【実施例】
【0163】
実施例は例示目的のためであり、本文書において開示されている本発明を、これら実施例に開示されている実施形態のみに限定するものであると解釈されるべきではない。
【0164】
商業的ソースから入手した出発物質、試薬および溶媒は、更には精製せずに使用した。無水溶媒は、Sure/Seal(商標)としてAldrichから購入し、入手したままの状態で使用した。融点は、Thomas Hoover Unimeltキャピラリー融点装置またはStanford Research Systems製のOptiMelt Automated Melting Point Systemで得、補正はしていない。分子には、ISIS Draw、ChemDrawまたはACD Name Pro内の命名プログラムにより命名されているそれらの公知の名称を付与する。そのようなプログラムで分子を命名できない場合は、従来の命名規則を用いて分子を命名する。特に指示がない限り、
1H NMRスペクトルデータはppm(δ)を単位として、300、400または600MHzで記録し、
13C NMRスペクトルデータはppm(δ)を単位として、75、100または150MHzで記録した。
[実施例1]
【0165】
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロベンゼン(AI1)の調製
【0166】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
ステップ1方法A.1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(AI2)。
1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(Rieke Metals、英国から入手した;5.0グラム(g)、20.5ミリモル(mmol))のメチルアルコール(CH
3OH;100ミリリットル(mL))中撹拌溶液に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(NaBH
4;3.33g、92.5mL)および1規定(N)水酸化ナトリウム水溶液(NaOH;10mL)を加えた。反応混合物を25℃に加温し、2時間(h)撹拌した。薄層クロマトグラフィー(TLC)により反応が完結していると判断された後、飽和(satd)塩化アンモニウム(NH
4Cl)水溶液(aq)を反応混合物に加え、混合物を減圧下に濃縮した。残留物をジエチルエーテル(Et
2O)で希釈し、水(H
2O;3x50mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム(Na
2SO
4)で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を液体として得た(4.0g、79%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.41 (m, 3H), 5.00 (m, 2H), 2.74 (s, 1H);ESIMS m/z 242.97([M−H]
−)。
【0168】
ステップ1方法B.1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(AI2)。
3,5−ジクロロベンズアルデヒド(10g、57mmol)のテトラヒドロフラン(THF;250mL)中撹拌溶液に、トリフルオロメチルトリメチルシラン(9.79g、69.2mmol)および触媒量のテトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)を加えた。反応混合物を25℃で8時間撹拌した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を3N塩酸(HCl)で希釈し、次いで16時間撹拌した。反応混合物をH
2Oで希釈し、酢酸エチル(EtOAc;3回)で抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を液体として得た(8.41g、60%)。
【0169】
上記実施例1のステップ1方法Bに記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
2,2,2−トリフルオロ−1−(3,4,5−トリクロロフェニル)エタノール(AI3)
【0170】
【化45】
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【0171】
生成物を淡黄色液体として単離した(500mg、65%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.45 (s, 2H), 5.00 (m, 1H), 2.80 (s, 1H);ESIMS m/z 278([M+H]
+);IR(薄膜)3420、1133、718cm
−1。
【0172】
1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(AI4)
【0173】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0174】
生成物を淡黄色液体として単離した(500mg、65%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.41 (s, 2H), 5.00 (m, 1H), 2.80 (s, 1H);ESIMS m/z 262([M+H]
+);IR(薄膜)3420、1133、718cm
−1。
【0175】
1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(AI5)
【0176】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0177】
生成物を淡黄色液体として単離した(500mg、65%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.60 (s, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.35 (m, 1H), 5.01 (m, 1H), 2.60 (s, 1H);EIMS m/z 244([M]
+)。
【0178】
ステップ2.1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロベンゼン(AI1)。
1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(4.0g、16.3mmol)のジクロロメタン(CH
2Cl
2;50mL)中撹拌溶液に、N−ブロモスクシンイミド(NBS;2.9g、16.3mmol)およびトリフェニルホスファイト(5.06g、16.3mmol)を加え、得られた反応混合物を18時間加熱還流した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を25℃に冷却し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;100%ペンタンで溶離)により精製して、標題化合物を液体として得た(2.0g、40%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.41 (s, 3H), 5.00 (m, 1H);EIMS m/z 306([M]
+)。
【0179】
実施例1のステップ2に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(AI6)
【0180】
【化48】
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【0181】
生成物を無色油状物として単離した(300mg、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.59 (s, 2H), 5.00 (m, 1H);EIMS m/z 340.00([M]
+)。
【0182】
5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2−フルオロベンゼン(AI7)
【0183】
【化49】
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【0184】
生成物を無色油状物として単離した(320mg、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.45 (s, 2H), 5.00 (m, 2H);EIMS m/z 324.00([M]
+)。
【0185】
4−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2−ジクロロベンゼン(AI8)
【0186】
【化50】
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【0187】
生成物を無色油状物として単離した(300mg、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.63 (s, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.35 (m, 1H), 5.01 (m, 1H);EIMS m/z 306.00([M]
+)。
[実施例2]
【0188】
N−メチル−4−ビニルベンズアミド(AI9)の調製
【0189】
【化51】
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【0190】
ステップ1.4−ビニルベンゾイルクロリド(AI10)。
4−ビニル安息香酸(1g、6.75mmol)のCH
2Cl
2(20mL)中撹拌溶液に、0℃で触媒量のN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)および塩化オキサリル(1.27g、10.12mmol)を15分(min)間かけて滴下添加した。反応混合物を25℃で6時間撹拌した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を減圧下に濃縮して、粗製の酸クロリドを得た。
【0191】
ステップ2.N−メチル−4−ビニルベンズアミド(AI9)。
THF中1M N−メチルアミン(13.5mL、13.5mmol)に、0℃でトリエチルアミン(Et
3N;1.34mL、10.12mmol)およびTHF(10mL)中上記ステップ1からの酸クロリドを加え、反応混合物を25℃で3時間撹拌した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を水でクエンチし、次いでEtOAc(3回)で抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を灰白色固体として得た(650mg、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.76 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.45 ( d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.79 (m, 1H), 6.20 (br s, 1H), 5.82 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 10.8 Hz, 1H);ESIMS m/z 161.95([M+H]
+)。
【0192】
実施例2に従って記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
N,N−ジメチル−4−ビニルベンズアミド(AI11)
【0193】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
生成物を灰白色固体として単離した(650mg、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.42 (m, 4H), 6.71 (m, 1H), 5.80 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.31 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.05 (s, 3H), 3.00 (s, 3H);ESIMS m/z 176.01([M+H]
+)。
【0195】
N−(2,2,3−トリフルオロメチル)−4−ビニルベンズアミド(AI12)
【0196】
【化53】
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【0197】
生成物を灰白色固体として単離した(900mg、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.76 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.45 ( d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.79 (m, 1H), 6.20 (br s, 1H), 5.82 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.19 (m, 2H);ESIMS m/z 230.06([M+H]
+)。
【0198】
モルホリノ(4−ビニルフェニル)メタノン(AI13)
【0199】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
生成物を白色固体として単離した(850mg、60%):ESIMS m/z 218.12([M+H]
+)。
[実施例3]
【0201】
エチル2−メチル−4−ビニルベンゾエート(AI14)の調製
【0202】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
ステップ1.4−ホルミル−2−メチル安息香酸(AI15)。
4−ブロモ−2−メチル安息香酸(10g、46.4mmol)の乾燥THF(360mL)中撹拌溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(n−BuLi、ヘキサン中1.6M溶液;58.17mL、93.0mmol)およびDMF(8mL)を加えた。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで25℃に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を1N HCl溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせたEtOAc抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をn−ヘキサンで洗浄して、標題化合物を固体として得た(3.0g、40%):mp 196-198℃;
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ13.32 (br s, 1H), 10.05 (s, 1H), 7.98 (m, 1H), 7.84 (m, 2H), 2.61 (s, 3H);ESIMS m/z 163.00([M−H]
−)。
【0204】
ステップ2.エチル4−ホルミル−2−メチルベンゾエート(AI16)。
4−ホルミル−2−メチル安息香酸(3g、18.2mmol)のエチルアルコール(EtOH;30mL)中撹拌溶液に、硫酸(H
2SO
4、xM;2mL)を加え、反応混合物を80℃で18時間加熱した。反応混合物を25℃に冷却し、減圧下に濃縮した。残留物をEtOAcで希釈し、H
2Oで洗浄した。合わせたEtOAc抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を固体として得た(2.8g、80%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.05 (s, 1H), 8.04 (m, 1H), 7.75 (m, 2H), 4.43 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 1.42 (m, 3H).
【0205】
ステップ3.エチル2−メチル−4−ビニルベンゾエート(AI14)。
エチル4−ホルミル−2−メチルベンゾエート(2.8g、4mmol)の1,4−ジオキサン(20mL)中撹拌溶液に、炭酸カリウム(K
2CO
3;3.01g、21.87mmol)およびメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(7.8g、21.87mmol)を25℃で加えた。次いで反応混合物を100℃で18時間加熱した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を25℃に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中25−30%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を固体として得た(2.0g、72%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.86 (m, 1H), 7.27 (m, 2H), 6.68 (dd, J =17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.84 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.39 (m, 2H), 2.60 (s, 3H), 1.40 (m, 3H);ESIMS m/z 191.10([M−H]
−);IR(薄膜)2980、1716、1257cm
−1。
[実施例4]
【0206】
tert−ブチル2−クロロ−4−ビニルベンゾエート(AI17)の調製
【0207】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
ステップ1.tert−ブチル4−ブロモ−2−クロロベンゾエート(AI18)。
4−ブロモ−2−クロロ安息香酸(5g、21.37mmol)のTHF(30mL)中撹拌溶液に、ジ−tert−ブチルジカルボネート(25.5g、25.58mmol)、Et
3N(3.2g、31.98mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP;0.78g、6.398mmol)を加え、反応混合物を25℃で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、H
2Oで洗浄した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中2−3%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を液体として得た(3.2g、51%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.62 (m, 2H), 7.44 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 1.59 (s, 9H);ESIMS m/z 290.10([M+H]
+);IR(薄膜)1728cm
−1。
【0209】
実施例4のステップ1に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
tert−ブチル2−ブロモ−4−ヨードベンゾエート(AI19)
【0210】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
生成物を無色油状物として単離した(1.2g、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.01 (s, 1H), 7.68 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 1.59 (s, 9H);ESIMS m/z 382.10([M+H]
+);IR(薄膜)1727cm
−1。
【0212】
tert−ブチル4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(AI20)
【0213】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
生成物を無色油状物として単離した(1g、52%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.85 (s, 1H), 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 1.57 (s, 9H);ESIMS m/z 324.10([M+H]
+);IR(薄膜)1725cm
−1。
【0215】
ステップ2.tert−ブチル2−クロロ−4−ビニルベンゾエート(AI17)。
tert−ブチル4−ブロモ−2−クロロベンゾエート(1.6g、5.50mmol)のトルエン(20mL)中撹拌溶液に、テトラキス(トリフェニルホスピン)パラジウム(0)(Pd(PPh
3)
4;(0.31mg、0.27mmol))、K
2CO
3(2.27g、16.5mmol)およびビニルボロン酸無水物ピリジン錯体(2.0g、8.3mmol)を加え、反応混合物を16時間加熱還流した。反応混合物を濾過し、濾液をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中5−6%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を液体として得た(0.6g、46%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.72 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.31 ( d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.69 (dd, J =17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.85 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.40 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 1.60 (s, 9H);ESIMS m/z 238.95([M+H]
+);IR(薄膜)2931、1725、1134cm
−1。
【0216】
実施例4のステップ2に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
tert−ブチル2−ブロモ−4−ビニルベンゾエート(AI21)
【0217】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0218】
生成物を無色油状物として単離した(1g、52%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.68 (m, 2H), 7.36 ( d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.68 (dd, J =17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.84 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 1.60 (s, 9H);ESIMS m/z 282.10([M+H]
+);IR(薄膜)2978、1724、1130cm
−1。
【0219】
tert−ブチル2−(トリフルオロメチル)−4−ビニルベンゾエート(AI22)
【0220】
【化60】
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【0221】
生成物を無色油状物として単離した(1.2g、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.71 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.59 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.77 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.89 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.44 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 1.58 (s, 9H);ESIMS m/z 272.20([M+H]
+);IR(薄膜)2982、1727、1159cm
−1。
[実施例5]
【0222】
tert−ブチル2−シアノ−4−ビニルベンゾエート(AI23)の調製
【0223】
【化61】
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【0224】
tert−ブチル2−ブロモ−4−ビニルベンゾエート(0.5g、1.77mmol)のDMF(20mL)中撹拌溶液に、シアン化銅(I)(CuCN;0.23g、2.65mmol)を加え、反応混合物を140℃で3時間加熱した。反応混合物を25℃に冷却し、H
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中15%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.3g、72%):mp 51-53℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.03 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.64 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.75 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.93 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.51 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 1.65 (s, 9H);ESIMS m/z 229.84([M+H]
+);IR(薄膜)2370、1709、1142cm
−1。
[実施例6]
【0225】
エチル2−ブロモ−4−ヨードベンゾエート(AI46)の調製
【0226】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
4−ヨード−2−ブロモ安息香酸(5g、15.29mmol)のエチルアルコール(EtOH;100mL)中撹拌溶液に、硫酸(H
2SO
4;5mL)を加え、反応混合物を80℃で18時間加熱した。反応混合物を25℃に冷却し、減圧下に濃縮した。残留物をEtOAc(2x100mL)で希釈し、H
2O(100mL)で洗浄した。合わせたEtOAc抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、化合物を淡黄色固体として得た(5g、92%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ8.04 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.41 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
【0227】
実施例6に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
【0228】
エチル4−ブロモ−2−クロロベンゾエート(AI47)
【0229】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0230】
標題化合物を灰白色固体として単離した(2.0g、80%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ8.25 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.65 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.56 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
【0231】
エチル4−ブロモ−2−メチルベンゾエート(AI48)
【0232】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
標題化合物を淡黄色液体として単離した(3.0g、83%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.79 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.39 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.60 (s, 3H), 1.40 (t, J = 7.2 Hz, 3H)ESIMS m/z 229.11([M+H]
+);IR(薄膜)1725cm
−1。
【0234】
エチル4−ブロモ−2−フルオロベンゾエート(AI49)
【0235】
【化65】
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【0236】
標題化合物を無色液体として単離した(9.0g、79%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ7.84 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 4.34 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.32 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 246.99([M+H]
+)、IR(薄膜)1734cm
−1。
[実施例7]
【0237】
エチル4−ブロモ−2−エチルベンゾエート(AI50)の調製
【0238】
【化66】
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4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(2.0g、9.17mmol)のTHF(16mL)中撹拌溶液に、THF中1.0Mエチルマグネシウムブロミド(32mL、32.0mmol)を0℃で滴下添加し、得られた反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を2N HClでクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の4−ブロモ−2−エチル安息香酸を無色液体として得、これを精製せずに次のステップに使用した(0.4g):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.64 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.43 (m, 1H), 2.95 (q, J = 4.0 Hz, 2H), 1.32 (t, J = 4.0 Hz, 3H);ESIMS m/z 228.97([M+H]
+)。
【0239】
実施例6における手順に従って、4−ブロモ−2−エチル安息香酸から標題化合物を合成して、無色液体として単離した(0.15g、68%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ7.90 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.47 (m, 2H), 4.40 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.06 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.26 (t, J = 7.6 Hz, 3H);ESIMS m/z 226.96([M−H]
−);IR(薄膜)3443、1686、568cm
−1。
[実施例8]
【0240】
エチル2−ブロモ−4−ビニルベンゾエート(AI51)の調製
【0241】
【化67】
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【0242】
エチル2−ブロモ−4−ヨードベンゾエート(5g、14.3mmol)のTHF/水(100mL、9:1)中撹拌溶液に、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(1.89g、14.3mmol)、Cs
2CO
3(18.27g、56.07mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.22g、0.85mmol)を加え、反応混合物をアルゴンで20分間脱気し、次いでPdCl
2(0.05g,0.28mmol)を仕込んだ。反応混合物を16時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、セライトベッドを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を酢酸エチルで再度抽出し、合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として得た(2g、56%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.78 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.69 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.86 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.42 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.43 (t, J = 3.6 Hz, 3H);ESIMS m/z 255.18([M+H]
+);IR(薄膜)1729cm
−1。
【0243】
実施例8に記載した手順に従って、以下の化合物を合成した。
エチル2−メチル−4−ビニルベンゾエート(AI52)
【0244】
【化68】
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【0245】
標題化合物を無色液体として単離した(0.8g、80%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.27 (m, 2H), 6.79 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.86 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.42 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.60 (s, 3H), 1.43 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 191.10([M+H]
+);IR(薄膜)1717、1257cm
−1。
【0246】
エチル2−フルオロ−4−ビニルベンゾエート(AI53)
【0247】
【化69】
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【0248】
標題化合物を淡黄色液体として単離した(2.0g、50%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ7.87 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.51(d, J = 16.0 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.82 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 6.09 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.50 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.35 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.35 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 195.19([M+H]
+);IR(薄膜)1728cm
−1。
[実施例9]
【0249】
エチル2−クロロ−4−ビニルベンゾエート(AI54)の調製
【0250】
【化70】
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【0251】
エチル2−クロロ−4−ブロモベンゾエート(2g、7.63mmol)のジメチルスルホキシド(20mL)中撹拌溶液に、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(3.06g、22.9mmol)および炭酸カリウム(3.16g、22.9mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで30分間脱気した。ビストリフェニルホスフィン(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウムジクロリド(0.27g、0.38mmol)を加え、反応混合物を80℃に1時間加熱した。反応混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(2x50mL)で抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、化合物を茶褐色粘着性物質として得た(1.1g、69%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.81 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.33 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.70 (dd, J = 17.6, 11.2 Hz, 1H), 5.87 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.42 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.41 (q, J = 7.2 Hz,2H), 1.43 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 211.22([M+H]
+);IR(薄膜)1729、886cm
−1。
【0252】
実施例9に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
エチル2−エチル−4−ビニルベンゾエート(AI55)
【0253】
【化71】
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【0254】
標題化合物を無色液体として単離した(1.0g、66%):
1H NMR (300 MHz, CDCl
3)δ7.85 (m, 1H), 7.29 (m, 2H), 6.76 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 5.86 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.36 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 4.41 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.10 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.40 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.30 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 205.26([M+H]
+);IR(薄膜)1720、1607、1263cm
−1。
【0255】
メチル2−メトキシ−4−ビニルベンゾエート(AI56)
【0256】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
標題化合物を淡黄色液体として単離した(1.2g、75%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.74 (dd, J = 11.2, 11.2 Hz, 1H), 5.86 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 17.6 Hz, 1H) 3.93 (s, 3H), 3.91 (s, 3H).ESIMS m/z 193.18([M+H]
+);IR(薄膜)1732cm
−1。
[実施例10]
【0258】
(E)−エチル4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチルベンゾエート(AI24)の調製
【0259】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
エチル2−メチル−4−ビニルベンゾエート(2.0g、10.5mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(25mL)中撹拌溶液に、1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロベンゼン(6.44g、21.0mmol)、塩化銅(I)(CuCl;208mg、21mmol)および2,2ビピリジル(0.65g、4.1mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、次いで180℃で24時間撹拌した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を25℃に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を固体として得た(1.7g、40%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.91 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.37 (m, 1H), 7.27-7.24 (m, 4H), 6.59 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.38 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.08 (m, 1H), 2.62 (s, 3H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 415.06([M−H]
−);IR(薄膜)1717、1255、1114cm
−1。
【0261】
実施例10に記載した手順に従って、化合物AI25、AI57−AI68およびAC1−AC5(表1)を作製した。
(E)−エチル4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)−安息香酸(AI25)
【0262】
【化74】
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【0263】
生成物を淡茶褐色粘着性液体として単離した(500mg、40%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.71 (m, 1H), 7.61 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.42 (s, 2H), 6.70 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.57 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.19 (m, 1H), 1.40 (t, J = 7.6 Hz, 3H),;ESIMS m/z 502.99([M−H]
−);IR(薄膜)1730、1201、1120、749cm
−1。
(E)−エチル4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−フルオロベンゾエート(AI57)
【0264】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.38 (s, 1H), 7.26 (s, 3H), 7.21 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.47 (dd, J =,16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.41 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 4.18 (m, 1H), 1.41 (t, J = 6.8 Hz, 3H);ESIMS m/z 419.33([M−H]
−);IR(薄膜)1723、1115、802cm
−1。
(E)−エチル4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−ブロモベンゾエート(AI58)
【0265】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.26 (m, 2H), 6.56 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.45 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.39 (m, 1H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 481.22([M−H]
−);IR(薄膜)1727、1114、801、685cm
−1。
(E)−エチル2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI59)
【0266】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.36 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.44 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 4.15 (m, 1H), 1.42 (t, J = 6.8 Hz, 3H);ESIMS m/z 514.74([M−H]
−);IR(薄膜)1726、1115、808、620cm
−1。
(E)−エチル2−メチル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI60)
【0267】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0268】
標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として単離した:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.90 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 7.25 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 6.59 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.38 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.19 (m, 1H), 2.63 (s, 3H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
(E)−エチル2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI61)
【0269】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.87 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.31 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.44 (dd, J = 16.0 Hz,, 8.0 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 4.15 (m, 1H), 1.42 (t, J = 6.8 Hz, 3H);ESIMS m/z 470.73([M−H]
−);IR(薄膜)1726、1115、809、3072cm
−1。
(E)−エチル4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(AI62)
【0270】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
標題化合物を淡茶褐色液体として単離した(1.0g、46.3%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.79 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.61 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.41 (s, 2H) 6.65 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.49 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 4.15 (m, 1H), 1.42 (t, J = 7.6 Hz, 3H);ESIMS m/z 502.99([M−H]
−);IR(薄膜)1730、1202、1120、750cm
−1。
(E)−エチル2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI63)
【0272】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.85 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 1.8 Hz, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.24 (m, 1H), 6.57 (d, J = 16.2 Hz, 1H), 6.45 (dd, J = 16.2, 7.2 Hz, 1H), 4.43 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.13 (m, 1H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 455.0([M+H]
+);IR(薄膜)1728、1115、817cm
−1。
(E)−エチル2−フルオロ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI64)
【0273】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.93 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 7.21 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.49 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 4.13 (m, 1H), 1.41 (t, J = 7.6 Hz, 3H);ESIMS m/z 436.81([M−H]
−);IR(薄膜)1725cm
−1。
(E)−エチル2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI65)
【0274】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.94 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.36 (m, 3H), 6.56 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.44 (dd, J = 15.6, 8.0 Hz, 1H), 4.42 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 4.10 (m, 1H), 1.42 (t, J = 6.8 Hz, 3H);ESIMS m/z 498.74([M−H]
−);IR(薄膜)1726、1114、820、623cm
−1。
(E)−エチル2−メチル−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI66)
【0275】
【化84】
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【0276】
標題化合物を茶褐色半固体として単離した:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.90 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 7.25 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 6.59 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 16.0 Hz, 8.0 Hz, 1H), 4.38 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.19 (m, 1H), 2.63 (s, 3H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 432.90([M−H]
−);IR(薄膜)1715cm
−1。
(E)−メチル2−メトキシ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI67)
【0277】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 7.03 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.59 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 15.6, 8.0 Hz, 1H), 4.13 (m, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.88 (s, 3H);ESIMS m/z 437.29([M+H]
+);IR(薄膜)1724cm
−1。
(E)−エチル2−エチル−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)ベンゾエート(AI68)
【0278】
【化86】
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1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.85 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 7.26 (m, 1H), 7.24 (m, 1H), 6.60 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 15.6, 8.0 Hz, 1H), 4.38 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.14 (m, 1H), 3.01 (q, J = 7.6 Hz 2H), 1.41 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.26 (t, J = 7.6 Hz, 3H);ESIMS m/z 447.05([M−H]
−);IR(薄膜)1715、1115、817cm
−1。
[実施例11]
【0279】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチル安息香酸(AI32)の調製
【0280】
【化87】
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【0281】
(E)−エチル4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチルベンゾエート(1.7g、4.0mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)中撹拌溶液に、11N HCl(30mL)を加え、反応混合物を100℃で48時間加熱した。反応混合物を25℃に冷却し、減圧下に濃縮した。残留物をH
2Oで希釈し、クロロホルム(CHCl
3)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮し、粗製の化合物をn−ヘキサンで洗浄して、標題化合物を白色固体として得た(0.7g、50%):mp 142-143℃;
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ12.62 (br s, 1H), 7.81 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.66 (s, 3H), 7.52-7.44 (m, 2H), 6.89 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 6.78-6.74 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.84 (m, 1H), 2.50 (s, 3H);ESIMS m/z 387.05([M−H]
−);IR(薄膜)3448、1701、1109、777cm
−1。
【0282】
実施例11に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(E)−2−メチル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)安息香酸(AI26)
【0283】
【化88】
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【0284】
生成物を淡茶褐色粘着性液体として単離した(1g、46%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.97 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.41 (s, 2H), 6.68 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.53 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.16 (m, 1H), 2.50 (s, 3H);ESIMS m/z 422.67([M−H]
−)。
(E)−2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)安息香酸(AI27)
【0285】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
生成物を灰白色半固体として単離した(1g、45%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.99 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.50 (m, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.36 (m, 2H), 6.59 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.48 (dd, J = 15.6, 7.6 Hz, 1H), 4.14 (m, 1H);ESIMS m/z 442.72([M−H]
−);IR(薄膜)3472、1704、1113、808cm
−1。
【0287】
(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)安息香酸(AI28)
【0288】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
生成物を茶褐色固体として単離した(1g、45%):mp 70-71℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.99 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.40 (m, 3H), 6.58 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.48 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.14 (m, 1H);;ESIMS m/z 484.75([M−H]
−);IR(薄膜)3468、1700cm
−1。
【0290】
(E)−2−シアノ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)安息香酸(AI29)
【0291】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
生成物を灰白色固体として単離した(500mg、45%):mp 100-101℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.90 (s, 1H), 7.85 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.65 (br s, 1H), 7.42 (s, 2H), 6.73 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.58 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.19 (m, 1H);ESIMS m/z 431.93([M−H]
−)。
【0293】
E)−4−(3−(3,4−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチル安息香酸(AI30)
【0294】
【化92】
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【0295】
生成物を淡茶褐色液体として単離した(500mg、46%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.03 (m, 1H), 7.49 (m, 2H), 7.29 (m, 1H), 7.22 (m, 2H), 6.73 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.58 (dd, J = 16.0, 7.8 Hz, 1H), 4.16 (m, 1H), 2.64 (s, 3H);ESIMS m/z 386.84([M−H]
−);IR(薄膜)3428、1690、1113、780cm
−1。
【0296】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチル安息香酸(AI31)
【0297】
【化93】
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【0298】
生成物を白色固体として単離した(500mg、50%):mp 91-93℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.02 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.30 (m, 3H), 6.61 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.48 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.13 (m, 1H), 2.65 (s, 3H);;ESIMS m/z 406.87([M−H]
−)。
【0299】
(E)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(AI33)
【0300】
【化94】
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【0301】
生成物を白色固体として単離した(500mg、45%):mp 142-143℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.97 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.41 (s, 2H), 6.68 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.53 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.16 (m, 1H);;ESIMS m/z 474.87([M−H]
−)。
【0302】
(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)安息香酸(AI69)
【0303】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0304】
標題化合物を茶褐色固体として単離した(0.8g、28%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ13.42 (br, 1H), 7.98 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.94 (m, 2H), 7.75 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.06 (dd, J = 15.9, 9.0 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 4.91 (m, 1H);ESIMS m/z 484.75([M−H]
−);IR(薄膜)3469、1700cm
−1。
【0305】
(E)−2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)安息香酸(AI70)
【0306】
【化96】
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【0307】
標題化合物を黄色液体として単離した(0.3g、粗製物):
1H NMR (300 MHz, CDCl
3)δ7.79 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.34 (m, 3H), 6.56 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 6.45 (dd, J = 15.9, 7.6 Hz, 1H), 4.43 (m, 1H);;ESIMS m/z 471.0([M−H]
−)。
【0308】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−エチル安息香酸(AI71)
【0309】
【化97】
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【0310】
標題化合物を茶褐色粘着性物質として単離した(0.2g、粗製物):
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6)δ12.5 (br, 1H), 7.85 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 7.75 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.52 (m, 2H), 6.96 (dd, J = 8.7, 8.7 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 4.80 (m, 1H), 4.06 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.33 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 419.06([M−H]
−)。
【0311】
(E)−2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)安息香酸(AI72)
【0312】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
標題化合物を黄色液体として単離した(0.7g、95%):
1H NMR (300 MHz, CDCl
3)δ7.85 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.41 (s, 3H), 6.57 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.45 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.16 (m, 1H);ESIMS m/z 455.0([M+H]
+);IR(薄膜)1728、1115、817cm
−1。
【0314】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチル安息香酸(AI73)
【0315】
【化99】
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【0316】
標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として単離した(0.7g、38%):
mp 91-93℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.02 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.30 (m, 3H), 6.10 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.46 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.03 (m, 1H), 2.65 (s, 3H);ESIMS m/z 406.87([M−H]
−)。
【0317】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−フルオロ安息香酸(AI74)
【0318】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
標題化合物を薄茶褐色液体として単離した(0.3g、粗製物):ESIMS m/z 393.15([M−H]
−)。
【0320】
(E)−2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)安息香酸(AI75)
【0321】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
標題化合物を薄茶褐色液体として単離した(0.35g、粗製物):ESIMS m/z 451.91([M−H]
−)。
【0323】
予言的に、実施例10、または実施例10および11に記載した手順に従って、化合物AI34、AI36−AI41、AI44−AI45(表1)を作製できた。
[実施例12]
【0324】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(AC6)の調製
【0325】
【化102】
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【0326】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチル安息香酸のDMF中撹拌溶液に、2,2,2−トリフルオロエチルアミン、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBt・H
2O)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)を加え、反応混合物を25℃で18時間撹拌した。反応混合物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン:EtOAで溶離)により精製して、白色半固体を得た(110mg、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) 7.40 (m, 2H), 7.26 (m, 3H), 6.56 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.48 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.82 (br s, 1H), 4.08 (m, 3H), 2.52 (s, 3H);ESIMS m/z 468.40([M−H]
−);IR(薄膜)1657、1113、804cm
−1。
【0327】
実施例12に記載した手順に従って、化合物AC7−AC38、AC40−AC58、AC110−AC112、AC117、およびAC118(表1)を作製した。
[実施例13]
【0328】
4−((E)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチル−N−(ピリミジン−5−イル)メチル)ベンズアミド(AC39)の調製
【0329】
【化103】
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【0330】
(ピリミジン−5−イル)メタンアミン(0.15g、1.43mmol)のCH
2Cl
2(10mL)中撹拌溶液に、トリメチルアルミニウム(トルエン中2M溶液;0.71mL、1.43mmol)を滴下添加し、反応混合物を25℃で30分間撹拌した。エチル4−((E)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチルベンゾエート(0.3g、0.71mmol)のCH
2Cl
2中溶液を、反応混合物に25℃で滴下添加した。反応混合物を還流状態で18時間撹拌し、25℃に冷却し、0.5N HCl溶液(50mL)でクエンチし、EtOAc(2x50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中40%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を得た(0.18g、55%):mp 141-144℃;
1H (400 MHz, CDCl
3)δ9.19 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 7.37 (m, 2H), 7.23 (m, 2H), 7.21 (m, 1H), 6.57 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.40 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz 1H), 6.21 (m, 1H), 4.65 (s, 2H), 4.11 (m, 1H), 2.46 (s, 3H);ESIMS m/z 477.83([M−H]
−)。
[実施例14]
【0331】
(E)−2−クロロ−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC64)の調製
【0332】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
グリシンアミド(0.15g、0.58mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中撹拌溶液に、トリメチルアルミニウム(トルエン中2M溶液;1.45mL、2.91mmol)を滴下添加し、反応混合物を28℃で30分間撹拌した。(E)−エチル2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンゾエート(0.3g、0.58mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中溶液を、反応混合物に28℃で滴下添加した。反応混合物を還流状態で18時間撹拌し、25℃に冷却し、1N HCl溶液(50mL)でクエンチし、CH
2Cl
2(2x50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中40%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を黄色固体として得た(0.15g、50%):mp 83-85℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.72 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.36 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.05 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 6.70 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.44 (dd, J = 15.6, 8.0 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.15 (m, 1H), 4.01 (m, 2H);ESIMS m/z 580.72([M−H]
−)。
【0334】
実施例14に記載した手順に従って、化合物AC59−AC75(表1)を作製した。
[実施例15]
【0335】
(E)−2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)ベンズアミド(AC79)の調製
【0336】
【化105】
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【0337】
(E)−2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)安息香酸(300mg、0.638mmol)のDCM(5.0mL)中撹拌溶液に、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(172.mg、0.638mmol)を、続いてベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)(364.5mg、0.701mmol)およびDIPEA(0.32mL、1.914mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせたDCM層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;40%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(121mg、31%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.69 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 8.58 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.87 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.0 (m, 1H), 6.76 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 4.83 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 3.98 (m, 4H);ESIMS m/z 610.97([M+H]
+);IR(薄膜)3303、1658、1166、817cm
−1。
【0338】
実施例15に記載した手順に従って、化合物AC76−AC80、AC96−AC102、およびAC113(表1)を作製した。
[実施例16]
【0339】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−N−(1,1−ジオキシドチエタン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(AC83)の調製
【0340】
【化106】
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【0341】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−フルオロ−N−(チエタン−3−イル)ベンズアミド(100mg、0.2159mmol)のアセトン/水(1:1、5.0mL)中撹拌溶液に、オキソン(266mg、0.4319mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;30%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(70.0mg、66%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.07 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.39 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.26 (m, 2H), 7.23 (m, 2H), 7.19 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 16.8 Hz, 1H), 6.49 (dd, J = 16.8, 7.6 Hz, 1H), 4.90 (m, 1H), 4.64 (m, 2H), 4.14 (m, 2H),;ESIMS m/z 493.83([M−H]
−);IR(薄膜)1527、1113、801、1167、1321cm
−1。
【0342】
実施例16に記載した手順に従って、化合物AC81−AC87(表1)を作製した。
[実施例17]
【0343】
(E)−N−((5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−メチルベンズアミド(AC89)の調製
【0344】
【化107】
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【0345】
(E)−N−(2−(2−(シクロプロパンカルボニル)ヒドラジニル)−2−オキソエチル)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチルベンズアミド(200mg、0.379mmol)のPOCl
3(2.0mL)中溶液を、室温で10分間撹拌し、次いで得られた反応混合物を50℃に1時間加熱した。反応混合物を氷水で0℃にてクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル層を飽和NaHCO
3溶液およびブライン溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;50%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として得た(70.0mg、36%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.43 (m, 2H), 7.27 (m, 2H), 7.23 (m, 2H), 6.58 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.79 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.14 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.18 (m, 1H), 1.16 (m, 4H);ESIMS m/z 509.89([M+H]
+);IR(薄膜)1666、1166、1112、800cm
−1。
[実施例18]
【0346】
(E)−2−ブロモ−N−(2−チオキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンゾチオアミド(AC90)の調製
【0347】
【化108】
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【0348】
(E)−2−ブロモ−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(400mg、0.638mmol)のTHF(5mL)中撹拌溶液に、室温で2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド(ローソン試薬)(336mg、0.830mmol)を一度に加えた。得られた反応混合物を18時間撹拌した。TLCは反応が完結していないことを示したので、更にローソン試薬(168mg、0.415mmol)を加え、反応物を48時間撹拌した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、230−400メッシュ;ヘキサン中20%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を黄色ガラス状油状物として得た(188mg、44.7%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.34 (m, 1H), 8.27 (m, 1H), 7.60 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.40 (s, 2H), 7.36 (dd, J = 8.2, 1.7 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 15.9, 7.9 Hz, 1H), 4.89 (d, J = 8.4, 5.5 Hz, 2H), 4.48 (qd, J = 9.0, 6.0 Hz, 2H), 4.11 (m, 1H);ESIMS m/z 656.9([M−H]
−)。
[実施例19]
【0349】
(E)−2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニルチオアミド)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(AC91)の調製
【0350】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
(E)−2−ブロモ−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(400mg、0.638mmol)のTHF(5mL)中撹拌溶液に、室温でローソン試薬(64.5mg、0.160mmol)を一度に加えた。得られた反応混合物を18時間撹拌し、その後、反応混合物を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、230−400メッシュ;ヘキサン中20%EtOAcで溶離)により精製して、標題化合物を黄色油状物として得た(18.5mg、4.51%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.18 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.34 (dd, J = 8.1, 1.6 Hz, 1H), 6.52 (m, 2H), 6.37 (dd, J = 15.9, 7.9 Hz, 1H), 4.54 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 4.12 (m, 1H), 3.99 (qd, J = 8.9, 6.5 Hz, 2H);ESIMS m/z 640.9([M−H]
−)。
【0352】
実施例19に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(E)−2−ブロモ−N−(2−チオキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC92)
【0353】
【化110】
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【0354】
生成物を無色油状物として単離した(17.9mg、4.36%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ9.16 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.41 (m, 3H), 7.21 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 15.9, 7.8 Hz, 1H), 4.59 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.45 (qd, J = 9.0, 6.0 Hz, 2H), 4.12 (q, J = 7.2 Hz, 1H);ESIMS m/z 640.9([M−H]
−)。
[実施例106]
【0355】
エチル(Z)2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベナゾエート(AI76)の調製
【0356】
【化111】
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【0357】
実施例88に記載した手順に従って、標題化合物を作製し、黄色粘稠性油状物として単離した(416mg、23%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.80 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.35 (s, 2H), 7.12 (dd, J = 8.0, 1.7 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 6.23 - 5.91 (m, 1H), 4.42 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 4.33 - 4.10 (m, 1H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3H);
19F NMR (376 MHz, CDCl
3)δ-69.34 (d, J = 8.3 Hz);EIMS m/z 514.10([M]
−);IR(薄膜)2983、1727、1247、1204、1116cm
−1。
[実施例107]
【0358】
(Z)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)安息香酸(AI77)の調製
【0359】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
(Z)−エチル2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンゾエート(360mg、0.70mmol)のCH
3CN(1.0mL)中撹拌溶液に、ヨードトリメチルシラン(0.28mL、2.8mmol)を加えた。反応混合物を20時間加熱還流し、周囲温度に冷却し、CH
2Cl
2と10%Na
2S
2O
3水溶液との間で分配した。有機相を10%Na
2S
2O
3水溶液で1回洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空で濃縮した。溶離溶媒としてヘキサン中10%EtOAc、続いてCH
2Cl
2中20%MeOHを用い、物質をシリカプラグに通して、標題化合物を黄色泡状物として得た(143mg、42%):mp 54-64℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ11.36 (s, 1H), 7.99 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.30 (s, 2H), 7.14 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 6.15 (t, J = 10.9 Hz, 1H), 4.36 - 4.09 (m, 1H);
19F NMR (376 MHz, CDCl
3)δ-69.30.
