(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
拡張型通信アプリケーション内でプレビュードッキングおよびドッキング解除能力を有する動的ナビゲーションバーを設けるための、コンピューティングデバイスにおいて少なくとも一部が実行される方法であって、
前記通信アプリケーションのユーザーインターフェイス内で、前記通信アプリケーションの個々のモジュールを表す複数の項目を含む前記ナビゲーションバーを表示するステップと、
前記ナビゲーションバー項目の1つの上でのホバー動作の検出に応答して、前記ナビゲーションバー項目によって表されるモジュールに関連する内容を提示する、プレビューウィンドウを一時的に表示するステップと、
ドッキング要求の受け取りに応答して、永続的な表示のために前記ユーザーインターフェイス上の所定のおよび動的に決定された場所の1つに、前記プレビューウィンドウをドッキングするステップと、
ドッキング解除要求の受け取りに応答して、前記ユーザーインターフェイスから前記プレビューウィンドウをドッキング解除するステップと、
を含む方法において、
前記プレビューウィンドウを通して前記提示された内容との限られた対話を可能にするステップであって、対話の範囲、前記提示された内容、前記提示された内容のレイアウト、および前記提示された内容のフォーマットの組からの少なくとも1つは、ユーザーによって構成可能である、ステップをさらに含む、
方法。
新しいプレビューウィンドウのドッキングおよび既存のプレビューウィンドウのドッキング解除のうちの1つに応答した、前記ドッキングされたプレビューウィンドウのサイズ、レイアウト、場所、および内容の組からの少なくとも1つを調整するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
アニメーションされたやり方で前記プレビューウィンドウを、表示すること、隠すこと、ドッキングすること、およびドッキング解除することの組からの少なくとも1つをさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
前記プレビューウィンドウのサイズ、レイアウト、場所、および内容の組からの少なくとも1つが、動的に調整可能、固定、およびユーザーにより構成可能のうちの1つである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
プレビューウィンドウをドッキングおよびドッキング解除することができる動的ナビゲーションバーを用いた拡張型通信アプリケーションを提供するためのコンピューティングデバイスであって、
入力デバイスと、
メモリーと、
前記メモリーおよび前記入力デバイスに結合されたプロセッサーであって、前記通信アプリケーションを実行し、前記通信アプリケーションに関連するユーザーインターフェイスを画面上に表示させるプロセッサーとを備え、前記プロセッサーは、
前記通信アプリケーションのユーザーインターフェイス内で、前記通信アプリケーションの個々のモジュールを表す複数の項目を含む前記ナビゲーションバーを表示することであって、前記モジュールは、電子メール交換、スケジュール設定、テキストメッセージング、連絡先管理、およびタスク管理の組からの少なくとも1つに関連する、表示することと、
前記ナビゲーションバー項目の1つの上でのホバー動作の検出に応答して、前記ナビゲーションバー項目によって表されるモジュールに関連する内容を提示するプレビューウィンドウを一時的に表示することと、
ドッキング要求の受け取りに応答して、永続的な表示のために前記ユーザーインターフェイス上の所定のおよび動的に決定された場所の1つに、前記プレビューウィンドウをドッキングすることと、
ドッキング解除要求の受け取りに応答して、前記ユーザーインターフェイスから前記プレビューウィンドウをドッキング解除することと
を行うように構成されている、
コンピューティングデバイスにおいて、
前記プロセッサーが、前記一時的に表示されたプレビューウィンドウ上に提示された第1のコントロール要素のアクティブ化を通して、前記プレビューウィンドウのドッキングを可能にするようにさらに構成されている、
コンピューティングデバイス。
拡張型通信アプリケーション内でプレビュードッキングおよびドッキング解除能力を有する動的ナビゲーションバーを設けるための、命令が記憶されたコンピューター可読メモリーデバイスであって、前記命令は、
前記通信アプリケーションのユーザーインターフェイス内で、前記通信アプリケーションの個々のモジュールを表す複数の項目を含む前記ナビゲーションバーを表示することであって、前記ナビゲーションバー内の項目は、テキスト、図形、画像、およびテキストと図形の組合せの1つまたは複数を含む、ナビゲーションバーを表示すること、
前記ナビゲーションバー項目の1つの上でのホバー動作の検出に応答して、前記ナビゲーションバー項目によって表されるモジュールに関連する内容を提示するプレビューウィンドウを一時的に表示すること、
1つまたは複数のモジュールを表すそれぞれ項目に隣接する情報バッジを通して、1つまたは複数のモジュールに関連するそれぞれのモジュールにおけるいくつかの関心のある項目を表示すること、
ドッキング要求の受け取りに応答して、永続的な表示のために前記ユーザーインターフェイス上の所定のおよび動的に決定された場所の1つに、前記プレビューウィンドウをドッキングすること、
ドッキング解除要求の受け取りに応答して、前記ユーザーインターフェイスから前記プレビューウィンドウをドッキング解除すること、および
前記ナビゲーションバー項目の1つの選択の検出に応答して、前記ナビゲーションバー項目によって表されるモジュールに関連する内容を表示するように、前記ユーザーインターフェイスを変更すること、
を含む、コンピューター可読メモリーデバイスにおいて、
