特許第6117777号(P6117777)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ジー−フォーム,エルエルシーの特許一覧

特許6117777フレキシブルな衝撃保護ケース、その製造法、及びその使用法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6117777
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】フレキシブルな衝撃保護ケース、その製造法、及びその使用法
(51)【国際特許分類】
   A45C 11/00 20060101AFI20170410BHJP
【FI】
   A45C11/00 E
   A45C11/00 J
   A45C11/00 Z
【請求項の数】24
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2014-517247(P2014-517247)
(86)(22)【出願日】2012年6月25日
(65)【公表番号】特表2014-523773(P2014-523773A)
(43)【公表日】2014年9月18日
(86)【国際出願番号】US2012044000
(87)【国際公開番号】WO2013006294
(87)【国際公開日】20130110
【審査請求日】2015年6月22日
(31)【優先権主張番号】13/271,594
(32)【優先日】2011年10月12日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/556,749
(32)【優先日】2011年11月7日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/501,140
(32)【優先日】2011年6月24日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】312010881
【氏名又は名称】ジー−フォーム,エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】G−Form,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウイナー,ダニエル,エム.
(72)【発明者】
【氏名】フォックス,リチャード,ビー.
(72)【発明者】
【氏名】カファロ,トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ガーラード,リチャード,エル.
(72)【発明者】
【氏名】ニューシャム,アミ
(72)【発明者】
【氏名】フォスター,デイビッド
【審査官】 村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−224397(JP,A)
【文献】 特表2011−506011(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3152409(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3167989(JP,U)
【文献】 国際公開第2010/107463(WO,A1)
【文献】 特開平10−087871(JP,A)
【文献】 特開2009−177334(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3105882(JP,U)
【文献】 米国特許第04703519(US,A)
【文献】 登録実用新案第3126048(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45C 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の保護ケースであって、
パネル内側面及びパネル外側面を備えたフレキシブルな構造パネルであって、該構造パネルの該パネル内側面及び外側面のうちの一方は延伸性材料からなり、他方は非延伸性材料からなる、構造パネルと、
前記パネル内側面のコーナーに設置された少なくとも二つのフレキシブルな保持具であって、該保持具は延伸性内側材料層と非延伸性外側材料層との間に配置された速度依存性材料層を含んでいる、保持具と、
内側カバー面、外側カバー面、並びに、対向関係にある第1カバー縁部及び第2カバー縁部を提供するカバーであって、前記第1カバー縁部で前記構造パネルに相互接続されているカバーと、
を備えてなることを特徴とする保護ケース。
【請求項2】
前記内側カバー面及び前記外側カバー面の一方または両方に提供されたロゴを更に備ええていることを特徴とする請求項1記載の保護ケース。
【請求項3】
前記カバーは延伸性材料で成ることを特徴とする請求項1記載の保護ケース。
【請求項4】
前記構造パネルと前記カバーとは、前記第2カバー縁部で接続されて圧縮スリーブを形成していることを特徴とする請求項3記載の保護ケース。
【請求項5】
前記カバーは、前記内側カバー面及び前記外側カバー面の一方または両方に設置された少なくとも1つのフレキシブルな保護要素を含んでおり、該少なくとも1つの保護要素は、対面する2つの層間に配置された速度依存性材料の層を含んでいることを特徴とする請求項1記載の保護ケース。
【請求項6】
前記少なくとも1つの保護要素はロゴを含んでいることを特徴とする請求項5記載の保護ケース。
【請求項7】
前記カバーは、前記第1カバー縁部において、解除可能な固定具によって前記構造パネルに解放可能に接続されていることを特徴とする請求項1記載の保護ケース。
【請求項8】
前記解除可能な固定具は、バックル、クリップ、フック・ループ型テープ、ジッパー、プラスチックジッパー、およびそれらの組み合わせ物からなる群から選択されたものであることを特徴とする請求項7記載の保護ケース。
【請求項9】
前記構造パネルと前記解除可能な固定具との間に配置されたストラップを更に備えることを特徴とする請求項7記載の保護ケース。
【請求項10】
前記ストラップは延伸性材料製であることを特徴とする請求項9記載の保護ケース。
【請求項11】
前記カバーは、前記内側カバー面を有した内側カバー材料層と、前記外側カバー面を有した外側カバー材料層と、前記内側カバー面及び前記外側カバー面の一方または両方に設置された少なくとも1つの保護要素とを含んでおり、
前記少なくとも1つの保護要素は、対面する2つの層間に配置された速度依存性材料の層を含んでいることを特徴とする請求項1記載の保護ケース。
【請求項12】
前記少なくとも1つの保護要素はロゴを含んでいることを特徴とする請求項11記載の保護ケース。
【請求項13】
前記内側カバー面及び前記外側カバー面の一方または両方に提供されたロゴをさらに含んでいることを特徴とする請求項11記載の保護ケース。
【請求項14】
前記カバーの前記内側カバー材料層および前記外側カバー材料層は、少なくとも1つのポケット部を形成していることを特徴とする請求項11記載の保護ケース。
【請求項15】
前記少なくとも1つのポケット部に入れられた硬質パネルを更に備えてなることを特徴とする請求項14記載の保護ケース。
【請求項16】
前記カバーは、少なくとも2本の平行な折り畳み線を含んでおり、該カバーは該折り畳み線に沿って折り込まれてイーゼル形態を形成することを特徴とする請求項11記載の保護ケース。
【請求項17】
前記折り畳み線は少なくとも3つのポケット部を形成するものであり、それぞれのポケット部内に硬質パネルを更に備えてなることを特徴とする請求項16記載の保護ケース。
【請求項18】