[実施例108]
【0361】
(Z)−2−ブロモ−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC95)の調製
【0362】
【化113】
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【0363】
(Z)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)安息香酸(200mg、0.41mmol)の無水THF(5.0mL)中撹拌溶液に、DCI(82mg、0.51mmol)を加えた。混合物を50℃の油浴中1.5時間加熱し、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド塩酸塩(109mg、.057mmol)で処理し、得られた混合物を8時間加熱還流した。周囲温度に冷却した後、混合物をEt
2Oに溶解し、5%NaHSO
4水溶液(2回)で2回および飽和NaCl(1回)で1回洗浄した。MgSO
4で脱水した後、真空で濃縮し、溶離液としてEtOAc/ヘキサンを用いるシリカ上での中圧クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を白色泡状物として得た(160mg、41%)mp 48-61℃:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.58 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.44 - 7.29 (m, 3H), 7.14 (dd, J = 7.9, 1.6 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 6.76 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.59 (br s, 1H), 6.21 - 6.04 (m, 1H), 4.23 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 3.98 (qd, J = 9.0, 6.5 Hz, 2H);
19F NMR (376 MHz, CDCl
3)δ-69.31, -72.3;EIMS m/z 626.9([M+l]
+)。
[実施例109a]
【0364】
(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC114)の調製
【0365】
【化114】
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【0366】
(E)−tert−ブチル4−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.75g、1.11mmol)を、ジオキサンHCl(10mL)に0℃で加え、18時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、ジエチルエーテルで摩砕して、化合物を薄茶褐色固体として得た(0.6g、88%)。
[実施例109b]
【0367】
(E)−N−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC103)の調製
【0368】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド(0.1g、0.16mmol)のDCM(10.0mL)中撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.046mL、0.35mmol)を加え、10分間撹拌した。次いで塩化アセチル(0.014、0.18mmol)を加え、室温で16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO
3溶液およびブライン溶液で洗浄した。合わせたDCM層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物を5%ジエチルエーテル/n−ペンタンで洗浄して、標題化合物を白色固体として得た(0.054g、50%)。
[実施例110]
【0370】
(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)−N−(1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド(AC104)の調製
【0371】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
3,3,3−トリフルオロプロパン酸(0.02g、0.16mmol)のDCM(10.0mL)中撹拌溶液に、(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド(0.1g、0.16mmol)、PYBOP(0.09g、0.17mmol)、およびDIPEA(0.06g、0.48mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈した。合わせたDCM層を3N HClおよび飽和NaHCO
3溶液で洗浄し、分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;DCM中2%メタノールで溶離)により精製して、標題化合物を灰白色粘着性物質として得た(0.035g、29.%)。
[実施例111]
【0373】
(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)−N−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド(AC105)の調製
【0374】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0375】
(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド(0.1g、0.16mmol)のTHF(5.0mL)中撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.06mL、0.64mmol)を加え、10分間撹拌した。次いで2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(0.03、0.16mmol)を加え、室温で16時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3溶液およびブライン溶液で洗浄した。合わせた酢酸エチル層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を茶褐色固体として得た(0.05g、44%)。
[実施例112]
【0376】
(E)−2−ブロモ−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC106)の調製
【0377】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド(0.1g、0.16mmol)、ホルムアルデヒド(水中30%)(0.1mL、0.16mmol)および酢酸(0.01mL)のメタノール(5.0mL)中溶液を、室温で30分間撹拌した。その後、NaBH
3CN(0.01g、0.16mmol)を0℃で加え、反応物を室温で8時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去して残留物を得、これを酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液およびブライン溶液で洗浄した。合わせた酢酸エチル層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテル/ペンタンで摩砕して、標題化合物を淡黄色粘着性物質として得た(0.06g、59%)。
[実施例113]
【0379】
((E)−2−ブロモ−N−(1−(シアノメチル)ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC107)の調製
【0380】
【化119】
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【0381】
(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド(0.25g、0.43mmol)のTHF(10.0mL)中撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.16mL、1.29mmol)を加え、反応物を10分間撹拌した。次いで2−ブロモアセトニトリル(0.07、0.65mmol)を加え、反応物を室温で8時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和ブライン溶液で洗浄した。合わせた酢酸エチル層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.125g、46.8%)。
[実施例114]
【0382】
(E)−2−ブロモ−N−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC108)の調製
【0383】
【化120】
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【0384】
(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド(0.2g、0.35mmol)、オキセタン−3−オン(0.027g、0.38mmol)および酢酸(0.01mL)のメタノール(5.0mL)中溶液を、室温で30分間撹拌した。その後、NaBH
3CN(0.022g、0.35mmol)を、0℃で10分間かけてゆっくり少しずつ加え、反応物を室温で8時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去して残留物を得、これを酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3溶液およびブライン溶液で洗浄した。合わせた酢酸エチル層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテル/ペンタンで摩砕して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.05g、23%)。
[実施例115]
【0385】
(E)−2−ブロモ−N−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC109)の調製
【0386】
【化121】
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【0387】
(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド(0.25g、0.43mmol)のTHF(10.0mL)中撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.16mL、1.29mmol)を加え、反応物を10分間撹拌した。次いで2−クロロエタノール(0.05、0.65mmol)を加え、反応物を室温で8時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和ブライン溶液で洗浄した。合わせた酢酸エチル層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.09g、34%)。
[実施例116]
【0388】
(E)−2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンズアミド)酢酸(AI78)の調製
【0389】
【化122】
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【0390】
(E)−tert−ブチル2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンズアミド)アセテート(440mg、0.734mmol)のDCM(36.0ml)中撹拌溶液に、TFA(4.0mL)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮して残留物を得、これをn−ペンタンで洗浄して、標題化合物を灰白色固体として得た(310mg、78%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ13.0 (s, 1H), 8.75 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 7.93 (m, 2H), 7.62 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.96 (dd, J = 15.3, 9.3 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 4.83 (m, 1H), 3.90 (d, J = 5.7 Hz, 2H);ESIMS m/z 543.61([M+H]
+);IR(薄膜)3429、1635、1114、772cm
−1。
[実施例117]
【0391】
(E)−N−((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−メチルベンゾチオアミド(AC115)の調製
【0392】
【化123】
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【0393】
(E)−N−((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−メチルベンズアミド(0.06g、0.117mmol)のトルエン(3mL)中撹拌溶液に、ローソン試薬(0.14g、0.351mmol)を加え、反応物を100℃で1時間照射し、次いで室温に冷却し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗生成物を分取HPLCにより精製して、生成物を黄色固体として得た(0.03g、49%)。
[実施例118]
【0394】
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(AC116)の調製
【0395】
【化124】
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【0396】
ステップ1.2−(トリフルオロメトキシ)−4−ビニル安息香酸(AI79)
4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)安息香酸(1g、3.67mmol)のDMSO(20mL)中撹拌溶液に、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(1.47g、11.02mmol)および炭酸カリウム(1.52g、11.02mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで30分間脱気した。ビストリフェニルホスフィン(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウムジクロリド(0.13g、0.18mmol)を加え、反応混合物を80℃に1時間加熱した。反応混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(2x50mL)で抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水した。減圧下に濃縮して粗製の化合物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を淡黄色粘着性物質として得た(0.4g、47%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.05 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.78 (dd, J = 17.4.1, 11.1 Hz, 1H), 5.92 (d, J = 17.4 Hz, 1H), 5.51 (d, J = 10.8 Hz, 1H);ESIMS m/z 232.97([M+H]
+)。
【0397】
ステップ2.(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−(トリフルオロメトキシ)安息香酸(AI80)
2−(トリフルオロメトキシ)−4−ビニル安息香酸(0.356g、1.53mmol)の1Nメチルピロリジン(5.0mL)中撹拌溶液に、1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロ4−フルオロベンゼン(1.0g、3.07mmol)、塩化銅(I)(CuCl;0.03g、0.307mmol)および2,2ビピリジル(0.095g、0.614mmol)を加えた。反応混合物を150℃で1時間撹拌した。TLCにより反応が完結した後、反応混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(2x50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して粗製の化合物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を淡黄色粘着性物質として得た(0.3g、21%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.08 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.35 (s, 3H), 6.63 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.50 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.15 (m, 1H);ESIMS m/z 474.81([M−H]
−)。
【0398】
ステップ3.(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−N−(2−オキソ−2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)エチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(AC116)
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2−(トリフルオロメトキシ)安息香酸(0.25g、0.52mmol)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(0.158g、0.62mmol)、PyBOP(0.40g、0.78mmol)およびDIPEA(0.134g、1.04mmol)のDCM(10.0mL)中混合物を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせたDCM層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;20%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物を淡黄色粘着性物質として得た(0.15g、47%)。
[実施例20]
【0399】
5−ビニル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(BI1)の調製
【0400】
【化125】
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【0401】
5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(5g、23.7mmol)のトルエン中撹拌溶液に、ビニルボロン酸無水物ピリジン錯体(8.55g、35.54mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.1g、0.094mmol)、K
2CO
3(22.88g、165.83mmol)を加えた。得られた反応混合物を16時間加熱還流した。反応混合物を25℃に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をEtOAcで希釈し、H
2Oおよびブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中5%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(1.8g、48%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.74 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.49 (br s, 1H), 7.44 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.82 (m, 1H), 5.90 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 5.42 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 3.20 (m, 2H), 2.70 (m, 2H);ESIMS m/z 159.06([M+H]
−)。
【0402】
実施例20に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
6−ビニル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(BI2)
【0403】
【化126】
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【0404】
生成物を灰白色固体として単離した(5g、48%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ7.85 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.48 (m, 2H), 6.82 (m, 1H), 6.02 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 5.44 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 2.95 (m, 2H), 2.60 (m, 2H), 2.00 (m, 2H);ESIMS m/z 173.14([M−H]
−);IR(薄膜)1681cm
−1。
[実施例21]
【0405】
(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(BI3)の調製
【0406】
【化127】
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【0407】
1,2−ジクロロベンゼン(25mL)中の5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(4g、11.7mmol)、5−ビニル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(0.92g、5.8mmol)、CuCl(0.115g、1.171mmol)および2,2−ビピリジル(0.053g、0.34mmol)を、180℃で16時間加熱した。反応混合物を25℃に冷却し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中5%EtOAc)により精製して、標題化合物を液体として得た(1.28g、25%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.76 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.52 (m, 3H), 6.68 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 6.52 (m, 1H), 4.18 (m, 1H), 3.18 (m, 2H), 2.75 (m, 2H);ESIMS m/z 419.14([M+H]
−);IR(薄膜)1708.94、1113.60、807.77cm
−1。
【0408】
実施例21に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(BI4)
【0409】
【化128】
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【0410】
生成物を茶褐色半固体として単離した(1.2g、16%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.76 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.54 (m, 3H), 7.30 (s, 1H), 6.68 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 6.52 (m, 1H), 4.18 (m, 1H), 3.18 (m, 2H), 2.75 (m, 2H);ESIMS m/z 400.84([M−H]
−);IR(薄膜)815、1113、1709cm
−1。
(E)−6−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(BI5)
【0411】
【化129】
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【0412】
生成物を淡黄色半固体として単離した(1.2g、30%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.20 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.42 (s, 2H), 7.35 (m, 1H), 7.24 (m, 2H), 6.62 (d, J = 16 Hz, 1H), 6.46 (m, 1H), 4.18 (m, 1H), 2.95 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 2.19 (m, 2H);ESIMS m/z 432.94([M−H]
−);IR(薄膜)1680、1113、808cm
−1。
[実施例22]
【0413】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(BI6)の調製
【0414】
【化130】
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【0415】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(0.5g、1.24mmol)のアセトニトリル(20mL)中撹拌溶液に、Selectfluor(登録商標)(0.52g、1.48mmol)を加え、反応物を還流温度に16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧下に濃縮し、DCMで希釈した。溶液を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して粗生成物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中15%EtOAc)により精製して、標題化合物を淡黄色半固体として得た(0.1g、24%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.80 (m, 1H), 7.48 (m, 2H), 7.32 (m, 2H), 6.65 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.54 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.38 (m, 1H), 4.18 (m, 1H), 3.62 (m, 1H), 3.32 (m, 1H);ESIMS m/z 419.06([M−H]
−);IR(薄膜)1728、1114、817cm
−1。
[実施例23]
【0416】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(BC10)の調製
【0417】
【化131】
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【0418】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(0.15g、0.35mmol)のDCE(10mL)中撹拌溶液に、トリフルオロプロピルアミン(0.048g、0.42mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.055g、0.875mmol)を冷却しながら加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をDCEで希釈し、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。減圧下に濃縮して粗製の化合物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中10−15%EtOAc)により精製して、標題化合物を無色粘着性物質として得た(0.042g、24%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.38-7.20 (m, 5H), 6.62 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.34 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.83 (br, 1H), 5.52 (m, 1H), 4.12 (m, 1H), 3.02 (m, 3H), 2.82 (m, 1H), 2.50 (m, 2H), 1.82 (m, 1H), 1.42 (m, 1H);ESIMS m/z 497.98([M−H]
−);IR(薄膜)3027、1654、815cm
−1。
[実施例24]
【0419】
6−((E)−4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンオキシム(BI5a)の調製
【0420】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0421】
((E)−6−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(0.4g、0.92mmol)のEtOH(50mL)中撹拌溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.128g、1.85mmol)および酢酸ナトリウム(0.23g、2.77mmol)を加え、反応混合物を3時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して粗製の化合物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中10−15%EtOAc)により精製した。標題化合物を固体として単離した(0.3g、73%):mp 155-158℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.24 (m, 1H), 7.17 (m, 1H), 6.57 (d, J = 16 Hz, 1H), 6.46 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.13 (m, 1H), 2.82 (m, 4H), 2.04 (m, 2H);ESIMS m/z 445.95([M−H]
−)。
[実施例25]
【0422】
(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(BI5b)の調製
【0423】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(1g、2.39mmol)のCH
3OH(10mL)中撹拌溶液に、酢酸アンモニウム(1.84g、23.9mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(NaCNBH
3;0.44g、7.17mmol,)を加え、反応混合物を16時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をH
2Oおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液(飽和NaHCO
3水溶液)で洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を液体として得た(500mg、粗製物):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ7.85 (s, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.30 (s, 2H), 6.71 (s, 2H), 4.78 (m, 1H), 4.2 (m, 1H), 2.80 (m, 1H), 2.73 (m, 1H), 1.60 (m, 2H);ESIMS m/z 419.02([M+H]
+);IR(薄膜)2924、1552、1112、807cm
−1。
【0425】
実施例25に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(BI7)
【0426】
【化134】
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【0427】
生成物を薄茶褐色粘着性物質として単離し、次のステップにそのまま使用した(0.15g、粗製の化合物):ESIMS m/z 401.97([Μ−Η]
−)。
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(BI8)
【0428】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
生成物を薄茶褐色粘着性物質として単離し、次のステップにそのまま使用した(0.15g、粗製の化合物):ESIMS m/z 420.15([Μ−Η]
−)。
(E)−6−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−アミン(BI9)
【0430】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
生成物を淡黄色液体として単離した(500mg粗製物)。
[実施例26]
【0432】
(E)−1−メチル−3−(5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−ブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)チオ尿素(BC1)の調製
【0433】
【化137】
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【0434】
(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(0.1g、0.23mmol)のEt
2O(5mL)中撹拌溶液に、メチルイソチオシアネート(0.026g、0.35mmol)を加え、混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中20%EtOAc)により精製した。標題化合物を液体として単離した(65mg、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.39 (s, 2H), 7.25 - 7.18 (m, 3H), 6.58 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.30 (dd, J = 16.0, 8.4 Hz, 1H), 5.91 - 5.70 (br, 2H), 4.05 (m, 1H), 3.05 - 2.80 (m, 6H), 2.70 (m, 1H), 1.81 (m, 1H);ESIMS m/z 492.17([M+H]
+);IR(薄膜)3211、1569、1113、806cm
−1。
【0435】
実施例26に記載した手順に従って、表1中の化合物BC2−BC3を作製した。
[実施例27]
【0436】
(E)−3,3,3−トリフルオロ−N−(5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)プロパンアミド(BC4)の調製
【0437】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(0.1g、0.23mmol)のCH
2Cl
2(10mL)中撹拌溶液に、トリフルオロプロピオン酸(0.044g、0.34mmol)、EDC・HCl(0.038g、0.35mmol)、HOBt・H
2O(0.07g、0.46mmol)およびDIEA(0.074g、0.57mmol)を加え、反応混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、H
2Oで洗浄した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中15%EtOAc)により精製して、標題化合物を液体として得た(65mg、65%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.39 (s, 2H), 7.25-7.20 (m, 3H), 6.34 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.30 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.81 (br, 1H), 5.48 (m, 1H), 4.10 (m, 1H), 3.10 (m, 2H), 2.86-3.07 (m, 2H), 2.86 (m, 1H), 1.81 (m, 1H);ESIMS m/z 529.02([M+H]
+);IR(薄膜)3283、1652、1241、811cm
−1。
【0439】
実施例27に記載した手順に従って、表1中の化合物BC5−BC9、BC11を作製した。
[実施例28]
【0440】
tert−ブチル5−ビニルインドリン−1−カルボキシレート(BI10)の調製
【0441】
【化139】
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【0442】
ステップ1.5−ブロモ−インドリン(BI11)
酢酸(10.0mL)中の5−ブロモ−1H−インドール(2.5g、12.82mmol)に、NaCNBH
3(2.38g、38.46mmol)を10℃で20分間かけて少しずつ加えた。その後、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和NaHCO
3、水およびブライン溶液で洗浄した。合わせたエーテル層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を淡黄色半固体として得た(1.8g、71%)。
【0443】
ステップ2.tert−ブチル−5−ブロモインドリン−1−カルボキシレート(BI12)
5−ブロモ−インドリン(3.0g、15mmol)のアセトニトリル(100ml)中撹拌溶液に、DMAP(0.185g、1.522mmol)およびジ−tert−ブチルジカルボネート(3.98g、18.3mmol)を加え、反応物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧で濃縮して残留物を得、これをジエチルエーテルで希釈し、水およびブライン溶液(2回)で洗浄した。合わせたエーテル層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗生成物を灰白色固体として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(3.0g)。
【0444】
ステップ3.tert−ブチル−5−ビニルインドリン−1−カルボキシレート(BI10)
tert−ブチル−5−ブロモインドリン−1−カルボキシレート(2.0g、6.73mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(2.6g、20.20mmol)およびK
2CO
3(2.78g、20.2mmol)のDMSO(50.0mL)中撹拌溶液を、アルゴンで室温にて20分間脱気した。PdCl
2(dppf)(0.49g、0.67mmol)を室温で加え、次いで反応混合物を100℃に3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、真空下セライトベッドを通して濾過し、ジエチルエーテルで洗浄した。反応混合物をジエチルエーテルで抽出した。合わせたジエチルエーテル層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗生成物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(1.2g、73%):Mp 85.5 -88.6℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.23 (m, 3H), 6.69 (dd, J = 17.4, 10.8 Hz, 1H), 5.64 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 5.13 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 4.00 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 3.10 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 1.55 (bs, 9H).
