(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
テンポ指示デバイスと通信し、ユーザの制御により触覚的なリズムのテンポが可変であるように、該テンポ指示デバイスの該触覚的なリズムの該テンポを制御するために、ユーザ入力を受信し信号を送信するように構成されている制御インターフェースをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
制御インターフェースが、ユーザによる着用に適合したリストウォッチに設置され、該リストウォッチが、テンポ指示デバイスに信号を送信しかつ該テンポ指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する、請求項2に記載のシステム。
制御インターフェースが、ユーザにより運ばれるよう適合されたポータブル電子デバイス上に設置され、該ポータブル電子デバイスが、テンポ指示デバイスに信号を送信しかつ該テンポ指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する、請求項2に記載のシステム。
リモート制御デバイスが、ユーザによる着用に適合したリストウォッチに設置され、該リストウォッチが、テンポ指示デバイスに信号を送信しかつ該テンポ指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する、請求項5に記載のシステム。
リモート制御デバイスが、ユーザにより運ばれるよう適合されたポータブル電子デバイス上に設置され、該ポータブル電子デバイスが、テンポ指示デバイスに信号を送信しかつ該テンポ指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する、請求項5に記載のシステム。
ポータブル電子デバイスが、テンポ指示デバイスを制御するためのユーザ入力を受け入れるために構成されているアプリケーションを記憶するメモリと、該テンポ指示デバイスにワイヤレス信号を送信するためのコンピュータ実行可能な命令を実行するために構成されているプロセッサとを有する、請求項7に記載のシステム。
ゴルフグローブが、シェルから伸びかつ該ゴルフグローブを手に保持するために該シェルの接続部分に解放可能に接続するように構成されているフラップをさらに含み、該収納部が、該接続部分に配置される、請求項9に記載のシステム。
テンポ指示デバイスが、該テンポ指示デバイスの触覚的なリズムのテンポを制御するためのユーザ入力を受信するように構成されている制御インターフェースをさらに含む、請求項9に記載のシステム。
【発明の概要】
【0007】
簡単な概要
以下では、発明の基本的な理解を提供するために、本発明の局面の一般的な概要を提示する。この概要は、発明の拡張された概観ではない。発明のキーとなるまたは重要なエレメントを識別することも、発明の範囲を線引きすることも意図していない。以下の概要は、単に、以下に提供されるさらに詳細な説明に対する前置きとして、一般的な形態で発明のいくつかの概念を提示する。
【0008】
発明の局面は、ゴルフのプレー中にユーザにより
使われるように構成されているゴルフ
用品の物品と、ユーザにより検知可能であるリズムを発するために構成され、物品に接続されているテンポ
指示デバイスとを含むシステムに関する。テンポ
指示デバイスは、
触覚を通してユーザにより検知可能である触覚的なリズムをユーザに発するために構成されている接触部分を含んでもよい。
【0009】
一つの局面にしたがって、ゴルフ
用品の物品は、ゴルフクラブ、帽子、ゴルフグローブ、ベルト、シャツ、靴、アームバンドおよび/またはリストウォッチであってもよい。例えば、物品は、シャフトおよびクラブヘッドを有するゴルフクラブであってもよく、テンポ
指示デバイスはゴルフクラブのシャフトに接続され得る。別の例として、物品は、手を受
ける部分と複数の指を受
ける部分とを規定するシェルと、ゴルフグローブに接続された
収納部とを有するゴルフグローブであってもよく、テンポ
指示デバイスは、
収納部内に少なくとも部分的に受
けられてもよい。さらなる例として、物品は、ユーザの頭部を受
けるための開口部を有する帽子であってもよく、テンポ
指示デバイスは、開口部を規定する帽子の端に近位して接続されてもよい。帽子はまた、端に接続されかつ端から伸びたフラップを含んでもよく、このため、テンポ
指示デバイスはフラップに接続される。
【0010】
別の局面にしたがって、テンポ
指示デバイスと通信し、かつユーザの制御により触覚的なリズムのテンポが可変であるようにテンポ
指示デバイスの触覚的なリズムのテンポを制御するためにユーザ入力を受信し信号を送信するように構成されている制御インターフェースを、本システムは含んでもよい。例えば、制御インターフェースは、ユーザによる着用に適合したリストウォッチに設置されるか、またはユーザによる着用に適合したリストウォッチにより具現化されてもよく、リストウォッチは、テンポ
指示デバイスに信号を送信しかつテンポ
指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する。別の例として、制御インターフェースは、ユーザにより運ばれるよう適合されたポータブル電子デバイス上に設置されるか、またはユーザにより運ばれるよう適合されたポータブル電子デバイスにより具現化されてもよく、ポータブル電子デバイスは、テンポ
指示デバイスに信号を送信しかつテンポ
指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する。さらなる例として、テンポ
指示デバイスは、その上に設置される接触部分を有するハウジングを含んでもよく、制御インターフェースは、ハウジングにより少なくとも部分的に受
けられる、および/または、ハウジングにより
支持される。
【0011】
発明の追加の局面は、ゴルフのプレー中にユーザにより
使われるように構成されているゴルフ
用品の物品と、物品に接続されているテンポ
指示デバイスと、テンポ
指示デバイスとワイヤレス通信しているリモート制御デバイスとを含むシステムに関する。テンポ
指示デバイスは、ユーザにより検知可能であるリズムを発するために構成されているリズムインジケータを含む。リモート制御デバイスは、ユーザの制御によりリズムのテンポが可変であるように、テンポ
指示デバイスのリズムのテンポを制御するために、ユーザ入力を受信しかつワイヤレス信号を送信するように構成されている。
【0012】
一つの局面にしたがって、リモート制御デバイスは、ユーザにより運ばれるよう適合されたリストウォッチまたは他のポータブル電子デバイスに設置されるか、またはユーザにより運ばれるよう適合されたリストウォッチまたは他のポータブル電子デバイスにより具現化されてもよい。ポータブル電子デバイスは、テンポ
指示デバイスを制御するためのユーザ入力を受け入れるために構成されているアプリケーションを記憶するメモリと、テンポ
指示デバイスにワイヤレス信号を送信するためのコンピュータ実行可能な命令を実行するために構成されているプロセッサとを有してもよい。
【0013】
発明のさらなる局面は、手を受
ける部分および複数の指を受
ける部分を規定するシェルと、シェルに接続され空洞を規定する
収納部とを含むゴルフグローブ、ならびに、グローブに接続され、
収納部
内に少なくとも部分的に受
けられているテンポ
指示デバイスに関する。テンポ
指示デバイスは、
触覚を通してユーザにより検知可能である触覚的なリズムをユーザに発するために適合された接触部分を含む。
【0014】
一つの局面にしたがって、ゴルフグローブはさらに、シェルから伸び、ゴルフグローブをユーザの手に保持するためにシェルの接続部分に解放可能に接続するように構成されているフラップを含み、
収納部は接続部分に配置される。
【0015】
別の局面にしたがって、テンポ
指示デバイスは、その上に接触部分を有するハウジングと、ハウジング内に少なくとも部分的に含まれ、接触部分を通して触覚的なリズムを発するように構成されている
電動運動機構とを含む。テンポ
指示デバイスはさらに、ハウジングにより少なくとも部分的に
支持されている制御インターフェースを含んでもよく、制御インターフェースは、テンポ
指示デバイスの触覚的なリズムのテンポを制御するためのユーザ入力を受信するように構成されている。
【0016】
さらなる局面にしたがって、テンポ
指示デバイスの接触部分は、シェルに接触するように配置されてもよく、接触部分は、シェルを通してユーザに触覚的なリズムを発するように構成されている。代替的に、テンポ
指示デバイスの接触部分は、手を受
ける部分に
露出しており、このため、接触部分は、手を受
ける部分に手が受
けられているときに、ユーザの手に直接接触するように構成されていてもよい。
【0017】
