【文献】
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【文献】
Marius Iulian Corici et al.,A Network Controlled QoS Model over the 3GPP System Architecture Evolution,The 2nd International Conference on Wireless Broadband and Ultra Wideband Communications,[online],2007年 8月 1日,[検索日:2016.05.31],URL,http://ieeexplore.ieee.org/xpl/articleDetails.jsp?arnumber=4299688
【文献】
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(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ネットワークパラメータのダイナミックなPCRF(Policy and Charging Rules Function)支援型管理のためのMME(Mobility Management Entity)ノード(120)又はS4−SGSNノード(125)における方法であって、
ネットワーク関連パラメータを、ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース(610)を通じて、PCRF(Policy and Charging Rules Function)ノード(105)へ送信すること、
を含み、
前記ネットワーク関連パラメータのうちの少なくとも1つのパラメータは、ユーザにより開始されるリソース要求に含まれ、前記MMEノード又は前記S4−SGSNノードから前記ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースを通じて直接的に前記PCRFノードへ送信され、それにより、前記リソース要求により要求されるサービスとRxインタフェース上で承認される他のサービスとを、前記PCRFノードからPCCルールを提供されるノードが区別する必要性が回避される、
方法。
前記ネットワーク関連パラメータを前記PCRFノード(105)から受信すること、をさらに含み、前記ネットワーク関連パラメータは、サービス固有パラメータ又はユーザ固有パラメータのうちの少なくとも1つである、請求項1の方法。
前記ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース(610)は、初期アタッチ手続若しくはMME若しくはS4−SGSN再配置手続の期間中に確立され、又は、外部データネットワークに向けた新たな接続が確立され若しくは修正される際に提供される、請求項1〜5のいずれかの方法。
ネットワークパラメータのダイナミックな管理のために構成されるPCRF(Policy and Charging Rules Function)ノード(105)における方法であって、
ネットワーク関連パラメータを、ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース(610)を通じて、MME(Mobility Management Entity)ノード(120)又はS4−SGSNノード(125)から受信すること、
を含み、
前記ネットワーク関連パラメータのうちの少なくとも1つのパラメータは、ユーザにより開始されるリソース要求に含まれ、前記MMEノード又は前記S4−SGSNノードから前記ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースを通じて直接的に受信され、それにより、前記リソース要求により要求されるサービスとRxインタフェース上で承認される他のサービスとを、前記PCRFノードからPCCルールを提供されるノードが区別する必要性が回避される、
方法。
前記ネットワーク関連パラメータを前記MMEノード(120)又はS4−SGSNノード(125)へ送信すること、をさらに含み、前記ネットワーク関連パラメータは、サービス固有パラメータ又はユーザ固有パラメータのうちの少なくとも1つである、請求項7の方法。
情報についての要求の前記MMEノード(120)又はS4−SGSNノード(125)への送信後に、前記ネットワーク関連パラメータを受信すること、をさらに含む、請求項7、8又は9の方法。
前記ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース(610)は、初期アタッチ手続若しくはMME若しくはS4−SGSN再配置手続の期間中に確立され、又は、外部データネットワークに向けた新たなユーザ接続が確立され若しくは修正される際に提供される、請求項7〜11のいずれかの方法。
ネットワークパラメータのダイナミックなPCRF(Policy and Charging Rules Function)支援型管理のために構成されるMME(Mobility Management Entity)ノード(120)又はS4−SGSNノード(125)であって、
ネットワーク関連パラメータを、ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース(610)を通じて、PCRF(Policy and Charging Rules Function)ノード(105)へ送信する、ように構成される送受信ポート(308)、
を備え、
前記ネットワーク関連パラメータのうちの少なくとも1つのパラメータは、ユーザにより開始されるリソース要求に含まれ、前記MMEノード又は前記S4−SGSNノードから前記ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースを通じて直接的に前記PCRFノードへ送信され、それにより、前記リソース要求により要求されるサービスとRxインタフェース上で承認される他のサービスとを、前記PCRFノードからPCCルールを提供されるノードが区別する必要性が回避される、
ノード(120、125)。
前記送受信ポートは、前記ネットワーク関連パラメータを前記PCRFノード(105)から受信する、ようにさらに構成され、前記ネットワーク関連パラメータは、サービス固有パラメータ又はユーザ固有パラメータである、請求項13のノード(120、125)。
前記送受信ポート(308)は、情報についての要求の前記PCRFノード(105)からの受信後に、前記ネットワーク関連パラメータを送信する、ようにさらに構成される、請求項13、14又は15のノード。
前記ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースは、初期アタッチ手続若しくはMME若しくはS4−SGSN再配置手続の期間中に確立され、又は、外部データネットワークに向けた新たな接続が確立され若しくは修正される際に提供される、請求項13〜17のいずれかのノード。
ネットワークパラメータのダイナミックな管理のために構成されるPCRF(Policy and Charging Rules Function)ノード(105)であって、
ネットワーク関連パラメータを、ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース(610)を通じて、MME(Mobility Management Entity)ノード(120)又はS4−SGSNノード(125)から受信する、ように構成される送受信ポート(308)、
を備え、
前記ネットワーク関連パラメータのうちの少なくとも1つのパラメータは、ユーザにより開始されるリソース要求に含まれ、前記MMEノード又は前記S4−SGSNノードから前記ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースを通じて直接的に受信され、それにより、前記リソース要求により要求されるサービスとRxインタフェース上で承認される他のサービスとを、前記PCRFノードからPCCルールを提供されるノードが区別する必要性が回避される、
ノード(105)。
前記送受信ポート(308)は、前記ネットワーク関連パラメータを前記MMEノード(120)又はS4−SGSNノード(125)へ送信する、ようにさらに構成され、前記ネットワーク関連パラメータは、サービス固有パラメータ及び/又はユーザ固有パラメータのうちの少なくとも1つである、請求項19のノード(105)。
前記送受信ポート(308)は、情報についての要求の前記PCRFノード(105)からの受信後に、前記ネットワーク関連パラメータを受信する、ようにさらに構成される、請求項19、20又は21のノード(105)。
