特許第6118626号(P6118626)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6118626配線・配管材用の保護カバー装置、配線・配管材用の保護カバーの配設構造、および保持具用スペーサー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6118626
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】配線・配管材用の保護カバー装置、配線・配管材用の保護カバーの配設構造、および保持具用スペーサー
(51)【国際特許分類】
   F16L 57/00 20060101AFI20170410BHJP
   F16L 3/12 20060101ALN20170410BHJP
【FI】
   F16L57/00 A
   !F16L3/12 G
【請求項の数】16
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-90764(P2013-90764)
(22)【出願日】2013年4月23日
(65)【公開番号】特開2014-214775(P2014-214775A)
(43)【公開日】2014年11月17日
【審査請求日】2015年11月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000243803
【氏名又は名称】未来工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079968
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 光司
(72)【発明者】
【氏名】久保田 悠揮
【審査官】 渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−094800(JP,A)
【文献】 特開2011−152044(JP,A)
【文献】 実公平07−042028(JP,Y2)
【文献】 特開2000−346285(JP,A)
【文献】 特開2009−036287(JP,A)
【文献】 特開2007−002999(JP,A)
【文献】 特開2006−333621(JP,A)
【文献】 特開2009−002372(JP,A)
【文献】 実公昭58−033718(JP,Y2)
【文献】 実公昭51−004884(JP,Y2)
【文献】 実用新案登録第2522600(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L57/00−57/06
F16L 3/12
H02G 3/00− 3/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
配設面に配設されて配線・配管材を収容保護する保護カバーと、前記保護カバーを保持すべく、前記保護カバーに跨がって前記配設面に取り付けられる保持具とを備え、その保持具が、前記保護カバーの上面側を覆う覆い部と、その覆い部の両端から前記保護カバーの両側方を前記配設面に向かって延びる脚部と、その両脚部の先端に設けられて前記配設面に固定される固定部とを有する、保護カバー装置であって、
前記保護カバー装置は、片側の前記固定部と前記配設面との間に介在、もしくは各片側の前記固定部と前記配設面との間に個別に介在し、かつ、前記保護カバーと前記配設面との間に介在することのない、保持具用スペーサーを備え、その保持具用スペーサーが設けられた一方の固定部、または、その保持具用スペーサーが個別に設けられた両方の固定部が、その保持具用スペーサーを介して前記配設面に固定される、配線・配管材用の保護カバー装置。
【請求項2】
前記保持具用スペーサーは、前記保持具の両方の固定部に、対となって設けられる、請求項1に記載の配線・配管材用の保護カバー装置。
【請求項3】
前記保護カバー装置は、前記保護カバーと前記配設面との間に介在し、かつ、前記固定部と前記配設面との間に介在することのない、保護カバー用スペーサーを備える、請求項1または2に記載の配線・配管材用の保護カバー装置。
【請求項4】
前記保護カバー用スペーサーの厚みは、前記保持具用スペーサーの厚みの、1倍を含めて整数倍、または整数分の1倍に形成されている、請求項3に記載の配線・配管材用の保護カバー装置。
【請求項5】
請求項1に記載の保護カバー装置を用いた、配線・配管材用の保護カバーの配設構造であって、
