【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の課題は、バスマスターを切り替えるためのマスタースレーブネットワークの簡潔かつ効率的な選択肢を提供することである。
【0011】
本発明によれば、この課題は、請求項1に記載の特徴を有するバスパーティシパント装置によって解決される。バスパーティシパント装置は、シリアルデータバスに接続し、ホップツーホップ方式に従ってデータバスを経由して伝送されるデータテレグラムを受信する公知の手段を備えている。さらに、バスパーティシパント装置は、このバスパーティシパント装置の備えるスレーブユニットのうちの1つを使用するスレーブ動作においてデータバス上のスレーブとして機能するように構成されている。バスパーティシパント装置は、接続可能なマスターユニットを備えている。
【0012】
これにより、追加のマスター冗長機能を備えていないスレーブを有するシステムと比較して、追加の接続を必要とせずにマスター冗長性が達成される。したがって、ほとんど手間を必要とせずに追加の冗長性が提供され、また既存のシステム内で、例えば既存のスレーブを本発明に係るバスパーティシパント装置で置き換えることで、容易に改良することができる。また、マスター冗長性を備えた本発明に係るバスパーティシパント装置の追加接続により、既存のシステムをアップグレードすることもできる。このように、本発明に係るマスター冗長性を備えたバスシステムは、故障発生後に継続動作する確率が高いことを意味する高故障時動作性を提供することができる。バスパーティシパント装置は、機械的に分離されたユニットとして構成することができる。
【0013】
データテレグラムの伝送は、データバス経由でスレーブユニットを使用して監視することが好ましい。バスパーティシパント装置の備えるマスターユニットは、バスパーティシパント装置のスレーブユニッ
トを使用した監視の結果に依存して活性化することができる
。
【0014】
スレーブによってマスターを活性化する一利点の根拠は、マスターが複雑であるほど故障の確率が高くなることである。具体的には、マスターは本質的にソフトウェアによって制御され、スレーブは本質的にハードウェアによって制御されるので、マスターによる自己活性化とは対照的に活性化に安全なスレーブを使用することによりシステム全体の安全性が向上する。マスターおよびスレーブは、バスパーティシパント装置内で一緒に配置されている。したがって、活性化をバスパーティシパント装置内部で実行することができる。このとき、バスマスターとしてのマスターユニットの活性化はバス動作の問題からは独立しており、このことは、例えばケーブルの断線もしくは送信ユニットの故障または以前のマスターの故障などによるバスアーキテクチャの改造後の切り替え時に特に意味を持つ。このことはまた、故障に対するバス動作のセキュリティをおおいに向上させる。スレーブユニットによる専一的な監視を通じて、システムの安全性をよりさらに向上させることができる。
【0015】
また、外部からバスパーティシパント装置のスレーブユニットへのメッセージを介して追加のマスターを活性化または非活性化することにより、これを活性化または非活性化することもできる。この目的のために、バスパーティシパント装置内でマスターユニットとスレーブユニットとの間の内部通信が、例えば共有メモリー領域を介して行われている。マスターユニットは、スレーブユニットのサブユニットとして外部バスパーティシパントに応答することができる。
【0016】
したがって、提案されている手法によれば、スレーブ動作においてスレーブとしてのみ機能するバスパーティシパント装置は、そのスレーブ機能を放棄せずにネットワーク内のある種の管理者となる。このように、スレーブとして機能するバスパーティシパント装置は、スレーブの他の機能も実行する。具体的には、バスパーティシパント装置内のスレーブは、バスパーティシパント装置の外部のバスマスターによってデータバス上に送り出されたデータテレグラムの受信を監視する。さらに、このスレーブは、特定の設定に従ってデータテレグラムのデータフローからデータパッケージセグメントを取り出すこともできる。このスレーブは、特定の設定に従って、データテレグラム内のデータフロー内にデータパッケージセグメントを挿入することができる。