特許第6115919号(P6115919)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6115919デバイス制御方法及び装置、並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6115919
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】デバイス制御方法及び装置、並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170410BHJP
   H04L 12/46 20060101ALI20170410BHJP
   H04L 12/66 20060101ALI20170410BHJP
【FI】
   G06F13/00 358C
   H04L12/46 E
   H04L12/66 A
【請求項の数】32
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2013-531478(P2013-531478)
(86)(22)【出願日】2011年9月21日
(65)【公表番号】特表2013-545165(P2013-545165A)
(43)【公表日】2013年12月19日
(86)【国際出願番号】KR2011006957
(87)【国際公開番号】WO2012044002
(87)【国際公開日】20120405
【審査請求日】2014年9月19日
【審判番号】不服2016-10286(P2016-10286/J1)
【審判請求日】2016年7月7日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0093802
(32)【優先日】2010年9月28日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン−ラエ・チョ
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン−ジュ・オウ
【合議体】
【審判長】 高瀬 勤
【審判官】 山田 正文
【審判官】 山澤 宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−235886(JP,A)
【文献】 特開2005−51376(JP,A)
【文献】 特開2004−304354(JP,A)
【文献】 特開2004−7297(JP,A)
【文献】 特開2002−106935(JP,A)
【文献】 特開2000−347970(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの室外環境情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択する段階と、
前記室外環境情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成する段階と、
前記制御情報に基づいた案内情報を選択された前記少なくとも一つのデバイスのユーザデバイスに伝送する段階を含み、
前記ユーザデバイスは、前記選択されたデバイスの位置情報および構成員の役割を示す情報に基づいて選択されるデバイス制御方法。
【請求項2】
前記ユーザデバイスは、選択された前記少なくとも一つのデバイスの使用履歴情報、及び前記選択されたデバイスの属性情報のうち少なくとも一つに基づいてさらに選択されることを特徴とする請求項1に記載のデバイス制御方法。
【請求項3】
前記デバイス制御方法は、
前記案内情報に基づいて受信された情報によって前記選択されたデバイスを制御する段階をさらに含む請求項1に記載のデバイス制御方法。
【請求項4】
前記デバイス制御方法は、
室内環境情報を収集する段階をさらに含み、
前記デバイスに関する制御情報を生成する段階は、前記室外環境情報及び前記室内環境情報に基づいて前記制御情報を生成することを特徴とする請求項1に記載のデバイス制御方法。
【請求項5】
前記デバイス制御方法は、
ユーザ情報を収集する段階をさらに含み、
前記デバイスに関する制御情報を生成する段階は、前記室外環境情報、前記室内環境情報及び前記ユーザ情報に基づいて前記制御情報を生成することを特徴とする請求項4に記載のデバイス制御方法。
【請求項6】
前記ユーザ情報を収集する段階は、前記選択されたデバイスを制御するデバイス制御装置の外部データベースと、前記デバイス制御装置の内部データベースのうち少なくとも一つをサーチする段階を含むことを特徴とする請求項5に記載のデバイス制御方法。
【請求項7】
前記ユーザ情報は、前記少なくとも一つのデバイスを制御できる領域内に、少なくとも一人のユーザの存否を示す情報を含むことを特徴とする請求項5に記載のデバイス制御方法。
【請求項8】
前記デバイス制御方法は、
ユーザ情報を収集する段階をさらに含み、
前記デバイスに関する制御情報を生成する段階は、前記室外環境情報、及び前記ユーザ情報に基づいて前記制御情報を生成することを特徴とする請求項1に記載のデバイス制御方法。
【請求項9】
前記ユーザ情報を収集する段階は、前記選択されたデバイスを制御するデバイス制御装置の外部データベースと、前記デバイス制御装置の内部データベースのうち少なくとも一つをサーチする段階を含むことを特徴とする請求項8に記載のデバイス制御方法。
【請求項10】
前記ユーザ情報は、前記少なくとも一つのデバイスを制御できる領域内に少なくとも一人のユーザの存否を示す情報を含むことを特徴とする請求項8に記載のデバイス制御方法。
【請求項11】
前記デバイス制御方法は、
前記選択されたデバイスを制御するデバイス制御装置が前記少なくとも一つのデバイスを制御できる領域から離脱すれば、前記少なくとも一つのデバイスのうち一つのデバイスに前記デバイス制御装置の制御権を移転する段階をさらに含む請求項1に記載のデバイス制御方法。
【請求項12】
前記制御権を移転する段階は、既定の候補デバイスに関する情報に基づいて行われることを特徴とする請求項11に記載のデバイス制御方法。
【請求項13】
少なくとも一つのユーザ情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択する段階と、
前記ユーザ情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成する段階と、
前記制御情報に基づいた案内情報を選択された前記少なくとも一つのユーザデバイスに伝送する段階を含み、
前記ユーザデバイスは、前記選択されたデバイスの位置情報および構成員の役割を示す情報に基づいて選択されるデバイス制御方法。
【請求項14】
前記少なくとも一つのデバイスを選択する段階は、前記選択されたデバイスを制御するデバイス制御装置の外部データベースと、前記デバイス制御装置の内部データベースのうち少なくとも一つをサーチして前記ユーザ情報を得る段階を含むことを特徴とする請求項13に記載のデバイス制御方法。
【請求項15】
前記ユーザ情報は、前記少なくとも一つのデバイスを制御できる領域内に少なくとも一人のユーザの存否を示す情報を含むことを特徴とする請求項13に記載のデバイス制御方法。
【請求項16】
前記ユーザデバイスは、選択された前記少なくとも一つのデバイスの使用履歴情報、及び前記選択されたデバイスの属性情報のうち少なくとも一つに基づいてさらに選択されることを特徴とする請求項15に記載のデバイス制御方法。
【請求項17】
デバイス制御方法を行うコンピュータプログラムを記録した記録媒体において、
前記デバイス制御方法は、
少なくとも一つの室外環境情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択する段階と、
前記室外環境情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成する段階と、
前記制御情報に基づいた案内情報を選択された前記少なくとも一つのデバイスのユーザデバイスに伝送する段階を含み、
前記ユーザデバイスは、前記選択されたデバイスの位置情報および構成員の役割を示す情報に基づいて選択される記録媒体。
【請求項18】
