【実施例】
【0023】
図1は、能動電子素子および受動電子素子200を備えた集積回路を有するオプトエレクトロニクスモジュール1の実施形態を示す。能動電子素子および受動電子素子200は、支持体基板層において事前に形成されている。支持体基板層10は例えばSiウェハであり、該Siウェハの中/上には、種々異なる集積回路200が事前に形成されている。支持体基板の事前形成は、既にフロントエンドにおいてウェハ平面上にて実施され、このようにして集積回路を有するオプトエレクトロニクスモジュールが形成される。
【0024】
支持体基板層10の上には発光半導体層構造体100が載置される。半導体層構造体100は例えば発光層101,102を含む。半導体層構造体100は例えば、赤色、緑色、または青色光を放出する1つまたは複数のLEDチップを含むことができる。各LEDチップは固定層40によって支持体基板層10上に固定されている。放射を放出する構成素子100として例えば有機発光ダイオード(OLED)、高性能LED、またはCSP発光ダイオードを、支持体基板層10の上に配置することができる。
【0025】
発光半導体層構造体100を例えば基板レスLEDとすることも可能である。基板レスLEDの場合には、発光層101,102は、もはや支持体10の支持体材料、例えばゲルマニウムまたはシリコン支持体の支持体材料の上には配置されておらず、支持体の上に直接載置されている。発光半導体層構造体100は、支持体基板層10の上に接着またははんだ付けすることができる。このような基板および表側コンタクトのないLEDチップを使用することによって、オプトエレクトロニクスモジュールの平面状の均一な構造が可能となる。
【0026】
半導体層構造体100を支持体基板層10の上に設ける場合には、支持体基板層10は既に事前に形成されている。事前形成は、フロントエンドにおいて別の層列200を支持体基板層10の中または上に設けることによって実施される。支持体基板層10、例えばSi半導体ウェハの中には、例えばフロントエンドにおいて、発光半導体層構造体100を静電的放電から保護するための回路として構成された、ないしは支持体基板層10の中または上に載置された別の集積回路を静電的放電から保護するための回路として構成された層列201を設けることができる。支持体基板層10の中に集積された層列201は、例えば集積された保護ダイオードとすることができる。さらに回路201は、支持体基板層10の中に集積されたESDフィルタを含むことができる。
【0027】
図1に図示したオプトエレクトロニクスモジュール1においては、支持体基板層10の上に例えば2つの発光半導体層構造体100、例えばLEDチップが載置されている。オプトエレクトロニクスモジュールはさらなる別のLEDチップを有することができる。放射特性、輝度、またはLEDチップの発光層102,102から放射される色を制御するために、オプトエレクトロニクスモジュールの製造時にフロントエンドにて、別の層列202を支持体基板層10の上に配置することができる。層列202によって例えば、支持体基板層10の上に配置された複数のLEDチップ100の輝度、色、放射特性の相互調整を可能にする集積回路構造を実現することができる。これによって個々の目立つ色の発光体による望まれない効果を均質化することができる。
【0028】
図1に図示したオプトエレクトロニクスモジュールの実施形態においては、支持体基板層10の上にさらなる別の層列203が載置されている。層列203は例えばフォトダイオード回路を含む。層列203も同じく、既にフォトリソグラフィによるオプトエレクトロニクスモジュールの製造時にフロントエンドにおいて、支持体基板層10の上に配置される。
【0029】
従前は、モジュール実装前の製造プロセスにおいて個々のLEDチップの均質な放射特性を生成するために、輝度または色(波長)の点で同じまたは少なくとも類似した放射特性を有するLEDチップグループにソートされていた。フォトダイオード203によって、
図1に図示したオプトエレクトロニクスモジュールの周囲輝度を検出することが可能となる。これによって発光層100の発光を、優勢的な周囲輝度に調整することが可能となる。この調整は、LEDチップ100の輝度、色、および放射特性を制御する制御回路202によって行われる。LEDチップの放射を適合させることにより、高価でありかつ大きなコストを以てしか実施できなかったLEDチップのグループ細分化を回避することができる。このグループ細分化は従前、制御のないモジュールに必要だったものである。