[実施例29]
【0445】
(E)−tert−ブチル5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)インドリン−1−カルボキシレート(BI13)の調製
【0446】
【化140】
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【0447】
tert−ブチル−5−ビニルインドリン−1−カルボキシレート(1.28g、5.23mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(10.0mL)中撹拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2−フルオロベンゼン(3.4g,10mmol)、CuCl(103mg、1.05mmol)および2,2−ビピリジル(0.326g、2.092mmol)を加え、得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、150℃に1時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を淡黄色粘着性固体として得た(0.3g、61%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 7.22 (s, 2H), 7.16 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.21 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.07 (m, 3H), 3.10 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 1.55 (s, 9H);ESIMS m/z 433.79([M−H]
−);IR(薄膜)1168、858cm
−1。
[実施例30]
【0448】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)インドリン−1−アミン(BI14)の調製
【0449】
【化141】
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【0450】
ステップ1.(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)インドリン(BI15)
(E)−tert−ブチル−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)インドリン−1−カルボキシレート(0.2g、0.4mmol)のDCM(10.0mL)中撹拌溶液に、TFA(0.6mL)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水およびブライン溶液で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗生成物を薄茶褐色粘着性物質として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(0.12g):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.33 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.21 (s, 1H), 7.02 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.21(dd, J = 15.6, 8.4 Hz, 1H), 4.07 (m, 1H), 3.61 (t, J = 8.4 Hz, 2H), 3.05 (t, J = 8.4 Hz, 2H);ESIMS m/z 389.89([M+H]
+);IR(薄膜)3385、1112、816cm
−1。
【0451】
ステップ2.5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1−ニトロソインドリン(BI16)
濃HCl(5.0ml)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)インドリン(0.2g、0.5mmol)に、5℃で水中NaNO
2をゆっくり加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、DCM層を水およびブライン溶液で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗生成物を淡黄色固体として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(0.2g):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.33 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.39 (m, 4H), 6.61 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.35 (dd, J =16.0, 8.4 Hz, 1H), 4.07 (m, 3H), 3.23 (t, J = 8.4 Hz, 2H);ESIMS m/z 418.82([M+H]
+);IR(薄膜)1488、1112、860cm
−1。
【0452】
ステップ3.(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)インドリン−1−アミン(BI14)
メタノール(10.0mL)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1−ニトロソインドリン(0.1g、0.2mmol)に、水(2.0mL)中の亜鉛粉末(77.5mg)およびNH
4Cl(36.9mg、0.69mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、DCM層を水およびブライン溶液で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得、これをカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として得た(0.08g):ESIMS m/z 404.86([M+H]
+)。
[実施例31]
【0453】
(E)−N−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)インドリン−1−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(BC12)の調製
【0454】
【化142】
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【0455】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)インドリン−1−アミン(0.1g、0.247mmol)のDCM(10.0ml)中撹拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(0.038g、0.297mmol)、PyBOP(0.192g、0.370mmol)およびDIEA(0.047g、0.370mmol)を加え、反応物を室温で18時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;20−25%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として得た(0.12g、33%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.32, (d, J = 6.0 Hz, 2H) 7.28 (m, 1H), 7.20 (d, J = 8.0, 1H), 7.14 (d, J = 8.8, 1H), 6.70 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.60 (m, 2H), 4.15 (m, 1H), 3.85 (m, 1H), 3.65 (m, 1H), 3.46 (m, 2H), 3.19 (m, 2H);ESIMS m/z 514.86([M+H]
+);IR(薄膜)3428、1112、857cm
−1。
[実施例32]
【0456】
tert−ブチル−5−ビニル−1H−インドール−1−カルボキシレート(BI17)の調製
【0457】
【化143】
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【0458】
ステップ1.5−ビニル−1H−インドール(BI18)
5−ブロモ−1H−インドール(2.5g、12.82mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(2.57g,19.2mmol)、Cs
2CO
3(12.53g、38.46mmol)およびトリフェニルホスフィン(201mg、0.769mmol)のTHF/水(9:1、75ml)中混合物を、アルゴンで20分間脱気し、次いでPdCl
2(45.3mg,0.256mmol)を仕込んだ。反応混合物を16時間加熱還流し、次いで室温に冷却し、セライトベッドを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を酢酸エチルで再度抽出し、合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として得た(1.5g、83%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.20 (br, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.45 (s, 2H), 7.21 (m, 1H), 6.90 (dd, J =16.0, 10.8 Hz, 1H), 6.55 (m, 1H), 5.75 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 5.21 (d, J = 10.5 Hz, 1H);ESIMS m/z 142.05([M−H]
−)。
【0459】
ステップ2.tert−ブチル−5−ビニル−1H−インドール−1−カルボキシレート(BI17)
5−ビニル−1H−インドール(0.7g、4.89mmol)のアセトニトリル(20ml)中撹拌溶液に、DMAP(59.65mg、0.489mmol)およびジ−tert−ブチルジカルボネート(1.38g、6.36mmol)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮して残留物を得、これをDCMで希釈し、水およびブライン溶液で洗浄した。合わせたDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を灰白色半固体として得た(0.7g、59%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.15 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.60 (s, 2H), 7.30 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.21 (m, 1H), 6.90 (dd, J =16.0, 10.8 Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.75 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 5.21 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 1.65 (s, 9H);ESIMS m/z 242.10([M−H]
−);IR(薄膜)1630cm
−1。
[実施例33]
【0460】
(E)−tert−ブチル5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−1H−インドール−1−カルボキシレート(BI19)の調製
【0461】
【化144】
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【0462】
tert−ブチル5−ビニル−1H−インドール−1−カルボキシレート(0.65g、2.67mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(10.0mL)中撹拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2−フルオロベンゼン(1.74g、5.37mmol)、CuCl(53mg、0.537mmol)および2,2−ビピリジル(167mg、1.07mmol)を加えた。得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、150℃に2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として得た(0.25g、10%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.20 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.60 (m, 2H), 7.39 (m, 3H), 6.69 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 6.36 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.10 (m, 1H), 1.65 (s, 9H);ESIMS m/z 485.91([M−H]
−);IR(薄膜)1165、854cm
−1。
[実施例34]
【0463】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−1H−インドール(BI20)の調製
【0464】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
(E)−tert−ブチル5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1H−インドール−1−カルボキシレート(0.2g、0.40mmol)のDCM(10.0mL)中撹拌溶液に、TFA(70mg、0.61mmol)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO
3溶液、水およびブライン溶液で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を薄茶褐色固体として得た(0.2g、97%):mp 132.9-138.8℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ11.19 (br, 1H), 8.20 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.60 (m, 2H), 7.39 (m, 3H), 6.69 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 6.36 (dd, J =16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.82 (m, 1H);ESIMS m/z 387.98([M+H]
+)。
[実施例35]
【0466】
4−ニトロフェニル2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)アセテート(BI21)の調製
【0467】
【化146】
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【0468】
4−ニトロフェノール(1.0g、7.19mmol)のDCM(20.0mL)中撹拌溶液に、N−Bocグリシン(1.38g、7.91mmol)およびEDC HCl(2.05g,10.785mmol)を加え、反応物を室温で24時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水および飽和ブライン溶液で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(1.1g):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.29 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.33 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.07 (br, 1H), 4.20 (s, 2H), 1.47 (s, 9H);ESIMS m/z 296.27([M+H]
+)。
[実施例36]
【0469】
(E)−tert−ブチル(2−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−1H−インドール−1−イル)−2−オキソエチル)カルバメート(BI22)の調製
【0470】
【化147】
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【0471】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1H−インドール(0.1g、0.258mmol)のアセトニトリル(5.0mL)中撹拌溶液に、4−ニトロフェニル2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)アセテート(0.114g、0.387mmol)、フッ化カリウム(0.03g、0.516mmol)、18−クラウン−6−エーテル(0.075g、0.283mmol)およびDIEA(0.0332g、0.258mmol)を加え、反応物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮して残留物を得、これをDCMで希釈し、水およびブライン溶液で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の標題化合物を薄茶褐色粘着性物質として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(0.1g):ESIMS m/z 545.23([M+H]
+)。
[実施例37]
【0472】
(E)−N−(2−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−1H−インドール−1−イル)−2−オキソエチル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(BC13)の調製
【0473】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
ステップ1.(E)−2−アミノ−1−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1H−インドール−1−イル)エタノン(BI23)
(E)−tert−ブチル2−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1H−インドール−1−イル)−2−オキソエチルカルバメート(0.05g、0.09mmol)のDCM(5.0mL)中撹拌溶液に、TFA(0.01mL)を加え、反応物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO
3溶液、水およびブライン溶液で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の標題化合物を得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(50mg)。
【0475】
ステップ2.(E)−N−(2−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−1H−インドール−1−イル)−2−オキソエチル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(BC13)
(E)−2−アミノ−1−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1H−インドール−1−イル)エタノン(0.04g、0.09mmol)のDCM(5.0ml)中撹拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(17.5mg、0.136mmol)、PyBOP(70mg、0.135mmol)およびDIEA(29mg、0.225mmol)を加え、反応物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、DCM層を水および飽和ブライン溶液で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得、これをカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;10%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(30mg、60%):mp 121-126℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.33 (br, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.45 (m, 4H), 6.72 (d, J = 3.6 Hz, 3H), 6.39 (m, 1H), 4.71 (t, J = 1.2 Hz, 2H), 4.15 (m, 1H), 3.51 (m, 1H), 3.28 (m, 1H);ESIMS m/z 553.06([M−H]
−)。
[実施例38]
【0476】
エチル2−(1−オキソ−6−ビニルフタラジン−2(1H)−イル)アセテート(BI24)の調製
【0477】
【化149】
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【0478】
ステップ1.5−ブロモ−3−ヒドロキシイソインドリン−1−オン(BI25)
Zn粉末(1.73g、26.154mmol)、硫酸銅(II)5水和物(0.02g,0.08mmol)および2M NaOH水溶液(27mL)の混合物を、0℃に冷却した。5−ブロモイソインドリン−1,3−ジオン(5g、22mmol)を、30分間かけて同じ温度で加えた。反応混合物を0℃で30分間、および室温で3時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃HClで中和した。反応混合物をエタノールで希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の標題化合物を茶褐色固体として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(1.3g):mp 258-261℃;
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ9.03 (br, 1H), 7.81 (m, 2H), 7.69 (m, 1H), 6.44 (m, 1H), 5.88 (d, J = 9.3 Hz, 1H);ESIMS m/z 225.83([M−H]
−);IR(薄膜)1684、3246、606cm
−1。
【0479】
ステップ2.6−ブロモフタラジン−1(2H)−オン(BI26)
5−ブロモ−3−ヒドロキシイソインドリン−1−オン(1.0g、4.40mmol)の水中撹拌溶液に、ヒドラジン水和物(0.45g、8.80mmol)を加え、95℃に5時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、ジエチルエーテルおよびペンタン(1:1)で洗浄して、標題化合物を白色固体として得、これを更には精製せずに次のステップに使用した(0.5g):ESIMS m/z 225.15([M+H]
+)。
【0480】
ステップ3.6−ビニルフタラジン−1(2H)−オン(BI27)
6−ブロモフタラジン−1(2H)−オン(0.25g、1.11mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(0.446g、3.33mmol)およびK
2CO
3(0.46g、3.33mmol)のDMSO(2mL)中溶液を、アルゴンで室温にて20分間脱気した。PdCl
2(dppf)(0.04g、0.055mmol)を室温で加え、反応混合物を80℃に2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、真空下でセライトベッドを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた酢酸エチル層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗生成物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;50%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を茶褐色固体として得た(0.12g、63%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ13.61 (br, 1H), 8.33 (m, 1H), 8.19 (m, 1H), 8.01 (m, 2H), 6.97 (m, 1H), 6.15 (m, 1H), 5.56 (d, J = 10.8 Hz, 1H);ESIMS m/z 172.93([M+H]
+);IR(薄膜)1748、1655、3241cm
−1。
【0481】
ステップ4.エチル−2−(1−オキソ−6−ビニルフタラジン−2(1H)−イル)アセテート(BI24)
6−ビニルフタラジン−1(2H)−オン(0.5g、2.90mmol)のDMF(5.0mL)中撹拌溶液に、Cs
2CO
3(0.94g、2.90mmol)を加え、反応物を10分間撹拌した。エチルブロモアセテート(0.48g,2.90mmol)を室温で反応混合物に加え、反応物を室温で8時間撹拌した。反応混合物を希釈し、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水およびブライン溶液(2回)で洗浄した。分離した酢酸エチル層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗生成物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;25%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を茶褐色固体として得た(0.34g、45%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ8.45 (m, 1H), 8.24 (m, 1H), 8.04 (m, 2H), 7.01 (m, 1H), 6.17 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.56 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.92 (s, 2H), 4.19 (m, 2H), 1.23 (m, 3H).ESIMS m/z 259.10([M+H]
+);IR(薄膜)1750、1660cm
−1。
[実施例39]
【0482】
(E)−エチル2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)アセテート(BI28)の調製
【0483】
【化150】
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【0484】
エチル−2−(1−オキソ−6−ビニルフタラジン−2(1H)−イル)アセテート(0.07g、0.27mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(1.0mL)中撹拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2フルオロベンゼン(0.17g、0.54mmol)、CuCl(0.005g、0.05mmol)および2,2−ビピリジル(0.016g、0.10mmol)を加え、得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、180℃に12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;10−15%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を茶褐色固体として得た(40mg、29%):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ8.40 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.37 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 6.76 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.59 (dd, J =16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.29 (m, 3H), 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3H);ESIMS m/z 503.0([M+H]
+);IR(薄膜)1660、1114、817cm
−1。
[実施例40]
【0485】
(E)−2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)酢酸(BI29)の調製
【0486】
【化151】
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【0487】
(E)−エチル−2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)アセテート(0.04g、0.07mmol)のHCl(0.5mL)および酢酸(0.5mL)中溶液を、100℃に3時間加熱した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を水で希釈した。水層を酢酸エチルで抽出し、分離した酢酸エチル層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物をジエチルエーテル−ペンタン混合物で摩砕して、標題化合物を茶褐色固体として得た(0.03g):
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ13.0 (br s, 1H), 8.43 (m, 1H), 8.23 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.14 (m, 2H), 7.91 (m, 2H), 7.16 (dd, J =16.0, 8.0 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.96 (m, 3H),;ESIMS m/z 473.0([M−H]
−);IR(薄膜)1629、1168、817cm
−1。
[実施例41]
【0488】
(E)−2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(BC14)の調製
【0489】
【化152】
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【0490】
(E)−2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)酢酸(0.15g、0.31mmol)のDCM(20.0ml)中撹拌溶液に、2,2,2,−トリフルオロエタンアミン(0.03g、0.31mmol)、PyBOP(0.17g、0.34mmol)およびDIEA(0.15ml、0.93mmol)を室温で加え、反応物を18時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、3N HCl(2x20mL)、NaHCO
3(2x20mL)およびブライン溶液(2回)で洗浄した。分離したDCM層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を得た。粗製の化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;20−25%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、標題化合物を茶褐色固体として得た(0.11g):mp 172-175℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.83 (t, J = 6.6 Hz, 1H), 8.42 (t, J = 14.7 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.13 (t, J = 6.3 Hz, 1H), 7.98 - 7.86 (m, 2H), 7.16 - 7.07 (m, 1H), 7.01 - 6.93 (m, 1H), 4.96 - 4.81 (m, 3H), 4.00 - 3.88 (m, 2H);ESIMS m/z 554.0([M−H]
−)。
[実施例42]
【0491】
2−(4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI1)の調製
【0492】
【化153】
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【0493】
1−(クロロメチル)−4−ビニルベンゼン(10g、66mmol)のDMF(100mL)中撹拌溶液に、カリウムフタルイミド(13.3g、72.1mmol)を加え、得られた反応混合物を70℃で16時間加熱した。反応混合物をH
2Oで希釈し、CHCl
3で抽出した。合わせたCHCl
3層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。CH
3OHから再結晶して、標題化合物を灰白色固体として得た(8g、46%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.83 (m, 2H), 7.71 (m, 2H), 7.39 (m, 4H), 6.65 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.72 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.21 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.82 (s, 2H);GCMS m/z 263.2([M]
+);IR(薄膜)3420、1133、718cm
−1。
[実施例43]
【0494】
(E)−2−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI2)の調製
【0495】
【化154】
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【0496】
出発物として2−(4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオンおよび1−(1−ブロモエチル)−3,5−ジクロロベンゼンを用い実施例10の手順を用いて、標題化合物を灰白色固体として単離した(0.3g、40−50%):mp 142-145℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.86 (m, 2H), 7.74 (m, 2H), 7.42 (m, 2H), 7.36 (m,3H), 7.27 (m, 2H), 6.58 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.05 (m, 1H);ESIMS m/z 488.17([M−H]
−)。
【0497】
実施例43に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI3)
【0498】
【化155】
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【0499】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.3g、56%):mp 145-146℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.86 (m, 2H), 7.74 ( m, 2H), 7.42-7.31 (m, 6H), 6.58 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.53 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.05 (m, 1H);ESIMS m/z 522.2([M−H]
−);IR(薄膜)1716、1110、712cm
−1。
【0500】
予言的に、実施例43に記載した手順に従って、化合物CI4−CI5(表1)を作製できた。
[実施例44]
【0501】
(E)−(4−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(CI6)の調製
【0502】
【化156】
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【0503】
(E)−2−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−イソインドリン−1,3−ジオン(1.2g、2.45mmol)のEtOH中撹拌溶液に、ヒドラジン水和物(0.61g、12mmol)を加え、得られた反応混合物を90℃で1時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残留物をCH
2Cl
2に溶解し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の標題化合物を粘着性液体として得(0.9g)、これを更には精製せずに使用した。
【0504】
実施例44に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(CI7)
【0505】
【化157】
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【0506】
標題化合物を単離し、更には精製せずに使用した。
【0507】
予言的に、実施例44に記載した手順に従って、化合物CI8−CI9(表1)を作製できた。
[実施例45]
【0508】
4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゾニトリル(CI10)の調製
【0509】
【化158】
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【0510】
3−クロロ−4−メチルベンゾニトリル(5g、25.4mmol)の四塩化炭素(CCl
4;50mL)中撹拌溶液に、アルゴン雰囲気下NBS(5.16g、29mmol)を加え、混合物を30分間脱気した。これにアゾビスイソブチロニトリル(AIBN;0.3g、1.8mmol)を加え、得られた反応混合物を4時間加熱還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、H
2Oで洗浄し、CH
2Cl
2で抽出した。合わせたCH
2Cl
2層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中5%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(4.8g、68%):mp 87-88℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.71 (s, 1H), 7.59 (s, 2H), 4.60 (s, 2H);ESIMS m/z 229.77([M+H]
+);IR(薄膜)2235、752、621cm
−1。
【0511】
実施例45に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
4−(ブロモメチル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル(CI11)
【0512】
【化159】
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【0513】
標題化合物を灰白色粘着性物質として単離した(5g、66%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.96 (s, 1H), 7.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.62 (s, 2H);ESIMS m/z 262.11([M−H]
−);IR(薄膜)2236、1132、617cm
−1。
【0514】
3−ブロモ−4−(ブロモメチル)ベンゾニトリル(CI12)
【0515】
【化160】
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【0516】
標題化合物を灰白色固体として単離した(5g、67%):mp 82-83℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.90 (s, 1H), 7.61 (m, 2H), 4.62 (s, 2H);EIMS m/z 272.90;IR(薄膜)2229、618cm
−1。
【0517】
4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾニトリル(CI13)
【0518】
【化161】
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【0519】
標題化合物を灰白色固体として単離した(2g、60%):mp 79-81℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.54 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 8.0 Hz, 8.0, 1H), 7.38 (dd, J = 5 Hz, 1H), 4.5 (s, 2H);EIMS m/z 215。
[実施例46]
【0520】
4−(ブロモメチル)−3−クロロベンズアルデヒド(CI14)の調製
【0521】
【化162】
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【0522】
4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゾニトリル(4.8g、17mmol)のトルエン(50mL)中撹拌溶液に、0℃で水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL−H、トルエン中1.0M溶液;23.9mL)を滴下添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物が白色スラリーになるまでH
2O中10M HCl(5mL)を加え、次いで更に1N HCl(20mL)を加えた。有機層を集め、水層をCHCl
3で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中5%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(3.8g、80%):mp 64-66℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.00 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.60 (s, 2H);ESIMS m/z 232.78([M+H]
+)。
【0523】
実施例46に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
4−(ブロモメチル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(CI15)
【0524】
【化163】
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【0525】
標題化合物を淡黄色低融点固体として単離した(5g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.09 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.09 (m, 1H), 7.81 (m, 1H), 4.61 (s, 2H);ESIMS m/z 265.04([M−H]
−);IR(薄膜)1709、1126、649cm
−1。
3−ブロモ−4−(ブロモメチル)ベンズアルデヒド(CI16)
【0526】
【化164】
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【0527】
標題化合物を淡黄色固体として単離した(5g、62%):mp 94-95℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ9.96 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.81 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.60 (s, 2H);EIMS m/z 275.90。
4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンズアルデヒド(CI17)
【0528】
【化165】
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【0529】
標題化合物を灰白色固体として単離した(5g、61%):mp 43-45℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ9.1 (s, 1H), 7.54 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 5 Hz, 1H), 4.5 (s, 2H);EIMS m/z 216。
[実施例47]
【0530】
3−クロロ−4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)ベンズアルデヒド(CI18)の調製
【0531】
【化166】
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【0532】
4−(ブロモメチル)−3−クロロベンズアルデヒド(3.8g、14mmol)のDMF(40mL)中撹拌溶液に、カリウムフタルイミド(3.54g、19.14mmol)を加え、混合物を60℃で6時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、H
2O(100mL)で希釈した。得られた固体を濾過により分離し、真空下に乾燥して、標題化合物を白色固体として得た(2.8g、60%):mp 123-126℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ9.95 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.91 (m, 3H), 7.80 (m, 2H), 7.20 (m, 1H), 5.05 (s, 2H);ESIMS m/z 298.03([M−H]
−)。
【0533】
実施例47に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(CI19)
【0534】
【化167】
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【0535】
標題化合物を灰白色固体として単離した(1g、62%):mp 142-143℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.05 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.91 (m, 2H), 7.80 (m, 3H), 7.27 (m, 1H), 5.19 (s, 2H);ESIMS m/z 332.03([M−H]
−)。
【0536】
3−ブロモ−4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)ベンズアルデヒド(CI20)
【0537】
【化168】
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【0538】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.5g、64%):mp 159-161℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ9.95 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.91 (m, 3H), 7.80 (m, 2H), 7.20 (m, 1H), 5.05 (s, 2H);ESIMS m/z 314.00([M−CHO]
−)。
【0539】
4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−3−フルオロベンズアルデヒド(CI21)
【0540】
【化169】
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【0541】
標題化合物を白色固体として単離した(2g、60%):mp 154-156℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ9.95 (s, 1H), 7.9 (m, 2H), 7.75 (m, 2H), 7.6 (m, 2H), 7.5 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 5.05 (s, 2H);EIMS m/z 283.1。
[実施例48]
【0542】
2−(2−クロロ−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI22)の調製
【0543】
【化170】
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【0544】
3−クロロ−4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)ベンズアルデヒド(2.8g、8.2mmol)の1,4−ジオキサン(30mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(1.68g、12.24mmol)およびメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(4.37g、12.24mmol)を周囲温度で加えた。次いで得られた反応混合物を100℃で18時間加熱した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、得られた濾液を減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中20%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(1.94g、70%):mp 141-143℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.85 (m, 2H), 7.70 (m, 2H), 7.41 (m, 1H), 7.21 (m, 2H), 6.71 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.72 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.23 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.92 (s, 2H);ESIMS m/z 298.10([M−H]
−)。
【0545】
実施例48に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
2−(2−(トリフルオロメチル)−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI23)
【0546】
【化171】
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【0547】
標題化合物を薄茶褐色固体として単離した(0.5g、60%):mp 134-135℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.92 (m, 2H), 7.80 (m, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.46 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.65 (m, 1H), 5.80 (d, J = 17.8 Hz, 1H), 5.19 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 5.09 (s, 2H);ESIMS m/z 332.10([M+H]
+)。
【0548】
2−(2−ブロモ−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI24)
【0549】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0550】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.5g、62%):mp 126-128℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.92 (m, 2H), 7.79 (m, 2H), 7.62 (s, 1H), 7.21 (m, 1H), 7.16 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.62 (m, 1H), 5.72 (d, J = 17.8 Hz, 1H), 5.15 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.95 (s, 2H);EIMS m/z 341.10。
【0551】
2−(2−フルオロ−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI25)
【0552】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0553】
標題化合物を白色固体として単離した(0.5g、61%):mp 140-142℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.85 (m, 2H), 7.72 (m, 2H), 7.25 (m, 1H), 7.11 (m, 2H), 6.63 (m 1H), 5.80 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.28 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.92 (s, 2H);EIMS m/z 282.08。
[実施例49]
【0554】
(E)−2−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI26)の調製
【0555】
【化174】
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【0556】
2−(2−クロロ−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(2.0g、6.51mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(25mL)中撹拌溶液に、1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロベンゼン(3.48g、11.36mmol)、CuCl(112mg、1.13mmol)および2,2−ビピリジル(0.35g)を加えた。得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、次いで180℃で24時間撹拌した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中25−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(1.3g、50%):mp 141-143℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.92 (m, 2H), 7.79 (m, 2H), 7.42 (m, 2H), 7.24 (m, 2H), 7.20 (m, 2H), 6.54 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.34 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.10 (m, 1H);ESIMS m/z 524.07([M+H]
+)。
【0557】
実施例49に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(E)−2−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI27)
【0558】
【化175】
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【0559】
標題化合物を淡白色固体として単離した(0.2g、55%):mp 128-129℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.92 (m, 2H), 7.79 (m, 2H), 7.42 (m, 3H), 7.22 (m, 2H), 6.52 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.05 (m, 1H);ESIMS m/z 557.99([M+H]
+)。
【0560】
(E)−2−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI28)
【0561】
【化176】
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【0562】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.2g、54%):mp 177-180℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.90 (m, 2H), 7.77 (m, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.32 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.21 (m, 2H), 6.52 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.05 (m, 1H);ESIMS m/z 540.08([M−H]
−);IR(薄膜)1716cm
−1。
【0563】
(E)−2−(2−クロロ−4−(3−(3,4−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI29)
【0564】
【化177】
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【0565】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.2g、59%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.89 (m, 2H), 7.76 (m, 2H), 7.47 (m, 3H), 7.21 (m, 3H), 6.50 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.11 (m, 1H);ESIMS m/z 522.27([M−H]
−);IR(薄膜)3064、1717、1111、715cm
−1。
【0566】
(E)−2−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)−ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI30)
【0567】
【化178】
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【0568】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.2g、54%):mp 141-142℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) 7.94 (m, 2H), 7.80 (m, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.44 ( m, 1H), 7.38 (m, 1H), 7.24 (m, 2H), 7.19 (m, 1H), 6.60 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.39 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.11 (m, 1H);ESIMS m/z 556.00([M−H]
−)。
【0569】
(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)−ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI31)
【0570】
【化179】
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【0571】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.2g、56%):mp 130-132℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.94 (m, 2H), 7.80 (m, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.44 (m, 3H), 7.19 (m, 1H), 6.61 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 5.10 (s, 2H), 4.12 (m, 1H);ESIMS m/z 589.57([M−2H]
−)。
【0572】
(E)−2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−イソインドリン−1,3−ジオン(CI32)
【0573】
【化180】
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【0574】
標題化合物を淡黄色固体として単離した(0.2g、55%):mp 160-162℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.92 (m, 2H), 7.80 (m, 2H), 7.62 (s, 1H), 7.39 (s, 2H), 7.24 (m, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.52 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.12 (m, 1H);ESIMS m/z 599.78([M−H]
−)。
【0575】
(E)−2−(2−フルオロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−イソインドリン−1,3−ジオン(CI33)
【0576】
【化181】
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【0577】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.2g、55%):mp 72-74℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.88 (m, 2H), 7.74 (m, 2H), 7.38 (s, 2H), 7.34 (m, 1H), 7.18 (m, 2H), 6.54 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.08 (m, 1H);ESIMS m/z 539.89([M−H]
−);IR(薄膜)1773cm
−1。
【0578】
予言的に、実施例49に記載した手順に従って、化合物CI34−CI41(表1)を作製できた。
[実施例50]
【0579】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(CI42)の調製
【0580】
【化182】
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【0581】
(E)−2−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.4g、0.76mmol)のEtOH中撹拌溶液に、ヒドラジン水和物(0.38g、7.6mmol)を加え、得られた反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残留物をCH
2Cl
2に溶解し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を粘着性液体として得(0.3g)、これを更には精製せずに次のステップに使用した。
【0582】
実施例50に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(E)−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI43)
【0583】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0584】
本反応にて得られた生成物を、更には精製せずに次のステップに使用した。
【0585】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI44)
【0586】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0587】
本反応にて得られた生成物を、更には精製せずに次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.48 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.39 (m, 2H), 7.23 (m, 2H), 6.52 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.12 (m, 1H), 3.90 (s, 2H);ESIMS m/z 391.90([M−H]
−);IR(薄膜)3370、3280、1111、817cm
−1。
【0588】
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)−フェニル)メタンアミン(CI45)
【0589】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0590】
標題化合物を粘着性物質として単離した。本反応にて得られた生成物を、更には精製せずに次のステップに使用した。
【0591】
(E)−(2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI46)
【0592】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0593】
標題化合物を粘着性物質として単離した。本反応にて得られた生成物を、更には精製せずに次のステップに使用した。
【0594】
(E)−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI47)
【0595】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0596】
標題化合物を粘着性物質として単離した。本反応にて得られた生成物を、更には精製せずに次のステップに使用した。
【0597】
(E)−(2−フルオロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI48)
【0598】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
標題化合物を粘着性物質として単離した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.40 (s, 2H), 7.33 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.13 (m, 2H), 6.56 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.33 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.08 (m, 1H), 3.90 (s, 2H);ESIMS m/z 413.84([M+H]
+);IR(薄膜)3368、3274、1114、808cm
−1。
【0600】
予言的に、実施例50に記載した手順に従って、化合物CI49−CI57(表1)を作製できた。
[実施例51]
【0601】
3−クロロ−4−((ピリジン−2−イルアミノ)メチル)ベンズアルデヒド(CI58)の調製
【0602】
【化189】
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【0603】
4−(ブロモメチル)−3−クロロベンズアルデヒド(2g、9mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(DMA;20mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(2.36g、17.16mmol)および2−アミノピリジン(0.84g、8.58mmol)を加え、反応混合物を周囲温度で4時間撹拌した。反応混合物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中20%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(1.05g、50%):mp 122-123℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ9.94 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.72 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.4 (m, 1H), 6.64 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 6.38 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 5.04 (br s, 1H), 4.71 (s, 2H);ESIMS m/z 246.97([M+H]
+)。
[実施例52]
【0604】
N−(2−クロロ−4−ビニルベンジル)ピリジン−2−アミン(CI59)の調製
【0605】
【化190】
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【0606】
3−クロロ−4−((ピリジン−2−イルアミノ)メチル)ベンズアルデヒド(1g、4.mmol)の1,4−ジオキサン(20mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(0.84g、6.09mmol)およびメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(2.17g、6.09mmol)を周囲温度で加えた。次いで得られた反応混合物を100℃で18時間加熱した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、得られた濾液を減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中10%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.5g、50%):mp 119-121℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.12 (s, 1H), 7.42 - 7.40 (m, 3H), 7.26 (s, 1H), 6.66 (m, 2H), 6.36 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 5.75 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 4.92 (br s, 1H), 4.60 (s, 2H);ESIMS m/z 245.05([M+H]
+)。
[実施例53]
【0607】
エチル2−アミノ−2−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)アセテート(CI60)の調製
【0608】
【化191】