前記命令が、
ドッキングされたプレビューウィンドウに関連するモジュールに対する、前記ユーザーインターフェイス上の表示された内容の変化に応答して、前記ドッキングされたプレビューウィンドウを自動的にドッキング解除することをさらに含む、
コンピューター可読メモリーデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0018]簡単に上述したように動的ナビゲーションバーは、電子メール、テキストメッセージング、スケジュール設定、タスク管理、連絡先管理、および同様なサービスのための、拡張型通信サービスに関連して設けることができる。ナビゲーションバー項目上のホバー動作に応答して一時的に表示されるプレビューウィンドウは、永続的な表示のためにユーザーインターフェイス上の動的に選択されたまたはユーザー定義の場所にドッキングすることができ、ユーザーが望むときにドッキング解除することができる。
【0009】
[0019]以下の詳細な説明では、本明細書の一部を成し、例示として特定の実施形態または例が示される添付の図面が参照される。これらの態様は組み合わせることができ、他の態様を利用することができ、本開示の趣旨および範囲から逸脱せずに構造的変更を行うことができる。したがって、以下の詳細な説明は限定する意味で解釈されるべきではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれらの等価なものによって定義される。実施形態について、パーソナルコンピューターのオペレーティングシステム上で稼働するアプリケーションプログラムに関連して実行するプログラムモジュールとの一般的な関連において述べられるが、当業者には態様はまた、他のプログラムモジュールと組み合わせて実施できることが認識されるであろう。
【0010】
[0020]概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを行う、または特定の抽象データタイプを実現する、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、および他のタイプの構造を含む。さらに当業者には実施形態は、ハンドヘルドデバイス、マルチプロセッサーシステム、マイクロプロセッサーベースまたはプログラム可能な民生用電子機器、ミニコンピューター、メインフレームコンピューター、および同等のコンピューティングデバイスを含む、他のコンピューターシステム構成によって実施できることが理解されるであろう。実施形態はまた、通信ネットワークを通してリンクされたリモート処理デバイスによってタスクが行われる、分散コンピューティング環境において実施することができる。分散コンピューティング環境ではプログラムモジュールは、ローカルおよびリモートメモリー記憶装置の両方に配置することができる。
【0011】
[0021]実施形態は、コンピューターによって実施されるプロセス(方法)、コンピューティングシステム、またはコンピュータープログラム製品またはコンピューター可読媒体などの製品として実現することができる。コンピュータープログラム製品は、コンピューターシステムによって読出し可能な、かつコンピューターまたはコンピューティングシステムに例示の(1つまたは複数の)プロセスを実行させるための命令を含むコンピュータープログラムを符号化した、コンピューター記憶媒体とすることができる。コンピューター可読記憶媒体は、コンピューター可読メモリーデバイスである。コンピューター可読記憶媒体は、例えば揮発性コンピューターメモリー、不揮発性メモリー、ハードドライブ、フラッシュドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク、またはコンパクトディスク、および同等の媒体の1つまたは複数によって実現することができる。
【0012】
[0022]本明細書で用いられる拡張型通信サービスとは、電子メール通信、テキストメッセージ交換、カレンダー機能、タスク管理、連絡先管理、および同様な機能などの、サービスをもたらすホストされているサービス、エンタープライズサービス、またはローカルにインストールされたアプリケーションを指す。このようなサービスは、個別のサービスのためのいくつかの統合モジュールを含むことができ、いくつかのモジュールは複数のサービスをもたらすことができる。主ユーザーインターフェイスは、ユーザーが、通知を受け取る、種々の項目を見る、様々な機能のための入力をもたらすなどのサービスと対話することを可能にする。以下で述べられるように、このようなサービスを実行するために多様なデバイスを用いることができ、タッチ、ジェスチャ、音声、指によるジャイロスコープ入力、ペン、マウス、または同様なデバイス、ならびに所定のキーボード入力の組合せによるものなどの、種々の対話機構を使用することができる。
【0013】
[0023]
図1は、拡張型通信サービスのための動的ナビゲーションバーを使用することができる、いくつかの例示のデバイスを示す。実施形態による拡張型通信サービスは、上述のようにサーバー−クライアントアーキテクチャにおいて、クラウドベースのサービスとして、またはローカルにインストールされたアプリケーションとしても実現することができる。したがってユーザーにユーザーインターフェイスを提示するために、多様なデバイスを用いることができる。さらにまた、種々のコンピューティングデバイス、民生用電子機器(例えば(テレビコンソール)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、デジタルメディアおよび音楽プレーヤー、ハンドヘルドゲームコンソール、電卓、およびコンピューター周辺機器を用いることができる。
【0014】
