【実施例】
【0030】
以下に実施例で本発明を詳述する。
なお、実施例中の評価は以下の方法で行った。
【0031】
<樹脂特性>
・ 融点(Tm)
島津製作所TA50、DSC50型示差熱分析計を使用し、10gの試料を昇温速度20℃/分で20℃から250℃まで測定した吸発熱曲線から吸熱ピーク(融解ピーク)温度を求めた。
・ 曲げ弾性率
射出成形機によって長さ125mm×幅12mm×厚み6mmの試験片を作成し、ASTM D790規格により測定した。
・ 原料樹脂のTanδ
測定に用いたサンプルは、設定温度230℃のヒートプレスによって厚さ300umのシートサンプルに成形し、長さ23mm×幅5mmに切り出して作成した。動的粘弾性測定装置(UBM社製Rheogel−E−4000)を用い、サンプルの長辺の両端各4mm部分を引張治具で固定し、11Hz、昇温速度2℃/分で測定した23℃のTanδ(損失弾性率E”と貯蔵弾性率E’との比E”/E’)値を用いた。
【0032】
<網状構造体特性>
(1)連続線条体のTanδ
測定に用いたサンプルは、網状構造体を設定温度230℃のヒートプレスによって厚さ300umのシートサンプルに成形し、長さ23mm×幅5mmに切り出して作成した。動的粘弾性測定装置(UBM社製Rheogel−E−4000)を用い、サンプルの長辺の両端各4mm部分を引張治具で固定し、11Hz、昇温速度2℃/分で測定した23℃のTanδ(損失弾性率E”と貯蔵弾性率E’との比E”/E’)値を用いた。
(2)25%圧縮硬さ
試料を30cm×30cmの大きさに切断し、オリエンテック社製テンシロンにてφ200mm圧縮板にて75%まで圧縮して得た応力−歪み曲線の25%圧縮時の応力で示す。(n=3の平均値)
(3)見掛け密度
試料を15cm×15cmの大きさに切断し、4か所の高さを測定し、体積を求め、試料の重さを体積で徐した値(g/cm
3)で示す。(n=4の平均値)
(4)線条の繊度
網状構造体を20cm×20cmの大きさに切断し、10か所から長さ1cmの線条体を採取する。10か所で採取した線条体の40℃での比重を密度勾配管を用いて測定する。更に、上記10か所で採取した線条体の断面積を顕微鏡で拡大した写真より求め、それより、線条体の長さ10000m分の体積を求める。得られた比重と体積を乗じた値を繊度(線条体10000m分のグラム重量:デシテックスdtex)とする。(n=10の平均値)。
(5)床つき感:50cm四方、厚み5cm、見掛け密度0.040〜0.050g/cm
3の網状構造体に体重40kg〜100kgの範囲にあるパネラー30名(20歳〜39歳の男性;5名、20歳〜39歳の女性:5名、40歳〜59歳の男性:5名、40歳〜59歳の女性:5名、60歳〜80歳の男性:5名、60歳〜80歳の女性:5名)を座らせ、座ったときの「どすん」と床に当たった感じの程度を感覚的に定性評価した。感じない;◎、殆ど感じない;○、やや感じる;△、感じる;×
(6)消音性
50cm四方、厚み5cm、見掛け密度0.040〜0.050g/cm
3の網状構造体に体重40kg〜100kgの範囲にあるパネラー30名(20歳〜39歳の男性;5名、20歳〜39歳の女性:5名、40歳〜59歳の男性:5名、40歳〜59歳の女性:5名、60歳〜80歳の男性:5名、60歳〜80歳の女性:5名)を座らせ、網状構造体から発生する音を感覚的に定性評価した。感じない;◎、殆ど感じない;○、やや感じる;△、感じる;×
(6)中空率
網状構造体から線条を採取し、液体窒素で冷却した後に割断し、その断面を電子顕微鏡で倍率50倍にて観察し、得られた画像をCADシステムにて解析して樹脂部分の断面積(A)と中空部分の断面積(B)を測定し、{B/(A+B)}×100の式により中空率を算出した。
【0033】
<合成例1>
ジメチルテレフタレート(DMT)と1,4−ブタンジオール(1,4−BD)とポリテトラメチレングリコール(PTMG:平均分子量1000)を少量の触媒と仕込み、常法によりエステル交換後、昇温減圧しつつ重縮合せしめ、DMT/1,4−BD/PTMG=100/93/7mol%のポリエステルエーテルブロック共重合エラストマーを生成させ、次いで抗酸化剤1%を添加混合練込み後ペレット化し、50℃48時間真空乾燥してポリエステル系熱可塑性エラストマー原料(A−1)を得た。その特性を表1に示す。
【0034】
<合成例2>
ジメチルテレフタレート(DMT)と1,4−ブタンジオール(1,4−BD)とポリテトラメチレングリコール(PTMG:平均分子量1000)を少量の触媒と仕込み、常法によりエステル交換後、昇温減圧しつつ重縮合せしめ、DMT/1,4−BD/PTMG=100/88/12mol%のポリエステルエーテルブロック共重合エラストマーを生成させ、次いで抗酸化剤1%を添加混合練込み後ペレット化し、50℃48時間真空乾燥してポリエステル系熱可塑性エラストマー原料(A−2)を得た。その特性を表1に示す。
【0035】
<合成例3>
ジメチルテレフタレート(DMT)と1,4−ブタンジオール(1,4−BD)とポリテトラメチレングリコール(PTMG:平均分子量1000)を少量の触媒と仕込み、常法によりエステル交換後、昇温減圧しつつ重縮合せしめ、DMT/1,4−BD/PTMG=100/84/16mol%のポリエステルエーテルブロック共重合エラストマーを生成させ、次いで抗酸化剤1%を添加混合練込み後ペレット化し、50℃48時間真空乾燥してポリエステル系熱可塑性エラストマー原料(A−3)を得た。その特性を表1に示す。
【0036】
<合成例4>
ジメチルテレフタレート(DMT)と1,4−ブタンジオール(1,4−BD)とポリテトラメチレングリコール(PTMG:平均分子量1000)を少量の触媒と仕込み、常法によりエステル交換後、昇温減圧しつつ重縮合せしめ、DMT/1,4−BD/PTMG=100/72/28mol%のポリエステルエーテルブロック共重合エラストマーを生成させ、次いで抗酸化剤1%を添加混合練込み後ペレット化し、50℃48時間真空乾燥してポリエステル系熱可塑性エラストマー原料(A−4)を得た。その特性を表1に示す。
【0037】
<合成例5>
ジメチルテレフタレート(DMT)とジメチルイソフタレ−ト(DMI)と1,4−ブタンジオール(1,4−BD)とポリテトラメチレングリコール(PTMG:平均分子量1000)を少量の触媒と仕込み、常法によりエステル交換後、昇温減圧しつつ重縮合せしめ、DMT/DMI/1,4−BD/PTMG=75/25/92/8mol%のポリエステルエーテルブロック共重合エラストマーを生成させ、次いで抗酸化剤1%を添加混合練込み後ペレット化し、50℃48時間真空乾燥してポリエステル系熱可塑性エラストマー原料(A−5)を得た。その特性を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
<実施例1>
70kgの合成例1で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−1)および30kgの水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SBR)(旭化成ケミカルズ社製「S.O.E.S1611」)、1kgのトリメリット酸エステル系可塑剤(DIC社製「モノサイザーW705」)、10kgのポリエステル系可塑剤(DIC社製「ポリサイザーA55」)、0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度220℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0040】
<実施例2>
