(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係るディスプレイ装置用スタンド1を右側面から見たときの内部構造を示す図であり、
図2は、ディスプレイ装置用スタンド1を背面から見たときの内部構造を示す図であり、
図3は、ディスプレイ装置用スタンド1を平面から見たときの内部構造を示す図であり、
図4は、移動体3の構成を示す部分拡大図である。
【0022】
ディスプレイ装置用スタンド1(以下、「スタンド1」という。)は、水平な設置面80上を移動可能な基部2と、基部2に設けられる移動体であって鉛直方向に昇降可能に構成される移動部4を有する移動体3と、ディスプレイ装置7が取付けられるディスプレイ装置取付体6と、移動部4およびディスプレイ装置取付体6にわたって設けられ、ディスプレイ装置取付体6を移動部4に対する近接離反方向および鉛直方向に変位可能に構成される位置調整手段5とを含んで構成される。
【0023】
基部2は、四角板状の基台20と、基台20の長手方向の各端部側に設けられる2つの脚部21a,21bと、固定部10と、巻上げ機13とを含む。以下、基台20の長手方向を「X方向」と称し、前記長手方向に垂直な幅方向を「Y方向」と称し、前記長手方向および前記幅方向に垂直な方向を「Z方向」と称して説明する。
【0024】
基台20は、金属製のフレーム部材を枠組みして枠体を構成し、該枠体に板状部材を固定することによって実現することができる。基台20の下面にはキャスタ90が設けられる。これによって、基台20は設置面上を移動することができる。また基台20には、補助脚92が設けられる。補助脚92は、軸部と円盤状の脚部とを有する。補助脚92は、軸部が基台20に形成された孔に挿通され、脚部が設置面80に当接する。
【0025】
基台20のX方向の各端面部には、X方向に厚みを有するレール片22a,22bが形成される。レール片22a,22bは、Y方向に一様に延びて形成される。レール片22a,22bのZ方向の各表面部には、図示しない複数のリテーナが前記Y方向に間隔をあけて取り付けられる。
【0026】
脚部21a,21bは、四角柱状に形成され、Y方向に沿って延びる。各脚部21a,21bの基台20に臨む端面部には、X方向に厚みを有し、Y方向に延びる断面が凸状のレール片23a,23bが形成される。2つの脚部21a,21bの下面にはキャスタ91が設けられる。これによって各脚部21a,21bは、設置面80上を移動可能に構成される。
【0027】
基台20と2つの脚部21a,21bとの間には案内レール24a,24bがそれぞれ設けられる。案内レール24a,24bは、断面が略Hの字状に形成され、Y方向に延びる長尺材である。案内レール24a,24bの長手寸法は、基台20の幅寸法とほぼ同じ長さに設定される。案内レール24a,24bは、各レール片22a,22b,23a,23bがそれぞれ嵌り込む2つの案内部を有する。
【0028】
前記案内部には、基台20のレール片22a,22bと脚部21a,21bのレール片23a,23bとがそれぞれ差し込まれる。これによって、基台20と各脚部21a,21bとが案内レール24a,24bにより、Y方向に摺動可能に連結される。
【0029】
基台20と各脚部21a,21bとの間には、板状の位置固定部材25a,25bが取り付けられる。位置固定部材25a,25bは、基台20の上面と各脚部21a,21bの上面とにわたってそれぞれ設けられる。位置固定部材25a,25bは、X方向一端部が基台20にボルトによって固定され、X方向他端部が各脚部21a,21bにボルトによって固定される。
【0030】
これによって、位置固定部材25a,25bは、基台20と各脚部21a,21bとの摺動を規制し、基台20に対する各脚部21a,21bの位置を固定する。位置固定部材25a,25bの各脚部21a,21bの上面に配置される位置には、Y方向に間隔をあけて、複数の孔が形成される。位置固定部材25a,25bと各脚部21a,21bとは、前記孔にボルトの軸部が挿通されて固定される。基台20に対する各脚部21a,21bのY方向の位置は、ボルトの軸部が挿通される前記孔を変更することによって、調整することができる。
【0031】
固定部10は、一対の第1固定支柱30a,30bと、一対の第2固定支柱31a,31bと、中間支柱32とを有する。
【0032】
第1固定支柱30a,30bは、Z方向に延びる断面が略C字状の長尺材であり、互いに対向して設けられる。第1固定支柱30a,30bは、長手方向一端部が基台20に固定される。
【0033】
第2固定支柱31a,31bは、Z方向に延びる断面が略C字状の長尺材であり、互いに対向して設けられる。第2固定支柱31a,31bは、長手方向一端部が基台20に固定される。
【0034】
中間支柱32は、Z方向に延びる断面が略C字状の長尺材であり、基台20のX方向中間部で、かつ、第2固定支柱31a,31bよりもY方向に関して第1固定支柱30a,30bから離間した位置に設けられる。中間支柱32は、長手方向一端部が基台20に固定される。
