特許第6118548号(P6118548)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6118548保育施設検索システムおよび方法ならびにプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6118548
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】保育施設検索システムおよび方法ならびにプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20170410BHJP
   G01C 21/00 20060101ALI20170410BHJP
   G06F 17/30 20060101ALI20170410BHJP
【FI】
   G06Q50/20
   G01C21/00
   G06F17/30 170C
   G06F17/30 310Z
【請求項の数】3
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2012-269686(P2012-269686)
(22)【出願日】2012年12月10日
(65)【公開番号】特開2014-115840(P2014-115840A)
(43)【公開日】2014年6月26日
【審査請求日】2015年11月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233491
【氏名又は名称】株式会社日立システムズ
(74)【代理人】
【識別番号】100080001
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 大和
(74)【代理人】
【識別番号】100113642
【弁理士】
【氏名又は名称】菅田 篤志
(74)【代理人】
【識別番号】100117008
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 章子
(74)【代理人】
【識別番号】100147430
【弁理士】
【氏名又は名称】坂次 哲也
(72)【発明者】
【氏名】大野 慧理
【審査官】 関 博文
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−099544(JP,A)
【文献】 特開2009−093387(JP,A)
【文献】 特開2006−285646(JP,A)
【文献】 特開2006−058193(JP,A)
【文献】 特開2001−331492(JP,A)
【文献】 特開2005−352170(JP,A)
【文献】 特開2002−099628(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G01C 21/00
G06F 17/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保育施設に子供を一時的に預ける一時保育を希望する保護者が利用する利用者端末と、前記保育施設に設置されている保育施設端末と、前記保育施設に子供を通園させている通園者の通園者端末と、それらの端末にネットワークを介して接続される支援サーバとを有する保育施設検索システムであって、
前記保育施設端末は、前記子供ごとのIDを含む情報の無線読み取り手段を用いて、前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む状況を把握し、その状況の情報を前記支援サーバに送信し、
前記通園者端末は、前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む情報を、前記支援サーバに送信し、
前記支援サーバは、前記保育施設端末からの情報や前記通園者端末からの情報を用いて、前記保育施設ごとの前記一時保育が可能な空き人数及び日時を含む状況を記憶し、
前記利用者端末は、前記利用者端末の現在位置を検出し、前記現在位置、利用者ID、一時保育利用希望日時、及び希望半径を含む情報を前記支援サーバに送信し
記支援サーバは、前記保育施設の前記状況を含む情報、及び前記利用者端末から受信した情報に基づいて、前記現在位置から前記保育施設の保育施設位置までの距離が前記希望半径以下であってかつ利用可能な前記保育施設の情報を抽出し、地図と前記地図の対応する位置に前記現在位置の目印と前記保育施設位置の目印とを表示するための表示情報として、前記現在位置に最も近い前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設の目印と異なる態様で表示し、前記保護者の前記保育施設の過去利用実績に基づいて過去に利用実績のある前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設位置の目印と異なる態様で表示するための前記表示情報を生成し、前記表示情報を前記利用者端末に送信し
前記利用者端末は、前記支援サーバから受信した前記表示情報に基づいて、前記地図と前記地図の対応する位置に前記現在位置の目印と前記保育施設位置の目印とを表示し、その際に前記現在位置に最も近い前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設の目印と異なる態様で表示し、前記過去に利用実績のある前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設位置の目印と異なる態様で表示し、
前記支援サーバは、前記距離が前記希望半径以下の前記保育施設を抽出できない場合、上限半径以内で前記希望半径に所定量を増加した増加半径を用いて、前記距離が前記増加半径以下であって、かつ利用可能な前記保育施設の情報を抽出し、前記増加半径の場合の抽出結果の件数を含む前記表示情報を生成し、
前記利用者端末は、前記地図及び目印の表示及び前記保護者の操作に基づいて、一時保育利用申し込み情報を前記支援サーバに送信し、
前記支援サーバは、前記利用者端末からの前記一時保育利用申し込み情報に基づいて、前記保育施設の一時保育利用申し込みを受け付けて登録し、
前記利用者端末は、前記一時保育を利用する前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む情報を、前記支援サーバに送信する、
保育施設検索システム。
【請求項2】
保育施設に子供を一時的に預ける一時保育を希望する保護者が利用する利用者端末と、前記保育施設に設置されている保育施設端末と、前記保育施設に子供を通園させている通園者の通園者端末と、それらの端末にネットワークを介して接続される支援サーバとを有する保育施設検索システムにおける保育施設検索方法であって、
前記保育施設端末が、前記子供ごとのIDを含む情報の無線読み取り手段を用いて、前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む状況を把握し、その状況の情報を前記支援サーバに送信するステップと、
前記通園者端末が、前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む情報を、前記支援サーバに送信するステップと、
前記支援サーバが、前記保育施設端末からの情報や前記通園者端末からの情報を用いて、前記保育施設ごとの前記一時保育が可能な空き人数及び日時を含む状況を記憶するステップと、
前記利用者端末が、前記利用者端末の現在位置を検出し、前記現在位置、利用者ID、一時保育利用希望日時、及び希望半径を含む情報を前記支援サーバに送信するステップと、
前記支援サーバが、前記保育施設の前記状況を含む情報、及び前記利用者端末から受信した情報に基づいて、前記現在位置から前記保育施設の保育施設位置までの距離が前記希望半径以下であって、かつ利用可能な前記保育施設の情報を抽出し、地図と前記地図の対応する位置に前記現在位置の目印と前記保育施設位置の目印とを表示するための表示情報として、前記現在位置に最も近い前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設の目印と異なる態様で表示し、前記保護者の前記保育施設の過去利用実績に基づいて過去に利用実績のある前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設位置の目印と異なる態様で表示するための前記表示情報を生成し、前記表示情報を前記利用者端末に送信するステップと、
