(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
(A)成分が、ジステアリン酸スクロース及びトリステアリン酸スクロースからなる群から選択される1種又は2種以上である請求項1〜3のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
(E)成分が、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オリーブ油、メドフォーム油、マカデミアナッツ油、米糠油、フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸エチル及びパラオキシ安息香酸プロピルからなる群から選択される1種又は2種以上である請求項1〜5のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明で用いる(A)油溶性ショ糖脂肪酸エステルは、食品、化粧料原料に一般に用いられる油に溶けやすいショ糖脂肪酸エステルであれば特に制限されないが、好ましくは脂肪酸の平均置換度が2以上であるショ糖脂肪酸エステルである。置換度が2以上であるショ糖脂肪酸エステルとは、ショ糖の水酸基を2つ以上脂肪酸で置換したエステルである。より好ましくは脂肪酸の平均置換度が2〜6のショ糖脂肪酸エステルである。
【0010】
ショ糖脂肪酸エステルの脂肪酸部の炭素数は、油成分との親和性の良さ、発泡性の低さ、乳化安定性の点から、12以上が好ましく、14以上がより好ましく、16以上がさらに好ましい。また、22以下が好ましく、20以下がより好ましく、18以下がさらに好ましい。具体的な範囲として、12〜22が好ましく、14〜22がより好ましく、16〜22がさらに好ましく、16〜20がさらに好ましく、16〜18がさらに好ましい。
【0011】
油溶性ショ糖脂肪酸エステルのうち、乳化安定性、使用感の点から、好ましくはHLBが7以下であり、より好ましくはHLBが6以下であり、さらに好ましくはHLBが5以下のものである。また、当該HLBは、1以上が好ましく、2以上がさらに好ましい。また好ましいHLBの範囲は1〜6であり、より好ましい範囲は2〜5である。
【0012】
ここで、HLB値とは、油−水系で界面活性剤の両液体に対する相対的親和力の比を表す指標であり、グリフィン(GRIFFIN)の定義による、25℃におけるHLB値を意味する。グリフィンによるHLB値は、J.Soc.Cosm.Chem.,1954,5:249−256において定義されている。
一般にHLB値の小さいもの(特にHLB3〜6程度)は油に対する親和性が高く、親油性を示し、油中水型乳化組成物を生成させる傾向にある。HLB値の高いもの(特にHLB8〜18程度)は親水性が高く、水中油型乳化組成物を生成させる傾向にある。
【0013】
具体的にはジラウリン酸スクロース、トリステアリン酸スクロース、ジステアリン酸スクロース、ヘキサエルカ酸スクロース、ペンタエルカ酸スクロース及びトリベヘン酸スクロースからなる群から選択される1種以上が挙げられ、トリステアリン酸スクロース及びジステアリン酸スクロースからなる群から選択される1種以上がより好ましく、ジステアリン酸スクロースがさらに好ましい。これらは、必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。
【0014】
市販品としては、サーフホープ SE COSME C−1802、サーフホープ SE COSME C−1803、サーフホープ SE COSME C−1805(三菱化学フード社製)等がある。
【0015】
(A)成分の水中油型乳化組成物中の含有量は、乳化安定性、肌収まりの良さの点から、0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましい。また、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2.5質量%以下がさらに好ましく、1.5質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲として、0.01〜5質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましく、0.5〜2.5質量%がさらに好ましく、0.5〜1.5質量%がさらに好ましい。
【0016】
本発明で用いる(B)グリセリンモノ脂肪酸エステルとしては、食品、化粧料原料に一般に用いられるものであれば特に限定されないが、(B)成分の脂肪酸部分の炭素数は12以上が好ましく、16以上がより好ましい。また、当該炭素数は、22以下が好ましく、20以下がより好ましい。具体的な範囲として、12〜22が好ましく、16〜20がより好ましい。また、(B)成分のHLBは、1以上が好ましく、1.5以上がより好ましい。当該HLBは6以下が好ましく、4以下がより好ましい。具体的なHLBの範囲として、好ましくは1〜6であり、より好ましくは1.5〜4である。
【0017】
(B)成分として、具体的には、ミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル等が好ましく用いられ、中でも、使用感及び保存安定性が一層向上することから、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリルが好ましく、特にモノステアリン酸グリセリルが好ましく用いられる。これらは、必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。
【0018】