前記少なくとも1つの保護要素は、前記カバーの上側縁部から下側縁部に延出していることを特徴とする請求項17記載の保護ケース。
【請求項19】
前記少なくとも1つの保護要素は平行に提供され、前記折り畳み線の少なくとも2本間に設置されていることを特徴とする請求項18記載の保護ケース。
【請求項20】
前記内側カバー材料層と前記外側カバー材料層の両方が延伸性材料製であることを特徴とする請求項11記載の保護ケース。
【請求項21】
前記内側カバー材料層と前記外側カバー材料層の両方が非延伸性材料製であることを特徴とする請求項11記載の保護ケース。
【請求項22】
前記内側カバー材料層と前記外側カバー材料層の一方が延伸性材料製であり、他方が非延伸性材料製であることを特徴とする請求項11記載の保護ケース。
【請求項23】
前記内側カバー材料層と前記外側カバー材料層との間に配置された速度依存性材料の層を更に備えてなることを特徴とする請求項20記載の保護ケース。
【請求項24】
前記構造パネルと前記カバーとはそれぞれ長さと幅を有しており、前記カバーの幅は前記構造パネルの幅よりも大きく、前記カバーは前記パネル外側面の少なくとも一部を超えて延展していることを特徴とする請求項1記載の保護ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキシブルな衝撃保護ケースと、その製造法に関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本願は、本願出願人が2011年10月12日に出願した同時係属中の特許願第13/271594号の一部継続であり、2011年11月7日に出願された米国仮特許願第61/556749の優先権を主張する。これら両出願の全体が参照により組み込まれている。
【背景技術】
【0003】
繊細な機器、装置、あるいは器具のための保護ケースは、通常は内部または外部あるいは内外両方にパッド材を有するように設計されている。多くの場合、そのようなパッド材は、ネオプレン、フォーム材及び/又は積層材料等の保護材料の連続シートから形成される。このような保護ケースは、しばしば衝撃、振動、等々から十分な保護を提供しない。装置の保護は、さらに厚い材料の使用によって改善されるが、さらに嵩張ったり重量が増加したりするため、厚みの増加は一般的には望ましくない。加えて、増加した重量およびボリュームは、スマートな電子装置においては望ましくないことがある。なぜなら、ユーザはスリム及び/又は軽量である製品に高い価値を見出すからである。
【0004】
多くの電子装置はユーザに対して情報を表示するために使用されるスクリーン(画面)インターフェースを有しており、使用中にスクリーン(画面)を露出することが必要である。しかし、スクリーンインターフェースはデリケートであり、落下したり衝撃が加わったりすると壊れ易い。
【0005】
ラップトップコンピュータのごとき携帯電子機器または医療機器もスクリーンインターフェースを有しており、スクリーンインターフェースを保護するため、このような機器の多くは落下または衝撃からの保護を提供するためにヒンジ式(蝶番式)保護カバーを含む。しかし、多くの携帯電話、医療装置、およびタブレット型コンピュータまたはネットブックはそのようなカバーを含まない。従って、スクリーンまたは縁部に対する衝撃はスクリーン及び/又は機器に大きな損傷を与えることがある。さらにiPadのごとき機器によっては非常に薄くて脆く、衝撃に対する耐久性を制限されている。その結果、多くの会社は機器とは別売りのカバー、ケース、および収納殻体(shell)を製造しており、これらはいくつかの異なるカテゴリーに属する。
【0006】
1つのタイプのケースは硬質プラスチック収納殻体であり、ゴム製またはシリコン製の内パッドまたは外パッドを含むことができる。硬質収納殻体は幾らかの保護は提供するが弱点も存在する。まず収納殻体は特定の機器に合わせたサイズと形状で作成され、機器が更新または変更される場合のごとき“次世代”機器では利用できない。さらに店舗は、たとえ同種類の機器でさえも一定範囲の機器のために複数の在庫保管ユニット(SKU)をストックしておかなければならない。別な弱点は、たとえ柔らかい追加要素を備えていようが、このような硬質収納殻体は面部分または開いたスクリーンを落下から十分に保護することができないであろう。保護用ベゼル(受座)を含んだ機器でさえ、相当に分厚く形成されていない限り十分にエネルギーを吸収せず、スクリーン側での落下はスクリーンを破壊するかも知れない。別タイプのケースはソフトな“スキン(膜)”タイプであり、一般的にはゴム製、シリコン製または熱可塑性エラストマー(TPE)材料製である。硬質プラスチック製の収納殻体と同様に、スキンは特定機器のサイズと形状に合わせて作成されるため“次世代”機器では利用できない。他の弱点は、それらが薄くて、小さな衝撃保護しか提供できず、擦れ保護程度しか提供しないことである。それらはスクリーン側での大きな落下や、コーナ部(角部)または縁部での落下から機器を保護せず、衝撃によって装置が湾曲したり捻られたりしても捩れ保護を提供しないであろう。
【0007】
別タイプの保護ケースはポートフォリオ型(書類鞄型)保護ケースであり、電子機器はクリップ、弾性バンド、その他の留具で取り付けが可能である。しかし、これらのタイプの保護ケースはスクリーン側の衝撃保護を提供せず、一般的には衝撃保護をほとんど提供しない。
【0008】
軽量であって、フレキシブルであり、向上した衝撃保護を提供することができ、特に露出されたスクリーンまたは“使用中”の機器の衝撃保護を提供することができ、1つの機器サイズには限定されず、幅広い機器サイズに利用が可能である、敏感な装置、機器、または器具のための改良された保護ケースが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】(特になし)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、その一実施形態では機器用の保護ケースに関する。この保護ケースは、パネル内面とパネル外面とを含んだフレキシブルな構造物形態のパネルを含む。構造物形態のパネル内面とパネル外面の一方は延伸性材料を含み、それら構造物形態のパネル内面とパネル外面の一方は非延伸性材料を含む。少なくとも1つのフレキシブルな保持具がパネル内面に提供される。その少なくとも1つのフレキシブルな保持具は、延伸性内側材料層と非延伸性外側材料層との間に配置される速度依存性材料(rate dependent material)の層を含む。
【0011】
実施形態によっては、内側カバー面、外側カバー面、および両側に第1カバー縁部と第2カバー縁部を備えるカバーが含まれる。このカバーは第1縁部で構造物形態のパネルに接続されている。実施形態によっては、カバーはオプションの保護要素を含むことができる。実施形態によっては、カバーを閉鎖位置に維持し、保護ケースをイーゼル(懸架具)として配置させる固定具を含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明の上述の及びその他の特徴と利点は、添付図面で示される本発明の実施例のさらに詳細な説明から明らかになるであろう。同一の部材番号は同一の部材を表している。これら図面は必ずしも実際の寸法の割合では描かれておらず、本発明の原理を明快に説明できるように誇張されている場合が含まれる。
【0013】
図1図1は、本発明の1実施例による単パネルタイプの保護ケースの前方斜視図である。
図2図2は、図1で示す保護ケースの正面図である。
図3図3は、図1で示す保護ケースの背面図である。
図4図4は、図1で示す保護ケースの形成に使用が可能な成型パネルの1実施例を示す平面図である。