前記利用者端末が、前記支援サーバから受信した前記表示情報に基づいて、前記地図と前記地図の対応する位置に前記現在位置の目印と前記保育施設位置の目印とを表示し、その際に前記現在位置に最も近い前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設の目印と異なる態様で表示し、前記過去に利用実績のある前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設位置の目印と異なる態様で表示するステップと、
前記支援サーバが、前記距離が前記希望半径以下の前記保育施設を抽出できない場合、上限半径以内で前記希望半径に所定量を増加した増加半径を用いて、前記距離が前記増加半径以下であって、かつ利用可能な前記保育施設の情報を抽出し、前記増加半径の場合の抽出結果の件数を含む前記表示情報を生成するステップと、
前記利用者端末が、前記地図及び目印の表示及び前記保護者の操作に基づいて、一時保育利用申し込み情報を前記支援サーバに送信するステップと、
前記支援サーバが、前記利用者端末からの前記一時保育利用申し込み情報に基づいて、前記保育施設の一時保育利用申し込みを受け付けて登録するステップと、
前記利用者端末が、前記一時保育を利用する前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む情報を、前記支援サーバに送信するステップと、
を有する、保育施設検索方法。
【請求項3】
保育施設に子供を一時的に預ける一時保育を希望する保護者が利用する利用者端末と、前記保育施設に設置されている保育施設端末と、前記保育施設に子供を通園させている通園者の通園者端末と、それらの端末にネットワークを介して接続される支援サーバとを有する保育施設検索システムのコンピュータを機能させるための保育施設検索プログラムであって、
前記保育施設端末が、前記子供ごとのIDを含む情報の無線読み取り手段を用いて、前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む状況を把握し、その状況の情報を前記支援サーバに送信するステップと、
前記通園者端末が、前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む情報を、前記支援サーバに送信するステップと、
前記支援サーバが、前記保育施設端末からの情報や前記通園者端末からの情報を用いて、前記保育施設ごとの前記一時保育が可能な空き人数及び日時を含む状況を記憶するステップと、
前記利用者端末が、前記利用者端末の現在位置を検出し、前記現在位置、利用者ID、一時保育利用希望日時、及び希望半径を含む情報を前記支援サーバに送信するステップと、
前記支援サーバが、前記保育施設の前記状況を含む情報、及び前記利用者端末から受信した情報に基づいて、前記現在位置から前記保育施設の保育施設位置までの距離が前記希望半径以下であって、かつ利用可能な前記保育施設の情報を抽出し、地図と前記地図の対応する位置に前記現在位置の目印と前記保育施設位置の目印とを表示するための表示情報として、前記現在位置に最も近い前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設の目印と異なる態様で表示し、前記保護者の前記保育施設の過去利用実績に基づいて過去に利用実績のある前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設位置の目印と異なる態様で表示するための前記表示情報を生成し、前記表示情報を前記利用者端末に送信するステップと、
前記利用者端末が、前記支援サーバから受信した前記表示情報に基づいて、前記地図と前記地図の対応する位置に前記現在位置の目印と前記保育施設位置の目印とを表示し、その際に前記現在位置に最も近い前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設の目印と異なる態様で表示し、前記過去に利用実績のある前記保育施設位置の目印を他の前記保育施設位置の目印と異なる態様で表示するステップと、
前記支援サーバが、前記距離が前記希望半径以下の前記保育施設を抽出できない場合、上限半径以内で前記希望半径に所定量を増加した増加半径を用いて、前記距離が前記増加半径以下であって、かつ利用可能な前記保育施設の情報を抽出し、前記増加半径の場合の抽出結果の件数を含む前記表示情報を生成するステップと、
前記利用者端末が、前記地図及び目印の表示及び前記保護者の操作に基づいて、一時保育利用申し込み情報を前記支援サーバに送信するステップと、
前記支援サーバが、前記利用者端末からの前記一時保育利用申し込み情報に基づいて、前記保育施設の一時保育利用申し込みを受け付けて登録するステップと、
前記利用者端末が、前記一時保育を利用する前記保育施設の子供の出欠及びその日時を含む情報を、前記支援サーバに送信するステップと、
を前記コンピュータに実行させる、保育施設検索プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、施設検索システムおよび方法ならびにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、女性の社会進出により、一時的に子供を保育施設に預けたいというニーズが高まっている。そして、利用者は保育施設の空き状況を自ら電話で問い合わせ、空きがあれば一時的に保育施設を利用するということが多く行われている。その場合、問い合わせを受けた保育施設の職員は、空き状況を確認した上で回答する必要があり、当該対応に時間を割いている。その一方で、一時保育を増やすことで保育施設の稼働率を上げたいというニーズもある。
【0003】
本技術分野の背景技術として、例えば、特開2004−171195号公報(特許文献1)がある。この公報には、「保育園等、人の出入りが激しい場所において園児等の出入りをカードリーダーを用いて把握し、出席簿、利用者名簿、登降園記録表などを一元的に管理、作成する。」と記載がある。また、特開2002−259728号公報(特許文献2)がある。この公報には、「保育機関での子供の保育を希望する保護者に、要望する条件に合った1または複数の保育機関を、ネットワークを利用して仲介する。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−171195号公報
【特許文献2】特開2002−259728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、園児の出入りをカードリーダーにより把握できる。また、特許文献2では、要望する条件に合った保育施設を、保護者に仲介することができる。しかし、特許文献1や特許文献2に記載された技術では、現在位置から所定距離以内に存在し、かつ利用可能な保育施設を視覚的に把握することができない。
【0006】
本発明の目的は、現在位置から所定距離以内に存在し、かつ利用可能な保育施設を視覚的に把握できるようにする技術を提供することである。
【0007】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0009】
前記目的を達成するために、代表的な発明は、利用者端末と、前記利用者端末にネットワークを介して接続される保育園運営支援サーバとを有する施設検索システムであって、以下の特徴を有する。前記利用者端末は、前記利用者端末の現在位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部で検出した前記利用者端末の前記現在位置を前記保育園運営支援サーバに送信する通信部と、を有する。そして、前記保育園運営支援サーバは、前記利用者端末から受信した前記利用者端末の前記現在位置に基づいて、前記現在位置から保育施設の保育施設位置までの距離が所定値以下であってかつ利用可能な前記保育施設を抽出し、この抽出した前記保育施設の前記保育施設位置と前記現在位置とに基づいて、地図と前記地図の対応する位置に前記現在位置の目印と前記保育施設位置の目印とを表示するための表示情報を生成し、この生成した前記表示情報を前記利用者端末に送信する一時保育管理部を有する。そして、前記利用者端末は、前記一時保育管理部から受信した前記表示情報に基づいて、前記地図と前記地図の対応する位置に前記現在位置の目印と前記保育施設位置の目印とを表示する表示部をさらに有することで前述の課題を解決する。
【0010】