前記ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース(610)は、初期アタッチ手続若しくはMME若しくはS4−SGSN再配置手続の期間中に確立され、又は、外部データネットワークに向けた新たなユーザ接続が確立され若しくは修正される際に提供される、請求項19〜23いずれかのノード(105)。
【発明を実施するための形態】
【0014】
例示的な実施形態の完全な理解を提供するために、限定ではなく説明の目的で、以下の説明において、固有のコンポーネント、エレメント、技法などの特定の詳細が説明される。しかしながら、例としての実施形態は、それら特定の詳細から離れた他のやり方で実践されてもよいことが当業者には明らかであろう。他の例において、よく知られた方法及びエレメントの詳細な説明は、例としての実施形態の説明を曖昧にしないために省略される。ここで使用される用語は、例としての実施形態を説明する目的のためのものであり、ここに提示される実施形態を限定することを意図しない。
【0015】
図3は、例としての実施形態のいくつかが適用され得る、第1のシステム100の概略図を示している。システム100は、いわゆる2G/3Gシステムであり、GERAN/UTRANシステムと呼ばれることもある。図示したように、システム100は、複数のユーザ機器を収容可能であり、そのうちの1つが一例として参照番号130で示されている。当然ながら、システム100は、多数のユーザ機器を収容可能であり、1つのユーザ機器のみを収容することに限定されない。
【0016】
ユーザ機器130との間の全てのトラフィックは、いわゆる“基地局”を介してルーティングされ、“基地局”はシステムの特質に依存して異なる名称を有する。
図3に示したようなGERAN/UTRANシステムのケースにおいて、本文章では、基地局のことを汎用的な名称“無線基地局”と呼び、ここで及び
図3にてRBSと略称される。ユーザ機器が接続中のRBSは、RBS128として
図3に示されている。RBSについてのシステム固有の名称の1つの例は、3Gシステムで使用されている通りNodeBであり、他の例は、いくつかの2Gシステムで使用されている通りBTS、基地送受信システムである。
【0017】
システムの種類に関わらず、ユーザ機器130の移動性(mobility)は、ここでまずは総称として“移動性管理ノード”と呼ばれるものにより制御され、それは
図3に示したようにGERAN/UTRANのケースではいわゆるS4−SGSNであり、
図3では125で示されている。
【0018】
“移動性管理ノード”は、サービングゲートウェイ(SGW)115へ接続され、SGW115は、PDNゲートウェイ(PGW)110へ接続される。PGW110は、ポリシー及び課金ルール機能、いわゆるPCRF105のためのユニット又は機能へ接続されることができ、又は、PGW110は、PCRFを使用せずに自身で何らかのポリシー及び課金のアクションをとるように構成されることができる。
【0019】
図4は、本発明が適用され得る、第2のシステム200の概略図を示している。システム200は、いわゆるLTEベースのシステムであり、EUTRANシステムとも呼ばれる。指摘すべきこととして、“LTE”及び“LTEベースの”システムとの用語は、ここでは、現在のシステム、及び、例えば発展型LTEシステムといったような、将来のLTEベースのシステムの双方を含むように使用される。
【0020】
図4におけるシステム200のようなEUTRANシステムにおいて、“基地局”は、
図4において129として示されているeNodeBと呼ばれる。“移動性管理ノード”は、EUTRANシステムでは
図4において120として示されている移動性管理エンティティ(MME)と呼ばれる。
図4におけるシステムのSGW及びPGWは、
図3におけるそれらと同一か又は類似であり、そのためここではあらためて説明せず、これはPCRF105についても同様である。
【0021】
理解すべきこととして、
図3はGERAN/UTRANベースのシステムであるシステム100を示し、
図4はEUTRANベースのシステムであるシステム200を示しているものの、本発明は、これら2つの技術を組合わせたシステム、即ちGERAN/UTRAN−EUTRAN結合型のシステムにおいても適用可能である。現行のシステムのPCRFインタフェースに関連付けられる多数の問題が存在する。以下に、それら問題のうちの少数が例として強調されるであろう。
【0022】
問題1
EPC(Evolved Packet Core)のための既存のアーキテクチャは、“旧来の(old)”PCCの目標を念頭に置いて(PCRFへの入力インタフェースの寄せ集め(smorgasbord)を有しなかった時に)設計された。そのため、アクセスネットワークからのユーザロケーション情報(ULI)といった全ての入力情報が、MME/S4−SGSNからSGW及びPGWへ、そしてGx上でPCRFへと依然として提供されなければならなかった(
図5に示した通り)。この情報は、PCRFによりオンデマンドで提供される。この情報の提供は、シグナリングの観点からは非効率的である。セルIDといったあるタイプのデータについて、SGW及びPGW上の追加的なシグナリング負荷は顕著であり得る。
【0023】
ULIとは別にPCRFが関心を有するであろう他のパラメータは、RATタイプ、サービングネットワーク(アクセスネットワークケイパビリティ)、S1接続ステータス、ベアラリリースの標識、UEタイムゾーン、及び恐らくはCSG情報も、である。これらパラメータのいくつかは、既存の標準ではPCRFへ提供可能ではなく、それがEPCにより高い負荷を課すことさえあり得るために、将来においても疑わしい。
【0024】
問題2
第2の問題−あるいは有効化の機能性の欠如−とは、アクセスネットワークにおいて使用すべき制御パラメータを動的に設定するために利用可能な手段が現在のところ無いことである。例えば、MMEからeNodeBへ提供されるユーザの非アクティビティタイムアウト(inactivity timeout)は、MMEの構成(configuration)に基づいて設定される。S4−SGSNは、同じやり方で、アプリケーションのニーズに基づいて、最適な非アクティビティタイマについてRNCへ通知し得る。このようなパラメータを設定する手段をPCRFにとって有効化することが、制御パラメータの個人化をも有効にする手段を提供することになることが、想像できる。
【0025】
固有の例が次のように説明され得る。ユーザごとに非アクティビティパラメータをPCRFが設定できるようにすることは、サービスの使用状況(usage)に基づき得る。3GPPリリース11のサービス認識型の特徴(Service Awareness feature)によれば、エンドユーザにより実際にあるサービスがいつ使用されるかをPCRFは認識するようになり得る。ユーザの非アクティビティタイマの値は、様々なサービスのために最適化され得る。
【0026】
PCRFから設定される対象になり得る他のパラメータは:
・アプリケーションベースのページング方式
・アプリケーション別の最適なRAT
・動的な3GDTの使用状況を生成する、使用中のアプリケーションにより制御される、3GDT資格使用状況(3GDT qualification usage)
・CSG、ホームゾーンデータ限度
・時間ベース課金制御方式
【0027】
問題3
第3の問題は、後方互換性である。MME/S4−SGSN/SGSNとPCRFとの間で受け渡さなければならない新たな各パラメータについて、S11/S4、S5及びGx上でのサポートが必要となる(これは既に問題1において言及した)。
【0028】
問題4
最後に、既存の3GPP EPCアーキテクチャは、移動性に関連する手続、HSSからの加入の更新に関連する手続、UEのリソース要求に関連する手続、及びベアラ管理に関連する手続といった、あり得る手続の混合(mix)を含む。少なくとも加入の更新に関連する手続及びUEのリソース要求に関連する手続と共にPCCが配備されるならば、それは常にPCRFの関心の対象になるが、SGW及びP−GW(即ち、PCEF)はその情報の使用状況をほとんど有しない。そのため、PCCが配備される場合のEPCのための手続群は、SGW及びP−GWにとって(不必要に)複雑化する。
【0029】
例としての実施形態がここで提示され、上で言及した問題を解決する。例としての実施形態の基本的なコンセプトは、MME/S4−SGSNとPCRFとの間に直接的に、
図6において破線により示したように、インタフェース610を定義することである。このインタフェース610は、Gxxに類似するかも知れない(但し、Rx、Sdから、さらにはS6aから機能群の承継もし得る)。
【0030】