【0035】
第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32の長手寸法は、同一に形成される。固定部10は、巻上げ機13を支持する板状の巻上げ機支持部材15と、後述する第2索条28a,28bの一端部が係止される板状の索条係止部材16とを含む。
【0036】
巻上げ機支持部材15は、第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32にそれぞれ固定される。巻上げ機支持部材15には、第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32がそれぞれ挿通される孔が形成され、第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32は、該孔にそれぞれ挿通されて、巻上げ機支持部材15を貫通して設けられる。
【0037】
索条係止部材16は、巻上げ機支持部材15よりもZ方向一方(上方)寄りに設けられる。索条係止部材16は、第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32にそれぞれ固定される。索条係止部材16には、第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32がそれぞれ挿通される孔が形成され、第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32は、該孔にそれぞれ挿通されて、索条係止部材16を貫通して設けられる。また索条係止部材16には、後述する第1索条27が挿通される孔が形成される。
【0038】
第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32の長手方向他端部には、略板状の蓋体33が取り付けられる。蓋体33の底部には、第1索条27が巻き掛けられる第1滑車17が設けられる。蓋体33は、第1固定支柱30a,30b、第2固定支柱31a,31bおよび中間支柱32の長手方向他端部側端面を覆う。
【0039】
巻上げ機13は、巻上げ機支持部材15に設置され、第1索条27の一部が巻き掛けられる。巻上げ機13は、第1索条27を巻き上げ、および巻き下ろし可能であり、たとえば手巻ウィンチまたは動力ウィンチによって実現される。
【0040】
第1索条27は、一端部側が巻上げ機13に巻き掛けられ、第1滑車17に巻き掛けられて、他端部が後述する可動部11の底部材41に係止される。第1索条27は、たとえばワイヤロープによって実現される。
移動体3は、可動部11と、移動部4とを含んで構成される。
【0041】
可動部11は、Z方向に延び、断面が略C字状の一対の可動レール40a,40bと、可動レール40a,40bの長手方向一端部に、可動レール40a,40b間にわたって設けられ、可動レール40a,40bの長手方向一端部側の端面を覆う板状の底部材41と、可動レール40a,40bの長手方向他端部に、Y方向に延び、可動レール40a,40b間にわたって設けられ、可動レール40a,40bの長手方向他端部側の端面を覆う板状の蓋体42と、を含んで構成される。
【0042】
蓋体42の下面であってY方向中間部には、後述する2本の第2索条28a,28bに対応して、2つの第2滑車18a,18bが設けられる。
【0043】
可動レール40a,40bの外表面部には、第2固定支柱31a,31bに形成される空間内に収容され、第2固定支柱31a,31b内でZ方向に移動可能な複数の案内ローラ43が取り付けられる。本実施形態では、案内ローラ43は、Z方向に間隔をあけて3つ取り付けられている。
【0044】
底部材41には、第1索条27の他端部が係止される。巻上げ機13を駆動して第1索条27を巻上げることによって、可動部11には第1滑車17に近接する方向への力が作用する。これによって、可動部11は、第2固定支柱31a,31bに案内されてZ方向一方(上方)に移動する。また巻上げ機13を駆動して第1索条27を巻下ろすと、可動部11は自重によって、第2固定支柱31a,31bに案内されてZ方向他方(下方)に移動する。
【0045】
移動部4は、移動部本体45と、フランジ部46a,46bと、案内ローラ47と、第2索条28a,28bとを含んで構成される。移動部本体45は、四角形の枠体とX方向に延びる2つの中桟とによって構成される。フランジ部46a,46bは、板状に形成され、移動部本体45からY方向に突出する。移動部本体45のフランジ部46a,46bが形成される側には、第2索条28a,28bの他端部がそれぞれ係止される係止部48a,48bが形成される。
【0046】
