738)
(22)【出願日】2013年4月2日
(65)【公開番号】特開2014-203563(P2014-203563A)
(43)【公開日】2014年10月27日
【審査請求日】2015年9月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004765
【氏名又は名称】カルソニックカンセイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】特許業務法人後藤特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100075513
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 政喜
(74)【代理人】
【識別番号】100120260
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅昭
(74)【代理人】
【識別番号】100167520
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 良太
(72)【発明者】
【氏名】川口 達生
(72)【発明者】
【氏名】大塚 隆
(72)【発明者】
【氏名】本橋 季之
(72)【発明者】
【氏名】佐久間 哲
【審査官】 松尾 俊介
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭61−173470(JP,A)
【文献】 特開2006−156382(JP,A)
【文献】 特開2005−049066(JP,A)
【文献】 特開2012−084340(JP,A)
【文献】 特開2001−093484(JP,A)
【文献】 特開2008−159440(JP,A)
【文献】 特開2012−164456(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/60 − 10/667
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
蓄電池の温度を調整する蓄電池の温度調整装置であって、
内部に熱交換用の媒体が流れる流路が前記蓄電池の壁面に沿って並列して形成され、前記蓄電池と熱交換を行う熱交換部と、
前記流路の並列方向に沿って延設される供給部と、を備え、
前記熱交換部には、前記流路を形成する部位に開口する供給孔が前記流路の並列方向に沿って複数形成され、
前記供給部は、前記壁面と直交する方向の長さが前記流路の長手方向の長さより短く形成される扁平部を備え、
前記扁平部には、前記供給孔毎に設けられ、当該供給孔と連通する孔が形成されることを特徴とする蓄電池の温度調整装置。
【請求項2】
請求項1に記載の蓄電池の温度調整装置であって、
前記供給部は、前記熱交換部の前記蓄電池と熱交換を行う面と反対側の面に沿って配設され、
前記供給孔は、前記熱交換部の前記供給部に沿った部位に形成されることを特徴とする蓄電池の温度調整装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の蓄電池の温度調整装置であって、
複数の前記供給孔は、大きさが相互に異なることを特徴とする蓄電池の温度調整装置。
【請求項4】
請求項3に記載の蓄電池の温度調整装置であって、
複数の前記供給孔が前記流路を形成する部位に開口する面積は、前記供給部を流れる前記媒体が前記供給孔に到達するまでの長さが大きくなるのに応じて大きくなることを特徴とする蓄電池の温度調整装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一つに記載の蓄電池の温度調整装置であって、
前記供給孔は、前記流路の延長上に形成されることを特徴とする蓄電池の温度調整装置。
【請求項6】
蓄電池の温度を調整する蓄電池の温度調整装置であって、
内部に熱交換用の媒体が流れる流路が前記蓄電池の壁面に沿って並列して形成され、前記蓄電池と熱交換を行う熱交換部を備え、
前記熱交換部には、前記流路を形成する部位に開口する供給孔及び排出孔が前記流路の並列方向に沿って複数形成され、
前記流路の並列方向に沿って延設され、前記供給孔を介して前記流路に前記媒体を供給する供給部と、
前記流路の並列方向に沿って延設され、前記排出孔を介して前記流路から前記媒体を排出する排出部と、を備え、
