特許第6114969号(P6114969)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社LIXILの特許一覧

<>
  • 特許6114969-開口部装置 図000002
  • 特許6114969-開口部装置 図000003
  • 特許6114969-開口部装置 図000004
  • 特許6114969-開口部装置 図000005
  • 特許6114969-開口部装置 図000006
  • 特許6114969-開口部装置 図000007
  • 特許6114969-開口部装置 図000008
  • 特許6114969-開口部装置 図000009
  • 特許6114969-開口部装置 図000010
  • 特許6114969-開口部装置 図000011
  • 特許6114969-開口部装置 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6114969
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】開口部装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/964 20060101AFI20170410BHJP
【FI】
   E06B3/964 B
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2012-201522(P2012-201522)
(22)【出願日】2012年9月13日
(65)【公開番号】特開2014-55466(P2014-55466A)
(43)【公開日】2014年3月27日
【審査請求日】2015年9月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】302045705
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100123663
【弁理士】
【氏名又は名称】広川 浩司
(72)【発明者】
【氏名】今村 悠大
(72)【発明者】
【氏名】三浦 修
(72)【発明者】
【氏名】福井 直人
【審査官】 佐藤 美紗子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−133304(JP,A)
【文献】 特開平07−145688(JP,A)
【文献】 実公昭43−027325(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 3/964−3/968
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦枠の端部に横枠を方形状に枠組みしてなる枠体を備えた開口部装置において、
前記縦枠は、室外側に面する室外側壁と、該室外側壁と直交し前記枠体の内周側に面する内周側壁と、前記室外側壁と対向して室内側に面する室内側壁とを有し、
前記縦枠の室内側壁の上下端部は、前記室外側壁の上下端部及び前記内周側壁の上下端部よりも上下方向に延びる延長部を有し、
前記縦枠の延長部の室外側面に、前記内周側壁よりも室外側へ延びると共に、当該内周側壁と面一となる平面状の横枠当接部を備える結合部材が取付けられ、
前記横枠は、前記縦枠の内周側壁及び前記結合部材の横枠当接部に渡って当接し固定されることを特徴とする開口部装置。
【請求項2】
前記結合部材と前記縦枠の室内側壁及び前記横枠の端面との間には止水材が配置されることを特徴とする請求項記載の開口部装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物開口部に取付けられる枠体を備えた開口部装置に関し、特に枠体を構成する横枠と縦枠を金属製の結合部材を介して連結する開口部装置に関する。
【背景技術】
【0002】
建物開口部に設けられる開口部装置は、枠体内に障子やドアまたはパネル体を納めて構成される。枠体は、上下の横枠と左右の縦枠とを方形状に枠組みして形成される。枠体の枠組みにおける連結構造としては、横枠の端面を縦枠の側面に突き当てて、縦枠の外周面側からビス止めして固定するものや、枠体のコーナー部分に結合部材を設け、横枠と縦枠の間に結合部材を介在させて連結するものがある。
【0003】
横枠と縦枠を、結合部材を介して連結する構造は、横枠と縦枠を直接突き当てて連結するものに比べて、各枠材の端面加工を少なくすることができて、コストを低減することができる。横枠と縦枠を、結合部材を介して連結する構造を有した開口部装置としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−350849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来は特許文献1のように、従来の縦枠と横枠を結合部材によって取り付ける場合、結合部材は室内外に渡っており、結合部材と枠体との接合部分が室内側から見えるので意匠性を低下させている。
【0006】
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、押出型材からなる結合部材により、枠体を構成する横枠と縦枠を連結することのできる開口部装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る開口部装置は、縦枠の端部に横枠を方形状に枠組みしてなる枠体を備えた開口部装置において、
