特許第6115090号(P6115090)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6115090
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】表示制御装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20170410BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20170410BHJP
   G03B 21/00 20060101ALI20170410BHJP
   H04N 7/15 20060101ALN20170410BHJP
【FI】
   G09G5/00 510V
   G09G5/00 510H
   G09G5/00 530M
   G09G5/36 520M
   G09G5/00 510B
   G09G5/00 550C
   G03B21/00 D
   !H04N7/15 630Z
【請求項の数】5
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-250160(P2012-250160)
(22)【出願日】2012年11月14日
(65)【公開番号】特開2014-98789(P2014-98789A)
(43)【公開日】2014年5月29日
【審査請求日】2015年8月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096699
【弁理士】
【氏名又は名称】鹿嶋 英實
(72)【発明者】
【氏名】仙波 孝夫
【審査官】 中村 直行
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−234368(JP,A)
【文献】 特開2005−203886(JP,A)
【文献】 特開2005−121748(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/00 − 5/42
G03B 21/00
H04N 7/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示情報を表示媒体上に表示させる表示制御装置であって、
前記表示情報と同一の表示情報を前記表示媒体以外の第2表示媒体へ表示させる第2表示制御装置との接続があるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で前記接続があると判別された場合には、前記表示情報と同一の表示情報を前記第2表示制御装置配信するよう制御すると共に、前記表示媒体を対象にして当該表示媒体に表示される表示情報上においてユーザ操作によって任意に指示された指示位置を検出するよう制御する制御手段と、
前記接続がない場合には、前記表示媒体に対するユーザ操作があったとしても当該ユーザ操作の指示位置を検出しないようにし、一方、前記接続があり且つ前記制御手段でユーザ操作によって指示された指示位置を検出した場合には、前記表示媒体に対しては前記表示情報をそのまま表示させつつ、前記第2表示制御装置に対しては前記指示位置を示す識別情報を前記表示情報に合成した第2表示情報に変更して配信するよう制御する第2制御手段と、
を具備したことを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
表示情報を表示媒体上に表示させる表示制御装置であって、
前記表示情報と同一の表示情報を前記表示媒体以外の第2表示媒体へ表示させる第2表示制御装置との接続があるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で前記接続があると判別された場合には、前記表示情報と同一の表示情報を前記第2表示制御装置配信するよう制御すると共に、前記表示情報が表示される前記表示媒体に対するユーザ操作を判別するよう制御する制御手段と、
前記接続がない場合には、前記表示媒体に対するユーザ操作があったとしても当該ユーザ操作を判別しないようにし、一方、前記接続があり且つ前記制御手段でユーザ操作を判別した場合には、前記表示媒体に対しては前記表示情報をそのまま表示させつつ、前記第2表示制御装置に対しては前記ユーザ操作に応じて加工された第2表示情報に変更して配信するよう制御する第2制御手段と、
を具備したことを特徴とする表示制御装置。
【請求項3】
前記表示媒体は、当該表示制御装置に接続された表示装置で表示される表示スクリーンであり、
前記第2表示媒体は、当該表示制御装置とは通信回線を介して遠隔で接続される前記第2表示制御装置で表示される第2表示スクリーンである、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
表示情報を表示媒体上に表示させる表示制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記表示情報と同一の表示情報を前記表示媒体以外の第2表示媒体へ表示させる第2表示制御装置との接続があるか否かを判別する判別手段、