[0024]その多くがタッチまたはジェスチャベースの入力を使用するポータブルデバイスは、より小さな画面サイズを有する傾向があり、これはユーザーインターフェイスのために利用可能なスペースが少ないことを意味する。例えばドキュメント(テキストおよび/または図形)の編集を可能にするユーザーインターフェイスでは、ドキュメントの表示された部分に加えて、仮想キーボードを表示しなければならない場合があり、さらに利用可能なスペース(占有面積(real estate))が制限される。したがってこのようなシナリオにおいては、多面的な通信サービスのための完全なユーザーインターフェイスを提供することは実用的でなく、ユーザーに対する混乱となり得る。
【0015】
[0025]
図1を参照すると、実施形態により実現することができる、種々の実施形態に関連する情報の効率的な表示を可能にしながら、動的ナビゲーションバーが貴重な画面占有面積を節約する、いくつかの例示のデバイスが示される。実施形態は、様々なフォームファクタおよび能力を有して、他のデバイスにおいても実現することができる。
【0016】
[0026]
図1は、コンピューティング、通信、制御、測定、およびいくつかの他の目的のために用いることができる、コンピューターモニタ116、タッチ対応(120)ラップトップコンピューター118、ハンドヘルドコンピューター124、スマートフォン126、タブレットコンピューター(またはスレート)128、およびモバイルコンピューティングデバイス132などの、いくつかの例示のデバイスを含む。
図1における例示のデバイスのいくつかは、タッチアクティブ化120をもつことが示される。しかしまた、これらおよび他の例示のデバイスのいずれも、ジェスチャ対応のアクティブ化を使用することができる。さらにタッチ入力をもたらすために、ペン130などのツールを用いることができる。動的ナビゲーションバーおよび関連するプレビューはまた、マウス入力、またはキーボード122による入力などの従来の方法によって制御することができる。
【0017】
[0027]
図2は、実施形態による動的ナビゲーションバーを用いた例示の拡張型通信サービスのための、主ユーザーインターフェイスのスクリーンショットを示す。スクリーンショット200における例示のユーザーインターフェイスは、拡張型通信サービスの電子メールモジュールに関連する情報を表示する。情報は、フォルダのリスト202、および選択されたフォルダ内の電子メールのリスト204を含む。ユーザーインターフェイス上の第3の表示ウィンドウ(viewing pane)は、選択された電子メール206を表示する。
【0018】
[0028]電子メールに加えて拡張型通信サービスは、テキストメッセージング、スケジュール設定、タスク管理、連絡先管理、および同様な機能をもたらすことができる。従来のユーザーインターフェイスでは、ユーザーはメニュー項目または同等のコントロール要素を選択することによって、異なる機能をもたらすモジュールの間を切り替えることができた。しかしモジュールの間の切り替えはまた、結果としてユーザーエクスペリエンスの中断を生じる。例えばユーザーが電子メールからカレンダーに表示を変えたときは、電子メールに関連する情報はもはや利用できなくなり、逆も同様である。したがってユーザーは、1つのモジュールを中断なしに見続けながら、他のモジュールをチェックできる能力をもたない。いくつかのアプリケーションは、ユーザーが同じユーザーインターフェイス上で複数のモジュールを見ることを可能にするが、表示領域の制限により、示される表示が限られる場合があり、またはユーザーインターフェイスが多すぎる情報を含み、ユーザーに対してナビゲーションするのに混乱を来たす場合がある。
【0019】
[0029]いくつかの実施形態によれば、テキスト形式、図形的、または組合せのナビゲーションバー208をユーザーインターフェイス上に設けることができ、それによりユーザーが種々のモジュールの間を切り替え、ユーザーインターフェイスの現在の表示から離れることなく、別のモジュールのプレビューを見ることが可能になる。貴重な表示領域を残しておくためにナビゲーションバー208は、他の表示された項目からスペースを奪うことなく、ユーザーインターフェイス上の下部(図に示されるような)、どちらかの側、上部、または同等の場所などの場所に、動的に配置することができる。
【0020】
[0030]キーボード、マウス、タッチ、ジェスチャ、ペン入力、音声コマンドは、ナビゲーションバー(およびユーザーインターフェイス)に関連して使用することができるいくつかの例示の入力機構である。他の例示の入力機構は、加速度計または方位センサベースの入力、光学的に捕捉されるジェスチャ、時間ベースの入力、他のデバイス/人/場所への近接などを含むことができるが、それらに限定されない。いくつかの実施形態ではナビゲーションバーはまた、ユーザーが左利きか右利きか、指のサイズ(タッチベースのデバイスにおいて)、ポインティングデバイスに関連するタップ動作ポインタのサイズ、ユーザー資格情報、コンピューティングデバイスの人間工学的特性、ならびにユーザーインターフェイスに対する言語選択、地域情報、タイムゾーン情報、および/または国名情報のうちの1つまたは複数を含む場所属性、の1つまたは複数に基づいて、ユーザーインターフェイスの左側、右側、上部、または下部に沿って提示および/または移動することができる。ユーザーインターフェイスのサイズが変化した場合(例えば表示における変化、または画面上に別のユーザーインターフェイスを開いたなど)は、ナビゲーションバー208は移動および/またはサイズ変更することができる。
【0021】
[0031]いくつかの実施形態では、ナビゲーションバー208上に表示される項目のレイアウトは、上記に列挙されたまたは他の要因に基づいて自動的に構成および再構成することができる。配色方式、図形的方式、陰影付け方式、および同等のものなど、ナビゲーションバー208の有効性を向上するためにいくつかの方式を使用することができる。例えば項目は、暗いおよび/または明るいフォーマットにおいて表示することができ、これらは背景色に応じて交互に用いることができる。