例えば、バスパーティシパント装置内のスレーブユニットによるデータバスを経由したデータテレグラムの送信の監視の故に、ネットワーク内のマスターとして機能する装置の故障を認識することができる。このような状況が認識された場合、スレーブユニットを使用して、バスパーティシパント装置の備えるマスターユニットを自動的に活性化することができる。バスパーティシパント装置の動作中にこのような状況が認識されると、バスパーティシパント装置の備えるマスターユニットによって自動的に活性化を行うことができる。バスパーティシパント装置は、スレーブ動作では受動状態でありながらスレーブユニットによって活性化することができ、したがってデータバス上でまたはネットワーク内でスレーブまたはマスターのいずれかとして機能することのできるスレーブユニットおよびマスターユニットを備えているので、ここで提案されているバスパーティシパント装置はまた、以下ではハイブリッドとしても参照される。受動マスターとは、このマスターがバスから伝送されるデータを監視し、ハイブリッド内のスレーブから受信したデータを評価する動作モードを意味する。受動マスターは、このデータのすべてを監視することが好ましい。しかし、受動マスターはデータを送信することはしない。受動マスターは、好ましくは、監視を行うためにデータバスに接続されているべきである。
【0017】
スレーブユニットを使用してマスターユニットを活性化しまたは非活性化するために、スレーブユニットは、例えば以前の能動マスターの監視エラーの結果として、例えばデータのトラフィックを監視している以前の受動マスターユニットから、これに関するコマンドを受信することができる。スレーブユニットはまた、例えばデータテレグラムの不在または予期されていなかった受信時刻に基づいて、活性化のケース自体を認識することもできる。
【0018】
2つ以上のバスパーティシパント装置、特に同じ種類のものを、データバスに接続することができ、これらは単一のまたは多重のマスター冗長性を形成することができる。多重冗長性の場合において、マスターを切り替える際に、代替マスターのうちのいずれを使用するかを選択するインスタンスをインストールすることが好ましい。これにより、バス上のいくつかのマスターが衝突することが防止される。
【0019】
バスパーティシパント装置は、好ましくは、バスと通信するための厳密に2つのインターフェースを有するべきである。好ましくは、同装置は、バスに対する1つもしくはいくつかのインターフェース以外には一切のインターフェースを有しない。インターフェースは、好ましくは、イーサネット(登録商標)インターフェースである。あるいは、バスパーティシパント装置をパラメータ化するための第3のインターフェース、具体的にはイーサネット(登録商標)インターフェースが考えられる。
【0020】
バスパーティシパント装置は、データバス上で、バスオフマスターを伴うスレーブ、受動マスターを伴うスレーブ、または能動マスターを伴うスレーブのいずれかとして機能することができる。バスオフマスターとして設定されているマスターは、バスから切断されたマスターとしてみなさなければならない。バスパーティシパント装置内のマスターユニットに欠陥がある場合は、好ましくは純粋なスレーブとしての種類の動作が実行される。
【0021】
バスパーティシパント装置は、以前のバスマスターが故障した場合に同装置の備えるマスターユニットを用いて同バスマスターの機能をテイクオーバーすることのできる、ネットワーク内の通信パーティシパントに相当する。このために必要なバス上のデータトラフィックの監視は、バスパーティシパント装置内のスレーブユニットおよび/またはバス上のデータを読み出す同装置内のマスターユニットによって行うことができる。したがって、スレーブユニットは、データバス上の制御インスタンスである。
【0022】
別の方法として、または追加の方法として、この機能をマスターユニットがテイクオーバーすることもできる。これに対応する管理結果を、マスターユニットによってスレーブユニットに伝達することができる。
【0023】
本特許出願内の方法はまた、従属装置の要件に対応してさらに開発することができ、その逆もまた可能であることに留意されたい。
【0024】