本発明の追加の局面は、コンピュータ実行可能な命令を記憶するメモリと、メモリと通信するプロセッサとを含む電子デバイスに関する。プロセッサは、多数のアクションを実行するためのコンピュータ実行可能な命令を実行するように構成されている。デバイス(例えば、プロセッサ)は、指定されたテンポの入力を受信し、指定されたテンポに対応する音楽のテンポを有する歌を記憶するオーディオファイルを識別する。オーディオファイルはその後、ユーザに聞こえるようにオーディオスピーカーに歌を演奏させるように構成されている信号を送信するために処理される。複数のオーディオファイルが識別されてもよく、複数のオーディオファイルは指定されたテンポに対応する音楽のテンポをそれぞれ有する歌を記憶する。複数のオーディオファイルは、ユーザに聞こえるように、オーディオスピーカーに、オーディオファイルに記憶されている歌を演奏させるように構成されている信号を送信するために処理されてもよい。この処理は、後の再生のための複数のオーディオファイルを含むプレイリストを記憶することを含んでもよい。
【0018】
一つの局面にしたがって、オーディオファイルは、オーディオファイルを識別するための異なる音楽のテンポを有する歌を記憶する複数のオーディオファイルを検索することにより識別される。
【0019】
別の局面にしたがって、識別されたオーディオファイルの歌の音楽のテンポは、指定されたテンポと実質的に等しくてもよく、または、指定されたテンポの整数倍のテンポと等しいか、もしくは実質的に等しくてもよい。
【0020】
[本発明1001]
ゴルフのプレー中にユーザにより使われるように構成されているゴルフ用品の物品と;
触覚を通して該ユーザにより検知可能である触覚的なリズムを該ユーザに発するために構成されている接触部分を含む、該物品に接続されているテンポ指示デバイスと
を含む、システム。
[本発明1002]
物品が、ゴルフクラブ、帽子、ゴルフグローブ、ベルト、シャツ、靴、アームバンド、およびリストウォッチからなる群より選択される、本発明1001のシステム。
[本発明1003]
物品が、シャフトおよびクラブヘッドを有するゴルフクラブを含み、テンポ指示デバイスが、該ゴルフクラブの該シャフトに接続される、本発明1001のシステム。
[本発明1004]
物品が、
手を受ける部分および複数の指を受ける部分を規定するシェルと、該ゴルフグローブに接続された収納部とを有するゴルフグローブ
を含み、テンポ指示デバイスが、該収納部内に少なくとも部分的に受けられている、本発明1001のシステム。
[本発明1005]
物品が、ユーザの頭部を受けるための開口部を有する帽子を含み、テンポ指示デバイスが、該開口部を規定する端に近位して該帽子に接続される、本発明1001のシステム。
[本発明1006]
帽子が、端に接続されかつ該端から伸びたフラップを含み、テンポ指示デバイスが、該フラップに接続される、本発明1001のシステム。
[本発明1007]
テンポ指示デバイスと通信し、ユーザの制御により触覚的なリズムのテンポが可変であるように、該テンポ指示デバイスの該触覚的なリズムの該テンポを制御するために、ユーザ入力を受信し信号を送信するように構成されている制御インターフェースをさらに含む、本発明1001のシステム。
[本発明1008]
制御インターフェースが、ユーザによる着用に適合したリストウォッチに設置され、該リストウォッチが、テンポ指示デバイスに信号を送信しかつ該テンポ指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する、本発明1007のシステム。
[本発明1009]
制御インターフェースが、ユーザにより運ばれるよう適合されたポータブル電子デバイス上に設置され、該ポータブル電子デバイスが、テンポ指示デバイスに信号を送信しかつ該テンポ指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する、本発明1007のシステム。
[本発明1010]
テンポ指示デバイスが、その上に設置される接触部分を有するハウジングを含み、制御インターフェースが、該ハウジングにより少なくとも部分的に受けられる、本発明1007のシステム。
[本発明1011]
ゴルフのプレー中にユーザにより使われるように構成されているゴルフ用品の物品と;
該ユーザにより検知可能であるリズムを発するために構成されているリズムインジケータを含む、該物品に接続されているテンポ指示デバイスと;
該テンポ指示デバイスとワイヤレス通信し、該ユーザの制御により該リズムのテンポが可変であるように、該テンポ指示デバイスの該リズムの該テンポを制御するために、ユーザ入力を受信しかつワイヤレス信号を送信するように構成されているリモート制御デバイスと
を含む、システム。
[本発明1012]
リモート制御デバイスが、ユーザによる着用に適合したリストウォッチに設置され、該リストウォッチが、テンポ指示デバイスに信号を送信しかつ該テンポ指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する、本発明1011のシステム。
[本発明1013]
リモート制御デバイスが、ユーザにより運ばれるよう適合されたポータブル電子デバイス上に設置され、該ポータブル電子デバイスが、テンポ指示デバイスに信号を送信しかつ該テンポ指示デバイスから信号を受信するために構成されている通信インターフェースを有する、本発明1011のシステム。
[本発明1014]
ポータブル電子デバイスが、テンポ指示デバイスを制御するためのユーザ入力を受け入れるために構成されているアプリケーションを記憶するメモリと、該テンポ指示デバイスにワイヤレス信号を送信するためのコンピュータ実行可能な命令を実行するために構成されているプロセッサとを有する、本発明1013のシステム。
[本発明1015]
物品が、ゴルフクラブ、帽子、ゴルフグローブ、ベルト、シャツ、靴、アームバンド、およびリストウォッチからなる群より選択される、本発明1011のシステム。
[本発明1016]
手を受ける部分および複数の指を受ける部分を規定するシェルと、該シェルに接続され空洞を規定する収納部とを含むゴルフグローブと;
触覚を通してユーザにより検知可能である触覚的なリズムを該ユーザに発するために適合された接触部分を含む、該グローブに接続されかつ該収納部内に少なくとも部分的に受けられているテンポ指示デバイスと
を含む、システム。
[本発明1017]
ゴルフグローブが、シェルから伸びかつ該ゴルフグローブを手に保持するために該シェルの接続部分に解放可能に接続するように構成されているフラップをさらに含み、該収納部が、該接続部分に配置される、本発明1016のシステム。
[本発明1018]
テンポ指示デバイスが、その上に接触部分を有するハウジングと、該ハウジング内に少なくとも部分的に含まれ、該接触部分を通して触覚的なリズムを発するように構成されている電動運動機構とを含む、本発明1016のシステム。
[本発明1019]
テンポ指示デバイスが、
該テンポ指示デバイスの触覚的なリズムのテンポを制御するためのユーザ入力を受信するように構成される、ハウジングにより少なくとも部分的に支持されている制御インターフェース
をさらに含む、本発明1018のシステム。
[本発明1020]
テンポ指示デバイスが、該テンポ指示デバイスの触覚的なリズムのテンポを制御するためのユーザ入力を受信するように構成されている制御インターフェースをさらに含む、本発明1016のシステム。
[本発明1021]
テンポ指示デバイスの接触部分が、手を受ける部分に露出しており、このため、該接触部分がユーザの手に、該手が該手を受ける部分に受けられているときに直接接触するように構成されている、本発明1016のシステム。
[本発明1022]
テンポ指示デバイスの接触部分が、シェルに接触するように配置され、該接触部分が、該シェルを通してユーザに触覚的なリズムを発するように構成されている、本発明1016のシステム。
[本発明1023]
コンピュータ実行可能な命令を記憶するメモリと;
該メモリと通信するプロセッサであって、
指定されたテンポの入力を受信する段階、
該指定されたテンポに対応する音楽のテンポを有する歌を記憶するオーディオファイルを識別する段階、および
ユーザに聞こえるようにオーディオスピーカーに歌を演奏させるように構成されている信号を送信するために該オーディオファイルを処理する段階
を実行するための該コンピュータ実行可能な命令を実行するように構成されている、プロセッサと
を含む、電子デバイス。
[本発明1024]
プロセッサが、
指定されたテンポに対応する音楽のテンポをそれぞれ有する歌を記憶する複数のオーディオファイルを識別する段階、および
ユーザに聞こえるように、オーディオスピーカーに、該オーディオファイルに記憶されている歌を演奏させるように構成されている信号を送信するために該複数のオーディオファイルを処理する段階
を実行するようにさらに構成されている、本発明1023のデバイス。
[本発明1025]
後の再生のための複数のオーディオファイルを含むプレイリストを記憶する段階をさらに含む、本発明1024のデバイス。
[本発明1026]
オーディオファイルを識別する段階が、該オーディオファイルを識別するための異なる音楽のテンポを有する歌を記憶する複数のオーディオファイルを検索することを含む、本発明1023のデバイス。
[本発明1027]
識別されたオーディオファイルの歌の音楽のテンポが、指定されたテンポと実質的に等しい、本発明1023のデバイス。
[本発明1028]
識別されたオーディオファイルの歌の音楽のテンポが、指定されたテンポの整数倍のテンポと実質的に等しい、本発明1023のデバイス。
