特許第6117060号(P6117060)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6117060
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】エレベータかご内手摺
(51)【国際特許分類】
   B66B 11/02 20060101AFI20170410BHJP
【FI】
   B66B11/02 Q
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2013-185103(P2013-185103)
(22)【出願日】2013年9月6日
(65)【公開番号】特開2015-51838(P2015-51838A)
(43)【公開日】2015年3月19日
【審査請求日】2015年11月6日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルテクノサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(74)【代理人】
【識別番号】100194939
【弁理士】
【氏名又は名称】別所 公博
(72)【発明者】
【氏名】清水 崇行
(72)【発明者】
【氏名】大塚 俊輝
【審査官】 大塚 多佳子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−155073(JP,A)
【文献】 特開2006−256832(JP,A)
【文献】 実開昭53−066770(JP,U)
【文献】 実開昭62−065479(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
かご室の壁の下方に配置されている巾木に固定される支持装置と、
前記支持装置に設けられ、前記かご室の壁に沿って延びる手摺装置と
を備え
前記手摺装置は、前記かご室の第1の側壁に沿って配置される第1の手摺部分と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁に沿って配置される第2の手摺部分と、かご出入口に対向する後壁に沿って配置される第3の手摺部分とを有し、
前記支持装置は、前記第1の手摺部分における前記かご出入口側の端部を支持する第1の支持部材と、前記第2の手摺部分における前記かご出入口側の端部を支持する第2の支持部材と、前記第1の手摺部分における前記後壁側の端部を支持するとともに、前記第3の手摺部分における前記第1の側壁側の端部を支持する第3の支持部材と、前記第2の手摺部分における前記後壁側の端部を支持するとともに、前記第3の手摺部分における前記第2の側壁側の端部を支持する第4の支持部材とを有し、
前記支持装置は、前記第1の支持部材の上部と前記第2の支持部材の上部とが互いに近づく方向に移動することを規制する規制部材をさらに有していることを特徴とするエレベータかご内手摺。
【請求項2】
巾木に固定される支持装置と、
前記支持装置に設けられ、かご室の壁に沿って延びる手摺装置と
を備え、
前記手摺装置は、前記かご室の第1の側壁に沿って配置される第1の手摺部分と、前記第1の側壁に対向する第2の側壁に沿って配置される第2の手摺部分と、かご出入口に対向する後壁に沿って配置される第3の手摺部分とを有し、前記かご室の内側に設けられており、
前記支持装置は、前記第1の手摺部分における前記かご出入口側の端部を支持する第1の支持部材と、前記第2の手摺部分における前記かご出入口側の端部を支持する第2の支持部材と、前記第1の手摺部分における前記後壁側の端部を支持するとともに、前記第3の手摺部分における前記第1の側壁側の端部を支持する第3の支持部材と、前記第2の手摺部分における前記後壁側の端部を支持するとともに、前記第3の手摺部分における前記第2の側壁側の端部を支持する第4の支持部材とを有し
前記支持装置は、前記第1の支持部材の上部と前記第2の支持部材の上部とが互いに近づく方向に移動することを規制する規制部材をさらに有していることを特徴とするエレベータかご内手摺。
【請求項3】
前記規制部材は、一対の出入口柱の中の前記第1の側壁側の前記出入口柱と前記第1の支持部材との間に設けられた第1の補助部材と、前記第1の支持部材と前記第1の補助部材とに渡って設けられた第1の連結部材と、一対の前記出入口柱の中の前記第2の側壁側の前記出入口柱と前記第2の支持部材との間に設けられた第2の補助部材と、前記第2の支持部材と前記第2の補助部材とに渡って設けられた第2の連結部材とを含んでいることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータかご内手摺。
【請求項4】
前記規制部材は、前記第1の支持部材から上方に延びた第1の補助部材と、前記第2の支持部材から上方に延びた第2の補助部材と、前記第1の補助部材と前記第2の補助部材とに渡って設けられた連結部材とを含んでいることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータかご内手摺。
【請求項5】
前記規制部材は、一対の出入口柱の中の前記第1の側壁側の前記出入口柱と前記第1の支持部材とに渡って設けられた第1の連結部材と、一対の前記出入口柱の中の前記第2の側壁側の前記出入口柱と前記第2の支持部材とに渡って設けられた第2の連結部材とを含んでいることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータかご内手摺。