図5図5は、図4で示すシートの5−5線断面図であり、縫合溝の厚みを示している。
図6図6は、図4で示すシートの5−5線断面図であり、縫合線の幅を示している。
図7図7は、図1で示す保護ケースの上で示されるコーナ保持具の1つの斜視図である。
図8図8は、図7で示すコーナ保持具の8−8線断面図である。
図9図9は、図7で示すコーナ保持具の9−9線断面図である。
図10図10は、図1で示す保護ケースの前方斜視図であり、コーナ保持具によって保護ケース内で保持されている電子機器を図示している。
図11図11は、図10で示す保護ケースと電子装置の切断側面図であり、保護ケースの湾曲状態を示しており、保護ケースの内面と電子機器の背面との間の開いた空間を図示している。
図12図12は、本発明の別実施例による片側保護ケースの前方斜視図である。
図13図13は、図12で示す保護ケースの正面図である。
図14図14は、図12で示す保護ケースの背面図である。
図15図15は、本発明の別実施例によるポートフォリオ型保護ケースの斜視図であり、閉じられた状態が図示されている。
図16図16は、図15で示す開いた状態のポートフォリオ型保護ケースの斜視図である。
図17図17は、図16で示す保護ケースの前方斜視図であり、コーナ保持具によって保護ケース内で保持されている電子機器を図示する。
図18図18は、本発明の別実施例による保護ケースが開いている状態の外部を図示する。
図19図19は、図18で示す保護ケースが開いた状態の内部を図示する。
図20図20は、図18で示す保護ケースの前方斜視図であり、閉じた状態を図示している。
図21図21は、図18で示す保護ケースの前方斜視図であり、開いた状態を図示している。
図22図22は、図18で示す保護ケースの正面図である。
図23図23は、図18で示す保護ケースの背面図である。
図24図24は、図21で示す保護ケースの前方斜視図であり、“内部使用中”形態を図示している。
図25図25は、ユーザの大腿部の上で使用状態である図10で示す保護ケースの斜視図である。
図26図26は、図21で示すイーゼル形態の保護ケースの斜視図である。
図27図27は、磁性閉鎖具を備えた本発明の別実施例による保護ケースの斜視図である。
図28図28は、図27で示す保護ケースの斜視図であり、開いた状態の外面を図示している。
図29図29は、図27で示す保護ケースの斜視図であり、開いた状態の内面を図示している。
図30図30は、図27で示す保護ケースのカバー部分の30−30線断面図である。
図31図31は、スリーブ型である本発明の別実施例による保護ケースの斜視図であり、閉じた状態を図示している。
図32図32は、図31の保護ケースの内部緩衝具(バンパー)のジッパー(ファスナー)取付部および形状を示す拡大概略断面図である。
図33図33は、図31で示す保護ケースに収納された機器の拡大断面図であり、緩衝具内に置かれた機器の状態を図示している。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[例示的実施形態の詳細な説明]
本発明は、機器が内部に収納されて使用中であるとき、機器への完全なアクセスを許容し、機器の前面、背面および側部に対する衝撃から機器を保護する保護ケースに関する。この保護ケースは、数多くの電子機器および医療機器に見られるようなスクリーンインターフェースを備えた機器のために改善された保護を提供する。
【0015】
この保護ケースは軽量であり、フレキシブルであり、特に露出したスクリーンまたは“収納利用”機器の改善された衝撃保護を提供する。この保護ケースは機器のコーナ部や縁部を保護し、衝撃によって機器が捩れたり曲がったりすることから機器を保護する捩れ保護を提供する。さらに保護ケースは、そのフレキシブルな構造のため、1つの特定サイズだけに限定したものではなく、一定範囲の機器サイズに対しても利用が可能である。保護ケースはまた、そのフレキシブルな性質によって保持や運搬にも快適になっている。保護ケースはフレキシブルな性質のおかげで膝ボード(ニーボード)や他の身体取付具においても快適に使用できる。
【0016】
保護ケースは幅広い形状の機器を収納できるという別な利点も有する。従って保護ケースは、楽器、ワインおよび酒類の瓶、クリスタル、等々のごとき保護を必要とする全てのタイプの脆い機器または物品(以降、まとめて“機器”)を保護するようにデザインおよび使用ができる。
【0017】
本発明の保護ケースと製法は、改善された衝撃保護を提供し、軽量および小型であり、向上した美観、製造コスト削減、向上したフィット感、および収納された物品(機器)の摩擦の減少を提供する。さらに場合によっては保護ケースを衛生ケースとすべく、洗浄が可能で高温に耐え、商業的洗濯に使用される苛性薬品に対する耐久性を持つように設計することができる。
【0018】
図1から図11は全体として本発明の1実施例による例示的保護ケースを示す。図示するように保護ケース10は、周囲縁部“P”と、対面する前面部12と後面部14を含み、それぞれ前面12aと後面14aを有している。保持具30はパネル20のそれぞれのコーナ部内に配置されている(以降“コーナ保持具30”)。この実施例ではコーナ保持具30はそれぞれ実質的に三角形であり、保護ケース10のコーナ部に配置される。しかしこの分野の通常技術者であればコーナ保持具が三角形を有する必然性はなく、任意の大きさ、形状、位置、及び/又は形態の保護具であってもよく、保持具を別の箇所に配置することもできることを理解するであろう。たとえば保持具30の別な形態では、保護ケース10の周囲に延伸し、保護ケース内に保護具を維持するのに十分な幅で周縁部から内側に広がるベゼル(図示せず)のような形状の1つの保持具を含むこともできる。別の実施例では1以上の保持具30を側辺、例えば4つの側辺のそれぞれに配置することが可能であり、あるいは側辺に沿って複数のポイントに配置させることもでき、またはコーナと側辺を組み合わせて配置させることもできる。保持具は、ポート部、コントロール部およびスクリーン領域に対するアクセスを妨害することなく提供し、機器をグリップする(掴む)ように配置できる。
【0019】
さらに、およびオプションで、機能的理由と美観的理由でバインディング(締め具)40を保護ケース10の周囲に提供することができる。
【0020】
保護ケース10は、収納機器の様々な機能具に対する、及び/又は充電器、オーディオポート、カメラレンズ、等々である外部機器に対するアクセスを提供するために複数のアクセスポートを含むことができる。このアクセスポートは、商用電子機器で見られるような特徴部の位置に対応するように所望する任意の位置に配置できる。この実施例の場合には、保護ケース10は、コーナ保持具30の1つを通って延伸するオーディオポート50と、パネル20を通って延伸するカメラポート60とを含む。カメラポート60は保護ケース内に形成された平坦な隆起台パッド65に設置できる。これは使用時に機器の裏側に押し当てられるようにデザインされている。望むなら、カメラポート60は断片がカメラポートに入ることを最少化あるいは排除するようにカメラポート内に一体化された膜体(図示せず)を含むことができる。また望むなら、パッド65は膜体を受領するためにカメラポート65の周囲に配置された凹状領域(図示せず)を含むことができる。これは、例えば、溶着等でパッドに取り付けが可能である。膜体が使用される場合には、洗濯に対して耐久性がある非黄化性の光学膜体を使用することが望ましい。
【0021】