(B)成分の水中油型乳化組成物中における含有量は、0.1質量%以上が好ましく、0.15質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましい。また、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲として、好ましくは0.1〜5質量%であり、より好ましくは0.15〜3質量%であり、さらに好ましくは0.2〜2質量%である。当該範囲内であれば、優れた使用感、保存安定性が得られる。
【0019】
(A)成分と(B)成分の水中油型乳化組成物中の含有質量比((B)/(A))は、経時安定性、肌仕上がりの点から、0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましい。また、3以下が好ましく、2以下がより好ましく、1.5以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、0.1〜3が好ましく、0.2〜2がより好ましく、0.2〜1.5がさらに好ましい。
【0020】
成分(C)N−アシルアミノ酸及び/又はその塩は、水溶性の陰イオン性界面活性剤である。N−アシルアミノ酸を構成するアミノ酸としては、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、スレオニン、メチルアラニン、サルコシン、リジン、アルギニン等が挙げられる。これらのアミノ酸は、L体、D体又はDL体の何れでもよい。これらのうち1種類を使用してもよいし、上記の群から選ばれる2種以上を混合して使用してもよい。分散安定性、べたつき感のなさの点から、酸性アミノ酸又は中性アミノ酸がより好ましい。具体的には、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニンが更に好ましく、グルタミン酸が特に好ましい。
【0021】
N−アシルアミノ酸を構成するアシル基としては、炭素数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸由来のアシル基が使用できる。例えば、脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を混合して使用することができる。特に経時安定性、べたつき感のなさの点から、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸が好ましく、特にラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸が好ましい。
【0022】
N−アシルアミノ酸の塩としては特に限定されず、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛などの無機塩、あるいはアンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミンや、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸などの有機塩が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を混合して使用することができる。市場での入手の容易性から、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、アルギニンの塩が好ましい。
【0023】
(C)成分の具体例としては、ヤシ油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸、パーム油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸、ラウロイルアスパラギン酸、ミリストイルグルタミン酸、ラウロイルグルタミン酸、ステアロイルグルタミン酸、及びこれらのアルカリ金属塩等が挙げられ、好ましくはN−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ナトリウムが挙げられる。
【0024】
(C)成分の水中油型乳化組成物中含有量は、0.005質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましい。また、1.5質量%以下が好ましく、1.2質量%以下がより好ましく、0.8質量%以下がさらに好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲として、好ましくは0.005〜1.2質量%であり、より好ましくは0.05〜0.8質量%であり、さらに好ましくは0.05〜1.2質量%であり、さらに好ましくは0.1〜0.5質量%である。当該範囲内であれば、保存安定性が向上し、肌おさまりが向上し、好ましい。
【0025】
本発明に用いられる(D)炭素数16〜24の高級アルコールは、式ROH(Rは炭素数16〜24の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基)で表される飽和又は不飽和の直鎖又は分岐のアルコールである。(D)成分は、乳化製剤の安定性の向上、乳化製剤の外観、粘度ならびに塗布する際の延展性、肌おさまり、保湿効果の点から、炭素数18〜22の飽和直鎖アルコールが好ましく、より好ましくは炭素数22の飽和直鎖アルコールである。具体的には、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナービルアルコール等が挙げられ、1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0026】
