(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6121706
(24)【登録日】2017年4月7日
(45)【発行日】2017年4月26日
(54)【発明の名称】プログラミング方法および装置
(51)【国際特許分類】
G05B 19/05 20060101AFI20170417BHJP
G06F 9/44 20060101ALI20170417BHJP
G06F 17/50 20060101ALI20170417BHJP
【FI】
G05B19/05 B
G06F9/06 620B
G06F17/50 636G
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-272131(P2012-272131)
(22)【出願日】2012年12月13日
(65)【公開番号】特開2014-119776(P2014-119776A)
(43)【公開日】2014年6月30日
【審査請求日】2015年9月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】野口 貴史
【審査官】
後藤 健志
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−159868(JP,A)
【文献】
特開2006−099573(JP,A)
【文献】
特開2003−256203(JP,A)
【文献】
特開2008−204237(JP,A)
【文献】
特表2001−512598(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/05
G06F 9/44
G06F 17/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ操作に応じて、編集画面上にファンクションブロック、接続子、接続線などの各種オブジェクトを配置して、これらオブジェクト間を結線することにより、施設に設けられた設備機器を自動制御するためのファンクションブロックダイアグラムを編集するプログラミング装置で用いられるプログラミング方法であって、
オブジェクト種別設定部が、ユーザ操作に応じて、編集対象として選択するオブジェクトの種別を示す対象種別を設定するオブジェクト種別設定ステップと、
対象オブジェクト選択部が、ユーザ操作により前記編集画面上で選択範囲が指定された場合、当該選択範囲に配置されたオブジェクトのうちから、前記オブジェクト種別設定部で設定された前記対象種別と一致するオブジェクトを、編集対象として選択する対象オブジェクト選択ステップと
を備えることを特徴とするプログラミング方法。
【請求項2】
ユーザ操作に応じて、編集画面上にファンクションブロック、接続子、接続線などの各種オブジェクトを配置して、これらオブジェクト間を結線することにより、施設に設けられた設備機器を自動制御するためのファンクションブロックダイアグラムを編集するプログラミング装置であって、
ユーザ操作に応じて、編集対象として選択するオブジェクトの種別を示す対象種別を設定するオブジェクト種別設定部と、
ユーザ操作により前記編集画面上で選択範囲が指定された場合、当該選択範囲に配置されたオブジェクトのうちから、前記オブジェクト種別設定部で設定された前記対象種別と一致するオブジェクトを、編集対象として選択する対象オブジェクト選択部と
を備えることを特徴とするプログラミング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラミング技術に関し、特にファンクションブロックダイアグラム(FBD:Function Block Diagram)でプログラムを作成するためのプログラミング技術に関する。
【背景技術】
【0002】
施設に設けられた設備機器を自動制御する場合、入力パラメータに基づいて数値演算や論理演算することにより制御用の出力パラメータを出力するプログラマブルロジックコントローラ(PLC:Programmable Logic Controller)が用いられる。このPLCは、このような演算処理を記号化したプログラムを実行し、得られた出力パラメータに基づき設備機器を自動制御するものとなっており、このプログラムを任意にプログラミングすることにより、設備機器において所望の動作をさせることができる。
【0003】
このようなPLCで用いられるグラフィカルなプログラム言語の1つとして、国際電気標準会議(IEC:International Organization for Standardization)のIEC61131−3標準で定義されているファンクションブロックダイアグラム(FBD)がある。このFBDは、各種演算処理に対応する関数からなるファンクションブロック、外部機器との間で入力・出力パラメータをやり取りするための接続子、これらファンクションブロックや接続子を接続する接続線など、各種のコンポーネントを用いて、グラフィカルにプログラミングされる。
【0004】
FBDをプログラミングするプログラミング装置では、このようなコンポーネントを示すシンボルをオブジェクトとして編集画面上に配置し、これらオブジェクトに設けられているポート間を接続線で結線するという編集作業を行う。
図9は、従来のプログラミング装置におけるプログラミング画面例である。この例において、プログラミング画面は、実際の編集操作を行う編集画面と、予め用意された各種コンポーネントを示すシンボルが配置されステンシル画面とから構成されている。
