【課題を解決するための手段】
【0010】
(発明の声明)
一局面において、発明は、棒を接合する連結器または接続器に属する。連結器または接続器は、管状のスリーブ部材の中に挿入されるように適合されている細長いロッド部材であって、ロッドおよびスリーブ部材は、各々、ロッド部材がスリーブ部材の中に挿入された場合、整列する1つ以上の横穴を有する、細長いロッド部材と、1つ以上の整列された穴を通過するように適合されている1つ以上の横ピンとを含み、使用において、ロッドおよびスリーブ部材は、接続される棒の自由な端部に取り付けられ、挿入された位置にある場合、横ピンは、整列された穴の中に駆動され得ることによって、ロッドおよびスリーブ部材を一緒にロックし、それによって、棒を接続する。
【0011】
別の例において、発明は、棒を接合する連結器または接続器に属する。連結器または接続器は、1対の対向する管状のスリーブ部材の中に挿入されるように適合されている細長いロッド部材であって、ロッドおよびスリーブ部材は、各々、ロッド部材がスリーブ部材の中に挿入された場合、整列された1つ以上の横穴を有する、細長いロッド部材と、1つ以上の整列された穴を通過するように適合されている1つ以上の横ピンとを含み、使用において、対向するスリーブ部材は、接続される棒の自由な端部に取り付けられ、ロッド部材が挿入された位置にある場合、横ピンは、整列された穴の中に駆動され得ることによって、ロッドおよびスリーブ部材を一緒にロックし、それによって、棒を接続する。
【0012】
別の例において、発明は、棒を接合する連結器または接続器に属する。連結器または接続器は、1対の対向する細長いロッド部材を受け入れる能力を有するように適合されている管状のスリーブ部材であって、ロッドおよびスリーブ部材は、各々、ロッド部材がスリーブ部材の中に挿入された場合、整列する1つ以上の横穴を有する、細長いロッド部材と、1つ以上の整列された穴を通過するように適合されている1つ以上の横ピンとを含み、使用において、対向するロッド部材は、接続される棒の自由な端部に取り付けられ、ロッド部材が挿入された位置にある場合、横ピンは、整列された穴の中に駆動され得ることによって、ロッドおよびスリーブ部材を一緒にロックし、それによって、棒を接続する。
【0013】
発明の別の例において、細長いロッド部材およびスリーブ部材は、1つ以上の一致する形状とされた面を有することによって、細長い内側ロッドおよび外管スリーブの組立てを容易にする。内側の細長いロッドが管部材の中に挿入された場合、一致する形状とされる面は、それぞれの部分における穴を整列させ、組立て器は、ピンを無理のない容易さで挿入し得る。
【0014】
代わりの例において、ピンは、スクリュー、ボルトまたはいずれか適切なファスナーによって置き換えられ得る。
【0015】
さらに代わりの例において、ピンは、ばね負荷され得、細長いロッド部材の本体のくぼみに制限され得る。
【0016】
連結器または接続器は、鋳造および/または機械加工された高張力鋼または同等強度の材料から適切に作られる。
【0017】
好ましくは、棒へのロッドおよびスリーブ部材の取り付けは、摩擦溶接による。
【0018】
代替案において、ロッドおよびスリーブ部材は、アーク溶接、ガス溶接、ねじ留め手段によってか、または他の容認可能な方法によって棒に取り付けられ得る。
【0019】
透明な管または「クリップ留め」デバイスは、取り囲むコンクリートの打設および振動を含む建設段階中にピンを押し込めるために用いられ、それによって、調査するエンジニアが、ピンが適所にあることおよび接合が正しいことを確かめることを可能にする。
【0020】
別の例において、ピンを押し込める単数または複数のロッド部材に関連付けられたプラスチックスリーブがあり得る。プラスチックスリーブは、単数または複数のロッド部材が単数または複数のスリーブ部材の中に挿入された場合に取り換えられ、それによって、単数または複数のスリーブ部材の穴との係合のためのピンを解放する。
【0021】
整列可能な穴の数および横ピンの数は、接合された棒によって伝えられるように指定されている張力負荷に適切に依存する。
【0022】
同様に、ロッドおよびスリーブ部材の寸法は、指定された負荷に適切に依存する。
【0023】
そのため、ピンおよび整列可能な穴の寸法もピンによって耐えられるために要求されるせん断負荷によって決定される。
【0024】
好ましくは、ピンは、穴との締まりばめを有する。
【0025】
あるいは、ピンは、ピンが駆動される穴の一部を把持するふし部分を有し得る。
【0026】
あるいは、ピンは、少し先細にされ得ることによって、向上した締まりばめを提供する。
【0027】
好ましくは、ロッドおよびスリーブ部材は、ロッドおよびシリンダー構成の部材である。
【0028】
あるいは、ロッドおよびスリーブ部材は、正方形構成または長方形構成または楕円形構成の部材であり得る。
【0029】
好ましい型において、ロッドおよびスリーブ部材は、鉄筋の外面に一致する隆起部またはへこみを有することによって外部から構成または模様がつけられている。ロッドおよびスリーブ部材へ鉄筋が取り付けおよび接合され、隆起部またはへこみは、周囲コンクリートへの付着を改善することに関する。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
棒を接合する連結器または接続器であって、
該連結器または接続器は、
管状のスリーブ部材の中に挿入されるように適合されている細長いロッド部材であって、該ロッドおよびスリーブ部材は、各々、該ロッド部材が該スリーブ部材の中に挿入された場合に、整列する1つ以上の横穴を有する、細長いロッド部材と、
該1つ以上の整列された穴を通過するように適合されている1つ以上の横ピンと
を含み、
使用において、該ロッドおよびスリーブ部材は、接続された該棒の自由な端部に取り付けられ、挿入された位置にある場合に、該横ピンは、該整列された穴の中に駆動されることが可能であることによって、該ロッドおよびスリーブ部材を一緒にロックし、それによって、該棒を接続する、棒を接合する連結器または接続器。
(項目2)
棒を接合する連結器または接続器であって、
該連結器または接続器は、
1対の対向する管状のスリーブ部材の中に挿入されるように適合されている細長いロッド部材であって、該ロッドおよびスリーブ部材は、各々、該ロッド部材が該スリーブ部材の中に挿入された場合に、整列する1つ以上の横穴を有している、細長いロッド部材と、
該1つ以上の整列された穴を通過するように適合されている1つ以上の横ピンと
を含み、