配設面に配設された前記保護カバーに対し、前記保持具が跨がって、その保持具の両固定部が、前記配設面に固定され、かつ、少なくとも一方の前記固定部が、その固定部と前記配設面との間に介在する前記保持具用スペーサーを介して、前記配設面に固定されて、前記保持具が、前記配設面に取り付けられる、配線・配管材用の保護カバーの配設構造。
【請求項6】
前記保護カバーは、その保護カバーと前記配設面との間に介在し、かつ、前記固定部と前記配設面との間に介在することのない、保護カバー用スペーサーを介して、前記配設面に配設され、
前記保持具の両固定部の下面は、前記保護カバーの下面と面一であって、
前記両固定部のそれぞれが、その固定部と前記配設面との間に介在する前記保持具用スペーサーを介して、前記配設面に固定される、請求項5に記載の配線・配管材用の保護カバーの配設構造。
【請求項7】
前記配設面は、前記保護カバー用スペーサーと前記保持具用スペーサーとに渡って平面状に形成されて、
配置された前記保護カバー用スペーサーの全体の高さと、両側に配置された前記保持具用スペーサーの各側での全体の高さとは一致している、請求項6に記載の配線・配管材用の保護カバーの配設構造。
【請求項8】
前記保護カバーは、前記配設面に形成された段部の上段面に配設され、
前記保持具の両固定部の下面は、前記保護カバーの下面と面一であって、
前記固定部のうちの一方は、前記段部の下段面に対向して、前記段部の高さ分、その固定部と前記下段面との間に介在する前記保持具用スペーサーを介して、前記下段面に固定される、請求項5に記載の配線・配管材用の保護カバーの配設構造。
【請求項9】
前記保持具用スペーサーは、高さ方向に積み重ねられて配置される、請求項5ないし8のいずれか1項に記載の配線・配管材用の保護カバーの配設構造。
【請求項10】
前記保持具用スペーサーの厚みと前記保護カバー用スペーサーの厚みとは、同じであって、それら保持具用スペーサーと保護カバー用スペーサーとが、それぞれ高さ方向に積み重ねられて配置される、請求項6または7に記載の配線・配管材用の保護カバーの配設構造。
【請求項11】
前記保持具は、相対的に高さの低い保護カバー用に前記脚部が短く形成され、その保持具を相対的に高さの高い保護カバーに用いて、前記保持具の両固定部のそれぞれが、その固定部と前記配設面との間に介在する前記保持具用スペーサーを介して、前記配設面に固定される、請求項5に記載の配線・配管材用の保護カバーの配設構造。
【請求項12】
配設面に配設されて配線・配管材を収容保護する保護カバーを保持すべく、前記保護カバーに跨がって前記配設面に取り付けられる保持具に対し、その保持具に備わる両脚部の先端に設けられた固定部における、片側の固定部と、前記配設面との間に介在するように、もしくは各片側の固定部と、前記配設面との間に個別に介在するように、かつ、前記保護カバーと前記配設面との間に介在することのないように設けられる、保持具用スペーサーであって、
その保持具用スペーサーが設けられた一方の固定部、または、その保持具用スペーサーが個別に設けられた両方の固定部が、その保持具用スペーサーを介して前記配設面に固定される、保持具用スペーサー。
【請求項13】
前記保持具用スペーサーは、前記保持具の固定部に設けられた被嵌合部に嵌合する嵌合部を有し、
前記保持具と前記保持具用スペーサーとは、前記被嵌合部に前記嵌合部が嵌合して組み付けられる、請求項12に記載の保持具用スペーサー。
【請求項14】
前記保持具用スペーサーは、嵌合部と被嵌合部とを有し、
一の前記保持具用スペーサーの嵌合部が、他の前記保持具用スペーサーの被嵌合部に嵌合して、複数の前記保持具用スペーサーどうしが積み重ねられて組み付けられる、請求項12に記載の保持具用スペーサー。
【請求項15】
前記保持具用スペーサーは、前記保護カバーの側面、前記保護カバーと前記配設面との間に介在する保護カバー用スペーサーの側面、または、前記配設面に形成された段部の側面に当接する、当接部を有する、請求項12ないし14のいずれか1項に記載の保持具用スペーサー。
【請求項16】
盤状に形成され、かつ、上面が、前記固定部の下面と略同一の大きさに形成されて、前記上面が、前記固定部の下面に一致するように合わせられる、請求項12ないし15のいずれか1項に記載の保持具用スペーサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、配線・配管材用の保護カバーが保持具によって保持される、保護カバー装置、その保護カバーの配設構造、および保持具用スペーサーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、配線・配管材用の保護カバーの配設構造においては、保護カバーを保持するにあたって、保持具が用いられることがあった(例えば、特許文献1参照)。