前記判別手段で前記接続があると判別された場合には、前記表示情報と同一の表示情報を前記第2表示制御装置配信するよう制御すると共に、前記表示媒体を対象にして当該表示媒体に表示される表示情報上においてユーザ操作によって任意に指示された指示位置を検出するよう制御する制御手段、
前記接続がない場合には、前記表示媒体に対するユーザ操作があったとしても当該ユーザ操作の指示位置を検出しないようにし、一方、前記接続があり且つ前記制御手段でユーザ操作によって指示された指示位置を検出した場合には、前記表示媒体に対しては前記表示情報をそのまま表示させつつ、前記第2表示制御装置に対しては前記指示位置を示す識別情報を前記表示情報に合成した第2表示情報に変更して配信するよう制御する第2制御手段、
として機能させるためのプログラム。
【請求項5】
表示情報を表示媒体上に表示させる表示制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記表示情報と同一の表示情報を前記表示媒体以外の第2表示媒体へ表示させる第2表示制御装置との接続があるか否かを判別する判別手段、
前記判別手段で前記接続があると判別された場合には、前記表示情報と同一の表示情報を前記第2表示制御装置配信するよう制御すると共に、前記表示情報が表示される前記表示媒体に対するユーザ操作を判別するよう制御する制御手段、
前記接続がない場合には、前記表示媒体に対するユーザ操作があったとしても当該ユーザ操作を判別しないようにし、一方、前記接続があり且つ前記制御手段でユーザ操作を判別した場合には、前記表示媒体に対しては前記表示情報をそのまま表示させつつ、前記第2表示制御装置に対しては前記ユーザ操作に応じて加工された第2表示情報に変更して配信するよう制御する第2制御手段、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、同一の表示情報を複数の表示媒体上に表示させるための表示制御を行う技術としては、例えば、複数の情報処理装置をインターネットなどの通信ネットワークを介して接続することにより、遠隔通信による会議を可能としたテレビ会議システムが実現されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、プレゼンテーション時において発表者は、プロジェクタからスクリーン上に投影させた投影画像を参加者に見せながら説明する場合に、レーザポインタを使用してスポット光(可視光レーザ)をスクリーン上の説明箇所に照射することにより、その説明箇所を指示しながらプレゼンテーションを行うようにした技術が存在している(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−54897号公報
【特許文献2】特開平11−85395号公報
【特許文献3】特開2003−234983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のような会議システムに特許文献2・3のようなプロジェクタを融合させた会議システムを考えた場合に、例えば、各部署などに配置されている複数台の情報処理装置にプロジェクタをそれぞれ接続してスクリーン上に表示情報を投影させることにより大勢の参加者に同じ情報をリアルタイムに伝えることが可能となる。このような会議システムにおいては、例えば、いずれかの情報処理装置側の参加者(発表者)がレーザポインタを使用してスポット光(可視光レーザ)をスクリーン上に照射して、説明箇所を指示したとしても、他のスクリーンを見ている他の情報処理装置側の参加者にあっては、どの箇所についての説明であるかを直感的に知ることができず、説明箇所を探さなければならないという問題が起きる。
【0005】
本発明の課題は表示情報が表示される表示媒体上でユーザ操作他の表示媒体にも反映させるか否かを制御できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1は、表示情報を表示媒体上に表示させる表示制御装置であって、前記表示情報と同一の表示情報を前記表示媒体以外の第2表示媒体へ表示させる第2表示制御装置との接続があるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で前記接続があると判別された場合には、前記表示情報と同一の表示情報を前記第2表示制御装置配信するよう制御すると共に、前記表示媒体を対象にして当該表示媒体に表示される表示情報上においてユーザ操作によって任意に指示された指示位置を検出するよう制御する制御手段と、前記接続がない場合には、前記表示媒体に対するユーザ操作があったとしても当該ユーザ操作の指示位置を検出しないようにし、一方、前記接続があり且つ前記制御手段でユーザ操作によって指示された指示位置を検出した場合には、前記表示媒体に対しては前記表示情報をそのまま表示させつつ、前記第2表示制御装置に対しては前記指示位置を示す識別情報を前記表示情報に合成した第2表示情報に変更して配信するよう制御する第2制御手段と、を具備したことを特徴とする。
