【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、関節リウマチを治療することが必要な被験者において、関節リウマチを治療する方法を提供する。この方法は、有効量のサリルマブ(SAR153191)ならびに、レフルノミド、スルファサラジンおよびヒドロキシクロロキンからなる群の1つを被験者に投与することを含む。特定の実施形態では、被験者は、TNF−αアンタゴニストを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている。具体的には、被験者は、TNF−αアンタゴニストで少なくとも3ヶ月間治療されていたか、またはTNF−αアンタゴニストに不耐性であった。TNF−αアンタゴニストは、エタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブまたはセルトリズマブがあり得た。他の実施形態では、被験者は、メトトレキサートを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている。
【0006】
サリルマブを1週間につき50mgから150mg、または2週間につき100mgから200mg投与することができる。
【0007】
特定の具体的な実施形態では、サリルマブとレフルノミドを被験者に投与する。レフルノミドは、経口投与することができる。レフルノミドを、被験者に1日につき10mgから20mg投与することもできる。
【0008】
他の具体的な実施形態では、サリルマブとスルファサラジンを被験者に投与する。スルファサラジンは、経口投与することができる。スルファサラジンを、被験者に1日につき1000mgから3000mg投与することもできる。
【0009】
他の具体的な実施形態では、サリルマブとヒドロキシクロロキンを被験者に投与する。ヒドロキシクロロキンは、経口投与することができる。ヒドロキシクロロキンを、被験者に1日につき200mgから400mg投与することもできる。
【0010】
ある実施形態では、治療の結果として、被験者は、12週間治療した後に米国リウマチ学会(American College of Rheumatology)のコアセット疾患指数(core set disease index)で20%または50%の改善を達成する。他の実施形態では、治療の結果として、被験者は、24週間治療した後の米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で20%、50%または70%の改善を達成する。
【0011】
ある実施形態では、治療の結果として、被験者は、治療前の被験者と比べて、12週間治療した後に、低い疾患活動性スコアを達成する。疾患活動性スコアは、12週目に2.6以下であり得る。疾患活動性スコアは、治療開始時から12週間までの間に1.2より大きく低下させることができる。疾患活動性スコアは、12週目に3.2以下であり得る。疾患活動性スコアは、治療開始時から12週間までの間に0.6より大きく低下させることができる。疾患活動性スコアは、12週目に5.1以下であり得る。
【0012】
ある実施形態では、治療の結果として、被験者は、治療前の被験者と比べて、24週間治療した後に、低い疾患活動性スコアを達成する。疾患活動性スコアは、24週目に2.6以下であり得る。疾患活動性スコアは、治療開始時から24週間までの間に1.2より大きく低下させることができる。疾患活動性スコアは、24週目に3.2以下であり得る。疾患活動性スコアは、治療開始時から24週間までの間に0.6より大きく低下させることができる。疾患活動性スコアは、24週目に5.1以下であり得る。
【0013】
本開示は、さらに、有効量のサリルマブおよびメトトレキサートを被験者に投与することを含み、被験者は、抗TNF−α治療薬を投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている、関節リウマチを治療することが必要な被験者において関節リウマチを治療する方法を提供する。特定の実施形態では、被験者は、メトトレキサートを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている。メトトレキサートを、被験者に1週間につき10mgから25mg投与することができる。
【0014】
特定の実施形態では、被験者は哺乳動物である。哺乳動物は、ヒトであり得る。特定の実施形態では、ヒトは、アジアまたは太平洋地域出身の個人の子孫である。アジアまたは太平洋地域出身の個人の子孫のヒトに、メトトレキサートを1週間につき6mgから25mg投与することができる。
【0015】
特定の実施形態では、被験者は、TNF−αアンタゴニストを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている。具体的には、被験者は、TNF−αアンタゴニストで少なくとも3ヶ月間治療されていたか、またはTNF−αアンタゴニストに不耐性であり得た。TNF−αアンタゴニストは、エタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブまたはセルトリズマブがあり得た。他の実施形態では、被験者は、メトトレキサートを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている。
【0016】
サリルマブを1週間につき50mgから150mg、または2週間につき100mgから200mg投与することができた。
【0017】
ある実施形態では、治療の結果として、被験者は、12週間治療した後に米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で20%または50%の改善を達成する。他の実施形態では、治療の結果として、被験者は、24週間治療した後の米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で20%、50%または70%の改善を達成する。
【0018】
ある実施形態では、治療の結果として、被験者は、治療前の被験者と比べて、12週間治療した後に、低い疾患活動性スコアを達成する。疾患活動性スコアは、12週目に2.6以下であり得る。疾患活動性スコアは、治療開始時から12週間までの間に1.2より大きく低下させることができる。疾患活動性スコアは、12週目に3.2以下であり得る。疾患活動性スコアは、治療開始時から12週間までの間に0.6より大きく低下させることができる。疾患活動性スコアは、12週目に5.1以下であり得る。
【0019】
ある実施形態では、治療の結果として、被験者は、治療前の被験者と比べて、24週間治療した後に、低い疾患活動性スコアを達成する。疾患活動性スコアは、24週目に2.6以下であり得る。疾患活動性スコアは、治療開始時から24週間までの間に1.2より大きく低下させることができる。疾患活動性スコアは、24週目に3.2以下であり得る。疾患活動性スコアは、治療開始時から24週間までの間に0.6より大きく低下させることができる。疾患活動性スコアは、24週目に5.1以下であり得る。
