(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6116074
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】汚れやヌメリが少ない台所の三角コーナー
(51)【国際特許分類】
B65F 1/14 20060101AFI20170410BHJP
B65F 1/00 20060101ALI20170410BHJP
【FI】
B65F1/14 G
B65F1/00 D
【請求項の数】1
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-212412(P2015-212412)
(22)【出願日】2015年10月28日
【審査請求日】2015年11月13日
【審判番号】不服2016-19451(P2016-19451/J1)
【審判請求日】2016年12月26日
【早期審理対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】315006827
【氏名又は名称】大塚 修二
(72)【発明者】
【氏名】大塚 修二
【合議体】
【審判長】
鳥居 稔
【審判官】
窪田 治彦
【審判官】
大山 広人
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3198809(JP,U)
【文献】
実公昭57−34161(JP,Y2)
【文献】
実公昭27−4770(JP,Y1)
【文献】
実公昭36−33215(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F1/00,1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
線材を1本のみ使用し、前記線材を折り曲げて籠状に形成する台所の三角コーナーの形成方法であって、前記線材の一端と他端との接続を除き前記線材同士の接触箇所が無いことを特徴とする台所の三角コーナーの形成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、台所の三角コーナーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の生ごみを入れる線材で構成される三角コーナーは、複数本の線材をスポット溶接などにより接合させ籠状にし、中に水切り袋を装填して使用するようになっている。
【0003】
しかし、生ごみを長時間に亘って三角コーナー内に放置したり三角コーナーの清掃を長時間行わなかった場合には、汚れやヌメリが発生してしまう。これは、
図4に示すように、線材12の接合部分に狭い間隙16があり、そこに汚れた水が溜まりがちであることがその一要因である。また、間隙16が狭いため、清掃も容易ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数本の線材を結合して形成された台所の三角コーナーは、線材の結合部分に狭い間隙があるため、そこに汚れた水が留まりがちであり、汚れやヌメリが生じ易い。また、清掃を行う際においても、前記間隙の汚れやヌメリが取れにくい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、線材を1本のみ使用し、前記線材を折り曲げて籠状の三角コーナーを形成するが、前記線材の
一端と他端との接続を除き前記線材同士の接触箇所が無いように形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の三角コーナーは、狭い間隙が存在しないため、汚れやヌメリの発生が少なくなり、清掃も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明による実施例の三角コーナーの斜視図である。
【
図3】従来の三角コーナーの線材結合部分の拡大斜視図であり、さらに
図4は断面図である。
【
図4】従来の三角コーナーの線材結合部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
線材で形成される三角コーナーにおいて、線材を1本のみ使用し、前記線材同士が接触しないようにすることで、汚れやヌメリの発生が抑えられる製品を実現する。
【0009】
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明するが、本実施例に限定されるものではない。
図1は、本発明による実施例の三角コーナーの斜視図である。三角コーナーが、1本の線材を折り曲げることによって形成されているが、前記線材同士が接触する箇所が無いようにして籠状に形成されている。本実施例では、前記線材の
一端と他端とが接続されている。
【0010】
図4に示されている、従来の三角コーナーの線材12の結合部分に存在する間隙16が、本発明の実施方法では存在しないため、汚れやヌメリの発生が抑えられる。
【符号の説明】
【0011】
1 三角コーナー
12 線材
16 間隙
【要約】
【課題】汚れやヌメリが生じにくい台所の三角コーナーを提供する。
【解決手段】線材を1本のみ使用し、前記線材を折り曲げて籠状の三角コーナーを形成するが、前記線材の
一端と他端との接続を除き前記線材同士の接触箇所が無いように形成する。
【選択図】
図1