請求項2は、表示情報を表示媒体上に表示させる表示制御装置であって、前記表示情報と同一の表示情報を前記表示媒体以外の第2表示媒体へ表示させる第2表示制御装置との接続があるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で前記接続があると判別された場合には、前記表示情報と同一の表示情報を前記第2表示制御装置配信するよう制御すると共に、前記表示情報が表示される前記表示媒体に対するユーザ操作を判別するよう制御する制御手段と、前記接続がない場合には、前記表示媒体に対するユーザ操作があったとしても当該ユーザ操作を判別しないようにし、一方、前記接続があり且つ前記制御手段でユーザ操作を判別した場合には、前記表示媒体に対しては前記表示情報をそのまま表示させつつ、前記第2表示制御装置に対しては前記ユーザ操作に応じて加工された第2表示情報に変更して配信するよう制御する第2制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば表示情報が表示される表示媒体上でユーザ操作他の表示媒体にも反映させるか否かを制御できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】複数台の情報表示装置1が通信回線網2を介して接続されている会議システムを示したブロック図。
図2】情報表示装置1である携帯端末装置(例えば、スマートフォン)の基本的な構成要素を示したブロック図。
図3】プロジェクタ3の基本的な構成要素を示したブロック図。
図4】(1)、(2)は、各情報表示装置1側のスクリーン5上に投影された投影画像を示した図。
図5】モード切替キーにより会議モードに切り替えられた際に情報表示装置1側で実行開始される会議処理を示したフローチャート。
図6図5の動作に続く会議処理を示したフローチャート。
図7】本発明の変形例として、複数台の情報表示装置1を分配装置6に接続した会議システムを示した図。
図8】本発明の変形例として、スクリーン5上の任意の位置を指示する手段として、レーザポインタ4に代えてスクリーン(ホワイトボード)5上に手書きマークを描画することによって任意の位置を指示した場合を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1図6を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、複数台の情報表示装置1が通信回線網2を介して接続されている会議システムを示したブロック図である。
情報表示装置1は、会議の参加者側に設置されているPC(パーソナルコンピュータ)や多機能型の携帯端末装置(例えば、スマートフォン)などの情報処理装置であり、図示の例では、一方の情報表示装置1がPCの場合、他方の情報表示装置1が携帯端末装置の場合を示しているが、表示情報を制御可能な装置であれば、PC、携帯端末装置に限らず、また、その接続台数も任意である。
【0010】
このような複数台の情報表示装置1が通信回線網2を介して相互に接続されることにより双方向通信が可能な会議システムが構築される。なお、この会議システムは、アクセス権限を有する情報表示装置1であれば、任意に接続可能であり、いつでも自由に会議に参加できるようにしており、同一会社内での各部署、あるいは本社と各支店などを連結して会議を行う構内通信システムあるいは広域通信システムである。通信回線網2は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network))などを有し、そのネットワークプロトコルをインターネットプロトコルとしている。なお、図中、情報表示装置1がPCの場合には通信回線網2に有線接続され、携帯端末装置の場合には通信回線網2に無線接続されている場合を示している。
【0011】
この会議システムを構成する各情報表示装置1には、会議用としてカメラ付きのプロジェクタ3が有線接続あるいは無線接続されている。レーザポインタ4は、スポット光(可視光レーザ)をスクリーン5上に照射するもので、発表者が手に持ってスクリーン5上の任意の位置をスポット照射する際に使用される。情報表示装置1は、例えば、プレゼンテーション用資料として任意に選択された資料(表示情報)を自己の表示画面に表示するほか、その表示情報を接続中のプロジェクタ3に送信することによってスクリーン5上に投影表示させる。この場合、情報の配信元(資料提供者側)として指定されている情報表示装置1は、同一の表示情報を他の全ての情報表示装置1を配信先として一斉に送信するようにしている。
【0012】
すなわち、複数の情報表示装置1のうち、情報の配信元であることを宣言する配信元指定キー(図示省略)が操作された情報表示装置1が情報の配信元となり、他の全ての情報表示装置1が配信先となり、この配信元から配信先に対して表示情報を配信するようにしている。ここで、配信先となる当該他の全ての情報表示装置1は、配信元の情報表示装置1から送信されてきた表示情報を受信する毎に、受信した表示情報を接続中のプロジェクタ3に転送してスクリーン5上に投影表示させるようにしている。以下、配信元を除く他の全ての情報表示装置1を配信先の情報表示装置1と呼称するものとする。