前記供給部及び前記排出部は、前記供給孔または前記排出孔と個別に連通する孔が形成され、前記壁面の面方向と直交する方向の長さが前記熱交換部の長手方向の長さよりも短く、前記熱交換部に接合する接合部を備えることを特徴とする蓄電池の温度調整装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一つに記載の蓄電池の温度調整装置であって、
前記熱交換部には、前記媒体を前記熱交換部から排出する排出孔が前記流路の並列方向に沿って複数形成され、
前記流路に対して一対の前記供給孔、前記排出孔が前記流路の両端を挟む位置に形成されることを特徴とする蓄電池の温度調整装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は蓄電池の温度調整装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、冷媒の流入口と冷媒の流出口とを冷却部材の側面の中央付近に形成し、冷却部材を流れる冷媒によって単電池を冷却するものが特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−156124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術を用いて、蓄電池の充電又は放電時に、ヒータなどによって温められた冷媒(熱交換媒体)を冷却部材に供給し、この冷媒によって蓄電池を温めることも可能である。この場合、冷却部材の中央付近の冷媒の流速が高くなるので、冷却部材の中央付近を流れる蓄電池は素早く温まる。しかし、冷却部材の両端側の冷媒の流速が低くなるので、冷却部材の両端側の蓄電池の温まりは中央付近の蓄電池と比較して遅い。そのため、蓄電池が均一に温まりにくく、蓄電池の充電又は放電時に蓄電池の中央付近と両端側との間の温度勾配が大きくなり、充電又は放電時における蓄電池の充電又は放電効率が低下する。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、蓄電池を冷却部材側から均一に温めることができるようにし、充電又は放電時における蓄電池の充電又は放電効率が低下することを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様に係る蓄電池の温度調整装置は、蓄電池の温度を調整する蓄電池の温度調整装置であって、内部に熱交換用の媒体が流れる流路が蓄電池の壁面に沿って並列して形成され、蓄電池と熱交換を行う熱交換部と、流路の並列方向に沿って延設される供給部と、を備え、熱交換部には、流路を形成する部位に開口する供給孔が流路の並列方向に沿って複数形成され、供給部は、壁面と直交する方向の長さが流路の長手方向の長さより短く形成される扁平部を備え、扁平部には、供給孔毎に設けられ、当該供給孔と連通する孔が形成される。
また、本発明のある態様に係る蓄電池の温度調整装置は、蓄電池の温度を調整する蓄電池の温度調整装置であって、内部に熱交換用の媒体が流れる流路が蓄電池の壁面に沿って並列して形成され、蓄電池と熱交換を行う熱交換部を備え、熱交換部には、流路を形成する部位に開口する供給孔及び排出孔が流路の並列方向に沿って複数形成され、流路の並列方向に沿って延設され、供給孔を介して流路に媒体を供給する供給部と、流路の並列方向に沿って延設され、排出孔を介して流路から媒体を排出する排出部と、を備え、供給部及び排出部は、供給孔または排出孔と個別に連通する孔が形成され、壁面の面方向と直交する方向の長さが熱交換部の長手方向の長さよりも短く、熱交換部に接合する接合部を備える。
【発明の効果】
【0007】
この態様によると、流路の並列方向に沿って形成される複数の供給孔から熱交換部に熱交換用の媒体が供給されるので、各流路を流れる熱交換用の媒体によって蓄電池の壁面側から蓄電池を均一に温めることができ、充電又は放電時における蓄電池の充電又は放電効率が低下することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】蓄電池、及び温度調整装置の正面図である。
図2】蓄電池、及び温度調整装置の上面図である。
図3図2のIII−III断面図である。
図4】温度調整装置の上面図である。
図5図4のV−V断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態の構成について図1図3を用いて説明する。図1は蓄電池6、及び温度調整装置1の正面図である。図2は蓄電池6、及び温度調整装置1の上面図である。図3図2のIII−III断面図である。
【0010】
温度調整装置1は、蓄電池6と共にケース9に収容され、ケース9に取り付けられる。温度調整装置1の上に蓄電池6が設けられる。ここでは、温度調整装置1が水平方向に沿って置かれているものとする。なお、蓄電池6は複数の単電池7を並べて構成される組電池であり、単電池7の端子部8は単電池7の側面7bに形成され、端子部8は同じ方向を向くように配置される。