(D)成分の水中油型乳化組成物中の含有量は、特に限定されるものではないが、肌なじみ、べたつき・ぬるつき感を改善する点から、0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましい。また、5質量%以下が好ましく、4質量%以下がより好ましい。具体的な範囲として、好ましくは0.5〜5質量%であり、より好ましくは1〜4質量%である。
【0027】
(D)成分と、(A)成分及び(B)成分の水中油型乳化組成物中の含有質量比((D)/((A)+(B)))は、経時安定性及び塗布後の肌仕上がりの良さの点から、0.5以上5以下であることが好ましく、0.8以上がより好ましく、3以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.5以上5以下であることが好ましく、0.5〜3がより好ましく、0.8〜3がさらに好ましい。
【0028】
本発明に用いられる(E)40℃で液状の極性油状物質としては、40℃で液状であり、水への溶解(1気圧、20℃)度が5g/100gH
2O未満の物質が挙げられる。これらの極性油状物質として、エステル油、植物油(トリグリセライド)、防腐剤等が挙げられる。ここで、40℃で液状とは、40℃で流動性を有するもので、クリーム状やペースト状のものも含まれる。
【0029】
エステル油としては、直鎖又は分岐鎖の脂肪酸と、直鎖又は分岐鎖のアルコール又は多価アルコールからなるエステルが挙げられる。具体的には、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、ナフタレンジカルボン酸ジエチルヘキシル、安息香酸(炭素数12〜15)アルキル、セテアリルイソノナノエート、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン、(ジカプリル酸/カプリン酸)ブチレングリコール、トリラウリン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール等が挙げられる。
【0030】
このうち、エステルを形成する脂肪酸としては炭素数8〜22の脂肪族モノ又はジカルボン酸が好ましく、アルコールとしては炭素数3〜18のアルコール、多価アルコールとしては炭素数3〜5の2〜5価の多価アルコールが好ましい。
具体的には、水中油型乳化系を形成し、良好な塗布時の使用感を得る上で、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル等が好ましく、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルがより好ましい。
【0031】
植物油としては、その植物の産地や種類、抽出部位や圧搾部位、抽出方法や圧搾方法等は特に限定なく使用できる。ベタツキ・ぬるつき感のなさの点で炭素数10〜22の脂肪酸基を2個以上有するものが好ましく、特に炭素数10〜22の脂肪酸基を3個有する脂肪酸トリグリセリドが好ましい。このような脂肪酸トリグリセリドとしては、例えばオリーブ油、マカデミアナッツ油、メドフォーム油、ヒマシ油、紅花油、ヒマワリ油、アボカド油、キャノーラ油、キョウニン油、米胚芽油、米糠油などが挙げられる。本発明においては、これらを1種又は2種以上を選択して用いることができる。
【0032】
これらのうち、オリーブ油、メドフォーム油、マカデミアナッツ油、米糠油等が水中油型乳化系を形成し、良好な塗布時の使用感を得る上で好ましい。
【0033】
防腐剤としてはフェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸メチル、パラアミノ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、エチルヘキサンジオール等が挙げられる。本発明においては、これらを1種又は2種以上を選択して用いることができる。
【0034】
これらのうち、フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピルが水中油型乳化系を形成し、刺激性も低く好ましい。
【0035】
本発明に用いる(E)極性油状物質としては、特に限定されるものではないが、経時安定性、使用感の点から、IOB値が0.05以上であることが好ましく、0.1以上であることがより好ましい。また、IOB値は、1.5以下であることが好ましく、0.8以下であることがより好ましく、0.5以下であることがさらに好ましい。具体的なIOB値の範囲は、0.05〜1.5であることが好ましく、0.1〜0.8であることがより好ましく、0.1〜0.5であることがさらに好ましい。
【0036】
なお、IOB値とは、Inorganic/Organic Balance(無機性/有機性比)の略であって、無機性値の有機性値に対する比率を表す値であり、有機化合物の極性の度合いを示す指標となるものである。IOB値は、具体的には、「IOB値=無機性値/有機性値」として表される。ここで、「無機性値」、「有機性値」のそれぞれについては、例えば、分子中の炭素原子1個について「有機性値」が20、同水酸基1個について「無機性値」が100といったように、各種原子又は官能基に応じた「無機性値」、「有機性値」が設定されており、有機化合物中の全ての原子及び官能基の「無機性値」、「有機性値」を積算することによって、当該有機化合物のIOB値を算出することができる(例えば、藤田著、「化学の領域」第11巻、第10号、第719頁〜第725頁、1957年参照)。
【0037】