【0022】
[0032]
図3は、ナビゲーションバーが最小化された状態であり、カレンダープレビューがナビゲーションバーから表示された、
図2の例示の主ユーザーインターフェイスを示す。前述のようにナビゲーションバー上の項目は、テキスト形式、図形的(例えばアイコン)、または両方の組合せとすることができる。アイコンベースのナビゲーションバーは、より小さなサイズで表示され、それにより表示領域を節約するように役立つことができる。
【0023】
[0033]
図3のスクリーンショット300は
図2のユーザーインターフェイスを示し、ユーザーインターフェイスの下部におけるテキストベースのナビゲーションバーは、アイコンベースの最小化された状態のナビゲーションバー320に置き換えられる。最小化された状態のナビゲーションバー320は、アイコンのみ、またはアイコンとテキストの組合せを含むことができる。いくつかの実施形態では、ユーザーが選択(またはホバー動作)するとすぐに、アイコンに隣接してテキスト形式のヒントを表示することができる。あるいは、いくつかのアイコンはテキスト形式のヒントを含むことができ、他(例えば一般に知られているもの)は含まない。
【0024】
[0034]実施形態によるナビゲーションバーの他の態様は、プレビュー機能である。ユーザーが、現在表示されているモジュールから離れることなくモジュールのプレビューを得ることを可能にするために、ナビゲーションバーの項目の1つの上でのホバー動作に応答して、プレビューウィンドウ324を一時的に表示することができる。スクリーンショット300では、最小化された状態のナビゲーションバー320内のカレンダー項目322の上でのユーザーによるホバーリングに応答して、カレンダープレビューウィンドウ324が表示される。カレンダープレビューウィンドウは、ユーザーのカレンダー326の概略表示(例えば月、週、日など)、およびカレンダー上の項目(例えば予約)のいくつかの概略リスト328を含むことができる。
【0025】
[0035]プレビューウィンドウ324は、ユーザーのために限られた対話を可能にすることができる。例えばユーザーが、表示された概略項目の1つを選択し、その項目についてのさらなる詳細を見ることを可能にすることができる。プレビューウィンドウ上に表示される情報は、既定のパラメータに基づいて自動的に決定する、ユーザーの動作から学習する、ユーザーによって手動で構成可能とする、またはユーザーに関連する他のアプリケーションから取得することができる。さらにプレビューウィンドウの表示および削除は、アニメーションされたやり方とすることができる。対話の範囲はまた、あらかじめ定義することができる。
【0026】
[0036]いくつかの実施形態ではプレビューウィンドウの設計は、種々のデバイス/アプリケーションにわたって一貫性がもたらされるように選択することができる。例えばデスクトップユーザーインターフェイス用のプレビューウィンドウは、ハンドヘルドデバイスユーザーインターフェイス(例えばスマートフォン)上のそのモジュール用のユーザーインターフェイスと同じまたは同様とすることができ、それによってユーザーにデバイスにわたって一貫性のあるルックアンドフィール(look and feel)がもたらされる。
【0027】
[0037]
図4は、ユーザーインターフェイスの右側に2つのプレビューウィンドウがドッキングされた、
図2の例示の主ユーザーインターフェイスを示す。ナビゲーションバー408上のホバーまたは同様な動作を検出するとすぐに、スクリーンショット400上のユーザーインターフェイスの基礎となるアプリケーションは、上述のように関心のある項目に関連する一時的なプレビューウィンドウを表示することができる。一時的に表示されたプレビューウィンドウ上のテキスト形式または図形的コントロール要素426、428は、ユーザーがプレビューウィンドウ422を、ユーザーインターフェイス上の所定のまたは動的に選択される場所にドッキングまたはピン留めすることを可能にすることができる。
【0028】
[0038]プレビューウィンドウのドッキングの場所は、ユーザーインターフェイスとの関連、利用可能な表示領域、ユーザーインターフェイスの内容、アプリケーションタイプ、デバイスタイプ、ユーザー資格情報、および/または同等の要因に基づいて決定することができる。またユーザーが、プレビューウィンドウをドッキングするための場所を選択することを可能にすることができる。またユーザーが、複数のプレビューウィンドウ422、424をピン留めすることを可能にすることができる。ピン留めされるプレビューウィンドウの場所、サイズ、および内容は、追加のプレビューウィンドウがドッキングまたはドッキング解除されるのに従って、自動的に調整することができる。プレビューウィンドウのドッキングを可能にするためのコントロール要素の機能は、プレビューウィンドウがドッキングされた後にはドッキング解除に変更することができる。あるいは、ドッキングされたプレビューウィンドウをドッキング解除するために異なるコントロール要素を設けることができる。
【0029】
[0039]
図5は、実施形態によるナビゲーションバーに関連する、種々のモジュールの例示のプレビュータイプを示す。プレビューウィンドウの内容は、自動的に決定する(例えば機械学習、使用履歴、他のアプリケーションから情報を取り出すなどにより)、および/またはユーザーにより構成可能とすることができる。
【0030】
[0040]略