デバイス制御方法を行うコンピュータプログラムを記録した記録媒体において、
前記デバイス制御方法は、
ユーザ情報を収集する段階と、
室外環境情報及び前記ユーザ情報に基づいて制御情報を生成する段階と、
前記制御情報に基づいた案内情報を少なくとも一つのデバイスのユーザデバイスに伝送する段階を含み、
前記ユーザデバイスは、選択されたデバイスの位置情報および構成員の役割を示す情報に基づいて選択されるデバイス制御方法。
【請求項19】
外部ネットワークとインターフェースする第1ネットワークインターフェース部と、
ローカル領域ネットワークとインターフェースする第2ネットワークインターフェース部と、
前記第1ネットワークインターフェース部を通じて受信された少なくとも一つの室外環境情報に基づいて、前記第2ネットワークインターフェース部を通じてアクセス可能な少なくとも一つのデバイスを選択し、前記室外環境情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成するプロセッサーと、を備え、
前記プロセッサーは、前記制御情報に基づいた案内情報を選択された前記少なくとも一つのデバイスのユーザデバイスに伝送し、前記選択されたデバイスの位置情報および構成員の役割を示す情報に基づいて前記ユーザデバイスを選択するデバイス制御装置。
【請求項20】
前記デバイス制御装置は、
案内情報を出力する出力部をさらに備え、
前記プロセッサーは、前記制御情報に基づいた案内情報を前記出力部に出力することを特徴とする請求項19に記載のデバイス制御装置。
【請求項21】
前記プロセッサーは、前記第2ネットワークインターフェース部を通じて前記制御情報に基づいた案内情報を、前記選択されたデバイスのユーザデバイスに伝送することを特徴とする請求項20に記載のデバイス制御装置。
【請求項22】
前記プロセッサーは、前記選択されたデバイスの使用履歴情報、及び前記選択されたデバイスの属性情報のうち少なくとも一つに基づいて前記ユーザデバイスを選択することを特徴とする請求項21に記載のデバイス制御装置。
【請求項23】
前記プロセッサーは、前記案内情報に基づいて受信された情報によって、前記選択されたデバイスについての制御信号を、前記第2ネットワークインターフェース部を通じて出力することを特徴とする請求項20に記載のデバイス制御装置。
【請求項24】
前記デバイス制御装置は、
室内環境情報を収集する室内環境情報収集部をさらに備え、
前記プロセッサーは、前記室外環境情報及び前記室内環境情報に基づいて前記制御情報を生成することを特徴とする請求項19に記載のデバイス制御装置。
【請求項25】
前記プロセッサーはユーザ情報を収集し、前記室外環境情報と前記室内環境情報、及び前記ユーザ情報に基づいて前記制御情報を生成することを特徴とする請求項24に記載のデバイス制御装置。
【請求項26】
前記デバイス制御装置は、
少なくとも一つのユーザ情報を保存する保存部と、
前記プロセッサーは、前記第1ネットワークインターフェース部を通じてアクセス可能な外部データベースと、前記保存部に保存されている内部データベースのうち少なくとも一つをサーチして前記ユーザ情報を収集することを特徴とする請求項25に記載のデバイス制御装置。
【請求項27】
前記ユーザ情報は、前記少なくとも一つのデバイスを制御できる領域内に少なくとも一人のユーザの存否を示す情報を含むことを特徴とする請求項25に記載のデバイス制御装置。
【請求項28】
前記デバイス制御装置は、
少なくとも一つのユーザ情報を保存する保存部と、
前記プロセッサーは、前記第1ネットワークインターフェース部を通じてアクセス可能な外部データベースと、前記保存部に保存されている内部データベースのうち少なくとも一つをサーチして前記ユーザ情報を収集することを特徴とする請求項19に記載のデバイス制御装置。
【請求項29】
前記プロセッサーは、前記デバイス制御装置が前記少なくとも一つのデバイスを制御できる領域を離脱すれば、前記第2ネットワークインターフェース部を通じて前記少なくとも一つのデバイスのうち一つのデバイスに制御権を移転することを特徴とする請求項19に記載のデバイス制御装置。
【請求項30】
前記デバイス制御装置は、
前記制御権を移転できる候補デバイスに関する情報を保存する保存部を備え、
前記プロセッサーは、前記保存部に保存された前記候補デバイスに関する情報に基づいて前記制御権を移転することについての処理を行うことを特徴とする請求項29に記載のデバイス制御装置。
【請求項31】
前記ローカル領域ネットワークは、ホーム基盤ネットワークであることを特徴とする請求項19に記載のデバイス制御装置。
【請求項32】
外部ネットワークとインターフェースする第1ネットワークインターフェース部と、
ローカル領域ネットワークとインターフェースする第2ネットワークインターフェース部と、
前記第1ネットワークインターフェース部及び前記第2ネットワークインターフェース部を通じてアクセス可能な外部データベースと内部データベースのうち少なくとも一つをサーチして得たユーザ情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択し、前記ユーザ情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成するプロセッサーと、
前記ユーザ情報に基づいたデータベースを保存する保存部と、を備え、
前記保存部に保存された前記データベースは前記内部データベースに対応し、
前記プロセッサーは、前記制御情報に基づいた案内情報を、選択された前記少なくとも一つのデバイスのユーザデバイスに伝送し、前記選択されたデバイスの位置情報および構成員の役割を示す情報に基づいて前記ユーザデバイスを選択することを特徴とするデバイス制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク基盤デバイス制御方法及び装置、並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク基盤デバイス制御装置の例として、ホームオートメーションシステムを挙げられる。既存のホームオートメーションシステムは、一般的に室内環境に基づいて室内デバイスを制御する。すなわち、センサーを用いて室内の温度、湿度、空気汚染度などの室内環境を測定し、その測定結果によってエアコン、加湿器、ボイラー、ロボットクリーナー及び空気清浄器などのデバイスの機能を制御する。
【0003】
しかし、最近ネットワーク技術の発達及び各種デバイスの高性能化につれて多様なサービスを提供できるネットワーク基盤のデバイス制御技術が要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、室外環境情報を用いてデバイスを制御する方法及び装置と、コンピュータで読み取り可能な記録媒体とを提供するところにある。
【0005】
本発明が解決しようとする他の課題は、室外環境情報及び室内環境情報を用いてデバイスを制御する方法及び装置と、コンピュータで読み取り可能な記録媒体とを提供するところにある。
【0006】
本発明が解決しようとするさらに他の課題は、室外環境情報、室内環境情報及びユーザ情報を用いてデバイスを制御する方法及び装置と、コンピュータで読み取り可能な記録媒体とを提供するところにある。
【0007】
本発明が解決しようとするさらに他の課題は、室外環境情報及びユーザ情報を用いてデバイスを制御する方法及び装置と、コンピュータで読み取り可能な記録媒体とを提供するところにある。
【0008】
本発明が解決しようとするさらに他の課題は、ユーザ情報を用いてデバイスを制御する方法及び装置と、コンピュータで読み取り可能な記録媒体とを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態によるデバイス制御方法は、少なくとも一つの室外環境情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択する段階と、前記室外環境情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成する段階と、を含む。
【0010】
