【実施例】
【0159】
実施例1 5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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4-ニトロ-1-H-ピラゾール(5g、44.2ミリモル)を収容した500mLの丸底フラスコに、水酸化ナトリウム(1M、200mL)及び硫酸ジメチル(31mL、330mmol)を添加した。混合液を72時間室温で攪拌し、混合液をCH
2Cl
2(2×150mL)で抽出した。有機層を分離し、溶媒を蒸留して、1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを白色固形物(4.30g、76%)として得た。
【0160】
国際公開第2007/99326号に従い、500mLの三口丸底フラスコに、1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(4.30g、33.8mmol)及びTHF(12mL)を加えた。混合物を−78℃に冷却し、THF(1M、88.4mL、90mmol)中のリチウムヘキサメチルジシラジドを、20分間にわたって付加漏斗を介して滴下して加えた。褐色の混合物を30分間撹拌し、30分かけて−45℃に加温した。混合物を−78℃に再冷却し、THF(20mL)に溶解したヘキサクロロエタン(10.5g、44.2mmol)を15分かけて付加漏斗を介して添加した。混合物を2.5時間攪拌し、−40℃から−78℃に加温し、反応をLCMSによってモニターした。反応完了後、反応を飽和NH
4Cl(150mL)の飽和溶液でクエンチし、酢酸エチル(100mL)を加えた。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(100mL)で抽出した。一緒にした有機層を水(150mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、有機溶媒を留去した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(CH
2Cl
2/7%のMeOH)を介して精製して、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを白色固形物(1.40g、20%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.13 (s, 1H), 3.92 (s, 3H); ESIMS m/z = 162.0 (M+1)。
【0161】
実施例2 1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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10mLのマイクロ波バイアルに、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(150mg、0.93mmol)、アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(220mg、1.02mmol)を加えた。エタノール(4mL)及びジイソプロピルエチルアミン(1.00mL、8.00mmol)を加え、混合物を130℃で60分間マイクロ波を照射した。混合物を冷却し、濃縮し、へプタン/酢酸エチルが20%から80%のフラッシュクロマトグラフィーを介して精製し、黄色油(306mg、97%)を得た。
【0162】
50mLの丸底フラスコに、ニトロ化合物(306mg、0.90mmol)、鉄(202mg、3.61mmol)、塩化アンモニウム(241mg、4.5mmol)、エタノール(10mL)及び水(1.5mL)を添加した。混合物を60℃で1時間撹拌し、反応をLCMSによってモニターした。反応完了後、混合物をセライトのパッドを通して濾過し、酢酸エチル(30mL)及びK
3PO
4(30mL)の10%水溶液で洗浄した。有機層を水(30mL)で洗浄し、N
2SO
4で乾燥させ、有機溶媒を蒸留して、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル) アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを、純度>98%の褐色油状物(264mg、95%)として得た。ESIMS m/z = 310.1 (M+1)。
【0163】
実施例3 1-(1-メチル-4-アミノ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、1-(1-メチル-4-アミノ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(173mg、70%)として得た。ESIMS m/z = 296.1 (M+1)。
【0164】
実施例4 1-(1-メチル-4-アミノ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-3-イルカルバミン酸(S)-tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピペリジン-3-イルカルバミン酸(S)-tert-ブチルから出発して、1-(1-メチル-4-アミノ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-3-イルカルバミン酸(S)-tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(206mg、75%)として得た。ESIMS m/z = 296.1 (M+1)。
【0165】
実施例4a 1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピペリジン
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5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び3-(トリフルオロメチル)ピペリジンから出発し、中間体22についての手順に従い、107を黄色油(499mg、97%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.41-3.32 (m, 1H), 3.31-3.18 (m, 2H), 3.07-2.97 (m, 1H), 2.54-2.40 (m, 1H), 2.13-2.06 (m, 1H), 1.97-1.90 (m, 1H), 1.80-1.60 (m, 2H)。
【0166】
実施例5 1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピロリジン-3-イルカルバミン酸(S)-tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピロリジン-3-イルカルバミン酸(S)-tert-ブチルから出発して、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピロリジン-3-イルカルバミン酸(S)-tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(162mg、62%)として得た。ESIMS m/z = 282.1 (M+1)
【0167】
実施例6 4-((4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イルオキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
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50mLの丸底フラスコに、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(100mg、0.60mmol)、4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.93mmol)及びDMF(10mL)を添加した。NAH(37mg、1.55mmol)をゆっくりと添加し、混合物を1時間撹拌した。混合物を濃縮し、へプタン/酢酸エチルが20%から80%のフラッシュクロマトグラフィーを介して精製し、油状物(150mg、70%)を得た。
【0168】
50mLの丸底フラスコに、ニトロ化合物(150mg、0.44mmol)、鉄(173mg、3.10mmol)、塩化アンモニウム(199mg、3.71mmol)、エタノール(10mL)及び水(1.5mL)を添加した。混合物を60℃で1時間撹拌し、反応をLCMSによってモニターした。反応完了後、混合物をセライトのパッドを通して濾過し、酢酸エチル(30mL)及びK
3PO
4(30mL)の10%水溶液で洗浄した。有機層を水(30mL)で洗浄し、N
2SO
4で乾燥させ、有機溶媒を蒸留して、4-((4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イルオキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを、純度>98%の褐色油状物(135mg、99%)として得た。ESIMS m/z = 311.1 (M+1)。
【0169】
実施例7 1-(1-メチル-4-アミノ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-3-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピペリジン-3-イルカルバミン酸 (R)-tert-ブチルから出発して、1-(1-メチル-4-アミノ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-3-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(187mg、68%)として得た。ESIMS m/z = 296.1 (M+1)。
【0170】
実施例8 4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イルオキシ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
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実施例6に記載の手順に従い、4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発して、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イルオキシ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(102mg、50%)として得た。ESIMS m/z = 297.1 (M+1)。
【0171】
実施例9 1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピロリジン-3-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピロリジン-3-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルから出発して、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピロリジン-3-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(159mg、61%)として得た。 ESIMS m/z = 282.1 (M+1)。
【0172】
実施例10 4-((4-アミノ-1-メチル-1H -ピラゾール-5-イルアミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発して、4-((4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イルアミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(124mg、43%)として得た。ESIMS m/z = 310.1 (M+1)。
【0173】
実施例11 (1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピロリジン-3-イル)メチルカルバミン酸(S)-tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピロリジン-3-イルメチルカルバミン酸(R)-tert-ブチルから出発して、(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピロリジン-3-イル)メチルカルバミン酸(S)-tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(230mg、84%)として得た。ESIMS m/z = 296.1 (M+1)。
【0174】
実施例12 (1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピロリジン-3-イル)メチルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピロリジン-3-イルメチルカルバミン酸(S)-tert-ブチルから出発して、(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピロリジン-3-イル)メチルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(200mg、73%)として得た。ESIMS m/z = 296.1 (M+1)。
【0175】
実施例13 (1-(4-アミノ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピペリジン-4-イルメチルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、(1-(4-アミノ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(270mg、98%)として得た。ESIMS m/z = 310.1 (M+1)
【0176】
実施例14 (1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-3-イル)メチルカルバミン酸(S)-tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピペリジン-3-イルメチルカルバミン酸(R)-tert-ブチルから出発して、(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-3-イル)メチルカルバミン酸(S)-tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(270mg、98%)として得た。ESIMS m/z = 310.1 (M+1)。
【0177】
実施例15 (1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-3-イル)メチルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、ピペリジン-3-イルメチルカルバミン酸(S)-tert-ブチルから出発して、(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-3-イル)メチルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(268mg、98%)として得た。ESIMS m/z = 310.1 (M+1)。
【0178】
実施例16 1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸(R)-ベンジル
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実施例2に記載の手順に従い、アゼパン-4-イルカルバミン酸(R)-ベンジルから出発して、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-カルバミン酸(R)-ベンジルを、2工程かけて褐色油状物(191mg、60%)として得た。ESIMS m/z = 344.1 (M+1)。
【0179】
実施例17 1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸(S)-ベンジル
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実施例2に記載の手順に従い、アゼパン-4-イルカルバミン酸(S)-ベンジルから出発して、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-カルバミン酸(S)-ベンジルを、2工程かけて褐色油状物(220mg、63%)として得た。ESIMS m/z = 344.1 (M+1)。
【0180】
実施例18 3-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イルカルバミン酸tert-ブチル
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実施例2に記載の手順に従い、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、3-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イルカルバミン酸tert-ブチルを、2工程かけて褐色油状物(130mg、48%)として得た。ESIMS m/z = 294.1 (M+1)。
【0181】
実施例19 2-アミノ-2-シアノ酢酸エチル
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水(250mL)中の(E)-エチル2-シアノ-2-(ヒドロキシイミノ)アセテート(20g、0.14mol)の撹拌溶液に、NaHCO
3の飽和水溶液(160mL)を添加し、続いてNa
2S
2O
4(60g、0.423mol)を添加した。反応混合物を35℃に加温し、さらに2時間撹拌した。ついで、NaCl(150g)で飽和させ、DCM(3×350mL)で抽出した。一緒にした有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、2-アミノ-2-シアノ酢酸エチルを赤色油状物(7.8g、43%)として得、さらに精製することなく次の工程で使用した。
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 4.45 (s, 1H), 4.34 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 1.36 (t, J = 7.0 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 129 [M+H
+]。
【0182】
実施例20 2-ベンズアミド2-シアノ酢酸エチル
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DCM(15mL)中の化合物2-アミノ-2-シアノ酢酸エチル(0.64g、5mmol)の撹拌溶液に、NaHCO
3の飽和水溶液(15mL)を添加した。激しく撹拌しながら、塩化ベンゾイル(0.84g、6mmol)を添加した。反応混合物をDCM(3×15mL)で抽出した時点で、さらに30分間周囲温度で撹拌した。一緒にした有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5:1 PE/EtOAc)により精製して、2-ベンズアミド-2-シアノ酢酸エチル(0.25g、22%)を、白色固形物として得た:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 7.83-7.85 (m, 2H), 7.59 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.49 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 5.72 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.40 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 1.39 (t, J = 7.0 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 233 [M+H
+]。
【0183】
実施例21 5-アミノ-2-フェニルチアゾール-4-カルボン酸エチル
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ピリジン(20mL)中の化合物2-ベンズアミド2-シアノ酢酸エチル(0.46g、2mmol)の撹拌溶液にローソン試薬(0.81g、2mmol)を添加した。反応混合物を15時間還流で加熱した。ついで濃縮し、EtOAc(40mL)で希釈した。希釈された混合物を、水(3×20mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトクロマトグラフィー(10:1 PE/EtOAc)によって精製し、5-アミノ-2-フェニルチアゾール-4-カルボン酸エチル(0.2g、40%)を黄色固形物として得た:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 7.80 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.36-7.41 (m, 3H), 4.43 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 1.44 (t, J = 7.0 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 249 [M+H
+]。
【0184】
実施例22 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-フェニルチアゾール-4-カルボン酸エチル
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CH
3CN(10mL)中の化合物5-アミノ-2-フェニルチアゾール-4-カルボン酸エチル(248mg、1mmol)の溶液に、DMAP(6mg、0.05mmol)、続いて(Boc)
2O(262mg、1.2mmol)を加えた。反応混合物をさらに30分間周囲温度で維持した。ついで、混合物を真空中で蒸発させ、5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-フェニルチアゾール-4-カルボン酸エチルを赤色固形物(340mg、95%)として得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。
【0185】
実施例23 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-フェニルチアゾール-4-カルボン酸
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MeOH/H
2O中の化合物5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-フェニルチアゾール-4-カルボン酸エチル(348mg、1mmol)の溶液にLiOH.H
2O(20mg、5 ??mmol)を加えた。出発物質がTLCから消失するまで、反応混合物を50−55℃で加熱した。約0−4℃で冷却し、濃HClを 約5のpHまで滴下して加えた。得られた混合物をDCM(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(2×20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50:1 DCM/MeOH)によって精製し、5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-フェニルチアゾール-4-カルボン酸(0.22g、68%)を白色固形物として得た:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.69 (s, 1H), 7.89-7.91 (m, 2H), 7.46-7.47 (m, 3H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 321 [M+H
+]。
【0186】
実施例24 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2-フルオロベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.70 (s, 1H), 8.19-8.23 (m, 1H), 7.42-7.45 (m, 1H), 7.20-7.30 (m, 2H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 339 [M+H
+]。
【0187】
実施例25 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2,6-ジフルオロベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CD
3OD, 500 MHz) δ (ppm): 7.42-7.46 (m, 1H), 7.06 (t, J = 8.5 Hz, 2H), 1.47 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 355 [M+H
+]。
【0188】
実施例26 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-クロロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2-クロロベンゾイルクロリドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-クロロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (DMSO, 500 MHz) δ (ppm): 13.57 (s, 1H), 10.05 (s, 1H), 8.14-8.17 (m, 1H), 7.63-7.65 (m, 1H), 7.49-7.51 (m, 2H), 1.53 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 355 [M+H
+]。
【0189】
実施例27 2-(5-ブロモ-2-フルオロフェニル)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、5-ブロモ-2-フルオロベンゾイルクロライドを2-(5-ブロモ-2-フルオロフェニル)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.70 (s, 1H), 8.32-8.34 (m, 1H), 7.49-7.52 (m, 1H), 7.09-7.13 (m, 1H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 418 [M+H
+]。
【0190】
実施例28 2-(5-ブロモ-2-クロロフェニル)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、5-ブロモ-2-クロロベンゾイルクロリドを2-(5-ブロモ-2-クロロフェニル)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.70 (s, 1H), 8.31 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.47 (dd, J = 2.5 Hz, J = 8.5 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 433 [M+H
+]。
【0191】
実施例29 2-(3-ブロモフェニル)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、3-ブロモベンゾイルクロライドを2-(3-ブロモフェニル)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.68 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.32 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 399 [M+H
+]。
【0192】
実施例30 2-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、4-ブロモ-2-フルオロベンゾイルクロライドを2-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.67 (s, 1H), 8.07 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 417 [M+H
+]。
【0193】
実施例31 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(イリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸
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THF(80mL)中のピコリン酸(1.23g、10mmol)、EDC・HCl(1.91g、10mmol)及びHOBT (1.35g、10mmol)の溶液に、DIPEA(3.6g、30mmol)を周囲温度で添加した。THF(5mL)中の2-アミノ-2-シアノ酢酸エチル(1.28g、10mmol)の溶液を添加し、その時点で、反応混合物を1時間同じ温度に維持した。反応混合物をさらに6時間周囲温度で撹拌した。次いで、それを濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5:1 PE/EtOAc)により精製し、2-シアノ-2-(ピコリンアミド)酢酸エチル(0.7g、30%)を黄色固形物として得た。
【0194】
実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2-シアノ-2-(ピコリンアミド)酢酸エチルを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.72 (s, 1H), 8.61 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.09 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.81 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 5.5 Hz, J = 7.0 Hz, 1H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 322 [M+H
+]。
【0195】
実施例32 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2- イソプロピルチアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、塩化イソブチリルを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-イソプロピルチアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.54 (s, 1H), 3.16-3.21 (m, 1H), 1.54 (s, 9H), 1.37 (d, J = 7.0 Hz, 6H); MS (ESI) m/z: 287 [M+H
+]。
【0196】
実施例33 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2- シクロヘキシルチアゾール -4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、シクロヘキサンカルボン酸塩化物を5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2- シクロヘキシルチアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.53 (s, 1H), 2.84-2.89 (m, 1H), 2.08-2.12 (m, 2H), 1.84 (dd, J = 3.5 Hz, J = 10.0 Hz, 2H), 1.73 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 1.53 (s, 9H), 1.35-1.50 (m, 4H), 1.25-1.27 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 327 [M+H
+]。
【0197】
実施例34 5-(tert-ブトキシカルボニル)-2-o-トリルチアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2-メチルベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-o-トリルチアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CD
3OD, 500 MHz) δ (ppm): 7.34 (s, 1H), 7.13-7.22 (m, 3H), 2.32 (s, 3H), 1.43 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 335 [M+H
+]。
【0198】
実施例35 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-メトキシフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2-メトキシベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-メトキシフェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CD
3OD, 500 MHz) δ (ppm): 9.63 (s, 1H), 8.27 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.42 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.09 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 351 [M+H
+]。
【0199】
実施例36 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-(トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2-(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2- (2-トリフルオロメチル)フェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CD
3OD, 500 MHz) δ (ppm): 7.76 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.58-7.64 (m, 3H), 1.46 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 389 [M+H
+]。
【0200】
実施例37 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチルチアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、塩化アセチルを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチルチアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.62 (s, 1H), 2.62 (s, 3H), 1.54 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 259 [M+H
+]。
【0201】
実施例38 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸
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窒素雰囲気下(N
2)、HCOOH(2.44g、53mmol)を0℃でAc2O(6.48g、63.6mmol)に添加した。それを周囲温度に温めた後、反応物を50℃で15時間加熱した。それを周囲温度に冷却した。この混合酸無水物を、次いで0℃で、THF(5mL)中の2-アミノ-2-シアノ酢酸エチル(128mg、1mmol)の溶液に滴下して加えた。冷却浴を除去した後、反応物をさらに1時間周囲温度に維持した。反応混合物を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(5:1 PE/EtOAc)により精製し、2-シアノ-2- ホルムアミド酢酸エチル(110mg、70%)を白色固形物として得た。
【0202】
実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2-シアノ-2- ホルムアミド酢酸エチルを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸を得た:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.70 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 1.55 (s, 9H); MS(ESI) m/z: 245 [M+H
+]。
【0203】
実施例39 2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸
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DCM(50mL)中の5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(1.72g、10mmol)に、NBS(1.95g、11mmol)を3回で添加し;反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮し;得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(6:1 石油エーテル-EtOAc)で精製して、2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(1.75g、70%)を白色固形物として得た:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 13.65 (s, 1H), 10.03 (s, 1H), 1.49 (s, 9H). MS(ESI) m/z: 324 [M+H
+]。
【0204】
実施例40 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2,5-ジフルオロベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.68 (s, 1H), 7.87-7.91 (m, 1H), 7.15-7.26 (m, 1H), 7.08-7.13 (m, 1H), 1.57 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 357 [M+H
+]。
【0205】
実施例41 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2,4-ジフルオロベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.66 (s, 1H), 8.16-8.21 (m, 1H), 6.95-7.04 (m, 2H), 1.62 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 357 [M+H
+]。
【0206】
実施例42 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,3-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2,3- ジフルオロベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,3-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CD
3OD, 400 MHz) δ (ppm): 7.45 (s, 1H), 7.07-7.16 (m, 2H), 1.42 (s, 9H); MS (ESI) m/z: 357 [M+H
+]。
【0207】
実施例43 2-ベンジル-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、2-フェニルアセチルクロライドを2-ベンジル-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.63 (s, 1H), 7.27-7.35 (m, 5H), 4.25 (s, 2H), 1.50 (s, 9H); MS(ESI) m/z: 335 [M+H
+]。
【0208】
実施例44 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(キノリン-7-イル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、キノリン-7-カルボニルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(キノリン-7-イル)チアゾール-4-カルボン酸:に転換させた:
1H-NMR (DMSO, 500 MHz) δ (ppm): 10.14 (s, 1H), 9.11 (d, J = 5 Hz, 1h), 8.68 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.21-8.25 (m, 2H), 7.75-7.77 (m, 1H), 1.54 (s, 9H) ; MS(ESI) m/z: 372 [M+H
+]。
【0209】
実施例45 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(イミダゾ[1,2-a]イリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-カルボニルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(イミダゾ[1,2-a]イリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (DMSO, 500 MHz) δ (ppm): 10.12 (s, 1H), 8.58 (d, 5Hz, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.61(d, 5Hz, 1H), 7.31-7.34 (m, 1H), 6.97-6.99 (m, 1H), 1.53 (s, 9H); MS(ESI) m/z: 361 [M+H
+]。
【0210】
実施例46 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-tert-ブチルチアゾール-4-カルボン酸
[この文献は図面を表示できません]
実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、塩化ピバロイルを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-tert-ブチルチアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (CDCl
3, 500 MHz) δ (ppm): 9.55 (s, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.42 (s, 9H); MS(ESI) m/z: 301 [M+H
+]。
【0211】
実施例47 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(3-クロロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、3-クロロベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(3-クロロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (DMSO, 500 MHz) δ (ppm): 9.67 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.72 (d, J = 7Hz, 1H), 7.38-7.40 (m, 2H), 1.56 s, 9H ); MS(ESI) m/z: 355 [M+H
+]。
【0212】
実施例48 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(4-クロロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23からの手順に従い、
図2に示すように、4-クロロベンゾイルクロライドを5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(4-クロロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸に転換させた:
1H-NMR (DMSO, 500 MHz) δ (ppm): 9.66 (s, 1H), 7.81 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.42 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 1.56 (s, 9H); MS(ESI) m/z: 355 [M+H
+]。
【0213】
実施例49 5-アミノ-N-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド
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実施例113に記載の手順に従い、1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン、5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸を反応させて、5-アミノ-N-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミドを、2工程かけて白色固形物(13mg、32%)として得た。ESIMS m/z = 336.1 (M+1)。
【0214】
実施例50 3-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)フェニルカルバミン酸tert-ブチル
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10mLのマイクロ波バイアルに、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(150mg、0.93mmol)、3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)フェニルボロン酸(440mg、1.86mmol)、ジクロロ[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ピリミジン(II)(152mg、0.019mmol)、Na
2CO
3/KOAcの1:1M溶液(1mL)及びアセトニトリル(4mL)を添加した。混合物を40分間マイクロ波で130℃に照射し、混合物を冷却し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー、ヘプタン/酢酸エチルの20%〜95%を介して精製して、黄色油状物を得た。50mLの丸底フラスコに、ニトロ化合物(120mg、0.90mmol)、鉄(156mg、2.8mmol)、塩化アンモニウム(200mg、3.7mmol)、エタノール(10mL)及び水(1.5mL)を添加した。混合物を1時間撹拌し、反応をLCMSによってモニターした。反応完了後、混合物をセライトのパッドを通して濾過し、酢酸エチル(30mL)及びK
3PO
4の10%水溶液(30mL)で洗浄した。有機層を水(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、有機溶媒を留去し、3-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)フェニルカルバミン酸tert-ブチルを、2工程かけて>98%の純度の褐色油状物 (120mg、45%)として得た。ESIMS m/z = 289.1 (M+1)。
【0215】
実施例51 1-メチル-5-o-トリル-1H-ピラゾール-4-アミン
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実施例2に記載の手順に従い、o-トリルボロン酸から出発して、1-メチル-5-o-トリル-1H-ピラゾール-4-アミンを、2工程かけて褐色油状物(148mg、85%)として得た。ESIMS m/z = 188.1 (M+1)。
【0216】
実施例52 2-(4-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
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工程1:3- フルオロ-4-ニトロフェニルトリフルオロメタンスルホネート
0℃で、無水DCM(100.0mL)中の3-フルオロ-4-ニトロフェノール(10.00g、63.65mmol)及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物(20.0mL、119mmol、1.87当量)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(33.27mL、238.7mmol、3.75当量)を滴下して加えた。得られた褐色反応混合物を0℃で2時間撹拌し、ついで周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物をゆっくりと水でクエンチし、DCM(3×100mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(1×)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗油状物を0から65%のDCM/ヘキサンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、15.67g(85.1%)の3-フルオロ-4-ニトロフェニルトリフルオロメタンスルホネートを油状物として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ 8.23 (t, J = 8.52 Hz, 1H), 7.34-7.27 (m, 2H)。
【0217】
工程2:4- シクロプロピル-2- フルオロ-1-ニトロベンゼン
トルエン(39.5mL)中の、3-フルオロ-4-ニトロフェニルトリフルオロメタンスルホネート(7.15g、24.73mmol)、シクロプロピルボロン酸(2.55g、29.67mmol)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの複合体(1:1)(1.62g、1.98mmol)、及び水中の2M炭酸セシウム(19.8mL、39.56mmol)の混合物を、20分脱気した。反応混合物をN
2下、90℃で2.5時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、セライトのパッドを通して濾過した。濾液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残留物を0から75%のDCM/ヘキサンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、4.11g(91.7%)の4-シクロプロピル-2-フルオロ-1-ニトロベンゼンを油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 7.98 (dd, J = 10.2, 6.6 Hz, 1H), 7.12 - 7.02 (m, 2H), 2.11 - 1.97 (m, 1H), 1.20 - 1.11 (m, 2H), 0.89 - 0.82 (m, 2H)。
【0218】
工程3:4- シクロプロピル-2- フルオロアニリン
水(19.8mL)及び3:2:1v/vのEtOH:THF:H
2O(86mL)中の4-シクロプロピル-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(3.36g、18.55mmol)粉末鉄(4.35g、77.9mmol)、及び2Mの塩化アンモニウムの混合物を、N
2下、還流にて17時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、セライトのパッドを通して濾過した。セライトパッドを酢酸エチル(〜50mL)で十分にすすいだ。NaHCO
3飽和水溶液をゆっくりと濾液に添加し、反応混合物を中和した。反応混合物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。一緒にした有機層を水及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗残留物を0から75%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製して、20℃で凝固する、2.80g(99%)の橙色油状物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 6.75 - 6.63 (m, 3H), 3.57 (s, 2H), 1.87 - 1.72 (m, 1H), 0.93 - 0.83 (m, 2H), 0.64 - 0.51 (m, 2H) ; MS (ESI) m/z: 152.3 [M+H]
+。
【0219】
工程4:4- シクロプロピル-2- フルオロ-1-ヨードベンゼン
0℃で、水(20mL)中の4-シクロプロピル-2-フルオロアニリン(1.63g、10.78mmol)の撹拌溶液に、濃硫酸(8.6mL、15.0当量)を滴下し、0℃で温度を一定に維持した。水(2.7mL)中の亜硝酸ナトリウム(781.0mg、11.32mmol、1.05当量)の溶液を添加し、5分間撹拌した。この得られた反応混合物を水(9.7mL)中のヨウ化カリウム(3.76g、22.64mmol、2.1当量)の溶液に加え、反応混合物を60℃で3時間晩撹拌した。 DCM(400mL)を冷却した反応物に加えた。一緒にした有機層を飽和水性Na
2S
2O
4、水、及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残留物を100%のヘプタンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製して、2.01g(71.28%)の4-シクロプロピル-2-フルオロ-1-ヨードベンゼンを透明油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.57 (dd, J = 8.0, 6.9 Hz, 1H), 6.76 (dd, J = 9.4, 1.9 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 1.94 - 1.77 (m, 1H), 1.09 - 0.95 (m, 2H), 0.79 - 0.56 (m, 2H)。
【0220】
工程5:
高圧管に、4-シクロプロピル-2-フルオロ-1-ヨード-ベンゼン(1.32g、5.04mmol)、ビスピナコールエステルボロネート(1.53g、6.04mmol)、酢酸カリウム(1.98g、20.15mmol)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(368.5mg、0.50mmol)、及び N,N-ジメチルホルムアミド(35mL)を入れた。反応混合物をN
2下で15分間脱気した。容器を密封し、反応混合物を16時間90℃で撹拌した。冷却した反応混合物を酢酸エチル(75mL)及び水(25mL)で希釈し、次いでセライトのパッドを通して濾過した。二相の層を分離し、有機層を水及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。粗残留物を0から75%のEA/ヘプタンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、859.0mg(65.1%)の2-(4-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを透明油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.58 (s, 1H), 6.83 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 1.91 - 1.81 (m, 1H), 1.33 (s, 12 H), 0.98 (dd, J = 8.3, 2.0 Hz, 2H), 0.74 - 0.66 (m, 2H)。
【0221】
実施例53 ((R)-1-{4-[(2-ブロモ-5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-チアゾール-4-カルボニル)-アミノ]-2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル}-ペルヒドロ-アゼピン-4-イル)-カルバミン酸ベンジルエステル
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無水N,N-ジメチルホルムアミド(22mL)中の2-ブロモ-5-(イソプロポキシカルボニルアミノ)-チアゾール-4-カルボン酸(650.0mg、2.01mmol)及び[(R)-1-(4-アミノ-2-メチル-2H-ピラゾール3-イル)-アゼパン-4-イル]-カルバミン酸ベンジルエステル(828.9mg、2.41mmol、1.2当量)の撹拌溶液に、HATU(1.07g、2.81mmol、1.4当量。)、続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.88mL、5.03mmol、2.5当量)を加え、そして反応混合液をN
2下、室温で7日間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈した。有機層を50%のブライン/水、水及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物を45から100%の酢酸エチル/ヘプタンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーを介して精製し、1.30g(79.7%)の((R)-1-{4-[(2-ブロモ-5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-チアゾール-4-カルボニル)-アミノ]-2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル}-ペルヒドロ-アゼピン-4-イル)-カルバミン酸ベンジルエステルを粘着性ゲルとして得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.28 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.33 (s, 5H), 5.09 (s, 2H), 4.98 (s, 1H), 3.89 (s, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.36 - 3.21 (m, 2H), 3.16 - 3.03 (m, 2H), 2.19 - 2.01 (m, 2H), 2.00 - 1.61 (m, 4H), 1.51 (s, 9 H)。
【0222】
実施例54 N-(5,5-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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デス-マーチンペルヨージナン(2.3g、5.4mmol)をDCM(25mL)中の4-アジド-5-ヒドロキシアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(1.3g、4.5mmol)の溶液に少しずつ加えた。18時間室温で撹拌後、混合物をDCMで希釈し、水性NaHCO
3(40mL)、続いて水性Na
2S
2O
3(20%、40mL)でクエンチした。得られた混合物を20分間撹拌した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-アジド-5-オキソアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(1.10g、84%)を透明油状物として得た。DCM(10mL)中のこの油状物(1.10g、3.8mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、3.5mL、9.5mmol)を加え、混合物を18時間室温で攪拌した。混合物をDCMで希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和した水性NaHCO
3(20mL)を滴下してクエンチした。泡立ちが観察された。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-4,4-ジフルオロアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(0.65g、56%)を透明油状物として得た。この油をTHF(10mL)に溶解し、水(2mL)及びトリフェニルホスフィン(0.58g、2.2mmol)を添加した。60℃で18時間攪拌し、加熱した後、混合物を減圧下で濃縮した。粗生成物をDCMに溶解し、有機層を水で洗浄し、分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。水/氷浴中で冷却した、DCM(20mL)中の粗生成物に、DIPEA(1.1mL、6.36 mmol)、続いて無水トリフルオロ酢酸(0.75mL、5.3mmol)を滴下して加えた。混合物を室温に暖め、18時間撹拌し、DCMで希釈した。水を加え、有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4,4- ジフルオロ5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-カルボン酸ベンジル(0.59g、73%)を透明油状物として得た。このトリフルオロアセトアミド(0.57g、1.5mmol)をMeOH(50mL)に溶解し、H-キューブ(登録商標)(フルH
2モード、70℃、流量1mL/分、30mm、10%のPd/C カートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、粗N-(5,5-ジフルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを得た。EtOH(4mL)中のアゼパン(0.37g、1.5mmol)の溶液に5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.73g、4.5mmol)及びDIPEA(0.65mL、3.8mmol)を添加した。混合物を マイクロ波において、130℃で6時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、N-(5,5-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色油状物(0.31g、56%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.05 (s, 1H), 6.77 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.72-4.58 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.55-3.39 (m, 2H), 3.33-3.18 (m, 2H), 2.52-2.17 (m, 3H), 2.14-2.04 (m, 1H)。
【0223】
実施例55 4-(5-(4,4-ジフルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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MeOH(20mL)中のN-(5,5-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(0.29g、0.78mmol)の溶液を、H-キューブ(登録商標)(フルH
2モード、70℃、流量1mL/分、30mm、10%のPd/C カートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、粗アミンを得た。DCM(15mL)中のこのアミン(0.26g、0.78mmol)の溶液に、DIPEA(0.68mL、3.9mmol)、PyBOP(0.61g、1.17mmol)及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(0.30g、0.86mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−80%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製して、4-(5-(4,4-ジフルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを白色固形物(0.37g、69%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.28 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.42-7.33 (m, 1H), 7.11-7.01 (m, 2H), 6.72 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.73-4.57 (m, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.51-3.37 (m, 2H), 3.36-3.25 (m, 2H), 2.49-2.36 (m, 2H), 2.25-2.03 (m, 2H), 1.55 (s, 9H)。
【0224】
実施例56 3,3-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン
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EtOH(3mL)中の5実施例1からの-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.1g、4.5mmol)、3,3-ジフルオロピペリジン塩酸塩(0.14g、0.93mmol)及びDIPEA(0.5mL、2.8のmmol)の混合物を、1時間、マイクロ波中130℃で加熱した。追加のDIPEA(0.5mL、2.8 mmol)及び3,3-ジフルオロピペリジン塩酸塩(0.29g、1.8mmol)を加え、混合物を2時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3,3-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジンを黄色油状物(127mg、83%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.41-3.29 (m, 2H), 3.26-3.04 (m, 2H), 2.17-2.03 (m, 2H), 1.97-1.88 (m, 2H)。
【0225】
実施例57 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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実施例55の手順に従い、3,3-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を用いて出発して、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルをクリーム色の固形物(57mg、20%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.33 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.41-7.32 (m, 1H), 7.11-7.01 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.32 (t, J = 11.0 Hz, 2 H), 3.19-3.13 (m, 2H), 2.10-1.97 (m, 2H), 1.94-1.85 (m, 2H), 1.53 (s, 9H)。
【0226】
実施例58 3-(メチル(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アミノ)プロピルカルバミン酸tert-ブチル
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EtOH(5mL)中の実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.81g、5mmol)、3-アミノプロピルカルバミン酸tert-ブチル(0.85g、4.88mmol)及びDIPEA(1.8mL、10.5mmol)の混合物を、90分間マイクロ波中130℃で加熱した。冷却時、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5イルアミノ)プロピルカルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(1.27g、85%)として得た。DMF(5mL)中のこのゴム状物(0.3g、1mmol)、K
2CO
3(0.41g、3mmol)及びヨウ化メチル(0.1mL、1.58mmol)の混合物を、18時間60℃で撹拌した。さらなるヨウ化メチル(0.1mL、1.58mmol)を加え、60℃で攪拌を24時間継続した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をDCM(100mL)中で粉砕し、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-(メチル(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アミノ)プロピルカルバミン酸tert-ブチルを淡黄色ゴム(0.122g、38%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 4.60 (s, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.20-3.14 (m, 4H), 2.86 (s, 3H), 1.72-1.61 (m, 2H), 1.42 (s, 9H)。
【0227】
実施例59 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(tert-ブチル-(3-メチルアミノ)プロピルカルバモイル-3-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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MeOH(15mL)中の3-(メチル(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アミノ)プロピルカルバミン酸tert-ブチル(122mg、0.39mmol)の溶液を、H-キューブ(登録商標)(フルH
2モード、50℃、流量1mL/分、30mm、10%のPd/C カートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、赤色油状物(0.12g)を得た。DCM(10mL)中のこの油状物の溶液に、実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(166mg、0.47mmol)、PyBOP( 0.33g、0.64mmol)及びDIPEA(0.5mL、2.86mmol)を加え、混合物を66時間室温で撹拌した。水(20mL)を添加し、撹拌を30分間続けた。層を分離し、水性層をDCMで抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(tert-ブチル-(3-メチルアミノ)プロピルカルバモイル-3-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを白色固形物(207mg、90%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.37 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.42-7.32 (m, 1H), 7.10-7.02 (m, 2H), 4.65 (s, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.20-3.14 (m, 2H), 3.10 (t, J = 7 Hz, 2H), 2.85 (s, 3H), 1.76-1.66 (m, 2H), 1.55 (s, 9H), 1.39 (s, 9H)。
【0228】
実施例60 5-クロロ-1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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実施例1の手順に従い、1-エチル-4-ニトロピラゾールから出発して、5-クロロ-1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを無色固形物(1.3g、74%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.16 (s, 1H), 4.26 (q, J = 7Hz, 2H), 1.50 (t, J = 7Hz, 3H)。
【0229】
実施例61 5-クロロ-1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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実施例1の手順に従い、1-シクロプロピルメチル-4-ニトロピラゾールから出発して、5-クロロ-1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを無色油状物(1.16g、56%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.17 (s, 1H), 4.07 (d, J = 7Hz, 2H), 1.39-1.28 (m, 1H), 0.66-0.59 (m, 2H), 0.50-0.40 (m, 2H)。
【0230】
実施例62 5-クロロ-1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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実施例1の手順に従い、1-シクロプロピル-4-ニトロピラゾールから出発して、5-クロロ-1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを無色固形物(0.23g、63%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.09 (s, 1H), 3.62-3.54 (m, 1H), 1.38-1.28 (m, 2H), 1.25-1.13 (m, 2H)。
【0231】
実施例63 (R)- N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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MeOH(100mL)中の4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチル(3.25g、0.33mmol)の溶液を、10%のPd/C(1g)の存在下で1.5時間、水素ガスの大気圧にて、室温で攪拌した。混合物をセライトを通して濾過し、減圧下で溶媒を除去し、4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルを淡灰色油状物(2g、100%)として得た。室温で、DCM(100mL)中のこの油状物(1.8g、8.4mmol)及びDIPEA(3mL、17.18mmol)の攪拌溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(1.31mL、9.27mmol)を5分間かけて滴下し、得られた淡黄色溶液を18時間撹拌した。飽和水性炭酸水素ナトリウム(150mL)を加え、撹拌を1時間続けた。層を分離し、有機物を相分離カートリッジに通し、減圧下で溶媒を除去し、4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを淡黄色油状物(2.61g、100%)として得た。室温で、DCM(50mL)中のこの油状物(2.6g、8.38mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(25mL)を添加し、混合物を2時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をDCMに溶解し、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH中に1Nのアンモニアで溶出するSCXカラムに通した。溶媒を減圧下で除去し、(R)- N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色油状物(1.3g、74%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.83 (s, 1H), 4.44-4.37 (m, 1H), 3.13-3.03 (m, 2H), 2.88 (dt, J = 13.2, 6.6 Hz, 1H), 2.65-2.55 (m, 1H), 2.03-1.79 (m, 3H), 1.75 (s, 1H), 1.69-1.58 (m, 3H)。
【0232】
実施例64 (S)- N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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実施例510の手順に従い、4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルから出発して、(S)- N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色油状物(1.35g、3工程かけて75%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.86 (s, 1H), 4.44-4.37 (m, 1H), 3.15-3.03 (m, 2H), 2.92-2.81 (m, 1H), 2.67-2.55 (m, 1H), 2.02-1.81 (m, 4H), 1.76-1.56 (m, 3H)。
【0233】
実施例64a 3-フルオロ-5-(4-メトキシベンジルオキシ)アゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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アセトニトリル(10mL)中の3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-カルボン酸(Z)-tert-ブチル(2g、9.48mmol)、(4-メトキシフェニル)メタノール(6.55g、47.4mmol)及びDBU(0.14mL、0.95mmol)の溶液を、23時間60℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−40%のEtOAc/イソヘキサン)で精製して、5-(4-メトキシベンジルオキシ)-3-オキソアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを透明油状物(1.99g)として得た。水/THF(20mL/20mL)中のこの油状物(1.33g、3.8mmol)の溶液に、NaBH
4を添加し、混合物を1.5時間撹拌した。THFを減圧下で除去し、水性相をEtOAc(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機層を減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-ヒドロキシ-5-(4-メトキシベンジルオキシ)アゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.30g)を無色油状物として得た。この油状物(1.15g、3.28mmol)をDCM(20mL)に溶解し、デオキソ-フルオル(登録商標)を添加した(THF中に50%、5.93mL、16.4mmol)。混合物を18時間室温で撹拌し、DCM(30mL)で希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和水性NaHCO
3溶液(50mL)の滴下によりクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、NaSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−30%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-フルオロ-5-(4-メトキシベンジルオキシ)アゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(746mg、3工程かけて39%)を透明油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.36-7.30 (m, 2H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.19-4.64 (m, 1H), 4.65-4.43 (m, 2H), 4.06-3.20 (m, 8H), 2.35-1.67 (m, 4H), 1.55-1.50 (m, 9H)。
【0234】
実施例64b 3-フルオロ-5-(4-メトキシベンジルオキシ)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン
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MeOH(5mL)中の3-フルオロ-5-(4-メトキシベンジルオキシ)アゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(740mg、0.21mmol)の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中に4M、5.3mL、21mmol)を加え、溶液を16時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOHに溶解し、SCXカラムに装填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH中に7Nのアンモニアで溶出した。減圧下で溶媒を除去し、黄色油状物を得た。無水DMSO(15mL)中のこの油状物の溶液にフッ化カリウム(0.32g、8.4mmol)及び5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(372mg、2.31mmol)を添加し、混合物を16時間65℃で加熱した。室温に冷却後、混合物を水(300mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。一緒にした有機層を水(3×50mL)で洗浄し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-フルオロ-5-(4-メトキシベンジルオキシ)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパンを黄色油状物(300g、2工程かけて55%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.33-7.23 (m, 3H), 6.89-6.86 (m, 2H), 4.82-4.66 (m, 2H), 4.49-3.93 (m, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.30-2.99 (m, 4H), 2.95-2.74 (m, 4H), 2.35-2.03 (m, 2H), 1.98-1.83 (m, 2H)。
【0235】
実施例65 N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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実施例503の手順に従い、5-クロロ-1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び2,2,2-トリフルオロ-N-(ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-4-イル)-アセトアミドから出発して、N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色ガム状物(0.136g、55%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07 (s, 1H), 6.39-6.37 (m, 1H), 4.22-4.19 (m, 1H), 4.12 (q, J = 7 Hz, 2H), 3.42-3.35 (m, 1H), 3.27-3.18 (m, 3H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.00-1.75 (m, 4H), 1.47 (t, J = 7 Hz, 3H)。
【0236】
実施例66 (R)- N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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実施例503の手順に従い、5-クロロ-1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び(R)-2,2,2-トリフルオロ- N-(ヘキサヒドロ- 1H-アゼピン-4-イル)-アセトアミド(0.1g、0.476 mmol)から出発して、(R)-N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色ガム状物(0.1g、60%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07 (s, 1H), 6.39-6.36 (m, 1H), 4.23-4.19 (m, 1H), 4.12 (q, J = 7 Hz, 2H), 3.42-3.35 (m, 1H), 3.27-3.18 (m, 3H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.00-1.75 (m, 4H), 1.47 (t, J = 7 Hz, 3H)。
【0237】
実施例67 (S)- N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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実施例503の手順に従い、5-クロロ-1-エチル-4-ニトロ-1H -ピラゾール及び(S)-2,2,2-トリフルオロ- N- (ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-4-イル)-アセトアミドから出発して、(S)- N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色ゴム状物(0.12g、44%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07 (s, 1H), 6.42-6.40 (m, 1H), 4.22-4.18 (m, 1H), 4.12 (q, J = 7Hz, 2H), 3.42-3.35 (m, 1H), 3.27-3.18 (m, 3H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.00-1.75 (m, 4H), 1.47 (t, J = 7Hz, 3H)。
【0238】
実施例68 (R)- N-(1-(1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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実施例503の手順に従い、5-クロロ-1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び(R)-2,2,2-トリフルオロ-N-(ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-4-イル)-アセトアミドから出発して、(R)- N-(1-(1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色ゴム状物(0.98g、55%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.08 (s, 1H), 6.42-6.39 (m, 1H), 4.22-4.14 (m, 1H), 4.00-3.85 (m, 2H), 3.44-3.32 (m, 1H), 3.30-3.15 (m, 3H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.00-1.75 (m, 4H), 1.30-1.20 (m, 1H), 0.70-0.62 (m, 2H), 0.50-0.35 (m, 2H)。
【0239】
実施例69 (R)- N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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実施例503の手順に従い、5-クロロ-1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び(R)-2,2,2-トリフルオロ-N- (ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-4-イル)-アセトアミドから出発して、(R)- N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色ゴム状物(0.105g、61%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.96 (s, 1H), 6.55-6.38 (m, 1H), 4.30-4.15 (m, 1H), 3.65-3.53 (m, 1H), 3.55-3.25 (m, 4H), 2.25-2.05 (m, 6H), 1.35-1.05 (m, 4H)。
【0240】
実施例70 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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MeOH(15mL)中のN-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(136mg、0.39mmol)の溶液を、H-キューブ(登録商標)(75bar、25℃、流量1mL/分、30mm、10%のPd/C カートリッジ)に通した。減圧下で溶液を除去し、粗アミンを紫色ガム状物(121mg)として得た。DCM(10mL)中のこのアミンの溶液に、実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(149mg、0.42mmol)、HATU( 0.43g、1.14mmol)及びDIPEA(1mL、5.72mmol)を加えた。混合物を18時間室温で撹拌した。水(30mL)を添加し、撹拌を15分間継続した。層を分離し、水性層をDCMで抽出した。一緒にした有機物を相分離カートリッジに通し、減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して残留物を精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを無色固形物(170mg、68%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.42-7.33 (m, 1H), 7.12-7.02 (m, 2H), 6.35 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.25-4.13 (m, 1H), 4.05 (q, J = 7 Hz, 2H), 3.45-3.25 (m, 2H), 3.23-3.10 (m, 2H), 2.25-1.65 (m, 6H), 1.56 (s, 9H), 1.45 (t, J = 7 Hz, 3H)。
【0241】
実施例71 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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実施例517の手順に従い、(R)-N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を用いて出発して、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルをクリーム色固形物(0.148g、76%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.40 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.43-7.34 (m, 1H), 7.12-7.02 (m, 2H), 6.37 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.23-4.16 (m, 1H), 4.05 (q, J = 7 Hz, 2H), 3.43-3.31 (m, 2H), 3.25-3.15 (m, 2H), 2.22-2.05 (m, 2H), 2.03-1.89 (m, 2H), 1.89-1.72 (m, 2H), 1.57 (m, 12H)。
【0242】
実施例72 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(S)tert-ブチル
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実施例517の手順に従い、(S)-N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を用いて出発して、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(S)tert-ブチルをクリーム色固形物(151mg、66%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.40 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.45-7.34 (m, 1H), 7.12-7.02 (m, 2H), 6.37 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.23-4.16 (m, 1H), 4.05 (q, J = 7 Hz, 2H), 3.43-3.31 (m, 2H), 3.25-3.15 (m, 2H), 2.22-2.05 (m, 2H), 2.03-1.89 (m, 2H), 1.89-1.72 (m, 2H), 1.55 (s, 9H), 1.46 (t, J = 7 Hz, 3H)。
【0243】
実施例73 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-シクロプロピルメチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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(R)- N-(1-(1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)- 2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を反応させて、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-シクロプロピルメチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルをクリーム色固形物(136mg、77%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.41-7.36 (m, 1H), 7.10-7.02 (m, 2H), 6.37 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.25-4.10 (m, 1H), 3.90-3.83 (m, 2H), 3.43-3.31 (m, 2H), 3.30-3.15 (m, 2H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.03-1.70 (m, 4H), 1.57 (s, 9H) 1.35-1.20 (m, 1H), 0.64-0.59 (m, 2H), 0.43-0.38 (m, 2H)。
【0244】
実施例74 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-シクロプロピル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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(R)- N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)- 2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を反応させて、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-シクロプロピル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルをクリーム色固形物(142mg、73%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.40 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.41-7.34 (m, 1H), 7.10-7.00 (m, 2H), 6.39 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.25-4.15 (m, 1H), 3.45-3.36 (m, 3H), 3.35-3.15 (m, 2H), 2.25-2.12 (m, 1H), 2.10-1.70 (m, 5H), 1.55 (s, 9H), 1.35-1.15 (m, 2H), 1.10-1.00 (m, 2H)。
【0245】
実施例75 2-(2-フルオロフェニル)-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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実施例506の手順に従い、(R)-N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を用いて出発し、2-(2-フルオロフェニル)-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルをクリーム色固形物(330mg、72%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.37 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.15-8.05 (m, 1H), 7.45-7.35 (m, 1H), 7.30-7.15 (m, 3H), 6.31 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.25-4.15 (m, 1H), 4.07 (q, J = 7 Hz, 2H), 3.43-3.31 (m, 2H), 3.25-3.15 (m, 2H), 2.25-2.10 (m, 2H), 2.10-1.70 (m, 4H), 1.57 (s, 9H) 1.47 (t, J = 7 Hz, 3H)。
【0246】
実施例76 2-(2-フルオロフェニル)-4-(1-シクロプロピルメチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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実施例506の手順に従い、(R)- N-(1-(1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を用いて出発し、2-(2-フルオロフェニル)-4-(1-シクロプロピルメチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルをクリーム色固形物(350mg、70%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.36 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.15-8.05 (m, 1H), 7.45-7.35 (m, 1H), 7.28-7.15 (m, 3H), 6.31 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.25-4.15 (m, 1H), 3.95-3.85 (m, 2H), 3.43-3.30 (m, 2H), 3.28-3.15 (m, 2H), 2.25-2.08 (m, 2H), 2.08-1.70 (m, 4H), 1.55 (s, 9H), 1.35-1.20 (m, 1H), 0.70-0.60 (m, 2H), 0.50-0.35 (m, 2H)。
【0247】
実施例77 2-(2-フルオロフェニル)-4-(1-シクロプロピル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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実施例506の手順に従い、(R)-N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を用いて出発し、2-(2-フルオロフェニル)-4-(1-シクロプロピル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルをクリーム色固形物(370mg、76%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.36 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.12-8.00 (m, 1H), 7.45-7.30 (m, 1H), 7.28-7.15 (m, 3H), 6.40-6.27 (m, 1H), 4.30-4.15 (m, 1H), 3.43-3.15 (m, 5H), 2.25-1.75 (m, 6H), 1.55 (s, 9H), 1.35-1.15 (m, 2H), 1.10-0.95 (m, 2H)。
【0248】
実施例78 (1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチル
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EtOH(20mL)中の、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.9g、11.77mmol)、4-(boc-アミノメチル)ピペリジン(3.78g、17.66mmol)及びDIPEA(6.15mL、35.31mmol)の溶液を、1時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をDCMに再溶解した。有機層を水で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、(1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチルを黄色固形物(3.95g、98%)として得た。MeOH(125mL)中のこの固形物(3.84g、11.30mmol)の溶液に、10%のPd/C(0.42g、3.96mmol)及びギ酸アンモニウム(2.85g、45.2mmol)を添加した。混合物を2.5時間80℃で加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAcに再溶解し、水で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮して、(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチルの褐色油状物(3.49g、99%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.04 (s, 1H), 4.63 (s, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.11-3.07 (m, 6H), 2.67 (s, 2H), 1.77 (d, J = 12.8 Hz, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.39-1.26 (m, 2H). 1Hは水のピークに隠れた。
【0249】
実施例79 4-(5-(4-(ブチルオキシカルボニルアミノメチル)ピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-ブロモチアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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DCM(10mL)中のPyBOP溶液(2.84g、5.46mmol)及び2-ブロモ-5-(tert--ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(1.39g、4.29mmol)の溶液を、30分間室温で撹拌した。 DCM(20mL)中の(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチル(1.2g、3.90mmol)及びDIPEA(1.1mL、6.24mmol)の溶液を添加し、この混合液を16時間室温で撹拌した。 混合液をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(5-(4-(ブチルオキシカルボニルアミノメチル)ピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-ブロモチアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルをピンク色固形物(2.32g、96%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 10.62 (s, 1H), 9.64 (s, 1H), 7.23 (s, 1H), 6.86 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.07 (d, J = 11.4 Hz, 2H), 2.95 (t, J = 11.5 Hz, 2H), 2.87 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 1.67 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 1.52 (s, 9H), 1.45 (s, 1H), 1.40 (s, 9H), 1.27-1.16 (m, 2H)。
【0250】
実施例80 5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロ-3-メトキシフェニル)チアゾール-4-カルボン酸
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実施例19−23の手順に従い、2,6-ジフルオロ-3-メトキシベンゾイルクロライドから出発し、5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロ-3-メトキシフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を淡黄色固形物(120mg、70%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 7.32-7.23 (m, 1H), 7.22-7.15 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 1.49 (s, 9H)。
【0251】
実施例81 1-(4-(5-tert-ブトキシカルボニル-アミノ-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸(R)-ベンジル
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DCM(20mL)中のPyBOP溶液(1.31g、2.52mmol)及び2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(0.61g、1.89mmol)の溶液を30分間室温で撹拌した。DCM(20mL)中のアゼパン-4-イルカルバミン酸(R)-ベンジル(0.62g、1.80mmol)及びDIPEA(0.5mL、2.88mmol)の溶液を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/ヘキサン)を介して精製し、1-(4-(5-tert-ブトキシカルボニル-アミノ-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸(R)-ベンジルをピンク色固形物(1.04g、89%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.28 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.38-7.27 (m, 5H), 5.09 (s, 2H), 5.00-4.92 (m, 1H), 3.91-3.84 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.36-3.24 (m, 2H), 3.15-3.04 (m, 2H), 2.19-2.03 (m, 2H), 1.96-1.79 (m, 3H), 1.75-1.63 (m, 1H), 1.52 (s, 9H)。
【0252】
実施例82 2-ブロモ-4-(1-メチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸及び(R)- N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドをカップリングさせ、2-ブロモ-4-(1-メチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルをサーモン色固形物(500mg、74%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.27 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 6.41 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.23-4.15 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.38-3.29 (m, 2H), 3.22-3.08 (m, 2H), 2.22-2.08 (m, 2H), 2.03-1.93 (m, 2H), 1.88-1.69 (m, 2H), 1.52 (s, 9H)。
【0253】
実施例83 (R)-4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン又は(S)4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン
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250mLの三口丸底フラスコに、4-アミノアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(8.80g、41.0mmol)、トリエチルアミン(29mL、0.21mol)及び塩化メチレン(20mL)を添加した。混合物を−20℃に冷却し、クロロギ酸ベンジル(8.4g、49mmol)を10分間かけてシリンジを介して滴下して加えた。不均一混合物を室温に温め、2時間撹拌した。反応をLCMSによりモニターし、反応完了時、溶媒を蒸留し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー、10%から30%のヘプタン/酢酸エチルを介して精製し、白色固形物(6.0g、42%)を得た。
【0254】
ラセミアゼピンを、加圧二酸化炭素下、キラルパックOJ-H(100x4.6mm、5ミクロン)カラム、15%のメタノール/CO2を用い、流量200ml/分、100バール圧、40℃で5分間、キラルSFC(超臨界流体クロマトグラフィー、White及びBurnett(2005)Jour. of Chrom. A1074:175-185)を用いて分割し、2つのエナンチオマー(4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-カルボン酸(R)tert-ブチル及び4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-カルボン酸(S)tert-ブチル)を得た。
【0255】
100mLの丸底フラスコに、一方のエナンチオマー、ジオキサン(20mL)及び12NのHCl(4mL)を添加した。混合物を2時間撹拌し、溶媒を蒸留した。生成物、異性体1溶液のいずれかを添加した。混合物を2時間撹拌し、溶媒を留去した。異性体2の異性体1のHCl塩(2.2g、37%)及び異性体2のHCl塩(2.4g、40%)を、次の工程で直接使用した。
【0256】
実施例84 5-アジド-3-ヒドロキシ-3- メチルアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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アセトニトリル(25mL)中の3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ- 1H-アゼピン-1-カルボン酸(Z)-tert-ブチル(15g、71.1mmol)の撹拌溶液に、トリメチルシリルアジド(28.2g、213mmol)、続いてアンバーライトIRA 900F樹脂(充填:2−3mmol/g、18g)を添加し、混合物を4時間60℃で加熱した。16時間室温で放置した後、樹脂を濾過し、アセトニトリルで洗浄し、減圧下で溶媒を除去し、黄色油状物を得た。氷-塩浴中で冷却した、無水Et
2O(20ml)中のこの油状物(813mg、3.2mmol)の溶液に、メチルリチウム(Et
2O中に1.6M、2.1mL、3.36mmol)を10分かけて滴下して加えた。さらに1.5時間撹拌した後、飽和NaHCO
3 (10mL)を添加し、混合液をEtOAc(2×20mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、緑色油状物(0.8g、4工程かけて81%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 4.00-2.65 (m, 6H), 2.30-1.60 (m, 4H), 1.55-1.20 (m, 12H)。
【0257】
実施例84a 5-アジド-3-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール
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DCM(15mL)及びトリフルオロ酢酸(5mL)中の5-アジド-3-ヒドロキシ-3- メチルアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.8g、3mmol)の溶液を、1.5時間室温で攪拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残留物を、最小量のDCMに溶解し、SCXカラムに充填し、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH中に1Nのアンモニアで溶出した。溶媒を減圧下で除去した。無水DMSO(10mL)中の残留物の溶液に、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(574mg、3.56mmol)及びフッ化カリウム(675mg、12.7mmol)を添加した。混合物を窒素下で16時間70℃で加熱し、冷却し、水(300mL)に注ぎ入れた。混合物をEtOAc(3×150mL)で抽出し、合わせた有機層を水(100mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮し、褐色ゴム状物を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-3-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オールを、4つのジアステレオマー(0.38g、2工程かけて47%)の混合物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 4.12-3.90 (m, 1H), 3.85及び3.74 (2s, 3H), 3.60-3.40 (m, 1H), 3.40-3.30 (m, 1H), 3.25-3.10 (m, 1H), 3.00-2.60 (m, 2H), 2.30-2.10 (m, 2H), 2.00-1.70 (m, 2H), 1.35-1.15 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 296 (M+1)。
【0258】
この混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して、2対のジアステレオマーに分け、以下のものを得た:
ジアステレオマーの極性の低い対(111A)1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 4.12-3.95 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.60-3.50 (m, 1H), 3.45-3.30 (m, 1H), 3.25-3.10 (m, 1H), 2.95-2.85 (m, 1H), 2.55 (br s, 1H), 2.30-2.10 (m, 2H), 2.00-1.70 (m, 2H), 1.25 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 296 (M+1)。
ジアステレオマーのより極性の対(111B)1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 4.00-3.92 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.55-3.45 (m, 1H), 3.40-3.30 (m, 1H), 3.25-3.15 (m, 1H), 3.00-2.85 (m, 1H), 2.83 (s, 1H), 2.30-2.10 (m, 3H), 1.95-1.85 (m, 1H), 1.20 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 296 (M+1)。
【0259】
実施例84b 6-フルオロ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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トリフェニルホスフィン(338mg、1.29mmol)を、THF(15mL)及び水(3mL)中の5-アジド-3-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(380mg、1.29 mmol)の撹拌溶液に添加し、混合物を16時間60℃で加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物をDCM(20mL)に溶解し、そしてDIPEA(0.67mL、3.86mmol)及びジ-tert-ブチルジカーボネート(565mg、3.58mmol)を添加した。混合物を20時間室温で攪拌し、減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、淡橙色固形物(0.4g)を得た。DCM(10mL)中のこの固形物た(0.4g、1.29mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(1.2mL、3.31mmol、THF中に50%)を添加し、混合物を20時間室温で撹拌した。飽和NaHCO
3(30mL)を加え、撹拌を15分間継続した。水性層をDCM(30mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-フルオロ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4イルカルバミン酸tert-ブチルを淡橙色ガム状物(315mg、3工程かけて64%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 5.30-4.90 (m, 1H), 4.75-4.15 (m, 1H), 3.90-3.75 (m, 3H), 3.65-3.00 (m, 4H), 2.55-1.75 (m, 4H), 1.48 (s, 9H), 1.45-1.25 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 394 (M+Na)。
【0260】
実施例84c 6-ヒドロキシ-6-メチル- 1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマーの極性の低い対)
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トリフェニルホスフィン(113mg、0.43mmol)を、THF(5mL)及び水(1mL)中の5-アジド-3-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(ジアステレオマーの極性の低い対)(103mg、0.35mmol)の撹拌溶液に添加し、混合物を16時間60℃で加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をDCM(10mL)及びDIPEA(0.19mL、1.09mmol)、次いでジ-tert-ブチルジカーボネート(153mg、0.70mmol)を添加した。混合物を3時間室温で撹拌し、次いで飽和NaHCO
3 (15mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジをに通し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、淡橙色ガム状物(110mg、2工程かけて86%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 4.62 (br s, 1H), 4.2-4.10 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.60-3.45 (m, 1H), 3.35-3.10 (m, 2H), 2.90-2.80 (m, 1H), 2.73 (br s, 1H), 2.25-2.10 (m, 1H), 2.05-1.90 (m, 1H), 1.80-1.65 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.19 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 370 (M+1)。
【0261】
実施例84d 6-ヒドロキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマーのより極性の対)
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中間体113の手順に従い、5-アジド-3-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H -ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(ジアステレオマーのより極性の対)から出発して、6-ヒドロキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマーのより極性の対)を淡橙色ゴム状物(100mg、97%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 4.70 (br s, 1H), 4.05-3.90 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.60-3.50 (m, 1H), 3.35-3.25 (m, 1H), 3.15-3.05 (m, 1H), 2.95-2.85 (m, 1H), 2.30-2.10 (m, 1H), 2.10-1.80 (m, 4H), 1.45 (s, 9H), 1.26 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 370 (M+1)。
【0262】
実施例84e 6-メトキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマーの極性の低い対)
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窒素下室温で、無水DMF(2mL)中の5-アジド-3-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(ジアステレオマーの極性の低い対)(115mg、0.53mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(25mg、0.63mmol、油中に60%の分散液)を加え、混合物を10分間室温で撹拌した。ヨウ化メチル(0.05mL、0.80mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。氷-水(50mL)を加え、混合物をEtOAc(2×25mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。残留物をTHF(5mL)に溶解し、そして水(1mL)及びトリフェニルホスフィン(102mg、0.39mmol)を添加した。反応混合物を16時間60℃で加熱した。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をDCM(10mL)に溶解し、DIPEA(0.2mL、1.15mmol)及びジ-tert-ブチルジカーボネート(170mg、0.78mmol)を添加した。混合物を3時間室温で撹拌し、飽和NaHCO
3で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカ ゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-メトキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマーの極性の低い対)を淡橙色ガム状物(118mg、3工程かけて79%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 4.55 (br s, 1H), 4.20-4.10 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.45-3.25 (m, 2H), 3.20 (s, 3H), 3.20-2.95 (m, 2H), 2.30-2.10 (m, 2H), 1.80-1.50 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.08 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 384 (M+1)。
【0263】
実施例84f 6-メトキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマーB)
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中間体115の手順に従い、5-アジド-3-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(ジアステレオマーのより極性の対)から出発し、6-メトキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマーのより極性の対)を淡橙色ガム状物(110mg、3工程かけて68%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 5.70 (br s, 1H), 4.05-3.90 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.50-3.25 (m, 2H), 3.15 (s, 3H), 3.10-2.90 (m, 2H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.00-1.85 (m, 1H), 1.75-1.60 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.14 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 384 (M+1)。
【0264】
実施例85 5-(ベンジリデンアミノオキシ)-3,3- ジフルオロアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-カルボン酸(Z)-tert-ブチル(330mg、1.56mmol)、(E)-ベンズアルデヒドオキシム(286mg、2.36mmol)及びDBU(0.007mL、0.05mmol)を、MeCN(0.5mL)中で合わせ、混合物を48時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCを介して精製し、5-(ベンジリデンアミノオキシ)-3-オキソアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを褐色油状物(127mg)として得た。
【0265】
DCM(20mL)中のこの油状物(125mg、0.37mmol)の溶液をデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、0.67mL、1.86 mmol)で処理し、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(20mL)で希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和水性NaHCO
3(30mL)を滴下してクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、NaSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−30%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-(ベンジリデンアミノオキシ)-3,3- ジフルオロアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(101mg、2工程かけて18%)を透明油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.11-8.03 (m, 1H), 7.61-7.55 (m, 2H), 7.40-7.36 (m, 3H), 4.52-4.42 (m, 1H), 4.02-3.56 (m, 3H), 3.51-3.27 (m, 1H), 2.67-2.51 (m, 1H), 2.42-2.21 (m, 2H), 2.09-1.91 (m, 1H), 1.50-1.45 (m, 9H)。
【0266】
実施例85a O-6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルオキシムベンズアルデヒド
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中間体109の手順に従い、5-(ベンジリデンアミノオキシ)-3,3- ジフルオロアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発して、O-6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルオキシムを黄色油状物(52mg、33%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.21-7.98 (m, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.63-7.58 (m, 2H), 7.41-7.36 (m, 3H), 4.71-4.62 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.80-3.65 (m, 1H), 3.47-3.39 (m, 2H), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.77 (q, J = 13.2 Hz, 1H), 2.58-2.29 (m, 2H), 2.23-2.10 (m, 1H)。
【0267】
中間体
中間体1 メチル((1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル
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EtOH(3mL)中の、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.2g、1.23mmol)、(ピペリジン-4-イルメチル)カルバミン酸tert-ブチルメチル(0.29g、1.36mmol)及びDIPEA(1mL、5.7mmol)の溶液を、2時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%のEtOAc/イソヘキサン)により精製して、(1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(0.34g、80%)として得た。0℃に冷却したDMF(5mL)中のこの油(0.15、0.44mmol)の溶液に水素化ナトリウム(27mg、0.66mmol、鉱油中に60%)を加え、混合物を0℃で15分間撹拌した。ヨードメタン(0.03mL、0.53mmol)を加え、混合物を30分間0℃で撹拌した。追加の水素化ナトリウム(14mg、0.33 mmol)及びヨードメタン(0.02mL、0.78mmol)を加え、反応混合物を10℃に加温し、1時間攪拌した。水(10mL)を加え、混合物をEtOAc(60mL)で抽出した。有機層を水(7×10mL)で洗浄し、ブライン(10mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(30%のEtOAc/イソヘキサン)による残留物の精製により、メチル((1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(148mg、95%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.01 (s, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.38-3.26 (m, 2H), 3.25-3.15 (m, 2H), 3.12-2.95 (m, 2H), 2.89 (s, 3H), 1.90-1.71 (m, 3H), 1.60-1.32 (m, 2H), 1.47 (s, 9H)。
【0268】
中間体2 6,6- ジフルオロ- 4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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EtOH(6mL)中の5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.62g、10.0mmol)、1,4-ジアゼパン-6-オール(4.18g、15.0mmol)及びDIPEA(6.6mL)の溶液を、3時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、DCM(60mL)及びDMF(10mL)に残留物を溶解した。ジ-tert-ブチルジカーボネート(8.73g、40mmol)及びDIPEA(3.48mL)を加え、混合物を16時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)により精製し、6-ヒドロキシ-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.13g)を黄色油状物として得た。DCM(20mL)中のこの油状物(2.13g、6.2mmol)の溶液に、デス-マーチンペルヨージナン(3.18g、7.49mmol)を少しずつ加えた。18時間室温で撹拌した後、混合物をDCM(20mL)で希釈し、飽和水性NaHCO
3(40mL)、続いて20%の水性チオ硫酸ナトリウム(40mL)でクエンチした。得られた混合物を20分間撹拌した。有機層を分離し、NaSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.6g)を粘性黄色油状物として得た。DCM(10mL)中のこの油状物(0.49g、1.43mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、1.3mL、3.6mmol)を加え、混合物を18時間室温で攪拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和水性NaHCO
3(50mL)を滴下してクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、NaSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6,6-ジフルオロ-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(467mg、4工程かけて42%)を透明油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 4.05-3.27 (m, 11H), 1.50 (s, 9H)。
【0269】
中間体3 4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド-)1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,3-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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MeOH(30mL)中の6,6-ジフルオロ-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(467mg、1.29mmol)の溶液を、H-キューブ(登録商標)(70bar、60℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、赤色油状物(428mg)を得た。DCM(15mL)中のこの油状物の溶液に、2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(459mg、1.42mmol)、PyBOP(1.0g、1.94mmol)及びDIPEA( 0.57mL、3.22mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で希釈した。有機層を水(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−80%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルをベージュ色泡状物(565mg、2工程かけて69%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.23 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 4.07-3.95 (m, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.64 (s, 2H), 3.56-3.42 (m, 2H), 3.38-3.28 (m, 2H), 1.53 (s, 9H), 1.49 (s, 9H)。