図16に示すように、この配設構造における保持具24は、配線・配管材22を収容保護する保護カバー23に対し、跨がるようにして、配設面21に取り付けられるものであって、保護カバー23の上面側を覆う覆い部24aと、その覆い部24aの両端から延びる脚部24b、24bと、それら脚部24b、24bの先端に設けられた固定部24c、24cとから構成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−94800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前記従来の保持具24にあっては、保護カバー23の高さに対し保持具24の高さが合っていない場合とか、保護カバー23と配設面21との間にスペーサーが入れられて保護カバー23が嵩上げされたような場合には、固定部24cが配設面21に届かず、この保持具24を用いて保護カバー23を保持することができなかった。そのため、保持具24そのものを用いないか、別途高さの高い保持具24を用意して対応するしかなかった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、保持具が配設面に届かなくても保護カバーを保持することができる、配線・配管材用の保護カバー装置、配線・配管材用の保護カバーの配設構造、および保持具用スペーサーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る配線・配管材用の保護カバー装置、配線・配管材用の保護カバーの配設構造、および保持具用スペーサーは、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバー装置は、配設面に配設されて配線・配管材を収容保護する保護カバーと、前記保護カバーを保持すべく、前記保護カバーに跨がって前記配設面に取り付けられる保持具とを備える。この保持具は、前記保護カバーの上面側を覆う覆い部と、その覆い部の両端から前記保護カバーの両側方を前記配設面に向かって延びる脚部と、その両脚部の先端に設けられて前記配設面に固定される固定部とを有する。そして、保護カバー装置は、片側の前記固定部と前記配設面との間に介在、もしくは各片側の前記固定部と前記配設面との間に個別に介在し、かつ、前記保護カバーと前記配設面との間に介在することのない、保持具用スペーサーを備え、その保持具用スペーサーが設けられた一方の固定部、または、その保持具用スペーサーが個別に設けられた両方の固定部が、その保持具用スペーサーを介して前記配設面に固定される。
【0007】
この保護カバー装置によると、配線・配管材を収容保護する保護カバーは、その保護カバーに跨がって配設面に取り付けられる保持具により保持される。ここで、保持具に備わる両脚部の先端に設けられた固定部における、片側の固定部と、配設面との間に、もしくは各片側の固定部と、配設面との間に個別に、保持具用スペーサーが介在し、その保持具用スペーサーを介して、固定部が配設面に固定される。こうして、保持具用スペーサーを用いることで、保持具の固定部が配設面に届かなくても、この保持具で保護カバーを保持することができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバー装置は、請求項1に記載の保護カバー装置において、前記保持具用スペーサーは、前記保持具の両方の固定部に、対となって設けられる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバー装置は、請求項1または2に記載の保護カバー装置において、保護カバー装置は、前記保護カバーと前記配設面との間に介在し、かつ、前記固定部と前記配設面との間に介在することのない、保護カバー用スペーサーを備える。こうして、保護カバー用スペーサーと保持具用スペーサーとを併せて用いることで、保護カバーの配設レイアウトの自由度を高くすることができる。
【0010】
また、請求項4に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバー装置は、請求項3に記載の保護カバー装置において、前記保護カバー用スペーサーの厚みは、前記保持具用スペーサーの厚みの、1倍を含めて整数倍、または整数分の1に形成されている。
【0011】
また、請求項5に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバーの配設構造は、請求項1に記載の保護カバー装置を用いた、配線・配管材用の保護カバーの配設構造である。この配設構造は、配設面に配設された前記保護カバーに対し、前記保持具が跨がって、その保持具の両固定部が、前記配設面に固定され、かつ、少なくとも一方の前記固定部が、その固定部と前記配設面との間に介在する前記保持具用スペーサーを介して、前記配設面に固定されて、前記保持具が、前記配設面に取り付けられる。