[本発明1029]
ゴルフクラブ、帽子、ゴルフグローブ、ベルト、シャツ、靴、アームバンド、およびリストウォッチからなる群より選択される、ゴルフのプレー中にユーザにより使われるように構成されているゴルフ用品の物品と;
該物品に接続されたテンポ指示デバイスであって、
接触部分を有するハウジング、および
触覚を通してユーザにより検知可能である触覚的なリズムを該接触部分を通して該ユーザに発するために構成されている、該ハウジング内に少なくとも部分的に含まれる電動運動機構
を含む、テンポ指示デバイスと;
該テンポ指示デバイスとワイヤレス通信し、該ユーザの制御により該リズムのテンポが可変であるように、該テンポ指示デバイスの該触覚的なリズムの該テンポを制御するために、ユーザ入力を受信しかつワイヤレス信号を送信するように構成されているリモート制御デバイスと
を含む、システム。
[本発明1030]
ゴルフクラブ、帽子、ゴルフグローブ、ベルト、シャツ、靴、アームバンド、およびリストウォッチからなる群より選択される、ゴルフのプレー中にユーザにより使われるように構成されているゴルフ用品の物品と;
該物品に接続されたテンポ指示デバイスであって、
ハウジング、および
該ハウジングにより少なくとも部分的に支持され、該ユーザにより検知可能であるリズムを発するために構成されているリズムインジケータ
を含む、テンポ指示デバイスと;
該テンポ指示デバイスとワイヤレス通信し、該ユーザの制御により該リズムのテンポが可変であるように、該テンポ指示デバイスの該リズムの該テンポを制御するために、ユーザ入力を受信しかつワイヤレス信号を送信するように構成されているリモート制御デバイスと
を含む、システム。
添付の図面とともに示される以下の説明から、発明の他の特徴および利点が明らかとなるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0022】
詳細な説明
本発明にしたがった様々な例示的な構造の以下の説明では、本明細書の一部を形成し、本発明の局面が実施されてもよい様々な例示的なデバイス、システムおよび環境が例としてそこに示されている添付図面に対して、参照が行われる。他の特有のパーツの配置、例示的なデバイス、システムおよび環境が利用されてもよく、本発明の範囲から逸脱することなく、構造的および機能的修正が行われてもよいことを理解すべきである。また、「トップ」、「ボトム」、「フロント」、「バック」、「サイド」、「リア」およびこれらに類するもののような用語は、本明細書中で、本発明の様々な例示的な特徴およびエレメントを記述するために使用されてもよく、これらの用語は、本明細書において便宜上、例えば、図面で示される例示的な方向および典型的な使用中の方向に基づいて、使用される。さらに、本明細書において使用される「複数」という用語は、必要に応じて、離接的または接続的のいずれかで、最大は無限数の、1より大きい任意の数を示す。本明細書中の何事も、本発明の範囲内に入るために、構造の特有の三次元的方向を必要とするものとして解釈されるべきではない。また、読者は、添付図面は必ずしも縮尺通りに描かれていないことを知らされている。
【0023】
本明細書中で以下の用語が使用され、そうではないと記されていない限り、または、文脈から明らかでない限り、これらの用語は以下に提供する意味を有する。
【0024】
「ボールを打つデバイス」は、ボールまたは他の同様のオブジェクト(例えば、ホッケーのパック)を打つように構築および設計された任意のデバイスを意味する。「ボールを打つデバイス」の例は、以下にさらに詳細に記述する「ボールを打つヘッド」を一般的に含むことに加えて、ゴルフクラブ、パター、クローケーのマレット、ポロのマレット、野球またはソフトボールのバット、クリケットのバット、テニスのラケット、バドミントンのラケット、フィードホッケーのスティック、アイスホッケーのスティックおよびこれらに類するものを含むが、これらに限定されない。
【0025】
「ボールを打つヘッド」は、使用中にボール(または他のオブジェクト)と接触するように設計されたボールを打つデバイスの一部を含み、これに直に隣接して(任意でこれを取り囲んで)設置される「ボールを打つデバイス」の一部を意味する。多くのゴルフクラブおよびパターのような、いくつかの例では、ボールを打つヘッドは、任意のシャフトまたはハンドル部材から個別の独立した要素であってもよく、何らかの方法で、シャフトまたはハンドルに連結されていてもよい。
【0026】
「シャフト」および「ハンドル」という用語は、本明細書中では、同義的および交換可能に使用され、これらは、ボールを打つデバイスのスイング中に(もしあれば)ユーザが持つボールを打つデバイスの一部を含む。
【0027】
「実質的に等しい」は、2つの測定値が互いの5%以内にあることを意味する。
【0028】
概して、本発明の局面は、ゴルフ
用品および他の競技
用品に関連して利用できるテンポ
指示デバイスに関し、これらの
用品は、ユーザが競技の場面中に、利用するか、着用するか、または持ち運んでもよく、または、そうでなければ競技の場面におけるユーザの経験に影響を与えることがある任意の
用品を含んでもよい。例えば、ゴルフ
用品は、ゴルフクラブ、ゴルフバッグ、ゴルフボール、カートまたは他のモーター機器、クリーニング機器、ディボット修復ツール、マーカー、ボールレトリバー等のようなツール、電子デバイス、および、グローブ、シャツ、パンツ、シューズまたは他のフットウェア、靴下、下着、帽子、ベルト、アームバンドまたはリストバンド等のような様々な衣料品の物品とともに、他のタイプのゴルフ
用品を含んでもよい。
【0029】
テンポ
指示デバイスは、リズムと呼ばれることもある、一連の定期的な韻律の拍を、ユーザに認識可能なフォーマットでユーザに発する任意のデバイスであってもよい。例えば、リズムを発するためのフォーマットは、振動もしくはパルスの触覚デバイスや、点滅し、色等が変化する光デバイス(例えば、LEDまたは他の光)や、クリック音、ビープ音等のリズミカルなサウンド、または、音楽もしくはリズミカルな性質を含んでもよい他のオーディオ効果を発してもよいオーディオデバイス等のような、
聴覚的、視覚
的および/または触覚
的フォーマットを含んでもよい。テンポ
指示デバイスは、ユーザに発せられるリズムのテンポ(すなわち、拍の頻度)の変化を調整可能および/または制御可能であってもよい。
【0030】
図1は、テンポ
指示デバイス10の一つの例示的な態様を示す。デバイス10は、入力12と、出力14と、コンピュータモジュール16とを含み、コンピュータモジュール16は、メモリ17、プロセッサ18とともに、
図20に示すコンピュータデバイス101の任意のコンポーネントを含む、コンピュータモジュールまたはデバイスの他の任意のコンポーネントを含んでもよい。さらに、デバイス10は、外部または内部の電源(図示せず)を含んでもよい。入力部12は、デバイス10(プロセッサ18および/または出力部14を含む)の動作を制御できる制御インターフェース13からの信号とともに、他の入力信号を受信するために構成されている。入力部12は、一つまたは複数のワイヤ、ポート、トランシーバ/レシーバ等を含む、制御インターフェース13からの信号を受信するための任意の必要なコンポーネントを含んでもよい。
図1に示すように、制御インターフェース13は、デバイス10の物理的な部分であってもよく、または、例えば、様々な形態の有線通信もしくはワイヤレス通信を通して、入力12部にリモートで接続されていてもよい。
図20に示すコンピュータデバイス101と同様に構成されていてもよいポータブル電子デバイス20の部分として、リモート制御インターフェース13の例を
図1に示す。デバイス10は、リモート制御インターフェース13と、デバイス10に直接接続された制御インターフェース13の双方を含んでもよいことを理解すべきである。複数のポータブル電子デバイス20を含む複数の電子デバイスが、制御インターフェース13として機能することが可能であるかもしれないこともまた理解すべきである。例えば、複数の電子デバイス20は、デバイス10の入力部12とインターフェースするためのソフトウェア(例えば、アプリケーション)を有していてもよい。
【0031】
図22および
図23は、デバイス10のための追加の通信構成を示す。
図22では、デバイス10および/またはポータブル電子デバイス20(利用する場合)は、サーバまたは他のネットワークノードのような、リモート電子デバイス24と通信していてもよい。データおよび命令は、リモートデバイス24と、デバイス10および/またはポータブル電子デバイス20との間で交換されてもよい。
図22に示すデバイス10は、ユーザ22が着用しているグローブ200上に設置されている。
図23では、ポータブル電子デバイス20は、2つの異なるテンポ
指示デバイス10と通信しており、2つの異なるテンポ
指示デバイス10は、一つはユーザ22が着用しているグローブ200上、もう一つはユーザ22がスイングするゴルフクラブ1000上にある。ポータブル電子デバイス20は、デバイス10のいずれかまたは双方のための制御インターフェース13として使用されてもよく、双方のデバイス10を同時に制御してもよい。例えば、一つの態様では、ユーザ22にとってリズムをさらに検知可能にするために、一つのデバイス10は、触覚的なリズム出力を提供する可能性があり、もう一つのデバイス10は、