【0013】
配信元の情報表示装置1は、表示情報が各情報表示装置1側の表示媒体(本実施形態ではスクリーン5)に表示されている状態において、レーザポインタ4によりスクリーン5上の任意の位置がスポット照射されて説明箇所が指示されると、カメラ付きのプロジェクタ3によって撮影されたスクリーン5全体の撮影画像を取得し、その撮影画像を解析することによってその指示位置を検出するようにしている。そして、検出した指示位置を識別するためのマークを生成して表示情報内の該当位置に合成した後、このマーク付きの表示情報を配信先の全ての情報表示装置1に送信することによりそのスクリーン5上に投影表示させるようにしている。すなわち、配信元の情報表示装置1は、各情報表示装置1に対応付けられているスクリーン5のうち、配信元側のスクリーン5を除く他の全てのスクリーン5、つまり、配信先側のスクリーン5にマーク付きの表示情報を表示させるための表示制御を行うようにしている。
【0014】
図2は、情報表示装置1である携帯端末装置(スマートフォン)の基本的な構成要素を示したブロック図である。
情報表示装置(スマートフォン)1は、その基本機能として通話機能、タッチ入力機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などを備えたもので、CPU11を中核としている。CPU11は、二次電池を備えた電源部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの携帯端末装置の全体動作を制御する。記憶部13は、後述する図5及び図6のフローチャートに示すプログラムなど各種のプログラムを記憶するプログラム領域、この携帯端末装置で必要とされる各種のデータを記憶するデータ領域、一時記憶用のワーク領域を有する。なお、記憶部13は、SDカードなどの記録メディアを含む構成であってもよく、所定のサーバ装置(図示省略)側の記憶領域を含むものであってもよい。
【0015】
無線通信部14は、広域の通信手段であり、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などの動作時に、音声やデータを変調して無線電波を送信すると共に、受信した音声やデータに復調することで通話やデータ通信を行うようにしている。無線LAN部15は、構内通信網(図示省略)を介して他の情報表示装置1との間でデータの送受信を行う通信インターフェイスである。操作部16は、電源ボタン、動作モード(後述する会議モード)を切り替えるモード切替キーなどの押しボタン式の各種のキーを有している。外部接続部17、外部機器(プロジェクタ3、レーザポインタ4)接続用のコネクタ部で、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)を有し、外部機器との間で双方向通信が可能となっている。表示部18は、高精細液晶ディスプレイあるいは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。
【0016】
図3は、プロジェクタ3の基本的な構成要素を示したブロック図である。
プロジェクタ3は、情報表示装置1からの投影用の表示情報をスクリーン5上に投影させるもので、CPU31を中核とする。このCPU31は、その周辺デバイスとして、AC電源(商用電源)からの供給電力によって点灯する投影用のライト32と、この投影用ライトを制御してそのオン/オフや輝度を調整する光源調整部33と、投影用の表示情報を映し出すための透過型液晶パネル34と、この透過型液晶パネル34を駆動する駆動部35と、投影レンズを駆動するレンズ調整部36と、電源オン/オフスイッチなどを備えた操作部37と、カメラ部38と、通信部39などを有する構成となっている。
【0017】
カメラ部38は、光学レンズからの被写体像が撮像素子(CCDやCMOSなど)に結像されることにより被写体を高精細に撮影可能なデジタルカメラであり、静止画像のほかに動画像の撮影も可能なもので、スクリーン5の全体を撮影可能とするために投影レンズに対して並列的に配設されている。通信部39は、カメラ部38によって撮影された撮影画像を情報表示装置1からの要求に応じて情報表示装置1に送信するようにしている。
【0018】
レーザポインタ4は、図示省略したが、CPUを中核とし、電源部、操作部、レーザ照射部などが設けられている。この操作部には、電源オン/オフスイッチ、撮影を開始させるシャッタキー、色切替えスイッチなどが備えられており、この色切替えスイッチの操作によりレーザ照射部から照射されるレーザ光の色を複数(例えば、赤色レーザ、緑色レーザ、青色レーザの3種類)に切替え可能となっている。この場合、ユーザは、視認性や注意喚起力あるいは指示内容などを考量して色切替えスイッチを操作し、可視光レーザの色を選択するようにしている。レーザ照射部は、可視光レーザを照射してスクリーン5上にスポット照射するもので、そのスポット照射部分が一定の形状(例えば、円形)となるようにしているが、その形状を任意に変更可能としてもよい。