80kgの合成例1で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−1)および20kgの水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SBR)(旭化成ケミカルズ社製「S.O.E.S1611」)、1kgのトリメリット酸エステル系可塑剤(DIC社製「モノサイザーW705」)、10kgのポリエステル系可塑剤(DIC社製「ポリサイザーA55」)、0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度220℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径1.0mmの丸型中実形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.0g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0041】
<実施例3>
80kgの合成例1で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−1)および20kgの水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SBR)(旭化成ケミカルズ社製「S.O.E.S1611」)、1kgのトリメリット酸エステル系可塑剤(DIC社製「モノサイザーW705」)、10kgのポリエステル系可塑剤(DIC社製「ポリサイザーA55」)、0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度220℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0042】
<実施例4>
30kgの合成例1で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−1)および40kgの合成例5で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−5)、30kgの水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SBR)(旭化成ケミカルズ社製「S.O.E.S1611」)、0.5kgのトリメリット酸エステル系可塑剤(DIC社製「モノサイザーW705」)、10kgのポリエステル系可塑剤(DIC社製「ポリサイザーA55」)、0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度220℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径1.0mmの丸型中実形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.0g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0043】
<実施例5>
30kgの合成例1で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−1)および40kgの合成例5で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−5)、30kgの水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SBR)(旭化成ケミカルズ社製「S.O.E.S1611」)、0.5kgのトリメリット酸エステル系可塑剤(DIC社製「モノサイザーW705」)、10kgのポリエステル系可塑剤(DIC社製「ポリサイザーA55」)、0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度220℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0044】
<実施例6>
20kgの合成例1で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−1)および60kgの合成例5で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−5)、20kgの水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SBR)(旭化成ケミカルズ社製「S.O.E.S1611」)、0.5kgのトリメリット酸エステル系可塑剤(DIC社製「モノサイザーW705」)、10kgのポリエステル系可塑剤(DIC社製「ポリサイザーA55」)、0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度220℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】
<比較例1>
100kgの合成例1で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−1)および0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度200℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、250℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0047】
<比較例2>
100kgの合成例2で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−2)および0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度200℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0048】
<比較例3>
100kgの合成例3で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−3)および0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度200℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0049】
<比較例4>
100kgの合成例4で得られたポリエステル系熱可塑性エラストマー(A−4)および0.25kgのヒンダードフェノール系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブAO330」)、0.25kgの燐系酸化防止剤(ADEKA社製「アデカスタブPEP36」)をタンブラーにて5分間混合した後、スクリュー径φ57mmの二軸押出機でシリンダー温度200℃、スクリュー回転数130rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。
【0050】
<比較例5>
100kgの水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体(SBS)(旭化成ケミカルズ社製「S.O.E.S1611」)を幅65cm、長さ5cmのノズル有効面に孔径3.0mmの丸型中空形状オリフィスを幅方向5.2mm、長さ方向6.0mmの間隔で配列したノズルより、240℃の温度で溶融して、単孔吐出量を2.5g/分で吐出させ、ノズル面30cm下に冷却水を配し、幅70cmのステンレス製エンドレスネットを平行に5cm間隔で一対の引取りコンベアを水面上に一部出るように配した上に引取り、接触部分を融着させつつ、両面を挟み込みつつ毎分1mの速度で冷却水中へ引込み固化させ、次いで100℃の熱風乾燥機中で15分疑似結晶化処理した後、疑似結晶化処理した後、所定の大きさに切断して網状構造体を得た。得られた網状構造体の特性を表2に示す。