図500に示されるプレビューウィンドウは、例として示すための例示のプレビューウィンドウである。前述のように実施形態によるナビゲーションバーは拡張可能であり、いくつかの既定のまたは追加のモジュールを表す項目を含むことができる。したがって、ナビゲーションバー上の項目のそれぞれに関連するプレビューウィンドウを設けることができる。例えば拡張型通信サービスに、生産性または顧客関係管理(CRM)機能モジュールを、関連するナビゲーションバー項目およびプレビューウィンドウと共に追加することができる。
【0031】
[0041]各プレビューウィンドウは、ユーザーに対する限られた対話を有する関連するモジュールに関係した概略情報をもたらすことができる。例えば電子メールプレビューウィンドウ530は、いくつかの電子メール(例えば上位のいくつか、最新のいくつかなど)をリストし、ユーザーが、リストされた項目を開く、削除する、マークする、または新しい電子メールを開始することを可能にすることができる。どの項目をリストするべきかは、自動的に決定することができ、および/またはユーザーにより構成可能とすることができる。連絡先プレビューウィンドウ532は、お気に入りの連絡先、最も最近の連絡先などに対する、概略連絡先情報を表示することができる。タスクリストプレビューウィンドウ534は、時系列的にまたは他の形でタスクのいくつかの概略のリストを表示し、ユーザーがタスクを完了済み、重要などとしてマークすることを可能にすることができる。カレンダープレビューウィンドウ536は、概略のカレンダー(月、週、日など)、およびいくつかの最重要の、最新の、現在のなどのカレンダー項目(予約、会議など)のリストを表示することができる。
【0032】
[0042]項目(電子メール、カレンダー項目、タスク、連絡先など)のリストは、プレビューウィンドウ上の利用可能なスペースに限られるが、スクロールバーまたは同様な機構を用いることによって追加の項目も表示することができる。いくつかの実施形態ではプレビュータイプは、ユーザーインターフェイスとの関連に基づいてアクティブまたは非アクティブとすることができる。例えばユーザーインターフェイスが電子メールモジュールに関係する情報を表示している場合は、電子メールに対するプレビューを表示することは不要となり得るので、そのプレビューは電子メールが主要な表示されたモジュールである限り非アクティブ化することができる。同じ方針で、ナビゲーションバー上に表示される項目も、ユーザーインターフェイスとの関連に基づいて変更することができる。したがって電子メールがユーザーインターフェイス上の主要な表示されたモジュールであるときは、ナビゲーションバー上の電子メール項目は他の項目に置き換えることができる。
【0033】
[0043]上述のプレビューウィンドウ構成は例のみであり、諸実施形態に対する限定となるものではない。諸実施形態による動的ナビゲーションバーに関連する、最小化されたまたは完全な状態のプレビューウィンドウは、テキスト形式、図形的、および本明細書で述べられる原理を用いた他のものの、任意の構成および組合せを用いて設けることができる。さらに同様な構成および提示を、電子メール、連絡先、タスクなどの他のモジュールに対しても用いることができる。
【0034】
[0044]
図6は、一緒にドッキングされた2つの例示のプレビューウィンドウを示す。通信サービス/アプリケーションによってサポートされる種々のモジュールに関連する多様なプレビューウィンドウを、ユーザーインターフェイス上に表示し、かつドッキングすることができる。略
図600は2つの例示のプレビューウィンドウ、すなわちカレンダープレビューウィンドウ642、および電子メールプレビューウィンドウ648を示す。
【0035】
[0045]カレンダープレビューウィンドウ642は、月次カレンダー表示644、および来たるべきカレンダー項目646のリストを含む。電子メールプレビューウィンドウ648は、件名および発信者によって識別された電子メールのリスト652を有するユーザーの受信箱659の表示を含む。電子メールが返信されたか、転送されたか、添付ファイルを含むかなどを示すアイコンの形で追加の情報をもたらすことができる。リストされた電子メールの1つの上でのホバーリング動作を検出するとすぐに、その電子メールを強調表示(654)し、削除する(または他の処理を行う)オプションをユーザーに提示することができる。
【0036】
[0046]上述のようにプレビューウィンドウは、ユーザーに対して限られた対話をもたらす。いくつかの実施形態によれば、プレビューウィンドウがドッキングされたときは、それがもたらす機能は変更することができる。例えば追加の対話能力をもたらすことができる。さらにドッキングされたプレビューウィンドウのサイズ、内容、および順番は、新しいものが追加される、または既存のものがドッキング解除されるのに従って調整することができる。さらにドッキングされたプレビューウィンドウは、ユーザーインターフェイスにおける変化に応答して、自動的にドッキング解除することができる。例えばユーザーインターフェイスが、主表示に電子メールモジュールを表示するように変化した場合は、電子メールのためのプレビューウィンドウはもはや必要でなくなり、したがって削除することができる。
【0037】
[0047]
図7は、一緒にドッキングされた2つの他の例示のプレビューウィンドウを示す。略
図700は、タスクプレビューウィンドウ756と、連絡先プレビューウィンドウ762とを示す。タスクプレビューウィンドウ756は、今日および明日によってグループ化された、時系列による種々のタスク760をリストする。新しいタスク758を作成する能力と共に、タスクにフラグを立てる、またはタスクの属性(例えば進行中、完了)を変更するなどの限られた機能をもたらすことができる。
【0038】
[0048]連絡先プレビューウィンドウ762は、連絡先764を検索する能力と共に、ユーザーのお気に入りの連絡先766を表示する。リストする項目のタイプ(タスクまたは人々)、項目の分類、およびユーザーに提供される機能は、構成可能とするまたは自動的に決定することができる。