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【0609】
エチル2−(ジフェニルメチレンアミノ)アセテート(10.2g、38.2mmol)を、DMF(50mL)中の水素化ナトリウム(NaH;3.18g、133.52mmol)に0℃で加え、混合物を30分間撹拌した。これに5−ブロモ−2,3−ジクロロピリジン(12.9g、57.23mmol)を加え、反応混合物を周囲温度で3時間撹拌した。反応混合物を2N HCl溶液でクエンチし、次いで周囲温度で4時間撹拌した。混合物をEtOAcで抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を液体として得た(1.3g、20%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.52 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 5.09 (s1H), 4.23 (m, 2H), 2.27 (br s, 2H), 1.26 (m, 3H);ESIMS m/z 293.05([M+H]
+);IR(薄膜)3381、3306、1742、759、523cm
−1。
[実施例54]
【0610】
(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メタンアミン塩酸塩(CI61)の調製
【0611】
【化192】
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【0612】
エチル2−アミノ−2−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)アセテート(0.5g、1.7mmol)の3N HCl(25mL)中撹拌溶液を、4時間加熱還流した。反応混合物をジエチルエーテルおよびH
2Oで洗浄した。合わせたエーテル層を減圧下に濃縮して、標題化合物を灰白色固体として得た(400mg、65%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.78 (s, 1H), 8.70 (br s, 2H), 8.45 (s, 1H), 4.56 (m, 2H);ESIMS m/z 221.15([M+H]
+)。
[実施例55]
【0613】
2−((5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI62)の調製
【0614】
【化193】
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【0615】
(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メタンアミン塩酸塩(0.3g、1.4mmol)のトルエン(40mL)中撹拌溶液に、Et
3N(0.41g、4.08mmol)および無水フタル酸(0.24g、1.63mmol)を加え、反応混合物を2時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.25g、65%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.78 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.88 (m, 2H), 7.74 (m, 2H), 4.56 (m, 2H);ESIMS m/z 349([M−H]
−);IR(薄膜)3307、1665、1114、813cm
−1。
[実施例56]
【0616】
2−((3−クロロ−5−ビニルピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI63)の調製
【0617】
【化194】
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【0618】
2−((5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.23g、0.65mmol)のトルエン(10mL)中撹拌溶液に、Pd(PPh
3)
4(3.7mg、0.003mmol)、K
2CO
3(0.269g、1.95mmol)およびビニルボロン酸無水物ピリジン錯体(0.78g、3.28mmol)を加え、反応混合物を16時間加熱還流した。反応混合物を濾過し、濾液をH
2Oおよびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.2g、65%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.30 (s, 1H), 7.91 (m, 2H), 7.77 (m, 3H), 7.72 (m, 1H), 6.63 (m, 1H), 5.79 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 5.39 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 5.12 (s, 2H);ESIMS m/z 299.20([M+H]
+)。
[実施例57]
【0619】
(E)−2−((3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロ−フェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI64)の調製
【0620】
【化195】
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【0621】
2−((3−クロロ−5−ビニルピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.35g、1.17mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(10mL)中撹拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(0.8g、2.3mmol)、CuCl(23mg、0.12mmol)、2,2−ビピリジル(0.073g、0.234mmol)を加え、反応混合物を180℃で16時間加熱した。反応混合物を減圧下に濃縮し、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を液体として得た(0.4g、50%):mp 79-82℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.27 (s, 1H), 7.91 (m, 2H), 7.77 (m, 3H), 7.36 (s, 2H), 6.51 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 15.6, 8.0 Hz, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.13 (m, 1H);ESIMS m/z 559([M+H]
+)。
[実施例58]
【0622】
(E)−(3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メタンアミン(CI65)の調製
【0623】
【化196】
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【0624】
(E)−2−((3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(200mg、0.358mmol)のEtOH(5mL)中撹拌溶液に、ヒドラジン水和物(89.6mg、1.79mmol)を加え、反応混合物を2時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をCH
2Cl
2に溶解した。有機層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を固体として得た(100mg)。本反応にて得られた生成物を、更には精製せずに次のステップに使用した。
[実施例59]
【0625】
4−(ブロモメチル)−1−ナフトニトリル(CI66)の調製
【0626】
【化197】
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【0627】
4−メチル−1−ナフトニトリル(5g、30mmol)のCCl
4(50mL)中撹拌溶液に、アルゴン雰囲気下NBS(6.06g、34.09mmol)を加え、反応混合物を30分間脱気した。AIBN(0.3g、2.1mmol)を加え、得られた反応混合物を4時間加熱還流した。反応混合物を周囲温度に冷却し、H
2Oで希釈し、CH
2Cl
2(3x100mL)で抽出した。合わせたCH
2Cl
2層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中5%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(3.8g、52%):mp 131-133℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.33 (m, 1H), 8.24 (m, 1H), 7.88 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.78 (m, 2H), 7.62 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.95 (s, 2H);ESIMS m/z 245.92([M+H]
+);IR(薄膜)2217cm
−1。
[実施例60]
【0628】
4−(ブロモメチル)−1−ナフトアルデヒド(CI67)の調製
【0629】
【化198】
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【0630】
4−(ブロモメチル)−1−ナフトニトリル(8g、33mmol)のトルエン(100mL)中撹拌溶液に、0℃でDIBAL−H(トルエン中1.0M溶液;43mL)を滴下添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。これが白色スラリーになるまでH
2O中3N HCl(50mL)を混合物に加え、次いで更に1N HCl(20mL)を加えた。有機層を集め、水層をEtOAc(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中5%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(7g、88%):mp 115-116℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.41 (s, 1H), 9.35 (m, 1H), 8.22 (m, 1H), 7.90 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.75 (m, 3H), 4.95 (s, 2H);ESIMS m/z 248.88([M+H]
+)。
[実施例61]
【0631】
4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)−1−ナフトアルデヒド(CI68)の調製
【0632】
【化199】
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【0633】
4−(ブロモメチル)−1−ナフトアルデヒド(7g、28.mmol)のDMF(100mL)中撹拌溶液に、カリウムフタルイミド(7.3g、39.5mmol)を加え、混合物を85℃で2時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、H
2O(100mL)で希釈した。得られた固体を濾過により分離し、真空下に乾燥して、標題化合物を白色固体として得た(8.8g、98%):mp 190-192℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.39 (s, 1H), 9.25 (m, 1H), 8.41 (m, 1H), 8.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.95 (m, 4H), 7.80 (m, 4H), 7.61 (m, 4H), 5.39 (s, 2H);ESIMS m/z 316.09([M+H]
+);IR(薄膜)1708cm
−1。
[実施例62]
【0634】
2−((4−ビニルナフタレン−1−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI69)の調製
【0635】
【化200】
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【0636】
4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)−1−ナフトアルデヒド(9g、28.5mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(6g、42.8mmol)およびメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(15.3g、35.7mmol)を周囲温度で加えた。反応混合物を100℃で14時間加熱し、次いで周囲温度に冷却した。反応混合物を濾過し、得られた濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中20%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(6g、67%):mp 146-147℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.35 (m, 2H), 7.95 (m, 4H), 7.65 (m, 4H), 7.39 (m, 1H), 5.81 (m, 1H), 5.45 (m, 1H), 5.21 (s, 2H);ESIMS m/z 314.13([M+H]
+)。
[実施例63]
【0637】
(E)−2−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI70)の調製
【0638】
【化201】
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【0639】
2−((4−ビニルナフタレン−1−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.5g、4.79mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(15mL)中撹拌溶液に、1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,4,5−トリクロロベンゼン(3.2g、9.5mmol)、CuCl(24mg、0.24mmol)および2,2−ビピリジル(0.149g、0.95mmol)を加え、得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、次いで180℃で14時間撹拌した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(1.5g、56%):mp 158-160℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.40 (m, 1H), 7.89 (m, 2H), 7.74 (m, 2H), 7.64 (m, 2H), 7.58 (m, 2H), 7.46 (s, 2H), 7.36 (m, 2H), 6.31 (m, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.21 (m, 1H);ESIMS m/z 572.08([M−H]
−)。
[実施例64]
【0640】
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メタンアミン(CI71)の調製
【0641】
【化202】
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【0642】
(E)−2−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.4g、0.7mmol)のEtOH中撹拌溶液に、ヒドラジン水和物(0.18g、3.5mmol)を加え、得られた反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残留物をCH
2Cl
2に溶解し、溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。標題化合物を粘着性液体として単離した(150mg、50%)。本反応にて得られた生成物を、更には精製せずに次のステップに使用した。
[実施例65]
【0643】
2−((4−ブロモフェニル)アミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI72)の調製
【0644】
【化203】
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【0645】
(4−ブロモフェニル)ヒドラジン塩酸塩(0.5g、2.2mmol)の氷酢酸(8mL)中撹拌溶液に、無水フタル酸(0.398g、2.690mmol)を加え、反応混合物を窒素雰囲気下130℃で1時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、濾過して、固体を得た。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中0−10%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(60mg、84%):mp 205-206℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.71 (s, 1H), 7.99 (m, 4H), 7.32 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.79 (d, J = 8.8 Hz, 2H);ESIMS m/z 314.95([M−H]
−)。
[実施例66]
【0646】
2−((4−ビニルフェニル)アミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI73)の調製
【0647】
【化204】
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【0648】
2−(4−ブロモフェニルアミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(2g、6.mmol)の1,2−ジメトキシエタン(20mL)およびH
2O(4mL)中溶液に、ビニルボロン酸無水物ピリジン錯体(4.57g、18.98mmol)およびK
2CO
3(1.3g、9.5mmol)を、続いてPd(PPh
3)
4(0.219g、0.189mmol)を加えた。得られた反応混合物をマイクロ波中150℃で30分間加熱し、次いで減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中15%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(200mg、13%):mp 174-176℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.65 (s, 1H), 7.94 (m, 4H), 7.29 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.72 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.61 (m, 1H), 5.61 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.05 (d, J = 11.2 Hz, 1H);ESIMS m/z 263.18([M−H]
−)。
[実施例67]
【0649】
(E)−2−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)アミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI74)の調製
【0650】
【化205】
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【0651】
2−(4−ビニルフェニルアミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(0.3g、1.1mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(5mL)中撹拌溶液に、CuCl(0.022g、0.273mmol)、2,2−ビピリジル(0.07g、0.46mmol)および5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(0.77g、2.27mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、180℃で2時間加熱した。次いで反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中0−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(450mg、75%):mp 187-189℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.75 (s, 1H), 7.96 (m, 4H), 7.82 (s, 2H), 7.37 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.61 (m, 2H), 6.58 (m, 1H), 4.59 (m, 1H);ESIMS m/z 523.05([M−H]
−)。
[実施例68]
【0652】
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)ヒドラジン(CI75)の調製
【0653】
【化206】
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【0654】
(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)フェニルアミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(0.16g、0.31mmol)のEtOH(5mL)中撹拌溶液に、ヒドラジン水和物(0.076g、1.52mmol)を加え、反応混合物を85℃で1時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物を固体として得(0.08g、66%)、これを更には精製せずに次のステップに使用した。
[実施例69]
【0655】
2−(4−ビニルフェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI76)の調製
【0656】
【化207】
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【0657】
4−ビニルフェニルボロン酸(2g、13mmol)、2−ヒドロキシイソインドリン−1,3−ジオン(3.63g、24.53mmol)、およびCuCl(1.214g、12.26mmol)の1,2−ジクロロエタン(50mL)中撹拌溶液に、ピリジン(1.065g、13.48mmol)を加え、得られた反応混合物を周囲温度で48時間撹拌した。反応混合物をH
2Oで希釈し、CHCl
3で抽出した。合わせたCHCl
3層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;石油エーテル中20%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(2g、63%):mp 129-131℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.93 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 7.82 (d, J = 3.2 Hz, 2H), 7.38 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 7.14 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 6.70 (m, 1H), 5.83 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 5.22 (d, J = 10.8 Hz, 1H);ESIMS m/z 266.12([M+H]
+)。
[実施例70]
【0658】
(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI77)の調製
【0659】
【化208】
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【0660】
2−(4−ビニルフェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(0.3g、1.1mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(10mL)中撹拌溶液に、1−(1−ブロモエチル)−3,4,5−トリクロロベンゼン(769mg、2.26mmol)、CuCl(22mg、0.22mmol)および2,2−ビピリジル(35mg、0.44mmol)を加え、得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、180℃に24時間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中20%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(0.29g、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.90 (m, 1H), 7.62 (m, 2H), 7.50 (m, 1H), 7.40 (s, 2H), 7.12 (s, 1H), 6.90 (m, 2H), 6.60 (m, 2H), 6.20 (m, 1H), 4.08 (m, 1H);ESIMS m/z 524.09([M−H]
−)。
[実施例71]
【0661】
(E)−O−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)ヒドロキシルアミン(CI78)の調製
【0662】
【化209】
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【0663】
(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)フェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(0.2g、0.4mmol)のEtOH中撹拌溶液に、ヒドラジン水和物(0.1g、1.9mmol)を加え、得られた反応混合物を90℃で1時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残留物をCH
2Cl
2に溶解し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の標題化合物を粘着性液体として得た(0.08g、53%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.40 (s, 2H), 6.98 (s, 1H), 6.82 (s, 2H), 6.48 (m, 1H), 6.20 (m, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.08 (m, 1H);ESIMS m/z 394.94([M−H]
−)。
[実施例72]
【0664】
(E)−N−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エニル)ベンジル)アセトアミド(CC1)の調製
【0665】
【化210】
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【0666】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.3g、0.8mmol)のDCM(10mL)中撹拌溶液に、無水酢酸(0.12mL、1.14mmol)およびTEA(0.217mL、1.52mmol)を加え、得られた反応混合物を周囲温度で6時間撹拌した。反応混合物をH
2Oで希釈し、DCMで抽出した。合わせたDCM層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%酢酸エチル)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.2g、60%)mp 107-109℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.37 (m, 3H), 7.28 (m, 4H), 6.60 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.36 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.75 (br s, 1H), 4.46 (d, J = 6 Hz, 2H), 4.01 (m, 1H), 2.11 (s, 3H);ESIMS m/z 402.00([M+H]
+)。
【0667】
実施例72に記載した手順に従って、表1中の化合物CC2−CC6を作製した。加えて、実施例72に記載した手順に従って、化合物DC55から表1中の化合物DC56を作製した。
[実施例73]
【0668】
(E)−N−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)アセトアミド(CC7)の調製
【0669】
【化211】
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【0670】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.3g、0.8mmol)のDMF(5mL)中撹拌溶液に、2,2,2−トリフルオロ−プロパン酸(97mg、0.76mmol)、HOBt・H
2O(174mg、1.14mmol)およびEDC・HCl(217mg、1.14mmol)およびDIEA(196mg、1.52mmol)を加え、得られた反応混合物を周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%酢酸エチル)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.2g、60%):mp 127-128℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.42 (m, 4H), 7.24 (m, 2H), 6.53 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.36 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.86 (br s, 1H), 4.51 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 4.05 (m, 1H), 2.02 (s, 3H);ESIMS m/z 436.03([M+H]
+)。
【0671】
実施例73に記載した手順に従って、表1中の化合物CC8−CC28を作製した。
[実施例74]
【0672】
(E)−N−(ピリジン−2−イルメチル)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)シクロプロパンカルボキサミド(CC29)の調製
【0673】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0674】
ステップ1:(E)−1−(ピリジン−2−イル)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)メタンアミン。
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンアミン(0.46g、1mmol)を、CH
3OH(3mL)に溶解した。これにピリジン−2−カルバルデヒド(0.107g、1mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌した。1時間後、NaBH
4(0.076g、2mmol)を加え、周囲温度で3時間置いた。反応混合物を濃縮して、油状残留物を得た。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%EtOAc)により精製して、標題化合物を淡黄色液体として得た(0.22g、40%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.58 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.62 (m, 2H), 7.52 (m, 1H), 7.4 (s, 2H), 7.3 (m, 1H), 7.2 (m, 2H), 6.60 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.10 (m, 1H), 4.02 (s, 2H), 3.96 (s, 2H);ESIMS m/z 552.95([M+H]
+);IR(薄膜)3338、1114、808cm
−1。
【0675】
ステップ2:(E)−N−(ピリジン−2−イルメチル)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)シクロプロパンカルボキサミド
(E)−1−(ピリジン−2−イル)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)メタンアミン(0.27g、0.05mmol)を、CH
2Cl
2(3mL)に溶解した。これにEt
3N(0.14mL、0.1mmol)を加えた。反応混合物を10分間撹拌した。10分後、反応混合物を0℃に冷却し、シクロプロピルカルボニルクロリド(0.08mL、0.075mmol)を加えた。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いでH
2Oおよび飽和NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で脱水し、蒸発させて、淡黄色粘着性物質を得た(0.15g、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.58 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.74 (m, 1H), 7.62 (m, 2H), 7.52 (m, 1H), 7.4 (s, 2H), 7.3 (m, 1H), 7.2 (m, 2H), 6.60 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.8 (s, 1H), 4.8 (d, J = 10 Hz, 2H), 4.10 (m, 1H), 1.8 (m, 1H), 1.2 (m, 2H), 0.6 (m, 2H);ESIMS m/z 620.86([M−H]
−);IR(薄膜)1645、1115、808cm
−1。
[実施例75]
【0676】
(E)−N−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−(メチルスルホニル)プロパンアミド(CC30)の調製
【0677】
【化213】
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【0678】
(E)−N−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−(メチルチオ)プロパンアミド(0.15g、0.28mmol)を、周囲温度にて1:1アセトン:水(20mL)中のオキソン(0.175g、0.569mmol)で4時間処理した。アセトンを蒸発させて、白色固体を得た(0.095g、60%):mp 101-104℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.41 (m, 4H), 7.24 (m, 1H), 6.53 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.35 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 6.12 (br s, 1H), 4.53 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.42 (m, 2H), 2.91 (s, 3H), 2.78 (m, 2H);ESIMS m/z 559.75([M−H]
−)。
[実施例76]
【0679】
(E)−1−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−エチル尿素(CC31)の調製
【0680】
【化214】
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【0681】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中撹拌溶液に、0℃でEt
3N(0.141mL、1mmol)およびエチルイソシアネート(0.053g、0.75mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(0.141g、60%):mp 177-178℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.58 (m, 2H), 7.41 (m, 3H), 7.24 (m, 1H), 6.53 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.35 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.70 (br s, 1H), 4.43 (s, 2H), 4.08 (m, 1H), 3.21 (m, 2H), 1.25 (m, 3H);ESIMS m/z 463([M−H]
−)。
【0682】
実施例76に記載した手順に従って、表1中の化合物CC32−CC35を作製した。
[実施例77]
【0683】
(E)−3−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−1,1−ジメチル尿素(CC36)の調製
【0684】
【化215】
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【0685】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中撹拌溶液に、0℃でEt
3N(0.141mL、1mmol)およびN,N−ジメチルカルバモイルクロリド(0.08g、0.075mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(0.15g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.39 (m, 4H), 7.28 (m, 1H), 6.54 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.34 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.97 (br s, 1H), 4.38 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 4.10 (m, 1H), 2.9 (s, 3H), 2.7 (s, 3H);ESIMS m/z 497([M−H]
−);IR(薄膜)3350、1705、1114、808cm
−1。
[実施例78]
【0686】
(E)−1−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−エチルチオ尿素(CC37)の調製
【0687】
【化216】
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【0688】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中撹拌溶液に、0℃でEt
3N(0.141mL、1mmol)およびエチルイソチシアネート(0.053g、0.75mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(0.14g、60%):mp 88-91℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.49 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.26 (m, 2H), 6.50 (d, J = 16 Hz, 1H), 6.35 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 6.0 (br s, 1H), 5.73 (br s, 1H), 4.80 (br s, 2H), 4.09 (m, 1H), 1.23 (m, 3H);ESIMS m/z 515.01([M+H]
+)。
【0689】
実施例78に記載した手順に従って、表1中の化合物CC38を作製した。
[実施例79]
【0690】
(E)−tert−ブチル(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−エチル尿素(CC39)の調製
【0691】
【化217】
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【0692】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中撹拌溶液に、0℃でEt
3N(0.141mL、1mmol)およびジ−tert−ブチルジカルボネート(0.163mL、0.75mmol)を加え、反応混合物を周囲温度で4時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中10−20%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.147g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.39 (m, 4H), 7.28 (m, 1H), 6.54 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.34 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.97 (br s, 1H), 4.38 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 4.10 (m, 1H), 1.53 (s, 9H);ESIMS m/z 526.09([M−H]
−);IR(薄膜)3350、1705、1114、808cm
−1。
【0693】
実施例79に記載した手順に従って、表1中の化合物CC40を作製した。
[実施例80]
【0694】
(E)−メチル2−((2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)アミノ)−2−オキソアセテート(CC41)の調製
【0695】
【化218】
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【0696】
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中撹拌溶液に、0℃でEt
3N(0.141mL、1mmol)およびメチル2−クロロ−2−オキソアセテート(0.09g、0.75mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中20%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(0.12g、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.48 (m, 1H). 7.43 (m, 3H), 7.38 (m, 1H), 7.23 (s, 1H), 6.55 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.36 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 4.18 (m, 1H), 3.85 (s, 3H);ESIMS m/z 512.22([M−H]
−);IR(薄膜)1740、1701、1114、808cm
−1。
[実施例81]
【0697】
(E)−N
1−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−N
2−(2,2,2−トリフルオロエチル)オキサルアミド(CC42)の調製
【0698】
【化219】
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【0699】
2,2,2−トリフルオロエチルアミン塩酸塩(0.1g、0.77mmol)のCH
2Cl
2(10mL)中撹拌溶液に、トリメチルアルミニウム(トルエン中2M溶液;0.39mL、0.77mmol)を滴下添加し、反応混合物を25℃で30分間撹拌した。(E)−メチル2−((2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)−2−オキソアセテート(0.2g、0.38mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中溶液を、反応混合物に25℃で滴下添加した。反応混合物を還流状態で18時間撹拌し、25℃に冷却し、0.5N HCl溶液(50mL)でクエンチし、EtOAc(2x50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中20%−40%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た(0.13g、60%):mp 161-163℃;
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ9.45 (br s, 2H), 7.90 (s, 2H), 7.75 (s, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 6.93 (m, 1H), 6.75 (m, 1H), 4.80 (m, 1H), 4.40 (s, 2H), 3.90 (s, 2H);ESIMS m/z 578.96([M−H]
−)。
[実施例82]
【0700】
(E)−N−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)ピリジン−2−アミン(CC43)の調製
【0701】
【化220】
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【0702】
N−(2−クロロ−4−ビニルベンジル)ピリジン−2−アミン(0.3g、1.22mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(5mL)中撹拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(0.83g、2.44mmol)、CuCl(24mg、0.24mmol)および2,2−ビピリジル(76mg、0.48mmol)を加えた。得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、次いで180℃で24時間撹拌した。TLCにより反応が完結していると判断された後、反応混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中15%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.2g、35%):mp 140-142℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.11 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 7.40 (m, 5H), 7.22 (m, 1H), 6.61 (m, 2H), 6.35 (m, 2H), 4.94 (br s, 1H), 4.61 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.11 (m, 1H);ESIMS m/z 505.39([M+H]
+)。
[実施例83]
【0703】
(E)−N−((3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−ブタ−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(CC44)の調製
【0704】
【化221】
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【0705】
(E)−(3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メタンアミン(0.1g、0.2mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中撹拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(45mg、0.350mmol)、EDC・HCl(67mg、0.350mmol)、HOBt・H
2O(71mg、0.467mmol)およびDIEA(60.2mg、0.467mmol)を加え、反応混合物を周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、H
2Oで洗浄した。合わせたCH
2Cl
2層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中15%EtOAc)により精製して、標題化合物を淡黄色液体として得た(30mg、35%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.41 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.47 (br s, 1H), 7.40 (s, 2H), 6.58 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.45 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 4.68 (d, J = 4.0 Hz, 2H), 4.14 (m, 1H), 3.24 (q, J = 10.8 Hz, 2H);ESIMS m/z 536.88([M−H]
−);IR(薄膜)3320、1674、1114、808。
【0706】
実施例83に記載した手順に従って、表1中の化合物CC45を作製した。
[実施例84]
【0707】
(E)−3,3,3−トリフルオロ−N−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メチル)プロパンアミド(CC46)の調製
【0708】
【化222】
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【0709】
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メタンアミン(0.1g、0.22mmol)のCH
2Cl
2(8mL)中撹拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(0.032g、0.24mmol)、HOBt・H
2O(52mg、0.33mmol)、EDC・HCl(0.065g、0.33mmol)およびDIEA(0.044g、0.45mmol)を加え、得られた反応混合物を周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をH
2Oで希釈し、EtOAc(3x30mL)で抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中15%EtOAc)により精製して、標題化合物を粘着性物質として得た(60mg、50%):mp 151-153℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.06 (m, 1H), 7.61 (m, 4H), 7.48 (s, 2H), 7.44 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.38 (m, 1H), 6.42 (m, 1H), 5.92 (br s, 1H), 4.92 (m, 2H), 4.24 (m, 1H), 3.12 (m, 2H);ESIMS m/z 554.04([M−H]
−)。
【0710】
実施例84に記載した手順に従って、表1中の化合物CC47−CC48を作製した。
[実施例85]
【0711】
(E)−1−エチル−3−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メチル)尿素(CC49)の調製
【0712】
【化223】
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【0713】
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メタンアミン(0.1g、0.22mmol)のCH
2Cl
2中撹拌溶液に、0℃でEt
3N(0.064mL、0.44mmol)およびエチルイソシアネート(0.023mL、0.33mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(0.07g、60%):mp 84-87℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.06 (m, 1H), 7.98 (m, 1H), 7.61 (m, 3H), 7.48 (s, 2H), 7.44 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.38 (m, 2H), 6.42 (m, 1H), 4.92 (s, 2H), 4.6 (br s, 1H), 4.24 (m, 1H), 3.21 (m, 2H), 1.2 (t, J = 4.6 Hz, 3H);ESIMS m/z 515.33([M+H]
+)。
[実施例86]
【0714】
(E)−N’−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)シクロプロパンカルボヒドラジド(CC50)の調製
【0715】
【化224】
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【0716】
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)ヒドラジン(0.1g、0.3mmol)のCH
2Cl
2(10mL)中撹拌溶液に、DIEA(65mg、0.51mmol)、HOBt・H
2O(59mg、0.38mmol)、EDC・HCl(73mg、0.38mmol)およびシクロプロパンカルボニルクロリド(0.024g、0.28mmol)を加え、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液で希釈し、CH
2Cl
2で抽出した。合わせたCH
2Cl
2層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;石油エーテル中5−25%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(65mg、55%):mp 138-140℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ9.81 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.84 (s, 2H), 7.34 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.65 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.61 (m, 1H), 6.57 (s, 1H), 6.48 (dd, J = 15.6, 8.8 Hz, 1H), 4.74 (m, 1H), 1.64 (m, 1H), 0.75 (m, 4H);ESIMS m/z 461.32([M−H]
−)。
【0717】
実施例86に記載した手順に従って、表1中の化合物CC51を作製した。
[実施例87]
【0718】
(E)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェノキシ)シクロプロパンカルボキサミド(CC52)の調製
【0719】
【化225】
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【0720】
(E)−O−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)ヒドロキシルアミン(0.15g、0.38mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中撹拌溶液に、EDC・HCl(0.109g、0.569mmol)、HOBt・H
2O(0.087g、0.569mmol)、DIEA(0.097g、0.758mmol)およびシクロプロパンカルボン酸(0.049g、0.569mmol)を加えた。得られた反応混合物を周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物をH
2Oで希釈し、CHCl
3(35mL)で抽出した。合わせたCHCl
3層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;ヘキサン中20%EtOAc)により精製して、標題化合物を茶褐色液体として得た(0.06g、34%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.40 (s, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.85 (m, 1H), 6.45 (m, 1H), 6.65 (m, 1H), 6.20 (m, 1H), 5.55 (s, 1H), 4.08 (m, 1H), 1.90 (m, 1H), 1.30 - 1.10 (m, 4H);ESIMS m/z 464.87([M−H]
−)。
【0721】
実施例87に記載した手順に従って、表1中の化合物CC53を作製した。
[実施例88]
【0722】
(Z)−3,3,3−トリフルオロ−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)プロパンアミド(CC54)の調製
【0723】
【化226】
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【0724】
シリコンボレートバイアルに、(E)−3,3,3−トリフルオロ−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンジル)プロパンアミド(133mg、0.269mmol)およびジメチルスルホキシド(DMSO;10mL)を仕込んだ。混合物を、一式である8個の115ワットのSylvania FR48T12/350BL/VHO/180 Fluorescent Tube Black Lightsおよび4個の115ワットのSylvania(昼光)F48T12/D/VHO Straight T12 Fluorescent Tube Lightsから0.6から1メートル(m)内に72時間置いた。混合物を真空で濃縮し、逆相クロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を無色油状物として得た(11mg、8%):
1H NMR (300 MHz, CDCl
3)δ7.28 (s, 2H), 7.25 (m, 2H), 7.10 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 6.07 (br s, 1H), 6.01 (m, 1H), 4.51 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 4.34 (m, 1H), 3.12 (q, J = 7.5 Hz, 2H);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3)δ162.44, 137.20, 135.38, 135.23, 134.82, 134.68, 131.71, 129.00, 128.80, 128.69, 128.10, 127.96, 122.63, 76.70, 47.33 (q, J = 28 Hz), 43.59, 42.12 (q, J = 30 Hz);ESIMS m/z 504([M+H]
+)。
【0725】
実施例88に記載した手順に従って、表1中の化合物DC46、AC93.AC94を作製した。
[実施例89]
【0726】
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3−クロロベンゼン(DI2)の調製
【0727】
【化227】
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【0728】
1−(3−クロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI1、実施例1中ステップ1、方法Bにおいてと同様に調製した)を用いて2ステップにて標題化合物を合成した;無色粘稠性油状物として単離し(1.5g、75%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.50 (s, 1H), 7.42-7.35 (m, 3H), 5.02 (m, 1H), 2.65 (br s, 1H))、実施例1中のステップ2においてと同様に単離した(0.14 g, 22%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.50 (br s, 1H), 7,42-7.35 (m, 3H), 5.07 (m, 1H).
【0729】
実施例89に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼン(DI4)
【0730】
【化228】
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【0731】
2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエタノール(DI3)を単離した(10g、80%):
1H NMR (300 MHz, CDCl
3)δ7.48 (m, 2H), 7.40 (m, 3H), 5.02 (m, 1H), 2.65 (d, J = 7.1 Hz, 1H).標題化合物(DI4)を液体として単離した(8.0g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.50 (m, 2H), 7.40 (m, 3H), 5.00 (q, J = 7.5 Hz, 1H).
【0732】
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジメチルベンゼン(DI20)
【0733】
【化229】
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【0734】
1−(3,5−ジメチルフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI19)を灰白色固体として単離した:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.05 (s, 2H), 7.02 (s, 1H), 4.95 (m, 1H), 2.32 (s, 6H);ESIMS m/z 204([M]
−)。標題化合物(DI20)を単離した(3.0g、51%)。
【0735】
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−2,4−ジクロロベンゼン(DI22)
【0736】
【化230】
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【0737】
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI21)を灰白色粉体として単離した(5.3g、61%):mp49−51℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.62-7.66 (d, 1H), 7.42-7.44 (d, 1H), 7.32-7.36 (d, 1H), 5.6 (m, 1H), 2.7 (s, 1H);ESIMS m/z 244([M]
+)。標題化合物(DI22)を単離した(3.2g、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.62-7.72 (m, 1H), 7.4-7.42 (m, 1H), 7.3-7.38 (m, 1H), 5.7-5.8 (m, 1H).
【0738】
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−2,3−ジクロロベンゼン(DI24)
【0739】
【化231】
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【0740】
1−(2,3−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI23)を淡黄色油状物として単離した(5.2g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.62-7.64 (d, 1H), 7.52-7.54 (m, 1H), 7.29-7.33 (t, 1H), 5.6-5.76 (m, 1H), 2.7 (s, 1H);ESIMS m/z 243.9([M]
+)。標題化合物(DI24)を油状物として単離した(8.7g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.62-7.71 (m, 1H), 7.44-7.52 (m, 1H), 7.27-7.3 (s, 1H), 5.81-5.91 (m, 1H).
【0741】
2−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,4−ジクロロベンゼン(DI26)
【0742】
【化232】
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【0743】
1−(2,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI25)を黄色油状物として単離した(4.1g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.68-7.7 (s, 1H), 7.3-7.37 (m, 2H), 5.51-5.6 (m, 1H), 2.7 (s, 1H);ESIMS m/z 244([M]
+))。標題化合物(DI26)を単離した(3.0g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.7-7.78 (m, 1H), 7.3-7.4 (m, 2H), 5.7-5.8 (m, 1H).
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン(DI28)
【0744】
【化233】
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【0745】
1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI27)を単離した(3.8g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.98 (m, 3H), 5.25 (m, 1H), 3.2 (br, 1H);ESIMS m/z 312.2([M]
+)。標題化合物(DI28)を調製し、粗製物で使用した。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−2,3,5−トリクロロベンゼン(DI30)
【0746】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
2,2,2−トリフルオロ−1−(2,3,5−トリクロロフェニル)エタノール(DI29)を白色固体として単離した(4.0g、60%):mp 113-115℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.62 (d, 1H), 7.50 (d, 1H), 5.60-5.70 (m, 1H), 2.75 (s, 1H);ESIMS m/z 278.0([M
+])。標題化合物(DI30)を単離した(2.9g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.70 (d, 1H), 7.50 (d, 1H), 5.72-5.82 (m, 1H).
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン(DI32)
【0748】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0749】
1−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI31)を淡黄色油状物として単離した(2.0g、50%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.51 (m, 3H), 5.08 (m, 1H), 2.81 (s, 1H);ESIMS m/z 278.1([M]
+)。標題化合物(DI32)を油状物として単離した(2.0g、40%):ESIMS m/z 342([M]
+)。
5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2−メトキシベンゼン(DI34)
【0750】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
1−(3,5−ジクロロ−4−メトキシフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI33)を灰白色固体として単離した(0.8g、60%);mp 92-95℃:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.41 (s, 2H), 5.00 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 2.64 (m, 1H);ESIMS m/z 274([M]
+)。標題化合物(DI34)を無色液体として単離した(0.6g、57%)。
[実施例90]
【0752】
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジフルオロベンゼン(DI36)の調製
【0753】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0754】
1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI35、実施例1中ステップ1、方法Aにおいてと同様に調製した)を用いて2ステップにて標題化合物を合成した;無色油状物として単離し(0.2g、75%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.05 (m, 2H), 6.88 (m, 1H), 5.06 (m, 1H), 2.66 (s, 1H);ESIMS m/z 212([M]
+)、実施例1中のステップ2においてと同様に単離した(3.2g、50%);
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.05 (m, 2H), 6.86 (m, 1H), 5.03 (q, J = 7.4 Hz, 1H).
【0755】
実施例90に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−4−クロロベンゼン(DI38)
【0756】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0757】
1−(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI37)を無色油状物として単離した(5.0g、99%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.44-7.38 (m, 4H), 5.05 (m, 1H), 2.55 (s, 1H);ESIMS m/z 210([M]
+)。標題化合物(DI38)を単離した(3.0g、46%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.45 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.37 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.10 (q, J = 7.2 Hz, 1H).