本発明の他の実施形態によるデバイス制御方法は、少なくとも一つのユーザ情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択する段階と、 前記ユーザ情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成する段階と、を含む。
【0011】
本発明の一実施形態によるデバイス制御装置は、外部ネットワークとインターフェースする第1ネットワークインターフェース部と、ローカル領域ネットワークとインターフェースする第2ネットワークインターフェース部と、前記第1ネットワークインターフェース部を通じて受信された少なくとも一つの室外環境情報に基づいて、前記第2ネットワークインターフェース部を通じてアクセス可能な少なくとも一つのデバイスを選択し、前記室外環境情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成するプロセッサーと、を備える。
【0012】
本発明の他の実施形態によるデバイス制御装置は、外部ネットワークとインターフェースする第1ネットワークインターフェース部と、ローカル領域ネットワークとインターフェースする第2ネットワークインターフェース部と、前記第1ネットワークインターフェース部及び前記第2ネットワークインターフェース部を通じてアクセス可能な外部データベースと内部データベースのうち少なくとも一つをサーチして得たユーザ情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択し、前記ユーザ情報に基づいて前記選択されたデバイスに関する制御情報を生成するプロセッサーと、前記ユーザ情報に基づいたデータベースを保存する保存部と、を備え、前記保存部に保存された前記データベースは、前記内部データベースに対応することが望ましい。
【0013】
本発明の一実施形態によるデバイス制御方法を行えるプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体において、前記デバイス制御方法は、前述した一実施形態によるデバイス制御方法のように行われることを特徴とする記録媒体を提供する。
【0014】
本発明の他の実施形態によるデバイス制御方法を行えるプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体において、前記デバイス制御方法は、前述した他の実施形態によるデバイス制御方法のように行われることを特徴とする記録媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の望ましい実施形態によるデバイス制御装置基盤のネットワーク構成の一例を示す図面である。
図2】本発明の望ましい一実施形態によるデバイス制御装置の機能ブロック図である。
図3】本発明の望ましい一実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートの一例である。
図4図3の室外環境情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択する過程についての詳細なフローチャートである。
図5】本発明の望ましい他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートである。
図6】本発明の望ましいさらに他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートである。
図7】本発明の望ましいさらに他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートである。
図8】本発明の望ましいさらに他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートである。
図9】本発明の望ましいさらに他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートである。
図10】本発明の望ましい他の実施形態によるデバイス制御装置の機能ブロック図である。
図11】本発明の望ましい他の実施形態による図10のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートである。
図12】本発明の望ましいさらに他の実施形態による図10のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートである。
図13】本発明の望ましい実施形態によるデバイス制御装置基盤のネットワーク構成の他の例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。以下、詳細な説明で同じ構成要素は、たとえ他の図面に示されていても同じ参照番号が付けられる。また、パケット識別のための特別な値、ディスプレイされた情報のコンテンツなどのように下記の詳細な説明で見つけられる多様な定義は、本発明の一般的な理解を助けるためにのみ提供され、本発明はそのような定義なしに具現できるということは、当業者には当然である。さらに、本発明の以下の説明で周知の機能及びそれに含まれた構成要素の詳細な説明は、本発明の主題(subject matter)を不明にしないように省略できる。
【0017】
図1は、本発明の望ましい実施形態によるデバイス制御装置基盤のネットワーク100構成の一例であり、ユーザデバイス130_5が外部ネットワーク120を通じてアクセスされる場合である。
【0018】
図1を参照すれば、ネットワーク100は、デバイス制御装置110、外部ネットワーク(External Network)120、外部ネットワーク120を通じてデバイス制御装置110によってアクセス可能な領域130、ローカル領域ネットワーク(Local Area Network)140を用いてデバイス制御装置110によってアクセス及び制御可能な領域160を備える。
【0019】
外部ネットワーク120は、インターネット、移動通信ネットワーク、放送ネットワーク、ケーブルTVネットワーク、及び衛星ネットワークなどのネットワークのうち少なくとも一つのネットワークを含むが、これらに制限されるものではない。外部ネットワーク120は、外部サービスネットワークまたは外部アクセスネットワークである。
【0020】
領域130は、ウェブサイト130_1、医療機関サーバ130_2、放送局サーバ130_3、気象庁サーバ130_4、及びユーザデバイス130_5などを備える。しかし、領域130に備えられるメンバーは前述したものに制限されるものではない。ウェブサイト130_1、医療機関サーバ130_2、放送局サーバ130_3、気象庁サーバ130_4、及びユーザデバイス130_5は、外部ネットワーク120を通じてデバイス制御装置110に情報を提供する情報提供者といわれる。しかし、領域130に備えられるウェブサイト130_1、医療機関サーバ130_2、放送局サーバ130_3、気象庁サーバ130_4、及びユーザデバイス130_5は、外部ネットワーク120を通じてデバイス制御装置110にサービスを提供するサービス提供者といわれる。
【0021】
領域130に備えられる情報提供者130_1〜130_5は、デバイス制御装置110の要求に応じて情報を提供する。領域130に備えられる情報提供者130_1〜130_5は、室外環境情報とユーザ情報のうち少なくとも一つをデバイス制御装置110に提供する。ユーザデバイス130_5は、デバイス制御装置110から伝送された、選択されたデバイスに関する制御情報に基づいた案内情報に対応する制御情報をデバイス制御装置110に提供する。案内情報は、前記選択されたデバイスの制御情報に基づいた質問(またはメッセージ(message)、または質疑(query))である。もし選択されたデバイスがエイコンであり、制御情報がパワーオンならば、案内情報は、“あなたはエアコンのパワーオンを希望しますか”などの文言の質問になりうる。前記案内情報に対応する制御情報は、“はい、いいえ”などの簡単な内容で構成できるが、具体的なデータまたは詳細なデータで構成されてもよい。具体的なデータは、数値的なデータまたは選択されたデバイスの機能を表現したデータなどのデータでありうる。前記案内情報に対応する制御情報は、選択されたデバイスの制御命令または案内情報に対する応答信号または案内情報に基づいて伝送または受信された情報といわれる。