バスパーティシパント装置の一実施形態において、そのスレーブユニットは、データテレグラムの入力とその直後のデータテレグラムの入力との間の期間を管理する方法、ならびに該当する期間を与えられたまたは与えることのできる限界値と比較する方法を備えている。限界値を超えた場合は、スレーブユニットを使用してマスターユニットを活性化することができる。データバスを経由したデータテレグラムの送信の管理は、ウォッチドッグの役割のように実行される。このような管理により、通常は定期的に、具体的には等時間間隔で受信されるデータテレグラムの不在に基づき、バスマスターの故障を認識することができる。
【0025】
バスパーティシパント装置のさらなる実施形態において、この実施形態は、スレーブユニットによって制御可能な機能切り替え装置を備えている。機能切り替え装置により、マスターユニットの活性化の過程でスレーブユニットからの切り替え信号に対する反応としてデータバスからの読み出しを行うためのデータバスへの接続を行うことができる。具体的には、データバスに書き込みを行うためのマスターユニットの活性化のためにスレーブユニットを使用することもまた可能である。ここで、接続とは、データ接続の作成を意味する。機能切り替え装置は、好ましくは、スレーブユニットを使用して制御できるべきである。スレーブユニットおよびマスターユニットまでのデータバスのいろいろな種類の接続を行うことができ、したがって、バスパーティシパント装置のいろいろな動作モードを実現することができる。機能切り替え装置は、バスパーティシパント装置の内部通信経路のうちの少なくともいくつかを決定する。
【0026】
マスターユニットの活性化が完了する以前であっても、読み出しのためにマスターユニットをデータバスに接続することができる。このとき、機能切り替え装置は、スレーブユニットの切り替え信号に対する反応として、データバスへの書き込みの可能性を含むマスターユニットの完全接続をデータバス上に生じさせる。マスターユニットがデータバスに既に接続されていない場合、スレーブユニットからの切り替え信号に対する反応として機能切り替え装置がマスターユニットをデータバスに接続する。
【0027】
バスパーティシパント装置の一実施形態において、マスターを伴わずにスレーブユニットをデータバスに接続する第1の切り替えモードまたはスレーブユニットおよび読み出しのためのみに接続されたマスターユニットをデータバスに接続できる第2のモードのいずれか一方で、機能切り替え装置を使用することができる。さらなる第3の切り替えモードにおいて、読み出しおよび書き込みを順次行うためにスレーブユニットおよび能動マスターユニットをデータバスに接続することができる。
【0028】
第2の切り替えモードは、読み出しを行うためにマスターユニットをデータバスに接続することを可能とする。このようにすれば、マスターユニットはバスマスターとしての機能をテイクオーバーせずにデータバス上のデータトラフィックを持続的にリッスンすることができる。このようにすれば、受動マスターは能動バスマスターと共有する利用可能なデータを保持することができるので、ほとんど問題を起こすことなくマスターの切り替えを実行することができる。特に、マスターはその状態に関するデータを送信する。これにより、最先端技術によるネットワーク内の冗長マスターが存在する場合には必要となるであろうところの、標準データバスとは異なる経路を経由したマスターの直接接続を不要とすることができる。
【0029】
マスターの切り替えに続いて、新しいマスターに対するデータバス上のバスパーティシパントの配列が変化する。マスターの切り替え後の新しいマスターからその他のバスパーティシパントまでの伝搬時間が変わるので、パーティシパントを相互に再同期する必要がある。個別のパーティシパント間の伝搬時間は、あらかじめ決定したうえで格納することができる。別の方法としてまたは追加的方法として、これらを動作中に決定することもできる。この既知のデータを使用して、新しいマスターとその他のパーティシパントとの間の伝搬時間の遅延を計算することができる。個別のバスパーティシパント間の伝搬時間は、1つのパーティシパントと新しいマスターとの間の伝搬時間を求めるような方法で加算することができる。これらの値の計算を利用して、より迅速にマスターの切り替えを完了することができる。具体的には、マスターまでの新しい伝搬時間は、マスターの切り替え以前に既に計算またはパラメータ化されている。このような再同期に続いて、公知の方法を使用して伝搬時間の等化を実行することができる。具体的には、これには、数ナノ秒の同期遅延が考慮されている。同期は、バスパーティシパントが(具体的には能動バスマスターが)データバスに基準時刻を書き込み、その他のバスパーティシパントが各々の時刻を受信時刻と該当する伝搬時間とを加算したものに調節するようにして実行することができる。
