特許第6118854号(P6118854)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6118854
(24)【登録日】2017年3月31日
(45)【発行日】2017年4月19日
(54)【発明の名称】ランプ付きの換気扇
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/06 20060101AFI20170410BHJP
   F21V 33/00 20060101ALI20170410BHJP
   F21V 29/80 20150101ALN20170410BHJP
【FI】
   F24F7/06 A
   F21V33/00 300
   !F21V29/80
【請求項の数】9
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-161582(P2015-161582)
(22)【出願日】2015年8月19日
(65)【公開番号】特開2016-80341(P2016-80341A)
(43)【公開日】2016年5月16日
【審査請求日】2015年8月19日
(31)【優先権主張番号】103135619
(32)【優先日】2014年10月15日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】502330713
【氏名又は名称】台達電子工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Delta Electronics,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100121603
【弁理士】
【氏名又は名称】永田 元昭
(74)【代理人】
【識別番号】100141656
【弁理士】
【氏名又は名称】大田 英司
(74)【代理人】
【識別番号】100067747
【弁理士】
【氏名又は名称】永田 良昭
(72)【発明者】
【氏名】黄 育翔
(72)【発明者】
【氏名】林 志華
【審査官】 河野 俊二
(56)【参考文献】
【文献】 実開平05−017843(JP,U)
【文献】 米国特許第04681024(US,A)
【文献】 特開平09−303839(JP,A)
【文献】 米国特許第05664872(US,A)
【文献】 特表2013−508940(JP,A)
【文献】 実開平05−031008(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 7/06
F24F 13/00
F21V 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1開口部と第2開口部を有するハウジングと、
前記ハウジング内に収容されるファンモジュールと、
前記第1開口部を挿通するランプモジュールとを備え、
前記ランプモジュールは、ランプカバーを備え、前記ランプカバーは凸縁部と複数の前記凸縁部に接続する当接部を有し、前記凸縁部と前記複数の当接部は前記ハウジングの外側に位置し、前記複数の当接部の間には複数の隙間が形成され、前記複数の隙間は換気扇の吸入口であり、
前記ハウジングの前記第1開口部には、天井に向けて延伸する環状壁部が設置されており、
前記環状壁部は前記ハウジングの底面に設置されるとともに、前記天井の取付開口部に固定されており、
前記第1開口部は、前記ハウジングの前記底面より小さく、
前記凸縁部の外径は、前記取付開口部よりも大きく、
前記当接部が前記天井に対して直接又は間接に当接することを特徴とする
ランプ付きの換気扇。
【請求項2】
前記複数の当接部の前記凸縁部より遠く離れた一端は連結部材によって接続されることを特徴とする
請求項1に記載のランプ付きの換気扇。
【請求項3】
前記ランプモジュールは、
前記ランプカバーに設置すると同時に、前記ハウジング内に位置するベースと、
前記ベースと対向して設置され、且つ前記ランプカバーに連結するレンズとを更に備えることを特徴とする
請求項1に記載のランプ付きの換気扇。
【請求項4】
前記ファンモジュールは、
吸入開口と排出開口を有し、前記排出開口が前記第2開口部に連通するファンケーシングと、
前記ファンケーシング内に収容されるインペラと、
前記インペラに連結し、且つ前記インペラを駆動して回転させるモータとを更に備えることを特徴とする
請求項1に記載のランプ付きの換気扇。
【請求項5】
前記モータと前記インペラの外径は、それぞれ前記第1開口部の内径より小さいことを特徴とする
請求項4に記載のランプ付きの換気扇。
【請求項6】