【0022】
領域130に備えられる情報提供者130_1〜130_5は、データベースを含む。情報提供者130_1〜130_5に含まれるデータベースは、デバイス制御装置110基準に外部データベースといわれる。領域130にデータベース用のサーバ(図示せず)が備えられる場合に、前記データベース用のサーバも外部データベースといわれる。デバイス制御装置110は、領域130基盤の外部データベースから、前述した室外環境情報及びユーザ情報をサーチする。デバイス1〜n 150_1〜150_nのうち少なくとも一つがデータベースを含む場合に、前記データベースもデバイス制御装置110基準に外部データベースといわれる。デバイス制御装置110は、デバイス1〜n 150_1〜150_n基盤の外部データベースからユーザ情報をサーチする。
【0023】
ユーザデバイス130_5は、デバイス制御装置110によって制御されるデバイス1〜n 150_1〜150_nのうち少なくとも一デバイスに係るユーザのデバイスである。例えば、前記デバイス1〜n 150_1〜150_nがホーム基盤デバイスならば、前記ユーザデバイス130_5は、ホームに住んでいる人のうち一人のデバイスになる。領域130に複数のユーザデバイスが存在する。例えば、ホームに住んでいる人が3人である場合に、領域130にユーザデバイス130_5以外に少なくとも一つのユーザデバイスが含まれ、デバイス制御装置110は、ホームに住んでいる人のうち一人のユーザデバイスになる。
【0024】
ユーザデバイス130_5は、モバイルデバイスといわれる。モバイルデバイスは、携帯電話、スマートフォン(Smart Phone)、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multi−media Player)、及びナビゲーション(Navigation)デバイスなどのポータブル器機でありうるが、これらに制限されるものではない。
【0025】
図1のローカル領域ネットワーク140は、それぞれZigbee(登録商標)、Wi−Fi、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、IEEE 802.11、Home RF(Radio Frequency)、IrDA(Infrared Data Association)、UWB(Ultra WideBand)及び無線1394などの無線プロトコルまたはイーサネット(登録商標)、Home PNA(Phoneline Networking Alliance)、PLC(Power Line Communications)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)などの有線プロトコル基盤のネットワークであり、室内基盤ネットワークまたはホーム基盤ネットワークといわれるが、これらに制限されるものではない。ローカル領域ネットワーク140は、有無線混合方式で構成できる。ローカル領域ネットワーク140は、室内ネットワークに限定されるものではない。これは、デバイス1〜n 150_1〜150_nのうち少なくとも一つのデバイスが室外に存在できるからである。例えば、玄関前の照明や、芝生のスプリングクーラーなどのデバイスは、ホーム基盤デバイスまたは室外に存在するデバイスである。
【0026】
図1のデバイス1〜n 150_1〜150_nは、ローカル領域ネットワーク140を通じてデバイス制御装置110によってアクセス及び制御可能なデバイスである。例えば、図1のデバイス1〜n 150_1〜150_nがホーム基盤デバイスである場合に、図1のデバイス1〜n 150_1〜150_nは、冷蔵庫、洗濯機、TV、エアコン、加湿器、空気清浄器、照明、ボイラー、ロボットクリーナー、食器洗浄機、オーブン、ストーブ、窓、スプリングクーラー、モバイルデバイス(例えば、モバイルフォン)などを備えるが、これらに制限されるものではない。
【0027】
図1のデバイス1〜n 150_1〜150_nは、設けられる領域160の用途によって定められる。例えば、設けられる領域160の用途がホーム基盤領域ならば、図1のデバイス1〜n 150_1〜150_nは、前述したホーム基盤デバイスを備える。例えば、設けられる領域160の用途がオフィス基盤領域ならば、図1のデバイス1〜n 150_1〜150_nは、事務用器機、照明、窓、空気清浄器、モバイルフォンなどでありうる。図1のデバイス1〜n 150_1〜150_nは、ネットワーク基盤デバイスである。前記領域160は、ローカル領域ネットワーク140を通じてデバイス制御装置110がアクセス及び制御可能な領域であり、ホーム、オフィス、オフィステル、工場などの空間基盤の領域といわれる。
【0028】
デバイス制御装置110は、外部ネットワーク120を通じて情報提供者130にアクセスでき、ローカル領域ネットワーク140を通じてアクセス可能な少なくとも一つのデバイス1〜n 150_1〜150_nを制御できる装置である。デバイス制御装置110は、ローカル領域ネットワーク140を通じてアクセス可能な少なくとも一つのデバイス制御基盤のマッシュアップサービス装置、またはホームコントローラ、またはコントロールポイント、またはホームゲートウェーとホームサーバとを結合したホームネットワークサーバまたはホームオートメーションシステム、M2M(Machine−to−Machine)環境での遠隔ホーム制御器(Remote Home Controller)といわれるが、これらに制限されるものではない。デバイス制御装置100は、室内環境情報を収集できる機能をさらに含む。
【0029】
デバイス制御装置110は、モバイルデバイスで具現できる。デバイス制御装置110がモバイルデバイスである時、デバイス制御装置110は、ユーザデバイス130_5ではない他の人のデバイスでありうる。例えば、領域160がホーム基盤領域であり、デバイス制御装置110がホームに常在する一人のモバイルデバイスである場合に、ユーザデバイス130_5は、ホームに常在する他人のモバイルデバイスでありうる。
【0030】
デバイス制御装置110及びローカル領域ネットワーク140は、デバイス1〜n 150_1〜150_nと物理的に共有する空間基盤領域に設置または存在するので、図1に示したように、領域160はデバイス制御装置110、ローカル領域ネットワーク140、及びデバイス1〜n 150_1〜150_nを備えると定義される。
【0031】
デバイス制御装置110は、図2に示したように構成される。図2は、本発明の望ましい一実施形態によるデバイス制御装置200の機能ブロック図であり、室外環境情報のみを基盤として運営されるように具現されるか、または室外環境情報及びユーザ情報を基盤として運営されるように具現されるか、またはユーザ情報のみを基盤として運営されるように具現される。
【0032】
図2を参照すれば、デバイス制御装置200は、第1ネットワークインターフェース部210、保存部220、第2ネットワークインターフェース部230、入力部241及び出力部242を備えるユーザインターフェース部240、及びプロセッサー250を備える。図2のデバイス制御装置200は、図2に示した構成要素より多い構成要素によって具現されるか、または図2に示した構成要素より少ない構成要素によって具現される。例えば、デバイス制御装置200は、ユーザインターフェース部240を備えないか、またはプロセッサー250に保存部220が備えられるように具現される。
【0033】
第1ネットワークインターフェース部210は、図1の外部ネットワーク120とプロセッサー250との間にデータを送受信できるインターフェース機能を提供する。デバイス制御装置200の具現状態によって第1ネットワークインターフェース部210を通じて受信されるデータは、室外環境情報及び選択されたデバイスに関する制御情報に基づいた案内情報に対応する制御情報を含むか、または室外環境情報、ユーザ情報及び選択されたデバイスに関する制御情報に基づいた案内情報に対応する制御情報を含むか、またはユーザ情報及び選択されたデバイスに関する制御情報に基づいた案内情報に対応する制御情報を含む。
