(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)と電機外旋回部(EM102)とを、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)、及びエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)の3つの入出力端の中の2つに別々に伝動連結し、かつその中の二重駆動電動機械(EM100)と連結していない入出力端によって外部へ出力し、
ロッカアーム(A101)に結合されるスリーブ回転軸(AS101)と連結されている制御可能な制動装置、出力歯車(W102)に連結される第二回転軸(S102)と連結されている制御可能な制動装置、および、電機内旋回部(EM101)に接続される第一回転軸(S101)と連結されている制御可能な制動装置のうち少なくとも一つの制御可能な制動装置の操作を通して、ブレーキロックまたはリリースすることによって、エピサイクリック歯車列(EG101)の入出力端の第一回転軸(S101)と入出力端の第二回転軸(S102)と入出力端のスリーブ回転軸(AS101)の三者を作動させることにより、連結駆動または離脱を行い、及び二重駆動電動機械(EM100)と入出力端との間を稼動させることを特徴とする二重駆動電動機械。
二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)をエピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)に結合し、電機内旋回部(EM101)及び入力歯車(W101)の二者が共用する第一回転軸(S101)を入出力端とし、出力歯車(W102)と連結する第二回転軸(S102)を入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合して入出力端とし、
また前記3つの入出力端の一部または全部を制御可能な制動装置の1つの作動側に別々に連結し、制御可能な制動装置の別の作動側をケーシング(H100)に結合し、制御可能な制動装置の操作を通して、ブレーキロックまたはリリースすることによって、エピサイクリック歯車列(EG101)の入出力端の第一回転軸(S101)と入出力端の第二回転軸(S102)と入出力端のスリーブ回転軸(AS101)の三者を作動させることにより、連結駆動または離脱を行い、及び二重駆動電動機械(EM100)と入出力端との間を稼動させることを特徴とする請求項1に記載の二重駆動電動機械。
二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)をエピサイクリック歯車列(EG101)のロッカアーム(A101)とエピサイクリック歯車(W103)の中と結合してから、入力歯車(W101)と連結する第一回転軸(S101)を入出力端とし、出力歯車(W102)と連結する第二回転軸(S102)を入出力端とし、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を第一回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、
また前記3つの入出力端の一部または全部を制御可能な制動装置の1つの作動側に別々に連結し、制御可能な制動装置の別の作動側をケーシング(H100)に結合し、制御可能な制動装置の操作を通して、ブレーキロックまたはリリースすることによって、エピサイクリック歯車列(EG101)の入出力端の第一回転軸(S101)と入出力端の第二回転軸(S102)と入出力端のスリーブ回転軸(AS101)の三者を作動させることにより、連結駆動または離脱を行い、及び二重駆動電動機械(EM100)と入出力端との間を稼動させることを特徴とする請求項1に記載の二重駆動電動機械。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の第1〜第7実施例は、二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)をエピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)に結合し、及び二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、出力歯車(W102)と連結する回転軸(S102)を入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合して入出力端とする。
また上述した3つの入出力端の一部または全部を制御可能な制動装置の1つの作動側に別々に連結し、制御可能な制動装置の別の作動側をケーシング(H100)に結合する。制御可能な制動装置の操作を通して、ブレーキロックまたはリリースすることによって、エピサイクリック歯車列(EG101)の入出力端の回転軸(S101)と入出力端の回転軸(S102)と入出力端のスリーブ回転軸(AS101)の三者を作動させることにより、連結駆動または離脱を行い、及び二重駆動電動機械(EM100)と入出力端との間を稼動させる。
【0008】
本発明の第1〜第7実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の構造及び作用を以下に説明する。
(第1実施例)
図1に、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)に結合し、及びスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、また制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側とエピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする実施例の構造模式図を示す。
【0009】
図1に示す主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端は回転軸(S101)を軸方向に延伸させ、電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)、回転軸(S102)の二者またはその中の1つに重ね合わせ、その上で回転する。
【0010】
−−制御可能な制動装置(BK101):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側をスリーブ回転軸(AS101)またはロッカアーム(A101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0011】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)を回転軸(S101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をロッカアーム(A101)に結合する。
【0012】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)に結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。更に入力歯車(W101)を回転軸(S101)と連結して入出力端とする。
【0013】
図1に示す本実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の作動は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0014】
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0015】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作したから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0016】
(第2実施例)
図2に、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)に結合し、及び回転軸(S101)に重ね合わせるスリーブ回転軸(AS101)を入出力端とし、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とし、回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する実施例の構造模式図を示す。
【0017】
図2に示す主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端は回転軸(S101)を軸方向に延伸させ、電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)、回転軸(S102)の二者またはその中の1つに重ね合わせ、その上で回転する。
【0018】
−−制御可能な制動装置(BK102):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S102)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0019】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)を回転軸(S101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をロッカアーム(A101)に結合する。
【0020】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)に結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とする。
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とし、回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0021】
図2に示す本実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の作動は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0022】
−−制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0023】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0024】
(第3実施例)
図3に、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側とエピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機外回旋部(EM102)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)と結合し、スリーブ回転軸(AS101)を入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする実施例の構造模式図を示す。
【0025】
図3に示す主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端は回転軸(S101)を軸方向に延伸させ、電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)、回転軸(S102)の二者またはその中の1つに重ね合わせ、その上で回転する。