【0039】
[0049]
図8は、実施形態によるナビゲーションバーに関連する、一緒にドッキングされた3つの例示のプレビューを示す。実施形態によるプレビューウィンドウは、ナビゲーションメニュー上のホバー動作に応答して、一時的に表示することができる。いくつかの実施形態によればまた、永続的な表示のために1つまたは複数のプレビューウィンドウをユーザーインターフェイス上の固定の場所にドッキングする、またはピン留めすることができる。略
図800は、一緒にドッキングされた3つのプレビューウィンドウの組合せを示す。
【0040】
[0050]略
図800の例ではカレンダープレビューウィンドウ868、連絡先プレビューウィンドウ872、およびタスクプレビューウィンドウ874が一緒にドッキングされる。ドッキングアイコン870は、プレビューウィンドウが現在ドッキングされていることを示し、プレビューウィンドウをドッキング解除する(または隠す)ために用いることができる。プレビューウィンドウをドッキングする場所は、ユーザーにより選択可能とする、またはユーザーインターフェイス上に表示された情報および利用可能な表示領域に基づいてプログラムによって動的に決定することができる。同様にドッキングされたプレビューウィンドウのサイズおよび内容は、表示領域およびユーザーインターフェイスとの関連に基づいて選択および変更することができる。
【0041】
[0051]いくつかの実施形態によればプレビューウィンドウは、アニメーション方式によりドッキングおよびドッキング解除することができる。さらにドッキング解除されたまたはドッキングされた形でのプレビューウィンドウの視覚効果を向上するために、配色方式、図形的方式、および/または陰影付け方式を使用することができる。
【0042】
[0052]
図9は、実施形態による例示のナビゲーションバーに対する構成メニューを示す。ナビゲーションバーおよび関連するプレビューウィンドウは、上述のように自動的に構成することができるがまた、ユーザーによるカスタマイズのために構成メニューを提供することができる。
【0043】
[0053]いくつかの実施形態によれば、ユーザーがナビゲーションバー自体、ナビゲーションバー上の個々の項目、および/またはプレビューウィンドウ設定を選択およびカスタマイズするために、トップレベルメニュー976を提供することができる。プレビューウィンドウ設定をカスタマイズするための構成メニュー900は、プレビューウィンドウのいくつかまたはすべてを、アクティブ化または非アクティブ化するオプションを含むことができる。構成メニュー900はさらに、カレンダープレビューオプション980、メールプレビューオプション982、連絡先プレビューオプション984、およびタスクプレビューオプション986などの、種々のプレビューウィンドウタイプのための個別のセクションを含むことができる。
【0044】
[0054]個々のプレビューウィンドウタイプに対する構成可能なオプションは、アプリケーションの能力、ユーザーインターフェイスとの関連、デバイスの能力、ユーザー資格情報(例えばアクセス許可レベル)などに基づいて決定することができる。構成可能なオプションはまた、アプリケーション、コンピューティングデバイス、表示デバイス、言語もしくはロケール選択、または同様な変更に応答して、動的に変更することができる。
【0045】
[0055]
図1から
図9に示される例示のナビゲーションバー、項目、対話、および構成は、例示のためにのみ示される。実施形態は例示の略図に示される形状、形、および内容に限定されず、他のテキスト形式、図形的、および本明細書で述べられる原理を使用した同様な方式を用いて実現することができる。
【0046】
[0056]
図10は実施形態を実現することができる、例示のネットワーク化された環境である。以下で述べられる通信アプリケーション1022などのローカルにインストールされたアプリケーションに加えて、ナビゲーションバーはまた、1つまたは複数のサーバー1006または個別のサーバー1008の上で実行されるソフトウェアを通じて実施することができる、ホストされているアプリケーションおよびサービスと共に使用することができる。ホストされているサービスまたはアプリケーションは、ウェブベースのサービスまたはアプリケーション、クラウドベースのサービスまたはアプリケーション、および同様なものとすることができ、(1つまたは複数の)ネットワーク1010を通して、ハンドヘルドコンピューター1001、デスクトップコンピューター1002、ラップトップコンピューター1003、スマートフォン1004、タブレットコンピューター(またはスレート)1005(「クライアントデバイス」)などの個々のコンピューティングデバイス上のクライアントアプリケーションと通信することができ、ユーザーに提示されるユーザーインターフェイスを制御することができる。ウェブベースのサービスの一例は、ワシントン州レドモンドのMicrosoft CorporationのOutlook(登録商標)であり、これはクライアントデバイス上のブラウザーインターフェイスを通してクライアントに、電子メール、テキストメッセージ、カレンダー、タスク管理、および連絡先管理サービスをもたらす。このようなサービスはユーザーが、動的ナビゲーションバー、および本明細書で述べられるような多様な入力機構を通して、表示された内容と対話することを可能にすることができる。
【0047】
[0057]クライアントデバイス1001〜1005は、ホストされているサービスまたはアプリケーションによってもたらされる機能にアクセスするために用いられる。サーバー1006またはサーバー1008の1つまたは複数は、上述のような多様なサービスをもたらすために用いることができる。関連のあるデータは1つまたは複数のデータストア(例えばデータストア1014)に記憶することができ、これはサーバー1006のいずれか1つによって、またはデータベースサーバー1012によって管理することができる。