【請求項6】
前記かご室の床に設けられ、前記支持装置を支持する緩衝装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項までの何れか一項に記載のエレベータかご内手摺。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エレベータのかご室に取り付けられるエレベータかご内手摺に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、かご室の壁の裏面に設けられる裏板と、かご室の壁および裏板を貫通するスタットボルトと、かご室の外側でスタットボルトに螺着されるナットと、かご室の内側でスタットボルトに支持される化粧パイプと、化粧パイプに設けられた手摺とを備えたエレベータかご内手摺が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭59−195168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、かご室の壁の裏面に裏板を設置した状態で、かご室の内側からスタットボルトをかご室の壁および裏板に貫通させるので、かご室の外側と内側とに作業者を配置しなければならず、取付作業の効率が悪いという問題点があった。
【0005】
この発明は、取付作業の効率を向上させることができるエレベータかご内手摺を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータかご内手摺は、かご室の壁の下方に配置されている巾木に固定される支持装置と、支持装置に設けられ、かご室の壁に沿って延びる手摺装置とを備え、手摺装置は、かご室の第1の側壁に沿って配置される第1の手摺部分と、第1の側壁に対向する第2の側壁に沿って配置される第2の手摺部分と、かご出入口に対向する後壁に沿って配置される第3の手摺部分とを有し、支持装置は、第1の手摺部分におけるかご出入口側の端部を支持する第1の支持部材と、第2の手摺部分におけるかご出入口側の端部を支持する第2の支持部材と、第1の手摺部分における後壁側の端部を支持するとともに、第3の手摺部分における第1の側壁側の端部を支持する第3の支持部材と、第2の手摺部分における後壁側の端部を支持するとともに、第3の手摺部分における第2の側壁側の端部を支持する第4の支持部材とを有し、支持装置は、第1の支持部材の上部と第2の支持部材の上部とが互いに近づく方向に移動することを規制する規制部材をさらに有している。
【発明の効果】
【0007】
この発明に係るエレベータかご内手摺によれば、巾木に固定される支持装置と、支持装置に設けられ、かご室の壁に沿って延びる手摺装置とを備えているので、作業者は、かご室の内側だけで取付作業を行うことができる。これにより、エレベータかご内手摺の取付作業の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態1に係るエレベータかごを示す斜視図である。
図2図1のエレベータかごを示す平面図である。
図3図1の巾木および緩衝装置を示す斜視図である。
図4】この発明の実施の形態2に係るエレベータかごを示す斜視図である。
図5】この発明の実施の形態3に係るエレベータかごを示す斜視図である。
図6図5のエレベータかごの要部を示す平面図である。
図7図5のエレベータかごの要部を示す背面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータかごを示す斜視図、図2図1のエレベータかごを示す平面図である。図において、エレベータかご内手摺は、巾木1に固定される支持装置2と、支持装置2に設けられ、かご室の壁100に沿って延びる手摺装置3と、かご室の床101に設けられ、支持装置2を支持する緩衝装置4とを備えている。
【0010】
かご室の壁100は、左壁(第1の側壁)102と、左壁102に対向する右壁(第2の側壁)103と、かご出入口104に対向する後壁105と、左壁102とかご出入口104との間に設けられた左袖壁106と、右壁103とかご出入口104との間に設けられた右袖壁107を有している。
【0011】
巾木1は、左壁102の下方に設けられる左巾木部分11と、右壁103の下方に設けられる右巾木部分12と、後壁105の下方に設けられる後巾木部分13と、左袖壁106の下方に設けられる左袖巾木部分14と、右袖壁107の下方に設けられる右袖巾木部分15とを有している。左袖巾木部分14には、左壁102との間に左袖巾木部分14が挟まれるように左出入口柱(出入口柱)108が配置されている。右袖巾木部分15には、右壁103との間に右袖巾木部分15が挟まれるように右出入口柱(出入口柱)109が配置されている。
【0012】
手摺装置3は、左壁102に沿って配置される左手摺部分(第1の手摺部分)31と、右壁103に沿って配置される右手摺部分(第2の手摺部分)32と、後壁105に沿って配置される後手摺部分(第3の手摺部分)33とを有している。左手摺部分31および右手摺部分32は、かご室の奥行方向に延びて配置されている。後手摺部分33は、かご室の間口方向に延びて配置されている。
【0013】