【0026】
−−制御可能な制動装置(BK103):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0027】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)を回転軸(S101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をロッカアーム(A101)に結合する。
【0028】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)の二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機外回旋部(EM102)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)と結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とし、更に入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とする。
【0029】
図3に示す本実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の作動は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0030】
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、スリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、スリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0031】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0032】
(第4実施例)
図4に、
図1に示した回転軸(S102)とケーシング(H100)との間に制御可能な制動装置(BK102)を追加設置する実施例の構造模式図を示す。
図4に示すのは、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)と結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側とエピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とし、及び回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0033】
その主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端は回転軸(S101)を軸方向に延伸させ、電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)、回転軸(S102)の二者またはその中の1つに重ね合わせ、その上で回転する。
【0034】
−−制御可能な制動装置(BK101):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側をスリーブ回転軸(AS101)またはロッカアーム(A101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK102):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S102)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0035】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)を回転軸(S101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をロッカアーム(A101)に結合する。
【0036】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)を回転軸(S102)に結合して入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)に結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。及び回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0037】
図4に示す本実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の作動は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0038】
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0039】
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、また回転軸(S101)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0040】
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)の二者のブレーキがロックされるとき、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)との間のブレーキが全てロックされる。
【0041】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0042】
(第5実施例)
図5に、
図2に示した回転軸(S101)とケーシング(H100)との間に制御可能な制動装置(BK103)を追加設置する実施例の構造模式図を示す。
図5に示すのは、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、また制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側とエピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機外回旋部(EM102)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)と結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とし、及び回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0043】
その主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端は回転軸(S101)を軸方向に延伸させ、電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)、回転軸(S102)の二者またはその中の1つに重ね合わせ、その上で回転する。
【0044】
−−制御可能な制動装置(BK102):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S102)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK103):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0045】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)を回転軸(S101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をロッカアーム(A101)に結合する。
【0046】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)と結合して入出力端とし、制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。エピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とする。
【0047】
図5に示す本実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の作動は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0048】
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、スリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、スリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0049】
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、また回転軸(S101)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0050】
−−制御可能な制動装置(BK101)、制御可能な制動装置(BK102)の二者のブレーキがロックされるとき、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)との間のブレーキが全てロックされる。
【0051】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0052】
(第6実施例)
図6に、
図3に示したスリーブ回転軸(AS101)とケーシング(H100)との間に制御可能な制動装置(BK101)を追加設置する実施例の構造模式図を示す。
図6に示すのは、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、また制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機外回旋部(EM102)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)と結合し、回転軸(S101)に結合して回転するスリーブ回転軸(AS101)を入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)のボディシェルをケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。
【0053】
その主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端は回転軸(S101)を軸方向に延伸させ、電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)、回転軸(S102)の二者またはその中の1つに重ね合わせ、その上で回転する。
【0054】
−−制御可能な制動装置(BK101):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側をスリーブ回転軸(AS101)またはロッカアーム(A101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK103):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0055】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)を回転軸(S101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をロッカアーム(A101)に結合する。