インタフェース610は、MME/S4−SGSN固有の入力を、当該情報をS11/S4、S5/S8及びGxを介してPCRF(ローカルブレイクアウトを伴うローミングのケースでは、潜在的には、V−PCRF)へリレーする必要性なく、PCRFへ直接的に提供するために使用され得る。以下の既存のEPC手続(又は手続の一部)は、例としての実施形態の使用に伴ってスキップされ得る手続の、非限定的な例である。
・HSS開始型の加入QoS(Subscribed QoS)の修正
・即ちULI、タイムゾーン情報、CSG情報(TAU/RAUの期間中のポリシー目的で)、の提供
【0031】
理解すべきこととして、例としての実施形態は、MME/S4−SGSNからPCRFへ直接的にUEのリソース要求を提供することをも可能にする。原理的には、これは、UEのリソース要求が(TAD及びGBRを含む)PCRFへ直接的に送信され、SGW及びPGWへは送信されないことを示唆するであろう。そして、PCRFは、PCCルールを編成して、ちょうどRx上で承認される任意の他のサービスのように、Gx上でPCW/GGSNへ提供することになる。PGW/GGSNは、Rx上で承認されるサービスと、MME/S4−SGSNを介してUEによりPCRFインタフェース610へ要求されるサービスとの間の差異を把握しないであろう。結果として、PGW/GGSNにおける実装は、UEにより要求されるリソースを全くサポートしなくてもよいことになる。
【0032】
基本的には、(UE及びネットワーク(NW)の双方がネットワークリソースを要求し得る)いわゆる“混合モード手続”のコンセプトは、SGW及びPGWにとってNW開始型の手続のみが残るために、排除され得る。インタフェース610は、例えば次のようなアプリケーションのニーズに基づいて、PCRFからMME/S4−SGSNへ制御プレーンのポリシー決定を提供するためにも使用され得る:
・eNodeB及びRNCへ提供される、ユーザ非アクティビティタイムアウト
・アプリケーションベースのページング方式
・アプリケーション別の最適なRAT
・動的な3GDTの使用状況を生成する、使用中のアプリケーションにより制御される、3GDT資格使用状況(3GDT qualification usage)
・CSG、ホームゾーンデータ限度
・時間ベース課金制御方式
【0033】
インタフェース610は、MME/S4−SGSNとPCRFとの間で、ユーザの初期アタッチにおいて確立され得る。インタフェース610は、ユーザとMME/S4−SGSNとPCRFとの間の接続の修正時にも確立され得る。インタフェース610は、MME/S4−SGSNの変更を可能とするために、移動性をサポートし得る。
【0034】
理解すべきこととして、BBERF(例えば、SGW)とPCRFとの間でいわゆる“オフパスPCC”のために定義されるGxxインタフェースからの既存の手続の多くが、このために再利用され得る。インタフェース610についてのサポートは、MMEにおける構成に基づき得る。MME/S4−SGSN変更時にMME/S4−SGSNの間でS10及びS3上で新たなサポートインジケータを提供することは有益であり得る。
【0035】
図7は、例としての実施形態のいくつかに係る、MME120ノード、S4−SGSN125ノード又はPCRF105ノードの例としてのネットワークノードの構造を示している。ネットワークノード120/125/105は、いかなる数の通信ポートを備えてもよく、例えば、受信ポート307及び送信ポート308を備える。通信ポートは、いかなる形式の通信データを送受信するように構成されてもよい。理解すべきこととして、ネットワークノード120/125/105は、代替的に単一の送受信ポートを備えてもよい。さらに理解すべきこととして、通信又は送受信ポートは、当分野において知られた任意の入出力通信ポートの形式であってよい。
【0036】
ネットワークノード120/125/105は、さらに、少なくとも1つのメモリユニット309を備え得る。メモリユニット309は、任意の種類の受信、送信及び/若しくは測定データ、並びに/又は実行可能なプログラム命令を記憶するように構成され得る。メモリユニット309は、いかなる適切なタイプのコンピュータ読取可能なメモリであってもよく、揮発性及び/又は不揮発性のタイプであり得る。
【0037】
ネットワークノード120/125/105は、一般処理ユニット311をも備え得る。理解すべきこととして、処理ユニット311は、例えばマイクロプロセッサ、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、又はASIC(application specific integrated circuit)といった、いかなる適切なタイプの計算ユニットであってもよい。
【0038】
次に、ここで説明される例としての実施形態のいくつかの様々な側面を例示するメッセージシーケンス図である
図8〜
図12に注意を向ける。
【0039】
図8は、例としての実施形態のいくつかに係る、初期アタッチ手続の期間中のMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース610の確立の一例を示している。
図8の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0040】
メッセージ8−1:
初期アタッチ手続は、例えば、TS23.401 v9.8.0(2011年3月)内で
図5.3.2.1−1を参照しステップ12の前に記述された通りに行われてよい。
【0041】
メッセージ8−2:
MME120又はS4−SGSN125に該当するが、それらは、少なくともUEアイデンティティ、PDN識別子及びAPNを含み得る通信信号を送信することにより、PCRF105へ向けた新たなインタフェース610を開始し得る。要求されるUEのアイデンティティ及びPDN識別子は、加入者(subscriber)を識別するために使用され、及び、PCRFの選択においては、PGW110により確立される対応するIP CANセッションを伴うPCRF機能の位置を特定するために使用され得る。MME/S4−SGSNは、MME/S4−SGSNケイパビリティ及び制限、RANケイパビリティ及び制限、UEケイパビリティ及び制限、又は、MME/S4−SGSNにおいて利用可能であって当該ユーザ及び接続に関連する任意の他の情報、といった追加的なパラメータを提供してもよい。
【0042】
メッセージ8−3:
MME/S4−SGSNは、通常の手続のように、セッション生成要求(Create Session Request)を送信し得る。
【0043】
メッセージ8−4:
SGW115は、通常の手続のように、セッション生成要求(Create Session Request)を送信し得る。
【0044】
メッセージ8−5:
PGW110は、通常の手続のように、新たなGxセッションを開始し得る。PCRF105は、Gxセッションと、MME/S4−SGSNからのセッション要求との相関付を行い(correlate)得る。
【0045】
メッセージ8−6:
PCRF105は、通常の手続のように、Gxセッション要求へ応答し得る。
【0046】
メッセージ8−7:
PGW105は、通常の手続のように、セッション生成応答(Create Session Response)をSGW115へ送信し得る。
【0047】
メッセージ8−8:
SGW115は、通常の手続のように、セッション生成応答(Create Session Response)をMME/S4−SGSNへ送信し得る。
【0048】
メッセージ8−9:
PCRF105は、MME/S4−SGSNのセッション要求へ応答し得る。このメッセージは、メッセージ6の後の任意の時に起こり得る。PCRF105は、この時点でMME/S4−SGSNのからのイベント通知を購読(subscribe)し得る。イベント通知のわずかの非限定的な例は、セルID、S1接続ステータス、又は当該ユーザについてMME/S4−SGSNにおいて利用可能な何らかの他の情報、の変化であり得る。PCRF105は、この時点で、MME/S4−SGSNへ個人化パラメータを提供してもよい。そうしたパラメータのわずかの非限定的な例は、ユーザ非アクティビティタイムアウト、又は当該ユーザ及び接続についてMME/S4−SGSNにより使用可能な何らかの他のパラメータ、についての値であってよい。
【0049】
メッセージ8−10:
アタッチ手続は、TS23.401 v9.8.0(2011年3月)におけるメッセージ16以降へ継続し得る。MME/S4−SGSNへPCRFから提供される任意の個人化パラメータが、MME/S4−SGSN内で内部的に、及び関連する後続の手続において適用され使用されてよい。
【0050】
図9は、例としての実施形態のいくつかに係る、MME/S4−SGSN再配置手続の期間中のMME/S4−SGSN−PCRFインタフェース610の確立の一例を示している。
図9の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0051】