【0270】
中間体4 (R)-N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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MeOH(100mL)中の4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチル(3.25g、0.33mmol)の溶液を、10%のカーボン担持パラジウム(1g)の存在下で1.5時間、水素ガスの大気圧にて、室温で攪拌した。混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で溶媒を除去し、4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルを淡灰色油状物(2g、100%)として得た。室温でDCM(100mL)中の、この油状物(1.8g、8.4mmol)及びDIPEA(3mL、17.2mmol)の撹拌溶液に、無水トリフルオロ酢酸(1.31mL、9.3mmol)を5分間かけて滴下し、得られた淡黄色溶液を18時間撹拌した。飽和水性NaHCO
3溶液(150mL)を添加し、撹拌を1時間続けた。層を分離し、有機物を相分離カートリッジに通し、減圧下で溶媒を除去し、4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルを淡黄色油状物(2.61g、100%)として得た。室温でDCM(50mL)中のこの油状物(2.6g、8.38mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(25mL)を添加し、混合物を2時間攪拌した。溶剤を減圧下で除去し、残留物をDCMに溶解し、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH中の1Nのアンモニアで溶出するSCXカラムに通した。溶媒を減圧下で除去し、(R)-N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色油状物(1.3g、74%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.83 (s, 1H), 4.44-4.37 (m, 1H), 3.13-3.03 (m, 2H), 2.88 (dt, J = 13.2, 6.6 Hz, 1H), 2.65-2.55 (m, 1H), 2.03-1.79 (m, 3H), 1.75 (s, 1H), 1.69-1.58 (m, 3H)。
【0271】
中間体5 5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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−70℃に冷却した無水THF(20mL)中の1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.0g、5.13mmol)の撹拌溶液に、リチウムヘキサメチルジシラジド(THF中に1M、8.47mL、8.47mmol)の溶液を滴下して加えた。40分間−70℃で撹拌後、反応混合物を20分かけて−55℃に温めた。−70℃に再冷却した後、THF(10mL)中のペルクロロエタン(1.74g、7.34mmol)の溶液をゆっくりと加え、反応混合物を1.5時間−70℃で撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)、続いて水(15mL)を加え、混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)による残留物の精製により、5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールをオフホワイト色固形物(438mg、37%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.24 (s, 1H), 6.18 (tt, J = 54.8, 4.2 Hz, 1H), 4.58 (td, J = 12.8, 4.2 Hz, 2H)。
【0272】
中間体6 (R)-N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド
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EtOH(4mL)中の5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(438mg、2.07mmol)、(R)-N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(438mg、2.07mmol)及びDIPEA(1mL)の溶液を、5時間マイクロ波中155℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)により精製し、(R)- N-(1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡橙色ガム状物(518mg)として得た。無水THF(2mL)中のこのガム状物の一部(39mg、0.10mmol)を水素化ナトリウム(鉱油中に60%、5mg、0.12mmol)で処理した。室温で10分間攪拌した後、ヨードメタン(0.01mL、0.20mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応を、残りの(R)-N-(1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドにおいて繰り返した。水(50mL)を注意深く加え、混合物をEtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、(R)-N-(1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミドを淡黄色ガム状物(518mg)として得た。このガム状物(514mg、1.29mmol)をMeOH(20mL)に溶解し、ギ酸アンモニウム(325mg、6.15 mmol)及び10%のカーボン担持パラジウム(50mg)を用いて処理した。混合物を2時間85℃で加熱した。室温まで冷却した後、触媒を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をDCM(50mL)及び水(30mL)の間で分配し、水性層をDCM(2×50mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去し、(R)-N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミドを淡黄色ガム状物(348mg、3工程かけて46%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.13 (s, 1H), 6.19 (tq, J = 55.4, 4.4 Hz, 1H), 4.65-4.15 (m, 3H), 3.40-3.10 (m, 4H), 3.10及び2.97 (2 s, 3H), 2.80 (br s, 2H), 2.10-1.70 (m, 6H)。
【0273】
中間体7 2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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DCM(20mL)中の(R)-N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロ-N-メチルアセトアミド(248mg、0.67mmol)の溶液に、DIPEA(1.0mL、5.7mmol)、PyBOP(700mg、1.34mmol)及び2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-チアゾール-4-カルボン酸(282mg、0.87mmol)を加え、混合物を20時間室温で撹拌した。水(50mL)を添加し、撹拌を1時間続けた。混合物をDCM(50mL)で抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを淡黄色ガム状物(405mg、90%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.27及び10.26 (2s, 1H), 8.32及び8.27 (2s, 1H), 7.88及び7.85 (2s, 1H), 6.36-6.02 (m, 1H), 4.67-4.11 (m, 2H), 3.41-3.08 (m, 5H), 3.08及び2.95 (2s, 3H), 2.22-1.71 (m, 4H), 1.31-1.18 (m, 2H)。
【0274】
中間体8 1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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EtOH(3mL)中の5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(470mg、2.22mmol)、アゼパン-4-オール(281mg、2.44mmol)及びDIPEA(1mL)の溶液を、5時間マイクロ波中155℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)により精製し、1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを淡橙色ガム状物(400mg)として得た。このガム状物(390mg、1.35mmol)をMeOH(25mL)に溶解し、ギ酸アンモニウム(340mg、5.38 mmol)及び10%のカーボン担持パラジウム(50mg)を用いて処理した。混合物を4時間85℃で加熱した。室温で一晩以上放置し、ギ酸アンモニウム(205mg、3.25mmol)及び10%のカーボン担持パラジウム(50mg)を反応混合物に添加し、次いで1時間85℃で加熱した。触媒を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をDCM(30mL)及び水(20mL)の間で分配した。有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去し、1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを橙色油状物(265mg、2工程かけて42%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.17 (s, 1H), 6.27-5.91 (m, 1H), 4.39-4.23 (m, 2H), 4.16-4.04 (m, 1H), 3.30-3.11 (m, 4H), 2.60 (br s, 3H), 2.55 (s, 2H), 2.08-1.81 (m, 3H), 1.80-1.71 (m, 1H)。
【0275】
中間体9 2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4- ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体7の手順に従い、1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール及び2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-チアゾール-4-カルボン酸から出発して、2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4- ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを無色固形物(265mg、69%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39 (s, 1H), 9.14 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 6.18 (tt, J = 55.9, 4.5 Hz, 1H), 4.38-4.27 (m, 2H), 3.33-3.12 (m, 5H), 2.20 (br s, 1H), 2.35-1.58 (m, 4H), 1.70-1.48 (m, 2H)。
【0276】
中間体10 4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3- メチルピペラジン-1-カルボン酸 (R)-tert-ブチル
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無水DMSO(20mL)中の、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(355mg、2.2mmol)及びフッ化カリウム(511mg、8.8mmol)の溶液に3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(R)tert-ブチル(507mg、2.53mmol)を加え、混合物を10時間マイクロ波中100℃で加熱した。混合物を水(40mL)とEtOAc(100mL)の間で分配し、有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルを橙色ガム状物(627mg)として得た。窒素下、MeOH(10mL)中のこのガム状物(179mg、0.55mmol)及びギ酸アンモニウム(256mg、4.4mmol)の溶液に、10%のカーボン担持パラジウム(59mg、0.55mmol)を加えた。混合物を70℃で4時間加熱し、冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(20mL)とDCM(60mL)の間で分配し、有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3- メチルピペラジン-1-カルボン酸 (R)-tert-ブチルを褐色ガム状物(150mg、2工程かけて80%)として得た。LCMS (ES+) m/z 296 (M+1)。
【0277】
中間体11 4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-エチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチル
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中間体10の手順に従い、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び3-エチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルから出発し、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-エチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルを橙色ガム状物(110mg、2工程かけて65%)として得た。LCMS (ES+) m/z 310 (M+1)。
【0278】
中間体12 4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-エチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチル
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中間体10の手順に従い、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び3-エチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルから出発し、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-エチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルを橙色ガム状物(118mg、2工程かけて67%)として得た。LCMS (ES+) m/z 310 (M+1)。
【0279】
中間体13 (S)-N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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中間体4の手順に従い、4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルから出発し、(S)-N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを黄色油状物(1.35g、3工程かけて75%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.86 (s, 1H), 4.44-4.37 (m, 1H), 3.15-3.03 (m, 2H), 2.92-2.81 (m, 1H), 2.67-2.55 (m, 1H), 2.02-1.81 (m, 4H), 1.76-1.56 (m, 3H)。
【0280】
中間体14 (S)-N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロ-N-メチルアセトアミド
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中間体6の手順に従い、(S)-N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ- 1H-ピラゾールから出発し、(S)-N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロ-N-メチルアセトアミドを淡赤色ガム状物(100mg、3工程かけて32%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.13 (s, 1H), 6.19 (tq, J = 55.4, 4.4 Hz, 1H), 4.65-4.15 (m, 3H), 3.40-3.10 (m, 4H), 3.10及び2.97 (2s, 3H), 2.80 (br s, 2H), 2.10-1.70 (m, 6H)。
【0281】
中間体15 2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(S)-tert-ブチル
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中間体7の手順に従い、(S)-N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロ-N-メチルアセトアミド及び2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-チアゾール-4-カルボン酸から出発し、2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(S)-tert-ブチルを淡ピンク色ガム状物(80mg、57%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.27 (s, 1H), 8.31及び8.27 (2s, 1H), 7.88及び7.85 (2s, 1H), 6.34-6.05 (m, 1H), 4.41-4.31 (m, 2H), 3.42-3.29 (m, 5H), 3.10及び2.95 (2s, 3H), 2.08-1.75 (m, 4H), 1.40-1.15 (m, 2H)。
【0282】
中間体16 3-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールアゾール-5-イル)ピペリジン-4-オン
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無水DMSO(20mL)中のピペリジン-4-オン塩酸塩水和物(1.84g、12.0mmol)、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.3g、8.0mmol)及びフッ化カリウム(1.86g、32mmol)の3つの同一溶液を、12時間マイクロ波中100℃で加熱した。混合物を合わせ、水(700mL)に注ぎ、EtOAc(3×100mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/ DCM)を介して精製し、(1-メチル-4-ニトロ-1-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オンを黄色固形物(1.97g、36%)として得た。DMF(40mL)中のこのケトンの溶液に、NEt
3(3.05mL、21.9 mmol)及びクロロトリメチルシラン(1.55mL、12.3mmol)を添加した。反応容器を密閉し、混合物を16時間90℃で加熱した。混合物を冷却し、生成物をEtOAc(2×50mL)中に抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEt
2O/イソヘキサン)を介して精製し、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-4-(トリメチルシリルオキシ)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジンを黄色ガム状物(1.53g、59%)として得た。このガム状物をMeCN(130mL)に溶解し、0℃に冷却した。2:1のMeCN:DMF(10mL)中のセレクトフルオル(登録商標)(1.99g、5.61mmol)の溶液を、20分かけて滴下し、混合物を2時間−5℃と0℃の間で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAc(50mL)と水(40mL)の間で分配した。生成物をEtOAc(50mL)及びDCM(50mL)中に抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オンを淡黄色固形物(1.23g、99%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07 (s, 1H), 5.04 (ddd, J = 48.3, 8.2, 5.7 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.77-3.64 (m, 2H), 3.64-3.51 (m, 1H), 3.50-3.43 (m, 1H), 2.88-2.72 (m, 2H)。
【0283】
中間体17 2,2,2-トリフルオロ- N-(3-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミド
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−5℃で、DCM(10mL)中の3-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オン(1.07g、4.40mmol)の溶液に、DCM(1mL)中の三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(0.71ml、5.72mmol)の溶液を滴下して加えた。混合物を30分間撹拌し、DCM(1ML)中のジアゾ酢酸エチル(0.60ml、5.72mmol)の溶液を添加した。混合物を−5℃で1時間撹拌し、室温に温めた。水(5mL)を加え、混合物を30分間撹拌した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-オキソアゼパン-4-カルボン酸エチルを黄色ガム状物(0.85g、58%)として得た。このガム状物を3Mの塩酸(30mL)に再溶解し、4時間100℃で加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、DCM(30mL)に再溶解し、水(20mL)で洗浄した。有機相を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オンを淡黄色固形物(0.30g、45%)として得た。無水MeOH(6mL)及びDCM(6mL)中のこの固形物(0.30g、1.15mmol)の溶液に、酢酸アンモニウム(0.709g、9.20mmol)及び粉砕し活性化した4Å分子ふるいを添加した。混合物を4時間55℃で加熱し、室温に冷却した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(80mg、1.27mmol)を少しずつ添加し、混合物を1時間室温で撹拌した。混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。 残留物をDCM(10mL)に再溶解し、10%の水性NaOH(10mL)で洗浄した。水性洗液をEtOAc(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。アミン官能化シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンを黄色ガム状物(0.205g、69%)として得た。DCM(5mL)中このガム状物(0.20g、0.79mmol)及びDIPEA(0.37mL、2.13mmol)の溶液に、無水トリフルオロ酢酸(0.11mL、0.78mmol)を滴下して加えた。混合物を16時間室温で撹拌し、水(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを淡黄色固形物(140mg、55%)として得た。LCMS (ES+) m/z 354 (M+1)。
【0284】
中間体18 5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール
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アセトニトリル(3mL)中の3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-カルボン酸(Z)-tert-ブチル(2.0g、9.5mmol)の溶液に、トリメチルシリルアジド(3.76mL、28.4mmol)、続いてアンバーライト(登録商標)IRA900F樹脂(充填:2−3 mmolg−1、2.4g)を加え、得られた混合物を16時間、ブラストシールドの後ろで60℃で加熱した。室温に冷却後、溶液を濾過し、アセトニトリルで樹脂を洗浄し、濾液を減圧下で濃縮し(浴温度<40℃)、5-アジド-3-オキソアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色液体(2.21g)として得た。THF/水(1/1、40mL)中の中のアジド(2.2g、8.70mmol)の溶液に、NaBH
4(0.82mg、21.8mmol)を少しずつ加え、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-3-ヒドロキシアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを油状物(2.01g)として得た。MeOH(20mL)中のこの油状物(2.0g、7.8mmol)の溶液に、HCl(1,4-ジオキサン中に4M、43mL、173mmol)を加え、溶液を16時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗残留物をMeOHに溶解し、SCXカラムに通し、MeOHで洗浄し、MeOH中に7Nのアンモニアで溶出し、5-アジドアゼパン-3-オールを黄色油状物として得た。無水DMSO(20mL)中のこの油状物にフッ化カリウム(1.68g、28.9mmol)を添加し、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール(1.17g、7.2mmol)及び混合物を16時間65℃で加熱した。混合物を水(300mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。一緒にした有機層を水(3×20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−30%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オールを粘性黄色油状物(1.9g、4工程かけて72%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06及び8.02 (2 s, 1H), 4.15-3.97 (m, 2H), 3.95-3.83 (m, 4H), 3.58-3.46 (m, 1H), 3.39-3.16 (m, 3H), 2.29-1.91 (m, 4H)。
【0285】
中間体19 6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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THF(40mL)及び水(8mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール、中間体18(3.4g、16mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(1.89g、7.2mmol)を添加し、混合物を16時間ブラストスクリーンの後ろで65℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、5-アミノ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(トリフェニルホスフィンオキシドで汚染)を粘性油状物として得た。DCM(40mL)中のこのアミンにジ-tert-ブチルジカーボネート(4.49g、20.6mmol)及びDIPEA(4.78mL、27.4mmol)を加え、混合物を60時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(1.2g)として得た。DCM(25mL)中のこの油状物(1.2g)の溶液に少量ずつデス-マーチンペルヨージナン(1.72g、1.51mmol)を加えた。16時間室温で撹拌後、混合物をDCM(25mL)で希釈し、飽和水性NaHCO
3(40mL)、続いて20%の水性チオ硫酸ナトリウムでクエンチした。得られた混合物を20分間撹拌した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6-オキソアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(0.56g)を黄色油状物として得た。DCM(15mL)中のこの油状物(0.51g、1.46mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、1.85mL、5.1mmol)を加え、混合物を16時間室温で攪拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和水性NaHCO
3(30mL)を滴下してクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(510mg、4工程かけて64%)を油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 4.18-4.01 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.79-3.19 (m, 4H), 2.56-2.42 (m, 1H), 2.38-1.99 (m, 4H), 1.46 (s, 9H)。
【0286】
中間体20 6-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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THF(40mL)及び水(8mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール、中間体18(3.4g、16mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(1.89g、7.2mmol)を加え、混合物を16時間65℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、5-アミノ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(トリフェニルホスフィンオキシドで汚染)を粘性油状物として得た。DCM(40mL)中のこのアミンにジ-tert-ブチルジカーボネート(4.49g、20.6mmol)及びDIPEA(4.78mL、27.4mmol)を添加し、混合物を60時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(2.6g)として得た。DCM(50mL)中のこの油状物(2.6g、10.2mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、6.7mL、18.6mmol)を加え、混合物を16時間室温で攪拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和水性NaHCO
3の滴下によりクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル( 1.07g、3工程かけて66%)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.14-7.97 (m, 1H), 5.04-4.46 (m, 3H), 3.96-2.99 (m, 6H), 2.42-1.64 (m, 5H), 1.70-1.22 (m, 9H)。
【0287】
中間体21 4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチル
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中間体10の手順に従い、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルから出発し、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルを橙色ガム状物(134mg、2工程かけて73%)として得た。LCMS (ES+) m/z 296 (M+1)。
【0288】
中間体22 8-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-カルボン酸tert-ブチル
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EtOH(3mL)中の、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(150mg、0.93mmol)、2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-カルボン酸tert-ブチル(244mg、1.02mmol)及びDIPEA(1mL)の混合物を2時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、8-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-カルボン酸tert-ブチルを黄色油状物(245mg、72%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.49-3.39 (m, 2H), 3.30-3.00 (m, 6H), 1.90-1.60 (m, 6H), 1.55 (s, 9H)。
【0289】
中間体23 (S)-5-(2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン
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無水DMSO(20mL)中の実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(355mg、2.2mmol)及びフッ化カリウム(511mg、8.8mmol)の溶液に3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチル(1.15当量、2.53mmol)を加え、混合物を10時間マイクロ波中100℃で加熱した。混合物を水(40mL)とEtOAc(100mL)の間で分配し、有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチル(627mg)を得た。DCM(9mL)中のこのガム状物(212mg、0.65mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(3mL)を添加し、混合物を4時間室温で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水(20mL)とDCM(30mL)の間で分配した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、(S)-2-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジンを黄色ガム状物(120mg)として得た。MeOH(10mL)中のこのガム状物(119mg、0.53mmol)及び酢酸(0.12mL、2.12mmol)の溶液に水性ホルムアルデヒド(水中で37重量%、0.17mL、2.12mmol)を添加し、混合物を1時間室温で攪拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(83mg、1.33mmol)を添加し、混合物を70時間室温で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水(20mL)とDCM(30mL)の間で分配した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、(S)-2,4-ジメチル-1-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジンを黄色ガム状物(109mg)として得た。MeOH(10mL)中のこのガム状物(108mg、0.45mmol)及びギ酸アンモニウム(209mg、3.6mmol)の溶液に、窒素下、10%のカーボン担持パラジウム(48mg、0.45mmol)を加えた。混合物を4時間70℃で加熱し、冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(20mL)とDCM(50mL)の間で分配し、有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、(S)-5-(2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミンを褐色ガム状物(94mg、4工程にかけて62%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.07 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.51-3.41 (m, 1H), 3.36 (td, J = 5.7, 2.6 Hz, 1H), 2.94-2.84 (m, 3H), 2.36 (s, 3H), 2.28 (td, J = 5.6, 3.0 Hz, 1H), 1.92 (dd, J = 11.2, 9.8 Hz, 1H), 0.86 (d, J = 6.3 Hz, 3H)。交換可能なNH
2は観察されず。
【0290】
中間体24 (R)-5-(2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン
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中間体23の手順に従い、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルから出発して、(R)-5-(2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミンを褐色固形物(94mg、4工程かけて62%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.07 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.59-3.44 (m, 2H), 2.99-2.86 (m, 3H), 2.46-2.31 (m, 4H), 2.03 (t, J = 10.7 Hz, 1H), 0.87 (d, J = 6.3 Hz, 3H)。交換可能なNH
2は観察されず。
【0291】
中間体25 5-クロロ-1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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中間体5の手順に従い、1-シクロプロピル-4-ニトロピラゾールから出発して、5-クロロ-1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを無色固形物(0.23g、63%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.09 (s, 1H), 3.62-3.54 (m, 1H), 1.38-1.28 (m, 2H), 1.25-1.13 (m, 2H)。
【0292】
中間体26 4-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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中間体2の手順に従い、5-クロロ-1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾールから出発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)の後に、4-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色油状物(520mg、4工程かけて9%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.96 (s, 1H), 4.07-3.34 (m, 9H), 1.49 (s, 9H), 1.34-1.17 (m, 2H), 1.08-1.01 (m, 2H)。
【0293】
中間体27 4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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中間体3の手順に従い、4-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)の後に、4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルをオフホワイト色泡状物(573mg、4工程にかけて62%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.23 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 3.71-3.63 (m, 4H), 3.45-3.10 (m, 5H), 1.49 (s, 9H), 1.44 (s, 9H), 1.27-1.18 (m, 2H), 1.06-0.99 (m, 2H)。
【0294】
中間体28 4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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EtOH(9.5mL)中の実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(390mg、2.4mmol)及び4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン塩酸塩(0.48g、2.9mmol)の溶液に、DIPEA(1.9mL、10.9mmol)を加えた。反応混合物を1時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/ DCM)を介して精製して、4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを無色油状物(410mg、66%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.56-3.47 (m, 1H), 3.28-3.20 (m, 2H), 3.08-3.04 (m, 1H), 2.17-2.03 (m, 1H), 1.95-1.81 (m, 4H), 1.78-1.67 (m, 1H), 1.56 (br s, 1H), 1.25 (s, 3H)。
【0295】
中間体29 2-ブロモ-4-(5-(4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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MeOH(15mL)中の4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(212mg、0.83mmol)の溶液にギ酸アンモニウム(386mg、5.63mmol)及び10%のカーボン担持パラジウム(88mg、0.83mmol)を加え、混合物を18時間80℃で加熱した。混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で濾液を濃縮した。残留物をDCM(20mL)と水(20mL)の間で分配し、水性層をDCM(3×20mL)で再抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチルアゼパン-4-オールを赤色油状物として得た。DCM(25mL)中のこの油状物(140mg、0.623mmol)の溶液に、2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(241mg、0.75mmol)、PyBOP(454mg、1.94mmol)及びDIPEA(0.17mL、1.0mmol)を添加し、混合物を16時間室温で撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で希釈した。有機層を水(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2-ブロモ-4-(5-(4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(280mg、2工程かけて63%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.49 (s, 1H), 9.41 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.41-3.30 (m, 1H), 3.24-3.11 (m, 3H), 2.39 (br s, 1H), 2.07-1.75 (m, 5H), 1.84-1.78 (m, 1H), 1.52 (s, 9H), 1.43 (s, 3H)。
【0296】
中間体30 4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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中間体2の手順に従い、5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールから出発して、4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを淡緑色ガム状物(4工程かけて11%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.13及び8.12 (2s, 1H), 6.33-6.02 (m, 1H), 4.60-4.40 (m, 2H), 4.10-3.30 (m, 8H), 1.48 (s, 9H)。
【0297】
中間体31 4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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EtOH(6mL)中の、5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(800mg、3.78mmol)、1,4-ジアゼパン-6-オールジヒドロ臭化物(1.58g、5.67mmol)及びDIPEA(2.5mL、14.35 mmol)の混合物を、3時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をSCXカラムを通し、DCM及び1:1の MeOH:DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH中に1Nのアンモニアで溶出し、1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)- 4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オールを淡黄色ガム状物(1.0g)として得た。このガム状物(1.0g、3.44mmol)をDCM(100mL)に溶解し、ジ-tert-ブチルジカーボネート(2.25g、10.31mmol)及びDIPEA(2.4mL、13.75mmol)で処理した。反応混合物を1.5時間室温で撹拌し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%)のEtOAc/イソヘキサンを介して精製し、4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ- 1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを淡緑色ゴム状物(2工程かけて46%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.11 (s, 1H), 6.18 (tdd, J = 55.6, 5.6, 3.2 Hz, 1H), 4.49-4.31 (m, 2H), 4.19-2.95 (m, 10H), 1.60-1.40 (m, 9H)。
【0298】
中間体32 5-クロロ-1-(4-メトキシベンジル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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中間体5の手順に従い、1-(4-メトキシベンジル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールから出発して、5-クロロ-1-(4-メトキシベンジル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールを黄色固形物( 536mg、46%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.17 (s, 1H), 7.25 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.30 (s, 2H), 3.80 (s, 3H)。
【0299】
中間体33 4-(4-アミノ-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチル
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無水DMSO(20mL)中の5-クロロ-1-(4-メトキシベンジル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(268mg、1.0mmol)及びフッ化カリウム(232mg、4.0mmol)の溶液に3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチル(230mg、1.15mmol)を添加し、混合物を8時間マイクロ波中100℃で加熱した。混合物を水(30mL)とEtOAc(50mL)の間で分配し、有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(1-(4-メトキシベンジル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルを黄色ガム状物(380mg)として得た。エタノール/水(20mL/ 2mL)中のこのガム状物(371mg、0.86mmol)の溶液に塩化アンモニウム(230mg、4.3mmol)及び鉄粉末(192mg、3.44mmol)を添加し、混合物を1.5時間80℃で加熱した。混合物を冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(30mL)とDCM(40mL)の間で分配し、有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/ DCM)を介して精製し、4-(4-アミノ-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルを赤色ガム状物(330mg、2工程かけて84%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.17-7.11 (m, 3H), 6.82 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 5.34 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 5.17 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.98-3.80 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.23 (ddd, J = 9.9, 6.4, 3.3 Hz, 1H), 3.01 (td, J = 11.4, 3.0 Hz, 1H), 2.92-2.83 (m, 1H), 2.66 (s, 1H), 2.57 (s, 1H), 1.47 (s, 9H), 0.81 (d, J = 6.3 Hz, 3H)。
【0300】
中間体34 4-(4-アミノ-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
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中間体33の手順に従い、5-クロロ-1-(4-メトキシベンジル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルから出発し、4-(4-アミノ-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルを赤色ガム状物(325mg、2工程かけて81%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.16-7.11 (m, 3H), 6.82 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 5.16 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 5.05 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.10-3.80 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.26-3.19 (m, 1H), 3.01 (td, J = 11.4, 3.0 Hz, 1H), 2.86 (t, J = 13.2 Hz, 1H), 2.66 (s, 2H), 2.57 (s, 2H), 1.47 (s, 9H), 0.81 (d, J = 6.3 Hz, 3H)。
【0301】
中間体35 (S)-5-(2-エチル-4-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン
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中間体24の手順に従い、3-エチル-ピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルから出発して、(S)-5-(2-エチル-4-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミンを褐色固形物(100mg、4工程かけて86%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.38 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 3.75-3.55 (m, 5H), 3.29 (dt, J = 11.4, 2.4 Hz, 1H), 3.22 (ddd, J = 6.0, 5.5, 2.6 Hz, 1H), 2.95 (dt, J = 12.5, 2.8 Hz, 1H), 2.64 (dd, J = 11.8, 3.6 Hz, 1H), 2.61 (s, 3H), 2.29 (t, J = 10.9 Hz, 1H), 1.48-1.31 (m, 1H), 1.26-1.11 (m, 1H), 0.82 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。NH
2は部分的に交換された。
【0302】
中間体36 (R)-5-(2-エチル-4-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン
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中間体24の手順に従い、3-エチル-ピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルから出発して、(R)-5-(2-エチル-4-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H -ピラゾール-4-アミンを褐色固形物(100mg、4工程かけて86%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.40 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.66-3.46 (m, 2H), 3.24 (dt, J = 11.3, 2.4 Hz, 1H), 3.16 (ddd, J = 5.8, 5.6, 2.7 Hz, 1H), 2.94 (dt, J = 12.3, 2.8 Hz, 1H), 2.77-2.34 (m, 4H), 2.21 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 1.47-1.32 (m, 1H), 1.27-1.10 (m, 1H), 0.81 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。NH
2は部分的に交換された。
【0303】
中間体37 4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6-フルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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DCM(10mL)中の4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(370mg、0.95mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THFに50%溶液、1.0mL、2.37mmol)を加え、混合物を18時間室温で攪拌した。飽和NaHCO
3水溶液(10mL)をゆっくりと添加し、混合物を15分間撹拌した。水性層をDCM(10mL)で抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製し、4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6-フルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを淡緑色ガム状物(366mg、74%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.12 (s, 1H), 6.34-6.00 (m, 1H), 5.08-2.75 (m, 11H), 1.48 (s, 9H)。
【0304】
中間体38 6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル(メチル)カルバミン酸tert-ブチル
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THF(10mL)中の6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(190mg、0.51mmol)の冷却(氷-水浴)溶液に、リチウムヘキサメチルジシラジド(THF中に1M、0.8mL、0.8mmol)を添加し、混合物を30分間撹拌した。ヨードメタン(0.06mL、1.02mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。水(2mL)を加え、混合物をEtOAc(30mL)で抽出した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−70%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル(メチル)カルバミン酸tert-ブチル(180mg、90%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.09-7.99 (m, 1H), 4.57-4.38 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.84-3.53 (m, 1H), 3.45-3.15 (m, 3H), 2.81 (s, 3H), 2.53-2.29 (m, 2H), 2.16-2.01 (m, 2H), 1.48 (s, 9H)。
【0305】
中間体39 5-ブロモ-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール
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酢酸(5mL)中の1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H -ピラゾール-5-アミン(990mg、6.0mmol)の撹拌溶液に無水酢酸(0.57mL、6.0mmol)を滴下し、混合物を16時間室温で撹拌した。さらなる無水酢酸(0.57mL、6.0mmol)を反応混合物に添加し、滴下のための発煙硝酸(0.28mL、6mmol)の添加用の氷浴で冷却した。反応混合物を7時間室温で撹拌し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtOH(15mL)に溶解し、濃塩酸(10mL)を加えた。混合物を16時間加熱還流した。減圧下で濃縮した後、残留物をDCM(50mL)と5%のNaHCO
3水溶液(100mL)の間で分配した。混合物を濾過し、水性層をDCM(100mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、淡橙色固形物(540mg)を得た。この固形物(540mg、2.57mmol)をブロモホルム(2.9mL、33 mmol)に溶解し、溶液に硝酸tert-ブチル(0.92mL、7.71mmol)を滴下して加えた。反応混合物を15分間室温で撹拌し、次いで1.5時間145℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)により精製し、5-ブロモ-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾールを淡黄色固形物(536mg、4工程にかけて33%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.30 (s, 1H), 4.86 (q, J = 7.8 Hz, 2H)。
【0306】
中間体40 (R)-N-(1-(4-アミノ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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中間体8の手順に従い、5-ブロモ-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール(150mg、0.55mmol)及び(R)-N-(アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(115mg、0.55mmol)から出発し、(R)- N-(1-(4-アミノ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを無色ガム状物(110mg、53%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.25 (s, 1H), 7.11 (br s, 1H), 4.54 (q, J = 8.5 Hz, 2H), 4.35-4.22 (m, 1H), 3.40-3.23 (m, 2H), 3.21-3.08 (m, 2H), 2.62 (br s, 2H), 2.17-2.08 (m, 1H), 2.06-1.91 (m, 1H), 1.92-1.71 (m, 4H)。
【0307】
中間体41 4-(4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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中間体22の手順に従い、5-ブロモ-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール及び1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発して、4-(4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを淡黄色ガム状物(197mg、91%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.19-8.12 (m, 1H), 4.76-4.66 (m, 2H), 3.65-3.49 (m, 4H), 3.32-3.23 (m, 4H), 1.92-1.78 (m, 2H), 1.52-1.47 (m, 9H)。
【0308】
中間体42 4-ヒドロキシ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-カルボン酸ベンジル
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THF/水(30mL/ 6mL)中の4-アジド-5-ヒドロキシアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(1.4g、4.83mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(1.26g、4.83mmol)を加え、反応混合物を16時間60℃で加熱した。EtOAc(100mL)を加え、混合物を水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた油状物をEtO
2において粉砕し、得られた固形物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、黄色油状物を得た。0℃で、無水DCM(20mL)中のこの油状物の溶液に、DIPEA(2.5mL、14.4mmol)及び無水トリフルオロ酢酸(1.0mL、7.22 mmol)を添加した。反応混合物を室温まで加温し、16時間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-ヒドロキシ-5-(2,2,2- トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-カルボン酸ベンジルを金黄色粘性油状物(934mg、2工程かけて54%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.40-7.29 (m, 5H), 6.49 (s, 1H), 5.20-5.11 (m, 2H), 3.94-3.25 (m, 6H), 2.35-1.65 (m, 5H)。
【0309】
中間体43 N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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MeOH(100mL)中の4-ヒドロキシ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-カルボン酸ベンジル(935mg、3.0mmol)の溶液を、H-キューブ(登録商標)(フルH
2、50℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、4-ヒドロキシ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパンを淡黄色固形物(514mg)として得た。無水DMSO(10mL)中のこの固形物(500mg、2.21mmol)の溶液に、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(150mg、0.93mmol)及びフッ化カリウム(513mg、8.85mmol)を加えた。反応混合物を16時間65℃で加熱した。混合物を水(200mL)に注ぎ、EtOAc(5×50mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(70%のEtOAc/イソヘキサン)により残留物を精製し、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色固形物(640mg)として得た。この固形物の一部(200mg、0.57mmol)をMeOH(25mL)に溶解し、H-キューブ(登録商標)(フルH
2、50℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを橙色泡状物(172mg、3工程かけて68%)として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.22 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.84 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 3.91-3.73 (m, 2H), 3.32 (s, 3H), 3.28-2.96 (m, 4H), 2.00-1.75 (m, 4H)。交換可能なNH
2は観察されず。
【0310】
中間体44 6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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THF(10mL)中の6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1,4-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(570mg、1.82mmol)の冷却溶液に、臭化メチルマグネシウム(Et
2O中に3M、0.79mL、2.36 mmol)の溶液を滴下して加えた。混合物を室温まで加温し、16時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)を加え、混合物をEtOAc(30mL)及び水(30mL)で希釈した。層を分離し、有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−70%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1,4-ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(0.45g)を得た。MeOH(2mL)中のこの油状物(0.45g、1.36mmol)の溶液に、1,4-ジオキサン中のHCl(4M、6.8mL、27.3mmol)を加え、溶液を16時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をMeOHに溶解し、SCXカラムに通し、MeOHで洗浄し、MeOH中に1Nのアンモニアで溶出した。溶媒を減圧下で除去し、6-メチル-1,4-ジアゼパン-6-オールを油状物として得た。のEtOH(3mL)中のこのアミンに、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(209mg、1.29mmol)及びDIPEA(0.9mL、5.44mmol)を添加し、混合物を3時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去した。DCM(10mL)中の粗6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルに、ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(1.18g、5.44mmol)及びDIPEA(0.9mL、5.44mmol)を加えた。混合物を16時間室温で撹拌し、溶媒を減圧下で除去し、残留物をDCM(30mL)に溶解した。水(20mL)を加え、有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−80%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(235mg、4工程にかけて22%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 4.16-3.79 (m, 7H), 3.52-2.81 (m, 4H), 1.70-1.80 (br s, 1H), 1.51 (s, 9H), 1.16 (s, 3H)。
【0311】
実施例45 6-フルオロ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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DCM(5mL)中の6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(100mg、0.28mmol)の溶液に、デオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、0.26mL、0.7mmol)を加え、混合物を18時間室温で攪拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、氷水浴で冷却し、飽和水性NaHCO
3(40mL)の滴下によりクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-フルオロ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(70mg、70%)を透明油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.73-3.32 (m, 6H), 3.26-3.03 (m, 2H), 1.50 (s, 9H), 1.32 (d, J = 20.1 Hz, 3H)。
【0312】
実施例46 6,6-ジフルオロ-4-(4-ニトロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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5-クロロ-4-ニトロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール(815mg、2.93mmol)、1,4-ジアゼパン-6-オール(510mg、4.39mmol)及びDIPEA(2.55mL、14.6mmol)を、EtOH(10mL)中で合わせ、1時間マイクロ波中130℃で加熱し、溶媒を減圧下で除去し、1-(4-ニトロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-6-オールを得た。このアミンにジカルボン酸ジ-tert-ブチル(2.56g、11.7mmol)及びDIPEA(2.55mL、14.6mmol)を添加した。16時間室温で攪拌した後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をDCM(30mL)に溶解した。水(20mL)を加え、有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-ヒドロキシ-4-(4-ニトロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを油状物(590mg)として得た。DCM(10mL)中のこの油状物(570mg、1.26mmol)の溶液に少しずつデス-マーチンペルヨージナン(0.68g、1.51mmol)を添加した。16時間室温で撹拌した後、混合物をDCMで希釈し、飽和水性NaHCO
3(40mL)、続いて20%の水性チオ硫酸ナトリウム(30mL)でクエンチした。得られた混合物を20分間撹拌した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(4-ニトロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)- 6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.36g)を油状物として得た。DCM(5mL)中のこの油状物(0.35g、0.76mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、0.69mL、1.91mmol)を加え、混合物を16時間室温で攪拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和水性NaHCO
3(30mL)を滴下してクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6,6-ジフルオロ-4-(4-ニトロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(280mg、4工程にかけて19%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.12-8.03 (m, 1H), 5.61-5.34 (m, 2H), 4.01-3.41 (m, 6H), 3.59-3.09 (m, 4H), 1.67-1.34 (m, 9H), 0.94-0.86 (m, 2H), 内部標準TMSピークにより、SiMe
3をマスクした。
【0313】
中間体47 6-メトキシ-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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EtOH(6mL)中の、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.62g、10.0mmol)、1,4-ジアゼパン-6-オール(4.18g、15.0mmol)及びDIPEA(6.6mL)の溶液を、3時間マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、DCM(60mL)及びDMF(10mL)に残留物を溶解した。ジカルボン酸ジ-tert-ブチル(8.73g、40mmol)及びDIPEA(3.48mL)を加え、混合物を16時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)により精製して、6-ヒドロキシ-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色油状物(2.13g)として得た。0℃でTHF(5mL)中のこの油状物(205mg、0.6mmol)の溶液に水素化ナトリウム(鉱油中に60%、24mg、0.6mmol)を添加した。30分後、ヨードメタン(0.04mL、0.6mmol)を添加し、得られた混合物を室温で1.5時間以上加温した。混合物をDCM(20mL)で希釈し、水(20mL)及び飽和水性NaHCO
3(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-メトキシ-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(116mg、2工程かけて33%)として得た。LCMS (ES+) m/z 356 (M+1)。
【0314】
中間体48 5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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トリフルオロ酢酸(20mL)を、DCM(70mL)中の4-アジド-5-ヒドロキシアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(7.43g、29.0mmol)の溶液に添加し、混合物を4時間、ブラストシールドの後ろで35℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに通し、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH/ DCM中に7Nのアンモニア3−10%で溶出し、5-アジドアゼパン-4-オールを黄色油状物(4.38g、28.0mmol)として得、無水DMSO(100mL)に溶解した。実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール(5.20g、32.2mmol)及びフッ化カリウム(6.51g、112mmol)を添加した。混合物を16時間70℃で加熱し、室温まで放冷し、水(1000mL)に注ぎ、EtOAc(4×250mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを黄色ゴム状物(7.27g、2工程かけて77%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 3.94-3.66 (m, 4H), 3.65 (td, J = 9.7, 3.8 Hz, 1H), 3.44-3.18 (m, 4H), 2.50 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 2.24-2.12 (m, 2H), 2.02-1.89 (m, 2H)。
【0315】
中間体48a 4-アジド-5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン
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0℃に冷却した無水DCM(100mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(4.0g、14.2mmol)の溶液に、トリエチルアミン(4.0mL、28.5mmol)、続いてDMAP(175mg、1.42mmol)及び4-メチルベンゼン-1-スルホニルクロリド(4.1g、21.4mmol)を少しずつゆっくりと加えた。反応混合物を室温まで加温し、18時間撹拌した。さらなる4-メチルベンゼン-1-スルホニルクロリド(1.4g、7.12mmol)を反応混合物に加え、さらに24時間室温で攪拌した。水(40mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(30−70%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル4-メチルベンゼンスルホネートを暗クリーム色固形物(2.81g)として得た。この固形物(2.3g、5.29mmol)をTBAF(THF中に1.0M、21mL、21.1mmol)の溶液で処理し、反応混合物を2時間60℃で加熱した。室温に冷却した後、水(30mL)を添加し、混合物をEtOAc(2×150mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(30−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-アジド-5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパンを黄色粘性油状物(804mg、2工程かけて20%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 5.06 (ddt, J = 46.2, 8.1, 2.5 Hz, 1H), 4.00 (dd, J = 20.8, 8.1 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.43-3.34 (m, 2H), 3.26-3.11 (m, 2H), 2.43-2.30 (m, 1H), 2.30-2.18 (m, 1H), 2.12-1.92 (m, 2H)。
【0316】
中間体49 N-((4S,5S)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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無水DCM(100mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(7.26g、25.8mmol)の溶液に、デオキソ-フルオル(登録商標)(12.1mL、32.84mmol、THF中に50%)を滴下し、混合物を16時間室温で撹拌した。混合物を氷浴で冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(40mL)をゆっくりと添加し(発泡が観察された)、混合物をDCM(150mL)で抽出した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し(2×30mL)、分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-アジド-5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパンを黄色ガム状物(5.55g)として得た。反応を繰り返し、付加的な材料を提供した。 THF/水(120mL/24mL)中のこのガム状物(6.40g、22.6mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(5.93g、22.6mmol)で処理し、混合物を60℃で16時間加熱した。混合物をEtOAc(150mL)と水(20mL)の間で分配し、有機層を分離し、ブライン(20mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに通し、MeOHで洗浄し、MeOH/DCM中に7Nのアンモニア3−10%で溶出し、5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンを黄色油状物(5.70g)として得た。DCM(50mL)中のこの油状物(5.7g、22.1mmol)及びDIPEA(11.5mL、66.3mmol)の溶液に無水トリフルオロ酢酸(3.38mL、24.3mmol)を滴下し、混合物を16時間室温で撹拌した。水(15mL)を添加し、有機相を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色ガム状物(7.8g)として得た。 MeOH(100mL)中のこのゴム状物(7.8g、22.0mmol)及びギ酸アンモニウム(10.23g、176.0mmol)の溶液に、窒素下、10%カーボン担持パラジウム(585mg、5.5mmol)を添加した。混合物を4時間70℃で加熱し、冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。 残留物を水(20mL)とDCM(100mL)の間で分配し、有機層を分離し、相分離カートリッジを通過し、減圧下で濃縮し、N-((4S,5S)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを褐色固形物(4.72g、4工程にかけて49%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 9.03 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 4.90-4.76 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.52-3.43 (m, 2H), 3.12 (td, J = 11.9, 5.4 Hz, 1H), 2.96 (dt, J = 14.8, 4.2 Hz, 1H), 2.43-2.31 (m, 1H), 2.13-1.85 (m, 3H)。交換可能なNH
2は観察されず。
【0317】
中間体49a N-((4S,5R)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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THF/水(30mL/6mL)中の4-アジド-5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン(1.4g、4.95mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(1.3g、4.95mmol)で処理し、混合物を4時間ブラストスクリーンの後ろで60℃で加熱した。混合物をEtOAc(200mL)と飽和水性NaHCO
3(30mL)の間で分配した。水性層をEtOAc(50mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた油状物をジエチルエーテルで粉砕し、得られた固形物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、トリフェニルホスフィンオキシドで汚染された5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンを黄色油状物として得た。0℃で無水DCM(40mL)中のこの油状物(1.27g、4.95mmol)の溶液にDIPEA(2.6mL、14.8mmol)、続いて無水トリフルオロ酢酸(0.83ml、5.94mmol)をゆっくりと滴下して加えた。反応混合物を室温まで加温し、18時間撹拌した。水(40mL)を加え、混合物をDCM(150mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色粘性油状物(1.4g)として得た。MeOH(40mL)中のこの油状物(1.4g、3.97mmol)及びギ酸アンモニウム(2.5g、39.7mmol)の溶液に、窒素下、10%のカーボン担持パラジウム(140mg)を加えた。混合物を30分間70℃で加熱し、冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(30mL)とDCM(75mL)の間で分配した。水性層をDCM(2×75mL)で抽出し、合わせた有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、N-((4S,5R)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを橙黄色ガラス状物(1.1g、3工程かけて69%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.47 (s, 1H), 7.12 (s, 1H), 5.02-4.85 (m, 1H), 4.69-4.55 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.42-3.20 (m, 3H), 3.11 (ddd, J = 14.4, 6.7, 3.3 Hz, 1H), 2.36-2.22 (m, 1H), 2.23-1.94 (m, 2H), 1.90-1.82 (m, 1H)。NH
2は観察されず。
【0318】
中間体49b 5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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DCM(40mL)中のanti-5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(1.75g、6.23mmol)の溶液にデス-マーチンペルヨージナン(3.2g、7.47 mmol)を少しずつ加えた。発熱が観察されたので、混合物を冷水浴中で冷却した。反応混合物を18時間室温で撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液(50mL)を加え、混合物をDCM(200mL)で抽出した。有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(2×50mL)及び飽和NaHCO
3(2×50mL)水溶液で順次洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(30−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オンを黄色固形物(1.55g)として得た。窒素下で−78℃に冷却した、無水THF(40mL)中のこの固形物(1.5g、5.38mmol)の溶液に、L-セレクトライド(登録商標)(THF中に1M、6.5mL、6.45mmol)の溶液を滴下し、反応混合物を90分間−78℃で撹拌した。この混合物を室温に加温し、水(30mL)を添加した。混合物をEtOAc(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50−70%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、syn-5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを橙黄色油状物(845mg、2工程かけて50%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.07-8.01 (m, 1H), 4.21-4.16 (m, 1H), 3.98-3.92 (m, 1H), 3.80 (s, 2H), 3.44-3.30 (m, 2H), 3.28-3.19 (m, 1H), 3.14 (ddd, J = 13.3, 7.4, 4.0 Hz, 1H), 2.33-2.22 (m, 1H), 2.21-2.09 (m, 1H), 2.07 (d, J = 5.1Hz, 1H), 2.01-1.86 (m, 2H)。OHは観察されず。
【0319】
中間体49c 5-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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0℃に冷却した無水DMF(15mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(420mg、1.49mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中に60%、90mg、2.24mmol)を添加した。15分間撹拌した後、ヨードメタン(0.14mL、2.24mmol)を加え、反応混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をEtOAc(150mL)で抽出した。有機層を水(6×30mL)及びブライン(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製し、4-アジド-5-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパンを黄色油状物(350mg)として得た。THF/水(15ml/3mL)中のこの油状物(350mg、1.19mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(311mg、1.19mmol)で処理し、反応混合物を18時間、ブラストスクリーンの後ろで60℃で加熱した。水(2mL)を加え、混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた油状物をEt
2Oにおいて粉砕し、得られた固形物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、黄色油状物を得た。0℃で無水DCM(10mL)中のこの油状物(319mg、1.19mmol)の溶液に、DIPEA(1.0mL、5.93mmol)及びDCM(10mL)中のジ-tert-ブチル-ジカーボネート(310mg、1.42 mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温に加温し、72時間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(40−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(355mg、3工程かけて64%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 5.14 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 4.00-3.90 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.68-3.60 (m, 1H), 3.48 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 3.39 (s, 3H), 3.33-3.23 (m, 1H), 3.19-3.11 (m, 1H), 3.04-2.95 (m, 1H), 2.25-2.06 (m, 2H), 1.88-1.76 (m, 2H), 1.45 (s, 9H)。
【0320】
中間体49d 5-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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THF/水(15ml/3mL)中のsyn- 5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(420mg、1.49 mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(392mg、1.49mmol)で処理し、反応混合物を9時間60℃で加熱した。ブライン(5mL)を加え、混合物をEtOAc(2×75mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた油状物をEt
2Oにおいて粉砕し、得られた固形物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、黄色固形物を得た。無水DCM(10mL)中のこの固形物の溶液に、DIPEA(1.3mL、7.47mmol)及びDCM(10mL)中のジ-tert-ブチル-ジカーボネート(391mg、1.79mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温に加温し、18時間撹拌した。水(10mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(60−75%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、トリフェニルホスフィンオキシドで汚染された5-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(172mg)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 5.20 (br s, 1H), 4.19 (br s, 1H), 3.98-3.90 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.52-3.42 (m, 1H), 3.34-3.05 (m, 3H), 2.72 (br s, 1H), 2.23-2.10 (m, 1H), 2.04-1.95 (m, 2H), 1.92-1.80 (m, 1H), 1.46 (s, 9H)。
【0321】
中間体50 5-アジド-1-(1-(2,2- ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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中間体48の手順に従い、4-アジド-5-ヒドロキシアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル及び5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールから出発して、5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを黄色ガム状物(1.16g、2工程かけて50%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.14-8.09 (m, 1H), 6.11 (tt, J = 27.8, 4.4 Hz, 1H), 4.50-4.39 (m, 2H), 3.83 (tt, J = 8.8, 3.1 Hz, 1H), 3.67 (td, J = 4.7, 3.6 Hz, 1H), 3.45-3.21 (m, 4H), 2.37 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 2.25-2.12 (m, 2H), 2.03-1.91 (m, 2H)。
【0322】
中間体51 N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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中間体49の手順に従い、5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発して、N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを赤色ガム状物(720mg、4工程かけて50%)を得た。LCMS (ES+) m/z 374 (M+1)。
【0323】
中間体52 6,6-ジフルオロ- N,N-ジメチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミン
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MeOH(3mL)中の6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(0.96g、2.56mmol)の溶液に、1,4-ジオキサン(4M、12.8mL、51.2mmol)中のHClを加え、溶液を16時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をDCM(30mL)に溶解した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンを得た。このアミンをMeOH/THF(1:1、50mL)に溶解し、ホルムアルデヒド(水中に38%、0.45mL、6.21mmol)で処理した。5分後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.39g、6.21mmol)を少しずつ加え、得られた混合物を5時間攪拌した。追加のホルムアルデヒド(水中に38%、0.45mL、6.21 mmol)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.39g、6.21mmol)を加え、得られた混合物を60時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM)を介して精製し、6,6-ジフルオロ-N,N-ジメチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンを黄色油状物(0.64g、2工程かけて82%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07-8.03 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.70-3.57 (m, 2H), 3.42-3.29 (m, 1H), 3.24-3.05 (m, 1H), 3.04-2.98 (m, 1H), 2.51-2.40 (m, 1H), 2.35-2.29 (m, 6H), 2.20-2.01 (m, 2H), 1.97-1.82 (m, 1H)。
【0324】
中間体53 6-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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0℃に冷却したDMF(5mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール、中間体18(0.85g、3.0mmol)の溶液に、窒素下、水素化ナトリウム(鉱油中に60%、133mg、3.3mmol)を加え、得られた混合物を10分間撹拌した。ヨードメタン(0.37mL、6.0mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。水(200mL)を加え、混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。一緒にした有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-3-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イルノ)アゼパンを油状物(0.76g)として得た。THF(15mL)及び水(3mL)中のこのアジド(0.76g、2.6mmol)をトリフェニルホスフィン(0.71g、2.7mmol)で処理した。混合物を16時間65℃で加熱し、溶媒を減圧下で除去し、6-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H -ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンを得た。このアミンをDCM(40mL)に懸濁し、ジ-tert-ブチルジカーボネート(1.13g、5.2mmol)及びDIPEA(1.36mL、7.8mmol)を添加した。16時間室温で攪拌した後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をDCM(40mL)に溶解した。水(20mL)を加え、有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル( 0.84g、3工程かけて74%)を油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.21-3.94 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.56-3.42 (m, 2H), 3.35-3.03 (m, 6H), 2.28-1.89 (m, 4H), 1.46 (s, 9H)。
【0325】
中間体53a N-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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DCM(30mL)中の5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(0.69g、2.25mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、1.06mL、2.86mmol)を加え、混合物を62時間室温で撹拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和水性NaHCO
3 (100mL)を滴下してクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3,3- ジフルオロアゼパン(410mg)を粘性黄色油状物として得た。THF(10mL)及び水(2mL)中のこの油状物(400mg、1.3mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(341mg、1.3mmol)を加え、混合物を16時間ブラストスクリーンの後ろで60℃で加熱した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、水(3×20mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をSCXカラムに通し、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH/DCM中に1Nのアンモニア3−10%で溶出し、トリフェニルホスフィンオキシドで汚染された1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)- 6,6- ジフルオロアゼパン-4-アミン(555mg)を粘性黄色油状物として得た。DCM(20mL)中のこの油状物(360mg、1.28 mmol)及びDIPEA(0.67mL、3.84mmol)の溶液に無水トリフルオロ酢酸(0.2mL、1.41 mmol)を添加し、混合物を16時間室温で撹拌した。有機層を水(2×20mL)で洗浄し、分離し、相分離カートリッジに通した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(280mg)を粘性黄色油状物として得た。
【0326】
MeOH(15mL)中のこの油状物(276mg、0.73mmol)及びギ酸アンモニウム(340mg、5.84mmol)の溶液に、窒素下、10%のカーボン担持パラジウム(31、0.29mmol)を添加した。混合物を4時間80℃で加熱し、冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(10mL)とDCM(50mL)の間に分配した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、N-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(210mg、4工程かけて28%)を粘性赤色油状物として得た。LCMS (ES+) m/z 350 (M+1)。
【0327】
中間体54 N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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0℃に冷却した無水DMF(15mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(500mg、1.78mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中に60%、107mg、2.67mmol)を添加した。15分間撹拌した後、ヨードメタン(0.17mL、2.67mmol)を加え、反応混合物を室温に温め、90分間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をEtOAc(200mL)で抽出し、水(6×20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して4-アジド-5-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパンを黄色油状物(484mg)として得た。THF/水(15mL/3mL)中のこの油状物(480mg、1.63mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(426mg、1.63mmol)で処理し、反応混合物を5時間60℃で加熱した。EtOAc(100mL)を添加し、混合物を飽和NaHCO
3水溶液(20mL)で洗浄した。水性層をEtOAc(50mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた油状物をEt
2Oにおいて粉砕し、得られた固形物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、黄色油状物を得た。0℃で無水DCM(20mL)中のこの油状物の溶液にDIPEA(0.85mL、4.88mmol)及び無水トリフルオロ酢酸(0.27mL、1.95mmol)を添加した。反応混合物を室温に加温し、4時間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(40−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色油状物(530mg)として得た。MeOH(20mL)中のこの油状物(520mg、1.42mmol)の溶液をギ酸アンモニウム(900mg、14.2 mmol)及び10%のカーボン担持パラジウム(50mg)を用いて処理した。混合物を1時間65℃で加熱した。室温に冷却した後、触媒を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3水溶液(20mL)とDCM(50mL)の間で分配した。水性層をDCM(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを橙色泡状物(486mg、4工程かけて82%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.85 (br s, 1H), 7.17 (s, 1H), 4.64 (dd, J = 14.5, 7.2 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.57-3.36 (m, 2H), 3.41 (s, 3H), 3.15-3.05 (m, 1H), 2.93-2.85 (m, 1H), 2.61 (br s, 2H), 2.43-2.33 (m, 1H), 1.92-1.77 (m, 4H)。
【0328】
中間体55 5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール
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中間体18の手順に従い、3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-カルボン酸(Z)-tert-ブチルから出発して、5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オールを淡褐色ガム状物(4工程かけて88%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.11 (s, 1H), 6.36-5.99 (m, 1H), 4.89-4.70 (m, 1H), 4.55-4.23 (m, 1H), 4.18-4.00 (m, 1H), 3.96-3.76 (m, 1H), 3.73-3.44 (m, 2H), 3.42-3.12 (m, 2H), 2.32-1.95 (m, 5H)。
【0329】
中間体56 1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体19の手順に従い、5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オールから出発して、1-( 1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを淡緑色ガム状物(1.34g、4工程かけて46%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.17-8.06 (m, 1H), 6.34-6.00 (m, 1H), 4.72-4.30 (m, 3H), 4.12-3.95 (m, 1H), 3.66-3.10 (m, 4H), 2.59-2.03 (m, 4H), 1.45-1.41 (m, 9H)。
【0330】
中間体57 (R)- N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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中間体28の手順に従い、5-クロロ-1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び(R)-2,2,2-トリフルオロ- N-(ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-4-イル)-アセトアミドから出発して、(R)-N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色ガム状物(105mg、61%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.96 (s, 1H), 6.55-6.38 (m, 1H), 4.30-4.15 (m, 1H), 3.65-3.53 (m, 1H), 3.55-3.25 (m, 4H), 2.25-2.05 (m, 6H), 1.35-1.05 (m, 4H)。
【0331】
中間体57a 5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール
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アセトニトリル(25mL)中の3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ- 1H-アゼピン-1-カルボン酸(Z)-tert-ブチル(15.0g、71.1mmol)の溶液にトリメチルシリルアジド(28.2mL、213mmol)、ついでアンバーライトIRA900F樹脂(充填:2−3mmol/g、18g)を添加し、得られた混合物を16時間、ブラストシールドの後ろで60℃で加熱した。室温に冷却後、溶液を濾過し、アセトニトリルで樹脂を洗浄し、濾液を減圧下(浴温度<40℃)下で濃縮し、5-アジド-3-オキソアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを淡橙色油状物として得た。氷浴で冷却したTHF/水(150mL/150mL)中のこの油状物の溶液に、NaBH
4(6.73g、178mmol)を15分かけて少しずつ加え、混合物を3時間室温で撹拌した。混合物をEtOAc(2×400mL)で抽出し、合わせた有機層を水(2×250mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、5-アジド-3-ヒドロキシアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを無色油状物(19.2g)として得た。DCM(60mL)中のこの油状物(4.0g、15.6mmol)の溶液にTFA(30mL)を加え、溶液を室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗残留物をDCMに溶解し、SCXカラムに通過させ、DCM、1:1のMeOH/ DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH中に1Nのアンモニアで溶出させ、5-アジドアゼパン-3-オールを淡黄色ガム状物(2.36g)として得た。無水DMSO(25mL)中のこのガム状物(1.17g、7.48mmol)にフッ化カリウム(1.74g、29.9mmol)及び5-クロロ-1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.61g、8.6をmmol)を加え、混合物を16時間70℃で加熱した。混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。一緒にした有機層を水(3×20mL)で洗浄し、分離し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オールを粘性黄色油状物 (2.24g、4工程かけて81%)として得た。LCMS (ES+) m/z 308 (M+1)。
【0332】
中間体57b N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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DCM(50mL)中の5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オール(1.54g、5.0mmol)の溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(2.54g、6.0mmol)を少しずつ加えた。3時間室温で撹拌した後、混合物をDCM(25mL)で希釈し、飽和水性NaHCO
3(50mL)、ついで飽和水性チオ硫酸ナトリウム(50mL)でクエンチした。得られた混合物を20分間撹拌した。有機層を分離し、水性層をさらなるEtOAc(3×30mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-3-オン(1.22g)を淡黄色固形物として得た。DCM(60mL)中のこの固形物(1.22g、4.0mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、2.68mL、7.3mmol)を加え、混合物を62時間室温で攪拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、氷/水浴中で冷却し、飽和水性NaHCO
3(100mL)を滴下してクエンチした。得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3,3- ジフルオロアゼパン(860mg)を粘性黄色油状物として得た。THF(20mL)及び水(4mL)中のこの油状物(0.85g、2.6mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(682mg、2.6mmol)を加え、混合物を16時間、ブラストスクリーンの後ろで60℃で加熱した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、水(3×20mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をSCXカラムに通し、DCM及び1:1のMeOH:DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH中に1Nのアンモニアで溶出し、トリフェニルホスフィンオキシドで汚染された1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4-アミン(783mg)を粘性暗黄色油状物として得た。DCM(20mL)中のこの油状物(0.78g、2.60mmol)及びDIPEA(1.36mL、7.80mmol)の溶液に無水トリフルオロ酢酸(0.4mL、2.86 mmol)を添加し、混合物を16時間室温で撹拌した。有機層を水(2×20mL)で洗浄し、分離し、相分離カートリッジに通した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを黄色固形物(880mg、4工程かけて44%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.99-7.95 (m, 1H), 6.55 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.59-4.50 (m, 1H), 3.74-3.62 (m, 3H), 3.44-3.34 (m, 2H), 2.55-2.44 (m, 2H), 2.31-2.14 (m, 2H), 1.39-1.07 (m, 4H)。
【0333】
中間体58 2-ブロモ-4-(1-シクロプロピル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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MeOH(20mL)中の(R)-N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(0.725g、2.00mmol)の溶液に、10%のカーボン担持パラジウム(0.75g、7.07mmol)及びギ酸アンモニウム(0.507g、8.03mmol)を添加した。混合物を3時間80℃で加熱した。混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をDCM(20mL)に再溶解し、2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(0.74g、2.29mmol)、PyBOP(1.57g、3.01mmol)及びDIPEA(1mL、5.6mmol)を添加した。反応混合物を18時間室温で撹拌した。水(20mL)を添加し、撹拌を10分間継続した。層を分離し、水性層をDCM(2×20mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)により精製して、2-ブロモ-4-(1-シクロプロピル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを淡褐色固形物(0.98g、2工程かけて77%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.26 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 6.47 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.25-4.15 (m, 1H), 3.47-3.35 (m, 3H), 3.29-3.13 (m, 2H), 2.46-1.57 (m, 6H), 1.52 (s, 9H), 1.23-1.17 (m, 2H), 1.12-0.96 (m, 2H)。
【0334】
中間体58a 5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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中間体48の手順に従い、4-アジド-5-ヒドロキシアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発し、5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを黄色ガム状物(1.2g、72%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.96 (s, 1H), 3.82 (tt, J = 8.5, 4.8 Hz, 1H), 3.65 (ddd, J = 10.0, 8.5, 3.8 Hz, 1H), 3.62-3.54 (m, 1H), 3.52-3.37 (m, 2H), 3.31 (tdd, J = 14.1, 5.7, 3.8 Hz, 2H), 2.50 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 2.24-2.13 (m, 2H), 2.04-1.92 (m, 2H), 1.31-1.20 (m, 2H), 1.14-1.05 (m, 2H)。
【0335】
中間体58b N-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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中間体49の手順に従い、5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発して、N-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを橙色ガム状物(900mg、4工程かけて67%)として得た。LCMS (ES+) m/z 350 (M+1)。
【0336】
中間体59 5-クロロ-1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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中間体5の手順に従い、1-エチル-4-ニトロピラゾールから出発して、5-クロロ-1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを無色固形物(1.3g、74%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.16 (s, 1H), 4.26 (q, J = 7Hz, 2H), 1.50 (t, J = 7Hz, 3H)。
【0337】
中間体60 N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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中間体28の手順に従い、5-クロロ-1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び2,2,2-トリフルオロ-N-(ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-4-イル)-アセトアミドから出発して、N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色ガム状物(136mg、55%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07 (s, 1H), 6.39-6.37 (m, 1H), 4.22-4.19 (m, 1H), 4.12 (q, J = 7 Hz, 2H), 3.42-3.35 (m, 1H), 3.27-3.18 (m, 3H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.00-1.75 (m, 4H), 1.47 (t, J = 7 Hz, 3H)。
【0338】
中間体61 2-ブロモ-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2- トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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中間体58の手順に従い、(R)-N-(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドから出発し、2-ブロモ-4-(1-エチル-5-(4-(2,2,2- トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを淡褐色固形物(186mg、2工程かけて31%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.30 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 6.44 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.25-4.17 (m, 1H), 4.06 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.40-3.32 (m, 2H), 3.23-3.10 (m, 2H), 2.23-2.09 (m, 2H), 2.06-1.94 (m, 2H), 1.91-1.68 (m, 2H), 1.54 (s, 9H), 1.48 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
【0339】
中間体62 1-((3-メチルオキセタン-3-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-アミン
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MeCN(50mL)中の4-ニトロピラゾール(1.13g、10mmol)及びK
2CO
3(3.4g、25mmol)の混合物を室温で15分間撹拌し、3-(ブロモメチル)-3-メチルオキセタン(1.8g、11mmol)を加えた。反応混合物を18時間室温で撹拌し、濾過し、濾液ケーキをMeCNで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)勾配を介して精製し、1-((3-メチルオキセタン-3-イル)メチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールを無色固形物(1.43g、73%)として得た。MeOH(20mL)に溶解したこの固形物の一部(206mg、1.04mmol)をギ酸アンモニウム(260mg、4.13mmol)及び10%のカーボン担持パラジウム(50mg)を用いて処理した。混合物を80℃で1.5時間加熱し、冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、1-((3-メチルオキセタン-3-イル)メチル)-1H-ピラゾール-4-アミンを淡ピンク色ガム状物(160mg、92%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.15 (s, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.66 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 4.37 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 4.19 (s, 2H), 2.91 (s, 2H), 1.23 (s, 3H)。
【0340】
中間体63 4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ブタ-3-イニルカルバミン酸tert-ブチル
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NEt
3(4mL)中の3-ブチン-1-イルカルバミン酸tert-ブチル(123mg、0.728mmol)の溶液を5-ブロモ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(100mg、0.485 mmol)及び銅(I)ブロミドジメチルスルフィド錯体(10mg、0.049mmol)で処理した。混合物を排気及び窒素ガスの再充填により4回脱気し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(0)(28mg、0.024mmol)を加えた。脱気を2回繰り返し、反応混合物を20時間室温で撹拌した。さらなる3-ブチン-1-イルカルバミン酸tert-ブチル(123mg、0.728 mmol)及び銅(I)ブロミドジメチルスルフィド錯体(10mg、0.049mmol)を加え、混合物を3回脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(28mg、0.024mmol)を加え、反応混合物を48時間室温で撹拌した。混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(30−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ブタ-3-イニルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(112mg、78%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.05 (s, 1H), 5.03 (s, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.46 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 2.79 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.67-1.27 (m, 9H)。
【0341】
中間体64 5-クロロ-1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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中間体5の手順に従い、1-シクロプロピルメチル-4-ニトロピラゾールから出発して、5-クロロ-1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを無色油状物(1.16g、56%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.17 (s, 1H), 4.07 (d, J = 7Hz, 2H), 1.39-1.28 (m, 1H), 0.66-0.59 (m, 2H), 0.50-0.40 (m, 2H)。
【0342】
中間体65 (R)- N-(1-(1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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中間体28の手順に従い、5-クロロ-1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び(R)-2,2,2-トリフルオロ- N-(ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-4-イル)-アセトアミドから出発し、(R)-N-(1-(1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを淡黄色ガム状物(0.98g、55%)として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.08 (s, 1H), 6.42-6.39 (m, 1H), 4.22-4.14 (m, 1H), 4.00-3.85 (m, 2H), 3.44-3.32 (m, 1H), 3.30-3.15 (m, 3H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.00-1.75 (m, 4H), 1.30-1.20 (m, 1H), 0.70-0.62 (m, 2H), 0.50-0.35 (m, 2H)。
【0343】
中間体66 2-ブロモ-4-(1-(シクロプロピルメチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル
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中間体58の手順に従い、(R)-N-(1-(1-シクロプロピルメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドから出発し、2-ブロモ-4-(1-(シクロプロピルメチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを淡褐色固形物(310mg、2工程かけて57%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.28 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.83-7.75 (m, 1H), 6.40 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.22-4.14 (m, 1H), 3.90-3.80 (m, 2H), 3.39-3.30 (m, 2H), 3.23-3.11 (m, 2H), 2.02-1.91 (m, 3H), 1.89-1.67 (m, 4H), 1.52 (s, 9H), 0.65-0.59 (m, 2H), 0.47-0.37 (m, 2H)。
【0344】
中間体67 5-アミノ- N-(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド
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実施例110の手順に従い、3-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミンから出発して、5-アミノ- N-(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドをオフホワイト色固形物(146mg、3工程かけて46%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.89 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.60-7.50 (m, 3H), 7.28 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.80 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 370 (M+1)。