【0056】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機外回旋部(EM102)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)と結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。
【0057】
図6に示す本実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の作動は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK103)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK103)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0058】
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0059】
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、また回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0060】
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)の二者のブレーキがロックされるとき、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)との間のブレーキが全てロックされる。
【0061】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0062】
(第7実施例)
図7に、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、また制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機外回旋部(EM102)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)と結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とし、制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する実施例の構造模式図を示す。
【0063】
その主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端は回転軸(S101)を軸方向に延伸させ、電機外回旋部(EM102)及びスリーブ回転軸(AS101)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)、回転軸(S102)の二者またはその中の1つに重ね合わせ、その上で回転する。
【0064】
−−制御可能な制動装置(BK101):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側をスリーブ回転軸(AS101)またはロッカアーム(A101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK102):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S102)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK103):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0065】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)を回転軸(S101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をロッカアーム(A101)に結合する。
【0066】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)と二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)との二者が共用する回転軸(S101)を入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機外回旋部(EM102)と結合してから、またスリーブ回転軸(AS101)と結合し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0067】
図7に示す本実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の作動は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の三者が全て解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の三者が全て解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0068】
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0069】
−−制御可能な制動装置(BK102)が解放され、制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK102)が解放され、制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、また回転軸(S101)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0070】
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S102)及びスリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0071】
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の三者のブレーキがロックされるとき、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)との間のブレーキが全てロックされる。
【0072】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0073】
本発明の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の第8〜第14実施例は、二重駆動電動機械(EM100)の電機内旋回部(EM101)を電機内旋回部(EM101)のエピサイクリック歯車列(EG101)のロッカアーム(A101)とエピサイクリック歯車(W103)の中と結合してから、入力歯車(W101)と連結する回転軸(S101)を入出力端とし、出力歯車(W102)と連結する回転軸(S102)を入出力端とし、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とする。
また上述した3つの入出力端の一部または全部を制御可能な制動装置の1つの作動側に別々に連結し、制御可能な制動装置の別の作動側をケーシング(H100)に結合する。制御可能な制動装置を通して、ブレーキロックまたはリリースすることによって、エピサイクリック歯車列(EG101)の入出力端にある回転軸(S101)と入出力端にある回転軸(S102)と入出力端のスリーブ回転軸(AS101)の三者を作動させ、連結駆動または離脱を行い、及び二重駆動電動機械(EM100)と入出力端との間を稼動する。
【0074】
本発明の第8〜第14実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の構造及び作用を以下に説明する。
(第8実施例)
図8に、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、更に制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする実施例の構造模式図を示す。
【0075】
図8に示す主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端を電機内旋回部(EM101)に結合する。
【0076】
−−制御可能な制動装置(BK101):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側をスリーブ回転軸(AS101)またはロッカアーム(A101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0077】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)をロッカアーム(A101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に結合する。
【0078】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。更に入力歯車(W101)を回転軸(S101)と連結して入出力端とする。
【0079】
図8に示す実施例は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0080】
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0081】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0082】
(第9実施例)
図9に、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端、回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する実施例の構造模式図を示す。
【0083】
図9に示す主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端を電機内旋回部(EM101)に結合する。
【0084】
−−制御可能な制動装置(BK102):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S102)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0085】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)をロッカアーム(A101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に結合する。
【0086】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とする。