前記ファンモジュールの少なくとも半分以上の体積は、前記第1開口部の投影面に位置することを特徴とする
請求項1に記載のランプ付きの換気扇。
【請求項7】
前記ハウジングは、2つのスロットを有する延長部を更に備え、前記複数の延長部は前記ハウジング内に設置されることを特徴とする
請求項1に記載のランプ付きの換気扇。
【請求項8】
前記ランプモジュールは複数の弾性部材によって、前記複数のスロットを挿通し前記第1開口部に固定されることを特徴とする
請求項7に記載のランプ付きの換気扇。
【請求項9】
前記複数の当接部の高さは5mmから15mmの間にあることを特徴とする
請求項1に記載のランプ付きの換気扇。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、換気扇に関し、特に、ランプ付きの換気扇に関する。
【背景技術】
【0002】
今では、ノイズを減らし、熱を遮断しつつクーラーの外漏れを防止するために、建物において、特殊な建築材料を使用して無換気の部屋を作成することはよく知られている。
したがって、建物の換気量が不足するため、人体にとって有害な汚染物質を排除することができない。
【0003】
屋内の空気対流を改善するために、多くの建物は換気扇を取り付けて、フレッシュな空気を維持する。
しかしながら、換気扇は大抵、換気機能のみを有し、他の機能を有していないため、スペースの利用率が比較的に低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記課題に鑑み、本発明の目的は、天井の使用スペースを削減し、スペースの利用率を向上させることができるランプ付きの換気扇を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るランプ付きの換気扇は天井に取り付けられる。
天井は取付開口部を有する。
換気扇はハウジングと、ファンモジュールと、ランプモジュールとを有する。
ハウジングは第1開口部と第2開口部を有する。
第1開口部は取付開口部に揃える。
ファンモジュールはハウジング内に収容される。
ランプモジュールは取付開口部と第1開口部を挿通する。
ランプモジュールはランプカバーを備える。
ランプカバーは凸縁部と複数の凸縁部に接続する当接部を有する。
凸縁部と前記複数の当接部は天井のハウジングより遠く離れた一側に位置する。
前記複数の当接部は前記天井に当接することで、前記ランプカバーと前記天井との間にギャップを形成させる。
ギャップは換気扇の吸入口である。
【0006】
一実施例において、前記複数の当接部は天井の一端に当接すると同時に、連結部材によって接続される。
【0007】
一実施例において、ランプモジュールはベースとレンズを更に備える。
ベースはランプカバーに設置されると同時に、ハウジング内に位置する。
レンズとベースは対向して設置され、且つランプカバーに連結する。
【0008】
一実施例において、ファンモジュールはファンケーシングとインペラ、及びモータとを備える。
ファンケーシングは吸入開口と排出開口を有する。
排出開口は第2開口部に連通する。
インペラはファンハウジング内に収容される。
モータはインペラに連結し、且つインペラを駆動して回転させる。
【0009】
一実施例において、モータとインペラの外径は、それぞれ第1開口部の内径より小さい。
【0010】
一実施例において、ファンモジュールの少なくとも半分以上の体積は、第1開口部の投影面に位置する。
【0011】
一実施例において、ハウジングは2つのスロットを有する延長部を更に備え、前記複数の延長部はハウジング内に設置される。
【0012】
一実施例において、ランプモジュールは複数の弾性部材によって、ハウジングの延長部のスロットを挿通し第1開口部に固定される。
【0013】
一実施例において、ギャップの距離は5mmから15mmの間にある。
【0014】
本発明に係るランプ付きの換気扇はハウジングと、ファンモジュールと、ランプモジュールとを有する。
ハウジングは第1開口部と第2開口部を有する。
ファンモジュールはハウジング内に収容される。
ランプモジュールは第1開口部に挿通する。
ランプモジュールはランプカバーを備える。
ランプカバーは凸縁部と複数の凸縁部に接続する当接部を有する。
凸縁部と前記複数の当接部はハウジングの外側に位置する。
前記複数の当接部の間には複数の隙間が形成される。
前記複数の隙間は換気扇の吸入口である。
【0015】
一実施例において、前記複数の当接部の前記凸縁部より遠く離れた一端は連結部材によって接続される。
【0016】
一実施例において、ランプモジュールはベースとレンズを更に備える。