【0020】
本開示は、有効量のサリルマブならびに、レフルノミド、スルファサラジンおよびヒドロキシクロロキンからなる群の1つを含む医薬組成物も提供する。サリルマブは、投薬あたり50mgから150mg、または投薬あたり100mgから200mgになるように存在し得る。
【0021】
特定の具体的な実施形態では、組成物は、サリルマブとレフルノミドを含む。レフルノミドは、経口投薬形態で存在し得る。レフルノミドは、組成物中に、投薬あたり10mgから20mgになるように存在していてもよい。
【0022】
他の具体的な実施形態では、組成物は、サリルマブとスルファサラジンを含む。スルファサラジンは、経口投薬形態で存在し得る。スルファサラジンは、組成物中に、被験者に対して1日につき1000mgから3000mgになるように存在し得る。
【0023】
他の具体的な実施形態では、組成物は、サリルマブとヒドロキシクロロキンを含む。ヒドロキシクロロキンは、経口投薬形態で存在し得る。ヒドロキシクロロキンは、組成物中に、被験者に対して1日につき200mgから400mgになるように存在し得る。
【0024】
本発明の実施形態の例を以下に列挙する。
【0025】
実施形態1:有効量のサリルマブ(SAR153191)ならびに、レフルノミド、スルファサラジンおよびヒドロキシクロロキンからなる群の1つを被験者に投与することを含む、関節リウマチを治療することが必要な被験者において関節リウマチを治療する方法。
【0026】
実施形態2:被験者が、TNF−αアンタゴニストを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている、実施形態1の方法。
【0027】
実施形態3:TNF−αアンタゴニストが生物学的抗−TNF−αアンタゴニストである、実施形態2の方法。
【0028】
実施形態4:被験者が、TNF−αアンタゴニストで少なくとも3ヶ月間治療された、実施形態2または3の方法。
【0029】
実施形態5:被験者がTNF−αアンタゴニストに不耐性であった、実施形態2または3の方法。
【0030】
実施形態6:TNF−αアンタゴニストが、エタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブおよびセルトリズマブからなる群から選択される、実施形態2または3の方法。
【0031】
実施形態7:被験者が、メトトレキサートを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている、実施形態2または3の方法。
【0032】
実施形態8:サリルマブを1週間につき50mgから150mg投与する、実施形態1の方法。
【0033】
実施形態9:サリルマブを2週間につき100mgから200mg投与する、実施形態1の方法。
【0034】
実施形態10:サリルマブとレフルノミドを被験者に投与する、実施形態1の方法。
【0035】
実施形態11:レフルノミドを経口投与する、実施形態10の方法。
【0036】
実施形態12:レフルノミドを被験者に1日につき10mgから20mg投与する、実施形態10の方法。
【0037】
実施形態13:サリルマブとスルファサラジンを被験者に投与する、実施形態1の方法。
【0038】
実施形態14:スルファサラジンを経口投与する、実施形態13の方法。
【0039】
実施形態15:スルファサラジンを被験者に1日につき1000mgから3000mg投与する、実施形態13の方法。
【0040】
実施形態16:サリルマブとヒドロキシクロロキンを被験者に投与する、実施形態1の方法。
【0041】
実施形態17:ヒドロキシクロロキンを経口投与する、実施形態16の方法。
【0042】
実施形態18:ヒドロキシクロロキンを被験者に1日につき200mgから400mg投与する、実施形態16の方法。
【0043】
実施形態19:被験者は、12週間治療した後に米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で20%の改善を達成する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0044】
実施形態20:被験者は、12週間治療した後に米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で50%の改善を達成する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0045】
実施形態21:被験者は、24週間治療した後の米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で20%の改善を達成する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0046】
実施形態22:被験者は、24週間治療した後の米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で50%の改善を達成する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0047】
実施形態23:被験者は、24週間治療した後の米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で70%の改善を達成する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0048】
実施形態24:被験者は、治療前の被験者と比べて、12週間治療した後に、低い疾患活動性スコアを達成する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0049】
実施形態25:疾患活動性スコアが12週目に2.6以下である、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0050】
実施形態26:疾患活動性スコアが、治療開始時から12週間までの間に1.2より大きく低下する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0051】
実施形態27:疾患活動性スコアが12週目に3.2以下である、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0052】
実施形態28:疾患活動性スコアが、治療開始時から12週間までの間に0.6より大きく低下する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0053】
実施形態29:疾患活動性スコアが12週目に5.1以下である、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0054】
実施形態30:被験者は、治療前の被験者と比べて、24週間治療した後に、低い疾患活動性スコアを達成する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0055】