【0034】
室外環境情報は、天気、温度、湿度、風の強度、大気汚染度(例えば、黄砂)、保安、交通、ライフケア、エネルギー消費量、日照量などの情報のうち少なくとも一つを含む。室外環境情報は、公衆情報(publici nformation)または公衆データといわれる。ユーザ情報は、下記の図6で詳細に説明する。
【0035】
保存部220は、本発明によるデバイス制御方法を行うために必要なプログラム及びデータを保存する。プログラムは、プロセッサー250にローディングされて運営される。保存部220に保存されたプログラムは予め保存されるが、第1ネットワークインターフェース部210を通じてダウンロードされ保存される。データは、本発明の一実施形態によってデバイス1〜n 150_1〜150_nに関する情報、及びデバイス1〜n 150_1〜150_nに対応するユーザデバイスの情報を含む。しかし、保存部220に保存されるデータは、後述する多くのデータを含む。
【0036】
デバイス1〜n 150_1〜150_nに関する情報は、各デバイスの名称及び室外環境情報をリンクさせたテーブル形態に構成される。すなわち、下記の表1のように、各デバイスの名称及び室外環境情報をリンクさせたテーブル形態に、デバイス1〜n 150_1〜150_nに関する情報は定義される。しかし、デバイス名称及び室外環境情報をリンクさせたテーブルは、下記の表1に制限されるものではない。
【表1】
【0037】
デバイス1〜n 150_1〜150_nに対応するユーザデバイスの情報は、各デバイスの使用履歴情報、デバイスの位置情報、及びデバイスの属性情報のうち少なくとも一つによって定められる。ユーザデバイスの情報はデバイスの識別情報を用いられる。例えば、携帯電話番号がユーザデバイスの情報として使われる。
【0038】
前記デバイスの使用履歴情報は、第2ネットワークインターフェース部230を通じてプロセッサー250で各デバイスをモニタリングして収集され、保存部220に保存される。前記デバイスの使用履歴情報は、各デバイスを主に使うユーザ情報を含む。例えば、領域160を共有する構成員が3人であり、デバイス1 150_1の使用頻度の高い構成員が3人のうちユーザAである場合に、前記デバイスの使用履歴情報はユーザAに関する情報を含む。プロセッサー250は、ユーザAに関する情報に基づいてユーザデバイスを選択する。
【0039】
前記デバイスの位置情報は、領域160での物理的な位置情報であり、ユーザインターフェース部240の入力部241から入力されるか、または第2ネットワークインターフェース部230を通じてプロセッサー250で各デバイスをモニタリングして収集される。例えば、前記デバイス2 150_2が冷蔵庫である場合に、前記デバイスの位置情報はキッチンになる。プロセッサー250は、キッチンという位置情報によってユーザデバイスを選択する。この時、各構成員の役割を示す情報または各構成員の関係情報がさらに用いられる。例えば、構成員のうちユーザBが主にキッチンに泊まる時間が多い役割を行う場合に、プロセッサー250は、キッチンという位置情報に基づいてBのユーザデバイスを選択する。前記構成員の役割を示す情報または各構成員の関係情報は、保存部220に予め保存される。
【0040】
デバイスの属性情報はデバイスの機能情報を含む。デバイスの属性情報は、ユーザインターフェース部240の入力部241から入力されるか、またはデバイスを設ける時に第2ネットワークインターフェース部230を通じてプロセッサー250が収集して保存部220に保存する。例えば、デバイス3 150_3の機能情報にクリーニング機能が含まれた場合に、プロセッサー250は、クリーニング機能情報に基づいてユーザデバイスを選択する。この時も保存部220に予め保存された各構成員の役割を示す情報または各構成員の関係情報が用いられる。
【0041】
第2ネットワークインターフェース部230は、図1でのローカル領域ネットワーク140とプロセッサー250との間にデータを送受信できるインターフェース機能を提供する。
【0042】
ユーザインターフェース部240は、デバイス制御装置200とユーザとの間でインターフェースする。ユーザインターフェース部240は、タッチ基盤信号、キー基盤信号、マウス操作基盤信号などの入力信号を入力でき、選択されたデバイスに関する制御情報を出力できるが、入力信号及び出力信号はこれらに制限されるものではない。
【0043】
ユーザインターフェース部240は、入力信号を入力するための入力部241と、出力信号を出力するための出力部242とを備える。ユーザインターフェース部240を通じて入力される信号は、入力部241を通じて入力される信号と解釈される。ユーザインターフェース部240を通じて出力される信号は、出力部242を通じて出力される信号として解釈される。出力部242は、ディスプレイデバイスと定義される。出力部242がディスプレイデバイスである場合に、出力部242は、LCD(Liquid Cystal Display)、LED(Light−Emitting Diode)、AMOLED(Active−Matrix Organic Light−Emitting Diode)などのディスプレイデバイスでありうる。しかし、ユーザインターフェース部240は前述したところに制限されるものではない。
【0044】
プロセッサー250は、デバイス制御装置200の全機能を制御するプロセッサーであり、制御器やマイクロプロセッサーなどと定義できるが、これらに制限されるものではない。プロセッサー250は、第1ネットワークインターフェース部210を通じて受信された少なくとも一つの室外環境情報とユーザ情報のうち少なくとも一つに基づいて保存部220に保存された、少なくとも一つのデバイスに関する情報から少なくとも一つのデバイスを選択し、前記受信された室外環境情報に基づいて選択されたデバイスを制御するための情報を生成する。
【0045】
まず、プロセッサー250は、図3に示したように動作する。図3は、本発明の一実施形態による図2に示したデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートであり、室外環境情報に基づいてデバイス1〜n 150_1〜150_nを制御する場合である。
【0046】
図3を参照すれば、プロセッサー250は、受信された室外環境情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択する(S301)。すなわち、プロセッサー250は、第1ネットワークインターフェース部210を通じて受信された情報から室外環境情報を検出及び分析して少なくとも一つのデバイスを選択する。図4は、図3の室外環境情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択する過程についての詳細なフローチャートの例である。
【0047】
図4を参照すれば、プロセッサー250は、第1ネットワークインターフェース部210を通じて受信された情報から室外環境情報を検出する(S401)。受信された情報から室外環境情報を検出する方式は、既定のフィールド識別情報に基づいて行われる。すなわち、受信された情報から既定の室外環境情報フィールドを示す識別情報を検出し、識別情報が検出されたフィールドのデータフィールドに含まれている情報を室外環境情報として検出する。
【0048】
受信された情報から少なくとも一つの室外環境情報が検出されれば、プロセッサー250は、検出された室外環境情報を分析して室外環境情報に対応するキーワードを検出する(S402)。室外環境情報に対応するキーワードは、表1に定義されたように、天気、温度、湿度、風の強度、大気汚染度(例えば、黄砂)、保安、交通、ライフケア、エネルギー消費量、日照量などである。
【0049】
室外環境情報分析は、受信された室外環境情報と既定の基準値とを比べる方式で行われる。例えば、既定の基準値が25℃で、受信された室外環境情報が28℃ならば、プロセッサー250は2つの値を比べる。比較結果、受信された温度が3℃高いので、プロセッサー250は温度調節が必要であると判断し、室外環境情報に対応するキーワードを温度で検出する。一方、既定の基準温度と受信された室外環境温度とが同じ場合に、プロセッサー250は温度調節が不要であると判断し、室外環境情報についてのキーワードを検出する時に温度は除外させる。前記既定の基準値は、ユーザインターフェース部240を通じて入力された情報によって設定されるか、またはデフォルトと設定される。室外環境情報に対応するキーワードは、室外環境情報タイプ情報といわれる。