ベースはランプカバーに設置されると同時に、ハウジング内に位置する。
レンズはベースに対向して設置され、且つランプカバーに連結する。
【0017】
一実施例において、ファンモジュールはファンケーシング、インペラ及びモータを備える。
ファンハウジングは吸入開口と排出開口を有する。
排出開口は第2開口部に連通する。
インペラはファンケーシング内に収容される。
モータはインペラに連結し、且つインペラを駆動して回転させる。
【0018】
一実施例において、モータとインペラの外径は、それぞれ第1開口部の内径より小さい。
【0019】
一実施例において、ファンモジュールの少なくとも半分以上の体積は、第1開口部の投影面に位置する。
【0020】
一実施例において、ハウジングは2つのスロットを有する延長部を更に備え、前記複数の延長部はハウジング内に設置する。
【0021】
一実施例において、ランプモジュールは複数の弾性部材によって、ハウジングの延長部のスロットを挿通し第1開口部に固定される。
【0022】
一実施例において、前記複数の当接部の高さは5mmから15mmの間にある。
【発明の効果】
【0023】
上記より、本発明は、ランプモジュールを換気扇に統合することによって、天井の使用スペースを削減し、スペースの利用率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1A】本発明の第1実施例に係るランプ付きの換気扇の外観概略図である。
図1B図1Aに示される換気扇の断面図である。
図1C図1Aに示される換気扇の分解図である。
図2】ランプモジュールとハウジングの連結概略図である。
図3A】本発明の第2実施例に係るランプ付きの換気扇の外観概略図である。
図3B図3Aに示される換気扇の断面図である。
図3C】換気扇の他の実施態様の断面図である。
図4】本発明の第3実施例に係るランプ付きの換気扇の断面図である。
【0025】
関連する図面を参照しながら、本発明の好ましい実施例に係るランプ付きの換気扇を以下の通りに説明し、このうち同じ部材は同じ符号を付して説明する。
【実施例1】
【0026】
図1Aは本発明の第1実施例のランプ付きの換気扇の外観概略図である。
図1B図1Aに示される換気扇の断面図である。
図1C図1Aに示される換気扇の分解図である。
図1Aと、図1Bと、図1Cを参照されたい。
ランプ付きの換気扇1(以下、換気扇1と称する)は天井Cに取付けられ、天井Cは取付開口部C1を有する。
図を明瞭にさせ、説明し易いように、本発明の好ましい実施例の換気扇が図面において、天井の一部のみを表示する。
ここにおいて、換気扇1は、ハウジング11と、ファンモジュール12と、ランプモジュール13を備える。
また、本実施例の換気扇1は、2つの取付ブラケット14を更に備え、取付ブラケット14は、例えば、ねじによって螺合し、ハウジング11と天井Cを連接することで、ハウジング11を天井Cに固定させるものであるが、これに限定されない。
【0027】
本実施例において、ハウジング11は、大抵、六面状のボックス構造であり、且つ第1開口部111と第2開口部112を有する。
第1開口部111と第2開口部112はそれぞれハウジング11の異なる平面に位置する。
其の他の実施例において、ハウジング11は円筒状のボックス構造であり、ここにおいては、制限されない。
第1開口部111は天井Cの取付開口部C1に揃え、第2開口部112は換気扇1の排出口である。
【0028】
ファンモジュール12はハウジング11内に収容される。
本実施例において、ファンモジュール12はファンケーシング(fan casing)121と、インペラ122と、モータ123とを備える。
インペラ122はファンケーシング121内に収容される。
モータ123はインペラ122に連結し、且つインペラ122を駆動して回転させる。
ファンケーシング121は吸入開口1211と排出開口1212を有し、排出開口1212は第2開口部112に連通する。
インペラ122とモータ123は、螺合、または係合する方式によって、ファンケーシング121内に固定することができる。
【0029】
本実施例において、ハウジング11は、第1開口部111において、天井Cに向けて延伸する環状壁部113を有する。
環状壁部113の高さは天井Cの厚さより小さいか、または等しいと同時に、環状壁部113の外径は、取付開口部C1の内径より小さいか、または等しい。
よって、ハウジング11は天井Cによって、環状壁部113に固定されるため、水平変位を回避することができる。
【0030】
ランプモジュール13は、取付開口部C1と第1開口部111を挿通する。
本実施例において、ランプモジュール13は、ランプカバー131と、ベース132と、レンズ133とを備える。