【0005】
編集作業では、まず、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスを操作して、ステンシル画面から所望のコンポーネントのシンボルを選択し、編集画面へドラッグ&ドロップすることにより、当該コンポーネントのオブジェクトとして配置する。この後、これらオブジェクトに設けられている出力ポートと入力ポートとをそれぞれ選択して接続線で結線する。また、結線の誤りを修正する場合には、接続線を選択して削除し、新たなポート間を接続線で再結線する。
【0006】
従来、このようなプログラミング装置において、結線の修正に要する作業負担の軽減や誤接続の防止を目的として、ファンクションブロックのブロック型名ごとに端子の入出力属性、端子名、端子データ型などの端子情報をライブラリとして格納しておくとともに、座標内に配置されたファンクションブロックの各端子に関する結線可否を示す結線状況を結線しておき、ファンクションブロックの端子間に結線する際に、結線の起点および終点の端子情報および結線状況に基づいて、結線禁止か否かを判定するものが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−185015公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、このような従来技術では、編集画面上において複数のオブジェクトについて、削除やコピーなどの編集作業を行う場合、編集対象となる複数のオブジェクトを効率よく選択することができず、誤選択や操作負担の増大が生じるという問題点があった。
【0009】
例えば、オブジェクト間を結線する複数の接続線を削除したい場合、例えばマウスをドラッグして矩形形状の範囲を選択する範囲選択操作により複数の接続線を一括選択して削除する方法が考えられる。しかし、このような範囲選択操作により指定した範囲には、接続線だけでなく接続子やファンクションブロックなどのオブジェクトも配置されているため、非削除対象であるブロックを誤選択してしまうことになる。したがって、このような範囲選択操作では、後から非削除対象であるブロックを非選択とするなどの操作が必要となり、結果として操作負担の増大が生じる。
【0010】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、編集画面において編集対象となる複数のオブジェクトを効率よく選択できるプログラミング技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような目的を達成するために、本発明にかかるプログラミング方法は、ユーザ操作に応じて、編集画面上にファンクションブロック、接続子、接続線などの各種オブジェクトを配置して、これらオブジェクト間を結線することにより、施設に設けられた設備機器を自動制御するためのファンクションブロックダイアグラムを編集するプログラミング装置で用いられるプログラミング方法であって、オブジェクト種別設定部が、ユーザ操作に応じて、編集対象として選択するオブジェクトの種別を示す対象種別を設定するオブジェクト種別設定ステップと、対象オブジェクト選択部が、ユーザ操作により前記編集画面上で選択範囲が指定された場合、当該選択範囲に配置されたオブジェクトのうちから、前記オブジェクト種別設定部で設定された前記対象種別と一致するオブジェクトを、編集対象として選択する対象オブジェクト選択ステップとを備えている。
【0012】
また、本発明にかかるプログラミング装置は、ユーザ操作に応じて、編集画面上にファンクションブロック、接続子、接続線などの各種オブジェクトを配置して、これらオブジェクト間を結線することにより、施設に設けられた設備機器を自動制御するためのファンクションブロックダイアグラムを編集するプログラミング装置であって、ユーザ操作に応じて、編集対象として選択するオブジェクトの種別を示す対象種別を設定するオブジェクト種別設定部と、ユーザ操作により前記編集画面上で選択範囲が指定された場合、当該選択範囲に配置されたオブジェクトのうちから、前記オブジェクト種別設定部で設定された前記対象種別と一致するオブジェクトを、編集対象として選択する対象オブジェクト選択部とを備えている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、選択エリア内のオブジェクトを選択する際、これに先だって設定しておいた対象種別のオブジェクトのみが編集対象として自動選択される。したがって、編集画面において編集対象となる複数のオブジェクトを効率よく選択でき、オブジェクトの誤選択や操作負担の増大が抑制されて、プログラミング作成の詐欺得効率を大幅に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】プログラミング装置の構成を示すブロック図である。
【
図4】プログラミング装置の編集処理を示すフローチャートである。
【
図6】プログラミング装置の対象オブジェクト選択処理を示すフローチャートである。
【
図7】オブジェクト種別未設定時における対象オブジェクト選択画面例である。
【
図8】オブジェクト種別設定時における対象オブジェクト選択画面例である。
【
図9】従来のプログラミング装置におけるプログラミング画面例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[本実施の形態の構成]