【0030】
個々の発光層101,102の放射パラメータを制御することによって、個々の発光ダイオードの放射特性のズレを、最終用途においてコスト的に有利にかつ効果的に修正することが可能となる。したがって、これまでは売り物にならなかったLED構成素子の欠損品も、まだまだ使用することが可能となる。例えばレンズの障害的影響、または、発光半導体層構造体100の上に配置されている変換材料の色ズレも補償することができる。発光層の動作条件および製造公差に依存して、および、とりわけ使用者または製造者の要望に応じて、放射特性を現場または工場で調整および調節することが可能である。
【0031】
支持体基板層10の上にはさらなる別の層列204を設けることができる。層列204も層列201,202,203と同じく、既にフロントエンドにおいて、フォトリソグラフィ工程によって支持体基板層10の上に設けられる。層列204によって、発光半導体層構造体100ないし別の能動集積回路、例えば制御回路202の電流/電圧制御のため使用される回路構造体を、オプトエレクトロニクスモジュール1に集積することができる。
【0032】
回路構造体204は、発光層の電流安定性および出力安定性のために使用される回路とすることもできる。回路構造体204は例えば固定層40によって支持体基板層10の上に配置されている。
【0033】
オプトエレクトロニクスモジュール1のコンタクトのために、支持体基板層10には、接続導体50、すなわちいわゆるビアが設けられている。支持体基板層の裏側には、のちに行われるはんだコンタクトのためのコンタクト部60が配置されており、該コンタクト部60はビア50と接続されている。コンタクト部は、例えばバンプコンタクト61とすることも、ボンドパットコンタクト62とすることもできる。
【0034】
層列100と200とを相互接続するため、ないしは、層列100および200をコンタクト60に接続するために、支持体基板層10の上にはさらなる別の層列が設けられている。この層列は例えば導体路30として、支持体基板層10の上に蒸着またはスパッタリングすることができる。
【0035】
構造体100および200を保護するために、
図1に図示した実施形態においては、支持体基板層10の上に放射透過性の保護層20が載置されている。保護層20は例えばアクリル樹脂、エポキシド樹脂、またはシリコン樹脂またはシリコンを含むことができる。保護層20にはルミネセンス変換粒子を埋め込むことができる。
【0036】
図2Aはオプトエレクトロニクスモジュールの1つの実施形態を図示しており、この実施形態は
図2Bにおいては断面図にて図示されている。発光半導体層構造体100は例えばSi層のような支持体基板層10の表面に配置されている。半導体層構造体100は導体路30と接続されており、該導体路30も同じく支持体基板層10の表面に配置されている。導体路30は例えば金製のコンタクト端子として構成することができる。コンタクト端子はスルーコンタクトホール51を通って裏側コンタクト部31と接続されている。裏側コンタクト部は金属層、例えば金層とすることができる。
【0037】
コンタクト端子の部分平面の下には層列201が位置している。層列201は例えば
図2Aに図示したドーピング領域201aおよび201bを含むことができる。これらのドーピング領域はイオン注入によって支持体基板層10に形成される。ドーピング領域201aおよび201bからなる層構造体は、ESD保護ダイオード、例えばショットキーダイオードを形成する。ダイオードの特性は、ドーピング領域201aおよび201bの製造時に、該ドーピング領域の寸法およびドーピング領域の距離を変化することによって予め決めることができる。
【0038】
導通方向に関してESD保護ダイオード201は、発光半導体層構造体100のダイオード構造体の導通方向に対して逆平行になるよう配置されている。半導体層100のダイオード構造体の静電充電の場合には、電荷キャリアを、支持体基板層10に埋め込まれたESD保護ダイオード201によって排出することができる。
【0039】
図3はオプトエレクトロニクスモジュール1の別の実施形態を示す。