【0345】
中間体68 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)- N-(1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド
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実施例107の手順に従い、分取HPLCを介して精製した後、5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)- N-(1-(3-メトキシプロピル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾールを-4-カルボキサミド(0.14g、2工程かけて28%)をクリーム色固形物として得た。
1H (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.75 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.58-7.52 (m, 3H), 7.30-7.25 (m, 2H), 4.09 (t, J = 17.0 Hz, 2H), 3.27 (s, 3H), 3.23 (t, J = 15.4 Hz, 2H), 1.98 -1.93 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 394 (M+1)。
【0346】
中間体69 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)- N-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド
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実施例107の手順に従い、分取HPLCを介して精製した後、5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)- N-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド(0.17g、2工程かけて43%)を明褐色固形物として得た。
1H (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.75 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.58-7.52 (m, 3H), 7.29-7.25 (m, 2H), 4.40-4.36 (m, 1H), 3.97-3.93 (m, 2H), 3.49-3.43 (m, 2H), 1.97-1.87 (m, 4H) LCMS (ES+) m/z 406 (M+1)。
【0347】
中間体201 8-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5,8-ジアザスピロ[2.6]ノナン-5-カルボン酸tert-ブチル
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無水DMSO(20mL)中の5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(323mg、2.0mmol)、トリエチルアミン(0.7mL、5.0mmol)及びフッ化カリウム(581mg、10.0mmol)の溶液に5,8-ジアザスピロ[2.6]ノナンジヒドロブロミド(686mg、2.4mmol)を添加し、混合物を4時間マイクロ波中65℃で加熱した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、飽和水性NaHCO
3(3×20mL)で洗浄した。水性層をさらにDCM(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をSCX-2カラムに充填し、MeOHで洗浄し、MeOH/ DCM中7Mのアンモニア3%で溶出し、減圧下で濃縮し5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5,8-ジアザスピロ[2.6]ノナンを黄色ガム状物(153mg)として得た。DCM(10mL)中のこの中間体の溶液にジ-tert-ブチルジカーボネート(157mg、0.72mmol)及びDMAP(4mg、0.03mmol)を添加し、混合物を2時間室温で撹拌した。混合物を水(3×10mL)で洗浄し、有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、8-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5,8-ジアザスピロ[2.6]ノナン-5-カルボン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(200mg、2工程かけて28%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02及び8.00 (2s, 1H), 3.85-3.77 (m, 3H), 3.75-3.67 (m, 2H), 3.47-3.27 (m, 4H), 3.29-2.97 (m, 2H), 1.49 (s, 9H), 0.73-0.55 (m, 2H), 0.47-0.38 (m, 2H)。
【0348】
中間体202 1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-2-オン
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ジオキサン(4mL)中のアゼパン-2-オン(136mg、1.2mmol)、5-ブロモ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(206mg、1.0mmol)、キサントホス(116mg、0.20mmol)及び炭酸セシウム(456mg、1.40mmol)の混合物を、15分間窒素をバブリングすることにより脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(46mg、0.05mmol)を添加し、混合物をさらに10分間脱気し、3時間マイクロ波中140℃で加熱した。水(10mL)を加え、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-2-オンを褐色ガム状物(107mg、44%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.11 (s, 1H), 3.96 (dd, J = 15.2, 10.0 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.53 (dd, J = 15.2, 7.2 Hz, 1H), 2.82-2.74 (m, 2H), 2.13-1.96 (m, 3H), 1.83-1.67 (m, 3H)。
【0349】
中間体203 4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル
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中間体202の手順に従い、5-ブロモ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び5-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発して、4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを褐色ガム状物(136mg、33%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.18 (s, 1H), 4.04-3.72 (m, 5H), 3.90-3.62 (m, 4H), 3.02-2.86 (m, 2H), 1.52 (s, 9H)。
【0350】
中間体204 4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-オキサゼパン-5-オン
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中間体202の手順に従い、5-ブロモ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び1,4-オキサゼパン-5-オンから出発して、4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-オキサゼパン-5-オンを橙色固形物(40mg、13%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.11 (s, 1H), 4.18 (dd, J = 13.3, 6.4 Hz, 1H), 4.12-3.99 (m, 2H), 3.96-3.82 (m, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.64 (dd, J = 15.7, 6.4 Hz, 1H), 3.08 (ddd, J = 15.6, 8.5, 2.1 Hz, 1H), 2.94 (ddd, J = 15.6, 7.5, 1.8 Hz, 1H)。
【0351】
中間体205 5-アジド-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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5-アジドアゼパン-4-オール(2.5g、16.0mmol)の溶液を無水DMSO(20mL)に溶解し、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(2.70g、15.4mmol)及びフッ化カリウム(3.71g、64mmol)を添加した。この混合物を16時間60℃で加熱し、室温に冷却し、水(300mL)に注ぎ、EtOAc(2×50mL)中に抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを黄色ガム状物(2.5g、53%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.18-7.95 (m, 1H), 4.16-4.07 (m, 2H), 3.80 (tt, J = 9.1, 3.1 Hz, 1H), 3.67-3.59 (m, 1H), 3.42-3.18 (m, 4H), 2.51 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 2.24-2.12 (m, 2H), 2.07-1.87 (m, 2H), 1.46 (t, J = 7.3 Hz, 3H)。
【0352】
中間体206 1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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無水DCM(20mL)中の5-アジド-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(1.25g、4.2mmol)の溶液にをデオキソ-フルオル(登録商標)(3.8mL、10.6mmol、THF中に50%)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。この混合物を氷浴中で冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(40mL)をゆっくりと添加し(発泡が観察された)、混合物をDCM(2×20mL)で抽出した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液で洗浄し(2×10mL)、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-アジド-5-フルオロ-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパンを黄色ガム状物(0.91g)として得た。THF/水(20mL/4mL)中のこのガム状物(0.9g、3.0mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(0.8g、3.0mmol)で処理し、混合物を60℃で16時間加熱した。混合物を冷却し、減圧下で4mLになるまで濃縮し、EtOAc(30mL)で希釈し、1MのHCl(4×10mL)で抽出した。一緒にした水性抽出物をEtOAc(20mL)で洗浄し、次いで、6NのNaOHで塩基性化し、DCM(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンを黄色油状物(0.82g)として得た。DCM(25mL)中のこの油状物(0.8g、2.9mmol)及びDIPEA(0.77mL、4.4mmol)の溶液に、ジ-tert-ブチル-ジカーボネート(0.97g、4.4mmol)を添加し、混合物を室温で16時間攪拌した。水(15mL)を添加し、有機相を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色固形物(1.1g、3工程かけて70%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07 (s, 1H), 4.96 (s, 1H), 4.74 (td, J = 7.4, 3.6 Hz, 1H), 4.65-4.58 (m, 1H), 4.16-4.05 (m, 3H), 3.42-3.29 (m, 2H), 3.16 (d, J = 11.4 Hz, 2H), 2.31-2.18 (m, 2H), 2.20-2.06 (m, 2H), 1.94-1.82 (m, 1H), 1.60-1.45 (m, 10H)。
【0353】
中間体207 1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、5-アジド-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発して、1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(0.59g、3工程かけて70%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.09-8.03 (m, 1H), 4.21-3.99 (m, 4H), 3.54-3.30 (m, 4H), 3.33-3.05 (m, 4H), 2.40-2.30 (m, 1H), 2.08-1.98 (m, 1H), 1.95-1.78 (m, 2H), 1.50-1.40 (m, 12H)。
【0354】
中間体208 1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発し、1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(0.67g、3工程かけて70%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.96 (s, 1H), 5.38 (m, 1H), 4.15-4.08 (m, 1H), 3.68-3.31 (m, 7H), 3.28-3.18 (m, 1 H), 3.07 (ddd, J = 14.1, 6.2, 3.1 Hz, 1H), 2.42-2.32 (m, 1 H), 2.05-1.92 (m, 2 H), 1.93-1.80 (m, 1 H), 1.48 (s, 9H), 1.26-1.13 (m, 4 H)。
【0355】
中間体209 syn-5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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中間体119の手順に従い、anti-5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発し、syn-5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを褐色ガム状物(0.57g、2工程かけて92%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.15-8.07 (m, 1H), 6.35-6.02 (m, 1H), 4.55-4.35 (m, 2H), 3.83 (tt, J = 8.8, 2.9 Hz, 1H), 3.70-3.62 (m, 1H), 3.37 (t, J = 11.8 Hz, 1H), 3.32-3.18 (m, 3H), 2.46 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 2.25-2.12 (m, 2 H), 2.11-1.85 (m, 2H)。
【0356】
中間体210 1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体122の手順に従い、5-アジド-1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発し、1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(0.33g、2工程かけて47%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.12 (s, 1H), 6.32-6.05 (m, 1H), 5.06 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.64-4.40 (m, 2H), 4.23 (m, 1H), 3.89 (m, 1H), 3.45-3.29 (m, 2H), 3.18-3.09 (m, 2H), 2.60 (m, 1H), 2.20-1.93 (m, 3H), 1.86 (dd, J = 14.1, 5.4 Hz, 1H), 1.44 (s, 9H)。
【0357】
中間体211 syn-5-アジド-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール
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中間体119の手順に従い、anti-5-アジド-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発し、syn-5-アジド-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを褐色ガム状物(0.5g、2工程かけて81%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.08-8.04 (m, 1H), 4.25-4.07 (m, 2H), 3.44-3.28 (m, 1H), 3.27-3.09 (m, 1H), 2.32-2.21 (m, 1H), 2.23-2.09 (m, 1H), 1.99-1.84 (m, 2H), 1.42-1.14 (m, 5H), 1.10-0.84 (m, 3H)。
【0358】
中間体212 1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、syn-5-アジド-1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発し、1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(0.46g、3工程かけて70%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 5.11 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 4.14 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 3.94 (m, 1 H), 3.65-3.61 (m, 1H), 3.59-3.18 (m, 4H), 3.31-3.20 (m, 1H), 3.18-3.10 (m, 1H), 2.99 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 2.26-2.02 (m, 2H), 1.88-1.76 (m, 2H), 1.45-1.35 (m, 12H)。
【0359】
中間体213 3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン
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8-オキサ-3- アザビクロ [3.2.1]オクタン塩酸塩(150mg、1.0mmol)及びDIPEA(0.26mL、1.5mmol)を室温で15分間、DMSO(4mL)中で攪拌した。5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(150mg、0.95mmol)及びフッ化カリウム(170mg、3mmol)を添加し、反応混合物を18時間70℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、水(4mL)中に注いだ。水性分をEtOAc(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン(220mg、92%)を得た。
1H NMR (400 MHz CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 4.43 (s, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.73-3.70 (m, 2H), 2.61-2.58 (m 2H), 2.09-2.07 (m, 4H)。
【0360】
中間体214 3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン
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中間体213の手順に従い、(1R,5S)-3-アザビクロ [3.2.1]オクタン塩酸塩から出発して、3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタンをオフホワイト色固形物 (290mg、99%)として得た。
1H NMR (400 MHz CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.44 (d, J = 10.1 Hz, 2H), 2.66-2.59 (m, 2H), 2.29 (br s, 2H), 1.78-1.71 (m, 4H), 1.64-1.59 (m, 2H)。
【0361】
中間体215 4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-チアゼパン1,1-ジオキシド
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1,4-チアゼパン塩酸塩(153mg、1mmol)及びDIPEA(0.26mL、1.5mmol)を、室温で15分間、DMSO(4mL)中で攪拌した。5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(150mg、0.95mmol)及びフッ化カリウム(170mg、3mmol)を加え、反応混合物を18時間70℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、水(4mL)中に注いだ。水性分をEtOAc(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、3-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン(220mg、92%)を得た。この中間体をDCM(10mL)に溶解し、0℃に冷却し、m-クロロ過安息香酸(400mg、1.9mmol)で処理し、得られた混合物を16時間室温で攪拌した。得られた沈殿物を冷DCM(5mL)で濾過して洗浄した。濾液を2MのNaOH(5mL)及びブライン(5mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-チアゼパン1,1-ジオキシド(280mg、2工程かけて97%)を黄色固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.14 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.59-3.55 (m, 2H), 3.41-3.36 (m, 6H), 2.29-2.24 (m, 2H)。
【0362】
中間体218 (Z)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エノール
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窒素下、−78℃に冷却した無水THF(30mL)中の1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールた(1.5g、11.8mmol)及び(Z)-シクロヘプタ-4-エノン(1.4g、13.0mmol)の溶液に、リチウムヘキサメチルジシラジド(THF中に1.0M、30mL、29.5mmol)の溶液を滴下して加えた。反応混合物を−40℃に加温し、90分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(30mL)を添加(最初は滴下)し、混合物を室温まで温め、そしてEtOAc(150mL)で抽出した。有機層を水(30mL)で洗浄し、ブライン(20mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20−25%のEtOAc)を介して精製し、(Z)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エノールを黄褐色油状物(1.37g、49%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 5.96-5.86 (m, 2H), 4.13 (s, 3H), 3.70 (s, 1H), 2.63-2.54 (m, 2H), 2.41-2.31 (m, 2H), 2.16-2.03 (m, 2H), 2.00-1.92 (m, 2H)。
【0363】
中間体219 5-((1E, 4Z)-シクロヘプタ-1,4-ジエニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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無水DCM(60mL)中の(Z)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エノール(1.35g、5.70mmol)の溶液に、デオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、6.2mL、17.1 mmol)の溶液を滴下し、反応混合物を90分間室温で撹拌した。混合物を0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液(70mL)を添加、最初に滴下し、そしてDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(15−20%のEtOAc/ヘキサン)を介して精製し、5-((1E, 4Z)-シクロヘプタ-1,4-ジエニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを淡黄色油状物(523mg、42%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 5.90 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 5.88-5.79 (m, 1H), 5.71-5.63 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.14-3.08 (m, 2H), 2.62-2.55 (m, 2H), 2.44-2.37 (m, 2H)。
【0364】
中間体220 (Z)-5-(1-フルオロシクロヘプタ-4-エニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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中間体219の手順に従い、続いて、(Z)-5-(1-フルオロシクロヘプタ-4-エニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールをオフホワイト色固形物(615mg、45%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03及び8.02 (2s, 1H), 5.98-5.94 (m, 2H), 4.10及び4.08 (2s, 3H), 2.67-2.54 (m, 3H), 2.49 (t, J = 13.6 Hz, 1H), 2.10-1.93 (m, 4H)。
【0365】
中間体221 (E)-2-アジド-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エノール
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0℃に冷却したDCM(20mL)中の5-((1E,4Z)-シクロヘプタ-1,4-ジエニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(520mg、2.37mmol)の溶液に、m-CPBA(70%、646mg、2.61mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を室温に温め、90分間撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液(30mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を2MのNaOH溶液(3×30mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、淡黄色固形物(595mg)を得た。MeOH/水(16mL/4mL)中のこの固形物(590mg、2.51mmol)の懸濁液を塩化アンモニウム(333mg、6.28mmol)及びアジ化ナトリウム(816mg、12.6mmol)で処理した。反応混合物を18時間70℃で加熱した。MeOHを減圧下で除去し、残留物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(100mL)で抽出した。有機層をブライン(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、(E)-2-アジド-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エノールを淡黄色油状物(294mg、2工程かけて42%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 5.96 (dd, J = 8.3, 4.9 Hz, 1H), 3.84-3.70 (m, 4H), 3.56-3.47 (m, 1H), 2.71 (ddd, J = 15.5, 8.3, 2.3 Hz, 1H), 2.61-2.36 (m, 4H), 2.23-2.14 (m, 1H), 1.89-1.76 (m, 1H)。
【0366】
中間222 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー1)
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窒素下、無水DCM(20mL)中の(E)-2-アジド-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エノール(450mg、1.62mmol)の溶液に、デオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、1.5mL、4.05 mmol)の溶液を滴下し、混合物を2時間室温で撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液(20mL)を加え、混合物をDCM(75mL)で抽出した。有機層をNaHCO
3溶液(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(20−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、淡黄色油状物(260mg)を得た。THF/水(10mL/2mL)中のこの油状物(250mg、0.89mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(234mg、0.89mmol)で処理し、混合物を6時間60℃で加熱した。さらなるトリフェニルホスフィン(24mg、0.09mmol)を反応混合物に加え、1時間60℃で加熱した。混合物をEtOAc(75mL)と飽和NaHCO
3水溶液(10mL)の間で分配し、有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色油状物を得た。DCM(10mL)中のこの油状物(227mg、0.89mmol)及びDIPEA(0.47mL、2.69mmol)の溶液に無水トリフルオロ酢酸(0.15mL、1.07mmol)を滴下し、混合物を72時間室温で撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、粘性淡黄色油状物(240mg)を得た。MeOH(50mL)中のこの油状物(240mg、0.69mmol)の溶液を、H−キューブ(登録商標)(フルH2、70℃、流量:1mL/分、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、淡黄色泡状物(195mg)を得た。DCM(20mL)中のこの発泡体(190mg、0.59mmol)に溶液にDIPEA(1.0mL)、PyBOP(767mg、1.48mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(231mg、0.65mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。水(30mL)を加え、混合物をDCM(100mL及び30mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(60−70%のEtOAc/イソヘキサン)、続いてキラル分取HPLCを介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー1)をオフホワイト色固形物(53mg、5工程かけて5%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.31 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.40-7.33 (m, 1H), 7.10-7.01 (m, 2H), 6.41 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 4.81-4.62 (m, 1H), 4.17-4.06 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 2.90-2.79 (m, 1H), 2.40-2.28 (m, 1H), 2.22-1.89 (m, 5H), 1.79-1.67 (m, 1 H), 1.60-1.48 (m, 10 H)。
【0367】
中間223 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー2)
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中間体222の手順に従い、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー2)を白色固形物(28mg、5工程かけて4%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.31 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.41-7.32 (m, 1H), 7.12-7.02 (m, 2H), 6.50 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.81-4.63 (m, 1H), 4.18-4.05 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 2.87-2.79 (m, 1H), 2.38-2.25 (m, 1H), 2.21-1.91 (m, 5H), 1.68-1.50 (m, 2 H), 1.54 (s, 9H)。
【0368】
中間体224 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー3及びジアステレオマー4)
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中間体222の手順に従い、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー3及びジアステレオマー4)をオフホワイト色固形物(82mg、5工程かけて8%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.35 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.44-7.35 (m, 1H), 7.11-7.01 (m, 2H), 6.46 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.64-4.44 (m, 1H), 4.26-4.19 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.05-2.95 (s, 1H), 2.36-2.27 (m, 1H), 2.09-1.84 (m, 7H), 1.54 (s, 9H)。
【0369】
中間体225 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー5)
[この文献は図面を表示できません]
中間体222の手順に従い、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー5)を白色固形物(28mg、5工程かけて3%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.31 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.40-7.33 (m, 1H), 7.14-7.04 (m, 2H), 6.63 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 5.06-4.88 (m, 1H), 4.30-4.16 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.09-2.99 (m, 1H), 2.35-1.88 (m, 8H), 1.54 (s, 9H)。
【0370】
中間体226 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー6、ジアステレオマー7及びジアステレオマー8)
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中間体222の手順に従い、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロへプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー6、ジアミノステレオマー7及びジアステレオマー8)を白色固形物(76mg、5工程かけて7%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.35及び10.31 (2s, 1H), 8.74 and 8.61 (2s, 1H), 7.84 and 7.75 (2s, 1H), 7.41-7.34 (m, 1H), 7.12-7.02 (m, 2H), 6.73-6.58 (m, 1H), 4.31-4.11 (m, 1H), 3.86及び3.85 (2s, 3H), 3.08-2.97 (m, 1H), 2.44-1.71 (m, 9H), 1.55 (s, 9H)。
【0371】
中間体227 (E)-5-(6,6- ジフルオロシクロヘプタ-1-エニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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(E)-3-オキソシクロヘプタ-1-エニルトリフルオロメタンスルホネート(1.8g、6.98mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(2.42g、9.52mmol)、酢酸カリウム(1.56g、15.8mmol)及びPd(dppf)Cl
2DCM複合体(0.32g、0.39mmol)を脱気したジオキサン(20mL)に懸濁し、混合物を16時間80℃に加熱した。冷却後、混合物を濾過し、濾液ケーキをジオキサン(3×20mL)で洗浄した。この溶液を10分間それを通して窒素をバブリングして脱気し、脱気した水性酢酸カリウム/炭酸ナトリウム溶液(1M、1:1、20.9mL、20.9mmol)、Pd(dppf)Cl
2DCM複合体( 0.32g、0.39mmol)及び5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.54g、9.51mmol)を加えた。混合物を24時間110℃に加熱し、室温に冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAc(30mL)に溶解し、水(3×20mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、油状物(460mg)を得た。DCM(8mL)中のこの油状物(440mg、1.86mmol)の溶液をデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%の溶液、1.57mL、4.34mmol)で処理し、反応混合液を16時間室温で攪拌した。混合物をDCM(20mL)で希釈し、氷水浴で冷却し、慎重に飽和水性NaHCO
3(50mL)でクエンチした。有機層を水(2×20mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、(E)-5-(6,6- ジフルオロシクロヘプタ-1-エニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを油状物(0.16g、3工程かけて33%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 6.24-6.16 (m, 1H), 3.84 (s, 3H), 2.49-2.31 (m, 4H), 1.88-1.75 (m, 3H), 1.60 (d, J = 6.5 Hz, 1H)。
【0372】
中間体228 N-(4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミド
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4-メチル-1-(1-メチル- 4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(610mg、2.40mmol)をアセトニトリル(4mL)に溶解し、0℃に冷却し、濃硫酸(2.1mL)を滴下して加えた。反応物を室温に加温し、1時間撹拌し、氷(150g)に注ぎ、KOHで塩基性化し、DCM(2×30mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(20mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、N-(4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色固形物(660mg、93%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.05-7.98 (m, 1H), 5.31 (s, 1H), 3.81-3.73 (m, 3H), 3.35 (ddd, J = 14.2, 9.3, 2.2 Hz, 1H), 3.22 (t, J = 5.9 Hz, 2H), 3.09 (ddd, J = 14.2, 7.6, 2.5 Hz, 1H), 2.43-2.31 (m, 2H), 2.05-1.95 (m, 3H), 1.89-1.74 (m, 4H), 1.53-1.36 (m, 3H)。
【0373】
中間体229 N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-エトキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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中間体54の手順に従い、5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール及びヨードエタンから出発し、N-(1-(4-アミノ- 1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-エトキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドをピンク色ガム状物(151mg、4工程かけて60%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.73 (s, 1H), 7.16 (s, 1H), 4.60-4.53 (m, 1H), 3.69-3.36 (m, 8H), 3.16-3.05 (m, 1H), 2.90 (dt, J = 14.4, 4.4 Hz, 1H), 2.64-2.27 (m, 3H), 1.89-1.76 (m, 3H), 1.22 (t, J = 7.0 Hz, 3H)。
【0374】
中間体230 syn-5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾールオール-5-イル)アゼパン-4-オール
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中間体119の手順に従い、anti-5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発し、syn-5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールを褐色油状物(560mg、2工程かけて78%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.97-7.92 (m, 1H), 3.94 (dt, J = 9.0, 2.7 Hz, 1H), 3.73-3.62 (m, 1H), 3.53-3.22 (m, 5H), 2.24-2.12 (m, 2H), 2.02-1.88 (m, 2H), 1.28-1.23 (m, 2H), 1.15-1.05 (m, 2H)。OHは観察されず。
【0375】
中間体231 1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、syn-5-アジド-1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発し、1-(1-シクロプロピル- 4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(440mg、3工程かけて61%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.95 (s, 1H), 5.21 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.00 (d, J = 10.3 Hz, 1H), 3.73-3.51 (m, 3H), 3.56-3.27 (m, 4H), 3.26-3.18 (m, 1H), 3.10 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 2.28-2.16 (m, 1H), 2.15-2.06 (m, 1H), 1.93-1.79 (m, 2H), 1.46 (s, 9H), 1.37-1.03 (m, 4H)。
【0376】
中間体232 1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-4-(トリフルオロメチル)アゼパン-4-オール
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トリフルオロメチルトリメチルシラン(1.42mL、9.70mmol)中の4-オキソアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(2.0g、8.08mmol)の溶液にフッ化セシウム(70.4mg、0.40mmol)を添加した。トリフルオロメチルトリメチルシランの完全な消費が
19F NMRにより観察されるまで反応混合物を室温で撹拌し、1MのHCl溶液(50mL)でクエンチした。混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)アゼパン-1-カルボン酸ベンジルを黄色油状物(1.48g)として得た。エタノール(20mL)中のこの油状物(1.3g、4.1mmol)の溶液にメチルシクロヘキサジエン(4.6mL)及び10%のカーボン担持パラジウム(0.13g)を加えた。反応混合物を30分間加熱還流し、室温に冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、MeOHで洗浄し、減圧下で濃縮した。残留物をDMSO(10mL)に溶解し、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(637mg、3.94mmol)及びフッ化カリウム(916mg、15.76mmol)を添加した。反応混合物を16時間70℃で加熱し、水(50mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。一緒にした有機層を水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-4-(トリフルオロメチル)アゼパン-4-オールを黄色固形物(1.06g、3工程かけて40%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.71 (ddd, J = 14.7, 10.5, 2.0 Hz, 1H), 3.31 (dt, J = 11.8, 4.4 Hz, 1H), 3.14 (td, J = 11.3, 4.6 Hz, 1H), 3.06 (ddd, J = 14.7, 5.7, 2.9 Hz, 1H), 2.31-2.13 (m, 1H), 2.14-1.94 (m, 5H), 1.92-1.83 (m, 1H)。
【0377】
中間体233 (E)-7-アジド-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-シクロヘプタ-3-エノール
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中間体221の手順に従い、(E)-7-アジド-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-3-エノールを淡黄色油状物(244mg、2工程かけて35%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 5.95 (dd, J = 8.2, 5.1 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.69-3.61 (m, 2H), 2.74-2.63 (m, 1H), 2.61-2.41 (m, 3H), 2.28-2.19 (m, 1H), 1.97-1.86 (m, 1 H)。OHは観察されず。
【0378】
中間体234 (E)-2-メトキシ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エニルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、(E)-7-アジド-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-3-エノールから出発し、(E)-2-メトキシ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エニルカルバミン酸tert-ブチルを淡黄色固形物(360mg、3工程かけて62%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.05 (s, 1H), 5.82 (t, J = 6.5 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 3.93 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.42 (s, 3H), 3.37 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 2.71-2.44 (m, 3H), 2.34 (t, J = 11.7 Hz, 1H), 2.22-2.11 (m, 1H), 1.86-1.74 (m, 1H), 1.47 (s, 9H)。
【0379】
中間体235 4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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−78℃に冷却したジエチルエーテル(18mL)中の4-オキソアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(2.0g、8.09mmol)の溶液にメチルリチウムリチウムブロミド錯体(Et
2O中に1.5M、10.8mL、16.17 mmol)を滴下して加えた。反応混合物を30分間-78℃で撹拌し、塩化アンモニウムの飽和溶液(50mL)でクエンチした。反応物を室温に温め、EtOAc(3×50mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-カルボン酸ベンジルを明黄色油状物(1.94g)として得た。MeOH(10mL)中のこの油状物(884mg、3.36mmol)の溶液を、H−キューブ(フルH
2、50℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通し、減圧下で溶媒を除去した。残留物をDMSO(10mL)に溶解し、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(521mg、3.23mmol)及びフッ化カリウム(750mg、12.91mmol)を添加した。反応混合物を16時間75℃で加熱し、水(30mL)でクエンチした。混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層を水(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イルノ)アゼパン4-オールを黄色油状物(290mg)として得た。0℃で、酢酸(1.0mL)中のこの油状物(260mg、1.04mmol)及びクロロアセトニトリル(139mL、2.09mmol)の溶液に、濃硫酸(308mL、3.15mmol)を滴下して加えた。反応混合物を室温に温め、さらに2時間撹拌し、2Mの水性NaOH(10mL)でクエンチし、EtOAc(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2-クロロ-N-(4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色油状物(264mg)として得た。酢酸(0.6mL)及びエタノール(1.4mL)中のこの油状物(264mg、0.80mmol)の溶液にチオ尿素(73mg、0.96mmol)を加えた。反応混合物を16時間加熱還流し、1MのNaOH溶液(5mL)でクエンチし、EtOAc(10mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残留物をSCXカラムに通し、MeOH中に1MのNH
3で溶出し、4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンをガム状物( 172mg)として得た。DCM(5mL)中のこのガム状物(166mg、0.65mmol)の溶液にDIPEA(0.57mL、3.27mmol)、続いてジ-tert-ブチルジカーボネート(171mg、0.78mmol)を添加した。反応混合物を16時間室温で撹拌し、水(10mL)でクエンチし、DCM(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離器に通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(188mg、6工程かけて14%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 4.53 (s, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.38-3.28 (m, 1H), 3.28-3.16 (m, 2H), 3.11-3.03 (m, 1H), 2.28-2.12 (m, 2H), 1.90-1.69 (m, 4H), 1.44 (d, J = 7.2 Hz, 12H)。
【0380】
中間体236 5-(4-フルオロ-8-オキサビシクロ[5.1.0]オクタン-4-イル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール
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0℃で、DCM(30mL)中の(Z)-5-(1-フルオロシクロヘプタ-4-エニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(900mg、3.77 mmol)の溶液に、メタ-クロロ過安息香酸(1.0g、4.14mmol)を少しずつ滴下して加えた。反応混合物を室温に温め、90分間撹拌し、炭酸水素ナトリウム(30mL)の飽和溶液でクエンチした。混合物をDCM(100mL)で抽出し、水性2MのNaOH(2×50mL)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、5-(4-フルオロ-8-オキサビシクロ[5.1.0]オクタン-4-イル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを、2:5の比率のジアステレオマーとしての無色固形物(982mg、定量的)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07及び8.01 (2 s, 1H), 4.12-4.00 (m, 3H), 3.27-3.11 (m, 2H), 2.90-2.63 (m, 2H), 2.24-1.74 (m, 6H)。
【0381】
中間体237 2-アジド-5-フルオロ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタノール
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DMF/水(10mL/1mL)中の5-(4-フルオロ-8-オキソビシクロ[5.1.0] オクタン-4-イル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(260mg、1.02mmol)の溶液を、塩化アンモニウム(135mg、2.55mmol)及びアジ化ナトリウム(332mg、5.1mmol)で処理し、混合物を48時間100℃で加熱した。反応混合物をEtOAc(100mL)で抽出し、有機層を水(7×20mL)で洗浄し、ブライン(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2-アジド-5-フルオロ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタノールを白色固形物(145mg、48%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06及び8.05 (2 s, 1H), 4.08及び4.06 (2 s, 3H), 3.83 (dd, J = 10.7, 8.2 Hz, 1H), 3.65-3.58 (m, 1H), 2.87-2.55 (m, 2H), 2.33-2.21 (m, 2H), 2.17-1.98 (m, 3H), 1.98-1.84 (m, 2H)。
【0382】
中間体238 5-フルオロ-2-メトキシ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプチルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、2-アジド-5-フルオロ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタノールから出発し、5-フルオロ-2-メトキシ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプチルカルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(155mg、3工程かけて53%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 4.08及び4.06 (2 s, 3H), 3.82 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.39 (s, 3H), 2.98-2.62 (m, 1H), 2.16-1.84 (m, 7H), 1.61-1.49 (m, 2H), 1.47 (s, 9H)。
【0383】
中間体239 1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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0℃で、DCM(150mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(5.4g、19.2mmol)の溶液に、THF(18.5mL、51.1mmol)中のデオキソフルーア(登録商標)の溶液を15分間かけて滴下して加えた。反応物を18時間かけて室温に温めた。次いで、混合物を0℃に冷却し、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(300mL)を滴下して加えた。反応混合物を1時間撹拌し、層を分離し、水性層をDCM(200mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-アジド-5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパンを淡緑色ガム状物(3.66g)として得た。水(20mL)及びTHF(200mL)中のこのガム状物(3.66g、12.9mmol)の溶液にトリフェニルホスフィン(3.38g、12.9mmol)を添加した。反応混合物を18時間60℃で加熱し、室温に冷却し、減圧下で濃縮した。次いで、残留物をEtOAc(500mL)で希釈し、1NのHCl水溶液(100mL)でクエンチし、水(2×100mL)で洗浄した。一緒にした水層をEtOAc(300mL)で洗浄し、固形の水酸化ナトリウムでpH14に塩基性化し、DCM(3×250mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンを淡緑色ガム状物(3.1g)として得た。DCM(150mL)中のこのガム状物(3.1g、12.0mmol)の溶液に、トリエチルアミン(4mL、28.6mmol)、続いてジ-tert-ブチルジカーボネート(3.95g、18.0mmol)を添加した。反応混合物を2時間室温で撹拌し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、tert-ブチル-5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミメートを淡黄色固形物(3.7g、86%)として得た。MeOH(100mL)中のこの固形物(1.5g、4.19mmol)の溶液にギ酸アンモニウム(1.95g、33.58mmol)、続いて10%のカーボン担持パラジウム(178mg、1.68mmol)を加え、混合物を2時間75℃で加熱した。混合物をセライト(登録商標)に通して濾過し、減圧下で溶媒を濃縮した。残留物を水(100mL)に溶解し、DCM(3×100mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを紫色固形物(1.37g、4工程かけて54%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.13 (s, 1H), 6.28 (s, 1H), 4.75 (d, J = 46.1 Hz, 1H), 4.26 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.49-3.30 (m, 2H), 3.13-2.88 (m, 2H), 2.62 (s, 2H), 2.29-2.15 (m, 1H), 2.10-1.97 (m, 1H), 1.89-1.80 (m, 1H), 1.75-1.54 (m, 1H), 1.45 (s, 9H)。
【0384】
中間体240 1-(4-(5-(tert-ブトキシ-カルボニル)-アミノ-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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DCM(50mL)中のPyBOP溶液(3.06g、5.03mmol)及び2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(1.63g、5.04mmol)の溶液を室温で15分間攪拌した。1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(1.37g、4.20mmol)及びDIPEA(1.17mL、6.71mmol)を添加し、混合物を室温で2日間攪拌した。反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(3×50mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1-(4-(5-アミノ-2- ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルをピンク色固形物(2.50g、94%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.27 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 5.01 (s, 1H), 4.86-4.60 (m, 1H), 3.81-3.64 (m, 3H), 3.44-3.27 (m, 2H), 3.15-3.07 (m, 2H), 2.28-2.10 (m, 3H), 1.92-1.70 (m, 2H), 1.52 (s, 9H), 1.44 (s, 9H)。
【0385】
中間体240a 6-アジド-6-メチル-シクロヘキサ-3-エン-1-オール
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炭酸水素ナトリウム(7.5g、89mmol)及びm-クロロ過安息香酸(20g、89mmol)を、−15℃に冷却されたDCM(250mL)中の1-メチルシクロヘキサ-1,4-ジエン(8.4g、89mmol)の溶液に少量ずつ添加し、混合物を30分間撹拌した。反応物を亜硫酸ナトリウム(100mL)の20%溶液でクエンチし、室温に温めた。水性層をDCM(3×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水性亜硫酸ナトリウム溶液(100mL)、水性NaHCO
3 (100mL)、水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、エポキシドを
無色油状物として得た。エポキシド(2.1g、19.1mmol)を水(25mL)及び酢酸(5mL)中のアジ化ナトリウム(6.2g、95mmol)の混合物にゆっくりと添加し、30℃で攪拌し、漂白剤の溶液において、コンデンサー上にインサイツで生成した任意のアジ化水素酸を送風することで、得られた混合物を16時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、水性NaHCO
3(20mL)でクエンチした。混合物をエーテル(3×50mL)で抽出し、合わせた有機物を2Nの水性NaOH(50mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、6-アジド-6-メチル-シクロヘキサ-3-エン-1-オールを黄色油状物(1.8g、2工程かけて82%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 5.58-5.55 (m, 2H), 3.77-3.73 (m, 1H), 2.46 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 2.30-2.27 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.06-2.03 (m, 2H)。
【0386】
中間体241 5-アジド-1-ベンジル-5-メチルアゼパン-4-オール
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−78℃に冷却したMeOH/DCM(100mL/20mL)中の6-アジド-6-メチルシクロヘキサ-3-エノール(3.9g、25mmol)の溶液を5分間それを通して窒素をバブリングすることにより脱気した。灰色がかった青色が持続するまで、オゾンを反応混合物にバブリングした。単一の淡い色が持続するまで窒素を再び冷反応混合物にバブリングした。MeOH(5mL)中に溶解したベンジルアミン(2.7g、25mmol)の溶液を、MeOH(10mL)中のNaCNBH
3(6.4g、101.5mmol)に加えた。混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAc(50mL)と水(50mL)の間で分配した。水性層をさらにEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(40mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/ DCM中に1−10%の7MのNH
3)を介して精製し、5-アジド-1-ベンジル-5-メチルアゼパン-4-オールを粘性黄色油状物(4.8g、73%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.25-7.34 (m, 5H), 3.69-3.62 (m, 2H), 3.51-3.47 (m, 2H), 2.96-2.89 (m, 1H), 2.69-2.62 (m, 3H), 2.19-2.11 (m, 1H), 1.99-1.85 (m, 1H), 1.78-1.68 (m, 1H), 1.61-1.57 (m, 1H), 1.43 (s, 3H)。
【0387】
中間体242 5-アミノ-1-ベンジル-5-メチルアゼパン-4-オール
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水(4mL)及びTHF(12mL)中の5-アジド-1-ベンジル-5-メチルアゼパン-4-オール(1.5g、5.76mmol)の溶液に、トリメチルホスフィンの溶液(トルエン中に1M、28mL、28.9mmol)を加え、反応物を18時間65℃で撹拌した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を1MのHCl(30mL)に溶解し、EtOAc(2×25mL)で抽出した。水性層を、6MのNaOHでpH14にまで塩基性化し、DCM(3×30mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/ DCM中に1−10%の7MのNH
3)を介して精製し、5-アミノ-1-ベンジル-5-メチルアゼパン-4-オールを粘性黄色油状物(1.2g、89%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.34-7.20 (m, 5H), 3.60-3.52 (m, 2H), 3.50-3.46 (m, 2H), 2.80-2.79 (m, 1H), 2.70-2.45 (m, 4H), 2.15-1.95 (m, 1H), 1.79-1.72 (m, 2H), 1.49-1.40 (m, 2H), 1.19 (s, 3H)。
【0388】
中間体243 N-(1-ベンジル-5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
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0℃で、THF(20mL)中の5-アミノ-1-ベンジル-5-メチルアゼパン-4-オール(1.2g、5.12mmol)及びEt
3N(0.77g、7.68mmol)の溶液に、無水トリフルオロ酢酸(1.18g、5.63mmol、0.78mL)を加えた。反応混合物を室温に加温し、3時間撹拌した。混合物をEtOAc(10mL)及び水(10mL)の間で分配し、水性層をEtOAc(3×25mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(30mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1−5%(MeOH中に7MのNH
3)/DCM)を介して精製し、N-(1-ベンジル-5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(0.8g、47%)を黄色ガム状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.34-7.28 (m, 5H), 6.65 (br s, 1H), 4.22-4.15 (m, 1H), 3.60 (dd, J = 9.6, 9.7 Hz, 2H), 2.90-2.75 (m, 1H), 2.70-2.65 (m, 1H), 2.60-2.49 (m, 2H), 2.20-2.10 (m, 1H), 1.95-1.80 (m, 2H), 1.75-1.55 (m, 2H), 1.58 (s, 3H)。
【0389】
中間体244 2,2,2-トリフルオロ- N-(5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-4-イル)アセトアミド
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MeOH(30mL)中のN-(1-ベンジル-5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(1.7g、5.0mmol)の溶液に、1MのHCl(1mL)及び炭素上の水酸化パラジウム(0.25g)を添加した。混合物を72時間、水素ガス雰囲気下(40psi)で振盪した。混合物をMeOH(30mL)で洗浄したセライト(登録商標)を通して濾過した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をSCXカラムに通し、(1−10%(MeOH中に7MのNH
3)/DCM)で溶出し、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色ガム状物(0.8g、66%)として得た。
1H (400 MHz, CDCl
3) δ 6.90 (br s, 1H), 4.22-4.16 (m, 1H), 3.70-3.60 (m, 1H), 3.40-3.35 (m, 1H), 3.15-2.99 (m, 1H), 2.90-2.75 (m, 2H), 2.20-2.05 (m, 1H), 1.99-1.75 (m, 4H), 1.53 (s, 3H)。
【0390】
中間体245 2,2,2-トリフルオロ- N-(5-ヒドロキシ-4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミド
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中間体213の手順に従い、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-4-イル)アセトアミドから出発して、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-ヒドロキシ-4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを白色固形物(400mg、88%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 3.77 (s, 2H), 3.54 (dd, J = 10.2, 3.2 Hz, 1H), 3.49 (s, 3H), 3.41-3.32 (m, 1H), 3.30-3.22 (m, 1H), 3.13 (dt, J = 13.1, 4.7 Hz, 2H), 2.22-2.00 (m, 1H), 1.95-1.72 (m, 2H), 1.24-1.15 (m, 3H), 1.08 (d, J = 7.0 Hz, 1H)。
【0391】
中間246 1-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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水(10mL)及びエタノール(100mL)中の6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(2.5g、6.67mmol)の溶液に、塩化アンモニウム(3.5g、65.0mmol)及び鉄粉(3.0g、53.7mmol)を添加した。反応混合物を2.5時間100℃で加熱し、室温にて冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、MeOHで洗浄し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をDCM(200mL)に溶解し、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(300mL)及び亜硫酸ナトリウム(100mL)の10%溶液でクエンチし、混合物を30分間撹拌した。層を分離し、水性層をDCM(100mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−30%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを橙色泡状物(2.12g)として得た。DCM(50mL)中のPyBOP(1.92g、3.70mmol)及び2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(795mg、2.46mmol)の溶液を室温で15分間攪拌した。1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(850mg、2.46 mmol)及びDIPEA(2.0mL、11.4mmol)を添加し、混合物を18時間室温で攪拌した。反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(100mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを淡黄色泡状物(1.35g、2工程かけて77%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.24 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.04 (s, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.63-3.43 (m, 2H), 3.38-3.24 (m, 2H), 2.52-2.40 (m, 2H), 2.13-2.05 (m, 1H), 1.99 (s, 1H), 1.53 (s, 9H), 1.43 (s, 9H)。
【0392】
中間体247 1-(4-(5-(tert-ブトキシ-カルボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-メトキシ-6-メチルアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体245の手順に従い、6-メトキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、1-(4-(5-(tert-ブトキシ-カルボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-メトキシ-6-メチルアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを淡黄色泡状物(530mg、2工程かけて79%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.43 (s, 1H), 9.25 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 4.60 (s, 1H), 4.03 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.38 (s, 3H), 3.39-3.19 (m, 4H), 3.06 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 2.36 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 2.16 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 1.77 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 1.52 (s, 9H), 1.43 (s, 9H), 1.12 (s, 3H)。
【0393】
中間体248 (E)-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-2-エノン
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DCM(500mL)中のシクロヘプタン-1,3-ジオン(10g、79.3mmol)の溶液にピリジン(12.8mL、158.6mmol)を添加した。溶液を−78℃に冷却し、無水トリフリン酸(13.2mL、95.1mmol)を滴下して加えた。混合物を0℃に温め、4時間撹拌し、1MのHCl(150mL)でクエンチした。有機層を炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(200mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、(E)-3-オキソシクロヘプタ-1-エニルトリフルオロメタンスルホネートを褐色油状物として得た。脱気したジオキサン(200mL)中のこの油状物(1.8g、6.97mmol)の溶液に酢酸カリウム(15.6g、158.6mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(24.2g、95.1mmol)及び[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(3.24g、3.97mmol)を加え、混合物を18時間90℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、MeOH(50mL)で洗浄し、溶媒を減圧下で除去した。残留物を脱気したジオキサン(200mL)に溶解し、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(15.4g、95.1mmol)、続いて[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(3.24mg、3.97mmol)及び炭酸ナトリウム/酢酸カリウムの1/1水溶液(63mL、3.8M)を添加した。混合物を3時間105℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、MeOH(50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残留物をEtOAc(50mL)に溶解し、水(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、(E)-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-2-エノンを淡褐色固形物(7.2g、3工程かけて39%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.08 (s, 1H), 6.09 (s, 1H), 3.83 (s, 3H), 2.81-2.77 (m, 2H), 2.71-2.67 (m, 2H), 2.07-1.97 (m, 4H)。
【0394】
中間体249 (2E, 6Z)-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-2,6-ジエノン
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−78℃で、LiHMDS(THF中に1M、1.28mL、1.28mmol)の溶液に、(E)-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-2-エノン(150mg、0.64mmol)を添加し、混合物を1時間−78℃で撹拌した。THF(0.5mL)中のフェニルセレニウムブロミド(453mg、1.92mmol)の溶液を添加し、反応混合物を0℃に温め、45分間撹拌し、塩化アンモニウムの飽和水溶液(2mL)でクエンチした。混合物をEtOAc(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、(E)-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-7-(フェニセラニル)シクロヘプタ-2-エノンを油状物として得た。この油状物をDCM(3mL)に溶解し、ピリジン(0.1mL、1.28mmol)、続いて過酸化水素(水中に30重量%、0.37mL、3.34mmol)を加えた。反応混合物を18時間室温で撹拌した。1MのHCl(10mL)を添加し、混合物をDCM(2×5mL)で抽出した。一緒にした有機層を1MのHCl(5mL)、水(5mL)及びブライン(5mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、(2E,6Z)-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-2,6-ジエノンを黄色油状物(26mg、3工程かけて17%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.11 (s, 1H), 6.88-6.82 (m, 1H), 6.26-6.23 (dd, J = 12.0, 1.6 Hz, 1H), 6.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.82-2.73 (m, 4H)。
【0395】
中間体250 5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-オキソシクロヘプタ-4-エニルカルバミン酸(E)-tert-ブチル
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アセトニトリル(10mL)中の(2E,6Z)-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-2,6-ジエノン(690mg、2.95mmol)の溶液にトリメチルシリルアジド(1mL、7.57mmol)及びアンバーライト?IRA900F樹脂(590mg、1.47mmol)を添加した。反応混合物を5時間40℃で撹拌し、室温に冷却し、濾過し、減圧下で濃縮し、(E)-6-アジド-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-2-エノンを黄色油状物として得た。水(6mL)及びTHF(20mL)中のこの油状物を(810mg、2.93mmol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(166mg、4.40mmol)を加えた。混合物を18時間室温で撹拌し、水(50mL)で希釈した。混合物をEtOAc(100mL)で抽出し、有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、(E)-6-アジド-3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-2-エノールを黄色油状物として得た。この油状物(810mg、2.91 mmol)をTHF(15mL)に溶解し、THF(45mL)及び水(1.5mL)中のポリマー支持トリフェニルホスフィン(3.1g、5.76mmol)の懸濁液に添加した。混合物を穏やかに18時間60℃で撹拌し、室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をDCM(30mL)に希釈し、ジ-tert-ブチルジカーボネート(754mg、3.46mmol)及びDIPEA(1.51mL、8.64 mmol)を添加した。混合物を5時間室温で攪拌し、DCM(50mL)で希釈し、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(50mL)でクエンチした。有機層を水(50mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-オキソシクロヘプタ-4-エニルカルバミン酸(E)-tert-ブチルを白色泡状物(620mg、3工程かけて59%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.05 (s, 1H), 6.03-5.99 (m, 1H), 4.82-4.60 (m, 2H), 3.86-3.82 (m, 4H), 2.82-2.34 (m, 1H), 2.29-2.35 (m, 1H), 2.34-2.20 (m, 2H), 2.15-2.04 (m, 1H), 1.85-1.51 (m, 2H), 1.45 (s, 9H)。
【0396】
中間体251 2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(Z)-tert-ブチル
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DMSO(650mL)中の(Z)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン塩酸塩(32.3g、0.24mmol)の溶液に、3-クロロ-1-メチル-4-ニトロ- 1H-ピラゾール(37.2g、0.23mmol)、続いてDIPEA(64mL、0.36mmol)及びフッ化カリウム(56.2g、0.96mmol)を加えた。反応混合物を25時間75℃で加熱し、室温に冷却し、水(1.5 L)に注ぎ、EtOAc(4×500mL)で抽出した。一緒にした有機層を水(400mL)及びブライン(300mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、(Z)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-3-イル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピンを明褐色固形物(50.7g)として得た。水(8mL)及びエタノール(80mL)中のこの固形物(1.80g、8.1mmol)の溶液に塩化アンモニウム(2.15g、40.1mmol)及び鉄粉(1.77g、31.8mmol)を添加した。反応混合物を1.5時間80℃で加熱し、室温に冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をDCM(200mL)に溶解し、水(200mL)で洗浄した。水性層をDCM(100mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、(Z)-1-メチル-3-(2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-アミンを褐色油状物(1.36g、87%)として得た。 DMF(30mL)中のHATU(3.22g、8.47mmol)、5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸(2.52g、7.07mmol)、(Z)-1-メチル-3-(2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン(1.36g、7.07mmol)及びDIPEA(2.48mL、14.2mmol)の溶液を18時間室温で撹拌した。反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(100mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/ DCM中に5−80%の10%のMeOH)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(Z)-tert-ブチルを褐色固形物(2.71g、2工程かけて72%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.40-7.30 (m, 1H), 7.08-6.99 (m, 2H), 5.93-5.84 (m, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.19 (t, J = 5.1 Hz, 4H), 2.42-2.37 (m, 4H), 1.58-1.48 (m, 9H)。
【0397】
中間体252 1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オン
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エタノール(10mL)中の3-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.0g、6.17mmol)の溶液にDIPEA(2mL、11.4 mmol)、続いて4-ヒドロキシピリジン(686mg、6.79 mmol)を加えた。反応混合物を60分間マイクロ波中130℃で加熱し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(75−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オールを明黄色油状物(1.46g)として得た。DCM(40mL)中のこの油状物(1.40g、6.17mmol)の溶液にデス−マーチンペルヨージド(3.1g、7.41mmol)を少しずつ添加した。反応混合物を3時間室温で撹拌し、DCM(100mL)で希釈し、飽和水性炭酸水素ナトリウム(30mL)、続いて飽和水性チオ硫酸ナトリウム(30mL)、飽和水性炭酸水素ナトリウム(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50−75%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、1- (1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オンを 黄色固形物(1.32g、2工程かけて95%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.54 (t, J = 6.0 Hz, 4H), 2.65 (t, J = 6.0 Hz, 4H)。
【0398】
中間体253 4-(アジドメチル)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オール
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水素化ナトリウム(255mg、6.38 mmol)を0℃で、DMSO(15mL)中に少しずつ加えた。反応混合物を室温に加温し、15分間攪拌し、トリメチルスルホキソニウムヨージド(1.34g、6.09mmol)を添加した。室温で90分間攪拌した後、DMSO(15mL)中の1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オン(1.3g、5.80mmol)の溶液を添加した。混合物を2時間55℃で加熱し、次いで水(200mL)に注ぎ、EtOAc(3×80mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、6-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタンを橙色液体として得た。水(5mL)及びMeOH(25mL)中のこの液体(1.38g、5.80mmol)の溶液に、塩化アンモニウム(768mg、14.4mmol)、続いてアジ化ナトリウム(1.9g、29.2mmol)を添加した。反応混合物を18時間70℃で加熱し、室温に冷却し、MeOHを減圧下で除去した。残留物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(150mL)で抽出した。有機層を水(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50−75%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(アジドメチル)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オールを黄色油状物(1.03g、2工程かけて63%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.64-3.54 (m, 2H), 3.42 (s, 2H), 3.05-2.96 (m, 2H), 1.92 (s, 1H), 1.81-1.77 (m, 4H)。
【0399】
中間体254 (4-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、4-(アジドメチル)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オールから出発し、(4-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物(330mg、3工程かけて88%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.01 (s, 1H), 4.72 (s, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.51 (t, J = 11.8 Hz, 2H), 3.28 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 3.25 (s, 3H), 2.92 (d, J = 11.8 Hz, 2H), 1.91 (d, J = 13.5 Hz, 2H), 1.66 (t, J = 13.5 Hz, 2H), 1.45 (s, 9H)。
【0400】
中間体255 2,2,2-トリフルオロ- N-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキシル)アセトアミド
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THF/水(20mL/ 4mL)中の2-アジド-5-フルオロ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタノール(280mg、094mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(270g、1.03mmol)で処理し、混合物を18時間ブラストスクリーンの後ろで60℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をSCXカートリッジを介して精製し、MeOHで洗浄し、MeOH中3NのNH
3で溶出し、2-アミノ-5-フルオロ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘプタノールを無色油状物として得た。0℃で無水DCM(20mL)中のこの油状物(256mg、0.94mmol)の溶液に、DIPEA(0.49mL、2.82mmol)をゆっくりと添加し、続いて無水トリフルオロ酢酸(0.16mL、1.13mmol)を滴下して加えた。反応混合物を室温まで加温し、18時間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(30−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキシル)アセトアミドを淡黄色油状物(130mg、2工程かけて38%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07及び8.06 (2s, 1H), 6.53 (s, 1H), 4.08及び4.06 (2s, 3H), 4.05-3.92 (m, 2H), 3.06-2.69 (m, 3H), 2.32-1.89 (m, 6H)。
【0401】
中間体257 4-(アミノメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オール
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水素化ナトリウム(鉱油中に60%、200mg、4.9mmol)を0℃でDMSOに少しずつ(15mL)を添加した。反応混合物を室温に加温し、15分間攪拌し、トリメチルスルホキソニウムヨージド(1.0g、4.6mmol)を添加した。室温で90分間撹拌した後、DMSO(15mL)中の1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-オン(1.0g、4.45mmol)を添加した。混合物を3時間55℃で加熱し、次いで水(50mL)に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、6-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタンを橙色液体として得た。反応管におけるこの液体(0.4g、1.67mmol)の溶液に、MeOH(20mL)中NH
3の7M溶液を添加し、混合物を24時間室温で密閉チューブ中で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH/DCM中に10%の7MのNH
3)を介して精製し、4-(アミノメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オールを黄色固形物(350mg、2工程かけて60%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.64-3.54 (m, 2H), 3.09-3.03 (m, 2H), 2.72 (s, 2H), 1.73-1.62 (m, 4H)。交換可能なものは観察されず。
【0402】
中間体258 N-((4-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-4-ピペリジル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル
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0℃に冷却したDCM(10mL)中の4-(アミノメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オール(150mg、0.58mmL)、トリエチルアミン(0.12mL、0.88mmol)及びDMAP(17mg、0.15mmol)の溶液に、DCM(2mL)中のジ-tert-ブチルジカーボネート(140mg、0.65mmol)の溶液をゆっくり添加した。反応混合物を16時間室温で撹拌した。水(10mL)を加え、水性層をDCM(3×15mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(15mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1−10%のMeOH/ DCM)を介して精製し、N-((4-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-4-ピペリジル)メチル)カルバミン酸tert-ブチルを黄色固形物(140mg、68%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 5.10-5.03 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.61-3.49 (m, 2H), 3.25 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 3.08-2.96 (m, 2H), 1.77-1.72 (m, 4H), 1.46 (s, 9H)。OHは観察されず。
【0403】
中間体259 3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-11-オキサ-3,8-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-8-カルボン酸tert-ブチル
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THF(25mL)中の4-(アミノメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オール(0.5g、1.95mmol)の溶液に、水(10mL)に溶解したK
2CO
3(0.68g、4.98mmol)を添加した。0℃に冷却した後、クロロアセチルクロリド(0.19mL、2.45 mmol)をゆっくりと加えた。混合物を室温に温め、16時間攪拌し、水(15mL)とEtOAc(15mL)の間で分配し、及び水性層をEtOAc(3×30mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(20mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、黄色固形物を得た。これをtert-ブタノール(15mL)に溶解し、THF(3mL)及びtert-ブトキシドカリウム(0.34g、2.9mmol)を添加した。混合物を16時間85℃で加熱した。室温に冷却後、混合物を水(20mL)とEtOAc(20mL)とEtOAc(20mL)の間で分配し、水性層をEtOAc(3×30mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1−10%、MeOH/ DCM)を介して精製し、黄色固形物(0.47g)を得た。この固形物をTHF(15mL)に溶解し、ボランの溶液(THF中に1M、10mL)を添加した。反応混合物を72時間66℃で加熱し、室温に冷却した。反応を1Mの塩酸(5mL)でクエンチし、EtOAc(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(20mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。DCM(10mL)中の得られた中間体(200mg)の溶液にトリエチルアミン(0.12mL、0.85mmol)及びDMAP(20mg、0.14mmol)を加えた。混合物を0℃に冷却し、DCM(2mL)中のジ-tert-ブチルジカーボネート(0.18g、0.85mmol)の溶液をゆっくりと加えた。混合物を室温まで加温し、16時間撹拌した。水(5mL)を加え、混合物をDCM(3×10mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−100%、EtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-11-オキサ-3,8-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-8-カルボン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(110mg、3工程かけて44%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 3.82-3.59 (m, 5H), 3.50-3.32 (m, 4H), 2.00-1.85 (m, 4H), 1.82-1.69 (m, 4H), 1.44 (s, 9H)。
【0404】
中間体265 5-((4-メトキシフェニル)メトキシ)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-オール
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0℃で、MeOH(25mL)中の(Z)--2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン塩酸塩(5.0g、25.38mmol)の溶液に、ジオキサン中のHCl(4M、0.10mol、25mL)を加えた。反応混合物を5分間0℃で撹拌し、室温に加温し、さらに3.5時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮し、粗残留物をDMSO(90mL)に溶解した。DIPEA(8.80mL、50.52 mmol)を5-クロロ-1-メチル-4-ニトロピラゾール(4.1g、25.37mmol)及びフッ化カリウム(5.9g、101.54mmol)を添加し、混合物を18時間70℃で加熱した。室温に冷却後、反応物を水(500mL)でクエンチし、EtOAc(3×200mL)で抽出した。一緒にした有機層を水(200mL)及びブライン(200mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、淡黄色固形物(5.22g)を得た。DCM(50mL)中のこの固形物(3.13g、14.10mmol)の溶液に3-クロロ過安息香酸(7.30g、21.10mmol)を添加し、混合物を1.5時間室温で撹拌した。混合物をDCM(250mL)で希釈し、飽和水性NaHCO
3 (250mL)及び1Mの水性NaOH溶液(150mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、淡黄色固形物(3.03g)を得た。DCM(30mL)中のこの固形物(1.29g、5.42mmol)及びパラ-メトキシベンジルアルコール(3.74g、27.10mmol)の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸銅(II)(0.20g、0.54mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。さらなるトリフルオロメタンスルホン酸銅(II)(0.10g、0.26mmol)を加え、混合物をさらに48時間撹拌した。混合物を水(250mL)でクエンチし、DCM(2×250mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20−90%のEtOAc/イソヘキサン、次??いで0−20%のEtOAc/DCM)を介して精製し、5-((4-メトキシフェニル)メトキシ)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-オールを淡黄色ガム状物(800mg、4工程かけて8%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (t, J = 3.4 Hz, 1H), 7.31-7.25 (m, 2H), 6.92-6.87 (m, 2H), 4.65 (d, J = 11.0 Hz, 1H), 4.49-4.38 (m, 1H), 3.98-3.67 (m, 4H), 3.73 (s, 3H), 3.57-3.44 (m, 1H), 3.34-3.23 (m, 2H), 3.22-3.12 (m, 2H), 2.95 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 2.25-2.10 (m, 2H), 1.91-1.75 (m, 2H)。
【0405】
中間体266 N-(2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-((5-(4-ヒドロキシ-5-((4-メトキシフェニル)メトキシ)アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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水(3mL)及びEtOH(30mL)中の5-((4-メトキシフェニル)メトキシ)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-オール(0.80g、2.18mmol)の溶液に鉄粉(0.90g、16.11mmol)を添加した。反応混合物を2時間100℃で加熱し、室温に冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をDCM(50mL)に溶解し、水(50mL)で洗浄した。水性層をDCM(50mL)で再抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、淡橙色ガム状物を得た。DMF(5mL)中のこのガム状物(0.55g、1.60mmol)の溶液に5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(0.62g、1.76mmol)、HATU(0.85g、2.40mmol)及びDIPEA(0.56mL、3.20mmol)を加えた。反応混合物を、66時間室温で撹拌し、飽和水性NaHCO
3 (200mL)でクエンチし、EtOAc(3×150mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(100mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/EtOAc)を介して精製し、N-(2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-((5-(4-ヒドロキシ-5-((4-メトキシフェニル)メトキシ)アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルを淡ピンク色固形物(530mg、2工程かけて35%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.44 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 1H), 7.25 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.00 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.92-6.84 (m, 2H), 4.61 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 4.40 (d, J = 11.1 Hz, 1H), 3.91 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.55 (td, J = 8.4, 3.4 Hz, 1H), 3.34-3.13 (m, 4H), 3.10 (s, 1H), 2.22-2.14 (m, 2H), 1.93-1.77 (m, 2H), 1.62-1.50 (m, 9H)。
【0406】
中間体267 5-アジド-4-メトキシ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン
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DCM(100mL)中の4-アジド-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.4g、9.38mmol)の溶液に、デスマーチンペルヨージナン(5.16g、12.19mmol)を一度に添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。さらなるDCM(100mL)、続いて飽和NaHCO
3 (100mL)及び10%のNa
2S
2O
3(30mL)を加えた。撹拌を30分間続けた。層を分離し、水性層をDCM(100mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、無色油状物(1.99g)を得た。窒素下、無水Et
2O(30mL)中のこの油状物の氷冷溶液に、Et
2O(1.5M、5.8mL、8.62mmol)中のメチルリチウムリチウムブロミド錯体の溶液をゆっくりと15分かけて添加した。混合物を1時間、氷冷しつつ撹拌し、室温に加温し、18時間撹拌した。氷中で冷却した後、飽和ブライン(100mL)を加えた。混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出し、合わせた抽出物をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、無色油状物(0.92g)を得た。油状物を窒素下で無水DMF(5mL)に溶解し、氷中で冷却し、水素化ナトリウム(鉱油中に60%の分散液、203mg、5.08mmol)を15分かけて少しずつ加えた。15分間氷冷しながら攪拌した後、ヨードメタン(1.06mL、16.94mmol)を滴下し、混合物を30分間氷冷しながら攪拌した。反応混合物を室温に温め、4時間撹拌した。飽和ブライン(100mL)を添加し、混合物をEt
2O(3×100mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、淡緑色油状物(1.05g)を得た。この油状物をMeOH(10mL)に溶解し、ジオキサン(4M、10mL)中のHClの溶液を加えた。溶液を40℃に温め、2.5時間撹拌した。減圧下での濃縮により明褐色ガム状物(1.03g)を得、DMSO(10mL)に溶解した。この溶液に、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-ピラゾール(712mg、4.41mmol)、フッ化カリウム(720mg、13.56 mmol)及びDIPEA(1.2mL、6.78 mmol)を加え、窒素下、混合物を70℃19時間で加熱した。混合物を冷却し、水(300mL)に注ぎ、EtOAc(3×150mL)で抽出した。一緒にした有機層を水(150mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-アジド-4-メトキシ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパンを淡黄色固形物(830mg、4工程かけて11%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.47-3.35 (m, 2H), 3.32-3.20 (m, 5H), 3.06-2.95 (m, 1H), 2.60-2.40 (m, 1H), 2.18-2.08 (m, 1H), 2.06-1.92 (m, 1H), 1.80-1.65 (m, 1H), 1.39 (s, 3H)。
【0407】
中間体268 N-(5-メトキシ-5-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル
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中間体122の手順に従い、5-アジド-4-メトキシ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパンから出発して、N-(5-メトキシ-5-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(780mg、2工程かけて75%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 5.25-5.15 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.74-3.65 (m, 1H), 3.65-3.50 (m, 1H), 3.48-3.35 (m, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.19-3.10 (m, 1H), 3.00-2.85 (m, 1H), 2.45-2.30 (m, 1H), 2.20-2.05 (m, 1H), 1.90-1.70 (m, 2H), 1.46 (s, 9H), 1.28 (s, 3H)。
【0408】
中間体269 G02693495 N-(1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-5-メチル-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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10%のカーボン担持パラジウム(0.2g)を、窒素下、MeOH(30mL)中のN-(5-メトキシ-5-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル(0.77g、2.01mmol)及びギ酸アンモニウム(1.6g、25mmol)の撹拌溶液に添加し、混合物を2時間加熱還流した。室温に冷却後、混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をDCM(100mL)と飽和水性NaHCO
3 (150mL)の間で分配し、水性層をDCM(100mL)で抽出した。一緒にした有機物を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去し、明褐色ガム状物(700mg)を得た。このガム状物をDCM(10mL)及びDMF(10mL)に溶解し、5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(0.84g、2.2mmol)、HATU(1.14g、3mmol)及びDIPEA(0.7mL、4mmol)を添加した。混合物を18時間室温で撹拌した。DCMを減圧下で除去し、飽和NaHCO
3(300mL)を添加した。混合物をEtOAc(3×200mL)で抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、N-(1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-5-メチル-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルを淡黄色固形物(540mg、2工程かけて39%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.45-7.30 (m, 1H), 7.12-6.95 (m, 2H), 5.30-5.20 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.72-3.65 (m, 1H), 3.50-3.28 (m, 2H), 3.25-3.15 (m, 1H), 3.14 (s, 3H), 3.05-2.95 (m, 1H), 2.40-2.20 (m, 1H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.95-1.70 (m, 2H), 1.55 (s, 9H), 1.45 (s, 9H), 1.22 (s, 3H)。
【0409】
中間体270 N-((4R, 5S)-5-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル
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5-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(5.13g、14.13mmol)のラセミ混合物を、エナンチオマーのキラルSFC分離にかけ、N-((4R, 5S)-5-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(2.08g、98.3%ee、40%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 5.12 (s, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.93 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.52-3.44 (m, 1H), 3.33-3.26 (m, 1H), 3.22-3.08 (m, 2H), 2.53 (s, 1H), 2.19-2.11 (m, 1H), 2.02-1.95 (m, 2H), 1.92-1.82 (m, 1H), 1.46 (s, 9H)。
【0410】
中間体271 N-((4S, 5R)-5-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル
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5-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(5.13g、14.13mmol)のラセミ混合物を、エナンチオマーのキラルSFC分離にかけ、N-((4S, 5R)-5-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(2.02g、97.6%ee、39%)として得た。 1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 5.12 (s, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.93 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.52-3.44 (m, 1H), 3.33-3.26 (m, 1H), 3.22-3.08 (m, 2H), 2.53 (s, 1H), 2.19-2.11 (m, 1H), 2.02-1.95 (m, 2H), 1.92-1.82 (m, 1H), 1.46 (s, 9H)。
【0411】
中間体272 N-((4R, 5S)-1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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メタノール(40mL)中のN-((4R,5S)-5-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル(1.92g、5.40mmol)の溶液に10%のカーボン担持パラジウム(37mg、0.35mmol)を加え、反応混合物を水素600psiの雰囲気下、室温で6時間撹拌した。混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗アミノ-ピラゾール(1.5g)を得た。DCM(50mL)中のPyBOP(3.35g、6.44mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(1.8g、5.06mmol)の溶液を室温で30分間撹拌した。DCM(50mL)中の粗アミノ-ピラゾール(1.5g、4.60mmol)及びDIPEA(1.28mL、7.36 mmol)の溶液を添加し、混合物を70時間室温で撹拌した。反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(3×50mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0−3%のMeOH/DCM)を介して精製し、温Et
2Oを用い、温MeCNを用いずに粉砕し、N-((4R, 5S)-1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(1.85g、2工程かけて51%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.67 (s, 1H), 9.76 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.41-7.34 (m, 1H), 7.09 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 5.00 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.25 (s, 1H), 3.83 (s, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.45-3.25 (m, 4H), 3.20-3.12 (m, 1H), 2.20-1.84 (m, 3H), 1.84-1.78 (m, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.42 (s, 9H)。
【0412】
中間体273 N-((4S, 5R)-1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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中間体272の手順に従い、N-((4S,5R)-5-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルから出発して、N-((4S, 5R)-1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルを白色固形物(1.34g、2工程かけて37%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.67 (s, 1H), 9.76 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.41-7.34 (m, 1H), 7.09 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 5.00 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.25 (s, 1H), 3.83 (s, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.45-3.25 (m, 4H), 3.20-3.12 (m, 1H), 2.20-1.84 (m, 3H), 1.84-1.78 (m, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.42 (s, 9H)。
【0413】
中間体274 anti-7-アジド-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-シクロヘプタ-3-エン-1-オール
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中間体221の手順に従い、anti-7-アジド-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-シクロヘプタ-3-エン-1-オールを淡黄色油状物(294mg、42%収率)として得た。H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 5.96 (dd, J = 8.3, 4.9 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.80-3.73 (m, 1H), 3.56-3.48 (m, 1H), 2.71 (ddd, J = 15.5, 8.3, 2.3 Hz, 1H), 2.58-2.39 (m, 4H), 2.24-2.14 (m, 1H), 1.86-1.73 (m, 1H)。
【0414】
中間体275 syn-7-アジド-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-シクロヘプタ-3-エン-1-オール
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中間体119の手順に従い、anti-7-アジド-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-シクロヘプタ-3-エン-1-オールから出発し、syn-7-アジド-4-( 2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-シクロヘプタ-3-エン-1-オールを黄色油状物(346mg、2工程かけて67%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 5.93-5.85 (m, 1H), 3.94-3.88 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 2.98 (ddd, J = 15.2, 9.5, 6.4 Hz, 1H), 2.65 (dd, J = 15.7, 9.0 Hz, 1H), 2.41 (dd, J = 15.2, 6.9 Hz, 1H), 2.30 (dd, J = 15.9, 9.4 Hz, 1H), 2.04-1.87 (m, 4 H)。
【0415】
中間体276 N-(-2-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘプタ-4-エン-1-イル)カルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、syn-7-アジド-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘプタ-3-エン-1-オールから出発し、N-(-2-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘプタ-4-エン-1-イル)カルバミン酸tert-ブチルを無色油状物(189mg、3工程かけて89%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.05 (s, 1H), 5.92 (ddd, J = 8.4, 4.7, 1.6 Hz, 1H), 5.23 (s, 1H), 3.91-3.81 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.66-3.62 (m, 1H), 3.41 (s, 3H), 2.93 (ddd, J = 15.1, 11.1, 4.7 Hz, 1H), 2.78 (t, J = 12.9 Hz, 1H), 2.23 (dd, J = 15.1, 8.5 Hz, 1H), 2.15-1.82 (m, 3H), 1.46 (s, 9H)。
【0416】
中間体277 G02693497 N-(5-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-2-メトキシ-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチル
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MeOH(30mL)中のN-(2-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘプタ-4-エン-1-イル)カルバミン酸tert-ブチル(180mg、0.49mmol)の溶液をH−キューブ(登録商標)(フルH
2、70℃、流量:1mL/分、30mm、20%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、無職油状物を得た。DCM(30mL)中のこの油状物の溶液にDIPEA(2.00mL、11.48mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(171mg、0.50mmol)、続いてPyBOP(596mg、1.15mmol)を添加し、混合物を16時間室温で撹拌した。反応物を水(20mL)でクエンチし、DCM(80mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(70−80%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4種のジアステレオマーの混合物である、N-(5-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-2-メトキシ-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト固形物(175mg、2工程かけて54%)として得た。 1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39及び10.36 (2s, 1H), 8.69及び8.62 (2s, 1H), 8.32-8.28及び8.21-8.14 (2 m, 1H), 7.85及び7.75 (2s, 1H), 7.43-7.36 (m, 1H), 7.32 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.25-7.17 (m, 1H), 5.19及び5.08 (2d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.78-3.54 (m, 2H), 3.37及び3.27 (2s, 3H), 3.11-2.94 (m, 1H), 2.32-1.30 (m, 8H), 1.55 (s, 9H), 1.43 (s, 9H)。
【0417】
中間体278 4-メチル-6-オキソ-3,7-ジヒドロ-2H-アゼピン-1-カルボン酸tert-ブチル
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ヘキサン中のn-ブチルリチウムの溶液(2.5M、5.1mL、12.75mmol)を、無水THF(30mL)中の N-(3-メチル-3-ブテン-1-イル)-1,1-ジメチルエチルエステル(2.14g、11.57mmol)の撹拌溶液に10分間かけて、窒素下、室温で滴下して加えた。1.25時間後、1-クロロ-3-(トリフェニル-λ
5-ホスファニリデン)プロパン-2-オン(4.07g、11.57mmol)を少しずつ15分かけて添加し、、攪拌を18時間室温で続けた。水(100mL)を注意深く添加し、反応混合物をEtOAc(3×150mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/ DCM)を介して精製し、淡橙色ガム状物(5.7g)を得た。これを無水THF(60mL)に溶解し、アセトアルデヒド(6.4mL)を加えた。反応混合物を20時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、淡橙色油状物(2.18g)を得た。この油状物を窒素用いて脱酸素したDCM(30mL)に溶解し、グラブス第二世代触媒(335mg、0.34mmol)を添加した。混合物を20時間窒素下で加熱還流した。混合物を室温に冷却し、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−30%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-メチル-6-オキソ-3,7-ジヒドロ-2H-アゼピン-1-カルボン酸tert-ブチルを暗褐色油状物(1.23g、3工程かけて47%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 5.30 (s, 1H), 4.30-4.10 (m, 2H), 3.65-3.50 (m, 2H), 2.70-2.55 (m, 2H), 2.05-1.90 (m, 3H), 1.48及び1.44 (2s, 9H)。
【0418】
中間体279 5-アジド-5-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-3-オール
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中間体18の手順に従い、4-メチル-6-オキソ-3,7-ジヒドロ-2H-アゼピン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発して、5-アジド-5-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-3-オールを淡緑色ガム状物(720mg、3工程かけて64%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04-8.03 (m, 1H), 4.25-3.90 (m, 1H), 3.88及び3.84 (2s, 3H), 3.75-3.45 (m, 1H), 3.45-2.90 (m, 3H), 2.30-2.18 (m, 1H), 2.15-1.75 (m, 4H), 1.55 (2s, 3H)。
【0419】
中間体280 N-(6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル
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DCM(100mL)中の5-アジド-5-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-3-オール(720mg、2.44mmol)の溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(1.35g、3.17 mmol)を一度に加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、DCM(100mL)で希釈し、飽和水性NaHCO
3(200mL)、ついで20%の水性Na
2S
2O
3(100mL)クエンチした。得られた混合物を15分間撹拌し、有機層を分離し、水性層をDCM(100mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で溶媒を除去し、淡緑色ガム状物(720mg)を得た。DCM(50mL)中のこのガム状物の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(THF中に50%、3.12mL、8.6mmol)を加え、混合物を20時間室温で攪拌した。さらなるデオキソ-フルオル(登録商標)(3.1mL)を加え、混合物を28時間40℃で加熱した。混合物を冷却し、飽和水性NaHCO
3 (200mL)を滴下してクエンチし、DCM(100mL)で希釈した。有機層を分離し、水性層をDCM(100mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、淡黄色ガム状物(626mg)を得た。このガム状物をTHF(20mL)に溶解し、水(4mL)及びトリフェニルホスフィン(522mg、2mmol)を加えた。混合物を16時間ブラストスクリーンの後ろで70℃で加熱した。さらなるトリフェニルホスフィン(500mg)を加え、加熱をさらに5時間続けた。溶媒を減圧下で除去し、DCM(30mL)に残留物を溶解した。この溶液に、ジ-tert-ブチルジカーボネート(1.08g、5mmol)及びDIPEA(0.7mL、4mmol)を加え、混合物を66時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、N-(6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルを無色固形物(540mg、4工程かけて57%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.04 (s, 1H), 4.92 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.82-3.55 (m, 1H), 3.52-3.05 (m, 3H), 2.70-2.45 (m, 2H), 2.30-2.05 (m, 1H), 2.04-1.85 (m, 1H), 1.52 (s, 3H), 1.45 (s, 9H)。
【0420】
中間体281 N-(4-((5-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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中間体269の手順に従い、N-(6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルから出発して、N-(4-((5-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルを黄色固形物(409mg、2工程かけて58%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.45-7.30 (m, 1H), 7.15-7.00 (m, 2H), 5.12 (br s, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.75-3.42 (m, 2H), 3.40-3.10 (m, 2H), 2.70-2.45 (m, 2H), 2.40-2.15 (m, 1H), 1.95-1.70 (m, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.46 (s, 3H), 1.33 (s, 9H)。
【0421】
中間体285 3-エチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オン
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室温で、DCM(15mL)中の3-エチル-4-オキソピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(380mg、1.67mmol)の溶液にTFA(3mL)を加え、反応混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、そのトリフルオロ酢酸塩としてエチルピペリジノンを得た。EtOH(15mL)中のこの塩(410mg、1.7mmol)、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-ピラゾール(330mg、2.0mmol)及びDIPEA(0.75mL、4.2mmol)の混合物を、2時間マイクロ波中140℃で加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-エチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オンを淡黄色固形物(250mg、2工程かけて58%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.05 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.65-3.54 (m, 1H), 3.53-3.41 (m, 2H), 3.36-3.21 (m, 1H), 2.78-2.64 (m, 1H), 2.64-2.49 (m, 2H), 2.01-1.87 (m, 1H), 1.44-1.29 (m, 1H), 0.94 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。
【0422】
中間体286 4-(アジドメチル)-3-エチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オール
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中間体253の手順に従い、3-エチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オンから出発し、4-(アジドメチル)-3-エチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オールを黄色ガム状物(170mg、2工程かけて66%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.62-3.53 (m, 2H), 3.40 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.34-3.15 (m, 1H), 3.06-2.94 (m, 2H), 1.97-1.77 (m, 3H), 1.37-1.15 (m, 2H), 0.92 (t, J = 7.4 Hz, 3H)。OHは観察されず。
【0423】
中間体287 N-((3-エチル-4-メトキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-4-ピペリジル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル
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中間体120の手順に従い、4-(アジドメチル)-3-エチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-4-オールから出発し、N-((3-エチル-4-メトキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-4-ピペリジル)メチル)カルバミン酸tert-ブチルを淡黄色固形物物(110mg、3工程かけて70%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 4.95-4.35 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.53-3.43 (m, 2H), 3.36-3.09 (m, 7H), 2.07-1.93 (m, 1H), 1.44-1.10 (m, 4H), 0.96-0.81 (m, 12H)。
【0424】
中間体292 3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-オール
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−78℃に冷却したMeOH/DCM(25mL/5mL)中の7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン-5-オール(0.7g、6.2mmol)の溶液を、5分間それに窒素をバブリングすることにより脱気した。灰色がかった青色が持続するまで、オゾンを反応混合物にバブリングした。単一の淡い色が持続するまで窒素を再び冷反応混合物にバブリングした。MeOH(5mL)中に溶解したベンジルアミン(0.67g、6.2mmol)の溶液を、MeOH(10mL)中のNaCNBH
3(1.6g、25mmol)に加えた。混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAc(30mL)と水(30mL)の間で分配した。水性層をさらにEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、ベンジル保護アミンを得た。これをEtOH(40mL)に溶解し、2Mの水性HCl(1mL)とのPd(OH)
2/C(0.2g)を添加した。混合物を18時間70℃、水素600psiの雰囲気下で撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、セライトを通して濾過し、EtOH(40mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、塩酸塩として、脱ベンジル化生成物を得た。DMSO(15mL)中の塩酸塩(1.1g、6.6mmol)の懸濁液に5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-ピラゾール(1.2g、7.3mmol)、DIPEA(1.7mL、9.7mmol)及びフッ化カリウム(1.1g、20mmol)を加え、反応物を16時間85℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、水(25mL)とEtOA(25mL)の間で分配し、水性層をEtOAc(3×25mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(25mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-オールをオフホワイト色固形物(550mg、3工程かけて62%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 4.66-4.57 (m, 1H), 4.38 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.19 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.82-3.73 (m, 1H), 3.68 (dd, J = 11.1, 2.8 Hz, 1H), 3.12 (d, J = 11.1Hz, 1H), 2.71-2.59 (m, 2H), 2.38 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 1.97 (dd, J = 12.9, 3.9 Hz, 1H)。
【0425】
中間体293 6-アジド-3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン
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3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-オール(500mg、1.96mmol)をDCM(15mL)に溶解し、トリエチルアミン(0.41mL、2.95mmol)を添加した。0℃に冷却し、で、塩化メタンスルホニル(0.19mL、2.45mol)をゆっくりと添加し、反応混合物を室温に加温し、18時間撹拌した。混合物をDCM(10mL)で希釈し、水(10mL)でクエンチし、水性層をDCM(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(10mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、淡褐色固形物を得た。この固形物(450mg、1.35mmol)をDMF(20mL)に溶解し、アジ化ナトリウム(450mg、6.8 mmol)を添加し、混合物をブラストシールドの後ろで、18時間150℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、混合物を水(20mL)とEtOAc(20mL)の間に分配し、水性層をEtOAc(3×25mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(20mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、6-アジド-3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタンを褐色ガム状物(25mg、2工程かけて68%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.05 (s, 1H), 4.65 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.34 (s, 1H), 4.28 (dd, J = 8.0, 3.2 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.75-3.70 (m, 2H), 2.83-2.73 (m, 1H), 2.64-2.49 (m, 2H), 2.20 (ddd, J = 13.4, 7.3, 3.2 Hz, 1H)。
【0426】
中間体294 N-(3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)カルバミン酸tert-ブチル
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THF中(10mL)及び水(2mL)中の6-アジド-3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン(250mg、0.8mmol)の溶液にトリメチルホスフィン(トルエン中に1Mの溶液、5mL、4.47mmol)を加え、混合物を16時間65℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残留物を(2M、15mL)に溶解し、EtOAc(2×10mL)で洗浄した。水性層を5Mの水性NaOHでpH14に塩基性化し、DCM(3×20mL)で抽出した。一緒にしたDCM層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、クリーム色固形物(220mg)を得た。DCM(10mL)中のこのアミンの溶液にトリエチルアミン(0.18mL、1.3mmol)及びDMAP(26mg、0.22mmol)を添加した。混合物を0℃に冷却し、DCM(2mL)中のジ-tert-ブチルジカーボネート(0.28g、1.3mmol)の溶液をゆっくりと加えた。反応混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(10mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1−10%のMeOH/ DCM)を介して精製し、N-(3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル)カルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(110mg、2工程かけて66%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.03 (s, 1H), 4.64-4.52 (m, 1H), 4.20 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.50-3.41 (m, 4H), 2.69-2.46 (m, 3H), 1.84-1.76 (m, 1H), 1.45 (s, 9H)。
【0427】
中間体295 N-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
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中間体294の手順に従い、2-アジド-5-フルオロ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタノールから出発し、N-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチルを無色固形物(572mg、2工程かけて61%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06及び8.05 (2s, 1H), 4.70 (br s, 1H), 4.07及び4.06 (2s, 3H), 3.86-3.67 (m, 3H), 2.96 (ddd, J = 40.6, 15.3, 10.4 Hz, 1H), 2.74 (dt, J = 44.6, 13.8 Hz, 1H), 2.25-2.04 (m, 2H), 2.01-1.79 (m, 3H), 1.72-1.63 (m, 1H), 1.47 (s, 9H)。
【0428】
中間体302 5-ヒドロキシ-4-メチル-アゼパン-1,4-ジカルボン酸O1-ベンジル,O4-エチル
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0℃でEt
2O(200mL)中の1-(ベンジルオキシカルボニル)-4-ピペリジノン(20.0g、85.80mmol)の溶液に、三フッ化ホウ素エーテル(12.0mL、94.40mmol)、続いてジアゾ酢酸エチル(11.7mL、94.40mmol)を、7℃以下の温度を維持して添加した。 反応混合物を1時間撹拌し、炭酸ナトリウム(150mL)の2M水溶液でクエンチし、EtOAc(3×150mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、明黄色油状物を得た。この油状物(10g、31.30mmol)を0℃でDMF(75mL)に溶解し、水素化ナトリウム(鉱油中に60%の分散液、1.38g、34.50mmol)を少しずつ加えた。反応混合物を1時間0℃で撹拌し、ヨードメタン(2.15mL、34.50mmol)を添加した。反応物を室温に加温し、18時間撹拌した。混合物をEt
2O(100mL)で希釈し、水(100mL)でクエンチした。水性層をEt
2O(3×75mL)で抽出し、合わせた有機層を水(2×100mL)及びブライン(2×100mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%のEt
2O/イソヘキサン)を介して精製し、明黄色油状物を得た。この油状物の一部(0.90g、2.70mmol)をMeOH(4mL)に溶解し、0℃でMeOH(5mL)中のNaBH
4(0.12g、3.24mmol)の攪拌懸濁液に添加した。反応混合物を3時間0℃で撹拌し、HClの1M水溶液(5mL)でクエンチした。水性層をDCM(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(25−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-ヒドロキシ-4-メチル-アゼパン-1,4-ジカルボン酸O1-ベンジル,O4-エチルを無色の油状物(480mg、3工程かけて1%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.37-7.28 (m, 5H), 5.17-5.10 (m, 2H), 4.20-4.07 (m, 2H), 3.78-3.20 (m, 7H), 2.32-2.24 (m, 1H), 2.07-1.86 (m, 3H), 1.73-1.62 (m, 1H), 1.30-1.19 (m, 3H)。交換可能なOHは観察されず。
【0429】
中間体303 3a-メチル-2-オキソ-3,4,5,7,8,8a-ヘキサヒドロオキサゾロ [4,5-d]アゼピン-6-カルボン酸ベンジル
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ジオキサン(5mL)中の5-ヒドロキシ-4-メチル-アゼパン-1,4-ジカルボン酸O1-ベンジル,O4-エチル(0.48g、1.43mmol)の溶液に、NaOH(2.9mL、2.87 mmol)の1M水溶液を添加し、反応物を16時間室温で撹拌した。混合物を2Mの水性HClでpH3に酸性化し、Et
2O(10mL)及びDCM(10mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、無色油状物(0.42g)を得た。この油の一部(0.21g、0.68mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(0.17mL、0.82 mmol)及びトリエチルアミン(0.12mL、0.88mmol)をトルエン(7mL)に溶解し、反応混合物を室温で攪拌した40分間撹拌し、ブラストシールドの後ろで、90℃で40分間加熱した。 tert-ブタノール(0.05mL、0.56mmol)を加え、反応混合物をブラストシールドの後ろで16時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、飽和水性NaHCO
3 (10mL)でクエンチした。混合物をEtOAc(15mL)で抽出し、有機層を水(10mL)及びブライン(10mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、3a-メチル-2-オキソ-3,4,5,7,8,8a- ヘキサヒドロオキサゾロ [4,5-d]アゼピン-6-カルボン酸ベンジルを黄色油状物(100mg、2工程かけて22%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.38-7.28 (m, 5H), 5.26-4.97 (m, 3H), 4.51 (s, 1H), 3.98-3.76 (m, 1H), 3.43-3.06 (m, 2H), 2.17 (s, 1H), 1.96-1.77 (m, 3H), 1.58 (s, 3H)。交換可能なものは観察されず。
【0430】
中間体304 3a-メチル-6-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-3,4,5,7,8,8a- ヘキサヒドロオキサゾロ [4,5-d]アゼピン-2-オン
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EtOH(10mL)中の3a-メチル-2-オキソ-3,4,5,7,8,8a- ヘキサヒドロオキサゾロ [4,5-d]アゼピン-6-カルボン酸ベンジル(305mg、1.0mmol)及び1-メチル-1,4-シクロヘキサジエン(1.1mL、10.00mmol)の溶液に、窒素下、10%のカーボン担持パラジウム(53mg、0.50mmol)を加え、混合物を2時間60℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で濃縮した。DMSO(5mL)中の残留物(170mg、1.00mmol)の溶液に、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-ピラゾール(178mg、1.10mmol)及びフッ化カリウム(232mg、4.00mmol)を加え、混合物を4時間マイクロ波中110℃で加熱した。反応物を水(20mL)でクエンチし、EtOAc(3×5mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/DCM)を介して精製し、黄色固形物(220mg、2工程かけて74%)を得た。物質を別のバッチと合わせ、逆相分取HPLCによるジアステレオマーの分離のために350mgを得た。主要なジアステレオマーを黄色固形物(196mg、2工程かけて67%)として分離した。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.11 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 4.48 (dd, J = 6.6, 2.7 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.10-3.01 (m, 2H), 2.20-1.96 (m, 3H), 1.85 (dd, J = 15.2, 7.8 Hz, 1H), 1.32 (s, 3H)。2つのプロトンが水ピーク下。LCMS (ES+) m/z 296 (M+1)。
【0431】
中間体305 8-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-オール
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中間体218の手順に従い、1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール及び1,4-シクロヘキサンジオンモノエチレンアセタールから出発し、8-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-オールをライトベージュ色固形物(3.68g、83%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.06 (s, 1H), 4.45 (s, 1H), 4.12 (s, 3H), 4.04-3.93 (m, 4H), 2.44-2.34 (m, 2H), 2.23-1.95 (m, 4H), 1.75-1.67 (m, 2H)。
【0432】
中間体306 4-フルオロ-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキサノン
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無水DCM(80mL)中の8-( 2-メチル- 4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-オール(3.68g、13.0mmol)の溶液に、窒素下でデオキソ-フルオルレセプター(THF中に50%、14.1mL、39.0mmol)の溶液を滴下して加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。0℃に冷却した後、最初に、飽和水性NaHCO
3(100mL)を滴下し、混合物をDCM(2×75mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(30−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、淡黄色油状物を得た。この油の一部(780mg、2.74mmol)をTHF(20mL)に溶解し、2Mの水性HCl(3mL)で処理した。反応混合物を、4時間室温で撹拌し、7時間60℃で加熱し、18時間室温で撹拌した。水(10mL)を加え、混合物をEtOAc(100mL)で抽出した。有機層をブライン(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(25−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-フルオロ-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキサノンを白色固形物(490mg、2工程かけて30%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.10及び8.09 (2s, 1H), 4.17及び4.15 (2s, 3H), 3.16-2.94 (m, 2H), 2.84-2.72 (m, 2H), 2.51 (dd, J = 15.4, 5.6 Hz, 2H), 2.43-2.33 (m, 2H)。
【0433】
中間体307 N- [[4-フルオロ-1-ヒドロキシ-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキシル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
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水素化ナトリウム(鉱油中に60%の分散液、183mg、4.56mmol)を0℃で窒素下、無水DMSO(15mL)に少しずつ加えた。 反応混合物を室温に加温し、15分間撹拌し、トリメチルスルホキソニウムヨージド(0.96g、4.36mmol)を少しずつ加えた。室温で90分間撹拌した後、DMSO(15mL)中の4-フルオロ-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキサノン(1.0g、4.15mmol)の溶液を滴下して加えた。混合物を2時間55℃で加熱し、室温に冷却し、水(200mL)に注ぎ、EtOAc(3×60mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、ガム状物を得た。MeOH(30mL)及びDCM(10mL)における7MのNH
3中のこのガム状物(1.1g、4.15mmol)の溶液を室温で4日間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた黄色油状物(1.1g、4.15mmol)をDCM(30mL)及びDIPEA(3.6mL、20.7mmol)に溶解した。溶液をジ-tert-ブチル-ジカルボン酸(1.1g、4.98mmol)の溶液で処理し、反応混合物を18時間室温で撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%のEtOAc/ガソリン40-60)を介して精製し、N- [[4-フルオロ-1-ヒドロキシ-4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)シクロヘキシル]メチル]カルバミン酸tert-ブチルをクリーム色泡状物(858mg、3工程かけて56%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.07及び8.06 (2s, 1H), 5.05-4.95 (m, 1H), 4.09及び4.07 (2s, 3H), 3.21 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 2.95-2.72 (m, 2H), 2.54 (s, 1H), 1.99-1.87 (m, 2H), 1.85-1.65 (m, 4H), 1.45 (s, 9H)。
【0434】
中間体308 N- [(4R)-6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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中間体280をキラルSFCを介してさらに精製し、N- [(4R)-6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(最初に溶出する異性体)(440mg)ee100%を得た。LCMS (ES+) m/z 412 (M+23)。
【0435】
中間体309 N- [(4S)-6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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中間体308の手順に従い、N-[(4S)-6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(第2に溶出する異性体)(430mg)ee93%を得た。LCMS (ES+) m/z 412 (M+23)。
【0436】
中間体310 N-[4-[[5-[(5R)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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中間体269の手順に従い、N-[(4R)-6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルから出発して、N-[4-[[5-[(5R)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルを淡褐色固形物(210mg、57%)ee98.6%として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.45-7.30 (m, 1H), 7.15-7.00 (m, 2H), 5.12 (br s, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.75-3.40 (m, 2H), 3.35-3.10 (m, 2H), 2.70-2.45 (m, 2H), 2.40-2.15 (m, 1H), 1.95-1.70 (m, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.46 (s, 3H), 1.33 (s, 9H)。
【0437】
中間体311 N-[4-[[5-[(5S)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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中間体269の手順に従い、N-[(4S)-6,6-ジフルオロ-4-メチル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体309)から出発して、淡褐色固形物(246mg)を得た。これをキラルSFCを介してさらに精製し、N-[4-[[5-[(5S)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルを淡褐色固形物(190mg、51%)ee98.5%として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.39 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.45-7.30 (m, 1H), 7.15-7.00 (m, 2H), 5.12 (br s, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.75-3.40 (m, 2H), 3.35-3.10 (m, 2H), 2.70-2.45 (m, 2H), 2.40-2.15 (m, 1H), 1.95-1.70 (m, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.46 (s, 3H), 1.33 (s, 9H)。
【0438】
中間体312 5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナ-8-エン
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−78℃でTHF(300mL)中の塩化ジルコノセン(20.8g、71mmol)の溶液に、臭化エチルマグネシウム(THF中に1M、142mL、142mmol)をゆっくりと添加し、混合物を−78℃30分間で撹拌し、0℃に加温した。赤色溶液が得られるまで攪拌し続けた。混合物をさらに30分間撹拌した。THF(100mL)中の6-オキソ-3,7-ジヒドロ-2H-アゼピン-1-カルボン酸tert-ブチル(15g、71mmol)をゆっくりと添加し、混合物を室温に加温し、3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、DCM(150mL)に残留物を溶解した。四塩化チタン(8mL、71 mmol)を添加し、混合物を16時間室温で撹拌した。塩化アンモニウムの飽和溶液(100mL)をゆっくりと反応混合物に添加し、白色懸濁液を得た。層を分離し、水性層をDCM(3×200mL)で抽出した。一緒にした有機層を飽和水性NaHCO
3(200mL)及びブライン(200mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEt
2O/イソヘキサン)を介して精製し、所望のBoc保護された物質を得た。これをDCM(50mL)に溶解し、TFA(10mL)を加え、混合物を4時間40℃で撹拌した。減圧下で溶媒を除去し、トリフルオロ酢酸塩としてアミンを得た。これをDMSO(50mL)に溶解し、DIPEA(6.2mL、35mmol)、フッ化カリウム(3.1g、19.1mmol)及び5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-ピラゾール(3.0g、19.1mmol)を添加した。混合物を16時間85℃で加熱し、室温に冷却した。混合物を水(50mL)とEtOAc(50mL)の間で分配し、水性層をEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機物をブライン(50mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナ-8-エンをオフホワイト色固形物(2.0g、3工程かけて56%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.00 (s, 1H), 5.69 (dt, J = 11.2, 5.4 Hz, 1H), 5.22-5.11 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.47-3.38 (m, 2H), 3.18 (s, 2H), 2.55-2.48 (m, 2H), 0.72-0.61 (m, 4H)。
【0439】
中間体313 8-アジド-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-9-オール
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DCM(25mL)中の5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6] ノナ-8-エン(1.0g、4.1mmol)の溶液に、m- CPBA(1.1g、4.8mmol)を加え、得られた混合物を16時間室温で撹拌した。飽和水性NaHCO
3 (15mL)を加え、水性層をDCM(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、黄色固形物として中間体エポキシドを得た。これをDMSO(30mL)に溶解し、酢酸(3mL)及びアジ化ナトリウムを添加した。混合物をブラストシールドの後ろで16時間110℃で加熱した。室温に冷却後、混合物を飽和水性NaHCO
3 (10mL)及びEtOAc(10mL)の間で分配した。水性層をEtOAc(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させた、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、8-アジド-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-9-オールを黄色ガム状物(160mg、2工程かけて54%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.01 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.79-3.72 (m, 1H), 3.55 (dd, J = 7.4, 2.4 Hz, 1H), 3.51-3.34 (m, 1H), 3.31-3.18 (m, 2H), 2.92 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 2.33-2.24 (m, 1H), 2.20 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 2.09-1.98 (m, 1H), 1.00-0.94 (m, 1H), 0.81-0.71 (m, 1H), 0.53-0.44 (m, 2 H)。
【0440】
中間体314 9-アジド-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-8-オール
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中間体313の手順に従い、9-アジド-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-8-オールを黄色ガム状物(350mg、2工程かけて68%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 3.99-3.92 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.53-3.20 (m, 4H), 2.76 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 2.61 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 2.35-2.15 (m, 1H), 2.17-1.82 (m, 1H), 0.94-0.73 (m, 2H), 0.61-0.51 (m, 2H)。
【0441】
中間体315 8-アジド-9-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン
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DCM(10mL)中の8-アジド-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-9-オール(200mg、0.67mmol)の溶液に少しずつデス−マーチンペルヨージナン(340mg、0.80mmol)を添加した。反応混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(50mL)で希釈し、飽和水性NaHCO
3(50mL)を添加し、混合物をDCM(50mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(20mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製しケトン中間体を得た。−78℃に冷却された窒素下、無水THF(7mL)中のこのケトン(190mg、0.62mmol)の溶液に、L-セレクトリド(THF中に1M、0.8mL、0.78 mmol)の溶液を滴下し、反応混合物を2時間−78℃で撹拌した。混合液を室温に加温し、水(10mL)を加えた。混合物をEtOAc(2×30mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、中間体アルコールを得た。0℃に冷却した無水DMF(5mL)中のこのアルコール(160mg、0.52mmol)の溶液に水素化ナトリウム(鉱油中に60%、25mg、0.62mmol)を加えた。15分間撹拌した後、ヨードメタン(0.05mL、0.78mmol)を加え、反応混合物を室温に温め、18時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水(30mL)とEtOAc(30mL)の間で分配した。水性層をEtOAc(30mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、8-アジド-9-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナンをオフホワイト色固形物(120mg、3工程かけて55%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.84-3.72 (m, 1H), 3.58 (s, 3H), 3.57-3.47 (m, 2 H), 3.22-3.15 (m, 1H), 2.93 (s, 1H), 2.40-2.28 (m, 1H), 2.24 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 2.07-1.91 (m, 1H), 0.79-0.72 (m, 1H), 0.67-0.46 (m, 3H)。
【0442】
中間体316 9-アジド-8-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン
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中間体315の手順に従い、9-アジド-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-8-オールから出発し、9-アジド-8-メトキシ5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナンを黄色ガム状物(170mg、3工程かけて62%)として得た。 1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.02 (s, 1H), 3.90 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.84 (s, 2H), 3.73-3.67 (m, 1H), 3.45-3.36 (m, 1H), 3.41 (s, 3H), 3.28 (s, 1H), 3.21-3.14 (m, 2H), 2.32-2.15 (m, 2H), 2.09-1.99 (m, 1H), 0.82-0.74 (m, 1H), 0.69-0.51 (m, 3H)。
【0443】
中間体317 N- [9- メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-8-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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THF/水(5mL/1mL)中の8-アジド-9-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン(120mg、0.37mmol)の溶液をトリメチルホスフィン(トルエン中に1.0M、1.8mL、1.8mmol)で処理し、反応混合物を4時間ブラストスクリーンの後ろで70℃で加熱した。反応物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を1Mの水性HClで酸性化し、EtOAc(2×20mL)で洗浄した。水性層を6MのNaOHでpH14に塩基性化し、DCM(2×30mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、明褐色ガム状物を得た。0℃で無水DCM(5mL)中のこのガム状物(80mg、0.27mmol)の溶液に、DIPEA(0.1mL、0.54 mmol)、続いてDCM(5mL)中のジ-tert-ブチル-ジカーボネート(90mg、0.41 mmol)の溶液を加えた。反応混合物を室温に温め、4時間撹拌した。水(5mL)を加え、混合物をDCM(2×30mL)で抽出した。一緒にした有機層をブライン(10mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、N- [9-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-8-イル]カルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(110mg、3工程かけて72%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.00 (s, 1H), 5.08 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 3.97-3.86 (m, 2H), 3.81 (s, 3H), 3.60 (ddd, J = 13.6, 10.5, 2.8 Hz, 1H), 3.51 (s, 3H), 3.12-3.04 (m, 1H), 2.74 (s, 1H), 2.16 (d, J = 12.6 Hz, 1H), 2.25-1.86 (m, 1H), 1.95-1.85 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 0.77-0.57 (m, 4H)。
【0444】
中間体318 N- [8-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-9-イル]カルバミン酸tert-ブチル
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中間体317の手順に従い、9-アジド-8-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナンから出発し、N- [8-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-9-イル]カルバミン酸tert-ブチルを黄色ガム状物(160mg、2工程かけて67%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.01 (s, 1H), 5.12 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.82 (s, 3H), 3.68-3.57 (m, 2H), 3.52-3.38 (m, 1H), 3.36 (s, 3H), 3.32 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 3.21-3.14 (m, 1H), 2.74 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 2.13-1.88 (m, 2H), 1.47 (s, 9H), 0.91-0.81 (m, 1H), 0.68-0.53 (m, 2H), 0.43-0.36 (m, 1H)。
【0445】
表1a及び1bの式I化合物101−531
実施例101 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)- N-(1-メチル-5-(4-((メチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド101
中間体1の溶液、MeOH(40mL)中のメチル((1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル(145mg、0.41mmol)をH−キューブ(登録商標)(フルH
2、50℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、粗(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチル(メチル)カルバミン酸tert-ブチルを赤茶色油状物(117mg)として得た。DCM(20mL)中のこのアミン(115mg、0.36mmol)の溶液に、DIPEA(1.0mL)、PyBOP(0.46g、0.89mmol)及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(127mg、0.36mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(80mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(75%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、(1-(4-(5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリジン-4-イル)メチル(メチル)カルバミン酸tert-ブチルを薄紫色泡状物(200mg)として得た。この泡状物(200mg、0.30mmol)を3日間室温で、MeOH(5mL)における1,4-ジオキサン(4M、3.8mL、15.1mmol)中のHClと共に撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗製残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに装填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH中に7Nのアンモニアで溶出し、101をベージュ色固形物(99mg、3工程かけて53%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.75 (s, 1H), 7.59-7.49 (m, 3H), 7.44 (s, 1H), 7.32-7.22 (m, 2H), 6.90 (br s, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.14-2.96 (m, 4H), 2.66 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.77 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 1.78-1.55 (m, 1H), 1.36-1.22 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0446】
実施例102 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(3-メチルピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド102
工程A (±)-2-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
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EtOH (10mL)中の2-メチルピペラジン(1g、6.2mmol)、実施例1からの5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(2.48g、12.4mmol)、DIPEA(2.4g、18.6mmol)の混合物を、5時間140℃で電子レンジで加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を得た。残留物を、溶出溶媒としてMeOH/DCM(10:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、(±)-2-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.0g、40%)を黄色固形物として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ (ppm): 8.03 (s, 1H), 4.38 (s, 1H), 3.99-3.68 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.67-3.65 (m, 1H), 3.46-3.41 (m, 1H), 3.31-3. 25 (m, 1H), 2.90-2.88 (d, J = 9.6Hz, 1H), 2.71-2.68 (d, J = 9.2 Hz ,1H), 1.49 (s, 9H), 1.36-1.34 (d, J = 5.2Hz, 3H)。
【0447】
工程B (±)-4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
H
2O(5mL)及びMeOH(20mL)中の(±)-2-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(500mg、1.54mmol)の溶液に、亜鉛(845mg、13mmol)及びNH
4Cl(1.4g、26mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で2時間攪拌し、セライトで濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を溶出溶媒としてPE/EtOAc(10/1〜1/10)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製、(±)-4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(650mg、?100%)を赤色固形物 として得た。
1H NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 7.22 (s, 1H), 4.35-4.33 (m, 1H), 4.12-4.11 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.43-3.46 (m, 1H), 3.25-3.30 (m, 2H), 3.01-3.00 (m, 1H), 2.89-2.87 (d, J = 12 Hz, 1H), 1.49 (s, 9H), 1.34-1.36 (d, J = 5.6Hz, 3H); MS (ESI) m/z = 296 (M+H
+)。
【0448】
工程C (±)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(15mL)中の(±)-4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(400mg、2.05mmol)、5-(tert-ブチルブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(630mg、2.46mmol)、HATU(0.83g、8.19mmol)の溶液にTEA(1.5mL)を添加した。反応混合物を20時間25℃で撹拌し、水(100mL)に注いだ。混合物をEtOAc(50mL×2)で抽出した。一緒にした有機層を水(50mL×2)及びブライン(30mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を溶出溶媒としてDCM/MeOH(1:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、(±)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(280mg、52%)を白色固形物として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ (ppm): 10.32 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.38-7.35 (m, 1H), 7.06-7.03 (m, 2H), 4.34 (s, 1H), 3.94-3.97 (m, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.67-3.40 (m, 1H), 3.20-3.25 (m, 2H), 3.04-3.06 (m, 1H), 2.88-2.90 (m, 1H), 1.55 (s, 9H), 1.47 (s, 9H), 1.34-1.36 (d, J = 6.4Hz, 3H); MS (ESI) m/z =434 (M+H
+)。
【0449】
工程D
(R)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6- ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5- イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル、及び(S)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6- ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2- メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
(±)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6- ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチル-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル (280mg)の分取HPLCを用いてキラル分離し、(S)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6- ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2- メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(80mg)、及び(R)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6- ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5- イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(80mg)を得た。
【0450】
工程E
TFA(1mL)及びDCM(4mL)中の(R)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6- ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(80mg、0.126mmol)の溶液を、周囲温度で3時間撹拌した。混合物のpHをアンモニアの添加により約8〜9に調整し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を分取HPLCにより精製して、102(40mg、73%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3) δ (ppm): 8.48 (s, 1H), 8.33(s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.30-7.36 (m, 1H), 7.03-7.07 (m, 2H), 6.14-6.17 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.53-3.48 (m, 1H), 2.90-3.34 (m, 6H), 1.32 (d, J = 6.5 Hz, 3H); MS (ESI) m/z =434 (M+1
+)。
【0451】
実施例103 (S)- 5-アミノ-N-(5-(3-アミノアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド103
ラセミ混合物のSFCによるキラル分離により、103を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 7.77 (s, 1H), 7.60 - 7.43 (m, 3H), 7.27 (dd, J = 14.5, 5.8 Hz, 2H), 6.39 (tt, J = 55.3, 4.2 Hz, 1H), 4.54 - 4.28 (m, 2H), 3.23 - 3.02 (m, 4H), 3.00-2.90 (m, 2H), 1.85-1.40 (m, 6H). MS(ESI) m/z: 498.2 [M+H
+]。
【0452】
実施例104 (R)-5-アミノ-N-(5-(3-アミノアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド104
ラセミ混合物のSFCによるキラル分離により、104を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 7.78 (s, 1H), 7.60 - 7.42 (m, 3H), 7.34 - 7.21 (m, 2H), 6.39 (tt, J = 55.3, 4.1 Hz, 1H), 4.54 - 4.29 (m, 2H), 3.25 - 3.02 (m, 4H), 3.00-2.90 (m, 2H), 1.87 - 1.36 (m, 8H). MS(ESI) m/z: 498.2 [M+H
+]。
【0453】
実施例105 5-アミノ- N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド105
水(1.6mL)及びDME(4.9mL)中の中間体3、4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド-)1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル (283mg、0.44mmol)、Na
2CO
3(93mg、0.88mmol)及び2-フルオロ-5-メチルフェニルボロン酸(95mg、0.62mmol)の混合物を、10分間混合物に窒素をバブリングすることにより穏やかに脱気した。ついで、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(36mg、0.04mmol)を添加し、混合物をさらに10分間脱気し、1時間マイクロ波中120℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をDCM(50mL)に溶解し、水(2×20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜80%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(4-(5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル (179mg)及び4-(4-(5-アミノ-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(50mg)を得た。単離された中間体を合わせ、MeOH(2mL)に懸濁させ、これに1,4-ジオキサン中のHCl(4M、1.7mL、6.75mmol)溶液を添加し、16時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAc(50mL)に溶解し、1MのNaOH溶液(20mL)で洗浄した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM)を介して精製し、105をベージュ色固形物(59mg、2工程かけて30%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.98 (s, 1H), 7.90 (dd, J = 7.0, 2.5 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.16-7.11 (m, 1H), 7.09-7.01 (m, 1H), 6.09 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.63 (t, J = 13.5 Hz, 2H), 3.46-3.29 (m, 4H), 3.06 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H), 1.95 (s, 1H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0454】
実施例106 5-アミノ- N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 106
実施例105の手順に従い、4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド-)1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルと2,5-ジフルオロフェニルボロン酸を反応させ、106をベージュ色固形物(57mg、2工程かけて28%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.90 (s, 1H), 7.88-7.81 (m, 2H), 7.18-7.10 (m, 1H), 7.06-6.99 (m, 1H), 6.16 (s, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.70-3.56 (m, 2H), 3.44 (t, J = 14.0 Hz, 2H), 3.35 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 3.11-3.05 (m, 2H), 1.95 (s, 1H). LCMS (ES+) m/z 470 (M+1)。
【0455】
実施例107 (R)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(メチルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド107
DCM(10mL)中の(R)-N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド(100mg、0.28mmol)の溶液に、DIPEA(0.5mL、2.87mmol)、PyBOP(293mg、0.56mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-シクロプロピルチアゾール-4-カルボン酸(125mg、0.35mmol)を加え、混合物を20時間室温で撹拌した。混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通して分離し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチルを淡黄色固形物(172mg)として得た。このガム状物(170mg、0.24mmol)を、1,4-ジオキサン中のHCl(4M、5mL)及びMeOH(5mL)で50℃で4時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製して、107をモノギ酸塩の白色固形物(62mg、2工程かけて41%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.56 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.49 (tt, J = 8.5, 6.2 Hz, 1H), 7.20-7.12 (m, 2H), 6.24 (tt, J = 55.5, 4.2 Hz, 1H), 4.48 (td, J = 14.0, 4.2 Hz, 2H), 3.40-3.20 (m, 5H), 2.68 (s, 3H), 2.28-1.74 (m, 6H). LCMS (ES+) m/z 512 (M+1)。
【0456】
実施例108 (R)-5-アミノ- N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(メチルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド108
水(1mL)及びDME(3mL)中の2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル(200mg、0.29mmol)、Na
2CO
3(62mg、0.59mmol)及び2,5-ジフルオロベンゼンボロン酸(66mg、0.41mmol)の混合物を、5分間混合物に窒素をバブリングすることにより穏やかに脱気した。ついで、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(30mg、0.037mmol)を添加し、混合物を60分間マイクロ波中120℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOH(5mL)及び1,4-ジオキサン中のHCl(4M、5mL)の溶液に溶解し、70℃で48時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOH/DCMに溶解し、SCXカートリッジを通過させ、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH中1Nのアンモニアで溶出した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製し、108をモノギ酸塩の淡褐色固形物(21mg、2工程かけて14%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.53 (s, 1H), 8.15-7.95 (m, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.35-7.05 (m, 2H), 6.25 (tt, J = 55.6, 4.1 Hz, 1H), 4.54-4.43 (m, 2H), 3.43-3.22 (m, 5H), 2.68 (s, 3H), 2.28-1.74 (m, 6H). LCMS (ES+) m/z 512 (M+1)。
【0457】
実施例109 (R)-5-アミノ- N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(メチルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド109
実施例108の手順に従い、2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロ- N-メチルアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル(200mg、0.29mmol)及び2-フルオロ-5-メチルベンゼンボロン酸(63mg、0.41mmol)を反応させ、109をモノギ酸塩の淡褐色固形物(67mg、2工程かけて45%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.56 (s, 1H), 8.07 (dd, J = 7.3, 2.2 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.26-7.20 (m, 1H), 7.12 (dd, J = 11.4, 8.4 Hz, 1H), 6.25 (tt, J = 55.6, 4.2 Hz, 1H), 4.48 (td, J = 13.9, 4.2 Hz, 2H), 3.41-3.33 (m, 3H), 3.30-3.13 (m, 2H), 2.58 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.23-1.72 (m, 6H). LCMS (ES+) m/z 508 (M+1)。
【0458】
実施例110 5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド110
DCM(20mL)中の1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(100mg、0.39mmol)の溶液に、DIPEA(0.5mL、2.87mmol)、PyBOP(300mg、0.58mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-シクロプロピルチアゾール-4-カルボン酸(164mg、0.46mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通すことにより分離し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを無色固形物(145mg)として得た。この固形物(145mg、0.24mmol)を1,4-ジオキサン(4M、5mL)のHClをにおいて、20時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製して、110をクリーム色固形物(80mg、2工程かけて44%)として得た。 1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.81 (s, 1H), 7.46 (tt, J = 8.5, 6.2 Hz, 1H), 7.19-7.11 (m, 2H), 6.22 (tt, J = 55.6, 4.2 Hz, 1H), 4.45 (td, J = 13.9, 4.2 Hz, 2H), 4.01-3.93 (m, 1H), 3.32-3.15 (m, 5H), 2.10-1.90 (m, 3H), 1.87-1.65 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 499 (M+1)。
【0459】
実施例111 5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド111
実施例105の手順に従い、2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(0.13g、0.23mmol)及び2-フルオロ-5-メチルベンゼンボロン酸(53mg、0.35mmol)から出発し、111を黒色固形物(56mg、2工程かけて50%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.93 (s, 1H), 8.08 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.42 (s, 2H), 7.24 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.39 (tt, J = 55.3, 4.2 Hz, 1H), 4.55 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 4.42 (td, J = 14.5, 4.2 Hz, 2H), 3.86-3.80 (m, 1H), 3.29-3.03 (m, 4H), 2.37 (s, 3H), 1.94-1.84 (m, 3H), 1.77-1.55 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 495 (M+1)。
【0460】
実施例112 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(2-メチルピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド112
DCM(10mL)中のPyBOP(313mg、0.60mmol)及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(153mg、0.43mmol)の溶液を30分間室温で撹拌した。DCM(10mL)中の4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチル(133mg、0.45mmol)及びDIPEA(0.12mL、0.68mmol)の溶液を加え、混合物を16時間室温で攪拌した。混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。分離された中間体をDCM(6mL)に再溶解し、TFA(2mL)を添加した。混合物を4時間室温で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物をDCM(50mL)に再溶解し、飽和水性NaHCO
3(2×10mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。分取HPLCで精製して、112を白色固形物(41mg、2工程かけて22%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.66 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.38-7.25 (m, 1H), 7.03 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 6.20 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.27-3.15 (m, 2H), 3.10-2.93 (m, 4H), 2.59 (dd, J = 12.5, 9.5 Hz, 1H), 0.88 (d, J = 6.3 Hz, 3H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 434 (M+1)。
【0461】
実施例113 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(2-エチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド113
実施例112の手順に従い、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-エチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルと、実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、113を白色固形物(27mg、2工程かけて19%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.68 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.31 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.03 (t, J = 9.2 Hz, 2H), 6.20 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.24-3.14 (m, 2H), 3.12-2.93 (m, 4H), 2.60 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 1.48-1.28 (m, 1H), 1.28-1.16 (m, 1H), 0.79 (t, J = 7.6 Hz, 3H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0462】
実施例114 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(2-エチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド114
実施例112の手順に従い、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-エチルピペラジン-1-カルボン酸(R)-tert-ブチルと、実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、114を白色固形物(30mg、2工程かけて21%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.68 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.36-7.27 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 6.24 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.25-3.15 (m, 2H), 3.11-2.90 (m, 4H), 2.58 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 1.41-1.31 (m, 1H), 1.28-1.14 (m, 1H), 0.79 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0463】
実施例115 (R)-5-アミノ-N-(5-(4-アミノアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-シクロプロピル-2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 115
工程A 2-(5-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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2-(5-クロロ-2-フルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(309mg、0.44mmol)、シクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(98mg、0.66mmol)、酢酸パラジウム(20.0mg、0.088mmol)、ブチル- ジ-1-アダマンチルホスフィン(50.1mg、0.133 mmol)及び炭酸セシウム(437mg、1.33mmol)を、40mLの反応バイアルに充填し、真空中で窒素で3回パージした。トルエン(10.8mL)及び水(1.2mL)を加え、混合物を4日間105℃で加熱し、LCMSでモニターした。反応物をセライトを通して濾過し、メタノールで十分に洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、ヘプタン中に0−100%の酢酸エチルで溶出し、2-(5-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル (192mg、62%)を得た。
【0464】
工程B
Cbz及びBoc基を、2-(5-シクロプロピル-2-フルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルから脱保護し、115を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.83 (br, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.48 (br, 2H), 7.20 - 7.05 (m, 2H), 3.65 (d, J = 4.6 Hz, 3H), 3.18 - 3.04 (m, 4H), 3.3.05-2.95 (m, 1H), 2.1.-2.02 (m, 1H), 1.85-1.75 (m, 3H), 1.68 - 1.43 (m, 3H), 0.98 (dt, J = 8.4, 3.1 Hz, 2H), 0.79 - 0.68 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 488.2 [M+H
+]。
【0465】
実施例116 (R)-5-アミノ-N-(5-(4-アミノアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロ-3-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド116
化合物116を、実施例115に記載の手順に従い調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.81 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.47 (s, 2H), 7.40 (dd, J = 15.0, 8.5 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.19 - 2.93 (m, 5H), 2.27 (s, 3H), 1.93 - 1.72 (m, 3H), 1.67 - 1.43 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 462.2 [M+H
+]。
【0466】
実施例117 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(3-メチルピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド117
実施例102の手順に従い、(S)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレートを反応させ、117を白色固形物(40mg、73%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 8.81 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.51-7.57 (m, 3H), 7.36 (s, 1H), 7.25-7.29 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.17-3.19 (m, 3H), 2.91-3.14 (m, 4H), 1.10 (d, J = 5.2 Hz, 3H); MS (ESI) m/z =434 (M+1
+)。
【0467】
実施例118 5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4- ヒドロキアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド118
実施例105の手順に従い、2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(130mg、0.23mmol)及び2,5-ジフルオロベンゼンボロン酸(55mg、0.35mmol)を反応させ、118を暗緑色固形物(66mg、2工程かけて57%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.10-8.00 (m, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.30-7.20 (m, 1H), 7.19-7.11 (m, 1H), 6.24 (tt, J = 55.6, 4.2 Hz, 1H), 4.51-4.40 (m, 2H), 4.01-3.92 (m, 1H), 3.45-3.30 (m, 2H), 3.31-3.16 (m, 3H), 2.13-1.91 (m, 2H), 1.90-1.67 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 499 (M+1)。
【0468】
実施例119 (S)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(メチルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド119
実施例108の手順に従い、2-ブロモ-4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロ-N-メチルアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル(80mg、0.12mmol)及び2-フルオロ-5-メチルベンゼンボロン酸(30mL、0.20mmol)を反応させ、119をモノギ酸塩の淡桃色固形物(11mg、2工程かけて19%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.56 (s, 1H), 8.08 (dd, J = 7.3, 2.2 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.26-7.20 (m, 1H), 7.12 (dd, J = 11.4, 8.4 Hz, 1H), 6.41-6.08 (m, 1H), 4.54-4.43 (m, 2H), 3.40-3.33 (m, 3H), 3.32-3.24 (m, 2H), 2.64 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.33-1.94 (m, 3H), 1.91-1.76 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 508 (M+1)。
【0469】
実施例120 5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド120
MeOH(5mL)中の中間体17、2,2,2-トリフルオロ-N-(3-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミド(70mg、0.20mmol)及びギ酸アンモニウム(101mg、1.60mmol)の溶液に、窒素下、10%のカーボン担持パラジウム(21mg、0.20mmol)を加えた。混合液を3時間70℃で加熱し、冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(10mL)とDCM(50mL)の間で分配した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを赤色ガム状物(64mg)として得た。DCM(3mL)中のPyBOP(146mg、0.28mmol)及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(78mg、0.22mmol)とを反応させ、室温で30分間撹拌した。DCM(2mL)中のN-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(65mg、0.20mmol)及びDIPEA(56μL、0.32mmol)の溶液を添加し、混合物を30時間室温で撹拌した。さらなるDCM(50mL)を加え、混合物を水(20mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEt
2O/DCM)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(3-フルオロ-4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを、白色固形物(82mg)の形態での4種のジアステレオマーのラセミ混合物として得た。この固形物をDCM(12mL)及びTFA(2mL)の混合物に再溶解し、混合物を4時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。次に残留物をMeOH(20mL)中に7Nのアンモニアに再溶解し、24時間55℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/ DCM中に0−5%の7Nのアンモニア)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(3-フルオロ-4-(2,2,2- トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸の2つの別々のエナンチオマー対を得た。エナンチオマー120の一対を白色固形物(41mg)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.60 (s, 1H), 7.53-7.43 (m, 1H), 7.15 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 4.48-4.30 (m, 1H), 3.83-3.72 (m, 3H), 3.57 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 3.59-3.45 (m, 1H), 3.37-3.29 (m, 2H), 3.14 (td, J = 11.4, 5.2 Hz, 1H), 1.95-1.84 (m, 3H), 1.82-1.71 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0470】
実施例121 5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 121
実施例101の手順に従い、中間体19、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを5%のMeOH/DCM(350mL)に溶解し、飽和NaHCO
3(50mL)及び水(4×50mL)で洗浄し、減圧下で溶媒を除去し、121をベージュ色固形物(1.1g、3工程かけて34%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.83 (s, 1H), 7.57-7.47 (m, 4H), 7.31-7.22 (m, 2H), 3.78-3.45 (m, 4H), 3.45-3.02 (m, 3H), 2.25-2.06 (m, 2H), 1.92-1.55 (m, 5H). LCMS (ES+) m/z 484 (M+1)。
【0471】
実施例122 5-アミノ-N-(5-((3S,5S)-5-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド122
実施例101、中間体20の手順に従い、6-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)にかけ、白色固形物(93mg、3工程かけて7%)を得た。化合物122を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.51 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 2H), 7.08-6.98 (m, 3H), 6.18-6.07 (m, 2H), 4.83-4.66 (m, 1H), 4.30-4.21 (m, 1H), 4.16-4.09 (m, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.40-3.16 (m, 3H), 3.11 (m, 1H), 2.98-2.89 (m, 1H), 1.95-1.76 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0472】
実施例123 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(2-メチルピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド123
実施例112の手順に従い、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3-及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸(S)-tert-ブチルから出発し、123を白色固形物(61mg、2工程かけて32%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.66 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.34-7.27 (m, 1H), 7.03 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.11 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.28-3.16 (m, 2H), 3.08-2.93 (m, 4H), 2.59 (dd, J = 12.4, 9.5 Hz, 1H), 0.88 (d, J = 6.3 Hz, 3H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 434 (M+1)。
【0473】
実施例124 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド124
実施例101の手順に従い、8-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-2-カルボン酸tert-ブチルから出発し、124をベージュ色固形物(140mg、3工程かけて47%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) 1H NMR δ 8.85 (br s, 1H), 8.81 (s, 1H), 7.61-7.45 (m, 4H), 7.29 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.22 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.14-2.96 (m, 6H), 1.81 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.73-1.60 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 474 (M+1)。
【0474】
実施例125 5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-3- フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキシアミド 125
実施例121の手順に従い、エナンチオマー125の一対をオフホワイト色固形物(37mg)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.73 (s, 1H), 7.53-7.41 (m, 1H), 7.14 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 4.78-4.56 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.55 (t, J = 15.3 Hz, 1H), 3.51-3.31 (m, 2H), 3.20-2.97 (m, 2H), 2.14 (q, J = 12.2 Hz, 1H), 2.05-1.83 (m, 1H), 1.78-1.69 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0475】
実施例126 5-アミノ-N-(5-((3R,5R)-5-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド126
実施例101の手順に従い、中間体20、6-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び実施例25からの5-(tert- ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%ののMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)にかけた後、白色固形物(273mg、3工程かけて19%)を得た。。化合物126をラセミ混合物をSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.52 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.37-7.28 (m, 2H), 7.08-6.98 (m, 3H), 6.13 (s, 2H), 4.83-4.78及び4.72-4.68 (2 m, 1H), 3.79-3.72 (m, 3H), 3.54-3.30 (m, 3H), 3.24-3.12 (m, 2H), 2.31-2.22 (m, 1H), 2.18-2.07 (m, 1H), 1.93-1.76 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0476】
実施例127 5-アミノ-N-(5-((3S,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド127
HCl/MeOH(10mL)中の(3S,5R)-1-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロピペリジン-3-イルカルバミン酸tert-ブチル(100mg、0.15mmol)の混合物を、周囲温度で20時間撹拌し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物をMeOH(10mL)に希釈し、28%アンモニア溶液で中和し、濃縮し、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLCにより精製して、127(40mg、59%)を得た。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 7.51-7.49 (m, 2H), 7.17-7.12 (m, 2H), 4.95-4.86 (m, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.31-3.25 (m, 3H), 2.97-2.90 (m, 1H), 2.31-2.23 (m, 1H), 1.64-1.48 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 452 [M+H
+]。
【0477】
実施例128 N-(5-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 128
1:1の塩化メチレン:TFAにおいて、4-(4-(5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルからBoc基を除去し、128を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 11.57 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.65 (s, 2H), 7.61 - 7.43 (m, 1H), 7.29 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 5.21 - 5.03 (m, 1H), 4.58 - 4.36 (m, 2H), 4.26 - 4.04 (m, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.46 - 3.36 (m, 2H), 2.98 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 2.79 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 1.60 - 1.40 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 490.2 [M+H
+]。
【0478】
実施例129 N-(5-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-5-アミノ-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド129
1:1の塩化メチレン:TFAにおいて、4-(4-(5-アミノ-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルからBoc基を除去し、129を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 10.78 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.41 (s, 2H), 7.90 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.55 (s, 2H), 7.26 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 4.61 - 4.42 (m, 2H), 4.27 - 4.11 (m, 2H), 3.70 - 3.54 (m, 2H), 3.00 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 2.84 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.36 (s, 3H), 1.71 - 1.57 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 486.2 [M+H
+]。
【0479】
実施例130 N-(5-(1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-5-アミノ-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド130
1:1の塩化メチレン:TFAにおいて、4-(4-(5-アミノ-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルからBoc基を除去し、130を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 10.43 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.36 (s, 2H), 8.06-7.94 (m, 1H), 7.60 (s, 2H), 7.51-7.37 (m, 1H),7.36-7.24 (m, 1H), 4.56 (dd, J = 10.5, 8.2 Hz, 1H), 4.47 (dd, J = 11.2, 8.1 Hz, 1H), 4.25 (dd, J = 10.7, 5.5 Hz, 1H), 4.18 (dd, J = 11.2, 5.7 Hz, 1H), 3.60-3.36 (m, 7H), 2.94 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.83-2.74 (m, 2H), 1.75 - 1.56 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 486.2 [M+H
+]。
【0480】
実施例131 (R)- 5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)-N-(5-(4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド131
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、131を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 8.33 - 8.20 (m, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.50 - 7.24 (m, 5H), 4.24 (s, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.43 - 3.32 (m, 1H), 3.28 - 3.17 (m, 1H), 3.11 - 2.98 (m, 1H), 2.96 - 2.83 (m, 1H), 2.05 - 1.88 (m, 1H), 1.84 - 1.64 (m, 4H), 1.63 - 1.45 (m, 1H), 1.17 (s, 3H). MS(ESI) m/z: 445.2 [M+H
+]。
【0481】
実施例132 (S)- 5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)-N-(5-(4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド 132
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、132を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 8.33 - 8.22 (m, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.50 - 7.23 (m, 5H), 4.24 (s, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.42 - 3.33 (m, 1H), 3.27 - 3.19 (m, 1H), 3.11 - 2.98 (m, 1H), 2.96 - 2.80 (m, 1H), 2.06 - 1.89 (m, 1H), 1.80 - 1.63 (m, 4H), 1.63 - 1.47 (m, 1H), 1.17 (s, 3H). MS(ESI) m/z: 445.2 [M+H
+]。
【0482】
実施例133 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド133
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、133を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 11.98 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.64 - 7.39 (m, 3H), 7.37 - 7.21 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.22 - 2.97 (m, 6H), 2.89 (dd, J = 14.6, 10.5 Hz, 1H), 2.79 - 2.60 (m, 1H), 2.25 (dd, J = 12.4, 10.6 Hz, 1H), 1.83 - 1.59 (m, 1H), 0.68 (d, J = 6.7 Hz, 3H). MS(ESI) m/z: 448.2 [M+H
+]。
【0483】
実施例134 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(5-(トリフルオロメチル)-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド134
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、134を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 11.98 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.64 - 7.39 (m, 3H), 7.37 - 7.21 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.22 - 2.97 (m, 6H), 2.89 (dd, J = 14.6, 10.5 Hz, 1H), 2.79 - 2.60 (m, 1H), 2.25 (dd, J = 12.4, 10.6 Hz, 1H), 1.83 - 1.59 (m, 1H), 0.68 (d, J = 6.7 Hz, 3H). MS(ESI) m/z: 448.2 [M+H
+]。
【0484】
実施例135 (S)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド135
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、135を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.69 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.59 - 7.43 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.37 (tt, J = 55.3, 4.1 Hz, 1H), 4.41 (td, J = 14.5, 4.1 Hz, 2H), 3.79 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 3.24 - 2.94 (m, 4H), 1.96 - 1.75 (m, 3H), 1.73 - 1.48 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 499.1 [M+H
+]。
【0485】
実施例136 (R)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド136
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、136を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.69 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.58 - 7.42 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.37 (tt, J = 55.3, 4.0 Hz, 1H), 4.47 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 4.40 (td, J = 14.5, 4.1 Hz, 2H), 3.87 - 3.72 (m, 1H), 3.23 - 2.94 (m, 4H), 1.92 - 1.76 (m, 3H), 1.73 - 1.46 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 499.1 [M+H
+]。
【0486】
実施例137 (S)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド137
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、137を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.91 (s, 1H), 8.07 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.38 (tt, J = 55.4, 4.1 Hz, 1H), 4.53 (s, 1H), 4.42 (td, J = 14.5, 4.1 Hz, 2H), 3.89 - 3.76 (m, 1H), 3.27 - 2.98 (m, 4H), 2.36 (s, 3H), 1.95 - 1.79 (m, 3H), 1.79 - 1.48 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 495.2 [M+H
+]。
【0487】
実施例138 (R)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド138
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、138を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.91 (s, 1H), 8.07 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 6.38 (tt, J = 55.4, 4.1 Hz, 1H), 4.53 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 4.42 (td, J = 14.5, 4.1 Hz, 2H), 3.93 - 3.74 (m, 1H), 3.27 - 3.00 (m, 4H), 2.37 (s, 3H), 1.97 - 1.78 (m, 3H), 1.78 - 1.49 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 495.2 [M+H
+]。
【0488】
実施例139 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド139
工程A:無水DCM (10mL)中の4-アジド-5-ヒドロキシアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(1.0g、3.45mmol)の溶液にデオキソ-フルオル(登録商標)(1.6mL、8.62mmol、THF中に50%)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液(20mL)を添加し、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-アジド-5-フルオロアゼパン-1-カルボン酸ベンジルを、シンとアンチの異性体の混合物の淡黄色油状物(0.76g)として得た。
【0489】
工程B:THF/水 (10mL/2mL)中の4-アジド-5-フルオロアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(0.5g、1.71mmol)の溶液をトリフェニルホスフィン(0.45g、1.71mmol)で処理し、混合物を24時間60℃で加熱した。混合物をEtOAc(100mL)と水(20mL)の間で分配し、ブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、無色油状物を得た。この油状物をEt
2Oにおいて粉砕し、得られた固形物を濾過し、Et
2Oで洗浄し、濾液を減圧下で濃縮し、無色油状物を得た。反応を半分のスケールで繰り返し、合わせたバッチを無水DCM(20mL)に溶解し、ジ-tert-ブチルジカーボネート(1.1g、5.11mmol)及びNEt
3(1.1mL、7.67mmol)で処理した。混合物を18時間室温で撹拌した。水(10mL)を添加し、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-5-フルオロアゼパン-1-カルボン酸ベンジルをシンとアンチの異性体の混合物の無色油状物(0.55g)として得た。
【0490】
工程C:MeOH(75mL)中の4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-5-フルオロアゼパン-1-カルボン酸ベンジル(0.55g、1.50mmol)溶液をH−キューブ(登録商標)(フルH
2、50℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルをシンとアンチ異性体の混合物の油状物(317mg)として得た。
【0491】
工程D:EtOH(4mL)中の5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(310mg、1.34mmol)の溶液に、DIPEA(1mL、5.7mmol)及び5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(216mg、1.34mmol)を加えた。反応混合物を8時間、マイクロ波中130℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(30−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2種のトランス異性体、5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルをいくつかのシン異性体で汚染された黄色ガラス状物(65mg)として得た。
【0492】
工程E:MeOH(20mL)中の5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び5-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(65mg、0.182 mmol)の溶液をH-キューブ(登録商標)(フルH
2、50℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、遊離アミンを淡黄色ガラス状物(51mg)として得た。
【0493】
工程F:DCM(10mL)中のこのアミン(51mg、0.156mmol)の溶液に加えた5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(56mg、0.156mmol)、PyBOP(203mg、0.39mmol)及びDIPEA(0.5mL、2.9mmol)を加え、反応混合物を18時間室温で撹拌した。水(10mL)を加え、混合物をDCM(40mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、少量のシン(シス)異性体で汚染された4-(5-(4-Boc-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルの2種のトランス異性体の淡紫色固形物(36mg)として得た。
【0494】
工程G:MeOH(2mL)中の4-(5-(4-Boc-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(35mg、0.053mmol)の2種のトランス異性体の溶液/懸濁液を、ジオキサン(4M、0.65mL、2.63 mmol)中のHClの溶液で処理し、混合物を18時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製し、5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドをオフホワイト色固形物(3mg、8工程かけて0.16%)として得た。4-アミノ及び5-フルオロ基はトランスである。1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.81 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.38-7.27 (m, 1H), 7.08-6.98 (m, 2H), 6.14 (s, 2H), 4.92-4.77 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.50-3.29 (m, 3H), 3.18-3.05 (m, 2H), 2.29-2.24 (m, 1H), 2.11-1.76 (m, 3H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0495】
SFCによる5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドのキラル分離により、139を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.82 (s, 1H), 7.59 - 7.42 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.55 - 4.31 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.23 - 3.03 (m, 5H), 2.20 - 2.02 (m, 1H), 2.02 - 1.88 (m, 1H), 1.88 - 1.76 (m, 1H), 1.67 - 1.52 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 466.1 [M+H
+]。
【0496】
実施例140 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド140
実施例139の手順に従い、4-アミノ及び5-フルオロ基がシスである、5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドを得た。SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、140を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.82 (s, 1H), 7.59 - 7.42 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.55 - 4.31 (m, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.23 - 3.03 (m, 5H), 2.20 - 2.02 (m, 1H), 2.02 - 1.88 (m, 1H), 1.88 - 1.76 (m, 1H), 1.67 - 1.52 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 466.1 [M+H
+]。
【0497】
実施例141 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(2-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド141
実施例112の手順に従い、(S)-5-(2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミンと実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、141をピンク色固形物(86mg、2工程かけて46%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.59 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.35-7.28 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.13 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.43-3.31 (m, 2H), 2.98 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 2.83 (t, J = 11.4 Hz, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.32-2.25 (m, 1H), 1.96 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 0.90 (d, J = 6.3 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0498】
実施例142 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(2-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド142
実施例110の手順に従い、(R)-5-(2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミンと実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、142を白色固形物(54mg、2工程かけて29%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.59 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.36-7.25 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.12 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.43-3.30 (m, 2H), 2.98 (dt, J = 11.5, 2.8 Hz, 1H), 2.83 (t, J = 11.4 Hz, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.42-2.20 (m, 1H), 1.96 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 0.92 (d, J = 8.6 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0499】
実施例143 5-アミノ-N-(1-シクロプロピル-5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド143
実施例105の手順に従い、4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルと2,5-ジフルオロ-フェニルボロン酸とを反応させ、143を ベージュ色泡状物(60mg、2工程かけて42%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.92 (s, 1H), 7.92-7.84 (m, 2H), 7.17-7.08 (m, 1H), 7.07-6.99 (m, 1H), 6.15 (s, 2H), 3.68 (t, J = 13.2 Hz, 2H), 3.52-3.32 (m, 5H), 3.11 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 1.95 (s, 1H), 1.26-1.20 (m, 2H), 1.08-1.00 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 496 (M+1)。
【0500】
実施例144 5-アミノ-N-(1-シクロプロピル-5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド144
実施例105の手順に従い、4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルと2-フルオロ-5-メチルフェニルボロン酸とを反応させ、144をベージュ色泡状物(75mg、2工程かけて53%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.99 (s, 1H), 7.92 (dd, J = 7.2, 2.2 Hz, 1H), 7.84-7.79 (m, 1H), 7.16-7.11 (m, 1H), 7.10-7.00 (m, 1H), 6.09 (s, 2H), 3.69 (t, J = 13.3 Hz, 2H), 3.51-3.35 (m, 5H), 3.09 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.05-1.80 (m, 1H), 1.29-1.19 (m, 2H), 1.09-0.98 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0501】
実施例145 5-アミノ-N-(1-シクロプロピル-5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド145
THF(3mL)中の4-(4-(2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(191mg、0.29mmol)、フッ化カリウム二水和物(90mg、0.96mmol)及び2,6-ジフルオロフェニルボロン酸(137mg、0.87mmol)の混合物を、15分間、混合物を通して窒素をバブリングすることにより穏やかに脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム/トリ-tert-ブチルホスホニウムテトラフルオロボレートの混合物(モル比:1/1.2)(35mg、0.029mmol)を添加し、脱気混合物を2時間、100℃で、電子レンジで加熱した。溶媒を減圧下で除去した。水(5mL)を加え、混合物をEtOAc(2×20mL)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(4-(5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを橙色固形物(95mg、0.13mmol)として得、MeOH(0.2mL)及び1,4-ジオキサン(4M、0.7mLの2.73mmol)中のHClの溶液に溶解し、48時間70℃で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOH/DCMに溶解し、SCXカートリッジを通過させ、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH中に1Nのアンモニアで溶出した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM)で精製して、145をベージュ色固形物(35mg、2工程かけて25%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 9.42 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 1H), 7.08-6.97 (m, 2H), 6.20 (s, 2H), 3.71-3.56 (m, 3H), 3.46-3.35 (m, 4H), 3.12-3.06 (m, 2H), 1.25-1.19 (m, 2H), 1.06-0.97 (m, 2H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 496 (M+1)。
【0502】
実施例146 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド 146
MeOH(15mL)中の4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(212mg、0.83mmol)及びギ酸アンモニウム(386mg、6.6mmol)の溶液に、窒素下、10%のカーボン担持パラジウム(88mg、0.83mmol)を加えた。混合物を16時間80℃で加熱し、冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(20mL)とDCM(40mL)の間で分配し、有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮して、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチルアゼパン-4-オールを赤色油状物として得、さらに精製することなく使用した。DCM(10mL)中のDIPEA(0.06mL、0.33mmol)、PyBOP(151mg、0.29mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸(89mg、0.25mmol)(30分間プレ撹拌)の溶液に、1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチルアゼパン-4-オール(47mg、0.21mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。混合物をDCM(30mL)及び水(20mL)で希釈した。有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(109mg)として得た。この固形物をMeOH(5mL)において1,4-ジオキサン中の(4M、5mL、20 mmol)のHClと共に、16時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに通し、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH/DCM中に3−10%の7Nのアンモニアで溶出した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/DCM)を介して精製し、146をオフホワイト色固形物(36mg、3工程かけて37%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.68 (s, 1H), 7.52-7.43 (m, 1H), 7.17-7.10 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.56-3.44 (m, 1H), 3.19-3.10 (m, 1H), 3.04-2.96 (m, 1H), 2.14-2.02 (m, 1H), 1.94-1.80 (m, 4H), 1.74-1.64 (m, 1H), 1.23 (s, 3H) (1プロトンは溶媒ピークと一致). LCMS (ES+) m/z 463 (M+1)。
【0503】
実施例147 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド147
工程A:DCM(40mL)中の5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(784mg、2.2mmol)の溶液にPyBOP(1.46g、2.8mmol)を添加し、混合物を30分間室温で撹拌した。DCM(40mL)中のN-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(647mg、2.0mmol)及びDIPEA(0.59mL、3.4mmol)の溶液を添加し、混合物を16時間室温で撹拌した。混合物をDCM(60mL)で希釈し、水(30mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト固形物(1.32g)として得た。
【0504】
工程B:2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを、圧力容器内でMeOH(20mL)に懸濁させ、これに1,4-ジオキサン(4M、20mL、80.0mmol)中のHClの溶液を加えた。容器を密封し、混合物を16時間60℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH/DCM中に0−10%の7Nのアンモニア)を介して精製し、5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドを淡褐色固形物(653mg、2工程かけて70%)として得た。4-アミノ及び5-フルオロ基はシスである。1H NMR (400 M Hz, CDCl
3) δ 8.63 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.37-7.29 (m, 1H), 7.03 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.13 (s, 2H), 4.48 (dtd, J = 47.9, 8.6, 3.6 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.37-3.15 (m, 5H), 2.23-1.92 (m, 3H), 1.75-1.67 (m, 1H)。アルキルNH
2 は観察されず。LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、147を単一のエナンチオマーとして得た。.