【0011】
次に、温度調整装置1について図4図5をさらに用いて説明する。図4は温度調整装置1の上面図である。図5図4のV−V断面図である。
【0012】
温度調整装置1は、加熱部2と、供給部3と、排出部4とを備える。温度調整装置1は、図示しないヒータなどによって加熱され、温度が高くなった熱交換用の媒体である冷却水を加熱部2に供給し、加熱部2によって蓄電池6を温める。温度調整装置1は、蓄電池6の下面6a(単電池7の下面)に当接し、蓄電池6を下面6a側から温める。
【0013】
加熱部2は、単電池7の並び方向、つまり蓄電池6の下面6aに沿って延設される。加熱部2は、蓄電池6の下面6aと当接する上面部20と、上面部20と加締め加工、ロウ付けなどにより接合し、上面部20との間に冷却水が流れる隙間を形成する下面部21と、上面部20と下面部21とによって形成された隙間を複数の流路23a〜23dに仕切る仕切部22とを備える。
【0014】
仕切部22は、単電池7の並び方向(加熱部2の長手方向)に平行して複数形成される。これにより、上面部20、下面部21、及び仕切部22によって単電池7の並び方向に沿った複数の流路23a〜23dが加熱部2に並列して形成され、流路23a〜23dを冷却水が流れる。なお、仕切部22は、下面部21、または上面部20の一部を変形させて形成してもよく、また下面部21、及び上面部20と異なる部材によって形成してもよい。
【0015】
下面部21には、供給部3から加熱部2に冷却水を供給する第1供給孔24a〜24dと、加熱部2の冷却水を排出部4に排出する第1排出孔25a〜25dとが形成される。
【0016】
第1供給孔24a〜24dは、流路23a〜23dの並列方向に沿って所定の間隔で形成され、詳しくは後述する供給部3における冷却水の流れ方向に沿って大きくなる。第1供給孔24a〜24dは、第1供給孔24a〜24dまでの供給部3の長さ(管路の長さ)に応じて設定され、供給部3における圧力損失などを考慮して設定される。第1供給孔24a〜24dは、流路23a〜23dの延長上に形成される。本実施形態において、第1供給孔24a〜24dは円形であるが、楕円などであってもよい。
【0017】
第1排出孔25a〜25dは、流路23a〜23dの並列方向に沿って所定の間隔で形成され、第1供給孔24a〜24dと同様に供給部3における冷却水の流れ方向に沿って大きくなる。第1排出孔25a〜25dは、流路23a〜23dの延長上に形成される。本実施形態において、第1排出孔25a〜25dは円形であるが、楕円などであってもよい。
【0018】
このように、例えば流路23aの両端側に一対の第1供給孔24a、第1排出孔25aが形成され、各流路23a〜23dを流れる冷却水の流速を均一にし、蓄電池6を蓄電池6の下面6a側から均一に温める。
【0019】
供給部3は、流路23a〜23dの並列方向に沿って延設される。供給部3は、円筒状の管の先端側を鉛直方向に押圧して形成される第1扁平部30を備える。
【0020】
第1扁平部30は、鉛直方向の長さが加熱部2の長手方向の長さよりも短く、第1供給孔24a〜24dの位置、形状に合わせて第2供給孔31a〜31dが下面部21側に形成される。第1扁平部30は下面部21に接合される。第1扁平部30の先端は閉塞されている。
【0021】
供給部3は、ケース9の外部に設けた配管(図示せず)に連結しており、第1扁平部30の先端側に向けて冷却水が流れ、第2供給孔31a〜31d(第1供給孔24a〜24d)を介して冷却水を加熱部2に供給する。冷却水は、第2供給孔31a〜31dから鉛直方向上向きに加熱部2に供給される。
【0022】
排出部4は、供給部3と同様に第2扁平部40が形成されており、詳しい説明は省略するが、第1排出孔25の位置、形状に合わせて第2排出孔41a〜41dが形成されている。排出部4は、ケース9の外部に設けた配管(図示せず)に連結しており、第2排出孔41a〜41dを介して加熱部2から冷却水を排出する。
【0023】
次に本実施形態の作用について説明する。
【0024】
蓄電池6の温度が低くなっている状態から蓄電池6で充電又は放電を行う場合には、ヒータなどによって冷却水を加熱し、温度が高くなった冷却水を加熱部2に供給し、加熱部2によって蓄電池6を温める。
【0025】