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とし、回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0087】
図9に示す実施例は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0088】
−−制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0089】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0090】
(第10実施例)
図10に、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする実施例の構造模式図を示す。
【0091】
図10に示す主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端を電機内旋回部(EM101)に結合する。
【0092】
−−制御可能な制動装置(BK103):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0093】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)をロッカアーム(A101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に結合する。
【0094】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機内旋回部(EM101)と結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、更にエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端として、入力歯車(W101)と連結する回転軸(S101)を入出力端とする。
【0095】
図10に示す実施例は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0096】
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0097】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0098】
(第11実施例)
図11に、
図8に示した回転軸(S102)とケーシング(H100)との間に、制御可能な制動装置(BK102)を追加設置する実施例の構造模式図を示す。
図11に示すのは、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側とエピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端として、及び回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0099】
その主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端を電機内旋回部(EM101)に結合する。
【0100】
−−制御可能な制動装置(BK101):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側をスリーブ回転軸(AS101)またはロッカアーム(A101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK102):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S102)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する
【0101】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)をロッカアーム(A101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に結合する。
【0102】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)を回転軸(S102)に結合して入出力端とし、またエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とし、及び回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0103】
図11に示す実施例は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0104】
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0105】
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)の間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、また回転軸(S101)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0106】
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)の二者のブレーキがロックされるとき、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)の間のブレーキが全てロックされる。
【0107】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0108】
(第12実施例)
図12に、
図9に示した回転軸(S101)とケーシング(H100)との間に制御可能な制動装置(BK103)を追加設置する実施例の構造模式図を示す。
図12に示すのは、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、また制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側とエピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端として、及び回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0109】
その主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端を電機内旋回部(EM101)に結合する。
【0110】
−−制御可能な制動装置(BK102):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S102)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK103):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0111】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)をロッカアーム(A101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に結合する。
【0112】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、また制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)を回転軸(S102)に結合して入出力端とし、また制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とする。
【0113】
図12に示す実施例は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0114】
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、スリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、スリーブ回転軸(AS101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0115】
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)の間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、また回転軸(S101)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0116】
−−制御可能な制動装置(BK101)、制御可能な制動装置(BK102)の二者のブレーキがロックされるとき、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)の間のブレーキが全てロックされる。
【0117】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0118】
(第13実施例)
図13に、
図10に示したスリーブ回転軸(AS101)とケーシング(H100)との間に制御可能な制動装置(BK101)を追加設置する実施例の構造模式図を示す。
図13に示すのは、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、また制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)によって動かされるロッカアーム(A101)を電機内旋回部(EM101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、スリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。エピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。
【0119】
その主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端を電機内旋回部(EM101)に結合する。
【0120】
−−制御可能な制動装置(BK101):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側をスリーブ回転軸(AS101)またはロッカアーム(A101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK103):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する
【0121】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)をロッカアーム(A101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に結合する。
【0122】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機内旋回部(EM101)と結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。
【0123】