聴覚的および/または視覚的なリズム出力を提供する可能性がある。他の態様では、追加の通信構成が可能である。
図22は、デバイス10と、ポータブル電子デバイス20と、GPSポジショニングメカニズムのような、外部センサまたはデータソースとの間の通信を示してもよいことが理解される。以下に記述するように、
図23は、デバイス10と、ポータブル電子デバイス20と、クラブ1000における何らかのタイプのセンサ(例えば、加速度計、RFID等)との間の通信を示してもよいことも理解される。
【0032】
制御インターフェース13は、以下の様々な態様において、さらに詳細に記述され、フルキーボード/キーパッド、タッチスクリーン、音声認識コンポーネント、マイクロフォン、マウス、および/またはスタイラスのような、一つもしくは複数のボタンまたは他の入力/出力コンポーネントを含んでもよい。制御インターフェース13は、例えば、デバイス10のアクティビティ(例えば、電源のオン/オフ、スリープモード等)、デバイス10が発するリズムのテンポ、および/または、リズムの振幅(例えば、触覚的な力、音量、明るさ等)を含む、デバイス10の動作の一つまたは複数の局面を制御するために構成されていてもよい。これは、ユーザの所望にしたがって、デバイス10が発するリズムのテンポを制御可能および可変とすることができる。制御インターフェース13は、さらに、現在のリズムテンポのような、ある動作パラメータを表示するためのディスプレイを有してもよい。さらに、制御インターフェース13は、自動化された制御の特徴を含んでもよい。一つの態様では、制御インターフェース13は、競技
用品の物品
がユーザに使われるときに、デバイス10を起動できる(例えば、電源をオンにできる)ように、温度または圧力のセンサを有してもよい。例えば、デバイス10がゴルフグローブまたはゴルフクラブに設置される態様では、以下に記述するように、制御インターフェース13は、ユーザがグローブを身につけるとき、または、クラブのハンドルをグリップするときに、デバイス10を起動させるように構成されていてもよい。同様に、デバイス10は、圧力がなくなったようなときに、または、起動後のある予め定められた時間後に、自動的に停止してもよい。追加の態様もまた考えられる。
【0033】
出力部14は、一つまたは複数の感覚の使用を通してユーザにより検知可能であるリズムを発するために構成されており、リズムインジケータであると考えられてもよい。例えば、出力部14は振動および/またはパルスのリズムを生成するために構成されている
電動運動機構であってもよく、または、これを含んでもよく、
振動および/またはパルスのリズムは本質的に触覚的なものであり、ユーザの
触覚を通して検知
され得る。別の例として、出力部14は、点滅
する、色が変化
する、または、
別のやり方で、ユーザが視覚的に検知できる視覚的リズムをユーザに発する、ライトもしくは他の光源(例えば、LED)であってもよく、または、これらを含んでもよい。さらなる例として、出力部14は、ユーザが聴覚的に検知できる
可聴のリズムをユーザに発する、オーディオスピーカーもしくは他のオーディオ源であってもよく、または、これらを含んでもよい。他の感覚により検知可能であってもよいさらなる構成が、他の態様で使用されてもよい。出力部14はリズムを発するためのこのような技法または手段のうちの一つより多く
、例えば触覚的、聴覚的および/または視覚的なものの一つまたは複数の組み合わせを利用してもよいことが理解される。
【0034】
一つの態様では、テンポ
指示デバイス10は、ゴルフグローブまたは他の、手を受
けるデバイス(例えば、他のタイプの一般的なまたは特殊なグローブ、ミトン等)とともに使用されてもよい。テンポ
指示デバイス210とともに使用するために構成されているこのようなゴルフグローブ200の例示的な態様を、
図2〜
図5に示す。
図2〜
図3Aに示すように、グローブ200は、ユーザの手および指を受
けるようにそれぞれ構成されている、手を受
ける部分202と、手を受
ける部分202から伸びた複数の指を受
ける部分203とを規定する、シェル201を含む。この態様では、グローブ200は、ユーザの指を完全にカバーするように構成されている指を受
ける5つの部分203を有するが、別の態様では、指を受
ける部分203のうちの一つまたは複数は、指の一部のみをカバーしてもよく、または、指を通すことが可能であるが指をカバーしない穴の形態(例えば、指なしグローブ)であってもよい。シェル201はまた、手をグローブ200に入れることを可能にする開口部204を規定し、入れることが容易になるように開口部204を広げることができるよう、開口部204から伸びたスリット205がある。グローブ200は、例えば、ホックおよびループ接続構造、ファスナー、バックルおよび他のこのような構造を含んでもよい、一つまたは複数の解放可能な接続部分または構造207を使用すること等により、ユーザの手に安全にグローブ200を保持するために、スリット205にわたって伸びるよう構成されているフラップまたはストラップ206を有する。グローブ200はさらに
、デバイス210に対する接続のために構成された
収納部208または他の保持構造を含む。本態様では、
収納部208はグローブ200の内側に設置され、フラップ206に隣接しており、
収納部内にデバイス210を取り外し可能に受
けるように構成されている。
収納部208は、レザーもしくは同様の原材料のような、グローブ200の大部分と同じ原材料から作られていてもよく、または、別の態様では別の原材料から作られていてもよい。他の態様では、他のタイプのグローブおよび他の手を受
けるデバイスは、テンポ
指示デバイス210とともに使用するために構成できることが理解される。グローブ200に関連したデバイス210の動作を以下に記述する。
【0035】
図2〜
図5に示すデバイス210の態様は、電源ボタン215A、テンポ増加ボタン215B、およびテンポ減少ボタン215Cを含む3つのボタン215A〜Cの形態での、制御インターフェース213を有する入力部212を
支持する、ハウジング211を有する取り外し可能なモジュールの形態である。ボタン215A〜Cにアクセスするために、デバイス210を
収納部208から取り外すことができ、または、グローブ200のシェル201を通して、例えば、直観を通して、または、グローブ200の外側の表示もしくは
外部から収納部208への
開口部
のようなアクセスメカニズムを通して、ボタン215A〜Cにアクセス可能である。ハウジング211はまた、ユーザが検知可能な振動またはパルスのリズムを生成するために構成されている
電動運動機構(図示せず)を含む出力部214とともに、デバイス210を動作させるためのコンピュータモジュール(図示せず)を、
支持しかつ含む。デバイス210の出力部214はまた、ハウジング211上の接触部分または接触面219を含み、これは、ユーザの身体(例えば、皮膚)に
電動運動機構の動きを送るように構成されており、これにより、
電動運動機構は、接触部分219を通してリズムを発することができる。
図3Aに示すように、接触部分219は、触覚的な方法で、ユーザの手および/または手首にリズムを発するために振動またはパルスし、これにより、ユーザはリズムを感じ、検知できる。本態様では、接触部分219は、
収納部208を規定するグローブ200のシェル201の一部を通してリズムを発するが、別の態様では、接触部分219は、ユーザの身体に直接接触してもよい。別の態様では、デバイス210は、触覚的なリズムに加えて、または、触覚的なリズムの代わりに、視覚的または
聴覚的なリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部214を有していてもよい。デバイス210およびグローブ200は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0036】
別の態様では、テンポ
指示デバイス10は、リストウォッチとともに使用するために構成されていてもよい。ウォッチ300内に一体化されて含まれているテンポ
指示デバイス310を含む、このようなリストウォッチ300の例示的な態様を
図6に示す。ウォッチ300は、任意の電子的および/または機械的コンポーネントを含む、ウォッチ300のタイムキーピングコンポーネントを収容するケーシング301を含む。本態様では、ウォッチ300は、内部電子モジュール(図示せず)を持つ電子ウォッチ300であるが、デバイス300は、他の電子ウォッチ/クォーツウォッチ、機械的ウォッチ等を含む、任意のウォッチとともに利用できることが理解される。ディスプレイ302もまた、ケーシング301によって
支持され、ストラップ303は、ウォッチ300をユーザの腕または手首に接続する。ウォッチの様々な動作を制御するためのボタン304もまた、ケーシング301により
支持される。ウォッチ300のケーシング301はまた、デバイス310を含みかつ