【0758】
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−4−メトキシベンゼン(DI40)
【0759】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0760】
2,2,2−トリフルオロ−1−(4−メトキシフェニル)エタノール(DI39)を淡黄色液体として単離した:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.41 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.95 (m, J = 8.8 Hz, 2H), 5.00 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 2.44 (s, 1H);ESIMS m/z 206.1([M]
+)。標題化合物(DI40)を単離した(3.8g、62%)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−4−フルオロベンゼン(DI42)
【0761】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0762】
2,2,2−トリフルオロ−1−(4−フルオロフェニル)エタノール(DI41)を無色油状物として単離した(5g、99%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.48-7.45 (m, 2H), 7.13-7.07 (m, 2H), 5.06 (m, 1H), 2.53 (s, 1H);ESIMS m/z 194([M]
+)。標題化合物(DI42)を調製し、粗製の中間体として使用した。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−4−メチルベンゼン(DI44)
【0763】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エタノール(DI43)を無色油状物として単離した(5.0g、99%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.37 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.23 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 5.02 (m, 1H), 2.46 (m, 1H), 2.37 (s, 3H);ESIMS m/z 190([M]
+)。標題化合物(DI44)を単離した(3.0g、45%)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3−フルオロベンゼン(DI46)
【0765】
【化242】
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【0766】
2,2,2−トリフルオロ−1−(3−フルオロフェニル)エタノール(DI45)を無色粘稠性油状物として単離した(2.8g、93%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.41 (m, 1H), 7.25 (m, 2H), 7.14 (m, 1H), 5.06 (m, 1H), 2.60 (s, 1H);ESIMS m/z 194([M]
+)。標題化合物(DI46)を単離した(2.0g、61%)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−2−フルオロベンゼン(DI48)
【0767】
【化243】
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【0768】
2,2,2−トリフルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エタノール(DI47)を無色油状物として単離した(2.5g、99%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.40 (m, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.24 (m, 1H), 7.13 (m, 1H), 5.42 (m, 1H), 2.65 (s, 1H);ESIMS m/z 194([M]
+)。標題化合物(DI48)を単離した(2.0g、61%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.61 (m, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.23 (m, 1H), 7.10 (m, 1H), 5.40 (m, 1H);
GCMS m/z 255([M−H]
−)。
[実施例91]
【0769】
4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(DI5)の調製
【0770】
【化244】
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【0771】
4−フルオロベンズアルデヒド(10.0g、80.6mmol)のDMF(150mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(13.3g、96.7mmol)および1,2,4−トリアゾール(6.67g、96.7mmol)を加え、得られた反応混合物を120℃で6時間撹拌した。反応完結(TLCにより)後、反応混合物をH
2Oで希釈し、EtOAc(3x100mL)で抽出した。合わせたEtOAc層をH
2Oおよびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を固体として得た(9.0g、65%):mp 145-149℃:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.08 (s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.06 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.92 (d, J = 8.0 Hz, 2H);ESIMS m/z 173.9([M+H]
+)。
【0772】
実施例91に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
5−ホルミル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(DI49)
【0773】
【化245】
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【0774】
標題化合物を単離した(2.8g、60%);
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.10 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.07 (d, 1H);IR(薄膜)3433、3120、1702、1599、1510cm
−1。
【0775】
2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(DI50)
【0776】
【化246】
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【0777】
標題化合物を灰白色固体として単離した(3.0g、40%):mp 149-151℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.05 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.90 (m, 2H);ESIMS m/z 208.10([M+H]
+)。
【0778】
5−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(DI51)
【0779】
【化247】
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【0780】
標題化合物を白色固体として単離した(0.5g、74%):mp 109-111℃;
1H NMR (400 MHz, D
6-DMSO)δ10.06 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.92 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.30 (s, 3H);ESIMS m/z 188.13([M+H]
+)。
[実施例92]
【0781】
5−ホルミル−2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(DI52)の調製
【0782】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0783】
2−フルオロ−5−ホルミルベンゾニトリル(0.5g、3.3mmol)のDMF(25mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(0.68g、4.95mmol)および3−ニトロ−1,2,4トリアゾール(0.45g、4.2mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で14時間撹拌した。反応完結(TLC)後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせたEtOAc層を水およびブラインで洗浄し、次いでNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を淡黄色固体として得た(0.36g、45%):mp 170-172℃;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6)δ10.12 (s, 1H), 9.61 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.45 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 8.23 (d, J = 9.3 Hz, 1H);ESIMS m/z 242.3([M−H]
−);IR(薄膜)2238、1705、1551、1314cm
−1。
[実施例93]
【0784】
4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(DI53)の調製
【0785】
【化249】
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【0786】
4−フルオロベンズアルデヒド(5.0g、40.32mmol)のDMF(50mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(3.34g、40.32mmol)および3−メチル−1,2,4−トリゾール(3.34g、40.32mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応完結(TLC)後、反応混合物を水で希釈し、EtOAc(3回)で抽出した。合わせたEtOAc層を水およびブラインで洗浄し、次いでNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を白色固体として得た(4.1g、60%):mp 125-128℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.05 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.02 (d, 2H), 7.85 (d, 2H), 2.50 (s, 3H);ESIMS m/z 188.04([M+H]
+)。
【0787】
実施例93に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(DI54)
【0788】
【化250】
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【0789】
標題化合物を白色固体として単離した(1.05g、60%):mp81−83℃;mp 81-83℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.15 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.25 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.79 (d, J = 7.2 Hz, 1H);ESIMS m/z 241.0([M]
+)。
【0790】
4−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(DI55)
【0791】
【化251】
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【0792】
標題化合物を淡黄色固体として単離した(0.10g、23%):mp159−161℃;mp 159-161℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.10 (s, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.15 (m, 2H), 8.00 (m, 2H);ESIMS m/z 217.11([M−H]
−)。
【0793】
3−ブロモ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(DI56)
【0794】
【化252】
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【0795】
標題化合物を白色固体として単離した(3.2g、51%):mp 126-128℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.04 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.27 (M, 1H, 8.18 (s, 1H) 7.99 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 9.2 Hz, 1H);ESIMS m/z 250.9([M]
+)。
【0796】
5−ホルミル−2−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(DI57)
【0797】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0798】
標題化合物を白色固体として単離した(0.13g、30%):mp 147-149℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.07 (s, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.32 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.24 (dd, J = 8.6, 1.3 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 2.54 (s, 3H);ESIMS m/z 213.09([M+H]
+);IR(薄膜)2239、1697cm
−1。
【0799】
3−ニトロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(DI58)
【0800】
【化254】
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【0801】
標題化合物を淡黄色固体として単離した(3.0g、60%):mp 116-118℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.15 (s, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.26 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.83 (d, J = 6.9 Hz, 1H);ESIMS m/z 219.00([M+H]
+)。
[実施例94]
【0802】
1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI59)の調製
【0803】
【化255】
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【0804】
4−[1,2,4]トリアゾール−1−イル−ベンズアルデヒド(9.0g、52mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(10.76g、78mmol)およびメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(22.2g、62.4mmol)を室温で加えた。得られた反応混合物を70℃に18時間加熱した。反応完結(TLC)後、反応混合物を室温に冷却し、濾過し、得られた濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(5.6g、63%):ESIMS m/z 172.09([M+H]
+)。
【0805】
実施例94に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
1−(2−メチル−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI60)
【0806】
【化256】
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【0807】
標題化合物を灰白色固体として単離した(1.5g、76%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.25 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.27 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.74 (m, 1H), 5.82 (d, J = 17.3 Hz, 1H), 5.36 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.25 (s, 3H);ESIMS m/z 186.14([M+H]
+)。
【0808】
2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI61)
【0809】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
標題化合物を灰白色固体として単離した(1.40g、71%):mp 126-129℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.76 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.82-7.84 (m, 1H), 7.72-7.80 (m, 2H), 6.70-6.80 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.90-5.95 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.50-5.70 (d, J = 10.8 Hz, 1H);ESIMS m/z 197.03([M+H]
+)。
[実施例95]
【0811】
2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI62)の調製
【0812】
【化258】
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【0813】
5−ホルミル−2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(0.36g、1.49mmol)の1,4−ジオキサン(25mL)中撹拌溶液に、K
2CO
3(0.3g、2.2mmol)およびメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(0.63g、1.79mmol)を加えた。得られた反応混合物を100℃に18時間加熱した。反応完結(TLC)後、反応混合物を室温に冷却し、濾過し、得られた濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(0.25g、70%):mp 103-105℃;
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6)δ9.50 (s, 1H), 8.34 (m, 1H), 7.98 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.87 (m, 1H), 6.20 (d, J = 15.7 Hz, 1H), 5.56 (d, J = 11.8 Hz, 1H);ESIMS m/z 240.27([M−H]
−);IR(薄膜)2240、1514、1312cm
−1。
【0814】
実施例95に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
1−(3−クロロ−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI63)
【0815】
【化259】
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【0816】
標題化合物を灰白色固体として単離した(2.3g、80%):mp 134-137℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.56 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.70 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.10 (m, 1H), 5.80 (d, J = 17.2 Hz, 1H), 5.47 (d, J = 12.4 Hz, 1H);ESIMS m/z 206.04([M+H]
+)。
【0817】
3−メチル−1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI64)
【0818】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0819】
標題化合物を白色固体として単離した(0.6g、60%):mp 109-111℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.42 (s, 1H), 7.40-7.60 (m, 4H), 6.70-7.00 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.80 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.30 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 2.50 (s, 3H);ESIMS m/z 186.20([M+H]
+)。
【0820】
1−(2−(トリフルオロメチル)−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI65)
【0821】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0822】
標題化合物を無色油状物として単離した(0.6g、60%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.32 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.72 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.70-6.90 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.90-6.00 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.50-5.80 (d, J = 10.8 Hz 1H);ESIMS m/z 240.16([M+H]
+)。
【0823】
3−ニトロ−1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI66)
【0824】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0825】
標題化合物を淡黄色固体として単離した(61mg、20%):mp 137-139℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.60 (s, 1H), 7.68 (d, J = 7.7 Hz, 2H),7.60 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.77 (dd, J = 17.7, 10.8, 1H), 5.87 (d, J = 17.7 Hz, 1H), 5.42 (d, J = 10.8 Hz, 1H);ESIMS m/z 217.28([M+H]
+)。
【0826】
1−(2−ブロモ−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI67)
【0827】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0828】
標題化合物を白色固体として単離した(1.2g、40%):mp 75-77℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.48 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.75 (s, 1H) 7.42 (s, 2H), 6.70 (m, 1H), 5.83 (d, J = 18 Hz, 1H), 5.42 (d, J = 12 Hz, 1H);ESIMS m/z 249.1([M]
+)。
【0829】
2−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI68)
【0830】
【化264】
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【0831】
標題化合物を灰白色固体として単離した(0.6g、60%):mp 96-97℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.66 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.74 (m, 2H), 6.73 (dd, J = 17.6 Hz, 10.8 Hz, 1H), 5.88 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.49 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 2.52 (s, 3H);ESIMS m/z 211.10([M+H]
+);IR(薄膜)2229cm
−1。
【0832】
1−(2−ニトロ−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI69)
【0833】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0834】
標題化合物を黄色固体として単離した(1.78g、60%):mp 102-104℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.40 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.72-7.76 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.52-7.56 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 6.70-6.82 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.85-6.00 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.50-5.60 (d, J = 10.8, Hz 1H);ESIMS m/z 217.0([M+H]
+)。
[実施例96]
【0835】
3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI70)の調製
【0836】
【化266】
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【0837】
ステップ1.5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒド
ジ−イソプロピルアミン(4.01g、39.88mmol)のTHF(20mL)中撹拌溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M)(19.9mL、31.91mmol)を10分間かけて−78℃でゆっくり滴下添加し、反応混合物を−78℃で30分間撹拌した。4−ブロモ−1−フルオロ−2−メチルベンゼン(5.0g、26.6mmol)のTHF(30.0mL)中溶液を−78℃で加え、反応混合物を同じ温度で1時間撹拌した。DMF(5.0mL)を加え、−78℃で更に30分間撹拌した。反応物をTLCにより監視し、次いで反応混合物を1N HCl溶液(水溶液)で0℃にてクエンチした。水層をジエチルエーテルで抽出し、水および飽和ブライン溶液で洗浄した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して粗製の化合物を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;5%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(3.6g、64%);mp 48-50℃:
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.33 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 6.75 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.92 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.52 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 2.21 (s, 3H);ESIMS m/z 211.35([M−H]
−)。
【0838】
ステップ2.((E)−5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒドオキシム
5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒド(3.5g、16.2mmol)のエタノール(50.0mL)中撹拌溶液に、酢酸ナトリウム(2.0g、24.3mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(1.69g、24.3mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を回転蒸発器上で濃縮して粗製の化合物を得、これを水で洗浄し、濾過し、真空下に乾燥して、標題化合物を白色固体として得た:mp 126-127℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.32 (s, 1H), 7.73 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.34 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 2.25 (s, 3H);ESIMS m/z 232.10([M+H]
+)。
【0839】
ステップ3.5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンゾニトリル
(E)−5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒドオキシム(0.5g、2.2mmol)の無水酢酸(5.0mL)中撹拌溶液を、18時間加熱還流した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、粗製の化合物を薄茶褐色粘着性物質として得た(0.4g、粗製物):ESIMS m/z 213.82([M+H]
+)。
【0840】
ステップ4.5−ブロモ−3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(DI71)
5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンゾニトリル(1.0g、47.716mmol)のDMF(10.0mL)中撹拌溶液に、炭酸カリウム(1.95g、14.14mmol)を、続いて1H−1,2,4−トリアゾール(0.811g、9.433mmol)を室温で加えた。反応混合物を140℃に18時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(2x100mL)で抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して粗製の化合物を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;30%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物をピンク色固体として得た(0.6g、49%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.39 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.91 (d, J = 2.4 Hz, 2H), 2.21 (s, 3H),ESIMS m/z 262.57([M+H]
+);IR(薄膜)2231、554cm
−1。
【0841】
ステップ5.3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI70)
5−ブロモ−3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(0.6g、2.3mmol)、炭酸カリウム(0.95g、6.87mmol)、ビニルボロン酸無水物(0.82g、3.43mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.13g、0.114mmol)のトルエン(20.0mL)中混合物を撹拌し、アルゴンで30分間脱気した。反応混合物を18時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチル(2x100mL)で抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して粗製の化合物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;30%酢酸エチル/石油エーテルで溶離)により精製して、標題化合物をピンク色固体として得た(0.25g、52%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.33 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 6.75 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.92 (d, J = 17.6, 1H), 5.52 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 2.21 (s, 3H),ESIMS m/z 211.35([M+H]
+);IR(薄膜)2236、1511cm
−1。
【0842】
実施例96のステップ4および5に記載した手順に従って、以下の化合物を作製した。
1−(2−フルオロ−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI72)
【0843】
【化267】
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【0844】
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI73)を淡黄色固体として単離した(3.0g、75%):mp 113-116℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.69 (s, 1H), 8.13 (m, 2H), 7.50 (m, 1H), 7.21 (m, 1H);ESIMS m/z 241.93([M]
+)。標題化合物(DI72)を黄色固体として単離した(1.0g、71%):mp 67-70℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.67 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.94 (m, 1H), 7.41 (m, 1H), 7.24 (s, 1H), 6.75 (dd, J = 17.6, 10.8 Hz, 1H), 5.81 (d, J = 17.6 Hz, 1H), 5.37 (d, J = 10.8 Hz, 1H);ESIMS m/z 190.00([M+H]
+)。
[実施例119]
【0845】
1−(1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)エタノン(DI78)の調製
【0846】
【化268】
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【0847】
1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(1g、5.8mmol)のTHF(25mL)中撹拌溶液に、n−BuLi(0.37g、5.8mmol)を−78℃で加え、30分間撹拌した。これにTHF中のN−メトキシ−N−メチルアセトアミド(0.66g、6.4mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAc(3x50mL)で抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中40%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(280mg、23%):mp 97-98℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.10 (s, 1H), 7.50 (d, 2H), 7.38 (d, 2H), 6.68 (dd, 1H), 5.85 (d, 1H), 5.38 (d, 1H), 2.75 (s, 3H);ESIMS m/z 214.14([M+H]
+)。
[実施例120]
【0848】
シクロプロピル(1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)メタノン(DI79)の調製
【0849】
【化269】
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【0850】
1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(1g、5.8mmol)のTHF(25mL)中撹拌溶液に、n−BuLi(0.37g、5.8mmol)を−78℃で加え、30分間撹拌した。これにTHF中のN−メトキシN−メチルシクロプロポキシド(0.82g、6.4mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAc(3x25mL)で抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中40%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(420mg、30%):mp 90-91℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.12 (s, 1H), 7.50 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.38 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 6.75 (dd, J = 16.3, 10.7 Hz, 1H), 5.81 (d, J = 16.3 Hz, 1H), 5.35 (d, J = 10.7 Hz, 1H), 3.22 (m, 1H), 1.27 (m, 2H), 1.18 (m, 2H);ESIMS m/z 240.18([M+H]
+);IR(薄膜)2922、1630cm
−1。
[実施例121]
【0851】
5−(メチルチオ)−1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI80)の調製
【0852】
【化270】
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【0853】
1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(1g、5.8mmol)のTHF(50mL)中撹拌溶液に、n−BuLi(0.41g、6.4mmol)を−78℃で加え、30分間撹拌した。これにTHF中のジメチルジスルフィド(0.6g、6.43mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAc(3x25mL)で抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中40%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.6g、48%):mp 68-70℃;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.96 (s, 1H), 7.05 (m, 4H), 6.75 (dd, J = 16.4, 10.7 Hz, 1H), 5.81 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 5.35 (d, J = 10.7 Hz, 1H), 2.73 (s, 3H);ESIMS m/z 218.09([M+H]
+)。
[実施例122]
【0854】
5−メチル−1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI81)の調製
【0855】
【化271】
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【0856】
1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(0.5g、2.9mmol)のTHF(10mL)中撹拌溶液に、n−BuLi(0.22g、3.5mmol)を−78℃で加え、30分間撹拌した。これにTHF中のヨウ化メチル(0.50g、3.5mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAc(3x25mL)で抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中40%EtOAc)により精製して、標題化合物を淡茶褐色液体として得た(250mg、46%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.93 (s, 1H), 7.55 (d, J = 9 Hz, 2H), 7.42 (d, J = 9 Hz, 2H), 6.76 (dd, J = 18, 11 Hz, 1H), 5.83 (d, J = 18 Hz, 1H), 5.38 (d, J = 11 Hz, 1H), 2.55 (s, 3H);ESIMS m/z 186.13([M+H]
+);IR(薄膜)1517、1386、1182、847cm
−1。
[実施例97]
【0857】
(E)−1−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DC1)の調製
【0858】
【化272】
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【0859】
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,5−ジクロロ−ベンゼン(2.0g、6.51mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(25mL)中撹拌溶液に、1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(2.22g、13.0mmol)、CuCl(64mg、0.65mmol)および2,2−ビピリジル(0.2g、1.3mmol)を加えた。得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、次いで180℃で24時間撹拌した。反応完結(TLC)後、反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.8g、32%):mp 93-97℃;
1H NMR (300 MHz, CDCl
3)δ8.56 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.68 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.38 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 7.29 (s, 2H), 6.62 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 15.6, 8.2 Hz, 1H), 4.15 (m, 1H);ESIMS m/z 398.05([M+H]
+)。
【0860】
実施例97に記載した手順に従って、表1中の化合物DC2−DC37、DC44、DC45、DC47−49、DC50、DC51、DC54、DC58、DC60、DC62、およびDC63−DC67を作製した。
[実施例98]
【0861】
(E)−2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンゾニトリル(DC40)の調製
【0862】
【化273】
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【0863】
2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(0.9g、3.7mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(10mL)中撹拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(2.5g、7.5mmol)、CuCl(73mg、0.74mmol)および2,2−ビピリジル(0.23g、1.49mmol)を加え、得られた反応混合物をアルゴンで30分間脱気し、次いで180℃で14時間撹拌した。反応完結(TLC)後、反応混合物を室温に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中25−30%EtOAc)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.9g、50%):mp 70-73℃;
1H NMR (300 MHz, CDCl
3)δ8.86 (s, 1H), 7.88 (m, 3H), 7.44 (s, 2H), 6.67 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 16.0, 7.6 Hz, 1H), 4.19 (m, 1H);ESIMS m/z 436.11([M−2H]
−)。
[実施例99]
【0864】
(E)−2−(3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)ベンゾニトリル(DC41)の調製
【0865】
【化274】
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【0866】
(E)−2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンゾニトリル(0.6g、1.2mmol)のMeOH(10mL)中撹拌溶液に、Zn末(0.39g、5.98mmol)および飽和NH
4Cl水溶液(5mL)を加え、得られた反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応完結(TLC)後、反応物を減圧下に濃縮した。反応物をDCMで希釈し、セライトベッドを通して濾過し、得られた濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物を固体として得た(0.5g、89%):mp 72-75℃;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6)δ8.72 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.91 (s, 2H), 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 15.6, 9.2 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 5.87 (s, 2H), 4.89 (m, 1H);ESIMS m/z 469.95([M−H]
−)。
【0867】
実施例99に記載した手順に従って、表1中の化合物DC38を作製した。また、塩化アンモニウムの代わりにギ酸アンモニウムを用いた以外は、実施例99に記載した手順に従って、化合物DC54から表1中の化合物DC55を作製した。
[実施例100]
【0868】
(E)−N−(1−(2−シアノ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−N−(シクロプロパンカルボニル)シクロプロパンカルボキサミド(DC42)の調製
【0869】
【化275】
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【0870】