図3に図示したオプトエレクトロニクスモジュールの実施形態では、支持体基板層10に、別の層列201,202,205,206が、フォトリソグラフィ工程により、フロントエンドにおいて集積された。これらの層列は、ESD保護のため、および、発光層100の制御/調節のために使用される集積回路を実現している。
【0040】
例えばLEDチップとすることができる発光層100は、
図1に図示した実施形態と同様に支持体基板層10の上に配置することができる。LEDは例えば支持体基板層の上に接着またははんだ付けされている。発光層は例えば有機発光ダイオード(OLED)、高出力発光ダイオード、またはCSP発光ダイオードとして構成することができる。発光層100の上には、制御部または変換部70を配置することができる。このような変換部70によって、層列100の発光層101,102によって生成された放射を別の波長の放射に変換することができる。これによってオプトエレクトロニクスモジュールは、混合色光、有利には白色光を放射することができる。
【0041】
個々の発光層101,102の放射特性を制御するために、とりわけ放射光の輝度および色を制御するために、オプトエレクトロニクスモジュールの製造時にフロントエンドにおいて、支持体基板層10の中に層列202が集積された。この制御回路202によって、例えば発光層101,102から放射された光の色混合を生成することが可能となる。これによって、とりわけ複数のLED構造体100が支持体基板10の上に配置されている場合に、白色点を見つけることが可能となる。
【0042】
発光半導体層構造体100の光放射の制御は、例えば温度に依存して行うことができる。このために層列202は、オプトエレクトロニクスモジュールの温度を検出するための回路205を含むことができる。
【0043】
発光層100の放射特性の制御は周囲輝度に依存して行うことができる。このために支持体基板層10の表面には、フォトリソグラフィ工程によって、例えばフォトダイオード回路として構成された層列203が設けられている。フォトダイオードの上には、光学要素80、有利には放射形成用要素、例えばレンズを配置することができる。制御回路202は、フォトダイオードによって検出された周囲輝度の評価に応じて発光層100の発光を制御する。
【0044】
光放射の変化は、別の実施形態においては、ユーザによる無線遠隔制御によって行うことができる。このために層列202は、送信ユニットから無線接続によって伝送される制御信号を受信するための受信回路を含むことができる。
【0045】
支持体基板層10の中または上に集積された能動回路構造体ならびに発光層101,102を静電的放電による破壊から保護するために、基板層10には層列201が事前に形成されている。層列201によってESD保護回路が実現される。ESD保護回路は、例えば基板層10に集積された保護ダイオードとすることができる。回路構造体201によってESDフィルタを実現することもできる。回路構造体201は、支持体基板層10の製造時にフロントエンドにてフォトリソグラフィ工程によりウェハ10に集積されるその他の受動回路網とすることもできる。
【0046】
オプトエレクトロニクスモジュールの回路構造体200ならびに発光層100によって発生した熱を排出するために、ヒートシンク300が設けられている。LED半導体構造体100はこのヒートシンクと接続されている。ヒートシンク300は、例えば炭素質のダイヤモンドから形成された高性能ヒートシンクとすることができる。ヒートシンクは、例えばシリコンウェハの支持体基板層10の中ないしは表面に集積することができる。
【0047】
シリコンサブマウント10の裏側部分に、能動的または受動的な冷却装置を集積することもできる。オプトエレクトロニクスモジュールの要素を能動的に冷却するために、例えばマイクロポンプ206を支持体基板層10の中に集積することもできる。オプトエレクトロニクスモジュールの製造時に別のマイクロ電子機械システムを、既にウェハ加工時において、LEDが支持体基板層10の表面に接着またははんだ付けされる前に、フロントエンドにおいて、支持体基板層10の中または上に集積ないし事前形成することができる。このようなシステムには、例えば高性能シリコンリレー回路、または、例えばアクセス不能な小さい制御モジュールのための電流供給部として使用されるソーラーセルが属する。
【0048】