【0012】
また、請求項6に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバーの配設構造は、請求項5に記載の配設構造において、前記保護カバーは、その保護カバーと前記配設面との間に介在し、かつ、前記固定部と前記配設面との間に介在することのない、保護カバー用スペーサーを介して、前記配設面に配設される。そして、前記保持具の両固定部の下面は、前記保護カバーの下面と面一であって、前記両固定部のそれぞれが、その固定部と前記配設面との間に介在する前記保持具用スペーサーを介して、前記配設面に固定される。こうして、保護カバー用スペーサーと保持具用スペーサーとを併せて用いることで、保護カバーの配設レイアウトの自由度を高くすることができる。
【0013】
また、請求項7に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバーの配設構造は、請求項6に記載の配設構造において、前記配設面は、前記保護カバー用スペーサーと前記保持具用スペーサーとに渡って平面状に形成されて、配置された前記保護カバー用スペーサーの全体の高さと、両側に配置された前記保持具用スペーサーの各側での全体の高さとは一致している。
【0014】
また、請求項8に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバーの配設構造は、請求項5に記載の配設構造において、前記保護カバーは、前記配設面に形成された段部の上段面に配設される。そして、前記保持具の両固定部の下面は、前記保護カバーの下面と面一であって、前記固定部のうちの一方は、前記段部の下段面に対向して、前記段部の高さ分、その固定部と前記下段面との間に介在する前記保持具用スペーサーを介して、前記下段面に固定される。
【0015】
また、請求項9に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバーの配設構造は、請求項5ないし8のいずれか1項に記載の配設構造において、前記保持具用スペーサーは、高さ方向に積み重ねられて配置される。こうして、保持具用スペーサーを積み重ねることで、固定部と配設面との間隔の種々の寸法に対応することができ、使い勝手が良い。
【0016】
また、請求項10に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバーの配設構造は、請求項6または7に記載の配設構造において、前記保持具用スペーサーの厚みと前記保護カバー用スペーサーの厚みとは、同じであって、それら保持具用スペーサーと保護カバー用スペーサーとが、それぞれ高さ方向に積み重ねられて配置される。こうして、保持具用スペーサーと保護カバー用スペーサーとの高さを統一し、それぞれが積み重ねられるため、様々な状況に対応することができ、使い勝手が良い。
【0017】
また、請求項11に記載の発明に係る配線・配管材用の保護カバーの配設構造は、請求項5に記載の配設構造において、前記保持具は、相対的に高さの低い保護カバー用に前記脚部が短く形成される。そして、その保持具を相対的に高さの高い保護カバーに用いて、前記保持具の両固定部のそれぞれが、その固定部と前記配設面との間に介在する前記保持具用スペーサーを介して、前記配設面に固定される。
【0018】
また、請求項12に記載の発明に係る保持具用スペーサーは、配設面に配設されて配線・配管材を収容保護する保護カバーを保持すべく、前記保護カバーに跨がって前記配設面に取り付けられる保持具に対し、その保持具に備わる両脚部の先端に設けられた固定部における、片側の固定部と、前記配設面との間に介在するように、もしくは各片側の固定部と、前記配設面との間に個別に介在するように、かつ、前記保護カバーと前記配設面との間に介在することのないように設けられる。そして、この保持具用スペーサーにあっては、その保持具用スペーサーが設けられた一方の固定部、または、その保持具用スペーサーが個別に設けられた両方の固定部が、その保持具用スペーサーを介して前記配設面に固定される。
【0019】
この保持具用スペーサーによると、保持具に備わる両脚部の先端に設けられた固定部における、片側の固定部と、配設面との間に、もしくは各片側の固定部と、配設面との間に個別に、この保持具用スペーサーを介在させることで、保持具の固定部が配設面に届かなくても、保持具で保護カバーを保持することができる。
【0020】