【0050】
また、プロセッサー250は、受信された情報の内容を分析して室外環境情報に対応するキーワードを検出する。例えば、受信された情報の内容が“今日いい天気”ならば、プロセッサー250は、室外環境情報に対応するキーワードを“天気”と検出する。受信された情報の内容が“エネルギー消費量増加”ならば、プロセッサー250は、室外環境情報に対応するキーワードを“エネルギー消費量”と検出する。受信された情報の内容が“大気汚染度が高くて、風邪患者が急増する”ならば、プロセッサー250は、室外環境情報に対応するキーワードを“大気汚染度”及び“ライフケア”と検出する。受信された情報の内容が“曇り”ならば、プロセッサー250は、室外環境情報に対応するキーワードを“日照量”と検出する。受信された情報の内容が“都市ガスの消費増大”ならば、プロセッサー250は、室外環境情報に対応するキーワードを“エネルギー消費量”と検出する。受信された情報の内容が“交通事故情報”ならば、プロセッサー250は、室外環境情報に対応するキーワードを“交通”と検出する。前記キーワードは、保存部220に保存された前記表1のようなテーブルで使われる室外環境情報に基づいて定められる。前述したように受信された情報の内容からキーワードを検出するために、プロセッサー250は、辞書機能または語彙分析機能を含む。語彙分析機能は、形態素分析ライブラリ基盤機能である。
【0051】
プロセッサー250は、検出された室外環境情報に対応するキーワードに基づいて保存部220からデバイスに関する情報をサーチする(S403)。例えば、検出された室外環境情報に対応するキーワードが“エネルギー消費量”ならば、プロセッサー250は、保存部220に保存された表1に基づいて“冷蔵庫、エアコン、空気清浄器、ボイラー、食器洗浄機、モバイルフォン”をデバイスに関する情報としてサーチする。検出された室外環境情報に対応するキーワードが“湿度、大気汚染度、及びライフケア情報”である場合に、プロセッサー250は、保存部220に保存された表1に基づいて“加湿器”をデバイスに関する情報としてサーチする。例えば、前記検出された室外環境情報に対応するキーワードが“湿度、大気汚染度”ならば、プロセッサー250は、保存部220に保存された表1に基づいて“加湿器、空気清浄器”をデバイスに関する情報としてサーチする。例えば、前記検出された室外環境情報に対応するキーワードが“天気”ならば、プロセッサー250は、保存部220に保存された表1に基づいて“洗濯機/乾燥器、TV、エアコン、空気清浄器、照明、窓、スプリングクーラー、モバイルフォン”をデバイスに関する情報としてサーチする。
【0052】
プロセッサー250は、前述したようにデバイスに関する情報がサーチされれば、受信された室外環境情報に基づいてサーチされたデバイスのうち関係のあるデバイスを選択する(S404)。例えば、“エネルギー消費量”キーワードで“冷蔵庫、エアコン、空気清浄器、ボイラー、食器洗浄機”がデバイスに関する情報としてサーチされ、受信された室外環境情報が“現在都市のエネルギー消費量増加”である場合に、プロセッサー250は、最も電力消費の大きい“エアコン”選択する。このようなプロセッサー250のデバイス選択のために、保存部220に保存されたデバイスの属性情報が用いられる。前記デバイスの属性情報は、前述したデバイスの機能情報だけではなく各デバイスのスペック情報を含む。
【0053】
少なくとも一つのデバイスが選択されれば、プロセッサー250は、図3で室外環境情報に基づいて選択されたデバイスを制御するための情報を生成する(S302)。例えば、前述した例のように既定の基準温度より室外温度が3℃高い場合に、プロセッサー250は、エアコンを稼動させるための制御情報を生成する。エアコンを稼動させるための制御情報は、単純にエアコンの電源をオンさせるための情報でありうるが、室内温度と室外温度との関係に基づいたエアコンの具体的な機能を制御するための情報である。よって、段階S302で生成された制御情報によってプロセッサー250は、第2ネットワークインターフェース部240を通じて該デバイスを制御する。
【0054】
図5は、本発明の望ましい他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートであり、図3の例で生成された制御情報をユーザデバイス130_5に伝送するか、またはユーザインターフェース部240の出力部242に出力する機能を加えた実施例である。
【0055】
したがって、図5の段階S501及び段階S502は、図3の段階S301及び段階S302と同一であるので、重なる説明を回避するためにこれについての説明は略する。
【0056】
段階S503で、プロセッサー250は、段階S502で生成された制御情報に基づいた案内情報を、選択されたデバイスのユーザデバイス130_5に伝送するか、または出力部242に出力する。案内情報は、前述した図3の段階S302のような制御情報が生成された場合に、“エアコンを稼動させますか”、“エアコンの希望温度を25℃に設定しますか”などの内容を持つが、これらに制限されるものではない。選択されたデバイスのユーザデバイス130_5は、図1及び図2で説明したような基準に選択される。ユーザデバイス130_5は、主ユーザデバイスといわれる。これは、図2で前述した、選択されたデバイスの使用履歴情報、選択されたデバイスの位置情報、及び選択されたデバイスの属性情報のうち少なくとも一つに基づいてユーザデバイスが選択され、前述した基準によって選択可能なユーザデバイスが複数あり得るからである。
【0057】
段階S504で、プロセッサー250は、前記伝送または出力された案内情報に基づいて受信された情報によって選択されたデバイスを制御する。前記案内情報に基づいて受信された情報は、前述した例について“はい、いいえ”などの簡単な内容で構成されるが、具体的なデータで構成される。具体的なデータは、数値的なデータまたは選択されたデバイスの機能を表現したデータなどのデータである。前記案内情報に基づいて受信された情報は、選択されたデバイスの制御命令といわれる。プロセッサー250は、受信されたデータに基づいて選択されたデバイスを制御する信号を、第2ネットワークインターフェース部230を通じて選択されたデバイスに伝送する。これによって選択されたデバイスは動作する。
【0058】
図6は、本発明のさらに他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートであり、室外環境情報及びユーザ情報に基づいて選択されたデバイスに関する制御情報を生成する場合である。図6の段階S601は段階S301と同一であるので、重なる説明を回避するために以下で説明は略する。
【0059】
段階S602で、プロセッサー250はユーザ情報を収集する。ユーザ情報は、第1ネットワークインターフェース部210及び第2ネットワークインターフェース部230を通じて外部データベースをサーチして収集されるか、または保存部220に保存された内部データベースをサーチして収集される。保存部220に保存されている内部データベースは、第2ネットワークインターフェース部230を通じる少なくても一つのデバイスのアクセスによって構成されるか、または第1ネットワークインターフェース部210を通じてダウンロードされたデータによって構成されるか、またはユーザインターフェース部240の入力部241によって入力される情報によって構成される。
【0060】
収集されるユーザ情報は、PIMS(Personal Information Management System)またはPIM(Personal Information Management)基盤情報を含む。ユーザ情報は、例えば、ユーザの出張情報、お出かけ情報、及び健康状態情報のような情報を含む。ユーザの出張情報及びお出かけ情報はユーザの入力情報に基づき、健康状態情報はユーザの医療診療情報またはユーザの入力情報に基づくが、これらに制限されるものではない。ユーザの医療診療情報は、第1ネットワークインターフェース部210を通じて医療機関サーバ130_2から提供される。