支持し、デバイス310に対するハウジングとして機能してもよい。デバイス310は、テンポの変化を制御するための2つのボタン315の形態での、制御インターフェース313を有する入力部312を含む。ウォッチ300の他のボタン304もまた、デバイス310を制御するように役割を果たしてもよい。デバイス310は、ウォッチ300のモジュール内で統合される電子モジュール(図示せず)を有していてもよい。本態様では、デバイス310は、触覚的なリズム出力のために構成されており、
電動運動機構(図示せず)およびケーシング301の後面の接触部分または接触面319の形態で、出力部314を有する。上述したように、
運動機構は、ユーザが感じ、検知するように、接触部分319を通してユーザに触覚的なリズムを発するように構成されている。別の態様では、デバイス310は、触覚的なリズムに加えて、または、触覚的なリズムの代わりに、ウォッチ300のディスプレイ302またはアラームスピーカー(図示せず)を通しての視覚的または
聴覚的なリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部314を有していてもよい。デバイス310およびウォッチ300は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0037】
別の態様では、デバイス10は、イヤーピースをユーザの耳の近位に保持するためにユーザの耳および/または頭部の他の部分
に付くように構成されているイヤーピースとして使用するために構成されていてもよい。
図7は、イヤーピース400に接続されたテンポ
指示デバイス410とともに、このようなイヤーピース400の一つの例示的な態様を示す。イヤーピース400は、イヤーピース400を耳402に保持するためにユーザの耳402の外側部分
に付くように構成されている取り付け構造401を含む。一つの態様では、イヤーピース400は、耳の内側の取り付け(例えば、イヤープラグ)のために構成された構造またはイヤーマフスタイルのバンドまたはストラップのような、頭部
に付く構造のような、異なる取り付け構造401を有していてもよい。イヤーピース400は、
可聴の出力を発するように構成されている、スピーカー403のような、オーディオ源も有していてもよい。デバイス410は、イヤーピース400の取り付け構造401およびスピーカー403に接続されたハウジング411と、ハウジング411により
支持される制御インターフェース413を含む入力部412とを有する。
図4〜
図5のデバイス210におけるように、デバイス410の制御インターフェース413は、電源ボタン415A、テンポ増加ボタン415B、およびテンポ減少ボタン415C を含む。デバイス410はさらに、ハウジング411内に含まれる電子モジュール(図示せず)と、スピーカー403を通して
可聴の出力としてリズムを発するために構成されている出力部414とを含む。リズムは、メトロノームのような、クリック音、ビープ音等の拍の連続の形態であってもよく、または、音楽もしくはパーカッショントラックの拍のような、さらに複雑なリズムの形態であってもよい。別の態様では、デバイス410は、可聴のリズムに加えて、または、可聴のリズムの代わりに、視覚的または触覚的なリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部414を有していてもよい。デバイス410およびイヤーピース400は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0038】
図8および
図9は、
図8において示すように、シャツ500のような、衣料品の物品に取り外し可能に接続するために構成されたテンポ
指示デバイス510の態様を示す。デバイス510は、デバイス510の動作のためのボタン515を有する制御インターフェース513を含む入力部512を
支持するハウジング511を含む。ハウジング511はまた、電子モジュール(図示せず)と、ハウジング511の接触部分519を通して触覚的なリズムを発する
電動運動機構(図示せず)を含む出力部514とを含む。デバイス510はまた、デバイス510を衣料品に保持するための、シャツ500の襟502のような
衣料品の物品の一部を受
ける、および/または、
別のやり方で衣料品の物品の一部に付くように構成されているクリップ501の形態
の保持構造を有する。このポジションにおいて、ユーザは、接触部分519および/またはクリップ501を通してデバイス510の触覚的なリズムを感じ、検知できる。他の態様では、ジョイントされたクリップもしくは他のタイプのクリップ、または、ファスナー、バックル、ストラップ、ピンもしくは他の保持構造のような、異なるタイプの保持構造501がある。
図8〜
図9に示すデバイス510は、パンツ、ショートパンツ、帽子、靴、靴下等のような、衣料品の他の物品にクリップできる。さらに、デバイス510はまた、ユーザに触覚的なリズムを発するために、パンツ、ショートパンツ、もしくは、衣料品の他の物品のポケット、または、衣料品の物品上の特別に設計された
収納部に置かれるように構成されていてもよい。
図4〜
図5に示すモジュール210は、この同じ方法で利用されてもよいことが理解される。別の態様では、デバイス510は、触覚的なリズムに加えて、または、触覚的なリズムの代わりに、視覚的なリズムまたは可聴のリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部514を有していてもよい。デバイス510は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0039】
別の態様では、デバイス10は、ユーザが着用するように構成されているフットウェアの物品に関連して使用するために構成されていてもよい。
図10は、フットウェア600に接続されたテンポ
指示デバイス610とともに、このようなフットウェア600の物品の一つの例示的な態様を示す。この態様では、フットウェア600は、足を受
けるチャンバー603を規定する、上部分601と下部分またはソール部分602とを有するゴルフ靴として示されている。ソール602は、静止摩擦を高めるために、スパイクおよび/またはトレッドを有していてもよい。フットウェア600は、ユーザが検知可能な触覚的なリズムをその中のあるポジションで発する、デバイス610を少なくとも部分的に受
ける収納部604を含む。デバイス610は、デバイス610を永久的にまたは解放可能に保持するためにフットウェア600の
収納部604により
係合されるハウジング611を含む。ハウジング611は、ボタン615を有する制御インターフェース613を含む入力部612を
支持する。ハウジング611はまた、電子モジュール(図示せず)と、ハウジング611の接触部分(図示せず)を通して触覚的なリズムを発する
電動運動機構(図示せず)を含む出力部614とを
支持する。この態様では、
収納部604は、フットウェア600の上部601に配置され、このため、ユーザが、触覚的なリズムを感じ、検知できるために、ハウジング611の接触部分が、フットウェア600の、
足を受
けるチャンバー603内または足を受
けるチャンバー603の隣に配置される。別の態様では、
収納部604は、フットウェア600のミッドソールの部材内の空洞内のような、ソール602中に配置されてもよい。異なるタイプのフットウェアは、デバイス610またはテンポ
指示デバイスの別の構成とともに使用するために構成することができ、この目的のために
収納部または他の保持構造を含んでいてもよい。さらなる態様では、デバイス610は、触覚的なリズムに加えて、または、触覚的なリズムの代わりに、視覚的なリズムまたは可聴のリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部614を有していてもよい。デバイス610は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0040】
図11〜
図14は、そこに接続されるテンポ
指示デバイスを有する衣料品の追加の物品を示す。
図11〜
図12は、デバイス710に接続するための、
収納部または他の接続構造701を有する帽子700の2つの態様を示す。
図13は、デバイス810に接続するための
収納部または他の接続構造801を有するアームバンド800を示す。
図14は、デバイス910に接続するための
収納部または他の接続構造901を有するベルト900を示す。これらの態様におけるデバイス710、810、910は、そこにボタン715、815、915を有する制御インターフェース713、813、913を含む入力部712、812、912を
支持するハウジング711、811、911を有するように、同様に構築される。ハウジング711、811、911はまた、電子モジュール(図示せず)と、ユーザにより検知され
る触覚的なリズムを
接触部分(図示せず)を通して発するように構成されている
電動運動機構(図示せず)を含む出力部714、814、914とを
支持する。これらの態様における
収納部701、801、901は、デバイス710、810、910を少なくとも部分的に受
け、デバイス710、810、910を
、接触部分が、ユーザがリズムを感じかつ検知できるように触覚的なリズムを発するためのポジションに、保持する。これらの態様を以下に簡単に記述する。