また、本発明は、現在位置から所定距離以内に存在し、かつ利用可能な保育施設を視覚的に把握できるようにするためのシステムによる方法や、現在位置から所定距離以内に存在し、かつ利用可能な保育施設を視覚的に把握できるようにするためのシステムとしてコンピュータを機能させるプログラムにも適用することができる。
【発明の効果】
【0011】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0012】
本発明によれば、現在位置から所定距離以内に存在し、かつ利用可能な保育施設を視覚的に把握できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施の形態における、施設検索システムの構成例の概要を示す図である。
図2図1の施設検索システムにおいて、記憶部に記憶された園児テーブルの構成例を示す図である。
図3図1の施設検索システムにおいて、記憶部に記憶された登降園履歴テーブルの構成例を示す図である。
図4図1の施設検索システムにおいて、記憶部に記憶された出欠予定テーブルの構成例を示す図である。
図5図1の施設検索システムにおいて、記憶部に記憶された出欠登録URLテーブルの構成例を示す図である。
図6図1の施設検索システムにおいて、記憶部に記憶された一時保育利用者テーブルの構成例を示す図である。
図7図1の施設検索システムにおいて、記憶部に記憶された一時保育申込み履歴テーブルの構成例を示す図である。
図8図1の施設検索システムにおいて、記憶部に記憶された保育施設マスタテーブルの構成例を示す図である。
図9図1の施設検索システムにおいて、記憶部に記憶された上限半径テーブルの構成例を示す図である。
図10図1の施設検索システムにおいて、登降園登録処理の処理フローの一例を示す図である。
図11図10に続く登降園登録処理の処理フローの一例を示す図である。
図12図1の施設検索システムにおいて、登園確認メール送信処理の処理フローの一例を示す図である。
図13図1の施設検索システムにおいて、空き状況紹介処理の処理フローの一例を示す図である。
図14図13に続く空き状況紹介処理の処理フローの一例を示す図である。
図15図14に続く空き状況紹介処理の処理フローの一例を示す図である。
図16図1の施設検索システムにおいて、半径加算処理の処理フローの一例を示す図である。
図17図1の施設検索システムにおいて、該当件数表示画面表示処理の処理フローの一例を示す図である。
図18図1の施設検索システムにおいて、一時保育申込み処理の処理フローの一例を示す図である。
図19図1の施設検索システムにおいて、出欠予定記憶処理の処理フローの一例を示す図である。
図20図1の施設検索システムにおいて、登降園記録画面の例を示す図である。
図21図1の施設検索システムにおいて、登園状況登録画面の例を示す図である。
図22図1の施設検索システムにおいて、一時保育検索結果画面の例を示す図である。
図23図1の施設検索システムにおいて、該当件数表示画面の例を示す図である。
図24図1の施設検索システムにおいて、一時保育申込み受付画面の例を示す図である。
図25図1の施設検索システムにおいて、一時保育申込み失敗画面の例を示す図である。
図26図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアAに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図27図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアBに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図28図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアCに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図29図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアDに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図30図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアEに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図31図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアFに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図32図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアGに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図33図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアHに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図34図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアIに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図35図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアJに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図36図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアKに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図37図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアLに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図38図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアMに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図39図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアNに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図40図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアOに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図41図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアPに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
図42図1の施設検索システムにおいて、保育園運営支援サーバのワークエリアQに記憶するデータ項目の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0015】
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態における、施設検索システムの構成例の概要を示す図である。図1において、施設検索システムは例えば、保育園端末101と、通園者端末108と、利用者端末109と、これら保育園端末101、通園者端末108、利用者端末109と、ネットワークを介して接続される保育園運営支援サーバ104とを有する。
【0016】
また、利用者端末109および保育園運営支援サーバ104は、所定のハードウェアおよびソフトウェアにより実装される。例えば、利用者端末109および保育園運営支援サーバ104は、プロセッサやメモリなどを有し、プロセッサによるメモリ上のプログラムの実行により、施設検索システムとして、利用者端末109および保育園運営支援サーバ104のコンピュータを機能させる。
【0017】
利用者端末109は、位置検出部180、通信部181、表示部182を有する。
【0018】
位置検出部180は、利用者端末109の利用者緯度と利用者経度から特定される利用者端末109の地図上の位置である現在位置を検出する。位置検出部180は、例えば、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサが該当する。