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.04 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.56 - 7.43 (m, 3H), 7.26 (dd, J = 14.5, 5.9 Hz, 2H), 4.82 (dd, J = 47.0, 7.4 Hz, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.29 - 3.15 (m, 4H), 3.08 - 2.91 (m, 2H), 2.24 - 2.06 (m, 1H), 1.91 - 1.76 (m, 2H), 1.74 - 1.59 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 466.1 [M+H
+]。
【0505】
実施例148 (S)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド148
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、148を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.10 (s, 1H), 8.15 (ddd, J = 9.3, 5.7, 3.3 Hz, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.51 - 7.36 (m, 3H), 7.27 (tt, J = 7.4, 3.6 Hz, 1H), 6.38 (tt, J = 55.4, 4.1 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 4.42 (td, J = 14.5, 4.1 Hz, 2H), 3.87 - 3.71 (m, 1H), 3.25 - 2.97 (m, 4H), 1.92 - 1.76 (m, 3H), 1.73 - 1.47 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 499.1 [M+H
+]。
【0506】
実施例149 (R)- 5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド149
SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、149を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.10 (s, 1H), 8.15 (ddd, J = 9.3, 5.7, 3.3 Hz, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.51 - 7.36 (m, 3H), 7.27 (tt, J = 7.4, 3.6 Hz, 1H), 6.38 (tt, J = 55.4, 4.1 Hz, 1H), 4.50 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 4.42 (td, J = 14.5, 4.1 Hz, 2H), 3.87 - 3.71 (m, 1H), 3.25 - 2.97 (m, 4H), 1.92 - 1.76 (m, 3H), 1.73 - 1.47 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 499.1 [M+H
+]。
【0507】
実施例150 5-アミノ-N-(5-((4R,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド150
実施例147の手順に従い、4-アミノ及び5-フルオロ基がシスである5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドを得た。SFCによるラセミ混合物のキラル分離により、150を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.05 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.57 - 7.47 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.82 (dd, J = 47.0, 7.2 Hz, 1H), 3.63 (s, 3H), 3.30 - 3.15 (m, 4H), 3.08 - 2.94 (m, 2H), 2.26 - 2.09 (m, 1H), 1.93 - 1.74 (m, 2H), 1.74 - 1.60 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 466.1 [M+H
+]。
【0508】
実施例151 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-フルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド151
化合物151を、6-フルオロ-1,4-ジアゼパンを用い、実施例102に記載の手順に従い調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.74 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.59 - 7.46 (m, 3H), 7.43 (s, 1H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.47 - 4.37 (m, 1H), 4.30 (dd, J = 5.2, 2.3 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.08 - 2.73 (m, 8H). MS(ESI) m/z: 452.1 [M+H
+]。
【0509】
実施例152 (R)-5-アミノ-N-(5-(4-アミノアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド152
化合物 152を本明細書に記載の手順に従い調製した。
【0510】
実施例153 5-アミノ-N-(5-((3S,5R)-5-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド153
実施例101の手順に従い、中間体20、6-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)にかけた後、白色固形物(273mg、3工程かけて19%)を得た。化合物153を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.77 (s, 1H), 7.61 - 7.41 (m, 4H), 7.27 (dd, J = 14.5, 5.8 Hz, 2H), 4.84 - 4.56 (m, 1H), 3.67 (d, J = 7.4 Hz, 3H), 3.44 - 3.34 (m, 2H), 3.21 - 2.86 (m, 3H), 2.22 - 2.07 (m, 1H), 1.87 (ddt, J = 34.3, 21.1, 7.4 Hz, 3H), 1.70 - 1.53 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 466.1 [M+H
+]。
【0511】
実施例154 5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド154
実施例101の手順に従い、中間体20、6-フルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)にかけた後、白色固形物(273mg、3工程かけて19%)を得た。化合物154を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.77 (s, 1H), 7.61 - 7.41 (m, 4H), 7.27 (dd, J = 14.5, 5.8 Hz, 2H), 4.84 - 4.56 (m, 1H), 3.67 (d, J = 7.4 Hz, 3H), 3.44 - 3.34 (m, 2H), 3.21 - 2.86 (m, 3H), 2.22 - 2.07 (m, 1H), 1.87 (ddt, J = 34.3, 21.1, 7.4 Hz, 3H), 1.70 - 1.53 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 466.1 [M+H
+]。
【0512】
実施例155 5-アミノ-N-(5-((3R,4S)-4-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド155
実施例101又は112の手順に従い、化合物155を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.77 (s, 1H), 7.60 - 7.44 (m, 4H), 7.26 (dd, J = 14.4, 5.8 Hz, 2H), 4.34 - 4.10 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.54 - 3.33 (m, 2H), 3.17 - 2.93 (m, 3H), 1.96 - 1.50 (m, 5H). MS(ESI) m/z: 466.1 [M+H
+]。
【0513】
実施例156 5-アミノ-N-(5-((3S,4R)-4-アミノ-3- フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド156
実施例101又は112の手順に従い、化合物156を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.77 (s, 1H), 7.60 - 7.44 (m, 4H), 7.26 (dd, J = 14.4, 5.8 Hz, 2H), 4.34 - 4.10 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.54 - 3.33 (m, 2H), 3.17 - 2.93 (m, 3H), 1.96 - 1.50 (m, 5H). MS(ESI) m/z: 466.1 [M+H
+]。
【0514】
実施例157 5-アミノ-N-(5-((3R,4)-4-アミノ-3- フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド157
実施例101又は112の手順に従い、化合物157を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.77 (s, 1H), 7.61 - 7.41 (m, 4H), 7.26 (dd, J = 14.4, 5.8 Hz, 2H), 4.33 - 4.09 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.51 - 3.32 (m, 2H), 3.06 (m, 3H), 1.87 - 1.49 (m, 4H). MS(ESI) m/z: 466.2 [M+H
+]。
【0515】
実施例158 5-アミノ-N-(5-((3S,4S)-4-アミノ-3- フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド158
実施例101又は112の手順に従い、化合物158を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.77 (s, 1H), 7.61 - 7.41 (m, 4H), 7.26 (dd, J = 14.4, 5.8 Hz, 2H), 4.33 - 4.09 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.51 - 3.32 (m, 2H), 3.06 (m, 3H), 1.87 - 1.49 (m, 4H). MS(ESI) m/z: 466.2 [M+H
+]。
【0516】
実施例159 5-アミノ-N-(5-((3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド159
HCl/MeOH(10mL)中の(3R,5R)-1-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロピペリジン-3-イルカルバミン酸tert-ブチル(150mg、0.23mmol)の混合物を、20時間周囲温度で攪拌し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物をMeOH(10mL)で希釈し、28%のアンモニア水で中和し、濃縮し、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLCにより精製して、159を淡色固形物(77mg、74%)として得た。
1H NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 7.74 (s, 1H), 7.48-7.42 (m, 1H), 7.14-7.11 (m, 2H), 5.36-5.24 (m, 1H), 4.00-3.94 (m, 1H), 3.83-3.72 (m, 4H), 3.42-3.37 (m, 1H), 2.74-2.62 (m, 2H), 2.50-5.42 (m, 1H), 2.02-1.88 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 452 [M+H
+]。
【0517】
実施例160 5-アミノ-N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド160
実施例162に従い、化合物160を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 10.13 (s, 1H), 9.14 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.60 - 7.45 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 5.17 (s, 1H), 4.55 (t, J = 8.2 Hz, 2H), 4.33 - 4.10 (m, 2H), 3.77 (t, J = 12.8 Hz, 2H), 3.69 - 3.51 (m, 2H), 3.47 - 3.36 (m, 2H), 3.19 (t, J = 14.3 Hz, 2H), 3.03 - 2.81 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 526.2 [M+H
+]。
【0518】
実施例161 (R)-5-アミノ-N-(5-(4-アミノアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド161
実施例101に従い、5-クロロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-ピラゾールと(R)-ベンジルアゼパン-4-イルカルバメートとを反応させ、161を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.12 (s, 1H), 8.18-8.06 (m, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.52-7.35 (m, 3H), 7.34-7.18 (m, 1H), 6.39 (tt, J = 55.3, 4.2 Hz, 1H), 4.42 (td, J = 14.5, 4.2 Hz, 2H), 3.21 -3.03 (m, 4H), 3.03-2.91 (m, 1H), 1.91-1.71 (m, 3H), 1.64-1.36 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 498.2 [M+H
+]。
【0519】
実施例162 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド162
工程A メタンスルホン酸オキセタン-3-イルメチル
[この文献は図面を表示できません]
オキセタン-3- イルメタノール(1.85g、21.0mmol)を塩化メチレンに溶解し、0℃に冷却した。トリエチルアミン(5.31g、52.2mmol)、続いて塩化メタンスルホニル(2.89g、25.2mmol)ををゆっくり加えた。混合物を2時間、周囲温度で加温し、飽和炭酸水素ナトリウム(14mL)でクエンチした。水溶液を塩化メチレンで3回抽出した。一緒にした有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗メタンスルホン酸オキセタン-3- イルメチル(定量的)を得た。
【0520】
工程B 4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イルメチル)ピラゾール
[この文献は図面を表示できません]
4-ニトロピラゾール(1000mg、8.80mmol)、オキセタン-3-イルメチルメタンスルホネート(1.90g、11.0mmol)、炭酸セシウム(8.70g、27.0mmol)及びアセトニトリル(13mL)の混合物を100℃で3時間加熱した。混合物を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウムを加えた。混合物を塩化メチレンで3回抽出した。一緒にした有機層を乾燥(Na
2SO
4)させ、減圧下で溶媒を除去した。粗生成物をヘプタン中に0−70%の酢酸エチルを用いて溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イルメチル)ピラゾール(1.60g、99%)を得た。
【0521】
工程C 5-クロロ-4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール
[この文献は図面を表示できません]
THF(80mL)中の4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イルメチル)ピラゾール(3200mg、17.47mmol)の溶液に、LHMDS(THF中に1Mの溶液、22.7mL、22.7 mmol)を15分間−78℃で滴下して加えた。得られた混合物を−78℃30分間で撹拌した。THF(20mL)中のヘキサクロロエタン(5.38g、22.7mmol)を−78℃で滴下して加えた。得られた混合物を−78℃でさらに40分間撹拌した。反応混合物を水性塩化アンモニウムでクエンチし、酢酸エチル(×3)で抽出した。一緒にした有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗物質を溶離液としてヘプタン中に0から75%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、5-クロロ-4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール(3.60g、95%)を得た。
【0522】
工程D
実施例101に従い、5-クロロ-4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール及びアゼパン-4-オールから出発し、最後の脱保護工程で、ジオキサン中の4NのHClの代わりにTFAを用いて、162を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.25 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.65-7.48 (m, 3H), 7.26 (dd, J = 14.3, 5.8 Hx, 2H), 5.18 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 4.65 -4.52 (m, 2H), 4.41 (dd, J = 11.0, 8.2 Hz, 1H), 4.27 (dd, J = 10.5, 5.8 hZ, 1H), 4.10 (dd, J = 11.1, 6.1 Hz, 1H), 3.80-3.66 (m, 1H), 3.63-3.43 (m, 5H), 3.43-3.32 (m, 1H), 1.95-1.78 (m, 2H), 1.77-1.52 (m, 4H). MS(ESI) m/z: 505.1 [M+H
+]。
【0523】
実施例163 5-アミノ-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)-N-(5-(4-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド163
実施例162の手順に従い、163を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 8.05 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.23 (d, J =9.1 Hz, 2H), 4.72-4.61 (m, 2H), 4.53 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 4.46 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 4.25 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 3.90-3.76 (m, 1H), 3.49-3.36 (m, 1H), 3.28-2.97 (m, 4H), 2.37 (s, 3H), 1.99-1.81 (m, 3H), 1.78-1.53 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 501.1 [M+H
+]。
【0524】
実施例164 (R)-5-アミノ-N-(5-(4-アミノアゼパン-1-イル)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド164
実施例162の手順に従い、164を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.09 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.66-7.45 (m, 2H), 7.27 (td, J = 8.4, 5.9 Hz, 2H), 5.17 (s, 1H), 4.59 (dd, J = 18.0, 7.8 Hz, 1H), 4.48-4.35 (m, 1H), 4.32-4.18 (m, 1H), 4.16-4.02 (m, 1H), 3.67-3.38 (m, 6H), 2.97-2.84 (m, 1H), 1.91-1.30 (m, 6H). MS(ESI) m/z: 504.1 [M+H
+]。
【0525】
実施例165 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-フルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-(オキセタン-3-イルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド
実施例162の手順に従い、165を得た。MS(ESI) m/z: 508.2 [M+H
+]。
【0526】
実施例166 (S)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド166
実施例101及び112の手順に従い、化合物166を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.83 (s, 1H), 7.59 - 7.43 (m, 4H), 7.28 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.75 - 3.54 (m, 4H), 3.25 - 3.01 (m, 4H), 2.29 - 2.09 (m, 2H), 1.90 - 1.77 (m, 1H), 1.77 - 1.62 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 484.1 [M+H
+]。
【0527】
実施例167 (R)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド167
実施例101及び112の手順に従い、化合物167を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.84 (s, 1H), 7.59 - 7.44 (m, 4H), 7.28 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.73 - 3.57 (m, 4H), 3.26 - 2.96 (m, 4H), 2.30 - 2.09 (m, 2H), 1.91 - 1.79 (m, 1H), 1.79 - 1.60 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 484.1 [M+H
+]。
【0528】
実施例168 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド168
【0529】
実施例169 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド169
工程A (±)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピペラジン
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EtOH(10mL)中の(±)-2-(トリフルオロメチル)ピペラジン(1g、6.2mmol)、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(2.1g、13mmol)、DIPEAた(2.4g、18.6をmmol)の混合物を5時間140℃で電子レンジで加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を、溶出溶媒としてDCM/MeOH(10:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、(±)-1- (1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピペラジンを黄色油状物(1.8g、99%)として得た。MS (ESI) m/z: 280 [M+H
+]。
【0530】
工程B (±)-1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン
[この文献は図面を表示できません]
H
2O(5mL)及びMeOH(20mL)中の(±)-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピペラジン(420mg、1.5mmol)の溶液に亜鉛(590mg、4 mmol)及びNH
4Cl(805mg、10mmol)を加えた。反応混合物を周囲温度で2時間攪拌し、セライトで濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を、溶出溶媒としてPE/EtOAc(10/1〜1/10)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、(±)-1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-インドール-4-アミン(340mg、90%)を赤色固形物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 6.84 (s, 1H), 3.38-3.52 (m, 5H), 3.13-3.17 (m, 2H), 2.94-3.00 (m, 2H), 2.50-2.78 (s, 3H), 1.98 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 250 (M+1
+)。
【0531】
工程C (±)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル
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DMF(15mL)中の(±)-1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン(300mg、2.05mmol)、実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)- 2- (2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(516mg、1.73mmol)、HATU(0.54g、1.73mmol)の溶液にTEA(1.1mL)を加えた。反応混合物を20時間25℃で撹拌し、水(100mL)に注ぎ、EtOAc(50mL×2)で抽出した。一緒にした有機層を水(50mL×2)及びブライン(30mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を、溶出溶媒としてDCM/MeOH(10:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、(±)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(380mg、52%)を白色固形物として得た。MS (ESI) m/z: 588 (M+1
+)。
【0532】
工程D (±)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(380mg)を、分取HPLCを用いてキラル分離することにより、(S)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(120mg)及び(R)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(120mg)を得た。
【0533】
工程E TFA(1mL)及びDCM(4mL)中の(S)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(80mg、0.126mmol)の混合物を、周囲温度で3時間撹拌した。混合物のpHをアンモニアの添加により約8〜9に調整し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を分取HPLCにより精製して、168をギ酸塩(40mg、73%)の白色固形物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 8.85 (s, 1H), 7.50-7.56 (m, 3H), 7.37 (s, 1H), 7.25-7.28 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.46-3.48 (m, 1H), 3.02-3.14 (m, 3H), 2.92-2.97 (m, 2H), 2.78 (m, 1H), 1.23 (s, 1H); MS (ESI) m/z = 488.1 (M+1
+)。
【0534】
工程F TFA(1mL)及びDCM(4mL)中の(R)-(2,6- ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(80mg、0.126mmol)の混合物を、周囲温度で3時間撹拌した。混合物のpHをアンモニアの添加により約8〜9に調整し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を分取HPLCにより精製して、169をギ酸塩(40mg、73%)の白色固形物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ (ppm): 8.84 (s, 1H), 7.50-7.55(m, 3H), 7.37 (s, 1H), 7.25-7.28 (m, 2H), 3.47 (s, 3H), 3.36-3.48 (m, 1H), 3.07-3.16 (m, 3H), 2.94-2.96 (m, 2H), 2.78-2.80 (m, 1H), 1.24 (s, 1H); MS (ESI) m/z = 488.1 (M+1
+)。
【0535】
実施例170 (S)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(3- ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド170
実施例101又は112の手順に従い、化合物170を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.84 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.56 - 7.52 (m, 1H), 7.51 (s, 2H), 7.27 (m, 2H), 6.39 (tt, J = 55.4, 4.1 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 4.60 - 4.50 (m, 1H), 4.42 - 4.31 (m, 1H), 3.70 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 3.18 (ddd, J = 17.8, 12.9, 4.7 Hz, 2H), 3.11 - 3.02 (m, 2H), 1.91 - 1.82 (m, 1H), 1.77 (dd, J = 17.4, 10.6 Hz, 1H), 1.67 (m, 2H), 1.60 - 1.47 (m, 2H). ESIMS m/z = 499.1 (M+1)。
【0536】
実施例171 (R)-5-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(3-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド171
実施例101又は112の手順に従い、化合物171を、ラセミ混合物のSFCキラル分離から単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.84 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.56 - 7.52 (m, 1H), 7.51 (s, 2H), 7.27 (m, 2H), 6.39 (tt, J = 55.4, 4.1 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 4.52 (m, 1H), 4.43 - 4.32 (m, 1H), 3.75-3.66 (m, 1H), 3.18 (ddd, J = 17.8, 12.9, 4.7 Hz, 2H), 3.11 - 3.02 (m, 2H), 1.91 - 1.82 (m, 1H), 1.77 (dd, J = 17.4, 10.6 Hz, 1H), 1.67 (m, 2H), 1.45 (m, 2H). ESIMS m/z = 499.1 (M+1)。
【0537】
実施例 172 5-アミノ-N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド172
実施例149の手順に従い、4-(4-ニトロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(64mg、0.16mmol)から出発し、化合物172を淡橙色固形物(13mg、3工程かけて16%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.45 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.60-7.47 (m, 3H), 7.29 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.53-6.21 (m, 1H), 4.45 (td, J = 14.5, 4.0 Hz, 2H), 3.56 (t, J = 13.6 Hz, 2H), 3.31-3.14 (m, 3H), 2.89 (s, 3H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 520 (M+1)。
【0538】
実施例173 5-アミノ-N-(5-(6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド173
実施例149の手順に従い、4-(4-ニトロ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(18mg、0.46mmol)から出発し、173を無色固形物(78mg、3工程かけて34%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 11.42 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.60 (s, 2H), 7.59-7.48 (m, 1H), 7.30 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.37 (tt, J = 55.4, 4.2 Hz, 1H), 4.72 (s, 1H), 4.55-4.30 (m, 2H), 3.65-3.50 (m, 1H), 3.10-2.93 (m, 4H), 2.73-2.63 (m, 2H), 2.45 (dd, J = 12.7, 8.8 Hz, 1H)。アルキルNH及びOHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 500 (M+1)。
【0539】
実施例174 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(2-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド174
DCM(5mL)中のPyBOP(328mg、0.63mmol)及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸 (176mg、0.50mmol)の溶液を30分間室温で撹拌した。DCM(5mL)中の中間体33 4-(4-アミノ-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチル(181mg、0.45mmol及びDIPEA(0.13mL、0.72mmol)の溶液を添加し、混合物を室温で65時間撹拌した。混合物をDCM(40mL)で希釈し、水(15mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸(S)-tert-ブチルを黄色固形物(150mg)として得た。この固形物をDCM(10mL)に再溶解し、TFA(2mL)を添加し、2.5時間65℃で加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、MeOH(20mL)中に7Nのアンモニア(20mL)に再溶解し、16時間55℃でブラストシールドの後ろで密封された圧力容器中で加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、MeOHに再溶解し、SCXカラムに通し、DCM及びMeOHで洗浄し、MeOH/DCM中3−10%の7Nのアンモニアで溶出し、174をオフホワイト色固形物(60mg、2工程かけて32%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.03 (s, 1H), 7.51-7.41 (m, 1H), 7.16 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 3.20-3.14 (m, 1H), 3.08-2.98 (m, 5H), 2.64 (dd, J = 12.7, 9.4 Hz, 1H), 0.93 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 420 (M+1)。
【0540】
実施例175 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(2-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド175
実施例174の手順に従い、4-(4-アミノ-1-(4-メトキシベンジル)-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び5-(tert-ブトキシカルボニル-アミノ)- 2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から、175を白色固形物(29mg、2工程かけて15%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.03 (s, 1H), 7.50-7.44 (m, 1H), 7.16 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 3.20-3.14 (m, 1H), 3.09-2.99 (m, 5H), 2.64 (dd, J = 12.6, 9.3 Hz, 1H), 0.93 (d, J = 6.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 420 (M+1)。
【0541】
実施例176 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(2-エチル-4-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4イル)チアゾール-4-カルボキサミド176
実施例110の手順に従い、(S)-5-(2-エチル-4-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発し、176を薄紫色固形物(53mg、31%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.58 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.37-7.27 (m, 1H), 7.01 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.16 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.32 (t, J = 11.3 Hz, 1H), 3.22 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 2.96 (t, J = 12.9 Hz, 2H), 2.79 (d, J = 11.0 Hz, 1H), 2.42-2.22 (m, 4H), 1.96 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 1.41-1.33 (m, 1H), 1.29-1.15 (m, 1H), 0.80 (t, J = 7.5 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0542】
実施例176 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(2-エチル-4-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド176
実施例110の手順に従い、(R)-5-(2-エチル-4-メチルピペラジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から、176を白色固形物(47mg、2工程かけて28%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.58 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.37-7.25 (m, 1H), 7.01 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.17 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.33 (t, J = 11.3 Hz, 1H), 3.22 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 2.97 (t, J = 12.7 Hz, 2H), 2.79 (d, J = 11.0 Hz, 1H), 2.41-2.22 (m, 4H), 1.96 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 1.41-1.33 (m, 1H), 1.28-1.13 (m, 1H), 0.80 (t, J = 7.5 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0543】
実施例178 5-アミノ-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)-N-(5-(4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド178
実施例105の手順に従い、2-ブロモ-4-(5-(4-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール5イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、178をオフホワイト色固形物(60mg、2工程かけて25%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.06 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.24-7.19 (m, 1H), 7.11 (dd, J = 11.4, 8.4 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.51-3.48 (m, 1H), 3.26-3.17 (m, 1H), 3.09-3.01 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.16-2.04 (m, 1H), 1.96-1.83 (m, 4H), 1.78-1.68 (m, 1H), 1.26 (s, 3H) (1プロトンは溶媒ピークと一致)。LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0544】
実施例179 5-アミノ-N-(5-(6-フルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド179
実施例149の手順に従い、4-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-6-フルオロ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(366mg、0.93mmol)から出発し、179を淡黄色固形物(40mg、3工程かけて10%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 10.26 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.66-7.52 (m, 3H), 7.34 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 6.42 (t, J = 55.3 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 47.8 Hz, 1H), 3.61-3.41 (m, 2H), 3.42-3.04 (m, 4H), 3.05 (t, J = 16.5 Hz, 1H), 2.83-2.57 (m, 3H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 502 (M+1)。
【0545】
実施例180 (R)-3-アミノ-N-(5-(4-アミノアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド180
実施例101又は112の手順に従い、(R)-3-アミノ-6-ブロモ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピコリンアミドを調製した。マイクロ波反応管において、(R)-3-アミノ-6-ブロモ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピコリンアミド(284mg、0.51mmol)、(2-フルオロフェニル)ボロン酸(215mg、1.54mmol)及びPd(dppf)
2Cl
2(37mg、0.051mmol)をアセトニトリル(4mL)に溶解した。1.0Mの酢酸カリウム(0.77mL、0.77 mmol)及び1.0Mの炭酸ナトリウム(0.77mL、0.77mmol)を添加した。混合物を30分間120℃でマイクロ波下で照射した。それを冷却し、セライトを通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を濃縮し、塩化メチレン中に0−10%のメタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、(R)-3-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド(98mg、33%)を得た。
【0546】
(R)-3-アミノ-N-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド(98mg、0.17mmol)を、50℃で一晩、メタノール(5mL)中の炭酸カリウム(144mg、1.03mmol)と共に撹拌した。混合物を濾過し、濾液を逆相HPLCで精製し、180を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.81 (s, 1H), 8.00 (td, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.74 (dd, J = 8.7, 2.2 Hz, 1H), 7.43 (dt, J = 7.2, 3.8 Hz, 1H), 7.38 - 7.20 (m, 4H), 7.08 (s, 2H), 6.38 (tt, J = 55.3, 4.1 Hz, 1H), 4.43 (td, J = 14.5, 4.1 Hz, 2H), 3.55 (s, 1H), 3.21 - 3.07 (m, 4H), 2.92 (dd, J = 19.4, 10.4 Hz, 1H), 1.89 - 1.69 (m, 3H), 1.69 - 1.37 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 474.2 [M+H
+]。
【0547】
実施例181 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド181
本明細書に記載した手順に従い、化合物181を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.78 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.51 (d, J = 12.3 Hz, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.55 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 3.68 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.20 - 3.10 (m, 2H), 3.05 (dd, J = 13.6, 7.4 Hz, 2H), , 2.07-1.55 (m, 6H). ESIMS m/z = 449.1 (M+1)。
【0548】
実施例182 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド182
本明細書に記載の手順に従い、化合物182を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.78 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.49 (m, 3H), 7.28 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 4.55 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 3.68 (m, 1H) 3.66 (s, 3H), 3.23 - 3.11 (m, 2H), 3.05 (dd, J = 13.6, 7.4 Hz, 2H), 1.95 - 1.82 (m, 1H), 1.81 - 1.61 (m, 3H), 1.61 - 1.47 (m, 2H). ESIMS m/z = 449.1 (M+1)。
【0549】
実施例183 5-アミノ-N-(5-(3,3-ジフルオロ-5-(メチルアミノ)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド183
実施例101の手順に従い、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル(メチル)カルバミン酸tert-ブチルから出発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)にかけた後、183を白色固形物(122mg、3工程かけて48%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 7.59-7.49 (m, 4H), 7.33-7.23 (m, 2H), 3.80-3.57 (m, 4H), 3.48-3.24 (m, 2H), 3.14-3.03 (m, 1H), 2.90-2.80 (m, 1H), 2.50-2.04 (m, 5H), 1.95 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 1.77-1.65 (m, 1H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 498 (M+1)。
【0550】
実施例184 5-アミノ-N-(5-((3R,5S)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド184
HCl/ MeOH(10mL)中の、(3R,5S)-1-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロピペリジン-3-イルカルバミン酸tert-ブチル(200mg、0.31mmol)の混合物を、20時間周囲温度で攪拌し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物をMeOH(10mL)で希釈し、28%のアンモニア水溶液で中和し、濃縮し、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLCにより精製して、184 を淡色固形物(138mg、99%)として得た。
1H NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 7.60 (s, 1H), 7.50-7.45 (m, 1H), 7.14-7.11 (m, 2H), 5.36-5.23 (m, 1H), 3.84-3.74 (m, 4H), 3.63-3.49 (m, 2H), 2.72-2.62 (m, 2H), 2.54-5.41 (m, 1H), 2.16-2.05 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 452 [M+H
+]。
【0551】
実施例185 (R)-5-アミノ-N-(5-(4- アミノアゼパン-1-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド185
実施例107の手順に従い、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル(148mg、0.21mmol)から出発し、185を橙色固形物(69mg、2工程かけて65%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.0 (br s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.60-7.48 (m, 3H), 7.33-7.25 (m, 2H), 4.84 (q, J = 9.1 Hz, 2H), 3.15-3.10 (m, 4H), 3.04-2.97 (m, 1H), 1.88-1.73 (m, 3H), 1.65-1.45 (m, 3H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 516 (M+1)。
【0552】
実施例186 N-(5-(1,4- ジアゼパン-1-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド186
実施例145の手順に従い、4-(4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(197mg、0.5mmol)から出発し、Et
2O中に5%のMeOHにおいて粉砕した後、186をビス-塩酸塩の橙色固形物(48mg、3工程かけて19%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.22 (br s, 2H), 8.91 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.60-7.52 (m, 3H), 7.34-7.24 (m, 2H), 5.02 (q, J = 9.1 Hz, 2H), 3.43-3.12 (m, 8H), 2.02-1.95 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 502 (M+1)。アルキルNHは観察されず。
【0553】
実施例187 5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール4-カルボキシアミド187
実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドから出発し、187をベージュ色固形物(119mg、2工程かけて49%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.83 (s, 1H), 7.60-7.47 (m, 4H), 7.28 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.50-3.05 (m, 8H), 2.81 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 2.00-1.84 (m, 2H), 1.78-1.67 (m, 1H), 1.65-1.56 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0554】
実施例188 5-アミノ-N-(5-(3,3- ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド188
本明細書に記載の手順に従い、化合物188を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.74 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.52 - 7.46 (m, 2H), 7.31 - 7.23 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.52 (t, J = 13.2 Hz, 2H), 3.16 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.23 - 2.09 (m, 2H), 1.82 - 1.68 (m, 4H). ESIMS m/z = 469.1 (M+1)。
【0555】
実施例189 5-アミノ-N-(5-((3S,5S)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド189
HCl/MeOH(10mL)中の(3S,5S)-1-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロピペリジン-3-イルカルバミン酸tert-ブチル(208mg、0.32mmol)の混合物を、20時間周囲温度で撹拌し、減圧下d濃縮し、残留物を得た。残留物をMeOH(10mL)で希釈し、28%のアンモニア水溶液で中和し、濃縮し、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLCにより精製して、189を(130mg、90%)固形物として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ (ppm): 8.82 (s, 1H), 7.56-7.51 (m, 3H), 7.41 (s, 1H), 7.30-7.26 (m, 2H), 4.80-4.65 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.06-2.98 (m, 2H), 2.89-2.84 (m, 1H), 2.70-2.66 (m, 1H), 2.23-2.18 (m, 1H), 1.72 (br s, 3H), 1.41-1.32 (m, 1H); MS (ESI) m/z: 452 [M+H
+]。
【0556】
実施例190 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド190
MeOH(5mL)中の中間体44、6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(70mg、0.20 mmol)の溶液に10%のカーボン担持パラジウム(10mg)を添加し、混合物をH
2雰囲気下(60psi)で16時間撹拌した。混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、溶媒を減圧下で除去し、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを油状物として得た。DCM(5mL)中のこのアミンの溶液に、DIPEA(0.1mL、9.6mmol)、PyBOP(0.16g、0.3mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸(78mg、0.22mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−60%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを固形物(122mg)として得た。MeOH(1ML)中のこの固形物(122mg、0.18mmol)に、HCl溶液(1,4-ジオキサン中に4M、3.2mL、12.9mmol)を加え、得られた溶液を16時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗残留物をMeOHに溶解し、SCXカラムに装填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH中の7Nのアンモニアで溶出した。分取HPLCで精製して、190をオフホワイト色固形物(40mg、3工程かけて44%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.19 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.59-7.48 (m, 3H), 7.33-7.23 (m, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.26-3.02 (m, 4H), 2.98-2.73 (m, 4H), 1.01 (s, 3H)。アルキルNH及びOHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0557】
実施例191 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-フルオロ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド191
実施例101の手順に従い、6-フルオロ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)の後、191をベージュ色固形物(51mg、3工程かけて39%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.37 (s, 1H), 7.62-7.48 (m, 4H), 7.34-7.24 (m, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.16 (t, J = 6.4 Hz, 4H), 3.03-2.79 (m, 4H), 1.21 (d, J = 21.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0558】
実施例192 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド192
DMF(1ML)中の、中間体44、6-ヒドロキシ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(70mg、0.20mmol)の冷却した(氷-水浴)溶液に、窒素下、水素化ナトリウム(鉱油中に60%、9.5mg、0.24mmol)を添加し、混合物を10分間撹拌して加えた。ヨードメタン(0.04mL、0.6mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。さらなる水素化ナトリウム(鉱油中に60%、9.5mg、0.24mmol)を加え、混合物を30分間攪拌し、ついでヨードメタン(0.04mL、0.6mmol)を添加した。5時間後、水(30mL)を加え、混合物をEtOAc(2×5mL)で抽出した。一緒にした有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、6-メトキシ-6-メチル-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを油状物として得た。MeOH(4mL)中のこの油状物の溶液を、H−キューブ(登録商標)(フルH
2、60℃、流量 :1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルを油状物として得た。 DCM(10mL)中のこのアミンの溶液に、DIPEA(0.1mL、9.6mmol)、PyBOP(160mg、0.30mmol)及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(78mg、0.22mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(30mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(75%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-メトキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルをベージュ色固形物(123mg)として得た。この固形物(120mg、0.30mmol)をメタノール(1mL)における1,4-ジオキサン(4M、2.3mL、9.1mmol)中のHClと共に16時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに装填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH中の7Nのアンモニアで溶出し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)を介して精製した。分取HPLCによりさらに精製し、192をモノギ酸塩のオフホワイト色固形物(19mg、4工程かけて20%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.38 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.60-7.48 (m, 3H), 7.33-7.23 (m, 2H), 3.67 (t, J = 4.9 Hz, 3H), 3.29-2.69 (m, 11H), 0.97 (s, 3H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 477 (M+1)。
【0559】
実施例193 5-アミノ-N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)- 1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール4-カルボキシアミド193 実施例101の手順に従い、6,6-ジフルオロ-4-(4-ニトロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)及び分取HPLCの後、193をオフホワイト色固形物(86mg、3工程かけて25%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 11.99 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.59-7.47 (m, 3H), 7.32-7.24 (m, 2H), 3.70 (t, J = 13.9 Hz, 2H), 3.22-3.10 (m, 4H), 2.96-2.91 (m, 2H), 2.80-2.73 (s, 1H). LCMS (ES+) m/z 456 (M+1)。
【0560】
実施例194 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-メトキシ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド194
MeOH(15mL)中の、中間体47、6-メトキシ-4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(114mg、0.32mmol)の溶液を、H−キューブ(登録商標)(フルH
2、70℃、流量 :1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、4-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-メトキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルをピンク色固形物として得た。 DCM(10mL)中のこのアミンの溶液に、DIPEA(0.84mL、48mmol)、PyBOP(219mg、0.42mmol)及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(118mg、0.33mmol)を加え、混合物を65時間室温で撹拌した。混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/DCM)を介して精製し、4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-メトキシ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルをピンク色固形物(160mg)として得た。この固形物(159mg、0.24mmol)を1,4-ジオキサン(4M、3mL、12.0mmol)中のHCl及びMeOH(3mL)に溶解し、60℃でブラストシールドの後ろで密封された圧力容器内で16時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、粗残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに装填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH/DCM中に0−10%の7Nのアンモニアで溶出し、194を淡褐色固形物(53mg、3工程かけて36%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 11.35 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.39-7.29 (m, 1H), 7.04 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 6.33 (s, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.41-3.28 (m, 4H), 3.36-3.00 (m, 6H), 2.88-2.77 (m, 1H), 2.69 (dd, J = 12.7, 7.6 Hz, 1H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0561】
実施例195 5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド195
本明細書に記載の手順に従い、中間体49、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド、及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から、195を褐色固形物(368mg、2工程かけて69%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.49 (s, 1H), 8.13 (td, J = 7.7, 1.8 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.39-7.31 (m, 1H), 7.33-7.17 (m, 1H), 7.17 (dd, J = 11.4, 8.3 Hz, 1H), 6.09 (s, 2H), 4.50 (dtd, J = 48.0, 8.7, 3.8 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.36-3.19 (m, 5H), 2.34-2.23 (m, 1H), 2.14-2.05 (m, 1H), 2.01-1.93 (m, 1H), 1.78-1.67 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0562】
実施例196 5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 196
DCM(40mL)中のPyBOP(1.82g、3.5mmol)及び2-ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-カルボン酸(889mg、2.75mmol)の溶液を室温で30分間攪拌した。DCM(40mL)中のN-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(808mg、2.50mmol)及びDIPEA(0.74mL、4.25mmol)の溶液を添加し、混合物を16時間室温で撹拌した。混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/DCM)を介して精製し、2-ブロモ-4-(5-(4-フルオロ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを淡褐色固形物(1.57g)として得た。DME(12mL)及び水(4mL)中のこの固形物(786mg、1.25mmol)、Na
2CO
3 (265mg、2.50mmol)及び2-フルオロ-5-メチルベンゼンボロン酸(250mg、1.63mmol)の混合物を、30分間混合物を通して窒素をバブリングすることにより穏やかに脱気した。[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(102mg、0.125mmol)を添加し、混合物をさらに10分間脱気し、4時間マイクロ波中100℃でで加熱した。水(10mL)を加え、混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/DCM)を介して精製し、4-(5-(4-フルオロ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを褐色固形物(600mg)として得た。この固形物(591mg、0.9mmol)を、1,4-ジオキサン(4M、10mL、40.0mmol)中のHCl及びMeOH(10mL)に溶解し、60℃でブラストシールドの後ろで密封された圧力容器内で16時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに装填した。カラムをMeOHで洗浄し、メタノール/DCM中に0−10%の7Nのアンモニアで溶出し、196を淡褐色固形物(235mg、3工程かけて41%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.44 (s, 1H), 7.87 (dd, J = 7.2, 2.2 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.18-7.12 (m, 1H), 7.05 (dd, J = 11.0, 8.4 Hz, 1H), 6.08 (s, 2H), 4.49 (dtd, J = 48.0, 8.5, 3.7 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.38-3.19 (m, 5H), 2.40 (s, 3H), 2.31-2.20 (m, 1H), 2.15-2.09 (m, 1H), 2.01-1.94 (m, 1H), 1.74-1.68 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0563】
実施例197 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド197
4-(5-(4-アミノアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル (112mg、0.204 mmol)及び2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(95mg、0.409mmol)を、塩化メチレン/DMF(1.5mL/ 1.5mL)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(132mg、1.02mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、DMFを除去し、酢酸エチルに再溶解し、ブラインで洗浄した。水性層を酢酸エチルで3回抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、ヘプタン中に0から100%の酢酸エチルで溶出し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(4-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(R)-tert-ブチル(96mg、75%)を得、ジオキサン中に4NのHClにより脱保護し、逆相HPLCにおいて精製し、197を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.65 (s, 1H), 7.59 - 7.43 (m, 4H), 7.25 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.24 - 3.01 (m, 6H), 2.81 (s, 1H), 2.14 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 1.96 - 1.74 (m, 3H), 1.65 - 1.48 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 530.2 [M+H
+]。
【0564】
実施例198 3-アミノ-N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド198
実施例180の手順に従い、化合物198を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.81 (s, 1H), 8.03 (dd, J = 11.2, 4.9 Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 8.7, 2.3 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.42 (ddd, J = 7.4, 6.1, 1.8 Hz, 1H), 7.36 - 7.24 (m, 3H), 7.07 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.59 (t, J = 13.8 Hz, 2H), 3.17 (dt, J = 18.1, 9.7 Hz, 4H), 2.89 (s, 2H), 2.78 (s, 1H). MS(ESI) m/z: 446.2 [M+H
+]。
【0565】
実施例199 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド199
本明細書に記載した手順に従い、化合物199を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.72 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.55 - 7.50 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.28 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 4.85 - 4.64 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.50 - 3.33 (m, 2H), 3.18 - 3.05 (m, 2H), 1.96 (ddd, J = 23.4, 9.2, 4.8 Hz, 2H), 1.74 (ddt, J = 20.0, 14.0, 7.3 Hz, 3H), 1.60 - 1.46 (m, 1H). ESIMS m/z = 451.1 (M+1)。
【0566】
実施例200 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド200
本明細書に記載した手順に従い、化合物200を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.72 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.55 - 7.50 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.30 - 7.23 (m, 2H), 4.91 - 4.60 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.50 - 3.33 (m, 2H), 3.17 - 3.08 (m, 2H), 2.01 - 1.89 (m, 2H), 1.89 - 1.72 (m, 2H), 1.67 (dd, J = 15.2, 9.1 Hz, 1H), 1.60 - 1.47 (m, 1H). ESIMS m/z = 451.1 (M+1)。
【0567】
実施例201 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド201
本明細書に記載の手順に従い、化合物201を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.56 - 7.50 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.26 (m, 2H), 4.19 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.09 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.03 (s, 2H), 1.85 - 1.57 (m, 5H), 1.50 (dd, J = 14.0, 8.1 Hz, 1H), 1.05 (s, 3H). ESIMS m/z = 463.2 (M+1)。
【0568】
実施例202 5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド202
本明細書に記載の手順い、化合物202をオフホワイト色固形物(212mg、3工程かけて36%)として調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.41 (s, 1H), 7.84 (ddd, J = 9.1, 5.8, 3.2 Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.13 (td, J = 9.7, 4.4 Hz, 1H), 7.07-7.00 (m, 1H), 6.15 (s, 2H), 4.50 (dtd, J = 47.9, 8.7, 3.8 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.37-3.21 (m, 5H), 2.32-2.21 (m, 1H), 2.15-1.96 (m, 2H), 1.76-1.70 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0569】
実施例203 5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド203
DCM(40mL)中のPyBOP(692mg、1.33mmol)及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(372mg、1.05mmol)の溶液を30分間室温で撹拌した。DCM(40mL)中の中間体51、N-(1-(4-アミノ-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(354mg、0.95mmol)及びDIPEA(0.28mL、1.62mmol)の溶液を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。混合物をDCM(50mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/DCM)を介して精製し、4-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(600mg、0.84mmol)として得、MeOH(10mL)及び1,4-ジオキサン(4M、10mL、40.0mmol)中のHClに溶解し、60℃でブラストシールドの後ろで密封された圧力容器内で16時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに装填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH/DCM中に0−10%の7Nのアンモニアで溶出し、203をオフホワイト色固形物(197mg、2工程かけて40%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.75 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.37-7.29 (m, 1H), 7.09-6.99 (m, 2H), 6.31-6.01 (m, 3H), 4.56-4.28 (m, 3H), 3.39-3.13 (m, 5H), 2.32-2.17 (m, 1H), 2.14-1.94 (m, 2H), 1.77-1.64 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 516 (M+1)。
【0570】
実施例204 (R)-5-アミノ-N-(5-(4-(2,2-ジフルオロエチルアミノ)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド204
実施例197の手順に従い、化合物204を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.66 (s, 1H), 7.61 - 7.40 (m, 4H), 7.25 (dd, J = 14.5, 5.8 Hz, 2H), 5.89 (tt, J = 56.6, 4.3 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.22 - 3.01 (m, 4H), 2.91 - 2.73 (m, 3H), 1.97 - 1.75 (m, 3H), 1.64 - 1.46 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 512.2 [M+H
+]。
【0571】
実施例205 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(5-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド205
本明細書に記載の手順に従い、ラセミ化合物205を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 12.03 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.63 - 7.46 (m, 3H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 3.60 (s, 3H), 3.22 - 2.99 (m, 5H), 2.85 - 2.64 (m, 3H), 1.52 - 1.35 (m, 1H), 1.31 - 1.11 (m, 1H), 0.89 (d, J = 6.3 Hz, 3H). MS(ESI) m/z: 448.2 [M+H
+]。
【0572】
実施例206 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-フルオロ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド206
本明細書に記載した手順に従い、化合物206を、SFCにおいてそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.37 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.56 - 7.52 (m, 1H), 7.51 (s, 2H), 7.26 (dd, J = 14.5, 5.8 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.34 (s, 1H), 3.12 (dd, J = 13.6, 3.1 Hz, 3H), 2.99 - 2.87 (m, 2H), 2.87 - 2.73 (m, 2H), 1.19 (d, J = 21.2 Hz, 4H). ESIMS m/z = 466.1 (M+1)。
【0573】
実施例207 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド207
本明細書に記載した手順に従い、化合物207を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.20 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.54 (dd, J = 8.3, 6.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 2H), 7.27 (m, 2H), 4.30 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.08 (m, 5H), 2.89 (dt, J = 11.7, 5.7 Hz, 1H), 2.84 - 2.76 (m, 1H), 2.74 (s, 2H), 0.99 (s, 3H). ESIMS m/z = 464.2 (M+1)。
【0574】
実施例208 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-ヒドロキシ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド208
本明細書に記載した手順に従い、化合物208を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.20 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.53 (m, 1H) 7.50 (s, 2H), 7.27 (m, 2H), 4.30 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.16 - 3.00 (m, 5H), 2.89 (dt, J = 11.8, 5.8 Hz, 1H), 2.83 - 2.77 (m, 1H), 2.74 (s, 2H), 0.99 (s, 3H). ESIMS m/z = 464.2 (M+1)。
【0575】
実施例209 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(6-フルオロ-6-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド209
本明細書に記載した手順に従い、化合物209を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.37 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.56 - 7.52 (m, 1H), 7.52 (s, 2H), 7.26 (dd, J = 14.5, 5.8 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.34 (s, 1H), 3.11 (dd, J = 13.6, 3.1 Hz, 3H), 2.98 - 2.87 (m, 2H), 2.87 - 2.73 (m, 2H), 1.18 (d, J = 21.2 Hz, 4H). ESIMS m/z = 466.1 (M+1)。
【0576】
実施例210 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド210
本明細書に記載した手順に従い、化合物210を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.91 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.50 (s, 2H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.36 (m, 1H), 4.42 (dd, J = 14.3, 4.0 Hz, 2H), 3.25 - 3.07 (m, 6H), 2.21 - 2.04 (m, 1H), 1.94 (ddd, J = 41.1, 22.7, 8.9 Hz, 2H), 1.75 - 1.53 (m, 1H). ESIMS m/z = 516.1 (M+1)。
【0577】
実施例211 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド211
本明細書に記載した手順に従い、化合物211を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.90 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.53 (m, 1H), 7.51 (s, 2H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.36 (m, 1H), 4.42 (dd, J = 14.3, 4.0 Hz, 2H), 3.25 - 3.09 (m, 6H), 2.21 - 2.04 (m, 1H), 1.94 (ddd, J = 41.1, 22.7, 8.9 Hz, 2H), 1.75 - 1.55 (m, 1H). ESIMS m/z = 516.1 (M+1)。
【0578】
実施例212 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド212
本明細書に記載した手順に従い、化合物212を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.95 (s, 1H), 8.07 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.39 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 4.48 (dtd, J = 48.1, 8.3, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.15 (ddd, J = 13.5, 8.5, 3.3 Hz, 5H), 2.36 (s, 3H), 2.22 - 2.06 (m, 1H), 2.06 - 1.92 (m, 1H), 1.91 - 1.78 (m, 1H), 1.64 (m, 1H). ESIMS m/z = 462.2 (M+1)。
【0579】
実施例213 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド213
本明細書に記載した手順に従い、化合物213を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.95 (s, 1H), 8.07 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.39 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 4.51 (dtd, J = 48.1, 8.3, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.15 (ddd, J = 13.5, 8.5, 3.3 Hz, 5H), 2.36 (s, 3H), 2.22 - 2.06 (m, 1H), 2.06 - 1.92 (m, 1H), 1.91 - 1.78 (m, 1H), 1.64 (m, 1H). ESIMS m/z = 462.2 (M+1)。
【0580】
実施例214 3-アミノ-N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピラジン-2-カルボキサミド214
実施例180の手順に従い、化合物214を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.93 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.12 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.73 (s, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.52 - 7.40 (m, 1H), 7.35 (dd, J = 13.3, 5.6 Hz, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.58 (t, J = 13.8 Hz, 3H), 2.89 (s, 2H), 2.78 (s, 1H). MS(ESI) m/z: 447.2 [M+H
+]。
【0581】
実施例215 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(5-(ジメチルアミノ)-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド215
実施例101の手順に従い、6,6-ジフルオロ-N,N-ジメチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-アミンから出発して、分取HPLCによる精製の後、215を白色固形物(119mg、12%)として得た。 1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.72 (s, 1H), 7.58-7.48 (m, 4H), 7.31-7.21 (m, 2H), 3.75-3.50 (m, 3H), 3.53-3.22 (m, 2H), 3.16-3.06 (m, 1H), 2.89-2.81 (m, 1H), 2.37-2.19 (m, 2H), 2.10-2.05 (m, 6H), 1.89-1.74 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 512 (M+1)。
【0582】
実施例216 5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3-メトキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール4-カルボキシアミド216
実施例101の手順に従い、6-メトキシブチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、分取HPLCによる精製の後、216をモノギ酸塩の白色固形物(480mg、3工程かけて39%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.92及び8.79 (2 br s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.61-7.46 (m, 4H), 7.36-7.25 (m, 2H), 3.67及び3.66 (2 s, 3H), 3.54-2.99 (m, 9H), 2.26-2.18 (m, 1H), 2.05-1.91 (m, 1H), 1.86-1.69 (m, 2H)。アルキルNH
2は見られず。LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0583】
実施例217 5-アミノN-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-メトキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド217
DCM(20mL)中の中間体、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(150mg、0.45mmol)の溶液に、DIPEA(1.0mL)、PyBOP(580mg、1.12mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸酸(159mg、0.45mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(70−80%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-メトキシ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-イルカルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(260mg、0.39mmol)として得、MeOH(5mL)における1,4-ジオキサン(4M、4.8mL、19.3mmol)中のHClと共に3日間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた固形物をMeOH/水(10mL/10mL)に溶解し、K
2CO
3(267mg、19.3mmol)を加えた。反応混合物を3時間65℃で加熱した。MeOHを減圧下で除去し、水性残留物を水(5mL)で希釈し、DCM中に5%のMeOH(2×75mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、217をベージュ色固形物(144mg、3工程かけて67%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.62 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.15 (s, 2H), 3.72 (s, 3H), 3.37 (s, 3H), 3.36-3.25 (m, 2H), 3.22-3.08 (m, 3H), 3.07-2.99 (m, 1H), 2.17-2.10 (m, 1H), 2.02-1.93 (m, 1H), 1.88-1.65 (m, 2H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0584】
実施例218 5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド218
実施例145の手順に従い、中間体19、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、218を黄色固形物(560mg、2工程かけて60%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.54 (s, 1H), 8.18 (td, J = 3.9, 1.8 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.39-7.33 (m, 1H), 7.33-7.17 (m, 1H), 7.17 (ddd, J = 11.4, 8.2, 1.2 Hz, 1H), 6.09 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.73-3.61 (m, 1H), 3.53-3.36 (m, 3H), 3.26 (td, J = 11.6, 4.9 Hz, 1H), 2.41-2.25 (m, 2H), 2.02-1.91 (m, 1H), 1.88-1.78 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0585】
実施例219 5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド219
実施例145の手順に従い、中間体19、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、219を黄色固形物(665mg、2工程かけて70%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.52 (s, 1H), 7.95 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.04 (dd, J = 11.1, 8.5 Hz, 1H), 6.09 (s, 2H), 3.86-3.51 (m, 4H), 3.57-3.37 (m, 3H), 3.33-3.23 (m, 1H), 2.53-2.15 (m, 5H), 2.02-1.90 (m, 1H), 1.87-1.74 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 480 (M+1)。
【0586】
実施例220 5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド220
実施例145の手順に従い、中間体19、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、220を黄色固形物(570mg、2工程かけて59%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.62 (s, 1H), 7.95-7.88 (m, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.13 (td, J = 9.7, 4.4 Hz, 1H), 7.07-6.98 (m, 1H), 6.15 (s, 2H), 3.81-3.58 (m, 4H), 3.56-3.36 (m, 3H), 3.30-3.20 (m, 1H), 2.51-2.39 (m, 1H), 2.38-2.21 (m, 1H), 2.05-1.94 (m, 1H), 1.91-1.79 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 484 (M+1)。
【0587】
実施例221 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド221
本明細書に記載した手順に従い、化合物221を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.08 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.45 (d, J = 11.0 Hz, 2H), 7.43 (s, 2H), 7.27 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 4.45 (dtd, J = 48.2, 8.4, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.15 (ddd, J = 25.1, 17.1, 8.5 Hz, 5H), 2.20 - 2.03 (m, 1H), 2.02 - 1.90 (m, 1H), 1.88 - 1.77 (m, 1H), 1.71 - 1.53 (m, 1H). ESIMS m/z = 466.1 (M+1)。
【0588】
実施例222 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド222
本明細書に記載した手順に従い、化合物222を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離によって調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.08 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.46 (d, J = 11.0 Hz, 2H), 7.43 (s, 2H), 7.28 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 4.45 (dtd, J = 48.2, 8.4, 3.6 Hz, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.15 (ddd, J = 25.1, 17.1, 8.5 Hz, 5H), 2.20 - 2.03 (m, 1H), 2.02 - 1.90 (m, 1H), 1.89 - 1.78 (m, 1H), 1.71 - 1.53 (m, 1H). ESIMS m/z = 466.1 (M+1)。
【0589】
実施例223 5-アミノ-N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド223
本明細書に記載した手順に従い、化合物223を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.12 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.92 (td, J = 7.8, 1.5 Hz, 1H), 7.56 (s, 2H), 7.47 (s, 1H), 7.38 (dd, J = 7.0, 5.3 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.59 (t, J = 13.9 Hz, 2H), 3.24 - 3.16 (m, 2H), 2.97 - 2.86 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 435.1 [M+H
+]。
【0590】
実施例224 5-アミノ-N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド224
本明細書に記載した手順に従い、化合物224を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.37 (s, 1H), 8.44 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.86 (dd, J = 11.1, 8.5 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 2.8 Hz, 3H), 7.48 (dt, J = 8.4, 4.2 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.57 (t, J = 13.4 Hz, 2H), 3.27 - 3.18 (m, 3H), 3.07 - 2.89 (m, 3H), 2.07 (s, 2H). MS(ESI) m/z: 453.1 [M+H
+]。
【0591】
実施例225 (S)- 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(5-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド225
本明細書に記載した手順に従い、化合物225を、SFCにおける205のそのラセミ混合物のキラル分離により、単一のエナンチオマーとして調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 11.81 (s, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.62 - 7.46 (m, 3H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 3.60 (s, 3H), 3.21 - 3.01 (m, 5H), 2.90 - 2.69 (m, 3H), 1.48 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 1.35 - 1.17 (m, 1H), 0.92 (d, J = 6.3 Hz, 3H). MS(ESI) m/z: 448.1 [M+H
+]。
【0592】
実施例226 (R)- 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(5-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド226
本明細書に記載した手順に従い、化合物226を、SFCにおける205のそのラセミ混合物のキラル分離により、単一のエナンチオマーとして調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 11.83 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.61 - 7.47 (m, 3H), 7.33 - 7.23 (m, 2H), 3.60 (s, 3H), 3.26 - 2.98 (m, 6H), 2.84 - 2.67 (m, 3H), 1.48 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 1.32 - 1.12 (m, 1H), 0.92 (d, J = 6.3 Hz, 3H). MS(ESI) m/z: 448.1 [M+H
+]。
【0593】
実施例227 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド227
本明細書に記載した手順に従い、化合物227を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.56 - 7.50 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.26 (m, 2H), 4.19 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.09 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.03 (s, 2H), 1.85 - 1.58 (m, 5H), 1.50 (dd, J = 14.0, 8.1 Hz, 1H), 1.05 (s, 3H). ESIMS m/z = 463.2 (M+1)。
【0594】
実施例228 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド228
本明細書に記載した手順に従い、化合物228を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.56 - 7.50 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.26 (m, 2H), 4.19 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.09 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 3.03 (s, 2H), 1.85 - 1.57 (m, 5H), 1.50 (dd, J = 14.0, 8.1 Hz, 1H), 1.05 (s, 3H). ESIMS m/z = 463.2 (M+1)。
【0595】
実施例229 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド229
本明細書に記載した手順に従い、化合物229を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離により、単一のエナンチオマーとして調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.93 (s, 1H), 8.29 (m, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.33 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 4.48 (dtd, J = 47.9, 8.5, 3.5 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.23 - 3.10 (m, 5H), 2.14 (ddd, J = 19.7, 8.6, 3.1 Hz, 1H), 1.98 (ddd, J = 18.3, 9.4, 4.9 Hz, 1H), 1.86 (dd, J = 18.4, 13.0 Hz, 1H), 1.63 (dtd, J = 14.3, 9.5, 4.6 Hz, 1H). ESIMS m/z = 448.2 (M+1)。
【0596】
実施例230 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド230
本明細書に記載した手順に従い、化合物230を、SFCにおけるそのラセミ混合物のキラル分離により、単一のエナンチオマーとして調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.94 (s, 1H), 8.29 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.34 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 4.48 (dtd, J = 47.9, 8.5, 3.5 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.23 - 3.10 (m, 5H), 2.14 (ddd, J = 19.7, 8.6, 3.1 Hz, 1H), 1.98 (ddd, J = 18.3, 9.4, 4.9 Hz, 1H), 1.86 (dd, J = 18.4, 13.0 Hz, 1H), 1.65 (dtd, J = 14.3, 9.5, 4.6 Hz, 1H). ESIMS m/z = 448.2 (M+1)。
【0597】
実施例231 3-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド231
本明細書に記載の手順に従い、ラセミ化合物231を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.73 (s, 1H), 8.01 (dd, J = 11.3, 4.8 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 8.7, 2.1 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.43 (ddd, J = 7.2, 6.2, 1.7 Hz, 1H), 7.37 - 7.24 (m, 3H), 7.06 (s, 2H), 4.40 (dtd, J = 48.0, 8.2, 3.6 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.28 - 3.00 (m, 5H), 2.21 - 2.04 (m, 1H), 2.04 - 1.89 (m, 1H), 1.83 (dd, J = 9.3, 5.6 Hz, 1H), 1.76 - 1.54 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 442.2 [M+H
+]。
【0598】
実施例232 3-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピラジン-2-カルボキサミド232
本明細書に記載の手順に従い、ラセミ化合物232を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.76 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.12 (td, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H), 7.73 (s, 2H), 7.57 (s, 1H), 7.46 (dt, J = 7.2, 3.7 Hz, 1H), 7.41 - 7.27 (m, 2H), 4.39 (dtd, J = 48.0, 8.2, 3.6 Hz, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.26 - 2.97 (m, 5H), 2.19 - 1.87 (m, 2H), 1.87 - 1.74 (m, 1H), 1.69 - 1.51 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 443.2 [M+H
+]。
【0599】
実施例233 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-メチルピペラジン-1-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド233
工程A (±)-2-メチル-4-(4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
[この文献は図面を表示できません]
EtOH(6mL)中の中間体39、5-ブロモ-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール(550mg、2.01mmol)、2-メチルピペラジン-1-カルボン酸(±)tert-ブチル(403mg、2.01mmol)、DIPEA(2mL)の溶液を電子レンジ中2時間130℃で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を、溶出溶媒としてPE:EtOAc(1:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、(±)-2-メチル-4-(4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色固形物(377mg、48%)として得た。MS (ESI) m/z: 394 [M+H
+]。
【0600】
工程B (±)-4-(4-アミノ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチル-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
[この文献は図面を表示できません]
H
2O(3mL)及びMeOH(15mL)中の2-メチル-4-(4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)ピペラジン-1-カルボン酸(±)tert-ブチル(370mg、0.94mmol)の溶液に、亜鉛(362mg、5.6mmol)及びNH
4Cl(400mg、7.5mmol)を添加した。反応混合物を4時間周囲温度で撹拌し、セライトを通して濾過し、減圧下で蒸発させ、(±)-4-(4-アミノ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-インドール-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色固形物(300mg、88%)として得た。MS (ESI) m/z: 364 [M+H
+]。
【0601】
工程C (±)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(15mL)中の(±)-4-(4-アミノ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(300mg、0.83mmol)、5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸 (294mg、0.83mmol)、HATU(410mg、1.08mmol)の溶液に、TEA(2mL)を加えた。この混合物を20時間30℃で撹拌し、水(100mL)に注ぎ、EtOAc(40mL×3)で抽出した。一緒にした有機層を水(50mL×2)及びブライン(30mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物を分取HPLCにより精製し、(±)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを白色固形物(190mg、33%)として得た。MS (ESI) m/z: 702 [M+H
+]。
【0602】
工程D (±)-4-(4-(5-(tert-ブトキシ-カルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製用HPLCによるキラル分離により、各約80mgの(R)エナンチオマー及び(S)エナンチオマーを得た。
【0603】
工程E HCl/ MeOH(10mL)中の(R)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(82mg、0.12mmol)の混合物を、20時間周囲温度で撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を得た。残留物をMeOH(30mL)で希釈し、28%のアンモニア水溶液で中和し、濃縮し、分取HPLCにより精製し、233を白色固形物(32mg、56%)として得た。
1H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 7.69 (s, 1H), 7.51-7.45 (m, 1H), 7.17-7.12 (m, 2H), 4.84-4.78 (m, 2H), 3.22.-3.17 (m, 1H), 3.05-2.86 (m, 6H), 1.08 (d, J=6 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 502 [M+H
+]。
【0604】
実施例234 5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3- ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾールオール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド234
実施例145の手順に従い、中間体56、1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4カルバミン酸tert-ブチル(1.33g、3.13mmol)から出発して、234を淡黄色固形物(300mg、3工程かけて36%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.95 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.59-7.48 (m, 3H), 7.29 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.38 (tt, J = 55.2, 4.2 Hz, 1H), 4.44 (td, J = 14.4, 4.2 Hz, 2H), 3.75-3.58 (m, 1H), 3.50-3.05 (m, 6H), 2.29-2.06 (m, 2H), 1.92-1.80 (m, 1H), 1.77-1.63 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 534 (M+1)。
【0605】
実施例235 5-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボキサミド235
実施例237の手順に従い、化合物235を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.78 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.13 - 8.00 (m, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.53 - 7.39 (m, 1H), 7.35 - 7.23 (m, 2H), 7.00 (s, 2H), 4.51 - 4.29 (m, 1H), 3.29 - 2.98 (m, 5H), 2.23 - 2.04 (m, 1H), 2.04 - 1.87 (m, 1H), 1.87 - 1.72 (m, 1H), 1.72 - 1.51 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 447.1 [M+H
+]。
【0606】
実施例236 5-アミノ-N-(5-(6,6-ジフルオロ-1,4-ジアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボキサミド236
実施例237に提供された手順に従い、化合物236を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.95 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.08 - 7.94 (m, 2H), 7.66 (s, 1H), 7.55 - 7.40 (m, 1H), 7.35 - 7.21 (m, 2H), 7.00 (s, 2H), 3.58 - 3.44 (m, 2H), 3.23 - 3.10 (m, 4H), 2.96 - 2.81 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 447.1 [M+H
+]。
【0607】
実施例237 5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボキサミド237
ナトリウムエトキシド(エタノール中に21質量%;8.69mL、23.268mmol)を、エタノール(100mL)中の2- フルオロベンズアミジン(2.71g、15.512mmol)の氷浴冷却された混合物に添加した。得られた混合物を室温に温め、30分間窒素下、rt(室温)で攪拌した。反応混合物に、エタノール(20mL)中の(E)-2,3-ジブロモ-4-オキソ-ブタ-2-エン酸(2.00g、7.7561mmol)の溶液を添加した。混合物を3時間50℃で加熱した。室温に冷却後、反応物を真空中で濃縮した。水及び1MのNaOH(〜50mL)を添加し、水性混合物をEtOAcで抽出した。水性相を1NのHCl(約30mL)でpH4に酸性化し、EtOAcで3回で抽出した。一緒にした有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、5-ブロモ-2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボン酸770mgを得た。
【0608】
CuSO4(5H
2Oを含有、65mg)を、上記で作製された5-ブロモ-2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボン酸(770mg、2.59mmol)及び28%の水酸化アンモニウム(12mL)の混合物に添加した。反応物を30分間110℃でマイクロ波反応器において加熱した。それを室温に冷却し、真空中で濃縮した。残留物を1NのHCl(20mL)で希釈し、EtOAcで3回抽出した。一緒にした有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボン酸(320mg、53%)を得た。
【0609】
1-(4- アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6- ジフルオロアゼパン-4-アミン(99mg、0.29mmol)、5-アミノ-2-(2- フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボン酸(87mg、0.37mmol)、PyBOP(304mg、0.57mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(222mg、1.72mmol)を、塩化メチレン(10mL)に溶解し、室温で一晩攪拌した。反応混合物を濃縮し、ヘプタン中に0〜100%の酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、1-(4-(5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(157mg、97%)を得た。
【0610】
1-(4-(5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(157mg)をジオキサン(6mL)中の4NのHClと共に、室温で1時間攪拌した。反応混合物を濃縮乾固し、飽和水性炭酸水素ナトリウムで塩基性化し、酢酸エチルで3回抽出した。一緒にした有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物を逆相HPLCで精製し、237を得た。MS(ESI) m/z: 461.1 [M+H
+]。
【0611】
実施例241 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド241
実施例101の手順に従い、鏡像異性的に純粋な1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、化合物241を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.80 (s, 1H), 7.62 - 7.47 (m, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.32 - 7.14 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.23 (dd, J = 11.5, 3.8 Hz, 1H), 3.15 - 2.91 (m, 3H), 2.71 - 2.55 (m, 1H), 1.95 (dd, J = 12.8, 3.3 Hz, 1H), 1.79 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 1.70 - 1.51 (m, 1H), 1.39 (ddd, J = 24.5, 12.2, 4.1 Hz, 1H). MS(ESI) m/z: 487.3 [M+H
+]。
【0612】
実施例242 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[1-メチル-5-(3-トリフルオロメチル-ピペリジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド242