【0048】
[0058](1つまたは複数の)ネットワーク1010は、サーバー、クライアント、インターネットサービスプロバイダー、および通信媒体の、任意のトポロジーを備えることができる。実施形態によるシステムは、静的または動的トポロジーを有することができる。(1つまたは複数の)ネットワーク1010は、エンタープライズネットワークなどのセキュリティで保護されたネットワーク、無線オープンネットワークなどのセキュリティで保護されていないネットワーク、またはインターネットを含むことができる。(1つまたは複数の)ネットワーク1010はまた、PSTNまたはセルラネットワークなどの他のネットワークを通して通信を統合することができる。(1つまたは複数の)ネットワーク1010は本明細書で述べられるノードの間の通信を形成することができる。例として(1つまたは複数の)ネットワーク1010は、音響、RF、赤外線などの無線媒体、および他の無線媒体を含むことができ、それらに限定されない。
【0049】
[0059]拡張型通信サービスに関連して動的ナビゲーションバーを設けるために、コンピューティングデバイス、アプリケーション、データソース、およびデータ配布システムの、多くの他の構成を使用することができる。さらに、
図10で述べられるネットワーク化された環境は説明のためのみである。実施形態は、例示のアプリケーション、モジュール、またはプロセスに限定されない。
【0050】
[0060]
図11および関連する考察は、実施形態を実現することができる適切なコンピューティング環境の簡潔な全体的な説明をするためのものである。
図11を参照するとコンピューティングデバイス1100などの、実施形態によるアプリケーションのための例示のコンピューティング動作環境のブロック図が示される。基本構成ではコンピューティングデバイス1100は、
図1に関連して述べられた例示のデバイスなどの固定、モバイル、または他の形での、任意のコンピューティングデバイスとすることができ、少なくとも1つの処理装置1102と、システムメモリー1104とを含むことができる。コンピューティングデバイス1100はまた、プログラムの実行において協働する複数の処理装置を含むことができる。コンピューティングデバイスの正確な構成およびタイプに応じて、システムメモリー1104は揮発性(RAMなど)、不揮発性(ROM、フラッシュメモリーなど)、または両方の組合せとすることができる。システムメモリー1104は典型的には、ワシントン州レドモンドのMICROSOFT CORPORATIONからのWINDOWS(登録商標)、WINDOWS MOBILE(登録商標)、またはWINDOWS PHONE(登録商標)オペレーティングシステムなどの、プラットフォームの動作を制御するのに適したオペレーティングシステム1105を含む。システムメモリー1104はまた、プログラムモジュール1106、通信アプリケーション1122、ユーザー・インターフェイス・モジュール1124、およびプレビューモジュール1126などの、1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを含むことができる。
【0051】
[0061]ユーザー・インターフェイス・モジュール1124は、通信アプリケーション1122に関連して動作することができ、ユーザーが、電子メール、テキストメッセージング、カレンダー、タスクリスト、および連絡先などの、通信アプリケーションの種々のモジュールと対話することを可能にする、ユーザーインターフェイスを提供することができる。モジュール、メニュー、およびテキスト形式/図形的コントロールのために別々の表示ウィンドウを設けることに加えて、ユーザー・インターフェイス・モジュール1124はまた、ユーザーが貴重な表示領域を残しながら種々のモジュールの表示ウィンドウの間で切り替えることを可能にする、動的ナビゲーションバーを設けることができる。さらにプレビューモジュール1126は、各モジュールに関連する関心を引くおよび新しいアクティビティを強調表示した、各モジュールのためのプレビューウィンドウの表示を可能にすることができる。プレビューウィンドウは本明細書で述べられるようにドッキングまたはドッキング解除することができる。この基本構成は
図11において、破線1108内の構成要素によって示される。
【0052】
[0062]コンピューティングデバイス1100は、追加の特徴および機能を有することができる。例えばコンピューティングデバイス1100はまた、例えば磁気ディスク、光ディスク、またはテープなどの追加のデータ記憶装置(リムーバブルおよび/または非リムーバブル)を含むことができる。
図11においてこのような追加の記憶装置は、リムーバブル記憶装置1109および非リムーバブル記憶装置1110によって示される。コンピューター可読記憶媒体は、コンピューター可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの、情報を記憶するための任意の方法または技術において実現された、揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含むことができる。システムメモリー1104、リムーバブル記憶装置1109、および非リムーバブル記憶装置1110は、すべてコンピューター可読記憶媒体の例である。