また、請求項13に記載の発明に係る保持具用スペーサーは、請求項12に記載の保持具用スペーサーにおいて、前記保持具の固定部に設けられた被嵌合部に嵌合する嵌合部を有する。そして、前記保持具と前記保持具用スペーサーとは、前記被嵌合部に前記嵌合部が嵌合して組み付けられる。こうして、被嵌合部と嵌合部との嵌合により、保持具と保持具用スペーサーとが組み付けられるため、保持具の配置の作業性が良い。
【0021】
また、請求項14に記載の発明に係る保持具用スペーサーは、請求項12に記載の保持具用スペーサーにおいて、嵌合部と被嵌合部とを有する。そして、一の前記保持具用スペーサーの嵌合部が、他の前記保持具用スペーサーの被嵌合部に嵌合して、複数の前記保持具用スペーサーどうしが積み重ねられて組み付けられる。こうして、嵌合部と被嵌合部との嵌合により、保持具用スペーサーどうしが組み付けられるため、保持具用スペーサーの配置の作業性が良い。
【0022】
また、請求項15に記載の発明に係る保持具用スペーサーは、請求項12ないし14のいずれか1項に記載の保持具用スペーサーにおいて、前記保護カバーの側面、前記保護カバーと前記配設面との間に介在する保護カバー用スペーサーの側面、または、前記配設面に形成された段部の側面に当接する、当接部を有する。こうして、保持具用スペーサーが、当接部を有することで、保持具用スペーサーを配置する際に、その配置位置を決定しやすく、保持具用スペーサーの配置の作業性がよい。
【0023】
また、請求項16に記載の発明に係る保持具用スペーサーは、請求項12ないし15のいずれか1項に記載の保持具用スペーサーにおいて、盤状に形成され、かつ、上面が、前記固定部の下面と略同一の大きさに形成されて、前記上面が、前記固定部の下面に一致するように合わせられる。
【発明の効果】
【0024】
この発明に係る配線・配管材用の保護カバー装置、配線・配管材用の保護カバーの配設構造、および保持具用スペーサーによれば、保持具に対し保持具用スペーサーを用いることで、保持具が配設面に届かなくても保護カバーを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】この発明の一実施の形態の、保護カバーの配設構造を示す断面図である。
図2】同じく、図1におけるA−A線による拡大断面図である。
図3】同じく、保持具の斜視図である。
図4】同じく、保持具の正面図である。
図5】同じく、保持具の底面図である。
図6】同じく、図4におけるB−B線による断面図である。
図7】同じく、保持具用スペーサーの斜視図である。
図8】同じく、保持具用スペーサーの正面図である。
図9】同じく、保持具用スペーサーの底面図である。
図10】同じく、図8におけるC−C線による断面図である。
図11】この発明の実施の形態の、保護カバーの配設構造の第1の変形例を示す断面図である。
図12】この発明の実施の形態の、保護カバーの配設構造の第2の変形例を示す断面図である。
図13】この発明の実施の形態の、保護カバーの配設構造の第3の変形例を示す断面図である。
図14】この発明の実施の形態の、保護カバーの配設構造の第4の変形例を示す断面図である。
図15】この発明の実施の形態の、保護カバーの配設構造の第5の変形例を示す断面図である。
図16】従来の保護カバーの配設構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、この発明に係る配線・配管材用の保護カバー装置、配線・配管材用の保護カバーの配設構造、および保持具用スペーサーを実施するための形態を図面に基づいて説明する。
【0027】
図1図10は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、壁面、床面、天井面等からなる配設面を示す。2は、配線・配管材(配線材または配管材)を示す。3は、配線・配管材2用の保護カバー装置を示す。4は、配設構造を示す。
【0028】
保護カバー装置3は、配設面1に配設されて配線・配管材2を収容保護する保護カバー5と、その保護カバー5を保持すべく、保護カバー5に跨がって配設面1に取り付けられる保持具6とを備える。ここで、保持具6は、保護カバー5の上面側を覆う覆い部6aと、その覆い部6aの両端から保護カバー5の両側方を配設面1に向かって延びる脚部6b、6bと、その両脚部6b、6bの先端に設けられて配設面1に固定される固定部6c、6cとを有する。
【0029】
そして、保護カバー装置3は、前記固定部6c、6cにおける、片側の固定部6cと、配設面1との間に介在、もしくは各片側の固定部6cと、配設面1との間に個別に介在(図示実施の形態においては、各片側の固定部6cと、配設面1との間に個別に介在)し、かつ、保護カバー5と配設面1との間に介在することのない、保持具用スペーサー7を備え、その保持具用スペーサー7が設けられた一方の固定部6c、または、その保持具用スペーサー7が個別に設けられた両方の固定部6c、6c(図示実施の形態においては、両方の固定部6c、6c)が、その保持具用スペーサー7を介して配設面1に固定される。