【0041】
図11〜
図12における帽子700は、ユーザの頭部705をその中に受
けるための開口部704を規定する下方端703とともに頂部702を有する。帽子700はまた、つば706も有し、帽子700がフィットするタイプではなかった場合のサイズ変更メカニズム(バックル、ストラップ、ゴム等)のような、他の構造をさらに含んでもよい。
図11および
図12の双方において、帽子700は、下方端703の近位に配置された
収納部701と開口部704とを有する。
図11の態様では、
収納部701は、帽子700の下方端703の真上に配置され、
図12の態様では、
収納部701は、帽子700の下方端703から下に伸びたフラップ707に配置されている。この態様では、フラップ707は、接触部分がユーザの耳の裏側のエリアと接触して置かれるように、ユーザの耳の裏側に伸びている。異なるタイプの帽子700が、デバイス710とともに使用するために構成できることが理解される。別の態様では、デバイス710は、触覚的なリズムに加えて、または、触覚的なリズムの代わりに、視覚的なリズムまたは可聴のリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部714を有していてもよい。デバイス710は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0042】
図13におけるアームバンド800は、ユーザの腕を受
ける開口部803を規定するバンド部分802を有する。バンド部分802は、デバイス810を保持するように構成されている
収納部801を含む。デバイス810のハウジング811の接触部分は、バンド802の内側に配置され、それにより、接触部分は、ユーザが感じ、検知するように、ユーザに触覚的なリズムを発することができる。さらなる態様では、デバイス810は、触覚的なリズムに加えて、または、触覚的なリズムの代わりに、視覚的なリズムまたは可聴のリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部814を有していてもよい。デバイス810は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0043】
図14におけるベルト900は、ユーザの胴
を通すように受
ける開口部903を規定するバンド部分902と、ベルト900のサイズを調整するために構成されているバックル904とを有する。バンド部分902は、デバイス910を保持するように構成されている
収納部901を含む。デバイス910のハウジング911の接触部分は、バンド902の内側に配置され、それにより、接触部分は、ユーザが感じ、検知するように、ユーザに触覚的なリズムを発することができる。別の態様では、
収納部901は、ベルト900のバックル904に含まれてもよい。さらなる態様では、デバイス910は、触覚的なリズムに加えて、または、触覚的なリズムの代わりに、視覚的なリズムまたは可聴のリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部914を有していてもよい。デバイス910および/またはベルト900は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0044】
別の態様では、デバイス10は、ボールを打つためにユーザにより使用されるように構成されているゴルフクラブまたは他のボールを打つデバイスに関連して使用するために構成されていてもよい。クラブ1000に接続されたテンポ
指示デバイス1010を含む、このようなゴルフクラブ1000の例示的な態様を
図15に示す。クラブ1000は、ウッドタイプのクラブ、および、アイアンタイプのクラブ、パター、または、他のタイプのゴルフクラブを含む、任意のタイプであってもよい。
図15の態様では、デバイス1010は、クラブ1000のハンドルまたはシャフト1001に接続され、クラブまたは他のボールを打つデバイス1000は、プレー中にボールを打つためのボールを打つヘッド1002のような、
図16〜
図19に示したような追加の特徴を含んでもよいことが理解される。クラブ1000のハンドル1001は、デバイス1010を少なくとも部分的にそ
の中に受
けるように、および、クラブ1000にデバイス1010を永久的にまたは解放可能に保持するように構成されている
収納部または他の保持構造1003を有する。デバイス1010は、デバイス1010を永久的にまたは解放可能に保持するために、クラブ1000の
収納部1003
により係合されるハウジング1011を含む。ハウジング1011は、テンポ増加ボタン1015Aと、テンポ減少ボタン1015Bとを有する制御インターフェース1013を含む入力部1012を
支持する。ハウジング1011はまた、電子モジュール(図示せず)と、ハウジング1011の接触部分1019を通して触覚的なリズムを発する
電動運動機構(図示せず)を含む出力部1014とを
支持する。ユーザがグリップしているハンドル1001に接触部分が設置されているため、ユーザは、クラブ1000を使用中に、触覚的なリズムを感じ、検知できる。別の態様では、デバイス1010は、触覚的なリズムに加えて、または、触覚的なリズムの代わりに、視覚的または
可聴のリズムのような、一つまたは複数の異なる方法でリズムを発する出力部1014を有していてもよい。デバイス1010は、他の態様では異なるように構成されてもよいことが理解される。
【0045】
ポータブル電子デバイス20は、デバイス10と有線通信および/またはワイヤレス通信するために構成されている多くの異なるタイプのデバイスのうちの一つであってもよい。例えば、スマートフォンもしくは他の電話機、適切なハードウェアを持つリストウォッチ、ラップトップコンピュータ、または、他の汎用ポータブルデバイスが使用されてもよい。別の例として、さらに特殊に設計されたポータブル電子デバイス20が使用されてもよい。一つの態様では、上述したテンポ
指示デバイス10以下の構成のうちのいずれかを、別のテンポ
指示デバイス10以下をリモートで制御するためのポータブル電子デバイス20として利用できる。例えば、
図6のウォッチ300中のデバイス310の制御インターフェース、
図8〜
図9のデバイス510、
図13〜14のバンド800およびベルト900におけるデバイス810、910、または、
図15のクラブ1000上のデバイス1010は、そこと通信する異なるテンポ
指示デバイス10以下を制御するように使用するために便宜上配置されてもよい。別の例として、
図2〜
図5のグローブ200中のデバイス210のインターフェース213は、他の任意のテンポ
指示デバイス10を制御するための制御デバイスとして構成されてもよい。当業者に対して追加の構成も認識可能である。
【0046】
ユーザは、ユーザのスイングの動きを、デバイス10以下により発せられるリズムと同期させるために、ボールを打つデバイスのスイングに関連して、テンポ
指示デバイス10以下を利用してもよい。
図16〜
図19は、ゴルフグローブ200に関連して使用される、
図2〜
図5のテンポ
指示デバイス210の動作の一つの方法を示す。
図16〜
図19に示すように、この態様では、デバイス210は、
図1に関連して上述したように、制御インターフェース13として機能するポータブル電子デバイス20とともに使用できる。しかし、デバイス210は、代替的に、
図2〜
図5に関して上述したように、ハウジング211に接続された制御インターフェース213を使用して動作できることが理解される。
図16は、ゴルフスイングを開始するためのポジションで立っているユーザ22を示す。このポジションでは、デバイス210は、所望のテンポにリズムを設定するために、ポータブル電子デバイス20上または制御インターフェース213をデバイス10上で直接使用して起動されている。それにより、デバイス210は、触覚的な形態でユーザ22にリズムを発し、それにより、ユーザ22は、リズムを検知できる。使用の一つの方法では、ユーザ22は、
図17に示すように、リズムの第一のカウントにおいて自身のバックスイングを開始し、
図18に示すように、リズムの第二のカウントにおいて自身のスイングの頂点に達し、
図19に示すように、リズムの第三のカウントにおいて自身のフォワードスイングを完了する。「第一の」および後続するリズムのカウントは、ユーザ22により恣意的に選択されなくてもよく、デバイス210により実際に発せられる第一のカウント時に開始する必要もないことが理解される。ユーザ22は、リズムと自身の動きとを異なるように同期させることを選んでもよいこともまた理解される。例えば、遅いバックスイングを望んでいるユーザ22は、自身のバックスイングを完了するのに、単一のカウントではなく、2つのカウントを取ることを選んでもよい。制御インターフェース(例えば、13または213)を使用してリズムのテンポを調整することにより、ユーザ22は、自身のスイングのテンポを変更するために、従うための異なるリズムを自身に与えることができる。あるユーザ22は、スイングすることについて最適なテンポを有していてもよく、デバイス210は、最適なテンポが見つかるまで調整され得る。これらは、専門家により、「カスタムクラブフィッティング」手順の一部として行われ得る。プレー中にデバイス210を繰り返し使用することにより、ユーザ22が、同じスイングテンポを使用して一貫して練習することが可能になり、これは次に、ユーザのゴルフのプレーの一貫性および質を向上させ得る。本明細書において示すおよび/または記述する、テンポ