LED構造体100は、ウェハの中または上に事前に形成ないし集積された回路構造体200に、導体路30を含む配線面を介して接続されている。LEDは、導体路30を介して、ウェハ裏面に集積されている閉ループおよび開ループ制御素子と接続されている。
【0049】
シリコンサブマウント10の裏面にはさらに、プログラミング可能かつ記憶可能なロジック回路素子を集積することができる。これらの制御素子ないし回路素子も、無線遠隔制御することができるか、または導体路30によってプログラミング可能に制御するか、または定常制御することができる。裏側の代わりに表側へ集積することも可能である。シリコン回路のコストが大きくなる場合には、複数のSi層を積層することができる。このロジック配線によって、オプトエレクトロニクスモジュールの動作点を、特定の用途に応じて調整することができる。オプトエレクトロニクスモジュール1のトリミングは、工場において耐久性が出るように行うこともできる。これによって経年劣化を調整することができる。
【0050】
オプトエレクトロニクス集積回路のコンタクトのために、外部端子60が設けられている。外部端子60は、バンプコンタクト61またはボンドパットコンタクト62として構成することができる。外部端子をオプトエレクトロニクスモジュールの回路構造体と接続するために、支持体基板層10の内部に接続導体(ビア)50が設けられている。集積オプトエレクトロニクスモジュール1を、モジュール装置のための別の集積オプトエレクトロニクスモジュールに接続するために、例えば支持体基板層10の表面に、例えば該支持体基板層10の一方の側にて直接光放射路ではない場所に、モジュール中間接続のための端子63を設けることができる。端子63は、例えば電気的、機械的、または光学的なプラグコネクションまたはネジ接続部として構成することができる。
【0051】
支持体基板層10用の材料として、有利にはSi,SiC,Ge,GaNが使用される。さらに支持体基板層用の材料は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、または窒化ケイ素を有することができる。発光層から発生した光が、半導体ウェハとして構成された支持体基板層において自由電荷キャリアを生成するのを阻止するために、支持体基板層10は、とりわけ発光層100の領域においてパッシベーション層400によって被覆されている。パッシベーション層400の上には、別の保護層、変換層、反射防止層、または別の光学素子を配置することができる。
【0052】
シリコンウェハを使用する代わりに、支持体基板層10としてフレキシブルシートを使用することもできる。このシートは接着することができる。熱排出ないし電流供給は、本実施例においては適当なバンドによって制御することができる。
【0053】
図1,2,3に図示したオプトエレクトロニクスモジュールの実施形態は、ケーシング内に配置することができる。多くの場合ケーシングはもはや必要ない。モジュールは、例えばハロゲンレトロフィットソケット(Halogenretrofitfassung)の中に直接収容することができる。
【0054】
図4および5は、
図1,2,3に図示したようなオプトエレクトロニクスモジュールを製造するための製造方法を図示している。
図4は支持体層500を示し、該支持体層500の上には発光層101,102を備える層列100が成長されている。発光層は、例えば、支持体層としてのサファイヤの上に成長したエピタキシャル層とすることができる。発光層101,102は支持体層500から取り外され、コンタクト部、例えば金属コンタクト部が設けられる。
【0055】
図5に図示するように、金属コンタクト部を有する発光層を含むLEDチップは、事前に形成された支持体基板層10の上に配置される。支持体基板層10は例えばシリコンウェハとすることができ、シリコンウェハの中には既にウェハの製造時にフロントエンドにおいて、
図1,2,3にて説明したような回路200が集積されている。回路200は例えば、LEDチップの放射特性、輝度、または色混合を制御するための閉ループおよび開ループ制御回路、またはESD保護回路とすることができる。LEDチップ100によって発生した放射の輝度を制御するために、半導体ウェハ10には既にフロントエンドにおいて、フォトダイオードとして構成された層列が事前に形成されている。