フランジ部46a,46bの遊端部には、可動レール40a,40bに形成される空間内に収容され、可動レール40a,40b内でZ方向に移動可能な複数の案内ローラ47が取り付けられる。本実施形態では、案内ローラ47は、Z方向に間隔をあけて3つ取り付けられている。
【0047】
第2索条28a,28bは、一端部が索条係止部材16に係止され、第2滑車18a,18bにそれぞれ巻き掛けられて、他端部が係止部48a,48bにそれぞれ係止される。第2索条28a,28bは、たとえばワイヤロープによって実現される。
【0048】
図5は、移動部4がZ方向一方に移動した状態を右側面から見た模式図であり、
図6は、移動部4がZ方向一方に移動した状態を背面から見た模式図である。以下、移動部4および可動部11のZ方向への移動について説明する。
【0049】
移動部4および可動部11は、巻上げ機13によって第1索条27を巻き上げおよび巻き下ろしすることにより、Z方向に移動する。具体的に説明すると、巻上げ機13によって第1索条27を巻き上げると、可動部11がZ方向一方(上方)に移動する。可動部11がZ方向一方(上方)に移動すると、第2滑車18a,18bのZ方向における位置がZ方向一方(上方)に移動する。
【0050】
これによって第2索条28a,28bの他端部がZ方向一方(上方)に移動し、これにともなって移動部4は可動レール40a,40bに案内されてZ方向一方(上方)に移動する。
【0051】
反対に、巻上げ機13によって第1索条27を巻き下ろすと、可動部11がZ方向他方(下方)に移動する。可動部11がZ方向一方(下方)に移動すると、第2滑車18a,18bのZ方向における位置がZ方向他方(下方)に移動する。
【0052】
これによって第2索条28a,28bの他端部がZ方向他方(下方)に移動し、これにともなって移動部4は可動レール40a,40bに案内されてZ方向他方(下方)に移動する。このようにして、移動部4および可動部11は、Z方向に移動する。
【0053】
次に位置調整手段5について説明する。位置調整手段5は、固定フレーム50と可動フレーム51とを含む。
図7は固定フレーム50を示す斜視図であり、
図8は可動フレーム60を示す斜視図である。
【0054】
固定フレーム50は、略四角枠状に形成される板状のフレーム本体52と、フレーム本体52のZ方向一方側の角部にそれぞれ設けられる取付筐体53a,53bと、フレーム本体52のZ方向他方側の角部に連なり、X方向に延出して形成される延出部54a,54bとを有する。フレーム本体52は、移動部本体45にねじ止めされて固定される。
【0055】
取付筐体53a,53bは、四角箱状に形成される。取付筐体53a,53bの上面部には、ねじ孔55a,55bが形成される。また取付筐体53a,53bの下面部には、ねじ孔59a,59bが形成される。ねじ孔55aとねじ孔59aは、同一軸線上に中心が配置される。ねじ孔55bとねじ孔59bは、同一軸線上に中心が配置される。
【0056】
取付筐体53a,53bのフレーム本体52に臨む側面部およびこれと対向する側面部には、Z方向に延びる長孔56a,56bが形成される。取付筐体53a,53bのY方向一方(前方)に臨む表面部は、後述する可動フレーム60の嵌合片63a,63bが差し込まれる開口部57が形成される。
【0057】
延出部54a,54bは、板状に形成され、フレーム本体52に連なる。延出部54には、Y方向に貫通するねじ孔58a,58bが形成される。
【0058】
可動フレーム60は、格子状に形成されるフレーム本体61と、フレーム本体61のZ方向中間部からX方向に連なって形成されるフランジ部62a,62bと、フランジ部62a,62bからY方向他方(後方)に突出して形成される嵌合片63a,63bと、フレーム本体61のZ方向他方側の角部に連なり、X方向に延出して形成される延出部64a,64bとを有する。嵌合片63a,63bには、X方向に貫通するピン孔65が形成される。
【0059】
図9は、正面から見たときの位置調整手段5の構成を示す図であり、
図10は、平面から見たときの位置調整手段5の構成を示す図であり、
図11は右側面から見たときの位置調整手段5の構成を示す図である。
【0060】
固定フレーム50と可動フレーム60とは、取付筐体53a,53bの開口部57の開口に嵌合片63a,63bを差込み、ピン74a,74bを長孔56a,56b、ピン孔65に挿通し、ねじ孔55a,55bにZ方向一方側から固定ボルト75a,75bを螺着し、嵌合片63a,63bに当接させ、ねじ孔59a,59bにZ方向他方側から第3および第4調整ボルト72,73をそれぞれ螺着して、嵌合片63a,63bに当接させることによって、相互に連結される。このように、固定フレーム50と可動フレーム60とは、連結されるので、可動フレーム60は、固定フレーム50に対して、ピン74a,74bの軸線まわりに変位可能に連結される。
【0061】