(E)成分の水中油型乳化組成物中の含有量は、特に限定されるものではないが、べたつき等の使用感を改善し、延展性を高める点から、5質量%以上が好ましい。また、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲として、好ましくは5〜30質量%であり、さらに好ましくは5〜20質量%であり、特に好ましくは5〜15質量%である。
【0038】
本発明においては、経時安定性、使用感の点から、HLBが9以上のノニオン性界面活性剤を実質的に含有しないことが好ましい。具体的には、HLBが9以上のノニオン性界面活性剤を水中油型乳化組成物中に0.1質量%未満が好ましく、0.05質量%未満がより好ましく、0.01質量%未満がさらに好ましい。
【0039】
本発明の水中油型乳化組成物中の水含有量は、連続相が水相のO/W系の乳化系を形成できる量であればよく、下限は20質量%以上が好ましく、30質量%以上がより好ましく、40質量%以上がさらに好ましい。また、上限は95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、85質量%以下がさらに好ましい。具体的な範囲としては、20〜95質量%が好ましく、30〜90質量%がより好ましく、40〜85質量%がさらに好ましい。
【0040】
また、本発明の水中油型乳化組成物には、上記成分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない範囲内で、他の界面活性剤、低級アルコール、水溶性高分子、植物エキス、ビタミン類、酸化防止剤、防菌防腐剤、消炎剤、昆虫忌避剤、生理活性成分、塩類、キレート剤、中和剤、pH調整剤、香料等を配合することができる。ここで、アクリル酸系高分子や多糖系高分子等の高分子系増粘剤の含有量は1質量%以下とすることが好ましく、より好適には0.5質量%以下、さらに好適には0.3質量%以下とすることができる。
【0041】
本発明の水中油型乳化組成物の用途としては、化粧料、医薬部外品、医薬品等に特に制限なく用いることができるが、使用感の良さから化粧料、医薬部外品として好適に用いることが出来る。具体的にはシャンプー、リンス、コンディショナーなどの毛髪化粧料、洗顔料、クレンジング化粧料、ローション、乳液、クリーム、美容液、日焼け止め化粧料、パック、マッサージ化粧料などの皮膚化粧料として好適に利用できる。これらのうち、特に乳液、クリーム、美容液等のスキンケア化粧料として適用するのが好ましい。
【0042】
本発明の水中油型乳化組成物は、使用感の良さ(べたつきのなさ)、乳化安定性の点から、転相乳化法による製造方法が特に適している。転相乳化法は、界面活性剤を予め油相に加え、撹拌しながら水相を徐々に加えていき、途中で連続層が油相から水相へ転相して水中油型乳化組成物が得られる製造方法である。
【0043】
本発明の水中油型乳化組成物の製造方法として、具体的には(A)成分、(B)成分、(D)成分、(E)成分を含有する油相を60〜80℃、好ましくは65〜75℃に加熱し、均一に攪拌混合する。(C)成分を含有する水相を60〜80℃、好ましくは65〜75℃に加熱し、均一に攪拌混合する。その後、油相に攪拌しながら、水相を徐々に添加し、転相させる。
【0044】
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の実施態様を開示する。
【0045】
<1>次の成分(A)〜(E)を含有し、(D)成分と、(A)成分及び(B)成分の水中油型乳化組成物中の含有質量比((D)/((A)+(B)))が、0.5以上5以下であることを特徴とする水中油型乳化組成物。
(A)油溶性ショ糖脂肪酸エステル
(B)グリセリンモノ脂肪酸エステル
(C)N−アシルアミノ酸及び/又はその塩
(D)炭素数16〜24の高級アルコール
(E)40℃で液状の極性油状物質
【0046】
<2>(A)油溶性ショ糖脂肪酸エステルが、好ましくは脂肪酸の平均置換度が2以上であるショ糖脂肪酸エステルであり、より好ましくは脂肪酸の平均置換度が2〜6のショ糖脂肪酸エステルである<1>の水中油型乳化組成物。
<3>(A)油溶性ショ糖脂肪酸エステルの脂肪酸部の炭素数が、好ましくは12以上、より好ましくは14以上、さらに好ましくは16以上であり、好ましくは22以下、より好ましくは20以下、さらに好ましくは18以下であり、具体的な範囲として、好ましくは12〜22であり、より好ましくは14〜22であり、さらに好ましくは16〜22であり、さらに好ましくは16〜20であり、さらに好ましくは16〜18である<1>又は<2>の水中油型乳化組成物。
<4>(A)油溶性ショ糖脂肪酸エステルが、好ましくはHLBが7以下であり、より好ましくはHLBが6以下であり、さらに好ましくはHLBが5以下であり、また、好ましくは1以上であり、より好ましくは2以上であり、また好ましいHLBの範囲は1〜6であり、より好ましい範囲は2〜5である<1>〜<3>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<5>(A)成分が、好ましくはジラウリン酸スクロース、トリステアリン酸スクロース、ジステアリン酸スクロース、ヘキサエルカ酸スクロース、ペンタエルカ酸スクロース及びトリベヘン酸スクロースからなる群から選択される1種又は2種以上であり、より好ましくはトリステアリン酸スクロース及びジステアリン酸スクロースからなる群から選択される1種又は2種以上であり、さらに好ましくはジステアリン酸スクロースである<1>〜<4>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<6>(A)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