加熱部2の下面部21には、第1供給孔24a〜24dが形成されており、ヒータによって加熱された冷却水は、第1供給孔24a〜24dから加熱部2に供給される。第1供給孔24a〜24dから供給された冷却水は、流路23a〜23dを通り、上面部20を介して蓄電池6と熱交換を行い、蓄電池6を加熱する。本実施形態では、流路23a〜23dの延長上に第1供給孔24a〜24dが形成されており、例えば第1供給孔24aから供給された冷却水の多くは、流路23aに流入する。このように、各流路23a〜23dに対応して形成された各第1供給孔24a〜24dから各流路23a〜23dに冷却水が流入するので、流路23a〜23dにおける冷却水の流速差は小さく、蓄電池6は下面6a側から均一に温められる。蓄電池6と熱交換を行い温度が低くなった冷却水は、第1排出孔25a〜25dを介して排出部4に排出される。
【0026】
また、供給部3の先端側となるにつれて、供給部3における管路が長くなり、圧力損失が大きくなる。本実施形態では、第1供給孔24a〜24dを供給部3における冷却水の流れ方向に沿って大きくすることで、流路23a〜23dにおける冷却水の流速差は小さくなり、蓄電池6は下面6a側から均一に温められる。
【0027】
本発明の実施形態の効果について説明する。
【0028】
流路23a〜23dの並列方向に沿って下面部21に第1供給孔24a〜24dを形成することで、流路23a〜23dにおける冷却水の流速差を小さくすることができ、蓄電池6を下面6a側から均一に温めることができる。そのため、充電又は放電時における蓄電池6の充電又は放電効率を向上することができる。
【0029】
第1供給孔24a〜24dを流路23a〜23dの延長上に形成することで、各流路23a〜23dに対応して形成した各第1供給孔24a〜24dから冷却水を各流路23a〜23dに流入させることができ、流路23a〜23dにおける冷却水の流速差を小さくすることができ、蓄電池6を下面6a側から均一に温めることができる。
【0030】
供給部3を、流路23a〜23dの並列方向に沿って延設し、第1供給孔24a〜24dを供給部3における冷却水の流れ方向に沿って大きくする。例えば第1供給孔24dのように第1供給孔24dまでの供給部3の長さ(管路の長さ)が長くなる場合であっても、第1供給孔24dから供給される冷却水が多く流れる流路23dの流速が低くなることを抑制することができる。これにより、流路23a〜23dにおける冷却水の流速差を小さくすることができ、蓄電池6を下面6a側から均一に温めることができる。また、供給部3を、流路23a〜23dの並列方向に沿って延設することで、加熱部2の長手方向における温度調整装置1の長さを短くすることができる。
【0031】
鉛直方向に押圧されて形成され、下面部21に接合する第1扁平部30を供給部3に設け、第1扁平部30に形成した第2供給孔31a〜31dを介して加熱部2に冷却水を供給する。また鉛直方向に押圧されて形成され、下面部21に接合する第2扁平部40を排出部4に設け、第2扁平部40に形成した第2排出孔41a〜41dを介して加熱部2から冷却水を排出する。これにより、鉛直方向における温度調整装置1の長さを短くすることができる。また、第1扁平部30によって流速が高くなった冷却水を加熱部2に供給することができ、蓄電池6を素早く暖機することができる。
【0032】
流路23a〜23dに対し、一対の第1供給孔24a〜24d、第1排出孔25a〜25dを形成することで、第1供給孔24a〜24dを介して供給された冷却水を対となる第1排出孔25a〜25dから排出することができ、流路23a〜23dにおける冷却水の流速が不均一になることを抑制することができる。また、第1供給孔24a〜24dを介して供給された冷却水を第1供給孔24a〜24dの直下流に位置する流路23a〜23dに流通させることができ、流路23a〜23dにおける冷却水の流速が不均一になることを抑制することができる。そのため、蓄電池6を下面6a側から均一に温めることができる。
【0033】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【0034】
上記実施形態では、流路23a〜23dの延長上に第1供給孔24a〜24dなどを形成したが、仕切部22の延長上に第1供給孔24a〜24dなどを形成してもよい。さらに、各流路23a〜23dに対応させて第1供給孔24a〜24dなどを形成したが、複数の流路に対して1つの第1供給孔などが対応するように第1供給孔などを形成してもよい。
【符号の説明】
【0035】
1 温度調整装置
2 加熱部(熱交換部)
3 供給部
4 排出部
6 蓄電池
23a〜23d 流路
24a〜24d 第1供給孔(供給孔)
25a〜25d 第1排出孔(排出孔)
30 第1扁平部(接合部)
40 第2扁平部(接合部)
図1
図2
図3
図4
図5