【0019】
通信部181は、利用者端末109の現在位置を保育園運営支援サーバ104に送信する。また、通信部181は保育園運営支援サーバ104が生成した表示情報を受信する。そして、通信部181は受信した表示情報を表示部182に送信する。
【0020】
表示部182は、受信した表示情報に基づいて地図と、地図の対応する位置に現在位置の目印と保育施設位置の目印を表示する。
【0021】
保育園運営支援サーバ104は、記憶部105、通園状況管理部106、一時保育管理部107を有する。
【0022】
記憶部105は、園児テーブル201、登降園履歴テーブル301、出欠予定テーブル401、出欠登録URLテーブル501、一時保育利用者テーブル601、一時保育申込み履歴テーブル701、保育施設マスタテーブル801、上限半径テーブル901、地図情報920を記憶する。
【0023】
一時保育管理部107は、地図情報920と、利用者端末109の現在位置と、抽出した保育施設の、保育施設位置(保育施設緯度と保育施設経度から特定される保育施設の地図上の位置)に基づき、地図と当該地図の対応する位置に利用者端末109の現在位置の目印と保育施設位置の目印を表示するための表示情報を生成する。
【0024】
また、一時保育管理部107は、生成した表示情報を利用者端末109に送信する。
【0025】
通園状況管理部106は、通園者端末108から受信した[園児ID]、[出欠予定日]、[遅刻・早退時刻]、[出欠種別]、[保育施設ID]を出欠予定テーブル401に記憶する。また、通園状況管理部106は、登園確認メール送信処理(後述、図12)を行う。
【0026】
通園者端末108は、図示しない表示部に登園状況登録画面(後述、図21)を表示する。通園端末は、図示しない表示部に表示した登園状況登録画面から[園児ID]、[出欠予定日]、[遅刻・早退時刻]、[出欠種別]、[保育施設ID]の入力を受け付ける。通園者端末108は、入力を受け付けた情報を通園状況管理部106に送信する。
【0027】
保育園端末101は、登園記録部103を有する。また、保育園端末101は、読取部102と接続する。
【0028】
読取部102は、ICカードなどの情報を読み取り、読み取った情報を登園記録部103に送信する。読取部102は、例えば、RFIDリーダが該当する。
【0029】
登園記録部103は、登降園登録処理(後述、図10)を行う。
【0030】
<ワークエリア構成>
図26は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアAに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアAは、[ユニークID]などのデータ項目を記憶する。[ユニークID]は、読取部102が読み取った無線ICを識別するための記号である。
【0031】
図27は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアBに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアBは、[園児ID]、[園児名]、[性別]、[保育施設ID]などのデータ項目を記憶する。[園児ID]は、園児を識別するための記号である。[園児名]は、園児の氏名を示す。[性別]は、園児の性別を示す。[保育施設ID]は、保育施設を識別するための記号である。
【0032】
図28は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアCに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアCは、[登降園モード]などのデータ項目を記憶する。[登降園モード]は「登園」か「降園」のいずれかを識別するための情報である。
【0033】
図29は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアDに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアDは、[メールアドレス]、[出欠登録URL]などのデータ項目を記憶する。[メールアドレス]は、園児の保護者のメールアドレスを示す。[出欠登録URL]は、出欠登録をするためのWebページのURLを示す。
【0034】
図30は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアEに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアEは、[一時保育利用者ID]、[利用日付]、[利用開始時刻]、[利用終了時刻]、[半径]、[利用者緯度]、[利用者経度]などのデータ項目を記憶する。[一時保育利用者ID]は、一時保育利用者を識別するための記号である。[利用日付]は、一時保育を利用する日付を示す。[利用開始時刻]は、一時保育の利用を開始する時刻を示す。[利用終了時刻]は、一時保育の利用を終了する時刻を示す。[利用者緯度]は、利用者(利用者端末109)の現在位置を特定するための緯度を示す。[利用者経度] は、利用者(利用者端末109)の現在位置を特定するための経度を示す。[半径]は、保育施設の検索をした結果、利用者に情報を提供する保育施設が存在する範囲を決定するものである。より詳細には、利用者緯度と利用者経度から特定される位置を中心に、円を描いた場合における[半径]の長さを示す。そして、一時保育管理部107は、円の範囲内に存在する保育施設を利用者に提供する。
【0035】
図31は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアFに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアFは、[保育施設ID]、[保育施設名]、[保育施設緯度]、[保育施設経度]、[距離]、[過去利用実績]、[該当可否]などのデータ項目を記憶する。[保育施設ID]は、保育施設を識別するための記号である。[保育施設名]は、保育施設の施設名を示す。[保育施設緯度]は、保育施設位置を特定するための緯度を示す。[保育施設経度]は、保育施設位置を特定するための経度を示す。[距離]は、利用者(利用者端末109)の現在位置から保育施設位置までの直線距離を示す。[過去利用実績]は、過去に保育施設を利用したか否かを示す情報を記憶する。より詳細には、「True」と「False」のいずれかの値を記憶する。「True」が記憶されている場合は、保育施設を利用したことがあることを示し、「False」が記憶されている場合は、保育施設を利用したことがないことを示す。[該当可否]は、保育施設位置が、現在位置から所定距離以内にあり、かつ利用可能か否かを示す。「True」が記憶されている場合には、保育施設位置が現在位置から所定距離以内にあり、かつ利用可能であることを示す。「False」が記憶されている場合は、保育施設が利用可能でないことを示す。
【0036】
図32は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアGに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアGは、[保育施設ID]、[距離]などのデータ項目を記憶する。
【0037】
図33は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアHに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアHは、[園児ID]、[出欠予定日]、[出欠種別]、[遅刻早退時刻]、[保育施設ID]などのデータ項目からなる出欠予定情報を記憶する。[出欠予定日]は、園児の出席または欠席に関する情報を登録した日時を示す。[出欠種別]は、遅刻・早退・欠席などの出席または欠席に関する情報の内容を示す。[遅刻早退時刻]は、遅刻または早退をした時刻を示す。[保育施設ID]は、保育施設を識別するための記号である。
【0038】
図34は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアIに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアIは、[一時保育利用者ID]、[利用日付]、[利用開始時刻]、[利用終了時刻]、[保育施設ID]などのデータ項目からなる一時申込み履歴情報を記憶する。