ベース132はランプカバー131に設置され、且つハウジング11内に位置する。
レンズ133はベース132に対向して設置されると同時に、ランプカバー131に連結する。
ここにおいて、レンズ133がランプカバー131上のハウジング11より遠く離れた一側に設置される場合を例とし、つまり、ランプカバー131がレンズ133とベース132との間に設置された場合を例とする。
本実施例において、ベース132には発光素子1321が設置され、発光素子1321は例えば、電球、または発光ダイオードランプ(LED lamp)である。
また、ランプモジュール13は、放熱素子134を更に備え、この放熱素子134は、例えば、放熱フィンであり、ベース132上の発光素子1321に相対する他側に設置されることで、放熱を行う。
【0031】
ランプカバー131は凸縁部1311と複数の凸縁部1311に接続する当接部1312を有する。
凸縁部1311と当接部1312はハウジング11の外側に位置し、特に、天井Cのハウジング11より遠く離れた一側に設置される。
この凸縁部1311の外径は取付開口部部C1よりも大きい。
本実施例において、凸縁部1311の延伸方向は、大抵、天井Cに平行する。
前記複数の当接部1312の間には複数の隙間が形成されると同時に、前記複数の当接部1312は、天井Cに当接することで、ランプカバー131と天井Cの間にギャップを形成させる。
このギャップは換気扇1の吸入口Iであり、且つサイドエントリー吸入口である。
したがって、複数の当接部1312が天井Cを当接することによって、換気扇1を比較的に厚い天井に取り付けられても、または比較的に薄い天井に取り付けられても、吸入口Iは、当接部1312を天井Cに当接させることで形成されるため、吸入口Iを固定した高さに保持することができる。
つまり、吸入口Iの高さは当接部1312の高さによって決定する。
当接部1312は柱状構造、テーパー構造、またはシート構造であり、ここにおいて、円筒形を例とするが、本発明を限定するものではない。
また、当接部1312の高さ、またはランプカバー131と天井Cとの間のギャップの距離は5mmから15mmとの間に介することができ、好ましいのは9mmである。
【0032】
全体から言えば、ファンモジュール12が起動した場合、モータ123が回転して、インペラ122を駆動して回転させることで、室内の空気が吸入口Iを通過してハウジング11内に入る。
説明するべきことは、気流は、吸入口Iから取付開口部C1とランプカバー131との間のギャップに流れるとともに、第1開口部111とランプカバー131との間のギャップに流れ、つまり、ランプカバー131の外部からハウジング11に流れる。
次に、気流はファンケーシング121の吸入開口1211に流れ、且つ排出開口1212と第2開口部112を通過して排出する。
また、ランプモジュール13は、スイッチ(図示しない)を増設し、ユーザのニーズに応じてオン、またはオフにすることができる。
本実施例においては、ランプモジュール13を換気扇1に統合することによって、天井の使用スペースを削減し、スペースの利用率を向上させることができる。
【0033】
本実施例において、ランプモジュール13は、2つの弾性素子Eによって、ハウジング11を挿通し第1開口部111に固定される。
図1B図1Cを参照し、且つ図2を合わせて参照されたい。
図2は、ランプモジュールとハウジングの連結概略図である。
説明しやすいように、図2はハウジング11の一部のみを表示する。
弾性素子Eの概ねはV形構造の金属素子であり、湾曲部分はランプカバー131に接続され、弾性素子Eの両端はフック構造E1を有する。
ハウジング11は、2つのスロットSを有する延長部114を更に備え、延長部114はハウジング11内に設置され、スロットSは延長部114に形成する。
ここにおいて、ハウジング11の第1開口部111にランプモジュール13を取り付ける時では、弾性素子EをスロットSに挿通し、且つフック構造E1を延長部114に係止させるようにしている。
ランプモジュール13を取り外す時では、ユーザーはランプモジュール13を直接引っ張ることで、ツールの補助なしにランプモジュール13を取り外すことができる。
これによって、ランプモジュール13を容易に取り外すことができるため、換気扇1の修理やメンテナンスに有利である。
同時に、弾性素子Eの設計は、ユーザーがランプモジュール13を取り外す過程において、ランプモジュール13はフック構造E1によって、依然として延長部114に係止し、フローティング状態となって完全に取り外されることはない。
仮に、ランプモジュール13を完全に取り外す必要がある場合、弾性素子Eを押すだけで、取り外すことができる。