あるいは、または追加的に、様々な機能の機器を露出し、それらへのアクセスを提供するため、バインディングを含んだ保護ケースの縁部は可撓性である。これは重要な特徴である。なぜなら保護ケースの縁部(バインディング有り/無し)は速度依存性フォーム(rate dependent foam)を含み、使用時に機器の縁部を完全に保護した状態にしておくが、例えば充電ケーブル等を容易に収容できるように曲げることができるか、あるいは折り畳むことが可能である。
【0022】
パネル20は様々な材料で形成できる。パネルの適した材料と製法は米国特許公開2007/0261274、2008/003614、2009/0255625において開示されている。これらの出願はパネルや保持具の成型に利用できる方法を開示しており、パネルや保持具の型は、溝内のフォーム材を最少化し、または排除するのに適した条件下で層体を重ねてプレスし、同時に、化学接着剤または加熱溶着あるいは両方で層体を接着するようにデザインできる。
【0023】
実施例によっては、パネル20は構造形態の材料を含むことができ、追加的に異なる美観および機能特性を備え、特定の利用形態またはデザインのために必要あるいは望ましいように変えられる様々な材料の1以上の層体を含むことができる。
【0024】
ここで使用する“構造形態の材料”(構造材料)とは、所定の形状に成型できる十分な構造的安定性を提供でき、保護ケースに安定構造を提供できるよう、重量に対する十分な強度を有し、使用される環境に対して耐久性を有する材料のことである。
【0025】
構造形態の材料には、限定はしないが、フォーム状ポリマー材料も含まれるポリマー材料、複合材料、等々である多様な材料が含まれる。1例としては、構造形態の材料には速度依存性材料(rate dependent material)が含まれる。速度依存性材料の例には、限定はしないが、d3OおよびポロンXRDが含まれる。例示的な構造形態の材料は、ロジャーズコーポレーション製の速度依存性フォーム“PoronXRD”である。この実施例ではPoronXRDフォームの密度は約1から約40ポンド/立方フィート(pcf)であり、さらに好適には、約5から約30pcfであり、さらに好適には約1から約25pcfであり、さらに好適には約15から25pcfである。
【0026】
構造形態の材料は、限定はしないが合成材料及び/又は非合成材料を含む他の材料(他の材料は、限定はしないが、紙、布、金属、金属化プラスチック、プラスチックフィルム、金属箔、及び/又はそれらの類似物、並びにそれらの複合材料、積層材料、及び/又はそれらの少なくとも1つが含まれる材料の組み合わせ物を含む)と組み合わせて成型または共成型することができる。他の適した材料には、限定はしないが、布、皮、ビニール、複合材、それらの積層物、及び/又はそれらの少なくとも1つを含んだ組み合わせ物が含まれる。布が使用される場合には、合成布または非合成布、編布、織布、不織布、積層布、およびこれらの少なくとも1つを含んだ組み合わせ布でよい。これら任意の材料を積層し、及び/又はそれらの片面または両面にコーティングし、撥水等の所望の機能的あるいは美観的特徴を付与することができる。
【0027】
パネルまたはパネルの一部が延伸することが必要であるなら、延伸性材料の使用が望ましいであろう。従って、実施例によっては延伸性材料と構造形態の材料とを組み合わせるか共成型することが望ましいであろう。なぜなら、延伸性材料は保護ケースの屈曲性を改善し、撥水性、通気性、通水性、および滑り止め性能が望まれる場合には望ましいであろう表面張力の向上のごとき他の望ましい特性を付与する。例えば、向上した通気性が望まれるときには、延伸性材料はメッシュ加工される。ここで使用する“延伸性材料”とは、曲げられたり、引き伸ばされたり、圧縮されたり、その他の変形後にそのオリジナル形状またはオリジナル位置に復元可能であり、材料または保護ケースの成型に使用される方法に対して耐久性があり、使用環境に対しても耐久性がある任意の成型可能な材料のことである。
【0028】
適した延伸性材料の別例には、限定はしないが、TPEフィルム及び/又はコーティング、その複合物、その積層物、およびそれらの組み合わせが含まれた任意の延伸性基材が含まれる。ポリエステルおよびポリエーテル熱可塑性ポリウレタン(TPU)が単独での使用あるいは積層形態での使用に適していることが分かっている。1つの例示的材料は、バイエルが製造販売するポリエステル熱可塑性ポリウレタン(TPU)(PS5400という商品名で販売)である。適したフィルム厚は約1ミリ−インチ(ミル)から約15ミルであり、好適には約2ミルから約10ミル、さらに好適には約3ミルから約7ミルである。しかし増加した耐久性が望まれるならフィルム厚は、例えば、15ミルから60ミルに増加でき、成型後のフィルムの特性および性能によってのみ限定される。積層形態で使用されるときには、フィルムを基材に積層する強度特性と摩擦特性とが向上するので、フィルム厚を減少させることが可能である。延伸基材(丸編み、またはライクラファブリック等)に積層されるときには、利用形態によっては約1ミル以下のTPEフィルム厚でも容易に利用できる。
【0029】
適した延伸性材料の他の例には、限定はしないが、合成および非合成ニット、織布および不織布、それらの複合材料、それらの積層材料、およびそれらの組み合わせが含まれる。適した布の例には、スパンデックス、ライクラ、およびドルラスタンとしても知られるエラスタンのごとき繊維が含まれた布が含まれる。この繊維は、エラスタン繊維を非延伸性糸(天然または合成)で包むか、他の繊維で製造された布内に加工されるか、あるいは織り込まれた純粋エラスタン糸を使用することによって布に含まれると、布のタイプと最終利用形態により、布に含まれる割合に応じた様々な程度の弾性度を提供するであろう。例えば、衣類をその形状に維持するには約2%が十分であろう。一方、運動選手用の着衣、下着、およびスポーツウェアのごときものの圧迫形態には、約40%までのエラスチン、あるいは望むならそれ以上のエラスチンを含むことができる。
【0030】
他の適した延伸性材料の例には、前記した合成および非合成編布、織布および不織布、それらの複合物、それらの積層物、およびそれらの組み合わせ物が含まれ、TPEフィルム及び/又はコーティング、それらの複合物、それらの積層物、およびそれらの組み合わせ物が含まれる。
【0031】
パネルまたはパネルの一部がさらに高い硬質性または圧迫性能を必要とするなら、構造形態材料を非延伸性材料と組み合わせるか、比較的に小さい延伸性の材料と組み合わせることができる。非延伸性材料の例には、限定はしないが不織布材料が含まれ、これには不織布、皮、織布、例えば、バリスティック布等が含まれる。このような材料の例には、限定はしないが、補強および非補強ポリエステル、ナイロン、レーヨン、ポリアミド(例:アラミドおよびパラアラミド)等々およびこれらの組み合わせ物が含まれる。例としては、コルデュラ、ケブラー、トワロン、スペクトラ、ザイロン、それらのリップストップ織物、およびそれらの組み合わせ物が含まれる。適したバリスティック材料は、ロッキーウッズ社(コロラド州ラブランド、トストリートSE、8番地、418号)が販売する織布1680デニールバリスティックナイロンであり、約12オンス/平方ヤード(oz/yd)の重量を有した布、約1から1.25oz/ydのポリウレタンコーティングを耐水のために片面処理し、耐久性の耐水撥水性(DWR)仕上げ加工が他面に施されたものが存在する。他の適した材料には、1050バリスティックナイロンとコルデュラが含まれ。これら両方はポリウレタンコーティング及び/又はDWR処理されたものか、されてないものであり、ロックウッズおよびブルックウッドロールグッズグループ(コネチカット州、ワウレガン、プットナムロード、275番)から入手できる。大きな湿気抵抗性と湿気耐久性が提供できるように、これらの布上にはポリウレタンコーティングが2.0oz/yd以上施されて、さらに強力であることが望ましい。さらに、これら布上のTPE層は水抵抗性をさらに増強するであろう。