【0061】
ユーザ情報は、図1の領域160内に少なくとも一人のユーザの存否を示す情報を含む。例えば、領域160がホーム基盤領域ならば、ユーザ情報は、ホーム基盤全体領域に少なくとも一人のユーザの存否を示す情報を含む。
【0062】
前記ユーザの存否を示す情報は、例えば、保存部220に予め登録されたユーザのモバイルデバイスの位置に基づいて収集される。すなわち、第1ネットワークインターフェース部210を通じて収集された、前記登録されたユーザのモバイルデバイスの位置が前記領域160内である場合に、プロセッサー250は、ユーザが領域160内に存在することを示すユーザ情報を得る。前記ユーザのモバイルデバイスの位置情報は、衛星位置確認システム(GPS、Global Positioning System)基盤の位置情報または基地局基盤の位置情報を用いて検出される。または、プロセッサー250が第2ネットワークインターフェース部230を通じてデバイス状態をモニタリングした結果、前記登録されたユーザのモバイルデバイスが領域160内に存在すると判断されれば、プロセッサー250は、ユーザが領域160に存在することを示すユーザ情報を得る。プロセッサー250は、周期的に応信(reply)が要求されるメッセージを伝送する方式でデバイス状態をモニタリングする。前記メッセージを送受信する時、デバイスの固有識別情報を用いる。
【0063】
段階S603で、プロセッサー250は、室外環境情報及びユーザ情報に基づいて選択されたデバイスに関する制御情報を生成する。例えば、交通事故に関する室外環境情報が受信され、ユーザ情報に含まれたPIMS情報に前記交通事故が発生した地域を訪問する日程が含まれている場合に、プロセッサー250は、選択されたモバイルフォンのナビゲーションアプリケーション(Navigation app)が行われる時、訪問地域へ行く経路を、交通事故の発生地域を経由しない経路と勧める制御情報を生成する。
【0064】
他の例として、ユーザ情報に基づいたユーザの出かける時間に雨に関する天気を示す室外環境情報が受信されれば、プロセッサー250は、選択されたモバイルフォンのワールペーパまたは選択されたTVの画面に天気に関するイメージが提供されるように制御情報を生成することで、出かける時に傘を忘れないようにする。保安に関する室外環境情報が受信され、ユーザ情報に基づいて領域160にユーザが全然存在しない場合に、プロセッサー250は、選択された照明をオンさせる制御情報を生成する。曇りという日照量に関する室外環境情報が受信され、ユーザ情報に基づいて少なくとも一人のユーザが領域160に存在すると判断されれば、プロセッサー250は、選択された照明の照度をさらに明るく調節し、選択された窓を閉め、選択された庭園のスプリングクーラーが動作を止めるように制御信号を生成する。
【0065】
図7は、本発明の望ましいさらに他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートであり、図3のフローチャートに、デバイス制御装置200がモバイルデバイスであり、領域160を離脱する場合の機能を加えた場合である。したがって、図7の段階S701及びS702は、図3の段階S301及びS302と同一であるので、重なる説明を回避するために以下で説明は略する。
【0066】
段階S703で、デバイス制御装置200が領域160を離脱するかどうかをチェックする。チェック方式は、GPS基盤位置情報または基地局基盤位置情報検出方式によって、プロセッサー250自体でデバイス制御装置200の位置情報を検出して行われるか、またはユーザインターフェース部240の入力部241を用いたユーザの入力情報に基づいて行われる。チェック結果、デバイス制御装置200が領域160を離脱すると判断されれば、プロセッサー250は、デバイス1〜n 150_1〜150_nのうち少なくとも一つのデバイスに制御権を移転する(S704)。制御権移転は、既定の候補デバイスに関する情報に基づいて行われる。候補デバイスに関する情報は保存部220に予め保存される。
【0067】
デバイス制御装置200が領域160を離脱することによる制御権移転は、デバイス1〜n 150_1〜150_nのうちコーディネータ機能を持つデバイスによって周期的に応信を希望するメッセージをデバイス制御装置200に伝送することで判断され、判断結果によって、コーディネータ機能を持つデバイスに保存されている候補デバイスのうち最優先順位を持つデバイスに制御権を移転するように具現される。
【0068】
前述した図3ないし図6、及び後述する図8、9、11、12に示した実施形態は、前述した図7の段階S703及び段階S704が加えられるように変形される。
【0069】
図8は、本発明の望ましいさらに他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートであり、収集されたユーザ情報に基づいてデバイスを制御する場合である。
【0070】
段階S801で、プロセッサー250はユーザ情報を収集する。プロセッサー250は、デバイス制御装置200の前述した外部データベースと前述した内部データベースのうち少なくとも一つをサーチしてユーザ情報を収集する。
【0071】
段階S802で、プロセッサー250は収集されたユーザ情報に基づいて少なくとも一つのデバイスを選択し、選択されたデバイスに関する制御情報を生成する。この時、ユーザ情報に基づくデバイスの選択は、保存部220に保存されたユーザ情報とデバイスとの関係に基づいたテーブルを用いて行われる。テーブルは、表1のような形態に定義される。例えば、ユーザが現在風邪をひいている場合にボイラーを選択し、ユーザが領域160に存在していない時、照明及び窓を選択するように定義されたテーブルを用いて、プロセッサー250はデバイスを選択する。少なくとも一つのデバイスが選択されれば、プロセッサー250は、ユーザ情報に基づいて選択されたデバイスに関する制御情報を生成する。生成される制御情報は、例えば、前述した第1例のようにボイラーが選択されれば、ボイラーをオンさせる情報を含み、第2例のように照明及び窓が選択されれば、照明を全部消し、窓は全部閉める情報を含む。生成された制御情報によってプロセッサー250は、第2ネットワークインターフェース部230を通じて選択されたデバイスを制御する。
【0072】
図9は、本発明の望ましいさらに他の実施形態による図2のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートであり、図8図5の段階S503及び段階S504を加えた例である。したがって、図9の段階S901及び段階S902は図8の段階S801及び段階S802と同一であり、図9の段階S903及び段階S904は図5の段階S503及び段階S504と同一であるので、重なる説明を回避するために以下で説明を略する。図9によって、ユーザ情報に基づいて選択されたデバイスを制御する時、ユーザデバイス130_5またはユーザインターフェース部240の入力部241を用いることができる。
【0073】
図10は、本発明の望ましい他の実施形態によるデバイス制御装置1000の機能ブロック図であり、図2の装置に室内環境情報収集機能をさらに含む例である。図10及び図2に同じ参照番号を持つ構成要素は同じ機能を行うと解釈される。図10に示したデバイス制御装置1000の構成要素は、図10に示した構成要素よりさらに多い構成要素によって具現されるか、または図10に示した構成要素より少ない構成要素によって具現される。
【0074】
室内環境情報収集部1010は、多様なセンサーに基づいて室内の環境情報を収集する。室内の環境情報は、温度、湿度、空気汚染度のうち少なくとも一つを含むが、これらに制限されるものではない。室内環境情報収集部1010に含まれる多様なセンサーは、前述した室内の環境情報を収集できるセンサーで構成される。
【0075】