【0034】
また、モータ123とインペラ122の外径は、それぞれ第1開口部111の内径よりも小さい。
つまり、ユーザーは第1開口部111を通してモータ123とインペラ122をファンケーシング121から外すか、またはファンケーシング121に組み立てることで、ファンモジュール12の修理やメンテナンスを有利にすることができる。
【0035】
図1Bを続いて参照されたい。
本実施例において、ファンケーシング121の吸入開口1211はファンケーシング121上の第1開口部111から遠く離れた一側の表面に位置する。
つまり、吸入開口1211と第1開口部111はそれぞれ逆の方向に向けており、即ち、ファンモジュール12は反転構造である。
よって、ファンモジュール12を反転構造にすることよって、浴室内に換気扇1を取り付ける時、水蒸気は吸入口Iから直接ファンモジュール12内に入ることはないので、ファンモジュール12及びその内部部品を湿気から保護することができる。
【実施例2】
【0036】
図3Aは本発明の第2実施例のランプ付きの換気扇の外観概略図である。
図3B図3Aに示す換気扇の断面図である。
図3A図3Bを参照されたい。
本実施例の換気扇1aと第1実施例は大抵、同様であり、主に異なるのは、ランプモジュール13aの前記複数の当接部1312aの凸縁部1311より遠く離れた一端、即ち、天井Cに当接する一端は、連結部材135によって連結される。
本実施例において、連結部材135は環状板であり、凸縁部1311に平行し、且つ間隔を置いて設置される。
外観をより美しくするために、連結部材135は前記複数の当接部1312aとともに天井Cに当接する。
また、ハウジング11とファンモジュール12の説明は第1実施例を参照することができるので、ここで繰り返して述べない。
【0037】
図3Cは換気扇の他の実施態様の断面図である。
図3Cを参照されたい。
本実施例と第2実施例は大抵、同様であり、主に異なるのは、レンズ133aがランプカバー131とベース132との間に設置し、且つハウジング11の内部に位置する点である。
もちろん、レンズ133aが第1開口部111に位置することで、レンズ133aの一部分をハウジング11の内部に位置させるようにし、レンズ133aの他部分をハウジング11の外部に露出させるようにすることもできる。
【実施例3】
【0038】
図4は本発明の第3実施例のランプ付きの換気扇の断面図である。
図4を参照されたい。
本実施例の換気扇1bと第1実施例は大抵、同様であり、主に異なるのは、本実施例のハウジング11aのサイズを前述実施例のハウジング11より小さくすることで、ファンモジュール12の少なくとも半分以上の体積が第1開口部111の投影面に位置する点である。
これによって、換気扇1bが天井層間に占めるスペースを削減し、更に、スペースの利用率を向上させることができる。
また、ランプモジュール13は第2実施例のランプモジュール13aと置き換えることができる。
つまり、連結部材135を有するランプモジュール13aを、サイズが比較的に小さいハウジング11aに設置することができる。
また、ファンモジュール12とランプモジュール13の説明は第1実施例を参照することができるので、ここで繰り返して述べない。
【0039】
上記より、本発明はランプモジュールを換気扇に統合することによって、天井の使用スペースを削減し、スペースの利用率を向上させることができる。
【0040】
上記実施例は例示的なものであって、限定するためのものではない。
本発明の技術的思想および範囲から逸脱することなく行われる等価の修正または変更は、いずれも別紙の特許請求の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は以上の如く構成したため、ランプモジュールを換気扇に統合することによって、天井の使用スペースを削減し、スペースの利用率を向上させることができるランプ付きの換気扇を提供し得るものである。
【符号の説明】
【0042】
1、1a、1b 換気扇
11、11a ハウジング
111 第1開口部
112 第2開口部
113 環状壁部
114 延長部
12 ファンモジュール
121 ファンケーシング
1211 吸入開口
1212 排出開口
122 インペラ
123 モータ
13、13a ランプモジュール
131 ランプカバー
1311 凸縁部
1312、1312a 当接部
132 ベース
1321 発光素子
133、133a レンズ
134 放熱素子
135 連結部材
14 取付ブラケット
C 天井
C1 取付開口部
E 弾性素子
E1 フック構造
I 吸入口
S スロット
図1A
図1B
図1C
図2
図3A
図3B
図3C
図4