【0019】
図4は、各情報表示装置1側のスクリーン5上にそれぞれ投影された投影画像を例示した図である。
図4(1)は、配信元の情報表示装置1が携帯端末装置の場合で、その情報表示装置1から送信された投影用の表示情報がプロジェクタ3を介してスクリーン5上に投影されている状態を示した図である。この場合、配信元側の参加者(発表者)がレーザポインタ4を使用して可視光レーザをスクリーン5上に照射することで説明箇所を指示した場合を例示している。図示の例では、表示内容の“先進の機能”が説明箇所として指示された場合であり、図中、指示箇所付近の円形は、スポット照射部分を示している。なお、赤色レーザによる照射であれば、その照射部分は赤色表示となっている。
【0020】
プロジェクタ3は、配信元の情報表示装置1から送信されてきた投影用の表示情報を受信すると、その表示情報をスクリーン5上に投影させると共に、カメラ部38を起動して撮影を開始し、スクリーン5上の投影画像の全体を撮影し、その撮影画像を通信部39から情報表示装置1に対して送信するようにしている。この情報表示装置1は、プロジェクタ3から撮影画像を受信すると、その撮影画像を解析することにより可視光レーザによるスポット照射部分をユーザ操作による指示位置として検出すると共に、検出した指示位置を識別するためのマークを生成して、投影中の表示情報内の該当位置に合成した後、配信先の各情報表示装置1に配信するようにしている。
【0021】
図4(2)は、配信先の各情報表示装置1において、配信元の情報表示装置1から配信されたマーク付きの表示情報をそのプロジェクタ3を介してスクリーン5上に投影させた場合の投影画像を示した図である。図示の例では、配信先側のスクリーン5上には、配信元側の指示位置(スポット照射部分)に代わって、その指示位置を識別するための星形マークが表示された場合を例示している。この場合、配信元側で使用された可視光レーザは、赤色レーザであれば、星形マークも赤色表示となる。なお、指示位置を識別するためのマークは、星形に限らず、その形状は任意であり、また、点灯表示に限らず、点滅表示などであってもよい。
【0022】
次に、本実施形態における情報表示装置1の動作概念を図5及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
なお、図5及び図6は、情報表示装置1の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図5及び図6のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
【0023】
図5及び図6は、上述のモード切替キーにより会議モードに切り替えられた際に情報表示装置1側で実行開始される会議処理を示したフローチャートである。この会議モードは、複数の情報表示装置1間でプロジェクタ3を使用して会議を行う場合の動作モードである。この会議モードにおいてそのいずれかの参加者は、会議の開始に当たって自己の情報表示装置1を情報の配信元とする場合には、それを宣言するために配信元指定キー(図示省略)を操作するものとする。
先ず、情報表示装置1のCPU11は、上述の配信元指定キーの操作によって自己が情報の配信元として指定されているかを調べ(図5のステップS1)、配信元が指定されていなければ(ステップS1でNO)、自己は他の配信元の情報表示装置1から表示情報を受信する配信先であると判断し、配信元の情報表示装置1から送信されてきた表示情報を受信したかを調べたり(ステップS9)、ユーザ操作により会議モードが解除されたか(会議終了か)を調べたりする(ステップS11)。
【0024】
いま、会議モードにおいて、自己が情報の配信元として指定されているときには(ステップS1でYES)、プレゼンテーション用資料の一覧画面の中からユーザ操作により表示対象として任意に選択された資料ファイル(表示情報)を記憶部13から読み出して、表示部18に表示させる資料ファイル取得処理を行う(ステップS2)。この状態において、ユーザ操作により会議モードが解除されたか(会議終了か)を調べたり(ステップS3)、ユーザ操作により配信元の指定が解除されたかを調べたりする(ステップS4)。
【0025】
会議モードにおいて配信元であれば(ステップS4でYES)、表示情報を自己のスクリーン5上に投影表示させる処理を行う。すなわち、資料ファイルの中から表示対象として任意のページ(表示情報)がユーザ操作により指定されると(ステップS5)、その指定ページの表示情報を読み出して自己のプロジェクタ3に送信し、スクリーン5上に投影表示させる(ステップS6)。次に、配信先となる他の情報表示装置1が接続されているか(配信先が有るか)を調べ(ステップS7)、配信先が接続されていなければ(ステップS7でNO)、上述のステップS3に戻り、以下、ページ指定される毎にその指定ページの表示情報を自己のプロジェクタ3を介してスクリーン5上に順次投影表示させる動作を行う(ステップS5、S6)。