【0030】
詳細には、保持具用スペーサー7は、保持具6の両方の固定部6c、6cに、対となって設けられ、特に、図示実施の形態においては、二対設けられている。
【0031】
また、図示実施の形態における保護カバー装置3は、保護カバー5と配設面1との間に介在し、かつ、保持具6の固定部6cと配設面1との間に介在することのない、保護カバー用スペーサー8を備える。ここで、保護カバー用スペーサー8の厚みは、保持具用スペーサー7の厚みの、1倍を含めて整数倍、または整数分の1倍に形成されている。すなわち、保護カバー用スペーサー8の厚みは、保持具用スペーサー7の厚みと同一か、あるいは、保持具用スペーサー7の厚みの2倍、3倍等の複数倍、または、保持具用スペーサー7の厚みの1/2倍、1/3倍等の整数分の1倍に形成される(図示実施の形態においては、保持具用スペーサー7の厚みと同一に形成されている)。
【0032】
配設構造4は、前記保護カバー装置3を用いた、配線・配管材2用の保護カバー5の配設構造である。この配設構造4は、配設面1に配設された保護カバー5に対し、保持具6が跨がって、その保持具6の両固定部6c、6cが、配設面1に固定される。このとき、少なくとも一方の固定部6cが、その固定部6cと配設面1との間に介在する保持具用スペーサー7を介して、配設面1に固定されて、保持具6が、配設面1に取り付けられる。
【0033】
また、図示実施の形態における配設構造4にあっては、保護カバー5は、その保護カバー5と配設面1との間に介在し、かつ、保持具6の固定部6cと配設面1との間に介在することのない、保護カバー用スペーサー8を介して、配設面1に配設される。そして、保持具6の両固定部6c、6cの下面6d、6dは、保護カバー5の下面5aと面一であって、両固定部6c、6cのそれぞれが、その固定部6cと配設面1との間に介在する保持具用スペーサー7を介して、配設面1に固定される。さらに、配設面1は、保護カバー用スペーサー8と保持具用スペーサー7、7とに渡って平面状に形成されて、配置された保護カバー用スペーサー8の全体の高さと、両側に配置された保持具用スペーサー7、7の各側での全体の高さとは一致している。
【0034】
具体的には、配線・配管材2は、給水湯管等の通水管とかエアコン用の冷媒管とかの配管材からなる。
【0035】
そして、保護カバー5は、配線・配管材2に沿って延びている。図示実施の形態においては、保護カバー5は、配線・配管材2に沿って延びる直状保護カバーからなる。この保護カバー5は、配設面1側に位置する基台5bと、その基台5bに被る蓋体5cとを備える。基台5bは、配設面1と対向する基部5dと、その基部5dから延設されて、配線・配管材2を支持する配線・配管材支持部5eとを有している。蓋体5cは、断面逆U字状に形成されて、基台5bに組み付けられる。ここで、蓋体5cには、内側に突設された被掛止め部5fが設けられ、この被掛止め部5fが、基台5bに設けられた掛止め部5gに掛かることで、蓋体5cは、基台5bに対し、弾性的に組み付けられる。なお、図中符号5hは、断熱材を示し、この断熱材5hは、蓋体5cの内面を覆うように設けられる。また、符号9は、保護カバー5(詳しくは、基台5b)を配設面1に固定するための、ビスとか釘等の固着具を示す。
【0036】
保持具6は、その覆い部6aと脚部6b、6bとを備える保持具本体6fが、帯状であって逆U字状に延びて形成されている。そして、この保持具本体6fには、その内面に、その延びる方向に沿う溝6gが形成され、外面に、その延びる方向に沿う帯状の凸段部6hが形成されている。固定部6cは、保持具本体6fの両端に設けられ、側方に板状に延びて、略方形形状をしている。この固定部6cには、固定部6c、ひいては保持具6を、配設面1に固定するためのビスとか釘等の固着具10が通る取付孔6iが貫通するようにあけられている。また、固定部6cは、保持具用スペーサー7に設けられた後述する嵌合部7dが嵌合する被嵌合部6jを有している。図示実施の形態においては、被嵌合部6jは、穴からなり、固定部6cの下面6d側にあけられている。
【0037】
保持具用スペーサー7は、盤状に形成され、かつ、上面7aが(詳しくは、下面7bを含めて)、保持具6における固定部6cの下面6dと略同一の大きさに形成されて、その上面7aが、固定部6cの下面6dに一致するように合わせられる。すなわち、図示実施の形態においては、保持具用スペーサー7は、固定部6cの略方形形状に合わせた、略方形形状をしている。そして、保持具用スペーサー7は、固定部6cの取付孔6iと連通可能な、取付孔7cが、貫通するようにあけられている。そこで、固着具10が、固定部6cの取付孔6iおよびこの取付孔7cを通って配設面1にねじ込まれたり打ち込まれたりする。