メッセージ9−1:
新たなMMEノード120又は新たなS4−SGSNノード125が該当するが、それらは、TAU/RAU又はハンドオーバの期間中に、MME/S4−SGSNによるPCRF105へ向けたセッションの確立をトリガする標識を受信し得る。トラッキングエリア更新(TAU)又はルーティングエリア更新(RAU)のケースでは、当該標識は、コンテキスト応答において古いMME/S4−SGSNから提供され得る。ハンドオーバのケースでは、同標識は、再配置転送要求(Forward Relocation Request)において古いMME/S4−SGSNから提供され得る。古いMME/S4−SGSN/S4−SGSから標識が受信されなければ、それは当該古いMME/S4−SGSNがその特徴をサポートしていないことを意味し得る。このケースでは、新たなMMEノード120又は新たなS4−SGSN125が該当するが、それらはいずれにせよPCRF105へ向けた新たなセッションの確立を試行することを決定し得る。
【0052】
メッセージ9−2:
新たなMME/S4−SGSNは、PCRF105へ向けた新たなインタフェース610を開始してよく、少なくともUEアイデンティティ及びPDN識別子を含める。要求されるUEのアイデンティティ及びPDN識別子は、加入者を識別するために使用され、及び、PCRFの選択においては、PDN GWにより確立される対応するIP CANセッションを伴うPCRF機能の位置を特定するために使用され得る。新たなMME/S4−SGSNは、MME/S4−SGSNケイパビリティ及び制限、RANケイパビリティ及び制限、UEケイパビリティ及び制限、又は、新たなMME/S4−SGSNにおいて利用可能であって当該ユーザ及び接続に関連する任意の他の情報、といった追加的なパラメータを提供してもよい。
【0053】
メッセージ9−3:
PCRF105は、MME/S4−SGSNのセッション要求へ応答し得る。PCRF105は、この時点で新たなMME/S4−SGSNのからのイベント通知を購読し得る。そうしたイベント通知のわずかの非限定的な例は、セルID、S1接続ステータス、又は当該ユーザについてMME/S4−SGSNにおいて利用可能な何らかの他の情報、の変化に基づき得る。PCRF105は、この時点で、MME/S4−SGSNへ個人化パラメータを提供してもよい。そうしたパラメータのわずかの非限定的な例は、ユーザ非アクティビティタイムアウト、又は当該ユーザ及び接続について新たなMME/S4−SGSNにより使用可能な何らかの他のパラメータ、についての値であってよい。
【0054】
メッセージ9−4:
何らかの適切な中間的EPCシグナリングが行われ得る。古いMME/S4−SGSNが新たなMME/S4−SGSNへPCRF105へ向けたセッションを確立することを指示した場合、新たなMME/S4−SGSNは、(TAU/RAUのケースでは)コンテキスト確認応答(Context Acknowledge)において又は(ハンドオーバのケースでは)再配置転送応答(Forward Relocation Response)において、古いMME/S4−SGSNへ、自身がPCRF105へ向けたインタフェースをサポートするという標識を返送し得る。
【0055】
メッセージ9−5:
古いMME/S4−SGSNは、最終要求/終了要求(final request/termination request)をPCRF105へ向けて送信し得る。新たなMME/S4−SGSNがコンテキスト確認応答又は再配置転送応答においてPCRF105へ向けたインタフェースによりサポートされると示さなかった場合、古いMME/S4−SGSNは、当該最終要求/終了要求においてそれをPCRF105へ示し得る。
【0056】
メッセージ9−6:
PCRF105は、終了要求に対して確認応答を送信し、それによって古いMME/S4−SGSNへ向けたセッションを終了させ得る。新たなMME/S4−SGSNがPCRF105へ向けたインタフェースをサポートしなかった場合には、PCRF105は、例えばレガシーの仕組みを介して(即ち、PGW110から)セルIDの変更を購読するといった、さらなるアクションをとり得る。
【0057】
メッセージ9−7:
図9に示した再配置の手続を最終化するために、任意の適切な最終的なステップ群が行われ得る。
【0058】
図10は、例としての実施形態のいくつかに係る、MME/S4−SGSNレポーティングの一例を示している。
図10の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0059】
メッセージ10−1:
MMEノード120又はS4−SGSNノード125において、PCRFが購読することになったイベントに適合するイベントが発生する。そうしたイベントのわずかの非限定的な例は、セルIDの変化、S1接続ステータスの変化、加入QoSの変化などであってよい。当該イベントは、例えば、TAU−若しくはRAU手続によって、ハンドオーバ手続によって、又は、HSSからのインタラクションによってトリガされ得る。他のイベントもあり得る。
【0060】
メッセージ10−2:
MME/S4−SGSNは、PCRF105へ向けた中間的な要求を開始してよく、当該要求は更新された情報を含み得る。
【0061】
メッセージ10−3:
EPCにおける任意の適切な既知の中間的シグナリングが、トリガ元の手続に依存して行われ得る。
【0062】
メッセージ10−4:
PCRF105は、MME/S4−SGSNの要求に対して確認応答を送信し、この時点で通知の購読の変更を行い、当該UE及び接続についてMME/S4−SGSNにより使用されるべき、例えば(変更後の又は未変更の)上記購読を含む、新たな又は追加的な個人化パラメータを提供し得る。
【0063】
メッセージ10−5:
図10に示したトリガ手続を最終化するために、任意の適切な最終的なステップ群が行われ得る(適用可能であれば)。MME/S4−SGSNへPCRF105から提供される任意の個人化パラメータ又はアクションが、MME/S4−SGSN内で内部的に、及び/又は関連する任意の後続の手続において適用され使用されてよい。
【0064】
図11は、例としての実施形態のいくつかに係る、PCRFプロビジョニングの一例を示している。
図11の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0065】
メッセージ11−1:
PCRFの内部的なイベントが発生するにしろ、又は外部インタフェース(例えば、Rx、Sd、Ud、Sp、Sy)からのインカミングのシグナリングを原因とするイベントが発生するにしろ、それは新たなポリシーの決定が、本ケースであればMMEノード120又はS4−SGSNノード125、にとって必要とされることを示唆する。PCRF105は、通知の購読の変更及び/又は新たな若しくは更新された個人化パラメータ若しくはアクションを含み得る要求を、インタフェース610を介してMME/S4−SGSNへ送信し得る。
【0066】
メッセージ11−2:
MME/S4−SGSNは、当該要求に対して確認応答を送信し、PCRF105により要求された情報をインタフェース610を介して提供し得る。
【0067】
メッセージ11−3:
PCRF105から提供された新たな又は変更された個人化パラメータ若しくはアクションの結果として、MME/S4−SGSNは、アクセスネットワーク及び/又はEPCへ向けたフォローアップ手続を開始し得る。
【0068】
図12は、例としての実施形態のいくつかに係る、ロケーションベース課金の一例としてのユースケースを示している。具体的には、提供される例は、セルIDの変更時にPGW110において課金データレコード(CDR)をクローズすることなく、ここで提示される例としての実施形態でどのようにセル識別が実行され得るか、に基づく。セルIDの変更は、MME/S4−SGSNからSGW及びPGWへレポートされ、そしてそれはクローズされつつある課金データレコード(CDR)を毎回クローズさせることを引き起こすために、これは今日性能の問題になっている。この例に関係するステップ群のみが示されている。
図12の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0069】
メッセージ12−1:
ロケーション変更通知が、RANから、本ケースであればMMEノード120又はS4−SGSNノード125へ、送信され得る。前提として、PCRF105は、以前にMME/S4−SGSNとPCRF105との間のインタフェース610上でこの情報の変化を購読することにしたものとする。
【0070】
メッセージ12−2:
MME/S4−SGSNは、新たなインタフェース610を介して、PCRF105へ更新されたロケーション情報(セルID)を提供し得る。なお、当該情報は、今日TS23.401及びTS23.060において求められているような変更通知(Change Notification)又はベアラ修正要求(Modify Bearer Request)を介してSGW及びPGWへは送信されない。
【0071】
メッセージ12−3:
PCRF105は、PGW110へポリシー決定を提供し及び更新し得る。それは、更新されたPCCルール及び/又は新たな課金ルールベースネーム(Charging-Rule-Base-Name)を含む。更新されたルール及びルールベースは、様々なレーティンググループ/課金キーに関連付けられ得るが、同じサービスが依然として承認され得る。これは、好適には、例えば現行の3GPP仕様に記述されているような、任意の適切な既知のやり方で行われる。
【0072】
メッセージ12−4:
PGW110は、PCRFの通知に対して確認応答を送信し得る。新たなレーティンググループ/課金キーが適用される。これ以降、CDR内のGy上のレポートは、更新されたレーティンググループ/課金キーについて行われることになる。CDRのクローズについてのトリガがPGWにより受信されていない(即ち、セル変更に気付いていない)ため、CDRはクローズされない。これは、好適には、例えば現行の3GPP仕様に記述されているような、任意の適切な既知のやり方で行われる。
【0073】
メッセージ12−5:
PCRF105は、MME/S4−SGSNの要求に対して確認応答を送信し得る。
【0074】
図12により提供される例は、例えば“ホームセル”及び“非ホームセル”といった異なるエリアについての異なるレーティンググループ/課金キーの構成に基づいている。PGW110はロケーションの変更について更新されていないため、その理由でのCDRのクローズはなされない。結果として、セルIDの変更に起因するCDRの頻繁なクローズによる負荷を排除することができる。PGW及びSGWの観点からは、この変更は、完全に後方適合的(backwards compliant)であり、既存の標準と比較して追加的な機能性を要しない。
【0075】
また、理解すべきこととして、例としての実施形態は、MME/S4−SGSN−PCRFインタフェース610を介してUEのリソース要求を送信する際に利用されてもよい。よって、ユーザ機器開始型のリソース要求がMME/S4−SGSNノードへ送信され得る。そして、MME/S4−SGSNノードは、当該要求を、MME/S4−SGSN−PCRFインタフェース610を介してPCRFへ転送し得る。PCRFは、その後、当該要求をPGWへ転送し得る。PGWの観点からは、当該要求は、ネットワーク開始型の要求であるように感知されるであろう。よって、MME/S4−SGSN−PCRFインタフェース610を利用することで、PGWは、もはや動作の混合モード(即ち、リソースについてのUE及びNW開始型の双方の要求をハンドリングする能力)を利用しなくてもよい。
【0076】
次に、他の例としてのユースケースを示す
図13〜
図16に注意を向け、それら図を参照しながらいくつかの詳細について以下に説明する。
【0077】
よく知られているように、E−UTRAアクセスについての既存の標準において、MMEは、アイドルモードにおいては滞在優先度を定義するために、アクティブモードにおいてはRAT間/周波数間ハンドオーバを制御するために使用される、無線アクセス技術(RAT)及び/又は周波数選択優先度のための加入者プロファイルID(SPID)情報エレメントを、eNodeBへ提供し得る。さらなる詳細については、3GPP TS36.413参照。先へ進む前に言及すべきこととして、以下に議論する例としてのユースケースについて、本ケースであればMME120又はS4−SGSN、によりSPID情報エレメントが受信され及び/又は記憶されるのが好適である。例としてのユースケースにおいて、SPID情報エレメントはHSS1313から受信されるのが好適である。
【0078】
同様に、SPID(いくつかの仕様ではRFSPインデックスとしても知られており、併せて以下でSPIDと表記される)が、SGSNから、UTRANアクセス(3GPP TS25.413参照)については無線ネットワークコントローラ(RNC)へ、GERANアクセス(3GPP TS48.018参照)については基地局コントローラ(BSC)へ提供され得ることがよく知られている。
【0079】
このSPIDは、特定の無線リソース管理(RRM)ストラテジーを適用するために(例えば、RRC_IDLEモードプライオリティを定義し、及びRRC_CONNECTEDモードでのRAT間/周波数間ハンドオーバを制御するために)、ローカルに定義される構成へeNBによってマッピングされる。これは、GERAN/UTRANアクセスについても同一であり又は類似する。
【0080】
これが原理上意味するのは、対象の無線アクセスネットワーク(RAN)によりSPIDを次のために使用し得る、ということである:
・アイドルモードの滞在(camping)を制御するためのUE/MS固有のセル再選択優先度の導出
・アクティブモードのUE/MSの、異なる周波数レイヤ又は異なる無線アクセス技術(RAT)へのリダイレクトについての決定
【0081】
MME/SGSNは、ホーム加入者サーバ(HSS)から(例えば、アタッチ手続の期間中に)加入済みのSPID(subscribed SPID)を受信する。例えば、非ローミング中の加入者(例えば、UE/MSなど)について、MME/SGSNは、事業者の構成に依存して、次の手続のうちの1つに従って使用中のSPIDを選択する:
・使用中のSPIDは、加入済みのSPIDと同一である、又は
・MME/SGSNは、加入済みのSPID、ローカルに構成された事業者のポリシー、及びUE/MS関連のMMEにおいて利用可能なコンテキスト情報に基づいて、使用中のSPIDを選択する。コンテキスト情報とは、例えば、UE/MSネットワークケイパビリティの一部として受信される、UE/MS音声ケイパビリティ及びセッティングなどである。
【0082】
さて、MME/SGSNにおけるポリシープロファイルは静的に構成され、従って差別化のためには比較的簡易すぎる(blunt)ツールである。これは、可能な場合にポリシーが新たな(あまりビジーでない)技術を使用するという、新たな無線アクセス技術の導入のためには、十分であり得る。しかしながら、新たな技術及び過去の技術の双方が等しくビジーでない場合、使用されるキャパシティは差別化のために十分なベースではなく、代わりにネットワーク技術のケイパビリティがユーザ(例えば、UE/MSなど)をどこに滞在させるかのための有力な(overriding)理由になる。例えば、(排他的ではなく)MME/SGSN内のポリシープロファイルは、以下を考慮にいれることができない:
・ダイナミック加入者ポリシー(プロモーション、使用キャップ、支出限度)
・端末タイプ、例えばスマートフォン、LTEモデム(ドングル)、又は通常の低機能電話機(dumbphone)(即ち、スマートフォンのレトロニム)
・ユーザがその時点でアクセス中のサービス(サービスデリバリ、バッテリ消費、又は潜在的なカバレッジなどに関して最適な何らかのアクセスタイプを優先するようにUE/MSを誘導することは望ましいかもしれないにも関わらず)
・ダイナミックなユーザの振る舞い、例えば、月単位の使用キャップが使われたか否か、日単位の支出限度に達したか否か、など
・他の手段(例えば、分析)に基づく加入者分類、これは加入者がより新しい技術ケイパビリティを要するアクティビティを行わないことを示し得る
【0083】
SPID(及び、上でSP
IDとして併せて表記されているRFSPインデックス)の現行のハンドリングに関連付けられる欠点のいくつか又は全ては、
図13〜
図16を参照しながら以下に説明される例としてのユースケースによって、排除され又は軽減される。これら例としてのユースケースでは、加入済みのSPIDがMMEノード120又はS4−SGSNノード125において、よく知られたようにHSSから受信され、但し今回は、ここで開示されるダイレクトインタフェース610を介してPCRF105にも転送される。加えて、PCRF105がPDN接続のために使用すべきSPIDを、本ケースであればMMEノード120又はS4−SGSNノード、へ提供することが好適である。そして、PCRF105から提供されるSPIDは、MME/S4−SGSNによってRANへ向けて、例えば(UE/MSがその時点で滞在中の適用可能なアクセスに依存して
)eNodeB、RNC又はBSCへ向けて通信され得る。このようにして、PCRF105は、例えばGERAN、UTRAN及びE−UTRANアクセスについてUE/MSのアクセス選択に作用し、受信されるSPIDに基づいてアクセスはMME/S4−SGSNにより選択され得る。
【0084】