指示デバイス10以下の他の任意の態様は、同様の方法で利用できることがさらに理解される。
【0047】
上述したように、ユーザは、異なるクラブによって異なる最適なまたは所望のスイングテンポを有していてもよい。例えば、ユーザは、ドライバーまたは他のウッドクラブに対してある最適なスイングテンポを有し、ロングアイアンに対しては別の最適なスイングテンポを、ショートアイアンに対しては別の最適なスイングテンポを、パターに対してはさらに別の最適なスイングテンポを有しているかもしれない。いくらかのゴルファーが、異なる個別のクラブに対して異なる最適なテンポを有していることさえある。一つの態様では、デバイス10以下は、どのクラブが使用されているかに基づいて、発せられるリズムのテンポを自動的に調整するように構成されていてもよい。RFID技術のような、自動検知メカニズムが、この目的のために利用されてもよい。GPSもまた自動検知メカニズムとして使用されてもよく、これにより、ホールからの距離に基づいて、あるクラブが自動的に予測される。手動メカニズムが代替的に使用されてもよく、これにより、ユーザは、各クラブに対するテンポを覚える必要がなくなる。例えば、ユーザが、スイングテンポではなく、クラブを示すことができるようになる、ユーザの音声での制御または表示インターフェースが使用されてもよく、ここには、特有のクラブに対するスイングテンポが既に記憶されている。正しいスイングテンポを示すラベルまたは他のものもまたクラブに添えられてもよい。この自動調整プロセスでは、ポータブル電子デバイス20および/または他のコンピュータデバイスが利用されてもよい。コンピュータデバイス(例えば、10、20等)のうちの少なくとも一つは、例えば、先に論じたような自動または手動の方法を通して、クラブの識別の入力を受信してもよく、その後、記憶されているデータに基づいて、正しいスイングテンポを決定してもよい。記憶されているデータは、ユーザまたは他者(例えば、ゴルフのプロまたはクラブをフィットさせる技術者)により以前に入力されていてもよい。デバイス10以下は、その後、決定されたスイングテンポに対応する正しいリズムを発することができる。
【0048】
追加の態様では、ボールを打つデバイス1000は、ユーザのスイングの物理学を検知および/または記録するために、加速度計または他のセンサ(複数可)(図示せず)を含んでもよい。加速度計からのデータは、デバイス10以下、ポータブル電子デバイス20および/または本明細書において記述した任意の他のコンピュータデバイスに通信できる。このデータに関する一つの使用は、スイングの異なるポイントにおいて、デバイス10以下のリズムの出力を変更または制御することであってもよい。例えば、デバイス10以下は、バックスイング中のリズムの質または特性を変化させてもよく、例えば、触覚的な振動の力または発せられるオーディオの音量もしくは抑揚/ピッチを増加させるか、または、
別のやり方で変化させてもよい。このデータに関する別の使用は、ユーザのパフォーマンス、すなわち、ユーザのスイングがどのくらい近くリズムと同期していたかに、グレードを付けることであってもよい。さらなる使用もまた当業者により認識されてもよい。
【0049】
一つの態様では、テンポ
指示デバイス10は、指定されたテンポを持つリズムを有する歌または他のオーディオコンテンツの形態で、オーディオ出力を提供するように構成されていてもよい。
図21は、このようなオーディオ出力を提供するためのシステムの一つの態様を示し、システムは、テンポ
指示デバイス10に関連してポータブル電子デバイス20を利用する。本態様におけるテンポ
指示デバイス10は、スピーカーまたは他のオーディオ源のような、オーディオ出力部14を含み、イヤーピース、イヤフォン、ヘッドフォン、ヘッドセットまたは他の個人的なおよび/もしくはポータブルなオーディオ源の形態であってもよい。ポータブル電子デバイス20は、例えば、上述したようなユーザ22からの指定されたテンポの入力を受信し、その後、指定されたテンポに対応する音楽のテンポを有する一つまたは複数の歌を記憶する一つまたは複数のオーディオファイルを識別するために検索が行われる。一つの態様では、歌は、指定されたテンポと等しいか、または、実質的に等しい音楽のテンポを有していてもよく、別の態様では、各歌の音楽のテンポは、指定されたテンポの整数倍のテンポ(例えば、1x、2x等)であってもよい。検索は、ポータブル電子デバイス20および/またはサーバ等のリモートデバイス26のメモリのような、メモリに記憶されるかもしれない複数の異なるオーディオファイルをカバーしてもよい。一つの態様では、歌を識別するためのこのような検索および分析は、既存の音楽処理ソフトウェアを使用して実行できる。ポータブル電子デバイス20は、ポータブル電子デバイス20に記憶された歌を検索することにより、歌のみを検索、分析および識別してもよく、および/または、一つまたは複数のサーバもしくは他のリモートのコンピュータデバイス26を利用してもよい。サーバ26(複数可)は、ユーザ22にオーディオコンテンツを提供する際に、歌の検索、分析および/または識別とともに、ダウンロードもしくはストリーミングによるような、ポータブル電子デバイス20および/もしくはオーディオ源28に対する歌の配信を含む、任意の数のアクションを実行してもよい。サーバ26(複数可)とポータブル電子デバイス20との間の通信は、
図20に関して以下に記述するように実行されてもよいことが理解される。
【0050】
歌が識別された後、ユーザ22に聞こえるようにデバイス10に歌を演奏させるオーディオファイル処理ソフトウェア(例えば、多数の既存のアプリケーション)を使用して、対応するオーディオファイルが処理される。処理は、デバイス10に歌を演奏させるように構成されている信号の送信を含んでもよい。処理はまた、指定されたテンポに対応する音楽のテンポを有する一つまたは複数のオーディオファイルを含むプレイリストを生成および/または記憶することを含んでもよい。このプレイリストは、例えば、ポータブル電子デバイス20上および/またはデバイス10上に記憶されてもよく、ユーザ22が後の日にちにおいてプレイリスト上の歌を演奏することを可能にする。異なるテンポに対して複数のプレイリストを生成および記憶できる。これにより、プレイリストの記憶のために異なるユーザが同じデバイス(例えば、ポータブル電子デバイス20)を利用することが可能になり、また、例えば、異なるスイングテンポが望まれるかもしれない異なるクラブを使用している間のような、異なるスイングをする場面のための複数のプレイリストを記憶するため、単一のユーザ22がデバイス20を利用することが可能になり得る。繰り返しになるが、ポータブル電子デバイス20は処理のみを実行してもよく、または、サーバ26(複数可)が処理の全てもしくは一部を実行してもよい。
【0051】
図20は、発明の例示的な態様にしたがって使用されてもよいコンピュータデバイス101のブロック図を示す。本明細書において記述される任意のコンピュータは、
図1、
図16〜
図19および
図21〜
図23のポータブル電子デバイス20と、
図22のリモート電子デバイス24と、
図21のサーバ26と、本明細書において記述するテンポ
指示デバイス10以下の様々な態様とを含む、
図20のコンピュータデバイス101のいくつかまたは全ての特徴および/もしくはコンポーネントを含んでもよいと理解される。デバイス101は、デバイス101の動作全体を制御するためのプロセッサ103と、RAM 105、ROM 107、入力/出力モジュール109およびメモリ115を含む、その関係するコンポーネントとを有してもよい。I/O 109は、マイクロフォン、キーパッド、タッチスクリーン、マウスおよび/またはスタイラスのような、それを通してデバイス101のユーザが入力を提供してもよい、ユーザ入力デバイスを含んでもよく、オーディオ出力を提供するためのスピーカーと、テキストの、視
聴覚的および/またはグラフィカルな出力を提供するためのビデオディスプレイデバイスのうちの一つまたは複数を含んでもよい。
【0052】
ソフトウェアは、本明細書において記述した方法に関する機能を含む、様々な機能をデバイス101が実行可能にするための命令をプロセッサ103に提供するための、メモリ115および/もしくは記憶装置内に記憶されてもよい。例えば、メモリ115は、オペレーティングシステム117、アプリケーションプログラム119、および、関係するデータベース121のような、デバイス101により使用されるソフトウェアを記憶してもよい。代替的に、コンピュータ実行可能命令のうちのいくつかまたは全ては、ハードウェアまたはファームウェア(図示せず)で具現化されてもよい。以下に詳細に記述するように、データベース121は、アカウント情報およびアカウントホルダー情報の集中型記憶をビジネスのために提供してもよく、これにより、異なる物理的ロケーションに存在するビジネスの異なるエレメント間での相互運用が可能になる。単一のデバイス101、単一のプロセッサ103および単一のメモリ115が、簡潔さのために、示され、記述されていること、ならびに、デバイス101、プロセッサ103、およびメモリ115が、複数のコンピュータデバイス、プロセッサおよびメモリをそれぞれ含んでもよく、コンピュータデバイス、プロセッサ、および/または、メモリのシステムを含んでもよいことが理解される。