実施例101の手順に従い、鏡像異性的に純粋な1-メチル-5-(3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン及び実施例25からの5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、化合物242を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.80 (s, 1H), 7.62 - 7.47 (m, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.32 - 7.14 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.23 (dd, J = 11.5, 3.8 Hz, 1H), 3.15 - 2.91 (m, 3H), 2.71 - 2.55 (m, 1H), 1.95 (dd, J = 12.8, 3.3 Hz, 1H), 1.79 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 1.70 - 1.51 (m, 1H), 1.39 (ddd, J = 24.5, 12.2, 4.1 Hz, 1H). MS(ESI) m/z: 487.3 [M+H
+]。
【0613】
実施例243 3-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピラジン-2-カルボキサミド243
親ラセミ化合物232のSFCキラル分離により、キラルジアステレオマー243をピーク2として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.76 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.13 (td, J = 8.2, 1.9 Hz, 1H), 7.71 (s, 2H), 7.55 (s, 1H), 7.50 - 7.40 (m, 1H), 7.40 - 7.24 (m, 2H), 4.58 - 4.35 (m, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.28 - 3.02 (m, 5H), 2.23 - 2.05 (m, 1H), 2.05 - 1.92 (m, 1H), 1.92 - 1.77 (m, 1H), 1.71 - 1.57 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 443.1 [M+H
+]。
【0614】
実施例244 3-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピラジン-2-カルボキサミド244
親ラセミ化合物232のSFCキラル分離により、キラルジアステレオマー244をピーク1として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.75 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.12 (td, J = 8.1, 1.9 Hz, 1H), 7.72 (s, 2H), 7.56 (s, 1H), 7.52 - 7.40 (m, 1H), 7.40 - 7.27 (m, 2H), 4.53 - 4.28 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.23 - 2.97 (m, 5H), 2.19 - 2.03 (m, 1H), 2.03 - 1.90 (m, 1H), 1.90 - 1.74 (m, 1H), 1.67 - 1.52 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 443.1 [M+H
+]。
【0615】
実施例245 3-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド245
親ラセミ化合物231のSFCキラル分離により、キラルジアステレオマー245をピーク2として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1H), 8.01 (td, J = 8.0, 1.8 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 8.7, 2.2 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.48 - 7.37 (m, 1H), 7.37 - 7.21 (m, 3H), 7.05 (s, 2H), 4.39 (dtd, J = 48.0, 8.2, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.24 - 2.98 (m, 5H), 2.19 - 2.04 (m, 1H), 1.97 (dtd, J = 19.7, 9.8, 4.8 Hz, 1H), 1.89 - 1.77 (m, 1H), 1.73 - 1.53 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 442.1 [M+H
+]。
【0616】
実施例246 3-アミノ-N-(5-(4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド246
親ラセミ化合物231のSFCキラル分離により、キラルジアステレオマー246をピーク2として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1H), 8.01 (td, J = 8.0, 1.8 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 8.7, 2.2 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.47 - 7.37 (m, 1H), 7.38 - 7.22 (m, 3H), 7.05 (s, 2H), 4.39 (dtd, J = 48.0, 8.2, 3.7 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.25 - 2.97 (m, 5H), 2.21 - 2.03 (m, 1H), 2.03 - 1.88 (m, 1H), 1.88 - 1.75 (m, 1H), 1.75 - 1.52 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 442.1 [M+H
+]。
【0617】
実施例247 (S)-3-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピラジン-2-カルボキサミド247
親ラセミ化合物293のSFCキラル分離により、エナンチオマー247をピーク2として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.78 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.15 (dd, J = 11.3, 4.9 Hz, 1H), 7.73 (s, 2H), 7.54 (s, 1H), 7.51 - 7.41 (m, 1H), 7.35 (dd, J = 16.1, 7.7 Hz, 2H), 3.79 - 3.59 (m, 4H), 3.53 - 3.37 (m, 2H), 3.19 - 3.10 (m, 1H), 2.37 - 2.15 (m, 2H), 1.98 - 1.67 (m, 2H)。
【0618】
実施例248 (R)-3-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピラジン-2-カルボキサミド248
親ラセミ化合物293のSFCキラル分離により、エナンチオマー248をピーク1として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.76 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.17 - 8.04 (m, 1H), 7.73 (s, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.54 - 7.41 (m, 1H), 7.41 - 7.25 (m, 2H), 3.77 - 3.55 (m, 4H), 3.50 - 3.34 (m, 1H), 3.21 - 3.04 (m, 2H), 2.27 - 2.03 (m, 2H), 1.92 - 1.64 (m, 3H). MS(ESI) m/z: 461.1 [M+H
+]。
【0619】
実施例249 3-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド249
親ラセミ化合物292のSFCキラル分離により、エナンチオマー249をピーク2として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.71 (s, 1H), 8.07 - 7.96 (m, 1H), 7.71 (dd, J = 8.7, 2.3 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.48 - 7.38 (m, 1H), 7.38 - 7.23 (m, 3H), 7.06 (s, 2H), 3.78 - 3.58 (m, 4H), 3.50 - 3.33 (m, 1H), 3.19 - 3.02 (m, 2H), 2.24 - 1.97 (m, 2H), 1.88 - 1.78 (m, 1H), 1.78 - 1.63 (m, 1H), 1.63 - 1.42 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 460.1 [M+H
+]。
【0620】
実施例250 (R)-3-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド250
親ラセミ化合物292のSFCキラル分離により、エナンチオマー250をピーク1として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.71 (s, 1H), 8.06 - 7.96 (m, 1H), 7.71 (dd, J = 8.7, 2.3 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.48 - 7.37 (m, 1H), 7.37 - 7.25 (m, 3H), 7.06 (s, 2H), 3.76 - 3.59 (m, 4H), 3.51 - 3.33 (m, 1H), 3.18 - 3.04 (m, 2H), 2.25 - 2.01 (m, 2H), 1.91 - 1.77 (m, 1H), 1.77 - 1.64 (m, 1H), 1.64 - 1.43 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 460.1 [M+H
+]。
【0621】
実施例252 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド252
実施例145の手順に従い、6-メトキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオアイソマーのより極性の対)から出発して、分取HPLCを介して精製した後、252をモノギ酸塩の淡黄色固形物(116mg、3工程かけて53%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.83 (br s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.60-7.45 (m, 4H), 7.35-7.20 (m, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.30-3.15 (m, 5H), 3.10-2.85 (m, 5H), 2.15-1.65 (m, 4H), 1.02 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0622】
実施例253 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド253
実施例145の手順に従い、6-ヒドロキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオアイソマーのより極性の対)から出発して、分取HPLCを介して精製した後、253をモノギ酸塩の淡黄色固形物(37mg、3工程かけて19%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.70 (br s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.58-7.45 (m, 4H), 7.35-7.20 (m, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.60-2.80 (m, 8H), 2.05-1.60 (m, 4H), 1.14 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0623】
実施例254 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド254
実施例145の手順に従い、6-メトキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオアイソマーのより極性の低い対)から出発して、分取HPLCを介して精製した後、254をモノギ酸塩の淡黄色固形物(78mg、34%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.84 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.60-7.45 (m, 3H), 7.35-7.20 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.60-3.15 (m, 5H), 3.15-2.90 (m, 5H), 2.15-1.55 (m, 4H), 1.01 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0624】
実施例255 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド255
実施例145の手順に従い、6-ヒドロキシ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオアイソマーの極性の低い対)から出発して、分取HPLCを介して精製した後、255をモノギ酸塩の淡黄色固形物(39mg、3工程かけて18%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.88 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 7.60-7.45 (m, 4H), 7.35-7.20 (m, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.67-3.55 (m, 2H), 3.30-2.80 (m, 6H), 2.05-1.60 (m, 4H), 1.06 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0625】
実施例256 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3-フルオロ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド256
実施例145の手順に従い、6-フルオロ-6-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、256を淡褐色固形物(110mg、3工程かけて27%)として得た。 1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.64-8.56 (m, 1H), 7.89及び7.80 (2s, 1H), 7.40-7.26 (m, 1H), 7.06-6.99 (m, 2H), 6.22 (br s, 2H), 3.77及び3.64 (2s, 3H), 3.67-2.99 (m, 5H), 2.45-2.05 (m, 1H), 2.05-1.60 (m, 5H), 1.45-1.25 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 480 (M+1)。
【0626】
実施例257 5-アミノ-2-(2,6- ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(3-フルオロ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド257
実施例145の手順に従い、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピペリジンから出発して、分取HPLCを介して精製した後、257 をベージュ色固形物(222mg、3工程かけて41%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 9.08及び8.66 (2s, 1H), 7.93及び7.83 (s, 1H), 7.33 (ddd, J = 8.6, 5.9, 2.7 Hz, 1H), 7.07-6.99 (m, 2H), 6.22及び6.16 (2s, 2H), 4.96-4.73 (m, 1H), 4.45及び4.12 (2s, 1H), 3.76及び3.74 (2s, 3H), 3.60-3.17 (m, 4H), 2.44-1.90 (m, 4H). OHは観察されず。 LCMS (ES+) m/z 467 (M+1)。
【0627】
実施例258 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[1-メチル-5-(3-トリフルオロメチル-ピペリジン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド258
実施例101の手順に従い、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)ピペリジンから出発して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製した後、258をオフホワイト色泡状物(415mg、3工程かけて48%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.52 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.37-7.26 (m, 1H), 7.07-6.97 (m, 2H), 6.13 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 3.32 (dd, J = 11.5, 3.8 Hz, 1H), 3.17-3.04 (m, 3H), 2.54-2.40 (m, 1H), 2.10-2.04 (m, 1H), 1.94-1.84 (m, 1H), 1.84-1.43 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 487 (M+1)。
【0628】
実施例261 (S)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド261
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー261を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.93 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 14.5 Hz, 3H), 7.42 - 7.35 (m, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.50 - 3.37 (m, 2H), 3.20 - 3.09 (m, 2H), 2.36 - 2.16 (m, 3H), 1.90 (d, J = 18.9 Hz, 1H), 1.83 - 1.68 (m, 1H). ESIMS m/z = 449.1 (M+1)。
【0629】
実施例262 (R)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド262
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー262を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.93 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 14.5 Hz, 3H), 7.42 - 7.35 (m, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.50 - 3.37 (m, 2H), 3.20 - 3.09 (m, 2H), 2.36 - 2.16 (m, 3H), 1.90 (d, J = 18.9 Hz, 1H), 1.83 - 1.68 (m, 1H). ESIMS m/z = 449.1 (M+1)。
【0630】
実施例263 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド263
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー263を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.88 (s, 1H), 8.53 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.54 (s, 2H), 7.49 (s, 1H), 7.40 - 7.35 (m, 1H), 4.49 (dtd, J = 48.0, 8.5, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.22 - 3.11 (m, 5H), 2.22 - 2.08 (m, 1H), 2.08 - 1.95 (m, 1H), 1.93 - 1.79 (m, 1H), 1.63 (dtd, J = 14.3, 9.5, 4.5 Hz, 1H). ESIMS m/z = 431.1 (M+1)。
【0631】
実施例264 (S)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド264
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー264を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.69 (s, 1H), 8.43 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.27 (s, 2H), 7.88 (dd, J = 10.9, 8.6 Hz, 1H), 7.67 (s, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.48 (dt, J = 8.3, 4.1 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.20 - 2.99 (m, 3H), 2.32 (t, J = 19.9 Hz, 3H), 1.93 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.82 (dd, J = 14.8, 9.4 Hz, 2H). ESIMS m/z = 467.1 (M+1)。
【0632】
実施例265 5-アミノ-N-(5-((4R,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド265
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー265を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.16 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 4.88 (dd, J = 47.4, 7.4 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.09 (m, 3H), 2.36 (s, 3H), 2.20 (ddd, J = 10.8, 7.3, 3.4 Hz, 1H), 2.00 - 1.80 (m, 3H), 1.78 - 1.67 (m, 1H). ESIMS m/z = 462.1 (M+1)。
【0633】
実施例266 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド266
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー266を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.21 (s, 1H), 8.28 (s, 2H), 8.12 (ddd, J = 9.3, 5.7, 3.3 Hz, 1H), 7.47 (s, 2H), 7.40 (m, 2H), 7.27 (tt, J = 7.4, 3.5 Hz, 1H), 4.88 (d, J = 40.8 Hz, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.09 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 2.25 - 2.09 (m, 2H), 2.06 - 1.82 (m, 3H), 1.82 - 1.66 (m, 2H). ESIMS m/z = 466.1 (M+1)。
【0634】
実施例267 5-アミノ-N-(5-((4R,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド267
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー267を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.11 (s, 1H), 8.26 (dd, J = 14.8, 6.9 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.41 (s, 3H), 7.39 - 7.29 (m, 2H), 4.88 (dd, J = 47.4, 7.1 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.12 - 3.03 (m, 5H), 2.26 - 2.12 (m, 1H), 2.00 - 1.80 (m, 2H), 1.79 - 1.67 (m, 1H). ESIMS m/z = 448.1 (M+1)。
【0635】
実施例268 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド268
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー268を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.79 (s, 1H), 8.43 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 11.0, 8.6 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 13.0 Hz, 3H), 7.47 (dt, J = 8.3, 4.1 Hz, 1H), 4.49 (dtd, J = 47.9, 8.1, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.18 - 3.07 (m, 4H), 2.21 - 2.04 (m, 1H), 1.98 (dt, J = 9.5, 7.4 Hz, 1H), 1.94 - 1.83 (m, 1H), 1.76 - 1.50 (m, 1H), 1.72 - 1.57 (m, 1H). ESIMS m/z = 449.1 (M+1)。
【0636】
実施例269 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド269
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー269を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.79 (s, 1H), 8.43 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 11.0, 8.6 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 13.0 Hz, 3H), 7.47 (dt, J = 8.3, 4.1 Hz, 1H), 4.49 (dtd, J = 47.9, 8.1, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.18 - 3.07 (m, 4H), 2.21 - 2.04 (m, 1H), 1.98 (dt, J = 9.5, 7.4 Hz, 1H), 1.94 - 1.83 (m, 1H), 1.76 - 1.50 (m, 1H), 1.72 - 1.57 (m, 1H). ESIMS m/z = 449.1 (M+1)。
【0637】
実施例270 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド270
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー270を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.11 (s, 1H), 8.26 (dd, J = 14.8, 6.9 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.41 (s, 3H), 7.39 - 7.29 (m, 2H), 4.88 (dd, J = 47.4, 7.1 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.12 - 3.03 (m, 5H), 2.26 - 2.12 (m, 1H), 2.00 - 1.80 (m, 2H), 1.79 - 1.67 (m, 1H). ESIMS m/z = 448.1 (M+1)。
【0638】
実施例271 5-アミノ-N-(5-((4R,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド271
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー271を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.21 (s, 1H), 8.28 (s, 2H), 8.12 (ddd, J = 9.3, 5.7, 3.3 Hz, 1H), 7.47 (s, 2H), 7.40 (m, 2H), 7.27 (tt, J = 7.4, 3.5 Hz, 1H), 4.88 (d, J = 40.8 Hz, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.09 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 2.25 - 2.09 (m, 2H), 2.06 - 1.82 (m, 3H), 1.82 - 1.66 (m, 2H). ESIMS m/z = 466.1 (M+1)。
【0639】
実施例272 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド272
ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー272を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.16 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 4.88 (dd, J = 47.4, 7.4 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.09 (m, 3H), 2.36 (s, 3H), 2.20 (ddd, J = 10.8, 7.3, 3.4 Hz, 1H), 2.00 - 1.80 (m, 3H), 1.78 - 1.67 (m, 1H). ESIMS m/z = 462.1 (M+1)。
【0640】
実施例273 (R)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド273
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー273を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.69 (s, 1H), 8.43 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.27 (s, 2H), 7.88 (dd, J = 10.9, 8.6 Hz, 1H), 7.67 (s, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.48 (dt, J = 8.3, 4.1 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.20 - 2.99 (m, 3H), 2.32 (t, J = 19.9 Hz, 3H), 1.93 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.82 (dd, J = 14.8, 9.4 Hz, 2H). ESIMS m/z = 467.1 (M+1)。
【0641】
実施例274 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド274
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー274を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.88 (s, 1H), 8.53 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.54 (s, 2H), 7.49 (s, 1H), 7.40 - 7.35 (m, 1H), 4.49 (dtd, J = 48.0, 8.5, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.22 - 3.11 (m, 5H), 2.22 - 2.08 (m, 1H), 2.08 - 1.95 (m, 1H), 1.93 - 1.79 (m, 1H), 1.63 (dtd, J = 14.3, 9.5, 4.5 Hz, 1H). ESIMS m/z = 431.1 (M+1)。
【0642】
実施例275 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-3-ヨード-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド275
実施例145の手順に従い、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、275をオフホワイト色固形物(220mg、3工程かけて34%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.93-7.85 (m, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.04 (ddd, J = 10.3, 8.8, 1.4 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.74-3.62 (m, 1H), 3.55-3.36 (m, 3H), 3.30-3.23 (m, 1H), 2.41-2.22 (m, 2H), 2.06-1.95 (m, 1H), 1.91-1.80 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 610 (M+1)。
【0643】
実施例276 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド276
実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、276をモノギ酸塩のオフホワイト色固形物(170mg、2工程かけて40%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.54 (s, 1H), 8.06 (ddd, J = 9.4, 5.8, 3.2 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.28 (td, J = 9.9, 4.4 Hz, 1H), 7.19-7.11 (m, 1H), 4.86 (dtd, J = 49.0, 9.3, 3.6 Hz, 1H), 3.62-3.49 (m, 2H), 3.50-3.38 (m, 4H), 2.45-2.31 (m, 1H), 2.26-2.06 (m, 2H), 1.99-1.86 (m, 1H), 1.21-1.12 (m, 2H), 1.15-1.05 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0644】
実施例277 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド277
実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、277を黄色固形物(228mg、2工程かけて55%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.07 (dd, J = 7.3, 2.3 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.24-7.19 (m, 1H), 7.11 (dd, J = 11.4, 8.4 Hz, 1H), 4.49 (dtd, J = 48.3, 8.8, 3.8 Hz, 1H), 3.56-3.48 (m, 1H), 3.47-3.34 (m, 4H), 3.23-3.13 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.35-2.21 (m, 1H), 2.19-2.06 (m, 1H), 2.01-1.91 (m, 1H), 1.84-1.72 (m, 1H), 1.19-1.10 (m, 2H), 1.11-1.04 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 488 (M+1)。
【0645】
実施例278 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド278
実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、分取HPLCを介して精製した後、278をモノギ酸塩のオフホワイト色固形物(209mg、2工程かけて50%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.54 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.51-7.44 (m, 1H), 7.19-7.12 (m, 2H), 4.86 (dtd, J = 48.0, 9.3, 3.0 Hz, 1H), 3.61-3.47 (m, 2H), 3.48-3.36 (m, 4H), 2.46-2.32 (m, 1H), 2.26-2.05 (m, 2H), 1.99-1.86 (m, 1H), 1.23-1.11 (m, 2H), 1.13-1.05 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0646】
実施例279 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド279
実施例145の手順に従い、N-(1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドから出発して、279をモノギ酸塩のオフホワイト色固形物(166mg、3工程かけて16%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.55 (s, 1H), 7.55-7.43 (m, 2H), 7.19-7.12 (m, 2H), 3.87-3.71 (m, 1H), 3.69-3.45 (m, 4H), 3.44-3.39 (m, 1H), 2.70-2.45 (m, 2H), 2.24-2.13 (m, 1H), 2.08-1.95 (m, 1H), 1.24-1.11 (m, 2H), 1.14-1.05 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 510 (M+1)。
【0647】
実施例280 (R)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド280
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー280を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.52 (d, J = 8.0 Hz, 3H), 7.28 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 6.37 (m, 2H), 4.43 (d, J = 4.1 Hz, 3H), 3.64 (dt, J = 27.0, 13.5 Hz, 2H), 2.26 (s, 3H), 1.92 - 1.80 (m, 1H), 1.71 (tt, J = 19.7, 10.0 Hz, 1H), 1.49 (dd, J = 8.3, 6.7 Hz, 1H), 0.98 (d, J = 2.4 Hz, 1H). ESIMS m/z = 534.1 (M+1)。
【0648】
実施例281 (S)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド281
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー281を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.52 (d, J = 8.0 Hz, 3H), 7.28 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 6.37 (m, 2H), 4.43 (d, J = 4.1 Hz, 3H), 3.64 (dt, J = 27.0, 13.5 Hz, 2H), 2.26 (s, 3H), 1.92 - 1.80 (m, 1H), 1.71 (tt, J = 19.7, 10.0 Hz, 1H), 1.49 (dd, J = 8.3, 6.7 Hz, 1H), 0.98 (d, J = 2.4 Hz, 1H). ESIMS m/z = 534.1 (M+1)。
【0649】
実施例282 (S)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド282
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー282を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.11 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.28 (tt, J = 7.5, 3.6 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.67 - 3.62 (m, 1H), 3.48 - 3.35 (m, 2H), 3.19 - 3.06 (m, 2H), 2.23 (ddd, J = 35.9, 24.1, 14.0 Hz, 3H), 1.92 - 1.82 (m, 1H), 1.73 (ddd, J = 20.0, 12.7, 8.0 Hz, 1H). ESIMS m/z = 484.1 (M+1)。
【0650】
実施例283 (R)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド283
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー283を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.11 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.28 (tt, J = 7.5, 3.6 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.67 - 3.62 (m, 1H), 3.48 - 3.35 (m, 2H), 3.19 - 3.06 (m, 2H), 2.23 (ddd, J = 35.9, 24.1, 14.0 Hz, 3H), 1.92 - 1.82 (m, 1H), 1.73 (ddd, J = 20.0, 12.7, 8.0 Hz, 1H). ESIMS m/z = 484.1 (M+1)。
【0651】
実施例284 (S)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド284
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー284を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.98 (s, 1H), 8.31 8.08 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.64 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.45 (ddd, J = 19.7, 15.1, 9.3 Hz, 2H), 3.21 - 3.11 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 2.28 (dd, J = 31.2, 15.2 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 1.81 - 1.66 (m, 1H). ESIMS m/z = 480.1 (M+1)。
【0652】
実施例285 ((R)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド285
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー285を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.98 (s, 1H), 8.31 8.08 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.64 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.45 (ddd, J = 19.7, 15.1, 9.3 Hz, 2H), 3.21 - 3.11 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 2.28 (dd, J = 31.2, 15.2 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 1.81 - 1.66 (m, 1H). ESIMS m/z = 480.1 (M+1)。
【0653】
実施例286 (S)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド286
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー286を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.99 (s, 1H), 8.30 (dd, J = 14.7, 6.9 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.48 - 7.40 (m, 3H), 7.40 - 7.32 (m, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.50 - 3.37 (m, 3H), 3.16 (m, 2H), 2.35 - 2.17 (m, 2H), 1.87 (m, 1H), 1.76 (m, 1H). ESIMS m/z = 466.1 (M+1)。
【0654】
実施例287 (R)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド287
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー287を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.99 (s, 1H), 8.30 (dd, J = 14.7, 6.9 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.48 - 7.40 (m, 3H), 7.40 - 7.32 (m, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.50 - 3.37 (m, 3H), 3.16 (m, 2H), 2.35 - 2.17 (m, 2H), 1.87 (m, 1H), 1.76 (m, 1H). ESIMS m/z = 466.1 (M+1)。
【0655】
実施例288 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-メトキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド288
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー288を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.79 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.53-7.49 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.24 - 3.13 (m, 4H), 3.06 (m, 2H), 1.69 (m, 2H). ESIMS m/z = 478.2 (M+1)。
【0656】
実施例289 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-メトキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド289
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー289を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.79 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.53-7.49 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 3.24 - 3.13 (m, 4H), 3.06 (m, 2H), 1.69 (m, 2H). ESIMS m/z = 478.2 (M+1)。
【0657】
実施例290 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(5-(ジメチルアミノ)-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド290
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー290を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.70 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.25 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.65 - 3.51 (m, 2H), 2.84 (s, 1H), 2.24 (m, 4H), 2.07(s, 6H), 1.96 - 1.76 (m, 2H). ESIMS m/z = 512.1 (M+1)。
【0658】
実施例292 3-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3- ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピコリンアミド292
実施例180の手順に従い、化合物292を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.72 (s, 1H), 8.02 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 8.7, 2.1 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.49 - 7.38 (m, 1H), 7.38 - 7.25 (m, 3H), 7.07 (s, 2H), 3.80 - 3.58 (m, 4H), 3.51 - 3.33 (m, 2H), 3.20 - 3.03 (m, 2H), 2.25 - 2.09 (m, 1H), 1.90 - 1.76 (m, 1H), 1.76 - 1.61 (m, 1H), 1.54 - 1.37 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 460.2 [M+H
+]。
【0659】
実施例293 3-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ピラジン-2-カルボキサミド293
実施例180の手順に従い、化合物293を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.79 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.25 (s, 1H), 8.12 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.74 (s, 2H), 7.60 - 7.52 (m, 1H), 7.52 - 7.41 (m, 1H), 7.41 - 7.28 (m, 2H), 3.77 - 3.57 (m, 5H), 3.18 - 2.96 (m, 3H), 2.31 - 2.15 (m, 2H), 1.94 - 1.81 (m, 1H), 1.81 - 1.62 (m, 1H). MS(ESI) m/z: 461.2 [M+H
+]。
【0660】
実施例291 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(5-(ジメチルアミノ)-3,3-ジフルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド291
親ラセミ化合物のSFCキラル分離により、エナンチオマー291を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.70 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.25 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.65 - 3.51 (m, 2H), 2.84 (s, 1H), 2.24 (m, 4H), 2.07(s, 6H), 1.96 - 1.76 (m, 2H). ESIMS m/z = 512.1 (M+1)。
【0661】
実施例294 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド294
実施例221の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニル-アミノ)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%のMeOH/DCM、MeOH中に1%の7Nのアンモニア)を介して精製した後、294をクリーム色固形物(107mg、48%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.73 (s, 1H), 7.90-7.84 (m, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.17-7.11 (m, 1H), 7.04 (dd, J = 11.1, 8.4 Hz, 1H), 6.10 (s, 2H), 4.95-4.78 (m, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.49-3.33 (m, 3H), 3.24-3.11 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.40-2.26 (m, 1H), 2.09-1.91 (m, 2H), 1.87-1.77 (m, 1H)。アルキルNH
2は見られず。LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0662】
実施例295 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド295
実施例221の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、295を暗クリーム色固形物(166mg、3工程かけて73%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.65 (s, 1H), 7.87-7.81 (m, 2H), 7.17-7.09 (m, 1H), 7.07-7.01 (m, 1H), 6.16 (s, 2H), 4.90 (dd, J = 47.1, 6.7 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.49-3.32 (m, 3H), 3.23-3.09 (m, 2H), 2.36-2.28 (m, 1H), 2.18-1.81 (m, 3H)。アルキルNH
2は見られず。LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0663】
実施例296 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド296
実施例221の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH中の1%の7Nのアンモニアと共に5−7%のMeOH/DCM)を介して精製した後、296をクリーム色固形物(128mg、3工程かけて59%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.72 (s, 1H), 8.13-8.08 (m, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.40-7.32 (m, 1H), 7.29-7.20 (m, 1H), 7.17 (dd, J = 11.4, 8.3 Hz, 1H), 6.10 (s, 2H), 4.89 (dd, J = 47.0, 7.0 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.50-3.31 (m, 3H), 3.22-3.09 (m, 2H), 2.37-2.27 (m, 1H), 2.12-1.89 (m, 2H), 1.86-1.78 (m, 1H)。アルキルNH
2は見られず。LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0664】
実施例297 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド297
実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、297を淡褐色固形物(424mg、2工程かけて72%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.70 (s, 1H), 8.39 (dt, J = 4.6, 1.4 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.52 (ddd, J = 10.8, 8.3, 1.4 Hz, 1H), 7.32-7.26 (m, 1H), 6.32 (s, 2H), 4.51 (dtd, J = 47.9, 8.5, 3.6 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.40-3.17 (m, 5H), 2.34-2.19 (m, 1H), 2.16-1.96 (m, 2H), 1.79-1.66 (m, 1H)。アルキルNH
2は見られず。LCMS (ES+) m/z 449 (M+1)。
【0665】
実施例298 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド298
実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、298を淡黄色固形物(418mg、2工程かけて74%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.54 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.06 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.78-7.73 (m, 2H), 7.28-7.23 (m, 1H), 6.26 (s, 2H), 4.51 (dtd, J = 48.0, 8.8, 3.8Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.37-3.20 (m, 5H), 2.35-2.21 (m, 1H), 2.18-2.04 (m, 1H), 2.02-1.92 (m, 1H), 1.79-1.66 (m, 1H)。アルキルNH
2は見られず。LCMS (ES+) m/z 431 (M+1)。
【0666】
実施例299 5-アミノ-2-(3-フルオロ-ピリジン-2-イル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド299
実施例145の手順に従い、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、299を淡黄色固形物(350mg、3工程かけて43%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.56 (s, 1H), 8.39 (dt, J = 4.6, 1.4 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.52 (ddd, J = 10.8, 8.3, 1.4 Hz, 1H), 7.32-7.26 (m, 1H), 6.32 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.71-3.57 (m, 1H), 3.54-3.35 (m, 3H), 3.33-3.24 (m, 1H), 2.41-2.26 (m, 2H), 2.03-1.92 (m, 1H), 1.90-1.78 (m, 1H), 1.34 (br s, 2H). LCMS (ES+) m/z 467 (M+1)。
【0667】
実施例300 5-アミノ-2-ピリジン-2-イル-チアゾール-4-カルボン酸[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4イル]-アミド300
実施例145の手順に従い、6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、300を淡黄色固形物(519mg、3工程かけて66%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.55 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.07 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.76 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.33-7.20 (m, 1H), 6.25 (s, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.74-3.59 (m, 1H), 3.55-3.36 (m, 3H), 3.33-3.23 (m, 1H), 2.43-2.28 (m, 2H), 2.03-1.92 (m, 1H), 1.88-1.77 (m, 1H)。アルキルNH
2は見られず。LCMS (ES+) m/z 449 (M+1)。
【0668】
実施例301 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-(3-メチルピペラジン-1-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド301
実施例233の手順に従い、(S)-4-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発して、301を白色固形物(25mg、50%)として得た。H-NMR (500 MHz, CD
3OD) δ (ppm): 7.69 (s, 1H), 7.51-7.45 (m, 1H), 7.16-7.12 (m, 2H), 4.90-4.78 (m, 2H), 3.22.-3.17 (m, 1H), 3.05-2.86 (m, 6H), 1.08 (d, J=6 Hz, 3H); MS (ESI) m/z: 502 [M+H
+]。
【0669】
実施例304 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロ-フェニル)-チアゾール-4-カルボン酸[5-(3,3-ジフルオロ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル]-アミド304
実施例101の手順に従い、実施例85aからのO-6,6-ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルオキシムベンズアルデヒドから出発して、分取HPLCを介して精製した後、304を白色固形物(37mg、3工程かけて27%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.77 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.39-7.29 (m, 1H), 7.09-6.99 (m, 2H), 6.19 (s, 2H), 4.30 (s, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.66-3.36 (m, 3H), 3.34-3.24 (m, 1H), 2.57-2.40 (m, 2H), 2.10-2.02 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 485 (M+1)。
【0670】
実施例305 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-メトキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド305
実施例101の手順に従い、実施例49からの5-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、305 をアプリコット色泡状物(286mg、3工程かけて66%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.94 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.16 (s, 2H), 3.72 (s, 3H), 3.49-3.44 (m, 1H), 3.45-3.18 (m, 6H), 3.20-3.06 (m, 2H), 2.17-2.06 (m, 1H), 2.06-1.96 (m, 1H), 1.85-1.65 (m, 2H)。アルキルNH
2は観察されず。 LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0671】
実施例306 5-アミノ-N-(5-((3R,5R)-5-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド306
実施例107の手順に従い、実施例53aからのN-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドから出発して、キラル分取HPLCを介して精製した後、306をオフホワイト色固形物(7.6mg、2工程かけて2%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.63 (s, 1H), 7.51-7.42 (m, 1H), 7.20-7.11 (m, 2H), 4.89-4.85 (m, 1H), 3.63-3.46 (m, 4H), 3.45-3.27 (m, 2H), 2.34-2.18 (m, 1H), 2.10-1.90 (m, 2H), 1.80-1.66 (m, 1H), 1.25-1.15 (m, 1H), 1.17-1.00 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0672】
実施例307 5-アミノ-N-(5-((3S,5S)-5-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド307
実施例107の手順に従い、実施例53aからのN-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドから出発して、キラル分取HPLCを介して精製した後、307をオフホワイト色固形物(7.8mg、2工程かけて2%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.63 (s, 1H), 7.51-7.42 (m, 1H), 7.20-7.11 (m, 2H), 4.89-4.85 (m, 1H), 3.63-3.46 (m, 4H), 3.45-3.27 (m, 2H), 2.34-2.18 (m, 1H), 2.10-1.90 (m, 2H), 1.80-1.66 (m, 1H), 1.25-1.15 (m, 1H), 1.17-1.00 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0673】
実施例308 5-アミノ-N-(5-((3S,5R)-5-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド308
実施例107の手順に従い、実施例53aからのN-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドから出発して、キラル分取HPLCを介して精製した後、308をオフホワイト色固形物(2.6mg、2工程かけて1%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.58 (s, 1H), 7.52-7.44 (m, 1H), 7.21-7.11 (m, 2H), 4.87-4.86 (m, 1H), 3.61-3.49 (m, 4H), 3.38-3.30 (m, 1H), 3.12 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 2.32-2.23 (m, 1H), 2.21-2.07 (m, 1H), 2.03-1.93 (m, 1H), 1.93-1.83 (m, 1H), 1.22-1.04 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0674】
実施例309 5-アミノ-N-(5-((3R,5S)-5-アミノ-3-フルオロアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド309
実施例107の手順に従い、実施例53aからのN-(1-(4-アミノ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-5-イル)-6- フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドから出発して、キラル分取HPLCを介して精製した後、309をオフホワイト色固形物(2.5mg、2工程かけて1%)として得た。 1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.58 (s, 1H), 7.52-7.44 (m, 1H), 7.21-7.11 (m, 2H), 4.87-4.86 (m, 1H), 3.61-3.49 (m, 4H), 3.38-3.30 (m, 1H), 3.12 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 2.32-2.23 (m, 1H), 2.21-2.07 (m, 1H), 2.03-1.93 (m, 1H), 1.93-1.83 (m, 1H), 1.22-1.04 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0675】
実施例310 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド310
実施例101の手順に従い、実施例49dからの5-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、310をライトベージュ色固形物(106mg、3工程かけて68%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.05 (br s, 1H), 7.60-7.47 (m, 4H), 7.28 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.90-3.82 (s, 1H), 3.70-3.58 (m, 3H), 3.40-3.20 (m, 3H), 3.08-2.92 (m, 2H), 1.99-1.83 (m, 2H), 1.70-1.55 (m, 2H)。アルキルNH
2及びOHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0676】
実施例313 5-アミノ-N-[5-(5,8-ジアザスピロ[2.6]ノナン-8-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド313
実施例101の手順に従い、8-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5,8-ジアザスピロ[2.6]ノナン-5-カルボン酸tert-ブチルから出発して、313を淡黄色固形物(90mg、3工程かけて35%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 12.25 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.41-7.22 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 6.34 (s, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.38 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 3.11 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 2.97 (s, 2H), 2.74 (s, 2H), 0.33 (t, J = 5.3 Hz, 2H), 0.13 (t, J = 5.3 Hz, 2H)。交換可能なNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 460 (M+1)。
【0677】
実施例314 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド314
ラセミ体5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドの、SFCによるキラル分離により314を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.28 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.61 - 7.40 (m, 4H), 7.32 - 7.17 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.40 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.20 (s, 3H), 3.18 - 3.07 (m, 2H), 3.07 - 2.92 (m, 3H), 2.13 - 1.93 (m, 1H), 1.83 - 1.74 (m, 1H), 1.74 - 1.56 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0678】
実施例315 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド315
ラセミ体5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドの、SFCによるキラル分離により315を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.28 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.60 - 7.42 (m, 4H), 7.31 - 7.20 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 3.44 - 3.36 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.18 - 3.07 (m, 2H), 3.02 (dt, J = 13.0, 3.8 Hz, 3H), 2.12 - 1.95 (m, 1H), 1.86 - 1.73 (m, 1H), 1.73 - 1.57 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0679】
実施例318 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(2-オキソアゼパン-1-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド318
実施例101の手順に従い、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-2-オンから出発して、318を白色固形物(51mg、3工程かけて26%)として得た。H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.40 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.35-7.28 (m, 1H), 7.01 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 6.14 (s, 2H), 3.78-3.58 (m, 5H), 2.76 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 1.92-1.75 (m, 6H). LCMS (ES+) m/z 447 (M+1)。
【0680】
実施例319 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(7-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド319
実施例101の手順に従い、4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルから出発して、319を白色固形物(35mg、3工程かけて20%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.70 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.36-7.28 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.16 (s, 2H), 3.83 (ddd, J = 15.2, 8.3, 2.4 Hz, 1H), 3.72 (s, 3H), 3.64 (ddd, J = 15.2, 6.1, 2.5 Hz, 1H), 3.22-3.02 (m, 4H), 2.96-2.84 (m, 2H)。交換可能なNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0681】
実施例322 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド322
実施例101の手順に従い、((4R,5R)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルと、5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、ラセミ体322(58.4mg、2工程かけて41%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.89 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.89 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.62 - 7.47 (m, 3H), 7.43 - 7.31 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.23 - 2.91 (m, 6H), 2.15 - 2.00 (m, 1H), 1.92 - 1.80 (m, 1H), 1.79 - 1.55 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 443 (M+1)。
【0682】
実施例323 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3-フルオロ-2-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド323
実施例101の手順に従い、((4R,5R)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルと、5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(3-フルオロ-ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、ラセミ体323(35.8mg、2工程かけて24%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.84 (s, 1H), 8.43 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.89 - 7.78 (m, 1H), 7.66 (s, 2H), 7.62 (s, 1H), 7.48 (dt, J = 8.3, 4.1 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.28 (d, J = 7.5 Hz, 5H), 3.26 - 2.95 (m, 8H), 2.07 (dd, J = 10.6, 4.4 Hz, 1H), 1.92 (dd, J = 10.6, 7.4 Hz, 1H), 1.79 - 1.55 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 461 (M+1)。
【0683】
実施例324 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド324
実施例101の手順に従い、((4R,5R)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルと、5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、ラセミ体324(118mg、2工程かけて63%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.94 (s, 1H), 8.30 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.48 - 7.39 (m, 3H), 7.39 - 7.27 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.27 (s, 4H), 3.24 - 2.90 (m, 7H), 2.14 - 2.01 (m, 1H), 1.91 - 1.81 (m, 1H), 1.77 - 1.54 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 460 (M+1)。
【0684】
実施例325 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロ-5-メチル-フェニル)チアゾール-4-カルボキサミド325
実施例101の手順に従い、((4R,5R)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルと、5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(2-フルオロ-5-メチルフェニル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、ラセミ体325(70.8mg、2工程かけて40%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.98 (s, 1H), 8.07 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.23 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.24 (s, 4H), 3.23 - 2.86 (m, 8H), 2.37 (s, 3H), 2.11 - 1.95 (m, 1H), 1.91 - 1.79 (m, 1H), 1.79 - 1.53 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 474 (M+1)。
【0685】
実施例326 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド326
実施例101の手順に従い、((4R,5R)-1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルと、5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(2,5-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸とを反応させ、326(64.2mg、2工程かけて33.6%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.08 (s, 1H), 8.22 - 8.10 (m, 1H), 7.46 (d, J = 9.7 Hz, 2H), 7.45 - 7.35 (m, 2H), 7.34 - 7.18 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.23 (d, J = 12.0 Hz, 4H), 3.21 - 2.89 (m, 6H), 2.10 - 1.97 (m, 1H), 1.89 - 1.79 (m, 1H), 1.78 - 1.53 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0686】
実施例327 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド327
ラセミ体5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドの、SFCによるキラル分離により327を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.14 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.57 - 7.41 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.77 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.25 - 2.91 (m, 5H), 1.96 - 1.78 (m, 2H), 1.72 - 1.55 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0687】
実施例328 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド328
実施例333の手順に従い、キラル分離における第2溶出ピークである5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オールから出発して、328を得た(18%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 7.60 - 7.39 (m, 4H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.22 - 3.01 (m, 5H), 2.81 - 2.68 (m, 1H), 1.97 - 1.78 (m, 2H), 1.76 - 1.62 (m, 1H), 1.62 - 1.45 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0688】
実施例331 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド331
ラセミ体N-[1-(2-シクロプロピル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-フルオロ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルを、20%のメタノールw/0.1%のNH4OHを用いるADカラムにおいてキラル分離した。実施例369の手順に従い、第2溶出ピークを331に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.83 (s, 1H), 7.59 - 7.40 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.44 (dtd, J = 47.9, 8.3, 3.7 Hz, 1H), 3.54 (tt, J = 7.5, 3.9 Hz, 1H), 3.27 - 3.05 (m, 5H), 2.23 - 2.09 (m, 1H), 2.01 - 1.77 (m, 4H), 1.70 - 1.53 (m, 1H), 1.03 (dd, J = 7.4, 3.8 Hz, 2H), 0.94 (dd, J = 6.8, 4.6 Hz, 2H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0689】
実施例332 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド332
331の手順に従い、第1溶出ピークを単一のエナンチオマー332に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.81 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.60 - 7.42 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.64 - 4.42 (m, 1H), 3.59 - 3.49 (m, 1H), 3.32 - 3.10 (m, 5H), 2.24 - 2.07 (m, 1H), 2.03 - 1.85 (m, 2H), 1.74 - 1.59 (m, 1H), 1.04 (dd, J = 8.3, 4.1 Hz, 2H), 0.96 (dd, J = 10.3, 5.8 Hz, 2H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0690】
実施例333 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド333
工程A: THF/水(15mL/3mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(502mg、1.78mmol)(キラル分離における第1溶出ピーク)の溶液をトリフェニルホスフィン(476mg、1.78mmol)で処理し、反応混合物を5時間60℃で加熱した。EtOAc(100mL)を添加し、混合物を飽和NaHCO
3水溶液(20mL)で洗浄した。水性層をEtOAc(50mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、油状物を得た。0℃で、無水DCM(20mL)中のこの油状物の溶液にDIPEA(0.85mL、4.88mmol)及び無水トリフルオロ酢酸(0.29mL、2.05mmol)を加えた。反応混合物を室温に温め、4時間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/ヘプタン)を介して精製し、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色油状物(626mg、88%)として得た。MeOH(20mL)中のこの油状物(554mg、1.57mmol)の溶液をギ酸アンモニウム(1002mg、15.7 mmol)及び10%のカーボン担持パラジウム(50mg)を用いて処理した。混合物を1時間65℃で加熱した。室温に冷却した後、触媒を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3水溶液(20mL)とDCM(50mL)の間で分配した。水性層をDCM(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを橙色フォームとして得た。
【0691】
工程B:DCM(20mL)中のN-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(504mg、1.57mmol)の溶液に、DIPEA(1.65mL、9.42 mmol)、PyBOP(1.17mg、2.20mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸(559mg、1.57mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/ヘプタン)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-ヒドロキシ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルをオフホワイト色固形物(240mg、23%)として得た。この固形物(240mg、0.36mmol)を、MeOH(5mL)における1,4-ジオキサン(4M、6mL、24mmol)中のHClと共に、18時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、飽和NaHCO
3で塩基性化し、酢酸エチル(3×)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製して333を得た。 LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0692】
実施例334 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-[(4S)-4-[(3-メチルオキセタン-3-イル)メチルアミノ]アゼパン-1-イル]ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド334
THF(2mL)及びアセトニトリル(2mL)中の(4-((5-(4-アミノアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル)カルバミン酸(S)tert-ブチル(103mg、0.19mmol)の溶液に、3-(ヨードメチル)-3-メチル-オキセタン(78mg、0.38mmol)及び炭酸カリウム(130mg、0.94mmol)を添加した。混合物を3日間65℃で加熱した。室温に冷却した後、水(20mL)を添加し、混合物をDCM(50mL×3)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−15%のメタノール/DCM)を介して精製し、N-[2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-[[1-メチル-5-[(4R)-4-[(3-メチルオキセタン-3-イル)メチルアミノ]アゼパン-1-イル]ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル (130mg、定量的)を得た。この固形物(130mg、0.21mmol)を、1時間室温で、TFA(3mL)及びDCM(3mL)と共に撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、飽和NaHCO
3で塩基性化し、酢酸エチル(3×)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製し、334(55.7mg、51%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.66 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.55 - 7.41 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.28 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.12 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.23 - 3.00 (m, 4H), 2.83 - 2.70 (m, 1H), 2.70 - 2.58 (m, 2H), 1.99 - 1.77 (m, 3H), 1.68 - 1.51 (m, 3H), 1.17 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 532 (M+1)。
【0693】
実施例335 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[5-[(4S)-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド335
3-(ヨードメチル)-3-メチル-オキセタンを2-ヨードエタノールに代えた以外は、実施例334の手順に従い、N-[2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-[[5-[(4R)-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル (37mg、38%)、及びN-[4-[[5-[(4R)-4-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(10mg、9.6%)を得た。実施例334の脱保護手順に従い、N-[2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-[[5-[(4R)-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アゼパン-1-イル]-1-メチルピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルを335(16.7mg、31%)に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.69 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.59 - 7.41 (m, 4H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.50 - 3.42 (m, 2H), 3.24 - 3.03 (m, 5H), 2.98 - 2.83 (m, 1H), 2.73 - 2.57 (m, 2H), 1.89 (m, 3H), 1.68 - 1.49 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0694】
実施例336 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド336
335の調製では、N-[4-[[5-[(4R)-4-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルを、実施例334の手順に従い脱保護して、336(6mg、71%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.63 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.55 - 7.41 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.19 - 3.02 (m, 7H), 2.85 - 2.71 (m, 2H), 2.46 (t, J = 6.2 Hz, 4H), 1.92 - 1.75 (m, 3H), 1.67 - 1.50 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 536 (M+1)。
【0695】
実施例337 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド337
5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドのSFCによるキラル分離により、単一のエナンチオマー337を得た。LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0696】
実施例340 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(5-オキソ-1,4-オキサゼパン-4-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド340
実施例101の手順に従い、4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-オキサゼパン-5-オンから出発して、340を白色固形物(45mg、3工程かけて70%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.38 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.36-7.27 (m, 1H), 7.06-6.98 (m, 2H), 6.12 (s, 2H), 4.01-3.86 (m, 5H), 3.80-3.62 (m, 4H), 3.03-2.94 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 449 (M+1)。
【0697】
実施例341 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド341
実施例101の手順に従い、3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタンから出発して、341を白色固形物(49mg、3工程かけて40%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.71 (s, 1H), 7.56-7.52 (m, 3H), 7.47 (s, 1H), 7.30-7.24 (m, 2H), 4.27 (br s, 2H), 3.68 (s, 3H), 3.35-3.32 (m, 2H), 2.68 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 2.09-1.97 (m, 2H), 1.82-1.79 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 447 (M+1)。
【0698】
実施例342 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-[(4S)-4-(オキセタン-3-イルメチルアミノ)アゼパン-1-イル]ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド342
3-(ヨードメチル)-3-メチル-オキセタンを3-(ヨードメチル)オキセタンに代えた以外は、実施例334の手順に従い、N-[2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-[[1-メチル-5-[(4R)-4-(オキセタン-3-イルメチルアミノ)アゼパン-1-イル]ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(17mg、25.5%)及びN-[4-[[5-[(4R)-4-[ビス(オキセタン-3-イルメチル)アミノ]アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(19mg、25.6%)を、342(4.1mg、29%)に転換させた。LCMS (ES+) m/z 518 (M+1)。
【0699】
実施例343 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-[ビス(オキセタン-3-イルメチル)アミノ]アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド343
342の調製では、N-[4-[[5-[(4R)-4-[ビス(オキセタン-3-イルメチル)アミノ]アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルを、実施例334の手順に従い脱保護し、343を得た。LCMS (ES+) m/z 588 (M+1)。
【0700】
実施例348 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド348
実施例101の手順に従い、1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、348を白色固形物(37mg、3工程かけて23%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.64 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.39-7.26 (m, 1H), 7.03 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.17 (s, 2H), 4.48 (dtd, J = 48.0, 8.7, 3.6 Hz, 1H), 4.02 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.38-3.13 (m, 6H), 2.32-2.18 (m, 1H), 2.14-1.93 (m, 2H), 1.85-1.79 (m, 1H), 1.83-1.57 (m, 1H), 1.43 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 480 (M+1)。
【0701】
実施例349 5-アミノ-N-[5-(3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド349
実施例101の手順に従い、3-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタンから出発して、349をオフホワイト色固形物(80mg、3工程かけて30%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.57 (s, 1H), 7.86 (s, 1H,) 7.39-7.22 (m, 1H), 7.04-6.99 (m, 2H), 6.12 (br s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.25 (d J = 10.4 Hz, 2H), 2.81-2.78 (dd J = 10.4, 3.4 Hz, 2H) 2.24 (br s, 2H), 1.86 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 1.72-1.69 (m, 2H), 1.60 (br s, 2H). LCMS (ES+) m/z 445 (M+1)。
【0702】
実施例350 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[5-(1,1-ジオキソ-1,4-チアゼパン-4-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド350
実施例101の手順に従い、4-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1,4-チアゼパン 1,1-ジオキシドから出発して、350をオフホワイト色固形物(52mg、3工程かけて20%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.45 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.36-7.32 (m, 1H), 7.07-7.01 (m, 2H), 6.12 (br s, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.59-3.56 (m, 2H), 3.47-3.43 (m, 2H), 3.38-3.35 (m, 2H), 3.30-3.27 (m, 2H), 2.24-2.18 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 483 (M+1)。
【0703】
実施例352 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド352
5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドのSFCによるキラル分離により、単一のエナンチオマー352を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.60 - 7.44 (m, 3H), 7.29 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.27 - 3.14 (m, 3H), 3.07 (dd, J = 10.9, 5.5 Hz, 1H), 3.02 (s, 3H), 2.97 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 2.00 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 1.92 - 1.82 (m, 1H), 1.71 - 1.57 (m, 1H), 1.48 (dd, J = 14.3, 10.8 Hz, 1H), 0.99 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0704】
実施例353 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド353
5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミドのSFCによるキラル分離により、単一のエナンチオマー353を得た。 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.59 - 7.45 (m, 3H), 7.29 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.28 - 3.12 (m, 3H), 3.11 - 3.03 (m, 1H), 3.02 (s, 3H), 2.97 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 2.00 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 1.93 - 1.80 (m, 1H), 1.71 - 1.57 (m, 1H), 1.48 (dd, J = 14.3, 10.8 Hz, 1H), 0.99 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0705】
実施例354 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(9-オキサ-3,7-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド354
工程A マイクロ波反応バイアルに、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(141mg、0.88mmol)、9- オキサ-3,7- ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3- カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.88mmol)を加えた。エタノール(8mL)及びジイソプロピルエチルアミン(0.92mL、5.25mmol)を加え、混合物を130℃で60分間マイクロ波を照射した。混合物を冷却し、濃縮し、酢酸エチル/ヘプタンが0%−100%のフラッシュクロマトグラフィーを介して精製し、黄色油状物の7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)-9-オキサ-3,7-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3- カルボン酸tert-ブチル(202mg、65%)を得た。
【0706】
工程B:MeOH(30mL)中の上記の黄色油状物の溶液を、H−キューブ(登録商標)(60bar、60℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、7-(4-アミノ-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-9-オキサ-3,7-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3- カルボン酸tert-ブチルを褐色油状物として得た。DCM(10mL)中のこの油状物の溶液に、5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6- ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(260mg、0.74mmol)、PyBOP(480g、0.91mmol)及びDIPEA(0.60mL、3.40 mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で希釈した。有機層を水(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/ヘプタン)を介して精製し、7-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-9-オキサ-3,7-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボン酸tert-ブチル(380mg、定量的)を得た。
【0707】
工程C:この固形物(380mg、0.57mmol)をTFA(7mL)及びDCM(10mL)と共に、室温で1時間で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、飽和NaHCO
3で塩基性化し、酢酸エチル(3×)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製し、354(82mg、29%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.58 (s, 1H), 7.63 - 7.40 (m, 4H), 7.27 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.62 (d, J = 19.8 Hz, 3H), 3.20 - 2.86 (m, 7H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0708】
実施例357 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド357
MeOH(2mL)中の2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー1)(49mg、0.074mmol)の溶液に、ジオキサン(4M、1.9mL、7.42 mmol)中のHClの溶液を加え、混合物を72時間60℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOH/水(5mL/5mL)に溶解し、K
2CO
3(51mg、0.37mmol)で処理した。混合物を18時間65℃で加熱した。MeOHを減圧下で除去し、水性残留物を5%のMeOH/DCM(2×30mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をMeOHに溶解し、SCXカラムに充填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH中に3Nのアンモニアで溶出し、溶媒を減圧下で除去し、357(ジアステレオマー1)をベージュ色固形物(10mg、2工程かけて29%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.44 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.35-7.28 (m, 1H), 7.07-6.99 (m, 2H), 6.11 (s, 2H), 4.46-4.29 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.23-3.13 (m, 1H), 2.84-2.76 (m, 1H), 2.26-1.81 (m, 6H), 1.60-1.40 (m, 2H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 465 (M+1)。
【0709】
実施例358 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド358
MeOH(2mL)中の2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー2)(28mg、0.042mmol)の懸濁液に、ジオキサン(4M、1.1mL、4.24 mmol)中のHClの溶液を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOH/水(3mL/3mL)に溶解し、K
2CO
3 (29mg、0.21mmol)で処理し、18時間60℃で加熱した。MeOHを減圧下で除去し、水性残留物を5%のMeOH/DCM(2×40mL)で抽出した。有機層を合わせ、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、358(ジアステレオマー2)をオフホワイト色固形物(17mg、2工程かけて86%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.44 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.34-7.29 (m, 1H), 7.03 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.11 (s, 2H), 4.47-4.29 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.23-3.12 (m, 1H), 2.86-2.75 (m, 1H), 2.25-1.84 (m, 6H), 1.60-1.40 (m, 2H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 465 (M+1)。
【0710】
実施例359 5-アミノ-N-[5-(2,6-ジアザスピロ[3.4]オクタン-6-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド359
実施例354の手順に従い、9-オキサ-3,7-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボン酸tert-ブチルを2,7-ジアザスピロ[3.4]オクタン-2-カルボン酸tert-ブチルに置き換え、359を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.70 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.58 - 7.44 (m, 3H), 7.39 (s, 1H), 7.26 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.61 (s, 5H), 3.56 (d, J = 8.2 Hz, 4H), 3.21 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.10 (t, J = 6.9 Hz, 2H). LCMS (ES+) m/z 446 (M+1)。
【0711】
実施例360 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(1-オキソ-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド360
実施例354の方法に従い、9-オキサ-3,7-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボン酸tert-ブチルを3,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-4-オンに置き換え、360を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.78 (s, 1H), 7.58 - 7.43 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.21 - 3.07 (m, 4H), 3.07 - 2.92 (m, 2H), 1.97 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 1.86 - 1.74 (m, 3H), 1.41 (d, J = 12.9 Hz, 2H). LCMS (ES+) m/z 488 (M+1)。
【0712】
実施例361 5-アミノ-N-[5-(2,7-ジアザスピロ[3.4]オクタン-2-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド361
実施例354の方法に従い、9-オキサ-3,7-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-カルボン酸tert-ブチルを2,7-ジアザスピロ[3.4]オクタン-7-カルボン酸tert-ブチル;シュウ酸に置き換え、361を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.73 (s, 1H), 7.60 - 7.43 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 7.15 (s, 1H), 4.04 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 3.97 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 3.57 (s, 3H), 3.11 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.89 (s, 1H), 2.73 (s, 1H), 2.14 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.07 (s, 2H). LCMS (ES+) m/z 446 (M+1)。
【0713】
実施例362 5-アミノ-N-[5-[4-(アゼチジン-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド362
工程A:マイクロ波反応バイアルに、5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール (500mg、3.10mmol)、1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(744mg、3.72mmol)を添加した。エタノール(15mL)及びジイソプロピルエチルアミン(3.23mL、18.57mmol)を加え、混合物を130℃で60分間マイクロ波を照射した。混合物を冷却し、濃縮し、酢酸エチル/ヘプタンが0−100%のフラッシュクロマトグラフィーを介して精製し、黄色油状物の4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)-1,4- ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(690mg、69%)を得た。
【0714】
工程B:TFA(4mL)及びDCM(4mL)中の4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.61mmol)の溶液を、1時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、飽和NaHCO3で塩基性化し、酢酸エチル(3×)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のメタノール/DCM)により精製し、1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4- ジアゼパン(88mg、64%)を得た。これをアセトニトリル(3mL)に溶解した。3-ヨードアゼチジン-1-カルボン酸tert-ブチル(221mg、0.78mmol)及びDIPEA(5当量)を加え、混合物を75℃で7日間加熱し、さらなるヨウ素及びDIPEAを2日目と3日目に添加した。反応混合物を室温に冷却し、水(20mL)を添加し、混合物をDCM(50mL)で抽出した。有機層を水(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し乾燥した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のメタノール/DCM)を介して精製し、3- [4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]アゼチジン-1-カルボン酸tert-ブチル(144mg、97%)を得た。
【0715】
工程C:実施例354の手順に従い、3- [4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]アゼチジン-1-カルボン酸tert-ブチルを362に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.71 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.62 - 7.41 (m, 4H), 7.29 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.12 - 3.96 (m, 1H), 3.89 - 3.75 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.59 (dd, J = 17.1, 10.1 Hz, 4H), 3.41 (dd, J = 14.3, 7.1 Hz, 2H), 3.21 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 2.68 - 2.54 (m, 2H), 1.91 - 1.73 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 489 (M+1)。
【0716】
実施例363 5-アミノ-N-[5-(3,3-ジフルオロシクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド363
MeOH(10mL)中の(E)-5-(6,6- ジフルオロシクロヘプタ-1-エニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.14g、0.54mmol)の溶液をH−キューブ(登録商標)(フルH
2、65℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、油状物を得た。これをDCM(20mL)に溶解し、DIPEA(0.28mL)及びPyBOP(0.42g、0.81mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(211mg、0.59mmol)を添加した。混合物を18時間室温で撹拌し、DCM(30mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、減圧下で溶媒を除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−50%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、泡状物(210mg)を得た。MeOH(2mL)中のこの泡状物(200mg)の溶液をジオキサン(4M、2.7mL、10.8mmol)中のHClの溶液で処理し、混合物を5時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAc(25mL)に溶解し、飽和水性NaHCO
3(2×20mL)及び水(20mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、溶媒を減圧下で除去した。キラル分取HPLCを介して精製し、363(エナンチオマー1)を白色固形物(6.3mg、3工程かけて5%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.49 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.40-7.30 (m, 1H), 7.10-7.00 (m, 2H), 6.13 (s, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.19-3.07 (m, 1H), 2.68-2.37 (m, 2H), 2.30-1.94 (m, 6H), 1.89-1.57 (m, 2H)。
【0717】
実施例364 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-メトキシアゼパン-1-イル)-1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド364
実施例101の手順に従い、1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、364をモノギ酸塩の白色固形物(70mg、3工程かけて64%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.41 (s, 1H), 7.59-7.45 (m, 2H), 7.27 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.96 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.33-3.27 (m, 4H), 3.23-3.04 (m, 5H), 2.13 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 1.96 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 1.75-1.67 (m, 2H), 1.32 (t, J = 7.2 Hz, 3H). Exchangeables not seen. LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0718】
実施例365 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-メトキシアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド365
実施例101の手順に従い、1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、365をモノギ酸塩の白色固形物(68mg、3工程かけて64%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.40 (s, 1H), 7.58-7.47 (m, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.55-3.47 (m, 1H), 3.36-3.08 (m, 9H), 2.15 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 2.02-1.94 (m, 1H), 1.83-1.66 (m, 2H), 1.07-0.94 (m, 4H)。交換可能なものは見られず。LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0719】
実施例366 5-アミノ-N-[5-(3,3-ジフルオロシクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド366
実施例363の手順に従い、366(エナンチオマー2)を白色固形物(6.6mg、5%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.49 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.39-7.30 (m, 1H), 7.10-7.00 (m, 2H), 6.13 (s, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.17-3.06 (m, 1H), 2.64-2.33 (m, 2H), 2.30-1.94 (m, 6H), 1.85-1.57 (m, 2H)。
【0720】
実施例367 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(2-オキソ-1,9-ジアザスピロ[4.6]ウンデカン-9-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド367
実施例508の手順に従い、367を単一のエナンチオマーとして調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.64 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.59 - 7.50 (m, 2H), 7.48 (s, 2H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.65 (s, 2H), 3.30 (s, 3H), 3.31 - 3.15 (m, 2H), 3.11 - 2.96 (m, 2H), 2.15 - 2.05 (m, 2H), 1.80 (m, 6H).