【0039】
図35は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアJに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアJは、[一時保育利用者ID]、[利用日付]、[利用開始時刻]、[利用終了時刻]、[保育施設ID]などのデータ項目を記憶する。
【0040】
図36は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアKに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアKは、[半径]などのデータ項目を記憶する。
【0041】
図37は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアLに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアLは、[上限半径]などのデータ項目を記憶する。[上限半径]は、保育施設の検索を行う範囲を決定する半径の上限値を示す。
【0042】
図38は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアMに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアMは、[判定フラグ]などのデータ項目を記憶する。[判定フラグ]は、検索が完了したか否かを識別するためのフラグである。「判定フラグ」に「False」が記憶されているときは、検索が完了していないことを示し、「判定フラグ」に「True」が記憶されているときは、検索が完了していることを示す。「判定フラグ」は初期値として「False」が記憶されている。
【0043】
図39は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアNに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアNは、[一時保育利用者ID]、[利用日付]、[利用開始時刻]、[利用終了時刻]、[保育施設ID]などのデータ項目を記憶する。
【0044】
図40は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアOに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアOは、[園児ID]、[出欠予定日]、[出欠種別]、[遅刻早退時刻]、[保育施設ID]などのデータ項目を記憶する。
【0045】
図41は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアPに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアPは、[一時保育利用者ID]、[利用日付]、[利用開始時刻]、[利用終了時刻]、[保育施設ID]などのデータ項目を記憶する。
【0046】
図42は、保育園運営支援サーバ104のワークエリアQに記憶するデータ項目の構成例を示している。ワークエリアQは、[園児ID]、[出欠予定日]、[出欠種別]、[遅刻早退時刻]、[保育施設ID]などのデータ項目を記憶する。
【0047】
<テーブル構成>
図2は、記憶部105に記憶された、園児テーブル201の構成例を示している。園児テーブル201は、[園児ID]、[ユニークID]、[園児名]、[性別]、[保護者名]、[メールアドレス]などのデータ項目を含む。[園児ID]は、園児を識別するための記号である。 [ユニークID]は、読取部102と通信する無線ICを識別するための記号である。[園児名]は、園児の氏名を示す。[性別]は、園児の性別を示す。[保護者名]は、園児の保護者の氏名を示す。 [メールアドレス]は、園児の保護者のメールアドレスを示す。
【0048】
図3は、記憶部105に記憶された、登降園履歴テーブル301の構成例を示している。登降園履歴テーブル301は、[園児ID]、[登園日時]、[降園日時]などのデータ項目を含む。[登園日時]は、園児の登園日時を示す。[降園日時]は、園児の降園日時を示す。
【0049】
図4は、記憶部105に記憶された、出欠予定テーブル401の構成例を示している。出欠予定テーブル401は、[園児ID]、[出欠予定日]、[出欠種別]、[遅刻早退時刻]、[保育施設ID]などのデータ項目を含む。[出欠予定日]は、園児の出席または欠席に関する情報を登録した日時を示す。[出欠種別]は、遅刻・早退・欠席などの出席または欠席に関する情報の内容を示す。[遅刻早退時刻]は、遅刻または早退をした時刻を示す。[保育施設ID]は、保育施設を識別するための記号である。
【0050】
図5は、記憶部105に記憶された、出欠登録URLテーブル501の構成例を示している。出欠登録URLテーブル501は、[出欠登録URL]などのデータ項目を含む。[出欠登録URL]は、出欠登録をするためのWebページのURLを示す。
【0051】
図6は、記憶部105に記憶された一時保育利用者テーブル601の構成例を示している。一時保育利用者テーブル601は、[一時保育利用者ID]、[利用園児名]、[利用者保護者名]などのデータ項目を含む。[一時保育利用者ID]は、一時保育利用者を識別するための記号である。[利用園児名]は、一時保育の対象となる園児の氏名を示す。[利用者保護者名]は、一時保育を利用する園児の保護者の氏名を示す。
【0052】
図7は、記憶部105に記憶された、一時保育申込み履歴テーブル701の構成例を示している。一時保育申込み履歴テーブル701は、[利用日付]、[利用開始時刻]、[利用終了時刻]、[一時保育利用者ID]、[保育施設ID]などのデータ項目を含む。[利用日付]は、一時保育を利用する日付を示す。[利用開始時刻]は、一時保育の利用を開始する時刻を示す。[利用終了時刻]は、一時保育の利用を終了する時刻を示す。
【0053】
図8は、記憶部105に記憶された、保育施設マスタテーブル801の構成例を示している。保育施設マスタテーブル801は、[保育施設ID]、[保育施設名]、[保育施設緯度]、[保育施設経度]などのデータ項目を含む。[保育施設名]は、保育施設の施設名を示す。[保育施設緯度]は、保育施設位置を特定するための緯度を示す。[保育施設経度]は、保育施設位置を特定するための経度を示す。
【0054】
図9は、記憶部105に記憶された、上限半径テーブル901の構成例を示している。上限半径テーブル901は、[上限半径]などのデータ項目を含む。[上限半径]は、保育施設の検索を行う範囲を決定する半径の上限値を示す。
【0055】
<応答画面例(1):登降園記録画面>
図20(a)(b)は、登降園記録画面の例を示す。図20(a)(b)にて、通園者端末108は、図示しない表示部に、「花子さん 登園時刻を記録しました」や「花子さん 降園時刻を記録しました」などのメッセージを表示する。
【0056】
<応答画面例(2):登園状況登録画面>
図21は、登園状況登録画面の例を示す。図21にて、通園者端末108は、図示しない表示部に、 [園児ID]、[出欠予定日]、[遅刻・早退時刻]を入力するためのテキストボックスや、[出欠種別]、[保育施設ID]を入力するためのリストボックスを表示する。
【0057】
<応答画面例(3):一時保育検索結果画面>
図22は、一時保育検索結果画面の例を示す。図22にて、利用者端末109の表示部182は、利用者緯度と利用者経度から特定される地図上の位置に「現在地」と表示するとともに目印を表示する。
【0058】
また、保育施設緯度と保育施設経度から特定される地図上の位置に「A保育園」、「B保育園」、「C保育園」と表示するとともに目印を表示する。
【0059】
さらに、現在位置からの距離が最も近い保育施設位置の目印を他の保育施設の目印とは、異なる態様で表示する。
【0060】
<応答画面例(4):該当件数表示画面>
図23は、該当件数表示画面の例を示す。図23にて、利用者端末109の表示部182は、利用者緯度と利用者経度から特定される地図上の位置に「現在地」と表示するとともに「半径600m以内で検索該当件数0件」「半径700m以内であれば、該当する保育園が2園ありました。」などのメッセージを地図上に表示する。
【0061】
<応答画面例(5):一時保育申込み受付画面>