図13に示す実施例は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK103)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK103)の二者が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0124】
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0125】
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)が解放され、制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)の間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、また回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0126】
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)の二者のブレーキがロックされるとき、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)の間のブレーキが全てロックされる。
【0127】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0128】
(第14実施例)
図14に、エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機内旋回部(EM101)と結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、更にスリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設し、エピサイクリック歯車列(EG101)をケーシング(H100)に固設し、またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端として、制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する実施例の構造模式図を示す。
【0129】
その主な構成は下記の通りである。
−−エピサイクリック歯車列(EG101):入力歯車(W101)、出力歯車(W102)及び少なくとも1個のエピサイクリック歯車(W103)によって構成される。傘型歯車が互いに噛合うことによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、または傘型摩擦輪が互いに摩擦駆動することによりエピサイクリック歯車列の機能を形成し、更に回転軸(S101)、回転軸(S102)、ロッカアーム(A101)、スリーブ回転軸(AS101)及び軸受によって構成され、かつボディシェルを配置し、ケーシング(H100)に結合する。
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は同じであり、また二者とエピサイクリック歯車(W103)との間の速度比は同じまたは異なる。または、
上述したエピサイクリック歯車列(EG101)の中の入力歯車(W101)、出力歯車(W102)の速度比は異なり、またエピサイクリック歯車(W103)と出力歯車(W102)との間の速度比は同じまたは異なり、及びエピサイクリック歯車(W103)と入力歯車(W101)との間の速度比は同じまたは異なる。
−−ロッカアーム(A101):一端はエピサイクリック歯車(W103)を回転または動かし、別端を電機内旋回部(EM101)に結合する。
【0130】
−−制御可能な制動装置(BK101):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側をスリーブ回転軸(AS101)またはロッカアーム(A101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK102):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S102)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−制御可能な制動装置(BK103):人力または機械力、水力、空気力、または、電磁力により制御する制動装置であり、2つの制御できる作動側を備え、閉合するブレーキロック状態または分離・解放状態で稼動させ、その1つの作動側を回転軸(S101)に連結し、別の作動側をケーシング(H100)に固設する
【0131】
−−二重駆動電動機械(EM100):交流または直流、ブラシレス、ブラシ、同期または非同期の二重駆動電動機械によって構成され、電機内旋回部(EM101)及び電機外回旋部(EM102)を備え、及び端のカバー、軸受、電気エネルギーを導入する導電装置を設け、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)を同軸に沿って回転させ、その中の電機内旋回部(EM101)をロッカアーム(A101)に結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に結合する。
【0132】
−−エピサイクリック歯車列(EG101)の入力歯車(W101)を回転軸(S101)に連結して入出力端とし、制御可能な制動装置(BK103)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK103)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
−−エピサイクリック歯車列(EG101)のエピサイクリック歯車(W103)でロッカアーム(A101)を動かし、及び電機内旋回部(EM101)と結合し、電機外回旋部(EM102)をスリーブ回転軸(AS101)に連結し、またスリーブ回転軸(AS101)を回転軸(S101)に重ね合わせて回転させて入出力端とし、スリーブ回転軸(AS101)を制御可能な制動装置(BK101)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK101)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。またエピサイクリック歯車列(EG101)の出力歯車(W102)で回転軸(S102)を駆動して入出力端とする。回転軸(S102)を制御可能な制動装置(BK102)の1つの作動側に連結し、制御可能な制動装置(BK102)の別の作動側をケーシング(H100)に固設する。
【0133】
図14に示す実施例は、下記の一種以上の機能を含む。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の三者が全て解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の三者の駆動関係はアイドル状態である。
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の三者が全て解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、回転軸(S101)、回転軸(S102)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーのトルクの大きさによって、回転速度の速さや回転方向に対応する発電機機能またはモータ機能に対応して稼動する。
【0134】
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK101)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)との間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S101)と回転軸(S102)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0135】
−−制御可能な制動装置(BK102)が解放され、制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S101)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK102)が解放され、制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)の間は、発電機機能またはモータ機能として動作し、また回転軸(S101)、スリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0136】
−−制御可能な制動装置(BK103)が解放され、制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)のブレーキがロックされ、また二重駆動電動機械(EM100)の電機以外の機能が稼動するとき、回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の駆動関係は駆動可能な連結である。
−−制御可能な制動装置(BK103)のブレーキがロックされ、制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)が解放され、また二重駆動電動機械(EM100)の電機機能が稼動するとき、電機内旋回部(EM101)と電機外回旋部(EM102)の間、発電機機能またはモータ機能として動作し、回転軸(S102)及びスリーブ回転軸(AS101)が受ける外部負荷の制動/外部入力の回転運動エネルギーに対応して稼動する。
【0137】
−−制御可能な制動装置(BK101)と制御可能な制動装置(BK102)と制御可能な制動装置(BK103)の三者のブレーキがロックされるとき、回転軸(S101)と回転軸(S102)とスリーブ回転軸(AS101)の間のブレーキが全てロックされる。
【0138】
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の電気エネルギーの駆動制御を受け、モータ機能として独自で負荷を駆動し、または外部入力の回転運動エネルギーと共同して負荷を駆動する。
上述した二重駆動電動機械(EM100)に対応する機能が互いに稼動し、外部入力の回転運動エネルギーの駆動または負荷慣性運動エネルギーの駆動により発電機機能として動作してから、電気エネルギーを出力することによって、外部電気エネルギーの負荷を駆動し、または外部蓄電装置に対して充電する。
【0139】
本発明の上記実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械は、例えば道路車両、軌道車、農業機械または農業用車両、掘削機、ブルドーザー、建設車両、運送車両、ごみ収集車、クレーン、操重車、ジャッキ、フォークリフト、水上船舶・潜水船、航空機、産業機械、工作機械、動力工具、手工具、ロボット・メカニカルアーム、庭園用電動工具、家庭用電気器具等の各種の機械力を出力することによって、負荷装置を駆動することへ応用することができる。
【0140】
本発明の上記実施例の制御可能なエピサイクリック歯車列と結合する二重駆動電動機械の外部入力の回転運動エネルギーのソースとしては、例えば内燃エンジン、外燃エンジン、スターリングエンジン、蒸気エンジン、電気モータ、水力モータ、エアモータ、風力発電用ブレード、潮力発電プロペラ、蒸気タービンブレード、または人力や畜力等の回転運動エネルギーのソースを含む。