MS(ESI) m/z: 502.1 [M+H
+]。
【0721】
実施例368 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(2-オキソ-1,9-ジアザスピロ[4.6]ウンデカン-9-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド368
実施例508の手順に従い、368を単一のエナンチオマーとして調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.64 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.59 - 7.50 (m, 2H), 7.48 (s, 2H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.65 (s, 2H), 3.30 (s, 3H), 3.31 - 3.15 (m, 2H), 3.11 - 2.96 (m, 2H), 2.15 - 2.05 (m, 2H), 1.80 (m, 6H).
MS(ESI) m/z: 502.1 [M+H
+]。
【0722】
実施例369 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド369
ラセミ体(1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)カルバミン酸トランス-tert-ブチルを20%のメタノールw/0.1%のNH4OHを用いるADカラムにおいてキラル分離した。実施例354の手順に従い、第1溶出ピークを369に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.82 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.57 - 7.43 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.42 (dtd, J = 47.8, 8.2, 3.6 Hz, 1H), 3.95 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.24 - 3.04 (m, 5H), 2.18 - 1.76 (m, 3H), 1.66 - 1.51 (m, 1H), 1.32 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 480 (M+1)。
【0723】
実施例370 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド370
369の調製では、第2溶出ピークを370に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.82 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.57 - 7.44 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.42 (dd, J = 47.9, 3.6 Hz, 1H), 3.95 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.24 - 3.02 (m, 5H), 2.19 - 2.03 (m, 1H), 2.00 - 1.77 (m, 2H), 1.67 - 1.52 (m, 1H), 1.32 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 480 (M+1)。
【0724】
実施例371 5-アミノ-N-[5-(3,3-ジフルオロ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド371
ラセミ体N-[6,6-ジフルオロ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]オキシ-1-フェニル-メタンイミンを、35%のメタノールw/0.1%のNH4OHを用いるADカラムにおいてキラル分離した。実施例369の手順に従い、第1溶出ピークを371に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.76 (s, 1H), 7.61 - 7.40 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 4.90 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 4.06 - 3.90 (m, 1H), 3.74 - 3.57 (m, 4H), 3.47 - 3.34 (m, 1H), 3.34 - 3.20 (m, 1H), 3.17 - 3.01 (m, 1H), 2.43 - 2.23 (m, 2H), 2.00 - 1.73 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 485 (M+1)。
【0725】
実施例372 5-アミノ-N-[5-(3,3-ジフルオロ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド372
371の調製では、第2溶出ピークを単一のエナンチオマー372に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.76 (s, 1H), 7.60 - 7.42 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 4.90 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 4.00 (s, 1H), 3.75 - 3.54 (m, 4H), 3.46 - 3.34 (m, 1H), 3.34 - 3.23 (m, 1H), 3.16 - 3.03 (m, 1H), 2.45 - 2.23 (m, 2H), 2.01 - 1.70 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 485 (M+1)。
【0726】
実施例373 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド373
実施例369の手順に従い、第1溶出ピークを単一のエナンチオマー373に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 8.28 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.51 - 7.27 (m, 5H), 4.56 - 4.32 (m, 1H), 3.96 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.24 - 3.06 (m, 5H), 2.20 - 2.04 (m, 1H), 2.04 - 1.90 (m, 1H), 1.90 - 1.77 (m, 1H), 1.77 - 1.54 (m, 3H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0727】
実施例374 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド374
373の調製では、第2溶出ピークを単一のエナンチオマー374に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 8.28 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.50 - 7.23 (m, 5H), 4.56 - 4.33 (m, 1H), 3.96 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.25 - 3.04 (m, 5H), 2.21 - 2.05 (m, 1H), 2.05 - 1.90 (m, 1H), 1.90 - 1.79 (m, 1H), 1.79 - 1.50 (m, 3H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0728】
実施例375 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-ヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド375
実施例101の手順に従い、1-(1-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、375をモノギ酸塩の淡褐色固形物(58mg、3工程かけて47%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.42 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.58-7.48 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.36 (tt, J = 55.3, 4.1 Hz, 1H), 4.43 (td, J = 14.5, 4.2 Hz, 2H), 4.04 (s, 1H), 3.40-3.29 (m, 2H), 3.26-3.18 (m, 1H), 3.12-3.02 (m, 1H), 2.95 (dt, J = 13.7, 4.7 Hz, 1H), 2.14-2.02 (m, 1H), 1.93-1.66 (m, 2H), 1.77-1.67 (m, 1H)。交換可能なものは観察されず。LCMS (ES+) m/z 514 (M+1)。
【0729】
実施例376 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-メトキシアゼパン-1-イル)-1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド376
実施例101の手順に従い、1-(1-エチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、376をモノギ酸塩の 淡褐色固形物(60mg、3工程かけて51%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.41 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.58-7.45 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.96 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.42 (dt, J = 9.8, 3.0 Hz, 1H), 3.70-3.60 (m, 1H), 3.50-2.94 (m, 5H), 3.09-3.00 (m, 1H), 3.00-2.91 (m, 1H), 2.13-2.04 (m, 1H), 2.03-1.91 (m, 1H), 1.79-1.65 (m, 2H), 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3H). Exchangeablesは観察されず。 LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0730】
実施例377 5-アミノ-N-(5-((4R,5S)-4-アミノ-5-フルオロシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド377
実施例358の手順に従い、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー5)から出発して、377(ジアステレオマー5)をオフホワイト色固形物(16mg、2工程かけて79%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.46 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 1H), 7.03 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.14 (s, 2H), 4.88-4.71 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.25-3.14 (m, 1H), 3.06-2.96 (m, 1H), 2.20-1.83 (m, 7H), 1.78-1.63 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 465 (M+1)。
【0731】
実施例378 N-[5-(4-アセトアミド-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド378
EtOH(25mL)及び水(2.5mL)の混合物中の、N-(4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミド(330mg、1.11mmol)の撹拌溶液に、塩化アンモニウム(300mg、5.55 mmol)及び鉄粉末(250mg、4.44mmol)を添加した。反応混合物を2時間100℃で加熱し、冷却し、セライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(20mL)とDCM(40mL)の間で分配し、有機層を分離し、ブライン(20mL)で洗浄し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチルアゼパン-4-イル)アセトアミドを褐色固形物として得、さらに精製することなく使用した。この中間体及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸を使用して、実施例149の手順に従い、378をオフホワイト色泡状物(54mg、3工程かけて19%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.52 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.39-7.29 (m, 1H), 7.07-6.99 (m, 2H), 6.15 (s, 2H), 5.38 (s, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.30-3.18 (m, 4H), 3.12 (ddd, J = 13.6, 6.6, 3.1 Hz, 1H), 2.30-2.19 (m, 2H), 2.00-1.72 (m, 6H), 1.45 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0732】
実施例379 5-アミノ-N-(5-((4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド379
実施例358の手順に従い、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(ジアステレオマー3及びジアステレオマー4)から出発し、分取HPLCを介して精製した後、379(ジアステレオマー3及びジアステレオマー4)をエナンチオマーのラセミ対として、またオフホワイト色固形物(4mg、2工程かけて7%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.41 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 1H), 7.03 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.12 (s, 2H), 4.33-4.18 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.14-3.05 (m, 1H), 2.96-2.88 (m, 1H), 2.32-2.20 (m, 1H), 2.00-1.69 (m, 7H)。アルキルNH
2 は観察されず。LCMS (ES+) m/z 465 (M+1)。
【0733】
実施例380 5-アミノ-N-(5-((4R,5S)-4-アミノ-5-フルオロシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド380
実施例358の手順に従い、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー6、ジアステレオマー7及びジアステレオマー8)から出発し、分取HPLCを介して精製した後、380(ジアステレオマー6及びジアステレオマー7)を白色泡状物(8mg、2工程かけて15%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.47 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.38-7.29 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 6.13 (s, 2H), 4.77 (dd, J = 47.1, 6.6 Hz, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.18 (dd, J = 23.9, 8.0 Hz, 1H), 2.93-2.85 (m, 1H), 2.42-2.32 (m, 1H), 2.18-1.55 (m, 7H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 465 (M+1)。
【0734】
実施例381 5-アミノ-N-(5-((4R,5S)-4-アミノ-5-フルオロシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド381
実施例358の手順に従い、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4-フルオロ-5-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)シクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチル(ジアステレオマー6、ジアステレオマー7及びジアステレオマー8)から出発して、分取HPLCを介して精製した後、381(ジアステレオマー8)をオフホワイト色固形物(9mg、2工程かけて17%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) 8.46 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.36-7.29 (m, 1H), 7.03 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.11 (s, 2H), 4.88-4.72 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.24-3.15 (m, 1H), 3.05-2.97 (m, 1H), 2.13-1.82 (m, 7H), 1.74-1.67 (m, 1H)。アルキルNH
2 は観察されず。noLCMS (ES+) m/z 465 (M+1)。
【0735】
実施例383 5-アミノ-N-(5-シクロヘプチル-1-メチル-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド383
MeOH(30mL)中の(Z)-5-(1-フルオロシクロヘプタ-4-エニル)-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(100mg、0.42mmol)の溶液を、H−キューブ(登録商標)(フルH
2、70℃、流量:1mL/分、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、赤色ガム状物(81mg)を得た。DCM(20mL)中のこのアミン(80mg、0.41mmol)の溶液、DIPEA(1ML)、PyBOP(606mg、1.17mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(183mg、0.51mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(30−40%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4-(5-シクロヘプチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルをクリーム色固形物(140mg)として得た。この固形物(130mg、0.25mmol)を、MeOH(3mL)におけるジオキサン(4M、3.1mL、12.2mmol)中のHClと共に、18時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をMeOHに溶解し、SCXカラムに充填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH中に2Nのアンモニアで溶出し、溶媒を減圧下で除去した。分取HPLCを介して精製し、383をクリーム色固形物(45mg、3工程かけて25%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.59 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.35-7.29 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 6.10 (s, 2H), 3.83 (s, 3H), 2.92-2.81 (m, 1H), 1.97-1.83 (m, 6H), 1.72-1.50 (m, 6H). LCMS (ES+) m/z 432 (M+1)。
【0736】
実施例384 N-[5-(4-アセトアミド-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-5-アミノ-2-(3-フルオロ-2-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド384
実施例378の方法に従い、N-(4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、384をオフホワイト色泡状物(80mg、3工程かけて29%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.57 (s, 1H), 8.41 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.52 (t, J = 9.7 Hz, 1H), 7.31 (dt, J = 8.4, 4.3 Hz, 1H), 6.32 (s, 2H), 5.75 (s, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.33-3.15 (m, 4H), 2.38-2.21 (m, 2H), 2.02-1.84 (m, 4H), 1.82-1.74 (m, 3H), 1.51 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 487 (M+1)。
【0737】
実施例385 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-エトキシ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド385 実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-エトキシアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸から出発して、385 を褐色固形物(127mg、2工程かけて60%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.61 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.42-7.28 (m, 1H), 7.04 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 6.19 (s, 2H), 3.78-3.58 (m, 4H), 3.47-3.35 (m, 1H), 3.38-3.25 (m, 2H), 3.25-3.16 (m, 3H), 3.09-3.01 (m, 1H), 2.13 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 2.00 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 1.92-1.82 (m, 1H), 1.84-1.58 (m, 3H), 1.22 (t, J = 7.0 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0738】
実施例386 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-メトキシアゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド386
実施例101の手順に従い、1-(1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-メトキシアゼパン-4-イルカルバミン酸及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸から出発して、386をオフホワイト色固形物(29mg、3工程かけて23%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.96 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.36-7.28 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 6.19-6.10 (m, 2H), 3.50-3.35 (m, 4H), 3.33 (s, 3H), 3.25-3.11 (m, 2H), 2.19-2.05 (m, 1H), 2.03-1.96 (m, 1H), 2.01-1.60 (m, 2H), 1.57 (s, 3H), 1.27-1.12 (m, 2H), 0.97 (d, J = 7.1 Hz, 2H). LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0739】
実施例387 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド387
実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(ピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、387をオフホワイト色固形物(106mg、2工程かけて68%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.65 (s, 1H), 8.54 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.76 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.29-7.20 (m, 1H), 6.27 (s, 2H), 4.90 (d, J = 47.2 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.58-3.33 (m, 3H), 3.23-3.11 (m, 2H), 2.44-2.22 (m, 1H), 2.11-1.92 (m, 2H), 1.87-1.76 (m, 1H)。交換可能なNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 431 (M+1)。
【0740】
実施例388 5-アミノ-N-(5-((4S,5R)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボキサミド388
実施例107の手順に従い、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(3-フルオロピリジン-2-イル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、388をオフホワイト色固形物(120mg、2工程かけて74%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.42 (s, 1H), 7.85 (t, J = 9.8 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.50-7.44 (m, 1H), 4.85 (d, J = 47.3 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.40-3.22 (m, 3H), 3.23-2.83 (m, 2H), 2.31-2.01 (m, 1H), 2.04-1.66 (m, 2H), 1.92-1.48 (m, 1H)。交換可能なNH
2 (x 2)及びNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 449 (M+1)。
【0741】
実施例389 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド389
ラセミ体N-[1-(2-エチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルを、15%のメタノールを用いるADカラムにおいてキラル分離した。実施例369の手順に従い、N-[1-(2-エチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルの第1溶出ピークを389に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.88 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.58 - 7.40 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.95 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.22 - 2.97 (m, 5H), 2.94 - 2.82 (m, 1H), 2.07 - 1.95 (m, 1H), 1.90 - 1.49 (m, 3H), 1.32 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0742】
実施例390 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド390
389の調製に従い、SFCキラル分離から、N-[1-(2-エチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルの第2溶出ピークを390に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.88 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.59 - 7.43 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.95 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.24 (s, 3H), 3.22 - 2.98 (m, 5H), 2.94 - 2.83 (m, 1H), 2.08 - 1.95 (m, 1H), 1.90 - 1.47 (m, 3H), 1.32 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0743】
実施例391 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド391
389の調製に従い、SFCキラル分離から、N-[1-(2-エチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルの第1溶出ピークを391に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 8.30 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.49 - 7.39 (m, 3H), 7.39 - 7.27 (m, 2H), 3.96 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.24 - 3.02 (m, 5H), 2.99 - 2.88 (m, 1H), 2.13 - 2.01 (m, 1H), 1.91 - 1.78 (m, 1H), 1.78 - 1.51 (m, 2H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 474 (M+1)。
【0744】
実施例392 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド392
390の手順に従い、SFCキラル分離から、N- [1-(2-エチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルの第2溶出ピークを392に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 8.30 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.50 - 7.38 (m, 3H), 7.33 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 3.96 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.26 (s, 3H), 3.23 - 3.03 (m, 5H), 2.98 - 2.89 (m, 1H), 2.13 - 2.01 (m, 1H), 1.91 - 1.50 (m, 3H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 474 (M+1)。
【0745】
実施例393 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-アミノアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(6-ヒドロキシ-2-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド393
工程A:マイクロ波反応バイアルにおいて、N-[4-[[5-[(4S)-4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-ブロモ-チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(200mg、0.31mmol)、6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-オール(205mg、0.93mmol)及びPDCL2(DPPF)(23mg、0.031mmol)をアセトニトリル(8mL)に溶解した。酢酸カリウム(1.0M、0.46mL、0.46mmol)及び炭酸ナトリウム(1.0M、0.46mL、0.46mmol)を加え、混合物を120℃で30分間マイクロ波を照射した。混合物を冷却し、Na2SO4及びセライトを通して濾過し、濃縮し、0%〜10%のメタノール/DCMでのフラッシュクロマトグラフィーを介して精製し、N-[4-[[5-[(4S)-4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(6-ヒドロキシ-2-ピリジル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルを得た。
【0746】
工程B:丸底フラスコにおいて、上記N-[4-[[5-[(4S)-4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(6-ヒドロキシ-2-ピリジル)チアゾール-5-イル]tert-ブチルをDCM(10mL)に溶解した。三臭化ホウ素(DCM中に1.0m、2.2mL、2.21mmol)をゆっくりと加え、混合物を4時間室温で撹拌した。反応物を減圧下で濃縮した。残留物を飽和NaHCO3で塩基性化し、3回EAで抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、残留物を分取HPLCにより精製し、393 (10.3mg、2工程かけて7.6%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.98 (s, 1H), 7.60 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.50 (s, 2H), 7.47 (s, 1H), 7.16 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.21 - 2.98 (m, 5H), 1.96 - 1.71 (m, 3H), 1.71 - 1.45 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 429 (M+1)。
【0747】
実施例394 5-アミノ-N-[5-[4-(2-アミノアセチル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド394
工程A:362の調製では、1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジアゼパン(105mg、0.47mmol)、2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)酢酸( 106mg、0.61mmol)及びPyBOP(396mg、0.75mmol)をDCM(6mL)に溶解した。DIPEA(0.49ml、2.80mmol)を添加し、混合液を18時間室温で撹拌した。粗反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)を介して精製し、N-[2- [4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]-2-オキソ-エチル]カルバミン酸tert-ブチル(定性収率)を得た。
【0748】
工程B:354の手順に従い、N-[2- [4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]-2-オキソ-エチル]カルバミン酸tert-ブチルを394(85mg、3工程かけて24%)に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.72 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.59 - 7.39 (m, 4H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.70 - 3.58 (m, 5H), 3.58 - 3.45 (m, 2H), 3.35 (d, J = 18.5 Hz, 2H), 3.28 - 3.22 (m, 1H), 3.22 - 3.08 (m, 3H), 1.89 - 1.70 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 491 (M+1)。
【0749】
実施例395 5-アミノ-N-[5-[4-(2-アミノエチル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド395
工程A:362の調製では、1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジアゼパン(105mg、0.47mmol)及びN-(2-ブロモエチル)カルバミン酸tert-ブチル(209mg、0.93mmol)をアセトニトリル(3mL)に溶解した。DIPEA(0.41mL、2.33mmol)を加え、混合物を18時間80℃で加熱した。粗反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)を介して精製し、N-[2-[4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(定性収率)を得た。
【0750】
工程B:354の手順に従い、N-[2- [4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-1,4-ジアゼパン-1-イル]エチル]カルバミン酸tert-ブチルを395 (17mg) に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.74 (s, 1H), 8.33 (s, 2H), 7.58 - 7.43 (m, 4H), 7.28 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.21 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 2.82 - 2.68 (m, 6H), 2.62 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 1.91 - 1.76 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 477 (M+1)。
【0751】
実施例396 N-[5-(3,4,4a,5,6,8,9,9a-オクタヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-d]アゼピン-7-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド396
マイクロ波反応バイアルにおいて、(4aR,9aR)-2,3,4,4a,5,6,7,8,9,9-デカヒドロ-[1,4]オキサジノ[2,3-d]アゼピン二塩酸塩(509mg、2.22mmol)及び5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-ピラゾール(322mg、2.00mmol)をアセトニトリル(16mL)に溶解した。DIPEA(3.11mL、17.77mmol)を添加し、混合液を60分間130℃でマイクロ波照射した。反応混合物を水で希釈し、EA3×で抽出した。一緒にした有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮し、トランス-7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-3,4,4a,5,6,8,9,9a-オクタヒドロ-2H- [1,4]オキサジノ[2,3-d]アゼピンを得た。DCM(15mL)中のこの化合物の溶液にジ-tert-ブチル-ジカーボネート(727mg、3.33mmol)及びDIPEA(1.16mL、6.66mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。粗反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)を介して精製し、ラセミ体トランス-tert-ブチル-7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-2,3,4a,5,6,8,9,9a-オクタヒドロ-[1,4]オキサジノ[2,3-d]アゼピン-4-カルボン酸を得、20%のメタノールw/0.1%のNH4OHを用いるADカラムにおいてキラル分離した。SFCキラル分離からの、トランス-tert-ブチル-7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-2,3,4a,5,6,8,9,9a-オクタヒドロ-[1,4]オキサジノ[2,3-d]アゼピン-4-カルボン酸の第1溶出ピークを、実施例354の手順に従い、396に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.63 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.54 - 7.43 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.24 - 3.13 (m, 4H), 3.13 - 2.95 (m, 3H), 2.65 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 2.60 - 2.52 (m, 1H), 1.82 - 1.68 (m, 3H), 1.64 - 1.53 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0752】
実施例397 N-[5-(3,4,4a,5,6,8,9,9a-オクタヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-d]アゼピン-7-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド397
396の調製に従い、SFCキラル分離から、トランス-tert-ブチル-7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-2,3,4a,5,6,8,9,9a-オクタヒドロ-[1,4]オキサジノ[2,3-d]アゼピン-4-カルボン酸の第2溶出ピークを397に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.63 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.53 - 7.40 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.23 - 3.13 (m, 4H), 3.13 - 2.94 (m, 3H), 2.65 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 2.60 - 2.52 (m, 1H), 1.86 - 1.65 (m, 3H), 1.65 - 1.54 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0753】
実施例398 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド398
ラセミ体N-[1-[2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル]-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス- tert-ブチルを、30%のメタノールを用い、ADカラムにおいてキラル分離した。実施例369の手順に従い、SFCキラル分離から、N-[1-[2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル]-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス- tert-ブチルの第1溶出ピークを398に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.30 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.59 - 7.41 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.55 - 6.17 (m, 1H), 4.56 (s, 1H), 4.45 - 4.28 (m, 2H), 3.76 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 3.26 - 3.13 (m, 2H), 3.13 - 2.93 (m, 3H), 1.95 - 1.77 (m, 2H), 1.73 - 1.55 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 514 (M+1)。
【0754】
実施例399 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-ヒドロキシ-アゼパン-1-イル)-1-(2,2-ジフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド399
398の調製に従い、SFCキラル分離から、N-[1-[2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル]-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス- tert-ブチルの第2溶出ピークを399に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.29 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.62 - 7.41 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.55 - 6.19 (m, 1H), 4.58 (s, 1H), 4.45 - 4.31 (m, 2H), 3.76 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 3.25 - 3.13 (m, 2H), 3.13 - 2.93 (m, 3H), 1.94 - 1.77 (m, 2H), 1.71 - 1.55 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 514 (M+1)。
【0755】
実施例401 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 401
ラセミ体N-[1-(2-シクロプロピル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス- tert-ブチルを、30%のメタノールを用い、ADカラムにおいてキラル分離した。実施例369の手順に従い、SFCキラル分離から、N-[1-(2-シクロプロピル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス- tert-ブチルの第1溶出ピークを401に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.38 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.58 - 7.44 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.58 - 3.45 (m, 1H), 3.39 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 3.27 - 3.20 (m, 1H), 3.27 - 3.21 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.07 (dd, J = 11.4, 6.5 Hz, 2H), 2.13 - 1.96 (m, 1H), 1.85 - 1.58 (m, 4H), 1.08 - 0.86 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0756】
実施例402 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 402
401の調製に従い、SFCキラル分離から、N-[1-(2-シクロプロピル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス-tert-ブチルの第2溶出ピークを402に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.38 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.58 - 7.41 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.60 - 3.46 (m, 1H), 3.40 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 3.33 - 3.27 (m, 1H), 3.27 - 3.21 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.15 - 2.99 (m, 2H), 2.11 - 1.97 (m, 1H), 1.85 - 1.61 (m, 4H), 1.09 - 0.87 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0757】
実施例403 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 403
ラセミ体N-[1-(2-シクロプロピル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルを、15%のメタノールを用い、ADカラムにおいてキラル分離した。実施例369の手順に従い、SFCキラル分離から、N-[1-(2-シクロプロピル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルの第1溶出ピークを403に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 7.60 - 7.39 (m, 4H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.59 - 3.45 (m, 1H), 3.29 - 3.02 (m, 8H), 2.96 - 2.85 (m, 1H), 2.10 - 1.96 (m, 1H), 1.93 - 1.83 (m, 1H), 1.78 - 1.65 (m, 1H), 1.65 - 1.49 (m, 1H), 1.10 - 0.85 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0758】
実施例404 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-シクロプロピル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド404
403の調製に従い、SFCキラル分離から、N-[1-(2-シクロプロピル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸トランス-tert-ブチルの第2溶出ピークを404に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.92 (s, 1H), 7.62 - 7.41 (m, 4H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.53 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 3.28 - 2.99 (m, 8H), 2.96 - 2.83 (m, 1H), 2.10 - 1.97 (m, 1H), 1.92 - 1.80 (m, 1H), 1.79 - 1.64 (m, 1H), 1.64 - 1.46 (m, 1H), 1.10 - 0.82 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0759】
実施例405 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[5-[4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド405
実施例101の手順に従い、1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-4-(トリフルオロメチル)アゼパン-4-オール及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸から出発して、405を淡褐色固形物(53mg、3工程かけて29%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.95 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.39-7.28 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.21 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 3.46 (ddd, J = 13.7, 8.5, 5.0 Hz, 1H), 3.29-3.18 (m, 3H), 2.95 (s, 1H), 2.15-1.97 (m, 5H), 1.87-1.77 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 517 (M+1)。
【0760】
実施例406 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド406
ラセミ体N-[1-(2-エチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス- tert-ブチルを、30%のメタノールを用い、ADカラムにおいてキラル分離した。実施例369の手順に従い、SFCキラル分離から、N-[1-(2-エチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス- tert-ブチルの第1溶出ピークを406に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.20 - 9.01 (s, 1H), 8.39 - 8.28 (s, 1H), 7.69 - 7.60 (s, 1H), 7.60 - 7.45 (m, 3H), 7.35 - 7.19 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.01 - 3.89 (q, J = 8.1, 7.7 Hz, 2H), 3.56 - 3.47 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 3.26 - 3.20 (s, 3H), 3.21 - 2.88 (m, 1H), 2.15 - 1.98 (s, 0H), 1.96 - 1.80 (s, 0H), 1.76 - 1.60 (m, 2H), 1.37 - 1.27 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0761】
実施例407 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-5-メトキシ-アゼパン-1-イル)-1-エチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド407
406の調製に従い、SFCキラル分離から、N-[1-(2-エチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸シス-tert-ブチルの第2溶出ピークを407に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.23 - 9.02 (s, 1H), 8.40 - 8.32 (s, 1H), 7.70 - 7.61 (s, 1H), 7.59 - 7.45 (m, 3H), 7.35 - 7.20 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.01 - 3.90 (m, 2H), 3.56 - 3.44 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 3.27 - 3.20 (s, 3H), 3.21 - 2.91 (m, 1H), 2.13 - 1.99 (m, 1H), 1.94 - 1.79 (m, 1H), 1.77 - 1.60 (m, 2H), 1.36 - 1.27 (t, J = 7.2 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0762】
実施例410 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-5-アミノ-4-メトキシシクロヘプタ-1-エニル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド410
実施例378の手順に従い、(E)-2-メトキシ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エニルカルバミン酸tert-ブチル及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-シクロプロピルチアゾール-4-カルボン酸から出発して、410をモノギ酸塩のオフホワイト色泡状物(13mg、3工程かけて4%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.63 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.59-7.43 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 5.93 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 3.70 (s, 3H), 3.26 (s, 3H), 3.02-2.96 (m, 1H), 2.91 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 2.68-2.60 (m, 1H), 2.42-2.24 (m, 4H), 1.98-1.89 (m, 2H), 1.48-1.37 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 475 (M+1)。
【0763】
実施例411 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド411
実施例101の手順に従い、4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸から出発して、411を淡褐色固形物(68mg、3工程かけて55%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.98 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.38-7.25 (m, 1H), 7.02 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.20 (s, 2H), 3.73 (s, 3H), 3.34-3.26 (m, 1H), 3.33-3.08 (m, 2H), 3.17-3.09 (m, 1H), 1.95-1.78 (m, 2H), 1.77-1.66 (m, 4H), 1.19 (s, 3H)。交換可能なNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0764】
実施例412 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド412
実施例101の手順に従い、4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸から出発して、412を淡褐色固形物(87mg、3工程かけて74%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.73 (s, 1H), 8.13 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.39-7.30 (m, 1H), 7.26-7.11 (m, 2H), 6.11 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.40-3.18 (m, 3H), 3.17-3.09 (m, 1H), 1.98-1.89 (m, 1H), 1.90-1.71 (m, 5H), 1.23 (s, 3H). Exchangeable NH
2は観察されず。 LCMS (ES+) m/z 444 (M+1)。
【0765】
実施例413 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-メトキシシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド413
MeOH(50mL)中の5-フルオロ-2-メトキシ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプチルカルバミン酸tert-ブチル(430mg、1.27mmol)の溶液を、H−キューブ(登録商標)(フルH
2、70℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、橙色泡状物を得た。この泡状物をMeOH(70mL)に溶解し、10%のパラジウム炭(45mg)を加えた。次いで、混合物をH
2(400psi)雰囲気下、室温で3時間撹拌し、セライト(登録商標)を通して濾過し、溶媒を減圧下で除去し、5-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2- メトキシシクロヘプチルカルバミン酸tert-ブチルを含有する複合混合物を橙色泡状物(378mg)として得た。DCM(30mL)中のこの混合物(378mg、1.13mmol)の溶液に、DIPEA(1.0mL、5.74mmol)、PyBOP(1.5g、2.81mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニル-アミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(418mg、1.24mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(150mL)で希釈し、水(30mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(70−80%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、4種のジアステレオマーの混合物を桃色固形物得(240mg)として得、分取HPLCによって分離した。各ジアステレオマ-(25mg、0.03mmol)を、MeOH(1mL)におけるジオキサン(4M、0.95mL、3.80mmol)中のHClと共に、室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗残留物をMeOHに再溶解し、SCXカラムに充填した。カラムをMeOHで洗浄し、MeOH中の7Nのアンモニアで溶出し、413(ジアステレオマー1)をオフホワイト色固形物(13mg、3工程かけて2%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.43 (s, 1H), 8.21 (td, J = 7.7, 1.9 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.38-7.32 (m, 1H), 7.26-7.21 (m, 1H), 7.16 (dd, J = 11.4, 8.3 Hz, 1H), 6.09 (s, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.36 (s, 3H), 3.11-2.99 (m, 2H), 2.91-2.84 (m, 1H), 2.13-2.02 (m, 2H), 1.98-1.91 (m, 2H), 1.85 (t, J = 12.3 Hz, 4H), 1.58-1.46 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0766】
実施例414 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-メトキシシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 414
実施例413の手順に従い、414(ジアステレオマー2)をベージュ色固形物(16mg、3工程かけて2%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.39 (s, 1H), 8.22-8.15 (m, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.38-7.31 (m, 1H), 7.27-7.20 (m, 1H), 7.15 (dd, J = 11.4, 8.3 Hz, 1H), 6.10 (s, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.35 (s, 3H), 3.16-3.12 (m, 1H), 3.05 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 2.95-2.82 (m, 1H), 2.15-2.00 (m, 2H), 1.98-1.80 (m, 5H), 1.64-1.50 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0767】
実施例415 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-メトキシシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド415
実施例413の手順に従い、415(ジアステレオマー3)をベージュ色固形物(15mg、3工程かけて2%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.37 (s, 1H), 8.17 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.38-7.31 (m, 1H), 7.26-7.12 (m, 2H), 6.11 (s, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.36 (s, 3H), 2.99 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 2.92 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 2.17 (dd, J = 14.1, 7.0 Hz, 1H), 2.13-1.79 (m, 7H), 1.47 (d, J = 13.7 Hz, 2 H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0768】
実施例416 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-メトキシシクロヘプチル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド416
実施例413の手順に従い、416(ジアステレオマー4)をベージュ色固形物(14mg、3工程かけて2%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.37 (s, 1H), 8.17 (td, J = 7.7, 1.9 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.39-7.31 (m, 1H), 7.26-7.12 (m, 2H), 6.10 (s, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.36 (s, 3H), 3.02-2.96 (m, 2H), 2.96-2.87 (m, 1H), 2.22-2.11 (m, 1H), 2.13-1.78 (m, 7H), 1.54-1.41 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0769】
実施例417 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-アミノアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド417
工程A:丸底フラスコにおいて、N-[(4S)-1-(4- アミノ-2-メチル-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]-2,2,2-トリフルオロ-アセトアミド(733mg、2.40mmol)、2- ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1H-イミダゾール-4-カルボン酸(955mg、3.12mmol)、及びPyBOPを(2020mg、3.84mmol)をDCM(40mL)に溶解した。DIPEA(2.51mL、14.4mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濃縮し、0%−100%のEA/ヘプタンでのフラッシュクロマトグラフィーを介して精製し、N-[2-ブロモ-4-[[1-メチル-5-[(4S)-4-[(2,2,2-トリフルオロアセチル)アミノ]アゼパン-1-イル]ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(1.39g、95%)を得た。
【0770】
工程B:マイクロ波反応バイアルにおいて、N-[2-ブロモ-4-[[1-メチル-5-[(4S)-4-[(2,2,2-トリフルオロアセチル)アミノ]アゼパン-1-イル]ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(100mg、0.16mmol)、2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(110mg、0.49 mmol)及びPD(DPPF)CL2(12mg、0.016mmol)をアセトニトリル(3mL)に溶解した。1.0MのKOAc(0.25mL、0.25mmol)及び1.0MのNa
2CO
3(0.25mL、0.25mmol)を添加し、反応物を30分間120℃でマイクロ波を照射した。混合物を冷却し、セライトを通して濾過し、濃縮し、0%−100%のEA/ヘプタンでのフラッシュクロマトグラフィーを介して精製し、N-[2-(2-フルオロ-4-ピリジル)-4-[[1-メチル-5-[(4S)-4-[(2,2,2-トリフルオロアセチル)アミノ]アゼパン-1-イル]ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(60mg、58%)を得た。この化合物を、ジオキサン中に4NのHCl(3mL、12mmol)及びメタノール(2mL)と共に3時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物をメタノール(3mL)及び水(1mL)に溶解し、炭酸カリウム(67mg、0.48mmol)を加え、混合物を60℃で1.5時間加熱した。室温に冷却後、反応混合物を水で希釈し、そしてEAで3回抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製し、417を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.04 (s, 1H), 8.29 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 5.3 Hz, 3H), 7.59 (s, 1H), 7.42 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.24 - 3.01 (m, 5H), 1.94 - 1.73 (m, 3H), 1.67 - 1.48 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 431 (M+1)。
【0771】
実施例418 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-アミノアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-メトキシ-3-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド418
417の手順に従い、2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを(2-メトキシ-3-ピリジル)ボロン酸に置き換え、418を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.97 (s, 1H), 8.64 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.32 (s, 2H), 7.22 - 7.13 (m, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.66 (s, 3H), 3.25 - 2.98 (m, 5H), 2.04 - 1.79 (m, 3H), 1.77 - 1.54 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 443 (M+1)。
【0772】
実施例419 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-アミノアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(1-メチルピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド419
417の手順に従い、2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾールに置き換え、419を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.73 (s, 1H), 8.18 (d, J = 47.7 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 24.5 Hz, 1H), 7.24 (s, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.64 (s, 3H), 3.21 - 3.01 (m, 5H), 1.96 - 1.77 (m, 3H), 1.72 - 1.48 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 416 (M+1)。
【0773】
実施例420 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-アミノアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(5-フルオロ-3-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド420
417の手順に従い、2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを3-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンに置き換え、420を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.01 (s, 1H), 8.90 (s, 1H), 8.58 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 7.61 (s, 2H), 7.39 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.22 - 3.03 (m, 5H), 1.99 - 1.75 (m, 3H), 1.69 - 1.51 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 431 (M+1)。
【0774】
実施例421 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-アミノアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド421
417の手順に従い、2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを(3,5-ジメチルイソオキサゾール-4-イル)ボロン酸に置き換え、421を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.60 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.39 (s, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.26 - 2.98 (m, 5H), 2.65 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.04 - 1.75 (m, 3H), 1.72 - 1.50 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 431 (M+1)。
【0775】
実施例422 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3-フルオロピリジン-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド422
ジオキサン(1.6mL)中の1-(4-(5-(tert-ブトキシ-カルボニル)-アミノ-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル (100mg、0.16mmol)の溶液に、3-フルオロ-4-(トリブチルスタンニル)ピリジン(90mg、0.23mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9mg、0.008mmol)、ヨウ化銅(I)(9mg、0.05mmol)及び塩化リチウム(20mg、0.48mmol)を加えた。混合物を脱気し、5分後、マイクロ波中120℃で1時間加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM)を介して精製し、褐色油状物(100mg、96%)を得た。ジオキサン(3mL)中のこの油状物(100mL、0.15mmol)の溶液に、ジオキサン(4M、3mL、12.0mmol)中のHClを加え、混合物を36時間室温で撹拌した。分取HPLCを介して精製し、422をモノギ酸塩の黄色固形物(24mg、35%)として得た。
1H NMR (d
6-DMSO) δ 9.11 (s, 1H), 8.70 (d, J = 2.76 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 5.10 Hz, 1H), 8.33-8.20 (m, 2H), 7.69 (s, 2H), 7.49-7.38 (m, 1H), 4.78-4.44 (m, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.30-3.10 (m, 5H), 2.22-2.05 (m, 1H), 2.05-1.96 (m, 1H), 1.95-1.90 (m, 1H), 1.75-1.62 (m, 1H). Exchangeable NH
2は観察されず。 LCMS (ES+) m/z 449 (M+1)。
【0776】
実施例423 5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)-N-[5-(2-メトキシ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-5-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド423
実施例413の手順に従い、423をベージュ色固形物(109mg、3工程かけて18%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.96 (s, 1H), 8.27 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 7.37-7.29 (m, 1H), 7.22-7.11 (m, 2H), 6.06 (s, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.62-3.56 (m, 1H), 3.44 (s, 3H), 2.37-2.28 (m, 1H), 2.19-2.00 (m, 5H), 1.89-1.73 (m, 3H), 1.52-1.39 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 457 (M+1)。
【0777】
実施例424 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド424
窒素下、MeOH(10mL)中の2,2,2-トリフルオロ-N-(5-ヒドロキシ-4-メチル-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミド(200mg、0.55mmol)及びギ酸アンモニウム(700mg、2.74mmol)の溶液に、10%のパラジウム炭(50mg、0.13mmol)を加えた。混合物を2時間65℃で加熱し、室温に冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を水(10mL)とDCM(50mL)の間で分配した。有機層を分離し、相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、N-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミドを赤色ガム状物(140mg)として得た。DCM(3mL)中のPyBOP(330mg、0.62mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(160mg、0.45mmol)の溶液を、30分間室温で撹拌した。DCM(2mL)中のN-(1-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-ヒドロキシ-4-メチルアゼパン-4-イル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(140mg、0.41 mmol)及びDIPEA(140μL、0.83 mmol)の溶液を添加し、混合物を18時間室温で撹拌した。さらなるDCM(50mL)を加え、混合物を水(20mL)で洗浄した。有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をTHF(2mL)、MeOH(2mL)及び水(1mL)の混合物に溶解し、炭酸カリウム(200mg、1.44mmol)を添加した。反応混合物を18時間60℃で加熱し、室温に冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。次いで、残留物をDCM(3mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、減圧下で濃縮し、分取HPLCを介して精製し、424をモノギ酸塩の白色固形物(5mg、3工程かけて2%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.56 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.53-7.44 (m, 1H), 7.15 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.86-3.72 (m, 5H), 3.45-3.35 (m, 2H), 3.26-3.14 (m, 1H), 2.15-1.90 (m, 4H), 1.46 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0778】
実施例425 5-アミノ-N-[5-[(4S)-4-アミノアゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロ-5-メチル-3-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド425
417の手順に従い、2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを2-フルオロ-5-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンに置き換え、425を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.00 (s, 1H), 8.55 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.51 (s, 2H), 7.44 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.22 - 2.95 (m, 5H), 2.38 (s, 3H), 1.92 - 1.77 (m, 3H), 1.67 - 1.42 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 445 (M+1)。
【0779】
実施例426 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3-フルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド426
実施例422の手順に従い、1-(4-(5-(tert-ブトキシカボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、426をモノギ酸塩の白色固形物(76mg、2工程かけて51%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.16 (s, 1H), 8.71 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.32-8.19 (m, 2H), 7.70 (s, 2H), 7.45 (s, 1H), 3.69 (s, 3H, 水ピーク下), 3.56-3.34 (m, 3H, 水ピーク下), 3.37-3.24 (m, 1H), 3.22-3.11 (m, 1H), 2.44-2.31 (m, 2H), 2.03-1.91 (m, 1H), 1.90-1.80 (m, 1H)。交換可能なNH
2は観察されず。 LCMS (ES+) m/z 467 (M+1)。
【0780】
実施例428 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(4-メチル-3-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド428
工程A:丸底フラスコにおいて、N-[(4R,5R)-1-(4- アミノ-2-メチル-ピラゾール-3- イル)-5-フルオロ- アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(1240mg、3.80mmol)、2- ブロモ-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1H-イミダゾール-4-カルボン酸(1510mg、4.94mmol)、及びPyBOP(3.20g、6.08mmol)をDCM(50mL)に溶解した。DIPEA(3.97mL、22.8mmol)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を濃縮し、0%−100%のEA/ヘプタンでのフラッシュクロマトグラフィーを介して、N-[2-ブロモ-4-[[5-[(4R,5R)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル (2.23g、93%)に精製した。
【0781】
工程B:マイクロ波反応バイアルにおいて、N-[2-ブロモ-4-[[5-[(4R,5R)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(161mg、0.25mmol)、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸(105mg、0.76)及びPD(DPPF)CL2(19mg、0.025mmol)をアセトニトリル(3mL)に溶解した。1.0MのKOAc(0.38mL、0.38mmol)及び1.0MのNa
2CO
3(0.38mL、0.38mmol)を添加し、反応物を30分間125℃でマイクロ波を照射した。混合物を冷却し、セライトを通して濾過し、濃縮し、0%−100%のEA/ヘプタンでのフラッシュクロマトグラフィーを介して精製し、N-[4-[[5-[(4R,5R)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]-2-(4-メチル-3-ピリジル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(95mg、58%)を得た。この化合物を、ジオキサン中に4NのHCl(3mL、12mmol)及びメタノール(2mL)と共に3時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物を飽和NaHCO3で塩基性化し、EAで3回抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製し、428(38mg、58%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.83 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.43 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.49 (s, 2H), 7.47 (s, 1H), 7.37 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.42 (dt, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.26 - 3.02 (m, 5H), 2.63 (s, 3H), 2.18 - 2.02 (m, 1H), 2.02 - 1.88 (m, 1H), 1.87 - 1.75 (m, 1H), 1.66 - 1.53 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 445 (M+1)。
【0782】
実施例429 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド428
428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を1,5-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾールに置き換え、429を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.61 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.23 (s, 2H), 4.46 (dt, J = 48.2, 6.6 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.64 (s, 3H), 3.25 - 3.04 (m, 5H), 2.56 (s, 3H), 2.21 - 2.03 (m, 1H), 2.03 - 1.91 (m, 1H), 1.91 - 1.76 (m, 1H), 1.71 - 1.55 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0783】
実施例430 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-メチル-3-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド430
428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を(2-メチル-3-ピリジル)ボロン酸に置き換え、430を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.76 (s, 1H), 8.47 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.49 (s, 2H), 7.40 - 7.28 (m, 1H), 4.56 - 4.34 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.26 - 3.02 (m, 5H), 2.82 (s, 3H), 2.22 - 2.03 (m, 1H), 2.03 - 1.89 (m, 1H), 1.89 - 1.76 (m, 1H), 1.70 - 1.51 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 445 (M+1)。
【0784】
実施例431 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-メチル-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド431
428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を(2-メチル-4-ピリジル)ボロン酸に置き換え、431を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.97 (s, 1H), 8.48 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 7.58 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.45 (s, 1H), 4.61 - 4.37 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.26 - 3.06 (m, 5H), 2.22 - 2.06 (m, 1H), 2.06 - 1.93 (m, 1H), 1.93 - 1.76 (m, 1H), 1.70 - 1.54 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 445 (M+1)。
【0785】
実施例432 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(6-シアノ-2-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド432
428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-カルボニトリルに置き換え、432を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.03 (s, 1H), 8.44 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.14 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.74 (s, 2H), 7.44 (s, 1H), 4.67 - 4.41 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.28 - 3.05 (m, 5H), 2.23 - 2.06 (m, 1H), 2.06 - 1.94 (m, 1H), 1.94 - 1.77 (m, 1H), 1.75 - 1.57 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 456 (M+1)。
【0786】
実施例433 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド433
SFCによるラセミ体412のキラル分離により、単一のエナンチオマー433を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.02 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.29 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 7.42 - 7.26 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.24 - 2.95 (m, 4H), 1.95 - 1.53 (m, 6H), 1.23 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 444 (M+1)。
【0787】
実施例434 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド434
SFCによる412のキラル分離により434を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.03 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.28 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 11.1 Hz, 3H), 7.41 - 7.25 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.24 - 2.98 (m, 4H), 1.96 - 1.52 (m, 6H), 1.21 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 444 (M+1)。
【0788】
実施例435 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド435
SFCによるラセミ体411のキラル分離により、単一のエナンチオマー435を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.96 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.56 - 7.43 (m, 2H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.23 - 2.94 (m, 5H), 1.97 - 1.48 (m, 6H), 1.15 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0789】
実施例436 5-アミノ-N-[5-(4-アミノ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド436
SFCによる411のキラル分離により436を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.96 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.56 - 7.44 (m, 2H), 7.27 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.25 - 2.90 (m, 5H), 1.93 - 1.51 (m, 6H), 1.15 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0790】
実施例437 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド437
実施例428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を1,3-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラゾールに置き換え、437を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.55 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.22 (s, 2H), 4.46 (dt, J = 48.3, 6.7 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 3.26 - 3.03 (m, 5H), 2.42 (s, 3H), 2.23 - 2.05 (m, 1H), 2.05 - 1.92 (m, 1H), 1.92 - 1.77 (m, 1H), 1.70 - 1.53 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 448 (M+1)。
【0791】
実施例438 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジフルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド438
実施例422の手順に従い、1-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び3,5-ジフルオロ-4-(トリブチルスタンニル)ピリジンから出発して、438を白色固形物(68mg、2工程かけて43%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.83 (s, 1H), 8.67 (s, 2H), 7.78 (s, 2H), 7.61-7.56 (m, 1H), 3.79-3.56 (m, 4H), 3.46-3.33 (m, 1H), 3.37-3.16 (m, 2H), 3.16-3.06 (m, 1H), 2.35-2.08 (m, 2H), 1.91-1.78 (m, 1H), 1.81-1.60 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 485 (M+1)。
【0792】
実施例439 5-アミノ-N-(5-((4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(3,5-ジフルオロピリジン-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド439
実施例422の手順に従い、1-(4-(5-(tert-ブトキシ-カルボニル)-アミノ-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-5-フルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル及び3,5-ジフルオロ-4-(トリブチルスタンニル)ピリジンから出発して、439を白色固形物(42mg、2工程かけて28%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.84 (s, 1H), 8.65 (s, 2H), 7.75 (s, 2H), 7.58 (s, 1H), 4.44 (dtd, J = 47.9, 8.0, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.26-3.08 (m, 5H), 2.19-2.05 (m, 1H), 2.04-1.79 (m, 2H), 1.73-1.50 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 467 (M+1)。
【0793】
実施例440 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジフルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド440
実施例422の手順に従い、1-(4-(5-(tert-ブトキシ-カルボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-メトキシ-6-メチルアゼパン-4-イルカルバミン酸及び3,5-ジフルオロ-4-(トリブチルスタンニル)ピリジンから出発して、440をモノギ酸塩の白色固形物(67mg、2工程かけて43%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.84 (s, 1H), 8.70 (s, 2H), 8.45 (s, 1H), 7.82 (s, 2H), 7.70 (s, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.52 (t, J = 11.2 Hz, 2H), 3.36-3.19 (m, 3H), 3.13-3.04 (m, 1H), 3.04 (s, 3H), 2.98 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 2.18 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 2.12-1.98 (m, 1H), 1.85-1.75 (m, 1H), 1.68-1.57 (m, 1H), 1.03 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 493 (M+1)。
【0794】
実施例441 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3-フルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド441
実施例422の手順に従い、1-(4-(5-(tert-ブトキシ-カルボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-メトキシ-6-メチルアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、441をモノギ酸塩の白色固形物(72mg、2工程かけて48%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.15 (s, 1H), 8.71 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.23 (dd, J = 5.2, 6.4 Hz, 1H), 7.72 (s, 2H), 7.59 (s, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.54 (t, J = 10.6 Hz, 1H), 3.33-3.21 (m, 2H), 3.25-2.91 (m, 5H), 2.22-1.95 (m, 2H), 1.82-1.72 (m, 1H), 1.74-1.61 (m, 1H), 1.05 (s, 3H)。交換可能なNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 475 (M+1)。
【0795】
実施例442 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(5-シアノ-2-フルオロ-フェニル)チアゾール-4-カルボキサミド442
実施例428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を(5-シアノ-2-フルオロ-フェニル)ボロン酸に置き換え、442を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.22 (s, 1H), 8.86 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.67 - 7.57 (m, 1H), 7.53 (s, 2H), 7.35 (s, 1H), 4.56 - 4.34 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.24 - 3.00 (m, 5H), 2.20 - 2.03 (m, 1H), 2.03 - 1.89 (m, 1H), 1.79 (s, 1H), 1.67 - 1.50 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 473 (M+1)。
【0796】
実施例443 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジメチル-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド443
実施例428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を2,6-ジメチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンに置き換え、443を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.95 (s, 1H), 7.63 (s, 2H), 7.45 (s, 1H), 7.44 (s, 2H), 4.60 - 4.35 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.27 - 3.00 (m, 5H), 2.47 (s, 6H), 2.23 - 2.06 (m, 1H), 2.06 - 1.90 (m, 1H), 1.90 - 1.76 (m, 1H), 1.71 - 1.54 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0797】
実施例444 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(5-シアノ-3-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド444
実施例428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-3-カルボニトリルに置き換え、444を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.29 (s, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 7.64 (s, 2H), 7.41 (s, 1H), 4.44 (dtd, J = 11.5, 8.2, 3.2 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.27 - 3.00 (m, 5H), 2.20 - 2.04 (m, 1H), 2.04 - 1.89 (m, 1H), 1.89 - 1.78 (m, 1H), 1.66 - 1.52 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 456 (M+1)。
【0798】
実施例445 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,5-ジメチル-3-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド445
実施例428の手順に従い、(4-メチル-3-ピリジル)ボロン酸を2,5-ジメチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンに置き換え、445を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.70 (s, 1H), 7.92 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.42 (s, 2H), 7.19 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.43 (dt, J = 47.9, 6.1 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.27 - 2.99 (m, 5H), 2.77 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.16 - 2.05 (m, 1H), 2.04 - 1.89 (m, 1H), 1.87 - 1.69 (m, 3H), 1.68 - 1.52 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0799】
実施例446 5-アミノ-N-[5-[(5S)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3-フルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド446
SFCによるラセミ体426のキラル分離により、単一のエナンチオマー446を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.09 (s, 1H), 8.70 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.22 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 7.68 (s, 2H), 7.49 (s, 1H), 3.78 - 3.57 (m, 4H), 3.53 - 3.35 (m, 1H), 3.29 - 3.04 (m, 3H), 2.37 - 2.11 (m, 2H), 1.95 - 1.67 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 467 (M+1)。
【0800】
実施例447 5-アミノ-N-[5-[(5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3-フルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド447
SFCによるラセミ体426のキラル分離により、単一のエナンチオマー447を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.11 (s, 1H), 8.70 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.53 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.26 - 8.16 (m, 1H), 7.68 (s, 2H), 7.47 (s, 1H), 3.79 - 3.62 (m, 4H), 3.51 - 3.08 (m, 3H), 2.40 - 2.19 (m, 2H), 2.02 - 1.86 (m, 1H), 1.86 - 1.70 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 467 (M+1)。
【0801】
実施例448 5-アミノ-N-[5-(6-アミノ-1-オキサ-9-アザスピロ[3.6]デカン-9-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド448
工程A:メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3.09g、8.49mmol)をトルエン(25mL)に懸濁した。THF(7.07mL、7.074mmol)中のカリウムtert-ブトキシド(1.0mol/L)を加え、混合物が明るい黄色に変わった。4時間室温で攪拌し、トルエン中の[(4S)-1-(2- メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)-6- オキソ- アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(1000mg、2.83mmol)(キラル分離における第2溶出ピーク)を添加した。混合物を30分間室温で撹拌し、飽和塩化アンモニウムでクエンチし、そしてEAで3回抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)を介して精製し、N-[(4R)-6- メチレン-1-(2- メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(699mg、70%)を得た。