図24は、一時保育申込み受付画面の例を示す。図24にて、利用者端末109の表示部182は、対応する地図上の位置に「現在地」と目印を表示し、「A保育園」、「B保育園」、「C保育園」と目印表示するとともに「一時保育の利用申し込みを受け付けました」などのメッセージを地図上に表示する。
【0062】
<応答画面例(6):一時保育申込み失敗画面>
図25は、一時保育申込み失敗画面の例を示す。図25にて、利用者端末109の表示部182は、対応する地図上の位置に「現在地」と目印を表示し、「A保育園」、「B保育園」、「C保育園」と目印表示するとともに「その日時は予約ができません」「条件を変更して再度検索してください」などのメッセージを地図上に表示する。
【0063】
<登降園登録処理>
図10図11は、本システムにおける登降園登録処理の処理フローを示す。なお、図11図10に続く図である。
【0064】
まず、S1001にて、登園記録部103は、ワークエリアAをクリアする。
【0065】
次に、S1002にて、登園記録部103は、ワークエリアBをクリアする。
【0066】
次に、S1003にて、登園記録部103は、ワークエリアCをクリアする。
【0067】
次に、S1004にて、登園記録部103は、読取部102が読み取った無線ICのユニークIDを取得し、ワークエリアAへ記憶する。
【0068】
次に、S1005にて、登園記録部103は、読取部102が設定した「登園」か「降園」いずれかの登降園モードを取得し、ワークエリアCに記憶する。
【0069】
次に、S1006にて、登園記録部103は、保育園端末101から保育施設IDを取得し、ワークエリアBに記憶する。
【0070】
次に、S1007にて、登園記録部103は、ワークエリアAに記憶した無線ICのユニークIDを取得する。そして、取得した無線ICのユニークIDをキーに園児テーブル201を検索し、対応する園児IDと園児名と性別を取得する。
【0071】
次に、S1008にて、登園記録部103は、S1007にて取得した園児IDと、園児名と、性別と、S1006で記憶した保育施設IDとを対応付けてワークエリアBに記憶する。
【0072】
次に、S1009にて、登園記録部103は、ワークエリアCに記憶した登降園モードを取得する。そして、取得した登降モードが「登園」であるか否かを判定する。ワークエリアCに記憶した登降園モードの値が「登園」である場合(S1009−YES)、S1010へ進む。
【0073】
次に、S1010にて、登園記録部103は、ワークエリアBから園児IDを取得する。そして、取得した園児IDと登園日時を対応付けて登降園履歴テーブル301に記憶する。
【0074】
次に、S1012にて、登園記録部103は、ワークエリアBに記憶した性別を取得する。そして、登園記録部103は、取得した性別が「男」であるか否かを判定する。性別が「男」である場合(S1012−YES)、S1013へ進む。一方、性別が「男」ではない場合(S1012−NO)、S1014へ進む。
【0075】
次に、S1013にて、登園記録部103は、保育園端末101の図示しない表示部に「○○くん登園時刻を記録しました。」と表示するための情報を生成し、生成した情報を保育園端末101へ送信し、処理を終了する。
【0076】
また、S1014にて、登園記録部103は、保育園端末101の図示しない表示部に「○○さん登園時刻を記録しました。」と表示するための情報を生成し、生成した情報を保育園端末101へ送信し、処理を終了する。
【0077】
ここで、S1009にて、ワークエリアCに記憶した登降園モードの値が「登園」ではない場合(S1009−NO)、S1011へ進む。
【0078】
次に、S1011にて、登園記録部103は、ワークエリアBから園児IDを取得する。そして、取得した園児IDと降園日時を登降園履歴テーブル301に記憶する。
【0079】
次に、S1015にて、登園記録部103は、ワークエリアBに記憶した性別を取得する。そして、登園記録部103は、取得した性別が「男」であるか否かを判定する。性別が「男」である場合(S1015−YES)、S1016へ進む。一方、性別が「男」ではない場合(S1015−NO)、S1017へ進む。
【0080】
次に、S1016にて、登園記録部103は、保育園端末101の図示しない表示部に「○○くん降園時刻を記録しました。」と表示するための情報を生成し、生成した情報を保育園端末101へ送信し、処理を終了する。
【0081】
また、S1017にて、登園記録部103は、保育園端末101の図示しない表示部に「○○さん降園時刻を記録しました。」と表示するための情報を生成し、生成した情報を保育園端末101へ送信し、処理を終了する。
【0082】
<登園確認メール送信処理>
図12は、本システムにおける登園確認メール送信処理の処理フローを示す。
【0083】
まず、S1101にて、通園状況管理部106は、ワークエリアDをクリアする。
【0084】
次に、S1102にて、通園状況管理部106は、園児テーブル201に登録がある園児IDであって、かつ登降園履歴テーブル301に今日の日付で登園日時のない園児IDであって、かつ出欠予定テーブル401に今日の日付で出欠種別に「欠席」が登録されていない園児IDを検索する。より詳細には、通園状況管理部106は、園児テーブル201に登録がある園児IDを取得する。そして、園児テーブル201から取得した園児IDをキーに登降園履歴テーブル301を検索し、今日の日付で登園日時の登録がない園児IDを取得する。そして、登降園履歴テーブル301から取得した園児IDをキーに出欠予定テーブル401を検索し、今日の日付で出欠種別に「欠席」が登録されていない園児IDすべてを取得する。
【0085】
次に、S1103にて、通園状況管理部106は、条件を満たす園児IDが1件以上あるか否かを判定する。条件を満たす園児IDが1件以上ある場合(S1103−YES)、S1104へ進む。一方、通園状況管理部106が、条件を満たす園児IDが1件もないと判定する場合(S1103−NO)、処理を終了する。
【0086】
次に、S1104にて、通園状況管理部106は、取得した園児IDをキーに園児テーブル201を検索することで対応するメールアドレスを取得する。そして、通園状況管理部106は、取得したメールアドレスをワークエリアDに記憶する。
【0087】
次に、S1105にて、通園状況管理部106は、出欠登録URLテーブル501から出欠登録URLを取得する。そして、通園状況管理部106は、取得した出欠登録URLを、S1104で記憶したメールアドレスと対応付けてワークエリアDに記憶する。
【0088】
次に、S1106にて、通園状況管理部106は、ワークエリアDから、メールアドレスと、出欠登録URLを取得する。そして、通園状況管理部106は、取得したメールアドレスに「まだ登園されていませんが、登園状況を下記の出欠登録URLより登録して下さい。」というメッセージとともに、出欠登録URL記載したメールを送信し、S1107へ進む。
【0089】
次に、S1107にて、通園状況管理部106は、S1102で取得した園児IDのうち、メールを送信していないものがあるか否かを判定する。メールを送信していない園児IDがある場合(S1107−Yes)、S1104に進む。一方、メールを送信していない園児IDがない場合(S1107−NO)、処理を終了する。
【0090】
<空き状況紹介処理>
図13図14図15は、本システムにおける空き状況紹介処理の処理フローを示す。なお、図14図13に続く図であり、図15図14に続く図である。
【0091】
まず、S1201にて、一時保育管理部107は、ワークエリアEをクリアする。
【0092】
次に、S1202にて、一時保育管理部107は、ワークエリアFをクリアする。
【0093】
次に、S1203にて、一時保育管理部107は、ワークエリアGをクリアする。
【0094】
次に、S1204にて、一時保育管理部107は、ワークエリアHをクリアする。
【0095】
次に、S1205にて、一時保育管理部107は、ワークエリアIをクリアする。
【0096】
次に、S1206にて、一時保育管理部107は、ワークエリアJをクリアする。
【0097】
次に、S1207にて、一時保育管理部107は、ワークエリアKをクリアする。
【0098】
次に、S1208にて、一時保育管理部107は、ワークエリアLをクリアする。
【0099】
次に、S1209にて、一時保育管理部107は、ワークエリアMに「False」を記憶する。
【0100】