支持装置2は、左手摺部分31におけるかご出入口104側の端部を支持する第1の支持部材21と、右手摺部分32におけるかご出入口104側の端部を支持する第2の支持部材22と、左手摺部分31における後壁105側の端部を支持するとともに、後手摺部分33における左壁102側の端部を支持する第3の支持部材23と、右手摺部分32における後壁105側の端部を支持するとともに、後手摺部分33における右壁103側の端部を支持する第4の支持部材24とを有している。第1の支持部材21、第2の支持部材22、第3の支持部材23および第4の支持部材24は、高さ方向に延びて配置されている。
【0014】
左手摺部分31、右手摺部分32および後手摺部分33のそれぞれの両端部の外周面には、ねじ溝(図示せず)が形成されている。
【0015】
第1の支持部材21には、左手摺部分31の一端部が挿入される左手摺部分用取付孔(図示せず)が形成されている。第1の支持部材21の左手摺部分用取付孔の内周面には、左手摺部分31の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。左手摺部分31の一端部が第1の支持部材21の左手摺部分用取付孔に螺着することによって、左手摺部分31は、第1の支持部材21に連結される。
【0016】
第2の支持部材22には、右手摺部分32の一端部が挿入される右手摺部分用取付孔(図示せず)が形成されている。第2の支持部材22の右手摺部分用取付孔の内周面には、右手摺部分32の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。右手摺部分32の一端部が第2の支持部材22の右手摺部分用取付孔に螺着することによって、右手摺部分32は、第2の支持部材22に連結される。
【0017】
第3の支持部材23には、左手摺部分31の他端部が挿入される左手摺部分用取付孔(図示せず)および後手摺部分33の一端部が挿入される後手摺部分用取付孔(図示せず)が形成されている。第3の支持部材23の左手摺部分用取付孔および後手摺部分用取付孔の内周面には、左手摺部分31の他端部および後手摺部分33の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。左手摺部分31の他端部および後手摺部分33の一端部が第3の支持部材23の左手摺部分用取付孔および後手摺部分用取付孔に螺着することによって、左手摺部分31および後手摺部分33は、第3の支持部材23に連結される。
【0018】
第4の支持部材24には、右手摺部分32の他端部が挿入される右手摺部分用取付孔(図示せず)および後手摺部分33の他端部が挿入される後手摺部分用取付孔(図示せず)が形成されている。第4の支持部材24の右手摺部分用取付孔および後手摺部分用取付孔の内周面には、右手摺部分32の他端部および後手摺部分33の他端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。右手摺部分32の他端部および後手摺部分33の他端部が第4の支持部材24の右手摺部分用取付孔および後手摺部分用取付孔に螺着することによって、右手摺部分32および後手摺部分33は、第4の支持部材24に連結される。
【0019】
また、支持装置2は、第1の支持部材21の長手方向中間部と第3の支持部材23の長手方向中間部とを連結する左手摺補強部材25と、第2の支持部材22の長手方向中間部と第4の支持部材24の長手方向中間部とを連結する右手摺補強部材26と、第3の支持部材23の長手方向中間部と第4の支持部材24の長手方向中間部とを連結する後手摺補強部材27とを有している。
【0020】
左手摺補強部材25、右手摺補強部材26および後手摺補強部材27のそれぞれの両端部の外周面には、ねじ溝(図示せず)が形成されている。
【0021】
第1の支持部材21には、左手摺補強部材25の一端部が挿入される左手摺補強部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第1の支持部材21の左手摺補強部材用取付孔の内周面には、左手摺補強部材25の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。左手摺補強部材25の一端部が第1の支持部材21の左手摺補強部材用取付孔に螺着することによって、左手摺補強部材25は、第1の支持部材21に連結される。
【0022】
第2の支持部材22には、右手摺補強部材26の一端部が挿入される右手摺補強部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第2の支持部材22の右手摺補強部材用取付孔の内周面には、右手摺補強部材26の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。右手摺補強部材26の一端部が第2の支持部材22の右手摺補強部材用取付孔に螺着することによって、右手摺補強部材26は、第2の支持部材22に連結される。
【0023】
第3の支持部材23には、左手摺補強部材25の他端部が挿入される左手摺補強部材用取付孔(図示せず)および後手摺補強部材27の一端部が挿入される後手摺補強部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第3の支持部材23の左手摺補強部材用取付孔および後手摺補強部材用取付孔の内周面には、左手摺補強部材25の他端部および後手摺補強部材27の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。左手摺補強部材25の他端部および後手摺補強部材27の一端部が第3の支持部材23の左手摺補強部材用取付孔および後手摺補強部材用取付孔に螺着することによって、左手摺補強部材25および後手摺補強部材27は、第3の支持部材23に連結される。