加入済みのSPIDとは異なるSPIDをMME/S4−SGSNへ提供するというPCRF105による決定は、PCRF105において利用可能ないかなる情報に基づいてもよく、その情報は、例えば、加入者プロファイル、蓄積された使用状況、支出限度、使用中のサービス、端末タイプ、サービスがスポンサーの付いたサービスなのか否か、などである。ここで、PCRFは、MME/SGSNから受信されるSPIDを考慮してもしなくてもよい。
【0085】
既存のRAN手続へのインパクトはなく、UEへのインパクトはない。
【0086】
図13は、UE130などのためのセッションの開始などにおけるSPIDシグナリングをハンドリングするための第1の例としてのユースケースを示している。この例に関係するステップ群のみが示されている。
図13の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0087】
メッセージ13−1:
最初に加入済みのSPIDが、HSS1313から、本ケースであればMMEノード120又はS4−SGSN、により受信される。これは、任意の適切な既知の手続において行われてよく、HSS1313からMME/S4−SGSNへメッセージが送信され、例えば、UE130などについてセッションを開始する手続などに関連してメッセージが送信され、それは例えばアタッチ手続であり、例えば
図8を参照して上で議論したような、又はPDNコンテキストアクティブ化などに関連する手続である。
【0088】
メッセージ13−2:
HSS1313から受信された最初に加入済みのSPIDが、MME/SGSNによってダイレクトインタフェース610を介してPCRF105へ転送される。
【0089】
メッセージ13−3:
PCRF105からMME/SGSNへ、推奨されるSPIDが提供される。推奨されるSPIDは、受信される加入済みのSPIDと同じであってもよく、又は加入済みのSPIDに基づいて及び/若しくはPCRF105において利用可能な任意の情報に基づいて取得される他のSPIDであってもよく、その情報は例えば、加入者プロファイル、蓄積された使用状況、支出限度、使用中のサービス、端末タイプ、サービスがスポンサーの付いたサービスなのか否か、などである。
【0090】
メッセージ13−4:
受信した推奨されるSPIDをMME/S4−SGSNが無線アクセスネットワーク(RAN)へ送信することが好適である。MME/S4−SGSNは、3GPP仕様に定義されているような既存の知られた手続に従って、無線アクセスネットワーク(RAN)へ推奨されるSPIDを送信することが好適である。しかしながら、MME/S4−SGSNは、代替的に、MME/SGSNにとって利用可能な他のSPID又はMME/SGSNにより取得される他のSPIDを送信してもよい。MME/SGSNは、HSS1313から受信した加入済みのSPIDを含むMME/S4−SGSNにとって利用可能な任意の情報に基づいて、あるSPIDを送信すると決定し得る。例えば、MME/S4−SGSNは、PCRF105から受信した推奨されるSPIDを無視し、加入済みのSPIDを送信してもよい。このようにして、PCRF105は、例えばGERAN、UTRAN及びE−UTRANアクセスについてUE/MSのアクセス選択に作用し、受信されるSPIDに基づいてアクセスはMME/S4−SGSNにより選択され得る。
【0091】
図14は、ここではUE130などのためのセッションの修正及び/又は更新に関連する、SPIDシグナリングをハンドリングするための第2の例としてのユースケースを示しており、例えば加入の更新に起因してHSS1313により修正が開始される。この例に関係するステップ群のみが示されている。
図14の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0092】
メッセージ14−1:
更新されたSPIDが、HSS1313から、本ケースであればMMEノード120又はS4−SGSN、により受信される。これは、任意の適切な既知の手続において行われてよく、HSS1313からMME/S4−SGNSへメッセージが送信され、例えば、UE130などについてセッションを修正し及び/又は更新する手続などに関連してメッセージが送信される。
【0093】
メッセージ14−2:
HSS1313から受信された更新された加入済みのSPIDが、MME/SGSNによってダイレクトインタフェース610を介してPCRF105へ転送される。
【0094】
メッセージ14−3:
PCRF105からMME/SGSNへ、推奨されるSPIDが提供される。推奨されるSPIDは、受信される加入済みのSPIDと同じであってもよく、又は加入済みのSPIDに基づいて及び/若しくはPCRF105において利用可能な任意の情報に基づいてPCRFにより取得される他のSPIDであってもよく、その情報は例えば、加入者プロファイル、蓄積された使用状況、支出限度、使用中のサービス、端末タイプ、サービスがスポンサーの付いたサービスなのか否か、などである。
【0095】
メッセージ14−4:
受信した推奨されるSPIDをMME/S4−SGSNが無線アクセスネットワーク(RAN)へ送信することが好適である。MME/S4−SGSNは、3GPP仕様に定義されているような既存の知られた手続に従って、無線アクセスネットワーク(RAN)へ推奨されるSPIDを送信することが好適である。しかしながら、MME/S4−SGSNは、代替的に、MME/SGSNにとって利用可能な他のSPID又はMME/SGSNにより取得される他のSPIDを送信してもよい。MME/SGSNは、HSS1313から受信した加入済みのSPIDを含むMME/S4−SGSNにとって利用可能な任意の情報に基づいて、あるSPIDを送信すると決定し得る。例えば、MME/S4−SGSNは、PCRF105から受信した推奨されるSPIDを無視し、加入済みのSPIDを送信してもよい。このようにして、PCRF105は、例えばGERAN、UTRAN及びE−UTRANアクセスについてUE/MSのアクセス選択に作用し、受信されるSPIDに基づいてアクセスはMME/S4−SGSNにより選択され得る。
【0096】
図15は、ここではUE130などのための再配置手続などに関連する、SPIDシグナリングをハンドリングするための第3の例としてのユースケースを示している。
図15の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0097】
メッセージ15−1:
本ケースであれば新たなMMEノード120又は新たなS4−SGSNノード125は、TAU/RAU又はハンドオーバの期間中に標識を受信し、当該標識は新たなMME/S4−SGSNがPCRF105へ向けたセッションを確立することをトリガする。このメッセージは、
図9を参照しながら前述したメッセージ9−1と同一であり又は類似し得る。
【0098】
メッセージ15−2:
新たなMME/S4−SGSNは、PCRF105へ向けた新たなインタフェース610を開始し、少なくともUEアイデンティティ及びPDN識別子を含め得る。新たなMME/S4−SGSNは、このメッセージ内に、例えばこの段階でMME/S4−SGSNが知得しているSPIDといった、追加的なパラメータを提供してもよい。このメッセージは、
図9を参照しながら前述したメッセージ9−2と同一であり又は類似し得る。
【0099】
メッセージ15−3:
PCRF105は、MME/S4−SGSNのセッション要求へ応答し得る。PCRF105は、MME/SGSNへの応答において、更新されたSPIDの推奨を提供してもよい。このメッセージは、
図9を参照しながら前述したメッセージ9−3と同一であり又は類似し得る。
【0100】
メッセージ15−4:
加入済みのSPID及び使用中のSPIDが、古いMME/S4−SGSNから新たなSGSN/MMEへ、好適には3GPPにより定義された既存の知られた手続に従ってUEコンテキストデータの一部として、転送される。メッセージ14−3においてPCRF105から新たなMME/SGSNへ新たなSPIDの推奨が提供された場合には、新たなMME/SGSNは、RAN128、129により使用されるべきSPIDを再評価し得る。
【0101】
メッセージ15−5:
何らかの適切な中間的EPCシグナリングが行われ得る。このメッセージは、
図9を参照しながら前述したメッセージ9−4と同一であり又は類似し得る。
【0102】
メッセージ15−6:
3GPPにより定義された既存の知られた手続に従って、新たなMME/S4−SGSNがRAN128、129へSPIDを送信することが好適である。例えば、メッセージ14−3においてPCRF105から新たなMME/SGSNへ新たなSPIDの推奨が提供された場合には、新たなMME/SGSNは、当該SPID又はRAN128、129により使用されるべき再評価SPIDを送信する。その代わりに、新たなMME/S4−SGSNは、当該MME/SGSNにとって利用可能な他のSPID又は当該新たなMME/SGSNにより取得される他のSPIDを送信してもよい。MME/SGSNは、HSS1313から受信した加入済みのSPIDを含むMME/S4−SGSNにとって利用可能な任意の情報に基づいて、あるSPIDを送信すると決定し得る。このようにして、PCRF105は、例えばGERAN、UTRAN及びE−UTRANアクセスについてUE/MSのアクセス選択に作用し、受信されるSPIDに基づいてアクセスはMME/S4−SGSNにより選択され得る。このメッセージは、