【0802】
工程B:MCPBA(335mg、1.49mmol、77質量%)を、DCM(12mL)中のN-[(4R)-6-メチレン-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(350mg、1.00mmol)の撹拌溶液に添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。反応物を飽和NaHCO
3でクエンチし、DCMで3回抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)を介して精製し、N-[(5S)-8-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-2-オキサ-8-アザスピロ[2.6]ノナン-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(316mg、86%)を得た。
【0803】
工程C:DMSO(5mL)中の水素化ナトリウム(115mg、2.87mmol、60質量%)の撹拌懸濁液に、ヨウ化トリメチルスルホキソニウム(644mg、2.87mmol)を添加し、懸濁液を2時間60℃で攪拌し、透明な溶液を得た。N-[(5S)-8-(2- メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)-2- オキサ-8- アザスピロ[2.6]ノナン-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルエポキシド(320mg、0.87mmol)をDMSO(2mL)に溶解し、反応混合物に添加した。得られた透明溶液を2日間65℃で撹拌した。室温に冷却後、反応物を水でクエンチし、そしてEAで3回抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)を介して精製し、((9S)-6-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-1-オキサ-6-アザスピロ[3.6]デカン-9- イル)カルバミン酸tert-ブチル(114mg、34%)を得た。
【0804】
工程D:MeOH(30mL)中の上記の化合物の溶液を、H−キューブ(登録商標)(50bar、50℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、((9S)-6-(4- アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-1-オキサ-6- アザスピロ[3.6]デカン-9-イル)カルバミン酸tert-ブチルを褐色油状物として得た。DCM(10mL)中のこの油状物の溶液に5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6- ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(131mg、0.39mmol)、PyBOP(251g、0.48mmol)及びDIPEA(0.31mL、1.79 mmol)を加え、混合物を16時間室温で撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で希釈した。有機層を水(20mL)で洗浄し、分離し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し乾燥した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/ヘプタン)を介して精製し、N-[(6S)-9-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-3-オキサ-9-アザスピロ[3.6]デカン-6-イル]カルバミン酸tert-ブチル (185mg、90%)を得た。
【0805】
工程E:上記化合物をTFA(5mL)及びDCM(5mL)と共に、室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、飽和NaHCO3で塩基性化し、酢酸エチル(3×)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾燥させ、減圧下で溶媒を除去し、分取HPLCによって残留物を精製し、448 (11mg、8.4%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 7.60 (s, 1H), 7.58 - 7.43 (m, 3H), 7.30 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.39 - 4.19 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.44 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 3.24 - 3.13 (m, 1H), 3.09 - 2.89 (m, 3H), 2.48 - 2.38 (m, 1H), 2.34 - 2.20 (m, 2H), 1.90 - 1.74 (m, 2H), 1.69 - 1.51 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0806】
実施例449 5-アミノ-N-[5-[(5R)-5-アミノ-3-メチレン-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド449
448の調製では、N-[(4R)-6-メチレン-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルを449に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.73 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.55 - 7.41 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.89 (d, J = 9.7 Hz, 2H), 3.86 - 3.71 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.16 - 3.05 (m, 1H), 3.05 - 2.92 (m, 1H), 2.85 (s, 1H), 2.44 - 2.28 (m, 1H), 1.82 - 1.69 (m, 2H), 1.53 - 1.35 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 460 (M+1)。
【0807】
実施例450 5-アミノ-N-[5-[(4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-(トリデューテリオメチル)ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド450
実施例147の手順に従い、5-クロロ-1-トリデューテリオメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを450に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.83 (s, 1H), 7.62 - 7.41 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.41 (dtd, J = 47.9, 8.2, 3.6 Hz, 1H), 3.24 - 3.02 (m, 5H), 2.18 - 2.02 (m, 1H), 2.02 - 1.89 (m, 1H), 1.89 - 1.78 (m, 1H), 1.69 (br, 2H), 1.64 - 1.49 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 469 (M+1)。
【0808】
実施例451 5-アミノ-N-[5-[(4R,5R)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-(トリデューテリオメチル)ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド451
実施例150の手順に従い、5-クロロ-1-トリデューテリオメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを451に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.83 (s, 1H), 7.60 - 7.40 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.41 (dtd, J = 48.0, 8.2, 3.6 Hz, 1H), 3.24 - 3.02 (m, 5H), 2.19 - 2.03 (m, 1H), 2.03 - 1.88 (m, 1H), 1.88 - 1.77 (m, 1H), 1.69 (br, 2H), 1.66 - 1.52 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 469 (M+1)。
【0809】
実施例452 5-アミノ-N-[5-(6-アミノ-1-オキサ-9-アザスピロ[3.6]デカン-9-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド452
実施例448の手順に従い、N-[(4R)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-6-オキソ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルの第1溶出ピークを452に転換させた。LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0810】
実施例453 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド453
448の調製では、N-[(4R)-6-メチレン-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルを453に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.65 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.61 - 7.43 (m, 4H), 7.28 (td, J = 8.8, 2.0 Hz, 2H), 3.66 (d, J = 3.0 Hz, 4H), 3.33 - 3.01 (m, 3H), 2.96 - 2.77 (m, 2H), 2.19 - 1.58 (m, 4H), 1.49 (dd, J = 24.1, 11.2 Hz, 1H), 0.86 (dd, J = 15.5, 6.8 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0811】
実施例454 5-アミノ-N-[5-[(5S)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジフルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド454
SFCによるラセミ体438のキラル分離により、単一のエナンチオマー454を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.81 (s, 1H), 8.66 (d, J = 1.1 Hz, 2H), 7.76 (s, 2H), 7.60 (s, 1H), 3.76 - 3.59 (m, 4H), 3.49 - 3.34 (m, 1H), 3.28 - 3.02 (m, 3H), 2.37 - 2.09 (m, 2H), 1.92 - 1.61 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 485 (M+1)。
【0812】
実施例455 5-アミノ-N-[5-[(5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジフルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド455
SFCによるラセミ体438のキラル分離により、単一のエナンチオマー455を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.79 (s, 1H), 8.66 (s, 2H), 8.28 (s, 1H), 7.76 (s, 2H), 7.58 (s, 1H), 3.78 - 3.60 (m, 4H), 3.51 - 3.23 (m, 3H), 3.18 - 3.05 (m, 1H), 2.42 - 2.15 (m, 2H), 1.99 - 1.73 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 485 (M+1)。
【0813】
実施例456 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド456
MeOH(40mL)中の3-ヒドロキシ-5-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)シクロヘプタ-4-エニルカルバミン酸(E)-tert-ブチル(620mg、1.76mmol)の溶液をH−キューブ(登録商標)(フルH
2、70℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/Cカートリッジ)に通した。溶媒を減圧下で除去し、5-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-3- ヒドロキシシクロヘプチルカルバミン酸tert-ブチルを黄色油状物として得た。DCM(50mL)中のこのアミンの溶液に、DIPEA(0.92mL、5.28mmol)、PyBOP(1.37g、2.64mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(690mg、1.94mmol)を加え、混合物を18時間室温で撹拌した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(50mL)で洗浄した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(75%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、(5-(4-(5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H -ピラゾール-5-イル)-3- ヒドロキシシクロヘプチルカルバミン酸tert-ブチルを黄色泡状物(890mg)として得た。この泡状物(890mg、1.34mmol)をDCM(50mL)に溶解し、デス−マーチンペルヨージナン(684mg、1.61mmol)を添加し、混合物を1.5時間室温で攪拌した。混合物を20%のチオ硫酸ナトリウム/飽和水性NaHCO
3(100mL)の1/1水溶液でクエンチし、た)を加え、層を抽出し、MgSO
4でで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、明黄色固形物(500mg)を得た。この固形物の一部(356mg、0.54mmol)を無水THF(5mL)に溶解し、0℃に冷却し、臭化メチルマグネシウム(Et
2Oに3M、0.72mL、2.15mmol)の溶液を滴下した。混合物を3時間0℃で撹拌し、臭化メチルマグネシウム(Et
2Oに3M、0.3mL、0.9mmol)を加えた。混合物をさらに6時間撹拌し、塩化アンモニウム(30mL)の飽和溶液でクエンチし、EtOAc(50mL)で抽出し、水で洗浄した。一緒にした有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、明黄色油状物を得た。得られた4種のジアステレオマーを分取HPLCによって分離し、ジアステレオマー1を白色固形物(22mg、5工程かけて2%)として得た。この固形物(22mg、0.03mmol)をMeOH(1mL)及びジオキサン(4M、1mL、4.0mmol)中のHClに溶解し、5時間室温で攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗残留物を分取HPLCにより精製して、456を橙色固形物(15mg、96%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.79 (s, 1H), 8.45 (s, 2H), 7.59-7.50 (m, 2H), 7.33-7.25 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.58-3.05 (m, 1H), 3.17 (s, 1H), 2.85-2.77 (m, 1H), 2.08-1.92 (m, 4H), 1.88-1.78 (m, 5H), 1.55-1.44 (m, 1H), 1.17 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 477 (M+1)。
【0814】
実施例457 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-((4R,5S)-4,5-ジヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド457
tert-ブタノール(35mL)中の2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(1-メチル-5-(2,3,6,7-テトラヒドロ-1H-アゼピン-1-イル)-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸(Z)-tert-ブチル(1.28g、2.41mmol)の溶液に、水(35mL)中のN-メチルモルホリン-N-オキシド(0.80g、6.80mmol)の溶液、続いて四酸化オスミウム(tert-ブタノール中に2.5重量%、2.5mL)の溶液を加えた。反応混合物を室温で72時間撹拌し、DCM(100mL)で希釈し、亜ジチオン酸ナトリウム(50mL)の飽和溶液でクエンチし、有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−10%のMeOH/DCM)を介して精製し、2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(5-(4,5-シン-ジヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イルカルバモイル)チアゾール-5-イルカルバミン酸tert-ブチルを茶色ガム状物(0.12g)として得た。このガム状物(0.12g、0.21mmol)をMeOH(2mL)及びジオキサン(4M、10mL、40.0mmol)中のHClに溶解し、20時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、粗残留物を分取HPLCにより精製して、457を白色固形物(36mg、2工程かけて3%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.74 (s, 1H), 7.60-7.50 (m, 4H), 7.34-7.26 (m, 2H), 4.41 (d, J = 4.1 Hz, 2H), 3.91 (t, J = 4.7 Hz, 2H), 3.67 (s, 3H), 2.96 (ddd, J = 12.8, 7.7, 4.4 Hz, 2H), 2.55-2.52 (m, 2H), 2.02-1.92 (m, 2H), 1.72-1.64 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 465 (M+1)。
【0815】
実施例458 5-アミノ-N-[5-[4-(アミノメチル)-4-メトキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 458
実施例101の手順に従い、(4-メトキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル)メチルカルバミン酸tert-ブチル及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸から出発して、458をオフホワイト色固形物(30mg、3工程かけて7%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.56 (s, 1H), 7.56-7.42 (m, 2H), 7.15 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.42-3.33 (m, 4H), 3.23 (s, 2H), 3.12-2.95 (m, 3H), 1.97 (d, J = 13.6 Hz, 2H), 1.76-1.66 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0816】
実施例459 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)チアゾール-4-カルボキサミド459
ジメチルエーテル(3mL)中の1-(4-(5-(tert-ブトキシカボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(200mg、0.31mmol)の溶液に、2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニルボロン酸(101mg、0.54mmol)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(50mg、0.06mmol)、炭酸ナトリウム(67mg、0.63mmol)及び水(1mL)を添加した。混合物を5分間脱気し、2.5時間マイクロ波中120℃で加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/イソヘキサン)を介して精製し、褐色油状物を得た。MeOH(10mL)中のこの油状物の溶液に、ジオキサン(4M、10mL、40.0mmol)中のHClを添加し、混合物を3時間40℃で加熱した。分取HPLCを介して精製し、459を白色固形物(10mg、2工程かけて6%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.82 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.43 (s, 2H), 6.99-6.88 (m, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.79-3.50 (m, 4H), 3.47-3.33 (m, 1H), 3.29-3.16 (m, 2H), 3.15-3.05 (m, 1H), 2.29-2.09 (m, 2H), 1.90-1.78 (m, 1H), 1.77-1.65 (m, 1H), 1.62 (s, 2H). LCMS (ES+) m/z 514 (M+1)。
【0817】
実施例460 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド460
実施例459の手順に従い、1-(4-(5-(tert-ブトキシカルボニル-アミノ)-2-ブロモチアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6,6-ジフルオロアゼパン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルから出発して、460を赤色固形物(13mg、2工程かけて8%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.63 (s, 1H), 7.74-7.65 (m, 1H), 7.59-7.52 (m, 1H), 7.25 (s, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.82-3.55 (m, 4H), 3.48-3.34 (m, 1H), 3.29-3.05 (m, 3H), 2.57 (s, 3H), 2.28-2.05 (m, 2H), 1.92-1.80 (m, 1H), 1.84-1.56 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0818】
実施例461 5-アミノ-N-[5-[(5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(6-シアノ-2-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド461
工程A:実施例166の手順に従い、(6,6- ジフルオロ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)カルバミン酸(R)-tert-ブチルを、N-[2-ブロモ-4-[[5-[(5R)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルに転換させた。
【0819】
工程B:実施例428の手順に従い、N-[2-ブロモ-4-[[5-[(5R)-5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルと6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-カルボニトリルとを反応させ、461を得た。LCMS (ES+) m/z 474 (M+1)。
【0820】
実施例462 5-アミノ-N-[5-[(5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド462
実施例461の手順に従い、462を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.57 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.22 (s, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.74 - 3.57 (m, 4H), 3.49 - 3.34 (m, 1H), 3.26 - 3.04 (m, 3H), 2.43 (d, J = 9.1 Hz, 3H), 2.31 - 2.04 (m, 2H), 1.86 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 1.82 - 1.59 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0821】
実施例463 5-アミノ-N-[5-[(5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド463
実施例461の手順に従い、463を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.62 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.23 (s, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.75 - 3.58 (m, 4H), 3.52 - 3.35 (m, 1H), 3.35 - 3.23 (m, 2H), 3.21 - 3.06 (m, 1H), 2.56 (s, 3H), 2.37 - 2.18 (m, 2H), 1.92 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.80 (dd, J = 14.9, 9.7 Hz, 1H). LCMS (ES+) m/z 466 (M+1)。
【0822】
実施例464 5-アミノ-N-[5-[(5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-メチル-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド464
実施例461の手順に従い、464を調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.99 (s, 1H), 8.50 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.64 (d, J = 5.6 Hz, 3H), 7.57 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.47 (s, 1H), 3.75 - 3.60 (m, 4H), 3.54 - 3.37 (m, 1H), 3.37 - 3.22 (m, 2H), 3.22 - 3.05 (m, 1H), 2.53 (s, 3H), 2.41 - 2.22 (m, 2H), 1.99 - 1.87 (m, 1H), 1.87 - 1.70 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 463 (M+1)。
【0823】
実施例465 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド465
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、465を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.66 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.53 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.47 (s, 2H), 7.27 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.77 (s, 3H), 3.53 - 3.10 (m, 2H), 2.11 - 1.99 (m, 1H), 1.99 - 1.78 (m, 4H), 1.72 - 1.53 (m, 3H), 1.15 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 477 (M+1)。
【0824】
実施例466 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド466
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、466を単一のエナンチオマーとして得た。
【0825】
実施例467 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド467
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、467を単一のエナンチオマーとして得た。
【0826】
実施例468 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド468
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、468を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.70 (s, 1H), 7.85 (s, 2H), 7.60 - 7.49 (m, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.28 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.72 - 3.42 (m, 1H), 2.99 - 2.84 (m, 1H), 2.10 - 1.94 (m, 3H), 1.94 - 1.74 (m, 4H), 1.65 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 1.26 (s, 3H).LCMS (ES+) m/z 477 (M+1)。
【0827】
実施例469 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド469
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、469を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.70 (s, 1H), 7.85 (s, 2H), 7.60 - 7.50 (m, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.28 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.79 (s, 3H), 3.74 - 3.43 (m, 1H), 2.99 - 2.84 (m, 1H), 2.12 - 1.95 (m, 3H), 1.95 - 1.71 (m, 4H), 1.65 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 1.26 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 477 (M+1)。
【0828】
実施例470 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 470
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-3-ヒドロキシ-3-メチル-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、470を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.66 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.53 (dd, J = 11.6, 5.2 Hz, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.27 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.51 - 3.29 (m, 2H), 2.13 - 2.00 (m, 1H), 2.00 - 1.79 (m, 4H), 1.72 - 1.54 (m, 3H), 1.16 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 477 (M+1)。
【0829】
実施例471 5-アミノ-N-[5-[(4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジフルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド471
SFCによるラセミ体439のキラル分離により、単一のエナンチオマー471を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.81 (s, 1H), 8.64 (d, J = 0.9 Hz, 2H), 7.73 (s, 2H), 7.58 (s, 1H), 4.57 - 4.34 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.26 - 3.04 (m, 5H), 2.20 - 1.78 (m, 5H), 1.71 - 1.51 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 467(M+1)。
【0830】
実施例472 5-アミノ-N-[5-[(4S,5S)-4-アミノ-5-フルオロ-アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジフルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド472
SFCによるラセミ体439のキラル分離により、単一のエナンチオマー472を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.82 (s, 1H), 8.64 (d, J = 1.1 Hz, 2H), 7.73 (s, 2H), 7.58 (s, 1H), 4.44 (dtd, J = 47.9, 8.2, 3.6 Hz, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.24 - 3.04 (m, 5H), 2.23 - 1.71 (m, 5H), 1.68 - 1.51 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 467(M+1)。
【0831】
実施例473 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジフルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド473
SFCによるラセミ体440のキラル分離により、単一のエナンチオマー473を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 8.67 (s, 2H), 7.76 (s, 2H), 7.70 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.31 - 3.23 (m, 2H), 3.24 - 3.13 (m, 1H), 3.12 - 2.92 (m, 5H), 2.00 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 1.88 - 1.75 (m, 1H), 1.70 - 1.55 (m, 1H), 1.42 (dd, J = 14.3, 10.6 Hz, 1H), 0.99 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 493 (M+1)。
【0832】
実施例474 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3,5-ジフルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド474
SFCによるラセミ体440のキラル分離により、単一のエナンチオマー474を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.85 (s, 1H), 8.67 (s, 2H), 7.76 (s, 2H), 7.70 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.29 - 3.11 (m, 3H), 3.12 - 2.89 (m, 5H), 2.00 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 1.89 - 1.76 (m, 1H), 1.67 - 1.55 (m, 1H), 1.41 (dd, J = 14.4, 10.5 Hz, 1H), 0.99 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 493 (M+1)。
【0833】
実施例475 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3-フルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド475
SFCによるラセミ体441のキラル分離により、単一のエナンチオマー475を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.20 (s, 1H), 8.69 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 8.31 - 8.16 (m, 1H), 7.69 (s, 2H), 7.68 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.46 (t, J = 10.2 Hz, 1H), 3.36 - 3.18 (m, 2H), 3.09 - 2.91 (m, 5H), 2.09 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 1.94 - 1.81 (m, 1H), 1.77 - 1.59 (m, 1H), 1.50 (dd, J = 14.2, 10.7 Hz, 1H), 1.02 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 475 (M+1)。
【0834】
実施例476 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3-メトキシ-3-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(3-フルオロ-4-ピリジル)チアゾール-4-カルボキサミド476
SFCによるラセミ体441のキラル分離により、単一のエナンチオマー476を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.20 (s, 1H), 8.69 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.29 - 8.21 (m, 1H), 7.69 (s, 2H), 7.68 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.46 (t, J = 10.3 Hz, 1H), 3.38 - 3.21 (m, 2H), 3.09 - 2.94 (m, 5H), 2.09 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 1.95 - 1.82 (m, 1H), 1.75 - 1.63 (m, 1H), 1.50 (dd, J = 14.2, 10.7 Hz, 1H), 1.02 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 475 (M+1)。
【0835】
実施例477 5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(1-オキサ-6,9-ジアザスピロ[3.6]デカン-6-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド 477
実施例448の方法に従い、2-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルをラセミ体477に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.46 (s, 1H), 8.35 (t, J = 6.9 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.51 - 7.27 (m, 5H), 4.28 (dt, J = 15.1, 6.3 Hz, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.45 (q, J = 14.5 Hz, 2H), 3.23 - 3.02 (m, 4H), 2.88 - 2.74 (m, 2H), 2.42 - 2.29 (m, 1H), 2.29 - 2.14 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 458 (M+1)。
【0836】
実施例478 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(1-オキサ-6,9-ジアザスピロ[3.6]デカン-6-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド478
実施例448の方法に従い、4-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-6-オキソ-1,4-ジアゼパン-1-カルボン酸tert-ブチルをラセミ体478に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.73 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.61 - 7.41 (m, 3H), 7.29 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.30 - 4.15 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.48 - 3.33 (m, 2H), 3.21 - 2.98 (m, 4H), 2.81 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.38 - 2.25 (m, 1H), 2.25 - 2.09 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 458 (M+1)。
【0837】
実施例479 5-アミノ-N-[5-[4-(アミノメチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド479
実施例101の手順に従い、N- [[4-ヒドロキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチルから出発して、479をクリーム色固形物(37mg、3工程かけて35%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 8.55 (s, 1H), 7.52-7.43 (m, 2H), 7.20-7.10 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.49-3.38 (m, 2H), 3.09-3.03 (m, 2H), 2.92 (s, 2H), 1.85-1.73 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 464 (M+1)。
【0838】
実施例480 (R)-5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(1-オキサ-6,9-ジアザスピロ[3.6]デカン-6-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド480
SFCによるラセミ体5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(1-オキサ-6,9-ジアザスピロ[3.6]デカン-6-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミドのキラル分離により、480(第1溶出ピーク)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.46 (s, 1H), 8.41 - 8.32 (m, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.51 - 7.30 (m, 5H), 4.36 - 4.19 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.45 (q, J = 14.5 Hz, 2H), 3.26 - 3.04 (m, 4H), 2.88 - 2.71 (m, 2H), 2.42 - 2.29 (m, 1H), 2.29 - 2.16 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 458 (M+1)。
【0839】
実施例481 (S)-5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(1-オキサ-6,9-ジアザスピロ[3.6]デカン-6-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド481
SFCによる5-アミノ-2-(2-フルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(1-オキサ-6,9-ジアザスピロ[3.6]デカン-6-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミドのラセミ体混合物のキラル分離により、481(第2溶出ピーク)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.46 (s, 1H), 8.36 (dd, J = 11.1, 4.8 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.52 - 7.31 (m, 5H), 4.36 - 4.21 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.45 (q, J = 14.5 Hz, 2H), 3.21 - 3.05 (m, 4H), 2.91 - 2.72 (m, 2H), 2.41 - 2.31 (m, 1H), 2.26 - 2.14 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 458 (M+1)。
【0840】
実施例482 (R)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(1-オキサ-6,9-ジアザスピロ[3.6]デカン-6-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド482
SFCによる478のラセミ混合物のキラル分離により、482(第1溶出ピーク)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.71 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.60 - 7.44 (m, 3H), 7.28 (dd, J = 14.5, 5.9 Hz, 2H), 4.30 - 4.16 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.40 (q, J = 14.7 Hz, 2H), 3.19 - 3.00 (m, 4H), 2.82 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 2.38 - 2.26 (m, 1H), 2.23 - 2.13 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 458 (M+1)。
【0841】
実施例483 (S)-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-(1-オキサ-6,9-ジアザスピロ[3.6]デカン-6-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド483
SFCによる478のラセミ混合物のキラル分離により、483(第2溶出ピーク)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.71 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.62 - 7.44 (m, 3H), 7.29 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.30 - 4.17 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.48 - 3.31 (m, 2H), 3.20 - 2.99 (m, 4H), 2.82 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 2.38 - 2.25 (m, 1H), 2.25 - 2.12 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 458 (M+1)。
【0842】
実施例484 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-[1-メチル-5-(1-オキサ-4,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-9-イル)ピラゾール-4-イル]チアゾール-4-カルボキサミド484
実施例121の手順に従い、3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-11-オキサ-3,8-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン-8-カルボン酸tert-ブチルから出発して、484をオフホワイト色固形物(15mg、3工程かけて30%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.56 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.39-7.16 (m, 1H), 7.06-6.96 (m, 2H), 6.12 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.69 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.40-3.30 (m, 2H), 2.99-2.92 (m, 2H), 2.88-2.83 (m, 2H), 2.79 (s, 2H), 2.11-2.00 (m, 2H), 1.74-1.63 (m, 2H)。アルキルNHは観察されず。LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0843】
実施例485 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-4-メトキシ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド485
MeOH(10mL)中のN-(1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-メトキシ-5-メチル-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(0.12g、0.17mmol)の溶液に、ジオキサン(4M、10mL、0.04mol)中のHClを加えた。反応混合物を16時間室温で撹拌し、減圧下で濃縮した。分取HPLCを介して精製し、485を淡黄色固形物(64mg、74%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 9.63 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.59-7.48 (m, 3H), 7.31-7.22 (m, 2H), 3.61 (s, 3H), 3.31-3.25 (m, 1H), 3.14-3.03 (m, 2H), 3.03 (s, 3H), 2.99-2.89 (m, 1H), 2.11-2.02 (m, 1H), 1.92-1.82 (m, 1H), 1.79-1.59 (m, 4H), 1.47 (dd, J = 14.5, 6.2 Hz, 1H), 1.19 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0844】
実施例486 N-[5-[(3aR,8aS)-2-オキソ-3a,4,5,7,8,8a-ヘキサヒドロ-3H-オキサゾロ[4,5-d]アゼピン-6-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド486
0℃でDMF(2mL)中のN-((4R,5S)-1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル(199mg、0.30mmol)の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(油中に60%の分散液、26mg、0.66mmol)を加えた。混合物を2時間かけて室温まで温め、水(3mL)でクエンチし、得られた沈殿物を濾過し、減圧下で乾燥させた。水性層をEtOAc(3×3mL)で抽出し、合わせた有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮し、残留物を以前収集した沈殿物と合わせた。MeOH(5mL)及びジオキサンにおけるHCl(4M、10mL)中のこの物質(159mg、0.27mmol)の溶液を16時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。分取HPLCを介して精製し、486を白色固形物(55mg、2工程かけて41%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.50 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.37-7.28 (m, 1H), 7.05 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.14 (s, 2H), 5.08-5.00 (m, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.26 (td, J = 9.3, 3.5 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.45-3.33 (m, 2H), 3.16-3.07 (m, 2H), 2.34-2.27 (m, 2H), 2.20-2.09 (m, 1H), 2.06-1.97 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0845】
実施例487 [(4S,5R)-5-アミノ-1-[4-[[5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]アゼパン-4-イルアセテート487
DCM(2mL)中のN-((4S,5R)-1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル(200mg、0.3mmol)及びDMAP(55mg、0.45mmol)の溶液に、無水酢酸(0.43mL、0.45mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を水(3mL)でクエンチし、EtOAc(3×3mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0−5%のMeOH/DCM)を介して精製し、オフホワイト色固形物を得た。MeOH(5mL)及びジオキサン(4M、10mL)におけるHCl中のこの固形物(176mg、0.25mmol)の溶液を、4時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC、続いてシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH/DCM中に0−10%の7Mの NH
3)を介して精製し、487を白色固形物(52mg、2工程かけて41%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.64 (s, 1H), 7.51-7.42 (m, 1H), 7.15 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.19 (dt, J = 10.1, 2.6 Hz, 1H), 4.13-4.09 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.53 (ddd, J = 13.5, 9.7, 3.3 Hz, 1H), 3.35-3.20 (m, 2H), 3.17-3.09 (m, 1H), 2.29-2.18 (m, 1H), 2.09-1.86 (m, 5H), 1.78-1.69 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 506 (M+1)。
【0846】
実施例488 N-[5-[(3aS,8aR)-2-オキソ-3a,4,5,7,8,8a-ヘキサヒドロ-3H-オキサゾロ[4,5-d]アゼピン-6-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド488
実施例486の手順に従い、N-((4S,5R)-1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルから出発して、488を白色固形物(69mg、2工程かけて52%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.50 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.37-7.28 (m, 1H), 7.05 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.14 (s, 2H), 5.08-5.00 (m, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.26 (td, J = 9.3, 3.5 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.45-3.33 (m, 2H), 3.16-3.07 (m, 2H), 2.34-2.27 (m, 2H), 2.20-2.09 (m, 1H), 2.06-1.97 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0847】
実施例489 [(4R,5S)-5-アミノ-1-[4-[[5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]アゼパン-4-イル]アセテート489
実施例487の手順に従い、N-((4S,5R)-1-(4-((5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル)アミノ)-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-5-ヒドロキシ-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルから出発して、489を白色固形物(40mg、2工程かけて31%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
4-MeOD) δ 7.64 (s, 1H), 7.51-7.42 (m, 1H), 7.15 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 4.19 (dt, J = 10.1, 2.6 Hz, 1H), 4.13-4.09 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.53 (ddd, J = 13.5, 9.7, 3.3 Hz, 1H), 3.35-3.20 (m, 2H), 3.17-3.09 (m, 1H), 2.29-2.18 (m, 1H), 2.09-1.86 (m, 5H), 1.78-1.69 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 506 (M+1)。
【0848】
実施例490 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(5-((4R,5R)-4,5-ジヒドロキシアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド490
MeOH(25mL)中のN-(2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-((5-(4-ヒドロキシ-5-((4-メトキシフェニル)メトキシ)アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)チアゾール-5-イル)カルバミン酸tert-ブチル(0.50g、0.73mmol)の溶液に、10%のPd/C(0.20g)を加えた。混合物を18時間室温で、50psiの水素雰囲気下で撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)を通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、無色固形物を得た。粗固形物をDCM(10mL)に溶解し、TFA(10mL)を加えた。反応混合物を18時間室温で撹拌し、減圧下で濃縮し、粗残留物をMeOH/2MのNaOH水溶液(40mL)の1/1混合物に溶解し、18時間50℃で加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、水(30mL)で希釈し、DCM(50mL)とEtOAc(2×50mL)で抽出した。一緒にした有機層を相分離カートリッジに通し、減圧下で濃縮した。分取HPLCを介して精製し、490を淡黄色固形物(86mg、2工程かけて25%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.72-8.63 (m, 1H), 7.61-7.45 (m, 4H), 7.31-7.23 (m, 2H), 4.57 (s, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.52 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 3.20-3.05 (m, 4H), 1.94-1.86 (m, 2H), 1.74-1.64 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 465 (M+1)。
【0849】
実施例491 5-アミノ-N-[5-[4-アミノ-5-(トリデューテリオメトキシ)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド491
実施例101及び333の手順に従い、ヨウ化トリデューテリオメチルから出発して、491を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.93 (s, 1H), 8.30 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.50 - 7.27 (m, 5H), 3.64 (s, 3H), 3.24 - 3.03 (m, 5H), 3.02 - 2.87 (m, 1H), 2.13 - 2.01 (m, 1H), 1.92 - 1.79 (m, 1H), 1.78 -1.53 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 463 (M+1)。
【0850】
実施例492 5-アミノ-N-[5-[4-アミノ-5-(トリデューテリオメトキシ)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド492
実施例101及び333の手順に従い、トリデューテリオメチルから出発して、491を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.87 (s, 1H), 7.63 - 7.41 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.63 (s, 3H), 3.25 - 2.98 (m, 5H), 2.98 - 2.84 (m, 1H), 2.07 - 1.93 (m, 1H), 1.95 - 1.80 (m, 1H), 1.79 - 1.63 (m, 1H), 1.63 - 1.49 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 481 (M+1)。
【0851】
実施例493 5-アミノ-N-[5-[(5S)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-(トリデューテリオメチル)ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド493
実施例101及び112の手順に従い、5-クロロ-1-トリデューテリオメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを493に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.82 (s, 1H), 7.61 - 7.40 (m, 4H), 7.28 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.72 - 3.56 (m, 1H), 3.50 - 3.33 (m, 1H), 3.27 - 3.03 (m, 3H), 2.29 - 2.08 (m, 2H), 1.91 - 1.78 (m, 1H), 1.78 - 1.46 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 487 (M+1)。
【0852】
実施例494 5-アミノ-N-[5-[(5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロ-アゼパン-1-イル]-1-(トリデューテリオメチル)ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド494
実施例101及び112の手順に従い、5-クロロ-1-トリデューテリオメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールを494に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.82 (s, 1H), 7.60 - 7.40 (m, 4H), 7.28 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.72 - 3.55 (m, 1H), 3.48 - 3.33 (m, 1H), 3.27 - 3.02 (m, 3H), 2.29 - 2.05 (m, 2H), 1.90 - 1.78 (m, 1H), 1.78 - 1.49 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 487 (M+1)。
【0853】
実施例495 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド495
MeOH(5mL)中のN-(4-((5-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル)カルバミン酸tert-ブチル(0.36g、0.51mmol)の溶液に、ジオキサン(4M、0.02mol、5mL)中のHClを加えた。反応混合物を16時間室温で撹拌し、減圧下で濃縮した。SCXカートリッジを介して精製し、1/1のMeOH/DCM(250mL)、続いてMeOH(250mL)で洗浄し、MeOH(200mL)中に1NのNH
3で溶出し、495を淡黄色泡状物(250mg、87%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.92 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.33 (tt, J = 8.4, 6.1 Hz, 1H), 7.07-6.99 (m, 2H), 6.28-6.06 (m, 2H), 3.78-3.74 (m, 3H), 3.65-3.40 (m, 3H), 3.29-3.20 (m, 1H), 2.41-2.16 (m, 2H), 1.96-1.85 (m, 1H), 1.77 (dt, J = 14.7, 4.6 Hz, 1H), 1.26 (s, 3H)。交換可能なものは観察されず。LCMS (ES+) m/z 498 (M+1)。
【0854】
実施例496 5-アミノ-N-(5-((3S,4R)-4-(アミノメチル)-3-エチル-4-メトキシピペリジン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド496
実施例101の手順に従い、N-((3-エチル-4-メトキシ-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-4-ピペリジル)メチル)カルバミン酸tert-ブチルから出発して、496を白色固形物(21mg、3工程かけて33%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.52 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.36-7.27 (m, 1H), 7.07-6.97 (m, 2H), 6.15 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.18 (s, 3H), 3.20-3.03 (m, 4H), 3.03 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 2.91 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 1.89-1.74 (m, 2H), 1.72-1.45 (m, 5H), 0.89 (t, J = 7.5 Hz, 3H). LCMS (ES+) m/z 506 (M+1)。
【0855】
実施例497 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-1-オキサ-8-アザスピロ[3.6]デカン-8-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド497
工程A:THF/水(15mL/3mL)中の5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(502mg、1.78mmol)(キラル分離の第2溶出ピーク)の溶液をトリフェニルホスフィン(476mg、1.78mmol)で処理し、反応混合物を5時間60℃で加熱した。EtOAc(100mL)を添加し、混合物を飽和NaHCO
3水溶液(20mL)で洗浄した。水性層をEtOAc(50mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮し、油状物を得た。0℃で無水DCM(20mL)中のこの油状物の溶液にDIPEA(0.85mL、4.88mmol)及び無水トリフルオロ酢酸(0.29mL、2.05mmol)を加えた。反応混合物を室温に温め、4時間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/ヘプタン)を介して精製し、2,2,2-トリフルオロ-N-(5-ヒドロキシ-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-イル)アセトアミドを黄色油状物(626mg、88%)として得た。
【0856】
工程B:DCM中のこの油状物の溶液に、デス-−マーチンペルヨージナン(1.0当量)及び炭酸水素ナトリウム(4.0当量)を加えた。混合物を、室温で一晩撹拌した後、水を添加し、混合物をDCM(100mL)で抽出した。有機層を分離し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEtOAc/ヘプタン)を介して精製して、(S)-2,2,2- トリフルオロ-N-(1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)- 5-オキソアゼパン-4-イル)アセトアミドを得た。
【0857】
工程C:実施例448の手順に従い、(S)-2,2,2-トリフルオロ-N-(1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-オキソアゼパン-4-イル)アセトアミドを、2,2,2-トリフルオロ-N-[(10S)-7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-3-オキサ-7-アザスピロ[3.6]デカン-10-イル]アセトアミドに転換させた。SFCによるキラル分離により、単一のエナンチオマーとして二つのピークを得た。実施例417に記載の手順に従い、第2溶出ピークを脱保護し、497を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.72 - 8.61 (m, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.54 - 7.40 (m, 2H), 7.25 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.44 - 3.33 (m, 2H), 3.08 - 2.86 (m, 4H), 2.73 - 2.57 (m, 1H), 1.93 - 1.66 (m, 5H), 1.66 - 1.53 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0858】
実施例498 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-1-オキサ-8-アザスピロ[3.6]デカン-8-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド498
497の調製では、SFCキラル分離から、2,2,2-トリフルオロ-N-[(10S)-7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-3-オキサ-7-アザスピロ[3.6]デカン-10-イル]アセトアミドの第1溶出ピークを、498に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.67 (s, 1H), 7.60 - 7.41 (m, 3H), 7.25 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.44 - 3.33 (m, 2H), 3.08 - 2.86 (m, 4H), 2.65 - 2.54 (m, 1H), 1.91 - 1.69 (m, 5H), 1.65 - 1.50 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0859】
実施例499 5-アミノ-N-(5-((1R,5R,6S)-6-アミノ-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド499
実施例101の手順に従い、N- [3-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-6-イル]カルバミン酸tert-ブチルから出発して、499をギ酸塩のオフホワイト色固形物(12mg、3工程かけて28%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.41 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.38-7.29 (m, 1H), 7.08-6.97 (m, 2H), 6.14 (s, 2H), 4.53 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.00 (s, 1H), 3.87 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.51-3.40 (m, 2H), 2.86 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 2.68-2.53 (m, 3H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 462 (M+1)。
【0860】
実施例500 5-アミノ-N-[5-[5-アミノ-4-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシエチル)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド500
工程A:実施例498の手順に従い、5-アジド-1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)アゼパン-4-オール(502mg、1.78mmol)(キラル分離における第1溶出ピーク)を、(R)-2,2,2- トリフルオロ-N-(1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-オキソアゼパン-4-イル)- アセトアミドに転換させた。
【0861】
工程B:実施例448に記載の手順に従い、(R)-2,2,2-トリフルオロ-N-(1-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-5-オキソアゼパン-4-イル)アセトアミドを2,2,2-トリフルオロ-N-[(10S)-7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-3-オキサ-7-アザスピロ[3.6]デカン-10-イル]アセトアミドに転換させた。SFCによるキラル分離により、単一のエナンチオマーとして二つのピークを得た。実施例448に記載の手順、及び実施例417に記載のトリフルオロアセトアミドの脱保護手順に従い、第1溶出ピークを500(オキセタン開環生成物)に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.14 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.61 - 7.41 (m, 4H), 7.25 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.47 - 3.37 (m, 2H), 3.22 - 2.83 (m, 5H), 2.72 (s, 1H), 2.34 - 2.17 (m, 2H), 1.94 - 1.82 (m, 1H), 1.82 - 1.59 (m, 2H), 1.59 - 1.37 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 508 (M+1)。
【0862】
実施例501 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-1-オキサ-8-アザスピロ[3.6]デカン-8-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド 501
実施例498の手順に従い、SFCキラル分離から、2,2,2-トリフルオロ-N-[(10S)-7-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-3-オキサ-7-アザスピロ[3.6]デカン-10-イル]アセトアミドの第2溶出ピークを501に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.67 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.61 - 7.38 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.52 - 3.17 (m, 2H), 3.12 - 2.93 (m, 4H), 2.92 - 2.78 (m, 1H), 2.00 - 1.77 (m, 5H), 1.72 - 1.57 (m, 1H). LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0863】
実施例502 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-4-メトキシ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド502
SFCにより、ラセミ体混合物N-[1-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-5-メトキシ-5-メチル-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、502を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.56 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.61 - 7.43 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.61 (s, 3H), 3.18 - 3.05 (m, 3H), 3.02 (s, 3H), 2.91 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 2.15 - 2.02 (m, 1H), 1.96 - 1.82 (m, 1H), 1.78 - 1.63 (m, 1H), 1.55 - 1.40 (m, 1H), 1.18 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0864】
実施例503 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-4-メトキシ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド503
SFCにより、ラセミ体混合物N-[1-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-5-メトキシ-5-メチル-アゼパン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、503を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 9.54 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.60 - 7.41 (m, 3H), 7.26 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.61 (s, 3H), 3.18 - 3.05 (m, 3H), 3.01 (s, 3H), 2.92 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 2.13 - 2.00 (m, 1H), 1.96 - 1.81 (m, 1H), 1.76 - 1.62 (m, 1H), 1.56 - 1.40 (m, 1H), 1.19 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 492 (M+1)。
【0865】
実施例504 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-4-メトキシ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド504
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-2-メトキシ-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、504を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.88 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.49 - 7.26 (m, 4H), 7.03 - 6.91 (m, 1H), 6.70 - 6.58 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.17 - 3.10 (m, 1H), 3.02 - 2.91 (m, 1H), 2.27 - 2.12 (m, 1H), 2.07 - 1.84 (m, 3H), 1.76 - 1.62 (m, 2H), 1.57 - 1.42 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0866】
実施例505 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-4-メトキシ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド505
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-2-メトキシ-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、505を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.89 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.53 - 7.24 (m, 5H), 7.03 - 6.91 (m, 1H), 6.67 - 6.51 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.12 - 2.93 (m, 2H), 2.00 - 1.61 (m, 7H), 1.58 - 1.39 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0867】
実施例506 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-4-メトキシ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド506
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-2-メトキシ-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、506を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.89 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.55 - 7.24 (m, 5H), 7.05 - 6.91 (m, 1H), 6.67 - 6.54 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.12 - 2.96 (m, 2H), 1.97 - 1.62 (m, 7H), 1.60 - 1.36 (m, 2H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0868】
実施例507 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-4-メトキシ-4-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド507
SFCにより、ラセミ体混合物N-[5-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2-フルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-2-メトキシ-シクロヘプチル]カルバミン酸tert-ブチルをキラル分離し、ジオキサン中に4NのHClで脱保護することにより、507を単一のエナンチオマーとして得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.87 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.48 - 7.26 (m, 4H), 7.02 - 6.89 (m, 1H), 6.66 - 6.55 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.24 (s, 3H), 3.17 - 3.07 (m, 1H), 3.02 - 2.89 (m, 1H), 2.26 - 2.09 (m, 1H), 2.12 - 1.86 (m, 3H), 1.77 - 1.60 (m, 2H), 1.61 - 1.40 (m, 3H). LCMS (ES+) m/z 459 (M+1)。
【0869】
実施例508 5-アミノ-N-[5-(2,6-ジアザスピロ[3.5]ノナン-6-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド508
工程A:5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-ピラゾール(0.16g、0.99mmol)及び2,8-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.2g、0.88mmol)をブタン-1-オール(2mL)に懸濁し、続いてDIPEA(0.7mL、3.9616mmol)を加えた。反応混合物を2日間、120℃で加熱した。すべての溶媒を蒸発させ、ジクロロメタン中に0−30%の酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲルによって粗混合物を精製した。6-(1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-5-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル(200mg)を、57%の収率で黄色油状物として得た。MS(ESI) m/z: 352.2 [M+H
+]。
【0870】
工程B:8-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-2,8-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.57mmol)をメタノール(20mL)に溶解した。50barの水素圧、流量1mL/分にて、50℃でのPd/Cカートリッジを通してH-キューブを用いて水素化した。反応をシステム(流量1mL/分、80分)を介して4サイクル後に完了した。蒸発させた後、所望の生成物6-(4-アミノ-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル(184mg、100%)を明褐色固形物として得た。MS(ESI) m/z: 322.3 [M+H
+]。
【0871】
工程C:5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボン酸(224.4mg、0.63mmol)をジクロロメタン(2mL)に懸濁し、続いてHATU(269.3mg、0.69mmol)、DIPEA(299.0mg、2.3mmol)及び8-(4-アミノ-2-メチル-ピラゾール-3-イル)-2,8-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル(184mg、0.57mmol)を加えた。懸濁液を16時間室温で撹拌した。飽和NaHCO
3(5mL)を反応混合物に加えた。分離後、水性層をジクロロメタン(5mL×2)で抽出した。一緒にした有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。得られた粗混合物を、ジクロロメタン中0−6%のメタノールの勾配で溶出するシリカゲルカラムで精製した。白色固形物(336mg、89%)を所望の生成物として、6-(4-(5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチルを得た。MS(ESI) m/z: 674.5 [M+Na
+]。
【0872】
工程D:8-[4-[[5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボニル]アミノ]-2-メチル-ピラゾール-3-イル]-2,8-ジアザスピロ[3.5]ノナン-2-カルボン酸tert-ブチル(336mg、0.51mmol)をメタノール(2mL)及びジクロロメタン(2mL)に溶解し、1,4-ジオキサン(2mL)中に4Nの塩化水素を添加した。溶液を16時間室温で撹拌した。蒸発後、粗混合物をオフホワイト色固形物(345mg)として得た。粗混合物を逆相HPLCによって精製して、508を白色固形物(66mg、28%)として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.70 (s, 1H), 7.55 - 7.45 (m, 4H), 7.26 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.54 (s, 1H), 3.22 (s, 4H), 3.12 (s, 2H), 2.94 (t, J = 5.3 Hz, 2H), 1.68 - 1.60 (m, 2H), 1.58 - 1.50 (m, 2H). MS(ESI) m/z: 460.2 [M+H
+]。
【0873】
実施例509 5-アミノ-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-N-(1-メチル-5-((3aR,8aS)-3a-メチル-2-オキソテトラヒドロ-2H-オキサゾロ[5,4-d]アゼピン-6(7H,8H,8aH)-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)チアゾール-4-カルボキサミド509
MeOH(10mL)中の3a-メチル-6-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-3,4,5,7,8,8a- ヘキサヒドロオキサゾロ [4,5-d]アゼピン-2-オン(195mg、0.66 mmol)及び1-メチル-1,4-シクロヘキサジエン(0.52mL、4.60mmol)の溶液に、窒素下、10%のパラジウム炭(35mg、0.33mmol)を添加し、混合物を2時間60℃で加熱した。TLCが主に出発物質を示し、それで触媒を濾過し、濾別し、新鮮な10%のパラジウム炭(35mg、0.33mmol)を添加した。混合物を16時間65℃で加熱した。TLCが主に出発物質を示し、それで触媒を濾過し、体積をMeOHで14mLにし、混合物をH-キューブ(フル水素モード、75℃、流量:1mL/分、30mm、10%のPd/C)に通した。溶媒を減圧下で除去し、粗アミノ-ピラゾール(175mg)を得た。DMF(5mL)中のHATU(351mg、0.92mmol)及び5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)-チアゾール-4-カルボン酸(259mg、0.73mmol)の溶液を、30分間室温で撹拌した。DMF(5mL)の粗アミノ-ピラゾール(175mg、0.66mmol)及びDIPEA(0.18mL、1.06mmol)の溶液を添加し、混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をDCM、ついで、MeOHで粉砕した。残りの固形物をDMSO(3mL)及びメタノール(5mL)に懸濁し、ジオキサン(4M、15mL)中のHClの溶液を添加し、混合物を16時間50℃で撹拌した。揮発性溶媒を減圧下で除去し、残りのDMSO溶液を分取HPLCを介して精製し、509を黄色固形物(13mg、3工程かけて4%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) 8.78 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.57-7.47 (m, 4H), 7.27 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 4.45 (dd, J = 6.8, 3.8 Hz, 1H), 4.02 (s, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.31-3.29 (m, 1H), 3.23-3.15 (m, 1H), 3.07-2.95 (m, 2H), 2.09-2.02 (m, 2H), 1.90 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 1.30 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0874】
実施例510 5-アミノ-N-[5-(5-アミノ-1-オキサ-8-アザスピロ[3.6]デカン-8-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド510
メタノール(2mL)及び水(2mL)中の、N-[2-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-[[1-メチル-5-[(10R)-10-[(2,2,2-トリフルオロアセチル)アミノ]-3-オキサ-7-アザスピロ[3.6]デカン-7-イル]ピラゾール-4-イル]カルバモイル]チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル(30mg、0.044mmol)の溶液に、炭酸カリウム(67mg、0.48mmol)を添加した。混合物を8時間65℃で加熱した。室温に冷却後、反応混合物を水で希釈し、そしてEAで3回抽出した。一緒にした有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をDCM(4mL)及びTFA(2mL)と共に20分間撹拌し、減圧下で濃縮し、飽和NaHCO3で塩基性化し、酢酸エチル(3×)で抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLCにより精製して、510を得た。LCMS (ES+) m/z 490 (M+1)。
【0875】
実施例511 5-アミノ-N-[5-[4-アミノ-5-(ジフルオロメチル)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド511
工程A:(メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド(5.59g、15.8mmol)(使用前に一晩真空下で乾燥)をエチルエーテル(65mL)に懸濁した。懸濁液を−15℃に冷却した。 THF(12.6mL、12.6mmol)中のカリウムtert-ブトキシド(1.0mol/L)をゆっくりと加え、明橙色懸濁液を色が持続するようにしながら、−25℃〜−10℃で1時間撹拌した。2,2,2- トリフルオロ-N-[(4R)-1-(2- メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)-5-オキソ- アゼパン-4-イル]アセトアミド(1.38g、3.95mmol)をTHF(12mL)に溶解し、−15℃でイリドに添加した。混合物をゆっくりと室温に温め、一晩撹拌し、飽和塩化アンモニウムでクエンチし、EAで3回抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)によって精製し、2,2,2- トリフルオロ-N-[(4R)-5-(メトキシメチレン)-1-(2- メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)アゼパン-4-イル]アセトアミドを得た。
【0876】
工程B:クロロホルム(90mL)中の2,2,2-トリフルオロ-N-[(4R)-5-(メトキシメチレン)-1-(2- メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)アゼパン-4-イル]アセトアミド(1060mg、2.81mmol)の溶液に、トリクロロ酢酸(1.84g、11.24mmol)を添加した。混合物を一晩70℃で加熱し、トリクロロ酢酸の別の部分(1.84g、11.24mmol)を添加し、加熱を6時間続けた。室温に冷却後、反応を飽和炭酸水素ナトリウムでクエンチし、3回DCMで抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)により精製して、2,2,2-トリフルオロ-N-[(4R)-5-ホルミル-1-(2- メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3- イル)アゼパン-4-イル]アセトアミド(896mg、88%)を得た。
【0877】
工程C:DCM(5mL)中の2,2,2-トリフルオロ-N-[(4R)-5-ホルミル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]アセトアミド(190mg、0.52mmol)の溶液に、デオキソ-フルオル(登録商標)(1.16g、2.62mmol、トルエン中に50質量%)をゆっくり添加した。混合物を1.5時間室温で攪拌し、飽和NaHCO
3でクエンチし、DCMで3回抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)によって精製して、N-[(4R)-5-(ジフルオロメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]-2,2,2-トリフルオロ-アセトアミド(121mg、60%)を得た。SFCによるこの化合物のキラル分離により、2種の単一のエナンチオマーを得た。SFCキラル分離から、N-[(4R)-5-(ジフルオロメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]-2,2,2-トリフルオロ-アセトアミドの第1溶出ピークを、実施例497に記載の手順に従い、511に転換させた。LCMS (ES+) m/z 498 (M+1)。
【0878】
実施例512 5-アミノ-N-[5-[4-アミノ-5-(ジフルオロメチル)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド512
511の調製に従い、SFCキラル分離から、N-[(4R)-5-(ジフルオロメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]-2,2,2-トリフルオロ-アセトアミドの第2溶出ピークを、512に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.72 (s, 1H), 7.60 - 7.36 (m, 4H), 7.30 - 7.17 (m, 2H), 6.30 (t, J = 58.2 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.29 - 3.21 (m, 2H), 3.21 - 3.05 (m, 3H), 2.92 - 2.79 (m, 1H), 2.05 - 1.87 (m, 2H), 1.79 - 1.55 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 498 (M+1)。
【0879】
実施例513 5-アミノ-N-[5-[4-アミノ-5-(ヒドロキシメチル)アゼパン-1-イル]-1-メチル-ピラゾール-4-イル]-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド513
工程A:511の調製では、2,2,2-トリフルオロ-N-[(4R)-5-ホルミル-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]アセトアミド(192mg、0.53mmol)をメタノール(5mL)に溶解し、氷浴中で冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(41mg、1.06mmol)を加え、室温に温め、そして40分間攪拌した。反応を飽和NaHCO3でクエンチし、EAで3回抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0−100%のEA/ヘプタン)によって精製して、2,2,2-トリフルオロ-N-[(4R)-5-(ヒドロキシメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]アセトアミド(120mg、62%)を得た。
【0880】
工程B:実施例497の手順に従い、2,2,2-トリフルオロ-N-[(4R)-5-(ヒドロキシメチル)-1-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)アゼパン-4-イル]アセトアミドを513に転換させた。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.72 (s, 1H), 7.60 - 7.36 (m, 4H), 7.30 - 7.17 (m, 2H), 6.30 (t, J = 58.2 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.29 - 3.21 (m, 2H), 3.21 - 3.05 (m, 3H), 2.92 - 2.79 (m, 1H), 2.05 - 1.87 (m, 2H), 1.79 - 1.55 (m, 4H). LCMS (ES+) m/z 478 (M+1)。
【0881】
実施例516 5-アミノ-N-(5-((8R,9S)-8-アミノ-9-メトキシ-5-アザスピロ[2.6]ノナン-5-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド516
実施例101の手順に従い、N- [9-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-8-イル]カルバミン酸tert-ブチルから出発して、516を白色固形物(10mg、3工程かけて58%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 8.77 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 1H), 7.08-6.98 (m, 2H), 6.17 (s, 2H), 3.77 (dd, J = 12.7, 1.7 Hz, 1H), 3.71 (s, 3H), 3.45 (s, 3H), 3.43-3.37 (m, 1H), 3.19-3.12 (m, 2H), 2.65 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 2.26 (d, J = 12.7 Hz, 1H), 2.12-2.00 (m, 1H), 1.79-1.70 (m, 1H), 0.68-0.62 (m, 1H), 0.60-0.43 (m, 3H)。アルキルNH
2は観察されず。LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0882】
実施例517 5-アミノ-N-(5-((8R,9S)-9-アミノ-8-メトキシ-5-アザスピロ[2.6]ノナン-5-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド517
実施例101の手順に従い、N- [8-メトキシ-5-(2-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-3-イル)-5-アザスピロ[2.6]ノナン-9-イル]カルバミン酸tert-ブチルから出発して、517を白色固形物(5mg、3工程かけて51%)として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 9.77 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 1H), 7.07-6.97 (m, 2H), 6.24 (s, 2H), 3.97 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.58-3.50 (m, 1H), 3.34-3.25 (m, 1H), 3.22 (s, 3H), 3.23-3.15 (m, 1H), 2.57 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 2.31-2.16 (m, 2H), 1.85-1.78 (m, 1H), 0.64-0.53 (m, 2H), 0.49-0.41 (m, 1H), 0.39-0.32 (m, 1H)。アルキルNH
2は観察されず。 LCMS (ES+) m/z 504 (M+1)。
【0883】
実施例518 (R)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-5-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド518
MeOH(10mL)中のN-(4-((5R-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルの溶液に、ジオキサン(4M、0.04モル、10mL)中のHClを加えた。反応混合物を1時間40℃で撹拌し、減圧下で濃縮し、518を塩酸塩の淡褐色固形物(145mg、92%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.81 (s, 1H), 8.39 (br s, 3H), 7.65-7.53 (m, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.35-7.20 (m, 2H), 3.90-3.75 (m, 1H), 3.74-3.60 (m, 4H), 3.55-3.42 (m, 2H), 3.40-3.30 (m, 1H), 3.25-3.10 (m, 1H), 2.70-2.45 (m, 2H), 2.35-2.15 (m, 1H), 2.00-1.85 (m, 1H), 1.48 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 498 (M+1)。
【0884】
実施例526 (S)-5-アミノ-N-(5-(5-アミノ-3,3-ジフルオロ-5-メチルアゼパン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-4-カルボキサミド526
実施例520の手順に従い、N-(4-((5S-(5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3,3-ジフルオロ-5-メチル-アゼパン-1-イル)-1-メチル-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)-2-(2,6-ジフルオロフェニル)チアゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチルから出発して、526を塩酸塩の淡褐色固形物(147mg、98%)として得た。
1H NMR (400 MHz, d
6-DMSO) δ 8.81 (s, 1H), 8.37 (br s, 3H), 7.65-7.53 (m, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.35-7.20 (m, 2H), 3.90-3.75 (m, 1H), 3.74-3.65 (m, 4H), 3.60-3.42 (m, 2H), 3.40-3.30 (m, 1H), 3.25-3.10 (m, 1H), 2.70-2.45 (m, 2H), 2.35-2.15 (m, 1H), 2.00-1.85 (m, 1H), 1.46 (s, 3H). LCMS (ES+) m/z 498 (M+1)。
【0885】
実施例901 Pimキナーゼ結合活性
PIM-1、PIM-2、及びPIM-3酵素を、細菌において発現される融合タンパク質として産生させ、IMACカラムクロマトグラフィーによって精製した(Sun, X., Chiu, J.F., 及びHe, Q.Y. (2005) Expert Rev. Proteomics, 2:649-657)。蛍光標識したPim特異的ペプチド基質は、American Peptide Company(Sunnyvale, CA)によってカスタム合成された。反応バッファーには、10mMのHEPES、pH7.2、10mMのMgCl
2、0.01%Tween20、2mMのDTTを含めた。終止バッファーには、190mMのHEPES、pH7.2、0.015%Brij-35、0.2%Coating Reagent3 (Caliper Life Sciences, Hopkinton, MA)、20mMのEDTAを含めた。分離バッファーには、100mMのHEPES、pH7.2、0.015%Brij-35、0.1%のCoating Reagent3、1:200のCoating Reagent8(Caliper Life Sciences, Hopkinton, MA)、10mMのEDTA及び5%DMSOを含めた。
【0886】
PIM反応を、384ウェルプレートにおいてウェルあたり10μLの最終体積で実施した。標準酵素反応は、5μLの2×酵素及びFAM-ペプチドへの5μLの2×ATP及び試験化合物の添加によって開始し、反応バッファー中に20pMのPIM-1、50pMのPIM-2、又は55pMのPIM-3、1μMのFAM-ペプチド、及び10μMのATPを含めた。室温で90分のインキュベーション後、リン酸化反応を10μLの終止バッファーの添加によって停止させた。各々の独立した反応における生成物及び基質を、Caliper LC3000(登録商標)(Caliper Life Sciences, Hopkinton, MA)において作動する12-シッパーマイクロ流体チップ(Caliper Life Sciences, Hopkinton, MA)で分離した。生成物及び基質の分離は、CaliperのOptimizerソフトウェア(Hopkinton, MA)を使用して電圧及び圧力を選択することによって最適化した。分離条件は、−500Vの下流電圧、−2150Vの上流電圧、及び−1.2psiのスクリーニング圧を使用した。生成物及び基質フルオロフォアを488nmで励起させ、530nmで検出した。基質転換をHTS Well Analyzerソフトウェア(Caliper Life Sciences, Hopkinton, MA)を使用して電気泳動図から算出した。試験化合物のKi値を算出した。例示的な化合物のマイクロモル値での代表的PIM1 LC3K Kiについては表1を参照のこと。
【0887】
実施例902 インビトロ細胞増殖能アッセイ
BaF3親株をDSMZリポジトリから得た。PIM-1又はPIM-2でトランスフェクトされたBaF3株を産生した。マウスIL−3をR&D Systemsから購入した。G418をClontechから購入した。BaF3親株の培地には、RPMI、10%FBS、2mMのL-グルタミン、2ng/mLのmIL-3を含めた。BaF3 PIM1及び2株の培地には、RPMI、10%FBS、2mMのL-グルタミン、250μg/mLを含めた。MM1.S (多発性骨髄腫細胞) 株の培地には、RPMI、10%FBS、2mMのL-グルタミンを含めた。
【0888】
BaF3、マウスインターロイキン-3依存プロB細胞株、親細胞、BaF3 PIM1細胞、BaF3 PIM-2細胞及びMM1.S(多発性骨髄腫)細胞を、45μL/ウェルで384ウェルプレートにおいて、2k/ウェル、5k/ウェル、5k/ウェル、及び10k/ウェルでそれぞれ播種した。試験化合物を5μL/ウェルで加えた。BaF3細胞(親及びトランスフェクト)を一晩インキュベートし、MM1.S細胞を72時間、37℃、5%CO
2でインキュベートした。Cell Titer Glo試薬(Promega)を50μL/ウェルで加え、プレートを30分間インキュベートし、それらのルミネセンスをHT Analystで読んだ。試験化合物のIC
50/EC
50値を算出した。
本発明の代表的な化合物を以下に記載のようにして試験したところ、以下の表2a及び2bに示されるようなKi/IC
50/EC
50を示すことが分かった。
【0889】
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【0890】
「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及び「含む(includes)」なる語は、本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、述べられた特徴、整数、成分、又は工程が存在していることを特定することを意図しているが、その一又は複数の特徴、整数、成分、工程、又は群の存在又は付加を排除するものではない。
【0891】
前述の発明は理解を明確にする目的で例示及び実施例によってある程度詳細に説明してきたが、説明及び実施例は、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。ここで引用される全ての特許及び科学文献の開示は、出典明示によりその全体が明示的に援用される。