、さらに好ましくは2.5質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下である<1>〜<5>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<7>(A)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは0.01〜5質量%、より好ましくは0.1〜3質量%、さらに好ましくは0.5〜2.5質量%、さらに好ましくは0.5〜1.5質量%である<1>〜<6>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<8>(B)グリセリンモノ脂肪酸エステルの脂肪酸部分の炭素数が、好ましくは12以上、より好ましくは16以上であり、好ましくは22以下、より好ましくは20以下であり、具体的な範囲として好ましくは12〜22、より好ましくは16〜20である<1>〜<7>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<9>(B)グリセリンモノ脂肪酸エステルのHLBは、好ましくは1以上、より好ましくは1.5以上であり、好ましくは6以下、より好ましくは4以下であり、具体的なHLBの範囲として、好ましくは1〜6であり、より好ましくは1.5〜4である<1>〜<8>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<10>(B)成分が、好ましくはミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル及びパルミチン酸グリセリルから選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル及びモノオレイン酸グリセリルから選ばれる1種又は2種以上であり、さらに好ましくはモノステアリン酸グリセリルである<1>〜<9>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<11>(B)成分の水中油型乳化組成物中における含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.15質量%以上、さらにより好ましくは0.2質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、さらに好ましくは2質量%以下である<1>〜<10>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<12>(B)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.15〜3質量%、さらに好ましくは0.2〜2質量%である<1>〜<11>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<13>(A)成分と(B)成分の含有質量比((B)/(A))が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上であり、また、好ましくは3以下、より好ましくは2以下、さらに好ましくは1.5以下である<1>〜<12>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<14>(A)成分と(B)成分の含有質量比((B)/(A)が、好ましくは0.1〜3、より好ましくは0.2〜2、さらに好ましくは0.2〜1.5である<1>〜<13>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<15>(C)成分が、炭素数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸由来のアシル基を有するグルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、スレオニン、メチルアラニン、サルコシン、リジン及びアルギニンから選ばれるアミノ酸又はその塩である<1>〜<14>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<16>(C)成分が、好ましくはヤシ油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸、パーム油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸、ラウロイルアスパラギン酸、ミリストイルグルタミン酸、ラウロイルグルタミン酸、ステアロイルグルタミン酸、又はこれらのアルカリ金属塩であり、より好ましくはN−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム又はN−ステアロイルグルタミン酸ナトリウムである<1>〜<15>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<17>(C)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは1.2質量%以下、さらに好ましくは0.8質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%以下である<1>〜<6>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<18>(C)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは0.005〜1.2質量%、より好ましくは0.05〜0.8質量%、さらに好ましくは0.05〜1.2質量%、さらに好ましくは0.1〜0.5質量%である<1>〜<17>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<19>(D)成分が、好ましくは炭素数18〜22の飽和直鎖アルコール、より好ましくは炭素数22の飽和直鎖アルコール、さらに好ましくは、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール及びカルナービルアルコールから選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<18>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<20>(D)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは4質量%以下である<1>〜<19>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<21>(D)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは0.5〜5質量%、より好ましくは1〜4質量%である<1>〜<20>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<22>((D)/(A)+(B))が、0.5以上5以下、好ましくは0.5〜3、より好ましくは0.8〜3である<1>〜<21>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<23>(E)成分が、エステル油、植物油及び防腐剤から選ばれる40℃で液状の極性油状物質である<1>〜<22>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<24>(E)成分が、炭素数8〜22の脂肪族モノ又はジカルボン酸と炭素数3〜18のアルコール又は炭素数3〜5の2〜5価の多価アルコールのエステル、炭素数10〜22の脂肪酸基を3個有する脂肪酸トリグリセリド、及び防腐剤から選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<23>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<25>(E)成分が、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、オリーブ油、マカデミアナッツ油、メドフォーム油、ヒマシ油、紅花油、ヒマワリ油、アボカド油、キャノーラ油、キョウニン油、米胚芽油、米糠油、フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸メチル、パラアミノ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル及びエチルヘキサンジオールから選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<24>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<26>(E)成分が、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オリーブ油、メドフォーム油、マカデミアナッツ油、米糠油、フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸エチル及びパラオキシ安息香酸プロピルから選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<25>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<27>(E)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは5質量%以上であり、また、30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下である<1>〜<26>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<28>(E)成分の水中油型乳化組成物中の含有量が、好ましくは5〜30質量%、より好ましくは5〜20質量%、さらに好ましくは5〜15質量%である<1>〜<27>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<29>HLBが9以上のノニオン性界面活性剤の含有量が、水中油型乳化組成物中に好ましくは0.1質量%未満、より好ましくは0.05質量%未満、さらに好ましくは0.01質量%未満である<1>〜<28>のいずれかの水中油型乳化組成物。
<30>水の含有量が、下限は20質量%以上が好ましく、30質量%以上がより好ましく、40質量%以上がさらに好ましく、また、上限は95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、85質量%以下がさらに好ましく、具体的な範囲としては、20〜95質量%が好ましく、30〜90質量%がより好ましく、40〜85質量%がさらに好ましい<1>〜<29>のいずれかの水中油型乳化組成物。
【実施例】
【0047】
実施例1〜12、及び比較例1〜8