前記縦枠は、室外側に面する室外側壁と、該室外側壁と直交し前記枠体の内周側に面する内周側壁と、前記室外側壁と対向して室内側に面する室内側壁とを有し、
前記縦枠の室内側壁の上下端部は、前記室外側壁の上下端部及び前記内周側壁の上下端部よりも上下方向に延びる延長部を有し、
前記縦枠の延長部の室外側面に、前記内周側壁よりも室外側へ延びると共に、当該内周側壁と面一となる平面状の横枠当接部を備える結合部材が取付けられ、
前記横枠は、前記縦枠の内周側壁及び前記結合部材の横枠当接部に渡って当接し固定されることを特徴として構成されている。
【0008】
請求項1に係る発明によれば、縦枠の室内側壁と横枠の端面とにそれぞれ当接できるように結合部材を形成すればよいので、結合部材の形状を簡易化し、方向性を有した形状とすることが可能となる。また、横枠の端面を平面状とすることができ、横枠に対する切欠加工などを不要とすることができる。
【0011】
さらに、請求項の発明に係る開口部装置は、前記結合部材と前記縦枠の室内側壁及び前記横枠の端面との間には止水材が配置されることを特徴として構成されている。
【0012】
請求項に係る発明によれば、結合部材と横枠及び縦枠との間を簡易かつ確実に止水することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る開口部装置によれば、横枠と縦枠を連結する結合部材をアルミの押出型材で形成することができると共に、見付方向に残した室内側壁により、内観から結合部材が見えなくなるので、意匠性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本実施形態における開口部装置の縦断面図である。
図2】本実施形態における開口部装置の横断面図である。
図3】下枠と縦枠との連結部分における分解斜視図である。
図4】下枠と縦枠を連結する結合部材の斜視図である。
図5】結合部材を縦枠に取付けた状態の斜視図である。
図6】結合部材により連結された下枠と縦枠の連結部分付近斜視図である。
図7】下枠の端面と結合部材及び止水材との関係を表した側面図である。
図8】上枠と縦枠との連結部分における分解斜視図である。
図9】上枠と縦枠を連結する結合部材の斜視図である。
図10】結合部材を縦枠に取付けた状態の斜視図である。
図11】結合部材により連結された上枠と縦枠の連結部分付近斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態における開口部装置の縦断面図を、図2には本実施形態における開口部装置の横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態の開口部装置は、建物開口部に取付けられる枠体1内に内障子2と外障子3を引き違い状に納めてなる引き違い窓サッシである。
【0020】
枠体1は、四周に枠組みされたフレーム体10に対して固定され、フレーム体10が建物躯体に対して固定されることにより、開口部装置が建物に対して取付けられるようになっている。上下左右のフレーム体10は、それぞれ枠体1の外周面と対向する内周面部10aと、該内周面部10aの室外端部から外周側に向かって伸びる室外面部10bとを有している。
【0021】
枠体1は、上枠20と下枠21及び左右の縦枠22,22を方形状に枠組みしてなり、上枠20の外周面に形成されるフィン部20eがフレーム体10の室外面部10bに対して当接固定され、下枠21の外周面に形成されるフィン部21eがフレーム体10の室外面部10bに対して当接固定され、縦枠22の外周面に形成されるフィン部22eがフレーム体10の室外面部10bに対して当接固定される。
【0022】
建物躯体には、室外側に面する外壁材13と室内側に面する内壁材14とが設けられ、外壁材13と内壁材14の間の領域にフレーム体10及び枠体1が配置される。また、枠体1の室内側端部から内壁材14までの内周面には、四周に渡って内装材12が設けられている。建物躯体は、内装材12の外周側に四周に渡り室内構造体11を有しており、上下左右の内装材12は、それぞれ室内構造体11に対して固着されている。
【0023】
枠体1を構成する上枠20は、内周側部材20aと外周側部材20bとを一体化して構成されている。内周側部材20aは、枠体1の内周面を構成する内周面部20cを備え、内周面部20cから下方に突出する室内外の上レール部20d,20dを有している。室内外の上レール部20d,20dは、それぞれ内障子2と外障子3の上辺を案内する。
【0024】
上枠20を構成する内周側部材20aには、室内端部から室内側に延出される樹脂製のアングル部20hが取付けられている。アングル部20hは、内装材12の内周面室外端部に対して重合している。
【0025】
内周側部材20aの内周面部20cには、外周側に向かって伸びる固定片部20fが形成されており、この固定片部20fが外周側部材20bに対して当接しネジ止め固定されている。外周側部材20bは外周面に前述のフィン部20eが形成されており、フィン部20eがフレーム体10の室外面部10bに対して当接しネジ止め固定されている。
【0026】