【0026】
一方、配信先の情報表示装置1が接続されていれば(ステップS7でYES)、表示対象として指定されたページの表示情報を、配信先の全ての情報表示装置1(自己を除く他の全ての情報表示装置1)に対して送信する処理を行う(ステップS8)。この場合、配信先の情報表示装置1は、配信元の情報表示装置1から送信されてきた指定ページの表示情報を受信すると(ステップS9でYES)、その表示情報を自己のプロジェクタ3に送信して、そのスクリーン5上に投影表示させる(ステップS10)。
【0027】
このように同一の表示情報が各情報表示装置1側のスクリーン5上に投影表示されている状態において、配信元の情報表示装置1は、自己のプロジェクタ3から撮影画像を取得して(ステップS12)、カメラ38の撮影角度に応じて台形歪補正などを施す(ステップS13)。そして、撮影画像を解析し(ステップS14)、色、形状、大きさ、明るさからスポット照射部分を特定し(ステップS15)、撮影画像内にスポット照射部分が含まれているかを調べる(ステップS16)。いま、スポット照射部分が含まれていなければ(ステップS16でNO)、図5のステップS3に戻るが、スポット照射部分が含まれていれば(ステップS16でYES)、そのスポット色及びそり表示位置(指示位置)を検出する処理を行う(ステップS17)。
【0028】
そして、このスポット色と同一の色(同一の指示内容)を持った指示マーク(例えば、星形マーク)を生成すると共に(ステップS18)、この指示マーク(本実施形態では、星形マーク)をその指示位置に該当する指定ページ(表示情報)内の位置に合成し(ステップS19)、この合成ページの表示情報を配信先の各情報表示装置1に対して配信する(ステップS20)。なお、指示マーク(星形マーク)は、上述したようにスポット色と同一の色であるが、その大きさもスポット照射部分と略同一となっている。次に、図5のステップS3に戻り、以下、配信元が解除されるまで配信元としての動作を繰り返す(ステップS5〜S20)。
【0029】
ここで、配信元が解除されたときには(図5のステップS4でYES)、上述のステップS9に移り、以下、配信元から配信先として機能し、配信元の情報表示装置1から表示情報を受信したときには(ステップS9でYES)、その表示情報をプロジェクタ3を介してスクリーン5上に投影表示させる(ステップS10)。ここで、受信した表示情報に上述の指示マーク(星形マーク)が合成されている場合には、投影画像には指示マーク(星形マーク)が含まれたものとなる。次に、上述のステップS11に移り、会議モードが解除されて会議終了となるまでステップS1に戻るが、会議モードが解除されたときには(ステップS4、S11でYES)、図5及び図6のフローから抜ける。
【0030】
以上のように、本実施形態において配信元の情報表示装置1は、表示情報が各情報表示装置側の表示媒体(スクリーン5)にそれぞれ表示されている状態において、レーザポインタ4によりスクリーン5上の任意の位置がスポット照射によって指示されると、その指示位置を検出すると共に、この指示位置を識別するためのマーク(例えば、星形マーク)を表示情報内の該当位置に合成した後、配信元のスクリーン5を除く他の全てのスクリーン5に対して、マーク付きの表示情報を表示させるための表示制御を行うようにしたので、いずれかのスクリーン5上での指示位置を他の全てのスクリーン5にも反映することができ、全ての参加者に対してその指示位置をリアルタイムに知らせることが可能となる。
【0031】
配信元の情報表示装置1は、表示情報を複数のスクリーン5上に表示させるための表示制御を行った後に、スクリーン5上の指示位置を検出するようにしたので、無駄な検出が不要となる。
【0032】
配信元の情報表示装置1は、スクリーン5上で任意の位置がレーザポインタ4によって指示された場合にその指示位置を含む指示内容を検出し、その指示内容(例えば、色)を識別するためのマークを表示情報内の該当位置に合成するようにしたので、指示位置のみならず、全ての参加者に対して指示内容もリアルタイムに知らせることが可能となる。
【0033】
配信元の情報表示装置1は、スクリーン5上で任意の位置がレーザポインタ4により指示された場合にそのスクリーン5に表示されている表示情報を撮影した撮影画像をプロジェクタ3から取得して解析することにより指示位置を検出するようにしたので、指示位置を適切に検出することができる。
【0034】
配信元の情報表示装置1は、スクリーン5上の任意の位置がスポット照射により指示された場合に、プロジェクタ3により撮影された撮影画像を解析することによりそのスポット照射部分の色とその指示位置を検出し、その色を持ったマークをその指示位置に該当する表示情報内の位置に合成するようにしたので、全ての参加者に指示内容を色によって知らせることが可能となる。
【0035】