コンピューター可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリーまたは他のメモリー技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するために用いることができ、コンピューティングデバイス1100によってアクセスすることができる任意の他の媒体を含むことができるが、それらに限定されない。いずれのこのようなコンピューター可読記憶媒体も、コンピューティングデバイス1100の一部とすることができる。コンピューティングデバイス1100はまた、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイス、ジェスチャを検出するための光学的キャプチャデバイス、および同等の入力デバイスなどの、(1つまたは複数の)入力デバイス1112を有することができる。またディスプレイ、スピーカー、プリンター、および他のタイプの出力デバイスなどの、(1つまたは複数の)出力デバイス1114を含めることができる。これらのデバイスは当技術分野ではよく知られており、ここで詳細に述べる必要はない。
【0053】
[0063]コンピューティングデバイス1100はまた、デバイスが、分散コンピューティング環境における無線ネットワーク、衛星リンク、セルラリンク、および同等の機構などを通して、他のデバイス1118と通信することを可能にする通信接続1116を含むことができる。他のデバイス1118は、通信アプリケーションを実行する(1つまたは複数の)コンピューターデバイス、他のディレクトリまたはポリシーサーバー、および同等のデバイスを含むことができる。(1つまたは複数の)通信接続1116は通信媒体の一例である。通信媒体はその中に、コンピューター可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波または他の伝送機構などの変調されたデータ信号における他のデータを含むことができ、任意の情報配信媒体を含む。「変調されたデータ信号」という用語は、その特性の組のうちの1つまたは複数を有し、または信号内に情報を符号化するように変化される信号を意味する。例として非限定的に通信媒体は、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体、および音響、RF、赤外線、その他の無線媒体などの無線媒体を含む。
【0054】
[0064]例示の実施形態はまた方法を含む。これらの方法は、本願で述べられる構造を含む、多くのやり方で実施することができる。1つのこのようなやり方は、本願で述べられるタイプのデバイスのマシン動作によるものである。
【0055】
[0065]他のオプションのやり方は、方法の個々の動作の1つまたは複数が、一部を実行する1人または複数の人間のオペレーターと共に行われるものである。これらの人間のオペレーターは互いに配列される必要なく、それぞれがプログラムの一部分を実行するマシンと一緒にいるだけでよい。
【0056】
[0066]
図12は実施形態による、プレビューウィンドウのドッキングおよびドッキング解除を有する動的ナビゲーションバーを実現するプロセスのための論理流れ図を示す。プロセス1200は、拡張型通信サービスまたはアプリケーションの一部として実施することができる。
【0057】
[0067]プロセス1200は操作1210で開始し、拡張型通信サービスまたはアプリケーションのユーザーインターフェイス上に、動的ナビゲーションバーが表示される。ナビゲーションバーは、テキスト形式、図形的、または組合せの形で提示された項目を含むことができる。ナビゲーションバーは、表示領域が効率的に利用されるように、ユーザーインターフェイス上の適切な場所に表示することができる。操作1220では、ナビゲーションバーの項目の1つの上でのユーザーによるホバー動作または同様な関心の表示を検出することができ、その後に操作1230において関連するプレビューを一時的に表示する。
【0058】
[0068]操作1240では、表示されたプレビューウィンドウに対するドッキング要求、例えばドッキングのためのコントロール要素のアクティブ化を受け取ることができる。操作1250では、表示されたプレビューウィンドウは、ユーザーインターフェイス上のユーザー定義のまたは動的に選択された場所にドッキングすることができる。ホバー動作に応答したプレビューウィンドウの一時的な表示、および表示されたプレビューウィンドウのドッキングは、複数のプレビューウィンドウをドッキングできるように繰り返すことができる。
【0059】
[0069]操作1260では、ドッキングされたプレビューウィンドウ上でアクティブ化されたものと同じコントロール要素または別のコントロール要素を通して、ドッキング解除要求を受け取ることができる。ドッキング解除の要求を受け取った、ドッキングされたプレビューウィンドウは、操作1270においてドッキング解除し、隠すことができる。操作1260および1270は繰り返すことができ、ユーザーは1つまたは複数の(またはすべての)ドッキングされたプレビューウィンドウをドッキング解除することができる。
【0060】
[0070]プロセス1200に含まれる操作は説明のためのものである。実施形態によるプレビュードッキングおよびドッキング解除を有する拡張型通信サービスのための動的ナビゲーションバーを設けることは、本明細書で述べられた原理を用いてより少ないまたは追加のステップを有する、ならびに操作の異なる順序での同様なプロセスによって実現することができる。
【0061】
[0071]上記の仕様、例、およびデータは、実施形態の構成の製造および使用についての完全な説明を示す。本主題について構造的特徴および/または方法論的行為に特有の用語において述べてきたが、添付の特許請求の範囲において定義される本主題は、必ずしも上述の特定の特徴または行為に限定されないことが理解されるべきである。むしろ上述の特定の特徴および行為は、特許請求の範囲および実施形態を実現する例示の形として開示されるものである。