(E)−2−(3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンゾニトリル(0.1g、0.21mmol)のDCM中撹拌溶液に、室温でシクロプロピルカルボニルクロリド(0.045g、0.42mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水した。減圧下に濃縮し、分取HPLCにより精製して、標題化合物を固体として得た(0.09g、79%):mp 104-107℃;
1H NMR (300 MHz, CDCl
3)δ8.78 (s, 2H), 7.83 (s, 1H), 7.80 (m, 2H), 7.42 (s, 2H), 6.65 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 7.6, 8.0 Hz, 1H), 4.17 (m, 1H), 2.16 (m, 2H), 1.25 (m, 4H), 1.00 (m, 4H);ESIMS m/z 609.98([M+H]
+);IR(薄膜)2234、1714、1114、807cm
−1。
[実施例101]
【0871】
(E)−N−(1−(2−シアノ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)シクロプロパンカルボキサミド(DC43)の調製
【0872】
【化276】
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【0873】
(E)−2−(3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブタ−1−エニル)ベンゾニトリル(0.15g,0.31mmol)のDCM中撹拌溶液に、0℃でトリエチルアミン(0.1g、1mmol)およびシクロプロピルカルボニルクロリド(0.04g、0.38mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水した。減圧下に濃縮し、カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ)により精製して、標題化合物を固体として得た(66mg、34%):mp 109-112℃;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6)δ10.94 (br s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.08 (m, J = 8.4 Hz, 1H), 7.91 (s, 2H), 7.84 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.13 (dd, J = 15.6, 9.2 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 4.92 (m, 1H), 1.99 (br s, 1H), 0.82 (s, 4H);ESIMS m/z 540.04([M+H]
+);IR(薄膜)3233、2233、1699、1114、807cm
−1。
【0874】
実施例101に記載した手順に従って、表1中の化合物DC39を作製した。
[実施例102]
【0875】
1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタノン(DI74)の調製
【0876】
【化277】
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【0877】
4−ブロモアセトフェノン(10g、50mmol)のDMF(100mL)中撹拌溶液に、1,2,4−トリアゾール(5g、75mmol)、Cs
2CO
3(32.6g、100.5mmol)およびCuI(1.4g、10.1mmol)を加え、得られた反応混合物を48時間還流した。反応完結(TLCにより)後、反応混合物を室温に冷却し、水(200mL)で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。ジエチルエーテルで洗浄することにより精製して、標題化合物を固体として得た(5g、96%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.71 (s, 1H), 8.16, (s, 1H), 8.13 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.83 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 2.66 (s, 3H);ESIMS m/z 186.02([M−H]
−)。
[実施例103]
【0878】
1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタン−1−オン(DI75)の調製
【0879】
【化278】
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【0880】
ステップ1.1−(4−(1−(トリメチルシリルオキシ)ビニル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI76)
1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)エタノン(4.5g、24.0mmol)のDCM中撹拌溶液に、0℃でTEA(3.7g、36.1mmol)およびトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(8g、36mmol)を加え、得られた反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液とエーテルとの混合物でクエンチした。エーテル層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物(5.5g)を得、これを次のステップに直接使用した。
【0881】
ステップ2.1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタン−1−オン(DI75)
1−(4−(1−(トリメチルシリルオキシ)ビニル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(6g、23mmol)および1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,5−ジクロロベンゼン(7.1g、34.7mmol)の1,2−ジクロロベンゼン(30mL)中撹拌溶液を、アルゴンで脱気した。これに、CuCl(0.23g、2.31mmol)および2,2−ビピリジル(0.73g、4.63mmol)を上記反応混合物に加え、得られた反応混合物を180℃に18時間加熱した。反応完結(TLCにより)後、反応混合物をシリカゲル上に吸着させ、カラムクロマトグラフィー(SiO
2;石油エーテル中10%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(3g、31%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ8.67 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.10 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.82 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.33 (m, 1H), 7.30 (m, 2H), 4.20 (m, 1H), 3.63 (m, 2H);ESIMS m/z 412.14([M−H]
−)。
[実施例104]
【0882】
2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5,5,5−トリフルオロペンタン−2−オール(DI77)の調製
【0883】
【化279】
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【0884】
0℃に冷却した1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタン−1−オン(300mg、0.726mmol)のTHF中溶液に、メチルマグネシウムブロミド(450mg、5mmol)を滴下添加した。反応物を0℃で3時間撹拌し、次いで反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせたEtOAc層を水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中20%−25%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(100mg、32%):
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ2つのジアステレオマー 8.58 (s, 1H, 副), 8.48 (s, 1H, 主), 8.13 (s, 1H, 副), 8.09 (s, 1H, 主), 7.70 (d, J = 9.0 Hz, 2H, 副), 7.53 (d, J = 9.0 Hz, 2H, 副), 7.40 (d, J = 9.0 Hz, 2H, 主), 7.31 (m, 1H, 副), 7.27 (d, J = 9.0 Hz, 2H, 主), 7.20 (m, 2H, 副), 7.01 (m, 1H, 主), 6.75 (m, 2H, 主), 350 (m, 1H), 2.50 (m, 2H), 1.56 (s, 3H, 主), 1.54 (s, 3H, 副);ESIMS m/z 430.05([M+H]
+)。
[実施例105]
【0885】
(E)−1−(4−(4−(3,5−ジクロロフェニル)−5,5,5−トリフルオロペンタ−2−エン−2−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DC68)の調製
【0886】
【化280】
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【0887】
2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5,5,5−トリフルオロペンタン−2−オール(100mg、0.233mmol)のトルエン中溶液に、触媒量のp−トルエンスルホン酸(PTSA)を加え、12時間かけて共沸蒸留することにより水を除去した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルに溶解した。溶液を飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中20%−25%EtOAc)により精製して、標題化合物を固体として得た(30mg、31%)。
[実施例123]
【0888】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(DC52)の調製
【0889】
【化281】
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【0890】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(0.3g、0.71mmol)のトルエン(10mL)中撹拌溶液に、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL−H、トルエン中1.0M溶液;0.85mL)を滴下添加し、反応混合物を−78℃で20分間撹拌した。1N HCl溶液を加えて反応混合物をクエンチし、次いで水層をEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、標題化合物を黄色油状物として得た。実施例123に記載した手順に従って、表1中の化合物DC53を合成した。
[実施例124]
【0891】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−N−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリン(DC57)の調製
【0892】
【化282】
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【0893】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリン(0.3g、0.7mmol)のDCM(10mL)中撹拌溶液に、トリエチルアミン(0.155mL、1.09mmol)およびヨウ化メチル(0.124g、0.873mmol)を加えた。反応物を室温で18時間撹拌した。DCM層を水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、標題化合物を黄色半固体として得た(0.07g、70%)。
[実施例125]
【0894】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)安息香酸(DC61)の調製
【0895】
【化283】
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【0896】
(E)−エチル5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾエート(0.2g、0.4mmol)の6N HCl(10mL)中溶液を、100℃で18時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、白色固体沈殿物を得た。沈殿物を濾過して、標題化合物を白色固体として得た(0.12g、60%)。
[実施例126]
【0897】
(Z)−5−((E)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−N’−ヒドロキシ−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズイミドアミド(DC59)の調製
【0898】
【化284】
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【0899】
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタ−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(0.3g、0.71mmol)、酢酸ナトリウム(0.087g、1.065mmol)およびヒドロキシルアンモニウムクロリド(0.072g、1.065mmol)の9:1エタノール/水混合物(10mL)中溶液を、70℃で8時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、エタノールを蒸発させた。残留物を水に溶解し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を灰白色固体として得た。
[実施例127]
【0900】
(E)−1−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−メトキシブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DC70)の調製
【0901】
【化285】
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【0902】
ステップ1.(E)−3−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−1−(3,5−ジクロロフェニル)プロパ−2−エン−1−オン
1−(3,5−ジクロロフェニル)エタノン(0.5g、2.6mmol)のエタノール(20mL)中溶液に、4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンズアルデヒド(0.46g、2.65mmol)を加え、反応物を0℃に冷却した。次いで水(10mL)中の水酸化ナトリウム(0.22g、5.29mmol)を加え、反応物を0℃で2時間撹拌した。反応物をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た(0.149g、17%):ESIMS m/z 430.05([M+H]
+)344.08
【0903】
ステップ2.(E)−4−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−1,1,1−トリフルオロブタ−3−エン−2−オール(DC69)
(E)−3−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−1−(3,5−ジクロロフェニル)プロパ−2−エン−1−オン(1g、3mmol)のTHF(150mL)中溶液に、トリフルオロメチルトリメチルシラン(0.517g、3.644mmol)およびテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)(1.0M、1mL)を0℃で加えた。反応物を室温にゆっくり加温し、2時間撹拌した。次いで反応物を0℃に冷却し、5M HCl溶液を加え、反応物を室温で更に4時間撹拌した。反応物をDCMで抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗製の化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;25%EtOAc/ヘキサン)により精製して、標題化合物を灰白色固体として得た(0.3g、25%)。
【0904】
ステップ3.(E)−1−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−メトキシブタ−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DC70)
(E)−4−(4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−1,1,1−トリフルオロブタ−3−エン−2−オール(0.15g、0.36mmol)のTHF(5mL)中溶液に、NaH(60%、10mg、0.44mmol)を0℃で加えた。反応物を0℃で30分間撹拌し、次いでヨウ化メチル(61mg、0.44mmol)をゆっくり加え、反応物を室温に加温し、4時間撹拌した。反応物をNH
4Cl水溶液でクエンチし、DCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を灰白色固体として得た(55mg、35%)。
【0905】
実施例A:ビートアワヨトウ(「BAW」)およびコーンイヤーワーム(「CEW」)に対するバイオアッセイ
BAWには、その集団を低下させる有効な寄生生物、疾患または捕食動物が少ない。BAWは、多くの雑草、樹木、草、マメ科植物および農作物に外寄生する。様々な場所において、それは、他の植物の中でもアスパラガス、綿、トウモロコシ、大豆、タバコ、アルファルファ、サトウダイコン、コショウ、トマト、ジャガイモ、タマネギ、エンドウマメ、ヒマワリおよび柑橘類に対する経済的懸念である。CEWはトウモロコシおよびトマトを攻撃することが知られているが、それは、他の植物の中でも、アーティチョーク、アスパラガス、キャベツ、カンタループ、コラード、ササゲ、キュウリ、ナス、レタス、リママメ、メロン、オクラ、エンドウマメ、コショウ、ジャガイモ、カボチャ、スナップビーン、ホウレンソウ、スクワッシュ、サツマイモおよびスイカも攻撃する。CEWは特定の殺虫剤に抵抗性であることも知られている。その結果として、上記の因子により、これらの有害生物の防除が重要である。さらに、これらの有害生物を防除する分子は、他の有害生物を防除する際に有用である。
【0906】
この文献に開示されている特定の分子を、以下の実施例に記載されている手順を使用してBAWおよびCEWに対して試験した。結果の報告において、「BAW&CEWの格付表」を使用した(表欄を参照のこと)。
【0907】
BAW(シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua))に対するバイオアッセイ
BAWに対するバイオアッセイを、128ウェル食餌トレーアッセイを使用して行った。試験化合物50μg/cm
2(90:10のアセトン−水混合物50μL中に溶解)を(8ウェルの各々に)適用し、次いで乾燥させた、人工飼料1mLが前もって充填された食餌トレーの各ウェル(3mL)中に、1匹から5匹の第2虫齢BAW幼虫を置いた。トレーを透明な自動付着カバーで覆い、25℃にて14:10の明暗で5日から7日の間保持した。各ウェルにおける幼虫に関するパーセント死亡率を記録し、8ウェルにおける活性を次いで平均した。結果は「表3:アッセイ結果」という表題の表中に表示されている(表欄を参照のこと)。
【0908】
CEW(コットンボールワーム(Helicoverpa zea))に対するバイオアッセイ
CEWに対するバイオアッセイを、128ウェル食餌トレーアッセイを使用して行った。試験化合物50μg/cm
2(90:10のアセトン−水混合物50μL中に溶解)を(8ウェルの各々に)適用し、次いで乾燥させた、人工飼料1mLが前もって充填された食餌トレーの各ウェル(3mL)中に、1匹から5匹の第2虫齢CEW幼虫を置いた。トレーを透明な自動付着カバーで覆い、25℃にて14:10の明暗で5日から7日の間保持した。各ウェルにおける幼虫のパーセント死亡率を記録し、8ウェルにおける活性を次いで平均した。結果は「表3:アッセイ結果」という表題の表中に表示されている(表欄を参照のこと)。
【0909】
実施例B:モモアカアブラムシ(「GPA」)(モモアカアブラムシ(Myzus persicae))に対するバイオアッセイ。
GPAは、成長の減少、葉のしわ、および様々な組織の死亡を引き起こす、モモ樹木の最も有意なアブラムシ有害生物である。それは有害でもあり、なぜならばそれが、ジャガイモウイルスYおよびジャガイモ葉巻ウイルスなどの植物ウイルスをイヌホオズキ/ジャガイモファミリーのナス科(Solanaceae)のメンバーへ、および様々なモザイクウイルスを多くの他の食料作物へ運搬するためのベクターとして働くからである。GPAは、他の植物の中でも、ブロッコリー、ゴボウ、キャベツ、ニンジン、カリフラワー、ダイコン、ナス、グリーンビーンズ、レタス、マカダミア、パパイヤ、コショウ、サツマイモ、トマト、オランダガラシおよびズッキーニのような植物を攻撃する。GPAは、カーネーション、キク、開花しているキャベツ、ポインセチアおよびバラなどの多くの装飾作物も攻撃する。GPAは、多くの殺有害生物剤に対する抵抗性を発達させている。
【0910】
この文献に開示されている特定の分子を、以下の実施例に記載されている手順を使用してGPAに対して試験した。結果の報告において、「GPAの格付表」を使用した(表欄を参照のこと)。
【0911】
2〜3枚の小さい(3〜5cm)本葉が付いた、3インチのポット中で成長させたキャベツ実生を、試験基材として使用した。該実生に20〜50匹のGPA(無羽の成虫および若虫の段階)を、化学的適用の1日前に外寄生させた。それぞれの実生を有する4個のポットを各処理に使用した。試験化合物(2mg)をアセトン/メタノール(1:1)溶媒2mL中に溶解させて、1000ppmの試験化合物のストック溶液を形成した。ストック溶液をH
2O中の0.025%のTween20で5×希釈することで、溶液を200ppmの試験化合物で得た。溶液をキャベツ葉の両側に流亡するまでスプレーするために、携帯用吸引器型スプレーヤーを使用した。基準植物(溶媒チェック)に、アセトン/メタノール(1:1)溶媒20%体積だけを含有する希釈剤をスプレーした。処理植物を、類別するより前に保持部屋で3日間およそ25℃および周囲相対湿度(RH)にて保持した。顕微鏡下で1植物当たりの生存アブラムシの数をカウントすることによって、評価を行った。以下の通りのアボット補正式(W.S. Abbott、「A Method of Computing the Effectiveness of an Insecticide」 J. Econ. Entomol. 18 (1925)、265〜267ページ)を使用して、パーセント防除を測定した。
補正された%防除=100*(X−Y)/X
式中、
X=溶媒チェック植物上の生存アブラムシの数、および
Y=処理植物上の生存アブラムシの数
【0912】
結果は「表3:アッセイ結果」という表題の表中に表示されている(表欄を参照のこと)。
【0913】
殺有害生物剤として許容される酸付加塩、塩誘導体、溶媒和物、エステル誘導体、多形体、同位体および放射性核種
式1の分子は、殺有害生物剤として許容される酸付加塩に処方することができる。非限定的な例の目的で、アミン官能基は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸、安息香酸、クエン酸、マロン酸、サリチル酸、リンゴ酸、フマル酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、グルコン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ヒドロキシメタンスルホン酸およびヒドロキシエタンスルホン酸と塩を形成することができる。追加として、非限定的な例の目的で、酸官能性基は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属から誘導されるもの、ならびにアンモニアおよびアミンから誘導されるものを含めて、塩を形成することができる。好ましいカチオンの例としては、ナトリウム、カリウムおよびマグネシウムが挙げられる。
【0914】
式1の分子は、塩誘導体に処方することができる。非限定的な例の目的で、塩誘導体は、遊離塩基と、塩を生成するための十分な量の所望の酸とを接触させることによって調製することができる。遊離塩基は、水酸化ナトリウム(NaOH)、炭酸カリウム、アンモニアおよび重炭酸ナトリウムの希水溶液などの適当な塩基の希水溶液で塩を処理することによって再発生することができる。例として、多くの場合、2,4−Dなどの殺有害生物剤は、それをそのジメチルアミン塩に変換することによって、より水溶性にされる。
【0915】
式1の分子は、非複合体化溶媒が除去された後に複合体が無傷のままであるように、溶媒との安定な複合体に処方することができる。これらの複合体はしばしば「溶媒和物」と称される。しかしながら、溶媒として水との安定な水和物を形成することが特に望ましい。
【0916】
式1の分子はエステル誘導体に作製することができる。これらのエステル誘導体は次いで、この文献に開示されている発明が適用されるのと同じ方式で適用することができる。
【0917】
式1の分子は、様々な結晶多形体として作製することができる。多形性は農業化学品の開発において重要であり、というのは、同じ分子の異なる結晶多形体または構造が、非常に異なる物理特性および生物学的性能を有し得るからである。
【0918】
式1の分子は異なる同位体で作製することができる。特に重要なのは、
1Hの代わりに
2H(重水素としても知られている)を有する分子である。
【0919】
式1の分子は、異なる放射性核種で作製することができる。特に重要なのは、
14Cを有する分子である。
【0920】
立体異性体
式1の分子は、1種または複数の立体異性体として存在することができる。したがって、特定の分子はラセミ混合物として生成することができる。1種の立体異性体が他の立体異性体より活性であり得ることは、当業者によって認められよう。それぞれの立体異性体は、公知の選択的合成手順によって、分割された出発原料を使用する従来の合成手順によって、または従来の分割手順によって得ることができる。この文献に開示されている特定の分子は、2種以上の異性体として存在することができる。様々な異性体としては、幾何異性体、ジアステレオマーおよびエナンチオマーが挙げられる。したがって、この文献に開示されている分子には、幾何異性体、ラセミ混合物、それぞれの立体異性体、および光学活性混合物が含まれる。1種の異性体が他のものより活性であり得ることは、当業者によって認められよう。本開示に開示されている構造は、明確にするために1種の幾何学的形態だけで描かれているが、該分子の全ての幾何学的形態を表すと意図される。
【0921】
組合せ
式1の分子は、殺ダニ、殺藻、殺鳥、殺細菌、殺真菌、除草、殺虫、殺軟体動物、殺線虫、殺げっ歯類または殺ウイルスの特性を有する1種または複数の化合物との組合せ(組成混合物、または同時もしくは逐次の適用におけるなど)で使用することもできる。追加として、式1の分子は、摂食阻害剤、鳥忌避剤、化学不妊薬、除草剤安全化剤、昆虫誘引剤、昆虫駆除剤、哺乳動物忌避剤、交配撹乱物質、植物活性化剤、植物成長調節剤または相乗剤である化合物との組合せ(組成混合物、または同時もしくは逐次の適用におけるなど)で使用することもできる。式1の分子とともに使用することができる上記の群におけるこうした化合物の例は以下である。臭化(3−エトキシプロピル)水銀、1,2−ジクロロプロパン、1,3−ジクロロプロペン、1−メチルシクロプロペン、1−ナフトール、2−(オクチルチオ)エタノール、2,3,5−トリ−ヨード安息香酸、2,3,6−TBA、2,3,6−TBA−ジメチルアンモニウム、2,3,6−TBA−リチウム、2,3,6−TBA−カリウム、2,3,6−TBA−ナトリウム、2,4,5−T、2,4,5−T−2−ブトキシプロピル、2,4,5−T−2−エチルヘキシル、2,4,5−T−3−ブトキシプロピル、2,4,5−TB、2,4,5−T−ブトメチル、2,4,5−T−ブトチル、2,4,5−T−ブチル、2,4,5−T−イソブチル、2,4,5−T−イソオクチル、2,4,5−T−イソプロピル、2,4,5−T−メチル、2,4,5−T−ペンチル、2,4,5−T−ナトリウム、2,4,5−T−トリエチルアンモニウム、2,4,5−T−トロラミン、2,4−D、2,4−D−2−ブトキシプロピル、2,4−D−2−エチルヘキシル、2,4−D−3−ブトキシプロピル、2,4−D−アンモニウム、2,4−DB、2,4−DB−ブチル、2,4−DB−ジメチルアンモニウム、2,4−DB−イソオクチル、2,4−DB−カリウム、2,4−DB−ナトリウム、2,4−D−ブトチル、2,4−D−ブチル、2,4−D−ジエチルアンモニウム、2,4−D−ジメチルアンモニウム、2,4−D−ジオールアミン、2,4−D−ドデシルアンモニウム、2,4−DEB、2,4−DEP、2,4−D−エチル、2,4−D−ヘプチルアンモニウム、2,4−D−イソブチル、2,4−D−イソオクチル、2,4−D−イソプロピル、2,4−D−イソプロピルアンモニウム、2,4−D−リチウム、2,4−D−メプチル、2,4−D−メチル、2,4−D−オクチル、2,4−D−ペンチル、2,4−D−カリウム、2,4−D−プロピル、2,4−D−ナトリウム、2,4−D−テフリル、2,4−D−テトラデシルアンモニウム、2,4−D−トリエチルアンモニウム、2,4−D−トリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム、2,4−D−トロラミン、2iP、塩化2−メトキシエチル水銀、2−フェニルフェノール、3,4−DA、3,4−DB、3,4−DP、4−アミノピリジン、4−CPA、4−CPA−カリウム、4−CPA−ナトリウム、4−CPB、4−CPP、4−ヒドロキシフェネチルアルコール、8−ヒドロキシキノリン硫酸塩、8−フェニル水銀オキシキノリン、アバメクチン、アブシジン酸、ACC、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アセチオン、アセトクロール、アセトホス、アセトプロール、アシベンゾラル、アシベンゾラル−S−メチル、アシフルオルフェン、アシフルオルフェン−メチル、アシフルオルフェン−ナトリウム、アクロニフェン、アクレプ(acrep)、アクリナトリン、アクロレイン、アクリロニトリル、アシペタックス、アシペタックス−銅、アシペタックス−亜鉛、アラクロール、アラニカルブ、アルベンダゾール、アルジカルブ、アルジモルフ、アルドキシカルブ、アルドリン、アレスリン、アリシン、アリドクロル、アロサミジン、アロキシジム、アロキシジム−ナトリウム、アリルアルコール、アリキシカルブ、アロラック、アルファ−シペルメトリン、アルファ−エンドスルファン、アメトクトラジン、アメトリジオン、アメトリン、アミブジン、アミカルバゾン、アミカルチアゾール(amicarthiazol)、アミジチオン、アミドフルメット、アミドスルフロン、アミノカルブ、アミノシクロピラクロル、アミノシクロピラクロル−メチル、アミノシクロピラクロル−カリウム、アミノピラリド、アミノピラリド−カリウム、アミノピラリド−トリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム、アミプロホス−メチル、アミプロホス、アミスルブロム、アミトン、アミトンシュウ酸塩、アミトラズ、アミトロール、スルファミン酸アンモニウム、アンモニウムα−ナフタレンアセテート、アンバム、アンプロピルホス、アナバシン、アンシミドール、アニラジン、アニロホス、アニスロン、アントラキノン、アンツー、アホレート、アラマイト、三酸化ヒ素、アソメート、アスピリン、アシュラム、アシュラム−カリウム、アシュラム−ナトリウム、アチダチオン、アトラトン、アトラジン、アウレオフンギン(aureofungin)、アビグリシン、塩酸アビグリシン、アザコナゾール、アザジラクチン、アザフェニジン、アザメチホス、アジムスルフロン、アジンホス−エチル、アジンホス−メチル、アジプロトリン、アジチラム、アゾベンゼン、アゾシクロチン、アゾトエート、アゾキシストロビン、バクメデシュ(bachmedesh)、バルバン、六フッ化ケイ酸バリウム、多硫化バリウム、バルトリン、BCPC、ベフルブタミド、ベナラキシル、ベナラキシル−M、ベナゾリン、ベナゾリン−ジメチルアンモニウム、ベナゾリン−エチル、ベナゾリン−カリウム、ベンカルバゾン、ベンクロチアズ、ベンダイオカルブ、ベンフルラリン、ベンフラカルブ、ベンフレセート、ベノダニル、ベノミル、ベノキサコル、ベノキサホス、ベンキノックス、ベンスルフロン、ベンスルフロン−メチル、ベンスリド、ベンスルタップ、ベンタルロン、ベンタゾン、ベンタゾン−ナトリウム、ベンチアバリカルブ、ベンチアバリカルブ−イソプロピル、ベンチアゾール、ベントラニル、ベンザドクス、ベンザドクス−アンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ベンザマクリル、ベンザマクリル−イソブチル、ベンザモルフ、ベンズフェンジゾン、ベンジプラム、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、ベンゾフルオル、ベンゾヒドロキサム酸、ベンゾキシメート、ベンゾイルプロップ、ベンゾイルプロップ−エチル、ベンズチアズロン、安息香酸ベンジル、ベンジルアデニン、ベルベリン、塩化ベルベリン、ベータ−シフルトリン、ベータ−シペルメトリン、ベトキサジン、ビシクロピロン、ビフェナゼート、ビフェノックス、ビフェントリン、ビフジュンズヒ(bifujunzhi)、ビラナホス、ビラナホス−ナトリウム、ビナパクリル、ビングキングキシアオ(bingqingxiao)、ビオアレスリン、ビオエタノメトリン、ビオペルメトリン、ビオレスメトリン、ビフェニル、ビサジル、ビスメルチアゾール、ビスピリバック、ビスピリバック−ナトリウム、ビストリフルロン、ビテルタノール、ビチオノール、ビキサフェン、ブラストサイジン−S、ホウ砂、ボルデアウキス(Bordeaux)混合物、ホウ酸、ボスカリド、ブラシノリド、ブラシノリド−エチル、ブレビコミン、ブロジファクム、ブロフェンバレレート(brofenvalerate)、ブロフルトリネート(brofluthrinate)、ブロマシル、ブロマシル−リチウム、ブロマシル−ナトリウム、ブロマジオロン、ブロメタリン、ブロメトリン、ブロムフェンビンホス、ブロモアセトアミド、ブロモボニル、ブロモブチド、ブロモシクレン、ブロモ−DDT、ブロモフェノキシム、ブロモホス、ブロモホス−エチル、ブロモプロピレート、ブロモタロニル(bromothalonil)、ブロモキシニル、ブロモキシニルブチレート、ヘプタン酸ブロモキシニル、オクタン酸ブロモキシニル、ブロモキシニル−カリウム、ブロムピラゾン、ブロムコナゾール、ブロノポール、ブカルポラート、ブフェンカルブ、ブミナホス、ブピリメート、ブプロフェジン、ブルグンジ(Burgundy)混合物、ブスルファン、ブタカルブ、ブタクロール、ブタフェナシル、ブタミホス、ブタチオホス、ブテナクロール、ブテトリン、ブチダゾール、ブチオベート、ブチウロン、ブトカルボキシム、ブトネート、ブトピロノキシル、ブトキシカルボキシム、ブトルアリン、ブトロキシジム、ブツロン、ブチルアミン、ブチレート、カコジル酸、カズサホス、カフェンストロール、ヒ酸カルシウム、塩素酸カルシウム、カルシウムシアナミド、多硫化カルシウム、カルビンホス、カンベンジクロル、カンフェクロル、樟脳、カプタホール、キャプタン、カルバモルフ、カーバノレート、カルバリル、カルバスラム、カルベンダジム、ベンゼンスルホン酸カルベンダジム、亜硫酸カルベンダジム、カルベタミド、カルボフラン、二硫化炭素、四塩化炭素、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルボキサゾール、カルボキシド、カルボキシン、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン−エチル、カルプロパミド、カルタップ、塩酸カルタップ、カルバクロール、カルボン、CDEA、セロシジン、CEPC、セラルレ、ケシュント(Cheshunt)混合物、キノメチオナート、キトサン、クロベンチアゾン、クロメトキシフェン、クロラロース、クロランベン、クロランベン−アンモニウム、クロランベン−ジオールアミン、クロランベン−メチル、クロランベン−メチルアンモニウム、クロランベン−ナトリウム、クロラミンリン、クロラムフェニコール、クロラニホルメタン、クロラニル、クロラノクリル、クロラントラニリプロール、クロラジホップ、クロラジホップ−プロパルギル、クロラジン、クロルベンシド、クロルベンズロン、クロルビシクレン、クロルブロムロン、クロルブファム、クロルデン、クロルデコン、クロルジメホルム、塩酸クロルジメホルム、クロレンペントリン(chlorempenthrin)、クロレトキシホス、クロレツロン、クロルフェナック、クロルフェナック−アンモニウム、クロルフェナック−ナトリウム、クロルフェナピル、クロルフェナゾール、クロルフェネトール、クロルフェンプロップ、クロルフェンソン、クロルフェンスルフィド、クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルフルラゾール、クロルフルレン、クロルフルレン−メチル、クロルフルレノール、クロルフルレノール−メチル、クロリダゾン、クロリムロン、クロリムロン−エチル、クロルメホス、クロルメコート、クロルメコートクロリド、クロルニジン、クロルニトロフェン、クロロベンジレート、クロロジニトロナフタレン、クロロホルム、クロロメブホルム、クロロメチウロン、クロロネブ、クロロファシノン、クロロファシノン−ナトリウム、クロロピクリン、クロロポン、クロロプロピレート、クロロタロニル、クロロトルロン、クロロクスロン、クロロキシニル、クロルホニウム、塩化クロルホニウム、クロルホキシム、クロルプラゾホス、クロルプロカルブ、クロルプロファム、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クロルキノックス、クロルスルフロン、クロルタール、クロルタール−ジメチル、クロルタール−モノメチル、クロルチアミド、クロルチオホス、クロゾリネート、塩化コリン、クロマフェノジド、シネリンI、シネリンII、シネリン、シニドン−エチル、シンメチリン、シノスルフロン、シオブチド(ciobutide)、シサニリド、シスメトリン、クレトジム、クリンバゾール、クリオジネート、クロジナホップ、クロジナホップ−プロパルギル、クロエトカルブ、クロフェンセット、クロフェンセット−カリウム、クロフェンテジン、クロフィブリン酸、クロホップ、クロホップ−イソブチル、クロマゾン、クロメプロップ、クロプロップ、クロプロキシジム、クロピラリド、クロピラリド−メチル、クロピラリド−オラミン、クロピラリド−カリウム、クロピラリド−トリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム、クロキントセット、クロキントセット−メキシル、クロランスラム、クロランスラム−メチル、クロサンテル、クロチアニジン、クロトリマゾール、クロキシホナック、クロキシホナック−ナトリウム、CMA、コドレルア、コロホネート(colophonate)、酢酸銅、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、炭酸銅、塩基
性物、水酸化銅、ナフテン酸銅、オレイン酸銅、オキシ塩化銅、ケイ酸銅、硫酸銅、銅亜鉛クロメート、クマクロール、クマフリル、クマホス、クマテトラリル、クミトエート、クモキシストロビン、CPMC、CPMF、CPPC、クレダジン、クレゾール、クリミジン、クロタミトン、クロトキシホス、クルホメート、氷晶石、キュウルア、クフラネブ、クミルロン、クプロバム、酸化第一銅、クルクメノール、シアナミド、シアナトリン、シアナジン、シアノフェンホス、シアノホス、シアントエート、シアントラニリプロール、シアゾファミド、シブトリン、シクラフラミド、シクラニリド、シクレトリン、シクロエート、シクロヘキシミド、シクロプラート、シクロプロトリン、シクロスルファムロン、シクロキサプリド(cycloxaprid)、シクロキシジム、シクルロン、シエノピラフェン、シフルフェナミド、シフルメトフェン、シフルトリン、シハロホップ、シハロホップ−ブチル、シハロトリン、シヘキサチン、シミアゾール、塩酸シミアゾール、シモキサニル、シオメトリニル、シペンダゾール、シペルメトリン、シペルコート、塩化シペルコート、シフェノトリン、シプラジン、シプラゾール、シプロコナゾール、シプロジニル、シプロフラム、シプロミッド、シプロスルファミド、シロマジン、シチオエート、ダイムロン、ダラポン、ダラポン−カルシウム、ダラポン−マグネシウム、ダラポン−ナトリウム、ダミノジッド、ダヨウトング(dayoutong)、ダゾメット、ダゾメット−ナトリウム、DBCP、d−樟脳、DCIP、DCPTA、DDT、デバカルブ、デカフェンチン、デカルボフラン、デヒドロ酢酸、デラクロール、デルタメトリン、デメフィオン、デメフィオン−O、デメフィオン−S、デメトン、デメトン−メチル、デメトン−O、デメトン−O−メチル、デメトン−S、デメトン−S−メチル、デメトン−S−メチルスルホン、デスメディファム、デスメトリン、d−ファンシルクエビングジュズヒ(fanshiluquebingjuzhi)、ジアフェンチウロン、ジアリホス、ジアレート、ジアミダホス、珪藻土、ダイアジノン、フタル酸ジブチル、コハク酸ジブチル、ジカンバ、ジカンバ−ジグリコールアミン、ジカンバ−ジメチルアンモニウム、ジカンバ−ジオールアミン、ジカンバ−イソプロピルアンモニウム、ジカンバ−メチル、ジカンバ−オラミン、ジカンバ−カリウム、ジカンバ−ナトリウム、ジカンバ−トロラミン、ジカプトン、ジクロベニル、ジクロフェンチオン、ジクロフルアニド、ジクロン、ジクロラルウレア、ジクロルベンズロン、ジクロルフルレノール、ジクロルフルレノール−メチル、ジクロルメート、ジクロルミド、ジクロロフェン、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ−2−エチルヘキシル、ジクロルプロップ−ブトチル、ジクロルプロップ−ジメチルアンモニウム、ジクロルプロップ−エチルアンモニウム、ジクロルプロップ−イソオクチル、ジクロルプロップ−メチル、ジクロルプロップ−P、ジクロルプロップ−P−2−エチルヘキシル、ジクロルプロップ−P−ジメチルアンモニウム、ジクロルプロップ−カリウム、ジクロルプロップ−ナトリウム、ジクロルボス、ジクロゾリン、ジクロブトラゾール、ジクロシメット、ジクロホップ、ジクロホップ−メチル、ジクロメジン、ジクロメジン−ナトリウム、ジクロラン、ジクロスラム、ジコホル、ジクマロール、ジクレジル、ジクロトホス、ジシクラニル、ジシクロノン、ディルドリン、ジエノクロル、ジエタムコート、二塩化ジエタムコート、ジエタチル、ジエタチル−エチル、ジエトフェンカルブ、ジエトレート、ジエチルピロカーボネート、ジエチルトルアミド、ジフェナクム、ジフェノコナゾール、ジフェノペンテン、ジフェノペンテン−エチル、ジフェノキスロン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコートメチルサルフェート、ジフェチアロン、ジフロビダジン、ジフルベンズロン、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジフルフェンゾピル−ナトリウム、ジフルメトリム、ジケグラック、ジケグラック−ナトリウム、ジロール、ジマチフ、ジメフルトリン、ジメホックス、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロン(dimetachlone)、ジメタン、ジメタカルブ(dimethacarb)、ジメタクロル、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジメテナミド−P、ジメチピン、ジメチリモール、ジメトエート、ジメトモルフ、ジメトリン、ジメチルカベート、フタル酸ジメチル、ジメチルビンホス、ジメチラン、ジメキサノ、ジミダゾン、ジモキシストロビン、ジネックス、ジネックス−ジクレキシン、ジングジュネズオ(dingjunezuo)、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジニトラミン、ジノブトン、ジノカップ、ジノカップ−4、ジノカップ−6、ジノクトン、ジノフェネート、ジノペントン、ジノプロップ、ジノサム、ジノセブ、酢酸ジノセブ、ジノセブ−アンモニウム、ジノセブ−ジオールアミン、ジノセブ−ナトリウム、ジノセブ−トロラミン、ジノスルホン、ジノテフラン、ジノテルブ、酢酸ジノテルブ、ジノテルボン、ジオフェノラン、ジオキサベンゾホス、ジオキサカルブ、ジオキサチオン、ダイファシノン、ダイファシノン−ナトリウム、ジフェナミド、ジフェニルスルホン、ジフェニルアミン、ジプロパリン、ジプロペトリン、ジピリチオン、ジクワット、二臭化ジクワット、ディスパールア、ジスル、ジスルフィラム、ジスルホトン、ジスル−ナトリウム、ジタリムホス、ジチアノン、ジチクロホス、ジチオエーテル、ジチオピル、ジウロン、d−リモネン、DMPA、DNOC、DNOC−アンモニウム、DNOC−カリウム、DNOC−ナトリウム、ドデモルフ、酢酸ドデモルフ、安息香酸ドデモルフ、ドジシン、塩酸ドジシン、ドジシン−ナトリウム、ドジン、ドフェナピン、ドミニカルレ、ドラメクチン、ドラゾキソロン、DSMA、ドゥフリン、EBEP、EBP、エクジステロン、エジフェンホス、エグリナジン、エグリナジン−エチル、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、EMPC、エンペントリン、エンドスルファン、エンドタール、エンドタール−二アンモニウム、エンドタール−二カリウム、エンドタール−二ナトリウム、エンドチオン、エンドリン、エネストロブリン、EPN、エポコレオン、エポフェノナン、エポキシコナゾール、エプリノメクチン、エプロナズ、EPTC、エルボン、エルゴカルシフェロール、エルルジキシアンカオアン(erlujixiancaoan)、エスデパレトリン、エスフェンバレレート、エスプロカルブ、エタセラシル、エタコナゾール、エタホス、エテム、エタボキサム、エタクロル(ethachlor)、エタルフルラリン、エタメトスルフロン、エタメトスルフロン−メチル、エタプロクロル(ethaprochlor)、エテホン、エチジムロン、エチオフェンカルブ、エチオレート、エチオン、エチオジン、エチプロール、エチリモール、エトエート−メチル、エトフメセート、エトヘキサジオール、エトプロホス、エトキシフェン、エトキシフェン−エチル、エトキシキン、エトキシスルフロン、エチクロゼート、ギ酸エチル、エチルα−ナフタレンアセテート、エチル−DDD、エチレン、二臭化エチレン、二塩化エチレン、エチレンオキシド、エチリシン、エチル水銀2,3−ジヒドロキシプロピルメルカプチド、酢酸エチル水銀、臭化エチル水銀、塩化エチル水銀、リン酸エチル水銀、エチノフェン、エトニプロミド、エトベンザニド、エトフェンプロックス、エトキサゾール、エトリジアゾール、エトリムホス、オイゲノール、EXD、ファモキサドン、ファンフル、フェンアミドン、フェナミノスルフ、フェナミホス、フェナパニル、フェナリモル、フェナシュラム、フェナザフロル、フェナザキン、フェンブコナゾール、酸化フェンブタスズ、フェンクロラゾール、フェンクロラゾール−エチル、フェンクロルホス、フェンクロリム、フェネタカルブ、フェンフルトリン、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェニトロパン、フェニトロチオン、フェンジュントング(fenjuntong)、フェノブカルブ、フェノプロップ、フェノプロップ−3−ブトキシプロピル、フェノプロップ−ブトメチル、フェノプロップ−ブトチル、フェノプロップ−ブチル、フェノプロップ−イソオクチル、フェノプロップ−メチル、フェノプロップ−カリウム、フェノチオカルブ、フェノキサクリム、フェノキサニル、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ−エチル、フェノキサプロップ−P、フェノキサプロップ−P−エチル、フェノキサスルホン、フェノキシカルブ、フェンピクロニル、フェンピリトリン、フェンプロパトリン、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンピロキシメート、フェンリダゾン、フェンリダゾン−カリウム、フェンリダゾン−プロピル、フェンソン、フェンスルホチオン、フェンテラコール、フェンチアプロップ、フェンチアプロップ−エチル、フェンチオン、フェンチオン−エチル、フェンチン、フェンチンアセテート、フェンチンクロリド、フェンチンヒドロキシド、フェントラザミド、フェントリファニル、フェニュロン、フェニュロンTCA、フェンバレレート、ファーバム、フェリムゾン、硫酸鉄(II)、フィプロニル、フランプロップ、フランプロップ−イソプロピル、フランプロップ−M、フランプロップ−メチル、フランプロップ−M−イソプロピル、フランプロップ−M−メチル、フラザスルフロン、フロクマフェン、フロメトキン、フロニカミド、フロラスラム、フルアクリピリム、フルアジホップ、フルアジホップ−ブチル、フルアジホップ−メチル、フルアジホップ−P、フルアジホップ−P−ブチル、フルアジナム、フルアゾレート、フルアズロン、フルベンジアミド、フルベンジミン、フルカルバゾン、フルカルバゾン−ナトリウム、フルセトスルフロン、フルクロラリン、フルコフロン、フルシクロクスロン、フルシトリネート、フルジオキソニル、フルエネチル、フルエンスルホン、フルフェナセット、フルフェネリム、フルフェニカン、フルフェノクスロン、フルフェンプロックス、フルフェンピル、フルフェンピル−エチル、フルフィプロール(flufiprole)、フルメトリン、フルメトベル、フルメトラリン、フルメツラム、フルメジン、フルミクロラック、フルミクロラック−ペンチル、フルミオキサジン、フルミプロピン、フルモルフ、フルオメツロン、フルオピコリド、フルオピラム、フルオルベンシド、フルオリダミド、フルオロアセトアミド、フルオロジフェン、フルオログリコフェン、フルオログリコフェン−エチル、フルオロイミド、フルオロミジン、フルオロニトロフェン、フルオチウロン、フルオトリマゾール、フルオキサストロビン、フルポキサム、フルプロパシル、フルプロパジン、フルプロパネート、フルプロパネート−ナトリウム、フルピラジフロン、フルピルスルフロン、フルピルスルフロン−メチル、フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、フルキンコナゾール、フルラゾール、フルレノール、フルレノール−ブチル、フルレノール−メチル、フルリドン、フルロクロリドン、フルロキシピル、フルロキシピル−ブトメチル、フルロキシピル−メプチル、フルルプリミドール、フルスルファミド、フルルタモン、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアセット、フルチアセット−メチル、フルチアニル、フルトラニル、フルトリアホール、フルバリネート、フルキサピロキサド、フルキソフェニム、ホルペット、ホメサフェン、ホメサフェン−ナトリウム、ホノホス、フォラムスルフロン、ホルクロルフェニュロン、ホルムアルデヒド、ホルメタネート、塩酸ホルメタネート、ホルモチオン、ホルムパラネート、塩酸ホルムパラネート、ホサミン、ホサミン−アンモニウム、ホセチル、ホセチル−アルミニウム、ホスメチラン、ホスピレート、ホスチアゼート、ホスチエタン、フロンタリン、フベリダゾール、フカオジング(fucaojing)、フカオミ(fucaomi)、フナイヘカオリング(funaihecaoling)、フフェンチオ尿素、フララン、フララキシル、フラメトリン、フラメトピル、フラチオカルブ、フルカルバニル、ファーコナゾール、ファーコナゾール−シス、フレスリン、フルフラール、フリラゾール、フルメシクロックス、フロファネート、フリロキシフェン、ガンマ−シハロトリン、ガンマ−HCH、ゲニット(genit)、ジ