まず、
図1を参照して、本実施の形態にかかるプログラミング装置10について説明する。
図1は、プログラミング装置の構成を示すブロック図である。
【0016】
このプログラミング装置10は、全体としてサーバ装置、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末などの情報処理装置からなり、ユーザ操作に応じて、編集画面上に各種のオブジェクトを配置して、これらオブジェクト間を接続線で結線することにより、施設に設けられた設備機器を自動制御するためのファンクションブロックダイアグラム(FBD)をプログラミングする機能を有している。
【0017】
図1に示すように、プログラミング装置10には、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、画面表示部13、記憶部14、および演算処理部15が設けられている。
【0018】
通信I/F部11は、通信用のインターフェース回路からなり、通信回線を介して外部装置(図示せず)とデータ通信を行うことにより、各種データをやり取りする機能を有している。
操作入力部12は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの操作入力装置からなり、ユーザ操作を示す操作を検出して演算処理部15へ出力する機能を有している。
画面表示部13は、LCDなどの画面表示装置からなり、演算処理部15から出力された編集画面などの各種データを画面表示する機能を有している。
【0019】
記憶部14は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、演算処理部15での処理に用いる各種処理情報やプログラム14Pを記憶する機能を有している。
プログラム14Pは、演算処理部15のCPUで実行されることにより、各種の処理部を実現するプログラムであり、外部装置や記録媒体(共に図示せず)から読み出されて記憶部14に予め格納される。
【0020】
記憶部14で記憶する主な処理情報として、オブジェクト情報14Aと結線情報14Bがある。
オブジェクト情報14Aは、FBDを構成する、ファンクションブロック、接続子などのコンポーネントを示すオブジェクトに関する各種属性値を示す情報である。
図2は、オブジェクト情報の構成例である。ここでは、オブジェクトを識別するためのIDごとに、名称、オブジェクト種別など、当該オブジェクトに関する属性値が登録されている。
【0021】
このうち、オブジェクト種別は、当該オブジェクトの機能に応じた分類を示す情報であり、例えば、ファンクションブロックには、実数演算ブロック、論理演算ブロック、比較ブロック、検出ブロックなど、各種の種別があり、接続子には、外部入力や外部出力などの種別がある。これらオブジェクト種別は、編集時に一括選択したい範囲に応じた細かさで、予め設定すればよい。
【0022】
結線情報14Bは、オブジェクト間を結線する接続線に関する情報である。
図3は、結線情報の構成例である。ここでは、接続線を識別するためのIDごとに、ポートIDなど、当該接続線に関する属性値が登録されている。
このうち、ポートIDは、当該接続線で接続するオブジェクトのポートを特定する情報であり、始点および終点に相当する2つのポートIDが登録されている。
【0023】
演算処理部15は、CPUとその周辺回路を有し、記憶部14のプログラム14Pを読み込んで実行することにより、FBDのプログラミングを行う各種処理部を実現する機能を有している。
演算処理部15で実現される主な処理部として、編集処理部15A、オブジェクト種別設定部15B、および対象オブジェクト選択部15Cがある。
【0024】
編集処理部15Aは、ユーザ操作に応じて編集画面上に各種のオブジェクトを配置する機能と、ユーザ操作に応じてこれらオブジェクト間を接続線で結線する機能とを有している。
オブジェクト種別設定部15Bは、ユーザ操作に応じて、編集対象として選択するオブジェクトの種別を示す対象種別を設定する機能を有している。
対象オブジェクト選択部15Cは、ユーザ操作により編集画面上で選択範囲が指定された場合、当該選択範囲に配置されたオブジェクトのうちから、オブジェクト種別設定部で設定された対象種別と一致するオブジェクトを、編集対象として選択する機能を有している。
【0025】
[本実施の形態の動作]
次に、
図4を参照して、本実施の形態にかかるプログラミング装置の動作について説明する。
図4は、プログラミング装置の編集処理を示すフローチャートである。
プログラミング装置10の演算処理部15は、ユーザ操作に応じて、
図4の編集処理を実行する。
【0026】
まず、編集処理部15Aは、記憶部14からオブジェクト情報14Aや結線情報14Bを読み出して(ステップ100)、FBDからなるプログラムを構成する全オブジェクトを編集画面に描画する(ステップ101)。
ここで、ユーザによりオブジェクト指定操作があった場合(ステップ102:YES)、オブジェクト種別設定部15Bは、編集画面上にオブジェクト種別選択画面をポップアップ表示して、当該オブジェクト種別選択画面に対するユーザ操作に応じて、編集対象として選択するオブジェクトの種別を示す対象種別を設定し(ステップ103)、ステップ102へ戻る。
【0027】