【0030】
また、スレーブユニットは、順方向および逆方向での送受信を行うようにデータバスに接続することができ、または接続可能とすることができる。このことは、少なくとも、バスパーティシパント装置がリングを形成するように閉じずに配置されている該当するストリングでは、ストリングアーキテクチャのバス上のバスパーティシパント装置の動作に関して有益な場合がある。しかし、場合によってはパーティシパントの故障により切断される可能性があるので、この種のパーティシパント装置をリング状のアーキテクチャに含めることが便利な場合がある。このとき、結果として生じるストリングアーキテクチャ内で動作を継続することができる。スレーブは、この目的のための2組の送信ポートおよび受信ポートを有することができる。バスパーティシパント装置上の2つのインターフェースは各々、スレーブユニット上の送信ポートおよび受信ポートにそれぞれ接続することができ、または接続可能とすることができる。
【0031】
このとき、スレーブは、バスパーティシパント装置上のインターフェースの各々の上で送受信ができるので、バスパーティシパント装置からのデータの送信は、順方向または逆方向のいずれの方向でも行うことができる。その結果、非リング状のバスアーキテクチャ内のバスを経由して両方向で、バスパーティシパント装置からデータテレグラムを送信することが可能である。
【0032】
スレーブユニットのみがバスに接続されている(本出願では「切り替えられている」という言葉もまた使用される)場合(第1の切り替えモード)、バスパーティシパント装置上の機能切り替え装置は、好ましくは、データテレグラムがスレーブを経由して進行するような方法で接続されるべきである。これらデータテレグラムが順方向に進行する場合、バスパーティシパント装置上の受信インターフェースとして動作するインターフェースからスレーブユニット上の内部受信ポートへ、スレーブの中をスレーブユニット上の内部送信ポートへと進行し、そこから送信インターフェースとして機能するバスパーティシパント装置上のインターフェースへと進行することができる。バスの動作方向を切り替えるためにデータテレグラムをバスパーティシパント装置の中を逆方向に進行させる場合は、機能切り替え装置は、以前は受信インターフェースとして動作していたバスパーティシパント装置上のインターフェースをスレーブユニット上の送信ポートと相互接続し、バスパーティシパント装置上の送信ポートをスレーブユニット上の受信ポートと相互接続することができる。次に、順方向において送信インターフェースとして機能するバスパーティシパント装置上のインターフェースからデータテレグラムを受信することができ、スレーブユニット上の受信ポートへと進行させ、さらにスレーブを経由して最終的に順方向において受信インターフェースとして機能するバスパーティシパント装置上のインターフェースへと進行させることができる。
【0033】
読み出しを行うために受動マスターユニットもまたバスに接続されている場合(第2の切り替えモード)、受動マスターは、バスパーティシパント装置を通過するデータフロー上の任意のタップポイントをアクセスすることができる。この目的のために、マスターユニット上の内部受信ポートがタップポイントに接続されている。
【0034】
バスパーティシパント装置が能動バスマスターとして動作する場合(第3の切り替えモード)、機能切り替え装置の第1の切り替えの変形において、バスパーティシパント装置を通過するデータフローに関して、パーティシパント装置の2つのインターフェースの1つがスレーブユニット上の1つの送信ポートおよび1つの受信ポートにそれぞれ接続されており、これらのポートのうちの1つが能動状態であり、1つが受動状態である。スレーブユニットは、第2の組の送信ポートおよび受信ポートを介してマスターユニットに接続されており、したがって、データバスからマスターユニットへとデータを転送し、マスターユニットからデータバスへとデータを通過させることができる。この形態は、閉鎖リングとして実現されているデータバス上の動作に特に最適である。