図14を参照しながら前述したメッセージ14−4と同一であり又は類似し得る。
【0103】
さらなるメッセージは、
図9を参照しながら前述したメッセージ9−5、9−6及び9−7と同一であり又は類似し得る。
【0104】
図16は、ここではUE130などのための再配置手続などに関連する、SPIDシグナリングをハンドリングするための第4の例としてのユースケースを示している。
図16の様々なメッセージについて、対応する見出しに従って以下に説明する。
【0105】
メッセージ16−1:
PCRF105は、あるUE130などについてMMEノード120又はS4−SGSNに対しSPIDの推奨を更新するとの決定を行う。当該決定は、例えば、PCRF105にとって利用可能な及び/又は取得可能な任意の適切な情報に基づいてよく、それは例えば、外部インタフェース(例えば、Gx、Rx、Sp/Ud、Gxx又はSy)上で取得される情報であってもよく、又は、例えば時刻/曜日ポリシーなどに起因する内部ポリシー決定であってもよい。PCRF105は、更新されたSPIDの推奨を、ダイレクトインタフェース610を介してMME/SGSNへ提供する。
【0106】
メッセージ16−2:
MME/S4−SGSNは、ダイレクトインタフェース610を介して更新に対して確認応答を送信する。
【0107】
メッセージ16−3:
3GPPにより定義された既存の知られた手続に従って、MME/S4−SGSNがRAN128、129へSPIDを送信することが好適である。例えば、メッセージ16−3において、MME/S4−SGSNは、PCRF105から提供された新たなSPIDの推奨、再評価されたSPID、又はMME/SGSNにとって利用可能な若しくはMME/SGSNにより取得される任意の他のSPID、を送信し得る。MME/SGSNは、メッセージ16−1において受信される加入済みのSPIDを含むMME/S4−SGSNにとって利用可能な任意の情報に基づいて、あるSPIDを送信すると決定し得る。
このようにして、PCRF105は、例えばGERAN、UTRAN及びE−UTRANアクセスについてUE/MSのアクセス選択に作用し、受信されるSPIDに基づいてアクセスはMME/S4−SGSNにより選択され得る。
【0108】
上で説明したいくつかの例としての実施形態は、次のように要約され得る:
【0109】
1つの実施形態は、ネットワークパラメータのダイナミックなPCRF支援型管理のために構成されるMMEノード又はS4−SGSNノードにおける方法を対象とする。当該方法は、ネットワーク関連パラメータを、ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースを通じて、PCRFノードへ送信し又は当該PCRFノードから受信すること、を含む。
【0110】
上記ダイレクトインタフェースは、例えば、MMEノード又はS4−SGSNノードに固有のPCRFノード105への直接的な入力を提供するために使用され得る。MME/S4−SGSN固有の入力とは、例えば、セルIDの変化、S1接続ステータスの変化、又は、加入済みQOS、ユーザロケーション情報(ULI)、UEタイムゾーン情報若しくはCSG(Closed Subscriber Group)情報の変化、のうちの少なくとも1つであってよい。
【0111】
上記方法は、ネットワーク関連パラメータをPCRFノードから受信すること、をさらに含み、ネットワーク関連パラメータは、サービス固有パラメータ又はユーザ固有パラメータである。当該パラメータは、例えば、加入者プロファイルID(SPID)情報エレメントであってよい。
【0112】
上記方法は、ネットワーク関連パラメータをPCRFノードへ送信すること、をさらに含んでもよく、ネットワーク関連パラメータは、ユーザ位置固有パラメータ、S1接続ステータス、RANケイパビリティ、QoSパラメータ、又は、MMEノード若しくはS4−SGSNノード内で受信され若しくは記憶される加入者プロファイルID(SPID)情報エレメント、のうちの少なくとも1つであってよい。
【0113】
上記方法は、セル識別変更、トラッキングエリア更新又は何らかの他のユーザ移動性関連の事象のうちの少なくとも1つに基づいて、PCRF加入に従ってネットワーク関連パラメータを送信すること、をさらに含んでもよい。
【0114】
上記方法は、情報についての要求のPCRFノードからの受信後に、ネットワーク関連パラメータを送信すること、をさらに含んでもよい。
【0115】
上記方法は、ユーザにより開始されるリソース要求に含まれるネットワーク関連パラメータをPCRFノードへ送信すること、をさらに含んでもよい。
【0116】
ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースは、初期アタッチ手続若しくはMME若しくはS4−SGSN再配置手続の期間中に確立されてもよく、又は、外部データネットワークに向けた新たな接続が確立され若しくは修正される際に提供されてもよい。
【0117】
上で説明したいくつかの他の例としての実施形態は、次のように要約され得る:
【0118】
1つの実施形態は、ネットワークパラメータのダイナミックな管理のために構成されるPCRFノードにおける方法を対象とし、当該方法は、ネットワーク関連パラメータを、ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースを通じて、MMEノード又はS4−SGSNノードへ送信し又は当該MMEノード又はS4−SGSNノードから受信すること、を含む。
【0119】
上記方法は、サービス固有パラメータ及び/又はユーザ固有パラメータであるネットワーク関連パラメータを、MMEノード又はS4−SGSNノードへ送信すること、をさらに含んでもよい。
【0120】
上記方法は、ネットワーク関連パラメータをMMEノード又はS4−SGSNノードから受信すること、をさらに含んでもよく、当該ネットワーク関連パラメータは、ユーザ位置固有パラメータ、S1接続ステータス、RANケイパビリティ、QoSパラメータ、又は、MMEノード若しくはS4−SGSNノード内で受信され若しくは記憶される加入者プロファイルID(SPID)情報エレメント、のうちの少なくとも1つである。
【0121】
上記方法は、セル識別変更、トラッキングエリア更新、又は何らかの他のユーザ移動性関連事象のうちの少なくとも1つに基づいて、PCRF加入に従ってネットワーク関連パラメータを受信すること、をさらに含んでもよい。
【0122】
上記方法は、情報についての要求のMMEノード又はS4−SGSNノードへの送信後に、ネットワーク関連パラメータを受信すること、をさらに含んでもよい。
【0123】
上記方法は、ユーザにより開始されるリソース要求に含まれるネットワーク関連パラメータをMMEノード又はS4−SGSNノードから受信すること、をさらに含んでもよい。
【0124】
ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースは、初期アタッチ手続若しくはMME若しくはS4−SGSN再配置手続の期間中に確立され、又は、外部データネットワークに向けた新たなユーザ接続が確立され若しくは修正される際に提供されてもよい。
【0125】
上で説明したいくつかの他の例としての実施形態は、次のように要約され得る:
【0126】
1つの実施形態は、ネットワークパラメータのダイナミックなPCRF支援型管理のために構成されるMMEノード又はS4−SGSNノードを対象とし、上記方法は、ネットワーク関連パラメータを、ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースを通じて、PCRFノードへ送信し又は当該PCRFノードから受信する、ように構成される送受信ポート、を備える。
【0127】
上記送受信ポートは、サービス固有パラメータ又はユーザ固有パラメータであるネットワーク関連パラメータをPCRFノードから受信する、ようにさらに構成されてもよい。
【0128】
上記送受信ポートは、ネットワーク関連パラメータをPCRFノードへ送信する、ようにさらに構成されてもよく、当該ネットワーク関連パラメータは、ユーザ位置固有パラメータ、S1接続ステータス、RANケイパビリティ、QoSパラメータ、又は、MMEノード若しくはS4−SGSNノード内で受信され若しくは記憶される加入者プロファイルID(SPID)情報エレメント、のうちの少なくとも1つである。