【0024】
第4の支持部材24には、右手摺補強部材26の他端部が挿入される右手摺補強部材用取付孔(図示せず)および後手摺補強部材27の他端部が挿入される後手摺補強部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第4の支持部材24の右手摺補強部材用取付孔および後手摺補強部材用取付孔の内周面には、右手摺補強部材26の他端部および後手摺補強部材27の他端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。右手摺補強部材26の他端部および後手摺補強部材27の他端部が第4の支持部材24の右手摺補強部材用取付孔および後手摺補強部材用取付孔に螺着することによって、右手摺補強部材26および後手摺補強部材27は、第4の支持部材24に連結される。
【0025】
また、支持装置2は、第1の支持部材21の上部と第2の支持部材22の上部とが互いに近づく方向に移動することを規制する規制部材28Aをさらに有している。
【0026】
規制部材28Aは、第1の支持部材21と左出入口柱108(図2)との間に設けられた第1の補助部材281と、第1の支持部材21と第1の補助部材281とに渡って設けられた第1の連結部材282と、第2の支持部材22と右出入口柱109(図2)との間に設けられた第2の補助部材283と、第2の支持部材22と第2の補助部材283とに渡って設けられた第2の連結部材284とを含んでいる。第1の補助部材281および第2の補助部材283は、高さ方向に延びて配置されている。
【0027】
第1の連結部材282および第2の連結部材284のそれぞれの両端部の外周面には、ねじ溝(図示せず)が形成されている。
【0028】
第1の支持部材21には、第1の連結部材282の一端部が挿入される第1の連結部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第1の支持部材21における第1の連結部材用取付孔の内周面には、第1の連結部材282の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。第1の連結部材282の一端部が第1の支持部材21における第1の連結部材用取付孔に螺着することによって、第1の連結部材282は、第1の支持部材21に連結される。
【0029】
第1の補助部材281には、第1の連結部材282の他端部が挿入される第1の連結部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第1の補助部材281における第1の連結部材用取付孔の内周面には、第1の連結部材282の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。第1の連結部材282の一端部が第1の補助部材281における第1の連結部材用取付孔に螺着することによって、第1の連結部材282は、第1の補助部材281に連結される。
【0030】
第2の支持部材22には、第2の連結部材284の一端部が挿入される第2の連結部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第2の支持部材22における第2の連結部材用取付孔の内周面には、第2の連結部材284の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。第2の連結部材284の一端部が第2の支持部材22における第2の連結部材用取付孔に螺着することによって、第2の連結部材284は、第2の支持部材22に連結される。
【0031】
第2の補助部材283には、第2の連結部材284の他端部が挿入される第2の連結部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第2の補助部材283における第2の連結部材用取付孔の内周面には、第2の連結部材284の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。第2の連結部材284の一端部が第2の補助部材283における第2の連結部材用取付孔に螺着することによって、第2の連結部材284は、第2の補助部材283に連結される。
【0032】
図3図1の巾木1および緩衝装置4を示す斜視図である。図3では、第1の支持部材21、第2の支持部材22、第3の支持部材23、第4の支持部材24、第1の補助部材281および第2の補助部材283のそれぞれの下端部を示している。緩衝装置4は、第1の支持部材21の下端部に取り付けられた緩衝部材41と、第2の支持部材22の下端部に取り付けられた緩衝部材42と、第3の支持部材23の下端部に取り付けられた緩衝部材43と、第4の支持部材24の下端部に取り付けられた緩衝部材44と、第1の補助部材281の下端部に取り付けられた緩衝部材45と、第2の補助部材283の下端部に取り付けられた緩衝部材46とを有している。緩衝部材41は、第1の支持部材21と床101との間に配置されている。緩衝部材42は、第2の支持部材22と床101との間に配置されている。緩衝部材43は、第3の支持部材23と床101との間に配置されている。緩衝部材44は、第4の支持部材24と床101との間に配置されている。緩衝部材45は、第1の補助部材281と床101との間に配置されている。緩衝部材46は、第2の補助部材283と床101との間に配置されている。