使用において、該対向するスリーブ部材は、接続された該棒の自由な端部に取り付けられ、該ロッド部材が挿入された位置にある場合に、該横ピンは、該整列された穴の中に駆動されることが可能であることによって、該ロッドおよびスリーブ部材を一緒にロックし、それによって、該棒を接続する、棒を接合する連結器または接続器。
(項目3)
棒を接合する連結器または接続器であって、
該連結器または接続器は、
1対の対向する細長いロッド部材を受け入れる能力を有するように適合されている管状のスリーブ部材であって、該ロッドおよびスリーブ部材は、各々、該ロッド部材が該スリーブ部材の中に挿入された場合に、整列する1つ以上の横穴を有している、管状のスリーブ部材と、
該1つ以上の整列された穴を通過するように適合されている1つ以上の横ピンと
を含み、
使用において、該対向するロッド部材は、接続された該棒の自由な端部に取り付けられ、該ロッド部材が挿入された位置にある場合に、該横ピンは、該整列された穴の中に駆動されることが可能であることによって、該ロッドおよびスリーブ部材を一緒にロックし、それによって、該棒を接続する、棒を接合する連結器または接続器。
(項目4)
前記ピンは、スクリュー、ボルトまたはいずれか他のファスナーによって置き換えられる、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目5)
前記ピンは、スクリュー、ボルトまたはいずれか他のファスナーによって置き換えられる、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目6)
前記ピンは、スクリュー、ボルトまたはいずれか他のファスナーによって置き換えられる、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目7)
前記ピンは、ばね負荷されている、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目8)
前記ピンは、ばね負荷されている、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目9)
前記ピンは、ばね負荷されている、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目10)
棒への前記ロッドおよびスリーブ部材の取り付けは、摩擦溶接による、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目11)
棒への前記ロッドおよびスリーブ部材の取り付けは、摩擦溶接による、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目12)
棒への前記ロッドおよびスリーブ部材の取り付けは、摩擦溶接による、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目13)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、前記棒にアーク溶接、ガス溶接またはねじ留め手段によって取り付けられる、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目14)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、前記棒にアーク溶接、ガス溶接またはねじ留め手段によって取り付けられる、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目15)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、前記棒にアーク溶接、ガス溶接またはねじ留め手段によって取り付けられる、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目16)
取り囲むコンクリートの打設および振動を含む建設段階中に前記ピンを押さえ込む透明な管のクリップ留めデバイスがあり、それによって、調査官が、該ピンが適所にあることおよび前記接合が正しく組み立てられていることを確認することを可能にする、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目17)
取り囲むコンクリートの打設および振動を含む建設段階中に前記ピンを押さえ込む透明な管のクリップ留めデバイスがあり、それによって、調査官が、該ピンが適所にあることおよび前記接合が正しく組み立てられていることを確認することを可能にする、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目18)
取り囲むコンクリートの打設および振動を含む建設段階中に前記ピンを押さえ込む透明な管のクリップ留めデバイスがあり、それによって、調査官が、該ピンが適所にあることおよび前記接合が正しく組み立てられていることを確認することを可能にする、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目19)
前記ピンを押さえ込むための前記単数または複数のロッド部材に関連付けられたプラスチックスリーブがあり、該プラスチックスリーブは、該単数または複数のロッド部材が該単数または複数のスリーブ部材の中に挿入された場合に取り換えられ、それによって、該単数または複数のスリーブ部材の穴との係合のために前記ピンを解放する、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目20)
前記ピンを押さえ込むための前記単数または複数のロッド部材に関連付けられたプラスチックスリーブがあり、該プラスチックスリーブは、該単数または複数のロッド部材が該単数または複数のスリーブ部材の中に挿入された場合に取り換えられ、それによって、該単数または複数のスリーブ部材の穴との係合のために前記ピンを解放する、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目21)
前記ピンを押さえ込むための前記単数または複数のロッド部材に関連付けられたプラスチックスリーブがあり、該プラスチックスリーブは、該単数または複数のロッド部材が該単数または複数のスリーブ部材の中に挿入された場合に取り換えられ、それによって、該単数または複数のスリーブ部材の穴との係合のために前記ピンを解放する、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目22)