次に、S1210にて、一時保育管理部107は、保育園運営支援サーバ104が受信した一時保育利用者ID、利用日付、利用開始時刻、利用終了時刻、半径、利用者緯度、利用者経度をワークエリアEに記憶する。なお、利用者緯度、利用者経度は利用者端末109の位置検出部180は、利用者端末109の現在位置を検出したものである。また、一時保育利用者ID、利用日付、利用開始時刻、利用終了時刻、半径は、利用者端末109が、表示部182から入力を受け付けたものである。
【0101】
次に、S1211にて、一時保育管理部107は、保育施設マスタテーブル801から、保育施設マスタテーブル801に記憶されているすべての保育施設IDに対応する保育施設名、保育施設位置を特定するための保育施設緯度と保育施設経度を取得する。
【0102】
次に、S1212にて、一時保育管理部107は、S1211にて取得した保育施設IDに対応する情報が1件以上あるか否かを判定する。S1211にて取得した情報が1件以上ある場合(S1212−YES)、S1213に進む。一方、S1211にて取得した情報が1件以上ない場合(S1212−NO)、処理を終了する。
【0103】
次に、S1213にて、一時保育管理部107は、S1211にて取得したすべての保育施設ID、保育施設名、保育施設緯度と保育施設経度をワークエリアFに記憶する。
【0104】
次に、S1214にて、一時保育管理部107は、ワークエリアEから利用者緯度と利用者経度を取得する。また、一時保育管理部107は、ワークエリアFから各保育施設の保育施設緯度と保育施設経度を取得する。そして、取得した情報に基づき現在位置から各保育施設位置までの距離を算出し、保育施設IDと、距離とを対応付けてワークエリアGに記憶する。
【0105】
次に、S1215にて、一時保育管理部107は、ワークエリアGに記憶されている保育施設IDと保育施設IDに対応する距離と、ワークエリアEに記憶されている半径を取得する。そして、一時保育管理部107は、ワークエリアGから取得した各保育施設IDに対応する距離と、ワークエリアEから取得した半径とを比較する。さらに、ワークエリアGから取得した各保育施設IDに対応する距離が、ワークエリアEから取得した半径以下である保育施設IDをすべて抽出する。そして、抽出した保育施設IDが1件以上ある場合(S1215−YES)、S1216へ進む。一方、抽出した保育施設IDが1件もない場合(S1215−NO)、S1224に進む。
【0106】
次に、S1216にて、一時保育管理部107は、ワークエリアFから、S1215で抽出した保育施設IDを含まないレコードを削除する。そして、ワークエリアFの各レコードに、ワークエリアGから取得した距離を記憶する。
【0107】
次に、S1217にて、一時保育管理部107は、出欠予定テーブル401からワークエリアFに記憶する各保育施設IDと同じ保育施設IDであり、かつ出欠種別が「欠席」であり、かつワークエリアEに記憶する利用日付と同じ出欠予定日であるレコードを検索し、出欠予定テーブル401を検索することによって抽出したレコードである出欠予定情報をワークエリアHに記憶する。
【0108】
次に、S1218にて、一時保育管理部107は、一時保育申込み履歴テーブル701からワークエリアFに記憶する各保育施設IDと同じ保育施設IDであり、かつワークエリアEに記憶する利用日付と同じ利用日付であるレコードを検索し、一時保育申込み履歴テーブル701を検索することによって抽出したレコードである一時申込み履歴情報をワークエリアIに記憶する。
【0109】
次に、S1219にて、一時保育管理部107は、ワークエリアHに記憶したレコードのレコード数がワークエリアIに記憶したレコードのレコード数より多いか否かを判定する。ワークエリアHに記憶したレコードのレコード数がワークエリアIに記憶したレコードのレコード数より多い場合(S1219−YES)、S1220に進む。一方、ワークエリアHに記憶したレコードのレコード数がワークエリアIに記憶したレコードのレコード数より少ない場合(S1219−NO)、S1224に進む。
【0110】
次に、S1220にて、一時保育管理部107は、ワークエリアHに記憶された出欠予定情報を構成する各レコードの保育施設IDと、ワークエリアIに記憶した一時保育申込み履歴情報を構成する各レコードの保育施設IDとを対比する。そして、一時保育管理部107は、出欠予定情報を構成するレコードの保育施設IDであって、一時保育申込み履歴情報を構成するレコードの保育施設IDとは異なる保育施設IDを抽出する。さらに、一時保育管理部107は、抽出した保育施設IDと同一の保育施設IDを含むワークエリアFのレコードの該当可否の値に「True」を記憶する。また、一時保育管理部107は、抽出した保育施設IDを含まないワークエリアFのレコードの該当可否の値に「False」を記憶する。また、一時保育管理部107は、ワークエリアFに記憶する各保育施設IDと同じであり、かつワークエリアEに記憶する一時保育利用者IDと同じであり、かつ利用日付は本日よりも日前であるレコードを一時保育申込み履歴テーブル701から検索し、検索によって抽出したレコードをワークエリアJに記憶する。
【0111】
次に、S1221にて、一時保育管理部107は、ワークエリアJに記憶したレコードのレコード数が1以上あるか否かを判定する。ワークエリアJに記憶したレコードのレコード数が1以上ある場合(S1221−YES)、S1223に進む。一方、ワークエリアJに記憶したレコードのレコード数が1以上ない場合(S1221−NO)、S1222にてワークエリアFの各保育施設IDに対応するすべての過去利用実績に「False」を記憶する。その後、S1224に進む。
【0112】
次に、S1223にて、一時保育管理部107は、ワークエリアJに記憶された保育施設IDと同一の保育施設IDを含むワークエリアFのレコードの過去利用実績の値に「True」を記憶する。また、一時保育管理部107は、ワークエリアJに記憶された保育施設IDと異なる保育施設IDを含むワークエリアFのレコードの過去利用実績の値に「False」を記憶する。
【0113】
次に、S1224にて、一時保育管理部107は、ワークエリアFに記憶されている該当可否の値が「True」であるレコードのレコード数が1以上あるか否かを判定する。ワークエリアFの該当可否の値が「True」であるレコードのレコード数が1以上ある場合(S1224−YES)、S1225へ進む。一方、ワークエリアFの当該可否の値が「True」であるレコードのレコード数が1以上ない場合(S1224−NO)、S1301へ進む。
【0114】
次に、S1225にて、一時保育管理部107は、ワークエリアMに記憶されている判定フラグが「False」であるか否かを判定する。ワークエリアMに記憶されている判定フラグが「False」である場合(S1225−YES)、S1226へ進む。一方、ワークエリアMに記憶されている判定フラグが「False」でない場合(S1225−NO)、S1401に進む。
【0115】
次に、S1226にて、一時保育管理部107は、ワークエリアEに記憶された利用者緯度と利用者経度を取得する。
【0116】
次に、S1227にて、一時保育管理部107は、ワークエリアFから該当可否の値が「True」である保育施設IDの各保育施設緯度と各保育施設経度をすべて取得する。また、一時保育管理部107は、記憶部105から地図情報920を取得する。
【0117】
次に、S1228にて、一時保育管理部107は、S1227で取得した保育施設IDの過去利用実績の値を取得する。
【0118】
次に、S1229にて、一時保育管理部107は、地図情報920と、現在位置と、取得した保育施設位置に基づき、地図と地図の対応する位置に現在位置の目印と保育施設位置の目印を表示するための表示情報を生成する。なお、一時保育管理部107は、ワークエリアGに記憶した距離を取得することで、現在位置に最も近い保育施設IDに対応する保育施設位置の目印を赤色で表示するための表示情報を生成するようにしても良い。また、一時保育管理部107は、過去利用実績の値が「True」である保育施設位置の目印を、点滅表示するための表示情報を生成するようにしてもよい。一時保育管理部107は、生成した表示情報を利用者端末109に送信する。利用者端末109は、受信した表示情報に基づいて表示部182に、一時保育検索結果画面を表示し、処理を終了する。
【0119】
<半径加算処理>
図16は、S1224にて、一時保育管理部107がワークエリアFの当該可否の値が「True」であるレコードのレコード数が1以上ないと判定する場合(S1224−NO)、の処理である半径加算処理の処理フローについて示す。
【0120】
S1301では、一時保育管理部107は、ワークエリアEに記憶されている半径を取得する。そして、一時保育管理部107は取得した半径を、ワークエリアKに記憶する。