【0053】
デバイス101は、端末141のような、一つまたは複数の他のコンピュータに対する接続をサポートするネットワーク型環境において動作するように構成されていてもよい。端末141は、デバイス101に関して上述したエレメントの多くまたは全てを含むコンピュータデバイスであってもよい。
図20に示すネットワーク接続は、ワイドエリアネットワーク(WAN)129を含み、ローカルエリアネットワーク(LAN)125、セルラ/モバイルネットワーク124のような、他のネットワークと、その全てが端末141に対する接続を提供する他の通信パスも含んでもよい。デバイス101に接続された端末141は、サーバ、パーソナルコンピュータ、モバイルデバイス、オートモバイルコンピュータを含む、任意のタイプのコンピュータデバイスまたはコンポーネント、ならびに、他の任意の想像可能なタイプのコンピュータコンポーネントまたはデバイスとすることができる。一つまたは複数の通信インターフェース127は、一般に、これらの様々なネットワーク124、125、129に対する接続を提供する。LANネットワーキング環境において使用されるときに、デバイス101は、ネットワークインターフェースまたはアダプタを通してLANに接続される。WANネットワーキング環境において使用されるときに、デバイス101は、WANを通して通信を確立するためのモデムを含んでもよく、他の手段の中でもとりわけ、Wi-Fi、ブルートゥース、赤外線または他の光通信、近接場型通信(NFC)のためのトランシーバも含んでもよい。セルラ/モバイルネットワーク124に対する接続は、例えば、GSM(登録商標)/TDMAサービスプロバイダにより提供されてもよい。言及される他の通信パスは、ブルートゥースまたはWi-Fiのような、直接的な通信を含むことができる。一つの態様では、デバイス101は、セルラまたは地上電話線ではなく、Wi-Fiを通しての音声接続性のために使用されてもよい。WAN 129は、インターネット128に対する接続を提供でき、セルラ/モバイルネットワーク124のような、他の通信パスもまたインターネット接続性を提供できることが理解される。デバイス101は、ネットワーク124、125、129のうちの一つより多くを通して他の端末141のうちのそれぞれのものに接続できることが理解される。示されるネットワーク接続は、例示的であり、コンピュータ間で通信リンクを確立する他の手段も使用されてもよいことが正しく認識されるであろう。TCP/IP、イーサネット(登録商標)、FTP、HTTPおよびこれらに類するもののような、任意の様々な周知のプロトコールの存在が仮定され、システムは、ユーザがウェブベースのサーバからウェブページを取得できるように、クライアント-サーバ構成において動作できる。様々な従来のウェブブラウザのいずれも、ウェブページ上でデータを表示および操作するのに使用できる。
【0054】
さらに、発明の例示的な態様にしたがってデバイス101により使用されるアプリケーションプログラム119は、eメール、ショートメッセージサービス(SMS)、ピア・ツー・ピア交換、ならびに、音声入力および発話認識アプリとともに他の任意の適用可能な技法のような、通信に関連するユーザ機能性をもたらすためのコンピュータ実行可能命令を含んでもよい。
【0055】
本発明の局面は、
図20に示したコンピュータデバイス101のような、他の多数の汎用または特殊目的コンピューティングシステム環境または構成によりオペレーション可能である。本発明とともに使用するのに適し得る周知のコンピューティングシステム、環境および/または構成の例は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、ラップトップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、セットトップボックス、プログラム可能コンシューマ電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、先のシステムもしくはデバイスのいずれかを含む分散型コンピューティング環境、または、これらに類するものを含むが、これらに限定されない。
【0056】
追加の態様では、本明細書において示し、記述するテンポ
指示デバイス10以下の様々な態様のうちの任意の2つ以上を含む、2つ以上のテンポ
指示デバイス10は、
図22〜
図23に示す構成または他の構成のような、様々な構成で、同時に使用されてもよい。このようなデバイス10以下は、同じタイプまたは異なるタイプのリズムの出力を与えるように構成されてもよい。さらに、このようなデバイス10以下は、単一の制御インターフェース13および/もしくはポータブル電子デバイス20により制御するために構成されていてもよく、または、異なる制御インターフェース13および/もしくはポータブル電子デバイス20は、異なるテンポ
指示デバイス10以下を制御してもよい。さらなる構成が考えられる。
【0057】
当業者により正しく認識されるように、本明細書において記述する様々な局面は、方法、データ処理システム、または、コンピュータプログラム製品として具現化されてもよい。したがって、これらの局面は、全体としてハードウェアの態様、全体としてソフトウェアの態様、または、ソフトウェアとハードウェアの局面を組み合わせた態様の形を取ってもよい。さらに、このような局面は、記憶媒体中または記憶媒体上で具現化される、コンピュータ読取可能プログラムコードまたは命令を有する一つまたは複数のタンジブルなコンピュータ読取可能記憶媒体および/または一時的でないコンピュータ読取可能記憶媒体により記憶されるコンピュータプログラム製品の形を取ってもよい。ハードディスク、CD-ROM、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、および/もしくは、これらの任意の組み合わせを含む、任意の適切なタンジブルなコンピュータ読取可能記憶媒体および/または一時的でないコンピュータ読取可能記憶媒体が利用されてもよい。加えて、本明細書において記述したようなデータまたはイベントを表す様々なタンジブルでない信号は、メタルワイヤ、光ファイバ、および/または、ワイヤレス送信媒体(例えば、無線および/もしくはスペース)のような、信号伝導媒体を通して移動する電磁波の形で、ソースと宛先との間で転送されてもよい。
【0058】
本発明の局面は、コンピュータにより実行される、プログラムモジュールのような、コンピュータ実行可能な命令の一般的な文脈で記述されてもよい。一般に、特定のタスクを実行する、または、特定の抽象的なデータタイプを実現する、プログラムモードルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等である。このようなプログラムモジュールは、上述したような、タンジブルなコンピュータ読取可能媒体に含まれてもよい。本発明はまた、通信ネットワークを通してリンクされているリモート処理デバイスによりタスクが実行される分散型コンピューティング環境において実施されてもよい。分散型コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、メモリ115中に設置されてもよく、メモリ115は、メモリ記憶デバイスを含むローカルおよびリモート双方のコンピュータ記憶媒体を含んでもよい。本明細書において開示する接続および通信は、任意のタイプの有線もしくはワイヤレスの接続または通信により行われてもよいことが理解される。
【0059】
本明細書において記述するような、システム、方法およびデバイスは、既存の製品に比べて多くの恩恵および利点を提供する。例えば、テンポ
指示デバイスの使用により、ユーザは、デバイスにより発せられるテンポに自身のスイングを同期させることが可能になる。これは、スイングの力学およびスイングの一貫性を改善することを支援でき、練習において、および、レクリエーションおよび競技のプレーにおいて有用となり得る。リズムの出力に関する異なるオプションの存在(例えば、
聴覚的、触覚
的、視覚
的等)により、ユーザが、所望の出力部、または、適用可能なルールに従う出力部を有するデバイスを選ぶことが可能になる。さらに、デバイスを使用して、歌の形でリズムの出力を提供することは、スイングの同期においてユーザを支援するだけでなく、ユーザに対するエンターテイメントも提供する。さらなる恩恵および利点が、当業者により認識される。
【0060】
発明を実行する現段階で好ましいモードを含む特有の例に関して発明を記述してきたが、当業者は、上述したシステムおよび方法の多数のバリエーションおよび置換があることを正しく認識するであろう。したがって、発明の趣旨および範囲は、添付の特許請求の範囲で述べるように、広く解釈されるべきである。