【0038】
この保持具用スペーサー7は、嵌合部7dを有する。図示実施の形態においては、嵌合部7dは、突起からなり、保持具用スペーサー7の上面7a側に設けられる。そして、保持具6と保持具用スペーサー7とは、保持具6における被嵌合部6jにこの嵌合部7dが嵌合して組み付けられる(図2参照)。
【0039】
また、保持具用スペーサー7は、高さ方向に積み重ねられて配置される。そこで、保持具用スペーサー7は、嵌合部7eと被嵌合部7fとを有している。図示実施の形態においては、嵌合部7eは、突起からなり、保持具用スペーサー7の上面7a側に設けられ、被嵌合部7fは、穴からなり、保持具用スペーサー7の下面7b側にあけられる。そして、一の保持具用スペーサー7の嵌合部7eが、他の保持具用スペーサー7の被嵌合部7fに嵌合して、複数の保持具用スペーサー7、7どうしが積み重ねられて組み付けられる(図2参照)。なお、図示実施の形態においては、保持具6と保持具用スペーサー7との組み付けに用いられる嵌合部7dと、保持具用スペーサー7、7どうしの組み付けに用いられる嵌合部7eとは、同一であるが(つまり、これらを兼ねた一つの嵌合部であるが)、これらを別々に形成してもよい。
【0040】
また、保持具用スペーサー7は、保護カバー用スペーサー8の側面に当接する、当接部7gを有する。この当接部7gは、内側(つまり、保護カバー用スペーサー8側)を向く平面からなり、保護カバー用スペーサー8の平面からなる側面に安定して当接する。また、保持具用スペーサー7には、下面7bに、窪み7hが形成され、この窪み7hは、周面(図示実施の形態においては、当接部7g側の面)に開口するように設けられている。
【0041】
保護カバー用スペーサー8は、平板状に形成されて、保護カバー5に沿って(つまり、配線・配管材2に沿って)延びている。そして、前記保持具用スペーサー7の厚みとこの保護カバー用スペーサー8の厚みとは、同じであって、それら保持具用スペーサー7と保護カバー用スペーサー8とが、それぞれ高さ方向に積み重ねられて配置される。
【0042】
次に、以上の構成からなる保護カバー装置3、配設構造4、および保持具用スペーサー7の作用効果について説明する。配線・配管材2を収容保護する保護カバー5は、その保護カバー5に跨がって配設面1に取り付けられる保持具6により保持される。ここで、保持具6に備わる両脚部6b、6bの先端に設けられた固定部6c、6cにおける、片側の固定部6cと、配設面1との間に、もしくは各片側の固定部6cと、配設面1との間に個別に、保持具用スペーサー7が介在するように設けられ、その保持具用スペーサー7を介して、固定部6cが配設面1に固定される。こうして、保持具6に対して保持具用スペーサー7を用いることで(詳しくは、固定部6cと配設面1との間に保持具用スペーサー7を介在させることで)、保持具6(詳しくは、保持具6の固定部6c)が配設面1に届かなくても、この保持具6で保護カバー5を保持することができる。
【0043】
また、保護カバー装置3は、保護カバー5と配設面1との間に介在し、かつ、保持具6の固定部6cと配設面1との間に介在することのない、保護カバー用スペーサー8を備えており、この保護カバー用スペーサー8と保持具用スペーサー7とを併せて用いることで、保護カバー5の配設レイアウトの自由度を高くすることができる。
【0044】
また、保持具用スペーサー7は、高さ方向に積み重ねられて配置され、こうして、保持具用スペーサー7を積み重ねることで、固定部6cと配設面1との間隔の種々の寸法に対応することができ、使い勝手が良い。しかも、保持具用スペーサー7と保護カバー用スペーサー8との高さを統一し、それぞれが積み重ねられるため、様々な状況に対応することができ、一層使い勝手が良い。
【0045】
また、保持具6と保持具用スペーサー7とは、被嵌合部6jと嵌合部7dとの嵌合により組み付けられるため、保持具6の配置の作業性が良い。
【0046】
また、保持具用スペーサー7どうしは、嵌合部7eと被嵌合部7fとの嵌合により組み付けられるため、保持具用スペーサー7の配置の作業性が良い。しかも、保持具用スペーサー7が、保護カバー用スペーサー8に当接する当接部7gを有することで、保持具用スペーサー7を配置する際に、その配置位置を決定しやすく、一層保持具用スペーサー7の配置の作業性がよい。
【0047】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、保護カバー5は、基台5bと蓋体5cとを備えるものでなくとも、例えば、パイプからなっていてもよく、また、下方が開口するものであってもよい。