【0121】
次に、S1302にて、一時保育管理部107は、ワークエリアEに記憶している半径に「100m」増加した値を、ワークエリアEに記憶する。
【0122】
次に、S1303にて、一時保育管理部107は、上限半径テーブル901から上限半径を取得する。そして、一時保育管理部107は取得した上限半径をワークエリアLに記憶する。
【0123】
次に、S1304にて、一時保育管理部107は、ワークエリアEに記憶されている半径と、ワークエリアLに記憶されている上限半径とを比較する。そして、ワークエリアEに記憶されている半径が、ワークエリアLに記憶されている上限半径以下か否かについて判定する。ワークエリアEに記憶されている半径が、ワークエリアLに記憶されている上限半径以上である場合(S1304−NO)、処理を終了する。一方、ワークエリアEに記憶されている半径が、ワークエリアLに記憶されている上限半径以下である場合(S1304−YES)、S1305に進む。
【0124】
次に、S1305にて、一時保育管理部107は、ワークエリアMに「True」を記憶し、S1215に進む。
【0125】
<該当件数表示画面表示処理>
図17は、S1225にて、一時保育管理部107がワークエリアMに記憶されている判定フラグが「False」でないと判定する場合(S1225−NO)、の処理である該当件数表示画面表示処理の処理フローについて示す。
【0126】
S1401では、一時保育管理部107は、利用者端末109の表示部182に該当件数表示画面を表示するための表示情報を生成する。一時保育管理部107は、生成した表示情報を利用者端末109に送信する。利用者端末109は、受信した表示情報に基づいて表示部182に、該当件数表示画面を表示し処理を終了する。より詳細には、表示部182は、「半径 ワークエリアKの値 m以内で検索該当件数:0件」「半径ワークエリアEの値 m以内であれば、該当する保育園が該当可否の値がTrueの ワークエリアFの値 のレコード数園ありました。」などのメッセージを地図上に表示する。
【0127】
<一時保育申込み処理>
図18は、一時保育申込み処理の処理フローについて示す。
【0128】
S1501にて、一時保育管理部107は、ワークエリアNをクリアする。
【0129】
次に、S1502にて、一時保育管理部107は、ワークエリアOをクリアする。
【0130】
次に、S1503にて、一時保育管理部107は、ワークエリアPをクリアする。
【0131】
次に、S1504にて、利用者端末109は、保育施設ID、一時保育利用者ID、利用日付、利用開始時刻、利用終了時刻を保育園運営支援サーバ104へ送信する。そして、一時保育管理部107は、保育園運営支援サーバ104が受信した保育施設ID、一時保育利用者ID、利用日付、利用開始時刻、利用終了時刻をワークエリアNに記憶する。
【0132】
次に、S1505にて、一時保育管理部107は、出欠種別が「欠席」であり、かつワークエリアNが記憶する利用日付と同一の出欠予定日のレコードを出欠予定テーブル401から検索し、検索にすることによって [園児ID]、[出欠予定日]、[出欠種別]、[遅刻早退時刻]、[保育施設ID]のデータ項目からなるレコードをすべて抽出し、抽出したレコードをワークエリアOに記憶する。
【0133】
次に、S1506にて、一時保育管理部107は、利用日付がワークエリアNに記憶する利用日付と同一の日付のレコードを一時保育申込み履歴テーブル701から検索し、検索することによって [利用日付]、[利用開始時刻]、[利用終了時刻]、[一時保育利用者ID]、[保育施設ID]のデータ項目からなるレコードをすべて抽出し、抽出したレコードをワークエリアPに記憶する。
【0134】
次に、S1507にて、一時保育管理部107は、ワークエリアOに記憶したレコードのレコード数が、ワークエリアPに記憶したレコードのレコード数より多いか否かを判定する。ワークエリアOに記憶したレコードのレコード数が、ワークエリアPに記憶したレコードのレコード数より多い場合(S1507−YES)、S1508に進む。
【0135】
次に、S1508にて、一時保育管理部107は、ワークエリアNが記憶する保育施設ID、一時保育利用者ID、利用日付、利用開始時刻、利用終了時刻を、一時保育申込み履歴テーブル701に記憶する。
【0136】
次に、S1510にて、一時保育管理部107は、利用者端末109の表示部182に一時保育申込み受付画面を表示するための表示情報を生成する。一時保育管理部107は、生成した表示情報を利用者端末109に送信する。利用者端末109は、受信した表示情報に基づいて表示部182に、一時保育申込み受付画面を表示し処理を終了する。
【0137】
一方、ワークエリアOに記憶したレコードのレコード数が、ワークエリアPに記憶したレコードのレコード数より少ない場合(S1507−NO)、S1509に進む。
【0138】
そして、S1509では、一時保育管理部107は、利用者端末109の表示部182に一時保育申込み失敗画面を表示するための表示情報を生成する。一時保育管理部107は、生成した表示情報を利用者端末109に送信する。利用者端末109は、受信した表示情報に基づいて表示部182に、一時保育申込み失敗画面を表示し処理を終了する。
【0139】
<出欠予定記憶処理>
図19は、出欠予定記憶処理の処理フローについて示す。
【0140】
まず、S1601にて、通園状況管理部106は、ワークエリアQをクリアする。
【0141】
次に、S1602にて、利用者端末109は、園児ID、出欠予定日、出欠種別、遅刻早退時間、保育施設IDを保育園運営支援サーバ104に送信する。そして、通園状況管理部106は、保育園運営支援サーバ104が受信した園児ID、出欠予定日、出欠種別、遅刻早退時間、保育施設IDをワークエリアエリアQに記憶する。
【0142】
次に、S1603にて、通園状況管理部106は、出欠予定テーブル401に、ワークエリアQに記憶されている値を記憶し、処理を終了する。
【0143】
ここで、本発明の施設検索方法およびプログラムは、S1210が第1ステップに相当し、S1211、S1212、S1213、S1214、S1215、S1216、S1217、S1218、S1219、S1220、S1224、S1227、S1301、S1302、S1303が第2ステップに相当し、S1229が第3ステップに相当する。
【0144】
<本実施の形態の効果>
以上説明した本実施の形態における施設検索システムによれば、利用者端末109の表示部182に、現在位置の目印と保育施設位置の目印とを表示することができるので、現在位置から所定距離以内に存在し、かつ利用可能な保育施設を視覚的に把握するための技術を提供できるようになる。
【0145】
また、希望する距離(半径)内に利用可能な保育施設がなかった場合でも、利用可能な保育施設を視覚的に把握するための技術を提供できるようになる。
【0146】
また、現在位置に最も近い保育施設の目印を他の保育施設の目印と異なる態様で表示することで、現在位置に最も近い保育施設を視覚的に把握するための技術を提供できるようになる。
【0147】
また、過去に利用実績のある保育施設の目印を他の保育施設の目印と異なる態様で表示することで、過去に利用実績のある保育施設を視覚的に把握するための技術を提供できるようになる。
【0148】
また、出欠予定状況の入力を保育施設の職員の手を介さずに行うことができるようになる。
【0149】
以上、本発明によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0150】
本発明は、現在位置から所定距離以内に存在し、かつ利用可能な保育施設を視覚的に把握できるという優れた効果を有し、施設検索システムおよび方法ならびにプログラムにも適用することができる。
【符号の説明】
【0151】
101 保育園端末
102 読取部
103 登園記録部
104 保育園運営支援サーバ
105 記憶部
106 通園状況管理部
107 一時保育管理部
108 通園者端末
109 利用者端末
180 位置検出部
181 通信部
182 表示部
201 園児テーブル
301 登降園履歴テーブル
401 出欠予定テーブル
501 出欠登録URLテーブル
601 一時保育利用者テーブル
701 一時保育申込み履歴テーブル
801 保育施設マスタテーブル
901 上限半径テーブル
920 地図情報
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