【0032】
1実施例では、パネル20は構造形態材料の層(以降“構造層”)と、構造層に隣接する延伸性材料の層(以降“延伸層”)とを含む。この実施例では、保護ケースの内面(前面)12aが、保護ケース内に収容された電気具を“グリップ(掴持)”する延伸材料で形成されることが望ましい。
【0033】
別実施例では、パネル20は対面する延伸層間に配置された構造層を含むことができる。この実施例では保護ケースの内面12aおよび外面(後面)14aが、保護ケース内に入れられた(電子)機器を“グリップ”し、使用中の機器が配置されるか保持される表面もグリップする延伸材料で形成されることが望ましい。
【0034】
コーナ保持具30は、上述したようにパネル20に使用される材料のどれでも含むことができる。コーナ保持具のサムプリント側が、保護ケースに入れられた機器を“グリップ”する材料で形成されることが望ましい。従って、コーナ部材は、機器に面するコーナ保持具の表面に、いくらかの“グリップ”特性を有するTPUまたは他のフィルムまたは材料を含むことができる。TPUは様々な機器をグリップするのに適していることが発見されているが、シリコンまたは任意のTPEあるいは可能な布または皮もそのようなグリップ特性を有するであろう。1つの例示的材料は、バイエル社製のポリエステルTPU(PS5400)である。他のポリエステルTPUでも容易に使用でき、任意のTPUまたはTPEであっても良好な選択であり得る。適したフィルム厚は約1ミリ−インチ(ミル)から約15ミルであり、好適には約2ミルから約10ミルであり、特に好適には約3ミルから約7ミルである。
【0035】
オプションのバインディング40は上述のごときパネル20に使用される任意の材料を含むことができる。しかし、縁部をDWRまたは他の任意の摩擦抵抗性および汚染抵抗性または防水性材料を有したバリスティックナイロンあるいはコーデュラで巻き、耐久性と防水性とを提供することが望ましいであろう。
【0036】
1つの例示パネル20は図4から図6にかけて示されている。この実施例では複合パネル20は、機器の周囲を超えて延出する縁部保護部を有するために保護対象機器よりも大きなサイズとなっている。図示のようにパネル20は成型された多層構造物を含んでおり、非延伸性内側層(前面部)12と延伸性外側層(後面部)14との間に配置された構造層を含む。
【0037】
多数の実施例においてパネルは、前述したように厚みが大きな領域と小さな領域とを備えた“凹凸メダル型”とすることができるが、必ずしもそうする必要はない。しかし、非常に薄く、または“略ゼロである”フォーム厚の領域を含むことはケースのフレキシビリティを改善し、フォームの層剥離を最小化または防止して耐久性を向上させる。ほぼゼロ厚の領域は屈曲性を付与するが、このことは、その部分を圧迫状態で縫合することで余裕がある電子装置のサイズを収容させるときに特に役立つであろう。このような領域は、独立気泡構造体が湿気や汚染が通過するのを防止または最小化するので、略ゼロフォーム厚によって完全に包囲された領域を湿気または汚染から防護する。これら略ゼロ厚領域は、溶着用の熱を吸収または妨害する気泡構造がなくとも容易に溶着できるため、領域の加熱封止処理がさらに容易になる。前記したように、このことはカメラ穴上のフィルムまたは他の透明材料の封止、またはパネルをさらに防水性が高い構造とするための縁部封止に役立つであろう。縁部周囲の略ゼロ厚領域は洗濯に対してさらに耐久性が高い構造物を提供する。
【0038】
パネル20は、シートの周縁部24から離れて全体的に延伸するオプションの溝部22も含んでいる。もし保持具及び/又はオプションのバインディングが縫合によって取り付けられるなら、このような溝部を含むことは有利であろう。溝部22は周縁部に隣接したバンパー部分26を形成しており、前述したようにバンパー部分はバインディング材料内に封入することができる。溝部22は幅Wと厚みTとを有しており、バンパー部分26は厚みTと幅Wとを有している。専門家であれば、これら厚みや幅は任意に選択できることを理解しよう。例えば、幅Wは縫合工具が収容でき、縫合のために十分薄いが、縫合作業による欠陥を最小化または防止するように十分に厚く選択される。例えばコーナ保持具30と縫合されたときにさらに大きなバンパー部分を形成するように、約0.030インチの厚みTと、約0.125インチのバンパー部分の厚みTが適していることが発見されている。
【0039】
この実施例では、パネル20とコーナ保持具30は縫合線に沿って互いに縫合され、保護ケース内の機器のための支持及び保護の縁部またはバンパー部分を形成している。
【0040】
図7から図9は1実施例によるコーナ保持具30の拡大図を図示する。この保持具は、2つの側部30aと30bから離れて周囲に延伸するオプションの溝部22も含んでいる。もし保持具及び/又はオプションのバインディングが縫合によってパネルに取り付けられるなら、そのような溝部を含むことが好都合である。溝部22は保護具30の縁部30aと30bに隣接するバンパー部分26を提供する。溝部22は幅Wと厚みTとを有しており、バンパー部分26は厚みTと幅Wとを有している。専門家であれば、これら厚みや幅は望むように選択できることを理解しよう。例えば、幅Wは縫合工具を収容するのに十分な大きさで、縫合のために十分に薄いが、縫合作業からの欠陥を最小化または防止するために十分に厚く選択することができる。例えば、パネル20と同じ厚み、および幅が適していることが発見されている。
【0041】
コーナ保持具30は、特にスクリーンインターフェースを含んでいるときには、衝撃から機器を保護することができるように十分な厚みを有している。保持具は約0.040インチから約0.500インチ、好適には約0.100インチから約0.350インチ、さらに好適には約0.150インチから約0.300インチの厚みを有することができる。
【0042】
コーナ保持具30は、製造時および使用時の応力解放のためのノッチ34と窪領域38とをさらに含む。この実施例では窪領域38は凹状またはサムプリント形状を有し、機器を保護ケース内に挿入する際の手助けを行う。窪領域の存在は機器が保護ケース内に配置されたときに機器及び/又はスクリーン表面の露出を最小化することもできる。このことは、存在しない場合には保持具30の下側に隠れであろう機能キーに対するアクセスに有利である。保持具のための厚みの増加または減少は機器および保持具30の下側のスクリーンの露出程度を変えるであろう。例えば、機器の露出は、領域31における保持具のための厚みTを増加させることで増加させることが可能である。これで使用中に窪領域を保持具からさらに離れさせる。
【0043】
コーナ部は美観のため、および指で機器を取り出したり収容したりさせるアクセスを提供するために図示のように立体形状化されている。コーナ部の縫合縁部の方向での厚みの最大化は、機器をコーナ部または縁部側にあまりスライドさせないようにするためである。図示するようにフィルムに対象物全体を包ませることが望ましいであろう。コーナ保持具の窪領域は保護が必要なコーナ部に大きな厚みを提供するが、機器の挿入と、スクリーン全領域に接触するコーナ保持具の下側のアクセスのためのフレキシビリティも提供する。コーナ保持具の窪領域は必須ではないが場合によっては有利である。なぜなら、それら領域は、コーナ保持具の厚みを含んだ寸法を最大化させるからである。コーナ保持具の寸法が増加するに連れて、特に縫合縁部に最も近い領域の厚みが増加するに連れて、機器を保護ケース内で“ロック”させる保持具の性能は増強され、多様なサイズの機器を収容する能力が提供される。コーナ保持具の厚領域は合理性のある範囲の機器の異なるサイズをグリップするように圧迫できる。