整列可能な穴の数および横ピンの数は、前記接合された棒によって伝えられるように指定された張力負荷に依存する、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目23)
整列可能な穴の数および横ピンの数は、前記接合された棒によって伝えられるように指定された張力負荷に依存する、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目24)
整列可能な穴の数および横ピンの数は、前記接合された棒によって伝えられるように指定された張力負荷に依存する、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目25)
前記ロッドおよびスリーブ部材の寸法は、前記接合された棒によって送えられる指定された負荷に依存する、項目1に記載の連結器または接続器。
(項目26)
前記ロッドおよびスリーブ部材の寸法は、前記接合された棒によって送えられる指定された負荷に依存する、項目2に記載の連結器または接続器。
(項目27)
前記ロッドおよびスリーブ部材の寸法は、前記接合された棒によって送えられる指定された負荷に依存する、項目3に記載の連結器または接続器。
(項目28)
前記ピンおよび整列可能な穴の寸法は、該ピンによって耐えられるために要求されるせん断負荷によって決定される、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目29)
前記ピンおよび整列可能な穴の寸法は、該ピンによって耐えられるために要求されるせん断負荷によって決定される、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目30)
前記ピンおよび整列可能な穴の寸法は、該ピンによって耐えられるために要求されるせん断負荷によって決定される、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目31)
前記ピンは、前記穴との締まりばめを有する、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目32)
前記ピンは、前記穴との締まりばめを有する、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目33)
前記ピンは、前記穴との締まりばめを有する、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目34)
前記ピンは、該ピンが駆動される前記穴の一部を把持するふし部分を有し得る、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目35)
前記ピンは、該ピンが駆動される前記穴の一部を把持するふし部分を有し得る、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目36)
前記ピンは、該ピンが駆動される前記穴の一部を把持するふし部分を有し得る、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目37)
前記ピンは、先細にされることによって、向上した締まりばめを提供する、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目38)
前記ピンは、先細にされることによって、向上した締まりばめを提供する、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目39)
前記ピンは、先細にされることによって、向上した締まりばめを提供する、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目40)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、ロッドおよびシリンダー構成の部材である、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目41)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、ロッドおよびシリンダー構成の部材である、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目42)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、ロッドおよびシリンダー構成の部材である、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目43)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、正方形構成または長方形構成または楕円形構成の部材である、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目44)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、正方形構成または長方形構成または楕円形構成の部材である、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目45)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、正方形構成または長方形構成または楕円形構成の部材である、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目46)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、周囲コンクリートを把持するための隆起部またはへこみを有することによって外部から構成または模様がつけられている、項目1に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目47)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、周囲コンクリートを把持するための隆起部またはへこみを有することによって外部から構成または模様がつけられている、項目2に記載の棒を接合する連結器または接続器。
(項目48)
前記ロッドおよびスリーブ部材は、周囲コンクリートを把持するための隆起部またはへこみを有することによって外部から構成または模様がつけられている、項目3に記載の棒を接合する連結器または接続器。
【0030】
発明をより理解し、実際に実行するために、ここで添付の例示に対して参照がなされる。