図1,2,3において説明した個々の回路201,202,203,204,205,206は、例えばフォトリソグラフィ法によって、半導体ウェハ10の製造時ないし加工時に集積しておくことができる。回路は、例えば層構造体として個々の層の析出により支持体基板層10の上に堆積される。さらに層を、ドーピングプロセスまたはイオン注入によって直接支持体基板の中に集積することができる。
【0056】
オプトエレクトロニクスモジュールの製造時に、できるだけ多くの要素が支持体基板10の上または中に、フロントエンドプロセスにおいて集積される。
図5に図示した回路の他に、ロジック回路、ビア、伝熱層、ならびにコンタクト部、とりわけのちに行われるはんだコンタクトのためのボンドパットコンタクトおよびバンプコンタクトも、半導体ウェハの上または中に事前に形成しておくことができる。これによって例えばピックアンドプレース法による個々の構成素子の載置が回避される。機能的ユニットはウェハ上に平行に集積されて組み立てられ、製造終了時に初めて分離されるので、このようなオプトエレクトロニクスモジュールは特にコンパクトであり、低コストに製造できる。
【0057】
図6は、複数のオプトエレクトロニクスモジュール1,2,3が互いに接続されている、モジュール装置の1つの実施形態を示す。モジュール装置に属する個々のオプトエレクトロニクスモジュールは、例えば
図1,2,または3に図示した構造を有することができる。オプトエレクトロニクスモジュールは、モジュール中間接続部63によって互いに接続されている。
【0058】
図6に図示したモジュール装置の場合には、オプトエレクトロニクスモジュール1は、集積された制御回路202を有しており、該制御回路202は支持体基板層10にて事前に形成されている。制御回路202は、モジュール装置全体を制御するために使用される。個々のオプトエレクトロニクスモジュール1,2,3は、自律的に調整することも、相互に関連して調整することも、周囲、例えば周囲輝度に合わせて調整することもできる。したがって例えば空間を、発光体から発光体に亘る均質な暖色または寒白色の放射によって照明することができる。個々の目立つ色の発光体による効果を均質化することができる。
【0059】
支持体基板層10に集積された制御回路202を使用することにより、
図6に図示したモジュール装置をマスター/スレーブ技術によって作動することも可能となる。これによって例えば色混合、ひいては白色点を見つけることを、モジュール装置において、および他のモジュールに相応するようにも行うことができる。
【0060】
図6に図示したモジュール装置は、例えば空間または空間の一部を照明するため、例えば食料品店を照明するために使用することができる。モジュール装置をマスター/スレーブ技術によって作動できることにより、オプトエレクトロニクスモジュールの上に配置された個々のLEDチップを、例えば全ての食材が周囲輝度や売り場内部に依存せずに均一に照明されるように制御することが可能となる。マスター回路は、例えば個々のモジュールの接続された集積回路を、例えば店の前に客がいない場合に節電プログラムが作動されるよう制御することができる。
【0061】
発光ダイオードの放射特性を変化できることにより、例えば発光ダイオードの経年劣化による影響を調整することも可能である。とりわけ例えば同一のモジュール装置内で赤色ダイオードが青色ダイオードよりも最初は明るく照明し、後に不均一に暗く照明しているような場合に、発光ダイオードの経年劣化による影響を調整することが可能である。放射特性を開ループ制御および閉ループ制御することにより、色混合を変化することができ、これによって例えば食料品店の精肉コーナーにおける緑色の照明を確実に回避することが可能になる。
【0062】
本願は、ドイツ連邦共和国特許出願第102008024927.0号および第102008049777.0号を優先権として主張するものであり、その開示内容は本願に含まれるものとする。
【0063】
本発明は上述した実施例に限定されるものではない。むしろ本発明はあらゆる新規の特徴ならびにそれらの特徴のあらゆる組み合わせを含むものであり、これには殊に特許請求の範囲に記載した特徴のあらゆる組み合わせが含まれる。このことはこのような特徴またはこのような組み合わせ自体が特許請求の範囲あるいは実施例に明示的には記載されていない場合であっても当てはまる。