【0044】
専門家であれば、溝部、バンパー部分、窪領域およびノッチは、保持具30のパネル20への取り付けを容易化するのに望ましいこと、および必要な任意のサイズ、形状及び/又は形態でよいことを理解するであろう。さらに、製造時および使用時に追加のフレキシビリティを提供するために保持具に追加のノッチを含ませることが望ましいであろう。
【0045】
機器をロックする成型されたフォームのコーナ部としたことによって、成型されたパネルとフランジ縁部を縫合している拘束フォームは、実質的に全てのタイプまたは方向の落下から機器を保護することができる保護ケースを提供することができる。機器の横方向移動は制限される。なぜなら、機器はコーナ保持具によって固定されているからである。コーナ保持具はスクリーン側での落下の衝撃を吸収する。なぜなら、その厚みがスクリーンを衝撃面から離しているからである。成型されたパネルの裏側もエネルギーを吸収する。コーナ保持具の窪領域はその領域でスクリーン上方に上昇しており、薄く形成されているが、衝撃時にその領域のフレキシビリティによってエネルギーを吸収する能力を有しているために追加の保護を提供することもできる。
【0046】
保護ケース10の構築は、保持具30を実質的に方形である複合パネル20に取り付ける作業を含む。保持具30は様々な技術によって、例えば、限定はしないが、縫合、接着、溶着またはそれらの組み合わせによってパネル20に取り付けることができる。実施形態によっては、保持具30は圧迫状態でパネル20に取り付けられ、パネル20が凹形状を有するようにすることができる。組み立てられると保持具30は“グリップ”面がiPadに隣接するように配置される。この凹形状に縫合されたとき、複合パネルのためのコルデュラまたはバリスティックナイロン布のごとき比較的に非延伸性である材料または他の非延伸性材料は、繊細な機器のために捩れ保護または捻り保護を提供するユニークな相助効果を有する。使用時に、コーナ保持具に対し、相当程度の圧迫力と押力の下で機器は凹状非延伸性構造部内に挿入される。その結果、機器自体に非延伸性布構造物の圧力による追加の捩れ安定性が提供され、非延伸性パネルの圧迫力によって開いたスクリーン側に向かって前方に撓むことが制約される。よって、フレキシブルな保護ケースの構造は衝撃時に驚嘆すべき捩れ保護または捻り保護を提供する。コーナ保持具のフォーム厚は異なる寸法の機器を着実にグリップさせる。
【0047】
オプションのバインディング40はパネル20の周囲に配置され、パネル20上の溝部とコーナ保持具30を少々越えて延出する。オプションのバインディング40は多様な技術によって、例えば、限定はしないが、縫合、接着、溶着またはそれらの組み合わせによって取り付けられる。
【0048】
この実施例では、内面12aが保護ケースに収容された機器を“グリップ”する延伸性材料で形成され、保護ケースの外面14aは、意図する使用形態において改善された摩擦抵抗性及び/又は高強度及び/又はスライド特性を提供できる非延伸性材料により形成されるのが望ましい。もしバリスティック布がパネル20と共成型できなければ、限定はしないが、縫合、接着、溶着、等々の様々な取り付け技術によって布を外面に取り付けることができる。
【0049】
オプションのバインディング40を含んだこの実施例では、バインディングは縫合によって取り付けられる。従って、パネル20および保持具30の構造物はそれぞれ縫合溝部を含み、バインディングはパネルの周囲に配置され、保持具がパネルに取り付けられた後にパネルの縁部で折り曲げられる。その後にバインディングは縫合線に沿って全層を通してパネルに縫合される。
【0050】
図10図11は、保護ケース内に入れられた電子機器70(以降“機器70”)の斜視図と断面図であり、機器70の充電プラグは保護ケース10の対応するオーディオポート50に対して露出され、機器70の裏側のカメラレンズは対応するオーディオポート50に対して露出されている。図示のごとく、機器70は保護ケース10内に配置され、コーナ保持具30は機器70のそれぞれ対応するコーナ部に配置される。保持具30は保護ケース10の内面と組み合わされて保護ケース10内で機器70を“グリップ”または保持する。この実施例では、コーナ保持具30は圧迫状態にあり、パネル20は図11で示すように凹状に強制変形される。パネル20の凹状変形の結果、スペーサ領域“S”が機器70の裏面と保護ケース10の前面との間に形成される。スペースSは有用である。なぜなら、それは放熱を提供し、保存スペースを提供し、スピーカから放出される音波が消音または抑圧されることを最少化または防止するからである。この保護ケースはそのまま使用するか、運搬およびスクリーンの完全保護のためにスリーブ内に置かれる。
【0051】
図12から図14では、本発明の例示的保護ケース100の別実施例を示す。この実施例では、パネル20は成型された多層構造物を含んでおり、これは非延伸性内側層(前面部)12と延伸性外側層(後面部)14との間に配置された構造層を含んでいる。従って、この実施例では、保護ケースの表面と、保護ケースに挿入されると機器に接触するコーナ保持具の表面は“グリップ”面を有し、保護ケース内の機器の保持を助ける。
【0052】
この実施例では、保護ケースは、前述の実施例のようにコーナ保持具30が圧迫状態であり、パネルを図11で示すような凹形状に強制変形するように構築されている。保護ケースはそのまま使用するか、運搬とスクリーンの完全保護のためにスリーブ内に入れて使用することができる。
【0053】
図15から図17は、本発明の例示的ポートフォリオ型保護ケース200の1実施例を示す。このポートフォリオ形態は運搬中にスクリーン保護を提供するが、屋内での使用では必須ではないであろう。前述の実施例と同じ材料および構築方法がこの保護ケースの構築に利用できる。
【0054】
図示のごとく、保護ケース200は保持パネル202とカバーパネル204とを含んでいる。それぞれは外側縁部にオプションのバインディング40を含んでいる。この実施例ではカバーパネル204は様々な取り付け方法を用いてパネル202に取り付けられる。この実施例ではパネル202と204は同一サイズで同一形状であり、縁部に沿って縫合あるいはヒンジ(蝶番)(図示せず)のごとき仲介具によって互いに取り付けられている。
【0055】
この実施例では、パネル202は保護ケース100と同一構造であり、縁周部“P”と、対面する前面部12および後面部14を含んでいる。それらはそれぞれ前面12aと後面14aとを有し、保持具30はパネル20のそれぞれのコーナ部に配置されている(以降“コーナ保持具30”)。ここで開示されている他の実施例では保持具30はそれぞれ実質的に三角形状であり、保護ケース10のコーナ部に配置されている。
【0056】
図示するように、保護ケース200はジッパー閉鎖部25を含むが、例えばフック・ループ式テープ、防水及び/又は気体抵抗型ジッパー、プラスチックジッパー(例:ジップ・ロック型)、ピローフラップ型閉鎖部、あるいは任意の他の閉鎖方法のごとき別タイプの閉鎖部であっても利用できる。ジッパー閉鎖部25は、ジッパー歯に隣接させて縫合線に沿って縫合することでパネルの外側縁部に取り付けることができ、閉鎖部の端部のパネルは縫合作業からの欠陥を最少化または防止するために十分な厚みを有し、ジッパー領域で保護を提供するのに十分な厚みである。ポートフォリオ型保護ケースはジッパー縁部を利用するが、その上部は、限定はしないが、例えばベルト、ベルクロテープ、磁石、クリップ、等々の他の固定具によって取り付けることができる。
【0057】
保護ケースは縫合によって構築できるが、さらに強力な防水性が望まれる場合には、縫合は加熱封止、接着、溶着等に変更できる。