枠体1を構成する下枠21は、内周側部材21aと外周側部材21bとを一体化して構成されている。内周側部材21aは、枠体1の内周面を構成する内周面部21cを備え、内周面部21cから上方に突出する室内外のレール部21d,21dを有している。室内外のレール部21d,21dには、それぞれ内障子2と外障子3の下辺に設けられる戸車33が載置され、内障子2と外障子3を走行自在としている。
【0027】
下枠21を構成する内周側部材21aには、室内端部から室内側に延出される樹脂製のアングル部21hが取付けられている。アングル部21hは、内装材12の内周面室外端部に対して重合している。
【0028】
内周側部材21aの外周側の面には、外周側に向かって伸びる固定片部21fが形成されており、この固定片部21fが外周側部材21bに対して当接しネジ止め固定されている。外周側部材21bは外周面に前述のフィン部21eが形成されており、フィン部21eがフレーム体10の室外面部10bに対して当接しネジ止め固定されている。
【0029】
また、下枠21を構成する外周側部材21bには、室外端部に水切り部材23が係合固定されている。水切り部材23は、上面に室外側に向かう下方傾斜状の水切り面23aを有しており、開口部装置から排水された水を外壁材13よりも室外側に導くことができる。
【0030】
枠体1を構成する縦枠22は、内周側部材22aと外周側部材22bとを一体化して構成されている。内周側部材22aは、枠体1の内周面を構成する内周面部22cを備えている。また、内周側部材22aの室内側端部には、室内側に向かって延出される樹脂製のアングル部22hが取付けられている。
【0031】
内周側部材22aの内周面部22cには、外周側に向かって伸びる固定片部22fが形成されており、この固定片部22fが外周側部材22bに対して当接しネジ止め固定されている。また、縦枠22は、室外側面の外周側部分が、室外カバー材22mによって構成されている。室外カバー材22mは、縦枠22に対して係合固定されており、縦枠22の室外側面と面一状となる。
【0032】
内障子2と外障子3は、それぞれ上框30と下框31及び左右の縦框32,32を方形状に框組みしてなる框体4内に、ガラス板からなるパネル体5を納めて構成されている。
【0033】
次に、横枠である下枠21及び上枠20と縦枠22との連結構造について説明する。図3には、下枠21と縦枠22との連結部分における分解斜視図を示している。縦枠22は、室外側に面する室外側壁22iと、この室外側壁22iと直交し枠体1の内周側に面する内周側壁22kと、室外側壁22iと対向して室内側に面する室内側壁22sとを有している。
【0034】
図3では、縦枠22の室外側壁22iのうち外周側部分を構成する室外カバー材22mは取付けられていない。縦枠22の室外側壁22iは、縦枠22の室内側壁22sの下端部22pと対向する部分が切り欠かれている。
【0035】
下枠21は、水切り部材23を固定する部分が室外側に張り出しているため、縦枠22よりも室内外方向に大きく、縦枠22の室外側壁22iは下枠21の室外端部よりも室内側寄りに配置されることとなる。縦枠22の室内側壁22sと下枠21の端面21iに囲まれた領域には、結合部材40が設けられて下枠21と縦枠22とを連結する。
【0036】
図4には、下枠21と縦枠22を連結する結合部材40の斜視図を示している。結合部材40は下枠21や縦枠22と同様、アルミの押出型材により形成されている。結合部材40は、縦枠22の長手方向に向かって面する端部面41と、端部面41から上方に立ち上がる平面状の横枠当接部43とを有し、端部面41と横枠当接部43の縦枠22側端面は、縦枠22の室内側壁22sを構成する下端部22pに対して当接する縦枠当接部42となっている。
【0037】
横枠当接部43は、上端部に下枠21に対して結合部材40をビス止め固定するためのビス孔43aを有している。また、横枠当接部43は、上端部から下枠21を延長する方向に向かって伸びる縦枠固定面部44を有している。縦枠固定面部44は、端部面41と対向し、縦枠22の中央寄りに配置されて、ビス孔44aを有している。このビス孔44aによって結合部材40を縦枠22に対しビス止め固定することができる。
【0038】
図5には、結合部材40を縦枠22に取付けた状態の斜視図を示している。この図に示すように、結合部材40の縦枠当接部42は、シート状の止水材45を介して縦枠22の室内側壁22sを構成する下端部22pに対して当接し、ビス孔44aに螺合されるビスによって縦枠22に固定される。このとき、結合部材40の横枠当接部43は、縦枠22の内周側壁22kと面一状となり、内周側壁22kを室外側に拡張する。横枠当接部43と縦枠22の内周側壁22kとで形成される面一状の領域に、止水材46を介して下枠21の端面21iが突き当てられ、ビス止め固定される。
【0039】
図6には、結合部材40により連結された下枠21と縦枠22の連結部分付近斜視図を示している。縦枠22の室外カバー材22mは、縦枠22に結合部材40を固定した後に取付けられる。平面状に形成された結合部材40の縦枠固定面部44は、室外カバー材22mの下端位置と上下方向に同じ位置となるように形成されている。室外カバー材22mを縦枠22に取付けるにあたっては、室外カバー材22mの下端面を結合部材40の縦枠固定面部44に突き当てた状態で、室外カバー材22mを縦枠22に対して係合させることにより、室外カバー材22mの位置決めと固定の作業を容易に行うことができる。