【0033】
次に、エレベータかご内手摺の取付手順について説明する。まず、第1の支持部材21、第2の支持部材22、第3の支持部材23、第4の支持部材24、第1の補助部材281および第2の補助部材283のそれぞれに、緩衝装置4を取り付けて、左巾木部分11、右巾木部分12、後巾木部分13、左袖巾木部分14、右袖巾木部分15に、第1の支持部材21、第2の支持部材22、第3の支持部材23、第4の支持部材24、第1の補助部材281および第2の補助部材283を固定する。固定方法としては、ボルトを用いたり、溶接を用いたりすることができる。
【0034】
次に、第1の支持部材21と第3の支持部材23とに渡って、左手摺部分31および左手摺補強部材25を取り付け、第2の支持部材22と第4の支持部材24とに渡って、右手摺部分32および右手摺補強部材26を取り付け、第3の支持部材23と第4の支持部材24とに渡って、後手摺部分33および後手摺補強部材27を取り付け、第1の支持部材21と第1の補助部材281とに渡って、第1の連結部材282を取り付け、第2の支持部材22と第2の補助部材283とに渡って、第2の連結部材284を取り付ける。以上により、エレベータかご内手摺の取付手順が終了する。
【0035】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るエレベータかご内手摺によれば、巾木1に固定される支持装置2と、支持装置2に設けられ、かご室の壁100に沿って延びる手摺装置3とを備えているので、作業者は、かご室の内側だけで取付作業を行うことができる。これにより、エレベータかご内手摺の取付作業の効率を向上させることができる。また、かご室の壁100を加工する作業が省略されるので、エレベータかご内手摺の取付作業の効率を向上させることができる。
【0036】
また、手摺装置3は、かご室の左壁102に沿って配置される左手摺部分31と、右壁103に沿って配置される右手摺部分32と、後壁105に沿って配置される後手摺部分33とを有し、支持装置2は、左手摺部分31におけるかご出入口104側の端部を支持する第1の支持部材21と、右手摺部分32におけるかご出入口104側の端部を支持する第2の支持部材22と、左手摺部分31における後壁105側の端部を支持するとともに、後手摺部分33における左壁102側の端部を支持する第3の支持部材23と、右手摺部分における後壁105側の端部を支持するとともに、後手摺部分33における右壁103側の端部を支持する第4の支持部材24とを有しているので、後手摺部分33がかご室の内側に移動することを抑制することができる。
【0037】
また、支持装置2は、第1の支持部材21の上部と第2の支持部材22の上部とが互いに近づく方向に移動することを規制する規制部材28Aをさらに有しているので、左手摺部分31および右手摺部分32がかご室の内側に移動することを抑制することができる。
【0038】
また、規制部材28Aは、左出入口柱108と第1の支持部材21との間に設けられた第1の補助部材281と、第1の支持部材21と第1の補助部材281とに渡って設けられた第1の連結部材282と、右出入口柱109と第2の支持部材22との間に設けられた第2の補助部材283と、第2の支持部材22と第2の補助部材283とに渡って設けられた第2の連結部材284とを含んでいるので、簡単な構成で、第1の支持部材21の上部と第2の支持部材22の上部とが互いに近づく方向に移動することを規制することができる。
【0039】
なお、上記実施の形態1では、第1の支持部材21と左手摺部分31、左手摺補強部材25および第1の連結部材282とが螺着によって接続され、第2の支持部材22と右手摺部分32、右手摺補強部材26および第2の連結部材284とが螺着によって接続され、第3の支持部材23と左手摺部分31、左手摺補強部材25、後手摺部分33および後手摺補強部材27とが螺着によって接続され、第4の支持部材24と右手摺部分32、右手摺補強部材26、後手摺部分33および後手摺補強部材27とが螺着によって接続される構成について説明したが、これに限らず、その他の構成であってもよい。
【0040】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係るエレベータかごを示す斜視図である。図において、規制部材28Bは、第1の支持部材21から上方に延びた第1の補助部材285と、第2の支持部材22から上方に延びた第2の補助部材286と、第1の補助部材285と第2の補助部材286とに渡って設けられた連結部材287とを含んでいる。連結部材287は、かご出入口104の上部よりも上方に配置されている。
【0041】
第1の補助部材285の一端部、第2の補助部材286の一端部および連結部材287の両端部の外周面には、ねじ溝(図示せず)が形成されている。
【0042】
第1の支持部材21の上端部には、第1の補助部材285の一端部が挿入される第1の補助部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第1の支持部材21における第1の補助部材用取付孔の内周面には、第1の補助部材285の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。第1の補助部材285の一端部が第1の支持部材21における第1の補助部材用取付孔に螺着することによって、第1の補助部材285は、第1の支持部材21に連結される。