【0048】
また、保護カバー5は、直状保護カバーでなくとも、その直状保護カバーに続いて、配線・配管材2(継手を含む)における配線・配管経路の曲がり部分、分岐部分、延長部分等の中間部、あるいはその配線・配管経路の端部を収容保護する、付属保護カバーであってもよい。
【0049】
また、保護カバー5の配設構造4において、図11および図12に示すように、保護カバー5は、配設面1に形成された段部1aの上段面1bに配設されてもよい。ここで、保持具6の両固定部6c、6cの下面6d、6dは、保護カバー5の下面5aと面一となっている。そこで、図11に示す例においては、固定部6c、6cのうちの一方は、段部1aの下段面1cに対向して、段部1aの高さ分、その固定部6cと下段面1cとの間に介在する保持具用スペーサー7を介して、その下段面1cに固定される。そして、固定部6c、6cのうちの他方は、保持具用スペーサー7を介すことなく、上段面1bに直接固定される。つまり、保護カバー装置3は、固定部6c、6cにおける、片側の固定部6cと、配設面1との間に介在する保持具用スペーサー7を備え、その保持具用スペーサー7が設けられた一方の固定部6cが、その保持具用スペーサー7を介して配設面1に固定される。また、図12に示す例においては、保護カバー5と配設面1(詳しくは、上段面1b)との間に、保護カバー用スペーサー8が介在し、固定部6c、6cのうちの一方は、段部1aの下段面1cに対向して、その固定部6cと下段面1cとの間に介在する保持具用スペーサー7を介して、その下段面1cに固定される。そして、固定部6c、6cのうちの他方は、その固定部6cと上段面1bとの間に介在する保持具用スペーサー7を介して、その上段面1bに固定される。また、これら図11および図12に示す例において、保持具用スペーサー7における当接部7gは、配設面1に形成された段部1aの側面に当接する当接部ともなっている。このため、保持具用スペーサー7を配置する際に、その配置位置を決定しやすく、保持具用スペーサー7の配置の作業性がよい。また、この当接部7gは、内側(つまり、段部1a側)を向く平面からなり、段部1aの平面からなる側面に安定して当接する。
【0050】
また、保護カバー5の配設構造4において、図13および図14に示すように、保持具6は、相対的に高さの低い保護カバー用に(つまり、相対的に高さの低い保護カバーの下面と保持具6における固定部6cの下面6dとが面一となるように)脚部6bが短く形成され、その保持具6を相対的に高さの高い保護カバー5に用いてもよい。ここで、図13に示す例においては、保持具6の両固定部6c、6cのそれぞれが、その固定部6cと配設面1との間に介在する保持具用スペーサー7を介して、配設面1に固定される。図示実施の形態においては、保持具用スペーサー7は、保持具6の両方の固定部6c、6c側に、六対設けられている。また、図14に示す例においては、保護カバー5は、配設面1に形成された段部1aの下段面1cに配設される。ここにおいて、固定部6c、6cのうちの一方は、段部1aの下段面1cに対向して、その固定部6cと下段面1cとの間に介在する保持具用スペーサー7を介して、その下段面1cに固定される。そして、固定部6c、6cのうちの他方は、保持具用スペーサー7を介すことなく、直接段部1aの上段面1bに固定される。また、これら図13および図14に示す例において、保持具用スペーサー7における当接部7gは、保護カバー5の側面に当接する当接部ともなっている。このため、保持具用スペーサー7を配置する際に、その配置位置を決定しやすく、保持具用スペーサー7の配置の作業性がよい。また、この当接部7gは、内側(つまり、保護カバー5側)を向く平面からなり、保護カバー5の平面からなる側面に安定して当接する。
【0051】
また、保護カバー5の配設構造4において、図15に示すように、傾斜、不陸等を有する配設面1における、下がった側にある固定部6cに対して、保持具用スペーサー7が設けられてもよい。
【0052】
また、以上に示す保護カバー5の配設構造4において、各要素を適宜組み合わせることができるのは勿論である。
【符号の説明】
【0053】
1 配設面
1a 段部
1b 上段面
1c 下段面
2 配線・配管材
3 保護カバー装置
4 配設構造
5 保護カバー
5a 下面
6 保持具
6a 覆い部
6b 脚部
6c 固定部
6d 下面
6j 被嵌合部
7 保持具用スペーサー
7a 上面
7d 嵌合部
7e 嵌合部
7f 被嵌合部
7g 当接部
8 保護カバー用スペーサー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図16