表1及び表2に示した処方に従い、水中油型乳化組成物を調製した。これらを用いて、下記の(1)経時安定性試験(高温及び低温)、(2)官能性試験を実施し、それぞれ評価した。結果は表1及び表2に併せて示した。
なお、実施例11及び12は参考例であって、特許請求の範囲に包含されるものではない。
【0048】
(1)経時安定性試験
表1及び表2に示した水中油型乳化組成物をガラス瓶に入れ、それぞれの試料を45℃及び−10℃の恒温槽に3ヶ月間保管した。調製直後の状態を基準として、3ヶ月後の外観の変化を目視により下記基準に基づいて判定した。
【0049】
(経時安定性(45℃、3ヶ月)評価基準)
○:問題なし
△1:極めて軽微な分離が見られる
△2:極めて軽微な過剰固化が見られる
×1:分離、離油、離水が見られる
×2:過剰固化が見られる
【0050】
(経時安定性(−10℃、3ヶ月)評価基準)
○:問題なし
△1:極めて軽微な分離が見られる
△2:極めて軽微な過剰固化が見られる
×1:分離、離油、離水が見られる
×2:過剰固化が見られる
【0051】
(2)官能性試験
10名の評価パネラーに「塗布時のベタつき・ヌルツキ」及び「塗布後の肌仕上がり」について、下記評価基準に基づき、それぞれ評価した。評価結果は、10名の評価パネラーの平均点を示した。
【0052】
(塗布時のベタツキ・ヌルツキ評価基準)
5:ベタツキ・ヌルツキを感じない
4:僅かにベタツキ・ヌルツキを感じる
3:どちらとも言えない
2:ベタツキ・ヌルツキを感じる
1:ベタツキ・ヌルツキを強く感じる
【0053】
(塗布後の肌仕上がり評価基準)
5:肌収まりが良く、良好な保湿感と肌感触を感じることができる
4:極僅かに肌収まりが良くないが、良好な保湿感を感じ、ベタツキはない
3:僅かに肌収まりが良くないが、通常の保湿感を感じ、ベタツキもない
2:僅かに肌収まりが悪く、過剰な保湿感とベタツキを感じる
1:肌収まりが悪く、過剰な保湿感とベタツキを感じる
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
※1 :サーフホープSE C-1805(三菱化学フーズ(株))
※2 :サーフホープSE C-1802(三菱化学フーズ(株))
※3 :サーフホープSE C-1815(三菱化学フーズ(株))
※4 :モンテックスMA(日本活性剤(株))
※5 :NIKKOL MGM(日光ケミカルズ(株))
※6 :NIKKOL SS-10V(日光ケミカルズ(株))
※7 :ステアリルアルコール(高級アルコール工業(株))
※8 :ベヘニルアルコール65(高級アルコール工業(株))
※9 :カルコール6850(花王(株))
※10:アミソフトHS-11P(味の素(株))
【0057】
(製造方法)
A 成分1〜17(油相)を80℃に加温し、均一に攪拌する。
B 成分18〜31(水相)を80℃に加温し、均一に攪拌する。
C AにBを徐々に添加し、B添加後、ホモミキサーで分散する。
D 均一に攪拌しながら、室温まで徐冷する。
【0058】
本発明の水中油型乳化組成物は、(E)極性油を高配合していても、保湿感の持続性に優れ、かつ経時安定性が良好であるとともに、使用感が極めて良好である。これに対し、比較例の水中油型乳化組成物は、経時安定性と感触の両立のいずれにおいても劣っていた。表1及び表2中、比較例4は、安定な水中油型乳化物が形成できなかったので、官能性の評価を行うことができなかった。
【0059】
次に、以下の処方に従い、常法にて水中油乳化組成物を調製した。いずれも官能効果に優れ、良好な経時安定性が期待されるものでる。
【0060】
処方例1(クリーム)
成分 含有量(質量%)
〔油相〕
ジステアリン酸スクロース 2.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.0
ステアリン酸 0.5
ミリスチン酸 0.5
フィトステロール 0.5
水添ポリデセン 8.0
イソステアリン酸プロピレングリコール 4.0
メドウフォーム油 1.0
ジメチコン(2cs) 2.0
ジメチコン(200cs) 0.035
ジメチコン(1000000cs) 0.015
〔水相〕
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.15
グリセリン 8.0
ジグリセリン 1.0
ジプロピレングリコール 1.0
マルチトール液(70%) 3.0
ピロ亜硫酸ナトリウム 0.02
キサンタンガム 0.2
カルボキシビニルポリマー 0.05
クロルフェネシン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
オクタンジオール 0.5
カンゾウエキス 0.1
チンピエキス 0.1
酵母エキス 0.1
精製水 残分
【0061】
処方例2(乳液)
成分 含有量(質量%)
〔油相〕
ジステアリン酸スクロース 1.0
モノステアリン酸グリセリル 0.6
ベヘニルアルコール 1.5
ステアリン酸 0.5
水添ポリデセン 3.0
セバシン酸ジイソプロピル 5.0
コメヌカ油 1.0
ジメチコン(2cs) 5.0
〔水相〕
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.1
グリセリン 5.0
ジグリセリン 1.0
ジプロピレングリコール 1.0
マルチトール液(70%) 2.0
ピロ亜硫酸ナトリウム 0.01
キサンタンガム 0.2
カルボキシビニルポリマー 0.05
クロルフェネシン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
オクタンジオール 0.5
カンゾウエキス 0.1
チンピエキス 0.1
酵母エキス 0.1
精製水 残分