【0035】
第3の切り替えモードの別の方法の切り替え形態において、バスパーティシパント装置を通過するデータテレグラムの伝送方向に関して、スレーブユニットおよびマスターユニットを内部的に直列接続することができる。この形態は、開放リングまたはストリング上での動作に特に最適である。バスパーティシパント装置がこの方向で動作する場合、データテレグラムをマスターユニットからスレーブユニットへと送信することができる。このデータはスレーブユニット上の受信ポートで受信され、スレーブユニットを通過した後にその送信ポートを経由して、送信インターフェースとして動作するバスパーティシパント装置上のインターフェースへと進行する。次に、このデータはデータバス上のストリング部分を通ってその開放端部へと進行し、そこからバスパーティシパント装置へと返送され、以前は送信インターフェースとして動作したインターフェースが今度は受信インターフェースとして動作する。したがって、この切り替え形態内のスイッチのうちの1つは、反対方向から到着するデータについて、そのスレーブユニットのみが、反対方向での受信インターフェースとして動作しているインターフェースからこの時点でバスパーティシパント装置上の送信インターフェースとして動作しているインターフェースにデータを伝達するさらなる伝送に関与することを意味する。これは、データバス上のバスパーティシパント装置とデータバスの第2の端部との間の第2のストリング区画に接続されている。この端部では、データは本来の伝送方向でバスパーティシパント装置に返送され、この時点では受信インターフェースとして動作している、このデータを最後に送信したバスパーティシパント装置に到着する。データはそこからマスターユニット上の受信ポートに伝達され、特にここで処理される。スレーブユニットは、指定された機能の実現を可能とするために、2組の送信ポートおよび受信ポート(メディア冗長性)を有する。
【0036】
一形態において、スレーブユニットおよびマスターユニットは各々、2組の受信ポートおよび送信ポートを有することができる。したがって、マスターユニットおよびスレーブユニット上の1つの受信ポートおよび1つの送信ポートの各々をバスパーティシパント装置上の各インターフェースに接続することができる。内部的には、マスターユニットおよびスレーブユニットは、残りの内部ポートを介して両方向に接続されている。したがって、順方向に転送するかあるいは逆方向に転送するか、送受信にマスターユニットおよびスレーブユニット上のどのポートを使用するか、およびマスターユニットとスレーブユニットとの間の内部通信をどの方向で進行させるべきかを決定することができる
。
【0037】
1.切り替え論理回路を有する標準的なマスターおよび標準的なスレーブの構成要素を備えたマスター冗長性の実現のためのハイブリッドの使用。
【0038】
2.監視機能を有するローカルスレーブによる故障した能動マスターの監視および確実なハードウェア遮断。
【0039】
3.能動マスターの故障後のローカルスレーブによる受動マスターの活性化。
【0040】
4.バス自体の情報フローから切り替えに関する情報が取得される。
【0041】
5.能動マスターのローカルスレーブが基準クロックとしての役割を果たすことができる。機能切り替え装置内の切り替え論理回路が、マスターの切り替え後であっても追加の取り組みを必要とせずにネットワーク内のパーティシパントが同期したままであることを確実にする。
【0042】
図面を使用しながら、本発明の例示的な実施形態の説明を以下に記す。すべての図中、相互に対応するオブジェクトまたは要素には同一の参照番号が記されている。
【0043】
この例示的な実施形態およびその他の例示的な実施形態を、本発明を限定するものとして理解すべきではない。むしろ、本開示の範囲内での変更および修正が当然可能であり、特に、例えば一般的もしくは具体的な説明の段落で記述されまたは請求項および/もしくは図面内に包含され、および組み合わせ可能な特徴により新たな主題または新たな方法のステップもしくは方法のステップの順序につながる、個別の特徴および/もしくは要素ならびに/または方法のステップの変形もしくは組み合わせによる課題の解決策に関する専門家によって認識できる形態および組み合わせが可能である。