図5は、オブジェクト種別選択画面の表示例である。ここでは、各オブジェクト種別ごとに、編集対象として選択するためのチェックボックスが配置されている。このオブジェクト種別選択画面において、ユーザがチェックボックスを操作して選択状態に設定したものが、編集対象として選択される。この例では、接続線のみがオブジェクト種別として選択されている。
【0028】
一方、
図4の編集処理において、オブジェクト指定操作ではなく(ステップ102:NO)、オブジェクト選択操作があった場合(ステップ110:YES)、対象オブジェクト選択部15Cは、対象オブジェクト選択処理を実行し(ステップ111)、ステップ102へ戻る。
図6は、プログラミング装置の対象オブジェクト選択処理を示すフローチャートである。
【0029】
図6の対象オブジェクト選択処理において、対象オブジェクト選択部15Cは、まず、マウスで選択された選択エリアの座標データを取得し(ステップ150)、当該選択エリア内に位置する全オブジェクトを候補として選択する(ステップ151)。各オブジェクトに関する座標、サイズ、形状などの描画データは、オブジェクト情報14Aに登録されているものとする。
次に、対象オブジェクト選択部15Cは、これら候補のうち、オブジェクト種別が対象種別と一致するものを対象オブジェクトとして選択し(ステップ152)、これら全ての対象オブジェクトを編集対象として選択中であることを示す選択モードで再描画する(ステップ153)。この後、対象オブジェクト選択処理を終了し、
図4のステップ102へ戻る。
【0030】
図7は、オブジェクト種別未設定時における対象オブジェクト選択画面例である。ここでは、オブジェクト種別が未設定の状態でオブジェクト選択操作があった場合の画面例が表示されており、マウスで選択した選択エリア20内に位置する全オブジェクトが、太線表示されており、これらが編集対象として選択されていることが分かる。
図8は、オブジェクト種別設定時における対象オブジェクト選択画面例である。ここでは、オブジェクト種別として接続線が設定された状態でオブジェクト選択操作があった場合の画面例が表示されており、マウスで選択した選択エリア20内に位置する全オブジェクトのうち、接続線のみが太線表示されており、これら接続線のみが編集対象として選択されていることが分かる。
【0031】
一方、
図4の編集処理において、オブジェクト選択操作ではなく(ステップ110:NO)、編集操作があった場合(ステップ120:YES)、編集処理部15Aは、当該時点で編集対象として選択されている対象オブジェクトに対して、削除やコピーなどの指定された編集処理を実行し(ステップ121)、この編集処理結果に応じて、オブジェクト情報14Aおよび結線情報14Bを変更した後(ステップ122)、ステップ102へ戻る。
【0032】
したがって、選択エリア20内に位置する接続線のみを削除したい場合、オブジェクト指定操作により接続線のみを編集対象として選択しておけば、
図7のように、選択エリア20内の全オブジェクトが編集対象として選択される場合と比較して、
図8のように、接続線のみを編集対象として選択して、容易に削除することができる。
【0033】
また、編集操作ではなく(ステップ120:NO)、編集終了操作があった場合(ステップ130:YES)、編集処理部15Aは、一連の編集処理を終了する。編集終了操作でなかった場合(ステップ130:NO)、ステップ102へ戻る。
【0034】
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、オブジェクト種別設定部15Bが、ユーザ操作に応じて、編集対象として選択するオブジェクトの種別を示す対象種別を設定し、対象オブジェクト選択部15Cが、ユーザ操作により編集画面上で選択範囲が指定された場合、当該選択範囲に配置されたオブジェクトのうちから、オブジェクト種別設定部で設定された対象種別と一致するオブジェクトを、編集対象として選択するようにしたものである。
【0035】
これにより、選択エリア20内のオブジェクトを選択する際、これに先だって設定しておいた対象種別のオブジェクトのみが編集対象として自動選択される。したがって、編集画面において編集対象となる複数のオブジェクトを効率よく選択でき、オブジェクトの誤選択や操作負担の増大が抑制されて、プログラミング作成の作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
【0036】
また、本実施の形態では、
図4の編集処理における操作手順として、選択するオブジェクト種別を指定するオブジェクト指定操作を行った後、選択エリアを指定してオブジェクトを選択するオブジェクト選択操作を行う場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、この逆の操作手順である、オブジェクト選択操作を行った後、オブジェクト指定操作を行ってもよい。この場合には、オブジェクト選択操作で選択された選択エリア内の各オブジェクトのうちから、オブジェクト指定操作で指定されたオブジェクト種別以外のオブジェクトが非選択となり、指定されたオブジェクト種別のみが選択されることになる。
【0037】
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0038】
10…プログラミング装置、11…通信I/F部、12…操作入力部、13…画面表示部、14…記憶部、14A…オブジェクト情報、14B…結線情報、14P…プログラム、15…演算処理部、15A…編集処理部、15B…オブジェクト種別設定部、15C…対象オブジェクト選択部。