なお、上述した実施形態においては、複数台の情報表示装置1を、通信回線網2を介して接続した会議システムを例示したが、図7に示すような分配装置6に接続した会議システムであってもよい。例えば、同一部署内の担当グループ毎に設置されている各情報表示装置1を、分配装置6に接続して会議システムを構築するようにしてもよい。この分配装置6は、入力端子61と複数の出力端子62を有する構成で、複数台の情報表示装置1のうち、そのいずれかの情報表示装置1が情報の配信元として、また、他の全ての情報表示装置1が配信先として固定的に接続されている状態において、配信元から送信されてきた表示情報を入力端子61を介して取り込むと、複数の出力端子62を介して配信先である全ての情報表示装置1に配信する動作を行う機能を有している。このような分配装置6を設けることによって、上述の実施形態と同様に、同一の表示情報をリアルタイムに配信することが可能となる。
【0036】
また、上述した実施形態においては、スクリーン5上に表示されている投影画像内の任意の位置をレーザポインタ4によるレーザ照射で指示するようにしたが、スクリーン5上にマークを直接手書きすることによって投影画像内の任意の位置を直接指示するようにしてもよい。この場合、スクリーン5としてマーカペンなどによって手書きが可能となるように、例えば、白く表面加工されたホワイトボード(スクリーンボード)を使用し、また、情報表示装置1は、プロジェクタ3から取得した撮影画像を解析することによってその手書き部分及びその位置を検出するようにすればよい。これによってスクリーン5上に直接手書き描画された手書きマーク付きの表示情報を配信先の各情報表示装置1に送信することができる。
【0037】
図8は、スクリーン(ホワイトボード)5上に表示されている投影画像内の任意の位置を囲むように、例えば、円形のマークが手書き描画された場合を示した図である。
ここで、配信元の情報表示装置1は、スクリーン(ホワイトボード)5上の撮影画像を解析することによりその手書きされたマークを検出すると共にそのマーク位置を指示位置として検出し、この検出した手書きマークをそのマーク位置に該当する表示情報内の位置に合成して各配信先の情報表示装置1に配信するようにすればよい。これによってスクリーン(ホワイトボード)5上に任意のマークが手書きによって描画された場合に、その手書きされたマークをそのまま各配信先側のスクリーン5上に投影させることができ、各スクリーン5上には形状・色・模様などが同一で表示位置も同一のマークがそれぞれ表示されることになる。
【0038】
また、上述した実施形態においては、スクリーン5上に表示されている投影画像内の任意の位置をレーザポインタ4からのレーザ照射で指示するようにしたが、レーザポインタ4に限らず、例えば、スクリーン5上の任意の位置を、発表者が持っている指し棒(図示省略)の先端で直接指示したり、自身の指の先端で直接指示したりするようにしてもよい。この場合においても、情報表示装置1は、プロジェクタ3から取得した撮影画像を解析することにより、指し棒や指の先端を認識するようにすればよい。この場合、配信元の情報表示装置1は、上述の実施形態と同様に指示位置を識別するためのマーク(例えば、星形マーク)を表示情報内の該当位置に合成した後、配信先の各情報表示装置1に対して配信するようにすればよい。このように指し棒や指による簡単な指示を行うだけでも、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0039】
上述した実施形態においては、表示情報の表示媒体としてスクリーン5を使用するようにしたが、各情報表示装置1に備えられている自身の表示部18あるいは外部接続されている外部表示装置を表示媒体とするようにしてもよい。
【0040】
上述した実施形態においては、レーザポインタ4から照射されるレーザ光の色を指示内容として認識するようにしたが、更に指示内容として形状、模様などを認識し、同じ形状、模様などを持ったマークを生成して表示情報に合成するようにしてもよい。
【0041】
また、レーザポインタ4に点滅周期切替えスイッチを設け、このスイッチ操作によりレーザポインタ4から照射されるパルス波の周期(点滅周期)を複数(例えば、高速点滅、中速点滅、低速点滅の3種類)に切替え可能としてもよい。この場合、プロジェクタ3のカメラ部38は、スクリーン5を動画撮影し、この動画像を情報表示装置1に送信するようにすれば、情報表示装置1では動画像を解析することによって高速点滅、中速点滅、低速点滅を指示内容として認識することができる。この場合、点滅周期(指示内容)に応じた種類のマークを生成して、このマーク付きの表示情報を配信先の全ての情報表示装置1に配信するようにしてもよい。
【0042】
また、上述した実施形態においては、情報表示装置1として、PC、携帯端末装置に適用した場合を示したが、これに限らず、タブレット端末装置、デジタルカメラ、音楽プレイヤーなどであってもよい。また、情報表示装置1としては、プロジェクタ及びカメラを組み込んだものであってもよい。
【0043】
また、上述した実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
【0044】
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