第3および第4調整ボルト72,73は、軸部の先端が球面の一部を成す形状に形成される。これによって、第3および第4調整ボルト72,73は、嵌合片63a,63bに点接触する。このように、第3および第4調整ボルト72,73を嵌合片63a,63bに点接触させて支持することによって、可動フレーム60のピン74a,74bの軸線まわりの変位を円滑に許容することができる。
【0062】
位置調整手段5は、第1および第2調整ボルト70,71をさらに含む。第1調整ボルト70は、移動部4側からねじ孔58aに螺着され、固定フレーム50をY方向に貫通してその先端が延出部64aに当接して設けられる。第2調整用ボルト71は、移動部4側からねじ孔58bに螺着され固定フレーム50をY方向に貫通してその先端が延出部64bに当接して設けられる。
【0063】
第1および第2調整ボルト70,71は、軸部の先端が球面の一部を成す形状に形成される。これによって、第1および第2調整ボルト70,71は、延出部64a,64bに点接触する。このように、第1および第2調整ボルト70,71を延出部64a,64bに点接触させることによって、可動フレーム60の延出部64a,64bをY方向に円滑に移動させることができ、微小な調整をすることができる。
【0064】
位置調整手段5は、第1調整部A1と、第2調整部A2と、第3調整部A3と、第4調整部A4とを有する。延出部54aと、ねじ孔58aと、第1調整ボルト70によって第1調整部A1が構成される。延出部54bと、ねじ孔58bと、第2調整ボルト71によって第1調整部A2が構成される。
【0065】
嵌合片63aと、ピン孔65と、取付筐体53aと、ねじ孔55a,59aと、長孔56a,56bと、開口部57と、固定ボルト75aと、第3調整ボルト72とによって第3調整部A3が構成される。嵌合片63bと、ピン孔65と、取付筐体53bと、ねじ孔55b,59bと、長孔56a,56bと、開口部57と、固定ボルト75bと、第4調整ボルト73とによって第4調整部A4が構成される。
【0066】
ディスプレイ装置取付体6は、可動フレーム60のフレーム本体61にねじ止めされて固定される。本実施形態では、ディスプレイ装置取付体6は、マルチディスプレイ装置用のディスプレイ取付具であり、格子状に形成されたフレームである。また他の実施形態では、ディスプレイ装置取付体6は、取り付けるべきディスプレイ装置7に対応する枠状のフレームである。ディスプレイ装置取付体6は、公知であるので詳細な説明は省略する。
【0067】
次に第1〜第4調整部A1〜A4の動作について説明する。
図12は、第1調整部A1の動作を説明する模式図であり、
図12(1)は、第1調整ボルト70の螺進前の状態を示す図であり、
図12(2)は、第1調整ボルト70の螺進後の状態を示す図である。
【0068】
可動フレーム60は、固定フレーム50に対して、ピン74a,74bの軸線まわりに変位可能に連結されるので、第1調整部A1は、第1調整ボルト70を螺進および螺退させ、延出部64bとの接触箇所の変位によって、延出部64aをY方向に変位させることができる。
【0069】
これによって、第1調整部A1は、ディスプレイ装置取付体6の4つの角部のうち、下側に配置される2つの角部のうちの一方を、移動部4に対して近接離反方向(Y方向)に変位させて、ディスプレイ装置取付体6の移動部4に対して近接離反方向(Y方向)の位置を調整することができる。
【0070】
可動フレーム60は、固定フレーム50に対して、ピン74a,74bの軸線まわりに変位可能に連結されるので、第2調整部A2は、第2調整ボルト71を螺進および螺退させ、延出部64bとの接触箇所の変位によって、延出部64bをY方向に変位させることができる。
【0071】
これによって、第2調整部A2は、ディスプレイ装置取付体6の4つの角部のうち、下側に配置される2つの角部のうちの他方を、移動部4に対して近接離反方向(Y方向)に変位させて、ディスプレイ装置取付体6の移動部4に対して近接離反方向(Y方向)の位置を調整することができる。
【0072】
図13は、第3調整部A3の構成を示す部分拡大断面図である。第3調整部A3は、固定ボルト75aおよび第3調整ボルト72を、螺進および螺退させることによって、ピン74aの鉛直方向(Z方向)位置を、長孔56a,56bに沿って調整することができる。
【0073】
これによって、第3調整部A3は、ディスプレイ装置取付体6の4つの角部のうち、上側に配置される2つの角部のうちの一方を鉛直方向(Z方向)に変位させて、移動部4に対する鉛直方向(Z方向)の位置を調整することができる。
【0074】
第4調整部A4は、固定ボルト75bおよび第4調整ボルト73を、螺進および螺退させることによって、ピン74bの鉛直方向(Z方向)位置を、長孔56a,56bに沿って調整することができる。
【0075】
これによって、第4調整部A4は、ディスプレイ装置取付体6の4つの角部のうち、上側に配置される2つの角部のうちの他方を鉛直方向(Z方向)に変位させて、移動部4に対する鉛直方向(Z方向)の位置を調整可能に構成される。