【0058】
望むなら、カバーパネル204はライナー(裏地)23を含むことができる。これは、例えば、縫合によってパネル204の内側面に取り付けられる。カバーパネル204はライナー23と同じ材料で形成されるポケット部25も含むことができる。望むなら、パネル204は追加のポケット部または受領部を、紙、筆記用具、携帯電話、充電器、等々のために含むことができる。
【0059】
保護ケース200はライナーとパネル204との間に配置されるオプションのインサート(非図示)を含むことができる。これは任意の硬質材料、または硬質材料が関与するか、自身が十分に硬質である、好適には比較的に軽量の硬質衝撃抵抗性プラスチック、例えば、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン(“ABS”)、ポリ塩化ビニル(“PVC”),ポリプロピレン(“PP”)、それらの積層体、それらの複合体、およびそれらの組み合わせである複合構造体を含むことができる。
【0060】
オプションのバインディング40はパネルの周縁部に沿って提供され、パネルとコーナ保持具の縫合溝部を少々越えて延出する。
【0061】
通常レベルの専門家であれば、任意の軽量、硬質、衝撃抵抗性材料が保護ケースの剛質支持構造体として利用できることを理解しよう。オプションでは、保護ケースの剛質材料はその長さと幅を、保護ケース内に収納される機器のものよりも長くし、機器の縁部のためにさらなる縁部保護を提供するようにデザインできる。
【0062】
図17は保護ケース200に入れられた機器70の斜視図である。機器70の充電プラグは保護ケース10の対応するオーディオポート50に対して露出されている。図示するように、機器70は保護ケース10内に収容され、コーナ保持具30は機器70の対応するコーナ部に配置される。保持具30は保護ケース10の内側面と共に保護ケース10内の機器70を“グリップ”または保持する。
【0063】
図18から図23は全体として本発明の例示的“収納利用”型保護ケース400の1実施例を示す。この収納利用型保護ケースは運搬時のスクリーン保護を提供し、様々な形態に形態化でき、例えばキーボードとして利用できる。前述の実施例と同一材料および構築方法がこの保護ケースの構築に利用できる。
【0064】
図示のように、保護ケース400は保持パネル402とカバーパネル404とを含んでいる。これらのそれぞれは外側縁部にオプションのバインディング40を含んでいる。この実施例ではカバーパネル404は仲介ヒンジ具90によってパネル402に取り付けられている。図示のように、カバーパネル404は3本の折り畳み線410を含んでいる。
【0065】
カバーパネル402はオプションのライナー(図示せず)も含むことができる。これは、例えば縫合によってパネル402の内面に取り付けられる。望むなら、パネル402は、紙、筆記具、携帯電話、充電器、等用のための追加のポケット部あるいは受領部も含むことができる。
【0066】
カバーパネル402は少なくとも1つのオプションの保護要素420も含むことができる。保護要素420はライナー材料と共成型でき、あるいは別々に成型でき、例えば縫合、接着、溶着、等々の多様な技術によってライナーに取り付けることができる。この実施例は、パネル402の対向縁部間で延伸する1つの方形保護要素420を含む。これは2本の折り畳み線410間でライナーに縫合されている。
【0067】
保護ケース400は1以上のオプションのインサート(図示せず)も含むことができる。この実施例では、パネル402は、折り畳み線410に沿ったライナーの縫合によって作成されたポケット部(図示せず)に入れられた3つのオプションのインサート(図示せず)を含むことができる。オプションのインサートは前述したように任意の比較的に軽い硬質衝撃抵抗性材料を含むことができる。
【0068】
この実施例では、パネル402は保護ケース100と構造が同一であり、周縁部“P”および、それぞれ前面12aと後面14aに対応する対面する前面部12と後面部14とを含む。保持具30はパネル20のそれぞれのコーナ部に配置されている(以降“コーナ保持具30”)。他の実施例と同様に、保持具30はそれぞれ実質的に三角形であり、保護ケース10のコーナ部に配置されている。
【0069】
この実施例では、この発明の保護ケースは少なくとも1つの固定具を含み、非使用時にはカバーを閉鎖位置に維持する。例えば、保護ケース400は保護ケースを閉じるのに使用される2つの相互接続可能な固定具75と77を含む。使用時には、閉じたときにバックルが2つの縁部を挟む。固定具75は、保護ケースの対面する外側面に取り付けられたウェブ75sを含み、対応するクイックリリース式バックル型固定具75aと75bがウェブ75sの端部に取り付けられている。同様に、固定具77は、保護ケースの対面する外側面に取り付けられたウェブ77sを含み、対応するクイックリリース式固定具77aと77bがウェブ77sの端部に取り付けられている。この実施例では、ウェブは保護ケース本体に縫合によって取り付けられているが、通常技術者であれば、多様な他の取り付け方法であっても利用が可能であることを理解するであろう。この保護ケースはバックル型閉鎖部を含むが、通常技術者であれば、ジッパー、ベルクロテープ、磁石、クリップ、等々の多様な他の閉鎖手段であってもバックル型閉鎖部に代えて、あるいは追加的に利用できることを理解するであろう。
【0070】
図24は、外側面が内側に面し、機器70が保護ケース内に入れられた状態の収納利用形態の保護ケース400の斜視図である。図示のように機器70は保護ケース400内に収められ、コーナ保持具30は機器70の対応するコーナ部に置かれている。コーナ保持具30は、保護ケース10の内面と共に保護ケース10内で機器70を“グリップ”または保持する。
【0071】
通常技術者であれば、この使用形態保護ケースが、望みに応じてユーザの腕部、脚部、腿部、荷物、バックパック、医療器具、キッチンハンドル(例:調理アシスト器具)のごときの様々な支持部材に取り付けられることを理解しよう。
【0072】
図25は、ユーザの腿部に取り付けられた収納使用状態であるキーボード形態の保護ケース400の斜視図である。キーボードとしての使用時に、保護ケースの外側面はユーザの腿部に隣接して配置され、外側材料によってユーザの腿部を“グリップ”できる。同様に、ウェブ75を弾性とすることができ、腿部/支持部に保護ケースをグリップさせる際に補助を提供する。十分な機器の保護能力を提供しながらユーザの腿部、腕部、等々を快適に包めるように保護ケースの外側面を十分にフレキシブルにしていることは、この保護ケースのユニークな特徴である。このことは、腕部または腿部等の包み込みをさせる縦方向の支持部と、縦方向のオプションの保護要素とを有した外側面の使用によって達成されるが、カバーとして使用されるときでも適したスクリーン保護を提供することができる。
【0073】
図26で示すように、パネル404はイーゼル(画架)形態を提供するように折り畳み線410に沿って折り畳める。
【0074】
図27から図30は、本発明による、磁性閉鎖具と引込式運搬ハンドル560を備えた収納使用状態の保護ケース500の別実施例を図示する。前述の実施例と同一材料および構築方法が、引込式ハンドル560を含んだこの保護ケースの構築に使用できる。
【0075】
図示のように、保護ケース500は保持パネル502とカバー504を含み、それぞれは外側縁部にオプションのバインディング40を含む。この実施例では、カバー504は仲介ヒンジ具90によってパネル502に取り付けられている。
【0076】