【0043】
第2の支持部材22の上端部には、第2の補助部材286の一端部が挿入される第2の補助部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第2の支持部材22における第2の補助部材用取付孔の内周面には、第2の補助部材286の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。第2の補助部材286の一端部が第2の支持部材22における第2の補助部材用取付孔に螺着することによって、第2の補助部材286は、第2の支持部材22に連結される。
【0044】
第1の補助部材285の他端部には、連結部材287の一端部が挿入される連結部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第1の補助部材285の連結部材用取付孔の内周面には、連結部材287の一端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。連結部材287の一端部が第1の補助部材285の連結部材用取付孔に螺着することによって、連結部材287は、第1の補助部材285に連結される。
【0045】
第2の補助部材286の他端部には、連結部材287の他端部が挿入される連結部材用取付孔(図示せず)が形成されている。第2の補助部材286の連結部材用取付孔の内周面には、連結部材287の他端部と螺着するねじ溝(図示せず)が形成されている。連結部材287の他端部が第2の補助部材286の連結部材用取付孔と螺着することによって、連結部材287は、第2の補助部材286に連結される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0046】
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るエレベータかご内手摺によれば、規制部材28Bは、第1の支持部材21から上方に延びた第1の補助部材285と、第2の支持部材22から上方に延びた第2の補助部材286と、第1の補助部材285と第2の補助部材286とに渡って設けられた連結部材287とを含んでいるので、簡単な構成で、第1の支持部材21の上部と第2の支持部材22の上部とが互いに近づく方向に移動することを規制することができる。
【0047】
なお、上記実施の形態2では、第1の支持部材21と第1の補助部材285とが螺着によって接続され、第2の支持部材22と第2の補助部材286とが螺着によって接続され、連結部材287と第1の補助部材285および第2の補助部材286とが螺着によって接続される構成について説明したが、これに限らず、その他の構成であってもよい。
【0048】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3に係るエレベータかごを示す斜視図、図6図5のエレベータかごの要部を示す平面図、図7図5のエレベータかごの要部を示す背面斜視図である。図において、規制部材28Cは、左出入口柱108と第1の支持部材21とに渡って設けられた第1の連結板(第1の連結部材)288と、右出入口柱109と第2の支持部材22とに渡って設けられた第2の連結板(第2の連結部材)289とを含んでいる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0049】
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係るエレベータかご内手摺によれば、規制部材28Cは、左出入口柱108と第1の支持部材21とに渡って設けられた第1の連結板288と、右出入口柱109と第2の支持部材22とに渡って設けられた第2の連結板289とを含んでいるので、簡単な構成で、第1の支持部材21の上部と第2の支持部材22の上部とが互いに近づく方向に移動することを規制することができる。
【符号の説明】
【0050】
1 巾木、2 支持装置、3 手摺装置、4 緩衝装置、11 左巾木部分、12 右巾木部分、13 後巾木部分、14 左袖巾木部分、15 右袖巾木部分、21 第1の支持部材、22 第2の支持部材、23 第3の支持部材、24 第4の支持部材、25 左手摺補強部材、26 右手摺補強部材、27 後手摺補強部材、28A、28B、28C 規制部材、31 左手摺部分(第1の手摺部分)、32 右手摺部分(第2の手摺部分)、33 後手摺部分(第3の手摺部分)、41、42、43、44、45、46 緩衝部材、100 壁、101 床、102 左壁(第1の側壁)、103 右壁(第2の側壁)、104 かご出入口、105 後壁、106 左袖壁、107 右袖壁、108 左出入口柱、109 右出入口柱、281 第1の補助部材、282 第1の連結部材、283 第2の補助部材、284 第2の連結部材、285 第1の補助部材、286 第2の補助部材、287 連結部材、288 第1の連結板(第1の連結部材)、289 第2の連結板(第2の連結部材)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7