実施形態31:疾患活動性スコアが24週目に2.6以下である、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0056】
実施形態32:疾患活動性スコアが、治療開始時から24週間までの間に1.2より大きく低下する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0057】
実施形態33:疾患活動性スコアが24週目に3.2以下である、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0058】
実施形態34:疾患活動性スコアが、治療開始時から24週間までの間に0.6より大きく低下する、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0059】
実施形態35:疾患活動性スコアが24週目に5.1以下である、実施形態1から18のいずれかの方法。
【0060】
実施形態36:有効量のサリルマブおよびメトトレキサートを被験者に投与することを含み、被験者は、TNF−αアンタゴニストを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている、関節リウマチを治療することが必要な被験者において関節リウマチを治療する方法。
【0061】
実施形態37:被験者が、メトトレキサートを投与することによる有効ではない関節リウマチの治療を以前受けている、実施形態36の方法。
【0062】
実施形態38:メトトレキサートを被験者に1週間につき10mgから25mg投与する、実施形態36の方法。
【0063】
実施形態39:被験者が哺乳動物である、実施形態36の方法。
【0064】
実施形態40:哺乳動物がヒトである、実施形態37の方法。
【0065】
実施形態41:ヒトは、アジアまたは太平洋地域出身の個人の子孫である、実施形態38の方法。
【0066】
実施形態42:アジアまたは太平洋地域出身の個人の子孫であるヒトに、メトトレキサートを1週間につき6mgから25mg投与する、実施形態39の方法。
【0067】
実施形態43:被験者が、TNF−αアンタゴニストで少なくとも3ヶ月間治療された、実施形態36の方法。
【0068】
実施形態44:被験者がTNF−αアンタゴニストに不耐性であった、実施形態36の方法。
【0069】
実施形態45:TNF−αアンタゴニストが生物学的抗−TNF−αアンタゴニストである、実施形態36から44のいずれか1つの方法。
【0070】
実施形態46:TNF−αアンタゴニストが、エタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブおよびセルトリズマブからなる群から選択される、実施形態44の方法。
【0071】
実施形態47:サリルマブを1週間につき50mgから150mg投与する、実施形態36の方法。
【0072】
実施形態48:サリルマブを2週間につき100mgから200mg投与する、実施形態36の方法。
【0073】
実施形態49:被験者は、12週間治療した後に米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で20%の改善を達成する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0074】
実施形態50:被験者は、12週間治療した後に米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で50%の改善を達成する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0075】
実施形態51:被験者は、24週間治療した後の米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で20%の改善を達成する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0076】
実施形態52:被験者は、24週間治療した後の米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で50%の改善を達成する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0077】
実施形態53:被験者は、24週間治療した後の米国リウマチ学会のコアセット疾患指数で70%の改善を達成する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0078】
実施形態54:被験者は、治療前の被験者と比べて、12週間治療した後に、低い疾患活動性スコアを達成する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0079】
実施形態55:疾患活動性スコアが12週目に2.6以下である、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0080】
実施形態56:疾患活動性スコアが、治療開始時から12週間までの間に1.2より大きく低下する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0081】
実施形態57:疾患活動性スコアが12週目に3.2以下である、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0082】
実施形態58:疾患活動性スコアが、治療開始時から12週間までの間に0.6より大きく低下する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0083】
実施形態59:疾患活動性スコアが12週目に5.1以下である、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0084】
実施形態60:被験者は、治療前の被験者と比べて、24週間治療した後に、低い疾患活動性スコアを達成する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0085】
実施形態61:疾患活動性スコアが24週目に2.6以下である、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0086】
実施形態62:疾患活動性スコアが、治療開始時から24週間までの間に1.2より大きく低下する、実施形態36から48のいずれかの方法。
【0087】
実施形態63:疾患活動性スコアが24週目に3.2以下である、実施形態34から45のいずれかの方法。
【0088】
実施形態64:疾患活動性スコアが、治療開始時から24週間までの間に0.6より大きく低下する、実施形態34から45のいずれかの方法。
【0089】
実施形態65:疾患活動性スコアが24週目に5.1以下である、実施形態34から45のいずれかの方法。
【0090】
実施形態66:有効量のサリルマブならびに、レフルノミド、スルファサラジンおよびヒドロキシクロロキンからなる群の1つを含む医薬組成物。