この実施例では、保持パネル502はその構造が保護ケース100に類似し、周縁部“P”と、それぞれ対応する前面12aと後面14aを有する対面する前面部12と後面部14とを含み、各コーナ部には保持具30が配置されている。ここで開示した他の実施例と同様に、保持具30は実質的に三角形であり、保護ケース500のコーナ部に位置している。
【0077】
図示のごとく、カバー504は、対面関係にあるカバーパネル506とライナーパネル508とを含む。この実施例では、カバーパネル504は、カバーパネルの対向短縁部から折り畳み線510に沿ってカバーパネル506とライナーパネル508を少なくとも部分的に縫合して形成された4つのポケット部を含む。
【0078】
カバーパネル504はカバーに安定性を提供するために1以上のオプションのインサートも含むことができる。オプションのバインディングを取り付ける作業の前に、4つのオプションのインサート520がポケット部に入れられる。オプションのインサートは前述のようにポリカーボネートなどの比較的に軽量で硬質な衝撃抵抗性材料を含むことができる。
【0079】
カバーパネル504は少なくとも1つの保護要素も含むことができ、保護ケースに入れられた機器の前面のために衝撃抵抗性能を提供できる。この実施例は、カバー504の対向短縁部間で延伸する2つの方形保護要素530を含む。保護要素は多様な材料で形成でき、ライナー材料と共成型することができ、あるいは別々に成型して縫合、接着、溶着、等々の様々な技術によってライナーパネル508に取り付けることもできる。この実施例では、保護要素530はコーナ保持具およびパネルと同一材料であり、折り畳み線510間でライナーパネル508に縫合されている。
【0080】
この実施例では、保護ケースは少なくとも1つの固定具を含み、非使用時にはカバーを閉鎖位置に維持する。例えば、保護ケース500はオプションで磁性固定具を含む。これは保持パネル502から延出するタブ530を含む。2つの磁石MとM(破線で図示)はタブ530内に配置され、保護ケースを磁性閉鎖具によって閉じさせる。2つの追加でオプションの磁石MとM(破線で図示)がカバーパネル504に提供され、カバーをイーゼル形態に折り畳ませ、磁石が保護ケースをイーゼル形態に維持する。タブ540は様々な材料で製造できるが、前述したカバーパネルと同一材料でもよい。この実施例では磁石Mは所定位置に縫合されるが、いかなる技術であっても磁石の位置を維持するのに利用できる。
【0081】
図31から図33は、本発明の別実施例によるスリーブ形態の保護ケース600を図示する。
【0082】
保護ケース600は、例えば、相互に鏡像関係であり、互いに取り付けられる2つのパネル20から構築できる。図示のように、2つのパネル20は、外側面(後面)14aが互いに対面する状態で縫合線に沿って互いに縫合される。図示のように、保護ケース600は前述の実施例のようにジッパー閉鎖具25を含むが、前述のような他のタイプの閉鎖具であっても利用することができる。
【0083】
パネル20を互いに縫合し、ジッパー25を取り付けた後で、保護ケースは裏返され、縁部が互いに隣接するように配置されて支持内部バンパー610が形成され、溝部620は機器(図示せず)を保護ケース600内に吊るすように設計されている。
【0084】
通常技術者であれば、前述の材料および技術は、乾燥環境または水中を含んだ湿潤環境にてスクリーンへのアクセスを非妨害状態に保つことができ、保護を必要とする多様な電子機器のための保護ケースの製造に利用できることを理解するであろう。商業レベルの洗濯に耐える性能は、限定はしないが、泥環境、化学品への露出、病院、軍隊、等々を含んだ他の汚染環境に対しても利用できる。通常技術者であれば、前述の技術を他の物品の保護にも利用できるように変更及び/又は他の特徴と組み合わせることができることを理解しよう。
【0085】
[発明の利点]
本発明の保護ケースは以下の1つ以上の利点を有している:(1)軽量衝撃抵抗を提供すること;(2)保護ケースはフレキシブルであって、1種類の(電子)機器に特化してデザインされている他のタイプの保護ケースとは異なり、異なる寸法の(電子)機器に対しても利用が可能であること;(3)保護パネルと保持具を製造する方法によって経済性が向上していること;(4)単一パネルの軽量である“収納利用式”保護ケースにスクリーンの保護を提供すること;(5)“収納利用式”保護ケースの内側カバーにリニア式保護凹凸メダル形態を提供すること;(6)折り畳みカバーがイーゼル形態を提供すること;(7)クリップ式ストラップエクステンダーが収納利用のための膝ボードを提供すること;(8)クリップ式エクステンダーは、硬質ポートフォリオとは異なり、フレキシブルなパネルと組み合わされると保護ケースをユーザの手足にストラップ掛けさせる膝ストラップを提供すること;(9)フレキシブルパネルは保護ケースを、オーブンパネル(台所補助具)のごとき表示ポール等に取り付けさせること;(10)保護カバーが、例えば会社のロゴ等を刺繍あるいはエンボス加工するための場所を提供すること;(11)クリップ式エクステンダーがハンドルを形成またはアクセッサリパウチ等に接続させること;(12)連続的なクリップ取付部を使用して追加のコンポーネント及び/又はアクセサリー(例:アクセッサリパウチ、フレキシブルなキーボード、フレキシブルなソーラーパネル、ベルクロハンドル等)を保護ケースに取り付けることができること;(13)エクステンダーのストラップは弾性または剛性とすることができ、長さを調節できること。
【0086】
なお、“第1”、“第2”等の用語は順番や重要性を表すものではなく、相互に区別するために使用されており、特に言及が無い限り、物品は1個とは限らず、少なくとも1つを指す。同様に“底部”および“上部”とは説明の便宜のために使用されており、場所を限定するものではない。さらに“約”とは、その数値の周辺を指すものである(例:特定数量の測定値に関する誤差を含む)。
【0087】
化合物は標準用語によって記載されている。例えば、記載した基によって置換されていない任意の位置は、記載された結合によって満たされるか、または水素原子によって満たされた原子価を有するものである。2文字または2記号間には存在しない“−”は、置換基の取り付け位置を示すように使用されている。例えば、−CHOはカルボニル基の炭素を通じて取り付けられている。特に定義されていない限り、全ての百分率は重量%である。さらに、ここで開示されている全ての範囲は包括的であり、組み合わせが可能である(例:“約25重量%(wt%)まで、好適には、約5重量%から約20重量%まで、さらに好適には、約10重量%から約15重量%”までとは、それらの範囲の端位置の数字および中間値を含むものであり、例えば、“約5重量%から約25重量%まで、約5重量%から約15重量%”まで、等々)。“±10%”とは示された測定値が、示された値のマイナス10%である量からプラス10%である量までのことである。
【0088】
最後に、別に定義されていない限り、ここで使用されている技術用語および科学用語は通常技術者が普通に理解する意味を有する。
【0089】
本発明の開示はいくつかの実施例を利用して説明されているが、専門家であれば、発明の技術範囲から逸脱せずに、それらの要素に様々な変更を加えたり、均等物に置換したりすることが可能であることを理解しよう。さらに、本発明の本質から逸脱せずに、特定状況または材料を本発明の教示に合わせるために多数の改良が施せるであろう。従って、本発明は特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載した技術範囲内の全ての実施態様を含むものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33