同一の表示情報を複数の表示媒体上に表示させるための表示制御を行う情報表示装置であって、
前記表示情報が前記複数の表示媒体に表示されている状態において、いずれかの表示媒体上で任意の位置がユーザ操作によって指示された場合にその指示位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された指示位置を識別するためのマークを前記表示情報内の該当位置に合成する合成手段と、
前記複数の表示媒体のうち前記ユーザ操作によって任意の位置が指示された表示媒体を除く他の表示媒体に対して、前記合成手段により合成されたマーク付きの表示情報を表示させるための表示制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報表示装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示装置において、
前記表示情報を前記複数の表示媒体上に表示させるための表示制御を行ったか否かを判別する判別手段を更に備え、
前記検出手段は、前記判別手段によって表示情報を複数の表示媒体上に表示させるための表示制御が行われたと判別された場合に前記指示位置の検出を行う、
ようにしたことを特徴とする情報表示装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の情報表示装置において、
前記検出手段は、表示媒体上で任意の位置がユーザ操作によって指示された場合にその指示位置を含む指示内容を検出し、
前記合成手段は、前記検出手段により検出された指示内容を識別するためのマークを前記表示情報内の該当位置に合成する、
ようにしたことを特徴とする情報表示装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報表示装置において、
前記表示媒体上で任意の位置がユーザ操作によって指示された場合にその表示媒体に表示されている表示情報を撮影した撮影画像を取得する画像取得手段を更に備え、
前記検出手段は、前記画像取得手段によって取得された撮影画像を解析することによりユーザ操作によって指示された指示位置を検出する、
ようにしたことを特徴とする情報表示装置である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報表示装置において、
前記検出手段は、前記表示媒体上の任意の位置がスポット照射により指示された場合、あるいは指し棒や指の先端により指示された場合に、前記画像取得手段によって取得された撮影画像を解析することによりその指示位置を検出する、
ようにしたことを特徴とする情報表示装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の情報表示装置において、
前記検出手段は、前記表示媒体上の任意の位置がスポット光の照射により指示された場合に、前記画像取得手段によって取得された撮影画像を解析することによりそのスポット照射部分の色を検出すると共にその指示位置を検出し、
前記合成手段は、前記検出手段により検出された色を持ったマークをその指示位置に該当する前記表示情報内の位置に合成する、
ようにしたことを特徴とする情報表示装置である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の情報表示装置において、
前記表示媒体は、プロジェクタによる投影画像が表示されるスクリーンボードであり、
前記検出手段は、前記画像取得手段によって取得された前記スクリーンボードの撮影画像を解析することによりそのスクリーンボード上に手書きされたマークを検出すると共にそのマーク位置を指示位置として検出し、
前記合成手段は、前記検出手段により検出された手書きマークをそのマーク位置に該当する前記表示情報内の位置に合成する、
ようにしたことを特徴とする情報表示装置である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、
コンピュータに対して、
同一の表示情報を複数の表示媒体上に表示させるための表示制御を行う機能と、
前記表示情報が前記複数の表示媒体に表示されている状態において、いずれかの表示媒体上で任意の位置がユーザ操作によって指示された場合にその指示位置を検出する機能と、
前記検出された指示位置を識別するためのマークを前記表示情報内の該当位置に合成する機能と、
前記複数の表示媒体のうち前記ユーザ操作によって任意の位置が指示された表示媒体を除く他の全ての表示媒体に対して、前記合成されたマーク付きの表示情報を表示させるための表示制御を行う機能と、
を実現させるためのプログラムである。
【符号の説明】
【0045】
1 情報表示装置
2 通信回線網
3 プロジェクタ
4 レーザポインタ
5 スクリーン
11 CPU
13 記憶部
14 無線通信部
15 無線LAN部
16 操作部
17 外部接続部
18 表示部
31 CPU
38 カメラ部
39 通信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8