【0129】
上記送受信ポートは、セル識別変更、トラッキングエリア更新、又は何らかの他のユーザ移動性関連事象、のうちの少なくとも1つに基づいて、PCRF加入に従ってネットワーク関連パラメータを送信する、ようにさらに構成されてもよい。
【0130】
上記送受信ポートは、情報についての要求のPCRFノードからの受信後に、ネットワーク関連パラメータを送信する、ようにさらに構成されてもよい。
【0131】
上記送受信ポートは、ユーザにより開始されるリソース要求に含まれるネットワーク関連パラメータを、PCRFノードへ送信する、ようにさらに構成されてもよい。
【0132】
ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースは、初期アタッチ手続若しくはMME若しくはS4−SGSN再配置手続の期間中に確立され、又は、外部データネットワークに向けた新たな接続が確立され若しくは修正される際に提供されてもよい。
【0133】
上で説明したいくつかの他の例としての実施形態は、次のように要約され得る:
【0134】
1つの実施形態は、ネットワークパラメータのダイナミックな管理のために構成されるPCRFノードを対象とし、当該ノードは、ネットワーク関連パラメータを、ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースを通じて、MMEノード又はS4−SGSNノードへ送信し又は当該MMEノード又はS4−SGSNノードから受信する、ように構成される送受信ポート、を備える。
【0135】
上記送受信ポートは、サービス固有パラメータ及び/又はユーザ固有パラメータのうちの少なくとも1つであるネットワーク関連パラメータを、MMEノード又はS4−SGSNノードへ送信する、ようにさらに構成されてもよい。
【0136】
上記ダイレクトインタフェースは、アプリケーションのニーズに基づいてPCRFノードからMMEノード又はS4−SGSNノードへ制御プレーンのポリシー決定を提供するために使用されてもよく、そのニーズは例えば、無線アクセスネットワークへさらに提供されるべきユーザ非アクティビティタイムアウト、アプリケーションベースのページング方式、アプリケーション別の最適な無線アクセス技術(RAT)、動的な3GDTの使用状況を生成する、使用中のアプリケーションにより制御される、3GDT資格使用状況、CSG(Closed Subscriber Group)、ホームゾーンデータ限度、又は時間ベース課金制御方式、などである。
【0137】
上記送受信ポートは、ネットワーク関連パラメータをMMEノード又はS4−SGSNノードから受信する、ようにさらに構成されてもよく、当該ネットワーク関連パラメータは、ユーザ位置固有パラメータ、S1接続ステータス、RANケイパビリティ、QoSパラメータ、又は、MMEノード若しくはS4−SGSNノード内で受信され若しくは記憶される加入者プロファイルID(SPID)情報エレメント、のうちの少なくとも1つである。
【0138】
上記送受信ポートは、セル識別変更、トラッキングエリア更新、又は何らかの他のユーザ移動性関連事象、のうちの少なくとも1つに基づいて、PCRF加入に従ってネットワーク関連パラメータを受信する、ようにさらに構成されてもよい。
【0139】
上記PCRFノードは、本ケースであればMMEノード又はS4−SGSNノードからイベント通知を購読してもよい。上記PCRFノードは、通知の購読の変更及び/又は新たな若しくは更新された個人化パラメータ若しくはアクションを含み得る要求を、MMEノード又はS4−SGSNノードへ送信してもよい。
【0140】
上記送受信ポートは、情報についての要求のPCRFノードからの受信後に、ネットワーク関連パラメータを受信する、ようにさらに構成されてもよい。
【0141】
上記送受信ポートは、ユーザにより開始されるリソース要求に含まれるネットワーク関連パラメータをMMEノード又はS4−SGSNノードから受信する、ようにさらに構成されてもよい。
【0142】
ダイレクトMME/S4−SGSN−PCRFインタフェースは、初期アタッチ手続若しくはMME若しくはS4−SGSN再配置手続の期間中に確立され、又は、外部データネットワークに向けた新たなユーザ接続が確立され若しくは修正される際に提供されてもよい。
【0143】
例としての実施形態の上述した説明は、例示及び説明の目的で提示された。よって、上述した説明は、網羅的であることや開示された厳密な形式に例としての実施形態を限定するものであることを意図しない。修正及び変形が、上の教示を踏まえて可能であり、提供された実施形態に対する多様な代替手段の実践から取得され得る。ここで議論された例は、多様な例としての実施形態の原理及び性質並びにその実践的な応用を説明して、特定の用途に適するように熟慮されて多様なやり方で多様な修正と共に当業者が例としての実施形態を利用できるようにするために、選択され説明された。ここで説明された実施形態の特徴は、方法、装置、モジュール、システム及びコンピュータプログラムプロダクトの全ての可能な組合せで組み合わされてよい。
【0144】
当業者により理解されるべき点として、“ユーザ機器”は、DLにおいて受信し及びULにおいて送信することの可能な任意の無線デバイス又はノードを意味する、非限定的な用語である(例えば、PDA、ラップトップ、モバイル機、センサ、固定リレー、モバイルリレー、又は、例えばフェムトセル基地局といった無線基地局でさえあってよい)。例としての実施形態は、LTEに限定されず、任意のRAN、シングル又はマルチRATに応用され得る。いくつかの他のRATの例は、LTEアドバンスト、UMTS、HSPA、GSM、cdma2000、HRPD、WiMAX及びWiFiである。
【0145】
留意されるべき点として、“comprising”(備える/含む)との語は、列挙されるものとは別のエレメント又はステップの存在を必ずしも排除せず、エレメントに先行する“a”又は“an”との語は当該エレメントの複数の存在を排除しない。さらに留意されるべき点として、いかなる参照符号も請求項の範囲を限定せず、例としての実施形態はハードウェア及びソフトウェアの双方の手段で少なくとも部分的に実装されてよく、複数の“手段”、“ユニット”又は“デバイス”がハードウェアの同じ品目によって表現されてよい。
【0146】
“デバイス”とは、この語がここで使用される際、インターネット/イントラネットアクセスについての能力を有する無線電話、ウェブブラウザ、オーガナイザ、カレンダー、カメラ(例えば、ビデオ及び/若しくはスチールイメージカメラ)、サウンドレコーダ(例えば、マイクロフォン)、並びに/又は、GPS(global positioning system)受信機、セルラーフォンとデータプロセシングとの組合せであり得るPCS(personal communications system)端末、無線電話若しくは無線通信システムを含み得るPDA(personal digital assistant)、ラップトップ、通信能力を有するカメラ(例えば、ビデオ及び/若しくはスチールイメージカメラ)、並びに、パーソナルコンピュータ、ホームエンターテインメントシステム、テレビジョンなどといった送受信可能な任意の他の計算若しくは通信デバイス、を含むように、広く解釈されるべきである。
【0147】
ここで説明された多様な例としての実施形態は、方法のステップ群又はプロセス群の一般的な文脈において説明されており、ある観点においてそれは、プログラムコードなどのコンピュータにより実行可能な命令を含むコンピュータ読取可能な媒体において具現化され、ネットワーク接続された環境内のコンピュータにより実行される、コンピュータプログラムプロダクトによって実装され得る。コンピュータ読取可能な媒体はリムーバブルな及び非リムーバブルな記憶デバイスを含んでよく、当該記憶デバイスは、限定ではないものの、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CD(compact discs)、DVD(digital versatile discs)などを含む。概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し又は特定の抽象的なデータタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含み得る。コンピュータにより実行可能な命令、関連付けられるデータ構造及びプログラムモジュールは、ここで開示された方法のステップ群を実行するためのプログラムコードの例を表現する。そうした実行可能な命令の特定のシーケンス又は関連付けられるデータ構造は、当該ステップ群又はプロセス群において記述される機能を実装するための対応する動作の例を表現する。