【0040】
図7には、下枠21の端面と結合部材40及び止水材46との関係を表した側面図を示している。図7(a)は、下枠21の断面図と結合部材40の外形状とを重ねた図である。この図に示すように、結合部材40は下枠21の断面のうち室外側の領域に当接する。下枠21には、室内側から順にビス孔21k,21m,21pが設けられており、室内側のビス孔21k,21mは縦枠22に対してネジ止めされる。室外側のビス孔21pは、結合部材40の横枠当接部43に形成されたビス孔43aと重なり合っており、ビスを螺合することによって両者が連結される。
【0041】
図7(b)は、下枠21の断面図と結合部材40及び止水材46を重ねた図である。この図に示すように、止水材46は下枠21の断面形状略全域に渡る外形状を有している。止水材46のうち室外側の領域には、前述のように結合部材40が当接し、それより室内側の領域には、縦枠22の内周側壁22kが当接する。これにより、縦枠22の内周側壁22kから結合部材40の横枠当接部43に渡る面で連続的な止水をなすことができる。
【0042】
次に、横枠である上枠20と縦枠22の連結について説明する。図8には、上枠20と縦枠22との連結部分における分解斜視図を示している。縦枠22の室外側壁22iは、縦枠22の室内側壁22sの上端部22tと対向する部分が切り欠かれている。縦枠22の上端部22tと上枠20の端面20iに囲まれた領域には、結合部材50が設けられて上枠20と縦枠22とを連結する。
【0043】
図9には、上枠20と縦枠22を連結する結合部材50の斜視図を示している。上枠20と縦枠22を連結する結合部材50は、アルミの押出型材により形成されており、その基本構成は下枠21と縦枠22を連結する結合部材40と同様である。すなわち、結合部材50は、端部面51と、端部面51から下方に向かって伸びる平面状の横枠当接部53とを有し、端部面51と横枠当接部53の縦枠22側端面が、縦枠22の室内側壁22sを構成する上端部22tに対して当接する縦枠当接部52となっている。
【0044】
横枠当接部53は、下端部から上枠20を延長する方向に向かって伸びる縦枠固定面部54を有し、縦枠固定面部54はビス孔54aを有している。このビス孔54aによって結合部材50を縦枠22に対しビス止め固定することができる。
【0045】
図10には、結合部材50を縦枠22に取付けた状態の斜視図を示している。この図に示すように、結合部材50の縦枠当接部52は、シート状の止水材55を介して縦枠22の室内側壁22sを構成する上端部22tに対して当接し、ビス孔54aに螺合されるビスによって縦枠22に固定される。このとき、結合部材50の横枠当接部53は、縦枠22の内周側壁22kと面一状となり、内周側壁22kを室外側に拡張する。横枠当接部53と縦枠22の内周側壁22kとで形成される面一状の領域に、止水材56を介して上枠20の端面20iが突き当てられ、ビス止め固定される。
【0046】
図11には、結合部材50により連結された上枠20と縦枠22の連結部分付近斜視図を示している。結合部材50の縦枠固定面部54は、下枠21と縦枠22を連結させる結合部材40の縦枠固定面部44と同様、縦枠22の室外カバー材22mの下端位置と上下方向に同じ位置となっており、室外カバー材22mの位置決め面として用いることができる。
【0047】
このように、縦枠22と横枠の連結に結合部材40,50を用い、結合部材40,50は、縦枠22の室内側壁22sに当接して固定される縦枠当接部42,52と、縦枠22の内周側壁22kを室外側に拡張する横枠当接部43,53とを有しており、横枠の端面が縦枠22の内周側壁22kと結合部材40,50の横枠当接部43,53に渡って当接固定されることにより、結合部材40,50の縦枠22と固定される面と横枠と固定される面を、いずれも平面で構成することができるので、結合部材40,50の形状を簡易なものとすることができる。これにより、結合部材40,50を縦枠22や横枠と同様のアルミの押出型材で形成することができるので、低コストに結合部材40,50を形成できると共に、枠体1との色味を合わせることができるので、意匠性も高くすることができる。また、結合部材40,50の縦枠22及び横枠との連結面には、それぞれシート状の止水材を設けることができるので、簡易な構成で確実な止水をなすことができる。
【0048】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、開口部装置においては縦辷り出し窓、横辷り出し窓、嵌め殺し窓、テラスドア、採風勝手口にも適用でき、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
【符号の説明】
【0049】
1 枠体
2 内障子
3 外障子
4 框体
5 パネル体
20 上枠
21 下枠
22 縦枠
22i 室外側壁
22k 内周側壁
22m 室外カバー材
22s 室内側壁
40 結合部材
41 端部面
42 縦枠当接部
43 横枠当接部
43a ビス孔
44 縦枠固定面部
44a ビス孔
45 止水材
46 止水材
50 結合部材
51 端部面
52 縦枠当接部
53 横枠当接部
53a ビス孔
54 縦枠固定面部
54a ビス孔
55 止水材
56 止水材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11