ベレリン酸、ジベレリン、グリフトル、グルホシネート、グルホシネート−アンモニウム、グルホシネート−P、グルホシネート−P−アンモニウム、グルホシネート−P−ナトリウム、グリオジン、グリオキシム、グリホサート、グリホサート−二アンモニウム、グリホサート−ジメチルアンモニウム、グリホサート−イソプロピルアンモニウム、グリホサート−モノアンモニウム、グリホサート−カリウム、グリホサート−セスキナトリウム、グリホサート−トリメシウム、グリホシン、ゴシップルア、グランドルレ、グリセオフルビン、グアザチン、酢酸グアザチン、ハラクリネート、ハルフェンプロックス、ハロフェノジド、ハロサフェン、ハロスルフロン、ハロスルフロン−メチル、ハロキシジン、ハロキシホップ、ハロキシホップ−エトチル、ハロキシホップ−メチル、ハロキシホップ−P、ハロキシホップ−P−エトチル、ハロキシホップ−P−メチル、ハロキシホップ−ナトリウム、HCH、ヘメル、ヘンパ、HEOD、ヘプタクロル、ヘプテノホス、ヘプトパルギル、ヘテロホス、ヘキサクロロアセトン、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサクロロブタジエン、ヘキサクロロフェン、ヘキサコナゾール、ヘキサフルムロン、ヘキサフルレート、ヘキサルア、ヘキサミド、ヘキサジノン、ヘキシルチオホス、ヘキシチアゾクス、HHDN、ホロスルフ、フアンカイウォ(huancaiwo)、フアングカオリング(huangcaoling)、フアンジュンズオ(huanjunzuo)、ヒドラメチルノン、ヒドラーガフェン、消石灰、シアン化水素、ヒドロプレン、ヒメキサゾール、ヒキンカルブ、IAA、IBA、イカリジン、イマザリル、硝酸イマザリル、硫酸イマザリル、イマザメタベンズ、イマザメタベンズ−メチル、イマザモックス、イマザモックス−アンモニウム、イマザピック、イマザピック−アンモニウム、イマザピル、イマザピル−イソプロピルアンモニウム、イマザキン、イマザキン−アンモニウム、イマザキン−メチル、イマザキン−ナトリウム、イマゼタピル、イマゼタピル−アンモニウム、イマゾスルフロン、イミベンコナゾール、イミシアホス、イミダクロプリド、イミダクロチズ、イミノクタジン、イミノクタジン三酢酸塩、イミノクタジン三アルベシル酸塩、イミプロトリン、イナベンフィド、インダノファン、インダジフラム、インドキサカルブ、イネジン、ヨードボニル、ヨードカルブ、ヨードメタン、ヨードスルフロン、ヨードスルフロン−メチル、ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、イオフェンスルフロン(iofensulfuron)、イオフェンスルフロン(iofensulfuron)−ナトリウム、アイオキシニル、オクタン酸アイオキシニル、アイオキシニル−リチウム、アイオキシニル−ナトリウム、イパジン、イプコナゾール、イプフェンカルバゾン、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イプリミダム、イプスジエノール、イプセノール、IPSP、イサミドホス、イサゾホス、イソベンザン、イソカルバミド、イソカルボホス、イソシル、イソドリン、イソフェンホス、イソフェンホス−メチル、イソラン、イソメチオジン、イソノルロン、イソポリネート、イソプロカルブ、イソプロパリン、イソプロチオラン、イソプロツロン、イソピラザム、イソピリモール、イソチオエート、イソチアニル、イソウロン、イソバレジオン、イソキサベン、イソキサクロルトール、イソキサジフェン、イソキサジフェン−エチル、イソキサフルトール、イソキサピリホップ、イソキサチオン、イベルメクチン、イゾパンホス(izopamfos)、ジャポニルア、ジャポトリンス(japothrins)、ジャスモリンI、ジャスモリンII、ジャスモン酸、ジアフアングコングゾング(jiahuangchongzong)、ジアジゼングキシアオリン(jiajizengxiaolin)、ジアキシアングジュンズヒ(jiaxiangjunzhi)、ジエカオワン(jiecaowan)、ジエカオキシ(jiecaoxi)、ジョードフェンホス、幼若ホルモンI、幼若ホルモンII、幼若ホルモンIII、カデトリン、カルブチレート、カレタザン、カレタザン−カリウム、カスガマイシン、塩酸カスガマイシン、ケジュンリン(kejunlin)、ケレバン、ケトスピラドックス、ケトスピラドックス−カリウム、キネチン、キノプレン、クレソキシム−メチル、クイカオキシ(kuicaoxi)、ラクトフェン、ラムダ−シハロトリン、ラチルア(latilure)、ヒ酸鉛、レナシル、レピメクチン、レプトホス、リンデン、リネアチン、リニュロン、リリムホス、リトルア、ループルア、ルフェヌロン、ルブジングジュンズヒ(lvdingjunzhi)、ルブキシアンカオリン(lvxiancaolin)、リチダチオン、MAA、マラチオン、マレイン酸ヒドラジド、マロノベン、マルトデキストリン、MAMA、マンカッパー、マンコゼブ、マンジプロパミド、マンネブ、マトリン、マジドックス、MCPA、MCPA−2−エチルヘキシル、MCPA−ブトチル、MCPA−ブチル、MCPA−ジメチルアンモニウム、MCPA−ジオールアミン、MCPA−エチル、MCPA−イソブチル、MCPA−イソオクチル、MCPA−イソプロピル、MCPA−メチル、MCPA−オラミン、MCPA−カリウム、MCPA−ナトリウム、MCPA−チオエチル、MCPA−トロラミン、MCPB、MCPB−エチル、MCPB−メチル、MCPB−ナトリウム、メベニル、メカルバム、メカルビンジド、メカルホン、メコプロップ、メコプロップ−2−エチルヘキシル、メコプロップ−ジメチルアンモニウム、メコプロップ−ジオールアミン、メコプロップ−エタジル(ethadyl)、メコプロップ−イソオクチル、メコプロップ−メチル、メコプロップ−P、メコプロップ−P−2−エチルヘキシル、メコプロップ−P−ジメチルアンモニウム、メコプロップ−P−イソブチル、メコプロップ−カリウム、メコプロップ−P−カリウム、メコプロップ−ナトリウム、メコプロップ−トロラミン、メジメホルム(medimeform)、メジノテルブ、酢酸メジノテルブ、メドルア、メフェナセット、メフェンピル、メフェンピル−ジエチル、メフルイジド、メフルイジド−ジオールアミン、メフルイジド−カリウム、メガトモ酸、メナゾン、メパニピリム、メペルフルトリン、メフェネート、メホスホラン、メピコート、メピコートクロリド、メピコートペンタボレート、メプロニル、メプチルジノカップ、塩化第二水銀、酸化第二水銀、塩化第一水銀、メルホス、メソプラジン、メソスルフロン、メソスルフロン−メチル、メソトリオン、メスルフェン、メスルフェンホス、メタフルミゾン、メタラキシル、メタラキシル−M、メタアルデヒド、カーバム、カーバム−アンモニウム、メタミホップ、メタミトロン、カーバム−カリウム、カーバム−ナトリウム、メタザクロール、メタゾスルフロン、メタゾキソロン、メトコナゾール、メテパ、メトフルラゾン、メタベンズチアズロン、メタクリホス、メタルプロパリン、メタミドホス、メタスルホカルブ、メタゾール、メトフロキサム、メチダチオン、メチオベンカルブ、メチオカルブ、メチオピリスルフロン(methiopyrisulfuron)、メチオテパ、メチオゾリン、メチウロン、メトクロトホス、メトメトン、メソミル、メトプレン、メトプロトリン、メトキン−ブチル、メトトリン、メトキシクロル、メトキシフェノジド、メトキシフェノン、メチルアホレート、臭化メチル、メチルオイゲノール、ヨウ化メチル、イソチオシアン酸メチル、メチルアセトホス(methylacetophos)、メチルクロロホルム、メチルダイムロン、塩化メチレン、安息香酸メチル水銀、メチル水銀ジシアンジアミド、メチル水銀ペンタクロロフェノキシド、メチルネオデカナミド、メチラム、メトベンズロン、メトブロムロン、メトフルトリン、メトラクロール、メトルカルブ、メトミノストロビン、メトスラム、メトキサジアゾン、メトキスロン、メトラフェノン、メトリブジン、メトスルホバックス、メトスルフロン、メトスルフロン−メチル、メビンホス、メキサカルベート、ミエシュアン(mieshuan)、ミルベメクチン、ミルベマイシンオキシム、ミルネブ、ミパホックス、ミレックス、MNAF、モグクン(moguchun)、モリネート、モロスルタップ(molosultap)、モナリド、モニソウロン、モノクロロ酢酸、モノクロトホス、モノリニュロン、モノスルフロン、モノスルフロン−エステル、モニュロン、モニュロンTCA、モルファムコート、二塩化モルファムコート、モロキシジン、塩酸モロキシジン、モルホチオン、モルジド、モキシデクチン、MSMA、ムスカルア、ミクロブタニル、ミクロゾリン、N−(エチル水銀)−p−トルエンスルホンアニリド、ナーバム、ナフタロホス、ナレド、ナフタレン、ナフタレンアセトアミド、ナフタル酸無水物、ナフトキシ酢酸、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ナプタラム−ナトリウム、ナタマイシン、ネブロン、ニクロサミド、ニクロサミド−オラミン、ニコスルフロン、ニコチン、ニフルリジド、ニピラクロフェン、ニテンピラム、ニチアジン、ニトラリン、ニトラピリン、ニトリラカルブ、ニトロフェン、ニトロフルオルフェン、ニトロスチレン、ニトロタル−イソプロピル、ノルボルミド、ノルフルラゾン、ノルニコチン、ノルロン、ノバルロン、ノビフルムロン、ヌアリモール、OCH、オクタクロロジプロピルエーテル、オクチリノン、オフラセ、オメトエート、オルベンカルブ、オルフラルア、オルト−ジクロロベンゼン、オルトスルファムロン、オリクタルア(oryctalure)、オリサストロビン、オリザリン、オストール、オストラモン(ostramone)、オキサベトリニル、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサジキシル、オキサメート、オキサミル、オキサピラゾン、オキサピラゾン−ジモールアミン(dimolamine)、オキサピラゾン−ナトリウム、オキサスルフロン、オキサジクロメホン、オキシン−銅、オキソリニック酸、オキスポコナゾール、フマル酸オキスポコナゾール、オキシカルボキシン、オキシジメトン−メチル、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、オキシフルオルフェン、オキシマトリン、オキシテトラサイクリン、塩酸オキシテトラサイクリン、パクロブトラゾール、パイコングジング(paichongding)、パラ−ジクロロベンゼン、パラフルロン、パラコート、二塩化パラコート、パラコートジメチルサルフェート(dimetilsulfate)、パラチオン、パラチオン−メチル、パリノール、ペブレート、ペフラゾエート、ペラルゴン酸、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンディメタリン、ペンフルフェン、ペンフルロン、ペノキススラム、ペンタクロロフェノール、ペンタノクロール、ペンチオピラド、ペントメトリン(pentmethrin)、ペントキサゾン、ペルフルイドン、ペルメトリン、ペトキサミド、フェナマクリル、酸化フェナジン、フェニソファム、フェンカプトン、フェンメディファム、フェンメディファム−エチル、フェノベンズロン、フェノトリン、フェンプロキシド(phenproxide)、フェントエート、尿素フェニル水銀、酢酸フェニル水銀、塩化フェニル水銀、ピロカテコールのフェニル水銀誘導体、硝酸フェニル水銀、サリチル酸フェニル水銀、ホレート、ホサセチム、ホサロン、ホスジフェン、ホスホラン、ホスホラン−メチル、ホスグリシン、ホスメット、ホスニクロル、ホスファミドン、ホスフィン、ホスホカルブ、リン、ホスチン、ホキシム、ホキシム−メチル、フタリド、ピクロラム、ピクロラム−2−エチルヘキシル、ピクロラム−イソオクチル、ピクロラム−メチル、ピクロラム−オラミン、ピクロラム−カリウム、ピクロラム−トリエチルアンモニウム、ピクロラム−トリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム、ピコリナフェン、ピコキシストロビン、ピンドン、ピンドン−ナトリウム、ピノキサデン、ピペラリン、ピペロニルブトキシド、ピペロニルシクロネン、ピペロホス、ピプロクタニル、臭化ピプロクタニル、ピプロタール、ピリメタホス、ピリミカーブ、ピリミオキシホス、ピリミホス−エチル、ピリミホス−メチル、プリフェネート、ポリカルバメート、ポリオキシン、ポリオキソリム、ポリオキソリム−亜鉛、ポリチアラン(polythialan)、亜ヒ酸カリウム、アジ化カリウム、シアン酸カリウム、ジベレリン酸カリウム、ナフテン酸カリウム、多硫化カリウム、チオシアン酸カリウム、α−ナフタレン酢酸カリウム、pp’−D
DT、プラレトリン、プレコセンI、プレコセンII、プレコセンIII、プレチラクロール、プリミドホス、プリミスルフロン、プリミスルフロン−メチル、プロベナゾール、プロクロラズ、プロクロラズ−マンガン、プロクロノール、プロシアジン、プロシミドン、プロジアミン、プロフェノホス、プロフルアゾール、プロフルラリン、プロフルトリン、プロホキシジム、プログリナジン、プログリナジン−エチル、プロヘキサジオン、プロヘキサジオン−カルシウム、プロヒドロジャスモン、プロマシル、プロメカルブ、プロメトン、プロメトリン、プロムリット、プロパクロール、プロパミジン、二塩酸プロパミジン、プロパモカルブ、塩酸プロパモカルブ、プロパニル、プロパホス、プロパキザホップ、プロパルギット、プロパルトリン、プロパジン、プロペタンホス、プロファム、プロピコナゾール、プロピネブ、プロピソクロール、プロポキスル、プロポキシカルバゾン、プロポキシカルバゾン−ナトリウム、プロピルイソメ、プロピリスルフロン、プロピザミド、プロキナジド、プロスレル(prosuler)、プロスルファリン、プロスルホカルブ、プロスルフロン、プロチダチオン、プロチオカルブ、塩酸プロチオカルブ、プロチオコナゾール、プロチオホス、プロトエート、プロトリフェンブト、プロキサン、プロキサン−ナトリウム、プリナクロール、ピダノン、ピメトロジン、ピラカルボリド、ピラクロホス、ピラクロニル、ピラクロストロビン、ピラフルフェン、ピラフルフェン−エチル、ピラフルプロール、ピラマット、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピラスルホトール、ピラゾリネート、ピラゾホス、ピラゾスルフロン、ピラゾスルフロン−エチル、ピラゾチオン、ピラゾキシフェン、ピレスメトリン、ピレトリンI、ピレトリンII、ピレトリン、ピリバムベンズ−イソプロピル、ピリバムベンズ−プロピル、ピリベンカルブ、ピリベンゾキシム、ピリブチカルブ、ピリクロル、ピリダベン、ピリダフォル、ピリダリル、ピリダフェンチオン、ピリデート、ピリジニトリル、ピリフェノックス、ピリフルキナゾン、ピリフタリド、ピリメタニル、ピリミジフェン、ピリミノバック、ピリミノバック−メチル、ピリミスルファン、ピリミテート、ピリニュロン、ピリオフェノン、ピリプロール、ピリプロパノール(pyripropanol)、ピリプロキシフェン、ピリチオバック、ピリチオバック−ナトリウム、ピロラン、ピロキロン、ピロキサスルホン、ピロキススラム、ピロキシクロル、ピロキシフル、カシア、キナセトール、硫酸キナセトール、キナルホス、キナルホス−メチル、キナザミド、キンクロラック、キンコナゾール、キンメラック、キノクラミン、キノナミド、キノチオン、キノキシフェン、キンチオホス、キントゼン、キザロホップ、キザロホップ−エチル、キザロホップ−P、キザロホップ−P−エチル、キザロホップ−P−テフリル、クウェンジ(quwenzhi)、クイングジング(quyingding)、ラベンザゾール、ラフォキサニド、レベミド、レスメトリン、ロデタニル、ロドジャポニン−III、リバビリン、リムスルフロン、ロテノン、リアニア、サフルフェナシル、サイジュンマオ(saijunmao)、サイセントング(saisentong)、サリチルアニリド、サンギナリン、サントニン、シュラーダン、シリロシド、セブチラジン、セクブメトン、セダキサン、セラメクチン、セミアミトラズ、塩化セミアミトラズ、セサメックス、セサモリン、セトキシジム、シュアングジアアンカオリン(shuangjiaancaolin)、シデュロン、シグルール、シラフルオフェン、シラトラン、シリカゲル、シルチオファム、シマジン、シメコナゾール、シメトン、シメトリン、シントフェン、SMA、S−メトラクロール、亜ヒ酸ナトリウム、アジ化ナトリウム、塩素酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フルオロ酢酸ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム、ナフテン酸ナトリウム、ナトリウムオルトフェニルフェノキシド、ナトリウムペンタクロロフェノキシド、多硫化ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、ナトリウムα−ナフタレンアセテート、ソファミド、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、スピロキサミン、ストレプトマイシン、セスキ硫酸ストレプトマイシン、ストリキニーネ、スルカトール、スルコフロン、スルコフロン−ナトリウム、スルコトリオン、スルファレート、スルフェントラゾン、スルフィラム、スルフルラミド、スルホメツロン、スルホメツロン−メチル、スルホスルフロン、スルホテップ、スルホキサフロル、スルホキシド、スルホキシム、硫黄、硫酸、フッ化スルフリル、スルグリカピン、スルプロホス、スルトロペン、スウェップ、tau−フルバリネート、タブロン(tavron)、タジムカルブ、TCA、TCA−アンモニウム、TCA−カルシウム、TCA−エタジル(ethadyl)、TCA−マグネシウム、TCA−ナトリウム、TDE、テブコナゾール、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブフロキン、テブピリムホス、テブタム、テブチウロン、テクロフタラム、テクナゼン、テコラム、テフルベンズロン、テフルトリン、テフリルトリオン、テンボトリオン、テメホス、テパ、TEPP、テプラロキシジム、テラレスリン、ターバシル、テルブカルブ、テルブクロル、テルブホス、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テトシクラシス、テトラクロロエタン、テトラクロルビンホス、テトラコナゾール、テトラジホン、テトラフルロン、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン、テトラミン、テトラナクチン、テトラスル、硫酸タリウム、テニルクロール、シータ−シペルメトリン、チアベンダゾール、チアクロプリド、チアジフルオール、チアメトキサム、チアプロニル、チアザフルロン、チアゾピル、チクロホス、チシオフェン、チジアジミン、チジアズロン、チエンカルバゾン、チエンカルバゾン−メチル、チフェンスルフロン、チフェンスルフロン−メチル、チフルザミド、チオベンカルブ、チオカルボキシム、チオクロルフェンフィム、チオシクラム、塩酸チオシクラム、シュウ酸チオシクラム、チオジアゾール−銅、チオジカルブ、チオファノックス、チオフルオキシメート(thiofluoximate)、チオヘンパ、チオメルサール、チオメトン、チオナジン、チオファネート、チオファネート−メチル、チオキノックス、チオセミカルバジド、チオスルタップ、チオスルタップ−二アンモニウム、チオスルタップ−二ナトリウム、チオスルタップ−一ナトリウム、チオテパ、チウラム、ツリンギエンシン、チアジニル、チアオジエアン(tiaojiean)、チオカルバジル、チオクロリム、チオキシミド、チルパート、トルクロホス−メチル、トルフェンピラド、トリルフルアニド、酢酸トリル水銀、トプラメゾン、トラルコキシジム、トラロシトリン、トラロメトリン、トラロピリル、トランスフルトリン、トランスペルメトリン、トレタミン、トリアコンタノール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアファモン、トリアレート、トリアミホス、トリアペンテノール、トリアラテン、トリアリモール、トリアスルフロン、トリアザメート、トリアズブチル、トリアジフラム、トリアゾホス、トリアゾキシド、トリベニュロン、トリベニュロン−メチル、トリブホス、酸化トリブチルスズ、トリカンバ、トリクラミド、トリクロルホン、トリクロルメタホス−3、トリクロロナート、トリクロピル、トリクロピル−ブトチル、トリクロピル−エチル、トリクロピル−トリエチルアンモニウム、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリジファン、トリエタジン、トリフェンモルフ、トリフェノホス、トリフロキシストロビン、トリフロキシスルフロン、トリフロキシスルフロン−ナトリウム、トリフルミゾール、トリフルムロン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、トリフルスルフロン−メチル、トリホップ、トリホップ−メチル、トリホプシム、トリホリン、トリヒドロキシトリアジン、トリメドルア、トリメタカルブ、トリメツロン、トリネキサパック、トリネキサパック−エチル、トリプレン、トリプロピンダン、トリプトリド、トリタック、トリチコナゾール、トリトスルフロン、トランク−カル(trunc-call)、ウニコナゾール、ウニコナゾール−P、ウルバシド(urbacide)、ウレデパ、バレレート、バリダマイシン、バリフェナレート、バロン、バミドチオン、バンガード(vangard)、バニリプロール、バーナレート、ビンクロゾリン、ワルファリン、ワルファリン−カリウム、ワルファリン−ナトリウム、キシアオコングリウリン(xiaochongliulin)、キシンジュナン(xinjunan)、キシウォジュナン(xiwojunan)、XMC、キシラクロル、キシレノール、キシリルカルブ、イシジング(yishijing)、ザリラミド、ゼアチン、ゼングキシアオアン(zengxiaoan)、ゼータ−シペルメトリン、ナフテン酸亜鉛、リン化亜鉛、亜鉛チアゾール、ジネブ、ジラム、ゾラプロホス、ゾキサミド、ズオミフアングロング(zuomihuanglong)、α−クロロヒドリン、α−エクジソン、α−ムルチストリアチン、およびα−ナフタレン酢酸。より多くの情報には、http://www.alanwood.net/pesticides/index.htmlにある「COMPENDIUM OF PESTICIDE COMMON NAMES」を参考にされたい。さらに「THE PESTICIDE MANUAL」第14版、C D S Tomlin編、British Crop Production Councilによる著作権2006、またはその前もしくはより最新の版を参考にされたい。
【0922】
バイオ殺有害生物剤
式1の分子は、1種または複数のバイオ殺有害生物剤との組合せ(組成混合物、または同時もしくは逐次の適用など)で使用することもできる。「バイオ殺有害生物剤」という用語は、化学的殺有害生物剤と同様の方式で適用される微生物の生物学的有害生物防除剤のために使用される。一般的には、これらは細菌性であるが、トリコデルマ属種(Trichoderma spp.)およびアンペロマイセス・キスカリス(Ampelomyces quisqualis)を含めて、真菌性防除剤の例もある(ブドウウドンコ病のための防除剤)。枯草菌(Bacillus subtilis)は、植物病原体を防除するために使用される。雑草およびげっ歯類も、微生物性薬剤で防除されてきた。1種の周知殺虫剤例は、鱗翅目(Lepidoptera)、鞘翅目(Coleoptera)、および双翅目(Diptera)の細菌性疾患であるバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)である。それは他の生物体に対する効果が少ないので、それは合成の殺有害生物剤より環境に優しいと考えられる。生物学的殺虫剤としては、下記に基づく生成物が挙げられる。
1.昆虫病原性真菌(例えば、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae))、
2.昆虫病原性線虫(例えば、ステイネルネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae))、および
3.昆虫病原性ウイルス(例えば、コドリンガ(Cydia pomonella)グラニュロウイルス)。
【0923】
昆虫病原性生物体の他の例としては、これらに限定されないが、バキュロウイルス、細菌および他の原核の生物体、真菌、原生動物および微胞子虫が挙げられる。生物学的に誘導される殺虫剤としては、これらに限定されないが、ロテノン、ベラトリジン、ならびに微生物の毒素;昆虫耐性のまたは抵抗性の植物変種;および組換えDNA科学技術によって修飾されることで、殺虫剤を生成するかまたは昆虫抵抗性特性を遺伝子修飾生物体に伝えるかのいずれかである生物体が挙げられる。一実施形態において、式1の分子は、1種または複数のバイオ殺有害生物剤とともに、種子処理および土壌矯正の領域で使用することができる。The Manual of Biocontrol Agentsは、利用可能な生物学的殺虫剤(および他の生物学系の防除)生成物を概説している。Copping L.G.(編)(2004)。The Manual of Biocontrol Agents(以前は、Biopesticide Manual)第3版。British Crop Production Council (BCPC)、Farnham、Surrey UK。
【0924】
他の活性化合物
式1の分子は、以下の1種または複数との組合せ(組成混合物、または同時もしくは逐次の適用など)で使用することもできる。
1.3−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4,5]デカ−3−エン−2−オン;
2.3−(4’−クロロ−2,4−ジメチル[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4,5]デカ−3−エン−2−オン;
3.4−[[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]メチルアミノ]−2(5H)−フラノン;
4.4−[[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]シクロプロピルアミノ]−2(5H)−フラノン;
5.3−クロロ−N2−[(1S)−1−メチル−2−(メチルスルホニル)エチル]−N1−[2−メチル−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]−1,2−ベンゼンジカルボキサミド;
6.2−シアノ−N−エチル−4−フルオロ−3−メトキシ−ベンゼンスルホンアミド;
7.2−シアノ−N−エチル−3−メトキシ−ベンゼンスルホンアミド;
8.2−シアノ−3−ジフルオロメトキシ−N−エチル−4−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド;
9.2−シアノ−3−フルオロメトキシ−N−エチル−ベンゼンスルホンアミド;
10.2−シアノ−6−フルオロ−3−メトキシ−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド;
11.2−シアノ−N−エチル−6−フルオロ−3−メトキシ−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド;
12.2−シアノ−3−ジフルオロメトキシ−N,N−ジメチルベンゼンスルホン−アミド;
13.3−(ジフルオロメチル)−N−[2−(3,3−ジメチルブチル)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
14.N−エチル−2,2−ジメチルプロピオンアミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)ヒドラゾン;
15.N−エチル−2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパン−カルボキサミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)ヒドラゾンニコチン;
16.O−{(E−)−[2−(4−クロロ−フェニル)−2−シアノ−1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−ビニル]}S−メチルチオカルボネート;
17.(E)−N1−[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)]−N2−シアノ−N1−メチルアセトアミジン;
18.1−(6−クロロピリジン−3−イルメチル)−7−メチル−8−ニトロ−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−オール;
19.4−[4−クロロフェニル−(2−ブチリジン−ヒドラゾノ)メチル)]フェニルメシレート;および
20.N−エチル−2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパンカルボキサミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)ヒドラゾン。
【0925】
相乗的混合物
式1の分子は、特定の活性化合物とともに使用されることで相乗的混合物を形成することができ、ここで、式1の分子の作用様式と比較したこうした化合物の作用様式は同じ、同様、または異なる。作用様式の例としてはこれらに限定されないが、以下のものが挙げられる。アセチルコリンエステラーゼ阻害剤;ナトリウムチャネルモジュレーター;キチン生合成阻害剤;GABAおよびグルタメート依存性塩化物チャネルアンタゴニスト;GABAおよびグルタメート依存性塩化物チャネルアゴニスト;アセチルコリン受容体アゴニスト;アセチルコリン受容体アンタゴニスト;MET I阻害剤;Mg刺激ATPase阻害剤;ニコチン性アセチルコリン受容体;中腸膜撹乱物質;酸化的リン酸化撹乱物質およびリアノジン受容体(RyR)。一般に、別の化合物との相乗的混合物における式1の分子の重量比は、約10:1から約1:10、別の実施形態において約5:1から約1:5、および別の実施形態において約3:1から、および別の実施形態において約1:1である。
【0926】
処方物
殺有害生物剤は、その純粋な形態で適用に適していることはまれである。殺有害生物剤を、適用、取扱い、輸送、貯蔵、および最大殺有害生物剤活性の簡便さを可能にするのに必要な濃度および適切な形態で使用することができるためには、他の物質を添加することが通常必要である。したがって、殺有害生物剤は、例えば餌、濃縮エマルジョン、粉剤、乳剤、燻蒸剤、ゲル、顆粒、マイクロカプセル化剤、種子処理剤、懸濁濃縮物、サスポエマルジョン、タブレット、水溶性液体、水分散性顆粒または乾燥フロアブル、水和剤、および超低体積溶液に処方される。処方物型についてのさらなる情報には、「Catalogue of Pesticide Formulation Types and International Coding System」Technical Monograph 2号、CropLife Internationalによる第5版(2002)を参照されたい。
【0927】
殺有害生物剤は、最もしばしば、こうした殺有害生物剤の濃縮処方物から調製される水性懸濁液またはエマルジョンとして適用される。こうした水溶性、水懸濁性または乳化性の処方物は、通常水和剤として知られている固体、または水分散性顆粒、または通常乳剤として知られている液体、または水性懸濁液のいずれかである。コンパクト化されることで水分散性顆粒を形成することができる水和剤は、殺有害生物剤、担体および界面活性剤の密接な混合物を含む。殺有害生物剤の濃度は、通常約10重量%から約90重量%である。担体は通常、アタパルジャイト粘土、モンモリロナイト粘土、珪藻土、または精製シリケートの中から選択される。水和剤の約0.5%から約10%を構成する有効な界面活性剤は、スルホン化リグニン、縮合ナフタレンスルホネート、ナフタレンスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、硫酸アルキル、およびアルキルフェノールのエチレンオキシド付加物などの非イオン界面活性剤の中で見つけられる。
【0928】
殺有害生物剤の乳剤は、水相溶性溶媒、または水不混和性有機溶媒と乳化剤との混合物のいずれかである担体中に溶解させた液体1リットル当たり約50グラムから約500グラムなどの好都合な濃度の殺有害生物剤を含む。有用な有機溶媒としては、芳香族、特にはキシレンおよび石油留分、特には重質芳香族ナフサなど石油の高沸点ナフタレン性およびオレフィン性の部分が挙げられる。ロジン誘導体を含めるテルペン性溶媒、シクロヘキサノンなどの脂肪族ケトン、および2−エトキシエタノールなどの複合アルコールなど、他の有機溶媒も使用することができる。乳剤のための適当な乳化剤は、従来のアニオン性および非イオン性の界面活性剤から選択される。
【0929】
水性懸濁液は、水性担体中に約5重量%から約50重量%の範囲の濃度で分散された水不溶性殺有害生物剤の懸濁液を含む。懸濁液は、殺有害生物剤を微細に粉砕すること、ならびにそれを激しく混合して水および界面活性剤で構成されている担体に入れることによって調製される。無機塩および合成または天然のガムなどの成分も、水性担体の密度および粘度を増加させるために添加することができる。サンドミル、ボールミル、またはピストン型ホモジナイザーなどの器具内で水性混合物を調製すること、およびそれを均質化することによって、殺有害生物剤を同時に粉砕および混合することがしばしば最も有効である。
【0930】
殺有害生物剤は、土壌への適用に特に有用である顆粒状組成物として適用することもできる。顆粒状組成物は、通常、粘土または同様の物質を含む担体中に分散された約0.5%重量から約10重量%の殺有害生物剤を含有する。こうした組成物は、通常、殺有害生物剤を適当な溶媒中に溶解させること、および約0.5mmから約3mmの範囲の適切な粒径に予備形成された顆粒状担体にそれを適用することによって調製される。こうした組成物は、担体および化合物のドウまたはペーストを作製すること、ならびに破砕および乾燥させることによって処方することで所望の顆粒粒径を得ることもできる。
【0931】
殺有害生物剤を含有する粉剤は、粉末化形態における殺有害生物剤と、カオリン粘土および粉砕火山岩などの適当な粉状の農業用担体とを密接に混合することによって調製される。粉剤は、適当には、約1%から約10%の殺有害生物剤を含有することができる。それらは種子粉衣剤として、または粉剤ブロワ機械を用いる葉適用として適用することができる。
【0932】
適切な有機溶媒、通常には、農業化学において広く使用されるスプレー油などの石油中の溶液の形態において殺有害生物剤を適用することは、等しく実用的である。
【0933】
殺有害生物剤は、エアロゾル組成物の形態で適用することもできる。こうした組成物において、殺有害生物剤は、圧力発生噴霧剤混合物である担体中に溶解または分散される。エアロゾル組成物は、混合物が噴霧バルブを介して分注される容器内にパッケージされる。
【0934】
殺有害生物剤餌は、殺有害生物剤が食料もしくは誘引剤または両方と混合される場合に形成される。有害生物が餌を食べる時に、それらは殺有害生物剤も消費する。餌は、顆粒、ゲル、フロアブル粉末、液体または固体の形態をとることができる。それらは有害生物の隠れ場所で使用することができる。
【0935】
燻蒸剤は、相対的に高い蒸気圧を有する殺有害生物剤であり、それゆえに、土壌または閉ざされた空間における有害生物を死滅させるのに充分な濃度でのガスとして存在することができる。燻蒸剤の毒性は、その濃度および曝露時間に比例する。それらは拡散のための良好な容量を特徴とし、有害生物の呼吸系に浸透すること、または有害生物のクチクラを介して吸収されることによって作用する。燻蒸剤は、貯蔵された製品の有害生物をガス防シート下でガス密閉の場所もしくは建物内、または特殊のチャンバ内にて防除するために適用される。
【0936】
殺有害生物剤は、殺有害生物剤の粒子または液滴を様々な型のプラスチックポリマー中に懸濁させることによってマイクロカプセル化することができる。ポリマーの化学性質を変更することによって、または加工における因子を変化させることによって、マイクロカプセルは、様々な大きさ、可溶度、壁厚および浸透度に形成することができる。これらの因子は、中の活性成分が放出される速度を支配し、これが順じて残留性能、作用速度、および生成物の臭気に影響する。
【0937】
油剤濃縮物は、殺有害生物剤を溶液に保持する溶媒中に殺有害生物剤を溶解させることによって作製される。殺有害生物剤の油剤は通常、溶媒自体が殺有害生物作用を有すること、および外皮の蝋質被覆の溶解が殺有害生物剤の取込み速度を増加させることにより、他の処方物より早い有害生物の打倒および死滅を提供する。油剤の他の利点としては、より良好な貯蔵安定性、間隙へのより良好な浸透、および油脂性表面へのより良好な付着性が挙げられる。
【0938】
別の実施形態は水中油型エマルジョンであり、ここでエマルジョンは、各々層状の液晶コーティングが設けられているとともに水性相中に分散されている油性小球を含み、ここで各油性小球は、農業的に活性である少なくとも1種の化合物を含み、(1)少なくとも1種の非イオン性の親油性界面活性薬剤、(2)少なくとも1種の非イオン性の親水性界面活性薬剤および(3)少なくとも1種のイオン性界面活性薬剤を含む単層状またはオリゴ層状の層でそれぞれにコーティングされており、ここで小球は、800ナノメートル未満の平均粒径を有する。該実施形態に関するさらなる情報は、特許出願第11/495,228号を有する2007年2月1日に公表された米国特許公報第20070027034号に開示されている。使用の簡便さのため、この実施形態を「OIWE」と称する。
【0939】
さらなる情報には、D. Dentによる「Insect Pest Management」第2版、著作権CAB International(2000)を参考にされたい。追加として、より詳述な情報には、Arnold Mallisによる「Handbook of Pest Control - The Behavior, Life History, and Control of Household Pests」、第9版、GIE Media Inc.による著作権2004を参考にされたい。
【0940】
他の処方構成成分
一般に、式1に開示されている分子が処方物に使用される場合、こうした処方物は他の構成成分も含有することができる。これらの構成成分としては、これらに限定されないが、(これは非包括的なおよび非相互排他的なリストである)湿潤剤、展着剤、スティッカー、浸透剤、緩衝剤、捕捉薬、ドリフト低減剤、相溶剤、消泡剤、清浄剤および乳化剤が挙げられる。一部の構成成分を速やかに記載する。
【0941】
湿潤剤は、液体に添加される場合、液体とそれが拡散している表面との間の界面張力を低減することによって、液体の拡散力または浸透力を増加させる物質である。湿潤剤は、農芸化学処方物における以下の2つの主な機能のために使用される。加工および製造中において、可溶性液体用濃縮物または懸濁濃縮物を作製するために水中の粉末の湿潤速度を増加させること;ならびにスプレータンク内における生成物と水との混合中において、水和剤の湿潤時間を低減すること、および水分散性顆粒中への水の浸透を改善すること。水和剤、懸濁濃縮物、および水分散性顆粒処方物中に使用される湿潤剤の例は、ラウリル硫酸ナトリウム;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム;アルキルフェノールエトキシレート;および脂肪族アルコールエトキシレートである。
【0942】
分散剤は、粒子の表面上に吸着し、粒子の分散状態を保存する助けになり、それらが再凝集するのを防止する物質である。分散剤は、農芸化学処方物に添加されることで製造中の分散および懸濁を容易にし、粒子がスプレータンク内の水中に再分散するのを確実にする。それらは水和剤、懸濁濃縮物および水分散性顆粒中で広く使用される。分散剤として使用される界面活性剤は、粒子表面上に強く吸着するとともに粒子の再凝集に荷電障壁または立体障壁を提供する能力を有する。最も一般的に使用される界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、または該2つの型の混合である。水和剤処方物にとって、最も一般的な分散剤は、リグノスルホン酸ナトリウムである。懸濁濃縮物にとって、非常に良好な吸着および安定化は、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合体などの高分子電解質を使用して得られる。トリスチリルフェノールエトキシレートホスフェートエステルも使用される。アルキルアリールエチレンオキシド縮合物およびEO−POブロックコポリマーなどの非イオン性のものは、時々、懸濁濃縮物のための分散剤としてアニオン性のものと組み合わせられる。近年において、非常に高い分子量のポリマー性界面活性剤の新たな型が分散剤として開発された。これらは、非常に長い疎水性「主鎖」、および「櫛状」界面活性剤の「歯」を形成する多数のエチレンオキシド鎖を有する。これらの高分子量ポリマーは、懸濁濃縮物に非常に良好な長期の安定性を与えることができ、なぜならば疎水性主鎖が粒子表面上に多くの固着点を有するからである。農芸化学的処方物中に使用される分散剤の例は、リグノスルホン酸ナトリウム;ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合体;トリスチリルフェノールエトキシレートホスフェートエステル;脂肪族アルコールエトキシレート;アルキルエトキシレート;EO−POブロックコポリマー;およびグラフトコポリマーである。
【0943】
乳化剤は、別の液相における1種の液相の液滴の懸濁液を安定化する物質である。乳化剤を用いないと、2種の液体は、2種の非混和性液相に分離する。最も一般的に使用される乳化剤ブレンドは、12以上のエチレンオキシド単位を有するアルキルフェノールまたは脂肪族アルコール、およびドデシルベンゼンスルホン酸の油溶性カルシウム塩を含有する。8から18の親水性−親油性バランス(「HLB」)値の範囲は、通常、良好な安定エマルジョンを提供する。エマルジョン安定性は、時々、少量のEO−POブロックコポリマー界面活性剤を添加することによって改善することができる。
【0944】
可溶化剤は、臨界ミセル濃度を超える濃度にて水中でミセルを形成する界面活性剤である。ミセルは次いで、ミセルの疎水性部分の内部で水不溶性材料を溶解または可溶化することができる。可溶化のために通常使用される界面活性剤の型は、非イオン性のもの、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノオレエートエトキシレート、およびオレイン酸メチルエステルである。
【0945】
界面活性剤は、標的に対する殺有害生物剤の生物学的性能を改善するために、単独で、またはアジュバントとして鉱物もしくは植物油などスプレー−タンクミックスへの他の添加剤とのいずれかで時々使用される。バイオ増強のために使用される界面活性剤の型は、一般に、殺有害生物剤の性質および作用様式に依存する。しかしながら、それらはしばしば、アルキルエトキシレート;線状の脂肪族アルコールエトキシレート;脂肪族アミンエトキシレートなど、非イオン性のものである。
【0946】
農業処方物中の担体または希釈剤は、必要とされる強度の生成物を与えるために、殺有害生物剤に添加される材料である。担体は通常、高い吸収容量を有する材料であり、一方で希釈剤は通常、低い吸収容量を有する材料である。担体および希釈剤は、粉剤、水和剤、顆粒および水分散性顆粒の処方において使用される。
【0947】
有機溶媒は、乳剤、水中油エマルジョン、サスポエマルジョンおよび超低体積処方物、ならびにより少ない程度だが、顆粒状処方物の処方において主に使用される。時々、溶媒の混合物が使用される。溶媒の第1の主群は、灯油または精製パラフィンなどの脂肪族パラフィン系油である。第2の(および最も一般的な)主群は、キシレンなどの芳香族溶媒、ならびにC9およびC10芳香族溶媒のより高い分子量画分を含む。塩素化炭化水素は、処方物が水中に乳化される場合に殺有害生物剤の結晶化を予防するための共溶媒として有用である。アルコールは、時々、溶媒力を増加させるための共溶媒として使用される。他の溶媒としては、植物油、種子油、ならびに植物油および種子油のエステルが挙げられ得る。
【0948】
増粘剤またはゲル化剤は、主に懸濁濃縮物、エマルジョンおよびサスポエマルジョンの処方物中に使用されることで、液体のレオロジーまたは流動特性を修飾し、分散された粒子または液滴の分離および沈降を予防する。増粘剤、ゲル化剤および抗沈降剤は、一般に、2つの範疇、すなわち水不溶性微粒子および水溶性ポリマーに入る。粘土およびシリカを使用して懸濁濃縮物処方物を生成することは可能である。これらの型の材料の例としては、これらに限定されないが、モンモリロナイト、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウムおよびアタパルジャイトが挙げられる。水溶性多糖類は増粘化−ゲル化剤として多年の間使用されてきた。最も一般的に使用されている多糖類の型は、種子および海藻の天然抽出物であるか、またはセルロースの合成誘導体である。これらの型の材料の例としては、これらに限定されないが、グアーガム;ローカストビーンガム;カラギーナム(carrageenam);アルギネート;メチルセルロース;カルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC);ヒドロキシエチルセルロース(HEC)が挙げられる。抗沈降剤の他の型は、修飾デンプン、ポリアクリレート、ポリビニルアルコールおよびポリエチレンオキシドに基づく。別の良好な抗沈降剤はキサンタンガムである。
【0949】
微生物体は製剤製品の損傷を引き起こす恐れがある。そのため保存薬剤を使用することで、それらの効果を排除または低減する。こうした薬剤の例としては、これらに限定されないが、プロピオン酸およびそのナトリウム塩;ソルビン酸およびそのナトリウムまたはカリウム塩;安息香酸およびそのナトリウム塩;p−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム塩;メチルp−ヒドロキシベンゾエート;および1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン(BIT)が挙げられる。
【0950】
界面活性剤の存在は、しばしば、生成における、およびスプレータンクを介する適用における混合操作中に水性処方物が泡立つ原因となる。泡立つ傾向を低減するために、消泡剤が、しばしば、生成段階中、または瓶に充填する前のいずれかで添加される。一般に、2つの型の消泡剤、すなわちシリコーンおよび非シリコーンがある。シリコーンは通常、ジメチルポリシロキサンの水性エマルジョンであり、一方で非シリコーン消泡剤は、オクタノールおよびノナノールなどの水不溶性油、またはシリカである。両方の場合において、消泡剤の機能は、空気−水の界面から界面活性剤を除くことである。
【0951】
「環境に優しい」薬剤(例えば、アジュバント、界面活性剤、溶媒)は、作物保護処方物の全体的な環境フットプリントを低減することができる。環境に優しい薬剤は生分解性であり、一般に、天然供給源および/または持続可能な供給源、例えば植物供給源および動物供給源から誘導される。具体例は、植物油、種子油、およびそれらのエステル、さらに、アルコキシ化アルキルポリグルコシドである。
【0952】
さらなる情報には、「Chemistry and Technology of Agrochemical Formulations」D.A. Knowles編、Kluwer Academic Publishersによる著作権1998を参照されたい。A.S. Perry、I. Yamamoto、I. Ishaaya、およびR. Perryによる「Insecticides in Agriculture and Environment - Retrospects and Prospects」、Springer-Verlagによる著作権1998も参照されたい。
【0953】
有害生物
一般に、式1の分子は、有害生物、例えばカブトムシ、ハサミムシ、ゴキブリ、ハエ、アブラムシ、カイガラムシ、コナジラミ、ヨコバイ、アリ、スズメバチ、シロアリ、ガ、チョウ、シラミ、バッタ、イナゴ、コオロギ、ノミ、アザミウマ、シミ、ダニ、マダニ、線虫およびコムカデを防除するために使用することができる。
【0954】
別の実施形態において、式1の分子は、線形動物門(Nematoda)および/または節足動物門(Arthropoda)における有害生物を防除するために使用することができる。
【0955】
別の実施形態において、式1の分子は、鋏角亜門(Chelicerata)、多足亜門(Myriapoda)、および/または六脚亜門(Hexapoda)における有害生物を防除するために使用することができる。
【0956】
別の実施形態において、式1の分子は、クモ綱(Arachnida)、コムカデ綱(Symphyla)、および/または昆虫綱(Insecta)における有害生物を防除するために使用することができる。
【0957】
別の実施形態において、式1の分子は、裸尾目(Anoplura)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、ブタジラミ属種(Haematopinus spp.)、ホプロプレウラ属種(Hoplopleura spp.)、ケモノホソジラミ属種(Linognathus spp.)、ペディクルス属種(Pediculus spp.)、およびイエネズミジラミ属種(Polyplax spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、ウマジラミ(Haematopinus asini)、ハエマトピヌス・スイス(Haematopinus suis)、イヌジラミ(Linognathus setosus)、ヒツジジラミ(Linognathus ovillus)、ヒトアタマジラミ(Pediculus humanus capitis)、アタマジラミ(Pediculus humanus humanus)、およびケジラミ(Pthirus pubis)が含まれる。
【0958】