プロセッサー1020は、室内環境情報、第1ネットワークインターフェース部210を通じて受信された室外環境情報とユーザ情報のうち少なくとも一つの情報、及び第2ネットワークインターフェース部230を通じて受信されたユーザ情報のうち少なくとも一つに基づいてデバイスを選択し、選択されたデバイスの制御情報を生成する。
【0076】
すなわち、プロセッサー1020は、図11に示したように動作する。図11は、本発明の望ましい他の実施形態による図10のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートであり、室外環境情報及び室内環境情報に基づいてデバイスを制御する場合である。図11の段階S1101は図3の段階S301と同一であるので、重なる説明を回避するためにこれについての説明は略する。
【0077】
段階S1102で、プロセッサー1020は、室内環境情報収集部1010を通じて室内環境情報を収集する。段階S1103で、収集された室内環境情報及び室外環境情報に基づいて、段階S1101で選択されたデバイスに関する制御情報を生成する。例えば、室外環境情報が28℃であり、室内環境情報が22℃である時、両者間の温度差が6℃であるので、プロセッサー1020は、6℃の温度差を調整するために選択されたエアコンを動作させる制御情報を生成する。予め希望温度が設定されている場合に、プロセッサー1020は室内温度が設定された希望温度より高い時にのみ前記制御情報を生成するように具現される。
【0078】
図11は、図5の段階S503及び段階S504が加えられるように変形される。このように図11が変形されれば、プロセッサー1020は、生成された制御情報に基づいた案内情報をユーザデバイス130_5に伝送するか、またはユーザインターフェース部240の出力部242に出力し、前記案内情報に基づいて受信された情報によって選択されたデバイスを制御する。
【0079】
図12は、本発明の望ましい他の実施形態による図10のデバイス制御装置でのデバイス制御方法のフローチャートであり、室外環境情報、室内環境情報、及びユーザ情報に基づいたデバイス制御方法の例である。すなわち、図12は、図11の実施形態にユーザ情報を収集する段階を加えたものであり、図12の段階S1201及び段階S1202は図11の段階S1101及び段階S1102と同一であるので、重なる説明を回避するためにこれについての説明は略する。
【0080】
段階S1203で、プロセッサー1020は、保存部220に保存された内部データベースと前述した外部データベースのうち少なくとも一つを通じてユーザ情報をサーチして収集する。ユーザ情報は、前述したように出張情報、お出かけ情報、PIMSまたはPIM基盤情報のうち少なくとも一つの情報であるが、これらに制限されるものではない。外部データベースを通じてユーザ情報をサーチする場合に、生成された制御情報を送るユーザデバイス130_5からユーザ情報をサーチする。ユーザ情報をサーチする方式は、ユーザ別識別情報に基づいて行われる。
【0081】
段階S1204で、プロセッサー1020は、収集された室内環境情報、室外環境情報及びユーザ情報に基づいて選択されたデバイスに関する制御情報を生成する。例えば、室外環境情報が28℃であり、室内環境情報が22℃である時、両者間の温度差が6℃であるが、現在ユーザが留守の場合に、プロセッサー1020は制御情報を生成しないこともある。しかし、前述したように温度差が6℃であり、ユーザの医療診療記録情報に基づいて風邪診断を受けることと判断されれば、プロセッサー1020は、適正な室内温度と現在収集された室内温度との差に基づいた温度差でエアコンを稼動させる制御情報を生成する。
【0082】
図12は、図5の段階S503及び段階S504が加えられるように変形される。
【0083】
一方、図1のユーザデバイス130_5がローカル領域ネットワーク140を通じてアクセス可能な領域160に存在する場合に、図1に示したネットワーク構成例は、図13に示したように再構成される。図13は、本発明の望ましい実施形態によるデバイス制御装置基盤のネットワーク1300構成の他の例であり、デバイス1 1330_1が図1のユーザデバイス130_5に対応する場合である。
【0084】
デバイス制御装置1310は、ローカル領域ネットワーク1320と外部ネットワーク120のうち一つに基づいてデバイス1 1330_1をアクセスできる。この時、デバイス1 1330_1は、ユーザデバイス130_5のようにモバイルデバイスである。デバイス1 1330_1がモバイルデバイスであり、デバイス制御装置1310がモバイルデバイスである場合に、デバイス1 1330_1は、領域1340基盤の人のうちデバイス制御装置1310の人ではない他の人のモバイルデバイスである。領域1340は、図1の領域160のように、ローカル領域ネットワーク1320を通じてデバイス制御装置1310がアクセスできる空間基盤の領域である。
【0085】
図13の情報提供者1350は、図1の領域130と同一に定義される。図13のローカル領域ネットワーク1320は、図1のローカル領域ネットワーク140と同一に定義される。図13のデバイス2〜m 1330_2〜1330_mは、図1のデバイス1〜n 150_1〜150_nに対応する。図13に示した構成要素のうち図1と同じ参照番号が付いた機能ブロックは同じ機能を行うと解釈される。図13のデバイス制御装置1310は、図1のデバイス制御装置110のように外部ネットワーク120を通じて情報提供者1350にアクセスでき、ローカル領域ネットワーク1320を通じてアクセス可能な少なくとも一つのデバイス1〜m 1330_1〜1330_mを制御できる装置である。
【0086】
デバイス2〜m 1330_2〜1330_mはモバイルデバイスを備える。デバイス2〜m 1330_2〜230_mに少なくとも一つのモバイルデバイスが備えられれば、デバイス2〜m 1330_2〜1330_mに備えられるモバイルデバイスは、領域1340基盤の人のうちデバイス1 1330_1とは異なる人のモバイルデバイスである。例えば、領域1340がホーム基盤領域であり、デバイス制御装置1310がある常住者のモバイルデバイスであり、デバイス1 1330_1が他の常住者のモバイルデバイスである場合に、デバイス2〜m 1330_2〜1330_mに備えられるモバイルデバイスは、さらに他の常住者のモバイルデバイスでありうる。
【0087】
本発明の一実施形態によるデバイス制御方法を行うためのプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータで読み取り可能なコードとして具現できる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存されるすべての保存装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがある。またコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードとして保存されて行われる。
【0088】
これまで本発明についてその望ましい実施形態を中心として説明した。当業者ならば、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態に具現されるということを理解できるであろう。したがって、開示された実施形態は限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は前述した説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるすべての差異は本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【符号の説明】
【0089】
100 ネットワーク
110 デバイス制御装置
120 外部ネットワーク
130 領域
130_1 ウェブサイト
130_2 医療機関サーバ
130_3 放送局サーバ
130_4 気象庁サーバ
130_5 ユーザデバイス
140 ローカル領域ネットワーク
150_1 デバイス1
150_2 デバイス2
150_3 デバイス3
150_n デバイスn
160 領域
図1
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図13