別の実施形態において、式1の分子は、鞘翅目(Coleoptera)における有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アカントスセリデス属種(Acanthoscelides spp.)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)、アピオン属種(Apion spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、ウリハムシ属種(Aulacophora spp.)、ブルクス属種(Bruchus spp.)、セロステルナ属種(Cerosterna spp.)、セロトマ属種(Cerotoma spp.)、シュートリンクス属種(Ceutorhynchus spp.)、チェトクネマ属種(Chaetocnema spp.)、コラスピス属種(Colaspis spp.)、クテニセラ属種(Ctenicera spp.)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、シクロセファラ属種(Cyclocephala spp.)、ディアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、ヒペラ属種(Hypera spp.)、イプス属種(Ips spp.)、ヒラタキクイムシ属種(Lyctus spp.)、メガセリス属種(Megascelis spp.)、メリゲテス属種(Meligethes spp.)、オチオリンクス属種(Otiorhynchus spp.)、パントモルス属種(Pantomorus spp.)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、フィロトレタ属種(Phyllotreta spp.)、リゾトログス属種(Rhizotrogus spp.)、リンキテス属種(Rhynchites spp.)、リンコフォルス属種(Rhynchophorus spp.)、スコリツス属種(Scolytus spp.)、スフェノホルス属種(Sphenophorus spp.)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、およびコクヌストモドキ属種(Tribolium spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、アオナガタマムシ(Agrilus planipennis)、ツヤハダゴマダラカミキリ(Anoplophora glabripennis)、メキシコワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)、アテニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、ボチノデレス・パンクチベントリス(Bothynoderes punctiventris)、エンドウゾウムシ(Bruchus pisorum)、ヨツモンマメゾウムシ(Callosobruchus maculatus)、クリヤケシキスイ(Carpophilus hemipterus)、スジミドリカメノコハムシ(Cassida vittata)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、シュートリンクス・アシミリス(Ceutorhynchus assimilis)、シュートリンクス・ナピ(Ceutorhynchus napi)、コノデルス・スカラリス(Conoderus scalaris)、コノデルス・スチグモスス(Conoderus stigmosus)、スモモゾウムシ(Conotrachelus nenuphar)、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)、クリオセリス・アスパラギ(Crioceris asparagi)、サビカクムネヒラタムシ(Cryptolestes ferrugineus)、カクムネヒラタムシ(Cryptolestes pusillus)、トルコカクムネヒラタムシ(Cryptolestes turcicus)、シリンドロコプツルス・アドスペルスス(Cylindrocopturus adspersus)、デポラウス・マルギナツス(Deporaus marginatus)、オビカツオブシムシ(Dermestes lardarius)、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculatus)、インゲンテントウ(Epilachna varivestis)、ファウスチヌス・クバエ(Faustinus cubae)、ヒロビウス・パレス(Hylobius pales)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、ヒポテネムス・ハムペイ(Hypothenemus hampei)、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、リオゲニス・フスクス(Liogenys fuscus)、リオゲニス・スツラリス(Liogenys suturalis)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、マエコラスピス・ジョリベチ(Maecolaspis joliveti)、メラノツス・コムニス(Melanotus communis)、メリゲテス・アエネアス(Meligethes aeneus)、メロロンサ・メロロンサ(Melolontha melolontha)、オベレア・ブレビス(Oberea brevis)、オベレア・リネアリス(Oberea linearis)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オオメノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus mercator)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis)、オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、フィロファガ・クヤバナ(Phyllophaga cuyabana)、マメコガネ(Popillia japonica)、オオコナナガシンクイ(Prostephanus truncatus)、コナナガシンクイムシ(Rhyzopertha dominica)、アカアシチビコフキゾウムシ(Sitona lineatus)、グラナリアコクゾウムシ(Sitophilus granarius)、ココクゾウ(Sitophilus oryzae)コクゾウ(Sitophilus zeamais)、ジンサンシバンムシ(Stegobium paniceum)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)、トロゴデルマ・バリアビル(Trogoderma variabile)、およびザブルス・テネブリオイデス(Zabrus tenebrioides)が含まれる。
【0959】
別の実施形態において、式1の分子は、革翅目(Dermaptera)の有害生物を防除するために使用することができる。
【0960】
別の実施形態において、式1の分子は、ゴキブリ目(Blattaria)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、パルコブラッタ・ペンシルバニア(Parcoblatta pennsylvanica)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ペリプラネタ・アウストララシエ(Periplaneta australasiae)、ペリプラネタ・ブルンネア(Periplaneta brunnea)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、オガサワラゴキブリ(Pycnoscelus surinamensis)、およびチャオビゴキブリ(Supella longipalpa)が含まれる。
【0961】
別の実施形態において、式1の分子は、双翅目(Diptera)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、ヤブカ属種(Aedes spp.)、アグロミザ属種(Agromyza spp.)、アナストレファ属種(Anastrepha spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、バクトロセラ属種(Bactrocera spp.)、セラチチス属種(Ceratitis spp.)、メクラアブ属種(Chrysops spp.)、コクリオミイア属種(Cochliomyia spp.)、コンタリニア属種(Contarinia spp.)、イエカ属種(Culex spp.)、ダシネウラ属種(Dasineura spp.)、デリア属種(Delia spp.)、ショウジョウバエ属種(Drosophila spp.)、ヒメイエバエ属種(Fannia spp.)、ヒレミア属種(Hylemyia spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、イエバエ属種(Musca spp.)、フォルビア属種(Phorbia spp.)、アブ属種(Tabanus spp.)、およびチプラ属種(Tipula spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アグロミザ・フロンテラ(Agromyza frontella)、カリブミバエ(Anastrepha suspensa)、アナストレファ・ルーデンス(Anastrepha ludens)、アナストレファ・オブリカ(Anastrepha obliqa)、ウリミバエ(Bactrocera cucurbitae)、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)、バクトロセラ・インバデンス(Bactrocera invadens)、モモミバエ(Bactrocera zonata)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、ダイコンタマバエ(Dasineura brassicae)、タネバエ(Delia platura)、ヒメイエバエ(Fannia canicularis)、コブアシヒメイエバエ(Fannia scalaris)、ウマバエ(Gasterophilus intestinalis)、グラシリア・ペルセアエ(Gracillia perseae)、ノサシバエ(Haematobia irritans)、キスジウシバエ(Hypoderma lineatum)、アブラナハモグリバエ(Liriomyza brassicae)、ヒツジシラミバエ(Melophagus ovinus)、ムスカ・アウツムナリス(Musca autumnalis)、イエバエ(Musca domestica)、ヒツジバエ(Oestrus ovis)、オスシネラ・フリト(Oscinella frit)、ペゴミア・ベタエ(Pegomya betae)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、ヨーロッパオウトウミバエ(Rhagoletis cerasi)、リンゴミバエ(Rhagoletis pomonella)、ラゴレチス・メンダクス(Rhagoletis mendax)、ムギアカタマバエ(Sitodiplosis mosellana)、およびサシバエ(Stomoxys calcitrans)が含まれる。
【0962】
別の実施形態において、式1の分子は、半翅目(Hemiptera)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アデルゲス属種(Adelges spp.)、アウラカスピス属種(Aulacaspis spp.)、アフロフォラ属種(Aphrophora spp.)、ワタアブラムシ属種(Aphis spp.)、ベミシア属種(Bemisia spp.)、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、チオナスピス属種(Chionaspis spp.)、クリソムファルス属種(Chrysomphalus spp.)、コクス属種(Coccus spp.)、エンポアスカ属種(Empoasca spp.)、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、ラジノトムス属種(Lagynotomus spp.)、リグス属種(Lygus spp.)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、ツマグロヨコバイ属種(Nephotettix spp.)、ネザラ属種(Nezara spp.)、フィラエヌス属種(Philaenus spp.)、フィトコリス属種(Phytocoris spp.)、ピエゾドルス属種(Piezodorus spp.)、プラノコックス属種(Planococcus spp.)、プセウドコックス属種(Pseudococcus spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiphum spp.)、サイセッチア属種(Saissetia spp.)、テリオアフィス属種(Therioaphis spp.)、トウメイエラ属種(Toumeyella spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、トリアレウロデス属種(Trialeurodes spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.)およびウナスピス属種(Unaspis spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アクロステルヌム・ヒラレ(Acrosternum hilare)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)、アレウロジクス・ジスペルスス(Aleurodicus dispersus)、アレウロトリクスウス・フロッコスス(Aleurothrixus floccosus)、アムラスカ・ビグッツラ・ビグッツラ(Amrasca biguttula biguttula)、アオニジエラ・アウランチイ(Aonidiella aurantii)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、アフィス・グリシンス(Aphis glycines)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、アメリカコバネナガカメムシ(Blissus leucopterus)、ブラチコリネラ・アスパラギ(Brachycorynella asparagi)、ブレベンニア・レヒ(Brevennia rehi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、カロコリス・ノルベギクス(Calocoris norvegicus)、ルビーロウカイガラムシ(Ceroplastes rubens)、キメクス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)、トコジラミ(Cimex lectularius)、ダグベルツス・ファスシアツス(Dagbertus fasciatus)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジウラフィス・ノキシア(Diuraphis noxia)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、オオバコアブラムシ(Dysaphis plantaginea)、ジスデルクス・スツレルス(Dysdercus suturellus)、エデッサ・メジタブンダ(Edessa meditabunda)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、エウリガスター・マウラ(Eurygaster maura)、エウスキスツス・ヘロス(Euschistus heros)、エウスキスツス・セルブス(Euschistus servus)、ヘロペルチス・アントニイ(Helopeltis antonii)、ヘロペルチス・テイボラ(Helopeltis theivora)、ワタフキカイガラムシ(Icerya purchasi)、イジオスコプス・ニチズルス(Idioscopus nitidulus)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、タイワンクモヘリカメムシ(Leptocorisa oratorius)、レプトコリサ・バリコルニス(Leptocorisa varicornis)、リグス・ヘスペルス(Lygus hesperus)、マコネリコックス・ヒルスツス(Maconellicoccus hirsutus)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum granarium)、バラアブラムシ(Macrosiphum rosae)、マクロステレス・クアドリリネアツス(Macrosteles quadrilineatus)、マハナルバ・フリムビオラタ(Mahanarva frimbiolata)、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、ミクチス・ロンギコルニス(Mictis longicornis)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ネフォテティクス・シンクチペス(Nephotettix cinctipes)、ネウロコルプス・ロンギロストリス(Neurocolpus longirostris)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、パルラトリア・ペルガンジイ(Parlatoria pergandii)、ヒメクロカイガラムシ(Parlatoria ziziphi)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、フィロキセラ・ビチフォリアエ(Phylloxera vitifoliae)、フィソケルメス・ピセアエ(Physokermes piceae)、フィトコリス・カリホルニクス(Phytocoris californicus)、フィトコリス・レラチブス(Phytocoris relativus)、ピエゾドルス・グイルジニイ(Piezodorus guildinii)、ペシロカプスス・リネアツス(Poecilocapsus lineatus)、プサルス・バッシニコラ(Psallus vaccinicola)、プセウダシスタ・ペルセアエ(Pseudacysta perseae)、プセウドコックス・ブレヴィペス(Pseudococcus brevipes)、ナシマルカイガラムシ(Quadraspidiotus perniciosus)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleae)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、ムギヒゲナガアブラムシ(Sitobion avenae)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、トリアレウロデス・アブチロネウス(Trialeurodes abutiloneus)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、およびズリア・エントレッリアナ(Zulia entrerriana)が含まれる。
【0963】
別の実施形態において、式1の分子は、膜翅目(Hymenoptera)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アクロミルメキス属種(Acromyrmex spp.)、アッタ属種(Atta spp.)、カンポノツス属種(Camponotus spp.)、ジプリオン属種(Diprion spp.)、ホルミカ属種(Formica spp.)、モノモリウム属種(Monomorium spp.)、ネオジプリオン属種(Neodiprion spp.)、収穫アリ属種(Pogonomyrmex spp.)、ポリステス属種(Polistes spp.)、ソレノプシス属種(Solenopsis spp.)、ベスプラ属種(Vespula spp.)、およびキシロコパ属種(Xylocopa spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アタリア・ロザエ (Athalia rosae)、アッタ・テキサナ(Atta texana)、アルゼンチンアリ(Iridomyrmex humilis)、イエヒメアリ(Monomorium minimum)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)、ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis geminata)、ソレノプシス・モレスタ(Solenopsis molesta)、ソレノプシス・リクテリ(Solenopsis richtery)、ソレノプシス・キシロニ(Solenopsis xyloni)、およびタピノマ・セッシレ(Tapinoma sessile)が含まれる。
【0964】
別の実施形態において、式1の分子は、等翅目(Isoptera)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、イエシロアリ属種(Coptotermes spp.)、コルニテルメス属種(Cornitermes spp.)、クリプトテルメス属種(Cryptotermes spp.)、ヘテロテルメス属種(Heterotermes spp.)、カロテルメス属種(Kalotermes spp.)、インシシテルメス属種(Incisitermes spp.)、マクロテルメス属種(Macrotermes spp.)、マルギニテルメス属種(Marginitermes spp.)、ミクロセロテルメス属種(Microcerotermes spp.)、プロコルニテルメス属種(Procornitermes spp.)、ヤマトシロアリ属種(Reticulitermes spp.)、スチェドリノテルメス属種(Schedorhinotermes spp.)、およびゾオテルモプシス属種(Zootermopsis spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、コプトテルメス・クルビグナタス(Coptotermes curvignathus)、コプトテルメス・フレンチ(Coptotermes frenchi)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、ヘテロテルメス・アウレウス(Heterotermes aureus)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)、レチクリテルメス・バンユレンシス(Reticulitermes banyulensis)、レチクリテルメス・グラセイ(Reticulitermes grassei)、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)、レチクリテルメス・ハゲニ(Reticulitermes hageni)、レチクリテルメス・ヘスペルス(Reticulitermes hesperus)、レチクリテルメス・サントネンシス(Reticulitermes santonensis)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、レチクリテルメス・チビアリス(Reticulitermes tibialis)、およびレチクリテルメス・ビルギニクス(Reticulitermes virginicus)が含まれる。
【0965】
別の実施形態において、式1の分子は、鱗翅目(Lepidoptera)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、コカクモンハマキ属種(Adoxophyes spp.)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、アルギロタエニア属種(Argyrotaenia spp.)、カコエシア属種(Cacoecia spp.)、カロプチリア属種(Caloptilia spp.)、ニカメイガ属種(Chilo spp.)、クリソデイキシス属種(Chrysodeixis spp.)、モンキチョウ属種(Colias spp.)、クランブス属種(Crambus spp.)、ジアファニア属種(Diaphania spp.)、ジアトラエア属種(Diatraea spp.)、エアリアス属種(Earias spp.)、エフェスチア属種(Ephestia spp.)、エピメシス属種(Epimecis spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、ゴルチナ属種(Gortyna spp.)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、キンウワバ属種(Heliothis spp.)、インダルベラ属種(Indarbela spp.)、リトコレチス属種(Lithocolletis spp.)、ロキサグロチス属種(Loxagrotis spp.)、テンマクケムシ属種(Malacosoma spp.)、ペリドロマ属種(Peridroma spp.)、フィロノリクテル属種(Phyllonorycter spp.)、プセウダレチア属種(Pseudaletia spp.)、セサミア属種(Sesamia spp.)、スポドプテラ属種(Spodoptera spp.)、シナンテドン属種(Synanthedon spp.)、およびイポノメウタ属種(Yponomeuta spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アカエア・ジャナタ(Achaea janata)、コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)、アモルビア・クネアナ(Amorbia cuneana)、アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)、アナカンプトデス・デフェクタリア(Anacamptodes defectaria)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)、アノミス・サブリフェラ(Anomis sabulifera)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルチプス・アルギロスピラ(Archips argyrospila)、アルチプス・ロサナ(Archips rosana)、アルギロタエニア・シトラナ(Argyrotaenia citrana)、ガンマキンウワバ(Autographa gamma)、ボナゴタ・クラナオデス(Bonagota cranaodes)、ユウレイセセリ(Borbo cinnara)、ブックラトリクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、カプア・レチキュラナ(Capua reticulana)、モモシンクイガ(Carposina niponensis)、クルメチア・トランスベルサ(Chlumetia transversa)、コリストネウラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、コノポモルファ・クラメレラ(Conopomorpha cramerella)、コッスス・コッスス(Cossus cossus)、シジア・カリアナ(Cydia caryana)、シジア・フネブラナ(Cydia funebrana)、シジア・モレスタ(Cydia molesta)、エンドウシンクイ(Cydia nigricana)、コドリンガ(Cydia pomonella)、ダルナ・ジヅクタ(Darna diducta)、ジアトラエ・サッチャラリス(Diatraea saccharalis)、ジアトラエ・グランジオセラ(Diatraea grandiosella)、ミスジアオリンガ(Earias insulana)、クサオビリンガ(Earias vittella)、エクジトロファ・アウランチアヌム(Ecdytolopha aurantianum)、モロコシマダラメイガ(Elasmopalpus lignosellus)、コナマダラメイガ(Ephestia cautella)、チャマダラメイガ(Ephestia elutella)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、エピノチア・アポレマ(Epinotia aporema)、エピフィアス・ポストビッタナ(Epiphyas postvittana)、エリオノタ・トゥラクス(Erionota thrax)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、エウキソア・アウキシリアリス(Euxoa auxiliaris)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、マエウスキノメイガ(Hedylepta indicata)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、ナスノメイガ(Leucinodes orbonalis)、レウコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)、レウコプテラ・マリフォリエラ(Leucoptera malifoliella)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、マイマイガ(Lymantria dispar)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、マハセナ・コルベッティ(Mahasena corbetti)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、マメノメイガ(Maruca testulalis)、メチサ・プラナ(Metisa plana)、ミチムナ・ウニプンクタ(Mythimna unipuncta)、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)、ニムフラ・デプンクタリス(Nymphula depunctalis)、ナミスジフユナミシャク(Operophtera brumata)、アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、オキシジア・ベスリア(Oxydia vesulia)、パンデミス・セラサナ(Pandemis cerasana)、トビハマキ(Pandemis heparana)、アフリカオナシアゲハ(Papilio demodocus)、ワタアカミムシガ(Pectinophora gossypiella)、ニセタマナヤガ(Peridroma saucia)、ペリレウコプテラ・コフエラ(Perileucoptera coffeella)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、ミカンコハモグリ(Phyllocnistis citrella)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、プラチペナ・スカブラ(Plathypena scabra)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、コナガ(Plutella xylostella)、ブドウヒメハマキ(Polychrosis viteana)、プライス・エンドカルパ(Prays endocarpa)、プライス・オレアエ(Prays oleae)、プセウダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、ダイズシャクトリムシ(Pseudoplusia includens)、ラチプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、イッテンオオメイガ(Scirpophaga incertulas)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、セサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides)、セトラ・ニテンス(Setora nitens)、バクガ(Sitotroga cerealella)、テングハマキ(Sparganothis pilleriana)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)、テクラ・バシリデス(Thecla basilides)、コイガ(Tineola bisselliella)、キンウワバ(Trichoplusia ni)、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)、コーヒーゴマフボクトウ(Zeuzera coffeae)、およびゼウゼラ・ピリナ(Zeuzera pyrina)が含まれる。
【0966】
別の実施形態において、式1の分子は、ハジラミ目(Mallophaga)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アナチコラ属種(Anaticola spp.)、ボビコーラ属種(Bovicola spp.)、チェロピステス属種(Chelopistes spp.)、ゴニオデス属種(Goniodes spp.)、メナカンツス属種(Menacanthus spp.)、およびケモノハジラミ属種(Trichodectes spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、ウシハジラミ(Bovicola bovis)、ヤギハジラミ(Bovicola caprae)、ヒツジハジラミ(Bovicola ovis)、ツノハジラミ(Chelopistes meleagridis)、カクアゴハジラミ(Goniodes dissimilis)、マルハジラミ(Goniodes gigas)、メナカンタス・ストラミネウス(Menacanthus stramineus)、メノポン・ガリナエ(Menopon gallinae)、およびイヌハジラミ(Trichodectes canis)が含まれる。
【0967】
別の実施形態において、式1の分子は、直翅目(Orthoptera)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)、およびプテロフィラ属種(Pterophylla spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アナブラス・シンプレクス(Anabrus simplex)、ケラ(Gryllotalpa africana)、グリロタルパ・アウストラリス(Gryllotalpa australis)、グリロタルパ・ブラキプテラ(Gryllotalpa brachyptera)、グリロタルパ・ヘキサダクチラ(Gryllotalpa hexadactyla)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、ミクロセントルム・レチネルベ(Microcentrum retinerve)、サバクトビバッタ(Schistocerca gregaria)、およびスクッデリア・フルカタ(Scudderia furcata)が含まれる。
【0968】
別の実施形態において、式1の分子は、ノミ目(Siphonaptera)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、トリノミ(Ceratophyllus gallinae)、セラトフィルス・ニガー(Ceratophyllus niger)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、およびヒトノミ(Pulex irritans)が含まれる。
【0969】
別の実施形態において、式1の分子は、総翅目(Thysanoptera)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、カリオスリプス属種(Caliothrips spp.)、フランクリニエラ属種(Frankliniella spp.)、スシルトトリプス属種(Scirtothrips spp.)、およびアザミウマ属種(Thrips spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、ウスグロアザミウマ(Frankliniella fusca)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、フランクリニエラ・シュルツェイ(Frankliniella schultzei)、フランクリニエラ・ウィリアムシ(Frankliniella williamsi)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、リピホロスリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、スシルトスリプス・シトリ(Scirtothrips citri)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、およびテニオスリプス・ロパランテナリス(Taeniothrips rhopalantennalis)、ハナアザミウマ(Thrips hawaiiensis)、クロゲハナアザミウマ(Thrips nigropilosus)、スリプス・オリエンタリス(Thrips orientalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)が含まれる。
【0970】
別の実施形態において、式1の分子は、シミ目(Thysanura)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、レピスマ属種(Lepisma spp.)およびテルモビア属種(Thermobia spp.)が含まれる。
【0971】
別の実施形態において、式1の分子は、ダニ目(Acarina)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、コナダニ属種(Acarus spp.)、アクロプス属種(Aculops spp.)、ウシマダニ属種(Boophilus spp.)、ニキビダニ属種(Demodex spp.)、カクマダニ属種(Dermacentor spp.)、エピトリメルス属種(Epitrimerus spp.)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、マダニ属種(Ixodes spp.)、オリゴニチュス属種(Oligonychus spp.)、パノニチュス属種(Panonychus spp.)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus spp.)、およびテトラニチュス属種(Tetranychus spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アカリンダニ(Acarapis woodi)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、アセリア・マンギフェラエ(Aceria mangiferae)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、ミカンサビダニ(Aculus pelekassi)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、アンブリオンマ・アメリカヌム(Amblyomma americanum)、チャノヒメハダニ(Brevipalpus obovatus)、ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)、アメリカイヌカクマダニ(Dermacentor variabilis)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)、イエローマイト(Eotetranychus carpini)、ネコショウヒゼンダニ(Notoedres cati)、オリゴニチュス・コフェアエ(Oligonychus coffeae)、チビコブハダニ(Oligonychus ilicis)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、ヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)、テゴロフス・ペルセアフロラエ(Tegolophus perseaflorae)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、およびミツバチヘギイタダニ(Varroa destructor)が含まれる。
【0972】
別の実施形態において、式1の分子は、コムカデ目(Symphyla)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な種の非包括的なリストには、これに限定されないが、ミゾコムカデ(Scutigerella immaculata)が含まれる。
【0973】
別の実施形態において、式1の分子は、線形動物門(Nematoda)の有害生物を防除するために使用することができる。特別な属の非包括的なリストには、これらに限定されないが、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ベロノライムス属種((Belonolaimus spp.)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、ジチレンチュス属種(Ditylenchus spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ヒルスクマニエラ属種(Hirschmanniella spp.)、ホプロライムス属種(Hoplolaimus spp.)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、プラチレンチュス属種(Pratylenchus spp.)、およびラドホルス属種(Radopholus spp.)が含まれる。特別な種の非包括的なリストには、これらに限定されないが、イヌ糸状虫(Dirofilaria immitis)、エンドウシストセンチュウ(Heterodera zeae)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、回旋糸状虫(Onchocerca volvulus)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、およびニセフクロセンチュウ(Rotylenchulus reniformis)が含まれる。
【0974】
追加の情報には、Arnold Mallisによる「HANDBOOK OF PEST CONTROL - THE BEHAVIOR, LIFE HISTORY, AND CONTROL OF HOUSEHOLD PESTS」、第9版、GIE Media Inc.による著作権2004を参考にされたい。
【0975】
適用
式1の分子は一般に、防除を提供するために1ヘクタール当たり約0.01グラムから1ヘクタール当たり約5000グラムの量で使用される。1ヘクタール当たり約0.1グラムから1ヘクタール当たり約500グラムの量は一般に好ましく、1ヘクタール当たり約1グラムから1ヘクタール当たり約50グラムの量は一般により好ましい。
【0976】
式1の分子が適用される領域は、有害生物によって生息(またはおそらく生息もしくは横断)される任意の領域、例えば、作物、樹木、果実、穀類、飼料種、つる植物、芝生および装飾用植物が成長している領域;家畜化動物が住む領域;建物の内部または外部の表面(穀物が貯蔵されている場所など)、建物内で使用される建設材料(含浸木材など)、および建物周辺の土壌であってよい。式1の分子を使用する特別な作物領域としては、リンゴ、トウモロコシ、ヒマワリ、綿、大豆、セイヨウアブラナ、小麦、イネ、ソルガム、大麦、カラス麦、ジャガイモ、オレンジ、アルファルファ、レタス、イチゴ、トマト、コショウ、アブラナ、セイヨウナシ、タバコ、アーモンド、サトウダイコン、マメおよび他の貴重な作物が成長している領域か、またはそれらの種子が植えられる予定である領域が挙げられる。様々な植物を成長させる場合、式1の分子とともに硫酸アンモニウムを使用することも有利である。
【0977】
有害生物を防除するとは、一般に、有害生物集団、有害生物活性、または両方が領域で低減されることを意味する。これは、有害生物集団が領域から撃退される場合;有害生物が領域内または周辺で行動不能になる場合;または有害生物が領域内もしくは周辺で全体的もしくは部分的に絶滅する場合に生じる。当然、これらの結果の組合せが起こり得る。一般に、有害生物の集団、活性、または両方が50パーセントを超えて、好ましくは90パーセントを超えて、望ましくは低減される。一般に、領域はヒトの中または上にあることはなく、その結果として、該部位は一般に非ヒト領域である。
【0978】
式1の分子は、同時にまたは逐次に、単独でまたは植物活力を増強するための(例えば、ストレス性の成長条件により良好に耐えるため、より良好な根系を成長させるための)他の化合物とともに適用される混合物中に使用することができる。こうした他の化合物は、例えば、植物エチレン受容体をモジュレートする化合物、最もとりわけ1−メチルシクロプロペン(1−MCPとしても知られている)である。さらに、こうした分子は、成長している植物が貴重な農業物品を産出する前など、有害生物活性が低い時期に使用することができる。こうした時期としては、有害生物圧力が通常低い早期植え付けシーズンが挙げられる。
【0979】
式1の分子は、植物の葉状部分および結実部分に適用されることで有害生物を防除することができる。分子が有害生物と直接接触するか、または有害生物が、殺有害生物剤を含有する葉、果実塊を食べるまたは樹液を抽出する時に殺有害生物剤を消費するかのいずれかである。式1の分子は、土壌に適用することもでき、この方式で適用される場合、根および茎摂食有害生物が防除され得る。根が分子を吸収して植物の葉状部分に吸い上げることで、地上で咀嚼し、樹液を摂食する有害生物を防除することができる。
【0980】
一般に、餌を用い、餌は、例えばシロアリが餌と接触および/または餌に誘引され得る地面に置かれる。餌は、例えばアリ、シロアリ、ゴキブリおよびハエが餌と接触および/または餌に誘引され得る建物の表面(水平、垂直または傾斜の表面)に適用することもできる。餌は式1の分子を含むことができる。
【0981】
式1の分子は、カプセルの内側にカプセル化すること、または表面上に置くことができる。カプセルのサイズは、ナノメートルサイズ(直径で約100〜900ナノメートル)からマイクロメーターサイズ(直径で約10〜900ミクロン)の範囲であってよい。
【0982】
特定の殺有害生物剤に抵抗するための、一部の有害生物の卵の独特の能力により、新たに出現した幼虫を防除するためには式1の分子の反復適用が望ましいことがある。
【0983】
植物における殺有害生物剤の浸透性移動を利用することで、植物の一部分の上の有害生物を、植物の異なる部分に対して(例えば、領域にスプレーすることにより)式1の分子を適用することによって防除することができる。例えば、葉状摂食昆虫の防除は、点滴灌漑または畝間施用によって、例えば植え付け前または植え付け後の土壌灌注で土壌を処理することによって、または植え付け前に植物の種子を処理することによって達成することができる。
【0984】
種子処理は、特殊化された形質を発現するように遺伝子的に修飾された植物が発芽するものを含めて、全ての型の種子に適用することができる。代表例としては、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)もしくは他の殺虫性毒素など無脊椎動物有害生物に毒性のタンパク質を発現するもの、「Roundup Ready」種子など除草剤抵抗性を発現するもの、または殺虫性毒素、除草剤抵抗性、栄養増強、干ばつ抵抗性もしくは任意の他の有益な形質を発現する「スタック」外来性遺伝子を有するものが挙げられる。さらに、式1の分子を用いるこうした種子処理は、ストレス性成長条件に、より良好に耐える植物能力をさらに増強することができる。これは、収穫時期により高い収率につながり得る、より健康な、より活力のある植物をもたらす。一般に、100,000種子当たり式1の分子の約1グラムから約500グラムが良好な利益を提供すると予想され、100,000種子当たり約10グラムから約100グラムの量がより良好な利益を提供すると予想され、100,000種子当たり約25グラムから約75グラムの量がさらにより良好な利益を提供すると予想される。
【0985】
式1の分子が、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)もしくは他の殺虫性毒素など特殊化された形質を発現するように遺伝子的に修飾された植物、または除草剤抵抗性を発現するもの、または殺虫性毒素、除草剤抵抗性、栄養増強もしくは任意の他の有益な形質を発現する「スタック」外来性遺伝子を有するものの上、中または周辺で使用することができることは、容易に明らかなはずである。
【0986】
式1の分子は、獣医学部門において、または非ヒト動物保管の分野において内部寄生性生物および外部寄生生物を防除するために使用することができる。式1の分子は、例えばタブレット、カプセル、飲料、顆粒の形態における経口投与によって、例えば浸漬、スプレー、注ぎ、スポッティングおよび散粉の形態における皮膚適用によって、ならびに例えば注入の形態における非経口投与によってなどで適用される。
【0987】
式1の分子は、有利には家畜保管、例えばウシ、ヒツジ、ブタ、ニワトリおよび雌ガチョウにおいて用いることもできる。それらは、有利にはウマ、イヌおよびネコなどのペットにおいて用いることもできる。防除するための特別な有害生物は、こうした動物にとって厄介であるノミおよびマダニである。適当な処方物は、動物に飲料水または供給原料とともに経口的に投与される。適当である投与量および処方物は種に依存する。
【0988】
式1の分子は、上記にリストされている動物における特に腸の寄生虫を防除するために使用することもできる。
【0989】
式1の分子は、ヒトの健康ケアのための治療的方法に用いることもできる。こうした方法としては、これらに限定されないが、例えばタブレット、カプセル、飲料、顆粒の形態における経口投与、および皮膚適用が挙げられる。
【0990】
世界中の有害生物は、(こうした有害生物のための)新たな環境に移動し、その後、こうした新たな環境における新たな侵入種となっている。式1の分子は、こうした新たな侵入種上に使用されることで、こうした新たな環境におけるそれらも防除することができる。
【0991】
式1の分子は、作物などの植物が成長している領域(例えば、植え付け前、植え付け、収穫前)、およびこうした植物を商業的に損害する恐れがある、低いレベル(実際に存在さえしない)の有害生物がいる領域で使用することもできる。こうした領域におけるこうした分子の使用は、該領域で成長している植物の利益になるべきである。こうした利益としては、これらに限定されないが、植物の健康を改善すること、植物の収量を改善すること(例えば、貴重な成分のバイオマス増加および/または含有量増加)、植物の活力を改善すること(例えば、植物成長改善および/またはより緑色の葉)、植物の品質を改善すること、(例えば、特定の成分の含有量または組成の改善)、ならびに植物の非生物的および/または生物的ストレスへの耐性を改善することが挙げられ得る。
【0992】
殺有害生物剤が使用されるか、または商業的に販売され得る前に、こうした殺有害生物剤は、様々な政府当局(現地、地域、州、国家および国際)によって冗長な評価プロセスを受ける。多量のデータ要求事項は規制当局によって特定化され、World Wide Webと接続しているコンピューターをしばしば使用して、製品登録者によるまたは製品登録者に代わって第3者によるデータの生成および提出を介して取り組まれなければならない。これらの政府当局は次いで、こうしたデータを概説し、安全性の決定が下されれば、有望な使用者または販売者に製品登録認可を提供する。その後、製品登録が許可および支持されるその現場で、こうした使用者または販売者はこうした殺有害生物剤を使用または販売することができる。
【0993】
式1による分子は、有害生物に対するその効力を決定するために試験することができる。さらに、作用様式の研究が行われることで、前記分子が他の殺有害生物剤と異なる作用様式を有するかどうかを決定することができる。その後、こうして獲得されたデータは、インターネットなどによって、第3者に広めることができる。
【0994】
この文献の表題は便宜上だけのためであり、これに関する任意の部分を解釈するために使用されてはならない。
【0995】
【表1】
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【0996】
【表2】
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【0997】
【表3】
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【0998】
【表4】
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